JP2591015B2 - サーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの通電方法および通電装置 - Google Patents
サーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの通電方法および通電装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は熱転写または感熱式のサーマルプリンターに
おけるサーマルヘッドの通電方法及びこの通電方法を実
施する通電装置に関するものである。
おけるサーマルヘッドの通電方法及びこの通電方法を実
施する通電装置に関するものである。
［従来の技術］ 従来のサーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの
通電装置は，第３図に示すように，印字すべき線画パタ
ーンを作成する画像データを発生するパソコン等の外部
機器に接続され，この画像データを受信するセントロ・
インターフェース回路の如きインターフェース回路（以
下I/F回路という）1;プリンター全体を制御するCPU2;プ
ログラムのワーク用のランダム・アクセス・メモリー
（以下RAMという）3;プログラム格納用のリード・オン
リー・メモリー（以下ROMという）4;操作部回路5;シフ
トレジスター6a,ラッチ回路6b,サーマルヘッドの駆動回
路7aおよび発熱体7bを備えたサーマルヘッドS;ドライバ
ー回路8;用紙送りパルスモータ9;転写リボン巻取り用パ
ルスモータ10;サーマルヘッド圧接用ソレノイド11;とを
接続して構成されていた。
通電装置は，第３図に示すように，印字すべき線画パタ
ーンを作成する画像データを発生するパソコン等の外部
機器に接続され，この画像データを受信するセントロ・
インターフェース回路の如きインターフェース回路（以
下I/F回路という）1;プリンター全体を制御するCPU2;プ
ログラムのワーク用のランダム・アクセス・メモリー
（以下RAMという）3;プログラム格納用のリード・オン
リー・メモリー（以下ROMという）4;操作部回路5;シフ
トレジスター6a,ラッチ回路6b,サーマルヘッドの駆動回
路7aおよび発熱体7bを備えたサーマルヘッドS;ドライバ
ー回路8;用紙送りパルスモータ9;転写リボン巻取り用パ
ルスモータ10;サーマルヘッド圧接用ソレノイド11;とを
接続して構成されていた。
上記構成において，外部機器からI/F回路１を経由し
て入力された画像データはCPU2を通りシフトレジスター
6aに１ライン分ずつのデータが送られ，記憶される。
て入力された画像データはCPU2を通りシフトレジスター
6aに１ライン分ずつのデータが送られ，記憶される。
次に，ラッチ回路6bにラッチ回路信号を与えて，シフ
トレジスター6aの画像データをラッチ回路6bに移す。こ
の後,CPU2からサーマルヘッドＳの温度状態に応じた時
間だけコモン信号を出して駆動回路7aを作動し，所要の
発熱体7bに電流を流して印字する。
トレジスター6aの画像データをラッチ回路6bに移す。こ
の後,CPU2からサーマルヘッドＳの温度状態に応じた時
間だけコモン信号を出して駆動回路7aを作動し，所要の
発熱体7bに電流を流して印字する。
なお，サーマルラインプリンターでは数千ドットにも
およぶ１ランイ分の発熱素子に一度に電力も供給するの
には大容量電源を必要とするが，そうしなくてもよいよ
うに,1ラインを何個かのブロックに分割し，そのブロッ
ク単位で通電する。そのブロックのことをコモンと呼
ぶ。この場合,1ライン分の印字はCPU2からのコモン信号
を順次出すことによって行われ、一方,CPU2から操作回
路５を介してドライバー回路８に各種駆動指令が与えら
れ，モータ９により用紙送りが，モータ10により転写リ
ボンの巻取りが，また，ソレノイド11の励磁により，上
記画像データを当該サーマルプリンターの方式にしたが
って感熱式または，転写式の印字が行われる。
およぶ１ランイ分の発熱素子に一度に電力も供給するの
には大容量電源を必要とするが，そうしなくてもよいよ
うに,1ラインを何個かのブロックに分割し，そのブロッ
ク単位で通電する。そのブロックのことをコモンと呼
ぶ。この場合,1ライン分の印字はCPU2からのコモン信号
を順次出すことによって行われ、一方,CPU2から操作回
路５を介してドライバー回路８に各種駆動指令が与えら
れ，モータ９により用紙送りが，モータ10により転写リ
ボンの巻取りが，また，ソレノイド11の励磁により，上
記画像データを当該サーマルプリンターの方式にしたが
って感熱式または，転写式の印字が行われる。
［発明が解決しようとする課題］ ところで，上記従来の印字装置では，サーマルヘッド
を構成する発熱体中，印字をする各発熱体には一定時間
だけ電流を流し，印字しない各発熱体には電流を流さな
いという印字制御をしていた。このため，印字途中に無
印字が長く続いた後に印字部が出てくる線画パータン，
たとえば，第４図に示すような縦線，横線から成る格子
パターンを印字するときには，印字部に至るまでにその
発熱体が冷えてしまい，印字が途切れてかすれ部分を生
じることがあった。
を構成する発熱体中，印字をする各発熱体には一定時間
だけ電流を流し，印字しない各発熱体には電流を流さな
いという印字制御をしていた。このため，印字途中に無
印字が長く続いた後に印字部が出てくる線画パータン，
たとえば，第４図に示すような縦線，横線から成る格子
