JP2009123927A - インダクタ及びその製造方法 - Google Patents

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    • Y10T29/49071Electromagnet, transformer or inductor by winding or coiling

Abstract

【課題】引出部と端子部との接続関係を良好に維持できるインダクタを提供する。
【解決手段】インダクタ10は、直方体形状の磁性体11と、磁性体11内に埋設されたコイル12と、コイル12の2つの引出部12aとそれぞれ導通する2つの端子部13とを備える。コイル12は螺旋状に巻回されたコイル用線材の2つの引出部12aそれぞれに引出部12aよりも幅広の端子部13を一体に有しており、各引出部12aと各端子部13との境界は磁性体11内に位置していて、各端子部13の端部は磁性体11の相対する側面に露出して該側面及び下面に沿ってL字形に折り曲げられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁性体内にコイルが埋設された構造を有するインダクタと該インダクタの製造方法に関する。
この種のインダクタは、所定形状の磁性体と、磁性体内に埋設されたコイルと、コイルの2つの引出部とそれぞれ導通する2つの端子部とを備える。
特許文献1及び2に開示されるように、前記コイルとしては、螺旋状に巻回されたコイル用線材の2つの引出部それぞれに引出部よりも幅広の端子部を一体に有するものが使用されている。このコイルは磁性体材料を所定形状に加圧成形する際に各端子部の全部が成形体から露出するように該成形体内に埋設され、成形体から露出する各端子部はキュア処理後に磁性体の表面に沿うように端子部と引出部との境界で折り曲げられて面実装用端子として利用される。
特開2003−282346 特開2004−153068
前記インダクタはコイルの各端子部の全部並びに各引出部と該引出部よりも幅広の各端子部との境界が磁性体から露出する構造にあるため、露出する各端子部に外力が加わった際やインダクタを回路基板にハンダ付けする際に前記境界に応力が集中して該境界に断線等の接続不良の原因となるクラックを生じる恐れがある。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、各引出部と各端子部との接続関係を良好に維持できるインダクタと、該インダクタの製造に適した方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明によるインダクタは、所定形状の磁性体と、磁性体内に埋設されたコイルと、コイルの2つの引出部とそれぞれ導通する2つの端子部とを備えたインダクタであって、コイルは螺旋状に巻回されたコイル用線材の2つの引出部それぞれに引出部よりも幅広の端子部を一体に有しており、各引出部と各端子部との境界は磁性体内に位置していて、各端子部の一部は磁性体の表面に露出している、ことをその特徴とする。
このインダクタによれば、コイルの各引出部と各端子部との境界が磁性体内に位置していて、各端子部の一部が磁性体の表面に露出している構造を有しているため、各端子部の露出部分に外力が加わった際やインダクタを回路基板にハンダ付けする際でも各引出部と該引出部よりも幅広の各端子部との境界に応力がかかり難く、該境界に断線等の接続不良の原因となるクラックが生じる危険性を排除することができる。
一方、本発明によるインダクタの製造方法は、所定形状の磁性体と、磁性体内に埋設されたコイルと、コイルの2つの引出部とそれぞれ導通する2つの端子部とを備えたインダクタの製造方法であって、コイル用線材を螺旋状に巻回しその2つの引出部それぞれに引出部よりも幅広の端子部を一体に形成するコイル形成工程と、磁性体材料を所定形状に加圧成形する際にコイルの各引出部と各端子部との境界が成形体内に位置し、且つ、コイルの各端子部の一部が成形体から露出するように該成形体内にコイルを埋設する磁性体材料成形工程とを備える、ことをその特徴とする。
このインダクタの製造方法によれば、前記インダクタを好適に、且つ、安定に製造することができる。
