JP3761281B2 - 感熱記録装置における濃度むら補正方法、および感熱記録装置 - Google Patents

感熱記録装置における濃度むら補正方法、および感熱記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3761281B2
JP3761281B2 JP10358797A JP10358797A JP3761281B2 JP 3761281 B2 JP3761281 B2 JP 3761281B2 JP 10358797 A JP10358797 A JP 10358797A JP 10358797 A JP10358797 A JP 10358797A JP 3761281 B2 JP3761281 B2 JP 3761281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage drop
image data
wiring pattern
resistance
thermal recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10358797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10291334A (ja
Inventor
原 孝 夫 桑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10358797A priority Critical patent/JP3761281B2/ja
Publication of JPH10291334A publication Critical patent/JPH10291334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3761281B2 publication Critical patent/JP3761281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感熱記録装置において、サーマルヘッドに供給される電源電圧が、画像データに応じて降下することにより、主走査方向(発熱抵抗体の配列方向)に発生する濃度むらである感熱記録装置における濃度むら補正方法、および感熱記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
超音波診断画像の記録に、フィルムや紙等の支持体の片面に感熱記録層を形成した感熱記録材料(以下、感熱材料とする)を用いる感熱記録が利用されている。また、感熱記録は湿式の現像処理が不要であり、取り扱いが簡単である等の利点を有することから、近年では、超音波診断のような小型の画像記録のみならず、MRI診断やX線診断等の大型かつ高画質な画像が要求される用途において、医療診断のための画像記録への利用も検討されている。
【0003】
感熱記録装置においては、1ライン分の画素数に相当する個数の発熱抵抗体を主走査方向に配列したグレーズが形成されたサーマルヘッドを用い、グレーズを感熱材料の感熱記録層に若干押し当てた状態で、両者を主走査方向とほぼ直交する副走査方向に相対的に移動させながら、グレーズの各発熱抵抗体を記録画像の画像データに応じて加熱することにより、感熱材料の感熱記録層を加熱して画像記録が行われている。
【0004】
上述するグレーズは、一般的に、複数の発熱抵抗体がそれぞれ1対1に対応したスイッチ素子を介して、配線パターンにより電源とグランドとの間に並列接続された構成を有しており、例えば各画素の画像データ値(濃度データ値)をパルス幅変調した信号によって各スイッチ素子のオンオフを制御し、それぞれ対応する発熱抵抗体をパルス幅変調した信号のパルス幅に相当する時間通電することにより、個々の発熱抵抗体を所定の温度に制御している。
【0005】
ところで、感熱記録装置では、サーマルヘッドで記録を行うときに、例えば電源の内部抵抗や、電源からサーマルヘッドまでの電源ケーブル等の配線抵抗、さらには、上記サーマルヘッド内の配線パターンのパターン抵抗等によって、サーマルヘッドに流れる電流量に応じて電圧降下が発生する。また、サーマルヘッドに流れる電流量は画像データに応じて変化してしまうため、電圧降下量は記録しようとする画像データに応じて変化する。
【0006】
例えば、図6(a)に示されるように、均一な記録濃度の画像の中に、低濃度および高濃度の領域が存在する画像を記録しようとした場合、図6(b)に示されるように、低濃度の領域では、電流量が減少して電圧降下量も少なくなるため、低濃度の領域の両側の記録濃度が比較的高くなり、これとは逆に、高濃度の領域では、電流量が増加して電圧降下量も多くなるため、高濃度の領域の両側の記録濃度が比較的低くなる濃度むらが発生する。
【0007】
このように、感熱記録装置においては、画像データに応じてサーマルヘッドに流れる電流量が変化し、これにより、電源の内部抵抗、電源ケーブル等の配線抵抗、サーマルヘッド内の配線パターンのパターン抵抗等に応じて、サーマルヘッドに供給される電源電圧が変動してしまうため、画像データの値は同じであっても実際の記録画像には濃度差が生じるという、いわゆる黒比率むらが発生するという問題点があった。