パターンを印字するときには，印字部に至るまでにその
発熱体が冷えてしまい，印字が途切れてかすれ部分を生
じることがあった。
一般に，発熱体による印字用紙に対する印加エネルギ
ーを加熱時間によって操作した場合においては第５図に
示すように，時間T2未満のときは無印字領域，時間T2〜
T3のときは環境温度により影響を受けて，印字が無印字
かが分かれる中間領域，時間T3を超過するときは印字領
域となる関係がある（以下、一例として,T2を2,T3を３
とし，印字部の最大加熱時間を6,無印字領域ではあるが
かすれ防止のために予熱する時間T1を１として説明す
る）。
ーを加熱時間によって操作した場合においては第５図に
示すように，時間T2未満のときは無印字領域，時間T2〜
T3のときは環境温度により影響を受けて，印字が無印字
かが分かれる中間領域，時間T3を超過するときは印字領
域となる関係がある（以下、一例として,T2を2,T3を３
とし，印字部の最大加熱時間を6,無印字領域ではあるが
かすれ防止のために予熱する時間T1を１として説明す
る）。
このようなかすれは，各種の場合に生じるが，本発明
では次の２つの場合を対象として，そのかすれ防止を行
なうものである。
では次の２つの場合を対象として，そのかすれ防止を行
なうものである。
縦線，横線から成る格子パターンを印字する場合に，
横線に生じるかすれ（第４図（イ））。
横線に生じるかすれ（第４図（イ））。
の場合で，横線部分のかすれを防止するべくその隣
接領域を予熱するようにしたときに，縦線部分に生じる
かすれ（第４図（ロ））。
接領域を予熱するようにしたときに，縦線部分に生じる
かすれ（第４図（ロ））。
なお，前記．２つの場合で印字かすれを生じる原
因を補足すれば，次の通りである。
因を補足すれば，次の通りである。
即ち，縦線の印字の場合には,1ライン毎の印字を行う
際，前ラインの印字のために加えた熱量が蓄積されてい
て次のラインの印字に加算されるため印字に必要な熱量
が常に得られ，通常はかすれを生じることがないが，横
線の場合には無印字部が長く続く領域に印字を行うこと
になり，発熱体も冷え，かつ，上記のような蓄熱もない
ため印字に必要な熱量が不足し，他の印字部と同一時間
だけ発熱体に電流を流しても，かすれを生じるものであ
る（第４図（イ）参照）。
際，前ラインの印字のために加えた熱量が蓄積されてい
て次のラインの印字に加算されるため印字に必要な熱量
が常に得られ，通常はかすれを生じることがないが，横
線の場合には無印字部が長く続く領域に印字を行うこと
になり，発熱体も冷え，かつ，上記のような蓄熱もない
ため印字に必要な熱量が不足し，他の印字部と同一時間
だけ発熱体に電流を流しても，かすれを生じるものであ
る（第４図（イ）参照）。
また，このような事態を考慮して横線のかすれを防止
するため，後述の本発明の第１の実施例で示すような補
正，即ち，無印字領域に対して予熱を与えるような補正
を行うようにすると，この予熱は印字すべき縦線のすぐ
横隣りは予熱しない方式であるため，今度は，横線が明
瞭となる分だけ縦線が細く見えてきて，横線との比較で
はかすれとなる（第４図（ロ）参照）。
するため，後述の本発明の第１の実施例で示すような補
正，即ち，無印字領域に対して予熱を与えるような補正
を行うようにすると，この予熱は印字すべき縦線のすぐ
横隣りは予熱しない方式であるため，今度は，横線が明
瞭となる分だけ縦線が細く見えてきて，横線との比較で
はかすれとなる（第４図（ロ）参照）。
本発明はこれらの場合に生じる印字かすれを防止する
ためのサーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの通
電方法および通電装置を提供することを目的とする。
ためのサーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの通
電方法および通電装置を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明の通電方法は上記課題を解決するため次の工程
を備えている。
を備えている。
サーマルプリンターで印字すべき今回印字ラインと既
印字ラインを含む線画パターンを予め印字前に逆Ｔ字状
等の所定形状の１つの窓枠を通過させる。
印字ラインを含む線画パターンを予め印字前に逆Ｔ字状
等の所定形状の１つの窓枠を通過させる。
上記窓枠の通過によって印字部と無印字部との各熱量
を検出して記憶する。
を検出して記憶する。
この印字部，無印字部の熱量の記憶とCPUからの指令
に基づいてサーマルプリンター，そのサーマルヘッドの
発熱体ごとの印加エネルギーを印字部と無印字部とで変
化させ，上記無印字部の内，所定の無印字領域に対して
は予熱を与える。
に基づいてサーマルプリンター，そのサーマルヘッドの
発熱体ごとの印加エネルギーを印字部と無印字部とで変
化させ，上記無印字部の内，所定の無印字領域に対して
は予熱を与える。
上記予熱付与の工程を備えることにより，印字の時
に，連続印字部と不連続印字部との発熱体の温度差を少
なくするようにする。
に，連続印字部と不連続印字部との発熱体の温度差を少
なくするようにする。
また，この通電方法の実施に使用する通電装置として
は， プリンターの制御指令を出すCPU; 検出体となる窓枠による走査領域に相当する複数のラ
イン分のデータの移送を行う複数ラインバッファ； 複数ラインバッファからの入力データをそれぞれ抽出