本発明によれば、引出部と端子部との接続関係を良好に維持できるインダクタと、該インダクタの製造に適した方法を提供することができる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
[第1実施形態]
図1(A)及び図1(B)は本発明を適用したインダクタの上面図と側面図を示す。
同図に示したインダクタ10は、直方体形状の磁性体11と、磁性体11内に埋設されたコイル12と、コイル12の2つの引出部12aとそれぞれ導通する2つの端子部13とを備える。
磁性体11は、磁性体材料を直方体形状に加圧成形して該成形体にキュア処理を施すことにより形成されている。因みに、磁性体材料には公知の材料、例えばパーマロイ系やセンダスト系等の磁性金属粉とエポキシ系やフェノール系やシリコーン系の結合剤とを少なくとも含む材料が使用されている。
コイル12は、図2(A)〜図2(C)にその上面図、側面図及び端子部の拡大断面図(a−a線拡大断面図)を示すように、銅等の金属線と該金属線の表面に設けられたウレタンやポリイミド等の絶縁被覆COAとを有するコイル用線材(符号無し)を螺旋状に巻回して構成されており、180度異なる側に位置する2つの引出部12aそれぞれに引出部12aよりも幅広の端子部13を一体に有している。コイル用線材の金属線は断面円形のものが好ましいが、断面矩形の金属線やそれ以外の断面形状の金属線を有する線材をコイル用線材として用いることも可能である。
端子部13は、図2(A)及び図2(B)にも示すように、各引出部12aから露出した金属線を平たく押し潰して形成された帯状の幅広部12bと該幅広部12bを覆うハンダ部SOLとから構成されている。図2(C)からも分かるように、各端子部13の幅広部12bは隣接する2つの幅広部12bを含み、換言すれば各端子部13は重なり合う2枚の幅広部12bの全体をハンダ部SOLが覆う態様を有している。
図1(A)及び図1(B)から分かるように、各引出部12aと各端子部13との境界は磁性体11内に位置している。また、各端子部13の端部は該磁性体11の相対する側面から露出していて、該磁性体11の側面及び下面に沿ってL字形に折り曲げられている。さらに、各端子部13は、渦電流損失を極力避けるために、コイル12の巻回部分を通る磁束が各端子部13を極力通過しないような位置に置かれている。
図3〜図12は前記インダクタ10の製造プロセスを示す。
まず、製造に先立って、端子部13を一体に有するコイル12を作成しておく。
具体的には、図3に示すように、先に述べたコイル用線材を所定の軸径(内径),巻き幅(高さ)及び巻き数となるように螺旋状に巻回し、180度異なる側に2つの引出部12aが位置するように整形する。
次に、図4に示すように、各引出部12aの絶縁被覆COAを各々の端から部分的に除去して金属線を露出させる。
次に、図5に示すように、各引出部12aにおける露出金属線をプレス加工により平たく押し潰して第1潰し部12b1を形成する。
次に、図6に示すように、第1潰し部12b1を長さ方向の略中心で180度折り曲げ互いを重ね合わせて重ね合わせ部12b2を形成する。
次に、図7に示すように、重ね合わせ部12b2の全体を覆うように熱溶融したハンダを付着し硬化させて第1ハンダ部Sa1を形成する。
次に、図8に示すように、重ね合わせ部12b2及び第1ハンダ部Sa1をプレス加工により平たく押し潰して第2潰し部12b3及び第2ハンダ部Sa2を形成する。この押し潰しにより、第2潰し部12b3の厚さは第1潰し部12b1よりも薄くなる。
次に、図8の第2潰し部12b3及び第2ハンダ部Sa2を必要な形状、好ましくは図8に2点鎖線で示すように第2潰し部12b3の折り曲げ箇所が包含されるラインで切断してトリミングする。
これにより、図9に示すように、帯状の幅広部12bと該幅広部12bを覆うハンダ部SOLとから構成された端子部13を一体に有するコイル12が形成される。図9には第2潰し部12b3の折り曲げ箇所をトリミングにより除去したものを示したが、露出金属線の長さを短くする等の寸法設定により該折り曲げ箇所が幅広部12bに残るようにすることもできる。
そして、図9に示したコイル12を用い、図10及び図11に示す金型を利用して磁性体材料の加圧成形とコイル12の埋設を行う。因みに、図10及び図11に示したM11は下パンチ、M12はダイ、M13は上外パンチ、M14は上内パンチである。
