JPS5998878A - サ−マル記録装置 - Google Patents

サ−マル記録装置

Info

Publication number
JPS5998878A
JPS5998878A JP57207710A JP20771082A JPS5998878A JP S5998878 A JPS5998878 A JP S5998878A JP 57207710 A JP57207710 A JP 57207710A JP 20771082 A JP20771082 A JP 20771082A JP S5998878 A JPS5998878 A JP S5998878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy
data
amount
energization
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57207710A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Nagato
一志 永戸
Shuzo Hirahara
修三 平原
Koji Izawa
井沢 孝次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP57207710A priority Critical patent/JPS5998878A/ja
Priority to DE8383307166T priority patent/DE3378967D1/de
Priority to EP19830307166 priority patent/EP0110675B1/en
Priority to CA000442098A priority patent/CA1210988A/en
Publication of JPS5998878A publication Critical patent/JPS5998878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、記録濃度の安定な記録が可能なサーマル記
録装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
パーンナルコンピュータ、ワードプロセッサなどの情報
処理装置の発達、普及に伴い、これらの装置の出力端末
装置として、記録装置が重要度を増している。これらの
記吹装置には、ワイヤドツト式、インクジェット式、感
熱記録方式など様々な方式のものが開発されているが、
これらの中でも最近注目を集めているのが、熱転写記録
装置である。この熱転写記録装置は、普通紙に記録でき
ること、記録時の騒音が小さいこと、機構が簡単である
こと、保守が容易であること、記録の改ざん性がないこ
となどの利点を有している。また最近では、CRTディ
スプレイなどの出力端末のカラー化に伴い、記録装置の
カラー化に対する要求が高まってきたが、熱転写記録装
置は、カラー化が簡単に行え、しかも色が鮮やかである
などの利点があるために、カラー記録装置として、最も
有望視されている。
熱転写記録装置は通常、多数の発熱抵抗体を一列に配列
し、それらに画像入力信号に応じて選択的に通電を行う
通電サイクルをくり返し、発熱抵抗体を発熱させ、発熱
抵抗体に圧接されている薄くインクを塗布されたインク
リボンのインクを加熱軟化させて、普通紙へインクを転
写し、画像を記録してゆくものである。このような熱転
写記録装置は上記のような特長を有する反面、発熱抵抗
体の蓄熱効果のために、記録速度を高速にしてゆくにつ
れ、記録画像の劣化が生じてくるという問題がある。す
なわち、高速化するために、通電サイクルと通電サイク
ルの時間間隔を短くしてゆくと、前回の通電サイクルで
通電された発熱抵抗体に再び通電をした場合、前回の通
電サイクルで生じた熱が充分放熱されないうちに新たな
通電を行なうことになって、その発熱抵抗体の温度が上
昇し続ける。従って、とのよシな短い時間間隔で通電サ
イクルをくシ返す場合には、通電の過去の履歴によって
、現在の発熱抵抗体の温度が各発熱抵抗体ごとに異なっ
たものとなっている。このような状態の発熱抵抗体に同
時に通電すると各抵抗体で温度が異なっているために、
インクフィルム上のインクを軟化させる面積が異なり、
記録紙上へと転写されるインクの面積も異なることにな
り、記録画像の画像濃度の不均一を招く。さらに、文字
などを記録した場合には、細かいすき間などの、実際に
は画像データがなく、転写されるべきでない個所までイ
ンクが転写されてしまい、文字がつぶれてしまう現象な
どを招く。
このような点を解決するために1.各々の発熱抵抗体に
ついて、画信号データとしてマークデータが連続して、
到来したときは、スペースデータに続いてマークデータ
が到来する時よシ通電時間を短くする方式が提案されて
いる(特公昭55−48631)。すなわち、前回の通
電サイクルの通電の有無に応じて次回の通電サイクルの
通電時間を2段階に切換えるものである。この方式によ
れば、前述した欠点がある程度は緩和されるが、このよ
うな方式では、制御の方法が不充分であり、実際には、
特に高速記録時においては、発熱抵抗体の温度の履歴が
種々異なってくるため、依然として記録濃度の不均一が
生じる。
〔発明の目的〕
この発明は上述した従来装置の欠点を改良したもので、
高速記録時に於ても、記録濃度の安定した記録画像を出
力することのできる、またカラー記録時には同一色相で
は、色相、濃度が均一である記録画像を出力することの
できる熱転写式記録装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
この発明は、各発熱抵抗体の印字開始時から、今回の通
電前までに蓄積されている蓄積エネルギー量と、各発熱
抵抗体に入力される画像データとから、ひとつひとつの
発熱抵抗体に今回通電すべき通電エネルギー量と、その
発熱抵抗体に、今回の通電後に蓄積される蓄積エネルギ
ー量とを演算によって求め、この演算によって得られた
通電エネルギー量に従って、各発熱抵抗体に注入するエ
ネルギーを制御し、また、演算によって得られた蓄積エ
ネルギー量は、次回の通電エネルギーを演算する際に使
用するために、記憶しておくことを骨子としている。さ
らに具体的には、各発熱抵抗体に入力されてくる画像デ
ータと、各発熱抵抗体の蓄積エネルギー量とから、今回
の各抵抗体に注入する通電エネルギー量と、今回の通電
後の蓄積エネルギー量を演算する演算手段と、各発熱抵
抗体の印字開始時点から、今回の通電時点までに、蓄積
されている蓄積エネルギーを記憶しており、新しく蓄積
エネルギー量が演算されるたびに、前の蓄積エネルギー
量を更新してゆき、次回の演算の際には、この更新され
た蓄積エネルギーを、演算手段へと供給する、あるいは
、この蓄積エネルギー量データに各発熱抵抗体ごとに重
みづけを行ない前記演算手段へと供給する蓄積エネルギ
ー記憶手段と、前記演算手段から出力される通電エネル
ギー量を一時記憶しておく通電エネルギー量記憶手段と
、この通電エネルギー量記憶手段から出力されるデータ
に従って各発熱抵抗体の通電エネルギー量を制御する通
電エネルギー量制御手段とを備えたことを特徴とする。
〔発明の効果〕
この発明によれば、通電エネルギー量を求める際に、従
来の方式のように、各発熱抵抗体への画像データと過去
の画像データから求めるのではなく、各発熱抵抗体への
画像データと現在までの蓄熱量とから、言い換えれば各
発熱抵抗体への画像データと過去に逆登るほど小さくな
るように重み付けをされた過去の画像データとから、今
回の通電エネルギー量を算出しているために、この演算
結果は各発熱抵抗体の温度変化がより正確に反映されて
おり、従来の方式に比べて記録濃度をより均一にでき、
特に高速記録時に於て、その効果は顕著である。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、この発明の1実施例の概略金示したものであ
