JP2013164446A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅方向におけるサイズが所定サイズ以下の記録媒体に画像を形成した後、幅方向におけるサイズが所定サイズよりも大きい記録媒体に画像を形成する場合に、定着部材の幅方向における温度の不均一分布に起因する定着不良の発生を防止するとともに、それらの記録媒体への画像形成に要する画像形成時間の短縮化を図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】幅方向におけるサイズが所定サイズ以下の記録媒体がニップ部を通過した後、幅方向におけるサイズが所定サイズよりも大きい記録媒体がニップ部を通過する前に、幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化するための定着部材及び加圧部材の均熱化回転を実行するように制御する。また、前記均熱化回転の終了条件として、その均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報に基づいて、互いに異なる複数種類の終了条件のいずれかを選択するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に用いられる定着装置として、無端移動する表面を有する低熱容量化されたベルト状又はフィルム状の定着部材と、定着部材を加熱する加熱源とを備えたものが知られている(例えば特許文献1〜4参照)。このように低熱容量化された定着部材を備えることで、定着部材の加熱に必要なエネルギーを大幅に低減することができ、ウォームアップ時間やファーストプリント時間の短縮化を図ることができる。ここで、ウォームアップ時間は、電源投入時などに定着部材を常温から印刷可能な所定の温度(リロード温度)に昇温させるまでに要する時間である。また、ファーストプリント時間は、印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印刷動作を行い排紙が完了するまでの時間である。
上記従来の定着装置では、画像が転写される用紙などの記録媒体を確実に加熱するために、定着部材は、その表面移動方向と直交する幅方向においてニップ部を通過する記録媒体が接触する範囲よりも広い範囲が加熱される。すると、定着部材の表面の加熱される範囲のうち記録媒体と接触しない部分つまり記録媒体の幅方向両端部の外側に対応する部分の温度上昇が、記録媒体と接触する部分に比べて大きくなり、定着部材の表面に局所的に高温となった高温部分が生じる。この定着部材の表面における高温部分は、特に特許文献2のように無端ベルト状の定着部材を直接加熱する方式の定着装置で発生しやすい。このような定着部材の表面における高温部分の発生により、幅方向のサイズが小さい小サイズの記録媒体の通紙後に大サイズの記録媒体がニップ部を通過すると、上記定着部材の高温部分によってホットオフセット画像や光沢ムラなどの定着不良が発生するおそれがある。
また一方で、上記定着装置を備えた画像形成装置では、記録媒体への画像形成に要する画像形成時間の短縮化を図りたいという要請がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、定着装置のニップ部における記録媒体搬送方向と直交する幅方向におけるサイズが所定サイズ以下の記録媒体に画像を形成した後、幅方向におけるサイズが所定サイズよりも大きい記録媒体に画像を形成する場合に、定着部材の幅方向における温度の不均一分布に起因する定着不良の発生を防止するとともに、それらの記録媒体への画像形成に要する画像形成時間の短縮化を図ることができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、無端移動する表面を有する回転可能な定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱源と、前記定着部材に圧接してニップ部を形成するように加圧される回転可能な加圧部材と、前記定着部材又は前記加圧部材の回転を駆動する回転駆動手段とを有する定着装置を備えた画像形成装置であって、前記ニップ部における記録媒体搬送方向と直交する幅方向におけるサイズが所定サイズ以下の記録媒体が該ニップ部を通過した後、該幅方向におけるサイズが該所定サイズよりも大きい記録媒体が該ニップ部を通過する前に、該幅方向における前記定着部材の表面の温度の分布を均一化するための該定着部材及び前記加圧部材の均熱化回転を実行するように前記回転駆動手段を制御する制御手段を更に備え、前記制御手段は、前記均熱化回転の終了条件として、該均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報に基づいて、互いに異なる複数種類の終了条件のいずれかを選択するように制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、定着装置のニップ部における記録媒体搬送方向と直交する幅方向におけるサイズが所定サイズ以下の記録媒体に画像を形成した後、幅方向におけるサイズが所定サイズよりも大きい記録媒体に画像を形成する場合に、定着部材の幅方向における温度の不均一分布に起因する定着不良の発生を防止するとともに、それらの記録媒体への画像形成に要する画像形成時間の短縮化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体の一構成例を示す概略構成図。 本実施形態に係る定着装置の一構成例を示す概略構成図。 (a)、(b)及び(c)はそれぞれ定着ベルトの端部の構成を示す斜視図、平面図及び側面図。 本実施形態に係る定着装置の他の構成例を示す概略構成図。 定着装置を制御する制御系の要部の一例を示すブロック図。 サーモパイル等の設置位置を示す概略構成説明図。 定着ベルトの軸方向中央部と端部との温度変化の一例を示すグラフ。 均熱化回転の制御を説明するためのフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体の一構成例を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、タンデム方式のカラーレーザープリンタであり、その装置本体の中央部に、複数の色画像を形成する作像部(図示の例では4つの作像部)からなる画像ステーションが設けられている。複数の作像部は、無端ベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト(以下「転写ベルト」という。)11の展張方向に沿って並置され、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
図1において、画像形成装置1000は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する複数の像担持体としての感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkが並設されている。各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに形成された各色の可視像であるトナー像は、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに対峙しながら矢印A1方向に移動可能な転写ベルト11に対して1次転写工程が実行され、各色のトナー像が転写ベルト11に重畳転写される。その後、転写ベルト11に重畳転写された各色のトナー像は、記録媒体としての用紙Sに対して2次転写工程が実行されることにより、用紙Sに一括転写される。
各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの周囲には、感光体ドラムの回転に従い画像形成処理するための各種装置が配置されている。ここで、ブラックの画像形成を行う感光体ドラム20Bkを対象として説明すると、感光体ドラム20Bkの周囲には、その感光体ドラム20Bkの回転方向に沿って画像形成処理を行う、帯電装置30Bk、現像装置40Bk、1次転写手段としての1次転写ローラ12Bk、およびクリーニング装置50Bkが配置されている。帯電後の感光体ドラム20Bkに対して行われる静電潜像の書き込みには、感光体ドラム20Bkの表面を露光する露光手段としての光書込装置8が用いられる。
光書込装置8は、光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラー、光偏向手段としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)などを備えている。光書込装置8は、画像データに基づいて、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの表面へ書き込み光(レーザー光)Lbを照射し、感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに静電潜像を形成するように構成されている。
転写ベルト11に対する重畳転写は、転写ベルト11が図中A1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに形成された可視像(トナー像)が転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写されるように行われる。より具体的には、転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに対向して配設された複数の1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkそれぞれに1次転写バイアスが印加される。この1次転写バイアスが印加された1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkにより、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに形成された可視像(トナー像)が、転写ベルト11のA1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして重畳転写される。