具体的には、図10に示すように、ダイM12と上外パンチとの間でコイル12の各端子部13を挟み込み、下パンチM11を所定位置まで下降させて、下パンチM11とダイM12と上外パンチM13の内面で囲まれる空間に前記磁性体材料MPを充填する。
次に、図11に示すように、下パンチM11を上昇させ、且つ、上内パンチM14を下降させることによって下パンチM11とダイM12と上外パンチM13と上内パンチM14の内面で囲まれる空間内の磁性体材料MPを所定の直方体形状に加圧成形する。
これにより、コイル12の各引出部12aと各端子部13との境界が成形体MB内に位置し、且つ、コイル12の各端子部13の端部が成形体MBの相対する側面から露出するように該成形体MB内にコイル12が埋設される。
次に、上外パンチM15と上内パンチM14を上昇させて、コイル12が埋設された成形体MBを取り出し、該成形体MBにキュア処理を施す。
次に、図12に示すように、磁性体11の側面から露出する各端子部13の端部を面実装が可能なように該磁性体11の側面及び下面に沿ってL字形に折り曲げる。
次に、磁性体11のエッジ等に存するバリを除去する。以上で、図1(A)及び図1(B)に示した面実装可能なインダクタ10が製造される。
前述のインダクタ10によれば、コイル12の各引出部12aと各端子部13との境界が磁性体11内に位置していて、各端子部13の端部が磁性体11の表面に露出している構造を有しているため、各端子部13の露出部分に外力が加わった際やインダクタを回路基板にハンダ付けする際でも各引出部12と該引出部12よりも幅広の各端子部13との境界に応力がかかり難く、該境界に断線等の接続不良の原因となるクラックが生じる危険性を排除することができる。
また、前述のインダクタ10によれば、コイル12の各端子部13は各引出部12aから露出した金属線を平たく押し潰して形成された帯状の幅広部12bと該幅広部12bを覆うハンダ部SOLとから構成されていて、各端子部13は屈曲に適した硬度及び粘性を有しているので、キュア処理後に各端子部13の露出端部を折り曲げる作業が容易に行えると共に折り曲げ箇所におけるクラック発生を防止することができる。
さらに、前述のインダクタ10によれば、各端子部13の幅広部12bは隣接する2つの幅広部12bを含んでいるので、コイル用線材の金属線の径や断面積が小さい場合でも面実装に好適な幅寸法を各端子部13に確保することできる。
一方、前述のインダクタ10の製造方法によれば、前記インダクタ10を好適に、且つ、安定に製造することができる。
また、前述のインダクタ10の製造方法によれば、(a)各引出部12aの絶縁被覆COAを各々の端から部分的に除去して金属線を露出させ、(b)各引出部12aにおける露出金属線をプレス加工により平たく押し潰して第1潰し部12b1を形成し、(c)第1潰し部12b1を長さ方向の略中心で180度折り曲げ互いを重ね合わせて重ね合わせ部12b2を形成し、(d)重ね合わせ部12b2の全体を覆うように熱溶融したハンダを付着し硬化させて第1ハンダ部Sa1を形成し、(e)重ね合わせ部12b2及び第1ハンダ部Sa1をプレス加工により平たく押し潰して第2潰し部12b3及び第2ハンダ部Sa2を形成し、(f)第2潰し部12b3及び第2ハンダ部Sa2を必要な形状にトリミングする方法によって各端子部13を形成しているので、コイル用線材の金属線の径や断面積が小さい場合でも面実装に好適な幅寸法を有する各端子部13に的確に形成することができる。
図13〜図16は図3〜図9を引用して説明したコイル作成方法の第1変形例を示す。
具体的には、図3及び図4で示した方法と同様に、先に述べたコイル用線材を所定の軸径(内径),巻き幅(高さ)及び巻き数となるように螺旋状に巻回し、180度異なる側に2つの引出部12aが位置するように整形する。次に、各引出部12aの絶縁被覆COAを各々の端から部分的に除去して金属線を露出させる。
次に、図13に示すように、各引出部12aにおける露出金属線を長さ方向の略中心で180度折り曲げて折り曲げ部12c1を形成する。
次に、図14に示すように、折り曲げ部12c1の全体を覆うように熱溶融したハンダを付着し硬化させて第1ハンダ部Sb1を形成する。