【0008】
この問題点を解決するために、従来の感熱記録装置においては、サーマルヘッド内の配線パターンのパターン抵抗による電圧降下については何ら考慮しておらず、電源の内部抵抗や電源ケーブル等の配線抵抗による電圧降下だけを考慮して、例えば1ラインの平均電圧降下量、あるいは、各画素毎の電圧降下量を算出し、各画素の画像データの電圧降下による熱エネルギーの損失分を補正することにより、各画素の画像データに応じた黒比率むらを補正していた。
【0009】
しかしながら、従来の感熱記録装置においては、サーマルヘッド内の発熱抵抗体の配列方向(主走査方向)の各位置における配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量の違いまでは考慮していないため、配線パターンのパターン抵抗による電圧降下が大きい場合、サーマルヘッドの主走査方向の各位置における配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量の違いを無視することができず、黒比率むらの発生を防ぐことができないという問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、サーマルヘッド内の配線パターンのパターン抵抗による電圧降下が大きい場合であっても、黒比率むらのない高画質な記録画像を形成することができる感熱記録装置における濃度むら補正方法、および感熱記録装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る感熱記録装置における濃度むら補正方法は、配線パターンによって、電源とグランドとの間に複数個の発熱抵抗体を並列に配列したサーマルヘッドを用いて、画像データ値に応じてパルス幅またはパルス数を変調することにより発熱抵抗体の通電時間を制御して多階調画像を感熱記録材料に形成する感熱記録装置における感熱記録方法であって、前記画像データに応じて、前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターン内の電流分布を求めるステップと、この配線パターン内の電流分布に応じて、前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量を求めるステップと、前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量、および、前記発熱抵抗体の配列方向の位置に依存しない抵抗による電圧降下量に基づいて、前記画像データを補正するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明に係る感熱記録装置は、配線パターンによって、電源とグランドとの間に複数個の発熱抵抗体を並列に配列したサーマルヘッドを用いて、画像データ値に応じてパルス幅またはパルス数を変調することにより発熱抵抗体の通電時間を制御して多階調画像を感熱記録材料に形成する感熱記録装置であって、前記画像データに応じて、前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターン内の電流分布を求める電流分布算出手段と、この配線パターン内の電流分布に応じて、前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量を求める電圧降下量算出手段と前記電流分布算出手段により算出した前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量、および、前記電圧降下量算出手段により算出した前記発熱抵抗体の配列方向の位置に依存しない抵抗による電圧降下量に基づいて、前記画像データを補正する画像処理部を有することを特徴とする。
ここで、前記発熱抵抗体の配列方向の位置に依存しない抵抗による電圧降下量は、あらかじめ求めておいてもよく、また、必要に応じて求めるようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づいて、本発明の感熱記録装置を詳細に説明する。
図1は、本発明の感熱記録装置の一実施例の概略図である。
図示例の感熱記録装置10は、例えば感熱フィルム等のような感熱材料に感熱記録を行うもので、基本的に、マガジン24、装填部14、供給搬送部16、記録部20および排出部22を有する。
【0013】
図示例の感熱記録装置10において、まず、マガジン24は、例えば100枚のように、所定枚数の感熱材料Aを収容するための筺体であって、この筺体には、感熱材料Aの取出口となる開閉自在な蓋体26が設けられている。
また、装填部14は、上述するマガジン24が装填される部分であって、感熱記録装置10の筺体28に形成された挿入口30、案内板32、案内ロール34、停止部材36等を有する。
【0014】
ここで、マガジン24は、蓋体26側を先頭にして装填部14の挿入口30から挿入され、案内板32や案内ロール34に案内されつつ、停止部材36に当接する位置まで押し込まれて、装填部14に装填される。
