JPH04322284A

JPH04322284A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH04322284A
Application number: JP9062191A
Authority: JP
Inventors: Toshiya Yabei; 俊哉矢部井; Kiyoshizu Fushino; 伏野　清閑; Takuo Kamiya; 拓郎神谷
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1991-04-22
Filing date: 1991-04-22
Publication date: 1992-11-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、定着ローラと該定着ロ
ーラに圧接される加圧ローラとを備え、少なくとも定着
ローラを加熱することにより未定着トナー像を転写紙に
加熱定着する定着装置と、該定着装置に設けられ、定着
ローラの軸線方向にて異なる複数の領域の温度を検知す
る温度検知手段と、前記転写紙が排出されたことを検知
する手段とを有し、複数の異なる紙サイズの記録画像が
得られる、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形
成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】上記形式の画像形成装置においては、記
録画像、例えばコピーを得ると、定着装置や搬送系の駆
動を停止してしまう。このため、例えば紙サイズＡ３ま
でコピー可能な画像形成装置において、はがきのような
小サイズの転写紙のみ多量に連続コピーすると、定着ロ
ーラは転写紙が通過する領域だけが転写紙に熱が奪われ
転写紙が通過しない領域に対して温度差が生ずる。従っ
て、転写紙を中央基準で搬送する装置では転写紙が通過
する中央領域と転写紙が通過しない端部領域とで温度差
が生ずる。定着ローラにこのような温度差が生じている
状態で、例えば紙サイズＡ３の転写紙を用いるコピーを
行なうと、中央部と端部とで光沢等が異なる。即ち、中
央部で光沢がなく、端部で光沢が出てしまい画像品質を
著しく低下させるという問題が発生する。さらに、最悪
の場合、端部でホットオフセットが生ずることもある。

【０００３】このような問題を解消するため、特開昭６
０−１３６７７９号公報には小サイズの転写紙コピー時
に転写紙が通過しない領域に送風を行ない、その部分の
温度上昇を防止する定着装置が記載されている。また、
特開昭６３−２８０２８２号公報にはシートサイズに合
せて複数のヒータを配置し、シートサイズに応じてヒー
タへの通電を制御する定着装置が記載されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た定着装置を有する画像形成装置では前者の場合、送風
手段が必要で、後者では複数のヒータが必要とするとい
う問題があった。

【０００５】本発明は、上記した従来の問題を解消し、
送風手段や複数のヒータを用いずとも転写紙が通過した
領域と転写紙が通過しない領域との温度差を解消し、温
度差により生ずる画像の光沢等が異なるという不具合を
防止することのできる画像形成装置を提供することを目
的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、次の如くである。（１）定着ローラと該定着ローラに圧接される加圧ロー
ラとを備え、少なくとも定着ローラを加熱することによ
り未定着トナー像を転写紙に加熱定着する定着装置と、
該定着装置に設けられ、定着ローラの軸線方向にて異な
る複数の領域の温度を検知する温度検知手段と、前記転
写紙が排出されたことを検知する手段とを有し、複数の
異なる紙サイズの記録画像が得られる画像形成装置にお
いて、紙サイズが最大サイズ以外の記録画像を複数枚形
成し、その最後の転写紙が前記排出検知手段によって検
知された信号により、前記定着ローラの所定時間空回転
することを特徴とする画像形成装置。

【０００７】（２）前記所定時間が前記温度検知手段に
よって検知される複数の領域の温度差がほぼなくなるま
で時間であることを特徴とする上記（１）に記載の画像
形成装置。

【０００８】（３）定着ローラと該定着ローラに圧接さ
れる加圧ローラとを備え、少なくとも定着ローラを加熱
することにより未定着トナー像を転写紙に加熱定着する
定着装置と、該定着装置に設けられ、定着ローラの軸線
方向にて異なる複数の領域の温度を検知する温度検知手
段と、前記転写紙が排出されたことを検知する手段とを
有し、複数の異なる紙サイズの記録画像が得られる画像
形成装置において、紙サイズが最大サイズ以外の記録画
像を複数枚形成し、その最後の転写紙が前記排出検知手
段によって検知された信号により、最大サイズの転写紙
を前記定着装置に通紙することを特徴とする画像形成装
置。

