JP2017205126A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. 以下：
   ａ．ヘルペスウイルス由来の第１のタンパク質またはその断片をコードする第１のヌクレオチド配列；
   ｂ．該ヘルペスウイルス由来の第２のタンパク質またはその断片をコードする第２のヌクレオチド配列；
   ｃ．該ヘルペスウイルス由来の第３のタンパク質またはその断片をコードする第３のヌクレオチド配列；
   ｄ．該ヘルペスウイルス由来の第４のタンパク質またはその断片をコードする第４のヌクレオチド配列；
   ｅ．該ヘルペスウイルス由来の第５のタンパク質またはその断片をコードする第５のヌクレオチド配列
   を含むポリヌクレオチドを含む自己複製ＲＮＡ分子であって、
   該第１のタンパク質またはその断片、該第２のタンパク質またはその断片、該第３のタンパク質またはその断片、該第４のタンパク質またはその断片、および、該第５のタンパク質またはその断片は、互いと五量体複合体を形成するヘルペスウイルスタンパク質であり；そして、
   該第１のヌクレオチド配列、該第２のヌクレオチド配列、該第３のヌクレオチド配列、該第４のヌクレオチド配列、および、該第５のヌクレオチド配列は、該自己複製ＲＮＡ分子が適切な細胞に導入されるときに、該第１、第２、第３、第４および第５のヘルペスウイルスタンパク質またはその断片が、該細胞における該第１、第２、第３、第４および第５のタンパク質または断片を含む複合体の形成に十分な量で産生されるように、１つまたは複数の制御エレメントに作動可能に連結される、自己複製ＲＮＡ分子。
2. 前記第１のタンパク質、前記第２のタンパク質、前記第３のタンパク質、前記第４のタンパク質、および、前記第５のタンパク質が、同じタンパク質または同じタンパク質の断片でも、互いの断片でもないことを条件とする、請求項１に記載の自己複製ＲＮＡ分子。
3. 前記ヘルペスウイルスが、サイトメガロウイルス（ＣＭＶ）または水痘帯状疱疹ウイルス（ＶＺＶ）である、請求項１または請求項２に記載の自己複製ＲＮＡ分子。
4. 前記ヘルペスウイルスがＣＭＶであり、かつ、
   ａ．前記第１のタンパク質または断片、前記第２のタンパク質または断片、前記第３のタンパク質または断片、前記第４のタンパク質または断片、および、前記第５のタンパク質または断片が独立して、ｇＢ、ｇＨ、ｇＬ；ｇＯ；ｇＭ、ｇＮ；ＵＬ１２８、ＵＬ１３０、ＵＬ１３１、および前述のもののいずれか１つの断片からなる群より選択されるか；あるいは
   ｂ．前記第１のタンパク質または断片がｇＨまたはその断片であり、かつ、前記第２のタンパク質または断片がｇＬまたはその断片であり、前記第３のタンパク質または断片がＵＬ１２８またはその断片であり、前記第４のタンパク質または断片がＵＬ１３０またはその断片であり、そして、前記第５のタンパク質または断片がＵＬ１３１またはその断片である、
   請求項３に記載の自己複製ＲＮＡ分子。
5. アルファウイルスレプリコンである、請求項１〜４のいずれか一項に記載の自己複製ＲＮＡ分子。
6. 請求項５に記載のアルファウイルスレプリコンを含む、アルファウイルスレプリコン粒子。
7. 請求項６に記載のアルファウイルスレプリコン粒子と、薬学的に許容されるビヒクルとを含む、組成物。
8. 請求項１〜５のいずれか一項に記載の自己複製ＲＮＡと、薬学的に許容されるビヒクルを含み、任意に、ＲＮＡ送達系をさらに含む、組成物。
9. タンパク質複合体を形成するｉｎ ｖｉｔｒｏの方法であって、請求項１〜５のいずれか一項に記載の自己複製ＲＮＡまたは請求項６に記載のアルファウイルスレプリコン粒子を細胞に送達する工程、および、該自己複製ＲＮＡの発現に適した条件下で該細胞を維持する工程を含み、前記第１、第２、第３、第４および第５のタンパク質またはその断片を含むタンパク質複合体が形成される、方法。
10. タンパク質複合体を形成する方法において使用するための、請求項１〜５のいずれか一項に記載の自己複製ＲＮＡまたは請求項６に記載のアルファウイルスレプリコン粒子を含む組成物であって、該組成物が細胞に送達され、該細胞が、該自己複製ＲＮＡの発現に適した条件下で維持され、前記第１、第２、第３、第４および第５のタンパク質またはその断片を含むタンパク質複合体が形成されることを特徴とする、組成物。
11. 請求項１〜５のいずれか一項に記載の自己複製ＲＮＡ分子をコードする、組換えＤＮＡ分子。
12. 個体における免疫応答の誘発に使用するための、請求項１〜５のいずれかに記載の自己複製ＲＮＡまたは請求項６に記載のアルファウイルスレプリコン粒子を含む組成物、あるいは、請求項７〜８のいずれか一項に記載の組成物。