JP5504656B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5504656B2
JP5504656B2 JP2009065453A JP2009065453A JP5504656B2 JP 5504656 B2 JP5504656 B2 JP 5504656B2 JP 2009065453 A JP2009065453 A JP 2009065453A JP 2009065453 A JP2009065453 A JP 2009065453A JP 5504656 B2 JP5504656 B2 JP 5504656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
fixing
control mode
fixing member
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009065453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010217620A (ja
Inventor
岳誠 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009065453A priority Critical patent/JP5504656B2/ja
Priority to EP10753426.5A priority patent/EP2409198B1/en
Priority to CN201080011980.5A priority patent/CN102356360B/zh
Priority to US13/147,896 priority patent/US8953967B2/en
Priority to KR1020117020898A priority patent/KR101281063B1/ko
Priority to PCT/JP2010/053724 priority patent/WO2010106932A1/en
Publication of JP2010217620A publication Critical patent/JP2010217620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5504656B2 publication Critical patent/JP5504656B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2025Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member
    • G03G2215/2032Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member the belt further entrained around additional rotating belt support members

Description

本発明は、電磁誘導加熱方式の定着装置及び該定着装置を用いた画像形成装置に関するものである。
電磁誘導加熱方式を採用した定着装置は、例えば励磁コイルに高周波数のパルス電流を流すことにより磁束を発生させ、発熱部材を誘導加熱するよう構成されている。この構成によれば、発熱部材を直接発熱させるため、熱ローラ定着方式のような予熱を必要とせず、定着部材を瞬時に所定の温度まで立ち上げることができ、ウォームアップタイムの短縮化及び省エネルギ化が達成できるという利点がある。例えば、ウォームアップタイムを短縮するため、立ち上げ時は電力制御モードを用いて最大電力を入力する場合が多い。
しかし、その一方で、定着装置は熱容量が小さくなるように設計されており、予熱モードにより、ある程度蓄熱された状態から立ち上げた場合には、数秒で目標温度まで到達した後、目標温度を超えるオーバーシュートが発生し、目標温度到達時から数秒経過しないと温度が安定しない。そのため、通紙開始から数ページ目までは、温度が安定しない領域で定着され、画像内での光沢ムラやホットオフセットが発生する可能性が高い。
そこで、励磁コイルへの通電を開始する前の蓄熱状態により、励磁コイルへの通電量を制御する技術が提案されている。
特許文献1では、励磁コイルへの通電開始時にまず電力制御モードで立ち上げ、像加熱体(定着ベルト)の温度が目標温度−差分値の温度に到達したら温度制御モードに移行させているが、該温度制御モードのPID制御の制御値(比例係数Kp)を通電開始前の蓄熱量に応じて変える技術が提案されている。すなわち、通電開始前の像加熱体の温度が既定値以上の温度の場合には制御値を小さくし、目標温度到達時のオーバーシュートを小さく抑えている。逆に、既定値未満の温度の場合には制御値を大きくして昇温速度を大きくしている。
また、特許文献2では、励磁コイルへの通電開始前の定着装置の温度に基づき、補助電源装置(キャパシタ)からの給電を行うか否かの判断をし、閾温度よりも高い温度の場合には給電を行わず、目標温度到達時のオーバーシュートを小さく抑えている。逆に、閾温度よりも低い温度の場合には給電を行い、昇温速度を大きくしている。
しかしながら、特許文献1記載の発明においては、像加熱体の温度が目標温度−差分値の温度に到達した時に電力制御モードから温度制御モードへ切り替えても該像加熱体の温度のオーバーシュートは避けられない場合があった。
また、特許文献2記載の発明において補助電源装置からの給電を行わなかったとしても、立ち上げ時は常に電力制御モードを用いることになるので、オーバーシュートを抑えることはできなかった。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、装置立ち上げのときのウォームアップタイムを短縮しつつ定着部材の温度のオーバーシュートを抑制する定着装置及び該定着装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
発明者は、特許文献1記載の発明における問題を検証したところ、該発明では必ずまず電力制御モードで立ち上げついで温度制御モードに移行する手順を踏んでいるが、電力制御モードで立ち上げている間に温度制御モードに移行するためには、制御周期分の移行時間が必要であり、また制御モード移行後も電力は瞬間的には下がらなかった。ここで、誘導加熱方式の昇温速度は非常に速いため、加圧部材側に蓄熱されていた場合には、いくら温度制御モードにおけるPID制御の制御値を調整しても、像加熱体の昇温が速くオーバーシュートが避けられない状態となっているものであった。
また、定着装置としてはできるだけ早く立ち上げることを目的として、多少の定着部材の温度のオーバーシュートには目をつむって電力制御モードでの立ち上げを採用する場合もあったが、トナーの低融点化に伴ってオーバーシュートによりトナー中のワックスが揮発(噴射)してニップ部周辺の部材に付着し、それが積み重なって画像形成に支障が発生することがあり、この観点からも前記オーバーシュートを抑制する必要があった。
そこで発明者は前記知見を基に鋭意検討を行い、本発明を成すに至った。
すなわち前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
〔1〕 発熱部材(基材22a)を有する定着部材(定着スリーブ22)と、該定着部材と圧接してニップ部を形成する加圧部材(加圧ローラ23)と、前記発熱部材を誘導加熱する励磁コイル(励磁コイル31)と、前記加圧部材の温度を検知する第1温度検知手段(第1温度検知手段36)と、前記定着部材の温度を検知する第2温度検知手段(第2温度検知手段35)と、前記定着部材近傍の雰囲気温度を検知する第3温度検知手段(定着スリーブ22近傍の部材に接触させたサーミスタ)と、制御手段(定着制御部43)と、を備え、前記制御手段は、前記励磁コイルへの通電開始の信号を受信した時、前記第1温度検知手段により検知される前記加圧部材の温度が閾値温度以下のときに蓄熱状態が冷間と判断し、前記加圧部材の温度が閾値温度より大きく、かつ前記定着部材近傍の雰囲気温度が閾値雰囲気温度以下のときに蓄熱状態が温間と判断し、前記加圧部材の温度が閾値温度より大きく、かつ前記定着部材近傍の雰囲気温度が閾値雰囲気温度より大きいときに蓄熱状態が熱間と判断し、蓄熱状態が冷間および温間の場合は、所定の一定電力を連続して前記励磁コイルに投入する電力制御モードを選択し、蓄熱状態が熱間の場合は、前記電力制御モードを経ずに、前記第2温度検知手段で検知される定着部材の温度に基づいて決定される電力を前記励磁コイルに投入する温度制御モードを選択して、前記励磁コイルへの通電制御を行い、かつ、前記電力制御モードから前記温度制御モードへ移行する際の基準となる温度、および前記温度制御モードの際の前記定着部材の目標温度は、前記第2温度検知手段で検知される定着部材の温度について設定されることを特徴とする定着装置(定着装置20、図2,図3,図8)。