複数の1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkはそれぞれ対応する感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkとの間で転写ベルト11を挟み込んで1次転写ニップを形成している。また、各1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkには、図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)からなる1次転写バイアスが各1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkに印加されるようになっている。
各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkは、図中A1方向の上流側からこの順で並んでいる。各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像をそれぞれ形成する前記複数の作像部に設けられている。
また、画像形成装置1000は、前記複数の作像部のほか、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの上方に配設された転写ベルトユニット(転写装置)10と、2次転写手段としての2次転写ローラ5と、転写ベルトクリーニング装置13と、複数の作像部の下方に配設された光書込装置8とを備えている。
転写ベルトユニット10は、前述の無端状のベルトである転写ベルト11及び複数の1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkのほか、転写ベルト11が掛け回されている駆動ローラ72や従動ローラ73等の複数のベルト支持部材を備えている。駆動ローラ72が回転駆動されることことにより、転写ベルト11は図中矢印A1で示す方向に周回走行(回転)するようになっている。駆動ローラ72は、転写ベルト11を介して2次転写ローラ5に対向する2次転写バックアップローラとしても機能する。従動ローラ73は、転写ベルト11を介してクリーニング装置13に対向するクリーニングバックアップローラとしても機能する。また、従動ローラ73は、転写ベルト11に対する張力付勢手段としての機能も備えているため、従動ローラ73には、バネなどを用いた付勢手段が設けられている。これらの転写ベルトユニット10と1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkと2次転写ローラ5と転写ベルトクリーニング装置13とを有するように、転写装置71が構成されている。
2次転写ローラ5は、転写ベルト11に対向して配設され、転写ベルト11に従動して連れ回りする。また、2次転写ローラ5は、2次転写バックアップローラとしても機能する駆動ローラ72との間で転写ベルト11を挟み込んで2次転写ニップを形成している。また、上記1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkと同様に、2次転写ローラ5にも図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)からなる2次転写バイアスが2次転写ローラ5に印加されるようになっている。
転写ベルトクリーニング装置13は、転写ベルト11を介して従動ローラ73に対向するように配設され、転写ベルト11の表面をクリーニングする。図示の例では、ベルトクリーニング装置35は、転写ベルト11に当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有する。また、ベルトクリーニング装置35から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、図示しない廃トナー収容器の入り口部に接続されている。
更に、画像形成装置1000には、記録媒体としての用紙Sが収容された記録媒体収容手段としての給紙カセット(用紙給送装置)61と、記録媒体繰り出し手段としてのレジストローラ対4と、記録媒体先端検知手段としての図示しない用紙先端センサとが設けられている。給紙カセット61は、画像形成装置1000の本体下部に配設され、最上位の用紙Sの上面に当接する記録媒体給送手段としての給送ローラ3を有し、給送ローラ3が反時計回り方向に回転駆動されることにより、最上位の用紙Sをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
また、プリンタ本体内には、用紙Pを給紙カセット61から2次転写ニップを通過させて装置外へ排出するための用紙搬送路が配設されている。この用紙搬送路Rの2次転写ローラ5の位置よりも用紙搬送方向上流側に、2次転写部(2次転写ニップ)へ用紙Pを繰り出すように搬送するレジストローラ対4が配設されている。レジストローラ対4は、給紙カセット61から搬送されてきた用紙Sを、上記複数の作像部からなる画像ステーションによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、2次転写ローラ5と転写ベルト11との間の2次転写部(2次転写ニップ)に向けて繰り出す。用紙先端センサは、用紙Sの先端がレジストローラ対4に到達したことを検知する。
ここで、記録媒体としての用紙には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、記録シート等が含まれる。また、給紙カセットなどの給紙カセット61のほかに、手差しで用紙を供給できるように手差し給紙機構を備えてもよい。
また、画像形成装置1000は、トナー像が転写された用紙Sにトナー像を定着させるための定着手段としての定着装置100と、記録媒体排出手段としての排紙ローラ7と、記録媒体積載手段としての排紙トレイ17と、複数のトナー容器としてのトナーボトル9Y、9C、9M、9Bkとを備えている。排紙ローラ7は、定着済みの用紙Sを画像形成装置1000の本体外部に排出する。排紙トレイ17は、画像形成装置1000の本体上部に配設され、排紙ローラ7により画像形成装置1000の本体外部に排出された用紙Sを積載する。
複数のトナーボトル9Y、9C、9M、9Bkはそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーが充填され、プリンタ本体の上部であって排紙トレイ17の下側に設けられた複数のボトル収容部それぞれに着脱可能に装着されている。また、各トナーボトル9Y、9C、9M、9Bkと各現像装置40Y、40C、40M、40Bkとの間には、図示しない補給路が設けてあり、この補給路を介して各トナーボトル9Y、9C、9M、9Bkから対応する現像装置40Y、40C、40M、40Bkへトナーが補給されるようになっている。
転写装置71に装備されているクリーニング装置13は、詳細な図示を省略するが、転写ベルト11に対向、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有している。このクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより、転写ベルト11上の残留トナー等の異物が掻き取り除去されて転写ベルト11がクリーニングされる。クリーニング装置13は、転写ベルト11から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための図示しない排出手段を有している。
次に、上記構成の画像形成装置1000の基本的動作について説明する。
画像形成装置1000において作像動作が開始されると、各作像部における各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkが図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの表面が帯電装置30Y、30C、30M、30Bkによって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの表面には、光書込装置8からレーザー光がそれぞれ照射されて、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkに露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bk上に形成された静電潜像に、各現像装置40Y、40C、40M、40Bkによってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、駆動ローラ(2次転写バックアップローラ)72が図1の反時計回りに回転駆動し、転写ベルト11を図の矢印A1で示す方向に周回走行させる。そして、各1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkに、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各1次転写ローラ12Y、12C、12M、12Bkと各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkとの間の1次転写ニップにおいて所定の転写電界が形成される。
その後、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの回転に伴い、感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bk上の各色のトナー画像が1次転写ニップに達したときに、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bk上のトナー画像が転写ベルト11上に順次重ね合わせて転写される。かくして転写ベルト11の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、転写ベルト11に転写しきれなかった各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bk上のトナーは、クリーニング装置50Y、50C、50M、50Bkによって除去される。その後、図示しない除電装置によって各感光体ドラム20Y、20C、20M、20Bkの表面が除電され、表面電位が初期化される。
画像形成装置の下部では、給送ローラ3が回転駆動を開始し、給紙カセット61から用紙Pが搬送路に送り出される。搬送路に送り出された用紙Pは、レジストローラ対4によってタイミングをはかられて、2次転写ローラ5と駆動ローラ(2次転写バックアップローラ)72との間の2次転写ニップに送られる。このとき、2次転写ローラ5には、転写ベルト11上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、2次転写ニップに所定の転写電界が形成されている。
その後、転写ベルト11の周回走行に伴って、転写ベルト11上のトナー画像が2次転写ニップに達したときに、上記2次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、転写ベルト11上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、このとき用紙Pに転写しきれなかった転写ベルト11上の残留トナーは、転写ベルトクリーニング装置13によって除去され、除去されたトナーは図示しない廃トナー収容器へと搬送され回収される。
その後、用紙Pは定着装置100へと搬送され、定着装置100によって用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ7によって装置外へ排出され、排紙トレイ17上にストックされる。
なお、以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部のいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像部を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、上記構成の画像形成装置1000に用いることができる定着装置100のより具体的な構成例について説明する。
図2は、本実施形態に係る定着装置100の一構成例を示す概略構成図である。図2において、定着装置100は、回転可能な加熱回転体からなる定着部材としての定着ベルト121と、定着ベルト121に対向して回転可能に設けられた対向回転体からなる加圧部材としての加圧ローラ122と、定着ベルト121を加熱する加熱源としてのハロゲンヒータ123とを備えている。更に、定着装置100は、定着ベルト121を介して対向する加圧ローラ122とニップ部Nを形成するニップ形成部材124と、ニップ形成部材124を支持する支持部材としてのステー125とで構成されるニップ形成手段と、ハロゲンヒータ123から放射される光を定着ベルト121へ反射する反射部材126とを備えている。また、定着装置100は、定着ベルト121の温度を検知する温度検知手段としての温度センサ127と、定着ベルト121から用紙を分離する記録媒体分離手段としての分離部材128と、加圧ローラ122を定着ベルト121へ加圧する図示しない加圧手段等を備えている。
定着ベルト121は、その内周側から、ハロゲンヒータ123により輻射熱で直接加熱される。また、ニップ形成部材124は、定着ベルト121の内側すなわち定着ベルト121の内周側で囲まれた内部に設けられ、定着ベルト121の内面と直接摺動するように、又は図示しない摺動シートを介して間接的に摺動するように配置されている。
なお、図2の例では、上記ニップ部Nの形状が平坦状であるが、凹形状やその他の形状であってもよい。上記ニップ部の形状が凹形状の場合は、用紙Sの先端の排出方向が加圧ローラ122寄りになり、分離性が向上するので、ジャムの発生が抑制される。
定着ベルト121は、薄肉で可撓性を有する無端状のベルト部材(フィルムも含む)で構成されている。詳しくは、定着ベルト121は、ニッケルもしくはSUS等の金属材料又はポリイミド(PI)などの樹脂材料で形成された内周側の基材と、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などで形成された外周側の離型層によって構成されている。離型層により、トナーが付着しないように離型性を持たせている。また、基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等のゴム材料で形成された弾性層を介在させてもよい。シリコーンゴム層などの弾性層がある場合は、未定着画像を押し潰して定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)が残りにくい。このようなユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)の発生を効果的に防止するには、例えばシリコーンゴム層を所定の厚さ以上(例えば100[μm]以上)設けるのが好ましい。このシリコーンゴム層が変形することにより、ベルト表面の微小な凹凸が吸収され、ユズ肌画像が改善する。
加圧ローラ122は、芯金122aと、芯金122aの外周面側に設けられた発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等から成る弾性層122bと、弾性層122bの表面に設けられたPFA又はPTFE等から成る離型層122cとを有する。加圧ローラ122は、図示しないスプリング等の加圧手段によって定着ベルト121側へ加圧され、定着ベルト121を介してニップ形成部材124に当接している。この加圧ローラ122と定着ベルト121とが圧接する箇所では、加圧ローラ122の弾性層122bが押しつぶされることで、所定の幅のニップ部Nが形成されている。
また、加圧ローラ122は、画像形成装置1000の本体に設けられた図示しないモータ等の駆動源からギヤ等を介して駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されている。加圧ローラ122が回転駆動すると、その駆動力がニップ部Nで定着ベルト121に伝達され、定着ベルト121が従動回転するようになっている。
定着ベルト121は加圧ローラ122により連れ回り回転する。図2の構成例の場合は、加圧ローラ122が図示しないモータ等の駆動源により回転し、ニップ部Nで定着ベルト121に駆動力が伝達されることにより、定着ベルト121が回転する。定着ベルト121は、ニップ部Nで挟み込まれて回転し、ニップ部N以外では両端部で後述のベルト保持部材140にガイドされて走行する。
なお、本実施形態では、加圧ローラ122を中実のローラとしているが、中空のローラであってもよい。その場合、加圧ローラ122の内部にハロゲンヒータ等の加熱源を配設してもよい。また、弾性層が無い場合は、熱容量が小さくなり定着性が向上するが、未定着トナーを押しつぶして定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部に光沢ムラが生じる可能性がある。これを防止するには、厚さ100[μm]以上の弾性層を設けることが望ましい。厚さ100[μm]以上の弾性層を設けることで、弾性層122bの弾性変形により微小な凹凸を吸収することができるので、光沢ムラの発生を回避することができるようになる。
加圧ローラ122の弾性層122bはソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ122の内部に加熱源が無い場合は、スポンジゴムなどの断熱性の高いゴムを用いてもよい。スポンジゴムなどの断熱性が高いゴムを用いることで定着ベルト121の熱が奪われにくくなるので、より望ましい。また、上記加熱回転体からなる定着ベルト121等の定着部材及び対向回転体からなる加圧ローラ122等の加圧部材は、互いに圧接する場合に限らず、加圧を行わず単に接触させるだけの構成とすることも可能である。
ハロゲンヒータ123は、両端部が定着装置100の側板142(図3参照)に固定されている。ハロゲンヒータ123は、画像形成装置1000の本体に設けられた電源部により出力制御されて発熱するように構成されている。この電源部によるハロゲンヒータ123の出力制御は、例えば上記温度センサ127による定着ベルト121の表面温度の検知結果に基づいて、ハロゲンヒータ123のオン/オフ又は通電量を制御するように行われる。このようなヒータ123の出力制御によって、定着ベルト121の温度(定着温度)を所望の温度に設定できるようになっている。また、定着ベルト121を加熱する加熱源として、ハロゲンヒータ以外に、IH(電磁誘導加熱)、抵抗発熱体、又はカーボンヒータ等を用いてもよい。
ニップ形成部材124は、ベースパッド131と、ベースパッド131の表面に設けられた摺動シート(低摩擦シート)130とを有する。ベースパッド131は、定着ベルト121の軸方向又は加圧ローラ122の軸方向に渡って連続して長手状に配設されており、加圧ローラ122の加圧力を受けてニップ部Nの形状を決めるものである。
また、ニップ形成部材124のベースパッド131は、ステー125によって固定支持されている。これにより、加圧ローラ122による圧力でニップ形成部材124に撓みが生じるのを防止し、加圧ローラ122の軸方向に渡って均一なニップ幅が得られるようにしている。
ニップ形成部材124のベースパッド131は、耐熱温度200℃以上の耐熱性部材で構成されている。これにより、トナー定着温度域で、熱によるニップ形成部材124の変形を防止し、安定したニップ部Nの状態を確保して、出力画質の安定化を図っている。ベースパッド131には、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などの一般的な耐熱性樹脂を用いることが可能である。
摺動シート130は、ベースパッド131の少なくとも定着ベルト121と対向する表面に配設されていればよい。これにより、定着ベルト121が回転する際、この低摩擦シートに対し定着ベルト121が摺動することで、定着ベルト121に生じる駆動トルクが低減され、定着ベルト121への摩擦力による負荷が軽減される。なお、摺動シートを有しない構成とすることも可能である。
ステー125は、ニップ形成部材124の撓み防止機能を満足するために、ステンレスや鉄等の機械的強度が高い金属材料で形成することが望ましい。また、ベースパッド131も、強度確保のためにある程度硬い材料で構成されていることが望ましい。ベースパッド131の材料としては、液晶ポリマー(LCP)等の樹脂や、金属、あるいはセラミックなどを適用することができる。
反射部材126は、ステー125とハロゲンヒータ123との間に配設されている。本実施形態では、反射部材126をステー125に固定している。反射部材126の材料としては、アルミニウムやステンレス等が挙げられる。このように反射部材126を配設していることにより、ハロゲンヒータ123からステー125側に放射された光(輻射熱)が定着ベルト121へ反射される。これにより、定着ベルト121に照射される輻射熱の光量を多くすることができ、定着ベルト121を効率良く加熱することが可能となる。反射部材126を備える代わりに、ステー125等の表面に鏡面処理を行っても同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態に係る定着装置100は、さらなる省エネ性及びファーストプリントタイムなどの向上のために、種々の構成上の工夫が施されている。
具体的には、ハロゲンヒータ123によって定着ベルト121をニップ部N以外の箇所において直接加熱できるようにしている(直接加熱方式)。本実施形態では、ハロゲンヒータ123と定着ベルト121の図2の左側の部分の間に何も介在させないようにし、その部分においてハロゲンヒータ123からの輻射熱を定着ベルト121に直接与えるようにしている。
また、定着ベルト121の低熱容量化を図るために、定着ベルト121を薄くかつ小径化している。具体的には、定着ベルト121を構成する基材、弾性層、離型層のそれぞれの厚さを、20〜50[μm]、100〜300[μm]、10〜50[μm]の範囲に設定し、全体としての厚さを1[mm]以下に設定している。また、定着ベルト121の直径は、20〜40[mm]に設定している。さらに低熱容量化を図るためには、望ましくは、定着ベルト121全体の厚さを0.2[mm]以下にするのがよく、さらに望ましくは、0.16[mm]以下の厚さとするのがよい。また、定着ベルト121の直径は、30[mm]以下とするのが望ましい。
なお、本実施形態では、加圧ローラ122の直径を20〜40[mm]に設定しており、定着ベルト121の直径と加圧ローラ122の直径を同等となるように構成している。ただし、この構成に限定されるものではない。例えば、定着ベルト121の直径が加圧ローラ122の直径よりも小さくなるように形成してもよい。その場合、ニップ部Nにおける定着ベルト121の曲率が加圧ローラ122の曲率よりも小さくなるため、ニップ部Nから排出される用紙(記録媒体)Pが定着ベルト121から分離されやすくなる。
また、前述のように定着ベルト121を小径化した結果、定着ベルト121の内側のスペースが小さくなるが、ステー125を両端側において折り曲げられた凹状に形成し、その凹状に形成した部分の内側にハロゲンヒータ123を収容することで、小さいスペース内でもステー125やハロゲンヒータ123の配設を可能にしている。
図3は、定着ベルト121の端部の構成を示す図である。同図中、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は定着ベルト121の回転軸方向から見た側面図を示す。なお、図3(a)〜(c)では、片側の端部の構成のみを図示しているが、反対側の端部も同様の構成となっているので、以下、図3に基づき片側の端部の構成についてのみ説明する。
図3(a)又は(b)に示すように、定着ベルト121の表面移動方向と直交する方向(軸方向)における端部にはベルト保持部材140が挿入されており、このベルト保持部材140によって定着ベルト121の端部は回転可能に保持されている。また、図3(c)に示すように、ベルト保持部材140は、例えばフランジのような形状を有し、ニップ部Nの位置(ニップ形成部材124を配設した位置)で開口したC字形に形成されている。また、ベルト保持部材140は、側板142に固定されている。また、上記ステー125の長手方向の端部も側板142に固定され位置決めされている。側板142は、ステー125と同様、ステンレスや鉄等の金属材料で形成されている。側板142をステー125と同じ材質にすることで、取り付け精度を容易に出すことができる。
また、図3(a)又は(b)に示すように、定着ベルト121の端面とそれに対向するベルト保持部材140の対向面との間には、定着ベルト121の端部を保護する保護部材としてのスリップリング141が設けられている。これにより、定着ベルト121に軸方向の寄りが生じた場合に、定着ベルト121の端部がベルト保持部材140に直接当接するのを防止することができ、端部の摩耗や破損を防ぐことができる。また、スリップリング141は、ベルト保持部材140に外周に対し余裕を持って嵌められている。このため、定着ベルト121の端部がスリップリング141に接触した際に、スリップリング141は定着ベルト121と連れ回り可能となっているが、スリップリング141が連れ回りせず、静止していても構わない。スリップリング141の材料としては、耐熱性に優れたいわゆるスーパーエンプラ、例えば、PEEK、PPS、PAI、PTFE等を適用することが好ましい。
なお、図示省略するが、定着ベルト121の軸方向両端部には、定着ベルト121とハロゲンヒータ123との間に、ハロゲンヒータ123からの熱を遮蔽する遮蔽部材を配設している。これにより、特に、連続通紙時の定着ベルトの非通紙領域における過剰な温度上昇を抑制することができ、定着ベルトの熱による劣化や損傷を防止することができる。
以下、図2を参照しつつ、本実施形態に係る定着装置100の基本動作例について説明する。
画像形成装置1000の本体の主電源スイッチが投入(主電源ON)されると、ウォームアップ動作が開始される。具体的には、ハロゲンヒータ123に電力が供給されると共に、加圧ローラ122が図2中の時計回りに回転駆動を開始する。これにより、定着ベルト121は、加圧ローラ122との摩擦力によって、図2中の反時計回りに従動回転する。定着ベルト121の温度を温度センサ127で検知し、定着ベルト121が所定の温度に達するまで、ウォームアップ動作を実施する。主電源ON時のウォームアップ動作においては、定着ベルト121を定着温度よりも高い所定の温度(158℃〜170℃)に定着ベルト121を加熱する。
定着ベルト121が、所定の温度に達したらハロゲンヒータ123への通電をOFFにし、定着ベルト121が定着温度にまで下降させる。上述の画像形成工程により未定着のトナー画像Tが担持された用紙Pが、不図示のガイド板に案内されながら図2の矢印A1方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト121及び加圧ローラ122のニップ部Nに送入される。このとき、温度センサ127の検知結果に基づいて、定着ベルト121が定着温度に維持されるようハロゲンヒータ123に供給される電力が制御される。具体的一例を挙げると、定着ベルト121の温度が定着温度+α℃であることを温度センサ127が検知したら、ハロゲンヒータ123への電力供給を停止にし、定着ベルト121の温度が定着温度−α℃を温度センサ127が検知したら、ハロゲンヒータ123への電力供給をONにする。そして、ハロゲンヒータ123によって加熱された定着ベルト121による熱と、定着ベルト121と加圧ローラ122との間の加圧力とによって、用紙Pの表面にトナー画像Tが定着される。
トナー画像Tが定着された用紙Pは、ニップ部Nから図2中の矢印A2方向に搬出される。このとき、用紙Pの先端が分離部材128の先端に接触することにより、用紙Pが定着ベルト121から分離される。その後、分離された用紙Pは、上述のように、排紙ローラによって機外に排出され、排紙トレイにストックされる。
画像形成動作が終了したら、定着装置は、定着ベルト121を定着温度よりも低い所定の温度(本実施形態では、90℃)に維持して待機する待機モード、または、ハロゲンヒータ123への電力供給や加圧ローラ122の回転駆動を停止するスリープモード(省エネモード)に遷移する。画像形成動作終了後、待機モードに遷移させるか、スリープモードに遷移させるかは、操作部151(図5参照)などから設定することができる。待機モードに設定すれば、次の画像形成動作のときのウォームアップ動作のとき、定着ベルト121が定着温度にまですばやく昇温させることができ、画像形成動作開始までの待機時間を短縮することができる。一方、スリープモードにおいては、待機時の電力の消費が抑えら、省エネルギー化を図ることができる。また、待機モードからの立ち上げのときは、定着ベルト121が定着温度に達したらウォームアップ動作を終了し、スリープモードからの立ち上げのときは、定着ベルト121が定着温度よりも高い所定の温度に達したらウォームアップ動作を終了する。
図4は、本実施形態に係る定着装置100の他の構成例を示す概略構成図である。なお、図4の定着装置の構成例において、図2、3にて説明した構成と同様な部分については同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
図4に示す定着装置100は、加熱源としてのハロゲンヒータ123を3本備えている。この場合、ハロゲンヒータ123ごとに発熱領域を異ならせることで、種々の幅の用紙幅に対応した範囲で定着ベルト121を加熱することが可能となっている。また、この場合、ニップ形成部材124を囲むように板金132が設けられており、この板金132を介してニップ形成部材124はステー125に支持されている。
また、図4に示す定着装置100では、小さいスペース内でもステー125をできるだけ大きく配設するために、ニップ形成部材124を反対にコンパクトに形成している。具体的には、ベースパッド131の用紙搬送方向の幅を、ステー125の用紙搬送方向の幅よりも小さく形成している。さらに、図4において、ニップ形成部材124の用紙搬送方向上流側端部及び下流側端部におけるそれぞれのニップ部N又はその仮想延長線Eに対する高さをh1,h2とし、上流側端部及び下流側端部以外のニップ形成部材124の部分におけるニップ部N又はその仮想延長線Eに対する最大高さをh3とすると、h1≦h3、h2≦h3となるように構成している。このように構成することで、ニップ形成部材124の上流側端部と下流側端部は、ステー125の用紙搬送方向上流側及び下流側の各折り曲げ部と定着ベルト121との間に介在しないので、ステー125の各折り曲げ部を定着ベルト121の内周面に近づけて配設することができる。これにより、定着ベルト121内の限られたスペース内でステー125をできるだけ大きく配設できるようになり、ステー125の強度を確保することができるようになる。その結果、加圧ローラ122によるニップ形成部材124の撓みを防止でき、定着性の向上を図れる。
さらにステー125の強度を確保するために、本実施形態では、ステー125が、ニップ形成部材124と接触し用紙搬送方向(図4の上下方向)に延在するベース部125aと、そのベース部125aの用紙搬送方向上流側と下流側の各端部から加圧ローラ122の当接方向(図4の左側)に向かって延びる立ち上がり部125bとを有するように構成している。すなわち、ステー125に立ち上がり部125bを設けることで、ステー125が加圧ローラ122の加圧方向に延在する横長の断面を有するようになり、断面係数が大きくなって、ステー125の機械的強度を向上させることが可能となる。
また、ステー125の立ち上がり部125bを加圧ローラ122の当接方向により長く形成する方が、ステー125の強度が向上する。従って、立ち上がり部125bの先端は、定着ベルト121の内周面に対し、できる限り近接していることが望ましい。しかし、回転中、定着ベルト121には大小なりとも振れ(挙動の乱れ)が生じるので、立ち上がり部125bの先端を定着ベルト121の内周面に近づけすぎると、定着ベルト121が立ち上がり部125bの先端に接触するおそれがある。特に、本実施形態のように、薄い定着ベルト121を用いている構成においては、定着ベルト121の振れ幅が大きいので、立ち上がり部125bの先端の位置設定には注意が必要である。
具体的に、本実施形態の場合、ステー125の立ち上がり部125bの先端と定着ベルト121の内周面との加圧ローラ122の当接方向の距離dは、少なくとも2.0[mm]、望ましくは3.0[mm]以上に設定するのが好ましい。一方、定着ベルト121にある程度厚みがあって振れがほとんど無い場合は、上記距離dは0.02[mm]に設定することが可能である。なお、本実施形態のように、立ち上がり部125bの先端に反射部材126が取り付けられている場合は、反射部材126が定着ベルト121に接触しないように上記距離dを設定する必要がある。
このように、ステー125の立ち上がり部125bの先端を定着ベルト121の内周面に対し可能な限り近接するように配設することで、立ち上がり部125bを加圧ローラ122の当接方向に長く配設することができる。これにより、小径の定着ベルト121を用いた構成においても、ステー125の機械的強度を向上させることが可能となる。
上記図2乃至図4に示した構成例の定着装置100によれば、ニップ形成部材124によって、ニップ部Nに進入しようとする定着ベルト121をガイドすることができるので、定着ベルト121がニップ部Nに進入する前にベルトの挙動を抑えて、定着ベルト121をニップ部Nへ安定的かつ円滑に進入させることができる。このようにニップ形成部材124によって定着ベルト121をガイドすることにより、定着ベルト121の両端部以外ではニップ形成部材124以外にガイド部材を設けていない構成においても、定着ベルト121を安定的かつ円滑に回転させることができるようになる。これにより、回転時における定着ベルト121への負荷を軽減して摩耗を抑制することができるので、定着ベルト121の破損や破断を防止することができ、装置としての信頼性が向上する。特に、上記各構成例の定着装置100のように低熱容量化のために定着ベルト121を薄くした構成においても、定着ベルト121の破損や破断を防止することができる。
また、上記図2乃至図4に示した構成例の定着装置100によれば、ニップ形成部材124によって定着ベルト121をガイドすることができるので、構成の簡素化、コンパクト化及び低コスト化を図ることができる。これにより、定着装置100のさらなる低熱容量化を図ることができるため、ウォームアップの時間を短くすることができ、省エネ性の向上及びファーストプリントタイムの短縮化を実現することが可能となる。
また、ニップ形成部材124がガイド機能を果たすことで、別途ガイドを設けなくてもよいため、ステー125の用紙搬送方向上流側及び下流側の部分と定着ベルト121の内周面との間に、何も介在させないように(互いに直接対向するように)構成することができる。これにより、ステー125を、用紙搬送方向上流側及び下流側において定着ベルト121の内周面に近づけて配設することが可能となり、定着ベルト121内の限られたスペース内でステー125をできるだけ大きく配設することができるようになる。その結果、上記各構成例の定着装置100のように低熱容量化のため定着ベルト121を小径化した構成においても、ステー125の強度を確保することができるようになり、加圧ローラ122によるニップ形成部材124の撓みを防止でき、定着性の向上を図れるようになる。
さらに、上記図2乃至図4に示した構成例の定着装置100においては、定着ベルト121に加圧ローラ122を当接させない状態において、ニップ形成部材124を定着ベルト121よりも内側に離れた位置に配設することで、ニップ部Nの用紙搬送方向上流側及び下流側それぞれにおいて、定着ベルト121をニップ形成部材124に対して強く押し付けられない状態にすることが可能である。これにより、定着ベルト121がニップ形成部材124に接触することによる摺動負荷や摩耗を抑制することが可能となる。また、定着ベルト121がニップ形成部材124に接触する力が弱まることで、ニップ部Nへの定着ベルト121の進入経路の最適化を図れる。
また、加圧ローラ122の回転速度が速く、1分間の通紙枚数が多いような装置の場合には、加圧ローラ122の温度を検知するサーミスタ(加圧サーミスタ)を設けてもよい。加圧ローラ122の回転速度を速くした高速機においては、定着ベルト121の熱量不足が起こりやすい。よって、ウォームアップ動作時において、加圧サーミスタで加圧ローラ122の表面温度を検知して、加圧ローラ122の表面温度および定着ベルト121の表面温度がそれぞれ所定の温度となったら、定着動作に遷移するようにする。また、加圧ローラ122の非通紙領域にも加圧ローラ122の温度を検知するサーミスタを設けてもよい。小サイズの用紙を連続通紙したときなどに、加圧ローラ122や定着ベルト121の端部が異常高温となり、装置が故障するおそれがあるため、このような故障が生じないようにするため、この非通紙領域に配置したサーミスタで温度検知をして、所定の温度以上となったら、装置を停止する制御を行う。
図5は、本実施形態の定着装置100を制御する制御系の要部の一例を示すブロック図である。
制御手段としての制御部200は、コントローラ部200aとエンジン制御部200bとを備えている。
コントローラ部200aは、CPU、ROM、RAMなどを備え、エンジン制御部200b、操作部151、外部通信インターフェース部152等と接続されている。コントローラ部200aは、予め組み込まれている制御プログラムを実行することにより、画像形成装置1000全体の制御や、外部通信インターフェース部152及び操作部151からの入力の制御などを行う。例えば、コントローラ部200aは、操作部151を介して入力されたユーザからの指示入力を受け付け、その指示入力に従って各種処理を行う。また、コントローラ部200aは、外部通信インターフェース部152を介して外部のホストコンピュータ装置などから印刷ジョブ(画像形成ジョブ)の指令や画像データを受信し、エンジン制御部200bを制御し、用紙にカラー画像やモノクロ画像を形成して出力する画像形成動作を制御する。また、コントローラ部200aは、定着ベルト121の高温部分の温度を下げてより早く温度を均一化させるために定着ベルト121と加圧ローラ122とを空転させる時間を計測する計測手段としての機能も有している。