次に、図15に示すように、折り曲げ部12c1及び第1ハンダ部Sb1をプレス加工により平たく押し潰して潰し部12c2及び第2ハンダ部Sb2を形成する。
次に、図15の潰し部12c2及び第2ハンダ部Sb2を必要な形状、好ましくは図に15に2点鎖線で示すように潰し部12c2の折り曲げ箇所が包含されるラインで切断してトリミングする。
これにより、図16に示すように、帯状の幅広部12cと該幅広部12cを覆うハンダ部SOLとから構成された端子部13-1を一体に有するコイル12が形成される。図16には潰し部12c2の折り曲げ箇所をトリミングにより除去したものを示したが、露出金属線の長さを短くする等の寸法設定により該折り曲げ箇所が幅広部12cに残るようにすることもできる。
図17〜図20は図3〜図9を引用して説明したコイル作成方法の第2変形例を示す。
具体的には、図3及び図4で示した方法と同様に、先に述べたコイル用線材を所定の軸径(内径),巻き幅(高さ)及び巻き数となるように螺旋状に巻回し、180度異なる側に2つの引出部12aが位置するように整形する。次に、各引出部12aの絶縁被覆COAを各々の端から部分的に除去して金属線を露出させる。
次に、図17に示すように、各引出部12aにおける露出金属線を長さ方向略中心で180度折り曲げて折り曲げ部12d1を形成する。
次に、図18に示すように、折り曲げ部12d1をプレス加工により平たく押し潰して潰し部12d2を形成する。
次に、図19に示すように、潰し部12d2の全体を覆うように熱溶融したハンダを付着し硬化させて第1ハンダ部Sc1を形成する。
次に、図19の潰し部12d2及び第1ハンダ部Sc1を必要な形状、好ましくは図に19に2点鎖線で示すように潰し部12d2の折り曲げ箇所が包含されるラインで切断してトリミングする。
これにより、図20に示すように、帯状の幅広部12dと該幅広部12dを覆うハンダSOLとから構成された端子部13-2を一体に有するコイル12が形成される。図20には潰し部12d2の折り曲げ箇所をトリミングにより除去したものを示したが、露出金属線の長さを短くする等の寸法設定により該折り曲げ箇所が幅広部12dに残るようにすることもできる。
図21〜図25は図3〜図9を引用して説明したコイル作成方法の第3変形例を示す。
具体的には、図3及び図4で示した方法と同様に、先に述べたコイル用線材を所定の軸径(内径),巻き幅(高さ)及び巻き数となるように螺旋状に巻回し、180度異なる側に2つの引出部12aが位置するように整形する。次に、各引出部12aの絶縁被覆COAを各々の端から部分的に除去して金属線を露出させる。
次に、図21に示すように、各引出部12aにおける露出金属線をプレス加工により平たく押し潰して第1潰し部12e1を形成する。
次に、図22に示すように、第1潰し部12e1を長さ方向の略中心で180度折り曲げ互いを重ね合わせて重ね合わせ部12e2を形成する。
次に、図23に示すように、重ね合わせ部12e2をプレス加工により平たく押し潰して第2潰し部12e3を形成する。この押し潰しにより、第2潰し部12e3の厚さは第1潰し部12e1よりも薄くなる。
次に、図24に示すように、第2潰し部12e3の全体を覆うように熱溶融したハンダを付着し硬化させて第1ハンダ部Sd1を形成する。
次に、図24の第2潰し部12e3及び第1ハンダ部Sd1を必要な形状、好ましくは図24に2点鎖線で示すように第2潰し部12e3の折り曲げ箇所が包含されるラインで切断してトリミングする。
これにより、図25に示すように、帯状の幅広部12eと該幅広部12eを覆うハンダ部SOLとから構成された端子部13-3を一体に有するコイル12が形成される。図25には第2潰し部12e3の折り曲げ箇所をトリミングにより除去したものを示したが、露出金属線の長さを短くする等の寸法設定により該折り曲げ箇所が幅広部12eに残るようにすることもできる。
尚、前述の説明では、端子部形成方法として(1)露出金属線を潰して折り曲げてハンダで覆いこれを再度潰す方法(図3〜図9参照)、(2)露出金属線を折り曲げてハンダで覆いこれを潰す方法(図13〜図16参照)、(3)露出金属線を折り曲げて潰してこれをハンダで覆う方法(図17〜図20参照)、(4)露出金属線を潰して折り曲げてこれを再度潰してハンダで覆う方法(図21〜図25参照)を例示したが、使用するコイル用線材の金属線の径や断面積がより小さい場合やより幅広の端子部13を得る場合には、前記各方法における折り曲げ作業を2回以上行うようにしてもよい。このようにすれば、隣接する2以上の幅広部12bを含むものを端子部13として得ることができる。