る。まず入力画像データ(1)は、入力バッファ(2)
へと導かれ、ここで適当な処理を受けた後、通電エネル
ギー、蓄積エネルギー演算部(3)への入力信号4とな
る。通電エネルギー、蓄積エネルギー演算部3は、入力
バッファ(2)からの出力データ4と蓄積エネルギー記
憶部(5)からの出力データ(6)とから各発熱抵抗体
への通電エネルギーと通電後に各発熱抵抗体に蓄積キれ
る蓄積エネルギーとを演算することによって求め、その
結果をそれぞれ通電エネルギーデータ7と蓄積エネルギ
ー量データ(8)として、通電エネルギー制御部(9)
蓄積エネルギー記憶部(5)へと出力する。蓄積エネル
ギー記憶部(5)には、各発熱抵抗体の和学開始時点か
ら現時点までの、蓄積エネルギー量データが記憶されて
おり、この記憶部から出力される蓄積エネルギー量デー
タ(6)は、演算部30入力信号6として供給される。
また蓄積エネルギー量記憶部5に記憶されている蓄積エ
ネルギー量データは、演算部(3)で新たに蓄積エネル
ギー量データ(8)が演算されるたびに、各発熱抵抗体
ごとに順次新しいデータに更新きれてゆき、常に現時点
での蓄積エネルギー量を保持するようになっている。通
電エネルギー記憶部(9)は、通電エネルギーデータ(
7)を一時記憶しておき、サーマルヘッド(10)への
読み出し信号によって、記憶されていた通電エネルギー
データが読み出され、サーマルヘッドの入力データ(1
1)として供給され、サーマルヘッドによって印字され
る。また、これらの各回路は、タイミングコントローラ
(12)によシ制御されている。以上が、本実施例の概
略であ9次に各部の記憶について詳細に説明する。
この実施例では、各−発熱抵抗体への通電エネルギー量
と通電後の蓄積エネルギー量とを、入力画像データと現
在まで蓄積されている蓄積エネルギー量データとから演
算する構成となっており、この演算に用いる、入力画像
データと蓄積エネルギー量データのビット構成、演算の
方式は、本実施例では、第2図に示すような構成として
いる。ここで現在、注目しており通電エネルギー量ある
いは蓄積エネルギー量の演算を行なおうとしている発熱
抵抗体がサーマルヘッド上で、1番目の発熱抵抗体であ
るとすると、その右側に並んだ発熱抵抗体を順番にl 
 I T r  2 T ” l・・・番目の抵抗体と
し、また注目している発熱抵抗体の左側に並んだ抵抗体
を順番に;+x、、;+2.・・・番目の抵抗体とする
。(本実施例ではサーマルヘッドはA4幅、12ドツト
/ mmのラインヘッドを用いたので、抵抗体の数iは
、1≦1≦2592である。)すなわち、本実施例では
、現在注目している1番目の発熱抵抗体に通電すべき通
電エネルギー量は、注目している抵抗体、2よびi±1
.l±2番目の抵抗体への画像入力データD1±2.D
i±l、Diと、それらの抵抗体に現在までに蓄積され
ている蓄積エネルギー量データQi±21 Qt±11
Qiとから求め、また、i番目の発熱抵抗体の通電後の
蓄積エネルギー量は、同様に、注目している抵抗体およ
びi±1、i±2番目の抵抗体への画像入力データDi
±2、Di±1.Diと、それらの抵抗体に現在までに
蓄積されている蓄積エネルギー量Qi±2.Q1±1.
Qi とから求める方式である。またここで蓄熱量デー
タは、各抵抗体で4ビツトにしている。
第3図は、第1図の入力バッファ(2)と蓄積エネルギ
ー記憶部(5)の構成例を示したものである。本実施例
では、画像データはイメージメモリ(2o)に・収納さ
れている。イメージメモリに収納されている画像データ
は、タイミングコントローラ(12)の発生するM R
信号によって、8ビツトパラレルの画像入力信号(1)
となって、メモリから読み出され、LD信号によってシ
フトレジスタ(21)にロードされる。シフトレジスタ
(21)はパラレル−シリアル変換を7行ない、ロード
終了後に発生する5RCLKによp1パラレルにロード
された画像データ(1)を1ビツト毎に次段のシフトレ
ジスタ(22)に出力する。5RCLKによって、8ビ
ツトのデータがすべて、シフトレジスタ(21)から出
力されると、タイミングコントローラ(12)は、5R
CLKを止め、再びMR倍信号発生し、次のデータをイ
メージメモリから読み出し、以後、1ラインふんの画像
データを読み出してしまうまで上記の動作をくシ返す。
シフトレジスタ(21)でパラレル−シリアル変換を行
なっているのは、通電エネルギー、蓄熱エネルギー演算
などの画像処理を各抵抗体ごとに行なうためで、例えば
画像データがシリアルに伝送されてくるような場合には
、シフトレジスタ(22)に直接入力すればよい。シフ
トレジスタ(22)は、シフトレジスタ(21)から出
力されてくるシリアルな画像データ信号から、演算部(
3)に供給するのに必要な画像データを取9出すだめの
もので、ここではシリアル−パラレル変換を行なってい
る。
本実施例では、第2図に示したように、演算部(3)へ
と供給するデータ(4)は、現在注目しているi番目の
発熱抵抗体、およびその付近のi±1.i±2番目の発
熱抵抗体への画像入力データであるので、シフトレジス
タ(22)からの出力のうチ、i、i±i、i±2番目
の発熱抵抗体への画像データ5ビツトを演算部(3)へ
出力する構成となっている。
また第3図のリードオンリメモリRAMA (23)。
ラッテ(24) 、 (25) 、 (26) 、 (
27) 、 (28) 、アダー(29) 、 (30
) 、ライトアドレスカウンタ(31)、り一ドアドレ
スカウンタ(32)、セレクタ(33)は、第1図に示
した、蓄積エネルギー記憶部(5)を構成している。こ
こで、R,AMA(23)は、各発熱抵抗体の蓄積エネ
ルギーを記憶しておシ、R,AIViA(23)に供給
されるアドレスは、サーマルヘッド上の各発熱抵抗体と
1対1に対応しており、本実施例では、アドレスカウン
タ(31) 、 (32)より2592個のアドレスが
供給される構成となっている。また、演算部(3)で演
算された蓄積エネルギーデータ(8)は、第2図でも示
したように4ビツトで構成されており、RAfvl、A
 (23)のDIN端子に供給され、タイミングコント
ローラ(12)から出力4されるWR(@号によって、
ライトアドレスカウンタ(31)で指定されるアドレス
に書き込まれる。またRAMA (23)のDOUT端
子からは、リードアドレスカウンタ(32)で指定され
るアドレスに書き込まれていた蓄積エネルギーデー5夕
4ビツトが、RAMAのWR端子にWR倍信号出ていな
いときは、常に出力されている。ラッチ(24)乃至(
28)は、4ビツトラツチで構成されておシ、タイミン
グコントローラから出力さ九るLATCH信号によって
、ラッチの入力側に入って来る4ビツトの信号を出力側
に伝達し、そのまま、次のLATCH信号が入って来る
まで保持し続ける。
また、ラッチを5段従続に接続し、4ビツトのデータを
、LATCH信号の入るたびに順次上側にめるラッチへ
と移してゆくシフトレジスタを構成している。
すなわち、まずリードアドレスカウンタ(32)によっ
て、指定される最初の発熱抵抗体の蓄積エネルギーデー
タが、RAMA (23)のDOUT端子から出力され
、最初のLATCH信号で、ラッチ(24)に取シ込ま
れラッチ(24)の出力側へと出て来る。このLATC
H信号によシリ−ドアドレスカウンタ(32)の値が1
つ増加し、DOυT端子には、2番目の発熱抵抗体に蓄
積されている。蓄積エネルギーデーりが出力され、ここ
に次のLATCH信号が入ってくると、この2番目の発
熱抵抗体す蓄積エネルギーデータがラッチ(24)に取
シ込まれ、同時に最初の抵抗体の蓄積エネルギーデータ
は、ラッチ(25)へと取り込まれる。
このように、LATCH信号が入るたびに、肱風(23
)から読み出された蓄積エネルギーデータが、順次シフ
トされてゆき、第2図にも示したように、現在注目して
いるサーマルヘッド上でi番目の発熱抵抗体の蓄積エネ
ルギーテータがラッチ(26)に出力され、i+1. 