エンジン制御部200bは、CPU、ROM、RAMなどを備え、予め組み込まれている制御プログラムを実行することにより、コントローラ部200aからの指令に基づいて、画像形成処理を行うためのプリンタエンジン(複数の作像部、光書込装置8、定着装置100など)の制御を行う。例えば、エンジン制御部200bは、画像形成動作モードにおいて、温度センサ127で検出した定着ベルト121の温度が所定の目標温度となるように、ハロゲンヒータ123への通電を制御したり、加圧ローラ122を回転駆動する加圧ローラ駆動部129を制御したりする。
本実施形態の画像形成装置1000は、画像形成動作モード、待機モード、スリープモードの3つのモードを有している。ここで、画像形成動作モードとは、画像形成装置1000が画像形成処理を実行している状態を示す。待機モードは、画像形成装置1000が画像形成処理の実行指示を待っている状態を示す。スリープモードとは、待機モードよりも更に消費電力が少ない低電力消費の状態を示す。画像形成動作モードのときは、例えば、定着装置100において、定着ベルト121を所定の定着目標温度(例えば、158〜170℃)に昇温させるウォームアップ動作が行われた後、定着動作が実行される。待機モードのときは、定着装置100の定着ベルト121は、上記画像形成動作モードのときの定着目標温度よりも低い所定の温度(例えば、90℃)に維持される。スリープモードのときは、定着装置100等のプリンタエンジンやエンジン制御部200bへの通電が停止され、ハロゲンヒータ123への通電や加圧ローラ122の回転駆動ができない状態になる。
次に、上記構成の画像形成装置における定着装置の定着温度の制御について説明する。
図6は、定着装置100の定着ベルト121や加圧ローラ122の温度を計測する温度検知手段としてのサーモパイル等の設置位置を示す概略構成説明図であり、図の下部にB5サイズの用紙Pを縦送りしたときの通紙後の温度プロファイルを併せて記載している。
図6に示すように、定着ベルト121の回転方向と直交する幅方向の中央部と対向する位置に中央部サーモパイル127a、幅方向の端部と対向する位置に端部サーモパイル127bが配設されている。また、加圧ローラ122の回転方向と直交する幅方向の中央部と端部との中間であって中央寄りの位置に対向する位置に中央部寄りサーミスタ127c、幅方向の端部と対向する位置に端部サーミスタ127dが配設されている。なお、図6の例では、ハロゲンヒータ123は、中央加熱用ハロゲンヒータ123aと両端部加熱用ハロゲンヒータ123bとの2本のハロゲンヒータで構成されているものとする。
図6に示す定着装置100の中央加熱用ハロゲンヒータ123aは、用紙Pを確実に加熱するために、用紙Pの搬送方向と直交する幅方向よりも広い範囲で定着ベルト121の軸方向を加熱するようになっている。このため、図6の温度プロファイルで示したように、定着ベルト121が用紙Pと接触しない用紙Pの幅方向の両端外側に対応する領域では、用紙Pによる冷却が行われないため温度が部分的に上昇してしまう高温部分が生じる。この定着ベルト121の高温部分の温度が下がらない状態で、次のジョブを実行すると、例えば、B5縦サイズよりも大きいA4縦サイズの通紙を続けて行う場合、高温部分と接触する部分にホットオフセット画像や光沢ムラなどの異常画像が発生することがある。
この異常画像を防止するために、連続した画像形成ジョブを実行した後で、用紙Pを搬送しない状態で定着ベルト121と加圧ローラ122のみを空転させて高温部分の温度を下げ定着ベルト121の温度を均一化させる均熱化回転を行うようになっている。しかし、連続した画像形成ジョブを実行した後で、常に一定の均熱化回転を行うと、一定の待ち時間が生じ、次の画像形成ジョブの終了時間が待ち時間分だけ遅くなり、トータルのプリントタイムが長くなってしまう。
そこで、本発明者らが鋭意検討した結果、均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報としての次の画像形成ジョブの内容によって、均熱化回転の終了条件を適宜選択することが有効であることがわかった。つまり、次の画像形成ジョブで形成される画像がモノクロ画像かフルカラー画像かといった画像情報、あるいは、前のジョブと次のジョブとで定着搬送される用紙Pのサイズの大小関係などの画像形成関連情報に基づいて、定着ベルト121の温度や均熱化回転の時間などの終了条件を適宜選択し、定着ベルト121の幅方向における温度の不均一分布に起因する定着不良の発生を防止するとともに、それらの用紙Pへの画像形成に要する画像形成時間の短縮化を図ることができることがわかった。
図7は、定着ベルト121表面の軸方向中央部と端部との温度変化の一例を示すグラフであって、前のジョブと次のジョブとの間で均熱化回転を行って端部の温度を下げて均一化する制御を説明するグラフである。
また、図8は、均熱化回転の実行の開始と終了との制御を説明するためのフローチャートである。
図7に示すように、前ジョブで連続通紙を行うと、定着ベルト121の軸方向中央部の温度(中央サーモパイル温度のグラフ参照)に比べて、用紙Pの幅方向端部の外側領域に対応する端部の温度(端部サーモパイル温度のグラフ参照)が高くなる。従来、端部の高温部分による異常画像の発生を防ぐために、端部の温度が中央部の温度と略同じ温度に下がるように均熱化回転の待ち時間taを確保していた。ここで、次のジョブがモノクロ画像の場合には、端部の温度が中央部の温度に比べて若干高くても異常画像が生じないため、均熱化回転の待ち時間tbを短縮させることができる。よって、待ち時間tbが短くなり、次のジョブを早く開始することができるので、トータルのプリントタイムを短縮することができる。なお、ここでジョブとは同じサイズの用紙に対して同じ画像を形成する連続した画像形成動作のことをいう。
均熱化回転の制御について図8のフローチャートを用いて詳細に説明する。
画像形成動作を開始すると均熱化回転の制御(以下、「制御A」という。)が実施される(ステップS1)。この制御Aの実施中は別の他の制御への状態遷移は禁止される。そして前ジョブ(ここでは最初のジョブ)が実行されて終了したとき、次ジョブが確定しているか否かを判断する(ステップS2)。次ジョブが確定しているとき(ステップS2でYes)は、次ジョブの通紙幅と前ジョブの通紙幅とを比較する(ステップS3)。一方、次ジョブが確定していないとき(ステップS2でNo)は、安全側に考えてフルカラー画像用の均熱化回転を行う。そして、次ジョブの通紙幅が前ジョブの通紙幅より大きいとき(ステップS3でYes)は、次ジョブがフルカラー画像か否かを判断し(ステップS4)、次ジョブの通紙幅が前ジョブの通紙幅以下のとき(ステップS3でNo)は、異常画像が生じないので終了となる。制御Aの終了により、均熱化回転が行われないため、均熱化回転の待ち時間がなく、次ジョブのプリントタイムが短縮される。
ステップS4で次ジョブがフルカラー画像(FC)の場合(スッテプS4でYes)には、移行条件A1判定を行い(ステップS5)、次ジョブがフルカラー画像でない(モノクロ(B/W))場合(ステップS4でNo)には、移行条件A2判定を行う(ステップS6)。
ここで、ステップS5の移行条件A1とは、表1の条件判定テーブルから、前ジョブの条件に基づいて、均熱化回転の終了条件を決定するプロセスであり、次ジョブ不明orFCモードが選択される。
表1の条件判定テーブルには前ジョブの通紙幅ごとに複数の終了条件が設定されており、例えば、前ジョブの通紙幅Lが、B4T<L≦DLT(257[mm]<L≦279.4[mm])で、前ジョブの通紙時間t1が、t1<設定時間101のとき、均熱化回転の終了条件は、サーミスタ127dの検知温度(表1では「センサ温度」と表記。以下同様)≦120[°C]、制御A経過時間t2=0に設定される。また、前ジョブの通紙幅Lが同じで、前ジョブの通紙時間t1が設定時間101≦t1のとき、均熱化回転の終了条件は、サーミスタ127dの検知温度≦120[°C]、設定時間102≦制御A経過時間t2に設定される。
同様に、ステップS6の移行条件A2とは、表1の条件判定テーブルから、前ジョブの条件に基づいて、均熱化回転の終了条件を決定するプロセスであり、次ジョブB/Wモードが選択される。例えば、前ジョブの通紙幅Lが、B4T<L≦DLT(257[mm]<L≦279.4[mm])で、前ジョブの通紙時間t1が、t1<設定時間101のとき、均熱化回転の終了条件は、センサ温度がサーミスタ127dの検知温度≦125[°C]、制御A経過時間t2=0に設定される。また、前ジョブの通紙幅Lが同じで、前ジョブの通紙時間t1が、設定時間101≦t1のとき、均熱化回転の終了条件は、サーミスタ127dの検知温度≦125[°C]、設定時間102≦制御A経過時間t2に設定される。
このように、表1の条件判定テーブルの例では、前ジョブの通紙幅Lごとにそれぞれ次ジョブ不明orFCモードと次ジョブB/Wモードとでセンサ温度の設定が異なっている。モノクロ画像(B/W)の方がフルカラー画像(FC)に比べて、ホットオフセットや光沢ムラなどの異常画像への余裕があるので、均熱化回転の終了条件としての温度を高めに設定できる。これにより、次ジョブがモノクロ画像(B/W)の場合、フルカラー画像(FC)に比べて、均熱化回転の待ち時間を短縮することができ、次ジョブのプリントタイムが短縮される。
Figure 2013164446
上記表1中、例えばB4Tは、B4サイズ紙を縦送りしたときの通紙幅を示し、DLは11×7インチサイズ紙、LTは8・1/2×11インチサイズ紙といった海外で使用されるインチサイズの用紙を示す。また、用紙Pが通過しなかった非通紙部の温度は軸方向に勾配があるので、紙幅に応じてセンサ温度(検知温度)に対する基準値(例えば、表1中の120[°C]、125[°C]、140[°C]、145[°C]、150[°C]、155[°C]、200[°C]、210[°C])を適宜設定している。また、表1中の設定時間101、103、105、107、109、111はそれぞれ、前ジョブ通紙時間t1について予め設定された基準時間である。また、表1中の設定時間102、104、106、108、110、112はそれぞれ、制御A経過時間t2について予め設定された基準時間である。
そして、次ジョブがフルカラー画像の場合、ステップS5で移行条件A1判定がなされ、定着ベルト121の均熱化回転が開始する(ステップS7)。そして、移行条件A1の条件を満たすまで均熱化回転が継続して実行される(ステップS8)。例えば、前ジョブの通紙幅Lが、B4T<L≦DLT(257[mm]<L≦279.4[mm])で、前ジョブの通紙時間t1が、設定時間101≦t1のとき、均熱化回転は、サーミスタ127dの検知温度≦120[°C]、または、設定時間102≦制御A経過時間t2の条件を満たしたときに終了する(ステップS9)。
一方、次ジョブがフルカラー画像ではない場合、ステップS6で移行条件A2判定がなされ、定着ベルト121の均熱化回転が開始する(ステップS10)。そして、移行条件A2の条件を満たすまで均熱化回転が継続して実行される(ステップS11)。例えば、前ジョブの通紙幅Lが、B4T<L≦DLT(257[mm]<L≦279.4[mm])で、前ジョブの通紙時間t1が、設定時間101≦t1のとき、均熱化回転は、サーミスタ127dの検知温度≦125[°C]、または、設定時間102≦制御A経過時間t2のいずれか一方の条件を満たしたとき、あるいは、両方の条件を満たしたときに終了する(ステップS12)。
図8のフローチャートを用いて説明したように、前ジョブと次ジョブとの間の均熱化回転を行う時間を次ジョブの情報によって異ならせることで、次のジョブの情報にかかわらず常に一定時間均熱化回転を行う場合に比べて、プリントタイムの短縮を図ることができる。すなわち、次ジョブの通紙幅が前ジョブの通紙幅以下のときは、均熱化回転が行われないため待ち時間がなく、次ジョブのプリントタイムが短縮される。また、次ジョブがフルカラー画像でない場合(モノクロ画像)の場合には、フルカラー画像の場合に比べてセンサ温度を高めに設定して、均熱化回転の時間を短縮することができる。
なお、表1には示されていないが、ホットオフセットや光沢ムラはハーフトーン画像で発生し易いため、文字原稿であるならば、均熱化回転の終了条件を高めの温度に設定しても良い。また、画像の解像度についても、高解像度画像より低解像度画像を高い温度に設定しても良い。
また、温度で検知しなくてもよく、例えば実験的に求めた数値と、前ジョブの枚数・時間とに基づいて均熱化回転時間を設定してもよい。
また、均熱化回転の時間を短縮する上記制御は、連続した異なるジョブ間で行われる均熱化回転に限らず、1つのジョブの中で用紙の通紙幅サイズが大きい通紙幅サイズに切り替わる場合に行われる均熱化回転にも適用することができる。
さらに、均熱化回転中は、ハロゲンヒータ123の電源をオフしておくと定着ベルト121の高温部分の温度がより早く下がり、均熱化回転時間の短縮に効果的である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
無端移動する表面を有する回転可能な定着ベルト121などの定着部材と、定着部材を加熱するハロゲンヒータ123などの加熱源と、定着部材に圧接してニップ部Nを形成するように加圧される回転可能な加圧ローラ122などの加圧部材と、定着部材又は加圧部材の回転を駆動する加圧ローラ駆動部129などの回転駆動手段とを有する定着装置100を備えた画像形成装置1000であって、ニップ部Nにおける記録媒体搬送方向と直交する幅方向におけるサイズが所定サイズ以下の用紙Pなどの記録媒体がニップ部Nを通過した後、幅方向におけるサイズが所定サイズよりも大きい記録媒体がニップ部Nを通過する前に、幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化するための定着部材及び加圧部材の均熱化回転を実行するように回転駆動手段を制御する制御部200などの制御手段を更に備え、制御手段は、前記均熱化回転の終了条件として、均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報に基づいて、互いに異なる複数種類の終了条件のいずれかを選択するように制御する。
これよれば、上記実施形態について説明したように、ニップ部Nにおける記録媒体搬送方向と直交する幅方向におけるサイズが所定サイズ以下の記録媒体がニップ部Nを通過した後、幅方向におけるサイズが所定サイズよりも大きい記録媒体がニップ部Nを通過する前に、幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化するための定着部材及び加圧部材の均熱化回転を実行する。この均熱化回転により、定着部材の幅方向における温度の不均一分布に起因する定着不良の発生を防止することができる。そして、この均熱化回転の終了条件として、均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報に基づいて、互いに異なる複数種類の終了条件のいずれかが選択され、この選択された終了条件により均熱化回転は終了する。このように画像形成関連情報に応じて均熱化回転の適切な終了条件が選択されるので、均熱化回転を画像形成関連情報にかかわらず同じ終了条件で終了させる場合に比べて、記録媒体への画像形成に要する画像形成時間の短縮化を図ることができる。
(態様B)
上記態様Aにおいて、定着装置100を構成する部材の少なくとも一つの温度を検知する温度センサなどの温度検知手段を更に備え、前記複数種類の終了条件は、温度検知手段の検知結果が予め設定した所定の検知結果である条件を含む。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体が通過するニップ部を形成する定着部材の表面の温度に関連している定着装置100を構成する部材の少なくとも一つの部材の温度の検知結果に基づいて、その定着部材の回転を伴う均熱化回転の終了条件が選択されるので、前記定着部材の表面の温度に応じて均熱化回転が過不足なく実行され、前記幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化する制御の精度を高めることができる。
(態様C)
上記態様Bにおいて、温度センサ127などの温度検知手段は、定着ベルト121などの定着部材の温度を検知する。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体が通過するニップ部を形成する定着部材の温度の検知結果に基づいて、その定着部材の回転を伴う均熱化回転の終了条件が選択されるので、前記幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化する制御の精度を更に高めることができる。
(態様D)
上記態様A乃至Cのいずれかにおいて、前記複数種類の終了条件は、前記均熱化回転を開始してから予め設定した所定の経過時間が経過した条件を含む。これによれば、上記実施形態について説明したように、予め実験などで得られた所定の経過時間の経過に基づいて、その定着部材の回転を伴う均熱化回転の終了条件を選択するように制御するので、前記幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化する制御の精度を更に高めることができる。
(態様E)
上記態様A乃至Dのいずれかにおいて、前記均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報は、均熱化回転の後に形成される画像の画像情報である。これによれば、上記実施形態について説明したように、均熱化回転の後に形成される画像の画像情報に基づいて、その定着部材の回転を伴う均熱化回転の終了条件を選択するように制御するので、前記幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化する制御の精度を更に高めることができる。例えば、均熱化回転の後に形成される画像がモノクロ画像の場合、幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化する制御の精度がフルカラー画像に比べて若干悪くても定着不良は発生し難いので、均熱化回転の終了条件としての温度を高めに設定したり、時間を短めに設定したりすることができる。以上のように、均熱化回転の後に形成される画像に応じて、定着不良の発生をより確実に防止できるとともに、記録媒体への画像形成に要する画像形成時間の短縮化をより確実に図ることができる。
(態様F)
上記態様A乃至Dのいずれかにおいて、前記均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報は、該均熱化回転の後に画像が形成される記録媒体の幅方向のサイズ情報である。これによれば、上記実施形態について説明したように、均熱化回転の後に画像が形成される記録媒体の幅方向のサイズ情報に基づいて、その定着部材の回転を伴う均熱化回転の終了条件を選択するように制御するので、前記幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化する制御の精度を更に高めることができる。例えば、均熱化回転の後に画像が形成される記録媒体の幅方向のサイズが、均熱化回転を実行する前にニップ部Nを通過した記録媒体の幅方向のサイズ以下の場合には、定着部材の幅方向における温度の不均一分布に起因する定着不良が発生しないので、均熱化回転を行わなくてもよく、記録媒体への画像形成に要する画像形成時間の短縮化をより確実に図ることができる。
(態様G)