[第2実施形態]
図26(A)〜図26(C)は本発明を適用したインダクタの上面図と下面図と側面図を示す。
同図に示したインダクタ20は、直方体形状の磁性体21と、磁性体21内に埋設されたコイル22と、コイル22の2つの引出部22aとそれぞれ導通する2つの端子部23とを備える。
磁性体21は、磁性体材料を直方体形状に加圧成形して該成形体にキュア処理を施すことにより形成されている。因みに、磁性体材料には公知の材料、例えばパーマロイ系やセンダスト系等の磁性金属粉とエポキシ系やフェノール系やシリコーン系等の結合剤とを少なくとも含む材料が使用されている。
コイル22は、図27(A)〜図27(C)に上面図、側面図及び端子部の拡大断面図(b−b線拡大断面図)を示すように、銅等の金属線と該金属線の表面に設けられたウレタンやポリイミド等の絶縁被覆COAとを有するコイル用線材(符号無し)を螺旋状に巻回して構成されており、同一側に位置する2つの引出部22aそれぞれに引出部22aよりも幅広の端子部23を一体に有している。コイル用線材の金属線は断面円形のものが好ましいが、断面矩形の金属線やそれ以外の断面形状の金属線を有する線材をコイル用線材として用いることも可能である。
端子部23は、図27(A)〜図27(C)にも示すように、各引出部22aから露出した金属線を平たく押し潰して形成された帯状の幅広部22bと該幅広部22bを覆うハンダ部SOLとから構成されている。
図27(A)及び図27(B)から分かるように、各引出部22aと各端子部23との境界は磁性体21内に位置している。また、各端子部23は縦部分23aと被露出部分23bと抜け止め部分23cとが順に連続するコ字形に屈曲整形されていて、各被露出部分23bの下面が磁性体21の下面で露出している。さらに、各端子部23は、渦電流損失を極力避けるために、コイル22の巻回部分を通る磁束が各端子部23を極力通過しないような位置に置かれている。
図28〜図34は前記インダクタ20の製造プロセスを示す。
まず、製造に先立って、端子部23を一体に有するコイル22を作成しておく。
具体的には、図28に示すように、先に述べたコイル用線材を所定の軸径(内径),巻き幅(高さ)及び巻き数となるように螺旋状に巻回し、同一側に2つの引出部22aが位置するように整形する。
次に、図29に示すように、各引出部22aの絶縁被覆COAを各々の端から部分的に除去して金属線を露出させる。
次に、図30に示すように、各引出部22aにおける露出金属線の全体を覆うように熱溶融したハンダを付着し硬化させて第1ハンダ部Se1を形成する。
次に、図31に示すように、金属線及び第1ハンダ部Se1をプレス加工により平たく押し潰して潰し部22b1及び第2ハンダ部Se2を形成する。
次に、図31の潰し部22b1及び第2ハンダ部Se2を必要な形状、好ましくは図31に2点鎖線で示すラインで切断してトリミングする。
これにより、図32に示すように、帯状の幅広部22bと該幅広部22bを覆うハンダ部SOLとから構成された端子部23を一体に有するコイル22が形成される。
次に、図27に示すように、各端子部23を縦部分23aと被露出部分23bと抜け止め部分23cを有するコ字形に屈曲整形する。
そして、図27に示したコイル22を用い、図33及び図34に示す金型を利用して磁性体材料の加圧成形とコイル22の埋設を行う。因みに、図33及び図34に示したM21は下パンチ、M22はダイ、M23は上パンチである。
具体的には、図33に示すように、コイル22の各端子部23の被露出部分23bの下面に粘着テープ(図示省略)を貼った後に該コイル23の各端子部23を該粘着テープを介して下パンチM21の上に置き、下パンチM21を所定位置まで下降させて、下パンチM21とダイM22の内面で囲まれる空間に前記磁性体材料MPを充填する。
次に、図34に示すように、上パンチM23を下パンチM21の上面に向かって下降させることによって下パンチM21とダイM22と上パンチM23で囲まれる空間内の磁性体材料MPを所定の直方体形状に加圧成形する。
