JP2010146870A - 二次電池電極用バインダー - Google Patents
二次電池電極用バインダー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010146870A JP2010146870A JP2008323395A JP2008323395A JP2010146870A JP 2010146870 A JP2010146870 A JP 2010146870A JP 2008323395 A JP2008323395 A JP 2008323395A JP 2008323395 A JP2008323395 A JP 2008323395A JP 2010146870 A JP2010146870 A JP 2010146870A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- monomer
- weight
- polymerization
- binder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
【解決手段】 フッ素含有不飽和単量体0.02〜13重量%、脂肪族共役ジエン系単量体10〜38重量%、エチレン系不飽和カルボン酸単量体0.1〜10重量%およびこれらと共重合可能な他の単量体49〜88.88重量%から構成される単量体を乳化重合して得られた共重合体ラテックスからなる二次電池電極用バインダーおよび該二次電池電極用バインダーと二次電池電極用活物質を主として含有する二次電池電極用組成物。
【選択図】 なし
Description
(1)二次電池電極用活物質にポリマーバインダーを配合して二次電池電極用組成物を作製する際、粗大凝集物を発生させない配合時の安定性(以下、配合安定性と称する)。
(2)二次電池電極用組成物を塗布乾燥した後の電極を巻き取る工程での耐ブロッキング性(以下、耐ブロッキング性と称する)。
(3)電極を巻き取る工程での擦れやその後の裁断などで塗布された活物質層から活物質の微粉などが発生しない耐粉落ち適性(以下、耐粉落ち適性と称する)。
(4)二次電池電極用組成物の集電体金属箔に対する結着力(以下、結着力と称する)。
従来から、ポリマーバインダーとしてポリフッ化ビニリデンなどのフッ素系ポリマーがこの分野に利用されてきたが、前述の諸性能を十分満足させるレベルには至っていない。また、ポリフッ化ビニリデン以外のエマルジョン系バインダーも後述の特許文献などで種々提案されているが、前述の諸性能を満足できるバインダーは、未だ見出せていないのが実情である。
すなわち本発明は、フッ素含有不飽和単量体0.02〜13重量%、脂肪族共役ジエン系単量体10〜38重量%、エチレン系不飽和カルボン酸単量体0.1〜10重量%およびこれらと共重合可能な他の単量体49〜88.88重量%から構成される単量体を乳化重合して得られた共重合体ラテックスからなる電池電極用バインダーを提供するものである。
本発明における共重合体ラテックスは、フッ素含有不飽和単量体0.02〜13重量%、脂肪族共役ジエン系単量体10〜38重量%、エチレン系不飽和カルボン酸単量体0.1〜10重量%およびこれらと共重合可能な他の単量体49〜88.88重量%から構成される単量体を乳化重合して得られるものである。
CH2=CHR1−CO−O−R2
(ただし、R1は水素またはメチル基、R2はフッ素原子を含有する炭素数1〜12のフッ化炭化水素基である)
このようなフッ素含有単量体としては、例えば、フッ化アルキル(メタ)アクリレート、フッ化アリール(メタ)アクリレート、フッ化アラルキル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。それらの中でもフッ化アルキル(メタ)アクリレートが好ましい。このような単量体の具体例としては、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、β−(パーフルオロオクチル)エチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル(メタ)アクリレート、1H、1H、5H−オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、1H,1H,9H−パーフルオロ−1−ノニル(メタ)アクリレート、1H,1H,11H−パーフルオロウンデシル(メタ)アクリレート、パーフルオロオクチル(メタ)アクリレート、3[4〔1−トリフルオロメチル−2、2−ビス〔ビス(トリフルオロメチル)フルオロメチル〕エチニルオキシ〕ベンゾオキシ]2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどのパーフルオロアルキル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
特に2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、1H、1H、5H−オクタフルオロペンチルメタアクリレートが好ましい。
これらのフッ素含有不飽和単量体は、全単量体に対して0.02〜13重量%の範囲にある必要がある。フッ素含有不飽和単量体が0.02重量%未満では耐粉落ち適性、結着力が低下し、13重量%を超えると結着力が低下することに加えて、共重合体ラテックスを重合する際の安定性が低下し、ラテックス凝集物が増加する。好ましくは0.05〜10重量%、さらに好ましくは1〜10重量%である。
これらの脂肪族共役ジエン系単量体は、全単量体に対して10〜38重量%の範囲にある必要がある。脂肪族共役ジエン系単量体が10重量%未満では耐粉落ち適性と結着力が低下し、38重量%を超えると耐ブロッキング性が低下する。好ましくは15〜38重量%、
さらに好ましくは20〜35重量%である。
これらのエチレン系不飽和カルボン酸単量体は、全単量体に対して0.1〜10重量%の範囲にある必要がある。エチレン系不飽和カルボン酸単量体が0.1重量%未満では共重合体ラテックスを重合する際の安定性が低下し、ラテックス凝集物が増加する。10重量%を超えると共重合体ラテックス製造時に粘度が高くなりすぎて、撹拌不良となり、安定に重合工程を進めることが出来ない。好ましくは0.5〜10重量%、更に好ましくは1.0〜9重量%である。
ステンレス製耐圧重合反応機に、減圧下で純水120部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.15部、ブタジエン10部、メチルメタクリレート2部、アクリロニトリル5部、スチレン5部、2、2、2−トリフルオロエチルメタアクリレート8部、メタクリル酸2.0部、イタコン酸2部、t−ドデシルメルカプタン0.30部、シクロヘキセン4.0部、過硫酸カリウム0.7部を仕込み30℃で重合を開始した。重合開始から60分かけて、重合温度を70℃に上昇させた。重合開始60分後から360分後までは、ブタジエン20部、アクリロニトリル5部、スチレン41部、純水10部、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物(DIC株式会社製メガファックF−445)0.25部を300分間連続添加しながら、重合温度を70℃から75℃に徐々に上昇させながら重合を継続した。重合開始360分後から600分後までは、重合温度を75℃に保って重合を継続した。重合開始600分後以降に重合転化率が97%を超えたことを確認して、槽内温度を35℃以下に冷却し、水酸化ナトリウム0.4部と水酸化カリウム0.2部を加えた後、水蒸気蒸留によって未反応単量体を除去して共重合体ラテックス1を得た。