して，周囲ドットの枠体を構成して，このデータを中間
テーブルの所定形状を選択するアドレス信号に変換する
周囲ドットバッファ； この周囲ドットバッファからのアドレス信号を受け，
この信号を上記CPUから予め所定形状に対応する熱量を
与えておき，周囲ドットバッファで抽出された枠体のデ
ータに基づいて印字領域，予熱領域および予熱を伴わな
い無印字領域の別を示す各別の中間コードに変換する中
間コードテーブル； を備え，上記の予熱を行うべき所定の無印字領域に対し
て予熱を与えるように各発熱体を制御するように構成し
ている。
は， プリンターの制御指令を出すCPU; 検出体となる窓枠による走査領域に相当する複数のラ
イン分のデータの移送を行う複数ラインバッファ； 複数ラインバッファからの入力データをそれぞれ抽出
して，周囲ドットの枠体を構成して，このデータを中間
テーブルの所定形状を選択するアドレス信号に変換する
周囲ドットバッファ； この周囲ドットバッファからのアドレス信号を受け，
この信号を上記CPUから予め所定形状に対応する熱量を
与えておき，周囲ドットバッファで抽出された枠体のデ
ータに基づいて印字領域，予熱領域および予熱を伴わな
い無印字領域の別を示す各別の中間コードに変換する中
間コードテーブル； を備え，上記の予熱を行うべき所定の無印字領域に対し
て予熱を与えるように各発熱体を制御するように構成し
ている。
［実施例］ 以下第１図〜第２図に示す本発明の第１および第２の
各実施例について説明する。
各実施例について説明する。
第１図において第３図と均等な構成についてはこれと
同等な符号を付して示した。
同等な符号を付して示した。
まず，本願の第1,第２の各実施例の実施に共通して使
用できる本発明装置の構成について第１図により説明す
る。
用できる本発明装置の構成について第１図により説明す
る。
第１図において,13は３ラインバッファ等の複数ライ
ンバッファで，これはI/F回路１から送られる１ドット
ラインデータを受けて順次移送するが，印字ドットの周
囲を見るために，たとえば今回ライン分（ｎ），前回ラ
イン分（ｎ−１），前々回ライン分（ｎ−２）の３ライ
ン分を記憶する。
ンバッファで，これはI/F回路１から送られる１ドット
ラインデータを受けて順次移送するが，印字ドットの周
囲を見るために，たとえば今回ライン分（ｎ），前回ラ
イン分（ｎ−１），前々回ライン分（ｎ−２）の３ライ
ン分を記憶する。
14はラインカウンタで，複数ラインバッファ13をリン
グさせながら使用すると共に,1ライン分のアドレス発生
回路としても使用する。
グさせながら使用すると共に,1ライン分のアドレス発生
回路としても使用する。
15は周囲ドットバッファ（ラッチ回路を含む）で、第
２図（イ）に示すように印字ライン（ｎ）の３ドット分
〜，その前のライン（ｎ−１）の１ドット，その
前々ライン（ｎ−２）の１ドット分のの５ドット分の
窓枠Ｍに対応する各データを複数ラインバッファ13から
抽出し，周囲ドットの状態を示すデータから中間コード
テーブルのアドレス信号に変換する。
２図（イ）に示すように印字ライン（ｎ）の３ドット分
〜，その前のライン（ｎ−１）の１ドット，その
前々ライン（ｎ−２）の１ドット分のの５ドット分の
窓枠Ｍに対応する各データを複数ラインバッファ13から
抽出し，周囲ドットの状態を示すデータから中間コード
テーブルのアドレス信号に変換する。
16は中間コードテーブルで，これはアドレス信号を受
け，周辺ドットバッファにより構成されている窓枠Ｍに
よって検出すべきパターン，即ち，本発明の第１の実施
例の場合には，第２図（ロ）に示すパターンM0の印字状
態となるアドレスと，また，第２の実施例の場合には，
第２図（ニ）および（ホ）に示す各パターンM1,M2の印
字状態となるアドレスを中間コードテーブルの入力とし
て与え，中間コードに変換する。
け，周辺ドットバッファにより構成されている窓枠Ｍに
よって検出すべきパターン，即ち，本発明の第１の実施
例の場合には，第２図（ロ）に示すパターンM0の印字状
態となるアドレスと，また，第２の実施例の場合には，
第２図（ニ）および（ホ）に示す各パターンM1,M2の印
字状態となるアドレスを中間コードテーブルの入力とし
て与え，中間コードに変換する。
この時，中間コードテーブルはCPUから予め所定形状
に対応する熱量が与えられている。その都度，入力され
るデータ（周辺ドットバッファの出力）をアドレスとし
て中間コードテーブルに与えることにより出力されるデ
ータを中間コードとして扱い，それらの各枠点の印加回
数を示す中間コード（このコード数値の定め方について
は後述する）に変換する。
に対応する熱量が与えられている。その都度，入力され
るデータ（周辺ドットバッファの出力）をアドレスとし
て中間コードテーブルに与えることにより出力されるデ
ータを中間コードとして扱い，それらの各枠点の印加回
数を示す中間コード（このコード数値の定め方について
は後述する）に変換する。
17は２ライン分の中間コードバッファで，前回分と今
回分の２ライン分を記憶し,1ライン分の印字が終了する
まで繰り返して，常に既に発生している前回分の中間コ
ード信号Ｂを出力する。
回分の２ライン分を記憶し,1ライン分の印字が終了する
まで繰り返して，常に既に発生している前回分の中間コ
ード信号Ｂを出力する。
ここで前回分とよんでいるのは,1ライン分の中間コー
ドが完全に定まっている最新のものであり，今回分は１
ライン分の中間コードが未完成（作成途中）のものであ
る。