これにより、コイル22の各引出部22aと各端子部23との境界が成形体MB内に位置し、且つ、コイル22の各端子部23の粘着テープ付きの被露出部分23bが成形体MBの下面で平行に露出するように該成形体MB内にコイル22が埋設される。
次に、上パンチM23を上昇させて、コイル22が埋設された成形体MBを取り出し、該成形体MBにキュア処理を施す。
次に、磁性体21の下面で露出する各端子部23の被露出部分23bの下面から粘着テープを剥離する。
次に、磁性体21のエッジ等に存するバリを除去する。以上で、図26(A)〜図26(C)に示した面実装可能なインダクタ20が製造される。
前述のインダクタ20によれば、コイル22の各引出部22aと各端子部23との境界が磁性体21内に位置していて、各端子部23の被露出部分23bが磁性体21の表面に露出している構造を有しているため、各端子部23の露出部分に外力が加わった際やインダクタを回路基板にハンダ付けする際でも各引出部22と該引出部22よりも幅広の各端子部23との境界に応力がかかり難く、該境界に断線等の接続不良の原因となるクラックが生じる危険性を排除することができる。
また、前述のインダクタ20によれば、コイル22の各端子部23は各引出部22aから露出した金属線を平たく押し潰して形成された帯状の幅広部22bと該幅広部22bを覆うハンダ部SOLとから構成されていて、各端子部23は屈曲に適した硬度及び粘性を有しているので、磁性体材料成形前に各端子部23をコ字形に折り曲げる作業を容易に行えると共に折り曲げ箇所におけるクラック発生を防止することができる。
さらに、前述のインダクタ20によれば、各端子部23の先端(被露出部分23bの前側)に設けられた抜け止め部分23cを磁性体21内に埋設してあるので、各端子部23の被露出部分23bがハンダ付け時やハンダ付け後に磁性体21から剥離して抜け出る現象を抑制することができる。
一方、前述のインダクタ20の製造方法によれば、前記インダクタ20を好適に、且つ、安定に製造することができる。
また、前述のインダクタ20の製造方法によれば、磁性体材料の加圧成形を行う前にコイル22の各端子部23の被露出部分23bの下面に粘着テープを貼り、キュア処理後に該粘着テープを各端子部23の被露出部分23bの下面から除去しているので、磁性体材料を成形する際に各端子部23の被露出部分23bの下面に磁性体材料が付着して汚れることを防止することができる。
図35〜図37は図28〜図32及び図27を引用して説明したコイル作成方法の第1変形例を示す。
具体的には、図28及び図29で示した方法と同様に、先に述べたコイル用線材を所定の軸径(内径),巻き幅(高さ)及び巻き数となるように螺旋状に巻回し、同一側に2つの引出部22aが位置するように整形する。次に、各引出部22aの絶縁被覆COAを各々の端から部分的に除去して金属線を露出させる。
次に、図35に示すように、各引出部22aにおける露出金属線をプレス加工により平たく押し潰して潰し部22c1を形成する。
次に、図36に示すように、潰し部22c1の全体を覆うように熱溶融したハンダを付着し硬化させて第1ハンダ部Sf1を形成する。
次に、図36の潰し部22c1及び第1ハンダ部Sf1を必要な形状、好ましくは図36に2点鎖線で示すラインで切断してトリミングする。
これにより、図37に示すように、帯状の幅広部22cと該幅広部22cを覆うハンダ部SOLとから構成された端子部23-1を一体に有するコイル22が形成される。
次に、図27に示すように、各端子部23-1をコ字形に屈曲整形して縦部分23aと被露出部分23bと抜け止め部分23cを形成する。
尚、前述の説明では、端子部形成方法として(1)露出金属線をハンダで覆ってから押し潰す方法と(2)露出金属線を押し潰してからハンダで覆う方法を例示したが、使用するコイル用線材の金属線の径や断面積が小さい場合には、第1実施形態で説明した端子部形成方法、即ち、(1)露出金属線を潰して折り曲げてハンダで覆いこれを再度潰す方法(図3〜図9参照)、(2)露出金属線を折り曲げてハンダで覆いこれを潰す方法(図13〜図16参照)、(3)露出金属線を折り曲げて潰してこれをハンダで覆う方法(図17〜図20参照)、(4)露出金属線を潰して折り曲げてこれを再度潰してハンダで覆う方法(図21〜図25参照)を適宜採用してもよい。