共重合体ラテックス1の数平均粒子径は220nm、pH7.2、ゲル含有率85%、ラテックス凝集物重量0.002%であった。
ステンレス製耐圧重合反応機に、減圧下で純水135部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.3部、ブタジエン10部、アクリロニトリル5部、スチレン10部、アクリル酸4.0部、メタクリル酸3.0部、1H、1H、5H−オクタフルオロペンチルメタアクリレート3.0部、t−ドデシルメルカプタン0.20部、シクロヘキセン2.0部、α−スチレンダイマー0.50部、硫酸第一鉄0.002部、L−アスコルビン酸0.05部、エチレンジアミン四酢酸0.01部、t−ブチルハイドロパーオキサイド0.15部を仕込み35℃で重合を開始した。重合開始から60分かけて、重合温度を55℃に上昇させた。重合開始60分後から360分後までは、ブタジエン10部、スチレン55部、純水15部、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物(DIC株式会社製メガファックF−445)0.30部を300分間連続添加しながら、重合温度を55℃から70℃に徐々に上昇させながら重合を継続した。重合開始360分後から600分後までは、純水15部、過硫酸カリウム0.2部を240分間連続添加しながら、重合温度を70℃に保って重合を継続した。重合開始600分後以降に重合転化率が97%を超えたことを確認して、槽内温度を35℃以下に冷却し、水酸化カリウム0.8部を加えた後、水蒸気蒸留によって未反応単量体を除去して共重合体ラテックス2を得た。
共重合体ラテックス2の数平均粒子径は160nm、pH8.0、ゲル含有率75%、ラテックス凝集物重量0.001%であった。
ステンレス製耐圧重合反応機に、減圧下で純水140部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.20部、ブタジエン10部、メチルメタクリレート5部、アクリロニトリル15部、メタクリル酸5.0部、2、2、2−トリフルオロエチルメタアクリレート2部、t−ドデシルメルカプタン0.50部、α−メチルスチレンダイマー0.7部、過硫酸カリウム0.85部を仕込み30℃で重合を開始した。重合開始から60分かけて、重合温度を70℃に上昇させた。重合開始60分後から360分後までは、ブタジエン23部、メチルメタクリレート21部、アクリロニトリル7部、スチレン12部、純水10部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(花王製ペレックスSS−L)0.3部、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物(DIC株式会社製メガファックF−445)0.1部を300分間連続添加しながら、重合温度を70℃から75℃に徐々に上昇させながら重合を継続した。重合開始360分後から600分後までは、重合温度を75℃に保って重合を継続した。重合開始600分後以降に重合転化率が97%を超えたことを確認して、槽内温度を35℃以下に冷却し、水酸化ナトリウム0.7部を加えた後、水蒸気蒸留によって未反応単量体を除去して共重合体ラテックス3を得た。
共重合体ラテックス3の数平均粒子径は190nm、pH8.2、ゲル含有率65%、ラテックス凝集物重量0.003%であった。
ステンレス製耐圧重合反応機に、減圧下で純水120部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(花王製ペレックスSS−L)0.30部、ブタジエン9部、アクリロニトリル5部、スチレン15部、アクリル酸4部、イタコン酸1部、t−ドデシルメルカプタン0.60部、シクロヘキセン6.0部、αスチレンダイマー0.80部、硫酸第一鉄0.003部、L−アスコルビン酸0.07部、エチレンジアミン四酢酸0.005部、t−ブチルハイドロパーオキサイド0.25部を仕込み30℃で重合を開始した。重合開始から60分かけて、重合温度を50℃に上昇させた。重合開始60分後から360分後までは、ブタジエン11部、アクリロニトリル5部、スチレン50部、純水15部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.15部を300分間連続添加しながら、重合温度を50℃から70℃に徐々に上昇させながら重合を継続した。重合開始360分後から600分後までは、純水10部、過硫酸カリウム0.15部を240分間連続添加しながら、重合温度を70℃に保って重合を継続した。重合開始600分後以降に重合転化率が97%を超えたことを確認して、槽内温度を35℃以下に冷却し、水酸化カリウム0.7部を加えた後、水蒸気蒸留によって未反応単量体を除去して共重合体ラテックス4を得た。
共重合体ラテックス4の数平均粒子径は150nm、pH8.5、ゲル含有率64%、ラテックス凝集物重量0.005%であった。
ステンレス製耐圧重合反応機に、減圧下で純水135部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.20部、ブタジエン6部、アクリロニトリル2部、スチレン10部、アクリル酸3.0部、2、2、2−トリフルオロエチルメタアクリレート15部、t−ドデシルメルカプタン0.10部、シクロヘキセン2.0部、過硫酸カリウム0.7部を仕込み30℃で重合を開始した。重合開始から60分かけて、重合温度を70℃に上昇させた。重合開始60分後から360分後までは、ブタジエン14部、アクリロニトリル3部、スチレン47部、純水10部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(花王製ペレックスSS−L)0.10部を300分間連続添加しながら、重合温度を70℃から75℃に徐々に上昇させながら重合を継続した。重合開始360分後から600分後までは、重合温度を75℃に保って重合を継続した。重合開始600分後以降に重合転化率が97%を超えたことを確認して、槽内温度を35℃以下に冷却し、水酸化ナトリウム0.3部、水酸化カリウム0.3部を加えた後、水蒸気蒸留によって未反応単量体を除去して共重合体ラテックス5を得た。
共重合体ラテックス5の数平均粒子径は180nm、pH8.0、ゲル含有率78%、ラテックス凝集物重量0.456%であった。
