JP2020125260A - 毛髪および肌洗浄用組成物 - Google Patents
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[1]アスタキサンチン(A)0.0001〜1質量%と、トコフェロール類(B)0.001〜2質量%と、紫外線吸収剤(C)0.001〜2質量%と、ノニオン界面活性剤(D)0.01〜5質量%とを含む、毛髪および肌洗浄用組成物。
[2]前記トコフェロール類(B)が、トコフェロール、トコトリエノール、酢酸トコフェロール、およびトコトリエノールアセテートから選択される少なくとも1種である、[1]に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
[3]前記紫外線吸収剤(C)が、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、オクトクレリン、エチルヘキシルトリアゾン、およびオキシベンゾン−4から選択される少なくとも1種である、[1]または[2]に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
[4]前記ノニオン界面活性剤(D)のHLBが、11〜18である、[1]〜[3]のいずれかに記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
[5]前記ノニオン界面活性剤(D)が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、およびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種である、[1]〜[4]のいずれかに記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
[6]植物油(E)を0.01〜3質量%含む、[1]〜[5]のいずれかに記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
[7]アニオン性界面活性剤(F)を0.5〜15質量%含み、前記アニオン性界面活性剤(F)が、N−アシルアミノ酸、N−アシルメチルタウリン、およびそれらの塩から選択される少なくとも1種である、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
[8]前記植物油(E)が、マカダミアナッツ油、アーモンド油、メドウフォーム油、ヘーゼルナッツ油、アボカド油、ホホバ油、植物性スクワラン、アルガニアスピノサ核油、シア脂、オリーブ油、コメ胚芽油、ローズヒップ油、パーシック油、コーン油、ヒマワリ種子油、およびハイブリッドヒマワリ油から選択される少なくとも1種である、[6]に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
[9]前記アニオン性界面活性剤(F)が、ココイルグルタミン酸2ナトリウム、ココイルグルタミン酸カリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸2ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸カリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチルアラニンカリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ココイルメチルタウリンマグネシウム、およびココイルメチルタウリンタウリンナトリウムから選択される少なくとも1種である、[7]に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
[10]シャンプーである、[1]〜[9]のいずれかに記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、アスタキサンチン(A)0.0001〜1質量%と、トコフェロール類(B)0.001〜2質量%と、紫外線吸収剤(C)0.001〜2質量%と、ノニオン界面活性剤(D)0.01〜5質量%とを含む。
なお、上記の各成分の含有量は、毛髪および肌洗浄用組成物を100質量%とした場合の含有量を示している。
アスタキサンチン(A)は、カロテノイドの一種であり、キサントフィル類に分類される。アスタキサンチン(A)は、遊離型、エステル型等の誘導体があるが、本発明においては、これらを総称してアスタキサンチン(A)とする。
アスタキサンチン(A)は、1種単独で用いても、誘導体を含む混合物として用いてもよい。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、トコフェロール類(B)を0.001〜2質量%、好ましくは0.01〜1質量%、より好ましくは0.02〜0.5質量%含む。トコフェロール類(B)が前記範囲内にあると、高温でのアスタキサンチンの安定性が向上する。トコフェロール類(B)が前記下限量より少ないと、高温でのアスタキサンチンの安定性が悪く、前記上限量より多いと、毛髪洗浄時の泡立ちや泡質が悪くなる。また、剤が濁り、外観が悪くなる。
なお、アスタキサンチン(A)の含有量に対するトコフェロール類(B)の含有量の割合(トコフェロール類の含有量/アスタキサンチンの含有量)は特に制限されないが、例えば、0.2〜2000であることが好ましく、2〜200であることがより好ましい。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、紫外線吸収剤(C)を0.001〜2質量%、好ましくは0.01〜1質量%、より好ましくは0.02〜0.5質量%含む。紫外線吸収剤(C)が前記範囲内にあると、紫外線下でのアスタキサンチンの安定性が向上する。紫外線吸収剤(C)が前記下限量より少ないと、紫外線下でのアスタキサンチンの安定性が悪く、前記上限量より多いと、毛髪洗浄時の泡立ちや泡質が悪くなる。また、剤が濁り、外観が悪くなる。
