JPH0728651U - サーマルヘッドの印字濃度制御装置 - Google Patents
サーマルヘッドの印字濃度制御装置Info
- Publication number
- JPH0728651U JPH0728651U JP3543093U JP3543093U JPH0728651U JP H0728651 U JPH0728651 U JP H0728651U JP 3543093 U JP3543093 U JP 3543093U JP 3543093 U JP3543093 U JP 3543093U JP H0728651 U JPH0728651 U JP H0728651U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal head
- data
- resistance value
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サーマルプリンタの印字濃度の変動を抑制し
て印字品位の向上を図る。 【構成】 印字制御部1のROM17に、通電素子数と
サーマルヘッドの温度、抵抗値との夫々と印加エネルギ
ー制御パラメータとを対照させたデータテーブル(b)
(c)(d)を格納する。サーマルヘッド6の温度を検
出するサーミスタ13と抵抗値検出回路15を設ける。
印字制御部1は、印字データ/発熱素子数変換データテ
ーブル(a)によって1ステップの印字データ毎に通電
すべき発熱素子数を算出する。算出した発熱素子数と検
出された温度並びに抵抗値に基づいてデータテーブル
(b)(c)(d)から対応する印加エネルギー制御パ
ラメータx,y,zを読出し、このパラメータによりサ
ーマルヘッドへの印加エネルギーを制御する。印字の1
ステップ毎にサーマルヘッド6の発熱量が制御され、印
字濃度の変動が可及的に抑制される。
て印字品位の向上を図る。 【構成】 印字制御部1のROM17に、通電素子数と
サーマルヘッドの温度、抵抗値との夫々と印加エネルギ
ー制御パラメータとを対照させたデータテーブル(b)
(c)(d)を格納する。サーマルヘッド6の温度を検
出するサーミスタ13と抵抗値検出回路15を設ける。
印字制御部1は、印字データ/発熱素子数変換データテ
ーブル(a)によって1ステップの印字データ毎に通電
すべき発熱素子数を算出する。算出した発熱素子数と検
出された温度並びに抵抗値に基づいてデータテーブル
(b)(c)(d)から対応する印加エネルギー制御パ
ラメータx,y,zを読出し、このパラメータによりサ
ーマルヘッドへの印加エネルギーを制御する。印字の1
ステップ毎にサーマルヘッド6の発熱量が制御され、印
字濃度の変動が可及的に抑制される。
Description
【0001】
この考案はサーマルプリンタの印字濃度制御装置に関するものであり、特に、 印字濃度の変動を抑制するサーマルプリンタの印字濃度制御装置に関するもので ある。
【0002】
サーマルヘッドは、サーマルヘッドを構成する各発熱体の単位時間における印 字率が高い場合に、蓄熱効果によって印字濃度が高くなる性質がある。従って、 印字濃度の変動を抑制するためにサーマルヘッドの放熱板にサーミスタ等の感温 素子を装着し、感温素子の抵抗値の変化に応じてサーマルヘッドへ印加するパル ス電力エネルギーを制御している。
【0003】
従来は、サーマルヘッドの温度に応じてサーマルヘッドへ印加する電力エネル ギーを制御して印字濃度の変動を抑制しているが、サーマルヘッドの印字濃度は 、温度変化によるサーマルヘッドの抵抗値の変動や、通電される感熱素子の比率 等によっても変動する。従って、従来の温度に応じて印字濃度を制御するもので は濃度変動の抑制性能に問題を生じる場合があり、特に、レタリングテープを作 成するテーププリンタ等の如く、巾広のサーマルヘッドを使用し、且つ、高品位 な印字結果を要求されるものにおいてはより高精度な印字濃度制御装置が要望さ れている。
【0004】 そこで、この考案は、印字濃度の変動を可及的に抑制して印字結果の品位を向 上できる印字濃度制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
この考案は、上記目的を達成するために提案するものであり、サーマルヘッド の印字制御部に、印字データから通電すべき発熱素子数を算出する手段と、サー マルヘッドの温度検出手段と、サーマルヘッドの抵抗値検出手段とを設け、サー マルヘッドの通電素子数と温度と抵抗値との夫々と印加エネルギー制御パラメー タとを対照させたデータテーブルを記憶部に格納するとともに、前記データテー ブルを参照し、前記通電素子数と検出温度と検出抵抗値とに応じてサーマルヘッ ドへの印加エネルギー量を制御する手段を設けたサーマルヘッドの印字濃度制御 装置を提供するものである。
【0006】
印字制御部は1ステップ分の印字データから通電する発熱素子数を算出する。 また、サーミスタ等の温度検出手段によってサーマルヘッドの温度を検出し、抵 抗値検出手段によってサーマルヘッドの抵抗値を検出する。そして、算出された 発熱素子数と検出された温度並びに抵抗値の夫々に対応する印加エネルギー制御 パラメータをデータテーブルから読出し、読出された制御パラメータと基準とな る印加エネルギー量とから出力すべき印加エネルギー量を算出してサーマルヘッ ドの発熱量を制御する。
【0007】
以下、この考案の一実施例を図に従って詳述する。図1に示す印字制御部1の CPU2に入力された印字データは、ドットデータ、クロック並びにラッチの各 信号に変換されてデータ信号線3、クロック信号線4並びにラッチ信号線5を介 してサーマルヘッド6へ転送され、サーマルヘッド6のシフトレジスタ7へクロ ック並びにドットデータを入力し、データラッチ8へラッチ信号を入力する。
【0008】 CPU2からクロック信号と同期して出力されるヒート信号は、ヒート信号線 9を介してヘッドドライバ回路10へ入力される。 ヘッドドライバ回路10は入力信号に応じてサーマルヘッド6の発熱素子(図 示せず)の集合である発熱体11のゲート入力端子12へストローブパルスを出 力し、文字データに対応する発熱素子を発熱させて感熱印字を行う。また、サー マルヘッド6の放熱板(図示せず)にはサーミスタ13を装着し、サーマルヘッ ド6の温度変動をサーミスタ13によって抵抗値の変動に変換し、A/Dコンバ ータ14によりディジタル変換してCPU2へ入力する。また、サーマルヘッド 6の発熱体11の抵抗値を抵抗値検出回路15によって検出し、A/Dコンバー タ16を介してディジタル変換してCPU2に入力する。
【0009】 印字制御部1のROM17には文字フォントデータ等の各種のデータの他に、 図2に示す4種のデータテーブルが格納されている。図2(a)は、8ビット1 6進のドットデータと通電する発熱素子数とを対照させた印字データ/発熱素子 数変換データテーブルである。同図中符号dtで示すように11Hのドットデータ の場合は、変換データテーブル(a)からオンドット数=2が求められる。
【0010】 1ステップの印字データは、サーマルヘッド6の発熱素子のブロック数に応じ た複数の8ビットデータで構成され、複数の8ビットデータの夫々のオンドット 数を前記データテーブル(a)によって求める。そして、求めたデータを加算す ることによって当該印字ステップにおける通電素子数が求められる。 CPU2は、求められた通電素子数から図2(b)に示す通電素子数データテ ーブルを参照して該当する熱量制御パラメータxを読出す。
【0011】 また、サーミスタ13によって検出された温度データに基づき、図2(c)に 示す温度データテーブルを参照して該当する熱量制御パラメータyを読出すとと もに、抵抗値検出回路15による抵抗値データに基づいて図2(d)に示す抵抗 値データテーブルから該当する熱量制御パラメータzを読出す。 図3は前述した印字制御部1による印字濃度制御の手順を示したフローチャー トである。先ず、CPU2は印字データの有無を判断し(ステップ101)、有 りの場合はサーマルヘッド6に1ステップ分の印字データを転送するとともに、 図2(a)の印字データ/発熱素子数変換データテーブルから通電すべき発熱素 子数を求める(ステップ102)。続いて、サーマルヘッド6が直前の印字ステ ップを終了したか否かを判断し(ステップ103)、終了した場合は、前述した 図2の(b)(c)(d)のデータテーブルから三種の熱量制御パラメータx, y,zを読出し、予め設定されている基準印加エネルギー量に積算して印加エネ ルギー量を算出する(ステップ104)。そして、用紙送りモータ(図示せず) を駆動して用紙を1ステップ送った後に、ステップ105から106へ進み、算 出した印加エネルギー量に相当するヒート信号をサーマルヘッド6へ出力し、サ ーマルヘッド6の該当発熱素子に通電して用紙に印字する。そして、用紙送りモ ータを駆動して用紙を1ステップ送り、ステップ101へ戻って次の印字ステッ プへ移行する。
【0012】 尚、サーマルヘッド6への印加エネルギー量制御の手段としては、ヒート信号 のパルス幅を制御する方法の他に電源電圧を制御する方法等でもよく、特に限定 するものではない。
【0013】
この考案は、上記一実施例において詳述したように、印字濃度の変動の要因で ある発熱素子数と温度及び抵抗値に応じてサーマルヘッドへの印加エネルギー量 を印字動作の1ステップ毎に制御するので、印字濃度の変動が可及的に抑制され て印字品位が向上する。また、印加エネルギー量の算出にあたって記憶部のデー タテーブルを参照して制御パラメータを読出すため高速に処理でき、印字速度を 低下させる虞れがなくサーマルプリンタの性能向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーマルヘッドの印字濃度制御装置のブロック
図。
図。
【図2】ROMに格納したデータテーブルを示し、
(a)は印字データ/発熱素子数変換データテーブル、
(b)は通電素子数データテーブル、(c)は温度デー
タテーブル、(d)は抵抗値データテーブルである。
(a)は印字データ/発熱素子数変換データテーブル、
(b)は通電素子数データテーブル、(c)は温度デー
タテーブル、(d)は抵抗値データテーブルである。
【図3】印字濃度制御装置のフローチャートである。
1 印字制御部 6 サーマルヘッド 9 ヒート信号線 12 ゲート入力端子
Claims (1)
- 【請求項1】 サーマルヘッドの印字制御部に、印字デ
ータから通電すべき発熱素子数を算出する手段と、サー
マルヘッドの温度検出手段と、サーマルヘッドの抵抗値
検出手段とを設け、サーマルヘッドの通電素子数と温度