勿論、使用するコイル用線材の金属線の径や断面積がより小さい場合やより幅広の端子部23を得る場合には、前記各方法における折り曲げ作業を2回以上行うようにしてもよい。
また、前述の説明では、各端子部23の先端に被露出部分23bと略直角に抜け止め部分23cを設けたものを例示したが、図38(A)に示すように抜け止め部分23c1を被露出部分23bと鋭角を成すように設けるか、図38(B)に示すように抜け止め部分23c2を被露出部分23bと鈍角を成すように設けるか、図39(A)に示すように抜け止め部分23c3に貫通孔SHを設けるか、図39(B)に示すように抜け止め部分23c4に切り欠きCRを設ければ、より高い抜け止め効果を得ることができる。
勿論、抜け止め部分23cの形状は矩形状に限られるものではなく、図40(A)に示すように抜け止め部分23c5を2等辺三角形としたり、図40(B)に示すように抜け止め部分23c6を直角三角形としたり、他の形状としても構わない。
また、各引出部12a,22aにおける露出金属線をその端を潰さずに残して該非潰し端を屈曲すれば、コイル用線材の金属線が断面円形の場合には図40(C)に示すように円柱状の抜け止め部分23c7を形成することもできるし、コイル用線材の金属線が断面矩形の場合には図40(C)に示すように四角柱状の抜け止め部分23c8を形成することもできる。
第1実施形態に係るインダクタの上面図と側面図である。 図1に示したコイルの上面図、側面図及び端子部の拡大断面図(a−a線拡大断面図)である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 磁性体材料の加圧成形とコイルの埋設の方法説明図である。 磁性体材料の加圧成形とコイルの埋設の方法説明図である。 端子部の露出部分の折り曲げ方法の説明図である。 コイル作成方法の第1変形例の説明図である。 コイル作成方法の第1変形例の説明図である。 コイル作成方法の第1変形例の説明図である。 コイル作成方法の第1変形例の説明図である。 コイル作成方法の第2変形例の説明図である。 コイル作成方法の第2変形例の説明図である。 コイル作成方法の第2変形例の説明図である。 コイル作成方法の第2変形例の説明図である。 コイル作成方法の第3変形例の説明図である。 コイル作成方法の第3変形例の説明図である。 コイル作成方法の第3変形例の説明図である。 コイル作成方法の第3変形例の説明図である。 コイル作成方法の第3変形例の説明図である。 第2実施形態に係るインダクタの上面図と側面図と側面図である。 図26に示したコイルの上面図、側面図及び端子部の拡大断面図(b−b線拡大断面図)である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 コイル作成方法の説明図である。 磁性体材料の加圧成形とコイルの埋設の方法説明図である。 磁性体材料の加圧成形とコイルの埋設の方法説明図である。 コイル作成方法の第1変形例の説明図である。 コイル作成方法の第1変形例の説明図である。 コイル作成方法の第1変形例の説明図である。 端子部の抜け止め部分の第1,2変形例を示す図である。 端子部の抜け止め部分の第3,4変形例を示す図である。 端子部の抜け止め部分の第5〜第8変形例を示す図である。
符号の説明
10…インダクタ、11…磁性体、12…コイル、COA…絶縁被覆、12a…引出部、12b…幅広部、SOL…ハンダ部、13,13-1,13-2,13-3…端子部、20…インダクタ、21…磁性体、22…コイル、COA…絶縁被覆、22a…引出部、22b…幅広部、SOL…ハンダ部、23,23-1…端子部、23b…被露出部分、23c,23c1,23c2,23c3,23c4,23c5,23c6,23c7,23c8…抜け止め部分。

Claims (13)

  1. 所定形状の磁性体と、磁性体内に埋設されたコイルと、コイルの2つの引出部とそれぞれ導通する2つの端子部とを備えたインダクタであって、
    コイルは螺旋状に巻回されたコイル用線材の2つの引出部それぞれに引出部よりも幅広の端子部を一体に有しており、