ドが完全に定まっている最新のものであり，今回分は１
ライン分の中間コードが未完成（作成途中）のものであ
る。
18は１コモン当たりの通電回数を出す通電回数カウン
タで,1コモンの時間に対応する数，たとえば,0〜６の７
個の数値（これをコード信号Ａで表す）を順次コンパレ
ータ19に対して出力する。
タで,1コモンの時間に対応する数，たとえば,0〜６の７
個の数値（これをコード信号Ａで表す）を順次コンパレ
ータ19に対して出力する。
19はコンパレータで，中間コードバッファから各コモ
ン単位で送られるＢラインの中間コードとＡの各信号を
比較してＡ＜Ｂの場合には印字信号１を,A≧Ｂの場合に
は無印字信号０を出力する。これは１コモンの時間に対
応する回数分繰り返す。
ン単位で送られるＢラインの中間コードとＡの各信号を
比較してＡ＜Ｂの場合には印字信号１を,A≧Ｂの場合に
は無印字信号０を出力する。これは１コモンの時間に対
応する回数分繰り返す。
20は１ライン当たりのコモン数をカウントし,1ライン
分の印字終了を示すコモンカウンタである。したがっ
て，通電回数カウンタ18からの信号Ａは，要するに,1ド
ット分のデータの処理時間である１コモンの通電時間で
決まる所定回数の０〜ｎの数値の数を順番に発生する通
電回数のコード信号Ａを出力するようにすれば良い。
分の印字終了を示すコモンカウンタである。したがっ
て，通電回数カウンタ18からの信号Ａは，要するに,1ド
ット分のデータの処理時間である１コモンの通電時間で
決まる所定回数の０〜ｎの数値の数を順番に発生する通
電回数のコード信号Ａを出力するようにすれば良い。
また，窓枠Ｍの形状も逆Ｔ字状の実施例で説明する
が，これに限定されず，たとえば,3ライン分の９ドット
のデータから成る四角形状の窓枠であっても良い。
が，これに限定されず，たとえば,3ライン分の９ドット
のデータから成る四角形状の窓枠であっても良い。
（第１の実施例） まず本発明の第１の実施例の通電方法について第２図
（ロ），第２図（ハ）を参照して説明する。第２図
（ロ）および第２図（ハ）はそれぞれ本発明の第１の実
施例に適用する無印字部を検出する検出体としての逆Ｔ
字状の窓枠Ｍの平面図および窓枠と印字用紙との関係を
示す平面図で，横軸に窓枠Ｍの移動方向を，縦軸に下方
に向かって印字するラインの方向を示す。なお，第２図
（ロ）および第２図（ハ）では，説明の便宜上，格子を
構成する縦線，横線の印字部分を1,何も印字されない無
印字部分を０として表示することとする。前述した逆Ｔ
字状の窓枠Ｍを１ドットラインずつ所定の複数ラインた
とえば,3ラインずつ移動してこのパターンM0のデータと
一致するか否かを判別し，一致した場合にはこれを予熱
すべき無印字領域と検出する。
（ロ），第２図（ハ）を参照して説明する。第２図
（ロ）および第２図（ハ）はそれぞれ本発明の第１の実
施例に適用する無印字部を検出する検出体としての逆Ｔ
字状の窓枠Ｍの平面図および窓枠と印字用紙との関係を
示す平面図で，横軸に窓枠Ｍの移動方向を，縦軸に下方
に向かって印字するラインの方向を示す。なお，第２図
（ロ）および第２図（ハ）では，説明の便宜上，格子を
構成する縦線，横線の印字部分を1,何も印字されない無
印字部分を０として表示することとする。前述した逆Ｔ
字状の窓枠Ｍを１ドットラインずつ所定の複数ラインた
とえば,3ラインずつ移動してこのパターンM0のデータと
一致するか否かを判別し，一致した場合にはこれを予熱
すべき無印字領域と検出する。
たとえば，第２図（ハ）に太枠で示したP1,P2,P3に示
したパターンM0と一致する領域は，窓枠Ｍで予熱される
べき無印字領域として検出されるが,P1の１ドット左隣
りの場合には，第２図（ロ）の窓枠Ｍと比較した場合，
その横枠の左端が１のため，縦枠は無印字領域である
が，予熱は付与しない領域と検出する（なお，この領域
は第２の実施例では予熱領域となる）。
したパターンM0と一致する領域は，窓枠Ｍで予熱される
べき無印字領域として検出されるが,P1の１ドット左隣
りの場合には，第２図（ロ）の窓枠Ｍと比較した場合，
その横枠の左端が１のため，縦枠は無印字領域である
が，予熱は付与しない領域と検出する（なお，この領域
は第２の実施例では予熱領域となる）。
次に，本発明の第１の実施例で横線のかすれを防止す
るための予熱を行う通電動作を，第１図に示す装置との
関連で補足説明する。
るための予熱を行う通電動作を，第１図に示す装置との
関連で補足説明する。
外部機器から，たとえば,8ドット分の画像データが，
複数ラインバッファ13に供給されると，これに基づき，
複数ラインバッファ13は，このデータを１ライン分記憶
する。また，同時に１ドットずつのシフト信号との対応
のもとに所定の複数ラインたとえば,3ライン分の各信号
を周囲ドットバッファ15に対して順次移送してゆく。周
囲ドットバッファ15は,3ライン分のデータ中から窓枠Ｍ
に相当する周囲ドットの状態を検出するため,5ドット分
のデータをアドレス信号として扱い，一方，中間コード
デーブル16は，これをCPU2から予め入力されている窓枠
パターンM0に相当するアドレスの中間コードは，次の条
件式によって決定する。
複数ラインバッファ13に供給されると，これに基づき，
複数ラインバッファ13は，このデータを１ライン分記憶
する。また，同時に１ドットずつのシフト信号との対応
のもとに所定の複数ラインたとえば,3ライン分の各信号
を周囲ドットバッファ15に対して順次移送してゆく。周