また、感熱材料Aは、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルムや紙等の支持体の片面に感熱記録層が形成されたもので、所定単位の積層体(束)とされてマガジン24の内部に収容され、マガジン24から一枚ずつ取り出されて感熱記録に供される。
【0015】
供給搬送部16は、装填部14に装填されたマガジン24から感熱材料Aを1枚ずつ取り出し、これを記録部20まで順次搬送するもので、吸盤40を用いてマガジン24から感熱材料Aを1枚ずつ取り出す枚葉機構、この枚葉機構によって取り出された感熱材料Aを記録部20まで搬送する搬送手段42、搬送ガイド44、この搬送ガイド44の出口に位置する規制ローラ対52等を有する。
【0016】
ここで、搬送手段42は、図示例においては、搬送ローラ46、この搬送ローラ46と同軸のプーリ47a、回転駆動源に接続されたプーリ47bおよびテンションプーリ47c、これら3つのプーリ47a,47b,47cに張架されたエンドレスベルト48、搬送ローラ46に押圧されたニップローラ50等を有しており、吸盤40によって枚葉された感熱材料Aの先端を搬送ローラ46とニップローラ50との間に挟持して感熱材料Aを搬送する。
【0017】
続いて、記録部20は、供給搬送部16によって、装填部14に装填されたマガジン24から取り出されて搬送されてきた感熱材料Aに対して、サーマルヘッドを用いた感熱記録を行う部分であって、感熱記録を行うためのサーマルヘッド66の他、クリーニングローラ対56、搬送ガイド58、プラテンローラ60、搬送ガイド62、搬送ローラ対63、サーマルヘッド66を冷却するための冷却ファン76等を有する。
【0018】
ここで、サーマルヘッド66は、例えば最大B4サイズまでの感熱材料に対して、例えば300dpiまでの記録密度の感熱記録を行うもので、感熱材料Aに1ライン分の感熱記録を行うための、例えば3072個の発熱抵抗体を一列に配列したグレーズが形成されたサーマルヘッド本体と、サーマルヘッド本体に固定されたヒートシンクとを有する。なお、サーマルヘッド66は、支点68aを中心に矢印a方向および逆方向に回動自在な支持部材68に支持されている。
【0019】
また、プラテンローラ60は、感熱材料Aを所定位置に保持しつつ所定の記録速度で回転することにより、主走査方向(グレーズの延在方向)とほぼ直交する副走査方向に感熱材料Aを搬送するものである。
クリーニングローラ対56は、弾性体の粘着ゴムローラと、通常のローラとからなるローラ対であって、粘着ゴムローラにより、感熱材料Aの感熱記録層に付着したゴミやほこり等を除去する。
【0020】
最後に、排出部22は、記録部20によって、感熱画像が記録された感熱材料Aが排出される部分であって、この感熱記録装置10の筺体28に形成された排出口74と、この排出口74を経て、感熱記録装置10の外部にまで突出するトレイ72とを有する。
感熱記録装置10は、基本的に、以上のような構成を有する。
次に、感熱記録装置10の動作について説明する。
【0021】
感熱記録装置10において、記録開始が指示されると、図示していない開閉機構によってマガジン24の蓋体26が開放され、感熱材料Aは、枚葉機構によって吸盤40を用いてマガジン24から一枚取り出され、その先端は搬送手段42の搬送ローラ46とニップローラ50との間に供給される。感光材料Aがローラ46,50の間に挟持された時点で吸盤40による吸引は開放され、供給された感熱材料Aは搬送ガイド44に沿って搬送される。
【0022】
なお、記録に供される感熱材料Aがマガジン24から完全に排出された時点で、前記開閉手段によって蓋体26が閉塞される。搬送ガイド44によって規定される搬送手段42から規制ローラ対52に至るまでの距離は、感熱材料Aの搬送方向の長さより若干短く設定されており、搬送手段42による搬送で感熱材料Aの先端が規制ローラ対52に至るが、規制ローラ対52は最初は停止されており、感熱材料Aの先端はここで停止する。
【0023】
感熱材料Aの先端が規制ローラ対52に至った時点で、サーマルヘッド66の温度が確認され、サーマルヘッド66の温度が所定の温度範囲以内であれば、規制ローラ対52による感熱材料Aの搬送が開始され、感熱材料Aは記録部20に搬送される。感熱材料Aが搬送される前は、支持部材68は上方(矢印a方向と逆の方向)に回動されており、サーマルヘッド66のグレーズとプラテンローラ60とは接触していない。前述の規制ローラ対52によって搬送が開始されると、感熱材料Aはクリーニングローラ対56によってクリーニングされ、搬送ガイド58によって案内されつつ搬送される。
【0024】
感熱材料Aの先端が記録開始位置(グレーズに対応する位置)に搬送されると、支持部材68が矢印a方向に回動され、感熱材料Aがサーマルヘッド66のグレーズとプラテンローラ60との間に挟持され、グレーズが感熱記録層に押圧された状態となる。感熱材料Aは、プラテンローラ60によって所定位置に保持されつつ、プラテンローラ60、規制ローラ対52および搬送ローラ対63等によって搬送される。
【0025】
