JP2015030705A - セラミド分散組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天然型セラミドと、多価アルコールと、ノニオン性界面活性剤である第一の界面活性剤と、両性界面活性剤(ただし、リン脂質を除く)及びカチオン性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種である第二の界面活性剤と、を含有し、pH6.5以下であるセラミド分散組成物。
【選択図】なし
Description
しかしながら、セラミドは結晶性の高い物質であり、油剤への溶解性が低く、低温で結晶を析出する等の理由のため、安定性よく配合することが困難であった。
セラミドを、微細な粒径を有する分散粒子として安定に配合する技術として、特定の脂肪酸、特定の界面活性剤又はリン脂質等をセラミドと共に配合することが知られている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
[1] 天然型セラミドと、多価アルコールと、ノニオン性界面活性剤である第一の界面活性剤と、両性界面活性剤(ただし、リン脂質を除く)及びカチオン性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種である第二の界面活性剤と、を含有し、pH6.5以下であるセラミド分散組成物。
[2] 第二の界面活性剤が、アミノ酸誘導体、4級アンモニウム塩及びアミドアミン誘導体からなる群より選択される少なくとも1種を含む[1]に記載のセラミド分散組成物。
[3] 第二の界面活性剤が、アルギニン誘導体を含む[1]又は[2]に記載のセラミド分散組成物。
[4] 第一の界面活性剤が、脂肪酸ポリグリセリルを含む[1]〜[3]のいずれか1に記載のセラミド分散組成物。
[5] 分散粒子の平均粒径が100nm以下である[1]〜[4]のいずれか1に記載のセラミド分散組成物。
[6] 多価アルコールがグリセリンを含む[1]〜[5]のいずれか1に記載のセラミド分散組成物。
[7] 天然型セラミドがセラミド2を含む[1]〜[6]のいずれか1に記載のセラミド分散組成物。
[8] 第一の界面活性剤の含有量が0.2質量%以上2.5質量%以下である[1]〜[7]のいずれか1に記載のセラミド分散組成物。
[9] 多価アルコールの含有量が2.0質量%以上50.0質量%以下である[1]〜[7]のいずれか1に記載のセラミド分散組成物。
[10] 第二の界面活性剤の含有量が、0.05質量%以上8.0質量%以下である[1]〜[9]のいずれか1に記載のセラミド分散組成物。
[11] 第一の界面活性剤及び第二の界面活性剤の合計の含有量が、0.5質量%以上10.0質量%以下である[1]〜[10]のいずれか1に記載のセラミド分散組成物。
[12] [1]〜[11]のいずれか1に記載のセラミド分散組成物を含む頭髪用化粧料。
また本明細書において「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値および最大値として含む範囲を示す。
さらに本明細書において組成物中の各成分の量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
本発明において「水相」とは、溶媒の種類にかかわらず「油相」に対する語として使用する。
以下、本発明について説明する。
本発明のセラミド分散組成物は、天然型セラミドを少なくとも含有する。天然型セラミドは、油相(油滴)として水相に分散される分散粒子の形態でセラミド分散組成物中に含まれる。
本発明において、天然型セラミドとは、ヒトの皮膚の角質層に存在するものと同じ構造を有するセラミドのことを意味する。また、天然型セラミドのより好ましい態様は、スフィンゴ糖脂質を包含せず、且つその分子構造中に水酸基を3個以上有する態様である。
これらのセラミドは天然型(D(−)体)の光学活性体を用いるが、さらに必要に応じて非天然型(L(+)体)の光学活性体を用いても、更に天然型と非天然型の混合物を用いてもよい。セラミドの相対立体配置は、天然型の立体配置のものでも、それ以外の非天然型の立体配置のものでもよく、また、これらの混合物によるものでもよい。
天然型セラミドは、1種であっても、2種以上を併用してもよい。
また、セラミド分散組成物における天然型セラミドの含有量としては、有効成分として高濃度配合すること、および分散安定性の観点からセラミド分散組成物の全質量に対して0.02質量%〜10質量%であることが好ましく、0.1質量%〜5質量%であることがより好ましく、0.2質量%〜4質量%であることが更に好ましい。