上記態様A乃至Fのいずれかにおいて、制御手段は、前記均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報を取得できないとき、前記複数種類の終了条件のうち、均熱化回転を最も長く実行する終了条件を選択して用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報を取得できないとき、均熱化回転の複数種類の終了条件のうち、均熱化回転を最も長く実行する終了条件を選択して用いるので、安全を考慮して十分な均熱化回転が実行され、定着部材の幅方向における温度の不均一分布に起因する定着不良の発生をより確実に防止することができる。
(態様H)
上記態様A乃至Gのいずれかにおいて、制御手段は、画像を形成する記録媒体の幅方向のサイズが互いに異なる複数の画像形成ジョブを連続して実行する場合、所定サイズ以下の記録媒体に画像を形成する画像形成ジョブの終了時における記録媒体がニップ部Nを通過した後、幅方向におけるサイズが所定サイズよりも大きい記録媒体に画像を形成する次の画像形成ジョブの開始時における記録媒体が該ニップ部を通過する前に、前記均熱化回転を実行し、前記均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報は、次の画像形成ジョブの情報である。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像を形成する記録媒体の幅方向のサイズが互いに異なる複数の画像形成ジョブを連続して実行する場合、次の画像形成ジョブの情報に基づいて、その定着部材の回転を伴う均熱化回転の終了条件を選択するように制御するので、前記幅方向における定着部材の表面の温度の分布を均一化する制御の精度を高めることができる。
(態様I)
上記態様A乃至Hのいずれかにおいて、加圧部材は、回転駆動されるように構成され、定着部材は、ハロゲンヒータ123などの加熱源を配置可能な中空の内部空間を有し、前記回転駆動される加圧部材に連れ回るように従動可能なベルト部材又はフィルム部材であり、定着装置100は、定着部材を介して加圧部材からの加圧を受けてニップ部Nを形成するように定着部材の内部空間に設けられたニップ形成部材124を更に備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、定着部材の内部空間に設けられたニップ形成部材が定着部材を介して加圧部材からの加圧を受けることにより、定着部材と加圧部材との間に所定のニップ部を形成することができる。そして、定着部材は、その中空の内部空間に配置された加熱源により加熱されるとともに、回転駆動される加圧部材に連れ回るように従動することにより、その定着部材が加圧部材に接触して移動するニップ部の温度を定着に必要な所定の温度に維持することができる。
しかも、加熱源で加熱されるベルト部材からなる定着部材は、ローラ部材などからなる定着部材に比して熱容量が低いので、定着部材の加熱に必要なエネルギーを大幅に低減することができ、省エネ性とウォームアップ時間及びファーストプリント時間の短縮化とを図ることができる。また、このように低熱容量化されたことにより幅方向のサイズが小さい小サイズの記録媒体がニップ部Nを通過したときに局所的に高温となった高温部分が生じやすい定着部材を用いる場合でも、定着部材の幅方向における温度の不均一分布に起因する定着不良の発生を防止するとともに、それらの記録媒体への画像形成に要する画像形成時間の短縮化を図ることができる。
(態様J)
上記態様A乃至Iのいずれかにおいて、ハロゲンヒータ123などの加熱源は、定着ベルト121などの定着部材を輻射熱によって直接加熱する。これによれば、上記実施形態について説明したように、加熱源と定着部材と間に熱を伝えるための金属熱伝導体を介在させる必要がないので、省エネ性とウォームアップ時間及びファーストプリント時間の短縮化とを更に図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。また、本発明に係る定着装置は、図1に示すカラーレーザープリンタに限らず、モノクロ画像形成装置や、その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等に搭載することも可能である。
100 定着装置
121 定着ベルト
122 加圧ローラ
123 ハロゲンヒータ
123a 中央加熱用ハロゲンヒータ
123b 両端部加熱用ハロゲンヒータ
124 ニップ形成部材
125 ステー
125a ベース部
125b 立ち上がり部
126 反射部材
127 温度センサ
127a 中央部サーモパイル
127b 端部サーモパイル
127c 中央部寄りサーミスタ
127d 端部サーミスタ
128 分離部材
129 加圧ローラ駆動部
130 摺動シート
131 ベースパッド
132 板金
140 ベルト保持部材
141 スリップリング
142 側板
151 操作部
152 外部通信インターフェース部
200 制御部
200a コントローラ部
200b エンジン制御部
1000 画像形成装置
N ニップ部
P 用紙
特開2007−334205号公報 特開2007−233011号公報 特開2010−032625号公報 特開2010−217257号公報

Claims (10)

  1. 無端移動する表面を有する回転可能な定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱源と、前記定着部材に圧接してニップ部を形成するように加圧される回転可能な加圧部材と、前記定着部材又は前記加圧部材の回転を駆動する回転駆動手段とを有する定着装置を備えた画像形成装置であって、
    前記ニップ部における記録媒体搬送方向と直交する幅方向におけるサイズが所定サイズ以下の記録媒体が該ニップ部を通過した後、該幅方向におけるサイズが該所定サイズよりも大きい記録媒体が該ニップ部を通過する前に、該幅方向における前記定着部材の表面の温度の分布を均一化するための該定着部材及び前記加圧部材の均熱化回転を実行するように前記回転駆動手段を制御する制御手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記均熱化回転の終了条件として、該均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報に基づいて、互いに異なる複数種類の終了条件のいずれかを選択するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記定着装置を構成する部材の少なくとも一つの温度を検知する温度検知手段を更に備え、
    前記複数種類の終了条件は、前記温度検知手段の検知結果が予め設定した所定の検知結果である条件を含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    前記温度検知手段は、前記定着部材の温度を検知することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置において、
    前記複数種類の終了条件は、前記均熱化回転を開始してから予め設定した所定の経過時間が経過した条件を含むことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置において、
    前記均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報は、該均熱化回転の後に形成される画像の画像情報であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置において、
    前記均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報は、該均熱化回転の後に画像が形成される記録媒体の幅方向のサイズ情報であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかの画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報を取得できないとき、前記複数種類の終了条件のうち、該均熱化回転を最も長く実行する終了条件を選択して用いることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかの画像形成装置において、
    前記制御手段は、画像を形成する記録媒体の幅方向のサイズが互いに異なる複数の画像形成ジョブを連続して実行する場合、所定サイズ以下の記録媒体に画像を形成する画像形成ジョブの終了時における該記録媒体が該ニップ部を通過した後、該幅方向におけるサイズが該所定サイズよりも大きい記録媒体に画像を形成する次の画像形成ジョブの開始時における該記録媒体が該ニップ部を通過する前に、前記均熱化回転を実行し、
    前記均熱化回転の後に実行される次の画像形成に関する画像形成関連情報は、前記次の画像形成ジョブの情報であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかの画像形成装置において、
    前記加圧部材は、回転駆動されるように構成され、
    前記定着部材は、前記加熱源を配置可能な中空の内部空間を有し、前記回転駆動される加圧部材に連れ回るように従動可能なベルト部材又はフィルム部材であり、
    前記定着装置は、前記定着部材を介して前記加圧部材からの加圧を受けて前記ニップ部を形成するように該定着部材の内部空間に設けられたニップ形成部材を更に備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかの画像形成装置において、
    前記加熱源は、前記定着部材を輻射熱によって直接加熱することを特徴とする画像形成装置。
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