ステンレス製耐圧重合反応機に、減圧下で純水100部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(花王製ペレックスSS−L)0.20部、ブタジエン3部、メチルメタクリレート10部、アクリロニトリル5部、スチレン3部、アクリル酸2.0部、メタクリル酸4.0部、2、2、2−トリフルオロエチルメタアクリレート5.0部、t−ドデシルメルカプタン0.60部、シクロヘキセン6.0部、αスチレンダイマー0.80部、硫酸第一鉄0.002部、L−アスコルビン酸0.05部、エチレンジアミン四酢酸0.010部、t−ブチルハイドロパーオキサイド0.20部を仕込み30℃で重合を開始した。重合開始から60分かけて、重合温度を50℃に上昇させた。重合開始60分後から360分後までは、ブタジエン4部、メチルメタクリレート4部、アクリロニトリル10部、スチレン50部、純水15部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.30部を300分間連続添加しながら、重合温度を50℃から70℃に徐々に上昇させながら重合を継続した。重合開始360分後から600分後までは、純水10部、過硫酸カリウム0.30部を240分間連続添加しながら、重合温度を70℃に保って重合を継続した。重合開始600分後以降に重合転化率が97%を超えたことを確認して、槽内温度を35℃以下に冷却し、水酸化カリウム0.8部を加えた後、水蒸気蒸留によって未反応単量体を除去して共重合体ラテックス6を得た。
共重合体ラテックス6の数平均粒子径は170nm、pH7.2、ゲル含有率42%、ラテックス凝集物重量0.052%であった。
ステンレス製耐圧重合反応機に、減圧下で純水100部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(花王製ペレックスSS−L)0.35部、ブタジエン15部、メチルメタクリレート7部、アクリロニトリル10部、スチレン3部、メタクリル酸1.0部、イタコン酸1.0部、2、2、2−トリフルオロエチルメタアクリレート3.0部、t−ドデシルメルカプタン1.0部、シクロヘキセン10部、αスチレンダイマー0.40部、硫酸第一鉄0.002部、L−アスコルビン酸0.05部、エチレンジアミン四酢酸0.010部、t−ブチルハイドロパーオキサイド0.20部を仕込み30℃で重合を開始した。重合開始から60分かけて、重合温度を50℃に上昇させた。重合開始60分後から360分後までは、ブタジエン25部、メチルメタクリレート19部、アクリロニトリル11部、スチレン5部、純水15部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.15部を300分間連続添加しながら、重合温度を50℃から70℃に徐々に上昇させながら重合を継続した。重合開始360分後から600分後までは、純水10部、過硫酸カリウム0.30部を240分間連続添加しながら、重合温度を70℃に保って重合を継続した。重合開始600分後以降に重合転化率が97%を超えたことを確認して、槽内温度を35℃以下に冷却し、水酸化ナトリウム0.7部を加えた後、水蒸気蒸留によって未反応単量体を除去して共重合体ラテックス7を得た。
共重合体ラテックス7の数平均粒子径は190nm、pH8.0、ゲル含有率56%、ラテックス凝集物重量0.023%であった。
ステンレス製耐圧重合反応機に、減圧下で純水120部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.10部、ブタジエン10部、スチレン10部、1H、1H、5H−オクタフルオロペンチルメタアクリレート5.0部、t−ドデシルメルカプタン0.50部、シクロヘキセン8.0部、過硫酸カリウム0.5部を仕込み30℃で重合を開始した。重合開始から60分かけて、重合温度を70℃に上昇させた。重合開始60分後から360分後までは、ブタジエン20部、アクリロニトリル2部、スチレン53部、純水10部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(花王製ペレックスSS−L)0.25部を300分間連続添加しながら、重合温度を70℃から75℃に徐々に上昇させながら重合を継続する予定であったが、重合開始120分後で反応系内に多量のラテックス凝集物が発生したため、重合停止剤を添加して、反応を中止した。
ステンレス製耐圧重合反応機に、減圧下で純水120部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.50部、ブタジエン10部、メチルメタクリレート2部、アクリロニトリル1部、スチレン5部、メタクリル酸6.0部、アクリル酸6.0部、2、2、2−トリフルオロエチルメタアクリレート2.0部、t−ドデシルメルカプタン0.30部、シクロヘキセン4.0部、過硫酸カリウム1.0部を仕込み30℃で重合を開始した。重合開始から60分かけて、重合温度を70℃に上昇させた。重合開始60分後から360分後までは、ブタジエン25部、アクリロニトリル5部、スチレン38部、純水10部、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(花王製ペレックスSS−L)0.60部を300分間連続添加しながら、重合温度を70℃から75℃に徐々に上昇させながら重合を継続しようとしたが、重合開始240分後でラテックスの粘度上昇のため撹拌が不能となり、重合停止剤を添加して、反応を中止した。
共重合体ラテックスの数平均粒子径は動的光散乱法により測定した。尚、測定に際しては、LPA−3000/3100(大塚電子製)を使用した。
固形分重量濃度測定済みの共重合体ラテックス500gを重量既知の200メッシュステンレス金網でろ過し、120℃で60分乾燥する。メッシュ上に捕捉されたラテックス凝集物の重量を秤量し、試料重量の固形分重量で除した重量%をラテックス凝集物重量とした。
室温雰囲気にて共重合体ラテックスフィルムを作成する。その後ラテックスフィルム約1gを秤量しXgとする。これを400ccのトルエンに入れ48時間膨張溶解させる。その後、これを秤量済みの300メッシュの金網で濾過し、その後トルエンを蒸発乾燥させ、その乾燥後重量からメッシュ重量を減じて、試料の乾燥後重量を秤量しYgとする。ゲル含有率は次の式(1)より求めた。単位は重量%である。
式(1)ゲル含有率 = Y/X*100
二次電池電極用活物質としては、粒子径が1〜35nmの人造黒鉛を使用し、人造黒鉛を100重量部にスラリー増粘剤としてカルボキシメチルセルロースを2重量部、共重合体ラテックス4部とを全固形分が50重量%となるように適量の水を加えて混練し、二次電池電極用組成物を調製した。
二次電池電極用組成物を集電体となる厚さ20μmの銅箔の両面に塗布し、120℃で5時間乾燥した。乾燥した熱プレスで圧縮成型する前の10cm四方の電極を3枚切り出し、肉眼で認識できる粗大凝集物の個数を3枚表裏全てについてカウントし、その総個数により次のように評価した。結果を表1に示した。
◎:粗大凝集物が3個以下で優秀
○:粗大凝集物が4個〜10個で良好
△:粗大凝集物が11個〜20個でやや不良
×:粗大凝集物が21個以上で不良
配合安定性の評価と同様に作製した電極を120℃の熱プレスで5分間圧縮し成型した。その電極表面にナイフを用いて、活物質層から集電体に達する深さまでの切り込みを2mm間隔で縦横それぞれ6本入れて碁盤目状に25マスの切り込みをいれた。この切り込みを入れた部分の表面に粘着テープを貼り付けて直ちに引き剥がし、活物質層が脱落したマス目の数をカウントした。この操作を5つの試料について1回ずつ実施して、合計125マスの内、脱落したマス目の個数をカウントし、この個数により次のように評価した。結果を表1に示した。
◎:脱落したマスが無く優秀
○:脱落したマスが1個〜20個で良好