囲ドットバッファ15は,3ライン分のデータ中から窓枠Ｍ
に相当する周囲ドットの状態を検出するため,5ドット分
のデータをアドレス信号として扱い，一方，中間コード
デーブル16は，これをCPU2から予め入力されている窓枠
パターンM0に相当するアドレスの中間コードは，次の条
件式によって決定する。
即ち，中間コードTMは加熱（印加）回数Ｋに対応し，
総加熱（印加）時間をKT,1回当たりの加熱（印加）時間
をT0とするとき，次式で与えられる。
総加熱（印加）時間をKT,1回当たりの加熱（印加）時間
をT0とするとき，次式で与えられる。
TM＝Ｋ＝KT/T0 従って，たとえば,KTが6,T0が１とすると，中間コー
ドTMは６となる。
ドTMは６となる。
この中間コードが，印字かすれを防止するための補正
後の加熱時間で，たとえば，第５図に示すように，印字
のための１コモン時間当たりの総加熱時間としては6,予
熱時間としては無印字領域の中の数値である１を，ま
た，予熱を伴わない無印字の場合には０と設定する。こ
のように，中間コードを１ドットの領域毎に算出して,1
ドット毎の印加回数，従って通電回数（時間）の補正を
行うものである。
後の加熱時間で，たとえば，第５図に示すように，印字
のための１コモン時間当たりの総加熱時間としては6,予
熱時間としては無印字領域の中の数値である１を，ま
た，予熱を伴わない無印字の場合には０と設定する。こ
のように，中間コードを１ドットの領域毎に算出して,1
ドット毎の印加回数，従って通電回数（時間）の補正を
行うものである。
中間コードバッファ17は，最初の１ドットライン分の
中間コードを受けた後，次の今回分の１ドットライン分
の中間コードを受けている区間（この区間を１ラインの
時間と一致するよに設定してある）に前回分の中間コー
ド信号Ｂをコンパレータ19に送る。
中間コードを受けた後，次の今回分の１ドットライン分
の中間コードを受けている区間（この区間を１ラインの
時間と一致するよに設定してある）に前回分の中間コー
ド信号Ｂをコンパレータ19に送る。
従って，コンパレータ19では，この各アドレスに対応
して設定されている第５図に示す印字（６），無印字
（０）および予熱（１）の区別で送られてくる各ドット
毎の信号Ｂと，通電回数カウンタ18から順次送られてく
る０〜６の信号Ａとを１コモン分ずつ比較して，補正を
伴った通電信号を発生する。
して設定されている第５図に示す印字（６），無印字
（０）および予熱（１）の区別で送られてくる各ドット
毎の信号Ｂと，通電回数カウンタ18から順次送られてく
る０〜６の信号Ａとを１コモン分ずつ比較して，補正を
伴った通電信号を発生する。
たとえば，印字領域の場合，信号Ｂは６であるから，
この６と信号Ａとして１回通電する毎に＋１ずつカウン
トアップされて，順次送られてくる0,1,2,3,4,5,6の７
個の信号がコンパレータ19により比較される。
この６と信号Ａとして１回通電する毎に＋１ずつカウン
トアップされて，順次送られてくる0,1,2,3,4,5,6の７
個の信号がコンパレータ19により比較される。
従って１コモンの区間中，順次1,1,1,1,1,1,0のコン
パレータ出力（通電信号）を出し，印字領域として６回
の発熱体の加熱を行う。同様に，予熱領域では,1を信号
Ｂとして１コモンの区間，コンパレータ19に与えるか
ら，前記印字領域同様０〜６の順で与えられる信号Ａと
比較し1,0,0,0,0,0,0の順で通電信号を１コモンの区間
に出し，通電回数１回の予熱としての発熱体の加熱を行
う。
パレータ出力（通電信号）を出し，印字領域として６回
の発熱体の加熱を行う。同様に，予熱領域では,1を信号
Ｂとして１コモンの区間，コンパレータ19に与えるか
ら，前記印字領域同様０〜６の順で与えられる信号Ａと
比較し1,0,0,0,0,0,0の順で通電信号を１コモンの区間
に出し，通電回数１回の予熱としての発熱体の加熱を行
う。
また，予熱を伴わない無印字領域では０を信号Ｂとし
てコンパレータ19に与えるから，通電信号は０となり，
発熱体の通電は行わない。
てコンパレータ19に与えるから，通電信号は０となり，
発熱体の通電は行わない。
このようにして，次の２コモン,3コモン,4コモンと１
ライン分のすべての印字を終了すると，次のドットライ
ンの印字に移行する。
ライン分のすべての印字を終了すると，次のドットライ
ンの印字に移行する。
なお，コモンカウンタ20はサーマルヘッドの通電する
コモンを指定するために使用する。
コモンを指定するために使用する。
また，この加熱時間の対象となる補正領域は，既に中
間コードテーブル16で指定されたパターンM0と一致する
領域（たとえば，第２図（ハ）で太枠で示した領域P1,P
2,P3・・・）となる。
間コードテーブル16で指定されたパターンM0と一致する
領域（たとえば，第２図（ハ）で太枠で示した領域P1,P
2,P3・・・）となる。
従って，縦線の印字部のすぐ横隣りの無印字部を除く
連続的に無印字部となる隣接領域と縦線の印字部とに対
する発熱体の加熱時間を調整し，両者の温度差を少なく
することによって横線の印字かすれを防止する。
連続的に無印字部となる隣接領域と縦線の印字部とに対
する発熱体の加熱時間を調整し，両者の温度差を少なく
することによって横線の印字かすれを防止する。
次の各ドットラインについても同様に行う。
なお,A/D変換器12に与えられるサーミスタ信号は別置
したサーミスタによって，環境温度を検出し，その変化
に応じて予熱量が適正な値（たとえば，環境温度によっ