i+2. i−1,i−2番目の発熱抵抗体の@積エネ
ルギーデータは、それぞれ、ラッチ(25) 、 (2
4) 、 (27) 、 (28)に出力されるような
構成となっている。
そこで前にも説明したように、現在注目しているi番目
の発熱抵抗体への通電エネルギー量と通電後の蓄積エネ
ルギー量は、i、i±1.i±2番目の発熱抵抗体の画
像入力データと現在まで蓄積されている蓄積エネルギー
データとによって、演算されるので、第3図で言えば、
シフトレジスタ(22)の出力である画像データ5ビツ
トと、2ツチ(24)乃至(28)の出力である蓄積エ
ネルギーデータ4ビツトX5=20ビツト、すなわち合
計25ビツトのデータを用いることによシ、通電エネル
ギー量と、蓄積エネルギー量の演算を行うことができる
しかし、25ビツトのデータを用いて、演算を行なうの
は非常にたいへんなために、本実施例アは、次のような
簡単化を行なっている。演算によって求めるi番目の発
熱抵抗体への今回の通電エネルギー量をE、、また、通
電後のi番目の発熱五 抵抗体の一1エネルギー量をQ、とすると、これ! らの値は、i、i±1.i±2番目の発熱抵抗体の現在
までの蓄積エネルギー量。i、Qi−hx、Qiよ2の
関数となっているので、次のように表わすことができる
ki−zQi−2,ki+2Qi+z 、・・・・・・
)     ・・・ (1)ここで係数ki、ki±1
.ki±2は、各発熱抵抗体の現在゛までの蓄積エネル
ギーが、i番目の発熱抵抗体への今回の通電エネルギー
量E!と蓄積エネルギー量Qiとを演算する際に影響を
与える太きさを示す係数である。本実施例では、これら
の係数の大きさは、i縞目の抵抗体からの距離だけにE
i  、Qi =f (kiQi 、kil(Qi−1
+Qi+x ) 、kizn−11’l−1 (9皿 −2+Qi+2  )  、・・・・・・  
 )                       
・・・    (2)と近似している。更に、i番目の
抵抗体とi±2番目の抵抗体との距離は、i番目の抵抗
体とi±1番目の抵抗体との距離の2倍となっているた
めに、演算に与える影響は、i±1番目の抵抗体の方が
i±2番目の抵抗体よシも大きいはずである。
そこで本実施例では、 ki2=−kilと簡単化を行
なっている。以上のことを考慮して、実現したのが、第
3図のアダー(29) 、 (30)である。
すなわちアダー(29)では、ラッチ(25)とラッチ
(27)から出力される、i+1.iり番目の抵抗体の
現在までの蓄積エネルギーデータ各4ビットの相加平均
をとり、すなわち、演算部(3)へ供給される蓄積エネ
ルギーデータとして、アダー(29)の上位4ビツトを
出力する。また、アダー(30)では、ラッチ(25)
とラッチ(28)から出力される、i+z、i−2番目
の抵抗体の現在までの蓄積エネルギーデータ各4ビット
Ω相加平均をとシ、更に、係数ki2がkizの半分で
あることを考慮し、演算部(3)へ供給されるi±2番
目の発熱抵抗体の蓄積エネルギーデータとして、アダー
(30)の上位3ビツトを出力する。
すなわち、演算部(3)へと供給される演算に用いるデ
ータとしては、シフトレジスタ(22)の出力である画
像データ5ビツト、ラッチ(26)から出力されるi番
目の抵抗体の蓄熱エネルギーデータ4ビツト、アダー(
29)から出力されるi±1番目の蓄積エネルギーデー
タ4ビツト、アダー(30)から出力されるi±2番目
の蓄積エネルギーデータ3ビツトの合計16ビツトに簡
単化する構成となっている。
演算部(3)は、1番目の発熱抵抗体に注入される通電
エネルギー量Ei  とこのエネルギーが発熱抵抗体に
注入され、次にi番目の発熱抵抗体が通電されるまでに
蓄積されている蓄積エネルギー量Q 、nを画像入力デ
ータDi−z 、Di−t 、Di 、Di+t 、D
i+zと過去から現在までの蓄積エネルギー量データす
なわち、 Ei=f(α1−zDi−z、αi−I Di−1、α
iDi 、αi+tQi = f (α1−2Di−2
,α1−1Di−i、αiDi、αi+1Di+1 、
αi+2Di+2.kiQi  、kil(Qi−t+
Qi+1) 。
の関係で表わされる。とこでRは、次の通電サイクルま
での間に、抵抗体から流出してゆくエネルギー量である
。これらの量は、基本的に熱伝導方程式を解けは良く、
数値解析により求まる。但し、理論でのみ決定されるこ
とはなく、実験的に求まることが多い。
本実施例では、この演算部は、FLOMで構成した。す
なわち、R,OMのアドレスデータに、前述の画像デー
タ5ビツトと、蓄積エネルギーデータ11ビツトを入力
する。又、ROMの出力として、4ビツトの通電エネル
ギー(7)と、蓄積エネルギー(8)を得るようになっ
ており、ROMの出力の1バイトの上位4ビツトに通電
エネルギー下位4ビツトに蓄積エネルギー量を割り当て
である。従って本実施例では、演算部(3)のROM容
量は、64にバイトとなっている。
次に、第4図のタイムチャートを用いて、第3図の回路
の構成をもう一度説明する。まずM R信号によシ、イ
メージメモリ(20)から、画像データが読み出され、
シフトレジスタ(21)に、LD信号の立下がりでロー
ドされる。次に、5RCLKの立上が9で、シフトレジ
スタ(21)にロードされたデータがパラレル−シリア
ル変換され、シフトレジスタ(22)に次々と入力され
て来る。8ビツトのデータのシフトが終ると、次の8ビ
ツトのデータを入力するために、タイミングコントロー
ラからは再びMRの信号が出される。以後、この過程を
1ライン分のデータ(324バイト)が終了するまでく
シ返す。
また5RCLKと同時にLATCH信号が出され、RA
