JP2009034115A5 - - Google Patents

Claims (24)

1. ヒトまたは動物への投与のためのワクチンを作製するためのプロセスであって、以下：
   ａ）細胞培養においてインフルエンザウイルスを複製させる工程であって、該工程において、インフルエンザウイルスによって感染され得、かつ懸濁物における増殖に適合された細胞が細胞培養において培養され、そして、該細胞がインフルエンザウイルスで感染され、そして感染の直前、感染と同時もしくは感染の直後に、プロテアーゼが該培養細胞に添加されて赤血球凝集素の前駆体タンパク質［ＨＡ _０ ］が切断される、工程；
   ｂ）感染から２〜10日後に、複製されたインフルエンザウイルスを採取および単離する工程であって、細胞または細胞片を該培養培地から分離する工程を包含する、工程；ならびに
   ｃ）該複製されたウイルスを処方して、該ワクチンを生じる工程
   を包含し、該複製されたウイルスの感染性は、化学および／もしくは物理的方法によって破壊されるか、または、該ウイルスは、該ワクチン中で弱毒化生ウイルスとして存在する、プロセス。
2. 前記細胞または細胞片を培養培地から分離する工程が、分離器またはフィルターによって行われる、請求項１に記載のプロセス。
3. 前記工程ｂ）がさらに、前記培養培地中に存在するインフルエンザウイルスを濃縮する工程を包含する、請求項１または２に記載のプロセス。
4. 前記培養培地中に存在するインフルエンザウイルスを濃縮する工程が、勾配遠心分離、濾過または沈殿によって行われる、請求項３に記載のプロセス。
5. 前記工程ａ）における細胞が、無血清培地中の懸濁物において培養される、請求項１〜４のいずれか１項に記載のプロセス。
6. 前記複製されたウイルスの感染性が、界面活性剤またはホルムアミドによって破壊される、請求項１〜５のいずれか１項に記載のプロセス。
7. 前記細胞が、感染後、ウイルス複製のために、３２〜３４℃の範囲の温度でインフルエンザウイルスと共に培養される、請求項１〜６のいずれか１項に記載のプロセス。
8. 前記細胞が、感染後、ウイルス複製のために、３３℃でインフルエンザウイルスと共に培養される、請求項７に記載のプロセス。
9. 前記インフルエンザウイルスによって感染され得る細胞が、接着性増殖するか、または、懸濁物において増殖する、請求項１〜８のいずれか１項に記載のプロセス。
10. 前記インフルエンザウイルスを回収および単離する工程が、感染から２〜７日後に行われる、請求項１〜９のいずれか１項に記載のプロセス。
11. 前記複製されたインフルエンザウイルスが、ワクチンにおいて免疫応答を増大させる物質と組み合わされる、請求項１〜１０のいずれか１項に記載のプロセス。
12. 前記細胞が、ＭＤＣＫ細胞、ＶＥＲＯ細胞、またはＰｅｒＣ６細胞である、請求項１〜１１のいずれか１項に記載のプロセス。
13. 前記ＭＤＣＫ細胞が、ＭＤＣＫ ３３０１６細胞株（受託番号ＤＳＭ ＡＣＣ ２２１９で１９９５年６月７日に寄託されたもの）である、請求項１２に記載のプロセス。
14. 前記細胞の培養が灌流系において行われる、請求項１〜１３のいずれか１項に記載のプロセス。
15. 前記細胞の培養がバッチプロセスにおいて行われる、請求項１〜１４のいずれか１項に記載のプロセス。
16. 前記工程ａ）における培養培地のｐＨがｐＨ６．６〜ｐＨ７．８の範囲である、請求項１〜１５のいずれか１項に記載のプロセス。
17. 前記培養培地のｐＨがｐＨ６．８〜ｐＨ７．３の範囲である、請求項１６に記載のプロセス。
18. 前記細胞が約８〜２５×１０ ^５ 細胞／ｍｌ（バッチプロセス）または約５〜２０×１０ ^６ 細胞／ｍｌ（灌流プロセス）の細胞密度を達成したときに前記インフルエンザウイルス接種が行われる、請求項１〜１７のいずれか１項に記載のプロセス。
19. 前記細胞の前記インフルエンザウイルス接種が、約０．００１〜１０のｍ．ｏ．ｉ．（感染多重度）で行われる、請求項１〜１８のいずれか１項に記載のプロセス。
20. 前記接種が約０．００２〜０．５のｍ．ｏ．ｉ．で行われる、請求項１９に記載のプロセス。
21. 前記プロテアーゼがセリンプロテアーゼである、請求項１〜２０のいずれか１項に記載のプロセス。
22. 前記セリンプロテアーゼがトリプシンである、請求項２１に記載のプロセス。
23. 前記トリプシンが、１〜２００μｇ／ｍｌの最終濃度で前記培養培地中に添加される、請求項２２に記載のプロセス。
24. 前記培養培地中のトリプシンの最終濃度が５〜５０μｇ／ｍｌの範囲である、請求項２３に記載のプロセス。