この搬送に伴い、画像データに応じてグレーズの各発熱抵抗体を加熱することにより、感熱材料Aに画像データに応じた感熱記録が行われる。
ここで、図示例の感熱記録装置10において、この画像データに応じた感熱記録の制御は、次に述べる画像データの処理系により行われる。
以下に、本発明の画像記録装置の最も特徴的な部分である画像データの処理系について説明する。
【0026】
図2は、画像データの処理系の一実施例の概念図である。
図示例の画像データの処理系は、画像データに対する各種の補正データを保持する補正データ記憶部78と、画像データに対して黒比率補正等の補正処理を含む各種の画像処理を行う画像処理部80と、画像処理後の画像データを保持する画像メモリ82と、この画像メモリ82に保持されている画像データに基づいてサーマルヘッド66を制御する記録制御部84とを有する。
【0027】
画像データの処理系において、補正データ記憶部78には、画像データに応じた黒比率むらを補正する黒比率補正のための補正データの他、例えばサーマルヘッド66に起因する濃度むらを補正するシェーディング補正、画像の輪郭を強調する鮮鋭度補正、感熱材料Aのγ値等に応じて補正を行う階調補正、発熱抵抗体の温度に応じて発熱エネルギーを調整する温度補正、各発熱抵抗体の抵抗値の差を補正する抵抗補正等のための各種の補正データが保持されている。
【0028】
画像記録に用いられる画像データは、例えばCTやMRI等の図示していない画像入力装置から、図示例の画像データの処理系の画像処理部80に供給され、画像処理部80において、上述する補正データ記憶部78に保持された各種の補正データ等に基づいて、黒比率補正の他、例えば上述するシェーディング補正、鮮鋭度補正、階調補正、温度補正および抵抗補正等の補正処理を含む各種の画像処理が施される。
【0029】
ここで、画像処理部80における黒比率補正は、以下のようにして行われる。
本発明の感熱記録装置では、電源の内部抵抗や電源ケーブルの配線抵抗等のように、サーマルヘッド内の発熱抵抗体の配列方向(以下、主走査方向という)の位置に依存しない抵抗による電圧降下はもちろん、配線パターンのパターン抵抗による電圧降下に応じた熱エネルギーの減少を補償するために、主走査方向の各位置における電流分布から、主走査方向の各位置における電圧降下量を求め、この電圧降下量に基づいて、画像データに応じて発生する黒比率むらを補正する。
【0030】
まず、電源電圧V、電圧降下V、発熱素子の抵抗値Rとすると、電圧降下Vによるサーマルヘッドの発熱エネルギー変化量Eは、
=V/R−(V−V/R
=(2VV−V )/R
となる。ここで、電源電圧V≫電圧降下Vの場合、
=(2V/R)×V …(1)
と書ける。従って、電圧降下Vを求めることにより、発熱エネルギー変化量Eを補正することができるということが分かる。本発明は、この発熱エネルギー変化量E の補正(つまり、電圧降下V の補償)量分だけ、画像データを大きくすることで、黒比率むらを補正するものである。
【0031】
続いて、画像データをパルス幅(またはパルス数)変調し、画像データに応じたパルス幅(またはパルス数)に相当する時間発熱抵抗体を通電することにより多階調記録を行う感熱記録装置において、例えば3画素のサーマルヘッドで、それぞれの画素のデータ値が1、2、3である場合、各画素におけるパルス印加は図3(a)のようになる。また、サーマルヘッドに流れる全電流は図3(b)のようになり、電圧降下量は図3(c)のようになる。
【0032】
ここで、各画素位置における電圧降下量は、注目画素に印加されるパルス幅以上で生じる電圧降下には影響されないため、図3(d)のようになる。すなわち、各画素位置における電圧降下量は、注目画素のデータ値よりも小さい注目画素以外のデータ値をそのままのデータ値とし、かつ、注目画素のデータ値以上の注目画素以外のデータ値を、注目画素のデータ値と同じデータ値として、1ラインの全画素のデータ値の総和を取った値に比例することが分かる。
【0033】
例えば、図3(a)に示されるデータ値の場合、画素1の位置における電圧降下量は、画素2および3のデータ値を画素1のデータ値と同じ1として、1ラインの全画素1、2および3のデータ値の総和を取った値=3に比例する。同様に、画素2の位置における電圧降下量は、画素1のデータ値をそのままの1とし、かつ、画素3のデータ値を画素2のデータ値と同じ2として、全画素1、2および3のデータ値の総和を取った値=5に比例する。
【0034】
また、画素3の位置における電圧降下量は、画素1および2のデータ値をそのままの1および2として、全画素1、2および3のデータ値の総和を取った値=6に比例する。以上のことから、パルス幅(またはパルス数)変調の場合、各画素位置における電圧降下量は、1ライン中常に一定であるというわけではなく、1階調に相当する単位時間毎に時間変化(経時変化)するため、電流量および電圧降下量も時間変化することを考慮すべきであるということが分かる。
【0035】
ここで、図4に、サーマルヘッドの記録部の等価回路図を示す。