て予熱のために通電した場合に，印字してしまうことが
ないようにするもの）となるように調整する。
したサーミスタによって，環境温度を検出し，その変化
に応じて予熱量が適正な値（たとえば，環境温度によっ
て予熱のために通電した場合に，印字してしまうことが
ないようにするもの）となるように調整する。
また，各モータ9,10の駆動および，ソレノイド11の励
磁はドライバー回路８が，ラインカウンタ14から送られ
てくるデータとCPU2からくる指令とを照合の上，制御を
行う。
磁はドライバー回路８が，ラインカウンタ14から送られ
てくるデータとCPU2からくる指令とを照合の上，制御を
行う。
（第２の実施例） 第２図（ニ）〜第２図（ヘ）は，それぞれ本発明の第
２の実施例に適用する無印字部を検出する検出体として
の逆Ｔ字状の窓枠Ｍの平面図および窓枠と印字用紙との
関係を示す平面図である。
２の実施例に適用する無印字部を検出する検出体として
の逆Ｔ字状の窓枠Ｍの平面図および窓枠と印字用紙との
関係を示す平面図である。
第２の実施例では，パターンM1,M2の一致を検出し
て，縦線のかすれに対する補正を行うものである。
て，縦線のかすれに対する補正を行うものである。
従って，この場合には，第２図（ニ）および第２図
（ホ）に示すパターンM1,M2に相当するものを窓枠Ｍに
より検出し，第２図（ヘ）に太線で示すように横枠の左
端から右端が１となる領域，換言すれば，第１の実施例
では除かれた無印字領域即ち，縦線の印字部のすぐ横隣
りの無印字部の領域として検出する。
（ホ）に示すパターンM1,M2に相当するものを窓枠Ｍに
より検出し，第２図（ヘ）に太線で示すように横枠の左
端から右端が１となる領域，換言すれば，第１の実施例
では除かれた無印字領域即ち，縦線の印字部のすぐ横隣
りの無印字部の領域として検出する。
よって，第１の実施例の場合と同様，複数ラインバッ
ファ13,周囲ドットバッファ15および中間コードバッフ
ァ17を介して与えられた抽出信号Ｂをコンパレータ19に
おいて，通電回数カウンタ18からの信号Ａと比較して，
たとえば，第２図（ヘ）にQ1,Q2で示す縦線のすぐ横隣
りに位置する無印字領域に相当する各ドットに対して予
熱領域として与えられる通電回数１の補正信号を発生し
て，サーマルヘッドの発熱体の加熱時間を制御し，縦線
の印字部とそのすぐ横隣りの無印字部（第１の実施例で
除かれた無印字部分）に対する発熱体の加熱時間を調整
し，両者の温度差を少なくすることによって縦線の印字
かすれを防止する。
ファ13,周囲ドットバッファ15および中間コードバッフ
ァ17を介して与えられた抽出信号Ｂをコンパレータ19に
おいて，通電回数カウンタ18からの信号Ａと比較して，
たとえば，第２図（ヘ）にQ1,Q2で示す縦線のすぐ横隣
りに位置する無印字領域に相当する各ドットに対して予
熱領域として与えられる通電回数１の補正信号を発生し
て，サーマルヘッドの発熱体の加熱時間を制御し，縦線
の印字部とそのすぐ横隣りの無印字部（第１の実施例で
除かれた無印字部分）に対する発熱体の加熱時間を調整
し，両者の温度差を少なくすることによって縦線の印字
かすれを防止する。
なお，その他の作用は，第１の実施例のものと同一な
ので，説明を省略する。
ので，説明を省略する。
［発明の効果］ 本発明は上記のように印字すべき情報データを印字前
に，印字部か無印字部かを分析することにより，印字す
べき領域の内，縦線のすぐ横隣りに位置する無印字部を
除く，連続的に無印字部となる隣接領域（第１の実施
例），または，上記の場合に除かれた縦線のすぐ横隣り
の無印字領域だけの領域（第２の実施例）を選択して，
このように選択される所定のアドレスの無印字領域に対
して，予熱をしながら印字するようにしたものである。
このため，本願発明では，次のような優れた効果を有す
る。
に，印字部か無印字部かを分析することにより，印字す
べき領域の内，縦線のすぐ横隣りに位置する無印字部を
除く，連続的に無印字部となる隣接領域（第１の実施
例），または，上記の場合に除かれた縦線のすぐ横隣り
の無印字領域だけの領域（第２の実施例）を選択して，
このように選択される所定のアドレスの無印字領域に対
して，予熱をしながら印字するようにしたものである。
このため，本願発明では，次のような優れた効果を有す
る。
連続的に無印字となる領域の次にくる最初の印字領域
となる領域（たとえば，実施例で示した格子パターンで
いえば，その横線，また，横線の印字を行うとき予熱制
御した場合の縦線等）の印字をかすれることなく明瞭に
印字することができる。
となる領域（たとえば，実施例で示した格子パターンで
いえば，その横線，また，横線の印字を行うとき予熱制
御した場合の縦線等）の印字をかすれることなく明瞭に
印字することができる。
本発明では，予熱を行うべき領域の検出を所定形状の
枠体を印字前に線画パタン上を通過させることにより記
憶メモリーを介してコンピュータによりソフト的に処理
するようにしているため，検出のために複雑な構造を必
要としない。
枠体を印字前に線画パタン上を通過させることにより記
憶メモリーを介してコンピュータによりソフト的に処理
するようにしているため，検出のために複雑な構造を必
要としない。
なお，サーミスタを備え，環境温度を検出することに
より，上記加熱時間の環境温度に対する補正を行うよう
にすれば，環境温度の変化に対して常に明瞭な印字を行
える効果を有する。
より，上記加熱時間の環境温度に対する補正を行うよう