と抵抗値との夫々と印加エネルギー制御パラメータとを
対照させたデータテーブルを記憶部に格納するととも
に、前記データテーブルを参照し、前記通電素子数と検
出温度と検出抵抗値とに応じてサーマルヘッドへの印加
エネルギー量を制御する手段を設けたサーマルヘッドの
印字濃度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3543093U JPH0728651U (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | サーマルヘッドの印字濃度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3543093U JPH0728651U (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | サーマルヘッドの印字濃度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728651U true JPH0728651U (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=12441649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3543093U Pending JPH0728651U (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | サーマルヘッドの印字濃度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728651U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018052105A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | カシオ計算機株式会社 | 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP3543093U patent/JPH0728651U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018052105A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | カシオ計算機株式会社 | 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4510505A (en) | Thermal printer | |
US5025267A (en) | Thermal print head termperature control | |
US5633671A (en) | Recording method and apparatus maintaining constant density by anticipating temperature changes in the recording head | |
JP2914128B2 (ja) | サーマルヘッドの発熱体の駆動装置 | |
JP3039229B2 (ja) | サーマルプリンタ | |
JPH0728651U (ja) | サーマルヘッドの印字濃度制御装置 | |
JPS60201971A (ja) | サ−マルドツト式印字装置 | |
JP2554871B2 (ja) | サ−マルプリンタの印字制御装置 | |
US6377290B1 (en) | Thermal printer apparatus | |
JPH09314886A (ja) | 蓄熱制御機能を有するサーマルプリンタ | |
JPS63283965A (ja) | サ−マル・プリンタにおけるサ−マル・ヘッド駆動制御回路 | |
JP2562379B2 (ja) | サーマルプリンタの駆動制御装置 | |
JP3876683B2 (ja) | プリンタおよびプリンタの予熱制御方法 | |
TWI222551B (en) | Print control device and method of printing using the device | |
JP2591015B2 (ja) | サーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの通電方法および通電装置 | |
JPH0620613Y2 (ja) | 熱転写式カラ−プリンタのヘツドドライブ回路 | |
JPH03211061A (ja) | サーマルヘッドの制御装置 | |
JPH01264862A (ja) | 熱転写プリンタ | |
JP3673264B2 (ja) | サーマルヘッド制御装置 | |
JPH08192523A (ja) | インパクトプリンタ | |
JPH024536A (ja) | 熱転写プリンタ | |
JPH03159756A (ja) | サーマルプリンタの印字濃度制御回路 | |
JPH04135764A (ja) | 印字制御方法 | |
JPH0351146A (ja) | サーマルヘッド通電制御回路 | |
JPH0361048A (ja) | ドツトインパクト式プリンタ |