同図においては、例えば電源の内部抵抗や電源ケーブルの配線抵抗等のように、主走査方向の位置に依存しない抵抗の抵抗値をrl 、各発熱抵抗体の抵抗値をそれぞれR(1),R(2),…,R(M−1),R(M)、サーマルヘッド内の主走査方向の各位置におけるパターン抵抗値をr(x)としている。なお、Mは発熱抵抗体の総数である。
【0036】
サーマルヘッドは、例えば接続ケーブルによって、図示していない電源装置に接続される。サーマルヘッド内では、配線パターンによって、各発熱抵抗体が、電源装置からサーマルヘッドに供給された電源とグランドとの間に並列に接続されている。また、各発熱抵抗体の間は配線パターンで接続され、左端および右端の発熱抵抗体R(1)およびR(M)も、配線パターンによる電圧降下量を小さくするために配線パターンで接続されている。
【0037】
ここで、サーマルヘッドの各発熱抵抗体に電流が全て片側、同図においては、右側から供給されるとする。
【0038】
このとき、例えば図5(a)に示されるように、主走査方向の位置xの発熱抵抗体R(x)に流れる電流をIh (x)とすれば、同図(b)に示されるように、主走査方向の位置xで配線パターンに流れる電流Ip (x)は次式により求められる。
【数1】
Figure 0003761281
【0039】
また、例えば図5(c)に示されるように、主走査方向の位置xにおける配線パターンのパターン抵抗r(x)による電圧降下Vp (x)は次式により求められる。
【数2】
Figure 0003761281
【0040】
ここで、図4の等価回路図に示されるように、サーマルヘッドの左端および右端の発熱抵抗体R(1)およびR(M)は接続されており、すなわち、左端および右端の発熱抵抗体R(1)およびR(M)位置での電位差は0であり、電流は左右両側から供給されるため、図5(a)に示される電流I(x)は、実際には、同図(d)に示されるように、同図(b)を定数bだけマイナス側にシフトしたものとなる(マイナスは、左側から電流が供給されることを意味する)。
【0041】
以上のことから、サーマルヘッド内の配線パターンの全長をXとすると、上記定数bは次式により求められる。
【数3】
Figure 0003761281
【0042】
従って、主走査方向の位置xにおける配線パターンのパターン抵抗r(x)による電圧降下V(x)は、xの正の方向を電流I(x)の正の方向とするために、電流I(x)の符号の向きを逆にして(図5(e)参照)、次式により求められる。
【数4】
Figure 0003761281
【0043】
一方、電源の内部抵抗や配線抵抗等のような主走査方向の位置xに依存しない抵抗rによる電圧降下Vは次式により求められる。
=r×I(X) …(5)
本発明の感熱記録装置においては、前述の式(1)に基づいて、以上の計算で求められた電圧降下量(V+V(x):V に対応する)に補正定数kをかけた値を補正前の画像データに加えることにより黒比率補正を行う。
【0044】
以下に、具体的な補正手順の一例を示す。
ここで、主走査方向の位置xにおける補正前の画像データをD(x)、補正後の画像データをDh (x)、各発熱抵抗体の抵抗値をR(x)、主走査方向の位置xにおける配線パターンのパターン抵抗値をr(x)、電源の内部抵抗や配線抵抗の抵抗値等の主走査方向の位置xに依存しない抵抗の抵抗値をrl 、発熱抵抗体の総画素数をX、補正定数をkとし、電流の時間変化(経時変化)を追従するためのダミーの画像データをd(x)、電圧降下量をC(x)、補正量に対しても黒比率補正するためのダミー変数をC’(x)とする。
【0045】
・ステップ1
まず、下記式に示されるように、初期値として、ダミーの画像データd(x)に補正前の各画像データD(x)を代入し、ダミー変数C’(x)を0とする。
d(x)=D(x)
C’(x)=0
ここで、xは、1≦x≦Xの整数である。
【0046】
・ステップ2
各発熱抵抗体R(x)に流れる電流Ih (x)は、
h (x)=1/R(x)
に比例するから、上記式(2)および式(3)に基づいて、例えばパルス幅変調で、1階調のパルス幅に相当する単位時間当たりの、主走査方向の各位置xにおける電流(主走査方向の各位置における配線パターン内の電流分布)および電圧降下を求め、その後、電流の単位時間毎の時間変化を追従するために、d(x)から1を引いておく。
【0047】
【数5】
Figure 0003761281
【0048】
ここで、δ(i)は、ダミーの画像データd(i)が1以上であり、発熱抵抗体R(i)に電流が流れるときには1とし、すなわち、発熱抵抗体R(i)に流れる電流Ih (i)を累積加算することを意味し、これとは逆に、ダミーの画像データd(i)が0以下であり、発熱抵抗体R(i)に電流が流れないときには0とし、すなわち、発熱抵抗体R(i)に流れない電流Ih (i)は累積加算しないことを意味する。
【0049】
なお、感熱記録装置によって、各発熱抵抗体の抵抗値R(x)のばらつきや、配線パターンのパターン抵抗値r(x)のばらつきが無視できるほど小さい場合、これらを一定の抵抗値R、rとして補正を行うようにしてもよい。
【0050】
・ステップ3
上記式(4)および式(5)に基づいて、下記式により電圧降下量C(x)を求める。
C(x)=−V(x)+(V(X)/rx (X))×rx (x)+rl ×I(X)