△:脱落したマスが21個〜50個でやや不良
×:脱落したマスが51個以上で不良
配合安定性の評価と同様に作製した電極を5cm四方に切り出し、5枚重ねて80℃の熱プレスで48時間圧縮した。圧縮から開放した際の様子から、官能的に次のように評価した。結果を表1に示した。
◎:指で軽く弾かなくても5枚全部がバラバラになる。優秀。
○:指で軽く弾けば5枚全部がバラバラになる。良好。
△:指で軽く弾いても5枚全部がバラバラにならない。やや不良。
×:指で軽く弾いても1枚もバラバラにならない。不良。
配合安定性の評価と同様に作製した電極を10cm×5cmの長方形に切り出し、5枚重ねた。実験台の上に市販の上質紙を置き、その上に100メッシュのステンレスメッシュを置いた。そのメッシュ上で5枚重ねた電極試験片をハサミで1cm間隔ごとに切断し、その際にこぼれ落ちた活物質粉末の状態を観察した。その観察結果によって次のように評価した。結果を表1に示した。
◎:まったく粉落ちが無い。優秀。
○:ごくわずかに粉落ちが観察される。良好。
△:少し多く粉落ちが観察される。やや不良。
×:多量の粉落ちが観察される。不良。
Claims (5)
- フッ素含有不飽和単量体0.02〜13重量%、脂肪族共役ジエン系単量体10〜38重量%、エチレン系不飽和カルボン酸単量体0.1〜10重量%およびこれらと共重合可能な他の単量体49〜88.88重量%から構成される単量体を乳化重合して得られた共重合体ラテックスからなる二次電池電極用バインダー。
- フッ素含有不飽和単量体0.02〜13重量%、脂肪族共役ジエン系単量体10〜38重量%、エチレン系不飽和カルボン酸単量体0.1〜10重量%およびシアン化ビニル系単量体1〜30重量%およびこれらと共重合可能な他の単量体19〜87.88重量%から構成される単量体を乳化重合して得られた共重合体ラテックスからなる二次電池電極用バインダー。
- フッ素含有単量体が、次式で表される化合物である請求項1又は2記載の二次電池電極用バインダー。
CH2=CHR1−CO−O−R2
(ただし、R1は水素またはメチル基、R2はフッ素原子を含有する炭素数1〜12のフッ化炭化水素基である) - 単量体100重量部に対してフッ素系界面活性剤0.01重量部以上の存在下で乳化重合して得られた請求項1〜3何れかに記載の共重合体ラテックスからなる二次電池電極用バインダー。
- 請求項1〜4何れかに記載された二次電池電極用バインダーと二次電池電極用活物質を主として含有する二次電池電極用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008323395A JP2010146870A (ja) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | 二次電池電極用バインダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008323395A JP2010146870A (ja) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | 二次電池電極用バインダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010146870A true JP2010146870A (ja) | 2010-07-01 |
Family
ID=42567058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008323395A Pending JP2010146870A (ja) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | 二次電池電極用バインダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010146870A (ja) |
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012039366A1 (ja) * | 2010-09-24 | 2012-03-29 | Jsr株式会社 | 電極用バインダー組成物 |
JP2012119214A (ja) * | 2010-12-02 | 2012-06-21 | Konica Minolta Holdings Inc | リチウムイオン二次電池用負極材、及びそれを用いたリチウムイオン二次電池 |
WO2012090669A1 (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Jsr株式会社 | 電極用バインダー組成物、電極用スラリー、電極、電気化学デバイス、ならびに電極用バインダー組成物の製造方法および保管方法 |
WO2012115096A1 (ja) | 2011-02-23 | 2012-08-30 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池用負極、二次電池、負極用スラリー組成物及び二次電池用負極の製造方法 |
WO2013018862A1 (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-07 | 日本ゼオン株式会社 | 電気化学素子電極用複合粒子、電気化学素子電極材料、電気化学素子電極、及び電気化学素子 |
WO2013031690A1 (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池負極用バインダー組成物、二次電池用負極、負極用スラリー組成物、製造方法及び二次電池 |
WO2013062088A1 (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-02 | 日本ゼオン株式会社 | 導電性接着剤組成物、接着剤層付集電体および電気化学素子電極 |
JP2013084502A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Jsr Corp | 電極用バインダー組成物 |
WO2013080938A1 (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-06 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池用電極、リチウムイオン二次電池及びスラリー組成物、並びにリチウムイオン二次電池用電極の製造方法 |
CN103181008A (zh) * | 2010-08-24 | 2013-06-26 | 日本瑞翁株式会社 | 二次电池负极用粘合剂组合物、二次电池负极用浆料组合物、二次电池负极、二次电池及二次电池负极用粘合剂组合物的制造方法 |
WO2014024967A1 (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-13 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池負極用スラリー組成物 |
US20140272523A1 (en) * | 2011-10-18 | 2014-09-18 | Jsr Corporation | Protective film and composition for preparing the same, slurry, and electrical storage device |
CN104272508A (zh) * | 2012-08-09 | 2015-01-07 | 日本瑞翁株式会社 | 二次电池用负极、二次电池、浆料组合物及制造方法 |
KR20150021018A (ko) * | 2012-05-25 | 2015-02-27 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지 |
KR20150040250A (ko) * | 2012-07-31 | 2015-04-14 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지 전극용의 슬러리 조성물, 리튬 이온 2 차 전지용 전극 및 리튬 이온 2 차 전지 |
KR20150043247A (ko) | 2012-08-10 | 2015-04-22 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지용 다공막 조성물, 리튬 이온 2 차 전지용 세퍼레이터, 리튬 이온 2 차 전지용 전극, 리튬 이온 2 차 전지, 리튬 이온 2 차 전지용 세퍼레이터의 제조 방법 및 리튬 이온 2 차 전지용 전극의 제조 방법 |
JP2015111575A (ja) * | 2014-12-24 | 2015-06-18 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池負極用バインダー組成物、二次電池負極用スラリー組成物、二次電池用負極、二次電池及び二次電池負極用バインダー組成物の製造方法 |
JP2015128069A (ja) * | 2015-01-28 | 2015-07-09 | 日立化成株式会社 | バインダ樹脂組成物、エネルギーデバイス用電極及びエネルギーデバイス |
KR20160037949A (ko) | 2013-07-24 | 2016-04-06 | 니폰 에이 엔 엘 가부시키가이샤 | 전극용 바인더, 전극용 조성물 및 전극 시트 |
JP2016072235A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | Jsr株式会社 | 正極用スラリー、蓄電デバイス正極の製造方法、及び蓄電デバイスの製造方法 |
JP2016072234A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | Jsr株式会社 | 正極用スラリー、蓄電デバイス正極、蓄電デバイス正極の製造方法、蓄電デバイス、及び蓄電デバイスの製造方法 |
WO2016084364A1 (ja) * | 2014-11-25 | 2016-06-02 | 日本ゼオン株式会社 | 非水系二次電池用バインダー、非水系二次電池機能層用組成物、非水系二次電池用機能層および非水系二次電池 |
KR20160084053A (ko) * | 2015-01-05 | 2016-07-13 | 주식회사 엘지화학 | 리튬 이차전지용 바인더 및 이를 포함하는 리튬 이차전지 |
JPWO2014061803A1 (ja) * | 2012-10-19 | 2016-09-05 | 旭硝子株式会社 | 蓄電デバイス用バインダー組成物の製造方法 |
JP2017069108A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池電極用スラリー組成物、リチウムイオン二次電池用電極およびリチウムイオン二次電池 |
WO2020137594A1 (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-02 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池電極用バインダー組成物、二次電池電極用導電材ペースト組成物、二次電池電極用スラリー組成物、二次電池用電極、及び二次電池 |
US11817582B2 (en) | 2018-01-04 | 2023-11-14 | Lg Chem, Ltd. | Binder composition for secondary battery, and electrode slurry composition, electrode and secondary battery including same |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1053682A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-02-24 | Daikin Ind Ltd | 含フッ素ポリマー水性分散体又はオルガノゾルの製造方法及びその分散体又はオルガノゾルを用いて製造した電池 |
JPH10302800A (ja) * | 1997-04-28 | 1998-11-13 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 電池用バインダー溶液、これを含有する電極合剤、およびそれを用いた電極構造体ならびに電池 |
JPH1125989A (ja) * | 1997-07-04 | 1999-01-29 | Jsr Corp | 電池電極用バインダー |
JP2000299109A (ja) * | 1999-04-15 | 2000-10-24 | Nippon Zeon Co Ltd | リチウムイオン二次電池電極用バインダー組成物及びその利用 |
JP2002042819A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-08 | Nippon Zeon Co Ltd | 二次電池電極用バインダー、二次電池電極および二次電池 |
JP2002256129A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-09-11 | Sanyo Chem Ind Ltd | 電気化学素子の電極用結合剤および電極の製造方法 |
JP2002319402A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Nippon A & L Kk | 二次電池負極用バインダーおよび二次電池電極用組成物 |
-
2008
- 2008-12-19 JP JP2008323395A patent/JP2010146870A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1053682A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-02-24 | Daikin Ind Ltd | 含フッ素ポリマー水性分散体又はオルガノゾルの製造方法及びその分散体又はオルガノゾルを用いて製造した電池 |
JPH10302800A (ja) * | 1997-04-28 | 1998-11-13 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 電池用バインダー溶液、これを含有する電極合剤、およびそれを用いた電極構造体ならびに電池 |
JPH1125989A (ja) * | 1997-07-04 | 1999-01-29 | Jsr Corp | 電池電極用バインダー |
JP2000299109A (ja) * | 1999-04-15 | 2000-10-24 | Nippon Zeon Co Ltd | リチウムイオン二次電池電極用バインダー組成物及びその利用 |
JP2002042819A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-08 | Nippon Zeon Co Ltd | 二次電池電極用バインダー、二次電池電極および二次電池 |
JP2002256129A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-09-11 | Sanyo Chem Ind Ltd | 電気化学素子の電極用結合剤および電極の製造方法 |
JP2002319402A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Nippon A & L Kk | 二次電池負極用バインダーおよび二次電池電極用組成物 |
Cited By (57)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103181008A (zh) * | 2010-08-24 | 2013-06-26 | 日本瑞翁株式会社 | 二次电池负极用粘合剂组合物、二次电池负极用浆料组合物、二次电池负极、二次电池及二次电池负极用粘合剂组合物的制造方法 |
JP5083586B2 (ja) * | 2010-09-24 | 2012-11-28 | Jsr株式会社 | 電極用バインダー組成物 |
TWI469433B (zh) * | 2010-09-24 | 2015-01-11 | Jsr Corp | Electrode binder composition |
WO2012039366A1 (ja) * | 2010-09-24 | 2012-03-29 | Jsr株式会社 | 電極用バインダー組成物 |
CN103140970A (zh) * | 2010-09-24 | 2013-06-05 | Jsr株式会社 | 电极用粘合剂组合物 |
KR101299285B1 (ko) * | 2010-09-24 | 2013-08-23 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 전극용 결합제 조성물 |
JP2012119214A (ja) * | 2010-12-02 | 2012-06-21 | Konica Minolta Holdings Inc | リチウムイオン二次電池用負極材、及びそれを用いたリチウムイオン二次電池 |
WO2012090669A1 (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Jsr株式会社 | 電極用バインダー組成物、電極用スラリー、電極、電気化学デバイス、ならびに電極用バインダー組成物の製造方法および保管方法 |
KR101373976B1 (ko) | 2010-12-28 | 2014-03-12 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 전극용 결합제 조성물, 전극용 슬러리, 전극, 전기 화학 디바이스, 및 전극용 결합제 조성물의 제조 방법 및 보관 방법 |
WO2012115096A1 (ja) | 2011-02-23 | 2012-08-30 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池用負極、二次電池、負極用スラリー組成物及び二次電池用負極の製造方法 |
CN103384932A (zh) * | 2011-02-23 | 2013-11-06 | 日本瑞翁株式会社 | 二次电池用负极、二次电池、负极用浆料组合物及二次电池用负极的制造方法 |
WO2013018862A1 (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-07 | 日本ゼオン株式会社 | 電気化学素子電極用複合粒子、電気化学素子電極材料、電気化学素子電極、及び電気化学素子 |
US10224549B2 (en) | 2011-08-30 | 2019-03-05 | Zeon Corporation | Binder composition for secondary battery negative electrode, negative electrode for secondary battery, negative electrode slurry composition, manufacturing method, and secondary battery |
CN103782426A (zh) * | 2011-08-30 | 2014-05-07 | 日本瑞翁株式会社 | 二次电池负极用粘合剂组合物、二次电池用负极、负极用浆料组合物、制造方法及二次电池 |
WO2013031690A1 (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池負極用バインダー組成物、二次電池用負極、負極用スラリー組成物、製造方法及び二次電池 |
JPWO2013031690A1 (ja) * | 2011-08-30 | 2015-03-23 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池負極用バインダー組成物、二次電池用負極、負極用スラリー組成物、製造方法及び二次電池 |
JP2013084502A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Jsr Corp | 電極用バインダー組成物 |
US9522995B2 (en) * | 2011-10-18 | 2016-12-20 | Jsr Corporation | Protective film and composition for preparing the same, slurry, and electrical storage device |
US20140272523A1 (en) * | 2011-10-18 | 2014-09-18 | Jsr Corporation | Protective film and composition for preparing the same, slurry, and electrical storage device |
WO2013062088A1 (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-02 | 日本ゼオン株式会社 | 導電性接着剤組成物、接着剤層付集電体および電気化学素子電極 |
CN103890124A (zh) * | 2011-10-27 | 2014-06-25 | 日本瑞翁株式会社 | 导电性粘接剂组合物、带粘接剂层的集电体及电化学元件电极 |
JPWO2013062088A1 (ja) * | 2011-10-27 | 2015-04-02 | 日本ゼオン株式会社 | 導電性接着剤組成物、接着剤層付集電体および電気化学素子電極 |
US9461308B2 (en) | 2011-11-29 | 2016-10-04 | Zeon Corporation | Electrode for lithium ion secondary battery, lithium ion secondary battery, slurry composition, and method for producing electrode for lithium ion secondary battery |
JPWO2013080938A1 (ja) * | 2011-11-29 | 2015-04-27 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池用電極、リチウムイオン二次電池及びスラリー組成物、並びにリチウムイオン二次電池用電極の製造方法 |
CN104011919A (zh) * | 2011-11-29 | 2014-08-27 | 日本瑞翁株式会社 | 锂离子二次电池用电极、锂离子二次电池、浆料组合物、以及锂离子二次电池用电极的制造方法 |
US20140342226A1 (en) * | 2011-11-29 | 2014-11-20 | Zeon Corporation | Electrode for lithium ion secondary battery, lithium ion secondary battery, slurry composition, and method for producing electrode for lithium ion secondary battery |
KR20140106614A (ko) | 2011-11-29 | 2014-09-03 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지용 전극, 리튬 이온 2 차 전지 및 슬러리 조성물, 그리고 리튬 이온 2 차 전지용 전극의 제조 방법 |
WO2013080938A1 (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-06 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池用電極、リチウムイオン二次電池及びスラリー組成物、並びにリチウムイオン二次電池用電極の製造方法 |
KR101991924B1 (ko) * | 2011-11-29 | 2019-06-21 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지용 전극, 리튬 이온 2 차 전지 및 슬러리 조성물, 그리고 리튬 이온 2 차 전지용 전극의 제조 방법 |
KR101978462B1 (ko) | 2012-05-25 | 2019-05-14 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지 |
JPWO2013176232A1 (ja) * | 2012-05-25 | 2016-01-14 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
KR20150021018A (ko) * | 2012-05-25 | 2015-02-27 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지 |
KR102121446B1 (ko) * | 2012-07-31 | 2020-06-10 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지 전극용의 슬러리 조성물, 리튬 이온 2 차 전지용 전극 및 리튬 이온 2 차 전지 |
KR20150040250A (ko) * | 2012-07-31 | 2015-04-14 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지 전극용의 슬러리 조성물, 리튬 이온 2 차 전지용 전극 및 리튬 이온 2 차 전지 |
CN104272508A (zh) * | 2012-08-09 | 2015-01-07 | 日本瑞翁株式会社 | 二次电池用负极、二次电池、浆料组合物及制造方法 |
KR20150044839A (ko) | 2012-08-09 | 2015-04-27 | 제온 코포레이션 | 2 차 전지용 부극, 2 차 전지, 슬러리 조성물, 및 제조 방법 |
JPWO2014024967A1 (ja) * | 2012-08-10 | 2016-07-25 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池負極用スラリー組成物 |
KR20150043247A (ko) | 2012-08-10 | 2015-04-22 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 2 차 전지용 다공막 조성물, 리튬 이온 2 차 전지용 세퍼레이터, 리튬 이온 2 차 전지용 전극, 리튬 이온 2 차 전지, 리튬 이온 2 차 전지용 세퍼레이터의 제조 방법 및 리튬 이온 2 차 전지용 전극의 제조 방법 |
WO2014024967A1 (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-13 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池負極用スラリー組成物 |
JPWO2014061803A1 (ja) * | 2012-10-19 | 2016-09-05 | 旭硝子株式会社 | 蓄電デバイス用バインダー組成物の製造方法 |
KR20160037949A (ko) | 2013-07-24 | 2016-04-06 | 니폰 에이 엔 엘 가부시키가이샤 | 전극용 바인더, 전극용 조성물 및 전극 시트 |
JP2016072234A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | Jsr株式会社 | 正極用スラリー、蓄電デバイス正極、蓄電デバイス正極の製造方法、蓄電デバイス、及び蓄電デバイスの製造方法 |
JP2016072235A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | Jsr株式会社 | 正極用スラリー、蓄電デバイス正極の製造方法、及び蓄電デバイスの製造方法 |
CN107004859B (zh) * | 2014-11-25 | 2020-12-22 | 日本瑞翁株式会社 | 非水系二次电池用粘结剂、非水系二次电池功能层用组合物、非水系二次电池用功能层以及非水系二次电池 |