【０００９】（４）前記最大サイズ転写紙の通紙が前記
温度検知手段によって検知される複数の領域の温度差が
ほぼなくなるまで行なわれることを特徴とする上記（３
）に記載の画像形成装置。

【００１０】

【作用】上記（１）の構成によれば、紙サイズが最大サ
イズ以外の記録画像を複数枚形成し、その最後の転写紙
が排出検知手段によって検知された信号により、定着ロ
ーラの所定時間空回転するので、転写紙が通過した領域
と転写紙が通過しない領域との温度差がなくなり、温度
差により生ずる画像品質の低下を防止できる。

【００１１】上記（３）の構成によれば、紙サイズが最
大サイズ以外の記録画像を複数枚形成し、その最後の転
写紙が排出検知手段によって検知された信号により、最
大サイズの転写紙を定着装置に通紙するので、転写紙が
通過した領域と転写紙が通過しない領域との温度差がな
くなり、温度差により生ずる画像品質の低下を防止でき
る。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図１は、本発明に係る画像形成装置の定着装置
を示す概略図である。図１において、定着装置１はヒー
ター４によって加熱された定着ローラ２と、該定着ロー
ラ２に図示していないバネによって圧接された加圧ロー
ラ３とを備え、定着ローラ２と加圧ローラ３の間を転写
紙Ｐが通過することにより、上部に担持されたトナーが
溶融し転写紙Ｐに定着される。この定着装置１は、中央
基準で搬送する転写紙Ｐに画像を形成し、本例では最大
紙サイズＡ３までの種々のサイズのコピーが得られる画
像形成装置に用いられている。なお、符号５，６は転写
紙Ｐのガイド板、７は分離爪、８は排紙ローラである。

【００１３】かく構成の定着装置１自体は公知である。この種の定着装置においては、図２に示すように、最大
紙サイズＡ３の幅Ｌ１よりも小さい幅Ｌ２の転写紙Ｐを
連続して複数枚複写すると、上記定着ローラ２の転写紙
が通過した領域の熱が奪われる。従って、その直後に最
大紙サイズの転写紙の複写をすると、定着ローラ２の温
度むらによって、中央部と端部とで光沢等が違ってしま
うという問題があることは先に説明した。

【００１４】かかる問題を解消するために、本発明では
定着ローラ２の表面に図２に示すように、中央領域と両
端部領域とに非接触温度センサー９ａ，９ｂ，９ｃが配
置されている。また、図１および図３に示すように、排
紙ローラ８部に転写紙の排出を検知する排出検知手段１
２が設けられ、排出検知手段１２は排紙センサーフィラ
ー１３と、この排紙センサーフィラー１３と軸１４を介
して連結されたアクチュエータ１５と、このアクチュエ
ータ１５の動きを検知するフォトセンサー１６とを備え
ている。なお、図２における符号１０は定着ローラ２を
回転駆動するモータ１０であり、ギヤを備えた駆動伝達
系１１を介して定着ローラ２を図１の時計方向に回転す
る。また、上記非接触温度センサー９ａ，９ｂ，９ｃは
３個以上でもよく、さらに排出検知手段１２はコピーカ
ウンターと兼用することもできる。

【００１５】かく構成された定着装置を有する画像形成
装置は、最大紙サイズＡ３の幅Ｌ１よりも小さい幅Ｌ２
の転写紙Ｐ２を連続して複数枚複写し、その最終転写紙
が排出されたことを排出検知手段１２によって検知し、
この検知信号によって定着ローラ２を所定時間空回転す
る。そして、この間に複写することができない状態にし
ている。

【００１６】かくして、小サイズの転写紙Ｐを連続して
複数枚複写して定着ローラ２に温度むらが生じても、定
着ローラ２の所定時間空回転によってこれを解消でき、
その間次の複写もできないので、光沢むらのあるコピー
を取ってしまうことが防止できる。なお、定着ローラ２
を空回転する時間はタイマーによって定めてもよいが、
温度センサー９ａ，９ｂ，９ｃが定着ローラ２の表面温
度を検知し、幅Ｌ２の転写紙Ｐが通過した温度センサー
９ｂと他の温度センサー９ａ，９ｃの温度差がなくなる
まで定着ローラ２の空回転を続けるようしてもよい。

【００１７】つぎに、本発明の別の実施例について説明
する。上記実施例では、最大紙サイズＡ３の幅Ｌ１より
も小さい幅Ｌ２の転写紙Ｐ２を連続して複数枚複写する
ことで生ずる定着ローラ２に温度むらを定着ローラ２の
空回転をすることで解消したが、本実施例では定着ロー
ラ２に温度むらをその最終転写紙が排出されたことを排
出検知手段１２によって検知したとき、図２に示す最大
紙サイズＡ３の転写紙Ｐ１を定着ローラ２と加圧ローラ
３間に通過させる。この通紙枚数は、予め定めた枚数で
もよいが温度センサー９ａ，９ｂ，９ｃが定着ローラ２
の表面温度を検知し、幅Ｌ２の転写紙Ｐ２が通過した温
度センサー９ｂと他の温度センサー９ａ，９ｃの温度差
がなくなるまで最大紙サイズＡ３の転写紙Ｐ１を通紙し
てもよい。この場合、定着ローラ２の温度むらが解消し
ないときに複写する問題を確実に防止することができる
。

【００１８】

【発明の効果】上記の構成によれば、本発明は紙サイズ
が最大サイズ以外の記録画像を複数枚形成し、その最後
の転写紙が排出検知手段によって検知された信号により
、定着ローラの所定時間空回転するので、転写紙が通過
した領域と転写紙が通過しない領域との温度差がなくな
り、温度差により生ずる画像品質の低下を防止できる。また、紙サイズが最大サイズ以外の記録画像を複数枚形
成し、その最後の転写紙が排出検知手段によって検知さ
れた信号により、最大サイズの転写紙を定着装置に通紙
しても上記と同様な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明に係る画像形成装置の定着装置を
示す概略図である。

【図２】図２はその定着装置の平面説明図である。

【図３】図３は排出検知手段の一例を示す斜視図である
。

【符号の説明図】１　　定着装置２　　定着ローラ３　　加圧ローラ９ａ，９ｂ，９ｃ　　非接触温度センサー１２　　排出
検知手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　定着ローラと該定着ローラに圧接され
る加圧ローラとを備え、少なくとも定着ローラを加熱す
ることにより未定着トナー像を転写紙に加熱定着する定
着装置と、該定着装置に設けられ、定着ローラの軸線方
向にて異なる複数の領域の温度を検知する温度検知手段
と、前記転写紙が排出されたことを検知する手段とを有
し、複数の異なる紙サイズの記録画像が得られる画像形
成装置において、紙サイズが最大サイズ以外の記録画像
を複数枚形成し、その最後の転写紙が前記排出検知手段
によって検知された信号により、前記定着ローラの所定
時間空回転することを特徴とする画像形成装置。
【請求項２】　　前記所定時間が前記温度検知手段によ
って検知される複数の領域の温度差がほぼなくなるまで
時間であることを特徴とする請求項１に記載の画像形成
装置。
【請求項３】　　定着ローラと該定着ローラに圧接され
る加圧ローラとを備え、少なくとも定着ローラを加熱す
ることにより未定着トナー像を転写紙に加熱定着する定
着装置と、該定着装置に設けられ、定着ローラの軸線方
向にて異なる複数の領域の温度を検知する温度検知手段
と、前記転写紙が排出されたことを検知する手段とを有
し、複数の異なる紙サイズの記録画像が得られる画像形
成装置において、紙サイズが最大サイズ以外の記録画像
を複数枚形成し、その最後の転写紙が前記排出検知手段
によって検知された信号により、最大サイズの転写紙を
前記定着装置に通紙することを特徴とする画像形成装置
。
【請求項４】　　前記最大サイズ転写紙の通紙が前記温
度検知手段によって検知される複数の領域の温度差がほ
ぼなくなるまで行なわれることを特徴とする請求項３に
記載の画像形成装置。