紫外線吸収剤(C)は、1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、ノニオン界面活性剤(D)を0.01〜5質量%、好ましくは0.05〜3質量%、より好ましくは0.1〜1.5質量%含む。ノニオン界面活性剤(D)が前記範囲内にあると、透明な剤型を保ったまま、アスタキサンチン(A)、トコフェロール類(B)、および紫外線吸収剤(C)を可溶化することができる。ノニオン界面活性剤(D)が前記下限量より少ないと、透明な剤型を保てず、安定性が悪い。また、すすぎ時の指通りや柔らかさが悪くなる。ノニオン界面活性剤(D)が前記上限量より多いと、泡立ちが悪くなり、毛髪および肌にべたつきが生じる。
ノニオン界面活性剤(D)として、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、およびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。具体的には、PEG−30水添ヒマシ油、PEG−40水添ヒマシ油、PEG−50水添ヒマシ油、PEG−60水添ヒマシ油、PEG−70水添ヒマシ油、PEG−80水添ヒマシ油等のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。これらの中でも、可溶化力に優れ、泡立ち、潤い感、および柔らかさへの悪影響が少ないことから、PEG−40水添ヒマシ油、PEG−50水添ヒマシ油、PEG−60水添ヒマシ油、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、およびモノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)が好ましく、べたつきの無さからPEG−50水添ヒマシ油がより好ましい。
ノニオン界面活性剤(D)は、1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、任意で植物油(E)を好ましくは0.01〜3質量%、より好ましくは0.1〜1.5質量%含む。
植物油(E)として、具体的には、マカダミアナッツ油、アーモンド油、メドウフォーム油、ヘーゼルナッツ油、アボカド油、ホホバ油、植物性スクワラン、アルガニアスピノサ核油、シア脂、オリーブ油、コメ胚芽油、ローズヒップ油、パーシック油、コーン油、ヒマワリ種子油、およびハイブリッドヒマワリ油が挙げられ、これらの中でも、仕上がりの潤い感の付与と剤の安定性の付与に優れることから、マカダミアナッツ油、アーモンド油、植物性スクワラン、アルガニアスピノサ核油、およびシア脂が好ましく、マカダミアナッツ油がより好ましい。
植物油(E)は、1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、任意で、アニオン性界面活性剤(F)を好ましくは0.5〜15質量%、より好ましくは1〜10質量%含み、前記アニオン性界面活性剤(F)が、N−アシルアミノ酸、N−アシルメチルタウリン、およびそれらの塩から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
アニオン性界面活性剤(F)として、具体的には、ココイルグルタミン酸2ナトリウム、ココイルグルタミン酸カリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸2ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸カリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチルアラニンカリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルグルタミン酸アンモニウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ココイルサルコシンナトリウム、ココイルグリシンカリウム等のN−アシルアミノ酸およびそれらの塩;ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ココイルメチルタウリンマグネシウム、ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム、カプロイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、およびココイルアシルメチルタウリンカリウム等のN−アシルメチルタウリンおよびそれらの塩が挙げられる。これらの中でも、泡立ちや泡持ちの効果に優れることから、ココイルグルタミン酸2ナトリウム、ココイルグルタミン酸カリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸2ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸カリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチルアラニンカリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ココイルメチルタウリンマグネシウム、ココイルメチルタウリンタウリンナトリウムが好ましく、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、およびココイルメチルタウリンナトリウムがより好ましく、ココイルメチルタウリンナトリウムが最も好ましい。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、任意で、植物油(E)およびアニオン性界面活性剤(F)を両方含むことが最も好ましい。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、通常は水を含む。水の含有量は特に限定されず、使用する目的に応じて、適宜調整して用いることができる。水として、具体的には、水道水、イオン交換水、蒸留水、精製水および天然水が挙げられ、殺菌済みのものが好ましい。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、前記成分以外に任意の成分を含有することができる。任意の成分としては、例えば、界面活性剤(但しノニオン界面活性剤(D)およびアニオン性界面活性剤(F)を除く)、保湿剤、生薬類、pH調整剤、キレート剤、防腐剤、酸化防止剤、清涼剤、ビタミン類、タンパク質、ポリマー、香料、抗菌剤、増粘剤および色素が挙げられる。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、上述した各成分を上述の量で使用する以外は、例えば公知の方法で、撹拌、混合、加熱、溶解、分散等することによって製造することができ、製造方法は特に限定されない。製造方法としては各成分を均一に混合するために、加熱条件下で行ってもよい。加熱条件下で製造する場合の温度としては、例えば75〜85℃が挙げられる。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物の状態としては、例えば、粘性液体状、ジェル状、クリーム状、ミルク状などが挙げられ、毛髪に均一に塗布しやすく、透明な外観が好ましいことから、透明な粘性液体状、およびジェル状が好ましい。
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、毛髪の洗浄、頭皮、顔、体等の皮膚の洗浄に用いることができる。例えば、毛髪および肌洗浄用組成物を、毛髪の洗浄に用いる場合には、シャンプー(後工程にリンス、コンディショナー、トリートメント等を用いる)、リンスインシャンプー、コンディショニングシャンプー、トリートメントインシャンプー(後工程にリンス、コンディショナー、トリートメント等を用いない)として利用することができる。また、前記シャンプー、リンスインシャンプー、コンディショニングシャンプー、トリートメントインシャンプーの中でも、毛髪の潤い感や柔らかさをより感じられることから、シャンプーとして用いることが好ましい。
表3〜表12に示す処方で各成分を混合することにより毛髪および肌洗浄用組成物を製造し、物性評価(1)〜(5)、および官能評価(6)〜(14)の試料とした。なお、表中の処方の数値は、毛髪および肌洗浄用組成物を100質量%とした場合の、各成分の質量%を表している。
なお、実施例および比較例では、表1に記載の市販品を使用した。
後述する(1)〜(5)に記載の評価項目および評価基準に従って、毛髪および肌洗浄用組成物の物性評価を行った。
専門パネラー(美容師)10人が1人ずつ、ダメージ処理した毛束を40℃程度の温水で濡らした後、実施例および比較例の各毛髪および肌洗浄用組成物を0.5g塗布した。
なお、(12)および(13)については、ダメージ処理した毛束での評価に加え、各試料2gを用いて洗顔を行い、洗顔後の肌の感触も評価した。
◎:10人の専門パネラー(美容師)の評価点の平均が3.5点以上である。
○:10人の専門パネラー(美容師)の評価点の平均が2.5点以上3.5点未満である。
△:10人の専門パネラー(美容師)の評価点の平均が1.5点以上2.5点未満である。
×:10人の専門パネラー(美容師)の評価点の平均が1.5点未満である。
官能評価では、一般の人の毛髪の傷みを再現した、ダメージ処理した毛束を用いた。ダメージ処理は以下の方法で行った。
(1)剤の透明性
試料の透明性を、目視および透過率で評価した。
透過率は、吸光度計(Jusco社製分光光度計「V−730IRM」)を用いて、波長580nmにおける試料の吸光度を測定して算出した。
◎:透過率が20%以上95%未満で、透明である
○:透過率が1%以上20%未満で、やや濁りがある
△:透過率が0.2%以上1%未満で、非常に濁りがある
×:透過率が0.2%未満で、不透明である
試料を100mLのPET製容器に90g充填後、45℃の恒温槽で90日間保管し、その際の分離を確認した。
◎:全く分離しない
〇:60日経過後、わずかに分離する
△:30日経過後〜60日までに分離する
×:30日以内に分離する
試料の5%水溶液50mLに、タンパク質のゼイン(ゼイン:富士フイルム和光純薬株式会社製)1gを混合し、60分間攪拌した。撹拌後、溶け残ったゼインを抽出し、乾燥させて、乾燥質量を測定した。ゼインの乾燥重量から溶解率を算出し、刺激性として評価した。
◎:ゼインの溶解率が20%未満で、刺激性が非常に低い
〇:ゼインの溶解率が20%以上35%未満で、刺激性が低い
△:ゼインの溶解率が35%以上50%未満で、刺激性がやや高い
×:ゼインの溶解率が50%以上で、刺激性が高い
試料を100mLのPET製容器に90g充填後、45℃の恒温槽で90日保管した。保管前後の試料を水で2倍希釈し、吸光度計(Jusco社製分光光度計「V−730IRM」)を用いて、400nmにおける吸光度を測定し、アスタキサンチンの残存率を算出した。
◎:残存率が90%以上である
〇:残存率が70%以上90%未満である
△:残存率が50%以上70%未満である
×:残存率は50%未満である
試料を紫外線吸収効果のない透明な50mLのPET製容器(CEPI−50;竹本容器社製)に45g充填後、14日間紫外線を照射した。
紫外線照射前後の試料を水で2倍希釈し、吸光度計(Jusco社製分光光度計「V−730IRM」)を用いて、400nmにおける吸光度を測定し、アスタキサンチンの残存率を算出した。
◎:残存率が80%以上である
〇:残存率が60%以上80%未満である
△:残存率が40%以上60%未満である
×:残存率が40%未満である
試料の外観色が与える印象を評価した。
4点:アスタキサンチン由来のオレンジ色が、濃すぎず薄すぎず、非常に印象が良い
3点:アスタキサンチン由来のオレンジ色が分かり、印象が良い
2点:アスタキサンチン由来のオレンジ色が濃く、印象がやや悪い、あるいは薄く、アスタキサンチンの存在をあまり感じない。
1点:アスタキサンチン由来のオレンジ色が非常に濃く、印象が悪い、あるいは薄く、アスタキサンチンの存在を感じない。
試料を毛束に塗布し、泡立てた際の泡立ちの良さを目視で評価した。
4点:非常に泡立ちが良い
3点:泡立ちが良い
2点:あまり泡立たない
1点:全く泡立たない
試料を毛束に塗布し、泡立てた際の泡のきめ細かさを触感で評価した。
4点:泡が非常にきめ細かい
3点:泡がきめ細かい
2点:泡がやや粗い
1点:泡が粗い
試料を毛束に塗布し、泡立てた際、30秒後の泡持ちの良さを目視で評価した。
4点:非常に泡持ちが良い
3点:泡持ちが良い
2点:やや泡持ちが悪い
1点:泡持ちが悪い
試料を毛束に塗布し、泡立て、40℃前後の温水ですすいだ際の毛髪の指通りの良さを触感で評価した。
4点:非常に指通りが良い
3点:指通りが良い
2点:指通りが悪い
1点:非常に指通りが悪い
試料を毛束に塗布し、泡立て、40℃前後の温水ですすいだ際の毛髪の柔らかさを触感で評価した。
4点:非常に柔らかい
3点:柔らかい
2点:硬い
1点:非常に硬い
試料を毛束に塗布し、泡立て、40℃前後の温水ですすいだ。その後、ドライヤーを用いて乾燥させた後の毛髪の潤いを触感で評価した。
また、専門パネラーが試料2gを手にとって洗顔を行い、軽く水気をふきとった後の、肌の潤いを触感で評価した。
4点:毛髪および肌が非常に潤っている
3点:毛髪および肌が潤っている
2点:毛髪および肌がやや潤っていない
1点:毛髪および肌が全く潤っていない
試料を毛束に塗布し、泡立て、40℃前後の温水ですすいだ。その後、ドライヤーを用いて乾燥させた後の毛髪のべたつきを触感で評価した。
また、専門パネラーが試料2gを手にとって洗顔を行い、軽く水気をふきとった後の、肌のべたつきの無さを触感で評価した。
4点:毛髪および肌が全くべたつかない
3点:毛髪および肌がほとんどべたつかない
2点:毛髪および肌がややべたつく
1点:毛髪および肌が非常にべたつく
試料を毛束に塗布し、泡立て、40℃前後の温水ですすいだ。その後、ドライヤーを用いて乾燥させた際の毛髪の柔らかさを触感で評価した。
4点:非常に柔らかい
3点:柔らかい
2点:硬い
1点:非常に硬い
本発明の毛髪および肌洗浄用組成物は、アスタキサンチンの安定性が高く、泡立ちや泡質にも優れ、潤い感に優れることがわかる。
比較例5で製造した毛髪および肌洗浄用組成物は、紫外線吸収剤(C)の配合量が少ないため、紫外線下でのアスタキサンチンの安定性が悪かった。
比較例7で製造した毛髪および肌洗浄用組成物は、ノニオン界面活性剤(D)の配合量が少ないため、剤の安定性が悪かった。また、剤に濁りがあった。
Claims (10)
- アスタキサンチン(A)0.0001〜1質量%と、トコフェロール類(B)0.001〜2質量%と、紫外線吸収剤(C)0.001〜2質量%と、ノニオン界面活性剤(D)0.01〜5質量%とを含む、毛髪および肌洗浄用組成物。
- 前記トコフェロール類(B)が、トコフェロール、トコトリエノール、酢酸トコフェロール、およびトコトリエノールアセテートから選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
- 前記紫外線吸収剤(C)が、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、オクトクレリン、エチルヘキシルトリアゾン、およびオキシベンゾン−4から選択される少なくとも1種である、請求項1または請求項2に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
- 前記ノニオン界面活性剤(D)のHLBが、11〜18である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
- 前記ノニオン界面活性剤(D)が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、およびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
- 植物油(E)を0.01〜3質量%含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
- アニオン性界面活性剤(F)を0.5〜15質量%含み、
前記アニオン性界面活性剤(F)が、N−アシルアミノ酸、N−アシルメチルタウリン、およびそれらの塩から選択される少なくとも1種である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。 - 前記植物油(E)が、マカダミアナッツ油、アーモンド油、メドウフォーム油、ヘーゼルナッツ油、アボカド油、ホホバ油、植物性スクワラン、アルガニアスピノサ核油、シア脂、オリーブ油、コメ胚芽油、ローズヒップ油、パーシック油、コーン油、ヒマワリ種子油、およびハイブリッドヒマワリ油から選択される少なくとも1種である、請求項6に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
- 前記アニオン性界面活性剤(F)が、ココイルグルタミン酸2ナトリウム、ココイルグルタミン酸カリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸2ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸カリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチルアラニンカリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ココイルメチルタウリンマグネシウム、およびココイルメチルタウリンタウリンナトリウムから選択される少なくとも1種である、請求項7に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
- シャンプーである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の毛髪および肌洗浄用組成物。
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