セラミド分散組成物は、多価アルコールを含む。これにより、セラミド分散組成物の分散粒子径をより微細化でき、且つ分散粒子を微細な粒子径の状態のまま長期に亘り安定して保持し得る。
セラミド分散組成物における第一の界面活性剤は、ノニオン性界面活性剤である。ノニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸モノグリセリル、有機酸モノグリセリル、脂肪酸ポリグリセリル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
HLB=7+11.7log(Mw/Mo)
ここで、Mwは親水基の分子量、Moは疎水基の分子量である。
セラミド分散組成物における第二の界面活性剤は、両性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種である。ただし、第二の界面活性剤における両性界面活性剤に、リン脂質は含まれない。リン脂質を除く両性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を、第一の界面活性剤であるノニオン性界面活性剤と組み合わせることにより、多価アルコールと共に、天然型セラミドを含有する分散粒子の粒径を微細に維持し得る。第二の界面活性剤における両性界面活性剤としてリン脂質を用いた場合には、第一の界面活性剤と組み合わせても、このような効果は得られない。
セラミド分散組成物は、本発明の効果を損なわない限りにおいて、上述した成分に加えて、乳化組成物又は分散組成物に通常添加され得るその他の成分を含有することができる。その他の成分は、セラミド分散組成物の水相組成物又は油相組成物として配合することができる。セラミド分散組成物の用途に応じて、例えば、種々の薬効成分、防腐剤、着色
剤など、通常、その用途で使用される他の添加物を併用することができる。
そのような他の添加物としては、例えば、メントール、カンファー等の清涼剤の他、植物エキス、pH緩衝剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、防腐剤、香料、殺菌剤、色素等が挙げられる。
セラミド分散組成物のpHは6.5以下である。例えば、セラミド分散組成物をヘアーコンディショナーなどの毛髪化粧料化粧料として使用する場合、セラミド分散組成物のpHは5.5以下であることがより好ましく、4.5以下であることが更に好ましい。また、皮膚刺激性の観点から、セラミド分散組成物のpHは、1.0以上であることが好ましく、2.0以上であることがより好ましく、3.0以上であることが更に好ましい。
本発明において、セラミド分散組成物中に含まれる分散粒子(セラミド含有粒子)は、微細、例えば1μm未満であればよく、例えば、分散粒子の平均粒径は、長期経時における沈降抑制、セラミド含有粒子の生体の表皮又は毛髪等への浸透性、透明性の観点から、100nm以下であることが好ましく、80nm以下であることがより好ましく、50nm以下であることが更に好ましい。セラミド含有粒子の平均粒径の下限値としては、特に制限はないが、例えば、0.8nm以上とすることができる。
具体的には、測定試料となるセラミド分散組成物を、ミリQ水で10倍に希釈して測定し、体積平均粒子径(Mv)として求める。
なお、分散粒子の平均粒径は、組成物の成分以外に、製造方法における攪拌条件(せん断力、温度又は圧力)、油相と水相比率等の要因によって調整することができる。
セラミド分散組成物は、少なくとも天然型セラミドを含む油相(分散相)成分と、水相成分と、を混合することを含む製造方法により得ることができる。
セラミド類含有粒子の粒子径、分散安定性、保存安定性の観点から、油相成分及び水相成分を各々独立に、最も狭い部分の断面積が1μm2〜1mm2であるマイクロ流路にそれぞれ独立して通過させた後に組み合わせて混合するマイクロミキサーを用いた方法を用いることが好ましい。このとき、水相の粘度は30mPa・s以下であることが、分散の微粒子化の観点から好ましい。
油相成分と水相成分とを混合して粗分散物を得る手段としては、市販のいずれの混合手段を用いてもよい。例えば、水性媒体をマグネチックスターラー、家庭用ミキサー、パドルミキサー、インペラーミキサーなどで混合撹拌することで、均一な粗分散物を調製できる。また、強い剪断力を有する撹拌手段、すなわち、ホモミキサー、ディスパーミキサー、ウルトラミキサーなどを用いて油相組成物と水相組成物とを混合する方がより好ましい。