【0051】
・ステップ4
上記ステップ2で、いずれかのd(x)が0になったとき、すなわち、発熱抵抗体R(x)への通電が終了し、主走査方向の位置xにおける電圧降下がなくなったときに、下記算出式を用いて、ダミーの画像データd(x)およびダミー変数C’(x)を更新する。これにより、補正量となる電圧降下量C(x)に対しても黒比率補正を行うことができる。
d(x)←d(x)+k×(C(x)−C’(x))
C’(x)=C(x)
【0052】
・ステップ5
上記ステップ2、3、4を全てのd(x)が0以下になるまで行って、最終的に、主走査方向の各位置xにおける画像データに応じた電圧降下量C(x)を求めた後、最後に、次式を用いて画像データを補正する。
h (x)=D(x)+k×C(x)
【0053】
ところで、以上の計算は、(階調数N×総画素数X)の計算量となり、非常に長い計算時間を必要とする。これに対し、例えば電流分布Ip (x)の時間変化を無視し、以下の様に計算することにより、大幅に計算量を削減して計算時間を短縮することができる。ここで、各画素の階調数N、総画素数X、主走査方向の位置xにおける補正前の画像データ値D(x)、補正後の画像データ値Dh (x)、各階調jでの電圧降下補正係数C(j)、補正定数k、主走査方向の位置xにおける電流I(x)および電圧降下V(x)、1ライン中の画像データ値がjである画素の個数 hst(j)とする。
【0054】
・ステップ1
まず、下記式に示されるように、初期値として、主走査方向の位置xにおける電流I(x)、電圧降下V(x)、および、1ライン中の画像データ値がjである画素の個数 hst(j)を0とする。
I(x)=0
V(x)=0
hst (j)=0
ここで、xは1≦x≦Xの整数、jは0≦j≦N(階調数)の整数である。
【0055】
・ステップ2
下記算出式により、主走査方向の位置xにおける電流I(x)、電圧降下V(x)、および、1ライン中の画像データ値がjである画素の個数 hst(j)を求める。なお、δ(j,D(i))は、画像データ値D(i)が、画像データ値jに等しい場合に1となり、等しくない場合に0となる。これにより、 hst(j)として、画像データ値がjである画素の個数を累積加算して求める。
【0056】
【数6】
Figure 0003761281
【0057】
なお、感熱記録装置によって、各発熱抵抗体の抵抗値R(x)のばらつきや、配線パターンのパターン抵抗値r(x)のばらつきが無視できるほど小さい場合、これらを一定の抵抗値R、rとして補正を行うようにしてもよい。
【0058】
・ステップ3
各画像データ値に対応する補正値を以下のようにして求める。
S(N)=0
C(N)=I(x)
S(N−1)=S(N)+ hst(N)
C(N−1)=C(N)−S(N−1)
S(N−2)=S(N−1)+ hst(N−1)
C(N−2)=C(N−1)−S(N−2)

S(1)=S(2)+ hst(2)
C(1)=C(2)−S(1)
【0059】
・ステップ4
下記式により、主走査方向の位置xにおけるサーマルヘッド内の配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量V(x)を計算する。
V(x)=−V(x)+(V(X)/rx (X))×rx (x)
【0060】
・ステップ5
最後に、電源の内部抵抗や配線抵抗等の主走査方向の位置xに依存しない抵抗に対するサーマルヘッド内の配線パターンのパターン抵抗の比率をkp とし、
h (x)=Dh (x)+C(D(x))×k×(kp ×V(x)+1)
と補正する。さらに、補正量が大きく、補正量に対する電圧降下も考慮する必要がある時、ステップ3で求めた補正値C(j)に対する補正が補正前の画像データ値に対する補正量と同じ割合で発生するとして、1ラインの各画像データを以下のように補正する。
h (x)=Dh (x)+C(D(x))×k×(kp ×V(x)+1)×(1+(C(D(x))×k×(kp ×V(x)+1))/Dh (x))
【0061】
本発明の感熱記録装置では、画像処理部80において、電源の内部抵抗や配線抵抗等の主走査方向の位置に依存しない抵抗による電圧降下、さらにはサーマルヘッド内の配線パターンのパターン抵抗による電圧降下に基づいて、各画像データに応じた黒比率むらの補正が行われる。従って、本発明の感熱記録装置によれば、サーマルヘッド内の配線パターンのパターン抵抗による電圧降下が大きい場合であっても、適切に黒比率補正を行うことができ、黒比率むらのない、高画質な記録画像を形成することができる。
【0062】
画像データは、画像処理部80において、上述する黒比率補正を含む各種の画像処理が施された後、画像メモリ82に格納される。
画像メモリ82に格納された画像処理後の画像データは記録制御部84に読み出され、記録制御部84において、画像メモリ84に格納された画像データに基づいて、サーマルヘッド66のグレーズを構成する個々の発熱抵抗体の発熱が制御され、記録画像が形成される。
【0063】