にすれば，環境温度の変化に対して常に明瞭な印字を行
える効果を有する。
第１図は本発明の方法を適用する通電装置の一実施例を
示す接続図，第２図は上記の実施例を示す平面図で，そ
の内（イ），（ロ），（ニ）および（ホ）の各図はそれ
ぞれ検出体としての窓枠の平面図，（ハ）および（ヘ）
の各図は窓枠と印字用紙との関係を示す平面図である。 第３図は従来装置の構成を示す接続図，第４図は従来装
置によって生じる印字かすれを示す平面図，第５図は印
字状態と加熱時間との関係を示す図である。 1:セントロ・インターフェース回路 2:CPU 3:RAM 4;ROM 5:操作部回路 S:サーマルヘッド M:窓枠 13:複数ラインバッファ（３ラインバッファ） 15:周囲ドットバッファ 16:中間コードテーブル 17:中間コードバッファ 18:通電回数カウンタ 19:コンパレータ
示す接続図，第２図は上記の実施例を示す平面図で，そ
の内（イ），（ロ），（ニ）および（ホ）の各図はそれ
ぞれ検出体としての窓枠の平面図，（ハ）および（ヘ）
の各図は窓枠と印字用紙との関係を示す平面図である。 第３図は従来装置の構成を示す接続図，第４図は従来装
置によって生じる印字かすれを示す平面図，第５図は印
字状態と加熱時間との関係を示す図である。 1:セントロ・インターフェース回路 2:CPU 3:RAM 4;ROM 5:操作部回路 S:サーマルヘッド M:窓枠 13:複数ラインバッファ（３ラインバッファ） 15:周囲ドットバッファ 16:中間コードテーブル 17:中間コードバッファ 18:通電回数カウンタ 19:コンパレータ
Claims (8)
- 【請求項１】サーマルプリンターで印字すべき線画パタ
ーンデータから既印字ラインと今回印字ラインとからな
る所定複数ラインずつのドットラインデータを予め印字
前に所定形状の１つの枠体を通過させることによって予
め設定した前記枠体内配列ドットデータに一致するアド
レスを予熱部として選出記憶し、この記憶内容に基づい
て、上記サーマルプリンターの所定サーマルヘッドの発
熱体に予熱を与えることにより、各印字領域における発
熱体の温度差を少なくするようにしたことを特徴とする
サーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの通電方
法。 - 【請求項２】前記記憶内容に基づいてサーマルプリンタ
ーのサーマルヘッドの発熱体毎の印加エネルギーを印字
部と無印字部とで変化させ、上記無印字部の内、所定の
無印字領域に対しては予熱を与えることにより、印字時
に連続印字部と不連続印字部との各発熱体の温度差を少
なくするようにした請求項１記載のサーマルプリンター
におけるサーマルヘッドの通電方法。 - 【請求項３】所定形状の枠体を用い、この枠体からみた
場合、縦線、横線の各枠がすべて０となる所定の無印字
領域に与える予熱量を決定して記憶し、この記憶内容に
基づいて横線の印字についての加熱時間の補正を行うよ
うにした請求項２記載のサーマルプリンターにおけるサ
ーマルヘッドの通電方法。 - 【請求項４】所定形状の枠体を用い、この枠体からみた
場合、横線の右端または左端が０となる所定の無印字領
域に与える予熱量を決定して記憶し、この記憶内容に基
づいて縦線の印字についての加熱時間の補正を行うよう
にした請求項２記載のサーマルプリンターにおけるサー
マルヘッドの通電方法。 - 【請求項５】印字前に所定形状の枠体を通過させ、無印
字部に隣接する縦線、横線の各ドットラインの無印字部
のアドレスを選出してコンピュータ（以下CPUと記す）
のメモリーに記憶し、この記憶情報と前記CPUからの所
定無印字部を示す指令に基づいて上記所定の無印字部に
おけるサーマルプリンターのサーマルヘッドの発熱体毎
に所定の印加エネルギーを与えることにより、各印字領
域における発熱体の温度差を少なくするようにした請求
項１記載のサーマルプリンターにおけるサーマルヘッド
の通電方法。 - 【請求項６】当該プリンターの制御指令を出すCPU;パソ
コン等の外部機器から送られてきた画像データを受け入
れるセントロ・インターフエース回路（以下I/F回路と
いう）；プログラムのワーク用のランダム・アクセス・
メモリー；プログラム格納用のリード・オンリー・メモ
リー；操作部回路；シフトレジスター、ラッチ回路、サ
ーマルヘッドの駆動回路および発熱体を備えたサーマル
ヘッド；現在印字中のラインから複数分の領域に遡って
データの移送を行う複数ラインバッファ；この複数ライ
ンバッファからの入力データを、それぞれの周囲ドット
の状態を示す窓枠の所定ドット分の領域を抽出して枠体
を構成する周囲ドットバッファ；この周囲ドットバッフ
ァから出力されたものをアドレス信号として上記CPUか
ら所定形状に対応する熱量を予め与えておき、周囲バッ
ファで抽出された枠体のデータに基づいて印字領域、予
熱すべき無印字領域、予熱を伴わない無印字領域等の熱
量を決める中間コードに変換する中間コードテーブル；
この中間コードテーブルから出力される中間コードの前
回ライン分と今回ライン分の２ライン分のデータを記憶
するように構成され、前回分のコード信号Ｂを出力する
中間コードバッファ;1ドット分の発熱体に与える熱量を
決める所定回数の０〜ｎの数値の数を順番に発生する通
電回数のコード信号Ａを出力する通電回数カウンタ；上
記中間コードバッファと通電回数カウンタから送られて
くる１ドット分のＡ、Ｂ各信号を比較し、通電の有無を
判別して通電信号を出すコンパレータ；を備え、上記複