〔2〕 前記温度制御モードは、前記第2温度検知手段で検知される定着部材の温度と該定着部材の目標温度との差分に応じて決定される前記励磁コイルへの投入電力で、該励磁コイルへの通電を行うPIDフィードバック制御であることを特徴とする前記〔1〕に記載の定着装置。
〔3〕 前記電力制御モードは、当該定着装置に投入される最大電力で前記励磁コイルへの通電を行うことを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載の定着装置。
〔4〕 前記制御手段は、前記電力制御モードを選択して前記励磁コイルへの通電を開始したとき、前記第2温度検知手段により検知される定着部材の温度が該定着部材の目標温度よりも所定差分値だけ低い温度に到達した時点で(S33のYes)、前記温度制御モードに移行することを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の定着装置(図8)。
〔5〕 前記励磁コイルへの通電を開始し、前記第2温度検知手段により検知される定着部材の温度が該定着部材の目標温度に最初に到達した時、前記制御手段が所定時間の間、定着部材の目標温度に維持する前記励磁コイルへの通電制御(S37)を行った後に、通紙を開始することを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の定着装置(図7,図8)。
〔6〕 前記励磁コイルへの通電を開始し、前記第2温度検知手段により検知される定着部材の温度が該定着部材の目標温度を最初に超えたとき、前記第2温度検知手段により検知される定着部材の温度が再び定着部材の目標温度よりも低い温度になった時点で、通紙を開始することを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の定着装置。
〔7〕 前記制御手段は、通紙を行うときに前記温度制御モードを選択し、前記通紙を開始した時点から所定時間の間だけ該温度制御モードで決定される電力に所定電力分を加算して前記励磁コイルへの通電制御を行う(S39)ことを特徴とする前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の定着装置(図7,図8)。
〔8〕 前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置(画像形成装置1、図1)。
本発明の効果として、請求項1の発明によれば、装置立ち上げ前の定着装置の蓄熱状態(加圧部材の温度や定着部材近傍の雰囲気温度)を検知し、蓄熱量が大きい場合には、励磁コイルへの通電は電力制御モードを経ずに温度制御モードで立ち上げるので定着部材の温度のオーバーシュートは小さく抑えられる。また、蓄熱されている場合には最大電力を入力しない温度制御モードでも短いウォームアップタイムでも十分に加熱が可能である。逆に、定着装置が蓄熱されていない場合には、電力制御モードを選択してウォームアップタイムを短縮することができる。例えば、立ち上げ開始からファーストプリントまでの時間が30秒である。
請求項2の発明によれば、温度制御モードとして定着部材の目標温度に対するPID制御を用いることにより、第2温度検知手段で検知される定着部材の温度と目標温度との差分が大きいときには励磁コイルへ入力される電力が大きくなり、目標温度との差分が小さくなるにつれて入力される電力が小さくなるため、立ち上がり時間を短くしつつ、かつオーバーシュートを小さく抑えることができる。
請求項3の発明によれば、電力制御モードとして、当該定着装置に投入される最大電力で励磁コイルへ入力することができ、立ち上がり時間を短くすることができる。
請求項4の発明によれば、定着部材の温度が目標温度−差分値の温度に到達した時に、電力制御モードから温度制御モードに移行することで制御の遅れを補償し、定着部材の温度のオーバーシュートを小さく抑えることができる。
請求項5の発明によれば、定着部材の温度が目標温度に到達した後、所定時間だけ該定着部材の温度を維持させてから通紙開始するので、定着部材の温度が安定した領域で通紙することができる。
請求項6の発明によれば、オーバーシュートにより定着部材の温度が目標温度を超えた後、目標温度まで下がってから通紙を開始するので、温度が安定した領域で通紙することができる。
請求項7の発明によれば、フィードフォーワード制御を行って、通紙開始直後の定着部材の温度落込み分を補う電力を追加して励磁コイルに入力するので、通紙初期においても所望の温度に安定させた通紙が可能となる。
請求項8の発明によれば、装置立ち上げのときのウォームアップタイムを短縮しつつ定着部材の温度のオーバーシュートを抑制する定着装置を用いるので、装置を早期に立ち上げることができるとともに、安定した画像を形成することができる。
本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る定着装置の構成を示す概略図である。 図2の定着装置に用いる定着スリーブ及び定着ローラの構成を示す断面図である。 定着装置立ち上げ時の電力供給制御に関するフローチャート(1)である。 図4の制御のうち、励磁コイルへの通電開始から温度制御モードが選択されたときの定着部材の温度変化及び励磁コイルへの入力電力の変化を示す図である。 励磁コイルへの電力供給制御に関するフローチャート(2)である。 図6の制御のうち、通電開始時に電力制御モードが選択されて最大電力が入力され、その後温度制御モードによる通電制御が行われたときの定着部材の温度変化及び励磁コイルへの入力電力の変化を示す図である。 励磁コイルへの電力供給制御に関するフローチャート(3)である。 本発明に係る定着装置の他の構成(1)を示す断面図である。 本発明に係る定着装置の他の構成(2)を示す断面図である。 本発明に係る定着装置の他の構成(3)を示す断面図である。
以下に、本発明に係る定着装置及び画像形成装置について説明する。
まず、図1にて、本発明に係る画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのレーザープリンタの装置本体、3は画像情報に基づいた露光光Lを感光体ドラム18上に照射する露光部、4は装置本体1に着脱自在に設置される作像部としてのプロセスカートリッジ、7は感光体ドラム18上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、10は出力画像が載置される排紙トレイ、11,12は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、13は記録媒体Pを転写部7に搬送するレジストローラ、15は主として給紙部11,12の記録媒体Pとは異なるサイズの記録媒体Pを搬送する際に用いる手差し給紙部、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置を示す。
図1を参照して、画像形成装置における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、露光部3(書込部)から、画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、プロセスカートリッジ4の感光体ドラム18上に向けて発せられる。感光体ドラム18は図中の反時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム18上に画像情報に対応したトナー像が形成される。
その後、感光体ドラム18上に形成されたトナー像は、転写部7で、レジストローラ13により搬送された記録媒体P上に転写される。
一方、転写部7に搬送される記録媒体Pは、次のように動作する。まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部11,12のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部11が選択されたものとする)。なお、複数の給紙部11,12には、それぞれ、異なるサイズの記録媒体Pや、搬送方向の異なる同一サイズの記録媒体Pが、収納されている。
そして、給紙部11に収納された記録媒体Pの最上方の1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。その後、記録媒体Pは、搬送経路Kを通過してレジストローラ13の位置に達する。そして、レジストローラ13の位置に達した記録媒体Pは、感光体ドラム18上に形成されたトナー像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達した記録媒体Pは、定着スリーブ22と加圧ローラ23との間に送入されて、定着スリーブ22から受ける熱と加圧ローラ23から受ける圧力とによってトナー像が定着される。トナー像が定着された記録媒体Pは、定着スリーブ22と加圧ローラ23との間から送出された後に、出力画像として画像形成装置本体1から排出されて、排紙トレイ10上に載置される。こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。本画像形成装置1は単色の印刷用であるが、プロセスカートリッジ4をKCMYの4色を設置して像を形成することで、フルカラーの印刷が可能となる。
次に、画像形成装置本体1に設置される本発明に係る定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は、本発明に係る定着装置の構成を示す概略図である。
定着装置20は、磁束発生手段としての誘導加熱部30、定着部材及び発熱部材(加熱回転体ともいう)である定着スリーブ22、保持部材としての定着ローラ21、加圧部材(加圧回転体ともいう)である加圧ローラ23等で構成される。また、誘導加熱部30を制御する定着制御装置40を備える。
ここで、発熱部材としての定着スリーブ22は、図3に示すように、厚さが30〜50μmの金属材料からなる基材22a上に弾性層22b、離型層22cを順次形成したものであって、外径が40mmになっている。定着スリーブ22の基材22aを形成する材料としては、鉄、コバルト、ニッケル、又はこれらの合金等の磁性金属材料を用いることができる。
定着スリーブ22の弾性層22bは、シリコーンゴム等の弾性材料からなり、その厚さは150μmになっている。これにより、熱容量がそれ程大きくなく、定着ムラのない良好な定着画像を得ることができる。
定着スリーブ22の離型層22cは、PFA等のフッ素化合物をチューブ状に被覆したものであって、その厚さは50μmになっている。離型層22cは、トナー像(トナー)Tが直接的に接する定着スリーブ22表面のトナー離型性を高めるためのものである。
保持部材としての定着ローラ21は、ステンレス鋼等の金属材料からなる円筒状の芯金21a上に、シリコーン発泡体(発泡シリコーンゴム)からなる耐熱弾性層21bが形成されたものであって、外径が約40mmになっている。定着ローラ21の弾性層21bは、肉厚が9mmで、軸上におけるアスカー硬度が30〜50度となるように形成されている。定着ローラ21は、定着スリーブ22の内周面に当接して、薄肉の定着スリーブ22をローラ状に保持している。定着スリーブ22と定着ローラ21とは接着してもよいし、接着しなくてもよい。
加圧ローラ23は、アルミニウム、銅等の高熱伝導性金属材料からなる芯金23a上に、シリコーンゴム(ソリッドゴム)等の耐熱性弾性層23b、離型層(不図示である)が順次形成されたものであって、外径が40mmになっている。弾性層23bは、肉厚が2mmとなるように形成されている。離型層は、PFAチューブを被覆したものであって、厚さが50μmになるように形成されている。また、芯金23a内には装置立ち上げ時に消灯され、装置待機中に点灯されるハロゲンヒータなどのヒータ23hを内蔵している。また、加圧ローラ23は、加圧手段(不図示)により定着スリーブ22を介して定着ローラ21に圧接され、その圧接部が定着ローラ21側が凹んだニップ部を形成している。そして、このニップ部に、記録媒体Pが搬送されることになる。
磁束発生手段としての誘導加熱部30は、励磁コイル31、消磁コイル部34、コア部32、コイルガイド33(コイルハウジング)、等で構成される。
励磁コイル31は、定着スリーブ22の外周の一部を覆うように配設されたコイルガイド33上に細線を束ねたリッツ線を巻回して幅方向(図2の紙面垂直方向である)に延設したものである。
消磁コイル部34は、記録媒体幅方向に相当する位置関係で端部側に対称に配置され、励磁コイル31上に重なって配置されている。対称の位置にある消磁コイル部34同士の端は導線で連結され、一つの電流路を構成している。消磁コイル部34の両端は定着装置20外の不図示のリレーに接続されて閉回路を構成する。リレーは制御回路により開閉制御され、消磁コイル部34への通電をON/OFFする。
コイルガイド33は、耐熱性の高い樹脂材料等からなり、励磁コイル31、消磁コイル部34を保持する。
コア部32は、フェライト等の強磁性体(比透磁率が2500程度である)からなり、定着スリーブ22に向けて効率のよい磁束を形成するためにサイドコア32a、センターコア32b、アーチコア32cが設けられている。コア部32は、幅方向に延設された励磁コイル31に対向するように設置されている。
また、加圧ローラ23の温度を検知する第1温度検知手段36が設けられている。この第1温度検知手段36は、加圧ローラ23のローラ表面に接触して設けられるサーミスタであり、加圧ローラ23の表面温度を測定することにより、定着装置20の蓄熱状態を検知することが可能である。
あるいは、第1温度検知手段を定着スリーブ22近傍の部材に接触して雰囲気温度を測定するサーミスタとしてもよい(不図示)。これによっても定着装置20の蓄熱状態を検知することが可能である。
また、定着スリーブ22側には該定着スリーブ22の温度を検知する第2温度検知手段35が設けられている。この第2温度検知手段35は、定着スリーブ22の表面温度を非接触に測定するサーモパイルが好ましい。なお、第2温度検知手段35は、該第2温度検知手段35と定着スリーブ22間の空間の雰囲気温度を測定することができることから、この雰囲気温度から定着装置20の蓄熱状態を検知する第1温度検知手段として兼用することも可能である。
このように構成された定着装置20は、次のように動作する。
不図示の駆動モータによって、加圧ローラ23が図2の時計方向に回転駆動されると、定着スリーブ22も時計方向に回転する。このとき、定着スリーブ22を保持する定着ローラ21は、接着されていない場合には積極的に回転駆動されないことになる。そして、発熱部材及び定着部材としての定着スリーブ22は、誘導加熱部30との対向位置で、誘導加熱部30から発生される磁束によって加熱される。
詳しくは、商用電源90からの交流電圧はIH制御部41において整流回路によって整流されてインバータ回路42で高周波に変換される。そして、インバータ回路42から励磁コイル31に10kHz〜1MHz(好ましくは、20kHz〜800kHzである)の高周波交番電流を流すことで、励磁コイル31に対向する定着スリーブ22の近傍に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このように交番磁界が形成されることで、定着スリーブ22の基材22a(発熱部材、発熱層)に渦電流が生じて、基材22aはその電気抵抗によってジュール熱が発生して誘導加熱される。こうして、定着スリーブ22は、自身の基材22aの誘導加熱によって加熱される。
誘導加熱部30によって加熱された定着スリーブ22の表面は、加圧ローラ23とのニップ部に達する。そして、搬送される記録媒体P上の、未定着トナー像T(トナー)を加熱して溶融する。