このようにして、感熱記録が終了した感熱材料Aは、搬送ガイド62に案内されつつ、プラテンローラ60および搬送ローラ対63によって搬送され、排出部22のトレイ72に排出される。トレイ72に排出された感熱材料Aは、排出口74を経て、この感熱記録装置10の外部に排出され、取り出される。
本発明の感熱記録装置10は、基本的に、以上のように動作する。
【0064】
なお、本発明の感熱記録装置に適用される黒比率補正は、パルス幅変調やパルス数変調を用いて画像データを変調する装置に対して適用可能である。
また、上記実施例の感熱記録装置に限定されず、電源の電圧降下が問題となる装置において、これをデータで補正可能なもの一般に適用可能であり、例えば複数のレーザダイオードを並べて記録する装置等においても応用できる。
【0065】
以上、本発明の感熱記録装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
【0066】
【発明の効果】
以上詳細に説明した様に、本発明の感熱記録装置は、画像処理部において、画像データに応じて、発熱抵抗体の配列方向の各位置における配線パターン内の電流分布を求め、この配線パターン内の電流分布に応じて、発熱抵抗体の配列方向の各位置における配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量を求めた後、この発熱抵抗体の配列方向の各位置における配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量、および、発熱抵抗体の配列方向の位置に依存しない抵抗による電圧降下量に基づいて、画像データに応じて発生する濃度むらを補正するものである。本発明の感熱記録装置によれば、電源の内部抵抗や配線抵抗等の発熱抵抗体の配列方向の位置に依存しない抵抗による電圧降下はもちろん、さらにサーマルヘッド内の配線パターンのパターン抵抗による電圧降下をも考慮し、画像データに対して電圧降下の影響による発熱エネルギーの低下分を補正することができるため、どのような記録パターンの画像であっても、常に安定した濃度で記録画像を形成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の感熱記録装置の一実施例の概念図である。
【図2】 本発明の感熱記録装置における画像データの処理系の一実施例の概念図である。
【図3】 (a),(b),(c)および(d)は、画像データと電圧降下との関係を示す一実施例のグラフである。
【図4】 サーマルヘッドの記録部の一実施例の等価回路図である。
【図5】 (a),(b),(c),(d)および(e)は、本発明の感熱記録装置に適用される黒比率補正の概念を示す一実施例のグラフである。
【図6】 (a)および(b)は、記録画像の一例の概念図である。
【符号の説明】
10 感熱記録装置
14 装填部
16 供給搬送部
20 記録部
22 排出部
24 マガジン
26 蓋体
28 筺体
30 挿入口
32 案内板
34 案内ロール
36 停止部材
40 吸盤
42 搬送手段
44,58,62 搬送ガイド
46 搬送ローラ
47a,47b プーリ
47c テンションプーリ
48 エンドレスベルト
50 ニップローラ
52 規制ローラ対
56 クリーニングローラ対
60 プラテンローラ
63 搬送ローラ対
66 サーマルヘッド
68 支持部材
68a 支点
72 トレイ
74 排出口
76 冷却ファン
78 補正データ記憶部
80 画像処理部
82 画像メモリ
84 記録制御部
A 感熱材料

Claims (2)

  1. 配線パターンによって、電源とグランドとの間に複数個の発熱抵抗体を並列に配列したサーマルヘッドを用いて、画像データ値に応じてパルス幅またはパルス数を変調することにより発熱抵抗体の通電時間を制御して多階調画像を感熱記録材料に形成する感熱記録装置における濃度むら補正方法であって、
    前記画像データに応じて、前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターン内の電流分布を求めるステップと、
    この配線パターン内の電流分布に応じて、前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量を求めるステップと、
    前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量、および、前記発熱抵抗体の配列方向の位置に依存しない抵抗による電圧降下量に基づいて、前記画像データ値を補正するステップと
    を有することを特徴とする濃度むら補正方法。
  2. 配線パターンによって、電源とグランドとの間に複数個の発熱抵抗体を並列に配列したサーマルヘッドを用いて、画像データ値に応じてパルス幅またはパルス数を変調することにより発熱抵抗体の通電時間を制御して多階調画像を感熱記録材料に形成する感熱記録装置であって、
    前記画像データに応じて、前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターン内の電流分布を求める電流分布算出手段と