CN107004859A (zh) * | 2014-11-25 | 2017-08-01 | 日本瑞翁株式会社 | 非水系二次电池用粘结剂、非水系二次电池功能层用组合物、非水系二次电池用功能层以及非水系二次电池 |
JPWO2016084364A1 (ja) * | 2014-11-25 | 2017-08-31 | 日本ゼオン株式会社 | 非水系二次電池用バインダー、非水系二次電池機能層用組成物、非水系二次電池用機能層および非水系二次電池 |
WO2016084364A1 (ja) * | 2014-11-25 | 2016-06-02 | 日本ゼオン株式会社 | 非水系二次電池用バインダー、非水系二次電池機能層用組成物、非水系二次電池用機能層および非水系二次電池 |
JP2015111575A (ja) * | 2014-12-24 | 2015-06-18 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池負極用バインダー組成物、二次電池負極用スラリー組成物、二次電池用負極、二次電池及び二次電池負極用バインダー組成物の製造方法 |
KR20160084053A (ko) * | 2015-01-05 | 2016-07-13 | 주식회사 엘지화학 | 리튬 이차전지용 바인더 및 이를 포함하는 리튬 이차전지 |
JP2015128069A (ja) * | 2015-01-28 | 2015-07-09 | 日立化成株式会社 | バインダ樹脂組成物、エネルギーデバイス用電極及びエネルギーデバイス |
JP2017069108A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池電極用スラリー組成物、リチウムイオン二次電池用電極およびリチウムイオン二次電池 |
US11817582B2 (en) | 2018-01-04 | 2023-11-14 | Lg Chem, Ltd. | Binder composition for secondary battery, and electrode slurry composition, electrode and secondary battery including same |
WO2020137594A1 (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-02 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池電極用バインダー組成物、二次電池電極用導電材ペースト組成物、二次電池電極用スラリー組成物、二次電池用電極、及び二次電池 |
CN113166330A (zh) * | 2018-12-27 | 2021-07-23 | 日本瑞翁株式会社 | 二次电池电极用粘结剂组合物、二次电池电极用导电材料糊组合物、二次电池电极用浆料组合物、二次电池用电极及二次电池 |
JPWO2020137594A1 (ja) * | 2018-12-27 | 2021-11-18 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池電極用バインダー組成物、二次電池電極用導電材ペースト組成物、二次電池電極用スラリー組成物、二次電池用電極、及び二次電池 |
US11949106B2 (en) | 2018-12-27 | 2024-04-02 | Zeon Corporation | Binder composition for secondary battery electrode, conductive material paste composition for secondary battery electrode, slurry composition for secondary battery electrode, electrode for secondary battery, and secondary battery |
JP7559559B2 (ja) | 2018-12-27 | 2024-10-02 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池電極用バインダー組成物、二次電池電極用導電材ペースト組成物、二次電池電極用スラリー組成物、二次電池用電極、及び二次電池 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010146870A (ja) | 二次電池電極用バインダー | |
JP5547507B2 (ja) | 非水電解液二次電池電極用バインダー。 | |
JP5394716B2 (ja) | 二次電池電極用バインダー | |
JP5329559B2 (ja) | 二次電池電極用バインダー | |
JP5462016B2 (ja) | 二次電池耐熱保護層用バインダーおよび耐熱保護層用組成物 | |
JP5259373B2 (ja) | 非水電解液二次電池電極用バインダー | |
JP5870216B2 (ja) | 電極用バインダー、電極用組成物及び電極シート | |
JP2010192434A (ja) | 二次電池電極用バインダー | |
JP5729799B2 (ja) | 二次電池電極用バインダー | |
JP5651346B2 (ja) | 電池電極用組成物 | |
JP5394719B2 (ja) | 二次電池電極用バインダー | |
JPWO2012049971A1 (ja) | 二次電池電極用バインダー、二次電池電極用スラリー及び二次電池電極 | |
JP5301753B2 (ja) | 二次電池負極用バインダーおよび二次電池電極用組成物 | |
JP5547504B2 (ja) | 二次電池電極用バインダー | |
JP4969734B2 (ja) | 二次電池負極用バインダーおよび二次電池電極用組成物 | |
JP5602465B2 (ja) | 電池電極用バインダーおよび電池電極 | |
JP2017126456A (ja) | 電池電極用水系バインダー | |
JP6363331B2 (ja) | 電池電極用水系バインダー及びその製造方法 | |
JP5651518B2 (ja) | 電池電極用バインダー及び電池電極用組成物 | |
JP6029823B2 (ja) | 二次電池電極用水系組成物および二次電池正極用電極 | |
JP2012169112A (ja) | 二次電池電極用バインダー組成物、二次電池電極用スラリーおよび二次電池用電極 | |
JP5835682B2 (ja) | 電池電極用組成物 | |
JP5547505B2 (ja) | 二次電池電極用バインダー | |
TWI736318B (zh) | 聚乙烯醇接枝共聚物及其用途 | |
JP5632954B1 (ja) | 共重合体ラテックス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111017 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130723 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130918 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131015 |