数ラインバッファ内を特定のパタンをもつ窓枠で走査
し、画像データの内の所定の無印字領域または印字領域
の各々に対応する熱量（中間コード）を中間コードバッ
ファに記憶した後、中間コードバッファからの中間コー
ドと通電回数カウンタ信号を上記コンパレータに与える
ことにより発生する通電信号に基づいて、サーマルプリ
ンターのサーマルヘッドの各発熱体毎に印加エネルギー
を変化させるようにし、連続印字部と不連続印字部との
各発熱体の温度差を少なくするように加熱時間の補正制
御をするように構成したサーマルプリンターにおけるサ
ーマルヘッドの通電装置。 - 【請求項７】サーマルヘッドに対する加熱時間をKT、１
回当たりの加熱時間をT0とするとき、中間コードをKT/T
0に定めるようにした請求項６記載のサーマルプリンタ
ーにおけるサーマルヘッドの通電装置。 - 【請求項８】サーミスタを備え、環境温度を検出するこ
とにより上記加熱時間の環境温度に対する補正をおこな
うようにした請求項６記載のサーマルプリンターにおけ
るサーマルヘッドの通電装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63030769A JP2591015B2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | サーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの通電方法および通電装置 |
| CA000590695A CA1338222C (en) | 1988-02-15 | 1989-02-10 | Method and apparatus for energizing thermal head of a thermal printer |
| DE8989301365T DE68903649T2 (de) | 1988-02-15 | 1989-02-14 | Verfahren und vorrichtung fuer die stromversorgung des thermischen druckkopfes eines thermo-druckers. |
| EP89301365A EP0329369B1 (en) | 1988-02-15 | 1989-02-14 | Method and apparatus for energizing thermal head of a thermal printer |
| US07/310,157 US4955736A (en) | 1988-02-15 | 1989-02-14 | Method and apparatus for energizing thermal head in accordance with dot pattern coincidence tables |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63030769A JP2591015B2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | サーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの通電方法および通電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01206070A JPH01206070A (ja) | 1989-08-18 |
| JP2591015B2 true JP2591015B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=12312888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63030769A Expired - Fee Related JP2591015B2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | サーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの通電方法および通電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591015B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4006710B2 (ja) | 2005-01-14 | 2007-11-14 | 船井電機株式会社 | サーマルプリンタ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61239966A (ja) * | 1985-04-18 | 1986-10-25 | Fuji Xerox Co Ltd | サ−マルヘツド駆動装置 |
| JP2682980B2 (ja) * | 1986-12-27 | 1997-11-26 | キヤノン株式会社 | 出力装置 |
-
1988
- 1988-02-15 JP JP63030769A patent/JP2591015B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01206070A (ja) | 1989-08-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |