JP2578477B2 - ソフトスタチン類に関する改良 - Google Patents
ソフトスタチン類に関する改良Info
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Description
成物および乳癌の処置におけるその用途に関する。
プチドであり、成長ホルモン放出抑制、インシュリンお
よびグルカゴン放出抑制並びに胃液分泌低下特性を有す
る。その作用は短く、持続性が短いというこの問題を解
決するために、作用時間の長いソマトスタチン類似体が
これまでにも製造されている。これらの化合物は依然と
して注射により投与されねばならないため、特に繰り返
し投与の場合は苦痛なものとなり得る。
の誘導体の非経口組成物は、特に興味深い特性を示し、
例えば乳酸が医薬組成物中に存在する場合にそれらの耐
容性が改善され得ることが判明した。
体および乳酸を含有する医薬組成物を提供する。
もしくはそれ以上のアミノ酸単位が脱落および/または
1個もしくはそれ以上の他のアミノ基(複数も可)によ
り置換、並びに/または1個またはそれ以上の官能性基
が1個または幾つかの他のアイソスター基により置換さ
れた、天然テトラデカペプチド・ソマトスタチンの直鎖
または環状ポリペプチドから誘導された直鎖または環状
ポリペプチドを全て包含する。また「類似体」の語は、
糖残基を有する対応する誘導体も包含する。一般に、こ
の語は、非修飾ソマトスタチンペプチドと質的に同じ作
用を呈する生物活性ペプチドの修飾誘導体を全て包含す
る。以後、これらの化合物を「本発明化合物」と称す。
知化合物である。前記化合物およびそれらの製法は米国
特許明細書第4310518号および第4235886号、ヨーロッパ
特許明細書EP−A−1295、70021、113209、215171、203
031、214872、143307号およびベルギー国特許明細書BE
−A−900089号に記載されている。
はN−末端アミノ基および/またはペプチド側鎖に存在
する少なくとも1個のアミノ基、さらに好ましくはN−
末端アミノ基に結合している。前記化合物およびそれら
の製法は例えばWO88/02756に開示されている。
2)、 XおよびZのうち一方はSおよび他方はSまたはC
H2、 Yは、Sまたは(CH2)t(式中、tは0、1または
2)、 R1およびR2は、各々互いに独立してC1-5アルキル、ベ
ンジル、1個または2個のC1-5アルキル、ハロゲン、ヒ
ドロキシ、アミノ、ニトロ、および/またはC1-5アルコ
キシ置換基を有するベンジル、または5もしくは6員複
素環により置換されたC1-5アルキル、 R3は、非置換またはC1-5アルキル、C1-5アルコキシも
しくはハロゲン置換基を有する3−インドリルメチル、 R4はC1-5アルキル、C1-5ヒドロキシアルキル、ベンジ
ル、カルボキシ−(C1-5アルキル)、アミノ(C1-5アル
キル)またはC1-5アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ア
ミノ、ニトロおよび/またはC1-5アルコキシ置換基を有
するベンジル、 R5は、C1-5アルキル、ベンジルまたはC1-5アルキル、
ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニトロおよび/または
C1-5アルコキシ置換基を有するベンジルである] C1-5アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロ
ピル、i−プロピル、ブチル、s−ブチルおよびペンチ
ルがある。C1-5アルコキシ基の例としては、メトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t
−ブトキシおよびペントキシがある。ハロゲンはフッ
素、塩素、臭素およびヨウ素である。さらに、「5また
は6員複素環」の語は、1個または2個の酸素、窒素お
よび/または硫黄ヘテロ原子を有する環、例えばイミダ
ゾール、フラン、チアゾール、ピラゾールおよびピリジ
ンを包含する。
は不斉中心が存在するため、前記化合物の光学異性体が
存在する。これらの環状ヘキサペプチド類を構成する様
々なアミノ酸の不斉中心の各々について、DおよびL立
体配置の両方が含まれる。
マトスタチンの環状ヘキサペプチド類似体を示す。
−Phe) 2)シクロ−(N−Me−Ala−Phe−D−Trp−Lys−Thr
−Phe) 3)シクロ−(N−Me−Ala−Phe−L−Trp−Lys−Thr
−Phe) 4)シクロ−(N−Me−Ala−Phe−D−Trp−Lys−Thr
−p−Cl−Phe) 5)シクロ−(N−Me−Ala−Phe−D−5−F−Trp−L
ys−Thr−Phe) 6)シクロ−(N−Me−Ala−Phe−L−5−F−Trp−L
ys−Thr−Phe) 7)シクロ−(N−Me−Ala−Phe−D−Trp−Lys−Ser
−Phe) 8)シクロ−(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val
−Phe) 9)シクロ−(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val
−Trp) 10)シクロ−(N−Me−Ala−Tyr−L−Trp−Lys−Val
−Phe) 11)シクロ−(Ser−Ala−N−Me−Phe−His−D−Trp
−Lys) 好ましい式(II)の化合物は次の通りである。
−Phe) 16)シクロ−(Pro−Phe−D−5−F−Trp−Lys−Thr
−Phe) 17)シクロ−(Pro−Phe−D−5−F−Trp−Lys−Thr
−Phe) 18)シクロ−(Pro−Phe−D−Trp−Lys−Ser−Phe) 好ましい式(III)の化合物は次の通りである。
式RCO−で示される基、 ただし、 i)Rは水素、C1-11アルキル、フェニルもしくはC
7-10フェニルアルキル、または ii)RCO−は、 a)所望によりF、Cl、Br、NO2、NH2、OH、C1-3アルキ
ルおよび/またはC1-3アルコキシにより環置換されてい
てもよいL−またはD−フェニルアラニン残基、 b)上記a)項記載のもの以外の天然α−アミノ酸もし
くは対応するD−アミノ酸の残基、または c)個々のアミノ酸残基が同一または異なって、上記
a)および/またはb)項記載のものから選ばれるジペ
プチド残基(ただし、アミノ酸残基a)およびb)のα
−アミノ基並びにジペプチド残基c)のN−末端アミノ
基は所望によりモノ−またはジ−C1-12アルキル化され
ていてもよい)、 A′は、水素、またはAがC1-12アルキルもしくはC
7-10フェニルアルキルの場合はC1-12アルキルもしくはC
7-10フェニルアルキル、 Y1およびY2は一緒になって直接結合を表すか、または
Y1およびY2は各々独立して水素もしくは式(1)〜
(5)で示される基、 (式中、 Raはメチルまたはエチル、 Rbは水素、メチルまたはエチル、 mは1〜4の整数、 nは1〜5の整数、 Rcは(C1-6)アルキル、 Rdは天然α−アミノ酸のα−炭素原子に結合した置換
基(水素を含む)、 Reは(C1-5)アルキル、 Ra′およびRb′は独立して水素、メチルまたはエチ
ル、 R8およびR9は独立して水素、ハロゲン、(C1-3)アル
キルまたは(C1-3)アルコキシ、 pは0または1、 qは0または1、および rは0、1または2である)、 Bは、所望によりハロゲン、NO2、NH2、OH、C1-3アル
キルおよび/またはC1-3アルコキシにより環置換されて
いてもよい−Phe−、またはナフチルアラニン、 Cは、所望によりα−N−メチル化されていてもよ
く、また所望によりハロゲン、NO2、NH2、OH、C1-3アル
キルおよび/またはC1-3アルコキシによりベンゼン環置
換されていてもよい(L)−Trp−または(D)−Trp
−、 Dは、所望によりα−N−メチル化されていてもよい
−Lys−、チアLys、γF−Lys、δF−LysもしくはOr
n、または4−アミノシクロヘキシルAlaもしくは4−ア
ミノシクロヘキシルGly残基、 Eは、Thr、Ser、Val、Phe、Ileまたはアミノイソ酪
酸残基、 Fは、式−COOR7、−CH2OR10、 (式中、 R7は水素またはC1-3アルキル、 R10は水素または生理学的に許容し得、生理学的に加
水分解可能なエステルの残基、 R11は、水素、C1-3アルキル、フェニルまたはC7-10フ
ェニル−アルキル、 R12は、水素、C1-3アルキルまたは式−CH(R13)−X1
で示される基、 R13は、CH2OH、−(CH2)2−OH、−(CH2)3−OHもしくは
−CH(CH3)OH、または天然α−アミノ酸のα−炭素原子
に結合した置換基(水素を含む)、並びに X1は、式−COOR7、−CH2OR10、 または (式中、 R7およびR10は前記の意味、 R14は水素またはC1-3アルキル、および R15は水素、C1-3アルキル、フェニルまたはC7-10フェ
ニルアルキルである) で示される基、および R16は水素またはヒドロキシ、 ただし、R12が−CH(R13)−X1である場合、R11は水
素またはメチルであるものとする)、 で示される基、 ただし、残基B、DおよびEはL−立体配置を有し、
2および7位の残基並びに残基Y14)およびY24)があ
ればこれらも各々独立して(L)−または(D)−立体
配置を有するものとする] 式(IV)で示される化合物の場合、次の意味またはそ
れらの組み合わせが好ましい。
式RCOで示される基である。好ましくはAは式RCOで示さ
れる基である。
アルキル、特にC7-10フェニルアルキル、さらに好まし
くはフェネチルであるか、または RCOはa)、b)またはc)の意味を有する。
アミノ酸残基a)およびb)のα−アミノ基およびジペ
プチド残基c)のN−末端アミノ基は、好ましくは非ア
ルキル化またはモノ−C1-12アルキル化、特に−C1-8ア
ルキル化、さらに好ましくは−メチル化されている。最
も好ましくはN−末端は非アルキル化状態である。
a′)所望によりモノ−N−C1-12アルキル化されてい
てもよいL−またはD−フェニルアラニンまたは−チロ
シン残基である。さらに好ましくはa′)はL−もしく
はD−フェニルアラニン残基またはL−もしくはD−N
−(C1-8アルキル)−フェニルアラニン残基、特にD−
フェニルアラニンまたはD−(N−メチル)−フェニル
アラニン残基である。
れた残基は好ましくは親油性である。すなわち好ましい
残基b)はb′)炭化水素側鎖を有するα−アミノ酸残
基、例えばロイシンおよびノルロイシン残基であり、前
記残基はL−またはD−立体配置を有する。また好まし
い残基c)は、個々のアミノ酸残基が同一または異なっ
て、前記a′)およびb′)記載のものから選ばれたも
のであるジペプチド残基である。
を有する。
−Lys(ε−Me)−、特に−Lys−)である。
の残基)、特に−Thr−である。
はL−立体配置を有する。E′がThrである場合、好ま
しくはF′は−ThrNH2以外である。
のα−炭素原子に結合した置換基として、R13は好まし
くは−CH2OH、−CH(CH3)−OH、イソブチルまたはベン
ジルであるか、またはR13は−(CH2)2−OHまたは−(CH2)
3−OHである。それは特に−CH2OHまたは−CH(CH3)OH
である。
あり、R10は好ましくは水素であるかまたは下記7項記
載の意味を有する。最も好ましくはそれは水素である。
テルの残基として、R10は、好ましくはHCO、C2-12アル
キルカルボニル、C8-12フェニルアルキルカルボニルま
たはベンゾイルである。
る。
す。
オチドとして知られている化合物(IVa)である。
補遺1、139頁(1978年)参照] [ヨーロッパ特許公開第1295号および同出願第7810099
4.9号参照] [ベーバー等、「ライフ・サイエンシーズ」(Life Sci
ences)、34巻、1371−1378頁(1984年)およびヨーロ
ッパ特許出願第82106205.6号(第70021号として公開)
参照]シクロ(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val
−Phe)としても知られている。
ochenschr.)(1986年)64(補遺VII)71−73頁参照] 具体的な化合物を含む上記出版物全ての内容を詳細に
引用して説明の一部とする。
は錯体形態で存在し得る。酸付加塩類は例えば有機酸、
ポリマー酸および無機酸により生成され得る。かかる酸
付加塩形態は、例えば塩酸塩および酢酸塩を含む。錯体
は例えば無機物質、例えば無機塩類または水酸化物、例
えばCa−およびZn−塩類、および/またはポリマー有機
物質を加えることにより本発明化合物から形成される。
都合には酢酸塩水和物の形で使用される。一般的なペプ
チド濃度は85〜95パーセントである。
て、医薬組成物はまた好ましくは医薬組成物をpH4〜4.
5、好ましくは4.2の緩衝状態にすべく選択された塩基性
化合物を含有する。
炭酸水素ナトリウムから選択される。かかる化合物は、
好ましくは生成した医薬組成物を上記pH値の緩衝状態と
する量で加えられる。
それは、例えば酢酸および酢酸ナトリウムを基礎とする
公知組成物の場合と同じ方法で使用され得る。好都合に
はそれは非経口投与、例えば皮下投与用に使用される。
一般的な皮下投与用量は、1ml当たり本発明化合物0.05
〜1mg、特に0.1〜1mg/mlであり、好ましくは1日2回も
しくは1回または連続注入により投与される。組成物は
同じ活性成分を含有する他の公知組成物の場合と同じ用
量および方法で投与され得る。
0:1、特に5:1〜40:1である。乳酸は好都合には例えば88
%純度の水和物として使用される。
の本発明化合物、約2〜4mgの乳酸(特に88%純度の水
和物として)、pH4.2とするのに十分な量の炭酸水素ナ
トリウムまたは水酸化ナトリウムおよび滅菌水を含有し
得る。
ばフェノール、および/または等張性調整剤、例えばマ
ンニトールまたは塩化ナトリウムを含有し得る。好まし
くは、マルチ用量バイアルとしてそれを製剤化する場
合、フェノールを組成物に加える。
を使用する場合、マンニトールの量は好ましくは組成物
の5.5重量%を越えない。好都合にはマンニトールは、
約10:1〜20:1のマンニトール対乳酸比で存在する。
は好ましくは約1:1〜20:1、さらに好ましくは2:1〜10:1
の対乳酸比で存在する。
似体を乳酸さらに所望により望ましい量の他の上記成分
と混合することにより製造され得る。好ましくはソマト
スタチン類似体をまず水に溶かす。この発明の組成物
は、無菌および感染予防条件下で有利に製造される。ま
た本発明化合物は無菌条件下で製造され得る。本発明組
成物は非経口投与用、特に注射用であり、好都合には無
菌条件下アンプルまたはバイアルに仕込まれる。医薬組
成物は、分解を防ぐために二酸化炭素または他の不活性
気体、好ましくは二酸化炭素下で包装され得る。
トリウムを含有するもの(例、化合物IVaの公知組成
物)よりもかなり耐容性に優れている。特に本発明組成
物の非経口投与、例えば皮下注射の場合、苦痛が少な
い。
マトスタチン類似体としてポリペプチドを含む本発明組
成物は優れた安定特性を呈する。
している。
うで、死因の上位を占める。この発明は、ホルモン依存
性、例えばエストロゲン依存性、またはホルモン非依存
性の腫ように対して有用であり得る。乳癌はさらに重要
な努力を投じてある程度の軽減策を見出すべき疾患であ
る。
V)(ただし、BはB′、CはC′、DはD′、Eは
E′およびFはF′である)で示される化合物、特に化
合物(IVa)および糖残基を有するそれらの誘導体、特
に天然または合成モノ、ジまたはオリゴサッカリドから
アマドリまたはヘインズ転位により製造され得る誘導体
並びに式(V)〜(VIII)で示される化合物は、例えば
応答の範囲および持続性により示されるように、例えば
病気の進行を停止させることについて乳癌患者に対して
有益な作用を有することが判った。
WO88/02756に開示されているものであり、その内容を引
用することにより説明の一部とする。
有益な作用は、下記の臨床試験において示され得る。
ント処置は無視)の経験が無く、静脈に接近し易い5名
の転移性乳癌患者について試験を行う。患者達のPSは0
または1であり、閉経後であり得た。
口的、例なばポンプ手段により皮下的に24時間当たり例
えば0.5mg〜2mgの割合で連続投与され得る。
下が認められた。
患者に投与し、応答の範囲および持続性を測定する。
された乳癌患者が含まれる。彼等は、転移性疾患および
/または測定可能および評価可能な局所領域定位(loco
−regional localisation)を呈する。所望により、常
用的な療法、例えば手術、放射線療法、他の化学療法お
よび/またはホルモン療法に対する他の処置に耐性を示
す患者を含ませてもよい。
な少なくとも1つの標的、例えば皮膚または皮下の原発
性転移性腫ようを呈する。それは結節性または臓器性で
あり得る。試験前1箇月以内に進行した病変を呈し、生
存時間が少なくとも3箇月はあると評価されている患者
が好ましい。
患者、 −胎性癌抗原病理により投与された患者、 −腹水症、胸膜しん出、肺癌リンパ管炎、または唯一
の転移の証明として骨定位を呈する患者、 −試験に入る前の8週間未満の期間に放射線療法によ
り唯一の腫よう性標的に関する処置を受けた患者(ただ
し、この期間中に進行の証拠がある患者は適格であ
る)、 −唯一の脳定位を伴う患者、 −子宮頚部上皮内癌または脊髄もしくは基底細胞皮膚
癌以外の別の悪性腫ようを呈する患者、および −定期的な診察を受けることができない患者を除く。
確に立証され得る。しかしながら、上記の除外条件に該
当する患者を処置する場合でも、上記化合物はこの発明
での処置方法において使用され得る。
より低用量、好ましくは午前に1回および午後に1回の
2用量で投与され得る。少なくとも3箇月間または完全
に緩解するまで処置を行なう。応答は、常套方法によ
り、例えばIUCC応答基準(例、進行、安定化、部分的ま
たは完全な緩解)に従い追跡され得る。例えば第0、1
5、45、60および90日目に評価を実施する。
いて、例えば125I−[Leu8,D−,Trp22,Tyr25]−ソマ
トスタチン−28または化合物IVaの125I−Tyr3類似体を
放射性リガンドとして用いる隣接組織断片におけるオー
トラジオグラフィーによりそれらのソマトスタチン・レ
セプター中の含有量を分析する。患者達は、進行性疾患
を患い、最初のホルモンおよび/または細胞毒性療法に
応答しないIUCCの基準による測定可能および/または評
価可能なパラメーター(すなわち新しい病変の出現また
は現存する転移性病変の増大)を有する。上記第二臨床
試験と同様、好ましくは第三試験もまた、他の部位に以
前または同時発生の悪性腫ようがある患者は除外する
が、ただし、円錐生検された子宮頚部上皮内癌および適
切に処置された皮膚の基底またはへん平上皮細胞癌は例
外である。
量で投与され得る。好ましくは本発明化合物を、非経口
的、例えば皮下的、特にポータブル手動ポンプ(注入ポ
ンプ)手段による連続皮下方式により投与する。少なく
とも2箇月間または完全に緩解するまで処置を行なう。
応答は、例えばIUCC応答基準に従い常法により追跡され
得る。例えば第0、30および60日目に評価を実施する。
各評価時に全病変を測定するか、または多数の病変が存
在する場合は代表数の5病変部を測定用に選択し得る。
病変の緩解は、各病変部または試験用に選択された病変
部の結果の合計であり、50%またはそれ以上の減少を呈
する。
口、例えば皮下または経口投与される。適当な用量は、
例えば使用されるソマトスタチン類似体、宿主、投与方
法および処置される状態の重さにより異なる。用量は、
胃腸すい臓内分泌性(GI)腫よう、例えばVIP産生腫よ
うまたは先端巨大症の処置における用量ないしその用量
の約10倍の範囲であり得る。好ましい範囲は例えばGI腫
ようまたは先端巨大症の用量の約410倍である。
注射により1日1回または2回0.05mgの用量で処置され
得る。用量は1日3回0.2mgに増加され得る。先端巨大
症の場合、100〜300μgの一日用量(皮下)が使用され
得る。オクトレオチドは少なくとも1mgまで耐容性があ
る。
量は、0.1〜1mg(皮下)、好ましくは0.2〜1mg(皮下)
である。オクトレオチドは、好ましくは前述の乳酸を基
剤とする製剤形態で非経口投与される。化合物IVb(糖
残基を有するオクトレオチド)は、好ましくは例えば2
μg〜20mg(経口)、好ましくは300〜5000μg(経
口)の用量の経口形態で投与される。経口単位用量は例
えば約0.5μg〜約10mgの化合物IVbを含有し得る。
いて投与される。好ましいドーパミン・アゴニストはブ
ロモクリプチンであり、好ましくはメタンスルホン酸塩
として使用される。
チル−N′−[(3α−4aα,10aβ)−1,2,3,4,4a,5,1
0,10a−オクタヒドロ−6−ヒドロキシル−1−プロピ
ル−3−ベンゾ[キノリエル]スルファミドがあり、好
ましくは塩酸塩として使用される。
8位にペプチド部分を有しない化合物、すなわち非エル
ゴペプチド類である。それらの化合物は、8位に例えば
アミノ基、例えばアシルアミノ、ウレイドもしくはスル
ファミノ部分またはチオメチル部分を有し得、それらは
例えば1個または所望により2個の(C1-4)アルキル基
により置換され得る。好都合には、これらはエルゴリン
核の9,10位に単一結合を有する。
リン類である。これらは、式 [式中、 ▲Ra 1▼は特に(C1-4)アルキル、▲Ra 2▼は特にHま
たは(C1-4)アルキル、▲Ra 3▼は特に−NHSO2N[(C
1-4)アルキル]2である] で示される構造に基づき得る。
イルアミノ)−エルゴリン−I(メスレルギンとしても
知られている。以後化合物Bとする)、 b)6−n−プロピル−8α−(N,N−ジメチルスルフ
ァモイルアミノ)−エルゴリン−I(N,N−ジエチル−
N′−(6−プロピルエルゴリン−8α−イル)スルフ
ァミド)、好ましくは塩酸塩として使用、CQPとしても
知られている(以後、化合物Cとする)、 c)N,N−ジエチル−N′−[(8α)−1−エチル−
6−メチル−エルゴリン−8−イル]スルファミド、好
ましくは塩酸塩として使用(以後、化合物Dとする)。
−8α−イル)−1,1−ジエチル尿素(リスリドとして
も知られている。好ましくは酸性マレイン酸として使
用)。
−エルゴリン−I(ペルゴリドとしても知られている。
好ましくはメシレートとして使用)。
ル)−1,1−ジエチル尿素、テルグリドとしても知られ
ているトランスヒドロリスリド、例えば西ドイツ国公開
公報第3135305号および第3124714号に公開。
−イル)−1,1−ジエチル尿素、プロテルグリドとして
も知られている6−n−プロピルジヒドロ−リスリド。
および2−置換、例えば6−n−プロピルおよび/また
は2−メチルもしくはブロモ誘導体[例えばヨーロッパ
特許公開第21206号(A.1)および第160842号(A.2)に
公開、それらの内容、特に実施例および薬理データを引
用して説明の一部とする]、例として2−ブロモリスリ
ドとしても知られている2−ブロモエルグリドがあり、
好ましくは塩酸塩形態として使用。
ジヒドロリセルグアミンベンジルエステルとしても知ら
れている、メテルゴリン。
ロキシメチル)−3−ヘプタデカニル)−6−メチルエ
ルゴリン−8−ベータ−カルボキシアミドとしても知ら
れているドセルゴシド。
ル)−3−(6−アルキル−エルゴリン−8′−ベータ
−カルボニル)尿素としても知られているFCE−21336、
好ましくはジりん酸塩として使用。
チル)エルゴレンとしても知られているGYKI−32887、
好ましくは重マレイン酸塩として使用、例えば米国特許
第4299836号に開示されている。
接した炭素原子部分に存在しないC3-5アルケニル、 R4′は、C3-7アルキル;C3-7シクロアルキル;アダマ
ンチル;フェニル;C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C
1-3アルキルチオ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、
ニトロ、アミノ並びにモノおよびジ(C1-3アルキル)−
アミノから成る群から選ばれた1個またはそれ以上の基
により置換されたフェニル;または酸素および硫黄から
成る群から選ばれた1個または2個のヘテロ原子を含む
5もしくは6員環を有する縮合非芳香族複素環を有する
フェニルである] で示される化合物(イギリス国特許明細書第2152507A号
に公開、その内容、特に実施例および薬理データを引用
して説明の一部とする)が含まれる。例としては、(5
R,8S,10R)−2,6−ジメチル−8α−ピバロイルアミノ
−エルゴリン(以後化合物E、好ましくは塩酸塩として
使用)、および2−クロロ誘導体、(5R,8S,10R)−2
−クロロ−6−メチル−8α−ピバロイルアミノ−エル
ゴリンがある。
接した炭素原子部分に存在しないC3-5アルケニル、 R4″は、C1-7アルキル;C3-7シクロアルキル;アダマ
ンチル;フェニル;C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C
1-3アルキルチオ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、
ニトロ、アミノ並びにモノおよびジ(C1-3アルキル)−
アミノから成る群から選ばれた1個またはそれ以上の基
により置換されたフェニル;または酸素および/または
硫黄から成る群から選ばれた1個または2個のヘテロ原
子を含む5もしくは6員環を有する非芳香族複素環と縮
合したフェニル、 ただし、R2″が水素である場合、R3″もR4″もメチル
ではないものとする] で示される化合物、例えばR1″=H、R2″=Brまたは特
にCH3、R3″=CH3およびR4″=t−ブチルである化合物
がある。これらは1984年12月24日付西ドイツ国出願P344
7383.1号(イギリス国出願第8531420号に対応、現在イ
ギリス国出願第2169291A号として公開、他の国々におい
ても同様)に開示されており、その内容(実施例全部を
含む)を引用して説明の一部とする。
形態または医薬的に許容し得る酸付加塩形態、例えば塩
酸塩、マレイン酸塩またはメタンスルホン酸塩の形態で
使用され得る。
試験において投与され得る。化合物は、プロラクチン・
レベルを低下させる一日用量で投与される。例えばブロ
モクリプチンは1日2回5mgの一日用量(経口)で投与
される。
る。
存性胸部腫ようおよび/またはソマトスタチン・レセプ
ター陽性胸部腫ようの処置における、式(I)〜(II
I)、式(IV)(ただし、BはB′、CはC′、Dは
D′、EはE′、FはF′並びにA、A′、Y1およびY2
は前記の意味で示されるソマトスタチン類似体およびそ
れらの糖残基を有する誘導体、好ましくは天然または合
成入手可能なモノ、ジもしくはオリゴサッカリドからア
マドリまたはヘインズ転位により製造され得る誘導体、
または式(V)〜(VIII)で示されるソマトスタチン類
似体の遊離形態または医薬的に許容し得る塩形態または
錯体形態の用途、および/または b)乳癌の処置に適した医薬、特に非経口用もしくは経
口用組成物、例えば皮下投与組成物の製造における、上
記a)項で挙げられたソマトスタチン類似体の用途、お
よび/または c)処置を必要とする対象に上記a)記載のソマトスタ
チン類似体を投与することを含む、乳癌対象の処置方
法、および/または d)処置を必要とする対象に対する乳癌の処置におい
て、上記a)記載のソマトスタチン類似体をドーパミン
・アゴニストと共に投与する方法。
えば連続注入により皮下投与する場合、特に乳癌の処置
に有用である。患者の許容し得る耐容性により24時間連
続して投与を実施することができる。
リットルの投与量で二酸化炭素供給下約43000本の1mlア
ンプルまたは8400本のバイアルを製造する。組成物をろ
過(例、0.2ミクロンの穴、0.5バール)し、無菌条件下
アンプルまたはバイアルに導入する。
Claims (1)
- 【請求項1】遊離形態または医薬的に許容し得る塩形態
または錯体形態にある、式 で示される化合物を有効成分とする、乳癌の処置剤。
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