MA (23)から出力される蓄熱量データを次々と上
方にあるラッテへとシフトしてゆく。また、とのLAT
C)1信号によって、RAMA−(23)の蓄熱量デー
タ読出しのアドレスが1つづつアップしてゆき、次々と
各発熱抵抗体の蓄熱量データがRAMA(23)の出力
端子から出力される。またWR倍信号よって、演算部か
ら出力されてくる各発熱抵抗体の演算された蓄熱量デー
タがRAMA (23)に書き込まれ、また同時に、デ
ータを書き込むアドレスが次々にアップされてゆく。
データをリードするアドレスとライトするア、ドレスと
が、図のように異なっているのは、最初の抵抗体の通電
エネルギーと蓄熱エネルギーとを演算するためには、最
初の抵抗体の画像データがシフトレジスタ(22)の下
から3ビツト目、また、最初の抵抗体の蓄積エネルギー
データが、ラッチ(26)の出力に出てくるまで、シフ
トさせなければならないためである。また、RAMA(
23)のリードするアドレスとライトするアドレスとが
異なっているために、セレクタ(33)を用いてリード
時のアドレスとライト時のアドレスとを切り換えている
。1ラインのデータの演算がすべて終了すると、次の2
インの読出しを開始する同期信号が来るまで、すべての
信号はオフになっている。同期信号が入ってくると、再
び次のラインのデータの読出しを行ない、全ラインのデ
ータ処理が終るまで、上記の過程ヲ<シ返してゆく。
第5図は、第1図の通電エネルギー制御部(9)の部分
を示している。本実施例では、分解能12ドツト/ m
m、 A 4幅のサーマルヘッドを使用しているので、
サーマルヘッド上の発熱抵抗体の数は合計2592ビツ
トである。更に、サーマルヘッドへのデータ転送時間を
短くするために、本実施例ではシリアルにデータを入力
できる入力ポートを9個有したサーマルヘッドを使用し
ている。すなわち、入力データポートが5iN1乃至5
IN9の9個に分かれてお9.1つのポートには、発熱
抵抗体288個分のデータが入力されるようになってい
るヘッドを使用している。
第5図で、演算部(3)で演算された通電エネルギーデ
ータ(7)は、バッファ11(40)乃至バッファ19
(42)又はバッファ21(41)乃至バッファ29(
43)の9個のバッファを介して、RAMB 11 (
44)〜RAMB 19 (46)又はR,AMB21
 (45)〜RAMB 29(47)の9個のRAll
、4の入力端子へと供給される。
ここで、バッファ1.バッファ2 、 RAMBI 、
 EtAMB2などがすべて9個で1組になっているの
は、9個の入力ポートに対応させであるためで、例えば
サーマルヘッドの入力ポートが1つの場合には、これら
のバッファ、RAMは1個で構成すればよい。まだここ
で、バッファRAMBがそれぞれバッファ11乃至19
バツフア21乃至29又、RAMB11乃至B19、R
AMB21乃至B29と、2組用意されているのは、高
速化に対応したものである。
例えばFt、AMB 11〜B19にデータを書き込ん
でいる間は、’ RAMB21〜B29からはデータを
読み出しているというように、書き込みと読み出しの動
作を並行して行なわせるための構成であり、もちろん時
間がかかっても良い場合には、バッファ、RAMBはそ
れぞれ1組だけでも良い。
まず、最初にタイミングコントローラ(12)から01
の信号が出力されているとする。Gl’、G2 はそれ
ぞれ、バッファ11〜19.バッファ21〜29のC8
1端子に供給されてお9、ql 信号が出ている時には
G2は出ず、C2信号が出ているときにはG1信号が出
ないようになっている。各バッファはC81及びC82
の端子に′0”の信号が来た場合だけ、ゲートを開き、
演算部から出力された通電エネルギー量データがRAM
Bへと供給され、それ以外の場合には、通電エネルギー
のデータラインはRAMBから切シ離されている。
RAM、Bは、WR端子に信号が来た場合には、アドレ
スカウンタ(48)又は(49)で示されるアドレスに
入力端子上のデータを書き込み、それ以外の場合には、
アドレスカウンタで示されるアドレスに書き込まレテイ
るデータを出力している。またアドレスカウンタは、R
AMBI用のアドレスカウンタ(48)。
RAMB2用のアドレスカウンタ(49)と2つあり、
それぞれすべで′のR,AMBI 、RAMB2に同じ
アドレスデータを供給している。
アドレスデータは、ポート1つあたシの発熱抵抗体の数
だけろ9.9ポートの場合には288個のアドレスデー
タをRAMBに供給している。今Crlの信号が出てい
るので、RAMB2は、通電エネルギーのデータライン
からは完全に切シ離されている。甘ず、最初の発熱抵抗
体の通電エネルギーが演算されるとタイミングコントロ
ーフ(12)からは時には、バッファ11 (40)の
ゲートが開くために、通電エネルギーデータがRAMB
11のデータラインに入ってくる。
そして、RAMBIアドレスカウンタ(48)で示され
るアドレスに;通電エネルギーデータが書き込まれる。
ここでRAMB11WR−RAB19WR信号は、第4
図のWR倍信号288ごとに区切った信号で、最初の2
88個のWR倍信号II(、AMBllWRとなって、
RAMBIIヘデータをライトする信号となシ、次の2
88個のWR倍信号RAMB12WRとなって、R,A
MB12ヘデータをライトする信号となる。同様にして
最後の288個のWR倍信号RAM B19WRとなっ
てR,AMB 19ヘデータをライトする信号となる。
また各RAMHのバッファは、灸RAMBにWR倍信号
来た時だけゲートを開き、通電エネルギー量データをR
A、MBに書き込むことが出来るようになっている。