    この配線パターン内の電流分布に応じて、前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量を求める電圧降下量算出手段と
    前記電流分布算出手段により算出した前記発熱抵抗体の配列方向の各位置における前記配線パターンのパターン抵抗による電圧降下量、および、前記電圧降下量算出手段により算出した前記発熱抵抗体の配列方向の位置に依存しない抵抗による電圧降下量に基づいて、前記画像データを補正する画像処理部を有することを特徴とする感熱記録装置。
JP10358797A 1997-04-21 1997-04-21 感熱記録装置における濃度むら補正方法、および感熱記録装置 Expired - Fee Related JP3761281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10358797A JP3761281B2 (ja) 1997-04-21 1997-04-21 感熱記録装置における濃度むら補正方法、および感熱記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10358797A JP3761281B2 (ja) 1997-04-21 1997-04-21 感熱記録装置における濃度むら補正方法、および感熱記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10291334A JPH10291334A (ja) 1998-11-04
JP3761281B2 true JP3761281B2 (ja) 2006-03-29

Family

ID=14357914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10358797A Expired - Fee Related JP3761281B2 (ja) 1997-04-21 1997-04-21 感熱記録装置における濃度むら補正方法、および感熱記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3761281B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036621A (ja) 2000-07-26 2002-02-06 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱記録装置
EP3812158A4 (en) 2019-06-03 2021-04-28 Mitsubishi Electric Corporation THERMAL PRINTER AND IMAGE PRINTING PROCESS

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10291334A (ja) 1998-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3625333B2 (ja) 感熱画像記録装置および記録方法
US6337704B1 (en) Thermal head adjusting method
JP3761281B2 (ja) 感熱記録装置における濃度むら補正方法、および感熱記録装置
JPH09234899A (ja) 感熱記録装置
JP3771658B2 (ja) 感熱記録装置の濃度むら補正方法
JP3608889B2 (ja) シェーディング補正方法
US6525756B2 (en) Heat-sensitive recording apparatus
EP0799706B1 (en) Method and apparatus for thermal recording
EP0818318B1 (en) Method of correcting uneven densities in thermal recording
JP3608863B2 (ja) パルス変調における階調制御方法
JP2002059577A (ja) サーマルヘッドの製造方法および感熱記録装置
JPH10175320A (ja) サーマルヘッドの温度制御方法
JPH1044484A (ja) サーマルヘッドの鮮鋭度補正方法
JP3739519B2 (ja) 感熱記録方法および装置
JPH09216405A (ja) 感熱画像記録装置
JP4121570B2 (ja) 濃度補正方法
JPH1044490A (ja) 感熱画像記録装置および記録方法
JP3554431B2 (ja) 感熱記録装置
JP2002059573A (ja) 感熱記録装置
JPH10278331A (ja) 感熱記録方法
JP2002059582A (ja) 感熱記録装置
JPH10181068A (ja) サーマルヘッドの温度制御方法
JPH09272218A (ja) 感熱記録装置
JPH1029337A (ja) サーマルヘッドのオン抵抗補正方法
JPH1034998A (ja) サーマルヘッドの電圧降下低減方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees