JP4886445B2 - エマルション型液体入浴剤 - Google Patents

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本発明は、皮膚保湿性が高く、かつ入浴剤を添加した浴水が透明感のある乳清色を呈するエマルション型液体入浴剤に関する。
入浴は、身体を清潔にし、精神的にリラックスさせる効果を有する。かかる入浴に際し、芳香によるリラックス効果を得るため、また血行促進効果を増強する目的で種々の入浴剤が用いられている。入浴剤には、一般に、肌からの油分の喪失の防止、入浴後の肌のかさつき防止の目的で、油性成分が配合されている。
油性成分を配合した液状入浴剤は、浴水に投入したときに乳化する自己乳化型の入浴剤と、予め乳化されているエマルション型の入浴剤の2種に大別される。自己乳化型入浴剤は、浴水に添加した際に乳化するという特殊な性質もつため油剤を多く配合できる。それに対し、エマルション型入浴剤はあらかじめ乳化した組成物であるため、油性成分を多くした場合に乳化安定性や浴水へ添加した際の溶解性が問題になる。皮膚保湿効果を付与するため、単独でも乳化しにくい脂質類や油性成分を配合する場合には乳化安定性が重要である。特に、セラミド等の脂質類と他の固形・半固形の油性成分を併用する場合には、乳化物の粘度が高くなり、入浴剤を浴水へ添加する際の溶解性が悪くなったり、また乳化粒子が大きくなって浴槽で油浮きを生じることがあり、入浴剤としては好ましくない。多様な油剤を入浴剤組成物中に安定に配合するためには、一般的に各種の界面活性剤や乳化方法が検討されている。例えば、特許文献1には、非イオン界面活性剤と特定の多価アルコールを配合する方法が記載されている。
特開平10−101547号公報
しかしながら、皮膚保湿効果を高めるために脂質類と他の固形・半固形の油性成分を併用した場合に、組成物の乳化安定性に優れ、更に入浴剤として浴水へ添加する際の十分な溶解性を有し、また乳化粒子が小さく油浮きが生じない入浴剤は得られなかった。
従って、本発明の目的は、十分な皮膚保湿効果を有し、浴水へ添加した際の溶解性が良く、乳化粒子が小さく油浮きが生じずに、浴水が透明感のある乳清色を呈するエマルション型液体入浴剤を提供することにある。
そこで、本発明者は、皮膚保湿効果と浴水の透明感という相反する課題を解決すべく種々検討した結果、セラミド類等の脂質とワセリン等の固形・半固形の油性成分を含む多量の油性成分を乳化する際、O/Wエマルションを形成する前に有機酸、無機酸又はそれらの塩を添加することにより、浴水に添加した際の溶解性に優れ、乳化粒子が小さく、油浮きしない、透明感のある乳清色を呈するエマルション型液体入浴剤が得られることを見出した。
すなわち、本発明は(A)(a1)セラミド又はセラミド類似化合物、(a2)25℃で半固形又は固形のエステル系油剤又は炭化水素系油剤、及び(a3)25℃で液体の油性成分を含む油性成分20質量%以上と、(B)HLB8以上の非イオン界面活性剤1種類以上と、(C)水とを含有し、O/Wエマルションを形成する前に有機酸、無機酸又はそれらの塩を添加することにより得られるエマルション粒子のメジアン径が0.1〜0.4μmであるO/Wエマルション型液体入浴剤、及びその製造法を提供するものである。
本発明の入浴剤は、優れた皮膚保湿効果を有するとともに、組成物の乳化安定性がよく、浴水に添加した際の溶解性に優れ、乳化粒子が小さく油浮きが生じずに、浴水が透明感のある乳清色を呈する。従って、乳児等を入浴させる際、親が乳児の肌状態等を視認できる。
本発明の入浴剤は、(A)(a1)セラミド又はセラミド類似化合物、(a2)25℃で半固形又は固形のエステル系油剤又は炭化水素系油剤、及び(a2)25℃で液体の油性成分を含む油性成分を乳化するに当たり、油性成分(A)とHLB8以上の非イオン界面活性剤(B)とに、水を加えO/Wエマルションを形成する前に有機酸、無機酸又はそれらの塩(以下、有機酸等とする)を添加して得られる。本発明の入浴剤は、O/Wエマルション型液体入浴剤であり、エマルション粒子のメジアン粒子径は、べたつき防止、浴水の透明性の確保の点から0.1〜0.4μmであるが、0.1〜0.3μmがより好ましい。ここで、粒子径は、レーザー回析/散乱式粒度分布測定装置(HORIBA社、LA−910)によって測定できる。
本発明の入浴剤に用いられる油性成分(A)は、セラミド又はセラミド類似化合物(a1)、25℃で半固形又は固形のエステル系油剤又は炭化水素系油剤(a2)、及び25℃で液体の油性成分(a3)を含むものである。油性成分(A)の含有量は皮膚保湿効果の点から、入浴剤中20質量%以上であるが、20〜60質量%が好ましく、特に25〜50質量%が好ましい。
本発明に用いられるセラミドは、天然セラミドであって、次の一般式(1)で表される。
(式中、R1はヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数7〜19の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R2はヒドロキシメチル基又はアセトキシメチル基を示し、R3は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R4は、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数5〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示すか、又は該アルキル基のω末端に、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸がエステル結合したものを示す。Z1は、メチレン基又はメチン基を示す。X1、X2、及びX3は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基又はアセトキシ基を示し、X4は水素原子を示すか、隣接する酸素原子と一緒になってオキソ基を形成する。但し、Z1がメチン基のとき、X1とX2のいずれか一方が水素原子であり、他方は存在しない。X4がオキソ基を形成するとき、X3は存在しない。式中、破線部は不飽和結合であってもよいことを示す。)
一般式(1)中、R1は、炭素数7〜19、更に好ましくは炭素数13〜15の直鎖アルキル基が好ましい。R4は、ヒドロキシル基が置換しても良い炭素数9〜27の直鎖アルキル基又はリノール酸がエステル結合した炭素数9〜27の直鎖アルキル基が好ましい。また、X4は水素原子を示すか、酸素原子とともにオキソ基を形成するのが好ましい。特に、R4としては、トリコシル、1−ヒドロキシペンタデシル、1−ヒドロキシトリコシル、ヘプタデシル、1−ヒドロキシウンデシル、ω位にリノール酸がエステル結合したノナコシル基が好ましい。
天然セラミドの具体的な例示として、スフィンゴシン、ジヒドロスフィンゴシン、フィトスフィンゴシン又はスフィンガジエニンがアミド化されたセラミドType1〜7(例えば、J. Lipid Res., 24:759(1983)の図2、及びJ. Lipid. Res.,35:2069(1994)の図4記載のブタ及びヒトのセラミド類)が挙げられる。更にこれらのN−アルキル体(例えばN−メチル体)も含まれる。
これらの天然セラミドは、天然からの抽出物(以下、天然型とする)及び合成物(以下、非天然型とする)のいずれでもよく、天然型(D(−)体)の光学活性体を用いても、非天然型(L(+)体)の光学活性体を用いても、更に天然型と非天然型の混合物を用いてもよい。上記化合物の相対立体配置は、天然型の立体配置のものでも、それ以外の非天然型の立体配置のものでも良く、また、これらの混合物によるものでもよい。特にCERAMIDE1、CERAMIDE2、CERAMIDE3、CERAMIDE5、CERAMIDE6IIの化合物(以上、INCI、8th Edition)及び次式で表わされるものが好ましい。
さらに、これら天然セラミドは、市販のものを用いることができる。天然セラミドの市販のものとしては、Ceramide I、Ceramide III、Ceramide IIIA、Ceramide IIIB、Ceramide IIIC、Ceramide VI(以上、コスモファーム社)、Ceramide TIC-001(高砂香料社)、CERAMIDE II(Quest International社)、DS-Ceramide VI、DS-CLA-Phytoceramide、C6-Phytoceramide、DS-ceramide Y3S(DOOSAN社)、CERAMIDE2(セダーマ社)が挙げられる。
本発明に用いられるセラミド類似化合物は、次の一般式(2)で表される。
(式中、R5は、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数10〜22の直鎖、分岐鎖若しくは環状の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又は水素原子を示す。R6は、ヒドロキシル基又はアミノ基が置換していてもよい炭素数5〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示すか、又は該炭化水素基のω末端に、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸がエステル結合したものを示す。R7は、水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数1〜30のアルキル基を示す。X5は水素原子、アセチル基又はグリセリル基を示す。)
一般式(2)中、R6としては、特にノニル、トリデシル、ペンタデシル、ω位にリノール酸がエステル結合したウンデシル基、ω位にリノール酸がエステル結合したペンタデシル基、ω位に12−ヒドロキシステアリン酸がエステル結合したペンタデシル基、ω位にメチル分岐イソステアリン酸がアミド結合したウンデシル基が好ましい。また、R7は、R5が水素原子の場合は、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数10〜30の、好ましくは総炭素数12〜20のアルキル基であり、R5がヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数10〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基である場合には、水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数1〜8のアルキル基を示すものが好ましい。R7のヒドロキシアルコキシ基又はアルコキシ基としては炭素数1〜7のものが好ましい。
一般式(2)としては、R5がヘキサデシル基、X5が水素原子、R6がペンタデシル基、R7がヒドロキシエチル基のもの;R5がヘキサデシル基、X5が水素原子、R6がノニル基、R7がヒドロキシエチル基のもの;又はR5がヘキサデシル基、X5がグリセリル基、R6がトリデシル基、R7が3−メトキシプロピル基の擬似型セラミド類が好ましく、一般式(2)のR5がヘキサデシル基、X5が水素原子、R6がペンタデシル基、R7がヒドロキシエチル基のものが特に好ましい。
本発明において、セラミド又はセラミド類似化合物(a1)は、少なくともいずれかの1種又は2以上を含むことが好ましい。また含有量は、入浴剤中に0.0001〜5質量%含むことが好ましく、特に皮膚保湿効果、及び浴槽溶解性の点から0.001〜3質量%、さらに0.005〜1質量%含むことが好ましい。
本発明に用いられる25℃で半固形又は固形のエステル系油剤又は炭化水素系油剤(a2)のうち、エステル系油剤としては、油脂類、ロウ類が挙げられ、例えばカカオ脂、パーム油、ヤシ油、ミツロウ、カルナウバロウ、ラノリン等が挙げられる。また、炭化水素系油剤としては、ワセリン、マイクロクリスタンワックス、オゾケライト、セレシン、プリスタン等が挙げられ、特に皮膚保湿効果(しっとり感)の点で、少なくともワセリンを含むことが好ましい。(a2)はエステル系油剤及び炭化水素系油剤のうち、少なくともいずれかの1種又は2以上を含むことが好ましく、その含有量は、入浴剤中1〜15質量%が好ましく、特に皮膚保湿効果、浴槽溶解性、浴槽乳化性の向上の点で2〜15質量%、更に3〜10質量%含むことが好ましい。また、(a2)としてワセリンを含む場合、皮膚保湿効果の点から、1〜10質量%用いるのがより好ましく、特に3〜8%質量%用いるのが好ましい。
また、(a3)25℃で液体の油性成分としては、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素系油剤;オクタン酸セチル、アジピン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル系油剤;米胚芽油、オリーブ油、ホホバ油、大豆油、アーモンド油、ヒノキ油、桂皮油、ひまし油、ヤシ油、ラベンダー油、ユーカリ油、ローズ油、セージ油等の植物油が含まれ、少なくとも1種以上の炭化水素系の液状油を含むことが好ましい。これら液状油の含有量は、入浴剤中、15質量%〜50質量%が好ましく、浴水へ添加した際の溶解性や透明感、浴槽乳化性の点から、特に18〜40質量%、更に20〜35質量%であることが好ましい。
本発明のHLB8以上の非イオン界面活性剤(B)としては、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が含まれる。特に、HLB9〜16の非イオン性界面活性剤が好ましく、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(6)ソルビタン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(30)ソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(40)ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビタン、ポリオキシエチレン(13)オレイルエーテル、ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル、ポリオキシエチレン(7)オレイルエーテル等が挙げられる。非イオン性界面活性剤の含有量は、入浴剤中に1〜10質量%が好ましく、2〜10質量%が好ましい。
本発明においては、非イオン性界面活性剤以外に、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を使用できる。アニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンC10〜C18アルキルリン酸エステル又はその塩、アルキル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等が含まれる。特に、粒子径が小さく、浴水に投入したとき透明感のある乳化系とする点から、ポリオキシエチレンC10〜C18アルキルリン酸エステル又はその塩を使用することが好ましく、リン酸エステルの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及びアルギニン等の塩基性アミノ酸塩が挙げられる。リン酸エステルのアルキル鎖は、特にC12〜C18が好ましく、またポリオキシエチレン数は、1〜20が好ましく、2〜10がより好ましく、2〜7が特に好ましい。このようなリン酸エステルの市販品としては、TCP−5(日光ケミカルズ(株))を使用することもできる。
アニオン界面活性剤の含有量は、入浴剤中に0.5〜4質量%が好ましく、乳化粒子を小さくし、かつ安定なものとする点で、特に1〜4質量%が好ましい。
本発明入浴剤における水(C)は、安定なO/Wエマルションを形成し、入浴剤の保存安定性及び浴槽溶解性の点から、その含有量は入浴剤中25〜75質量%、更に30〜70質量%、特に35〜65質量%が好ましい。本発明のO/Wエマルション型入浴剤を製造する際、水は、油性成分及び非イオン界面活性剤を混合してW/Oエマルションを形成する第1の段階で少量の水を添加し、残りはO/Wエマルションに転相させる段階で添加することが好ましい。W/Oエマルションを形成する際に添加する水の量は、入浴剤に総量に対して20質量%以下であることが好ましく、特に15質量%以下が好ましい。
本発明は、油性成分(A)とHLB8以上の非イオン界面活性剤(B)と、水(C)とを乳化する際、O/Wエマルションを形成する前に有機酸等(D)を添加するものである。本発明に用いられる有機酸又はその塩としては、安息香酸、クエン酸、フマル酸、酒石酸、ピロリドンカルボン酸、コハク酸、リンゴ酸やその塩等が挙げられる。無機酸又はその塩としては、リン酸二水素ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硝酸アルミニウム、ポリリン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化アンモニウム、硝酸鉄燐酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、硼酸、メタ珪酸、無水珪酸等が挙げられる。これらのうち、コハク酸、リン酸二水素ナトリウム、塩化カルシウムが好ましい。有機酸等の含有量は、入浴剤中0.001〜5質量%が好ましく、特に乳化の安定性や入浴剤の粘度の点から、0.001〜1質量%が好ましく、更に0.005〜1質量%が好ましい。
本発明の入浴剤は、有機酸等を添加する際に、更に水溶性多価アルコール(E)を添加することが好ましい。水溶性多価アルコールとしては、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール等が挙げられ、特に保存安定性の点から、少なくともグリセリンを用いることが好ましい。これら水溶性多価アルコールの添加方法としては、上記有機酸等を多価アルコールに混合させたものを、O/Wエマルションを形成する前に添加することが、粘度を調整する点から好ましい。なお、有機酸等は、水溶性多価アルコールに溶解する前に、少量の水を加えて水溶液としてから溶解してもよい。水溶性多価アルコール(E)の含有量は、入浴剤中、5〜30質量%が好ましく、特に保存安定性、浴槽溶解性の点から8〜15質量%が好ましく、更に10〜20質量%が好ましい。
本発明の入浴剤には、上記成分以外に、生薬/植物エキス/ビタミン類等の薬効成分、多糖/蛋白/アミノ酸/酵素類、アルコール類、水溶性高分子類、香料、染料/色素/顔料等を配合することができる。
生薬/植物エキス/ビタミン類としては、ソウジュツ、ビャクジュツ、カノコソウ、ケイガイ、コクボク、センキュウ、橙皮、トウキ、ショウキョウ末、ニンジン、ケイヒ、シャクヤク、ハッカ葉、オウゴン、サンシン、ブクリョウ、ドクカツ、ショウブ、ガイヨウ、マツブサ、ビャクシ、ジュウヤク、リュウノウ、サフラン、オウバクエキス、チンピ、ウイキョウ、カンピ末、カミツレ、アロエ、アロエベラ、メリッサ、ローズマリー、マロニエ、西洋ノコギリ草、米糠エキス、オニオンエキスやガーリックエキス、アルニカ、ビタミンA、B、C、D、E、F、K等が挙げられる。
多糖/蛋白/アミノ酸/酵素類としては、澱粉、カラギーナン、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、キチン、キトサン等の多糖類、カルボキシメチルセルロースナトリウム、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸等のムコ多糖類、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、ヒブロイン、カゼインやその誘導体、アラニン、グリシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、スレオニン等のアミノ酸、セルラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ等の酵素類、セラミドや核酸(DNA、RNA)等が挙げられる。
アルコール類としては、エタノール、イソプロピルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、(イソ)ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール等が挙げられる。
香料としては、各種精油、例えばジャスミン、カモミル、ネロリ、はっか、レモン、ペルペナ、シトロネラ、カヤプテ、サルピア、タイム、ローズマリー、ヒソップ、ページル、ペリラ、マジョラム、ローレル、ジュニパーベリー、ナッツメグ、ジンジャー、オニオン、ガーリック、ベルガモット、クラリーセージ、ペパーミント、ジャスミン、プチグレン、ナッツメグ、シナモン、クローブ、メース、オレンジ、樟脳、アルテミジア、サルビア、サンダルウッド油、コスタス油、ラブダナム油等、蟻酸、酢酸、蟻酸エチル、蟻酸プロピル、酢酸エステル、亜硝酸アミル、トリメチルシクロヘキサノール、アリルサルファイド等の覚醒用香料や、ノニルアルコール、デシルアルコール、フェニルエチルアルコール、炭酸メチル、炭酸エチル等の催眠用香料や、フェニル酢酸エステル、グアヤコール、インドール、クレゾール、チオフェノール、p−ジクロロベンゼン、p−メチルキノリン、イソキノリン、ピリジン、カンファー、メルカプタン、アンモニア、硫化水素等の食欲抑制用香料や、カルボン、エストラゴール、エレモール等の食欲促進用香料や、シトラール、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、ネロール、ロジノール等の不安解消・抗うつ用香料や、その他の香料として、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、ヒドロキシシトロネラール、アブシンス油酢酸、アンバー、ムスク、α−ピネン、リモネン、サリチル酸メチル、テルペン系化合物等が挙げられる。
染料/色素/顔料類としては、赤色106号、赤色2号、黄色4号、緑色3号、青色1号、赤色213号、橙色205号、黄色202号の1、緑色204号、青色2号等の厚生省令タール色素別表I及びIIの色素、クロロフィル、リボフラビン、アンナット、カンタキサンチン、クロシン、コチニール、べにばな、アントラキノン等の食品添加剤として認められる天然色素や酸化チタン、酸化亜鉛、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄(ベンガラ)、黒色酸化鉄、群青等の無機顔料が挙げられる。
また、本発明の入浴剤は、皮膚への刺激性の点から弱酸性であるのが好ましく、特にpH4〜7であるのが好ましい。また、その粘度は投入しやすさ、分散性の点から20〜2000mPa・s、更に10〜1000mPa・sであるのが好ましい。
本発明の入浴剤は、例えば、少量の水(入浴剤総量に対し20質量%以下)、多価アルコール、に有機酸等を溶解させ、界面活性剤、油性成分を添加し、油性成分が溶解する温度以上で十分混合する。その後、残りの水を加えてW/OエマルションからO/Wエマルションへ転相させ、室温まで冷却し、香料を加えることで製造することができる。または、界面活性剤と、油性成分と、多価アルコールとを油性成分が溶解する温度以上で混合してW/Oエマルションを形成する際、少量の水に有機酸類を溶解させたものを添加する。その後、残りの水を加えW/OエマルションからO/Wエマルションへ転相させ、室温まで冷却し、香料を加えて製造することができる。
実施例1〜5及び比較例1、2
表1の入浴剤を、下記の方法により製造し、得られた入浴剤の粘度を合わせて表1に示す。
〔実施例1の製造方法〕
水10質量%、グリセリン、にコハク酸、パラオキシ安息香酸を溶解させた後、界面活性剤、油性成分を添加し70〜80℃で十分混合する。残りの水を加えW/OエマルションからO/Wエマルションへ転相させ、室温まで冷却後、香料を加え、十分混合し調整した。実施例2〜5及び比較例1も、実施例1と同様に製造した。
〔比較例2の製造方法〕
水10質量%、グリセリン、にパラオキシ安息香酸を溶解させた後、界面活性剤、油性成分を添加し70〜80℃で十分混合する。残りの水を加えW/OエマルションからO/Wエマルションへ転相させ、水10質量%に溶解させたコハク酸を添加し、室温まで冷却後、香料を加え、十分混合し調整した。
[浴槽溶解性及び乳化性、使用感]
浴槽に40℃150Lのお湯を入れ、表1の入浴剤を40mL投入した。投入後、下記基準により、目視にて溶解性および乳化性を評価した。また全身入浴を行い浴後のしっとり感の評価を行った。
<浴槽溶解性評価基準>
◎ 攪拌棒で1〜2回攪拌し均一に分散した
○ 攪拌棒で3〜5回攪拌し均一に分散した
△ 攪拌棒で6〜10回攪拌し均一に分散した
<浴槽乳化性評価基準>
○ 油浮きなし
× 油浮きあり
[使用感の評価基準]
◎ しっとりする
○ ややしっとりする
△ あまりしっとりしない
[保存安定性]
入浴剤を50mL入りガラス瓶に充填し、25℃で1ヶ月静置保存した後、外観を目視で評価した。
表1より、本発明の入浴剤は、皮膚保湿効果を有し、浴水へ添加した際の溶解性(浴槽溶解性)が良く、乳化粒子が小さく油浮きが生じずに(浴槽乳化性が良好)、浴水が乳清色で透明感があり、お湯の内部が視認できるものであった。
これに対し、比較例1の入浴剤は、粘度が高く、浴槽溶解性が好ましくないものであり、O/W型エマルション形成後に有機酸等を添加した比較例2の入浴剤は、乳化粒子径が大きくまた浴槽乳化性が悪かった。

Claims (10)

  1. (A)(a1)セラミド又は下記一般式(2)

    (式中、R 5 は、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数10〜22の直鎖、分岐鎖若しくは環状の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又は水素原子を示す。R 6 は、ヒドロキシル基又はアミノ基が置換していてもよい炭素数5〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示すか、又は該炭化水素基のω末端に、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸がエステル結合したものを示す。R 7 は、水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数1〜30のアルキル基を示す。X 5 は水素原子、アセチル基又はグリセリル基を示す。)
    で表されるセラミド類似化合物、(a2)25℃で半固形又は固形である、カカオ脂、パーム油、ヤシ油、ミツロウ、カルナウバロウ、ラノリン、ワセリン、マイクロクリスタンワックス、オゾケライト、セレシン及びプリスタンから選らばれる1種類以上のエステル系油剤又は炭化水素系油剤、及び(a3)25℃で液体の油性成分を含む油性成分20質量%以上と、
    (B)HLB8以上の非イオン界面活性剤1種類以上と、
    (C)水
    とを含有し、有機酸、無機酸又はそれらの塩を添加した後にW/OエマルションからO/Wエマルションへ転相することにより得られるエマルション粒子のメジアン径が0.1〜0.4μmであり、かつ
    成分(a1)の含有量が0.0001〜5質量%であり、成分(B)の含有量が1〜10質量%であり、(C)水の含有量が25〜75質量%であり、有機酸、無機酸及びそれらの塩の含有量が0.001〜5質量%であるO/Wエマルション型液体入浴剤。
  2. 成分(a2)の含有量が2〜15質量%である請求項1記載の入浴剤。
  3. 成分(a3)の含有量が18〜40質量%である請求項1又は2記載の入浴剤。
  4. 粘度が20〜2000mPa・s(25℃)である請求項1〜3のいずれかに記載の入浴剤。
  5. 更に水溶性多価アルコールを添加する請求項1〜4のいずれかに記載の入浴剤。
  6. 水溶性多価アルコールの含有量が5〜30質量%である請求項1〜5のいずれかに記載の入浴剤。
  7. 25℃で半固形又は固形の炭化水素系油剤がワセリンである、請求項1〜のいずれかに記載の入浴剤。
  8. 更に、アニオン性界面活性剤を1種類以上含有する請求項1〜のいずれかに記載の入浴剤。
  9. アニオン性界面活性剤の含有量が0.5〜4質量%である請求項1〜8のいずれかに記載の入浴剤。
  10. セラミド又は下記一般式(2)

    (式中、R 5 は、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数10〜22の直鎖、分岐鎖若しくは環状の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又は水素原子を示す。R 6 は、ヒドロキシル基又はアミノ基が置換していてもよい炭素数5〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示すか、又は該炭化水素基のω末端に、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸がエステル結合したものを示す。R 7 は、水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数1〜30のアルキル基を示す。X 5 は水素原子、アセチル基又はグリセリル基を示す。)
    で表されるセラミド類似化合物、25℃で半固形又は固形である、カカオ脂、パーム油、ヤシ油、ミツロウ、カルナウバロウ、ラノリン、ワセリン、マイクロクリスタンワックス、オゾケライト、セレシン及びプリスタンから選らばれる1種類以上のエステル系油剤又は炭化水素系油剤、及び25℃で液体の油性成分を含む油性成分20質量%以上と、HLB8以上の非イオン界面活性剤1種類以上と、入浴剤量に対して20質量%以下の水と、有機酸、無機酸又はそれらの塩とを混合した後、水の残量を加えO/Wエマルションを形成することを特徴とする、エマルション粒子のメジアン径が0.1〜0.4μmであり、かつセラミド及びセラミド類似化合物の含有量が0.0001〜5質量%であり、HLB8以上の非イオン界面活性剤1種類の含有量が1〜10質量%であり、水の含有量が25〜75質量%であり、有機酸、無機酸及びそれらの塩の含有量が0.001〜5質量%であるO/Wエマルション型液体入浴剤の製造法。
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