詳しくは、先に説明した作像プロセスを経てトナー像Tを担持した記録媒体Pが、ガイド板24に案内されながら定着スリーブ22と加圧ローラ23との間のニップ部に送入される(矢印Y1の搬送方向の移動である)。そして、定着スリーブ22から受ける熱と加圧ローラ23から受ける圧力とによってトナー像Tが記録媒体Pに定着され、分離板25によって定着スリーブ22から分離されながら、記録媒体Pはニップ部から送出される。ニップ部を通過した定着スリーブ22表面は、その後に再び誘導加熱部30との対向位置に達する。
なお、小サイズ紙が連続通紙された場合には、消磁コイル部34は、リレーが短絡(ON)され、励磁コイル31とは逆向きの磁場が発生し、消磁コイル部34が配置された領域の磁場が減少し、非通紙領域での定着スリーブ22でのジュール熱の発生が抑制される。
このような一連の動作が連続的に繰り返されて、画像形成プロセスにおける定着工程が完了する。
なお、誘電加熱部30は、定着制御装置40により制御される。詳しくは、定着制御装置40には、誘導加熱部30に接続するIH制御部41が設けられている。また、IH制御部41には、インバータ回路42が備えられ、制御手段である定着制御部43が接続されている。また、定着制御部43には、加圧ローラ23の温度を検知する第1温度検知手段36と、定着スリーブ22の温度を検知する第2温度検知手段35が接続されている。さらに、IH制御部41及び定着制御部43は、商用電源90(例えば100V、15A)に接続されている。
ここで、定着制御部43は、誘導加熱部30の励磁コイル31に電力供給するIH制御部41の制御モードとして、電力制御モードと、温度制御モードとを有している。このうち、電力制御モードは、当該定着装置20に投入される最大電力で励磁コイル31への通電を行うことが好ましい。また、温度制御モードは、第2温度検知手段35で検知される定着部材(定着スリーブ22)の温度と該定着スリーブ22の目標温度との差分に応じて決定される励磁コイル31への投入電力で、該励磁コイル31への通電を行うPIDフィードバック制御(PI制御及びPD制御を含むPID(Proportional Integral Derivative)制御)であることが好ましい。
また、定着制御部43は、電力制御モード、温度制御モードの制御モードを切り替えて励磁コイル31への通電制御を行う機能を有する。すなわち、定着制御部43は、誘導加熱部30の励磁コイル31への通電開始の信号を受信した時、第1温度検知手段36により検知される加圧部材(加圧ローラ23)の温度が閾値温度より大、または第1温度検知手段と兼用とした第2温度検知手段35により検知される定着部材(定着スリーブ22)近傍の雰囲気温度が閾値雰囲気温度より大のときには前記第2温度検知手段35で検知される定着スリーブ22の温度に基づいて決定される電力を励磁コイル31に投入する温度制御モードを選択し、加圧ローラ23の温度が閾値温度以下、または定着スリーブ22材近傍の雰囲気温度が閾値雰囲気温度以下のときには所定の一定電力を連続して励磁コイル31に投入する電力制御モードを選択し、この選択した制御モードに基づいてIH制御部41を制御して励磁コイル31への通電を行う。
また、「励磁コイル31への通電開始の信号を受信した時」とは、ユーザの操作パネルの操作あるいはパソコンからの通信などにより画像形成装置1に印刷要求があり、これに基づいて定着装置20の定着制御装置40(定着制御部43)に通電開始の指示があった時である。
図4に基づいて、定着装置20立ち上げ時の励磁コイル31への電力供給の制御(1)について説明する。
図4は、装置立ち上げ時の電力供給制御に関するフローチャート(1)である。
画像形成装置1が待機モードまたはOFFモードにおいて印刷ジョブを受信すると、定着装置20では本フローチャートに従った電力供給の制御が開始される(START)。
(S11) まず、加圧部材である加圧ローラ23の温度を第1温度検知手段36で検知し、定着制御部43はこの温度と予め設定された閾値温度T1と比較する。この閾値温度T1は例えば80℃である。
(S12) 加圧ローラ23の温度が閾値温度T1以下であるとき(S11のNo)、定着制御部43は定着装置20における蓄熱は不十分であるとの判断に基づき電力制御モードを選択し、IH制御部41を制御して励磁コイル31への通電が開始され、定着スリーブ22の温度は急速に上昇する。このとき、入力電力値としては、電力制御モード最大電力(例えば、1200W(100V,12A))が励磁コイル31へ入力される。
(S13) 第2温度検知手段35で検知される定着スリーブ22の温度が、(定着スリーブ22の目標温度−所定の差分値)の温度に到達したか否かを判定し、到達していない限り(S13のNo)、電力制御モードによる制御を継続する。
(S14) 加圧ローラ23の温度が閾値温度T1より大であるとき(S11のYes)、定着制御部43は定着装置20における蓄熱は十分であるとの判断に基づき温度制御モードを選択する。あるいは、ステップS13においてスリーブ22の温度が、(定着スリーブ22の目標温度−所定の差分値)の温度以上のとき(S13のYes)、定着制御部43は前記電圧制御モードから温度制御モードに移行させる。この「所定の差分値」は、電圧制御モードから温度制御モードに移行しても、定着スリーブ22の温度が極力オーバーシュートしない程度に余裕をもたせるための温度差である。
このとき、IH制御部41から励磁コイル31へ入力される電力は定着スリーブ22の目標温度に対するPID制御が用いられ、励磁コイル31への入力電力値は次式(1)で与えられ、定着スリーブ22はさらに昇温される。なお、このときの入力最大電力は温度制御モード最大電力(例えば、950W)となる。
入力電力値=Kp{Tref−T}+Ki∫{Tref−T}dt+KdU・・・(1)
(ただし、Kp:比例定数、Ki:積分定数、Kd:微分定数、Tref:目標温度、T:第2温度検知手段35が検知する定着スリーブ22の温度、U:定着スリーブ22の昇温速度である。)
(S15) 定着制御部43において、第2温度検知手段35で検知される定着スリーブ22の温度が、定着スリーブ22の目標温度以上であるか否かが判定され、目標温度未満である限り(S15のNo)前記温度制御モードによる制御を継続する。
(S16) 定着スリーブ22の温度が定着スリーブ22の目標温度以上となるとき(S15のYes)、通紙を開始する。
図5は、図4の制御のうち、励磁コイル31への通電開始から温度制御モードが選択されたとき(ステップS11のYes以降の制御)の定着部材(定着スリーブ22)の温度変化及び励磁コイル31への入力電力の変化を示す図である。定着スリーブ22は、比較的短いウォームアップタイムで目標温度とされつつ、その目標温度に近づくにつれて入力電力が減少して、通紙前のオーバーシュートが抑えられており、通紙開始時から良好な画像形成が可能となっている。
なお、ここではステップS11で加圧ローラ23の温度と閾値温度T1を比較するものとしたが、これに代えて、定着スリーブ22近傍の部材に接触させたサーミスタや第2温度検知手段35により測定される定着スリーブ22近傍の雰囲気温度と閾値雰囲気温度T2とを比較して、同様の判定を行ってもよい。
つぎに、図6に基づいて、定着装置20立ち上げ時の励磁コイル31への電力供給の制御(2)について説明する。
図6は、励磁コイル31への電力供給制御に関するフローチャート(2)である。
画像形成装置1が待機モードにおいて印刷ジョブを受信すると、定着装置20では本フローチャートに従った電力供給の制御が開始される(START)が、ステップS21からステップS25までは、図4におけるステップS11からステップS15までの制御と同じであるため省略し、ステップS26以降について説明する。
(S26,27) 定着スリーブ22の温度が定着スリーブ22の目標温度以上となるとき(S25のYes)、すなわち定着スリーブ22の温度が該定着スリーブ22の目標温度に最初に到達した時、定着制御部43は、定着制御部43は所定時間(設定時間t1)の間、定着スリーブ22の目標温度に維持するようにIH制御部41を制御して励磁コイル31への通電制御を行い、その後通紙が開始される。
これは、図7に示すように、装置立ち上げの際(通電開始時に電力制御モードが選択されて最大電力が入力され、その後温度制御モードによる通電制御が行われたとき)に、定着スリーブ22の温度が該定着スリーブ22の目標温度に最初に到達した後に、若干オーバーシュートする場合があるため、所定時間の間、定着スリーブ22の目標温度に維持するように励磁コイル31への通電制御を行うことにより、立ち上げ時のオーバーシュートのところでの通紙を回避し、オーバーシュートが小さくなってから通紙を開始することにより良好な画像形成を得るものである。
なお、ステップS26,27ではこれに代えて、励磁コイル31への通電を開始し、第2温度検知手段35により検知される定着スリーブ22の温度が該定着スリーブ22の目標温度を最初に超えたとき、第2温度検知手段35により検知される定着スリーブ22の温度が再び定着スリーブ22の目標温度よりも低い温度になった時点で、通紙を開始するようにしてもよい。
(S28) ついで定着制御部43は、通紙を行うときにも前記温度制御モードを選択し、IH制御部41を制御して前記通紙を開始した時点から所定時間(設定時間t2)の間だけ該温度制御モードで決定される電力に所定電力分(△P)を加算して励磁コイル31への通電制御を行う。これは、設定時間t2の間、△Pを追加した設定電力P1を入力するフィードフォーワード制御を用いることにより、PIDフィードバック制御のみの応答性の遅れを補償し、通紙開始と同時に記録媒体Pが熱を奪うことによる温度落込みを防止するものである。
つぎに、図8に基づいて、定着装置20立ち上げ時の励磁コイル31への電力供給の制御(3)について説明する。
ここでは、定着装置20の蓄熱状態を加圧ローラ23の温度(第1温度検知手段36による検知温度、ここでは加圧サーミスタ温度とする)と定着スリーブ22近傍の雰囲気温度(定着スリーブ22近傍の部材に接触させたサーミスタまたは第2温度検知手段35による検知温度、ここでは定着サーミスタ雰囲気温度とする)によって判断する。具体的には、蓄熱状態の判定は以下のように行う。
(1)加圧サーミスタ温度≦閾値温度T1のとき、蓄熱状態=冷間
(2)加圧サーミスタ温度>閾値温度T1、かつ定着サーミスタ雰囲気温度≦閾値温度T2のとき、蓄熱状態=温間
(3)加圧サーミスタ温度>閾値温度T1、かつ定着サーミスタ雰囲気温度>閾値温度T2のとき、蓄熱状態=熱間
前記(1)の条件は、定着ユニット全体が冷えている状態(冷間)であり、(2)の条件は、加圧ローラ表面温度は高いが、定着ユニット全体の蓄熱量は小さい状態(温間)であり、(3)の条件は、定着ユニット全体の蓄熱量が大きい状態(熱間)である。
図8は、励磁コイル31への電力供給制御に関するフローチャート(3)である。
画像形成装置1が待機モードまたはOFFモードにおいて印刷ジョブを受信すると、定着装置20では本フローチャートに従った電力供給の制御が開始される(START)。
(S31) まず、加圧ローラ23の温度を第1温度検知手段36で検知し、定着制御部43はこの温度(加圧サーミスタ温度)と予め設定された閾値温度T1と比較する。
(S32) 加圧ローラ23の温度が閾値温度T1以下であるとき(S31のNo)、定着制御部43は定着装置20における蓄熱状態を冷間と判断して電力制御モードを選択し、IH制御部41を制御して励磁コイル31への通電が開始され、定着スリーブ22の温度は急速に上昇する。このとき、入力電力値としては、電力制御モード最大電力(例えば、1200W(100V,12A))が励磁コイル31へ入力される。
(S33) 第2温度検知手段35で検知される定着スリーブ22の温度(定着サーモパイル温度)が、(定着スリーブ22の目標温度−所定の差分値)の温度に到達したか否かを判定し、到達していない限り(S33のNo)、電力制御モードによる制御を継続する。
(S34) 加圧ローラ23の温度が閾値温度T1より大であるとき(S31のYes)、定着制御部43は定着スリーブ22近傍の雰囲気温度をサーミスタで検知し、定着制御部43はこの温度(定着サーミスタ温度)と予め設定された閾値温度T2と比較する。
定着スリーブ22近傍の雰囲気温度が閾値温度T2以下であるとき(S34のNo)、定着制御部43は定着装置20における蓄熱状態を温間と判断して電力制御モードを選択し(S32)、IH制御部41を制御して励磁コイル31への通電が開始され、定着スリーブ22の温度は上昇する。
(S35) 定着スリーブ22の雰囲気温度が閾値温度T2より大であるとき(S34のYes)、定着装置20における蓄熱状態を熱間と判断して温度制御モードを選択する。あるいは、ステップS33において定着スリーブ22の温度が、(定着スリーブ22の目標温度−所定の差分値)の温度以上のとき(S33のYes)、定着制御部43は前記電圧制御モードから温度制御モードに移行させる。このとき、励磁コイル31へ入力される電力は定着スリーブ22の目標温度に対するPID制御が用いられ、励磁コイル31への入力電力値は次式(1)で与えられる。
(S36) 第2温度検知手段35で検知される定着スリーブ22の温度(定着サーモパイル温度)が、定着スリーブ22の目標温度T3以上であるか否かが判定され、目標温度未満である限り(S36のNo)前記温度制御モードによる制御を継続する。
これ以降のステップS37〜S39は、図6のステップS26〜S28と同様の制御が行われる。
このように装置立ち上げ前の定着装置20の蓄熱状態(加圧ローラ23の温度や定着スリーブ22近傍の雰囲気温度)を検知し、蓄熱量が大きい場合(蓄熱状態=熱間のとき)には、励磁コイル31への通電は電力制御モードを経ずに温度制御モードで立ち上げるので定着スリーブ22の温度のオーバーシュートは小さく抑えられる。なお、蓄熱されている場合には最大電力を入力しない温度制御モードでも短いウォームアップタイムでも十分に加熱が可能である。逆に、定着装置20が蓄熱されていない場合(蓄熱状態=冷間、温間のとき)には、電力制御モードを選択してウォームアップタイムを短縮することができる。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
例えば、本発明では図3に示すように定着スリーブ22を定着部材とした構成であったが、図9に示すように、発熱する定着ベルトである定着発熱ベルト140を用い、定着発熱ベルト140を支持ローラ141と定着回転体142間に張架して回転駆動する構成としてもよい。また、図10に示すように、加熱ローラ143と定着回転体145との間に定着ベルト144を巻き掛けた構成とし、加熱ローラ143の熱を定着ベルト144を介して記録媒体Pに伝達するような構成としてもよい。また、加圧部材の変形例として、図11に示すように、図10に示した定着装置における加圧ローラ23の代わりに、加圧支持ローラ146と支持ローラ147との間に掛け回された加圧ベルト148とを備える構成としてもよい。
1 画像形成装置
20 定着装置
21 定着ローラ
21a 芯金
21b 弾性層
22 定着スリーブ
22a 基材
22b 弾性層
22c 離型層
23 加圧ローラ
23a 芯金
23b 弾性層
24 ガイド板
25 分離板
30 誘導加熱部
31 励磁コイル
32 コア部
32a サイドコア
32b センターコア
32c アーチコア
33 コイルガイド
34 消磁コイル部
35 第2温度検知手段(定着サーモパイル)
36 第1温度検知手段(加圧サーミスタ)
40 定着制御装置
41 IH制御部
42 インバータ回路
43 定着制御部
90 商用電源
140 定着発熱ベルト
141,147 支持ローラ
142,145 定着回転体
143 加熱ローラ
144 定着ベルト
146 加圧支持ローラ
特開2005−257945号公報 特開2006−058732号公報

Claims (8)

  1. 発熱部材を有する定着部材と、
    該定着部材と圧接してニップ部を形成する加圧部材と、
    前記発熱部材を誘導加熱する励磁コイルと、
    前記加圧部材の温度を検知する第1温度検知手段と、
    前記定着部材の温度を検知する第2温度検知手段と、
    前記定着部材近傍の雰囲気温度を検知する第3温度検知手段と、
    制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記励磁コイルへの通電開始の信号を受信した時、
    前記第1温度検知手段により検知される前記加圧部材の温度が閾値温度以下のときに蓄熱状態が冷間と判断し、
    前記加圧部材の温度が閾値温度より大きく、かつ前記定着部材近傍の雰囲気温度が閾値雰囲気温度以下のときに蓄熱状態が温間と判断し、
    前記加圧部材の温度が閾値温度より大きく、かつ前記定着部材近傍の雰囲気温度が閾値雰囲気温度より大きいときに蓄熱状態が熱間と判断し、
    蓄熱状態が冷間および温間の場合は、所定の一定電力を連続して前記励磁コイルに投入する電力制御モードを選択し、蓄熱状態が熱間の場合は、前記電力制御モードを経ずに、前記第2温度検知手段で検知される定着部材の温度に基づいて決定される電力を前記励磁コイルに投入する温度制御モードを選択して、前記励磁コイルへの通電制御を行い、
    かつ、前記電力制御モードから前記温度制御モードへ移行する際の基準となる温度、および前記温度制御モードの際の前記定着部材の目標温度は、前記第2温度検知手段で検知される定着部材の温度について設定されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記温度制御モードは、前記第2温度検知手段で検知される定着部材の温度と該定着部材の目標温度との差分に応じて決定される前記励磁コイルへの投入電力で、該励磁コイルへの通電を行うPIDフィードバック制御であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記電力制御モードは、当該定着装置に投入される最大電力で前記励磁コイルへの通電を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記制御手段は、前記電力制御モードを選択して前記励磁コイルへの通電を開始したとき、前記第2温度検知手段により検知される定着部材の温度が該定着部材の目標温度よりも所定差分値だけ低い温度に到達した時点で、前記温度制御モードに移行することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記励磁コイルへの通電を開始し、前記第2温度検知手段により検知される定着部材の温度が該定着部材の目標温度に最初に到達した時、前記制御手段が所定時間の間、定着部材の目標温度に維持する前記励磁コイルへの通電制御を行った後に、通紙を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記励磁コイルへの通電を開始し、前記第2温度検知手段により検知される定着部材の温度が該定着部材の目標温度を最初に超えたとき、前記第2温度検知手段により検知される定着部材の温度が再び定着部材の目標温度よりも低い温度になった時点で、通紙を開始することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記制御手段は、通紙を行うときに前記温度制御モードを選択し、前記通紙を開始した時点から所定時間の間だけ該温度制御モードで決定される電力に所定電力分を加算して前記励磁コイルへの通電制御を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2009065453A 2009-03-18 2009-03-18 定着装置及び画像形成装置 Active JP5504656B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009065453A JP5504656B2 (ja) 2009-03-18 2009-03-18 定着装置及び画像形成装置
EP10753426.5A EP2409198B1 (en) 2009-03-18 2010-03-02 Fixation device and image forming apparatus
CN201080011980.5A CN102356360B (zh) 2009-03-18 2010-03-02 定影装置和成像设备
US13/147,896 US8953967B2 (en) 2009-03-18 2010-03-02 Fixation device having temperature control and image forming apparatus including the same
KR1020117020898A KR101281063B1 (ko) 2009-03-18 2010-03-02 정착 장치 및 화상 형성 장치
PCT/JP2010/053724 WO2010106932A1 (en) 2009-03-18 2010-03-02 Fixation device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009065453A JP5504656B2 (ja) 2009-03-18 2009-03-18 定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010217620A JP2010217620A (ja) 2010-09-30
JP5504656B2 true JP5504656B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=42739595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009065453A Active JP5504656B2 (ja) 2009-03-18 2009-03-18 定着装置及び画像形成装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8953967B2 (ja)
EP (1) EP2409198B1 (ja)
JP (1) JP5504656B2 (ja)
KR (1) KR101281063B1 (ja)
CN (1) CN102356360B (ja)
WO (1) WO2010106932A1 (ja)

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8218991B2 (en) * 2006-11-21 2012-07-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing device for image forming apparatus
JP6121718B2 (ja) 2010-09-28 2017-04-26 積水化成品工業株式会社 樹脂粒子及びその製造方法、並びに、防眩フィルム、光拡散性樹脂組成物、及び外用剤
JP5625924B2 (ja) 2011-01-11 2014-11-19 株式会社リコー 電磁誘導加熱方式定着装置と画像形成装置
JP5796303B2 (ja) 2011-02-16 2015-10-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5760505B2 (ja) * 2011-02-25 2015-08-12 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5773151B2 (ja) 2011-08-17 2015-09-02 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5737629B2 (ja) 2011-12-26 2015-06-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6136220B2 (ja) 2011-12-27 2017-05-31 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP6136221B2 (ja) 2011-12-27 2017-05-31 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
US9063480B2 (en) 2011-12-28 2015-06-23 Ricoh Company, Limited Fixing device, image forming device, and separating member
JP5904325B2 (ja) 2011-12-28 2016-04-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5796711B2 (ja) 2011-12-28 2015-10-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5928783B2 (ja) 2012-01-11 2016-06-01 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5796714B2 (ja) 2012-01-13 2015-10-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5737520B2 (ja) 2012-01-13 2015-06-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5761524B2 (ja) 2012-01-13 2015-08-12 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5970828B2 (ja) 2012-01-19 2016-08-17 株式会社リコー 分離部材、定着装置、及び画像形成装置
JP6024108B2 (ja) 2012-01-19 2016-11-09 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5967468B2 (ja) 2012-01-24 2016-08-10 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP5943231B2 (ja) 2012-01-26 2016-07-05 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP6035668B2 (ja) 2012-01-27 2016-11-30 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP6052598B2 (ja) 2012-01-30 2016-12-27 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6051741B2 (ja) 2012-01-31 2016-12-27 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5751428B2 (ja) 2012-01-31 2015-07-22 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5963105B2 (ja) 2012-02-02 2016-08-03 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US9026024B2 (en) 2012-02-09 2015-05-05 Ricoh Company, Ltd. Fixing device capable of minimizing damage of endless rotary body and image forming apparatus incorporating same
JP6003619B2 (ja) 2012-02-09 2016-10-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6209311B2 (ja) 2012-02-09 2017-10-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6032525B2 (ja) 2012-02-09 2016-11-30 株式会社リコー 画像形成装置
JP6423994B2 (ja) 2012-02-09 2018-11-14 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6201312B2 (ja) 2012-02-09 2017-09-27 株式会社リコー 画像形成装置
JP6103679B2 (ja) 2012-02-09 2017-03-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5850326B2 (ja) 2012-02-09 2016-02-03 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5995132B2 (ja) 2012-02-09 2016-09-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5948923B2 (ja) 2012-02-09 2016-07-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5950152B2 (ja) 2012-03-22 2016-07-13 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP6632272B2 (ja) * 2015-09-08 2020-01-22 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10838332B2 (en) * 2016-07-21 2020-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Image heating device
US11415916B1 (en) 2021-03-22 2022-08-16 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with image former and fuser
JP2023008288A (ja) 2021-07-05 2023-01-19 株式会社リコー 画像形成装置

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56142563A (en) * 1980-04-07 1981-11-06 Canon Inc Fixing device
JPS60239787A (ja) * 1984-05-14 1985-11-28 Sharp Corp 加熱定着装置
US5600406A (en) * 1993-10-19 1997-02-04 Mita Industrial Co., Ltd. Fixing temperature control device
US5436430A (en) * 1993-12-06 1995-07-25 Eastman Kodak Company Roller fuser having a temperature control
JPH1138822A (ja) * 1997-07-24 1999-02-12 Sharp Corp 画像形成装置の定着装置
JP3403057B2 (ja) * 1998-02-27 2003-05-06 キヤノン株式会社 画像形成装置
US6346800B1 (en) * 1999-02-24 2002-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Power supply device and fixing device operating with the power supply device
JP2007299010A (ja) 2000-01-28 2007-11-15 Ricoh Co Ltd 定着装置
US6516166B2 (en) 2000-09-28 2003-02-04 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus
JP4659195B2 (ja) 2000-09-29 2011-03-30 キヤノン株式会社 定着装置および画像形成装置
JP2004078181A (ja) * 2002-06-21 2004-03-11 Canon Inc 定着装置および画像形成装置
JP4485833B2 (ja) * 2003-04-10 2010-06-23 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置
JP2005257945A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 像加熱装置
JP2006039027A (ja) 2004-07-23 2006-02-09 Canon Inc 画像形成装置
JP4578179B2 (ja) 2004-08-23 2010-11-10 株式会社リコー 定着装置、及び画像形成装置
JP4530771B2 (ja) * 2004-09-08 2010-08-25 株式会社リコー 定着装置、及び画像形成装置
JP5037871B2 (ja) * 2005-07-27 2012-10-03 キヤノン株式会社 定着装置
JP2007212893A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Seiko Epson Corp 定着装置の温度制御方法及びこれを用いた定着装置、画像形成装置
JP5063011B2 (ja) 2006-02-24 2012-10-31 株式会社リコー 定着制御装置、画像形成装置、および定着装置のウォームアップ時間制御方法
JP4844267B2 (ja) 2006-07-14 2011-12-28 富士ゼロックス株式会社 定着装置、及びこれを用いた画像形成装置
JP2008145871A (ja) 2006-12-12 2008-06-26 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP5015675B2 (ja) * 2007-06-27 2012-08-29 株式会社リコー 加熱装置および定着装置ならびに画像形成装置
JP5282378B2 (ja) * 2007-07-30 2013-09-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP4536096B2 (ja) 2007-09-06 2010-09-01 三菱電機株式会社 アンテナ装置
JP5065871B2 (ja) 2007-12-11 2012-11-07 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
EP2075645B1 (en) 2007-12-26 2014-11-05 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, and method of controlling warming-up time of image forming apparatus
JP5488861B2 (ja) 2007-12-26 2014-05-14 株式会社リコー 画像形成装置、および画像形成装置におけるウォームアップ時間制御方法
JP5286869B2 (ja) 2008-03-25 2013-09-11 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置
JP5648263B2 (ja) 2008-05-30 2015-01-07 株式会社リコー 画像形成装置
JP5458594B2 (ja) * 2008-06-03 2014-04-02 株式会社リコー 画像形成装置
JP5386858B2 (ja) 2008-06-03 2014-01-15 株式会社リコー 画像形成装置
JP2010066347A (ja) 2008-09-09 2010-03-25 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5445189B2 (ja) 2010-02-08 2014-03-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5471634B2 (ja) 2010-03-11 2014-04-16 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8953967B2 (en) 2015-02-10
JP2010217620A (ja) 2010-09-30
US20110293309A1 (en) 2011-12-01
EP2409198A1 (en) 2012-01-25
KR101281063B1 (ko) 2013-07-09
KR20110127192A (ko) 2011-11-24
EP2409198A4 (en) 2015-05-27
WO2010106932A1 (en) 2010-09-23
CN102356360B (zh) 2015-02-18
CN102356360A (zh) 2012-02-15
EP2409198B1 (en) 2020-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5504656B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5333194B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5707867B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5593973B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4319299B2 (ja) 画像形成装置および定着装置
JP5617431B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4356666B2 (ja) 加熱装置および定着装置
JP2007156171A (ja) 像加熱装置
JP2013174868A (ja) 画像加熱装置
JP2011033642A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2006171629A (ja) 像加熱装置
JP4218478B2 (ja) 電磁誘導加熱装置、定着装置及び電磁誘導加熱装置の制御方法
JP4510880B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007079064A (ja) 画像加熱装置
JPH10301442A (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP5282378B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2010204267A (ja) 誘導加熱定着装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2009156963A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5594411B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2002116656A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2002231428A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2016180957A (ja) 画像形成装置
JP2002072762A (ja) 定着装置
JP2023163769A (ja) 画像形成装置
JP2006208909A (ja) 定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140303

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5504656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151