いま、RAMBIIに、最初の発熱抵抗体への通電エネ
ルギーデータが書き込まれると、タイミングコントロー
ラからはWRIの信号が出てRAMB 1アドレスカウ
ンタのアドレスを1つアップする。
このWRlの信号はRAMB11〜B19のどれかひと
つに、WR傷号が出るたびに出力される信号ある。
次に2番目の発熱抵抗体への通電エネルギーも同様にし
てRAMB11に書き込まれる。同様なことをくシ返し
、RAMB11には、最初の288個の抵抗体への通電
エネルギーが書き込まれる。
アドレスカウンタ(48)は、288を周期としている
ために、288個目の発熱抵抗体への通電エネルギーが
RAMB11に省き込まれた後には、アドレスカウンタ
(48)の出力は、最初の抵抗体への通電エネルギーデ
ータを書き込んだアドレスと同じアドレスが出力されて
いる。次に289個目の発熱抵抗体への通電エネルギー
データは、タイミングコントローラからは、RAMB1
2WRの信号が出されるために、RAMB12へと書き
込まれ、RAMB 11のデータラインは、通電エネル
ギーデータラインから切シ離されてしまう。RAMB1
1の場合と同様に、RAMB12も、第289挙目から
577番目の発熱抵抗体への通電エネルギーデータ28
8個が書き込まれたのち、通電エネルギーのデータライ
ンから切シ離される。同様な過程をくり返して、最後の
288個、すなわち2304個目から2592個目の発
熱抵抗体への通電エネルギーデータがRAMB19に書
き込まれると、1ラインの演算処理が終了する。
RAMB 11 (44)乃至RAMB19 (46)
に、1ラインの通電エネルギーデータが書き込まれてい
る間に、RAMB 21 (45)乃至’RAMB2’
9 (47)からは、前もって書き込まれてあった各発
熱抵抗体への通電エネルギー量データが、マルチプレク
サ1(50)乃至マルチプレクサ9(51)e介して、
サーマルヘッドに読み出され、抵抗体に通電が行なわれ
、画像が記録されている。いまRAMB2は通電エネル
ギーデータの2インからは、切り離されている。
またRAMB21VI−RAMB29WRの信号は、q
lが出力されているために、出力されないようになって
いる。すなわちR,AMB2は常にリードの状態になっ
ており、データラインにはRAMB2アドレスカウンタ
(49)で示されるアドレスに書き込まれていた通電エ
ネルギーが出方されている。マルチプレクサでは、R,
AMBIから出力される通電エネルギーデータとR,A
MB2がら出力される通電エネルギーデータ各々4ビツ
トのなかから、書き込みが行なわれていない方のRAM
Bがらのデータ1ビツトを、各ボートに供給するように
信号の選択を行なっている。信号の選択を制御するため
に、タイミングコントローラはマルチプレクサコントロ
ール信号51を出力している。現在の場合、RAMB2
1〜B29がリードの状態にあるので、マルチプレクサ
からはRAMB2がら出力された4ビツトのデータのう
ちの1ビツトが出力されている。
タイミングコントローラから発生されるCLK信号によ
って、サーマルヘッドのSIN端子に出力されていたデ
ータが、ヘッド内のレジスタに取シ込まれる。それと同
時にCLK2の信号がタイミングコントローラから発生
されRAMB2アドレスカウンタのイ直を1つアップす
る。すると2つ目のデータがSIN端子に出力され、次
のCLK信号によりて、ヘッド内のシフトレジスタに取
り込まれ、最初にシフトレジスタに入ったデータは、1
つシフトする。この操作を288回〈シ返すことによっ
て、RAMB 21 (45)内のすべてのデータがサ
ーマルヘッド内へと読み込まれる。なお、RAMB21
(45)〜RAMB29 (47)からのデータの読み
出しは、同時に行なわれるために、288回の読み出し
f、RAMBZ内に収納されていた1ラインのデータは
すべてサーマルヘッド内のシフトレジスタに取シ込まれ
ることになる。以上のようにして、ヘッド内に取シ込ま
れたデータは、タイミングコントローラの発生するサー
マルヘッド制御信号(52)により1、記録紙へと印字
される。
第6図には、演算部から出力される4ピCツトのhxエ
ネルギーデータ(力と実際に行なわれる印字との関係を
模式的に示しである。本実施例では、サーマルヘッド上
の各発熱抵抗体に加わっている電圧は一定となっている
ため、各発熱抵抗体に注入できる通電電流は一定である
。そのために、各発熱抵抗体への通電エネルギーを変化
きせるためには、通電する時間を各抵抗体ごとに変化さ
せなければならない。従って、演算部から出力される4
ビツトの通電エネルギーデータは、各発熱抵抗体への通
電時間のデータとなっている。しかし、サーマルヘッド
は構造上から各抵抗体ごとに通電時間を変化させること
ができない。すなわち、SIN端子からヘッドに取シ込
捷れたデータがOI+の発熱抵抗体には通電が行カわれ
ず、データが1″の発熱抵抗体だけに通電が行なわれ、
通電される発熱抵抗体の通電時間は、どれも同じ時間幅
となっている。そこで、ある発熱抵抗体の通電時間を長
くして、また、他の抵抗体への通電時間を短くしようと
した場合には、通電時間を長くしたい抵抗体には何回か
1°″のデータを入力し、短くしたい抵抗体には0″の
データを入力し、通電を何1回かくシ返すことによシ実
現できる。
本実施例では、第6図に示すように、MEN−1〜ME
N−4の4つの通電時間全設定し、これらの4つの通電
時間と演算部から出力されてくる通電エネルギーテータ
とが1対1に対応している0すなわち、例えば通電エネ
ルギー量データ第6図(a)の最上位ビットEi 1が
通電時間T1に対応して、Ei2が’p2.Ei3がT
s、Ei4がT4に、それぞれ対応し、各抵抗体の通電
時間は通電エネルギーデータ4ビツトのうちで、データ
が1”であるビットに対応する通電時間が選択されるよ
うな構成となっている。例として、通電エネルギーデー
タがE i 1 = E i 3 = E i 4 =
 1 、 E i 2 = 00ような場合を考えると
第6図(b)に示すようにT1.T3゜T4の通電時間
が選択され、この抵抗体には>Tl十T3 +T4の時
間、通電が行なわれる。本実施例では、このような方法
で各発熱抵抗体への通電時間を変化させている。
また、本実施例では、Tz 、T2 、Ta 、T4の
時間幅が自由に設定できるようになっているために、第
6図のように各時間幅が同じすなわちT1=T2=T3
 =T4の場合には、最大4段階の通電時間が選択でき
、これらのパルス幅の比が、すべて異なるように設定し
た場合には、通電時間幅としては16段階のパルス幅が
選択できるようになっている。また、通電エネルギーデ
ータのビット数を増加させたり、長さの異なった通電パ
ルスの順番を変化させたシすることによって、よ)細か
な通電時間の制御ができるようになる。
そこで再び第5図の説明に戻る。いjR,AMB2から
、288回の読み出しによって、サーマルヘッドへと読
みこまれたデータは、通電エネルギーデータ4ビツトの
うちの1ビツト、例えば最上位のビットであり、サーマ
ルヘッドコントロール信号(52)からは、Tlの時間
幅の通電パルスが出力され、RAMB2からの出力デー
タの最上位ビットに1″のデータが入っていた部分だけ
が印字される。
次にタイミングコントローラは、RAMB2の第2番目
のビットをサーマルヘッドへ読み出すように、マルチプ
レクサコントロール信号(51)を発生する。
そして、再ひヘッドへの読み出し信号が火源、RAMB
2の2番目のデータが名訳てれて、サーマルヘクト内の
シフトレジスタに288回の読み出しで、1ラインすべ
て読み込まれる。この時には、ヘッドコントロール信号
からは、120時間幅の印字パルスが出力される。以上
の過程、すなわち、データのRAMB2からの読み出し
と、印字を4回くり返すことによって、1ラインの印字
がすべて終了する。
次に、1ラインの印字が終了した後には、Glの信号が
OFFとな9、タイミングコントローラからはG2信号
が出力されてR,AMB2には、演算部から出力される
通電エネルギーが壱′き込まれ、RAMB1からは、通
電エネルギーデータがヘッドへと読み出てれて、次のラ
インの印字が行なわれる。以下、上記の過程を、一画面
の印字が終了するまでくり返す。
去4玉CLKパルスによって、一方のRAMBのデータ
から、まず最上位ピッ)、Eilに読み出し、ヘッド内
のシフトレジスタに取9込まれる。288個のデータが
取9込まれると(すなわち9個のRAMBが同時に読み
出されるので、1ラインのデータがすべて取り込まれる
)次にALATCH傷号がヘッドコントロール信号から
出力されサーマルヘッド内の各抵抗体に対応したラッチ
にラッチされる。すなわち、このALATCH信号によ
ってラッチされたデータが次のM−ENの信号によシ、
印字されるような、サーマルヘッドの構造になっている
データのラッチが行なわれると、まず第1回目の印字が
IVI −E N信号によって行なわれる。この第1回
目のM−EN信号は、第6図で示したTIのパルスであ
り、この信号によって、最初にヘッド内に取り込咬れた
Eilのアークのうちで1″のデータが取り込′−!れ
た抵抗体のみに印字が行なわれる。また、これと同時に
データのラッチが終ると再びCLK信号が発生され、R
AMB2からは2ビツト目のデータEi2のアークがヘ
ッド内シフトレジスタへ取り込まれる。CLK信号は、
288個出力されるとOFFになυ、印字パルスM、−
ENのT1の時間、すなわぢ、Eilの印字が終ると次
のALATCH信号が出力されて、シフトレジスタに取
り込まれたEi2のデータがヘッド内ラッテに取υ込ま
れ、次にEi2の印字が行なわれる。
なお、ここでAI、ATCH信号は、M −B N信号
が出ている間、またはCLK信号が出ている間は、出力
されないような構成となっている。
以上のような過程をくり返し、4回の読み出しと、印字
を行なうことにより、1ラインの印字が終了する。この
間、もう−組のRAMBには、次のラインの通電エネル
ギーデータが書き込まれているが、この書き込みのタイ
ミングはRAMAに書き込むのと同様のタイミングであ
り、ただデータを288個書キ終わるごとに、次のR・
AMBに書き込んでゆくところが異なっているだけであ
る。
又、通電エネルギーの決定に際しては、発熱抵抗体が所
定の温度に達するような値とすることが好ましく、本発
明者等はインクの転写率は、発熱抵抗体へ到達温度にの
み依存することを実験的に確認している。
以上説明したこの実施例の特徴は、以下のとおシである
(1)  蓄積エネルギー量を、今記録し、うとするラ
イン以前の記録による蓄積エネルギー量及びこれから記
録しようとするラインでの画像データとから決定するこ
と、 (2)通電エネルギー量を、この蓄積エネルギー及び今
(れから記録しようとする画像データから決定すること
、 (3)熱の流れについては、時間的なもの及び空間的彦
ものを考慮していること、 である。
又、この発明は、実施例には何等限定されず、この4発
明の趣旨を逸脱しない範囲でのいがなる変形をも、この
発明に含まれるのは当然である。例えば、演算部(3)
を構成するROMの記憶内容は、理
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略を示す概念図、第2図は、実施例
で用いた演算部人出方の構成図、第3図は、入力部2.
演算部、、蓄積エネルギー記憶部の構成図、第4図は第
3図のタイミングチャート、第5図は、通電エネルギー
制御部の構成図、第6図は、通電エネルギー制御の方法
を説明するための図F雛もである。 (3)・・・演算手段、(5)・・・蓄積エネルギー記
憶手段、(a)・・・通電エネルギー制御手段。 代理人 弁理士   則 近 憲 佑 (ほか1名)第
  1  図 草21旦 第8図 第4図 (a−) (ムリ WRd≧、y、2S1?3#319S>#>#mMH−
Ma!−);−、XAぬ々 第す図 手 続 補 正 書(自発) ” ” 5 e 12.’i  B 特許庁長官若杉和夫殿 1 事件の表示 昭和57年特願第207710号 2 発明の名称 サーマル記録装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (307)束爪芝浦電気株式会社 4、代理人 〒100 東京都千代田区内辛町1−1−6 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の同容 (1)本願明細書第16頁第9行目乃至第18頁第1行
目の「演算によって・・・行なっている。」とい( う記載)、「演算の基本となるのは、良く知られている
以下の熱伝導方程式である。 ただし、 T;温度 a;熱伝散軍 4;単位体積、単位時間当りの発熱量 ρ;密度 C;比熱 である。山式のような微分方程式によって規定されるサ
ーマルヘッドの通電エネルギー量を、ディジタル演算に
よって制御するためには、ディジタル回路に適用し易い
形の解が必要である。 ここで本発明者等は、以下のような境界条件を設定した
。すなわち、印字周期を時間増分△τ、発熱体列のピッ
チ、列と直角方向の寸法、そして、発熱体直下のグレー
ズ層の厚さを、それぞれ、空間増分△X、△y、△2と
しだ。更に、任意の印字周期nにおける任意の配列順序
iの発熱抵抗体近傍の温度をTinとすると、1点にお
けるエネルギーバランスは、前進差分方程式として、以
下のような式が得られる。 △τ ただし、 T4n = TD¥ +  R4−R3。 To;室温、に;熱伝導率、 (: i = p メ)
(a7△zここで、 qo;発色材を発色させるのに使用されるエネルギー、 qin ;発熱体から供給されるエイ・ルギーである。 サーマルヘッドによる印字品質を最良の状態に保つとい
うことはs  Qoを一定値になるよう制御することで
ある。このqoは、発色材に向かう方向での温度勾配の
時間積分で決定される性質のものである。又、発熱体に
供給される)くルスのノくルス幅tinが制御可能な因
子とすれば、qOは、蓄熱状態の記述でめるTln、セ
して rplnの関数であるctin(=V2/(R@
tin)) K依存tル。 したがって、qoが一定となるようなTlnの関数t1
nで求めれば制御可能となる。又、発熱抵抗体から発色
材までの距離は、発熱抵抗体の寸法より小さいので、−
次元の非定常熱伝導の問題としで扱うことができる。こ
うして、本発明者等は、以下のような解を得た。 J”=KB1 ・Din・((1+KB2(1−Qln
) )/(1−KH3(L−−Ql)l’l  ・・・
(3) ここで、 KW1+KE2.KH2;定数1 (正規化温度) である。更に、(3)式は、この実施例において扱い易
い形とするための変形であって、この成形に限定される
ものではない。例えば、印字周期、ヘツ゛ドの解像度、
ヘッドの構造、ヘッドの材料といった物理的条件、物性
値、解を求める際の近似方法などにより、様々な形の式
が誘導が可能である。 (3)式により注入エネルギーqln(V2tin外)
が決定する。すると、(2)式からT il’l+ 1
.すなわち、次の印字周期における温度を予測すること
ができる。 Tin+1ハ、実1!Jill−1:、’rin、’r
th、、 k ケテハfz <、Tu’?、’I’D¥
という温度の関数になっている。しかし、温度の伝達と
、記録速度とからの考察により、以下の式を得る。 Q i” 1”KQl (Q 1n十KQ2(1−Qi
n) ヅT711)十Kq3((Qirll +Q i
早1)/2)(3) 、 +4)式は、定量的にも重要
であるが、定性的にも重要な結果を示している。すなわ
ち、両式は便宜上、 tin=f(Qin、 D、n)     −曲間(5
)Ql n+1”g(Qi n+Qi8t+Dl nJ
)、、、) −==・=t6)と筈き表わざ几る。f(
2)、g(x)は、関数を表わしている。(5)式より
、印加すべきパルス幅tinは、蓄積エイ・ルギQ4n
とデータDir)ら演算されることがわかる。同様にし
て、(6)式から、次の印字周期における蓄積エネルギ
Q1n+1は、現時点での蓄積エネルギ分布Q¥血とデ
ータ列D1ヤ□(m−1、0、+1)から求まる。 東に、(4)式では、1番目の発熱体に影響を与える蓄
積エネルギは、左右の発熱体(i−1番目と;i十16
目)でほぼ同程度と仮定することにより、対象形、すな
わち、相加平均の単純化を行なっている。 更に、(2)式には、収束条件が課せられ、差分方程式
の解が収束するためには、サーマルヘッドの解像朋が1
 mrL/ 12本の場合、その印字周期が、約3.8
 m sec 、又、1籠/16本の場合、その印字周
期が、約2.1m5ecよりそれぞれ短くなければなら
ない。つまり、高解像度になればなる程、印字周期内の
熱の移動が、隣接する体積要素よp遠くまで及ぶ現象が
生じやすくなる。このようなことを考慮して、との実施
例では、2つ隣りの体積要素からの温度も考慮したハー
ド構成をとっている。」と補正する。 (2)本願明細書第18員第11行目乃至12行目の「
係数Ki2・・を考慮し、」という記載を削除する。 (3)本願明細魯第19頁第7行目の「蓄積エネルギー
量Q1n」という記載を、「蓄積エネルギー量Qin+
1−1と補正する。 (4)本願明細書第19員第10行目のIQ腎M。 Q腎: I Q4n−” j トイウ記載”k、r Q
1!2’+ Qlil、2IQ¥」と補正する。 (5)本願明細書第19頁第12行目乃至第20頁第7
行目のrEj=・・ことが多い。」という記載を[この
演算部(3)では、(3)式、(4)式にのっとり、熱
伝導方程式によるシュミレーションが行われ、結果とし
て、適切な通電エネルギ量と、次ライン周期における蓄
積エネルギの予測値を出力する。 通電エネルギ量のデータは、通電エネルギ制御部(9)
を介して、サーマルヘッド(lO)に供給される。蓄積
エネルギ予測値は、蓄積エネルギ記憶部(5) K記憶
され、次の印字周期での演算部(3)の入力として使わ
れる。このようにして、lライン毎に再帰的に蓄積エネ
ルギ記憶部(5)の内容を更新しながら、非定常蓄熱状
態を7ミユレートする演算が、この発明の王眼をなす部
分である。」と補正する。 以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱記録ヘッド上の各発熱板゛抗体に蓄積される蓄
    積エネルギー量を記憶する書き換え可能な記憶素子から
    成る記憶手段と、前記記憶手段の出力データ及び入力画
    像データから前記各発熱抵抗体への通電エネルギーを演
    算する第1の演算手段と、同じく、前記記憶手段の出力
    データ及び入力画像データから、前記各発熱抵抗体に蓄
    積される蓄積エネルギー量を演算する第2の演算手段と
    、前記第1の演算手段の出力に応じて前記各発熱抵抗体
    に注入する通電エネルギー量を制御する制御手段とを具
    備することを特徴とするサーマル記録装置。
  2. (2)蓄積エネルギー量記憶手段は、各発熱抵抗体に過
    去から現在に至るまでに蓄積されている蓄積エネルギー
    量を記憶しておシ、漸次蓄積エネルギー演算手段の出力
    によって更新されてゆくことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のサーマル記録装置。
  3. (3)通電エネルギー量制御手段は、通電時間によって
    通電エネルギー量を制御するものであシ、通電時間を少
    なくとも2つ以上の時間帯に分割し、通−電エネルギー
    演算手段の出力に応じて選択された時間帯によって、通
    電エネルギー量を制御することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のサーマル記録装置。
JP57207710A 1982-11-29 1982-11-29 サ−マル記録装置 Pending JPS5998878A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57207710A JPS5998878A (ja) 1982-11-29 1982-11-29 サ−マル記録装置
DE8383307166T DE3378967D1 (en) 1982-11-29 1983-11-23 Thermal recording system
EP19830307166 EP0110675B1 (en) 1982-11-29 1983-11-23 Thermal recording system
CA000442098A CA1210988A (en) 1982-11-29 1983-11-28 Thermal recording system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57207710A JPS5998878A (ja) 1982-11-29 1982-11-29 サ−マル記録装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1307664A Division JPH02212163A (ja) 1989-11-29 1989-11-29 サーマル記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5998878A true JPS5998878A (ja) 1984-06-07