    各引出部と各端子部との境界は磁性体内に位置していて、各端子部の一部は磁性体の表面に露出している、
    ことを特徴とするインダクタ。
  2. コイル用線材は金属線と該金属線の表面に設けられた絶縁被覆とを有し、各端子部は各引出部から露出した金属線を平たく押し潰して形成された幅広部と該幅広部を覆うハンダ部とから構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のインダクタ。
  3. 各端子部の幅広部は隣接する2以上の幅広部を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載のインダクタ。
  4. コイルは各端子部の端部が磁性体から露出するように埋設されており、各端子部の露出端部は該磁性体の表面に沿って折り曲げられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のインダクタ。
  5. コイルの各端子部は被露出部分を含む所定形状に屈曲整形されていて該被露出部分が磁性体の表面で露出している、
    ことを特徴とする請求項2に記載のインダクタ。
  6. 各端子部の被露出部分の前側には屈曲整形によって抜け止め部が設けられていて該抜け止め部は磁性体内に埋設されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のインダクタ。
  7. 所定形状の磁性体と、磁性体内に埋設されたコイルと、コイルの2つの引出部とそれぞれ導通する2つの端子部とを備えたインダクタの製造方法であって、
    コイル用線材を螺旋状に巻回しその2つの引出部それぞれに引出部よりも幅広の端子部を一体に形成するコイル形成工程と、
    磁性体材料を所定形状に加圧成形する際にコイルの各引出部と各端子部との境界が成形体内に位置し、且つ、コイルの各端子部の一部が成形体から露出するように該成形体内にコイルを埋設する磁性体材料成形工程と、
    コイルが埋設された成形体をキュア処理して磁性体を形成する磁性体形成工程とを備える、
    ことを特徴とするインダクタの製造方法。
  8. コイル用線材は金属線と該金属線の表面に設けられた絶縁被覆とを有し、
    コイル形成工程は、各引出部の絶縁被覆を各々の端から部分的に除去して金属線を露出させ該露出金属線を平たく押し潰すステップと、該ステップの前後で露出金属線または潰し部を覆うように溶融ハンダを付着し硬化させるステップを含む、
    ことを特徴とする請求項7に記載のインダクタの製造方法。
  9. コイル形成工程は、露出金属線または潰し部を1回以上折り曲げるステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項8に記載のインダクタの製造方法。
  10. 磁性体材料成形工程ではコイルは各端子部の端部が成形体から露出するように該成形体内に埋設され、
    磁性体形成工程の後に各端子部の露出端部を磁性体の表面に沿って折り曲げる工程をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項9に記載のインダクタの製造方法。
  11. コイル形成工程ではコイルの各端子部は被露出部分を含む所定形状に屈曲整形され、
    磁性体材料成形工程ではコイルは各端子部の被露出部分が成形体の表面に露出するように該成形体内に埋設される、
    ことを特徴とする請求項8に記載のインダクタの製造方法。
  12. コイル形成工程では各端子部は被露出部分の前側に抜け止め部が存するように屈曲整形され、
    磁性体材料成形工程ではコイルは各端子部の抜け止め部分が成形体内に埋設するように該成形体内に埋設される、
    ことを特徴とする請求項11に記載のインダクタの製造方法。
  13. 磁性体材料成形工程の前にコイルの各端子部の被露出部分に粘着テープを貼る工程と、 磁性体形態工程の後に各端子部の被露出部分から粘着テープを剥離する工程とをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項11に記載のインダクタの製造方法。
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