この粗分散処理における温度は、20℃以上90℃以下の任意の温度で実施可能であるが、好ましくは40℃以上80℃以下の温度で処理することが挙げられる。
微細化の手段としては、高圧ホモジナイザーを用いることが好ましい。例えば、アルティマイザーHJP−25005(株式会社スギノマシン製)を挙げることができる。
セラミド分散組成物の製造においては、分散性(微細化)の観点から、圧力は100MPa以上とし、より好ましくは150MPa以上であることが好ましい。高圧側の限界は市販の装置では、温度上昇と耐圧性の観点から300MPa以下であることが好ましい。微細乳化手段を用いて微細化する場合の、高圧処理を行う回数は1回でもよいが、液全体の均一性を高めるためには、2回以上の高圧処理を行うことが好ましく、2回〜5回の高圧処理を行うことがより好ましい。
本発明のセラミド分散組成物は、優れた経時安定性を有し、調製直後の分散粒子の微細性が長期間にわたって維持される。本発明における「経時安定性」とは、調製直後のセラミド分散組成物に含まれる分散粒子の粒子径の経時的な変動が小さいことを意味する。セラミド分散組成物の経時安定性は、調製直後の分散粒子の粒子径と、所定期間後のセラミド分散組成物における分散粒子の粒子径とを比較することにより評価できる。好ましくは、セラミド分散組成物は、調製直後の分散粒子の粒子径と、50℃の恒温槽で2週間保管したときの分散粒子の粒子径との差が、20nm以下であり、より好ましくは10nm以下であり、更に好ましくは7nm以下である。
本発明のセラミド分散組成物は、天然型セラミドに起因するエモリエント効果に優れた微細な分散粒子を含む分散組成物として形成しうる。このため、天然型セラミドの機能に応じた種々の用途にそのまま又は成分材料として好ましく用いられる。
このような用途としては、例えば、医薬品(外用剤、皮膚製剤)、化粧料、洗浄剤等に広く使用することができる。ここで、医薬品としては、塗布剤等(皮膚外用剤)の非経口剤等、化粧料としては、化粧水、美容液、ジェル、乳液、ヘアーコンディショナー、ヘアトリートメント、リンス等、洗浄剤としては、洗顔料、ボディーソープ、シャンプー等が挙げられる。ただし、本発明は、これらに制限されるものではない。
本発明のセラミド分散組成物を、皮膚外用剤等の医薬品、又は化粧料に使用する場合、必要に応じて、医薬品又は化粧料に添加可能な成分を適宜添加することができる。
下記の成分を、70℃にて60分間攪拌し、粗分散物を調製した。
セラミド4質量%分散液 10.00部
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩60質量%溶液
0.50部
ミリスチン酸デカグリセリル(HLB=14) 0.20部
グリセリン 35.00部
クエン酸 0.39部
クエン酸2水和物 0.87部
純水 53.00部
なお、粗分散物の調製に用いた各成分の詳細は後述の通りである。
その後、得られた分散組成物を平均孔径1μmのミクロフィルターでろ過し、セラミド分散組成物を得た。得られたセラミド分散組成物のpHは、3.8であった。
表1〜表3に記載されたとおりに各成分を配合した以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜16及び比較例1〜6の各セラミド分散組成物を得た。
表1〜表3に記載の各成分は、以下の通りである。
セラミド4質量%分散液は、セラミド2を含有するリキッドクリスタセラミド2(高砂香料工業株式会社)の4質量%分散液を用いた。
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩60質量%溶液は、アミセーフLMA−60(味の素株式会社)を用いた。
ミリスチン酸デカグリセリルは、Decaglyn 1−M(HLB=14.0、日光ケミカルズ株式会社)を用いた。
ショ糖ステアリン酸は、リョートーシュガーエステルS−1570(HLB=15、三菱化学フーズ株式会社)を用いた。
グリセリンは、化粧用濃グリセリン(花王株式会社)を用いた。
1,3−ブチレングルコール、クエン酸及びクエン酸2水和物は、それぞれ和光純薬工業株式会社製を用いた。
ステアラミドプロピルジメチルアミン:アミドアミンMPS(日光ケミカルズ株式会社)
ココベタイン:Genegen B 1566(クラリアントジャパン株式会社)
ステアルトリモニウムクロリド:NIKKOL CA−2465(日光ケミカルズ株式会社)
レシチン:レシオンP(理研ビタミン株式会社)
得られた実施例1〜実施例16及び比較例1〜比較例6の各分散組成物について、経時安定性を以下ように評価した。
(1)セラミド分散組成物中の分散粒子の粒径
調製直後のセラミド分散組成物中におけるセラミド含有粒子(又はそれを含む油滴様の分散粒子)の粒径(体積平均粒径)を、ナノトラックUPA(日機装株式会社)を用いて測定した。体積平均粒径の測定は、セラミド分散組成物から分取した試料に含まれるセラミドの濃度が0.04質量%になるように純水で希釈して行った。体積平均粒径は、試料屈折率として1.600、分散媒屈折率として1.333(純水)、分散媒の粘度として純水の粘度を設定した場合の体積平均粒径(Mv)として求めた。結果を表1〜表3に示す。
さらに、各セラミド分散組成物を50℃の恒温槽に2週間保管した後、25℃に戻し、上記と同様に粒径を測定した。結果を表1〜表3に示す。
(2)沈降性評価
ガラス瓶の中に分散物を密封し、50℃の恒温槽に2週間保管した後に、目視で沈降物の有無を評価した。
また、実施例1〜実施例16のセラミド分散組成物を含む頭皮用化粧料は、pH4.0以下の条件であっても、比較例1〜比較例6のセラミド分散組成物を含む頭皮用化粧料と比較して、粒子径が小さい分散粒子を長期にわたって安定性よく保持できることが期待される。
≪トマト抽出物、オキアミ抽出物、ヘマトコッカス藻抽出物≫
実施例及び参考例の各化粧料の調製に用いた、トマト抽出液、オキアミ抽出物、ヘマトコッカス藻抽出物の詳細は、以下の通りである。
・トマト抽出物(リコピン含有率:0.1質量%、製品名:Lyc−O−Mato 6%〔サンブライト(株)製〕をグリセリンにて希釈した。)
・オキアミ抽出物(アスタキサンチン含有率:0.6質量%)。
・ヘマトコッカス藻抽出物(アスタキサンチン含有率:0.3質量%、製品名:ASTOTS−S〔武田紙器(株)製〕をグリセリンにて希釈した。)
下記組成を有するシャンプーを調製した(全量100質量%)。pHは3.8であった。
(成分) (質量%)
PEGヤシ油脂肪酸アミドMEA硫酸Na 3.0
ココイルサルコシンNa 3.0
安息香酸Na 0.4
ヘマトコッカス藻抽出物 0.01
オキアミ抽出物 0.01
トマト抽出物 0.01
コカミドプロピルベタイン 4.0
ラウラミドDEA 3.0
ジステアリン酸グリコール 1.5
ポリクオタニウム−10 0.5
クエン酸 0.3
クエン酸Na 適量
トコフェロール 0.05
水溶性コラーゲン 1.0
加水分解コラーゲン 1.0
セラミド分散組成物(実施例3) 1.0
精製水 残量
下記組成を有するヘアケアエッセンスを調製した(全量100質量%)。pHは3.7であった。
(成分) (質量%)
クエン酸 0.4
PEG−60水添ヒマシ油 0.3
1,3−BG 2.0
グリセリン 1.0
パントテニルエチルエーテル 0.5
ニコチン酸アミド 0.3
グリチルレチン酸 0.15
レシチン 0.5
アセチルヒドロキシプロリン 1.0
加水分解コラーゲン 1.0
水溶性コラーゲン 1.0
ヘマトコッカス藻抽出物 0.1
ホップエキス 1.0
ビワ葉エキス 1.0
フェノキシエタノール 0.3
メチルパラベン 0.1
安息香酸ナトリウム 0.1
セラミド分散組成物(実施例3) 1.0
水 残量
下記組成を有するコンディショナーを調製した(全量100質量%)。pHは4.0であった。
(成分) (質量%)
ベヘニルアルコール(C22) 3.0
ステアリルアルコール(C20) 3.0
セタノール(C16) 1.5
ステアルトリモニウムクロリド 2.0
パルミチン酸エチルヘキシル 11.0
ポリクオタニウム−10 0.5
アスタキサンチン液 0.01
アセチルヒドロキシプロリン 0.1
ヒアルロン酸Na 0.1
水溶性コラーゲン 0.1
グリチルリチン酸2K 0.1
クエン酸 0.1
トコフェロール 0.1
フェノキシエタノール 0.4
セラミド分散組成物(実施例3) 1.0
香料 適量
精製水 残量
下記組成を有する化粧水を調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 6.5
ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル 1.2
ヘマトコッカス藻抽出物 0.01
トマト抽出物 0.01
エタノール 6.0
酢酸トコフェロール 0.001
ビタミンE 0.002
リン酸アスコルビルマグネシウム 0.5
キサンタンガム 0.2
グライシカル2000(※1) 0.1
エチルヘキシルグリセリン 0.2
ペンチレングリコール 1.0
加水分解コラーゲン 1.0
N−アセチルヒドロキシプロリン 1.0
水溶性コラーゲン 1.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.2
モノオレイン酸デカグリセリル 0.05
セラミド分散組成物(実施例3) 1.0
香料 適量
精製水 残量
※1:グライカシル2000(ロンザ株式会社製)はブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルとシクロデキストリンを含有する。
下記組成を有する乳液を調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
トマト抽出物 0.1
ヘマトコッカス藻抽出物 0.5
ルテイン 0.01
スクワラン 8.0
ホホバ油 7.0
パラアミノ安息香酸グリセリル 1.0
セチルアルコール 1.5
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル 3.0
ポリオキシエチレンソオルビタンモノオレート 2.0
1,3−ブチレングリコール 1.0
グリセリン 2.0
メチルパラベン 0.04
ステアリン酸スクロース 0.1
オレイン酸ポリグリセリル−10 0.1
酢酸トコフェロール 0.01
フェノキシエタノール 0.2
コラーゲン 1.0
クエン酸ナトリウム 1.0
セラミド分散組成物(実施例3) 1.0
香料 適量
精製水 残量
なお、上記組成において、ルテインに代えてフコキサンチンを用いた場合にも、同様に乳液を調製できること確認した。
下記組成を有するクリームを調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
トマト抽出物 0.4
オキアミ抽出物 0.2
セトステアリルアルコール 3.0
グリセリン脂肪酸エステル 2.0
モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.0
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム 0.5
ワセリン 5.0
レシチン 0.5
ジメチルポリシロキサン(100mPa・s) 3.0
トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 20.0
乳酸 1.0
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.5
ジプロピレングリコール 10.0
クエン酸ナトリウム 0.5
酸化チタン 0.1
香料 適量
エデト酸2ナトリウム 0.03
パラオキシ安息香酸エチル 0.05
セラミド分散組成物(実施例3) 1.0
精製水 残量
下記組成を有するジェリー様美容液を常法により調製した(全量100質量%)
(成分) (質量%)
トマト抽出物 0.01
ヘマトコッカス藻抽出物 0.02
トコフェロール 0.01
セラミドIII、VI 0.01
(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 0.5
加水分解コラーゲン 1.0
アセチルヒドロキシプロリン 1.0
エチルヘキシルグリセリン 0.05
オレイン酸 0.05
1,3−ブチレングリコール 1.0
グリセリン 2.0
メチルパラベン 0.2
ステアリン酸スクロース 0.01
オレイン酸ポリグリセリル−2 0.01
ステアリン酸ポリグリセリル−2 0.01
フェノキシエタノール 0.2
コラーゲン 1.0
クエン酸ナトリウム 1.0
セラミド分散組成物(実施例3) 1.0
ダマスクバラ花油 適量
香料 適量
精製水 残量
下記組成を有するUVプロテクター(油中水型乳化物)を調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
ヘマトコッカス藻抽出物 0.025
トマト抽出物 0.025
プテロスチルベン 0.1
シクロペンタシロキサン 35.0
t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン修飾酸化チタン(※1) 12.0
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン(※2) 7.5
エタノール 5.0
(アクリル酸ブチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー 2.0
セスキオレイン酸ソルビタン 2.0
硫酸Mg 0.1
(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー 1.0
マイカ 0.5
フェノキシエタノール 0.5
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 0.2
(メタクリル酸メチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー 0.1
酸化鉄 0.1
ヒアルロン酸Na 1.0
ダマスクバラ花油 適量
加水分解コラーゲン 1.0
アセチルヒドロキシプロリン 1.0
ステアロイルグルタミン酸2Na 1.0
水溶性コラーゲン 1.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 0.1
オレイン酸ポリグリセリル−10 0.1
ステアリン酸スクロース 0.1
レシチン 0.1
トコフェロール 0.2
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
セラミド分散組成物(実施例3) 1.0
精製水 残量
※1:酸化チタン、t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン、水酸化Al、イソステアリン酸からなる疎水化処理粉体 HXMT−100/テイカ株式会社
※2:KF−6028/信越化学工業製
下記組成を有するリキッドオイルを調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
パルミチン酸エチルヘキシル 35.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 25.0
トリラウリン酸ポリグリセリル−10 25.0
リンゴ酸ジイソステアリル 10.0
トコフェロール 0.02
ヘマトコッカス藻抽出物 0.01
トマト抽出物 0.01
ダマスクバラ花油 適量
N−アセチルヒドロキシプロリン 1.0
香料 適量
フェノキシエタノール 0.4
セラミド分散組成物(実施例3) 0.1
水添ポリイソブテン 残量
下記組成を有するモイスチャーフォームを調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
ミリスチン酸 12.0
BG 8.0
水酸化K 4.0
グリセリン 5.0
ステアリン酸 8.0
ソルビトール 1.0
ステアリン酸グリセリル 5.0
ラウロイルグルタミン酸Na 8.0
(ラウラミド/ミリスタミド)DEA 8.0
トコフェロール 0.1
水溶性コラーゲン 1.0
ヘマトコッカス藻抽出物 0.1
トマト抽出物 0.1
ダマスクバラ花油 適量
シア脂 2.0
ホホバ種子油 2.0
ポリクオタニウム−39 0.5
脂肪酸(C10−30)(コレステリル/ラノステリル) 3.0
香料 適量
フェノキシエタノール 0.4
セラミド分散組成物(実施例3) 1.0
精製水 残量
下記組成を有するマスカラを調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
マイクロクリスタリンワックス 5.0
カルナウバロウ 5.0
ミツロウ 5.0
パラフィンワックス 5.0
イソステアリン酸 5.0
セタノール 1.0
トリエタノールアミン 2.0
精製水 残量
1,3−BG 3.0
エタノール 3.0
PVA 1.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.5
ポリアクリル酸Na 0.1
黒酸化鉄 2.0
カーボンブラック 2.0
ナイロン末 3.0
フェノキシエタノール 0.5
セラミド分散組成物(実施例3) 0.1
下記組成を有するマスカラを調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
シクロペンタシロキサン 5.0
イソパラフィン 残量
トリメチルシロキシケイ酸 5.0
セスキオレイン酸ソルビタン 2.0
ポリエチレンワックス 5.0
カルナウバロウ 5.0
ミツロウ 7.0
イソステアリン酸 3.0
メチルフェニルポリシロキサン 3.0
パルミチン酸デキストリン 3.0
精製水 3.0
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体エマルジョン(固型分30%)
15.0
酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 0.5
DPG 1.0
1,3−BG 2.0
PVA 0.5
ヒドロキシエチルセルロース 0.5
黒酸化鉄 6.0
セラミド分散組成物(実施例3) 0.1
下記組成を有するリップを調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
水添ポリイソブテン 35.0
流動パラフィン 25.0
リンゴ酸ジイソステアリル 20.0
パルミチン酸デキストリン 5.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 3.0
ワセリン 2.0
トコフェロール 0.5
パール顔料 5.0
セラミド分散組成物(実施例3) 0.1
酸化チタン 適量
香料 適量
防腐剤 適量
下記組成を有する乳化型ファンデーションを調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
シクロヘキサシロキサン 24.0
スクワラン 2.0
イソノナン酸イソトリデシル 5.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2 2.0
PEG−10ジメチコン 5.0
トコフェロール 0.5
フェノキシエタノール 0.4
クオタニウム−18ベントナイト 2.0
酸化チタン 18.0
EDTA−2Na 0.2
1,3−BG 5.0
セラミド分散組成物(実施例3) 0.1
黒酸化鉄 適量
ベンガラ 適量
黄酸化鉄 適量
精製水 残量
下記組成を有する乳化型ファンデーションを調製した(全量100質量%)。
(成分) (質量%)
セスキイソステアリン酸ポリグリセリル−2 2.5
酸化チタン 8.0
ミツロウ 2.5
シクロペンタシロキサン 7.0
ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキエシエチルジメチコン 5.0
黒酸化鉄 0.2
ベンガラ 0.3
黄酸化鉄 0.9
タルク 6.0
NaCl 2.0
セラミド分散組成物(実施例3) 0.1
精製水 残量
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 0.5
(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー 0.5
Claims (12)
- 天然型セラミドと、
多価アルコールと、
ノニオン性界面活性剤である第一の界面活性剤と、
両性界面活性剤(ただし、リン脂質を除く)及びカチオン性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種である第二の界面活性剤と、
を含有し、pH6.5以下であるセラミド分散組成物。 - 第二の界面活性剤が、アミノ酸誘導体、4級アンモニウム塩及びアミドアミン誘導体からなる群より選択される少なくとも1種を含む請求項1記載のセラミド分散組成物。
- 第二の界面活性剤が、アルギニン誘導体を含む請求項1又は請求項2記載のセラミド分散組成物。
- 第一の界面活性剤が、脂肪酸ポリグリセリルを含む請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のセラミド分散組成物。
- 分散粒子の平均粒径が100nm以下である請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のセラミド分散組成物。
- 多価アルコールがグリセリンを含む請求項1〜請求項5のいずれか1項記載のセラミド分散組成物。
- 天然型セラミドがセラミド2を含む請求項1〜請求項6のいずれか1項記載のセラミド分散組成物。
- 第一の界面活性剤の含有量が0.2質量%以上2.5質量%以下である請求項1〜請求項7のいずれか1項記載のセラミド分散組成物。
- 多価アルコールの含有量が2.0質量%以上50.0質量%以下である請求項1〜請求項8のいずれか1項記載のセラミド分散組成物。
- 第二の界面活性剤の含有量が、0.05質量%以上8.0質量%以下である請求項1〜請求項9のいずれか1項記載のセラミド分散組成物。
- 第一の界面活性剤及び第二の界面活性剤の合計の含有量が、0.5質量%以上10.0質量%以下である請求項1〜請求項10のいずれか1項記載のセラミド分散組成物。
- 請求項1〜請求項11のいずれか1項記載のセラミド分散組成物を含む頭髪用化粧料。
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