Family

ID=16544275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57207710A Pending JPS5998878A (ja) 1982-11-29 1982-11-29 サ−マル記録装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0110675B1 (ja)
JP (1) JPS5998878A (ja)
CA (1) CA1210988A (ja)
DE (1) DE3378967D1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6115469A (ja) * 1984-06-30 1986-01-23 Toshiba Corp サ−マル記録装置
JPS61116555A (ja) * 1984-11-12 1986-06-04 Ricoh Co Ltd サ−マルヘツド駆動装置
JPS61163866A (ja) * 1985-01-16 1986-07-24 Ishida Scales Mfg Co Ltd 印字デ−タ転送制御回路
JPS6322669A (ja) * 1986-07-16 1988-01-30 Alps Electric Co Ltd サ−マルプリンタ
JPS6413335U (ja) * 1987-07-15 1989-01-24
US5043742A (en) * 1989-02-09 1991-08-27 Victor Company Of Japan, Ltd. Correction of printing signal to be supplied to thermal head of thermal printer
EP0790131A1 (en) 1996-02-13 1997-08-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Apparatus and method for thermal image recording
US6023283A (en) * 1993-09-28 2000-02-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of and apparatus for recording an image in a thermosetting medium with post-recording heat treatment

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62132474A (ja) * 1985-12-04 1987-06-15 Matsushita Graphic Commun Syst Inc Ledアレイ光量ばらつき補正方法
US5400058A (en) * 1989-02-03 1995-03-21 Monarch Marking Systems, Inc. Thermal print head control for printing serial bar codes
JP3226595B2 (ja) * 1992-04-23 2001-11-05 キヤノン株式会社 記録装置および記録回路ユニット
JP3254913B2 (ja) * 1993-07-21 2002-02-12 セイコーエプソン株式会社 印字ヘッドの制御方法
US7298387B2 (en) * 2001-08-22 2007-11-20 Polaroid Corporation Thermal response correction system
TWI275495B (en) * 2004-09-21 2007-03-11 Sony Corp Printer and printing method

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4347518A (en) * 1979-09-04 1982-08-31 Gould Inc. Thermal array protection apparatus
US4415907A (en) * 1980-11-07 1983-11-15 Hitachi, Ltd. Printing pulse control circuit for thermal printing head
JPS5825965A (ja) * 1981-08-08 1983-02-16 Sony Corp プリンタにおける着色特性補正回路
JPS5856874A (ja) * 1981-09-30 1983-04-04 Sharp Corp 感熱記録装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6115469A (ja) * 1984-06-30 1986-01-23 Toshiba Corp サ−マル記録装置
JPS61116555A (ja) * 1984-11-12 1986-06-04 Ricoh Co Ltd サ−マルヘツド駆動装置
JPH0630889B2 (ja) * 1984-11-12 1994-04-27 株式会社リコー サ−マルヘツド駆動装置
JPS61163866A (ja) * 1985-01-16 1986-07-24 Ishida Scales Mfg Co Ltd 印字デ−タ転送制御回路
JPS6322669A (ja) * 1986-07-16 1988-01-30 Alps Electric Co Ltd サ−マルプリンタ
JPS6413335U (ja) * 1987-07-15 1989-01-24
US5043742A (en) * 1989-02-09 1991-08-27 Victor Company Of Japan, Ltd. Correction of printing signal to be supplied to thermal head of thermal printer
US6023283A (en) * 1993-09-28 2000-02-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of and apparatus for recording an image in a thermosetting medium with post-recording heat treatment
EP0790131A1 (en) 1996-02-13 1997-08-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Apparatus and method for thermal image recording
US5999204A (en) * 1996-02-13 1999-12-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Apparatus and method for thermal image recording

Also Published As

Publication number Publication date
EP0110675A2 (en) 1984-06-13
DE3378967D1 (en) 1989-02-23
EP0110675B1 (en) 1989-01-18
EP0110675A3 (en) 1986-03-19
CA1210988A (en) 1986-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5998878A (ja) サ−マル記録装置
US4514738A (en) Thermal recording system
US4524368A (en) Thermal head drive circuit
CN100528582C (zh) 热敏印刷机及用于热敏印刷机的方法
JPH0768823A (ja) 加熱印刷システムにおけるヘッド全域にわたる印刷ムラの修正方法
GB2119595A (en) Heating control device for a thermal ink-transfer type printing apparatus
JPH028065A (ja) サーマルヘッドの駆動装置
JPS62256574A (ja) 印写装置
JPH0655759A (ja) プリントヘッド・モジュレータ
JPH02212163A (ja) サーマル記録装置
US5533816A (en) Thermal recording method and recording apparatus using the same
KR0138136B1 (ko) 열전사헤드와 이 열전사헤드를 내장한 열전사프린터장치 및 그 방법
JPS58215376A (ja) 感熱記録装置
US5870130A (en) Method for heating a thermal printer head apparatus that minimizes changes in temperature and voltage, and a thermal printer head heating control apparatus therefor
JPH0229352A (ja) 印字装置
JPH0371025B2 (ja)
JPS6226627B2 (ja)
JP3384104B2 (ja) サーマルプリンタ
JPS6347634B2 (ja)
JP2891872B2 (ja) サーマルヘッドおよびその熱制御方法
JPH024537A (ja) 印字装置
JPH05229165A (ja) 濃度階調制御型サーマルプリンタおよびその制御方法
JPH0592599A (ja) サーマルヘツドを用いる画像記録装置
JPH0747318B2 (ja) 感熱転写階調制御装置
JPH06143650A (ja) 濃度階調制御型サーマルプリンタ