JP2008506702A - C型肝炎を治療するための方法 - Google Patents

C型肝炎を治療するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008506702A
JP2008506702A JP2007521619A JP2007521619A JP2008506702A JP 2008506702 A JP2008506702 A JP 2008506702A JP 2007521619 A JP2007521619 A JP 2007521619A JP 2007521619 A JP2007521619 A JP 2007521619A JP 2008506702 A JP2008506702 A JP 2008506702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl
optionally substituted
defined above
aryl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007521619A
Other languages
English (en)
Inventor
セオンウー フワン,ピーター
タカスギ,ジェームズ
レン,ホンギュ
ジェラルド ワイルド,リチャード
テュルポフ,アンソニー
アレフォロヴ,アレクサンダー
ミッチェル カープ,ゲリー
チェン,グァンミン
アレン キャンベル,ジェフリー
Original Assignee
ピーティーシー セラピューティクス,インコーポレーテッド
レン,ホンギュ
タカスギ,ジェームズ
セオンウー フワン,ピーター
ジェラルド ワイルド,リチャード
テュルポフ,アンソニー
アレフォロヴ,アレクサンダー
アレン キャンベル,ジェフリー
カープ,ゲリー,ミッチェル
チェン,グァンミン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピーティーシー セラピューティクス,インコーポレーテッド, レン,ホンギュ, タカスギ,ジェームズ, セオンウー フワン,ピーター, ジェラルド ワイルド,リチャード, テュルポフ,アンソニー, アレフォロヴ,アレクサンダー, アレン キャンベル,ジェフリー, カープ,ゲリー,ミッチェル, チェン,グァンミン filed Critical ピーティーシー セラピューティクス,インコーポレーテッド
Publication of JP2008506702A publication Critical patent/JP2008506702A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/40Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil
    • A61K31/403Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil condensed with carbocyclic rings, e.g. carbazole
    • A61K31/404Indoles, e.g. pindolol
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/40Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil
    • A61K31/403Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil condensed with carbocyclic rings, e.g. carbazole
    • A61K31/404Indoles, e.g. pindolol
    • A61K31/405Indole-alkanecarboxylic acids; Derivatives thereof, e.g. tryptophan, indomethacin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/44Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof
    • A61K31/4427Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof containing further heterocyclic ring systems
    • A61K31/4439Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof containing further heterocyclic ring systems containing a five-membered ring with nitrogen as a ring hetero atom, e.g. omeprazole
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/16Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for liver or gallbladder disorders, e.g. hepatoprotective agents, cholagogues, litholytics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/20Antivirals for DNA viruses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Abstract

本発明によれば、ウイルスの複製好ましくはC型肝炎ウイルス(HCV)の複製を阻害する化合物が同定されて、その使用についての方法が提供される。本発明の一つの態様で、ウイルス感染の治療または予防に有用な化合物が提供される。本発明のもう一つの態様で、HCV感染の治療または予防に有用な化合物が提供される。
【選択図】 なし

Description

本発明は、C型肝炎ウイルスの翻訳調節機構を改変するインドール化合物を用いてのC型肝炎を治療するための方法に関する。
世界中で推定1億7千万人が、C型肝炎の原因因子であるC型肝炎ウイルス(HCV)に感染していると報告されている。HCV感染症の70〜80パーセントは慢性肝臓感染症に至り、これはこのあと肝線維症、肝硬変、肝細胞癌などの深刻な肝臓疾患に至り得る(115)。
HCVは、フラビウイルス[Flaviviridae]科ヘパシウイルス[Hepacivirus]属の一員であり(106)、プラス鎖9.6kb RNAゲノムを有している。HCVゲノム構成要素には、3,010アミノ酸からなるポリタンパク質をコードするひとつの長いオープンリーディングフレーム(ORF)[遺伝子読み取り可能領域]の翻訳を誘導する内部リポソーム進入部位(IRES)をコードする5'−非翻訳領域(UTR)が含まれている。HCV ORFの後ろには、アンチゲノムストランド合成の開始に必要とされる配列をコードする、HCV変種に応じて長さが変わる3'-UTRがある(79)。
HCV IRESおよび3'-UTRはいずれも、ゲノムの翻訳および複製に必要とされるRNA構築物の領域をコードしている。HCVポリタンパク質は、翻訳後に、構造タンパク質コア(推定ヌクレオカプシド)、E1およびE2、非構造(NS)タンパク質NS2〜NS5Bなどの少なくとも10種の成熟ウイルスタンパク質にプロセシングされる。
HCV IRES介在翻訳には次の三つの別個のエレメントが関係していることがこれまでに分かっている:(1)HCV IRES全体構造の一体化、(2)HCVゲノムの3'末端領域、および(3)HCV IRESエレメントと相互作用しまた翻訳開始を手伝うトランス作用性細胞側因子(35)。
真核細胞におけるタンパク質合成の開始は、もっぱら、5'cap依存性の、第一AUG規則に従う(61)。しかしながら、IRESエレメントを使って翻訳開始を誘導していると分かったウイルスmRNAの数(6、12、28、31a、50、95、97、98、105、128)および細胞mRNAの数(18、39、45、78、91、130)は増えている。1992年に、IRESエレメントは、HCV RNAゲノムの5'UTR中に存在することが報告された(129)。これは、ウイルスタンパク質の合成は、cap非依存性の方式で開始されることを示すものである。
バイシストロン性発現系を用いることで、IRESエレメントの機能を確定・評価することができる。この試験系には2つの異なるレポーター遺伝子が含まれており、5'−隣接レポーター遺伝子はcap依存性翻訳機構によって発現され、二つ目のレポーター遺伝子は、遺伝子間空白部に挿入されている上流配列がIRES配列エレメントを含んでいる場合のみ発現される。この系を用いることで、HCV5'UTR中の推定IRESは、明らかに、ウイルスタンパク質の翻訳調節機構に関与するIRESとして機能していることが立証された(133)。インビトロ翻訳の研究、RNAトランスフェクションの研究、および変異誘発の研究により、HCV5'UTRはIRESエレメントを含んでいるというさらなる証拠が提供された(23、41、42、108、129、132、133、134)。インビトロの研究と細胞ベースでの研究のいずれによっても、HCV IRESは細胞翻訳開始因子をウイルスRNAの配列内部位に誘導することが立証された(56、58、120)。つまり、これは、HCV IRES活性を機能的に立証するものである。総合すると、これらの結果は、HCV5-UTRは、HCVタンパク質翻訳のための配列内開始の機構において積極的且つ重要な役割を演じるIRESエレメントを含んでいることを立証するものである。
IRESは、HCVゲノムの最高に保存された領域のひとつである。これは、それが、ウイルスの複製およびタンパク質の合成にとって最も重要なものであるということを反映するものである(13、118、122)。IRESの5'配列と3'配列のいずれもは、翻訳開始制御において役割を演じているように見える(42、109、110、113、136)が、HCV IRESが機能するための最小限の配列要件はヌクレオチド44〜354間の領域にあると位置決定された(40)。
生化学的探査およびコンピュータモデリングにより、HCV IRESおよびその5'鎖は、4つの主ドメインと1つのシュードノット[偽結び目]とからなる独特の構造体に折り畳まれていることが分かっている(11、42、122)。ドメインIには、IRESエレメントの機能部分であるようには見えない小さなステムループ構造体が含まれているが、ドメインII、III、およびIVにはHCV IRES活性が含まれている(43、111)。HCV IRESの二次構造体と三次構造体間の関係およびその機能は、最近になって明らかにされた(5、55、56、99、124)。ドメインIIおよびドメインIIIのいずれもは、複数のステム、ループ、およびバルジから構成されており、IRES活性にとって重要である(23、40、51、52、54、56、64、74、75、93、107、108、110、124、127、131、139)。ドメインIIは、リボソームに、解読プロセスに関係しているとされている構造変化を誘発することができる(124)。種々のHCV株の中では、ドメインIIIは、最高度の構造保存をもっている。ドメインIIIには、フラビウイルスIRESのコアが含まれており、6つのサブドメインを有している(40)。種々の研究により、サブドメインIHdは複雑な二次/三次構造体を形成しており、開始活性にとって重要であることが分かっている(55、56、57、124、129)。ドメインIVは、開始コドンをそのスパン内に含む1本のステムループを有していてHCV IRESに対して特異的である(41、122)が、IRES活性におけるドメインIVの正確な役割については、議論が分かれている(41、112)。
HCV IRESの役割は、その翻訳機構を、ウイルスmRNA中の配列内開始コドンの近くに配置することである。HCV IRESの翻訳開始機序は、5'-cap依存翻訳開始のそれとは大きく異なっている(7、21、31、35、81、96、114、123)。細胞cappedmRNAの多くは、その翻訳開始プロセスに必要とされるいくつもの開始因子(elF)を利用する。このプロセスの初期の段階では、5'cap構造と相互作用しその40SリボソームサブユニットをmRNAのcap隣接領域にリクルートするタンパク質が必要とされる。この複合体は次にcapの3'をスキャンし、AUGコドンに到達すると翻訳が始まる(21、114)。しかしながら、HCVのケースでは、IRESが機能的に5'cap構造体に置き換わり、40SリボソームサブユニットおよびrlF3を直接前記RNAに結合させる。HCV IRESのサブドメインHidには40Sリボソームサブユニットのための結合部位が含まれており、翻訳開始に必要とされる開始因子はeIF2、eIF3、およびeIF4Eだけである(15、58、94、100、120、124)。
ポリピリミジントラック結合タンパク質(PTB)およびLa自己抗原は非典型的翻訳開始因子であり、これはHCV IRESに結合してその活性を増大させる(1、2、3、4、5、30、48、49、53)。RNAのスプライシングに関わっている57-kDaのタンパク質であるPTBは、ピコルナウイルスmRNAおよび一部の細胞mRNAの効率的なIRES介在翻訳開始にも必要である(10、11、36、53、59、89、92)。52kDa二本鎖RNA巻き戻しタンパク質であるLa自己抗原は、ポリオウイルスおよび細胞IRESの活性も増大させる(38、85、86)。HCV IRES介在翻訳開始に関わっているその他の細胞因子としては、プロテアソームα−サブユニットPSMA7(62)、リボソームタンパク質5S(26)、リボソームタンパク質S9(24、25、100)、およびhnRNPL(33)が挙げられる。しかしながら、翻訳のHCV IRES介在開始におけるこれらのRNA結合性タンパク質の役割ははっきりしていない。最近になって、HCVの複製に対抗するインターフェロン(IFN)αの活性は、Laタンパク質濃度の低下を引き起こすことで、HCV IRES介在翻訳開始を標的としている可能性があると報告された(117)。つまり、IRESと非典型的因子間の相互作用を遮断する阻害物質は、HCVの複製を効率的に阻害し且つ細胞毒性もない可能性がある。
現在、HCV感染症の治療のためには、インターフェロン(IFN)αとヌクレオシド類似体リバビリンだけが、組み合せで販売されている。しかしながら、これら2つの薬剤は免疫調節剤であって効果が限られており、比較的高い毒性があり、またコストも高い(80、83、84、138)。治療結果は、6つの主要HCV遺伝子型の間では様々であるが、治療を受けた全患者のおよそ半分だけが治療に反応を示す。これは、このウイルスが、IFNの抗ウイルス作用を直接的または間接的に弱め得るタンパク質生成物をコードしていることを示唆するものである。IFNは、ウイルス感染に応答して自然に産生されるもので、INFに細胞が曝露されると様々なIFN誘発遺伝子(ISG)の発現が誘発される。このうちの多くは、抗ウイルス作用を有している。ISGの作用により、複製サイクル内の複数の箇所において、ウイルス複製を制限することができる。
参考(非特許文献1〜非特許文献140)
Ali, N., G. J. Pruijn, D. J. Kenan, J. D. Keene, and A. Siddiqui. 2000. Human La antigen is required for the hepatitis C virus internal ribosome entry site-mediated translation. J Biol Chem 275:27531-27540. Ali, N. and A. Siddiqui. 1995. Interaction of polypyrimidine tract-binding protein with the 5' noncoding region of the hepatitis C virus RNA genome and its functional requirement in internal initiation of translation. J Virol 69:6367-6375. Ali, N. and A. Siddiqui. 1997. The La antigen binds 5' noncoding region of the hepatitis C virus RNA in the context of the initiator AUG codon and stimulates internal ribosome entry site-mediated translation. Proc Natl Acad Sci USA 94:2249-2254. Anwar, A. N. Ali, R. Tanveer, and A. Siddiqui. 2000. Demonstration of functional requirement of polypyrimidine tract-binding protein by SELEX RNA during hepatitis C virus internal ribosome entry site-mediated translation initiation. J Biol Chem 275:34231-34235. Beales, L. P., D. J. Rowlands, and A. Holzenburg. 2001. The internal ribosome entry site (IRES) of hepatitis C virus visualized by electron microscopy. RNA 7:661-670. Belsham, G. J. and J. K. Brangwyn. 1990. A region of the 5' noncoding region of foot-and-mouth disease virus RNA directs efficient internal initiation of protein synthesis within cells: involvement with the role of L protease in translational control. J Virol 64:5389-5395. Belsham, G. J. and R. J. Jackson. 2000. Translation initiation on picornavirus RNA., p. 869-900. Cold Spring Harbor Laboratory Press, New York. Blight, K. J., A. A. Kolykhalov, and C. M. Rice. 2000. Efficient initiation of HCV RNA replication in cell culture. Science 290:1972-1974. Blight, K. J., J. A. McKeating, and C. M. Rice. 2002. Highly permissive cell lines for subgenomic and genomic hepatitis C virus RNA replication. J Virol 76:13001-13014. Borvjagin, G., T. Pestova, and I. Shatsky. 1994. Pyrimidine tract binding protein strongly stimulates in vitro encephalomyocarditis virus RNA translation at the level of the preinitiation complex formation. FEBS Lett 351:291-302. Brown, E. A., H. Zhang, L. H. Ping, and S. M. Lemon. 1992. Secondary structure of the 5' nontranslated regions of hepatitis C virus and pestivirus genomic RNAs. Nucleic Acids Res 20:5041-5045. Buck CB, Shen X, Egan MA, Pierson TC, Walker CM, and Siliciano RF. 2001. The human immunodeficiency virus type 1 gag gene encodes an internal ribosome entry site. J Virol 75:181-191. Bukh, J., R. H. Purcell, and R. H. Miller. 1992. Sequence analysis of the 5' noncoding region of hepatitis C virus. Proc Natl Acad Sci USA 89:4942-4946. Bukh, J., R. H. Purcell, and R. H. Miller. 1994. Sequence analysis of the core gene of 14 hepatitis C virus genotypes. Proc Natl Acad Sci USA 91:8239-8243. Buratti, E., S. Tisminetzky, M. Zotti, and F. E. Baralle. 1998. Functional analysis of the interaction between HCV 5'UTR and putative subunits of eukaryotic translation initiation factor eIF3. Nucleic Acids Res 26:3179-3187. Chappell, S. A., J. P. LeQuesne, F. E. Paulin, M. L. deSchoolmeester, M. Stoneley, R. L. Soutar, S. H. Ralston, M. H. Helfrich, and A. E. Willis. 2000. A mutation in the c-myc-IRES leads to enhanced internal ribosome entry in multiple myeloma: a novel mechanism of oncogene de-regulation. Oncogene 19:4437-4440. Chung, R. T., W. He, A. Saquib, A. M. Contreras, R. J. Xavier, A. Chawla, T. C. Wang, and E. V. Schmidt. Hepatitis C virus replication is directly inhibited by IFN-alpha in a full-length binary expression system. 2001. Proc Natl Acad Sci USA 98:9847-9852. Coldwell, M. J., S. A. Mitchell, M. Stoneley, M. MacFarlane, and A. E. Willis. 2000. Initiation of Apaf-1 translation by internal ribosome entry. Oncogene 19:899-905. Creancier, L., D. Morello, P. Mercier, and A. C. Prats. 2000. Fibroblast growth factor 2 internal ribosome entry site (IRES) activity ex vivo and in transgenic mice reveals a stringent tissue-specific regulation. J Cell Biol 150:275-281. Das, S., M. Ott, A. Yamane, A. Venkatesan, S. Gupta, and A. Dasgupta. 1998. Inhibition of internal entry site (IRES)-mediated translation by a small yeast RNA: a novel strategy to block hepatitis C virus protein synthesis. Front Biosci 3:D1241-D1252. Dever, T. E. 2002. Gene-specific regulation by general translation factors. Cell 108 :545-556. Dumas, E., C. Staedel, M. Colombat, S. Reigadas, S. Chabas, T. Astier-Gin, A. Cahour, S. Litvak, and M. Ventura. 2003. A promoter activity is present in the DNA sequence corresponding to the hepatitis C virus 5' UTR. Nucleic Acids Res 31:1275-1281. Fukushi, S., K. Katayama, C. Kurihara, N. Ishiyama, F. B. Hoshino, T. Ando, and A. Oya. 1994. Complete 5' noncoding region is necessary for the efficient internal initiation of hepatitis C virus RNA. Biochem Biophys. Res Commun. 199:425-432. Fukushi, S., C. Kurihara, N. Ishiyama, F. B. Hoshino, A. Oya, and K. Katayama. 1997. The sequence element of the internal ribosome entry site and a 25- kilodalton cellular protein contribute to efficient internal initiation of translation of hepatitis C virus RNA. J Virol 71:1662-1666. Fukushi, S., M. Okada, T. Kageyama, F. B. Hoshino, and K. Katayama. 1999. Specific interaction of a 25-kilodalton cellular protein, a 40S ribosomal subunit protein, with the internal ribosome entry site of hepatitis C virus genome. Virus Genes 19:153-161. Fukushi, S., M. Okada, J. Stahl, T. Kageyama, F. B. Hoshino, and K. Katayama. 2001. Ribosomal protein S5 interacts with the internal ribosomal entry site of hepatitis C virus. J Biol Chem 276:20824-20826. Funkhouser, A. W., D. E. Schultz, S. M. Lemon, R. H. Purcell, and S. U. Emerson. 1999. Hepatitis A virus translation is rate-limiting for virus replication in MRC-5 cells. Virology 254:268-278. Glass, M. J., X. Y. Jia, and D. F. Summers. 1993 Identification of the hepatitis A virus internal ribosome entry site: in vivo and in vitro analysis of bicistronic RNAs containing the HAV 5' noncoding region. Virology. 193:842-852. Gordon S.C., B.R. Bacon, I. M. Jacobson, M. I. Shiffman, N. H. Afdhal, J. G. McHutchison, T. J. Kwoh, and F. A. Dorr. 2002. A Phase II, 12-week study of ISIS 14803, an antisense inhibitor of HCV for the treatment of chronic hepatitis C. AASLD Abst. 795. Hepatology 36:362A. Gosert, R., K. H. Chang, R. Rijnbrand, M. Yi, D. V. Sangar, and S. M. Lemon. 2000. Transient expression of cellular polypyrimidine-tract binding protein stimulates cap-independent translation directed by both picornaviral and flaviviral internal ribosome entry sites In vivo. Mol Cell Biol 20:1583-1595. Gray, N, and M. Wickens. 1998. Control of translation initiation in animals. Annu Rev Cell Dev Biol 14:399-458. 31a. Griffith, A., and D. M. Coen. 2005. An unusual internal ribosome entry site in the herpes simplex virus thymidine kinase gene. Proc Natl Acad Sci U S A. 102:9667-72. Guo, J. T., V. V. Bichko, and C. Seeger. 2001. Effect of alpha interferon on the hepatitis C virus replicon. J Virol 75:8516-8523. Hahm, B., Y. K. Kim, J. H. Kim, T. Y. Kim, and S. K. Jang. 1998. Heterogeneous nuclear ribonucleoprotein L interacts with the 3' border of the internal ribosomal entry site of hepatitis C virus. J Virol 72:8782-8788. Haller, A. A., S. R. Stewart, and B. L. Semler. 1996. Attenuation stem-loop lesions in the 5' noncoding region of poliovirus RNA: neuronal cell-specific translation defects. J Virol 70:1467-1474. Hellen, C. U. and T. V. Pestova. 1999. Translation of hepatitis C virus RNA. J Viral Hepat 6:79-87. Hellen, C. U., G. W. Witherell, M. Schmid, S. H. Shin, T. V. Pestova, A. Gil, and E. Wimmer. 1993. A cytoplasmic 57-kDa protein that is required for translation of picornavirus RNA by internal ribosomal entry is identical to the nuclear pyrimidine tract-binding protein. Proc Natl Acad Sci USA 90:4672-7646 Hendrix, M., E. S. Priestley, G. F. Joyce, and C. H. Wong. 1997. Direct observation of aminoglycoside-RNA interactions by surface plasmon resonance. Journal of the American Chemical Society 119:3641-8. Holcik, M. and R. G. Korneluk. 2000. Functional characterization of the X-linked inhibitor of apoptosis (XIAP) internal ribosome entry site element: role of La autoantigen in XIAP translation. Mol Cell Biol 20:4648-4657. Holcik, M., C. Lefebvre, C. Yeh, T. Chow, and R. G. Korneluk. 1999. A new internal-ribosome-entry-site motif potentiates XIAP-mediated cytoprotection. Nat Cell Biol 1:190-192. Honda, M., M. R. Beard, L. H. Ping, and S. M. Lemon. 1999. A phylogenetically conserved stem-loop structure at the 5' border of the internal ribosome entry site of hepatitis C virus is required for cap-independent viral translation. J Virol1165-1174. Honda, M., E. A. Brown, and S. M. Lemon. 1996. Stability of a stem-loop involving the initiator AUG controls the efficiency of internal initiation of translation on hepatitis C virus RNA. RNA 2:955-968. Honda, M., L. H. Ping, R. C. Rijnbrand, E. Amphlett, B. Clarke, D. Rowlands, and S. M. Lemon. 1996. Structural requirements for initiation of translation by internal ribosome entry within genome-length hepatitis C virus RNA. Virology 222:31-42. Honda, M., R. Rijnbrand, G. Abell, D. Kim, and S. M. Lemon. 1999. Natural variation in translational activities of the 5' nontranslated RNAs of hepatitis C virus genotypes 1a and 1b: evidence for a long- range RNA-RNA interaction outside of the internal ribosomal entry site. J Virol 73:4941-4951. Huez, I., S. Bornes, D. Bresson, L. Creancier, and H. Prats. 2001. New vascular endothelial growth factor isoform generated by internal ribosome entry site-driven CUG translation initiation. Mol Endocrinol. 15:2197-2210. Huez, I., L. Creancier, S. Audigier, M. C. Gensac, A. C. Prats, and H. Prats. 1998. Two independent internal ribosome entry sites are involved in translation initiation of vascular endothelial growth factor mRNA. Mol Cell Biol 18:6178-6190 Ikeda, M., M. Yi, K. Li, and S. M. Lemon. 2002. Selectable subgenomic and genome-length dicistronic RNAs derived from an infectious molecular clone of the HCV-N strain of hepatitis C virus replicate efficiently in cultured Huh7 cells. J Virol 76:2997-3006. Irvine, J. D., L. Takahashi, K. Lockhart, J. Cheong, J. W. Tolan, H. E. Selick, and J. R. Grove. 1999. MDCK (Madin-Darby canine kidney) cells: A tool for membrane permeability screening. J Pharm Sci 88:28-33. Isoyama, T., N. Kamoshita, K. Yasui, A. Iwai, K. Shiroki, H. Toyoda, A. Yamada, Y. Takasaki, and A. Nomoto. 1999. Lower concentration of La protein required for internal ribosome entry on hepatitis C virus RNA than on poliovirus RNA. J Gen Virol 80 ( Pt 9):2319-2327. Ito, T. and M. M. Lai. 1999. An internal polypyrimidine-tract-binding protein-binding site in the hepatitis C virus RNA attenuates translation, which is relieved by the 3'-untranslated sequence. Virology 254:288-296. Jang, S. K., H. G. Krausslich, M. J. Nicklin, G. M. Duke, A. C. Palmenberg, and E. Wimmer. 1988. A segment of the 5' nontranslated region of encephalomyocarditis virus RNA directs internal entry of ribosomes during in vitro translation. J Virol 62:2636-2643. Jubin, R., N. E. Vantuno, J. S. Kieft, M. G. Murray, J. A. Doudna, J. Y. Lau, and B. M. Baroudy. 2000. Hepatitis C virus internal ribosome entry site (IRES) stem loop IIId contains a phylogenetically conserved GGG triplet essential for translation and IRES folding. J Virol 74:10430-10437. Kalliampakou, K. I., L. Psaridi-Linardaki, and P. Mavromara. 2002. Mutational analysis of the apical region of domain II of the HCV IRES. FEBS Lett 511:79-84. Kaminski, A., S. L. Hunt, J. G. Patton, and R. J. Jackson.1995. Direct evidence that polypyrimidine tract binding protein (PTB) is essential for internal initiation of translation of encephalomyocarditis virus RNA.RNA 1:924-938 Kamoshita, N., K. Tsukiyama-Kohara, M. Kohara, and A. Nomoto. 1997. Genetic analysis of internal ribosomal entry site on hepatitis C virus RNA: implication for involvement of the highly ordered structure and cell type-specific transacting factors. Virology 233:9-18. Kieft, J. S., K. Zhou, R. Jubin, M. G. Murray, J. Y. Lau, and J. A. Doudna. 1999. The hepatitis C virus internal ribosome entry site adopts an ion- dependent tertiary fold. J Mol Biol 292:513-529. Kieft, J. S., K. Zhou, R. Jubin, M. G. Murray, J. Y. Lau, and J. A. Doudna. 2001. Mechanism of ribosome recruitment by hepatitis C IRES RNA. RNA 7:194-206. Klinck, R., E. Westhof, S. Walker, M. Afshar, A. Collier, and F. Aboul-Ela. 2000. A potential RNA drug target in the hepatitis C virus internal ribosomal entry site. RNA 6:1423-1431. Kolupaeva VG, Pestova TV, and Hellen CUT. 2000. An enzymatic foot-printing analysis of the interaction of 40S ribosomal subunits with the internal ribosomal entry site of hepatitis C virus. J Virol 74:6242-6250. Kolupaeva, V. G., C. U. Hellen, and I. N. Shatsky. 1996. Structural analysis of the interaction of the pyrimidine tract-binding protein with the internal ribosomal entry site of encephalomyocarditis virus and foot-and-mouth disease virus RNAs. RNA 2:1199-1212. Kolupaeva, V. G., T. V. Pestova, C. U. Hellen, and I. N. Shatsky. 1998. Translation eukaryotic initiation factor 4G recognizes a specific structural element within the internal ribosome entry site of encephalomyocarditis virus RNA. J Biol Chem 273:18599-18604. Kozak, M. 1999. Initiation of translation in prokaryotes and eukaryotes. Gene 234:187-208. Kruger, M., C. Beger, P. J. Welch, J. R. Barber, M. P. Manns, and F. Wong-Staal. 2001. Involvement of proteasome alpha-subunit PSMA7 in hepatitis C virus internal ribosome entry site-mediated translation. Mol Cell Biol 21: 8357-8364 La Monica, N. and V. R. Racaniello. 1989. Differences in replication of attenuated and neurovirulent polioviruses in human neuroblastoma cell line SH-SY5Y. J Virol 63:2357-2360. Le, S. Y., N. Sonenberg, and J. V. Maizel, Jr. 1995. Unusual folding regions and ribosome landing pad within hepatitis C virus and pestivirus RNAs. Gene 154:137-143. Lerat, H., Y. K. Shimizu, and S. M. Lemon. 2000. Cell type-specific enhancement of hepatitis C virus internal ribosome entry site-directed translation due to 5' nontranslated region substitutions selected during passage of virus in lymphoblastoid cells. J Virol 74:7024-7031. Li, K., T. M. Davis, C. Bailly, A. Kumar, D. W. Boykin, and W. D. Wilson. 2001. A heterocyclic inhibitor of the REV-RRE complex binds to RRE as a dimer. Biochemistry 40:1150-8. Lipinski, J. 2000. J. Pharm. Tox. Meth. 44:235-249. Llinas-Brunet M. 2002. NS3 serine protease inhibitors as potential antiviral agents for the treatment of hepatitis C virus infections. The 3rd internatl antiviral & vaccine discovery and development summit.March 13-14. Princeton, NJ. Lohmann, V., F. Korner, A. Dobierzewska, and R. Bartenschlager. 2001. Mutations in hepatitis C virus RNAs conferring cell culture adaptation. J Virol 75:1437-1449. Lohmann, V., F. Korner, J. Koch, U. Herian, L. Theilmann, and R. Bartenschlager. 1999. Replication of subgenomic hepatitis C virus RNAs in a hepatoma cell line. Science 285:110-113. Lopez, d. Q., E. Lafuente, and E. Martinez-Salas. 2001. IRES interaction with translation initiation factors: functional characterization of novel RNA contacts with eIF3, eIF4B, and eIF4GII. RNA 7:1213-1226. Lopez, d. Q. and E. Martinez-Salas. 2000. Interaction of the eIF4G initiation factor with the aphthovirus IRES is essential for internal translation initiation in vivo. RNA 6:1380-1392. Lu, H. H. and E. Wimmer. 1996. Poliovirus chimeras replicating under the translational control of genetic elements of hepatitis C virus reveal unusual properties of the internal ribosomal entry site of hepatitis C virus. Proc Natl Acad Sci USA 93:1412-7. Lukavsky, P. J., G. A. Otto, A. M. Lancaster, P. Sarnow, and J. D. Puglisi. 2000. Structures of two RNA domains essential for hepatitis C virus internal ribosome entry site function. Nat Struct Bio 7:1105-1110. Lyons, A. J., J. R. Lytle, J. Gomez, and H. D. Robertson. Hepatitis C virus internal ribosome entry site RNA contains a tertiary structural element in a functional domain of stem-loop II. Nucleic Acids Res 29:2535-2546. Macejak, D. G., K. L. Jensen, S. F. Jamison, K. Domenico, E. C. Roberts, N. Chaudhary, I. von_Carlowitz, L. Bellon, M. J. Tong, A. Conrad, P. A. Pavco, and L. M. Blatt. 2000. Inhibition of hepatitis C virus (HCV)-RNA-dependent translation and replication of a chimeric HCV poliovirus using synthetic stabilized ribozymes. Hepatology (Baltimore, Md. ) 31:769-76. Macejak, D. G., K. L. Jensen, P. A. Pavco, K. M. Phipps, B. A. Heinz, J. M. Colacino, and L. M. Blatt. 2001. Enhanced antiviral effect in cell culture of type 1 interferon and ribozymes targeting HCV RNA. J Viral Hepatitis 8:400-405. Macejak, D. G. and P. Sarnow. 1991. Internal initiation of translation mediated by the 5' leader of a cellular mRNA. Nature 353:90-94. Major ME, Rehermann B, and Feinstone. 2001. Hepatitis C viruses., p. 2535-2541. In D. Knipe and P. Howley (eds.), Fields Virology. Lippincott Williams and Wilkins, Philadelphia, PA. Manns MP, McHutchison JG, Gordon SC, Rustgi VK, Shiffman M, Reindollar R, Goodman ZD, Koury K, Ling M, and Albrecht JK. 2003. Peginterferon alfa-2b plus ribavirin compared with interferon alfa-2b plus ribavirin for initial treatment of chronic hepatitis C: a randomised trial. Lancet 358:958-965. Martinez-Salas, E., R. Ramos, E. Lafuente, and d. Q. Lopez. 2001. Functional interactions in internal translation initiation directed by viral and cellular IRES elements. J Gen Virol 82:973-984. Mazur, S., F. A. Tanious, D. Ding, A. Kumar, D. W. Boykin, I. J. Simpson, S. Neidle, and W. D. Wilson. 2000. A thermodynamic and structural analysis of DNA minor-groove complex formation. Journal of Molecular Biology 300:321-37. McHutchison JG and Poynard T. 1999. Combination therapy with interferon plus ribavirin for the initial treatment of chronic hepatitis C. Semin. Liver Dis. 19 Suppl 1:57-65. McHutchison, J. G., T. Poynard, R. Esteban-Mur, G. L. Davis, Z. D. Goodman, J. Harvey, M. H. Ling, J. J. Garaud, J. K. Albrecht, K. Patel, J. L. Dienstag, and T. Morgan. 2002. Hepatic HCV RNA before and after treatment with interferon alone or combined with ribavirin. Hepatology 35:688-693. Meerovitch, K., J. Pelletier, and N. Sonenberg. 1989. A cellular protein that binds to the 5'-noncoding region of poliovirus RNA: implications for internal translation initiation. Genes Dev 3:1026-1034. Meerovitch, K., Y. V. Svitkin, H. S. Lee, F. Lejbkowicz, D. J. Kenan, E. K. Chan, V. I. Agol, J. D. Keene, and N. Sonenberg. 1993. La autoantigen enhances and corrects aberrant translation of poliovirus RNA in reticulocyte lysate. J Virol 67: 3798-3807. Mercer, D. F., D. E. Schiller, J. F. Elliott, D. N. Douglas, C. Hao, A. Rinfret, W. R. Addison, K. P. Fischer, T. A. Churchill, J. R. Lakey, D. L. Tyrrell, and N. M. Kneteman. 2001. Hepatitis C virus replication in mice with chimeric human livers. Nature Medicine 7:927-33. Michel, Y. M., A. M. Borman, S. Paulous, and K. M. Kean. 2001. Eukaryotic initiation factor 4G-poly(A) binding protein interaction is required for poly(A) tail-mediated stimulation of picornavirus internal ribosome entry segment-driven translation but not for X-mediated stimulation of hepatitis C virus translation. Mol Cell Biol 21: 4097-4109. Mitchell, S. A., E. C. Brown, M. J. Coldwell, R. J. Jackson, and A. E. Willis. 2001. Protein factor requirements of the Apaf-1 internal ribosome entry segment: roles of polypyrimidine tract binding protein and upstream of N-ras. Mol Cell Biol 21:3364-3374. Moriguchi, e. al. 1992. Chem Pharm Bull 40:127-130. Nanbru, C., I. Lafon, S. Audigier, M. C. Gensac, S. Vagner, G. Huez, and A. C. Prats. 2003. Alternative translation of the proto-oncogene c-myc by an internal ribosome entry site. J Biol Chem 272:32061-32066. Niepmann, M., A. Petersen, K. Meyer, and E. Beck. 1997. Functional involvement of polypyrimidine tract-binding protein in translation initiation complexes with the internal ribosome entry site of foot-and-mouth disease virus. J Virol 71:8330-8339. Odreman-Macchioli, F., F. E. Baralle, and E. Buratti. 2001. Mutational analysis of the different bulge regions of hepatitis C virus domain II and their influence on internal ribosome entry site translational ability. J Biol Chem 276:41648-41655. Odreman-Macchioli, F. E., S. G. Tisminetzky, M. Zotti, F. E. Baralle, and E. Buratti. 2000. Influence of correct secondary and tertiary RNA folding on the binding of cellular factors to the HCV IRES. Nucleic Acids Res 28:875-885. Ohlmann, T., M. Lopez-Lastra, and J. L. Darlix. 2000. An internal ribosome entry segment promotes translation of the simian immunodeficiency virus genomic RNA. J Biol Chem 275:11899-11906. Pain VM. 1996. Initiation of protein synthesis in eukaryotic cells. Eur J Biochem 236:747-771. Pelletier, J. and N. Sonenberg . 1988. Internal initiation of translation of eukaryotic mRNA directed by a sequence derived from poliovirus RNA. Nature 334:320-325. Pelletier, J. and N. Sonenberg . 1989. Internal binding of eucaryotic ribosomes on poliovirus RNA: translation in HeLa cell extracts. J Virol 63:441-444. Pestova, T. V., S. I. Borukhov, and C. U. Hellen. 1998. Eukaryotic ribosomes require initiation factors 1 and 1A to locate initiation codons. Nature 394:854-859. Pestova, T. V., I. N. Shatsky, S. P. Fletcher, R. J. Jackson, and C. U. Hellen. 1998. A prokaryotic-like mode of cytoplasmic eukaryotic ribosome binding to the initiation codon during internal translation initiation of hepatitis C and classical swine fever virus RNAs. Genes Dev 12: 67-83. Pestova, T. V., I. N. Shatsky, and C. U. Hellen. 1996. Functional dissection of eukaryotic initiation factor 4F: the 4A subunit and the central domain of the 4G subunit are sufficient to mediate internal entry of 43S preinitiation complexes. Mol Cell Biol 16:6870-6878. Peytou, V., R. Condom, N. Patino, R. Guedj, A. M. Aubertin, N. Gelus, C. Bailly, R. Terreux, and D. Cabrol_Bass. 1999. Synthesis and antiviral activity of ethidium-arginine conjugates directed against the TAR RNA of HIV-1. Journal of Medicinal Chemistry 42:4042-53. Pietschmann, T., V. Lohmann, A. Kaul, N. Krieger, G. Rinck, G. Rutter, D. Strand, and R. Bartenschlager. 2002. Persistent and transient replication of full-length hepatitis C virus genomes in cell culture. J Virol 76:4008-4021. Pietschmann, T., V. Lohmann, G. Rutter, K. Kurpanek, and R. Bartenschlager. 2001. Characterization of cell lines carrying self-replicating hepatitis C virus RNAs. J Virol 75:1252-1264. Poole, T. L., C. Wang, R. A. Popp, L. N. Potgieter, A. Siddiqui, and M. S. Collett. 1995. Pestivirus translation initiation occurs by internal ribosome entry. Virology 206:750-754. Pringle, C. 1999. Virus taxonomy--1999. The universal system of virus taxonomy, updated to include the new proposals ratified by the International Committee on Taxonomy of Viruses during 1998. Arch Virol 144:421-429. Psaridi, L., U. Georgopoulou, A. Varaklioti, and P. Mavromara. 1999. Mutational analysis of a conserved tetraloop in the 5' untranslated region of hepatitis C virus identifies a novel RNA element essential for the internal ribosome entry site function. FEBS Lett 453:49-53. Reynolds, J. E., A. Kaminski, A. R. Carroll, B. E. Clarke, D. J. Rowlands, and R. J. Jackson. 1996. Internal initiation of translation of hepatitis C virus RNA: the ribosome entry site is at the authentic initiation codon. RNA 2:867-878. Reynolds, J. E., A. Kaminski, H. J. Kettinen, K. Grace, B. E. Clarke, A. R. Carroll, D. J. Rowlands, and R. J. Jackson. 1995. Unique features of internal initiation of hepatitis C virus RNA translation. EMBO J 14: 6010-6020. Rijnbrand R, Bredenbeek P, van der Straaten T, Whetter L, Inchauspe G, Lemon S, and Spaan W. 1995. Almost the entire 5' non-translated region of hepatitis C virus is required for cap-independent translation. FEBS Lett 365:115-119. Rijnbrand RC and Lemon SM. 2000. Internal ribosome entry site-mediated translation in hepatitis C virus replication. Curr Top. Microbiol Immunol. 242:85-116. Rijnbrand, R., P. J. Bredenbeek, P. C. Haasnoot, J. S. Kieft, W. J. Spaan, and S. M. Lemon. 2001. The influence of downstream protein-coding sequence on internal ribosome entry on hepatitis C virus and other flavivirus RNAs. RNA 7:585-597. Rijnbrand, R. C., T. E. Abbink, P. C. Haasnoot, W. J. Spaan, and P. J. Bredenbeek. 1996. The influence of AUG codons in the hepatitis C virus 5' nontranslated region on translation and mapping of the translation initiation window. Virology 226 :47-56. Sachs, A. B., P. Sarnow, and M. W. Hentze. 1997. Starting at the beginning, middle, and end: translation initiation in eukaryotes. Cell 89:831-838. Saito I, Miyamura T, Ohbayashi A, Harada H, Katayama T, Kikuchi S, Watanabe Y, Koi S, Onji M, Ohta Y, Choo Q, Houghton M, and Kuo G. 2003. Hepatitis C virus infection is associated with the development of hepatocellular carcinoma. Proc Natl Acad Sci U. S. A 87:6547-6549. Schultz, D. E., M. Honda, L. E. Whetter, K. L. McKnight, and S. M. Lemon. 1996. Mutations within the 5' nontranslated RNA of cell culture-adapted hepatitis A virus which enhance cap-independent translation in cultured African green monkey kidney cells. J Virol 70:1041-1049. Shimazaki, T., M. Honda, S. Kaneko, and K. Kobayashi. 2002. Inhibition of internal ribosomal entry site-directed translation of HCV by recombinant IFN-alpha correlates with a reduced La protein. Hepatology 35:199-208. Simmonds, P. 2003. Variability of hepatitis C virus. Hepatology 21:570-583. Sinha, R., P. Yang, S. Kodali, Y. Xiong, R. M. Kim, P. R. Griffin, H. R. Onishi, J. Kohler, L. L. Silver, and K. Chapman. 2001. Direct interaction of a vancomycin derivative with bacterial enzymes involved in cell wall biosynthesis. Chem Biol 8:1095-1106. Sizova, D. V., V. G. Kolupaeva, T. V. Pestova, I. N. Shatsky, and C. U. Hellen. 1998. Specific interaction of eukaryotic translation initiation factor 3 with the 5' nontranslated regions of hepatitis C virus and classical swine fever virus RNAs. J Virol 72:4775-4782. Smith. 1994. Eur J Drug Metab Pharm 3:193-199. Smith, D. B., J. Mellor, L. M. Jarvis, F. Davidson, J. Kolberg, M. Urdea, P. L. Yap, and P. Simmonds. 1995. Variation of the hepatitis C virus 5' non-coding region: implications for secondary structure, virus detection and typing. The International HCV Collaborative Study Group. J Gen Virol 76 ( Pt 7):1749-1761. Sonenberg N, Mathews MB, and Hershey JWB. 2000. Translational control of gene expression. Cold Spring Harbor. Cold Spring Harbor Laboratory Press, New York. Spahn, C. M., J. S. Kieft, R. A. Grassucci, P. A. Penczek, K. Zhou, J. A. Doudna, and J. Frank. 2001. Hepatitis C virus IRES RNA-induced changes in the conformation of the 40s ribosomal subunit. Science 291:1959-1962. Spatzenegger, M. and W. Jaeger. 1995. Clinical importance of hepatic cytochrome P450 in drug metabolism. Drug Metab Rev 27:397-417. Subkhankulova, T., S. A. Mitchell, and A. E. Willis. 2001. Internal ribosome entry segment-mediated initiation of c-Myc protein synthesis following genotoxic stress. Biochem J 359:183-192. Tang, S., A. J. Collier, and R. M. Elliott. 1999. Alterations to both the primary and predicted secondary structure of stem-loop IIIc of the hepatitis C virus 1b 5' untranslated region (5'UTR) lead to mutants severely defective in translation which cannot be complemented in trans by the wild-type 5'UTR sequence. J Virol 73:2359-2364. Thiel, V. and S. G. Siddell. 1994. Internal ribosome entry in the coding region of murine hepatitis virus mRNA 5. J Gen Virol. 75 ( Pt 11):3041-3046. Tsukiyama-Kohara, K., N. Iizuka, M. Kohara, and A. Nomoto. 1992. Internal ribosome entry site within hepatitis C virus RNA. J Virol 66:1476-1483. Vagner, S., M. C. Gensac, A. Maret, F. Bayard, F. Amalric, H. Prats, and A. C. Prats. 1995. Alternative translation of human fibroblast growth factor 2 mRNA occurs by internal entry of ribosomes. Mol Cell Biol 15:35-44. Varaklioti A, Georgopoulou U, Kakkanas A, Psaridi L, Serwe M, Caselmann WH, and Mavromara P. 1998. Mutational analysis of two unstructured domains of the 5, untranslated region of HCV RNA. Biochem Biophys. Res Commun. 253:678-685. Wang, C., S. Y. Le, N. Ali, and A. Siddiqui. 1995. An RNA pseudoknot is an essential structural element of the internal ribosome entry site located within the hepatitis C virus 5' noncoding region. RNA 1:526-537. Wang, C., P. Sarnow, and A. Siddiqui. 1993. Translation of human hepatitis C virus RNA in cultured cells is mediated by an internal ribosome-binding mechanism. J Virol 67:3338-3344. Wang, C., P. Sarnow, and A. Siddiqui. 1994. A conserved helical element is essential for internal initiation of translation of hepatitis C virus RNA. J Virol 68:7301-7307. Wang, S. M., S. C. Fears, L. Zhang, J. J. Chen, and J. D. Rowley. 2000. Screening poly(dA/dT)- cDNAs for gene identification. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 97:4162-7. Wang, T. H., R. C. Rijnbrand, and S. M. Lemon. 2000. Core protein-coding sequence, but not core protein, modulates the efficiency of cap-independent translation directed by the internal ribosome entry site of hepatitis C virus. J Virol 74:11347-11358. Wimmer, E., C. U. Hellen, and X. Cao. 1993. Genetics of poliovirus. Annu Rev Genet 27:353-436. Wong, J. B., T. Poynard, M. H. Ling, J. K. Albrecht, and S. G. Pauker. 2000. Cost-effectiveness of 24 or 48 weeks of interferon alpha-2b alone or with ribavirin as initial treatment of chronic hepatitis C. International Hepatitis Interventional Therapy Group. Am. J Gastroenterol. 95:1524-1530. Zhao, W. D. and E. Wimmer. 2001. Genetic analysis of a poliovirus/hepatitis C virus chimera: new structure for domain II of the internal ribosomal entry site of hepatitis C virus. J Virol 75:3719-3730. Zhao, W. D., E. Wimmer, and F. C. Lahser. 1999. Poliovirus/Hepatitis C virus (internal ribosomal entry site-core) chimeric viruses: improved growth properties through modification of a proteolytic cleavage site and requirement for core RNA sequences but not for core-related polypeptides. Journal of Virology 73:1546-54.
HCVに悩む患者を治療するより効果的な手段に対するニーズは依然として存在する。具体的には、既存の治療適用様式と交差抵抗性がなく、また他の抗HCV薬と相乗作用を示す新規な抗ウイルス薬に対するニーズが存在する。本出願人は、HCV感染を阻害する医薬候補の同定を行い、抗HCV薬として有用であるインドール化合物を同定するのに成功した。ひとつの理論に縛られるものではないが、本発明の化合物は、IRES介在の開始、成長、および停止、すなわち翻訳を阻害しているものと考えられる。
本発明の化合物は、IRESエレメントを含んでいるその他のcap依存性ウイルスの翻訳を阻害するのにも有用である。そのようなウイルスとしては、ピコルナウイルス属のウイルス例えばポリオウイルス、A型肝炎ウイルスおよびリノウイルス;コロナウイルス属のウイルス例えばSARS;アルボウイルス属のウイルス;フラビウイルス属のウイルス例えば黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス、およびウエストナイルウイルス;ヘルペスウイルス例えばヘルペスシンプレックスウイルス(単純疱疹ウイルス)およびカポージ肉腫関連ヘルペスウイルス;あるいは同じような複製の方式をとる他のウイルス;が挙げられる。さらに、本発明の化合物は、HIV5あるいは同じような翻訳の方式をとる他のウイルスを阻害するのにも有用である。
本明細書で言及した文献は全て、参照により、あたかも完全に本明細書に記載されているがごとくに、本明細書に組み込まれる。
本発明により、HCVの複製を阻害することができる化合物が同定された。また、本発明により、HCVの感染を阻害することができる化合物が同定され、その使用についての方法が提供される。
本発明のひとつの態様で、HCV感染の予防および/または治療に有用である式(I)の化合物が提供される。ひとつの理論に拘泥されるものではないが、本発明の化合物は、IRES介在の開始、成長、および停止、すなわち翻訳を阻害しているものと考えられる。式(I)の化合物はまた、ウイルスにIRESエレメントが含まれているその他のウイルス感染を阻害および/または治療するのにも有用であると思われる。そのようなウイルスとしては、ピコルナウイルス属のウイルス例えば限定するものではないがポリオウイルス、A型肝炎ウイルスおよびリノウイルス;コロナウイルス属のウイルス例えば限定するものではないがSARS;アルボウイルス属のウイルス;フラビウイルス属のウイルス例えば限定するものではないが黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス、およびウエストナイルウイルス;ヘルペスウイルス例えば限定するものではないがヘルペスシンプレックスウイルス(単純疱疹ウイルス)およびカポージ肉腫関連ヘルペスウイルス;あるいは同じような複製の方式をとる他のウイルス;が挙げられる。さらに、本発明の化合物は、HIV5あるいは同じような翻訳の方式をとる他のウイルスを阻害するのにも有用である。
本発明のもうひとつの態様で、HCV感染を予防および/または治療するための方法が提供される。
本発明のなおもうひとつの態様で、HCV感染を予防および/または治療するための、本発明の化合物を含む医薬組成物が提供される。
ひとつの実施形態では、本発明は、HCV IRES介在開始および翻訳を阻害するための方法に関し、その方法は、そのような阻害を必要とする患者に、本発明の1種以上の化合物の、IRES介在開始および翻訳を阻害するのに有効な量を投与することを含んでなる。
いくつかの実施形態
実施形態1
C型肝炎ウイルス(HCV)感染を予防または治療するための医薬組成物であって以下の式:
Figure 2008506702
[式中の:
Xは:
水素;
ニトロ基;
シアノ基;
-CORa基(ここでRaは:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
ジアルキル-アミノである);
-COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
ホルミル基;
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
であり、
Yは:
水素;
ハロアルキル;
ハロゲン;
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
ベンゾフラン;
ベンゾチオフェン;
ジベンゾフラン;
ジベンゾチオフェン;
ベンゾチアゾール;
ナフタレン;
インドール(場合によっては該窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
Figure 2008506702
(ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
-NHCORe基(ここでReは:
C1〜C6アルキル;
C6〜C8アリール[以下:
C1〜C6アルキル、
アルコキシ、
シアノ基、
ニトロ基、または
ハロゲンで置換されていてもよい];である);
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
-NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい]である);
C1〜C6アルキル;
5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
アミノ基で置換されていてもよい);
5もしくは6員ヘテロ環[以下:
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ(場合によっては:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
1個以上のハロゲン、
5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
C1〜C6アルキル、または
ヒドロキシで置換されていてもよい)、
アミノ基[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRjCORk基(ここでRkは:
C1〜C6アルキル、
水素、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-N=N+=N-基、または
-CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[ヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
ニトロ基、
C1〜C6アルキル基(場合によっては:
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-CORm基(ここでRmは:
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
ヒドロキシ、
5もしくは6員ヘテロ環、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
-NHRn基(ここでRnは:
-CH2CONH2、または
C6〜C8アリール[以下:
アルキル、
1個以上のハロゲン、
ニトロ基、または
1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
-NRoCORp基(ここでRpは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
アルコキシ、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
5もしくは6員ヘテロアリール[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
水素、
Figure 2008506702
であり、Roは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRqCONRqRr基(ここでRqは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
C6〜C8アリール[以下:
Figure 2008506702
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
-ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
C1〜C6アルキル[1個以上の以下:
ハロゲン、
アルキレン、
C6〜C8アリール、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRtCOORu基(ここでRuは:
C1〜C12アルキル(場合によっては:
C6〜C8アリール[C1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
アルキレン、
アルコキシ、
アルキン、
ハロゲン、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては:
アルコキシ、
ハロゲン、または
C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRvSO2Rw基(ここでRvは:
水素、
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
C1〜C6アルキル(場合によっては:
ハロゲン、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ヒドロキシル、または
アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
ハロアルキル、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
C2〜C6アルキレン、
アルキル-またはジアルキル-アミノ[ハロゲンで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
5もしくは6員ヘテロ環、または
Figure 2008506702
で置換されていてもよい]である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
-SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-SO2Raa基(ここでRaaは:
C1〜C6アルキル、
アミノ基、
アルキル-またはジアルキル-アミノ基[ヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリールである)、
C6〜C8アリール、または
-NHRbb基(ここでRbbは:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
-C(=S)NH2基、または
-PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
で置換されていてもよい);
Figure 2008506702
(ここでRccは:
ナフタレン、
5もしくは6員ヘテロアリール、
Figure 2008506702
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
ハロゲン、
C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
水素、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
C1〜C6アルキル、または
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRggCORhh基(ここでRhhは:
水素、
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
ハロゲン、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
水素、
-C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
ハロアルキル、
5もしくは6員ヘテロ環基、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
である);
であり、
Zは:
水素;
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
1個以上のハロゲン、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
C2〜C6アルキレン;
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
Figure 2008506702
であり、
Rは:
水素;
ハロゲン;または
アルコキシ;
であり、
R1は:
水素;
ヒドロキシ;
ハロゲン;
ハロアルキル;
ニトロ基;
5もしくは6員ヘテロアリール;
5もしくは6員ヘテロ環;
アルコキシ[以下:
1個以上のハロゲン、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
C1〜C6アルキル[ジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
R1はR2と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R2は:
ニトロ基;
水素;
ハロゲン;
ヒドロキシ基;
C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
アミノ基;
アルコキシ基[以下:
1個以上のハロゲン、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ジアルキル-アミノ[アルコキシで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリール基、または
C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
ハロアルキル;
アミド基[以下:
ヒドロキシ基、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
5もしくは6員ヘテロアリール;
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-NHCORjj基(ここでRjjは:
アルコキシ、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
-ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R3は:
水素;または
-CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
である。]
を有する少なくとも1種の化合物またはその医薬的に許容される塩の治療的に有効な量、医薬的に許容される賦形剤、および場合によっては少なくとも1種の追加の抗HCV薬を含む医薬組成物。
実施形態2
実施形態1の医薬組成物において、場合によっては少なくとも1種の追加の抗HCV薬が、ペグ化インターフェロン、非ペグ化インターフェロン、リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体、グルコシダーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、ポリメラーゼ阻害薬、p7阻害薬、エントリー阻害薬、融合阻害薬、抗線維症薬、カスパーゼ阻害薬、イノシンモノフォスフェートデヒドロゲナーゼを標的とする医薬(IMPDH阻害薬)、合成サイモシンアルファ1、治療用ワクチン、免疫調節薬、グリコシダーゼ阻害薬、ヘリカーゼ阻害薬、Toll[トール]様受容体作動薬、ならびにこれらの組み合せからなる群から選択される組成物。
実施形態3
実施形態1の医薬組成物において、Xが、水素;シアノ基;および-CORa基(ここでRaは:C1〜C6アルキル、またはジアルキル-アミノである);からなる群から選択される医薬組成物。
実施形態4
実施形態1の医薬組成物において、Yが、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
からなる群から選択される医薬組成物。
実施形態5
実施形態1の医薬組成物において、Yが、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
からなる群から選択される医薬組成物。
実施形態6
実施形態1の医薬組成物において、Rが、水素である医薬組成物。
実施形態7
実施形態1の医薬組成物において、R1が、水素、ニトロ基、またはアルコキシからなる群から選択される医薬組成物。
実施形態8
実施形態1の医薬組成物において、R2が、ヒドロキシ、水素、ハロアルキル基、ニトロ基、anアミド、-COORxまたはアルコキシからなる群から選択される医薬組成物。
実施形態9
実施形態1の医薬組成物において、R3が、水素である医薬組成物。
実施形態10
実施形態1の医薬組成物において、化合物が、表Aの化合物から選択される医薬組成物。
実施形態11
実施形態1の医薬組成物において、化合物が、表Bの化合物から選択される医薬組成物。
実施形態12
実施形態11の医薬組成物において、組成物がさらに、ペグ化インターフェロン、非ペグ化インターフェロン、リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体、グルコシダーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、ポリメラーゼ阻害薬、p7阻害薬、エントリー阻害薬、融合阻害薬、抗線維症薬、カスパーゼ阻害薬、イノシンモノフォスフェートデヒドロゲナーゼを標的とする医薬(IMPDH阻害薬)、合成サイモシンアルファ1、治療用ワクチン、免疫調節薬、グリコシダーゼ阻害薬、ヘリカーゼ阻害薬、Toll[トール]様受容体作動薬、ならびにこれらの組み合せからなる群から選択される少なくとも1種の追加の抗HCV薬を含む医薬組成物。
実施形態13
C型肝炎ウイルス(HCV)感染の患者を治療するための方法であって患者に以下の式:
Figure 2008506702
[式中の:
Xは:
水素;
ニトロ基;
シアノ基;
-CORa基(ここでRaは:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
ジアルキル-アミノである);
-COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
ホルミル基;
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
であり、
Yは:
水素;
ハロアルキル;
ハロゲン;
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
ベンゾフラン;
ベンゾチオフェン;
ジベンゾフラン;
ジベンゾチオフェン;
ベンゾチアゾール;
ナフタレン;
インドール(場合によっては該窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
Figure 2008506702
(ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
-NHCORe基(ここでReは:
C1〜C6アルキル;
C6〜C8アリール[以下:
C1〜C6アルキル、
アルコキシ、
シアノ基、
ニトロ基、または
ハロゲンで置換されていてもよい];である);
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
-NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい]である);
C1〜C6アルキル;
5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
アミノ基で置換されていてもよい);
5もしくは6員ヘテロ環[以下:
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ(場合によっては:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
1個以上のハロゲン、
5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
C1〜C6アルキル、または
ヒドロキシで置換されていてもよい)、
アミノ基[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRjCORk基(ここでRkは:
C1〜C6アルキル、
水素、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-N=N+=N-基、または
-CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[ヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
ニトロ基、
C1〜C6アルキル基(場合によっては:
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-CORm基(ここでRmは:
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
ヒドロキシ、
5もしくは6員ヘテロ環、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
-NHRn基(ここでRnは:
-CH2CONH2、または
C6〜C8アリール[以下:
アルキル、
1個以上のハロゲン、
ニトロ基、または
1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
-NRoCORp基(ここでRpは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
アルコキシ、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
5もしくは6員ヘテロアリール[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
水素、
Figure 2008506702
であり、Roは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRqCONRqRr基(ここでRqは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
C6〜C8アリール[以下:
Figure 2008506702
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
-ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
C1〜C6アルキル[1個以上の以下:
ハロゲン、
アルキレン、
C6〜C8アリール、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRtCOORu基(ここでRuは:
C1〜C12アルキル(場合によっては:
C6〜C8アリール[C1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
アルキレン、
アルコキシ、
アルキン、
ハロゲン、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては:
アルコキシ、
ハロゲン、または
C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRvSO2Rw基(ここでRvは:
水素、
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
C1〜C6アルキル(場合によっては:
ハロゲン、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ヒドロキシル、または
アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
ハロアルキル、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
C2〜C6アルキレン、
アルキル-またはジアルキル-アミノ[ハロゲンで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
5もしくは6員ヘテロ環、または
Figure 2008506702
で置換されていてもよい]である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
-SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-SO2Raa基(ここでRaaは:
C1〜C6アルキル、
アミノ基、
アルキル-またはジアルキル-アミノ基[ヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリールである)、
C6〜C8アリール、または
-NHRbb基(ここでRbbは:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
-C(=S)NH2基、または
-PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
で置換されていてもよい);
Figure 2008506702
(ここでRccは:
ナフタレン、
5もしくは6員ヘテロアリール、
Figure 2008506702
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
ハロゲン、
C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
水素、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
C1〜C6アルキル、または
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRggCORhh基(ここでRhhは:
水素、
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
ハロゲン、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
水素、
-C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
ハロアルキル、
5もしくは6員ヘテロ環基、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
である);
であり、
Zは:
水素;
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
1個以上のハロゲン、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
C2〜C6アルキレン;
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
Figure 2008506702
であり、
Rは:
水素;
ハロゲン;または
アルコキシ;
であり、
R1は:
水素;
ヒドロキシ;
ハロゲン;
ハロアルキル;
ニトロ基;
5もしくは6員ヘテロアリール;
5もしくは6員ヘテロ環;
アルコキシ[以下:
1個以上のハロゲン、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
C1〜C6アルキル[ジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
R1はR2と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R2は:
ニトロ基;
水素;
ハロゲン;
ヒドロキシ基;
C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
アミノ基;
アルコキシ基[以下:
1個以上のハロゲン、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ジアルキル-アミノ[アルコキシで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリール基、または
C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
ハロアルキル;
アミド基[以下:
ヒドロキシ基、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
5もしくは6員ヘテロアリール;
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-NHCORjj基(ここでRjjは:
アルコキシ、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
-ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R3は:
水素;または
-CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
である。]
を有する少なくとも1種の化合物またはその医薬的に許容される塩のHCV阻害量および医薬的に許容される賦形剤を含む医薬組成物を投与することを含む方法。
実施形態14
実施形態13の方法において、医薬組成物がさらに、少なくとも1種の追加の抗ウイルス薬を含む方法。
実施形態15
実施形態14の方法において、少なくとも1種の追加の抗HCV薬が、ペグ化インターフェロン、非ペグ化インターフェロン、リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体、グルコシダーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、ポリメラーゼ阻害薬、p7阻害薬、エントリー阻害薬、融合阻害薬、抗線維症薬、カスパーゼ阻害薬、イノシンモノフォスフェートデヒドロゲナーゼを標的とする医薬(IMPDH阻害薬)、合成サイモシンアルファ1、治療用ワクチン、免疫調節薬、グリコシダーゼ阻害薬、ヘリカーゼ阻害薬、Toll[トール]様受容体作動薬、ならびにこれらの組み合せからなる群から選択される方法。
実施形態16
実施形態13の方法において、Xが、水素;シアノ基;および-CORa基(ここでRaは:C1〜C6アルキル、またはジアルキル-アミノである);からなる群から選択される方法。
実施形態17
実施形態13の方法において、Yが、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
からなる群から選択される方法。
実施形態18
実施形態13の方法において、Yが、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
からなる群から選択される方法。
実施形態19
実施形態13の方法において、Rが、水素である方法。
実施形態20
実施形態13の方法において、R1が、水素;ハロゲン;ニトロ基;5もしくは6員ヘテロ環;アルコキシ[以下:C6〜C8アリールで置換されていてもよい];C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];からなる群から選択される方法。
実施形態21
実施形態13の方法において、R2が、ニトロ基;水素;ハロゲン;ヒドロキシ基;C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);アルコキシ基[以下:1個以上のハロゲン、-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、ジアルキル-アミノ[アルコキシで置換されていてもよい]、5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、または5もしくは6員ヘテロアリール基で置換されていてもよい];アミド基;および-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);からなる群から選択される方法。
実施形態22
実施形態13の方法において、R3が、水素である方法。
実施形態23
実施形態13の方法において、化合物が、表Aの化合物から選択される方法。
実施形態24
実施形態13の方法において、化合物が、表Bの化合物から選択される方法。
実施形態25
患者のウイルス感染を治療または予防するための方法であって、内部リボソーム進入部位(IRES)を含んでいるウイルスの患者への感染を治療または予防するための方法であって、患者に、以下の式:
Figure 2008506702
[式中の:
Xは:
水素;
ニトロ基;
シアノ基;
-CORa基(ここでRaは:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
ジアルキル-アミノである);
-COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
ホルミル基;
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
であり、
Yは:
水素;
ハロアルキル;
ハロゲン;
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
ベンゾフラン;
ベンゾチオフェン;
ジベンゾフラン;
ジベンゾチオフェン;
ベンゾチアゾール;
ナフタレン;
インドール(場合によっては該窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
Figure 2008506702
(ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
-NHCORe基(ここでReは:
C1〜C6アルキル;
C6〜C8アリール[以下:
C1〜C6アルキル、
アルコキシ、
シアノ基、
ニトロ基、または
ハロゲンで置換されていてもよい];である);
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
-NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい]である);
C1〜C6アルキル;
5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
アミノ基で置換されていてもよい);
5もしくは6員ヘテロ環[以下:
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ(場合によっては:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
1個以上のハロゲン、
5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
C1〜C6アルキル、または
ヒドロキシで置換されていてもよい)、
アミノ基[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRjCORk基(ここでRkは:
C1〜C6アルキル、
水素、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-N=N+=N-基、または
-CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[ヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
ニトロ基、
C1〜C6アルキル基(場合によっては:
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-CORm基(ここでRmは:
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
ヒドロキシ、
5もしくは6員ヘテロ環、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
-NHRn基(ここでRnは:
-CH2CONH2、または
C6〜C8アリール[以下:
アルキル、
1個以上のハロゲン、
ニトロ基、または
1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
-NRoCORp基(ここでRpは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
アルコキシ、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
5もしくは6員ヘテロアリール[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
水素、
Figure 2008506702
であり、Roは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRqCONRqRr基(ここでRqは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
C6〜C8アリール[以下:
Figure 2008506702
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
-ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
C1〜C6アルキル[1個以上の以下:
ハロゲン、
アルキレン、
C6〜C8アリール、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRtCOORu基(ここでRuは:
C1〜C12アルキル(場合によっては:
C6〜C8アリール[C1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
アルキレン、
アルコキシ、
アルキン、
ハロゲン、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては:
アルコキシ、
ハロゲン、または
C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRvSO2Rw基(ここでRvは:
水素、
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
C1〜C6アルキル(場合によっては:
ハロゲン、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ヒドロキシル、または
アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
ハロアルキル、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
C2〜C6アルキレン、
アルキル-またはジアルキル-アミノ[ハロゲンで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
5もしくは6員ヘテロ環、または
Figure 2008506702
で置換されていてもよい]である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
-SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-SO2Raa基(ここでRaaは:
C1〜C6アルキル、
アミノ基、
アルキル-またはジアルキル-アミノ基[ヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリールである)、
C6〜C8アリール、または
-NHRbb基(ここでRbbは:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
-C(=S)NH2基、または
-PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
で置換されていてもよい);
Figure 2008506702
(ここでRccは:
ナフタレン、
5もしくは6員ヘテロアリール、
Figure 2008506702
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
ハロゲン、
C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
水素、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
C1〜C6アルキル、または
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRggCORhh基(ここでRhhは:
水素、
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
ハロゲン、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
水素、
-C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
ハロアルキル、
5もしくは6員ヘテロ環基、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
である);
であり、
Zは:
水素;
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
1個以上のハロゲン、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
C2〜C6アルキレン;
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
Figure 2008506702
であり、
Rは:
水素;
ハロゲン;または
アルコキシ;
であり、
R1は:
水素;
ヒドロキシ;
ハロゲン;
ハロアルキル;
ニトロ基;
5もしくは6員ヘテロアリール;
5もしくは6員ヘテロ環;
アルコキシ[以下:
1個以上のハロゲン、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
C1〜C6アルキル[ジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
R1はR2と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R2は:
ニトロ基;
水素;
ハロゲン;
ヒドロキシ基;
C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
アミノ基;
アルコキシ基[以下:
1個以上のハロゲン、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ジアルキル-アミノ[アルコキシで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリール基、または
C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
ハロアルキル;
アミド基[以下:
ヒドロキシ基、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
5もしくは6員ヘテロアリール;
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-NHCORjj基(ここでRjjは:
アルコキシ、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
-ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R3は:
水素;または
-CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
である。]
を有する1種以上の化合物および/またはその医薬的に許容される塩のウイルス阻害量を、医薬的に許容される賦形剤と一緒に含む医薬組成物を投与することを含む方法。
実施形態26
以下:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
からなる群から選択される化合物。
実施形態27
以下:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
からなる群から選択される化合物。
実施形態28
以下:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
からなる群から選択される化合物。
実施形態29
ウイルスに感染した患者におけるウイルスIRES活性に影響を及ぼすための医薬組成物であって、以下の式:
Figure 2008506702
[式中の:
Xは:
水素;
ニトロ基;
シアノ基;
-CORa基(ここでRaは:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
ジアルキル-アミノである);
-COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
ホルミル基;
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
であり、
Yは:
水素;
ハロアルキル;
ハロゲン;
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
ベンゾフラン;
ベンゾチオフェン;
ジベンゾフラン;
ジベンゾチオフェン;
ベンゾチアゾール;
ナフタレン;
インドール(場合によっては該窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
Figure 2008506702
(ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
-NHCORe基(ここでReは:
C1〜C6アルキル;
C6〜C8アリール[以下:
C1〜C6アルキル、
アルコキシ、
シアノ基、
ニトロ基、または
ハロゲンで置換されていてもよい];である);
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
-NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい]である);
C1〜C6アルキル;
5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
アミノ基で置換されていてもよい);
5もしくは6員ヘテロ環[以下:
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ(場合によっては:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
1個以上のハロゲン、
5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
C1〜C6アルキル、または
ヒドロキシで置換されていてもよい)、
アミノ基[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRjCORk基(ここでRkは:
C1〜C6アルキル、
水素、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-N=N+=N-基、または
-CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[ヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
ニトロ基、
C1〜C6アルキル基(場合によっては:
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-CORm基(ここでRmは:
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
ヒドロキシ、
5もしくは6員ヘテロ環、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
-NHRn基(ここでRnは:
-CH2CONH2、または
C6〜C8アリール[以下:
アルキル、
1個以上のハロゲン、
ニトロ基、または
1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
-NRoCORp基(ここでRpは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
アルコキシ、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
5もしくは6員ヘテロアリール[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
水素、
Figure 2008506702
であり、Roは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRqCONRqRr基(ここでRqは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
C6〜C8アリール[以下:
Figure 2008506702
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
-ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
C1〜C6アルキル[1個以上の以下:
ハロゲン、
アルキレン、
C6〜C8アリール、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRtCOORu基(ここでRuは:
C1〜C12アルキル(場合によっては:
C6〜C8アリール[C1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
アルキレン、
アルコキシ、
アルキン、
ハロゲン、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては:
アルコキシ、
ハロゲン、または
C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRvSO2Rw基(ここでRvは:
水素、
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
C1〜C6アルキル(場合によっては:
ハロゲン、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ヒドロキシル、または
アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
ハロアルキル、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
C2〜C6アルキレン、
アルキル-またはジアルキル-アミノ[ハロゲンで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
5もしくは6員ヘテロ環、または
Figure 2008506702
で置換されていてもよい]である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
-SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-SO2Raa基(ここでRaaは:
C1〜C6アルキル、
アミノ基、
アルキル-またはジアルキル-アミノ基[ヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリールである)、
C6〜C8アリール、または
-NHRbb基(ここでRbbは:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
-C(=S)NH2基、または
-PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
で置換されていてもよい);
Figure 2008506702
(ここでRccは:
ナフタレン、
5もしくは6員ヘテロアリール、
Figure 2008506702
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
ハロゲン、
C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
水素、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
C1〜C6アルキル、または
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRggCORhh基(ここでRhhは:
水素、
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
ハロゲン、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
水素、
-C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
ハロアルキル、
5もしくは6員ヘテロ環基、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
である);
であり、
Zは:
水素;
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
1個以上のハロゲン、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
C2〜C6アルキレン;
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
Figure 2008506702
であり、
Rは:
水素;
ハロゲン;または
アルコキシ;
であり、
R1は:
水素;
ヒドロキシ;
ハロゲン;
ハロアルキル;
ニトロ基;
5もしくは6員ヘテロアリール;
5もしくは6員ヘテロ環;
アルコキシ[以下:
1個以上のハロゲン、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
C1〜C6アルキル[ジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
R1はR2と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R2は:
ニトロ基;
水素;
ハロゲン;
ヒドロキシ基;
C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
アミノ基;
アルコキシ基[以下:
1個以上のハロゲン、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ジアルキル-アミノ[アルコキシで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリール基、または
C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
ハロアルキル;
アミド基[以下:
ヒドロキシ基、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
5もしくは6員ヘテロアリール;
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-NHCORjj基(ここでRjjは:
アルコキシ、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
-ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R3は:
水素;または
-CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
である。]
を有する1種以上の化合物またはその医薬的に許容される塩、医薬的に許容される賦形剤、および場合によっては当技術分野でIRES活性に影響を及ぼすと知られている1種以上の化合物を含む医薬組成物。
実施形態30
実施形態29の医薬組成物において、当技術分野でIRES活性に影響を及ぼすと知られている1種以上の化合物が、ポリタンパク質をコードする一本鎖ORFのIRES介在翻訳に影響を及ぼす医薬組成物。
実施形態31
ウイルスに感染した患者におけるウイルスIRES活性に影響を及ぼすための方法であって、患者に、以下の式:
Figure 2008506702
[式中の:
Xは:
水素;
ニトロ基;
シアノ基;
-CORa基(ここでRaは:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
ジアルキル-アミノである);
-COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
ホルミル基;
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
であり、
Yは:
水素;
ハロアルキル;
ハロゲン;
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
ベンゾフラン;
ベンゾチオフェン;
ジベンゾフラン;
ジベンゾチオフェン;
ベンゾチアゾール;
ナフタレン;
インドール(場合によっては該窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
Figure 2008506702
(ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
-NHCORe基(ここでReは:
C1〜C6アルキル;
C6〜C8アリール[以下:
C1〜C6アルキル、
アルコキシ、
シアノ基、
ニトロ基、または
ハロゲンで置換されていてもよい];である);
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
-NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい]である);
C1〜C6アルキル;
5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
アミノ基で置換されていてもよい);
5もしくは6員ヘテロ環[以下:
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ(場合によっては:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
1個以上のハロゲン、
5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
C1〜C6アルキル、または
ヒドロキシで置換されていてもよい)、
アミノ基[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRjCORk基(ここでRkは:
C1〜C6アルキル、
水素、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-N=N+=N-基、または
-CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[ヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
ニトロ基、
C1〜C6アルキル基(場合によっては:
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-CORm基(ここでRmは:
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
ヒドロキシ、
5もしくは6員ヘテロ環、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
-NHRn基(ここでRnは:
-CH2CONH2、または
C6〜C8アリール[以下:
アルキル、
1個以上のハロゲン、
ニトロ基、または
1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
-NRoCORp基(ここでRpは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
アルコキシ、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
5もしくは6員ヘテロアリール[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
水素、
Figure 2008506702
であり、Roは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRqCONRqRr基(ここでRqは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
C6〜C8アリール[以下:
Figure 2008506702
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
-ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
C1〜C6アルキル[1個以上の以下:
ハロゲン、
アルキレン、
C6〜C8アリール、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRtCOORu基(ここでRuは:
C1〜C12アルキル(場合によっては:
C6〜C8アリール[C1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
アルキレン、
アルコキシ、
アルキン、
ハロゲン、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては:
アルコキシ、
ハロゲン、または
C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRvSO2Rw基(ここでRvは:
水素、
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
C1〜C6アルキル(場合によっては:
ハロゲン、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ヒドロキシル、または
アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
ハロアルキル、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
C2〜C6アルキレン、
アルキル-またはジアルキル-アミノ[ハロゲンで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
5もしくは6員ヘテロ環、または
Figure 2008506702
で置換されていてもよい]である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
-SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-SO2Raa基(ここでRaaは:
C1〜C6アルキル、
アミノ基、
アルキル-またはジアルキル-アミノ基[ヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリールである)、
C6〜C8アリール、または
-NHRbb基(ここでRbbは:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
-C(=S)NH2基、または
-PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
で置換されていてもよい);
Figure 2008506702
(ここでRccは:
ナフタレン、
5もしくは6員ヘテロアリール、
Figure 2008506702
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
ハロゲン、
C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
水素、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
C1〜C6アルキル、または
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRggCORhh基(ここでRhhは:
水素、
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
ハロゲン、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
水素、
-C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
ハロアルキル、
5もしくは6員ヘテロ環基、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
である);
であり、
Zは:
水素;
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
1個以上のハロゲン、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
C2〜C6アルキレン;
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
Figure 2008506702
であり、
Rは:
水素;
ハロゲン;または
アルコキシ;
であり、
R1は:
水素;
ヒドロキシ;
ハロゲン;
ハロアルキル;
ニトロ基;
5もしくは6員ヘテロアリール;
5もしくは6員ヘテロ環;
アルコキシ[以下:
1個以上のハロゲン、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
C1〜C6アルキル[ジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
R1はR2と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R2は:
ニトロ基;
水素;
ハロゲン;
ヒドロキシ基;
C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
アミノ基;
アルコキシ基[以下:
1個以上のハロゲン、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ジアルキル-アミノ[アルコキシで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリール基、または
C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
ハロアルキル;
アミド基[以下:
ヒドロキシ基、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
5もしくは6員ヘテロアリール;
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-NHCORjj基(ここでRjjは:
アルコキシ、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
-ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R3は:
水素;または
-CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
である。]
を有する1種以上の化合物またはその医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される賦形剤ならびに場合によっては当技術分野でIRES活性に影響を及ぼすと知られている1種以上の化合物を投与することを含む方法。
実施形態32
実施形態31の方法において、当技術分野でIRES活性に影響を及ぼすと知られている化合物が、ポリタンパク質をコードする一本鎖ORFのIRES介在翻訳に影響を及ぼす方法。
実施形態33
実施形態32の方法において医薬組成物がさらに少なくとも1種の追加の抗ウイルス薬を含む方法。
実施形態34
実施形態33の方法において、少なくとも1種の追加の抗ウイルス薬が、ペグ化インターフェロン、非ペグ化インターフェロン、リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体、グルコシダーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、ポリメラーゼ阻害薬、p7阻害薬、エントリー阻害薬、融合阻害薬、抗線維症薬、カスパーゼ阻害薬、イノシンモノフォスフェートデヒドロゲナーゼを標的とする医薬(IMPDH阻害薬)、合成サイモシンアルファ1、治療用ワクチン、免疫調節薬、グリコシダーゼ阻害薬、ヘリカーゼ阻害薬、およびToll[トール]様受容体作動薬からなる群から選択される方法。
実施形態35
ウイルスに感染した患者におけるウイルスIRES活性に影響を及ぼすための医薬組成物であって、以下の式:
Figure 2008506702
[式中の:
Xは:
水素;
ニトロ基;
シアノ基;
-CORa基(ここでRaは:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
ジアルキル-アミノである);
-COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
ホルミル基;
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
であり、
Yは:
水素;
ハロアルキル;
ハロゲン;
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
ベンゾフラン;
ベンゾチオフェン;
ジベンゾフラン;
ジベンゾチオフェン;
ベンゾチアゾール;
ナフタレン;
インドール(場合によっては該窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
Figure 2008506702
(ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
-NHCORe基(ここでReは:
C1〜C6アルキル;
C6〜C8アリール[以下:
C1〜C6アルキル、
アルコキシ、
シアノ基、
ニトロ基、または
ハロゲンで置換されていてもよい];である);
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
-NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい]である);
C1〜C6アルキル;
5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
アミノ基で置換されていてもよい);
5もしくは6員ヘテロ環[以下:
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ(場合によっては:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
1個以上のハロゲン、
5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
C1〜C6アルキル、または
ヒドロキシで置換されていてもよい)、
アミノ基[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRjCORk基(ここでRkは:
C1〜C6アルキル、
水素、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-N=N+=N-基、または
-CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[ヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
ニトロ基、
C1〜C6アルキル基(場合によっては:
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-CORm基(ここでRmは:
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
ヒドロキシ、
5もしくは6員ヘテロ環、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
-NHRn基(ここでRnは:
-CH2CONH2、または
C6〜C8アリール[以下:
アルキル、
1個以上のハロゲン、
ニトロ基、または
1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
-NRoCORp基(ここでRpは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
アルコキシ、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
5もしくは6員ヘテロアリール[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
水素、
Figure 2008506702
であり、Roは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRqCONRqRr基(ここでRqは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
C6〜C8アリール[以下:
Figure 2008506702
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
-ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
C1〜C6アルキル[1個以上の以下:
ハロゲン、
アルキレン、
C6〜C8アリール、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRtCOORu基(ここでRuは:
C1〜C12アルキル(場合によっては:
C6〜C8アリール[C1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
アルキレン、
アルコキシ、
アルキン、
ハロゲン、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては:
アルコキシ、
ハロゲン、または
C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRvSO2Rw基(ここでRvは:
水素、
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
C1〜C6アルキル(場合によっては:
ハロゲン、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ヒドロキシル、または
アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
ハロアルキル、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
C2〜C6アルキレン、
アルキル-またはジアルキル-アミノ[ハロゲンで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
5もしくは6員ヘテロ環、または
Figure 2008506702
で置換されていてもよい]である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
-SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-SO2Raa基(ここでRaaは:
C1〜C6アルキル、
アミノ基、
アルキル-またはジアルキル-アミノ基[ヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリールである)、
C6〜C8アリール、または
-NHRbb基(ここでRbbは:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
-C(=S)NH2基、または
-PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
で置換されていてもよい);
Figure 2008506702
(ここでRccは:
ナフタレン、
5もしくは6員ヘテロアリール、
Figure 2008506702
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
ハロゲン、
C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
水素、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
C1〜C6アルキル、または
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRggCORhh基(ここでRhhは:
水素、
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
ハロゲン、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
水素、
-C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
ハロアルキル、
5もしくは6員ヘテロ環基、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
である);
であり、
Zは:
水素;
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
1個以上のハロゲン、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
C2〜C6アルキレン;
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
Figure 2008506702
であり、
Rは:
水素;
ハロゲン;または
アルコキシ;
であり、
R1は:
水素;
ヒドロキシ;
ハロゲン;
ハロアルキル;
ニトロ基;
5もしくは6員ヘテロアリール;
5もしくは6員ヘテロ環;
アルコキシ[以下:
1個以上のハロゲン、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
C1〜C6アルキル[ジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
R1はR2と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R2は:
ニトロ基;
水素;
ハロゲン;
ヒドロキシ基;
C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
アミノ基;
アルコキシ基[以下:
1個以上のハロゲン、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ジアルキル-アミノ[アルコキシで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリール基、または
C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
ハロアルキル;
アミド基[以下:
ヒドロキシ基、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
5もしくは6員ヘテロアリール;
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-NHCORjj基(ここでRjjは:
アルコキシ、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
-ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R3は:
水素;または
-CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
である。]
を有する1種以上の化合物またはその医薬的に許容される塩および医薬的に許容される賦形剤を、ウイルスIRES活性に影響を及ぼすのに有効な量で含む医薬組成物。
本発明によれば、HCV翻訳を改変する化合物が同定されて、HCV感染を予防または治療するためにこれらの化合物を用いる方法が提供される。一つの理論に縛られるものではないが、本発明の化合物は、IRES介在の開始および翻訳を阻害するものと考えられる。このHCV IRESは、翻訳後に構造タンパク質コア(推定ヌクレオカプシド)、E1、およびE2、ならびに非構造(NS)タンパク質NS2〜NS5Bなどの少なくとも10の成熟ウイルスタンパク質にプロセシングされるポリタンパク質をコードする1本の長いORFの翻訳を誘導する。
A.本発明の化合物
本発明のひとつの態様で、HCV感染を予防または治療するのに有用な本発明の化合物が提供される。
HCV感染を予防または治療するのに有用な本発明の好ましい化合物としては以下に示されている式(I)の化合物が挙げられる。
Figure 2008506702
[式中の:
Xは:
水素;
ニトロ基;
シアノ基;
-CORa基(ここでRaは:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
ジアルキル-アミノである);
-COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
ホルミル基;
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
であり、
Yは:
水素;
ハロアルキル;
ハロゲン;
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
ベンゾフラン;
ベンゾチオフェン;
ジベンゾフラン;
ジベンゾチオフェン;
ベンゾチアゾール;
ナフタレン;
インドール(場合によっては該窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
Figure 2008506702
(ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
-NHCORe基(ここでReは:
C1〜C6アルキル;
C6〜C8アリール[以下:
C1〜C6アルキル、
アルコキシ、
シアノ基、
ニトロ基、または
ハロゲンで置換されていてもよい];である);
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
-NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい]である);
C1〜C6アルキル;
5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
アミノ基で置換されていてもよい);
5もしくは6員ヘテロ環[以下:
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ(場合によっては:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
1個以上のハロゲン、
5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
C1〜C6アルキル、または
ヒドロキシで置換されていてもよい)、
アミノ基[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRjCORk基(ここでRkは:
C1〜C6アルキル、
水素、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-N=N+=N-基、または
-CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[ヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
ニトロ基、
C1〜C6アルキル基(場合によっては:
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
-NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-CORm基(ここでRmは:
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
ヒドロキシ、
5もしくは6員ヘテロ環、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
-NHRn基(ここでRnは:
-CH2CONH2、または
C6〜C8アリール[以下:
アルキル、
1個以上のハロゲン、
ニトロ基、または
1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
-NRoCORp基(ここでRpは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
アルコキシ、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
5もしくは6員ヘテロアリール[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
水素、
Figure 2008506702
であり、Roは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRqCONRqRr基(ここでRqは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
C6〜C8アリール[以下:
Figure 2008506702
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
-ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
C1〜C6アルキル[1個以上の以下:
ハロゲン、
アルキレン、
C6〜C8アリール、または
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRtCOORu基(ここでRuは:
C1〜C12アルキル(場合によっては:
C6〜C8アリール[C1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
アルキレン、
アルコキシ、
アルキン、
ハロゲン、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
C6〜C8アリール(場合によっては:
アルコキシ、
ハロゲン、または
C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
水素、
C1〜C6アルキル、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ハロアルキル、または
ハロアルコキシである)、
-NRvSO2Rw基(ここでRvは:
水素、
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
C1〜C6アルキル(場合によっては:
ハロゲン、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ヒドロキシル、または
アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
C1〜C6アルキル[以下:
ハロゲン、
ハロアルキル、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
C2〜C6アルキレン、
アルキル-またはジアルキル-アミノ[ハロゲンで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、または
5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
C1〜C6アルキル、
5もしくは6員ヘテロ環、または
Figure 2008506702
で置換されていてもよい]である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
(ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
-SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-SO2Raa基(ここでRaaは:
C1〜C6アルキル、
アミノ基、
アルキル-またはジアルキル-アミノ基[ヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリールである)、
C6〜C8アリール、または
-NHRbb基(ここでRbbは:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
-C(=S)NH2基、または
-PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
で置換されていてもよい);
Figure 2008506702
(ここでRccは:
ナフタレン、
5もしくは6員ヘテロアリール、
Figure 2008506702
C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
アルコキシ、
ヒドロキシ、
ハロゲン、
C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
-NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
水素、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
C1〜C6アルキル、または
-CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
-NRggCORhh基(ここでRhhは:
水素、
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
ハロゲン、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環、
5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
水素、
-C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、または
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
ハロアルキル、
5もしくは6員ヘテロ環基、
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
-NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
水素、
C1〜C6アルキル、
ハロアルキル、
ハロアルコキシ、
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
である);
であり、
Zは:
水素;
C1〜C6アルキル[以下:
アルコキシ、
1個以上のハロゲン、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
C2〜C6アルキレン;
C6〜C8アリール[アルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
Figure 2008506702
であり、
Rは:
水素;
ハロゲン;または
アルコキシ;
であり、
R1は:
水素;
ヒドロキシ;
ハロゲン;
ハロアルキル;
ニトロ基;
5もしくは6員ヘテロアリール;
5もしくは6員ヘテロ環;
アルコキシ[以下:
1個以上のハロゲン、
C6〜C8アリール、または
5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];
-CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
C1〜C6アルキル[ジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
R1はR2と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R2は:
ニトロ基;
水素;
ハロゲン;
ヒドロキシ基;
C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
アミノ基;
アルコキシ基[以下:
1個以上のハロゲン、
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
ジアルキル-アミノ[アルコキシで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
5もしくは6員ヘテロアリール基、または
C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
ハロアルキル;
アミド基[以下:
ヒドロキシ基、または
C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
5もしくは6員ヘテロアリール;
-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
-NHCORjj基(ここでRjjは:
アルコキシ、または
アミノ[1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
-ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
Figure 2008506702
を形成しており、
R3は:
水素;または
-CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
である。]
またはその医薬的に許容される塩。
もう1つの好ましい実施形態では、本発明の化合物または組成物としては、式Iで表される化合物において式Iの化合物が
Figure 2008506702
でない式Iの化合物が挙げられる。
本明細書で用いられる用語「アルキル」は、通常、直鎖、分枝もしくは環状構造、または環状と分枝もしくは直鎖との組み合せの飽和ヒドロカルビル基を意味し、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、s-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、シクロヘキシル、n-ヘプチル、オクチル、n-オクチルなどが挙げられる。
本明細書で用いられる「アルキレン」は通常1個以上の炭素・炭素二重結合を有する線状、分枝もしくは環状のアルケン基を意味し、例えば3-プロペニルなどのC2〜C6アルキレン基である。
本明細書で用いられる「アリール」は、炭素環式芳香族環構造を意味する。アリール基の範囲に含まれるのは、5〜12個の炭素原子を有する芳香族環である。アリール環構造には、1個以上の環構造を有する化合物(例えば一環、二環、または三環の化合物)が含まれる。アリール基の例は、フェニル、トリル、アントラセニル、フルオレニル、インデニル、アズレニル、フェナントレニル(すなわちフェナントレン)、およびナフチル(すなわちナフタレン)環構造を含んでいるものである。いくつかの実施形態では、アリール基は、任意に置換されていてもよい。
本明細書で用いられる「ヘテロアリール」は、1個以上の環原子(ヘテロ原子)が炭素以外の元素である環状芳香族環構造を意味する。ヘテロ原子は、典型的にはO、SまたはN原子である。ヘテロアリールの範囲に含まれるのは、O、N、およびSヘテロアリール環構造で、これらは独立に選択できる。環構造には、1個以上の環構造を有している化合物(例えば一環式、二環式、または三環式化合物)が含まれ得る。一部の実施形態では、ヘテロアリール基は、2個以上のヘテロ原子、3個以上のヘテロ原子、または4個以上のヘテロ原子を含むヘテロアリール基から選択され得る。ヘテロアリール環構造は、5個以上の原子、6個以上の原子、または8個以上の原子を含んでいるものから選択され得る。ヘテロアリール環構造の例としては:アクリジン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾジオキソール、ベンゾフラン、1,3-ジアジン、1,2-ジアジン、1,2-ジアゾール、1,4-ジアザナフタレン、フラン、フラザン、イミダゾール、インドール、イソオキサゾール、イソキノリン、イソチアゾール、オキサゾール、プリン、ピリダジン、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロール、キノリン、キノキサリン、チアゾール、チオフェン、1,3,5-トリアジン、1,2,4-トリアジン、1,2,3-トリアジン、テトラゾールおよびキナゾリンが挙げられる。
本明細書で用いられる「ヘテロ環」は、1個以上の環原子(ヘテロ原子)が炭素以外の元素である環式環を意味する。ヘテロ原子は、典型的にはO、SまたはN原子である。ヘテロ環の範囲に含まれるのはO、N、およびSヘテロ環環構造であり、独立に選択され得る。この環構造には、1個以上の環構造を有している化合物(例えば一環式、二環式、または三環式の化合物)が含まれ得る。ヘテロシクロ基の例としては、モルホリニル、ピローリジノニル、ピローリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ヒダントイニル、バレロラクタミル、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロピリミジニル、テトラヒドロチオフェニルまたはテトラヒドロチオピラニルなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、ヘテロ環は任意に置換されていてもよい。
本明細書で用いられる「アルコキシ」は、通常、構造-O-R(ここでRは上記で定義したアルキルである)をもつ基を意味する。
本発明の目的のためには、ハロ置換基は、ハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、およびアスタチン)から独立に選択され得る。ハロアルキルは、1個以上のハロゲンで置換された上記で定義したアルキルである。ハロアルコキシは、1個以上のハロゲンで置換された上記で定義してアルコキシ基である。
本発明の目的のためには、X、Y、Z、R、R1、R2、およびR3からなる群の1個以上の官能基が式(I)で表される分子中に組み込まれている場合、本開示化合物内のどこかの位置に現れる各官能基は独立に選択され得、また適宜に独立に置換され得る。さらに、より一般的な置換基が、本発明分子中のどこかの位置に対して記載されている場合、その一般的な置換基は、より具体的な置換基で置換され得ることは理解されるところであり、結果としての分子は、本発明分子の範囲内にある。
「置換された」または「置換されていてもよい」とは、その特定の置換基が、化学基が具体的に記載されていない限り、言及された置換基にとって当業者には適切であると知られている化学基で置換され得ることを意味する。
X置換基の例としては、以下が挙げられる(ここで*は、骨格分子の連結結合を示すものである)。
Figure 2008506702
好ましいX置換基としては、水素;シアノ基;および-CORa基(ここでRaは:C1〜C6アルキル、またはジアルキル-アミノである);が挙げられる。
好ましいX置換基としては、以下も挙げられる(ここで*は、骨格分子の連結結合を示すものである)。
Figure 2008506702
より好ましいX置換基としては、以下が挙げられる(ここで*は、骨格分子の連結結合を示すものである)。
Figure 2008506702
Y置換基の例としては、以下が挙げられる(ここで*は、骨格分子の連結結合を示すものである)。
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
好ましいY置換基としては、以下が挙げられる(ここで*は、骨格分子の連結結合を示すものである)。
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
より好ましいY置換基としては、以下が挙げられる(ここで*は、骨格分子の連結結合を示すものである)。
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Z置換基の例としては、以下が挙げられる(ここで*は、骨格分子の連結結合を示すものである)。
Figure 2008506702
Figure 2008506702
好ましいZ置換基としては、水素;C1〜C6アルキル[以下:アルコキシ、1個以上のハロゲン、またはC6〜C8アリールで置換されていてもよい];C2〜C6アルキレン;およびC6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];が挙げられる。
好ましいZ置換基としては、以下も挙げられる(ここで*は、骨格分子の連結結合を示すものである)。
Figure 2008506702
より好ましいZ置換基としては、水素;C1〜C6アルキル[以下:C6〜C8アリールで置換されていてもよい];C2〜C6アルキレン;およびC6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];が挙げられる。
より好ましいZ置換基としては、以下が挙げられる(ここで*は、骨格分子の連結結合を示すものである)。
Figure 2008506702
R置換基の例としては以下:
Figure 2008506702
が挙げられる。
好ましいR置換基としては以下:
Figure 2008506702
が挙げられる。
R1置換基の例としては以下:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
が挙げられる。
好ましいR1置換基としては、水素;ハロゲン;ニトロ基;5もしくは6員ヘテロ環;アルコキシ[以下:C6〜C8アリールで置換されていてもよい];C6〜C8アリール[アルコキシで置換されていてもよい];が挙げられる。
好ましいR1置換基としては以下:
Figure 2008506702
が挙げられる。
より好ましいR1置換基としては以下:
Figure 2008506702
が挙げられる。
R2置換基の例としては以下:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
が挙げられる。
好ましいR2置換基の例としては、ニトロ基;水素;ハロゲン;ヒドロキシ基;C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);アルコキシ基[以下:1個以上のハロゲン、-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、ジアルキル-アミノ[アルコキシで置換されていてもよい]、5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、または5もしくは6員ヘテロアリール基で置換されていてもよい];アミド基;および-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);が挙げられる。
好ましいR2置換基としては以下:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
も挙げられる。
より好ましいR2置換基としては、水素;C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);アルコキシ基[以下:1個以上のハロゲン、5もしくは6員ヘテロ環基[C1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、または5もしくは6員ヘテロアリール基で置換されていてもよい];が挙げられる。
より好ましいR2置換基としては以下:
Figure 2008506702
が挙げられる。
R3置換基の例としては以下:
Figure 2008506702
が挙げられる。
好ましいR3置換基としては以下:
Figure 2008506702
が挙げられる。
本発明の化合物としては以下:
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
が挙げられる。
上記化合物は、後に記載されているスキームおよび実施例により調製したものである。これらの化合物を生成させる他の方法は、当業者には知られている。
好ましい化合物としては、表Aにある以下の化合物:
表A
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
が挙げられる。
より好ましい化合物としては、表Bにある以下の化合物:
表B
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
が挙げられる。
B.本発明の化合物の調製
本発明のインドール化合物は、標準的な周知の合成方法によって得ることができる。インドール出発材料の多くは、以下に記載する経路によって調製することができ、また当業者なら調製することができるものである。
構造IIで示されている式Iの化合物は、以下のスキームAに図示されている方法によって調製することができる。
α-ニトロケトン誘導体A2は、ニトロメタンを例えばナトリウムまたはカリウムt-ブトキシドや水素化ナトリウムのような塩基で処理することにより得られるニトロメタンのアニオンを、活性化カルボン酸誘導体(例えば図のアシルイミダゾリドA1)で処理することにより誘導することができる。このα-ニトロケトンA2とアミン誘導体A3を適当な溶媒例えばアルコールまたは非プロトン性溶媒中で混合し加熱することで成分A2とA3を反応させることによりニトロエナミンA4を得ることができる。このニトロエナミンA4を極性プロトン性溶媒例えば酢酸中のキノンA5で大気温度または大気温度近辺で処理することにより式IIの化合物が得られる。
I.スキームA
Figure 2008506702
構造IIIで示されている式Iの化合物は以下のスキームBに図示されているようにして調製することができる。
B1を、脱離基L含有反応性アルキルまたはアリール基で、加熱有りまたは無しで、塩基(例えば炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムのような無機塩基、または例えばトリエチルアミンのような有機塩基)の存在下で処理することにより構造IIIで示されている化合物を得ることができる。脱離基の例としては、限定するものではないが、ハロゲン(例えば、塩素、臭素またはヨウ素)やアルキルスルホネートまたはアリールスルホネートが挙げられる。
II.スキームB
Figure 2008506702
構造IVで示されている式Iの化合物は以下のスキームCに図示されているようにして調製することができる。
構造IVで示されている化合物は、構造C1のインドールをニトロ化して3-ニトロインドールC2を生成させることによって得ることができる。このニトロ化は、C1を、溶媒(例えば酢酸、無水酢酸、硫酸)中またはジクロロメタンなどの有機溶媒含有混合溶媒系中のニトロ化剤(例えば硝酸または亜硝酸ナトリウム)で処理することにより行うことができる。反応は、-30℃〜+50℃の温度で行うことができる。C2を、適当な脱離基L(C3)含有反応性官能基R9で処理することにより構造IVで示されている化合物を得ることができる。反応性官能基は、限定するものではないが、アルキルおよびアラルキルからなり得る。Lは、ハライド(ハロゲン化物)特にクロロ、ブロモもしくはヨードまたはアルキルスルホネートを表し得る。C2とC3との反応は、適当な溶媒中、炭酸カリウムもしくは水素化ナトリウムのような無機塩基またはトリアルキルアミンのような有機塩基の存在下で行うことができる。あるいは、基R9はアリールもしくはヘテロアリール基を表し得、Lはハライド特にクロロ、ブロモまたはヨードを表し得る。この反応は、極性または非極性の溶媒中、大気温度〜200℃の温度で、銅触媒(例えば、CuI)、塩基(例えばCs2CO3またはK3PO4)、および場合によっては1,2-ビス(メチルアミノ)エタンまたは1,2-シクロヘキサンジアミンのようなアミンリガンドの存在下で行うことができる。
別の経路として、上記したと同じようにしてC1とC4に変換し、その後前記ニトロ化反応を行って構造IVの化合物を得る経路がある。
III.スキームC
Figure 2008506702
構造Vで示されている式Iの化合物は、スキームDに図示されているようにして調製することができる。
構造D1で示されているβ-ケトエステルをアミンD2で、適当な溶媒例えばアルコールまたは非プロトン性溶媒中で加熱することによって処理することでアミノクロトネート誘導体D3が得られる。D3とキノンD4とを極性プロトン性溶媒(例えば酢酸)中で反応させることによって構造Vの化合物が得られる。
IV.スキームD
Figure 2008506702
構造VIの化合物によって表されている本発明の化合物は、以下のスキームEに記載されている化学によって調製することができる。
インドール-3-カルボン酸エステルE1は、構造E1の化合物を、例えば、水性溶媒または混合水性・有機溶媒中の酸か塩基で大気温度または高温で処理することにより、または適当な溶媒中の求核試薬(例えば三臭化ホウ素またはトリメチルシリルヨージド)で処理することによりインドール-3-カルボン酸E2に変換することができる。タイプE2の化合物はこのあとタイプE3のアミンで活性化・処理して化合物E4を得ることができる。カルボン酸の活性化は、例えば、いずれの標準方法によっても行うことができる。例えば、酸E2は、アミンE3の存在下にHOBt有りまたは無しで、カップリング試薬例えばEDCIまたはDCCで活性化することができ、あるいは別の方法としてこの酸は、この酸を例えば塩化チオニルまたは塩化オキサリルで処理することにより酸塩化物として、またはこの酸をカルボニルジイミダゾールで処理し続いてアミンE3で処理することによって得られるアシルイミダゾールとして活性化することができる。化合物E4は、E4を、前で述べた適当な脱離基L(E5)含有反応性官能基R9で処理することにより構造VIの化合物に変換することができる。別の方法として、タイプE1の化合物は、E5で処理することによって構造E6の化合物に変換することができる。インドール-3-カルボン酸エステルE6は、このあと上述した方法によってインドール-3-カルボン酸E7に変換することができる。E7の構造VI化合物への変換は、上述したようにアミンE3で活性化・反応させることによって行うことができる。
V.スキームE
Figure 2008506702
構造VIIによって表されている本発明の化合物は、以下のスキームFに記載されている化学によって調製することができる。
インドールF1は、DMFの存在下でオキシ塩化リンのような試薬でホルミル化して、図のインドール-3-カルボキサルデヒドF2を得ることができる。構造VIIの化合物への変換は、前で述べたようにF2をF3で処理することで行うことができる。別の方法として、タイプF1の化合物は、最初にF4に変換してその後構造VIIの化合物にホルミル化することもできる。
VI.スキームF
Figure 2008506702
構造VIIIによって表されている式Gの化合物は、スキームGに図示されているようにして調製することができる。
構造G1で表されているインドール-3-カルボキサルデヒドは、水性条件下で過マンガン酸カリウムのような試薬で酸化することによって図のインドール-3-カルボン酸誘導体に変換することができる。
VII.スキームG
Figure 2008506702
構造IXで示されている式Hの化合物はスキームHに図示されているようにして調製することができる。
構造H1で示されているインドール-3-カルボキサルデヒドは、色々な方法によってインドール-3-カルボニトリル誘導体H2に変換することができる。H1を、アミン源(例えばリン酸水素アンモニウム)の存在下にニトロアルカン(例えばニトロプロパン)で処理することでインドール-3-カルボニトリルH2誘導体が得られる。化合物H2への別の経路は中間体H3を経ての経路である。H1をオキシム誘導体H3に変換しその後脱水、例えばオキシムを無水酢酸および塩基で処理することにより、あるいはオキシムを塩化チオニルと反応させることでH2を得ることができる。化合物H2はこのあと、前で説明したように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(H4)と反応させて構造IXの化合物を得ることができる。
別の方法として、H1を、適当な脱離基含有反応性官能基R9(H4)と反応させて中間体H5を得、これを上記と同じようにニトロアルカンと反応させてインドール-3-カルボニトリルIX化合物を得ることもできる。化合物IXはまた、オキシムH6に変換させその後上述した脱水反応をさせることによっても得ることができる。
VIII.スキームH
Figure 2008506702
構造Xで示されている本発明の化合物はまた、以下のスキームIに記載されているようにして調製することもできる。
インドールI1は、適当な溶媒または溶媒混合物(例えばDMF、CH3CNまたはジオキサン)中で適切なシアネート化剤(例えば、クロロスルホニルイソシアネート(I2)あるいはジアルキルホスホリルイソシアネート)でシアネート化して構造I3の化合物を得ることができる。化合物I3はこのあと、前で説明したように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(I4)と反応させて化合物Xを得ることができる。
別の方法として、化合物I1は、適当な脱離基L含有反応性官能基R9と反応させて構造I5の化合物を得、これをこのあと上記のようにシアネート化して式Xの化合物を得ることができる。
IX.スキームI
Figure 2008506702
構造XIで示されている式Jの化合物は、スキームJに図示されているようにして調製することができる。
アミノクロトネートJ1をアミンJ2と反応させてJ3を得ることができる。J3を、極性プロトン性溶媒(例えば酢酸)の存在下でキノンと反応させて構造XIの化合物を得ることができる。
X.スキームJ
Figure 2008506702
構造XIIおよびXIIIで示されている本発明の化合物は、以下のスキームKに記載されているようにして調製することができる。
構造K1のアルデヒドとアルキルアジドアセテートK2とを一緒に適当な有機溶媒(例えばプロトン性または非プロトン性溶媒)中で有機もしくは無機塩基の存在下に加熱することでこの両成分を反応させることにより図のα-アジドアクリレートK3を得ることができる。K3を適当な非反応性有機溶媒(例えばトルエンやキシレン)の存在下に加熱すると図の2-アルコキシカルボニルインドールK4を得ることができる。これのエステル官能基を適当な還元剤(例えば水素化アルミニウムリチウム)で、適当な溶媒(例えばエーテルやTHF)中で還元すると中間体K5を得ることができる。K5を、前で述べたように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(K6)と反応させると化合物K7が得られる。K7を、前で述べたようにシアネート化剤(例えばクロロスルホニルイソシアネート)でシアネート化すると化合物XIIを得ることができる。別の方法として、K5をクロロスルホニルイソシアネートでシアネート化するとK8が得られ、これを前で述べたように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(K6)と反応させると化合物XIIを得ることができる。
中間体K4の別の使い方の例を次に示す。インドールK4の2-アルコキシカルボニル基を酸性条件か塩基性条件下で加水分解し続いて脱カルボキシル化すると中間体K9を得ることができる。脱カルボキシル化は、熱的に、すなわち適切な溶媒(例えばトルエン、キシレン、あるいはキノリン)中で加熱することで行うことができる。あるいは、銅源、例えば銅青銅を加えて、脱カルボキシル化を促進することもできる。K9を前で述べたように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(K6)と反応させることで化合物K10を得ることができる。K10を前で述べたようにシアネート化剤(例えばクロロスルホニルイソシアネート)でシアネート化することで化合物XIIIを得ることができる。あるいは、K9をクロロスルホニルイソシアネートでシアネート化してK11を得、これを前で述べたように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(K6)と反応させて化合物XIIIを得ることもできる。
XI.スキームK
Figure 2008506702
構造XIVで示されている式Lの化合物は、スキームLに図示されているようにして調製することができる。
式L1の化合物はその2-メチル基をハロゲン化して2-ブロモメチルまたはクロロメチルインドールL2を得ることができる。このハロゲン化反応は、試薬(例えばN-ブロモ-またはクロロスクシンイミド)を用いることで行うことができる。この反応は、適当な溶媒例えばクロロホルム、四塩化炭素、またはTHF中で、大気温度〜80℃の温度で行うことができる。場合によっては、ラジカル開始剤、例えばベンゾイルパーオキサイドまたはAIBNを加えてもよい。化合物L2はこのあと求核試薬R5-W(L3)と反応させて、構造XIVの化合物を得ることができる。この反応は、適当な溶媒(例えばTHF、CH2Cl2またはDMF)中、0℃〜120℃の温度で行うことができる。反応中に生成した酸は、塩基(例えば、炭酸カリウムのような無機塩基、またはトリアルキルアミンのような有機塩基)を用いることで除去することができる。基Wは、N、OまたはS原子を意味し得る。
XII.スキームL
Figure 2008506702
構造XVで示されている本発明の化合物は、以下のスキームMに記載されているようにして調製することができる。
構造M1のアニリンをジアゾ化し得られたジアゾニウム塩を還元することでフェニルヒドラジン化合物M2を得ることができる。このヒドラジンM2とケトンM3とを酸性条件下で反応させることでインドール化合物M4を得ることができる。この環化反応のための条件は、当業者が用いている典型的な条件、例えばブレーンステッド酸(例えば酢酸、塩酸やポリリン酸)やルイス酸(例えば塩化亜鉛)のような酸を用いた酸性条件の下で行うことができる。この反応は、共溶媒(例えばCH2Cl2またはTHF)の存在下で、典型的には0℃〜120℃の温度で行うことができる。M4を前で述べたように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(M5)と反応させると、化合物M6を得ることができる。インドールM6をクロロスルホニルイソシアネートのようなシアネート化剤でシアネート化することで構造XVの化合物を得ることができる。
別の方法として、図のインドールM4をシアネート化すると、構造M7の化合物を得ることができる。M7を上記で述べたように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(M5)と反応させると、構造XVの化合物を得ることができる。
XIII.スキームM
Figure 2008506702
構造XVIで示されている式Iの化合物は、スキームNに図示されているようにして調製することができる。
式N1の化合物をジアルキルホルムアミドジアルキルアセタール、N2、(例えばジメチルホルムアミドジメチルアセタール)と、場合によっては適当な溶媒(例えばDMFまたはジオキサン)の存在下で、大気温度〜150℃の温度で反応させることで、構造N3の化合物を得ることができる。タイプN3化合物のニトロ基を標準的な条件下で還元すると、構造N4のインドール化合物を得ることができる。この還元は、プロトン性または非プロトン性溶媒中で水素源の存在下に水素化触媒(例えば白金やパラジウム)の化学量論以下の量を用いる水素化により行うことができる。この還元は大気温度〜80℃の温度で行うことができる。あるいは、この還元は、化学還元により、例えば大気温度〜100℃の温度の適当な溶媒中で化学量論量のFeまたはSn化合物の存在下で行うこともできる。化合物N4はこのあと前で述べたように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(N5)と反応させることで、構造N6の化合物を得ることができる。N6を、適当な溶媒中でクロロスルホニルイソシアネートのようなシアネート化剤でシアネート化すると、構造XVIの化合物を得ることができる。
別の方法として、構造N4の化合物をシアネート化することで、構造N7の化合物を得ることができる。N7を上記で述べたように適当な脱離基L含有反応性官能基R9(N5)と反応させることで、構造XVIの化合物を生成させることができる。
XIV.スキームN
Figure 2008506702
構造XVIIで示されている式Iの化合物は、スキームOに図示されているようにして調製することができる。
構造O1で表さている化合物は2-ヨード-またはブロモインドールO2に変換することができる。典型的には、強塩基、例えばn-ブチルリチウムもしくはs-ブチルリチウムまたはリチウムジイソプロピルアミドあるいはリチウムもしくはカリウムヘキサメチルジシラジドが用いられ、その2-インドリルアニオンの形成が適当な非反応性溶媒(例えばエーテルやTHFあるいはそれらを含んでいる溶媒混合物)中で起こる。この反応は典型的には-78℃〜大気温度の温度で行われる。この2-インドリルアニオンはこのあと求電子ハロゲン源、例えば限定するものではないが、ヨウ素、臭素またはN-ブロモスクシンイミドでクエンチして、構造O2の化合物を生成させることができる。2-ヨード-またはブロモインドールO2とボロン酸との反応(一般にはスズキ[Suzuki]反応と呼ばれている)またはトリアルキルスタンナンとの反応(一般にはスチル[Stille]反応と呼ばれている)により、構造XVIIの化合物を生成させることができる。このカップリング反応は当業者に知られている方法によって行うことができ、該反応をホスフィンリガンドが加えられた例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドまたは酢酸パラジウムなどの触媒の存在下で行うことが含まれる。この反応は、適当な溶媒(例えばDMF、トルエン、ジメトキシエタンまたはジオキサン)中で、大気温度〜150℃の温度で行われる。スズキ反応に対しては、塩基が通常加えられる。この塩基は水溶液(例えば炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウム水溶液)であってもよいし、あるいは塩基は無水状態(例えばフッ化セシウムもしくはカリウム)で用いてもよい。スチル反応に対しては銅共触媒(例えばヨウ化銅)を加えてもよい。
別の方法として、インドールO1は、上述した2-インドリルアニオンとホウ酸トリアルキルもしくはクロロトリアルキルスタンナン誘導体とを反応させることで、そのインドール-2-ボロン酸誘導体またはインドール-2-トリアルキルスタンナン誘導体O3にそれぞれ変換することができる。タイプO3の化合物はアリールもしくはヘテロアリールブロミドもしくはヨージドと上述した条件と同じような条件下で反応させることで、構造XVIIの化合物を生成させることができる。
XV.スキームO
Figure 2008506702
構造XVIIIで示されている式Iの化合物は、スキームPに図示されているようにして調製することができる。
構造P1の化合物は、P1をアリールもしくはヘテロアリールハライド(P2)と有機金属触媒作用の存在下で処理することによって化合物P3に変換することができる。そのような触媒としては、パラジウム触媒(例えば)と銅源(例えばヨウ化銅)の組み合せが挙げられる。この反応は、塩基(例えば炭酸セシウム)の存在下で行うこともできる。反応は、大気温度〜150℃の温度で行うことができる。
XVI.スキームP
Figure 2008506702
構造XIXで示されている本発明の化合物は、以下のスキームQに記載されているようにして調製することができる。
構造XIXで示されている化合物は、構造Q1のインドール化合物を例えばそのN-Boc誘導体Q2として保護することで調製することができる。あるいは、他の保護基(例えば、限定するものではないが、ベンジル、アルキルもしくはアリールスルホニル、またはトリアルキルシリルが挙げられる)を利用することもできる。Q2を非プロトン性溶媒(例えばTHF)中で強塩基(例えばリチウムジイソプロピルアミド)で処理し、そのあとホウ酸トリアルキル誘導体でクエンチすることで、図のインドリル-2-ボロン酸Q3を生成させることができる。パラジウム触媒(例えばホスフィンリガンドが加えられたテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドまたは酢酸パラジウム)の存在下でアリールもしくはヘテロアリールハライドQ4と反応させることで、化合物Q5を生成させることができる。保護基を除去することによりQ6を生成させることができる。Q6を上述した適当な脱離基L含有反応性官能基R9と反応させることで、構造Q7の化合物を生成させることができる。化合物Q7をシアネート化することで、構造XIXの化合物を生成させることができる。
XVII.スキームQ
Figure 2008506702
構造XXで示されている式Iの化合物は、スキームRに図示されているようにして調製することができる。
構造XXで示されている化合物は、上記のように構造R1のインドール化合物を、例えばそのN-Boc誘導体R2として保護することで調製することができる。構造R2の化合物は2-ヨード-またはブロモインドールR3に変換することができる。典型的には、強塩基(例えばn-ブチルリチウムもしくはs-ブチルリチウムまたはリチウムジイソプロピルアミドあるいはリチウムもしくはカリウムヘキサメチルジシラジド)が用いられて、その2-インドリルアニオンの形成が適当な非反応性溶媒(例えばエーテルやTHFあるいはそれらを含んでいる溶媒混合物)中で起こる。この反応は、典型的には-78℃〜大気温度で行われる。2-インドリルアニオンはこのあと求電子ハロゲン源(例えば、限定するものではないが、臭素またはN-ブロモスクシンイミドが挙げられる)でクエンチすることで、構造R3の化合物を生成させることができる。保護基を除去したあと、R4の化合物をアリールもしくはヘテロアリールボロン酸またはエステル(R5)と反応させる(一般にはスズキ反応と呼ばれる)ことで、構造R6の化合物を生成させることができる。このカップリング反応は当業者には知られている方法によって行われ、反応を例えばホスフィンリガンドが加えられたテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドまたは酢酸パラジウムのような触媒の存在下で行うことが含まれる。R6を上述した適当な脱離基L含有反応性官能基R9と反応させることで、構造XXの化合物を生成させることができる。
XVIII.スキームR
Figure 2008506702
構造XXIで示されている本発明の化合物は、以下のスキームSに記載されているようにして調製することができる。
構造S1で示されている2-ヨード-またはブロモインドールは、パラジウム触媒の存在下でアルケンと反応させることで(一般にはヘック[Heck]反応と呼ばれている)、タイプXXIの化合物を生成させることができる。このカップリング反応は、当業者に知られている方法によって行うことができる。触媒および溶媒の選択は、前で述べたものと同様なものである。
XIX.スキームS
Figure 2008506702
構造XXIIで示されている式Iの化合物は、スキームTに図示されているようにして調製することができる。
構造T1で示されている2-ヨード-または2-ブロモインドールは、パラジウム触媒の存在下でアセチレンと反応させることで(一般にはソナガシラ[Sonagashira]反応と呼ばれている)、タイプXXIIの化合物を生成させることができる。このカップリング反応は、当業者に知られている方法によって行うことができる。典型的な反応条件の組み合せには、パラジウム源、銅共触媒およびアミン源の存在下に構造T1のインドールをアセチレン化合物T2と反応させることが含まれる。この反応は好適には非反応性溶媒中で行われ、大気温度〜150℃の温度で行われる。
XX.スキームT
Figure 2008506702
構造XXIIIで示されている式Iの化合物は、スキームUに図示されているようにして調製することができる。
構造XXIIIで示されている化合物は、化合物XXIおよびXXIIの還元により得ることができる。この還元のための条件としては、限定するものではないが、触媒還元(例えば適当な溶媒[例えばCH2Cl2、エーテル、THF、メタノールまたは溶媒混合物]中白金またはパラジウム上での水素化)を挙げることができる。
XXI.スキームU
Figure 2008506702
構造XXIVで示されている本発明の化合物は、以下のスキームVに記載されているようにして調製することができる。
構造V1で示されているインドールは、適当な非反応性溶媒(例えば、エーテルやTHFあるいはそれらを含んでいる溶媒混合物)中で、適当な塩基(例えばリチウムジイソプロピルアミドやカリウムヘキサメチルジシラジドなど)と反応させることで、その2-インドリルアニオンを発生させることができる。この反応は、典型的には-78℃〜大気温度で行われる。この2-インドリルアニオンはこのあと亜鉛ハライド源(例えば亜鉛ハライドまたはそれらを含有する溶液)でクエンチして、構造V2の有機亜鉛化合物を生成させることができる。パラジウム触媒の存在下でV2をアリールハライドと反応させることで(一般にはネギシ[Negishi]反応と呼ばれている)、構造XXIVの化合物が生成する。別の方法として、前で述べたように化合物V1から調製された構造V4の2-ヨードまたはブロモインドールは、適当なパラジウム触媒の存在下で構造V5の有機亜鉛化合物と反応させることで、構造XXIVで表される化合物を生成させることができる。この有機亜鉛化合物V5は、例えばアルキルまたはアルケニルハライドを活性化亜鉛で処理することで、あるいはアリールもしくはヘテロアリールリチウムまたはマグネシウム化合物を亜鉛ハライドで処理することで誘導することができる。さらに、V2またはV4の反応は、適当な溶媒中大気温度〜150℃の温度でパラジウム源(例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)またはビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドとして)の存在下で行うこともできる。
XXII.スキームV
Figure 2008506702
構造XXV-XXVIIIで示されている式Iの化合物は、スキームWに図示されているようにして調製することができる。
構造W1で示されている2-ヨード-またはブロモインドールは、パラジウム触媒の存在下で構造W2のアセチレンと反応させることで(一般にはソナガシラ[Sonagashira]反応と呼ばれている)、タイプXXVの化合物を生成させることができる。このカップリング反応は、当業者に知られている方法によって行うことができる。典型的な反応条件の組み合せには、構造W1のインドールを、パラジウム源、場合によってはの銅共触媒、およびアミン源の存在下でアセチレン化合物W2と反応させることが含まれる。この反応は好適には非反応性溶媒中で行われ、大気温度〜150℃の温度で行われる。前で述べたようにXXVを適当な脱離基L含有反応性官能基R9と反応させることで、構造XXVIで表される化合物を生成させることができる。
構造W1で示されている2-ヨード-またはブロモインドールはまたパラジウム触媒の存在下でアルケンと反応させることで(一般にはヘック[Heck]反応と呼ばれている)、タイプXXVIIの化合物を生成させることができる。このカップリング反応は、当業者に知られている方法によって行うことができる。触媒および溶媒の選択は、前で述べたものと同様なものである。前で述べたようにXXVIIを適当な脱離基L含有反応性官能基R9と反応させることで、構造XXVIIIの化合物を生成させることができる。
XXIII.スキームW
Figure 2008506702
構造XXIXで示されている式Iの化合物は、スキームXに図示されているようにして調製することができる。
構造X1で示されているインドールは構造X2のアシルハライドでアシル化することにより、構造XXIXで表される化合物を生成させることができる。この反応は、ルイス酸を用いることにより促進させることができる。ルイス酸の選択については、限定するものではないが、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化スズまたはジエチルアルミニウムから選択することができる。この反応は、典型的には、CH2Cl2、二硫化炭素またはジクロロエタンなどの適当な非反応性溶媒中で行われ、また典型的には、-20℃〜80℃の温度で行われる。
XXIV.スキームX
Figure 2008506702
構造XXXで示されている式Iの化合物は、スキームYに図示されているようにして調製することができる。
構造Y1で示されている3-シアノインドールは、例えばナトリウムアジドで処理することにより構造Y2のテトラゾールに変換することができる。Y2と図の試薬Y3との混合物を加熱することで、図の3-(1,2,4-オキサジアゾリル)インドール化合物XXXを生成させることができる。この試薬Y3は、例えば、アシルハライド、あるいは例えばジシクロヘキシルカルボジイミドやジイソプロピルカルボジイミドのような試薬で活性化された酸誘導体であり得る。この反応は、例えばトルエン、ジオキサン、ピリジン、ジクロロエタンなどの色々な溶媒中で行うことができ、またY2およびY3を温度30℃〜130℃で加熱することで進められる。
XXV.スキームY
Figure 2008506702
構造XXXIで示されている式Iの化合物は、スキームZに図示されているようにして調製することができる。
構造Z1で示されている3-シアノインドールを、ヒドロキシルアミンで処理することにより式Z2で表されるヒドロキシアミジンを生成させることができる。
構造Z2のヒドロキシアミジンを構造Z3の化合物と反応させることで、O-アシルヒドロキシアミジンZ4を生成させることができる。化合物Z3は、例えば、アシルハライド、あるいは例えばジシクロヘキシルカルボジイミドやジイソプロピルカルボジイミドのような試薬で活性化されたカルボン酸を表し得る。構造Z4の化合物を非反応性有機溶媒(例えばトルエン、ジクロロエタンまたはジオキサン)中で温度30℃〜150℃に加熱すると、構造XXXIで表される化合物を生成させることができる。
XXVI.スキームZ
Figure 2008506702
構造XXXIIで示されている本発明の化合物は、以下のスキームAAに記載されているようにして調製することができる。
タイプAA1のケトインドールは、適当な溶媒中で該ケトインドールをヒドロキシルアミン(遊離塩基または酸塩)と一緒に加熱することで、構造AA2のオキシムに変換することができる。タイプAA2の化合物を強有機塩基(例えば、n-ブチルリチウムやs-ブチルリチウムやt-ブチルリチウム)でビス-脱プロトン化しそのあとDMFと反応させることで、式XXXIIで表される化合物を生成させることができる。
XXVII.スキームAA
Figure 2008506702
構造XXXIIIで示されている式Iの化合物は、スキームABに図示されているようにして調製することができる。
構造AB1で示されている3-ケトインドールは、ジアルキルアミドジアルキルアセタールAB2と反応させることにより構造AB3のビニログアミドにビニログ化することができる。このジアルキルアミドとしては、例えば、ホルムアミド、アセトアミドおよびプロピオンアミドのような低級アルキルアミドを挙げることができる。例としては、ジメチルホルムアミドジメチルアセタールおよびジメチルアセトアミドジメチルアセタールも挙げられよう。この反応は、AB1とAB2とを追加の溶媒有りまたは無しで大気温度〜150℃の温度で反応させることにより行うことができる。AB3を適当な溶媒中ヒドロキシルアミン(遊離塩基または酸塩)で処理することで、構造XXXIIIで表される化合物を生成させることができる。この反応は、典型的には、大気温度〜120℃の温度で行われる。
XXVIII.スキームAB
Figure 2008506702
構造XXXIVで示されている式Iの化合物は、スキームACに図示されているようにして調製することができる。
構造AC1で示されているビニログアミド(上記で調製した)を、適当な有機溶媒(DMF、アルコールまたは酢酸)中で大気温度〜150℃の温度でヒドラジンAC2で処理することにより、構造XXXIVで表される化合物を生成させることができる。
XXIX.スキームAC
Figure 2008506702
構造XXXVで示されている本発明の化合物は、以下のスキームADに記載されているようにして調製することができる。
構造AD1で示されているインドール-3-カルボキサルデヒド(スキームFで調製した)は、塩基の存在下でp-(トルエンスルホニル)メチルイソシアネート(TOSMIC)と反応させることにより、構造XXXVで表される化合物を生成させることができる。塩基としては、炭酸カリウムまたは1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エンを挙げることができ、この反応は、適当な有機溶媒中で大気温度〜150℃の温度で行うことができる。
XXX.スキームAD
Figure 2008506702
構造XXXVIおよびXXXVIIで示されている式Iの化合物は、スキームAEに図示されているようにして調製することができる。
構造AE1で示されている3-インドールカルボン酸(スキームEから)は、構造AE2のアミドに変換することができる。構造AE2の化合物は、いずれの標準方法によっても活性化することができる。例えば、この酸AE1は、アンモニアの存在下でHOBt有りまたは無しののEDCIまたはDCCようなカップリング試薬で活性化することができる。別の方法として、この酸は、酸塩化物として、あるいは前で述べたようにアシルイミダゾリドとして活性化し、そのあとアンモニアで処理することでもよい。
構造AE2で示されている図のインドール-3-カルボキサミドは、大気温度〜200℃の温度にある適当な溶媒中で適当な脱離基L含有置換アルデヒドまたはケトン(AE3)と反応させることができる。この反応は塩基を加えても加えなくても行うことができて、構造XXXVIのオキサゾールを得ることができる。
構造AE2で示されているインドール-3-カルボキサミドはまた、該一級アミドを、適当な有機溶媒中大気温度以上でローソン[Lawesson]試薬または五硫化リンで処理することにより構造AE4のチオアミドに変換することもできる。得られたチオアミドAE4は、大気温度〜150℃の温度にある適当な溶媒中で適当な脱離基L含有置換アルデヒドまたはケトン(AE3)と反応させることができる。この反応は、塩基を加えても加えなくとも行うことができて、構造XXXVIIのチアゾールを得ることができる。
XXXI.スキームAE
Figure 2008506702
構造XXXVIIIおよびXXXIXで示されている本発明の化合物は、以下のスキームに記載されているようにして調製することができる。
構造AF1で示されている3-ケトインドールは、ハロゲン化(例えば臭素化)して、構造AF3で表される化合物を生成させることができる。好適な臭素化剤としては、限定するものではないが、フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド(AF2)、N-ブロモスクシンイミドまたは臭素を挙げることができ、各種の有機溶媒中で行うことができる。
AF3を、大気温度〜200℃の温度にある塩基を加えたまたは加えない適当な溶媒中でタイプAF4のアミドで処理することにより、構造XXXVIIIのオキサゾールを生成させることができる。
AF3を、大気温度〜150℃の温度にある適当な溶媒中でタイプAF5のチオアミドで処理することにより、構造XXXIXのチアゾールを生成させることができる。
XXXII.スキームAF
Figure 2008506702
構造XLで示されている式Iの化合物は、スキームAGに図示されているようにして調製することができる。
構造AG1で示されているインドールは臭素化またはヨード化することで、構造AG2で表される化合物を生成させることができる。臭素化剤としては、限定するものではないが、臭素またはN-ブロモスクシンイミドを挙げることができ、ヨード化試薬としては、一塩化ヨウ素またはビス-トリフルオロアセトキシヨードベンゼンを挙げることができる。3-ヨード-またはブロモインドールAG2をボロン酸AG3と反応させることで(一般にはスズキ[Suzuki]反応と呼ばれている)、構造XLの化合物を生成させることができる。このカップリング反応は、当業者に知られている方法で行われ、該反応を、例えばホスフィンリガンドが加えられたテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドまたは酢酸パラジウムのような触媒の存在下で行うことが含まれる。この反応は、大気温度〜150℃の温度にある適当な溶媒(例えばDMF、トルエン、ジメトキシエタンまたはジオキサン)中で、そして典型的には塩基(例えば炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウム水溶液)の存在下で行われ、あるいは塩基を無水状態(例えばフッ化セシウムまたはフッ化カリウム)で用いることもできる。
別の方法として、インドールAG2は、図の3-ハロインドールAG2を強有機塩基(アルキルリチウムまたはグリニャール試薬)と反応させ、得られるアニオンをホウ酸トリアルキル試薬AG4と反応させることで、図のインドール-3-ボロン酸誘導体AG5に変換することができる。タイプAG5の化合物は、上述した条件と同じような条件下でアリールもしくはヘテロアリールブロミドもしくはヨージドと反応させることにで、構造XLの化合物を生成させることができる。
XXXIII.スキームAG
Figure 2008506702
構造XLIで示されている本発明の化合物は、以下のスキームAHに記載されているようにして調製することができる。
構造AH1で示されている3-ヨード-またはブロモインドールは、パラジウム触媒の存在下でアルケンAH2と反応させることで(一般にはヘック[Heck]反応と呼ばれている)、タイプXLIの化合物を生成させることができる。このカップリング反応は、当業者に知られている方法によって行うことができる。触媒と溶媒の選択については、スキームAGで述べたものと同様である。
XXXIV.スキームAH
Figure 2008506702
構造XLIIで示されている式Iの化合物は、スキームAIに図示されているようにして調製することができる。
構造AI1で示されている3-ヨード-またはブロモインドールは、パラジウム触媒の存在下でアセチレンAI2と反応させることで(一般にはソナガシラ[Sonagashira]反応と呼ばれている)、タイプXLIIの化合物を生成させることができる。このカップリング反応は、当業者に知られている方法によって行うことができる。典型的な反応条件の組み合せには、構造AI1のインドールを、パラジウム源、銅共触媒およびアミン源の存在下にアセチレン化合物AI2と反応させ、該反応を大気温度〜150℃の温度で行うことが含まれる。
XXXV.スキームAI
Figure 2008506702
構造XLIIIおよびXLIVで示されている本発明の化合物は、以下のスキームAJに記載されているようにして調製することができる。
構造AJ1で示されているニトロアニリンは、構造AJ2のニトリルで縮合・環化させることで構造XLIIIのインドールに変換することができる。この反応は、適当な溶媒(例えばDMFやジオキサン)中で行うことができる。構造XLIIIの化合物を塩基で処理しそのあと適当な脱離基L含有反応性官能基R9と反応させることで、式XLIVで表される化合物を生成させることができる。
XXXVI.スキームAJ
Figure 2008506702
構造XLV〜XLVIIIで示されている式Iの化合物は、スキームAKに図示されているようにして調製することができる。
構造XLVで示されている2-アミノインドールは、適当な溶媒中塩基(例えば水素化ナトリウムまたは炭酸カリウム)の存在下で適当な脱離基L含有反応性官能基R15でアルキル化することで、構造XLVIで表される化合物を生成させることができる。適当な脱離基L含有反応性官能基R'15を用いる第2のアルキル化により、同様にして、構造XLVIIで表される化合物を生成させることができる。
構造XLVの化合物を構造AK1の塩化アシルでアシル化することで、構造XLVIIIで表される化合物を生成させることができる。この反応は、典型的には、適当な有機溶媒中有機塩基(例えばトリアルキルアミン)または無機塩基(例えば炭酸カリウム)の存在下で行われる。
XXXVII.スキームAK
Figure 2008506702
構造XLIXで示されている本発明の化合物は、以下のスキームALに記載されているようにして調製することができる。
構造AL1で示されているインドール-3-カルボン酸を活性化させることで、構造AL2で表される化合物を生成させることができる。構造AL2の化合物は、例えば、アシルハライドあるいは例えばジシクロヘキシルカルボジイミドまたはジイソプロピルカルボジイミドのような試薬で活性化されたカルボン酸を表し得る。構造AL2の化合物を構造AL3のヒドロキシアミジンと反応させることで、O-アシルヒドロキシアミジンAL4を生成させることができる。ヒドロキシアミジンは商業的に得ることができ、あるいはニトリル化合物をヒドロキシルアミンで処理することによっても得ることができる。構造AL4の化合物を温度30℃〜150℃の非反応性有機溶媒(例えばトルエン、ジクロロエタンまたはジオキサン)中で加熱することで、構造XLIXで表される化合物を生成させることができる。
XXXVIII.スキームAL
Figure 2008506702
C.本発明の方法
本発明の方法は、全般としては、HCV感染の治療を必要とする患者に、本発明の1種以上の化合物の治療的に有効な量を投与することを含んでなる。好ましい実施形態では、本明細書で説明された式Iの化合物を含む組成物の治療的に有効な量が治療を必要とする患者に投与される。もう一つの好ましい実施形態では、本発明の方法で使用される化合物または組成物には、式Iの化合物においてその式Iの化合物が化合物1
Figure 2008506702
でない式Iの化合物が含まれる。
本発明の化合物(1種以上)は、患者に、当技術分野で知られているいずれの医薬送達経路によっても投与してもよい。投与経路の具体的な例としては、経口、眼内、経直腸、経頬、経局所、経鼻、経眼、皮下、筋内、静脈内(ボーラス、輸液)、大脳内、経皮、および経肺が挙げられる。本発明の化合物でHCVに感染した患者を処置することでHCVのさらなる複製を防ぐまたは減らすことができる。
本明細書で使用される用語「治療的に有効な量」は、HCV翻訳を阻害しそれによって有効にHCV感染を治療または改善するのに有効な本発明の化合物の量を意味する。本化合物の効果は、(1)HCV RNAの存在;(2)抗-HCV抗体の存在;(3)血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)およびアスパルテートアミノトランスフェラーゼ(AST)の濃度(HCVに慢性的に感染している患者ではALTとASTが高い);および(4)肝細胞の損傷;を分析することによって決定することができる。患者に対する適格な有効量は、患者の体重、身長および健康状態によって決まるものと思われる。与えられた患者に対する治療的に有効な量は、担当医師の技能および分別内にあるルーチン実験によって決定することができる。
いずれの化合物に対しても、その治療的に有効な量は、当初は、細胞培養アッセイかまたは適切な動物モデル(例えばマルモセット[marmosets]やタルマリン[tarmarins])で推算することができる。動物モデルを用いて、その適切な濃度範囲および投与経路も決定することができる。そのような情報を用いて、次に、ヒトにおける有用な用量および投与のための経路を決定することができる。治療上の効力および毒力は、細胞培養または実験動物での標準的な薬学の手法、例えばED50(母集団の50%で治療的に有効な用量)およびLD50(母集団の50%に致死的な用量)によって決定することができる。治療効果と毒性効果との用量比が治療指数であり、比ED50/LD50で表すことができる。大きな治療指数を呈する医薬組成物が好ましい。そのような組成物に含まれる投薬は、好ましくは毒性がほとんどまたは全くないないED50を含んでいる循環濃度の範囲内にする。投薬は、用いる剤形、患者の感受性、および投与の経路に応じてこの範囲内で変わりうる。
より具体的には、本発明の化合物(1種以上)に関して観察された濃度/生物学的効果の関係によれば、初期目標血漿濃度として、およそ0.1μg/mL〜およそ100μg/mL、好ましくはおよそ1μg/mL〜およそ50μg/mL、より好ましくはおよそ5μg/mL〜およそ50μg/mL、さらにより好ましくはおよそ10μg/mL〜およそ25μg/mLが示された。このような血漿濃度を達成するためには、投与の経路にもよるが、本発明の化合物を、0.1μg〜100,000mgで変化する用量で投与することができる。特定の投薬および送達方法についての案内は文献に提供されており、当技術分野の医師には普通入手可能となっている。通常、体重約40〜約100kgの患者に対しては、1回の用量、分割された用量、または連続的な用量で、約1mg/日〜約10g/日、または約0.1g〜約3g/日、または約0.3g〜約3g/日、または約0.5g〜約2g/日になると思われる(この用量は、患者、特に40kg未満の小児に対しては、この重量範囲の上または下に調整され得る)。
正確な投薬用量は、治療を必要とする患者に関係する素因に照らし合わせて担当の医師によって決定されることになる。投薬用量および投与は、活性薬剤の十分な濃度を提供するよう、つまり所望効果を維持するよう調整される。考慮してもよい素因としては、病態の重症度、患者の全般的な健康状態、患者の年齢、体重、および性別、食事内容、投与の時間および頻度、薬の組み合せ(1つ以上)、作用感受性、ならびに治療に対する耐性/反応が挙げられる。長期作用性医薬組成物は、その特定の処方の半減期およびクリアランス速度にもよるが、3〜4日毎、毎週、あるいは2週間毎に一回投与し得る。
D.本発明化合物の代謝産物
本発明の範囲内には、本明細書で説明した化合物のインビボ代謝産生物も包含される。そのような産物は、主に酵素的な過程によって、投与された化合物の例えば酸化、還元、加水分解、アミド化、エステル化などによって生じうる。したがって、本発明には、本発明の化合物を哺乳動物の組織または哺乳動物と十分な時間接触させてその代謝産物を産生させることを含む工程によって産生された化合物も含まれる。そのような産物は、典型的には、本発明の放射能標識(例えばC14やH3)化合物を調製し、それを検出可能な用量(例えば約0.5mg/kgより高い)で例えばラット、マウス、モルモット、サルなどの哺乳動物またはヒトに投与し、十分な時間放置して代謝を起こさせ(典型的には約30秒〜30時間)、そしてその変換産物を尿、血液または他の生物学的サンプルから単離することによって同定される。これらの産物は標識されているので容易に単離される(他のものは、代謝産物中で生存しているエピトープに結合することができる抗体を使用することによって単離される)。代謝産物の構造は、従来法、例えばMSやNMR分析によって決定される。一般には、代謝産物の分析は、当業者には周知の普通の医薬代謝研究と同じように行うことができる。上記変換産物は、インビボで見られない限りにおいて、たとえそれがそれ自体の生物学的活性をもっていなくても、本発明の化合物の治療的投薬についての診断アッセイに有用である。
E.本発明の医薬組成物
本発明の化合物をそのままで投与することは可能であるが、本化合物を医薬組成物として製剤化するのも好ましい。そういうことで、本発明のなおもう一つの態様において、本発明の方法で有用な医薬組成物が提供される。本発明の医薬組成物は、その特定の投与方式および剤形に応じて、医薬的に許容される賦形剤例えば担体、溶媒、安定化剤、アジュバント、希釈剤などと一緒に製剤化することができる。医薬組成物は一般に生理的に適性なpHを達成するように製剤化されるべきで、pHは、処方および投与経路に応じて、約pH3〜約pH11、好ましくは約pH3〜約pH7であってよい。別の実施形態では、pHを約pH5.0〜約pH8.0に調整するのが好ましい。
より具体的には、本発明の医薬組成物は、本発明の1種以上の化合物の治療的または予防的に有効な量を、1種以上の医薬的に許容される賦形剤と一緒に含んでいる。本発明の化合物の治療的または予防的に有効な量には、そのような化合物のウイルス阻害量つまりウイルスIRES活性に影響を及ぼすのに有効な量が含まれる。「ウイルス阻害量」とは、ウイルス複製または感染性を阻害するのに十分な量を意味する。「ウイルスIRES活性に影響を及ぼすのに有効な量」とは、ウイルスIRES介在開始および/または翻訳を阻害するのに十分な量を意味する。場合によっては、本発明の医薬組成物は、本発明の複数の化合物の組み合せを含んでいてもよく、あるいはウイルス感染の治療に有用な第二の活性成分を含んでいてもよく、例えば、限定するものではないが、以下に挙げる抗ウイルス薬である:ペグ化インターフェロン[例えば限定するものではないがペグ化αインターフェロンが挙げられる];非ペグ化インターフェロン[例えば限定するものではないが非ペグ化αインターフェロンが挙げられる];リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体;グルコシダーゼ阻害薬;プロテアーゼ阻害薬;ポリメラーゼ阻害薬;p7阻害薬;エントリー阻害薬[例えばFuzeon[ヒューゼオン](商標)(Trimeris[トライメリス]社)のような融合阻害薬;ヘリカーゼ阻害薬;Toll[トール]様受容体作動薬、カスパーゼ阻害薬、抗線維症薬;IMPDHを標的とする医薬(イノシンモノフォスフェートデヒドロゲナーゼ阻害薬)例えばMerimepadib(商標)(Vertex Pharmaceuticals Inc.);合成サイモシンアルファ1(ZADAXIN(商標)、SciClone Pharmaceuticals Inc.);グリコシダーゼ阻害薬;治療用ウイルスワクチン例えばChiron and Immunogenics社が製造のもの;および免疫調節薬例えばヒスタミン。
本発明の製剤、例えば非経口または経口投与用の製剤は、多くの場合、典型的には固形物、液体溶液、乳濁液や懸濁液であるが、経肺投与用の吸入可能製剤は、通常、液体または粉末であり、粉末製剤が一般的に好ましい。本発明の好ましい医薬組成物はまた凍結乾燥固形物としても製剤化することができ、これは投与の前に生理学的に適性な溶媒で再構成される。本発明の別の医薬組成物では、シロップ、クリーム、軟膏、タブレットなどとしても製剤化することができる。
用語「医薬的に許容される賦形剤」は、医薬例えば本発明の化合物を投与するための賦形剤を意味する。この用語は、過度の毒性なしに投与することができる医薬賦形剤を意味する。医薬的に許容される賦形剤は、一部、投与されるその特定の組成物によって決定されるものであり、また同時にその組成物を投与するのに用いられるその特定の方法によっても決定されるものである。したがって、本発明の医薬組成物には、様々な好適な製剤がある(例えば「Remington's Pharmaceutical Sciences」を参照されたい)。
好適な賦形剤としては、ゆっくりと代謝される大きな高分子例えばタンパク質、ポリサッカリド、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、高分子アミノ酸、アミノ酸コポリマーや不活性ウイルス粒子を含む担体分子がよい。その他の賦形剤の例としては、抗酸化剤例えばアスコルビル酸、キレート化剤例えばEDTA;炭水化物例えばデキストリン、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルメチルセルロース、ステアリン酸;液体例えばオイル、水、食塩水、グリセロールやエタノール;湿潤剤つまり乳化剤;pH緩衝物質など;が挙げられる。リポソームも、医薬的に許容される賦形剤の定義の中に含まれる。
本発明の医薬組成物は、意図される投与方法に適した形態に製剤化することができる。例えば経口用途が意図される場合、タブレット、トローチ、ロゼンジ、水性もしくは油性懸濁液、非水性溶液、分散性粉末または顆粒(微粉砕粒子やナノ粒子を含む)、乳濁液、硬質もしくは軟質カプセル、シロップ、あるいはエリキシルを調製することができる。経口用途が意図される組成物は、医薬組成物の製造の分野で知られているいずれの方法によっても調製することができ、そのような組成物は、口当たりのよい製剤をつくるために甘味剤、矯味矯臭剤、着色剤や防腐剤などの1種以上の添加剤を含んでいてもよい。
タブレットで用いるのに特に適した医薬的に許容される賦形剤としては、例えば不活性希釈剤例えばセルロース、炭酸カルシウムや炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウムやリン酸ナトリウム;崩壊剤例えばクロスカルメロースナトリウム、架橋ポビドン、トウモロコシデンプンやアルギン酸;結合剤例えばポビドン、デンプン、ゼラチンやアカシア;ならびに潤滑剤例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸やタルク;が挙げられる。タブレットは被覆しなくてもよいし、あるいはマイクロカプセル化などの公知の方法により被覆して胃腸管における崩壊および吸収を遅らせそれによってより長い期間に亘る持続作用をもたらさせることができる。例えば、時間遅延物質例えばグリセリルモノステアレートまたはグリセリルジステアレートを単独でまたはワックスと一緒に用いることができる。
経口用途用の製剤は硬質ゼラチンカプセルとして提供してもよくこの場合活性成分は不活性固体希釈剤例えばセルロース、ラクトース、リン酸カルシウム、あるいはカオリンと一緒に混ぜられ、あるいは軟質ゼラチンカプセルとして提供してもよくこの場合は活性成分は非水性つまり油性媒体例えばグリセリン、ラッカセイ油、パラフィン油、あるいはオリーブ油と一緒に混ぜられる。
もう一つの実施形態では、本発明の医薬組成物は、懸濁液を製造するのに適した少なくとも1種の医薬的に許容される賦形剤との混合物で本発明の化合物を含む懸濁液として製剤化されていてもよい。なおもう一つの実施形態では、本発明の医薬組成物は、適当な賦形剤を加えることで懸濁液を調製するのに適した分散性粉末および顆粒として製剤化されていてもよい。
懸濁液に関連して使用するのに適した賦形剤としては、懸濁化剤例えばナトリウムカルボxyメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ナトリウムアルギネート、ポリビニルピロリドン、ガムトラガカント、ガムアカシア;分散化つまり湿潤化剤例えば天然に生じるホスファチド(例えばレシチン)、アルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物(例えば、ポリオキシエチレンステアレート)、エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール)、エチレンオキシドと、脂肪酸および無水へキシトールから誘導される部分エステルとの縮合生成物(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート);ならびに増粘剤例えばカルボマー、蜜蝋、固形パラフィンやセチルアルコール;が挙げられる。懸濁液はまた、1種以上の防腐剤例えば酢酸、メチルおよび/またはn-プロピルp-ヒドロキシ-ベンゾエート;1種以上の着色剤;1種以上の矯味矯臭剤;および1種以上の甘味剤例えばスクロースやサッカリンを含んでいてもよい。
本発明の医薬組成物はまた、水中油型乳濁液の形態であってもよい。該油相は、植物油例えばオリーブ油やラッカセイ油、鉱油例えば流動パラフィン、あるいはこれらの混合物であってよい。好適な乳化剤としては、天然に産生するガム例えばガムアカシアやガムトラガカント;天然に産生するホスファチド例えばダイズレシチン、脂肪酸から誘導のエステルまたは部分エステル;へキシトール無水物例えばソルビタンモノオレエート;ならびにこれらの部分エステルとエチレンオキシドとの縮合生成物例えばポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート;が挙げられる。乳濁液はまた、甘味剤や矯味矯臭剤を含んでいてもよい。シロップやエリキシルは、甘味剤例えばグリセロール、ソルビトールあるいはスクロースと一緒に製剤化してもよい。そのような製剤はまた、抗乳化剤、防腐剤、矯味矯臭剤、あるいは着色剤を含んでいてもよい。
さらに、本発明の医薬組成物は、滅菌注射可能調製液例えば滅菌注射可能水性乳濁液や油性懸濁液の形態にあってもよい。この乳濁液や懸濁液は、これまでに上記で述べた適当な分散つまり湿潤剤や懸濁化剤を用いて公知の技術によって製剤化することができる。滅菌注射可能調製液はまた、非経口として許容される無毒希釈液または溶媒例えば1,2-プロパン-ジol中の滅菌注射可能溶液や懸濁液であってもよい。滅菌注射可能調製液はまた、凍結乾燥粉末として調製することもできる。許容されるビヒクルおよび溶媒のうちで用いることができるのは、水、リンゲル液、および等張塩化ナトリウム溶液である。加えて、滅菌不揮発性の油も溶媒または懸濁媒体として用いることができる。この目的のためには、合成モノ-またはジ-グリセリドなどの無刺激性不揮発性油を用いることができる。加えて、オレイン酸のような脂肪酸も同様に注射可能液の調製に用いることができる。
通常、本発明の方法で有用な本発明の化合物は、水に実質的に不溶であり、また多くの医薬的に許容されるプロトン性溶媒および植物油には難溶である。しかしながら、本化合物は、通常、中鎖脂肪酸(例えばカプリル酸やカプリン酸)やトリグリセリドには可溶であり、また中鎖脂肪酸のプロピレングリコールエステルには高い溶解度を有している。本発明に包含されるとみなされるのは、本発明の化合物の送達に関してより適したものにする(例えば、溶解度、生体活性、口当たりなどを良くすることや、副作用を減らすことなど)例えばエステル化、グリコシル化、ペグ化などによる化学部分構造または生化学部分構造の置換または付加によって改変されている化合物である。
好ましい実施形態では、本発明の化合物は、経口投与用には、低溶解度化合物に適した液体ベースの製剤で製剤化されていてもよい。液体ベースの製剤は、一般に、そのような化合物のバイオアベイラビリティを高くする。そういうことで、本発明の好ましい医薬組成物は、本発明の化合物の治療的または予防的に有効な量を、中鎖脂肪酸またはそのプロピレングリコールエステル(例えば、カプリル脂肪酸やカプリン脂肪酸などの食用脂肪酸のプロピレングリコールエステル)およびポリオキシル40水素化ヒマシ油のような医薬的に許容される界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種の医薬的に許容される賦形剤と一緒に含んでいる。
別の好ましい実施形態では、水溶解度向上剤としてシクロデキストリンを加えてもよい。好ましいシクロデキストリンとしては、α-、β-、およびγ-シクロデキストリンのヒドロキシプロピル、ヒドロキシエチル、グルコシル、マルトシルおよびマルトトリオシル誘導体が挙げられる。特に好ましいシクロデキストリン溶解度向上剤はヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン(HPBC)であり、これを上述した組成物のいずれに加えても本発明の化合物の水溶解度特性をさらに向上させることができる。一つの実施形態では、本組成物は、0.1%〜20%のヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、より好ましくは1%〜15%のヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、そしてさらにより好ましくは2.5%〜10%のヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンを含んでいる。用いる溶解度向上剤の量は、組成物中における本発明化合物の量によって決まるものである。
F.組み合せ治療
また、本発明の化合物を、HCV感染の治療で有用な1種以上の他の活性成分と組み合せることも可能である。そのような組み合せは、治療を必要とする患者への同時投与または順次投与が意図された単一の剤形または別々の剤形で化合物を含んでいる。順次的に投与する場合、組み合せは、2回以上の投与で投与してもよい。別の実施形態では、本発明の1種以上の化合物と1種以上のさらなる活性成分を、別々の経路で投与することも可能である。
当業者なら、本発明化合物のウイルス阻害活性を強化するようまたは相乗的に向上させるように作用することができる各種の活性成分を、本発明の化合物との組み合せで投与することができることは分かると思われる。そのような活性成分としては、抗HCV薬が挙げられる。抗HCV薬には、ウイルスを標的とする薬剤と、免疫調節効果をもっている薬剤とが挙げられる。例えば、抗HCV薬としては、限定するものではないが、インターフェロン[例えば、限定するものではないが、IFN-α、リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体が挙げられる];グルコシダーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、ポリメラーゼ阻害薬、ヘリカーゼ阻害薬、Toll[トール]様受容体作動薬、カスパーゼ阻害薬およびグリコシダーゼ阻害薬;が挙げられる。さらに、本発明の化合物はまた、IRES活性に影響を及ぼすと当業者に知られている他の化合物との組み合せで投与することもできる。
本発明の方法によれば、活性成分の組み合せは:(1)組み合せ製剤で同時製剤化されまた同時に投与または送達される;(2)別々の製剤として交互または並行で送達される;または(3)当技術分野で知られている他の組み合せ治療プログラムで送達される。
交互治療で送達される場合、本発明の方法は、例えば別々の溶液、乳濁液、懸濁液、タブレット、ピルやカプセルで、あるいは別々の注射器での別々の注射により、その活性成分を順次的に投与または送達することを含んでいてもよい。一般には、交互治療に際しては、各活性成分の効果的な薬量が、順次的、すなわち逐次的に投与され、同時治療では、2つ以上の活性成分の効果的な薬量が、一緒に投与される。各種順序の断続組み合せ治療も用いることができる。
本発明を理解するのを助けるため、以下の実施例が含まれている。本発明に関係するこれらの実施例は、当然、本発明を特定的に限定するものととるべきでない。当業者の思いつく範囲内にあると考えられる現時点で知られているまたはのちに出てくる本発明についての変形態は、本明細書に記載された、また別添の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内に入るとみなされる。
本発明を、以下の非限定的実施例によりさらに詳細に説明する。これらの実施例は、本発明をより十分に説明するために提供されているが、本発明の範囲を限定するものととるべきでない。これらの実施例は、本発明のいくつかの化合物の調製、およびこれらの化合物のインビトロおよび/またはインビボにおける試験について説明するものである。当業者であれば、これらの実施例に記載されている方法は、本発明を実施するうえで十分機能すると本発明者が記載する方法を代表するものであり、またそれゆえに本発明の実施についての好ましい形態を構成するものであることは理解するであろう。しかしながら、本開示を鑑みるに、当然のこととして、当業者であれば、多くの変化を開示されている特定の方法に加えることができてなお本発明の思想および範囲を逸脱することなく同じまたは似た結果を得ることができることは、分かっているべきである。
実施例1:本発明の化合物の調製
実施例1A:1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物5)の調製
Figure 2008506702
ステップA:6-メトキシインドール(10.0g、68.0ミリモル)のDMF(120mL)溶液を0℃に冷却し、クロロスルホニルイソシアネート(7.72mL、88.4ミリモル)で処理した。この添加のあと、この反応混合物をこの温度で1時間撹拌した。この暗色溶液を氷水(600mL)に注ぎ、その薄茶色固形分を濾過により回収し、さらなるH2Oで洗い、そして乾燥させて6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル9.9g(85%)を薄茶色の固形物として得た。
ステップB:6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(9.9g、57.6ミリモル)のDMF(150mL)溶液にNaH(60%分散液/ミネラルオイル、3.45g、86.3ミリモル)を加えた。この反応混合物を15分間撹拌し、そのあとエチルヨージド(5.53mL、69.1ミリモル)を加え、そしてこの混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物をこのあとH2Oで希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。これの有機相をH2O(3X)および飽和NaClで洗い、そのあと脱水し、そして半固形物まで濃縮した。この粗生成物を、溶離液としてCH2Cl2/ヘキサン(50→100%)を用いるシリカゲル(200g)カラムクロマトグラフィーにより精製し、6-メトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリルを褐色の固形物として得た。
上記ステップAおよびBを用い、また異なるインドールおよびアルキルハライドを置換することで、以下の化合物を得た:化合物43、45、51、52、108、109、115、118、120、123、126、179および714。
実施例1B:6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物9)の調製
Figure 2008506702
ステップA:1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(2.85g、14.2ミリモル)[実施例1A、ステップBにより調製した]のCH2Cl2(40mL)溶液に、BBr3のCH2Cl2(28.5mL、28.5ミリモル)中1M溶液を、0℃にて加えた。この混合物を室温まで温めさせ、2.5時間保った。この暗色反応混合物をこのあと氷に注ぎ、そのpHが8〜9となるまでの十分な1M NaOHを加えた。これの生成物をCH2Cl2(3X)で抽出し、その合わせた有機相を飽和NaHCO3、H2Oおよび飽和NaClで洗った。MgSO4で脱水したあと、その溶液を濃縮し、そしてその生成物をクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、0→10%)により精製して、6-ヒドロキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル2.15g(82%)を黄色の固形物として得た。
ステップB:6-ヒドロキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(80mg、0.43ミリモル)のメチルエチルケトン5mL溶液に無水K2CO3(71mg、0.52ミリモル)およびヨードメタン(0.05mL、0.60ミリモル)を加えた。還流で一晩撹拌したあと、その反応混合物を冷まし、H2Oで希釈し、EtOAc(3X)で抽出した。これの合わせた有機相を脱水し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2)により、6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル94mg(100%)を白色のワックス様物として得た。
同じようにして、上記ステップAおよびBに従うことで、以下の化合物も調製した:化合物6、10、11、12および24。
実施例1C:5-(4-メトキシフェニル)-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]インドール-7-カルボニトリル(化合物44)の調製
Figure 2008506702
p-ヨードアニソール(85mg、0.36ミリモル)、無水K3PO4(102mg、0.48ミリモル)、CuI(4.6mg、0.024ミリモル)およびN,N'-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(14mg、0.096ミリモル)の混合物を無水トルエン(0.4mL)中の5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]インドール-7-カルボニトリル(45mg、0.24ミリモル)[実施例1A、ステップAの方法で説明されているようにして調製した]に加えた。還流で24時間加熱したあと、その溶媒を真空下で蒸発させた。その残留物をCH2Cl2(5mL)で溶解させ、そしてその混合物を濾過した。これの濾液を濃縮して粗生成物を得、これを、溶離液としてEtOAc/石油エーテル(1:4)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、5-(4-メトキシフェニル)-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]インドール-7-カルボニトリルを得た。
上記手順を用い、また異なるアリールヨージドに置換することにより、以下の化合物を得た:化合物4、8、102、103、111、112、117、119、124、125、127、154。
実施例1D:1-エチル-6-(ピラジン-2-イルオキシ)-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物13)の調製
Figure 2008506702
1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(60mg、0.32ミリモル)[実施例1A、ステップAに記載のようにして調製した]のDMF(5mL)溶液にK2CO3(55mg、0.40ミリモル)および2-クロロピリダジン(45mg、0.40ミリモル)を加えた。この混合物を110℃で18時間加熱した。室温まで冷まさせたあと、この反応混合物をH2Oで希釈し、EtOAc(3X)で抽出した。これの合わせた有機相をH2Oおよび飽和NaClで洗い、脱水し、濃縮した。この生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、1→3%)により単離し、表題化合物1-エチル-6-(ピラジン-2-イルオキシ)-1H-インドール-3-カルボニトリル76mg(96%)を灰色の固形物として得た。
実施例1E:3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-カルボン酸フェニルアミド(化合物15)の調製
Figure 2008506702
ステップA:メチル3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-カルボキシレート(1.60g、7.02ミリモル)[実施例1Aに記載の方法によりメチル1H-インドール-6-カルボキシレートから調製した]のTHF(35mL)溶液を1N NaOH(7.7mL、7.7ミリモル)で処理し、還流で2.5時間加熱した。室温まで冷まさせたあと、そのTHFの大半を除去し、その溶液をH2Oで希釈し、エーテル(2X)で抽出した。このエーテル抽出液は捨てた。これの水相をこのあと6N HClでpH2に酸性化し、そのあとEtOAc(3X)で抽出した。これのEtOAc層を合わせ、飽和NaClで洗い、そのあと脱水し、そして濃縮して3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-カルボン酸1.43g(95%)を白色の固形物として得た。
ステップB:3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-カルボン酸(0.42g、1.96ミリモル)のCH2Cl2(15mL)中懸濁液を0℃まで冷やした。この懸濁液をDMF(2滴)で処理し、そのあと塩化オキサリル(0.34mL、3.92ミリモル)を注射器により2分間の間に加え、このあと氷浴を取り除き、そしてその反応混合物を1.5時間の間に大気温度まで温まらせた[この間に該反応液は黄色の溶液になった]。
この溶液をこのあと真空中で濃縮し、3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-カルボニルクロリド0.46g(定量収量)を黄色の固形物として得た。
ステップC:3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-カルボニルクロリド(70mg、0.30ミリモル)のTHF(5mL)中懸濁液を0℃に冷却し、アニリン(0.08mL、0.90ミリモル)で処理した。この添加のあとその反応液を室温まで温め、そしてさらなる16時間の撹拌のあと、この反応混合物をH2Oで希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。これの合わせた有機相を飽和NaClで洗い、そのあと脱水し、そして濃縮して生成物を得た。シリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、2/98)により、3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-カルボン酸フェニルアミド44mg(51%)を得た。
基本的に上記手順を利用することにより、以下の化合物を得た:化合物89。
実施例1F:t-ブチル(3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-イル)-カルバメート(化合物16)の調製
Figure 2008506702
実施例1E、ステップAからの3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-カルボン酸(0.60g、2.80ミリモル)のt-ブタノール(20mL)溶液をEt3N(0.46mL、3.36ミリモル)およびジフェニルホスホリルアジド(0.73mL、3.36ミリモル)で処理し、そのあと還流で4時間加熱した。室温まで冷まさせたあと、そのt-ブタノールの大半を真空中で除去して油状物を得、これをこのあとEtOAcに溶解させた。H2Oで洗ったあと、その有機相をEtOAcで逆抽出し、その有機層を合わせ、そしてさらなるH2O、飽和NaHCO3および飽和NaClで順次洗った。これの有機相を脱水し、濃縮し、そして得られた粗生成物をEtOAc/CH2Cl2(0→1%)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、t-ブチル(3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-6-イル)-カルバメート0.52g(65%)を白色の固形物として得た。
以下の化合物を同じようにしてつくった:化合物90。
実施例1Ga:2-(4-アミノフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物55)のスズキ経路による調製
Figure 2008506702
ステップA:リチウムジイソプロピルアミドのTHF/ヘキサン(Acros)(3.9mL、7.8ミリモル)中2M溶液を火炎乾燥したフラスコ中のTHF(5mL)で希釈した。この反応液を-30℃まで冷やしたあと、1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(1.30g、6.5ミリモル)のTHF(10mL)溶液を滴下で10分で加え、その温度を-30℃に保持した。この温度でさらなる30分間撹拌したあと、ヨウ素(2.31g、9.1ミリモル)のTHF(5mL)溶液を10分で加えた。この添加のあと、反応液を室温まで1時間で温めた。反応液をこのあと氷-H2Oで希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。これの合わせた有機相を1M硫酸ナトリウムおよび飽和NaClで洗い、そのあと茶色の固形物に濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(CH2Cl2/ヘキサン、1/1)により、1-エチル-2-ヨード-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル1.31g(62%)を灰色の固形物として得た。
ステップB:DME(20mL)中1-エチル-2-ヨード-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(1.25g、3.83ミリモル)、4-(4,4,5,5-テトラメチル)-1,3-2-ジオキサボララニル-2-イル-アニリン(0.96g、4.90ミリモル)、CsF(1.46g、9.58ミリモル)およびPd(PPh3)2Cl2(110mg、0.15ミリモル)の混合物をフラスコに加え、N2で交互に脱気と注入を行った。この反応液をこのあと還流で24時間加熱し、そのあと室温まで放冷した。この反応混合物をH2Oで希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。これの合わせた有機相をH2Oおよび飽和NaClで洗い、そのあとMgSO4で脱水し、濃縮した。この粗反応混合物を溶離液としてEtOAc/CH2Cl2(5/95)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、2-(4-アミノフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル765mg(69%)を黄色の固形物として得た。
上述したのとほぼ同じ手順を用い、また異なるボロン酸に置換することにより、以下の化合物を得た:化合物19、20、21、22、53、63、70、71、74、76、77、79、80、100、110、229、239、240、247、250、254、255、256、257、258、259、260、281、282、283、284、286、335、336、337、338、339、347、348、426、427、428、429、476、543、578、758。
実施例1Gb:別のスズキ経路を経ての2-(4-アミノフェニル)-1-ブチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリルの調製
Figure 2008506702
-78℃に冷やした(i-Pr)2NH(1.35mL、9.65ミリモル)のTHF(30mL)溶液にn-BuLi(3.7mL、2.5Mヘキサン中、9.21ミリモル)を一回で加えた。これのアセトン/ドライアイス浴を氷/水浴と交換し、この溶液をさらに40分撹拌した。この溶液を-78℃まで冷やし、1-ブチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル[実施例1Aで調製した](2.0g、8.77ミリモル)のTHF(10mL)溶液を滴下で加えた。この溶液を-78℃で15分間、つづいて-20℃で20分間撹拌した。ホウ酸トリメチル(1.0mL、8.77ミリモル)を加え、その反応混合物を-20℃で15分間撹拌し、そのあと冷却用バスを取り除き、この溶液をさらに室温で1時間撹拌した。K3PO4の溶液(11.7mL、3M水溶液、35.1ミリモル)を加え、そのあと4-ヨードアニリン(2.5g、11.40ミリモル)およびPdCl2dppf触媒(640mg、0.88ミリモル)のDMF(40mL、プラス5mL濯ぎ液)中溶液を加えた。この反応混合物を一晩(約18時間)撹拌し、そのあと水(80mL)を加え、そしてその生成物をEtOAc(3X50mL)で抽出した。これの合わせた有機部分をMgSO4で脱水し、濾過し、そして減圧下で濃縮した。この粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(溶離液として5→60% EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望2-(4-アミノフェニル)-1-ブチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリルを褐色の固形物(2.4g、86%の収率)として得た。
以下の化合物を他のインドールならびにアリールおよびヘテロアリールブロミドおよびヨージドを用いることにより同じようにして調製した:化合物656、659、660、661、682、683、712、731、732、733、806、807、808、809、810、811、812、813、814、827。
実施例1Gc:ネギシ経路を経ての2-(4-アミノフェニル)-6-メトキシ-1-プロピル-1H-インドール-3-カルボニトリルの調製
Figure 2008506702
セプタムおよび窒素ニードルが装着された窒素バージフラスコに乾燥THF(20mL)を入れた(添加は全て注射器により行った)。ジイソプロピルアミン(Aldrich Sure-Seal、2.00mL、14.3ミリモル)を加え、その溶液を0℃まで冷やした。n-ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M溶液8.50mL、13.6ミリモル)をゆっくりと加えた。フラスコを室温までさっと温まらせ、そのあと-78℃まで冷やした。6-メトキシ-1-プロピル-1H-インドール-3-カルボニトリル(2.77g、12.9ミリモル;実施例1Aの化合物5と同じようにして調製した)の濃THF溶液をゆっくりと加え、得られた溶液を-78℃に30分間保持した。フラスコをこのあと水・氷バスに移し、約15分間0℃に行かせた。溶液をもう一度-78℃まで冷やし、ZnCl2(THF中0.5M溶液、27.0mL、13.5ミリモル)をゆっくりと加えた。この時点で沈殿物が認められ、これはビス(インドール)ジンc化合物であると思われたが、塩化亜鉛溶液の全量が加えられると溶液は均質になった。約10分後、溶液を室温まで行かせ、4-ヨードアニリン(3.47g、15.8ミリモル)およびトリフェニルホスフィン(338mg、1.29ミリモル)のTHF溶液(5mL)を加えた。セプタムを取り外し、固体Pd2(dba)3(295mg、0.322ミリモル)を加えた。フラスコにリフラックスコンデンサーを装着し、溶液を、三連続周期の真空ポンプ/N2パージにより脱気した。溶液をこのあと一晩還流に加熱した。室温まで冷まさせたあと、溶液を4容量の水に注ぎ、4容量の酢酸エチルを加えた。得られた混合物を30分間激しく撹拌し、そのあとセライトで濾過して(酢酸エチルで洗って)、固体Zn-およびPd-含有物質を除去した。これの相を分離し、そしてその水相をさらなる酢酸エチルで抽出した。これの有機相を順々に飽和ブラインで洗い、合わせ、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。この時点で固体沈殿物が生成し、これは十分に純粋な生成物であったので、エーテルを用いる摩砕と濾過によって回収した。この残っている物質をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル60で1:2酢酸エチル-ヘキサンを用いて溶離する)により精製した。生成物2-(4-アミノ-フェニル)-6-メトキシ-1-プロピ
ル-1H-インドール-3-カルボニトリルの全体収量は、2.75g(8.99ミリモル、70%)であった。
以下の化合物を、基本的には同じ手順を用い、また他のアリールもしくはヘテロアリールヨージドまたはブロミドに置換することによりつくった:化合物393、408、430、431、436、437、438、459、460、461、462、483、484、632、633、634、635、636、650、651。
実施例1Gd:1-エチル-2-(3-ヒドロキシフェニル)-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物288)の調製
Figure 2008506702
ステップA:THF(60mL)およびジイソプロピルアミン(5.5mL、39ミリモル)の溶液を-78℃まで冷やした。n-ブチルリチウム(14.5mL、2.5Mヘキサン中、36.2ミリモル)を滴下で5分間で加えた。このLDA混合物を-78℃で10分間、つづいて0℃で20分間撹拌した。この溶液を-78℃に再冷却した。1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(5.0g、25ミリモル)[実施例1Aで調製した]をTHF(30mL)に取り込み、LDA混合液に滴下で15分かけて加えた。反応液を-78℃で10分間、および0℃で30分間撹拌した。もう一度、この反応混合物を-78℃まで冷やした。トリブチルスズヨージド(10mL、35ミリモル)を滴下で加えた。これを-78℃で15分間、つづいて0℃で30分間撹拌した。この反応混合物をシリカゲルに吸収させ、濃縮した。クロマトグラフィー(CH2Cl2)による精製により、1-エチル-6-メトキシ-2-トリブチルスタンナニル-1H-インドール-3-カルボニトリル(12.05g、98%)を得た。
ステップB:1-エチル-6-メトキシ-2-トリブチルスタンナニル-1H-インドール-3-カルボニトリル(1.0g、2.05ミリモル)[ステップAで調製した]を3-ヨードフェノール(474mg、2.15ミリモル)、Pd(PPh3)2Cl2(67mg、0.102ミリモル)、CuI(75mg、0.39ミリモル)およびTHF(4.0mL)と合わせた。この混合物を65℃で一晩加熱した。この反応混合物をEtOAc中に希釈し、そしてセライトで濾過した。この濾液を濃縮し、そしてその残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(4:1、CH2Cl2/EtOAc)により精製して、粗生成物を得た。エーテル摩砕により1-エチル-2-(3-ヒドロキシ-フェニル)-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(430mg、72%)を黄白色の固形物として得た。
以下の化合物を、他の市販されているヨウ化物および臭化物を用いることで、あるいはp-ヨードフェニルスルホニルクロリドのワンステップアミド化により誘導されたヨウ化物を用いることで、上記と同様にして調製した:化合物275、276、277、278、331、363、364、373、374、375、474、475、678。
実施例1Ge:ヘック[Heck]経路を経てのエタンスルホン酸[4-(3-シアノ-6-ジフルオロメトキシ-1-エチル-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-アミド(化合物519)の調製
Figure 2008506702
ステップA:6-ジフルオロメトキシ-1-エチル-1H-インドール(402.8mg、2.04ミリモル)、エタンスルホン酸(4-ヨード-フェニル)-アミド(712.1mg、2.29ミリモル)、炭酸セシウム(733.2mg、3.82ミリモル)、トリフェニルホスフィン(33.1mg、0.13ミリモル)および酢酸パラジウム(5.7mg、0.025ミリモル)のDMA(5mL)中溶液を135℃に48時間加熱した。この反応混合物を水で希釈し、EtOAc(2 X 10mL)で抽出した。これの合わせた有機相をブラインで洗い、MgSO4で脱水し、そのあと濃縮した。この残留物を、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(10-20%)を用いるシリカゲル(25g)カラムクロマトグラフィにより精製し、エタンスルホン酸[4-(6-ジフルオロメトキシ-1-エチル-1H-ヨード-2-イル)-フェニル]-アミド298.2mg(37.1%の収率)[化合物516]を、薄茶色の固形物として得た。
ステップB:実施例1A、ステップAに従うことで、エタンスルホン酸[4-(6-ジフルオロメトキシ-1-エチル-1H-ヨード-2-イル)-フェニル]-アミドをエタンスルホン酸[4-(3-シアノ-6-ジフルオロメトキシ-1-エチル-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-アミド[化合物519]に変換した。
上記ステップAおよびBに従うことで、以下の化合物を同様にして調製した:化合物343、344、345、346、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、463、464、465、466、467、468、469、470、471、472、473、515、517、518、520、521、522、523、524、575、577、579、580、611、612、613、614。
実施例1H:1-エチル-2-(4-フルオロフェニルエチニル)-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物67)の調製
Figure 2008506702
1-エチル-2-ヨード-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(150mg、0.46ミリモル)[実施例1Ga、ステップAで述べたようにして調製した]、4-フルオロフェニルアセチレン(80mg、0.0.69ミリモル)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(6mg、0.009ミリモル)およびCuI(4mg、0.018ミリモル)の混合物を可密封管に加え、そして交互にN2で脱気とパージを行った。この管にこのあとDMF(4mL)およびEt3N(0.25mL、1.84ミリモル)を加え、その反応液を80℃で20時間加熱し、そのあと室温まで放冷した。この反応混合物をH2Oで希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。これの合わせた有機相をH2O(3X)および飽和NaClで洗い、そのあとMgSO4で脱水し、濃縮した。この粗反応混合物をシリカゲル(0.6g)に吸収させ、溶離液としてEtOAc/ヘキサン(10→20%)を用いるシリカゲルでクロマトグラフィーを行い、1-エチル-2-(4-フルオロフェニルエチニル)-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル120mg(82%)を黄色の固形物として得た。
上で述べたのとほぼ同じ手順を用い、また異なるアセチレン誘導体に置換することにより、以下の化合物を得た:化合物64、65、66、68、69、91、92、93、94、95、96、133、134、135、136、137、143、144、145、146、147、148、149、150、151、158、159、160、161、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、184、185、186、187、188、196、197、198、199、200、201、202、223、230、231、232、233、234、235、236、237、238。
実施例1I:1-エチル-3-(5-エチル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イル)-6-メトキシ-1H-インドール(化合物28)の調製
Figure 2008506702
ステップA:1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(1.00g、5.00ミリモル)のMeOH(10mL)溶液をヒドロキシルアミン(0.38mL、6.25ミリモル)の50%水溶液で処理し、還流で18時間加熱した。室温まで冷まさせたあと、得られた不均質混合物を濾過し、所望生成物525mgを褐色の固形物として得た。得られた濾液を油状物になるまで濃縮し、これをこのあとCH2Cl2に溶解させ、EtOAc/CH2Cl2(15→50%)を用いるシリカゲルでクロマトグラフィーを行い、さらなる生成物295mgを褐色の固形物として得た。1-エチル-N-ヒドロキシ-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボキサミジンの全体収量は820mg(70%)であった。
ステップB:CH2Cl2(10mL)中の上記N-ヒドロキシカルボキサミジン(50mg、0.21ミリモル)、ポリスチレン-ジイソプロピルエチルアミン(165mg、3.90ミリモル/g充填)およびプロピオニルクロリド(0.03mL、0.32ミリモル)を管に入れ、室温で22時間回転させた。この時点のあと、トリスアミンレジン(77mg、2.71ミリモル/g充填)を次に加え、そして管を室温でさらに30分間回転させた。固形物を濾過し、そのあとその濾液を濃縮し、トルエン(5mL)で希釈し、そして110℃で一晩加熱した。この粗製反応混合物を濃縮し、そしてクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、2/98)により精製して、1-エチル-3-(5-エチル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イル)-6-メトキシ-1H-インドール27mg(46%)を白色の固形物として得た。
以下の化合物を、上記手順を用いて適切なアシルハライドに置換することで調製した:化合物29。
実施例1J:1-エチル-6-メトキシ-3-(5-エチル-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)-1H-インドール(化合物54)の調製
Figure 2008506702
ステップA: 1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(1.00g、5.00ミリモル)のトルエン(30mL)溶液をトリエチルアミン塩酸塩(1.03g、7.50ミリモル)およびナトリウムアジド(0.49g、7.50ミリモル)で処理し、還流で16時間加熱した。室温まで冷まさせたあと、この反応混合物を飽和NaHCO3で希釈し、EtOAcで抽出した。その有機層をそのあとさらなるNaHCO3(2X)で洗った。これの水相を6N HClでpH2に酸性化した。得られたドロドロの沈殿物をホットEtOAc(3X)で抽出し、その合わせた有機相を飽和NaClで洗い、脱水し、そして濃縮して1-エチル-6-メトキシ-3-(1H-テトラゾール-5-イル)-1H-インドール0.55g(45%)を黄色の固形物として得た。
ステップB:上記テトラゾール(50mg、0.21ミリモル)およびプロピオニルクロリド(0.03mL、0.31ミリモル)のジクロロエタン(5mL)中懸濁液を還流で21時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却させたあと、ポリスチレントリスアミンレジン(70mg、3.4ミリ当量/g)を加え、反応液を室温で4時間回転させた。レジンを濾過除去し、また溶媒を除去したあと、得られた粗生成物をシリカゲルに吸収させ、生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、5→10%)により単離し、1-エチル-6-メトキシ-3-(5-エチル-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル)-1H-インドール30mg(53%)を褐色の固形物として得た。
実施例1K:エチル5-ジフルオロメトキシ-1-(4-メトキシフェニル)-2-メチル-1H-インドール-3-カルボキシレート(化合物49)の調製
Figure 2008506702
フレオン[Freon]-22(HCF2Cl)ガスを、相移動触媒として少量のテトラブチルアンモニウムブロミドを含んでいるエチル5-ヒドロキシ-1-(4-メトキシフェニル)-2-メチル-1H-インドール-3-カルボキシレート(250mg、0.77ミリモル)の0℃CH2Cl2(5mL)溶液の中にバブリングした。NaOHの50%溶液を、0℃にて滴下で加えた。この添加のあと、混合物を0℃で2時間撹拌した。H2Oを加えたあと、その有機相を分離し、ブラインで洗い、Na2SO4で脱水した。この溶媒をこのあと濃縮し、そしてその残留物を溶離液としてEtOAc/石油エーテル(1/2)を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望生成物を40%の収率で得た。
以下の化合物を、上記手順を用いて適切なヒドロキシインドールに置換することで調製した:化合物18、46、および50。
実施例1L:1-[5-メトキシ-1-(4-メトキシフェニル)-1-H-インドール-3-イル]-エタノン(化合物42)の調製
Figure 2008506702
5-メトキシ-1-(4-メトキシフェニル)-1-H-インドール(50mg、0.2ミリモル)[実施例1Cの方法によって調製した]を0℃のCH2Cl21mLに溶解させた。Et2AlCl(300μL、ヘキサン中1M、0.3ミリモル)を次に加えた。0℃で30分間撹拌したあと、アセチルクロリド(22μL、0.3ミリモル)のCH2Cl21mL溶液を滴下で加えた。これを0℃でさらに90分間撹拌した。この反応混合物をH2Oでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、そして真空中で濃縮した。シリカゲルEtOAc/CH2Cl2(5/95)カラムクロマトグラフィーによる精製により、表題化合物を白色の固形物(42mg、71%)として得た。
上で述べたのとほぼ同じ手順を用い、また異なるアシルクロリドに置換することにより、以下の化合物を調製した:化合物32、33、34、37、38、39、47、48。
実施例1M:1-エチル-3-イソオキサゾール-3-イル-6-メトキシ-1-H-インドール(化合物57)の調製
Figure 2008506702
ステップA: 1-(1-エチル-6-メトキシ-1-H-インドール-3-イル)エタノン(200mg、0.92ミリモル)[実施例1Lに記載の手順により1-エチル-6-メトキシ-1H-インドールから調製した]、ヒドロキシルアミン塩酸塩(128mg、1.84ミリモル)、NaOAc(151mg、1.84ミリモル)およびEtOH(7mL)の混合物を85℃で4時間加熱した。この反応混合物をこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機相を脱水し、そして真空中で濃縮した。EtOAc/CH2Cl2(1/9)を用いるカラムクロマトグラフィーにより、1-(1-エチル-6-メトキシ-1-H-インドール-3-イル)エタノンオキシムを白色の固形物(189mg、92%)として得た。
ステップB:1-(1-エチル-6-メトキシ-1-H-インドール-3-イル)エタノンオキシム(100mg、0.43ミリモル)を0℃のTHF(900μL)に溶解させた。n-BuLi(450μL、ヘキサン中2.5M、1.12モル)を滴下で加えると、固形物が瞬時に沈殿した。THF260μL中のDMF(70μL、0.9モル)を次に滴下で加えた。これを、0℃で1時間、つづいて室温で1時間撹拌した。この反応混合液を、H2O 1mL、THF 1mL、および濃H2SO4 100μLを含む混合液にピペット注入した。この混合物を75℃で1時間加熱し、そのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機相を脱水し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2)による精製により、1-エチル-3-イソオキサゾール-3-イル-6-メトキシ-1-H-インドール生成物を白色の固形物(13mg、12%)とした得た。
実施例1N:1-エチル-3-イソオキサゾール-5-イル-6-メトキシ-1H-インドール(化合物58)の調製
Figure 2008506702
1-(1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-イル)エタノン(100mg、0.46ミリモル)[実施例1Lに記載の手順により1-エチル-6-メトキシ-1H-インドールから調製した]を、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール1.5mLおよびピロリジン100μLで110℃において一晩加熱した。このジメチルホルムアミドジメチルアセタールをこのあと真空中で濃縮した。この残留物をEtOH 1.25mLおよびH2O 250μLに再溶解させ、ヒドロキシルアミン塩酸塩(66mg、0.95ミリモル)で処理し、そして80℃で2時間加熱した。H2OとEtOAcとに分配させ、その有機相を脱水し、濃縮し、そのあとシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、5/95)により精製することにより、1-エチル-3-イソオキサゾール-5-イル-6-メトキシ-1H-インドールを白色の固形物(72mg、66%)として得た。
基本的に上述したのと同じ手順を用い、以下の化合物を調製した:化合物60。
実施例1O:1-エチル-6-メトキシ-3-(2H-ピラゾール-3-イル)-1H-インドール(化合物59)の調製
Figure 2008506702
1-(1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-イル)-エタノン(100mg、0.46ミリモル)[実施例1Lに記載の手順により1-エチル-6-メトキシ-1H-インドールから調製した]を、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール1.5mLおよびピロリジン100μLで110℃において一晩加熱した。これのDMFジメチルアセタールを真空中で除去した。この残留物を酢酸3mLに再溶解させ、ヒドラジン水和物(70μL、1.38ミリモル)を加え、この混合物を100℃に2時間加熱した。酢酸を真空中で除去し、その残留物をEtOAcと飽和NaHCO3とに分配させた。これの有機相を脱水し、濃縮し、そして得られた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/Hex、1/1)により精製して59mgの1-エチル-6-メトキシ-3-(2H-ピラゾール-3-イル)-1H-インドール(54%)を無色の半固形物として得た。Et2O中での摩砕により、白色の結晶質粉末を得た。
以下の化合物を、上記手順を用いて調製した:化合物61。
実施例1P:メチル1-エチル-3-オキサゾール-5-イル-1H-インドール-6-カルボキシレート(化合物72)の調製
Figure 2008506702
ステップA:1-エチル-1H-インドール-6-カルボン酸メチルエステル(900mg、4.45ミリモル)をDMF(3.3mL)に溶解させた。これを、POCl3(430μL、4.5ミリモル)の氷冷DMF(1.5mL)溶液に滴下で加えた。この反応混合物を室温で90分間撹拌した。この反応混合物をこのあと6N NaOH(3.5mL)で処理した。混合物をこのあとH2Oと酢酸エチルとに分配させた。シリカゲルクロマトグラフィー(5→10% EtOAc/CH2Cl2)による精製により、1-エチル-3-ホルミル-1H-インドール-6-カルボン酸メチルエステル(985mg、96%)を白色の固形物として得た。
ステップB:1-エチル-3-ホルミル-1H-インドール-6-カルボン酸メチルエステル(100mg、0.42ミリモル)、TOSMIC(100mg、0.52ミリモル)、K2CO3(178mg、1.29ミリモル)、およびMeOH(800μL)を80℃で一晩加熱した。この反応混合物をこのあとH2Oとエーテルとに分配させた。その有機相を脱水し、濃縮したあと、得られた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、10/90)により精製して、メチル1-エチル-3-オキサゾール-5-イル-1H-インドール-6-カルボキシレート(26mg、23%)を灰色の固形物として得た。
実施例1Q:メチル1-エチル-3-オキサゾール-2-イル-1H-インドール-6-カルボキシレート(化合物75)の調製
Figure 2008506702
ステップA:1-エチル-3-ホルミル-1H-インドール-6-カルボン酸メチルエステル(800mg、3.5ミリモル)[実施例1P、ステップAに示されているようにして調製した]を、アセトン(98mL)に溶解させた。KMnO4(655mg、4.15ミリモル)のH2O(31mL)溶液を加えた。この反応混合物を室温で90分間撹拌した。H2O(6mL)中KMnO4(108mg)をもう一回加え、そのあともう45分間撹拌すると、反応は完結に至った。この反応混合物をこのあと10% H2O2(1.5mL)でクエンチした。この混合物をセライトを通して濾過した。この濾液を真空下でおおよそ1/3の体積まで放散させた。この残留物を6N HClで酸性化し、酢酸エチルに抽出させた。この酢酸エチル層から単離された固形物をアセトンで摩砕して、1-エチル-1H-インドール-3,6-ジカルボン酸6-メチルエステル(696mg、79%)を薄橙色の固形物として得た。
ステップB:1-エチル-1H-インドール-3,6-ジカルボン酸6-メチルエステル(600mg、2.43ミリモル)をCH2Cl2(27mL)およびDMF(20μL)の溶液に懸濁させた。塩化オキサリル(470μL、5.38ミリモル)を加え、その反応混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物を、このあと、濃NH3OH(10mL)の高速撹拌溶液にゆっくりと注いだ。これをこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの酢酸エチル層からの残留物をアセトンで摩砕して、6-メトキシカルボニル-1-エチル-1H-インドール-3-カルボキサミド(511mg、85%)を白色の固形物として得た。
ステップC:ジグライム(3.6mL)中6-メトキシカルボニル-1-エチル-1H-インドール-3-カルボキサミド150mg(0.61ミリモル)と、ブロモアセタールデヒドジメチルアセタール(430μL、3.7ミリモル)との混合物を125℃で2時間加熱した。反応混合物を冷まさせ、H2OとEtOAcとに分配させた。これの有機相を脱水し、濃縮し、その生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2 5→10%)より精製した。得られた生成物含有画分を合わせ、濃縮し、そしてその固形物をヘキサンで摩砕して、メチル1-エチル-3-オキサゾール-2-イル-1H-インドール-6-カルボキシレート(75mg、46%)を黄色の固形物とした得た。
実施例1R:1-エチル-6-メトキシ-3-チアゾール-2-イル-1H-インドール(化合物73)の調製
Figure 2008506702
ステップA:1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール(900mg、5.14ミリモル)をDMF(1.5mL)に溶解させた。これを、POCl3(500μL、5.2ミリモル)の氷冷DMF(1.75mL)溶液に滴下で加えた。室温で90分間撹拌したあと、この反応混合物を氷浴中で再冷却し、6N NaOH(4mL)でゆっくりクエンチした。この反応混合物をEtOAcとH2Oとに分配させた。シリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、5/95)による精製により1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルバルデヒド(849mg、81%)を黄色の固形物として得た。
ステップB:1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルバルデヒド(600mg、2.95ミリモル)をアセトン(85mL)に溶解させた。KMnO4(450mg、2.85ミリモル)のH2O(28mL)溶液を加えた。これを室温で5時間撹拌した。KMnO4(450mg、2.85ミリモル)のもう一つのH2O(25mL)溶液を次に加えた。室温でもう1時間撹拌すると、反応は完結した。この反応混合物を10% H2O2(1.5mL)でクエンチし、セライトを通して濾過した。この濾液を真空下でおよそ1/3の体積まで放散させた。この残留物を6N HClで酸性化し、酢酸エチル中に抽出させた。シリカゲルカラム(ヘキサン/アセトン/酢酸、70/30/1)による精製により粗生成物を得た。エーテルで摩砕して、純粋1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボン酸(365mg、56%)を黄色の固形物として得た。
ステップC:1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボン酸(250mg、1.14ミリモル)を、CH2Cl2(12.5mL)およびDMF(10μL)の溶液に懸濁させた。塩化オキサリル(230μL、2.64ミリモル)を加え、その反応混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物をこのあと濃NH3OH(5mL)の高速撹拌溶液にゆっくり注いだ。これをこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの酢酸エチル層からの残留物をアセトンで摩砕して、1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボキサミド(134mg、54%)を白色の固形物として得た。
ステップD:1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボキサミド(120mg、0.55ミリモル)、ローソン試薬(240mg、0.6ミリモル)、およびトルエン(2mL)を90℃で90分間加熱した。この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、1/9)により精製して、1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-チオカルボキサミドを黄色の固形物(92mg、71%)として得た。
ステップE:1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-チオカルボキサミド(83mg、0.36ミリモル)、グライム(3.6mL)およびブロモアセタールデヒドジメチルアセタール(220μL、1.86ミリモル)を80℃で16時間加熱した。さらなるブロモアセタールデヒドジメチルアセタール(250μL)を加えた。これを80℃で2時間加熱した。さらなるブロモアセタールデヒドジメチルアセタール250μLを加え、そのあともう2時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷やし、シリカゲルに吸着させ、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc、7/3)により精製して、1-エチル-6-メトキシ-3-チアゾール-2-イル-1H-インドールを茶色の油状物(44mg、47%)として得た。
以下の化合物を、上述した手順に従うことで調製した:化合物78、101、104、105および106。
実施例1S:1-エチル-6-メトキシ-2-フェノキシメチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物99)の調製
Figure 2008506702
ステップA:LiAlH3(7.6g、0.2モル)のジオキサン(100mL)懸濁液にメチル6-メトキシ-1H-インドール-2-カルボキシレート(8.2g、0.04モル)のジオキサン(50mL)溶液を0℃にて滴下で加えた。この添加のあと、この混合物を室温で1時間撹拌し、そのあと還流で5時間加熱した。0℃まで冷やしたあと、反応液を水(滴下)、つづいて15%NaOH水溶液でクエンチした。室温で1時間撹拌したあと、この混合物をセライトを通して濾過した。得られた固形物を大量のEtOAcで洗った。この溶媒をブラインで洗い、Na2SO4で脱水し、真空下で蒸発させた。得られた残留物を、溶離液としてEtOAc/石油エーテル(1/5)を用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、61%の6-メトキシ-2-メチル-1H-インドールを得た。
ステップB:6-メトキシ-2-メチル-1H-インドール(3.9g、24ミリモル)のアセトニトリル(200mL)およびDMF(20mL)溶液に、ClSO2NCO(4mL、1.3当量)のアセトニトリル(31mL)溶液を0℃にて滴下で加えた。この添加のあと、この混合物を室温で3時間撹拌した。そのあとそれを氷水に注ぎ、そして飽和NaHCO3をそれが塩基性になるまで注いだ。この水相をCH2Cl2で抽出し、そのあと蒸発させた。得られた残留物を、溶離液としてEtOAc/石油エーテル(1/5)を用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、81%の6-メトキシ-2-メチル-1H-インドール-3-カルボニトリルを得た。
ステップC:NaH(0.6g、2当量)のDMF(7mL)懸濁液に、6-メトキシ-2-メチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(1.3g、7.0ミリモル)のDMF(8mL)溶液、つづいてエチルヨージド(1.2mL、2当量)を0℃において加えた。1時間撹拌したあと、この混合物を氷水に注ぎ、CH2Cl2で抽出した。その有機層をブラインで洗い、Na2SO4で脱水した。その溶媒を真空下で蒸発させ、溶離液としてEtOAc/石油エーテル(1/5)を用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、92%の1-エチル-6-メトキシ-2-メチル-1H-インドール-3-カルボニトリルを得た。
ステップD:1-エチル-6-メトキシ-2-メチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(1.38g、6.45ミリモル)のベンゼン(130mL)溶液にベンゾイルパーオキサイド(226mg)およびNBS(1.21g、1.05当量)を加えた。このあとこの混合物を還流で3時間加熱した。冷却し、濾過したあと、その濾液を真空下で濃縮した。得られた粗製2-ブロモメチル-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(1.6g、86%)は、それ以上精製することなく用いた。
ステップE:NaH(44mg、4当量)のDMF(0.5mL)溶液に2-ブロモメチル-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(80mg、0.274ミリモル)およびフェノール(2当量)を加えた。20時間撹拌したあと、その混合物を氷水に注ぎ、CH2Cl2で抽出した。その有機層をブラインで洗い、Na2SO4で脱水した。溶媒を真空下で蒸発させ、溶離液としてEtOAc/石油エーテル(1/5)を用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、1-エチル-6-メトキシ-2-フェノキシメチル-1H-インドール-3-カルボニトリル[化合物99]を得た。
実施例1T:6-ニトロ-2-ピロール-1-イル-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物7)の調製
Figure 2008506702
ステップA:2-フルオロ-5-ニトロアニリン(11.7g、74.9ミリモル)のジメチルホルムアミド(120mL)溶液をマロノニトリル(5.28g、80.0ミリモル)および炭酸カリウム(11.05g、80.0ミリモル)で処理した[Chem. Heterocyclic Cpd.(Engl. Trans., 9, 37(2001))の改変法]。得られた均質混合物をゆっくりとした還流で3時間加熱し、そのあと冷却し、そして水(500mL)に注いだ。生じた沈殿物を濾過により回収し、酢酸エチル(300mL)に取り込んだ。この溶液をNa2SO4で脱水し、濾過し、そして不完全に蒸発させて沈殿物を得、そしてこれを濾過により回収した。さらなる蒸発と濾過により、第2の収穫物を得た。この二つの収穫物を合わせ、真空下で乾燥させることにより、2-アミノ-1-エチル-6-ニトロ-1H-インドール-3-カルボニトリル(7.90g、52%)を橙色の粉末として得た。
ステップB:2-アミノ-6-ニトロ-1H-インドール-3-カルボニトリル(362mg、1.79ミリモル)の酢酸(5mL)溶液を2,5-ジメトキシテトラヒドロフラン(0.30mL、2.27ミリモル)で処理し、得られた溶液を還流で14時間加熱した。大気温度まで冷ましたあと、この溶液を水(100mL)に注ぎ、固体重炭酸ナトリウムを、CO2の発生が止まるまで加えた。この混合物をEtOAc(2 X 100mL)で抽出し、その抽出液を飽和ブラインで洗い、合わせ、MgSO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた残留物質をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン、1/4)により分離し、6-ニトロ-2-ピロール-1-イル-1H-インドール-3-カルボニトリル[化合物5]を黄色の固形物(232mg、51%)として得た。
実施例1U:N-(3-シアノ-1-エチル-6-ニトロ-1H-インドール-2-イル)アセトアミド(化合物25)の調製
Figure 2008506702
ステップA:水素化ナトリウム(42mg、1.05ミリモル、60重量/重量%懸濁液/ミネラルオイル)をヘキサンで洗い、ジメチルスルホキシド(1mL)に取り込んだ。2-アミノ-6-ニトロ-1H-インドール-3-カルボニトリル[実施例1Tで調製した]のジメチルスルホキシド(1mL)溶液を注射器により加え、得られた混合物を20分間撹拌した。このあと、ヨードエタン(77μL、0.96ミリモル)を注射器によって加え、その混合物を14時間撹拌した。この反応液をこのあとEtOAc(50mL)に注ぎ、この溶液を水(3 X 50mL)および飽和ブライン(40mL)で洗った。これの水相をEtOAcで逆抽出し、この有機抽出物を合わせ、Na2SO4で脱水し、濾過し、蒸発させた。得られた残留物質をシリカゲル(EtOAc/ヘキサン、1/1)カラムクロマトグラフィーにより分離し、先ず少量のジアルキル化類似物、そのあと所望化合物である2-アミノ-1-エチル-6-ニトロ-1H-インドール-3-カルボニトリル(114mg、52%)、そして最後に未反応出発物質を得た。この所望生成物を、橙色の粉末として単離した。
ステップB:水素化ナトリウム(44mg、1.10ミリモル、60重量/重量%/ミネラルオイル)をヘキサンで洗い、1,4-ジオキサン(3mL)中に懸濁させた。2-アミノ-1-エチル-6-ニトロ-1H-インドール-3-カルボニトリル(120mg、0.521ミリモル)[上記ステップBで調製した]のジオキサン(2mL)溶液を加え、得られた混合物を30分間撹拌した。このあと、アセチルクロリド(45μL、0.63ミリモル)を注射器により加え、この溶液をさらに12時間撹拌した。この反応液を水(20mL)とEtOAc(20mL)とに分配させた。この有機相をブラインで洗った。得られた水相を順々に酢酸エチルで逆抽出し、その有機抽出液を合わせ、MgSO4で脱水し、濾過し、蒸発させた。得られた固形物をEt2Oで摩砕し、濾過により回収し、真空下で乾燥させて、N-(3-シアノ-1-エチル-6-ニトロ-1H-インドール-2-イル)-アセトアミド(100mg、71%)[化合物25]を灰色の粉末として得た。
この手順を用い、適切な酸塩化物またはクロロホルメートに置換することにより、以下の化合物を得た:化合物23、26、35、36、203、204、214、215、216。
実施例1V:N-エチル-3-フェニル-5-ニトロインドール(化合物41)の調製
Figure 2008506702
ステップA:5-ニトロインドール(5.00g、30.8ミリモル)のピリジン(200mL)溶液に、-4℃にてピリジニウムブロミド過臭化物(10.99g、34.3ミリモル)のピリジン(200mL)溶液を窒素下で撹拌しながら滴下で加えた。添加が終了したあと、この反応混合物を0℃で5分間撹拌した。この反応混合物を0℃水(200mL)中に希釈し、Et2O 200mLで抽出した。これの有機層を6M HCl(300mL)、5% NaHCO3(300mL)、およびブライン(300mL)で洗った。これの有機相をMgSO4で脱水し、溶媒を除去して、80%の純度で20%の5-ニトロインドールの3-ブロモ-5-ニトロインドール(6.80g、74%の収率)を黄色の粉末として得た。
ステップB:上記からの3-ブロモ-5-ニトロインドール(625mg、2.1ミリモル)、フェニルボロン酸(381mg、3.13ミリモル)、トリフェニルホスフィン(109.3mg、0.417ミリモル)のジメトキシエタン(4.16mL)溶液を脱気した。この混合物に2N炭酸ナトリウム(6.25mL)を加え、もう一度反応混合物を脱気した。この反応液に酢酸パラジウム(II)(23.4mg、0.104ミリモル)を加え、そのあとその反応液を乾燥窒素下で撹拌しながら8時間還流させた。反応混合液をこのあと1M HCl(100mL)で希釈し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。これの有機相を水(100mL)およびブライン(100mL)で洗った。これの有機相をMgSO4で脱水し、そして真空中で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲル(EtOAc/ヘキサン、10/90)クロマトグラフィーにより精製し、3-フェニル-5-ニトロインドールを橙色の粉末(45mg、9%の収率)として得た。
ステップC:60% NaH/ミネラルオイル(8.7mg、0.630ミリモル)とDMF(1.0mL)との混合物に、3-フェニル-5-ニトロインドール(40.0mg、2.1ミリモル)のDMF(0.75mL)溶液を滴下で加えた。この反応混合物を、窒素下0℃で20分間撹拌した。エチルヨージド(14.8μL、0.185ミリモル)を滴下で加え、得られた反応混合物をさらに3時間撹拌した。この反応混合物を水(250mL)で希釈し、EtOAc(30mL)で抽出した。これの有機相を水(250mL)で洗い、そのあとMgSO4で脱水し、そして溶媒を真空中で除去した。所望N-エチル-3-フェニル-5-ニトロインドールを黄色の粉末(40.0mg、89.5%の収率)として得た。
同様にして以下の化合物を調製した:化合物40。
実施例1W:[3-シアノ-1-(4-メトキシフェニル)-1H-インドール-6-イル]-カルバミン酸プロピルエステル(化合物97)の調製
Figure 2008506702
6-アミノ-1-(4-メトキシフェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(30mg、0.12ミリモル)を、EtOH(300μL)に懸濁させた。プロピルクロロホルメート(168μL、1.5ミリモル)を加え、この混合物を室温にて一晩撹拌した。トリエチルアミン(300μL)を加え、そのあと室温でもう1時間撹拌すると反応は完結した。この反応混合物をシリカゲル上に直接入れ、そしてCH2Cl2で溶離した。生成物を十分に精製するのにはもう一つのシリカカラム(3/2、エーテル/ヘキサン)を必要とした。[3-シアノ-1-(4-メトキシ-フェニル)-1H-インドール-6-イル]-カルバミン酸プロピルエステル(19mg、45%)を、白色の固形物として得た。
実施例1X:N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-メタンスルホンアミド(化合物130)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノフェニルエチニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(50mg、0.16ミリモル)[実施例1Hの方法で述べたようにして調製した]を室温にてピリジン(550μL)に溶解させた。メタンスルホニルクロリド(17μL、0.21ミリモル)を滴下で加えた。これを室温にて一晩撹拌した。この反応混合物をこのあと酢酸エチルに希釈し、HCl水溶液、そのあとブラインで洗った。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(9/1、CH2Cl2/EtOAc)による精製により、N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-メタンスルホンアミド(58mg、92%)を灰色の固形物として得た。
以下の化合物を、適切なアミノフェニルエチニルインドールおよびスルホニルクロリドに置換して上記した手順を用いることによりつくった:化合物131、132、208、209、および210。
実施例1Y:N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-メタンスルホンアミド(化合物129)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(70mg、0.24ミリモル)[実施例1Ga、ステップBで述べたようにして調製した]のTHF(3mL)溶液を0℃に冷却し、撹拌しながらトリエチルアミン(0.04mL、0.31ミリモル)およびメタンスルホニルクロリド(0.02mL、0.29ミリモル)で処理し、一晩室温に昇温させた。この反応混合物をこのあとH2Oで希釈し、酢酸エチル(3X)で抽出した。これの有機相をH2Oおよび飽和NaClで洗い、脱水し、濃縮し、そしてEtOAc/ヘキサン(30-50%)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、60mg(68%)のN-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-メタンスルホンアミドを褐色の固形物として得た。
上記したのとほぼ同じ手順を用い、また適切なに置換することにより、または反応を、塩基と溶媒の両方としてのピリジン中で行うことにより、以下の化合物を得た:化合物83、85、86、87、88、243、251、252、272、273、287、289、365、366、367、368、369、370、371、394、439、440、448、449、451、452、477、487、488、495、505、510、548、549、550、551、552、562、563、598、599、601、602、608、609、610、615、616、617、621、622、623、629、630、631、639、655、657、658、662、669、670、671、674、675、701、702、703、706、707、708、709、710、711、713、715、720、789、790、791、850、851。
実施例1Za:N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-アセトアミド(化合物138)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノフェニルエチニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(95mg、0.29ミリモル)[実施例1Hで述べたようにして調製した]をTHF(1.4mL)に溶解させた。トリエチルアミン(84μL、0.6ミリモル)を加え、そのあとアセチルクロリド(44μL、0.5ミリモル)を滴下で加えた。これを室温で1時間撹拌した。得られた反応混合物をH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカクロマトグラフィー(9/1、CH2Cl2/EtOAc)による精製により、N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-アセトアミド(103mg、96%)を黄色の固形物として得た。
以下の化合物を、上記した手順により適切なアミノフェニルエチニルインドールおよび酸塩化物に置換することで調製した:化合物82、139、152、153、162、163、165、167、205、206、207、211、212、213、219、224、225、228。
実施例1Zb:N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-ホルムアミド(化合物241)の調製
Figure 2008506702
無水酢酸(2.5mL)および98%のギ酸(1.0mL)を65℃で1時間加熱した。これを0℃まで冷やした。2-(4-アミノフェニルエチニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.32ミリモル)[実施例1Hで調製した]をTHF(1.2mL)に取り込み、このギ酸無水物と酢酸無水物の混合物に加えた。これを0℃で30分間撹拌した。この反応混合物をこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これのEtOAc層を飽和NaHCO3、そのあと飽和ブラインで洗った。有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(4/1、CH2Cl2/EtOAc)による精製によりN-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-ホルムアミド(105mg、96%)を黄色の固形物として得た。
以下の化合物を、上記したと同様にして調製した:化合物218。
実施例1AA:N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-アセトアミド(化合物128)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(70mg、0.24ミリモル)[実施例1Ga、ステップBで述べたようにして調製した]のTHF(3mL)溶液を0℃に冷却し、トリエチルアミン(0.04mL、0.31ミリモル)およびアセチルクロリド(0.02mL、0.29ミリモル)で処理し、撹拌し、一晩室温に温めた。この反応混合物をこのあとH2Oで希釈し、酢酸エチル(3X)で抽出した。これの有機相をH2Oおよび飽和NaClで洗い、脱水し、濃縮し、そしてEtOAc/ヘキサン(30→50%)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、57mg(71%)のN-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]アセトアミドを褐色の固形物として得た。
上記したのとほぼ同じ手順を用い、また適切なアミノフェニルインドールおよびその酸塩化物に置換することにより、以下の化合物を調製した:化合物81、242、244、324、325、326、327、328、329、330、383、420、421、422、423、424、425、544、558、559、560、561、565、566、567、644、645、646、755、756、757、759、760、761、762、763、764、765、766、798、799、801、802、803、804、854、855、856、857、858、859.。
実施例1AB:1-[3-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)フェニル]-3-エチル尿素(化合物220)の調製
Figure 2008506702
2-(3-アミノフェニルエチニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.32ミリモル)[実施例1Hで述べたようにして調製した]をピリジン(670μL)に溶解させた。エチルイソシアネート(62μL、0.75ミリモル)を加えた。得られた反応混合物をこのあと100℃で2時間加熱した。この混合物をこのあとEtOAcに希釈し、HCl水溶液、そのあとブラインで洗った。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカクロマトグラフィー(4/1、CH2Cl2/EtOAc)による精製、そのあとのヘキサン/アセトン(1/1)による摩砕により、1-[3-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-3-エチル尿素(44mg、36%)を白色の固形物として得た。
実施例1AC:1-(2-クロロエチル)-3-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]尿素(化合物156)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノフェニルエチニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.32ミリモル)[実施例1Hで述べたようにして調製した]をトルエン(600μL)に懸濁させた。2-クロロエチルイソシアネート(32μL、0.37ミリモル)を加え、得られた混合液を100℃で5時間加熱した。反応混合物をこのあと冷やし、アセトンに希釈し、そしてシリカに吸着させた。カラムクロマトグラフィー(5→10% EtOAc/CH2Cl2)による精製により1-(2-クロロ-エチル)-3-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]尿素(73mg、54%)を黄色の固形物として得た。
以下の化合物を、上記手順を用いることで調製した:化合物221。
実施例1AD:エタンスルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]メチルアミド(化合物157)の調製
Figure 2008506702
N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)フェニル]エタンスルホンアミド(70mg、0.17ミリモル)[実施例1Xのようにして調製した]を、K2CO3(49mg、0.35ミリモル)、およびDMF(1.0mL)と合わせた。ヨードメタン(16μL、0.26ミリモル)を加え、そしてこの混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物をこのあとEtOAcに希釈し、H2O、つづいてブラインで洗った。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカクロマトグラフィー(95/5、CH2Cl2/EtOAc)による精製により薄褐色の固形物を得た。摩砕より、エタンスルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]メチルアミド(61mg、85%)を橙白色の固形物として得た。
以下の化合物を、適切なスルホンアミドに置換して上記手順を用いることで調製した:化合物182、652、840。
実施例1AE:1-エチル-5-メトキシ-2-[4-(モルホリン-4-カルボニル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物245)の調製
Figure 2008506702
ステップA:メチル4-(3-シアノ-1-エチル-5-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-ベンゾエート(350mg、1.05ミリモル)[実施例1Ga ステップBで述べたようにして調製した]を、NaOH(40mg、1ミリモル)、H2O(0.8mL)、およびTHF(3.4mL)と合わせ、そして80℃で1時間加熱した。この反応混合物をH2O中に希釈し、そのあとエーテル洗浄した。これの水層をHCl水溶液で酸性化し、EtOAc中に抽出した。その有機層を脱水し、濃縮した。4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-安息香酸(311mg、92%)を純粋な白色の固形物として得た。
ステップB:4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-安息香酸(50mg、0.16ミリモル)を、CH2Cl2(2.2mL)および触媒のDMF(2μL)中に懸濁させた。塩化オキサリル(22μL、0.25ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この時点で完全な溶解が起こっていた。この反応混合物を、モルホリン(1.0mL)の強撹拌CH2Cl2(5ml)溶液に滴下でピペット注入した。添加が完了したあと、反応混合物をHCl水溶液で洗った。その有機層を脱水し、濃縮した。シリカカラム(1:1 CH2Cl2/EtOAc)による精製により、1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(モルホリン-4-カルボニル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(56mg、90%)を白色の固形物として得た。
以下の化合物を、上記と同様にして調製した:化合物113、114、246、270、271、290、291、292、323、377、378、379、380、381、382、384、385、386、387、388、389、390、391、392、432、433、564、568、569、570、571、572、573、647、648、853、860、861、862。
実施例1AF:シクロプロパンカルボン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]アミド(化合物194)の調製
Figure 2008506702
シクロプロパンカルボン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-アミド(60mg、0.16ミリモル)[実施例1Zaで述べたようにして調製した]を、室温で1時間BBr3(800μL、1M/CH2Cl2、0.8ミリモル)中で撹拌した。この反応混合物をH2Oでクエンチし、そしてCH2Cl2で抽出した。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカクロマトグラフィー(EtOAC)による精製により、純粋でない生成物を得た。この粗生成物を1/1 ヘキサン/アセトンで摩砕し、シクロプロパンカルボン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-アミド(32mg、54%)を灰色の固形物として得た。
以下の化合物を、適切なスルホンアミド(実施例1Xより)またはアミド(実施例1Zより)に置換して上記手順を用いることで調製した:化合物164、168、183、193、195。
実施例1AG:1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-オキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニルエチニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物166)の調製
Figure 2008506702
1-(2-クロロエチル)-3-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]尿素(55mg、0.13ミリモル)[実施例1ACのようにして調製した]を、K2CO3(50mg、0.36ミリモル)およびDMF(550μL)と合わせた。この混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcに希釈し、H2O、つづいてブラインで洗った。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカクロマトグラフィー(10-50%、EtOAc/CH2Cl2)による精製により、1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-オキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニルエチニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(47mg、94%)を白色の固形物として得た。
以下の化合物を、適切な尿素に置換して上記手順を用いることで調製した:化合物222。
実施例1AH:N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-ジメチルホスフィン酸アミド(化合物227)の調製
Figure 2008506702
2-(3-アミノフェニルエチニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.32ミリモル)[実施例1Hで述べたようにして調製した]を、0℃にてピリジン(300μL)に溶解させた。THF(300μL)中ジメチルホスフィン酸クロリド(60mg、0.53ミリモル)を加えた。反応液を室温で2時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcに希釈し、HCl水溶液、続いてブラインで洗った。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカクロマトグラフィー(アセトン)による精製によりN-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-ジメチルホスフィン酸アミド(65mg、52%)[化合物227]を純粋な白色の固形物として得た。このシリカカラムをこのあと9/1 CH2Cl2/MeOHでフラッシュして、9mgのN-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イルエチニル)-フェニル]-ビス-(ジメチルホスフィン酸)アミドを副生成物として得た。
実施例1AI:1-エチル-6-メトキシ-3-[5-(4-メトキシフェニル)-イソオキサゾール-3-イル]-1H-インドール(化合物116)の調製
Figure 2008506702
ステップA:ジクロロエタン(3mL)中1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルバルデヒドオキシム(0.20g、0.92ミリモル)[実施例1Rにおけるアルデヒド前駆体から調製した]混合物を、N-クロロスクシンイミド(0.12g、0.92ミリモル)およびピリジン(0.04mL、0.46ミリモル)で処理し、室温で1時間撹拌した。この反応混合物をこのあとH2Oに注ぎ、1N HClでpHが2となるまで酸性化した。この混合物をEtOAcで抽出し、その有機相をH2Oおよび飽和NaClで洗い、脱水し、そしてクロロオキシムの混合物に濃縮した。これは、さらに精製することなく次のステップで用いた。
ステップB:上記で調製されたクロロオキシム混合物をCH2Cl2(5mL)に溶解させ、これに4-メトキシフェニルアセチレン(0.24g、1.84ミリモル)およびトリエチルアミン(0.25mL、1.84ミリモル)を0℃において加え、反応物をこのあと一晩撹拌して室温に昇温させた。反応液をこのあとH2Oで希釈し、EtOAc(3X)で抽出した。これの有機相をH2Oおよび飽和NaClで洗い、脱水し、濃縮した。シリカゲル(EtOAc/ヘキサン、10→20%)クロマトグラフィーにより、76mg(24%)の1-エチル-6-メトキシ-3-[5-(4-メトキシ-フェニル)-イソオキサゾール-3-イル]-1H-インドールを褐色の固形物として得た。
実施例1AJ:[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル(化合物121)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノ-フェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(70mg、0.24ミリモル)[実施例1GaステップBで述べたようにして調製した]およびエチルクロロホルメート(0.03mL、0.29ミリモル)の、EtOAc(3mL)および飽和NaHCO3(3mL)中二相混合物を0℃にて調製し、そのあと室温まで昇温させ、そして24時間撹拌した。反応液をこのあとでH2O希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。これの有機相をH2Oおよび飽和NaClで洗い、そのあと脱水し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン 20-40%)により、48mg(55%)の[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステルを灰色の固形物として得た。
以下の化合物を、同様にして調製した:化合物122、293、294、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、372、434、435、450、453、454、455、457、485、486、489、490、500、501、502、503、506、507、508、509、545、546、547、553、554、555、556、557、581、582、583、584、585、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、603、604、605、606、607、618、619、624、625、637、640、641、664、665、676、677、721、722、723、734、735、736、737、738、739、744、745、746、747、787、788、792、793、794、795、796、797、819、822、823、824、825、826、849。
実施例1AK:1-エチル-5-チオフェン-3-イル-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物141)の調製
Figure 2008506702
管に5-ブロモ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.40ミリモル)、チオフェン-3-ボロン酸(72mg、0.56ミリモル)、PdCl2(PPh3)2(11mg、0.016ミリモル)およびCsF(152mg、1ミリモル)の混合物を入れ、そのあと窒素(3X)で交互に脱気/充填を行い、そしてジメトキシエタン(3mL)で希釈し、そのあと90℃に19時間加熱した。冷まさせたあと、得られた粗製反応混合物を飽和NaHCO3で希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。これの合わせた有機相を飽和NaClで洗い、脱水し、濃縮した。シリカゲル(CH2Cl2/ヘキサン、40/60)でのフラッシュクロマトグラフィーにより、25mg(25%)の1-エチル-5-チオフェン-3-イル-1H-インドール-3-カルボニトリルを白色の固形物として得た。
以下の化合物を、同様にして調製した:化合物140および142。
実施例1AL:N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物180)の調製
Figure 2008506702
N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]メタンスルホンアミド(130mg、0.35ミリモル)[実施例1Yのようにして調製した]のDMF(10mL)溶液をNaH(21mg、0.53ミリモル)で処理し、室温で10分間撹拌した。この反応混合物をこのあとH2Oで希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。これの有機相をH2Oおよび飽和NaClで洗い、そのあと脱水し、濃縮した。シリカゲル(EtOAc/CH2Cl2、0→1%)でのフラッシュクロマトグラフィーにより、60mg(45%)のN-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-N-メチルメタンスルホンアミドを白色の固形物として得た。
同様にして以下の化合物を調製した:化合物181、642、643、672、673、816、852。
実施例1AM:N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-メタンスルホンアミド(化合物189)の調製
Figure 2008506702
N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]メタンスルホンアミド(85mg、0.23ミリモル)のCH2Cl2(2mL)溶液を-5℃に冷やした。三臭化ホウ素(1.15mL、1.15ミリモル、1M溶液/CH2Cl2)の溶液を加え、反応混合物を10℃に4時間で昇温させた。反応混合物をH2Oに注ぎ、EtOAc(3X)で抽出した。これの合わせた有機相をH2Oおよび飽和NaClで洗い、脱水し、濃縮した。シリカゲル(EtOAc/CH2Cl2、5→10%)でのクロマトグラフィーにより、18mg(22%)のN-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]メタンスルホンアミドを褐色の固形物として得た。
以下の化合物を同様にして得た:化合物190、191、192。
実施例1AN:メチル3-[5-(3-シアノ-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イル]ベンゾエート(化合物226)の調製
Figure 2008506702
ステップA:DCM(50mL)中6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(5.88g、40ミリモル)[前の実施例で述べたようにして調製した]と(Boc)2O(9.59g、44.0ミリモル)との混合物にDMAP(0.10g、0.8ミリモル)を加えた。得られた混合物を室温で48時間撹拌し、そのあと水(30mL)で処理し、無水Na2SO4で脱水した。得られた粗生成物をシリカゲル(ヘキサン/EtOAc、7/1)でクロマトグラフィー処理することで、所望中間体、3-シアノ-6-メトキシインドール-1-カルボン酸t-ブチルエステル(8.48g、86%)を得た。
ステップB:上記中間体(2.72g、10.0ミリモル)を無水THF(20mL)に溶解させ、-78℃で冷却し、そのあとLDA(1.5MモノTHF/シクロヘキサン、10.0mL、15ミリモル)を加えた。45分間撹拌したあと、CO2ガスを2時間導入した。得られた混合物をこのあと室温までもっていき、その溶媒を真空中で除去し、得られた残留物を水で処理し、そして6N HClでpH=2に酸性化した。生じた沈殿物を集め、水で洗い、そして脱水してこの酸中間体、3-シアノ-6-メトキシ-インドール-1,2-ジカルボン酸1-t-ブチルエステル(2.40g、73%)を得た。
ステップC:上記で調製した3-シアノ-6-メトキシインドール-1,2-ジカルボン酸1-t-ブチルエステル(474mg、1.5ミリモル)、およびHOBt(200mg、1.5ミリモル)のDCE/DMF(10mL/1mL)溶液に、DCC(310mg、1.5ミリモル)、つづいて3-(N-ヒドロキシカルバミミドイル)安息香酸メチルエステル(291mg、1.5ミリモル)を加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、そして濾過した。この濾液を集め、その溶媒をクロロベンゼンで置換し、つづいて150℃で48時間加熱した。室温まで冷まさせたあと、溶媒を真空中で除去し、得られた残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2/EtOAc、8/2)処理することにより中間体、3-シアノ-6-メトキシ-2-[3-(3-メトキシカルボニルフェニル)-[1,2,4]オキサジアゾール-5-イル]-インドール-1-カルボン酸t-ブチルエステルを得、これを室温にて1時間DCM(10.0mL)中50% TFAで処理した。揮発分を真空中で除去したあと、得られた残留物を水中に懸濁させ、そしてK2CO3で中和することで所望生成物、メチル3-[5-(3-シアノ-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル-)[1,2,4]オキサジアゾール-3-イル]ベンゾエート[化合物226](350mg、62%)を得た。
実施例1AO:1-エチル-2-(4-メタンスルホニルフェニル)-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物265)の調製
Figure 2008506702
1-エチル-6-メトキシ-2-(4-メチルスルファニルフェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(0.12g、0.37ミリモル)のCH2Cl2(5mL)溶液をm-クロロ過安息香酸(Aldrich、<77%、0.26g,)で一回で処理し、得られた反応物を室温で10時間撹拌した。反応液をこのあとH2Oおよび飽和NaHCO3で希釈し、EtOAcで二回抽出した。これの有機相をNaHCO3(2X)および飽和NaClで洗い、脱水し、暗色の半固形物に濃縮した。得られた粗生成物を、最上部に1グラムの塩基性アルミナがある5グラムシリカカートリッジを通すフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、0→3%)で精製して、72mg(55%)の1-エチル-6-メトキシ-2-(4-メチルスルファニルフェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリルを灰色の固形物として得た。
実施例1AP:N-{4-[3-シアノ-1-エチル-6-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)-1H-インドール-2-イル]-フェニル}メタンスルホンアミド(化合物478)の調製
Figure 2008506702
N-{4-[6-(2-クロロエトキシ)-3-シアノ-1-エチル-1H-インドール-2-イル]-フェニル}メタンスルホンアミド(90mg、0.21ミリモル)、モルホリン(0.06mL、0.65ミリモル)、NaI(32mg、0.21ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.32ミリモル)のCH3CN(2mL)溶液を、100℃で25時間密封管中で加熱した。この反応混合物を室温まで冷やし、H2Oで希釈し、EtOAc(3X)で抽出した。これの合わせた有機相を飽和NaClで洗い、脱水し、濃縮した。得られた粗製固形物をEtOAcで摩砕し、濾過して、41mg(41%)のN-{4-[3-シアノ-1-エチル-6-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)-1H-インドール-2-イル]-フェニル}メタンスルホンアミドを褐色の固形物として得た。
以下の化合物を同様にして得た:化合物479、480、481、482、496、497および498。
実施例1AQ:2-モルホリン-4-イル-エタンスルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]アミド(化合物653)の調製
Figure 2008506702
ステップA:2-(4-アミノフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル[実施例1GaのステップBにより調製した](0.82mg、2.82ミリモル)のピリジン(10mL)溶液を、室温にあるクロロエチルスルホニルクロリド(0.38mL、3.66ミリモル)で滴下で処理した。4時間撹拌したあと、得られた反応混合物を氷-水でクエンチし、そしてpHが2まで下がるまで6N HClを十分加えた。得られた懸濁液をホットEtOAc(3X)で抽出した。これの有機相をこのあと1N HCl、H2O、そして飽和NaClで順々に洗い、脱水し、そして濃縮してエテンスルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]アミドを薄橙色の固形物として得た。これは、さらに精製することなく次のステップで直接使用した。
ステップB:エテンスルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]アミド[上記で調製した](70mg、0.18ミリモル)およびモルホリン(0.05mL、0.55ミリモル)のCH3CN(1.5mL)中懸濁液を還流で1.5時間加熱した。室温まで冷まさせたあと、反応物を濃縮し、そしてその残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(アセトン/EtOAc、2/98)により精製して89mg(100%)の2-モルホリン-4-イル-エタンスルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]アミドを褐色の泡状物として得た。
以下の化合物を同様にして得た:化合物654。
実施例1AR:2-モルホリン-4-イル-エタンスルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]メチルアミド(化合物668)の調製
Figure 2008506702
2-モルホリン-4-イル-エタンスルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]アミド[実施例1AQで調製した](60mg、0.13ミリモル)のDMF(3mL)溶液をK2CO3(35mg、0.26ミリモル)およびメチルヨージド(0.02mL、0.26ミリモル)で処理した。室温で1.5時間撹拌したあと、この反応混合物をH2Oで希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。これの有機相をこのあとH2O(3X)および飽和NaClで洗い、そのあと脱水し、そして濃縮して残留物を得た。シリカゲル(アセトン/EtOAc、0→2%)でのフラッシュクロマトグラフィーにより、31mg(50%)の2-モルホリン-4-イル-エタンスルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]メチルアミドを灰色の固形物として得た。
以下の化合物を同様にして得た:化合物684、685、686、687、688、689、690、691、692、693、694、695、696、697、698。
実施例1AS:2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ 6 -イソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物84)の調製
Figure 2008506702
ステップA:2-(4-アミノフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル[実施例1GaのステップBにより調製した](2.78g、9.55ミリモル)のピリジン(40mL)溶液を3-クロロプロパンスルホニルクロリド(1.45mL、11.9ミリモル)で滴下で処理し、得られた反応物を室温で4時間撹拌した。反応物を水および十分な6N HClで希釈してそのpHを2に下げた。得られた反応混合物をEtOAc(3X)で抽出し、その合わせた有機層を1N HCl、水、そして飽和NaClで順々に洗い、そのあと脱水し、そして濃縮して3.9g(95%)の3-クロロプロパン-1-スルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]アミドを茶色の泡状物として得た。これは、次のステップでそのまま用いた。
ステップB:3-クロロプロパン-1-スルホン酸[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]アミド[上記で調製した](3.65g、2.33ミリモル)のDMF(100mL)溶液をK2CO3で処理し、そして70℃で2時間加熱した。室温まで冷まさせたあと、この反応混合物をH20で希釈し、そしてホットEtOAcで3X抽出した。ホット有機層を温H20(3X)および飽和NaClで洗い、脱水し、固形物に濃縮した。摩砕(CH2Cl2/ヘキサン)により、2.27g(68%)の2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリルを薄茶色の固形物として得た。
以下の化合物を同様にして得た:化合物649、775。
実施例1AT:2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ 6 -イソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物666)の調製
Figure 2008506702
ステップA:実施例1BのステップAの手順に従い、2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリルを-15℃で1.5時間1M BBr3溶液/CH2Cl2で処理し、そのあと氷-水に注ぎ、濾過し、そして乾燥させて2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-3-カルボニトリルをほぼ定量的収量で得た。
ステップB:実施例1BのステップBに従い、2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル、K2CO3、2-ヨードプロパンおよびメチルエチルケトンを還流で加熱し、そのあとフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/CH2Cl2、0→2%)処理することにより、61%の2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-イソプロポキシ-1H-インドール-3-カルボニトリルを灰色の固形物として得た。
以下の化合物を同様にして得た:化合物667、699。
実施例1AU:2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ 6 -イソチアゾリジン-2-イル)-フェニル]-1-エチル-6-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物729)の調製
Figure 2008506702
2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル[上記実施例1ATで調製した](70mg、0.25ミリモル)、K2CO3(75mg、0.51ミリモル)、ナトリウムヨージド(27mg、0.18ミリモル)、4-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(42mg、0.25ミリモル)のメチルエチルケトン(3mL)中混合物を、密封管中100℃で加熱した。13時間後、DMF(3mL)を加え、得られた反応物をさらに6時間加熱した。この時点のあと、42mgの4-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩および135mgのK2CO3をさらに加え、反応物をさらに6時間加熱して反応を完結させた。この反応混合物を室温まで冷やし、水で希釈し、EtOAc(3X)で抽出した。これの合わせた有機相を水(2X)および飽和NaClで洗い、脱水し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(MeOH/CH2Cl2、0→6%)により、純粋な2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)-フェニル]-1-エチル-6-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)-1H-インドール-3-カルボニトリルを29mg(34%)の褐色の固形物として得た。
以下の化合物を同様にして得た:化合物728および730。
実施例1AV:2-[4-(2,5-ジオキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニル]-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物779)の調製
Figure 2008506702
ステップA:2-(4-アミノフェニル)-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(585mg、1.92ミリモル)の1,4-ジオキサン10mL溶液をエチルイソシアナトアセテート(0.25mL、2.12ミリモル)で処理し、得られた溶液を一晩還流に加熱した。この溶液を冷まさせ、その溶媒をロータリーエバポレーターで除去した。この残留物質をエーテルで摩砕し、その沈殿物を濾過により回収し、真空下で乾燥させて化合物773(587mg、1.35ミリモル、70%)を得た。
同様な手順を用いてメチル2-{3-[4-(3-シアノ-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-ウレイド}-3-フェニル-プロピオネート(化合物777)を調製した。
ステップB:エチル{3-[4-(3-シアノ-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-ウレイド}-アセテート(化合物773、101mg、0.232ミリモル)のTHF(10mL)溶液を、カリウムt-ブトキシドのt-ブタノール(0.30mL、1.0M、0.30ミリモル)溶液で処理し、得られた混合物を一晩撹拌した。この反応混合物を水(50mL)と酢酸エチル(50mL)とに分配させた。これの有機相を飽和ブラインで洗った。これの水相をさらなる酢酸エチルで抽出し、その抽出液を合わせ、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。得られた残留物質をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル60で2/1 酢酸エチル/ヘキサンに溶離する)により分離して、2-[4-(2,5-ジオキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニル]-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル[化合物779]を得た。これを、エーテルによる摩砕によりさらに精製し、濾過により回収し、高真空で乾燥させた(76mg、0.196ミリモル、84%)。
実施例1AW:2-[4-(2,4-ジオキソ-イミダゾリジン-1-イル)フェニル]-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物776)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノフェニル)-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(319mg、1.04ミリモル)の1,4-ジオキサン(3mL)溶液をクロロアセチルイソシアネート(0.10mL、1.17ミリモル)で処理し、得られた溶液を60℃に一晩温めた。溶液を冷まし、DBU(0.20mL、1.31ミリモル)を加えた。この混合物を大気温度で一晩撹拌し、そのあと水(50mL)と酢酸エチル(50mL)とに分配させた。これの有機層を飽和ブラインで洗い、そのあと無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。得られた残留物質をエーテルで摩砕し、得られた固形物を濾過により回収し、高真空下で乾燥させて標題生成物(319mg、0.821ミリモル、79%)を得た。
実施例1AX:N,N-ジメチル-2-[4-(3,4-ジメチル-2,5-ジオキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニル]-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボキサミド(化合物780)およびN,N-ジメチル-6-エトキシ-1-エチル-2-[4-(3-メチル-2,5-ジオキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボキサミド(化合物781)の調製
Figure 2008506702
ステップA:エチル{3-[4-(3-シアノ-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-ウレイド}アセテート(化合物773、325mg、0.748ミリモル)[実施例1AV、ステップAで調製した]のアセトン(5mL)溶液をHCl(3mL、6N)で処理し、得られた溶液を一晩還流に加熱した。反応混合液を冷まし、生じた沈殿物を濾過により回収し、エーテルで洗い、高真空下で乾燥させて生成物、6-エトキシ-1-エチル-2-[4-(2,5-ジオキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボキサミド(264mg、0.650ミリモル、87%)を得た。
ステップB:水素化ナトリウムのミネラルオイル(75mg)中分散物を少量のヘキサンで洗い、そのヘキサンをデカンテーションにより除いた。6-エトキシ-1-エチル-2-[4-(2,5-ジオキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボキサミド(190mg、0.468ミリモル)のジメチルホルムアミド(2mL)溶液を加え、得られた混合物を1時間撹拌した。このあと、を注射器でメチルヨージド(0.10mL、1.61ミリモル)加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、そのあと50mLの酢酸エチルに注いだ。これの有機相を水(3 X 50mL)および飽和ブライン(20mL)で洗い、そのあと無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。この残留物質をカラムクロマトグラフィ(1/1 酢酸エチル/ヘキサン、シリカゲル60で溶離)により分離して標題生成物s[化合物780および781]を得た。
実施例1AY:N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-N-(2-ヒドロキシエチル)-メタンスルホンアミド(化合物828)の調製
Figure 2008506702
ステップA:ミネラルオイル(108mg)中の水素化ナトリウム分散物を少量のヘキサンで洗い、そのヘキサン層をデカンテーションにより除いた。N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]メタンスルホンアミド(化合物129、500mg、1.35ミリモル)のDMF(5mL)溶液をゆっくりと加えた。ガスの発生が終わったあと、2-ブロモ酢酸エチル(0.30mL、2.64ミリモル)およびナトリウムヨージド(20mg)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌し、そのあと50mLの酢酸エチルに注いだ。これを水(3 X 50mL)および飽和ブライン(20mL)で洗い、そのあと無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。得られた残留物質をカラムクロマトグラフィ(1/1 酢酸エチル/ヘキサン、シリカゲル60で溶離)により分離して化合物815(364mg、0.799ミリモル、59%)を得た。
ステップB:N-(2-アセトキシエチル)-N-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]メタンスルホンアミド(化合物815、164mg、0.360ミリモル)および水酸化リチウム水和物(45mg、1.07ミリモル)の5mL THF/1mL水中混合物を60℃に一晩温めた。得られた混合物を冷まし、酢酸エチル(50mL)に注いだ。これを水(50mL)およびブライン(20mL)で洗い、濾過し、蒸発させて固形物を得た。この固形物をエーテルで摩砕し、濾過により回収し、高真空下で乾燥させてN-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-N-(2-ヒドロキシエチル)メタンスルホンアミド[化合物828](137mg、0.331ミリモル、92%)を得た。
実施例1AZ:1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-メトキシエトキシ)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物248)の調製
Figure 2008506702
1-エチル-2-(4-ヒドロキシ-フェニル)-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(40mg、0.14ミリモル)[実施例1Ga ステップBで調製した]を、K2CO3(77mg、0.56ミリモル)、ブロモエチルメチルエーテル(26μL、0.28ミリモル)、およびDMF(450μL)と合わせた。これを室温で1時間そのあと75℃で3時間撹拌した。この反応混合物をこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(CH2Cl2、0→5% EtOAc)による精製により、1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-メトキシエトキシ)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(44mg、90%)を白色の固形物として得た。
以下の化合物を、上記と同様にして調製した:化合物249。
実施例1BA:1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物261)の調製
Figure 2008506702
ステップA:1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(450mg、1.34ミリモル)[実施例1AZで調製した]を、0℃にてCH2Cl2(32mL)中PPh3(878mg、3.35ミリモル)と合わせた。N-ブロモスクシンイミド(600mg、3.37ミリモル)を一回で加えた。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。得られた混合物をNaHCO3水溶液で洗った。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(CH2Cl2)により精製して、2-[4-(2-ブロモエトキシ)-フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(506mg、95%)[化合物253]を白色の固形物として得た。
ステップB:2-[4-(2-ブロモエトキシ)-フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(40mg、0.1ミリモル)[上記ステップAのようにして調製した]を、モルホリン(50μL、0.58ミリモル)およびアセトニトリル(1.0mL)と合わせた。これを85℃で2時間加熱した。この反応混合物をこのあとCH2Cl2とH2Oとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(6/4、アセトン/ヘキサン)による精製により1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(39mg、96%)を白色の固形物として得た。
以下の化合物を、異なるアミンを用いて上記と同様にして調製した:化合物262、263、264。
実施例1BB:N-{2-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェノキシ]-エチル}メタンスルホンアミド(化合物268)の調製
Figure 2008506702
ステップA:2-[4-(2-ブロモエトキシ)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(258mg、0.65ミリモル)[実施例1BA、ステップAで調製した]を、NaN3(144mg、2.2ミリモル)、およびMeOH(3.2mL)と合わせた。これを一晩75℃で加熱した。この反応混合物をこのあとCH2Cl2とH2Oとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(CH2Cl2)による精製により2-[4-(2-アジドエトキシ)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(187mg、80%)[化合物266]を白色の固形物として得た。
ステップB:2-[4-(2-アジドエトキシ)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(410mg、1.14ミリモル)[上記ステップAのようにして調製した]を、MeOH(20mL)および濃HCl(500μL)の溶液に懸濁させた。Pd/C(150mg、10%)を加え、この混合物を30p.s.i.で1時間水素化させた。これを濾過し、得られた濾液を濃縮した。この濾液残留物をEtOAcと0.5N NaOHとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(10→30%、MeOH/CH2Cl2)による精製により2-[4-(2-アミノエトキシ)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(298mg、78%)[化合物267]を白色の固形物として得た。
ステップC:2-[4-(2-アミノエトキシ)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(30mg、0.09ミリモル)[上記ステップBで調製した]をピリジン(300μL)に溶解させた。メタンスルホニルクロリド(8μL、0.1ミリモル)を加えた。これを室温で45分間撹拌した。さらなるメタンスルホニルクロリド(4μL、0.05ミリモル)を加えた。撹拌をさらに1時間続けた。得られた混合物をEtOAcとHCl水溶液とに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(1/1 CH2Cl2/EtOAc)による精製によりN-{2-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)フェノキシ]エチル}メタンスルホンアミド[化合物268](32mg、86%)を白色の固形物として得た。
以下の化合物を、により調製した上記と同様にして:化合物269。
実施例1BC:N-{2-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェノキシ]-エチル}アセトアミド(化合物274)の調製
Figure 2008506702
2-[4-(2-アミノエトキシ)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(30mg、0.09ミリモル)[実施例1BB、ステップBで調製した]を、THF(400μL)、およびEt3N(24μL、0.17ミリモル)に溶解させた。アセチルクロリド(10μL、0.14ミリモル)を加え、この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcとH2Oとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc)による精製によりN-{2-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)フェノキシ]エチル}アセトアミド(33mg、97%)を白色の固形物として得た。
実施例1BD:1-{2-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェノキシ]エチル}-3-エチル-尿素(化合物279)の調製
Figure 2008506702
2-[4-(2-アミノエトキシ)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(30mg、0.09ミリモル)[実施例1BBで調製した]を、エチルイソシアネート(18μL、0.21ミリモル)およびピリジン(300μL)と合わせた。この混合物を室温で90分間撹拌し、そのあとEtOAcとHCl水溶液とに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc)による精製により1-{2-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェノキシ]-エチル}-3-エチル-尿素(34mg、93%)を白色の固形物として得た。
実施例1BE:N-{2-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェノキシ]エチル}ホルムアミド(化合物280)の調製
Figure 2008506702
無水酢酸(700μL)および98%ギ酸(280μL)を65℃で1時間加熱した。これを0℃に冷やした。2-[4-(2-アミノエトキシ)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(30mg、0.09ミリモル)[実施例1BBで調製した]をTHF(400μL)に取り込み、そして上記混合無水物に加えた。これを0℃で45分間撹拌した。得られた混合物をこのあとEtOAcとNaHCO3水溶液とに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(4/1、CH2Cl2/アセトン)による精製によりN-{2-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)フェノキシ]-エチル}ホルムアミド(28mg、86%)を白色の固形物として得た。
実施例1BF:1-エチル-2-{4-[2-(3-ヒドロキシピローリジン-1-イル)-2-オキソ-エトキシ]フェニル}-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物285)の調製
Figure 2008506702
ステップA:実施例1AZとほぼ同じ手順により、1-エチル-2-(4-ヒドロキシフェニル)-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(559mg、1.91ミリモル)を用いて、[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェノキシ]-酢酸t-ブチルエステル(780mg、100%)を調製した。
ステップB:[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェノキシ]-酢酸t-ブチルエステル(745mg、1.83ミリモル)を室温で3時間20% TFA/CH2Cl2中で撹拌した。これを濃縮し、そして得られた残留物をH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。得られた残留物をCH2Cl2で摩砕し、[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェノキシ]-酢酸(634mg、99%)を白色の固形物として得た。
ステップC:[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェノキシ]-酢酸(40mg、0.12ミリモル)をCH2Cl2(1.65ミリモル)およびDMF(2μL)中に懸濁させた。塩化オキサリル(17μL、0.19ミリモル)を加えた。これを室温で30分間撹拌した。得られた溶液をこのあとS-3-ヒドロキシピロリジン(150μL)およびCH2Cl2(3.0mL)の撹拌溶液にピペット注入した。この混合物をHCl水溶液で洗った。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(3/2 CH2Cl2/アセトン)による精製により1-エチル-2-{4-[2-(3-ヒドロキシ-ピローリジン-1-イル)-2-オキソ-エトキシ]-フェニル}-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(40mg、79%)[化合物285]を白色の固形物として得た。
実施例1BG:1-エチル-6-メトキシ-2-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-ベンゾオキサゾール-5-イル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物332)の調製
Figure 2008506702
ステップA:1-エチル-2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(369mg、1.1ミリモル)[実施例1Gdで調製した]を、EtOAc(20mL)およびPd/C(150mg、10%)と合わせた。この混合物を30p.s.i.で1時間水素化させた。これをセライトを通して濾過した。この濾液を濃縮し、エーテルで摩砕して、2-(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(307mg、91%)[化合物322]を白色の固形物として得た。
ステップB:2-(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.33ミリモル)[ステップAのようにして調製した]を、CDI(83mg、0.51ミリモル)、およびTHF(1.1mL)と合わせた。これを℃で1時間加熱した。この反応混合物をEtOAcとHCl水溶液とに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(9/1、CH2Cl2/EtOAc)による精製により1-エチル-6-メトキシ-2-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-ベンゾオキサゾール-5-イル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(89mg、81%)を白色の固形物として得た。
実施例1BH:1-エチル-6-メトキシ-2-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物334)の調製
Figure 2008506702
ステップA:ブロモ酢酸(52mg、0.37ミリモル)をEDCI塩酸塩(62mg、0.4ミリモル)およびアセトニトリル(900μL)と合わせて、均質な溶液を形成させた。2-(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.33ミリモル)[実施例1BG、ステップBで調製した]をこの溶液に加えた。ドロドロしたペースト状物が間も無く形成した。もう1.1mLのアセトニトリルを加え、この混合物をこのあと室温で2時間撹拌した。この反応混合物をこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(4/1、CH2Cl2/EtOAc)による精製により2-クロロ-N-[5-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-2-ヒドロキシフェニル]アセトアミド(82mg、60%)[化合物333]を白色の固形物として得た。
ステップB:2-クロロ-N-[5-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-2-ヒドロキシ-フェニル]アセトアミド(57mg、0.13ミリモル)[ステップAで調製した]を、K2CO3(55mg、0.4ミリモル)、およびDMF(400μL)と合わせた。これを80℃1で時間加熱した。この反応混合物をこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(9/1、CH2Cl2/EtOAc)による精製により1-エチル-6-メトキシ-2-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(45mg、90%)を白色の固形物として得た。
実施例1BI:1-エチル-6-メトキシ-2-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-ベンゾオキサゾール-6-イル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物340)の調製
Figure 2008506702
ステップA:4-アミノサリチル酸(4.0g、26ミリモル)を-5℃のH2SO4(26mL、2.7M)中に懸濁させた。亜硝酸ナトリウム(1.8g、26.1ミリモル)/H2O(6.5mL)を氷浴温度まで冷やし、上記アミノサリチル酸混合液に5分間で滴下で加えた。得られた懸濁液を-5℃で15分間撹拌した。KI(6.8g、41ミリモル)のH2SO4(13mL、1M)溶液をこのジアゾニウム塩に滴下で加えた[N2がかなり発生した]。この反応混合物を70℃で20分間撹拌した。この反応混合物をこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(7/3、ヘキサン/アセトン、1%酢酸)による精製により4-ヨードサリチル酸(5.33g、85〜90%の純度)を得た。
ステップB:粗製4-ヨードサリチル酸(1.0g、3.8ミリモル)をTHF(28mL)およびEt3N(1.15mL、8.2ミリモル)に溶解させた。DPPA(1.7mL、7.8ミリモル)を加えた。これを70℃で一晩加熱した。この反応混合物をこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(9/1、CH2Cl2/EtOAc)による精製により粗製中間体472mgを得た。エーテルを用いての摩砕により6-ヨード-3H-ベンゾオキサゾール-2-オン(369mg、37%)を白色の固形物として得た。
ステップC:実施例1Gdとほぼ同じ手順により、6-ヨード-3H-ベンゾオキサゾール-2-オン(118mg、0.45ミリモル)を用いて1-エチル-6-メトキシ-2-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-ベンゾオキサゾール-6-イル)-1H-インドール-3-カルボニトリル[化合物340](75mg、55%)を調製した。
実施例1BJ:1-エチル-6-メトキシ-2-(4-メチル-3-オキソ-3,4,-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物339)の調製
Figure 2008506702
1-エチル-6-メトキシ-2-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(20mg、0.058ミリモル)[実施例1BHで調製した]を、NaH(14mg、60%懸濁液/油、0.35ミリモル)と合わせた。THF(300μL)を加えた。これを室温で5分間撹拌した。メチルヨージド(4.4μL)のTHF(100μL)溶液を加えた。これを室温で1時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcとHCl水溶液とに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(9/1、CH2Cl2/EtOAc)による精製により1-エチル-6-メトキシ-2-(4-メチル-3-オキソ-3,4,-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(16mg、76%)を白色の固形物として得た。
以下の化合物を、同様にして調製した:化合物341。
実施例1BK:1-エチル-2-ヨード-6-メトキシ-5-ニトロ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物499)の調製
Figure 2008506702
1-エチル-2-ヨード-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(50mg、0.15ミリモル)[実施例1Ga、ステップAで調製した]を、0℃の酢酸(620μL)に懸濁させた。硝酸(4.25M/AcOH)を加えた。これを室温で2時間撹拌した。この反応混合物をこのあとCH2Cl2とH2Oとに分配させた。これの有機層をNaHCO3水溶液で洗い、そのあと脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(6/4、CH2Cl2/ヘキサン)による精製、そのあとエーテルでの摩砕により、1-エチル-2-ヨード-6-メトキシ-5-ニトロ-1H-インドール-3-カルボニトリル(16mg、29%)を黄色の固形物として得た。
実施例1BL:1'-エタンスルホニル-1-エチル-6-メトキシ-2',3'-ジヒドロ-1H,1H'-[2,6']ビインドリル-3-カルボニトリル(化合物753)の調製
Figure 2008506702
ステップA:6-ニトロインドリン(3.0g、18.3ミリモル)を0℃のTHF(45mL)およびEt3N(3.4mL、24.4ミリモル)に溶解させた。アセチルクロリド(1.5mL、21ミリモル)を滴下で加えた。この混合物を室温で30分間撹拌した。得られた混合物をEtOAcとHCl水溶液とに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮して1-アセチル-6-ニトロインドリン(3.8g、100%)を黄色の固形物として得た。
ステップB:1-アセチル-6-ニトロインドリン(3.8g、18.3ミリモル)をEtOAc(200mL)中に懸濁させた。Pd/C(650mg、10%)を加え、得られた混合物を40〜55p.s.i.で2時間水素化させた。この混合物をこのあとセライトを通して濾過した。この濾液を濃縮し、得られた残留物をエーテルで摩砕して、1-アセチル-6-アミノインドリン(3.18g、99%)を橙色の固形物として得た。
ステップC:実施例1BI、ステップAとほぼ同じ手順により、1-アセチル-6-アミノインドリン(1.5g、8.5ミリモル)を用いて1-アセチル-6-ヨードインドリン(1.06g、43%)を調製した。
ステップD:1-アセチル-6-ヨードインドリン(1.06g、3.7ミリモル)、NaOH(1.16g、29ミリモル)、EtOH(8mL)、およびH2O(6mL)を90℃で一晩加熱した。この反応混合物をこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機層をHCl水溶液中に抽出した。この水層を次にNaOHで塩基性化し、EtOAcで抽出した。これの有機層を脱水し、濃縮した。ヘキサン摩砕により6-ヨードインドリン(577mg、64%)を茶色の固形物として得た。
ステップE:実施例1Gd、ステップBとほぼ同じ手順により、1-ヨードインドリン(600mg、2.45ミリモル)を用いて1-エチル-6-メトキシ-2',3'-ジヒドロ-1H,1H'-[2,6']ビインドリル-3-カルボニトリル(535mg、67%)を調製した。
ステップF:実施例1Yの手順により、1-エチル-6-メトキシ-2',3'-ジヒドロ-1H,1H'-[2,6']ビインドリル-3-カルボニトリル(30mg、0.095ミリモル)を用いて1'-エタンスルホニル-1-エチル-6-メトキシ-2',3'-ジヒドロ-1H,1H'-[2,6']ビインドリル-3-カルボニトリル(24mg、62%)を調製した。
以下の化合物を、上記と同様にして調製した:化合物752および754。
実施例1BM:5-アセチル-1-エチル-6-メトキシ-2-(4-ニトロ-フェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物844)の調製
Figure 2008506702
1-エチル-6-メトキシ-2-(4-ニトロフェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.3ミリモル)[実施例1Gcの方法によって調製した]を0℃の1,2-ジクロロエタン(500μL)中に懸濁させた。アセチルクロリド(50μL、0.69ミリモル)、そのあとAlCl3(55mg、0.4ミリモル)を一回で加えた。これを、0℃で1時間、室温で4時間、そして45℃で一晩撹拌した。この反応混合物をこのあとCH2Cl2とH2Oとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(195:5 CH2Cl2/EtOAc)による精製により5-アセチル-1-エチル-6-メトキシ-2-(4-ニトロ-フェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(33mg、29%)を橙色の固形物として得た。
実施例1BN:1-エチル-6-メトキシ-5-モルホリン-4-イルメチル-2-(4-ニトロ-フェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物845)の調製
Figure 2008506702
ステップA:1-エチル-6-メトキシ-2-(4-ニトロフェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.3ミリモル)[実施例1Gcの方法によって調製した]を、1,3,5-トリオキサン(64mg、0.71ミリモル)および酢酸(2.0mL)と合わせた。33%HBr/酢酸(2.0mL)を加えた。これを室温で4時間撹拌した。この反応混合物をこのあとCH2Cl2とH2Oとに分配させた。これの有機層をNaHCO3水溶液で洗い、つづいて脱水し、濃縮した。得られた粗製物質は次のステップにもっていった。
ステップB:粗製6-ブロモメチル-1-エチル-6-メトキシ-2-(4-ニトロ-フェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(0.3ミリモル)を、モルホリン(150μL、1.75ミリモル)およびDCE(1.0mL)と共に90℃で一晩加熱した。この反応混合物をこのあとH2OとEtOAcとに分配させた。これの有機層を脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(50→100%、EtOAc/CH2Cl2)による精製、そのあとの1/1 ヘキサン/アセトンによる摩砕により、1-エチル-6-メトキシ-5-モルホリン-4-イルメチル-2-(4-ニトロフェニル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(57mg、44%の総合収率)を黄色の固形物として得た。
実施例1BO: 2-[4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-シクロプロピルメチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物716)の調製
Figure 2008506702
ステップA:6-メトキシインドール(5.88g、40.0ミリモル)およびジ-t-ブチルジカルボnate(9.59g、44.0ミリモル)のDCM(50mL)溶液に、40℃で撹拌しながら、DMAP(0.10g)を加えた。一晩撹拌したあと、この混合物を、0.1N HCl、水、そしてブラインで順々に洗い、無水Na2SO4で脱水した。溶媒を蒸発させ、得られた残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、EtOAc/ヘキサン、1/7)処理することで、t-ブチル6-メトキシ-1H-インドール-1-カルボキシレート(8.48g、86%)を得た。
ステップB:上記Boc-インドール(3.08g、12.5ミリモル)およびホウ酸イソプロピル(4.83mL、21.9ミリモル)を無水THF(20mL)に溶解させ、得られた溶液を0℃に冷やした。撹拌しながら、LDA(12.5mL、1.5Mモノ-THF錯体/シクロヘキサン、18.7ミリモル)を滴下で加えた。この混合物を0℃で15分間、そのあと室温で0.5時間撹拌し、このあと氷・水バス中でHCl(6N、3.0mL、18ミリモル)を加えた。これの有機溶媒を真空中で除去し、得られた残留物をH2O(100mL)中に懸濁させ、HCl(6N)でpH4〜5に酸性化した。その沈殿物を濾過により回収し、水およびヘキサンで洗い、空気中で乾燥させて1-Boc-6-メトキシインドール-2-ボロン酸(3.38g、93%)を得た。
ステップC:4-ヨードアニリン(3.18g、14.5ミリモル)の0℃ピリジン(15mL)溶液に、3-クロロプロパンスルホニルクロリド(2.3mL、18.9ミリモル)を加えた。この添加のあと、得られた混合物を2時間室温で撹拌し、氷-水(200mL)に注いだ。これの有機層を分離し、その水層をDCM(2 X 50mL)で抽出した。合わせた有機層を順次HCl(2N、2 X 15mL)、水(2 X 50mL)、そしてブライン(20mL)で洗い、そして無水Na2SO4で脱水した。溶媒をこのあと蒸発させ、得られた残留物をクロマトグラフィー処理して3-クロロ-N-(4-ヨードフェニル)プロパン-1-スルホンアミド(4.68g、90%)を得た。得られたクロロスルホンアミド(3.47g、9.6ミリモル)をこのあと50℃のK2CO3(3.33g、24.1ミリモル)/DMF(50mL)で2時間処理した。この混合物を氷-水(300mL)中に注ぎ、生じた沈殿物を集め、空気中で乾燥させて実質的に純粋な2-(4-ヨードフェニル)イソチアゾリジン-1,1-ジオキシド(3.11g、100%)を得た。
ステップD:上記ステップBで調製した1-Boc-6-メトキシインドール-2-ボロン酸(0.36g、1.25ミリモル)、2-(4-ヨードフェニル)イソチアゾリジン-1,1-ジオキシド(0.32g、1.0ミリモル)、およびPdCl2(dppf)(0.037g、0.05ミリモル)のDMF(4.0mL)中混合物に、K2CO3水溶液(1.5mL、2.0M、3.0ミリモル)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、そのあと氷-水(100mL)中に注いだ。生じた沈殿物を集め、水で洗い、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/EtOAc、9/1)により精製して1-Boc-2-[4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-6-メトキシ-1H-インドール(0.43g、98%)を得た。
以下の化合物を同様にして得た:化合物768。
ステップD:1-Boc-2-[4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-6-メトキシ-1H-インドール(1.63g、3.7ミリモル)を、TFA(25mL)/DCM(25mL)で室温にて4時間処理した。揮発分を除去したあと、得られた残留物を飽和NaHCO3と一緒に0.5時間気を付けて撹拌した。その沈殿物を濾過により回収し、水で十分洗い、そして乾燥させて実質的に純粋な1-H-2-[4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-6-メトキシインドール(1.17g、92%)を得た。
ステップE:0℃において、1-H-2-[4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-6-メトキシインドール(0.95g、2.8ミリモル)をDMF(10mL)に溶解させ、そしてクロロスルホニルイソシアネート(0.36mL、4.2ミリモル)で処理した。得られた混合物を次ぎに室温で一晩撹拌し、氷-水(150mL)中に注いで0.5時間撹拌した。生じた沈殿物を濾過によって集め、水で十分洗い、空気中で乾燥させて1-H-2-[4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-6-メトキシインドール-3-カルボニトリル(0.89g、87%)を得た。
以下の化合物を、上述したと同様にして調製した:化合物829。
ステップF:1-H-2-[4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-6-メトキシインドール-3-カルボニトリル(73mg、0.2ミリモル)およびK2CO3(69mg、0.5ミリモル)のDMF(3.0mL)中溶液にシクロプロピルメチルヨージド(0.029mL、0.3ミリモル)を加えた。得られた混合物を50℃で一晩撹拌し、氷-水(10mL)中に注いだ。生じた沈殿物を濾過によって集め、水で洗い、カラムクロマトグラフィーにより精製して2-[4-(1,1-ジオキシドイソチアゾリジン-2-イル)フェニル]-6-メトキシ-1-シクロプロピルメチルインドール-3-カルボニトリル[化合物716](73mg、87%)を得た。
以下の化合物を、上述したと同じようにして調製した:化合物717、718、719、782、783、784。
実施例1BP:2-[4-(1,1'-ジオキソ-1λ 6 -イソチアゾリジン-2-イル)-6-メトキシ-3-オキサゾール-5-イル-1-プロピル-1H-インドール(化合物805)の調製
Figure 2008506702
ステップA:実施例1A、ステップBとほぼ同じ手順により、2-[4-(1,1'-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)-6-メトキシ-インドール(900mg、2.62ミリモル)[実施例1BO、ステップDで調製した]を用いて2-[4-(1,1'-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)-6-メトキシ-1-プロピル-1H-インドール(608mg、60%)を調製した。
ステップB:実施例1Pのプロトコルに従って、2-[4-(1,1'-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)-6-メトキシ-1-プロピル-1H-インドール(50mg、0.13ミリモル)を用いて2-[4-(1,1'-ジオキソ-1λ6-イソチアゾリジン-2-イル)-6-メトキシ-3-オキサゾール-5-イル-1-プロピル-1H-インドール(9mg、15%の総合収率)を調製した。
実施例1BQ:2-[4-(シクロプロピルスルホニル)ピペラジン-1-イル]-1-エチル-6-(トリフルオロメチル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物842)の調製
Figure 2008506702
ステップA:1-エチル-6-トリフルオロメチルインドール-3-カルボニトリル(2.54g、10.0ミリモル)[実施例1Aの方法で調製した]の無水THF(20.0mL)溶液に、-78℃でLDA(8.3mL、1.5Mモノ-THF/シクロヘキサン、12.5ミリモル)を滴下で加えた。得られた混合物は、添加のあと0.5時間撹拌を続け、そのあとヘキサクロロエタンを加え、混合物をこのあと室温にゆっくりともっていき、そして0.5時間撹拌した。溶媒をこのあと蒸発させ、得られた残留物を水で処理した。これの有機相をジクロロメタンで抽出し、水およびブラインで洗い、無水Na2SO4で脱水した。溶媒を除去して得られた粗生成物をクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/ヘキサン、3/2)処理して2-クロロ-1-エチル-6-(トリフルオロメチル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(1.75g、64%)を得た。
ステップB:上記で得たクロロインドール(0.27g、1.0ミリモル)、K2CO3(0.35g、2.5ミリモル)およびN-Boc-ピペラジン(0.28g、1.5ミリモル)を、DMF(5.0mL)中70℃で3日間撹拌し、そのあと水(50mL)に注いだ。生じた沈殿物を濾過により回収し、そして水で洗った。この粗生成物のクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル、9/1)処理により、4-(3-シアノ-1-エチル-6-トリフルオロメチル-1H-インドール-2-イル)-ピペラジン-1-カルボン酸t-ブチルエステル[化合物785](0.30g、71%)を得た。
以下の化合物を、他のアミンを用いて上記と同じようにして調製した:化合物514、785、786。
ステップC:4-(3-シアノ-1-エチル-6-トリフルオロメチル-1H-インドール-2-イル)-ピペラジン-1-カルボン酸t-ブチルエステル(0.26g、6.1ミリモル)を、室温にて1時間TFA(5mL)/ジクロロメタン(5mL)で処理した。揮発分を除去したあと、その残留物を飽和NaHCO3で処理し、生じた沈殿物を濾過により回収し、水で十分洗い、そして空気中で乾燥させて実質的に純粋な1-エチル-2-ピペラジン-1-イル-6-(トリフルオロメチル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(0.20g、100%)を得た。
ステップD:1-エチル-2-ピペラジン-1-イル-6-(トリフルオロメチル)-1H-インドール-3-カルボニトリル(32mg、0.1ミリモル)、ピリジン(0.1mL)のジクロロメタエン(1.0mL)溶液に、シクロプロパンスルホニルクロリド(28mg、0.2ミリモル)を加え、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。これをこのあとジクロロメタン(5mL)で希釈し、HCl(2N、2 X 2mL)、水(2 X 5mL)、そしてブライン(5mL)で洗い、クロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル、9/1)処理して2-[4-(シクロプロピルスルホニル)ピペラジン-1-イル]-1-エチル-6-(トリフルオロメチル)-1H-インドール-3-カルボニトリル[化合物842](30mg、70%)を得た。
以下の化合物を、対応する塩化スルホニルを用いることにより上記と同様にして調製した:化合物841、843。
実施例1BR: エタンスルホン酸[3-シアノ-2-(4-エトキシフェニル)-1-エチル-1H-インドール-6-イル]-アミド(化合物835)の調製
Figure 2008506702
ステップA:6-ブロモ-2-(4-エトキシフェニル)-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(0.74g、2.0ミリモル)[化合物831][実施例1Gbで述べたようにして6-ブロモインドールから調製した]を、密封管中でK2CO3(0.55g、4.0ミリモル)、CuI(0.02g、0.1ミリモル)、t-ブチルカルバメート(0.35g、3.0ミリモル)、N、N'-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミンリガンド(0.028g、0.2ミリモル)および無水トルエン(5.0mL)と混合した。得られた反応系を窒素でフラッシュし、そのあと110℃で一晩撹拌した。冷ましたあと、溶媒をジクロロメタンで置き換え、クロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン)処理して[3-シアノ-2-(4-エトキシ-フェニル)-1-エチル-1H-インドール-6-イル]-カルバミン酸t-ブチルエステル(0.68g、84%)[化合物832]を得た。
ステップB:上記ステップAで調製した化合物832(0.63g、1.56ミリモル)を室温で2時間TFA/DCM(7.5mL/7.5mL)で処理し、その揮発分を真空中で除去した。得られた残留物を飽和NaHCO3で処理し、その沈殿物を濾過により回収し、水で十分洗い、空気中で乾燥させて6-アミノ-2-(4-エトキシフェニル)-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(0.45g、96%)[化合物833]を得た。
ステップC:上記アミン(31mg、0.1ミリモル)を、室温にて一晩エタンスルホニルクロリド(19mg、0.15ミリモル)/ピリジン(1.0mL)で処理し、カラムクロマトグラフィーによる精製のあと、エタンスルホン酸[3-シアノ-2-(4-エトキシ-フェニル)-1-エチル-1H-インドール-6-イル]-アミド(83%)[化合物835]を得た。
以下の化合物を、上述したと同様にして調製した:化合物830、834、836および837。
実施例1BS:[3-シアノ-2-(4-エトキシフェニル)-1-エチル-1H-インドール-6-イル]-カルバミン酸エチルエステル(化合物838)の調製
Figure 2008506702
6-アミノ-2-(4-エトキシフェニル)-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(31mg、0.1ミリモル)[化合物833][実施例1BR、ステップBで調製した]を、室温にて一晩エチルクロロホルメート(16mg、0.15ミリモル)/ピリジン(1.0mL)で処理し、カラムクロマトグラフィーによる精製のあと[3-シアノ-2-(4-エトキシフェニル)-1-エチル-1H-インドール-6-イル]-カルバミン酸エチルエステル(30mg、79%)を得た。
実施例1BT:1-[3-シアノ-2-(4-エトキシフェニル)-1-エチル-1H-インドール-6-イル]-3-エチル-尿素(化合物839)の調製
Figure 2008506702
6-アミノ-2-(4-エトキシフェニル)-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(31mg、0.1ミリモル)を、40℃にて一晩エチルイソシアネート(14mg、0.2ミリモル)/ジクロロメタン(1.0mL)で処理した。生じた沈殿物を濾過により回収し、ジクロロメタンで洗い、空気中で乾燥させて1-[3-シアノ-2-(4-エトキシ-フェニル)-1-エチル-1H-インドール-6-イル]-3-エチル-尿素(36mg、95%)を得た。
実施例1BU:1-(2-クロロエチル)-3-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-尿素(化合物442)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(50mg、0.172ミリモル)のTHF(2mL)溶液に室温にて2-クロロエチルイソシアネート(22μL、0.258ミリモル)を加えた。還流で一晩撹拌したあと、反応混合物を真空中で濃縮し、そして得られた残留物を酢酸エチルで希釈した。得られた半固形物をヘキサンで摩砕し、その沈殿物を濾過により回収し、50%酢酸エチル/ヘキサンで十分洗い、真空中で乾燥させて(62mg、91%)の1-(2-クロロエチル)-3-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-尿素を得た。
ほぼ同じ手順を用い、以下の化合物を調製した:化合物295、362、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、443、444、445、446、511、512、513、600、620、626、627、628、679、680、681、740、741、742、743、748、749、750、751、774、817、818、846、847、848。
実施例1BV:1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-オキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物771)の調製
Figure 2008506702
1-(2-クロロエチル)-3-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-尿素(100mg、0.252ミリモル)のMeOH(10mL)溶液に1M KOH(504μL)水溶液を加え、そのあと49℃で24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。得られた残留物を酢酸エチルで希釈し、そのあと水で洗った。これの有機層を無水MgSO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物を酢酸エチルで希釈し、そのあとヘキサンで摩砕し、その沈殿物を濾過により回収し、50%酢酸エチル/ヘキサンで十分洗い、そして真空中で乾燥させて1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-オキソ-イミダゾリジン-1-イル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(56mg、62%)を得た。
ほぼ同じ手順を用いて、以下の化合物を調製した:化合物770、778。
実施例1BW:1-エチル-6-イソプロポキシ-2-[4-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物638)の調製
Figure 2008506702
[4-(3-シアノ-1-エチル-6-イソプロポキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-カルバミン酸2-クロロ-エチルエステル(30mg、0.07ミリモル)のDMF(1mL)溶液にK2CO3(10mg)水溶液を加え、そのあと50℃で18時間撹拌した。この反応混合物を冷水に注ぎ、生じた沈殿物を濾過により回収し、ヘキサンで洗い、真空中で乾燥させて標題化合物(21mg、81%)を得た。
以下の化合物を同様にして得た:化合物820、821、863、864。
実施例1BX:{3-[3-シアノ-1-エチル-6-(3-ピローリジン-1-イル-プロポキシ)-1H-インドール-2-イル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル(化合物530)の調製
Figure 2008506702
ステップA:[3-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル(1.65g、4.37ミリモル)のDCM(20mL)溶液に1M BBr3/DCM(13.12mL)を20分間で加えた。この反応混合物をさらに1時間室温にて撹拌し、そのあとその溶媒を減圧下で除去した。得られた残留物をMeOHに溶解させ、そのあと水に注いだ。生じた沈殿物を濾過により回収し、ヘキサンで洗い、真空中で乾燥させて[3-(3-シアノ-1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル(1.5g、98%)を得た。
ステップB:[3-(3-シアノ-1-エチル-6-ヒドロキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-カルバミン酸エチルエステル(1.2g、2.91ミリモル)のDMF(10mL)溶液にK2CO3(538mg、3.9ミリモル)および3-ブロモ-1-クロロプロパン(383μL、3.9ミリモル)を加え、その反応物を一晩50℃にて撹拌した。反応混合物をこのあと冷水に注ぎ、生じた沈殿物を濾過により回収し、ヘキサンで洗い、真空中で乾燥させて1.1g、89%の所望生成物を得た。
ステップC:{3-[3-シアノ-1-エチル-6-(3-ピローリジン-1-イル-プロポキシ)-1H-インドール-2-イル]-フェニル}-カルバミン酸エチルエステル(50mg、0.12ミリモル)のCH3CN(2mL)溶液にDIEA(31μL、0.18ミリモル)、ナトリウムヨージド(20mg、0.132ミリモル)およびピロリジン(30μL、0.36ミリモル)を加えた。得られた混合物を還流温度で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、得られた残留物を酢酸エチルで希釈し、そのあとヘキサンで摩砕し、その沈殿物を濾過により回収し、50%酢酸エチル/ヘキサンで十分洗い、そして真空中で乾燥させて1-エチル-6-イソプロポキシ-2-[4-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル[化合物638](46mg、85%)を得た。
以下の化合物を、ステップA〜Cに従って同様にして得た:化合物441、447、491、492、493、504、525、526、527、528、529、531、532、533、534、535、536、537、538、539。
実施例1BY:[3-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-チオ尿素(化合物767)の調製
Figure 2008506702
ステップA:出発物質2-(3-アミノ-フェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(187mg、0.642ミリモル)を無水アセトン(3.0mL)に溶解させた。ベンゾイルイソチオシアネート(107mg、0.656ミリモル)をこの溶液に室温にて加え、得られた混合物を17時間撹拌した。この間に、沈殿物が形成していた。この沈殿物を濾過し、アセトンで洗い、乾燥させて264mgの1-ベンゾイル-3-[3-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-チオ尿素(90%の収率)を薄黄色の固形物として得た。
ステップB:1-ベンゾイル-3-[3-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-チオ尿素(241mg、0.530ミリモル)のメチルアルコール(2.0mL)および水(0.5mL)中懸濁液を、室温にて水酸化ナトリウム(31mg、0.78ミリモル)を加えながら撹拌した。得られた反応混合物を50℃に17時間撹拌した。この反応混合物を濃縮してメチルアルコールを除去した。水をこの混合物に加え、生じた固形物を濾過し、水で洗い、乾燥させて179mgの[3-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-チオ尿素[化合物767](96%の収率)を白色の固形物として得た。
実施例1BZ:1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-フェニルキナゾリン-4-イルアミノ)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物458)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(100mg、0.343ミリモル)、4-クロロ-2-フェニル-キナゾリン(83mg、0.34ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.57ミリモル)の無水エタノール(3mL)溶液を一晩還流に加熱した。この溶液を冷まし、蒸発させ、そして得られた残留物を酢酸エチル(50mL)に取り込んだ。これを水および飽和ブライン(50mL)で洗い、そのあと無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。得られた固形物をエーテルで摩砕し、濾過により回収し、そして真空下で乾燥させて1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(2-フェニルキナゾリン-4-イルアミノ)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(139mg、0.280ミリモル、82%)を得た。
実施例1CA:ジエチル[4-(3-シアノ-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-ホスホラミデート(化合物772)の調製
Figure 2008506702
2-(4-アミノフェニル)-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-3-カルボニトリル(148mg、0.484ミリモル)、ジエチルクロロホスフェート(0.086mL、0.58ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.57ミリモル)の1,4-ジオキサン(5mL)溶液を大気温度で12時間撹拌し、そのあと80℃にさらに24時間加熱した。この溶液を冷まし、50mLの酢酸エチルに注いだ。これを水および飽和ブライン(50mL)で洗い、そのあと無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、蒸発させた。得られた残留物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル60で2/1 酢酸エチル/ヘキサンに溶離する)により分離し、蒸発のあとジエチル[4-(3-シアノ-6-エトキシ-1-エチル-1H-インドール-2-イル)-フェニル]-ホスホラミデート(108mg、0.245ミリモル、51%)を白色の粉末として得た。
実施例1CB:1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(5-メチル-1,1-ジオキソ-1λ 6 -[1,2,5]チアジアゾリジン-2-イル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル(化合物726)の調製
Figure 2008506702
ステップA:2-(4-アミノフェニル)-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(202mg、0.693ミリモル)のピリジン(2.0mL)溶液に上記N-β-(クロロエチルアミノ)スルホニルクロリド(222mg、1.39ミリモル)を加えた。この混合物を室温にて17時間撹拌し、そのあと水(12.0mL)を加え、その混合物を酢酸エチル(3 X 2mL)で抽出した。これの抽出液を10%HCl水溶液(2 X 2mL)、水(2 X 2mL)で洗い、MgSO4で脱水し、濾過し、そしてロータリーエバポレーターで濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0→5%、酢酸エチル/塩化メチレン)により精製して217mgのN-(2-クロロ-エチル)-N'-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)フェニル]スルファミド[化合物724]を褐色の固形物(75%の収率)として得た。
同様にして以下の化合物を調製した:化合物540、541、542、574、576、704。
ステップB:N-(2-クロロ-エチル)-N'-[4-(3-シアノ-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-2-イル)フェニル]スルファミド(100mg、0.241ミリモル)の無水DMF(1.25mL)溶液に炭酸カリウム(71.0mg、0.514ミリモル)を加えた。得られた混合物を室温にて17時間撹拌し、そのあと水(7.5mL)で希釈した。この反応混合物を酢酸エチル(3 X 2mL)で抽出し、その抽出液を水(2 X 2mL)で洗い、MgSO4で脱水し、そして濃縮して2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-[1,2,5]チアジアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル[化合物725]を白色の固形物(84mg、88%の収率)として得た。
同様にして以下の化合物を調製した:化合物:705。
ステップC:2-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-[1,2,5]チアジアゾリジン-2-イル)フェニル]-1-エチル-6-メトキシ-1H-インドール-3-カルボニトリル(34mg、0.086ミリモル)の無水DMF(1.0mL)溶液に炭酸カリウム(25mg、0.18ミリモル)およびヨードメタン(20.4mg、0.144ミリモル)を加えた。この混合物を室温にて2時間撹拌し、そのあと水(6.0mL)で希釈して沈殿物を得た。この沈殿物を濾過し、水で洗い、そして乾燥させて1-エチル-6-メトキシ-2-[4-(5-メチル-1,1-ジオキソ-1λ6-[1,2,5]チアジアゾリジン-2-イル)-フェニル]-1H-インドール-3-カルボニトリル[化合物726]を白色の固形物(35mg、98%の収率)として得た。
同様にして以下の化合物を調製した:化合物727。
実施例2:細胞系HCV IRESモノシストロン翻訳アッセイを用いての低分子量化合物のスクリーニング
自然のHCV mRNA翻訳を厳密に模倣するよう設計された細胞系モノシストロンHCV IRES調節翻訳アッセイを用いてケミカルライブラリーをスクリーニングし、そのあとケミカルライブラリーとともにスクリーニングでもヒットしたものに基づいて化合物類似体をつくった。DNA構築物を調製し、pHCVIRESmonoと呼ぶことにし、ここではHCV IRES配列(HCV 2b、ヌクレオチド18-347)が、ホタルルシフェラーゼ(Fluc)レポーター遺伝子とプロモーター遺伝子との間に挿入されている。安定にトランスフェクションされたHepG 2(肝芽腫)細胞株(HepGmono-4と呼ぶ)もしくはHuh7細胞株(Huhmono 7と呼ぶ)、またはHela-細胞株(Helamonoと呼ぶ)を、pHCVIRESmono DNAを用いてのトランスフェクションによりハイグロマイシンに対する抵抗性に関して選択することで確立した。
実施例3:細胞系cap依存翻訳アッセイを用いてのHCV IRES調節翻訳に対する選択性の決定
翻訳アッセイを用いてHCV IRES阻害因子をスクリーニングしたので、選択されたヒット物は、HCV IRES誘導翻訳に特異的に作用するつまり哺乳動物細胞における通常タンパク質合成を変調すると思われる。通常翻訳に作用する化合物は、たぶん、相当なる毒性をもっていると思われる。この可能性を検討するために、いろいろな細胞系cap-依存翻訳アッセイを行ってさらに選択された化合物の全てについての評価を行った。ベクター配列5'〜Flucの130ヌクレオチドを含むプラスミドDNAを構築した。この構築物をここではpLucと呼ぶことにする。293T細胞(ヒト胎児性腎臓細胞株)を用いたcap-依存翻訳アッセイで安定細胞株[stable cell line]を確立した。HepGmono-4およびpLucを化合物で20時間処理し、そのFlucシグナルを定量することにより活性を決定した。HCV IRESとcap-依存翻訳との間における5倍の選択率が望ましいと考えた。これらの細胞系cap-依存翻訳アッセイにより、例えば、本出願人は、HCV IRES翻訳アッセイにおけるIC50の値と比較して、cap-依存翻訳アッセイにおいて少なくとも5倍大きいIC50の値を示した化合物を同定した。図1は、cap-依存pLuc翻訳よりもHCV IRES-調節翻訳に対して選択的であったヒット物の一例を示すものである。重要なことに、この化合物は、HepGmono-4細胞株における活性と同じレベルの活性をHCV IRESモノシストロン293T細胞株においても有していた(データは示されていない)。つまり、HepGmono-4(HepG 2)とcap-依存翻訳(293T)との間における化合物の選択性が、用いた細胞のタイプが異なることによるものであるということはありそうにない。
加えて、ウエスタンブロッティングアッセイを用いることで、さらに、この化合物が、HCV IRES-誘導翻訳を選択的に阻害していることを立証した。HepGmono-4細胞およびpLuc細胞を上述したようにしてこの化合物で処理し、該試験化合物での20時間の処理のあと、細胞を回収し、そしてSDS 0.5%含有Laminin[ラミニン]緩衝液に溶解させた。タンパク質を10% SDS-PAGEで分離し、そのあとニトロセルロース膜へ転写し、Fluc(RDI)およびβ-アクチン(癌遺伝子)の抗体を用いてブロッティングを行った。本発明の化合物のいくつかをこのようにして試験したが、予期されるように、例えば、終点としてFlucシグナルを用いるアッセイでHCV IRES-誘導翻訳を選択的に阻害した化合物は、HepGmono-4細胞におけるルシフェラーゼレポータータンパク質濃度の比較可能なほどの低下を見せ、ウエスタンブロッティングではpLucに対しては比較的不活性であった(データは示されていない)。重要なことに、これらの化合物は、内因性β-アクチン発現[これの翻訳は2つの細胞株のいずれにおいてもcap-依存性である]を阻害しなかった。これと一致して、この翻訳アッセイで選択性を見せなかった化合物は、HCV IRES翻訳アッセイおよびcap-依存翻訳アッセイのいずれにおいてもタンパク質の蓄積を抑えた(データは示されていない)。予期されるように、通常タンパク質翻訳阻害薬ピューロマイシン[puromycin]も、HCV IRES-誘導タンパク質産生およびcap-依存タンパク質産生のいずれをも抑えた(データは示されていない)。したがって、このウエスタンブロッティングの結果は、本発明の化合物が、HCV IRES-誘導翻訳を選択的に阻害していることを立証するものでる。
これらの細胞株に対する試験条件は最適化され、また本化合物の活性へのmRNA濃度の影響については、室温リアルタイムPCRによってFluc mRNA濃度を定量評価することによって制御した。本発明の化合物のいくつかをこのようにして試験したが、例えば、用いたHepGmono-4つまりHelamono細胞またはHuhmono細胞とcap-依存翻訳細胞株との間にはFluc mRNA濃度おける有意な差は認められなかった(データは示されていない)。
実施例4:細胞IRES-介在翻訳アッセイを用いたHCV IRES-誘導翻訳に対する選択性の評価
ヒトmRNAのいくつかは、その中にIRESエレメントをもっていることが分かっている(18、19、39、44、45、91、126、130)。上記HCV IRESの一次配列および二次構造は細胞IRESのそれらとは異なっているものの、選択された化合物が細胞IRESに対して活性であるかどうかを決定する選択性についての試験は重要である。VEGF IRESは、インビトロアッセイではほとんど開始活性はないが、細胞系翻訳アッセイでは相当なる活性を見せる(18、45)。本発明の化合物のいくつかを試験したが、例えば、cap-依存翻訳で良好な選択性をもっていた化合物の全ては、VEGF IRESに対して、HCV IRES対するよりも少なくとも5倍大きいIC50の値を示した(データは示されていない)。これらのデータは、選択された化合物がウイルスIRESに対して選択性を有していることを示すものである。VEGF IRESは、異なる構造を有していることに加えて、非正規[non-canonical]細胞翻訳因子との異なる相互作用ももっている。これらの差が、本発明者によって同定されたHCV IRES阻害物質の選択性に寄与していると思われる。
実施例5:細胞毒性の評価
細胞増殖への影響は、どの医薬発明努力にとっても重要な課題である。それゆえ、細胞増殖/細胞毒性アッセイを用いて、哺乳動物の細胞増殖に影響を与える化合物を除外した。細胞増殖に対する選択されたヒット物の影響については、ヒト細胞株293 TおよびHuh7(ヒト肝芽腫細胞株)で試験した。10%ウシ胎児血清、L-グルタミン、ペニシリン、およびストレプトマイシンが追加されたダルベッコ変性イーグル培地[Dulbecco's modified Eagle's medium]で細胞を増殖させた。長期相の細胞を試験化合物で3日間処理し、250μMが用いた試験化合物の最高濃度であった。化合物の細胞増殖への影響についてはCellTiter 96 AQueous One Solution Cell Proliferation Assay(Promega[プロメガ]社[米国ウィスコンシン州マジソン市])を用いて評価した。HepGmono-4でIC50値に対して少なくとも5倍大きいCC50値を有していた化合物は活性と細胞毒性との間に十分な窓を有しているとみなし、従ってさらなる評価のために選択した。例えば、本発明の化合物のいくつかはこのようにして評価され、そして重要なことに、cap-依存翻訳に関して良好な選択性を有していた化合物は全て同時に5倍より大きいCC50値/IC50値比を示した。
実施例6:HCVレプリコン系での化合物の有効性についての評価
HCV複製に許され得る信頼性があって且つ容易に入手できる細胞培養または小動物モデルがなかったため、新規な抗HCV薬の開発は限られたものであった。HCVレプリコンと呼ばれる自己複製サブゲノムHCVシステムが最近になって報告され、抗HCV阻害薬の有効性を評価するのに広く用いられている(8、70、104)。インターフェロン(IFN)α、およびHCVのプロテアーゼおよびポリメラーゼの阻害薬は、HCVレプリコンシステムにおいて活性であると報告されている(8、17、32、68、69、117)。
バイシストロン系およびモノシストロン系が含まれているHCVレプリコンを同定し、HCV IRES阻害薬を試験するためのアッセイを確立した。バイシストロン性レプリコンでは、HCV IRESが選択マーカー(Neoレポーターおよび/またはFlucレポーター)の発現を誘導し、EMCV IRESがウイルス非構造タンパク質の発現に介在する。モノシストロン性レプリコンでは、HCV IRESがウイルスタンパク質合成に直接介在する。HCV IRES阻害薬は、バイシストロン性レプリコンでそのFlucレポーターシグナルを定量することで分析した。レプリコン含有細胞を、本発明の化合物と一緒にして2日間培養した。インターフェロン(IFN)αを、正の対照として用いた。例えば、本発明の化合物をこのようにして評価したが、この実験により、HCV IRES-介在翻訳を選択的に阻害した化合物はバイシストロン性レプリコンでのFluc発現を阻害することが示された。
以下の表(表1)では、
* = レプリコンまたはHCV-PV IC50 > 2uM
** = レプリコンまたはHCV-PV IC50:0.5uM〜2uM
*** = レプリコンまたはHCV-PV IC50 < 0.5uM
である。
レプリコンIC50値は、ホタルルシフェラーゼシグナルによって決定した。
HCV-PV IC50値は、ウイルスRNAの還元によって決定した。
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
Figure 2008506702
実施例7:HCV-ポリオウイルスキメラを使っての化合物活性の評価
HCV-ポリオウイルス(HCV-PV)キメラで、図1(140)に示すように、PV 5' UTRを、HCV 5' UTR、および部分(最初の123アミノ酸)コアコード配列(HCV 1bのヌクレオチド18〜710)で置換した。結果として、ポリオウイルスタンパク質の発現は、HCV IRESの調節下にある。ポリオウイルスはピコルナウイルス科のウイルスであり、このウイルスではタンパク質翻訳開始には、5' UTRに位置しているIRESエレメントが介在する。HCV-PVキメラゲノムの5'末端には、PVのクローバー葉様RNA構造体[ゲノム様タンパク質VPgで終わる必須シス-作用性複製シグナル]が在る。HCV-PVキメラの複製速度論は、親ポリオウイルス(Mahoney)のそれに似ており、細胞培養で細胞変性効果(CPE[cytopathic effect])を生じることができる。HCV IRESを標的とするリボザイムであるヘプタザイム[Heptazyme]は、キメラウイルスに対して活性であることが細胞培養で過去において示されている(76、77)。
化合物をこのキメラウイルスに対する活性について評価するために、HeLa細胞を播種し、5% CO2下の37℃で24時間インキュベーションした。細胞をこのあと感染重複(MOI[multiplicity of infection])が0.1のHCV-PVで感染させ、次いで化合物で1日間処理した(処理時間は最適化されるであろう)。化合物の活性は、細胞変性効果における変化、プラークアッセイ、および/またはウイルスRNA増殖によって評価した(例えば表1を参照されたい)。
実施例8:野生型ポリオウイルス(WT-PV)に対する化合物の活性の評価とそのポリオウイルスIRES翻訳アッセイ(WT-PVmonoluc)
プロモーターとホタルルシフェラーゼ(Fluc)レポーター遺伝子との間にPV IRES配列が挿入されている(ヌクレオチド番号1〜742)pPVIRESmonoと呼ばれるDNA構築物を調製した。安定トランスフェクション293 T細胞株を、pPVIRESmono DNAを使ったトランスフェクションによりハイグロマイシンに対する抵抗性に関して選択することで確立した。前で述べたように、細胞を化合物で20時間処理し、活性をFlucシグナルを定量することで決定した。さらに、野生型ポリオウイルスに対する化合物活性を評価するために、Hela細胞を播種し、5% CO2下の37℃で24時間インキュベートした。細胞をこのあとMOIが0.1の野生型ポリオウイルスで30分間感染させ、次いで化合物で1日間処理した。化合物の活性を、細胞変性効果における変化、プラークアッセイ、およびポリオウイルスIRESプライマーとプローブを用いたRT-PCRにより決定した(例えば表2を参照されたい)。
さらに、化合物が、ポリオウイルスIRESおよび他のウイルスIRESに対して活性である場合は、その化合物は、IRES含有ウイルスによるウイルス感染を治療するのに有用である。
Figure 2008506702
実施例9:インビトロ翻訳アッセイ
インビトロ翻訳アッセイを用いて、HCV IRES RNAに作用する化合物か、細胞翻訳因子に作用する化合物かを識別することができる。模範アッセイでは、翻訳を誘導するであろうmRNAは、Ambion RNA MegaTranscript kit(Ambion, Inc., Austin, TX)で産生されるpHCVIRESmonoプラスミドDNAのT7 RNAポリメラーゼプロモーターからの転写ランオフ産物である。当業者には知られている方法によりHeLa細胞溶解産物を用いてインビトロ翻訳を行った。予備検討結果は、本発明化合物の1種以上が、本化合物をHeLa細胞溶解産物と一緒に37℃で30分間予備インキュベートしたあとまたは予備インキュベートしないよりも、本化合物をHCV IRES RNA転写物と一緒に予備インキュベートしたあとに、HCV IRES調節翻訳に対して相当に高い活性を有していることを示した(データは示されていない)。これは、この化合物が、インビトロ翻訳アッセイではHCV IRES RNAと相互作用し得ることを示唆するものである。化合物がHCV IRESに選択的に作用するのかどうかを明らかにするために、インビトロ翻訳では対照としてpLucを細胞IRES mRNA転写産物と一緒に用いた。
本明細書で引用された文献および特許出願の全ては、あたかもそれぞれの個々の文献または特許出願が具体的且つ個別的に参照により組み込まれると記載されているのと同じ程度に参照により組み込まれる。
いくつかの実施形態を上記で詳細に説明してきたが、当業者であれば、実施形態においては、実施形態の教示から逸脱することなく多くの改変が可能であることは明確に理解すると思われる。そのような改変はすべて、本発明の特許請求の範囲に包含されるものとする。
HCV-PVキメラ構築物を図示するものである。ゲノム連結タンパク質VPgと係合している必須シス作用性複製シグナルであるPVのクローバーリーフ様RNA構造がゲノムの5'末端に位置している。充実(HCV)ボックスおよび開放(PV)ボックスは、ウイルスのポリペプチドをコードするオープンリーディングフレームを表す。HCVコア断片(最初の123アミノ酸)遺伝子の位置はΔコアで示されている。全体としては、HCV-PVにおけるHCV特異的配列は、ヌクレオチド18〜710に亘っている(139)。

Claims (41)

  1. C型肝炎ウイルス(HCV)感染を予防または治療するための医薬組成物であって以下の式:
    Figure 2008506702
    [式中の:
    Xは:
    水素;
    ニトロ基;
    シアノ基;
    -CORa基(ここでRaは:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
    ジアルキル-アミノである);
    -COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
    ホルミル基;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];または
    5もしくは6員ヘテロアリール[以下:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
    5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
    であり、
    Yは:
    水素;
    ハロアルキル;
    ハロゲン;
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    ベンゾフラン;
    ベンゾチオフェン;
    ジベンゾフラン;
    ジベンゾチオフェン;
    ベンゾチアゾール;
    ナフタレン;
    インドール(場合によっては窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
    Figure 2008506702
    (ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
    -NHCORe基(ここでReは:
    C1〜C6アルキル;
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    アルコキシ、
    シアノ基、
    ニトロ基、または
    ハロゲンで置換されていてもよい];である);
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
    -NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]である);
    C1〜C6アルキル;
    5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
    C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
    アミノ基で置換されていてもよい);
    5もしくは6員ヘテロ環[場合によっては以下:
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ(場合によっては:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    1個以上のハロゲン、
    5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
    C1〜C6アルキル、または
    ヒドロキシで置換されていてもよい)、
    アミノ基[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRjCORk基(ここでRkは:
    C1〜C6アルキル、
    水素、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -N=N+=N-基、または
    -CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[場合によってはヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    ニトロ基、
    C1〜C6アルキル基(場合によっては:
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
    ハロアルコキシ、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -CORm基(ここでRmは:
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
    ヒドロキシ、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
    -NHRn基(ここでRnは:
    -CH2CONH2、または
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    アルキル、
    1個以上のハロゲン、
    ニトロ基、または
    1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
    -NRoCORp基(ここでRpは:
    C1〜C6アルキル[以下:
    ハロゲン、
    アルコキシ、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    水素、
    Figure 2008506702
    であり、Roは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRqCONRqRr基(ここでRqは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    Figure 2008506702
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    -ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    C1〜C6アルキル[場合によっては1個以上の以下:
    ハロゲン、
    アルキレン、
    C6〜C8アリール、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRtCOORu基(ここでRuは:
    C1〜C12アルキル(場合によっては:
    C6〜C8アリール[場合によってはC1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
    アルキレン、
    アルコキシ、
    アルキン、
    ハロゲン、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
    5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRvSO2Rw基(ここでRvは:
    水素、
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    C1〜C6アルキル(場合によっては:
    ハロゲン、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ヒドロキシル、
    ヒドロキシル、または
    アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    ハロアルキル、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
    C2〜C6アルキレン、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ[場合によってはハロゲンで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    Figure 2008506702
    で置換されていてもよい]である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
    -SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -SO2Raa基(ここでRaaは:
    C1〜C6アルキル、
    アミノ基、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ基[場合によってはヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリールである)、
    C6〜C8アリール、または
    -NHRbb基(ここでRbbは:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    -C(=S)NH2基、または
    -PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    で置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    (ここでRccは:
    ナフタレン、
    5もしくは6員ヘテロアリール、
    Figure 2008506702
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    ハロゲン、
    C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
    水素、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    C1〜C6アルキル、または
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRggCORhh基(ここでRhhは:
    水素、
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
    水素、
    -C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    ハロアルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環基、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
    である);
    であり、
    Zは:
    水素;
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    1個以上のハロゲン、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    C2〜C6アルキレン;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
    Figure 2008506702
    であり、
    Rは:
    水素;
    ハロゲン;または
    アルコキシ;
    であり、
    R1は:
    水素;
    ヒドロキシ;
    ハロゲン;
    ハロアルキル;
    ニトロ基;
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    5もしくは6員ヘテロ環;
    アルコキシ[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    C1〜C6アルキル[場合によってはジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
    R1はR2と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R2は:
    ニトロ基;
    水素;
    ハロゲン;
    ヒドロキシ基;
    C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
    アミノ基;
    アルコキシ基[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ジアルキル-アミノ[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリール基、または
    C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    ハロアルキル;
    アミド基[場合によっては以下:
    ヒドロキシ基、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -NHCORjj基(ここでRjjは:
    アルコキシ、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
    -ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R3は:
    水素;または
    -CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
    である]
    を有する少なくとも1種の化合物またはその医薬的に許容される塩の治療的に有効な量を、医薬的に許容される賦形剤、および場合によっては1種以上の追加の抗HCV薬と一緒に含む医薬組成物。
  2. 請求項1の医薬組成物において、1種以上の追加の抗HCV薬が、ペグ化インターフェロン、非ペグ化インターフェロン、リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体、グルコシダーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、ポリメラーゼ阻害薬、p7阻害薬、エントリー阻害薬、融合阻害薬、抗線維症薬、カスパーゼ阻害薬、イノシンモノフォスフェートデヒドロゲナーゼを標的とする医薬(IMPDH阻害薬)、合成サイモシンアルファ1、治療用ワクチン、免疫調節薬、ヘリカーゼ阻害薬、グリコシダーゼ阻害薬、Toll[トール]様受容体作動薬ならびにこれらの組み合せからなる群から選択される医薬組成物。
  3. 請求項1の医薬組成物において、Xが、水素;シアノ基;および-CORa基(ここでRaは:C1〜C6アルキル、またはジアルキル-アミノである);からなる群から選択される医薬組成物。
  4. 請求項3の医薬組成物において、Xが、シアノおよび-CORa基(ここでRaはジアルキル-アミノである)からなる群から選択される医薬組成物。
  5. 請求項4の医薬組成物において、Xがシアノである医薬組成物。
  6. 請求項1の医薬組成物において、Yが、以下の化合物:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    からなる群から選択される医薬組成物。
  7. 請求項1の医薬組成物において、Yが、以下の化合物:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    からなる群から選択される医薬組成物。
  8. 請求項1の医薬組成物において、Zが、水素;C1〜C6アルキル[場合によっては以下:アルコキシ、1個以上のハロゲン、またはC6〜C8アリールで置換されていてもよい];C2〜C6アルキレン;およびC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];からなる群から選択される医薬組成物。
  9. 請求項1の医薬組成物において、Zが、水素;C1〜C6アルキル[場合によっては以下:C6〜C8アリールで置換されていてもよい];C2〜C6アルキレン;およびC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];からなる群から選択される医薬組成物。
  10. 請求項1の医薬組成物において、Rが、水素である医薬組成物。
  11. 請求項1の医薬組成物において、R1が、水素;ハロゲン;ニトロ基;5もしくは6員ヘテロ環;アルコキシ[場合によっては以下:C6〜C8アリールで置換されていてもよい];C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];からなる群から選択される医薬組成物。
  12. 請求項1の医薬組成物において、R2が、ニトロ基;水素;ハロゲン;ヒドロキシ基;C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);アルコキシ基[場合によっては以下:1個以上のハロゲン、-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、ジアルキル-アミノ[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]、5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、または5もしくは6員ヘテロアリール基で置換されていてもよい];アミド基;および-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);からなる群から選択される医薬組成物。
  13. 請求項1の医薬組成物において、R2が、水素;C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);アルコキシ基[場合によっては以下:1個以上のハロゲン、5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、または5もしくは6員ヘテロアリール基で置換されていてもよい];からなる群から選択される医薬組成物。
  14. 請求項1の医薬組成物において、R3が、水素である医薬組成物。
  15. C型肝炎ウイルス(HCV)感染を治療するための医薬組成物であって1種以上の以下の化合物:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    またはその医薬的に許容される塩の医薬的に有効な量を、医薬的に許容される賦形剤と一緒に含む医薬組成物。
  16. 請求項15の医薬組成物において、組成物がさらに、ペグ化インターフェロン、非ペグ化インターフェロン、リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体、グルコシダーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、ポリメラーゼ阻害薬、p7阻害薬、エントリー阻害薬、融合阻害薬、抗線維症薬、イノシンモノフォスフェートデヒドロゲナーゼを標的とする医薬(IMPDH阻害薬)、合成サイモシンアルファ1、治療用ワクチン、免疫調節薬、ヘリカーゼ阻害薬、グリコシダーゼ阻害薬、Toll[トール]様受容体作動薬ならびにこれらの組み合せから選択される追加の抗HCV薬を含む医薬組成物。
  17. C型肝炎ウイルス(HCV)感染患者を治療するための方法であって患者に以下の式:
    Figure 2008506702
    [式中の:
    Xは:
    水素;
    ニトロ基;
    シアノ基;
    -CORa基(ここでRaは:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
    ジアルキル-アミノである);
    -COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
    ホルミル基;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
    5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
    であり、
    Yは:
    水素;
    ハロアルキル;
    ハロゲン;
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    ベンゾフラン;
    ベンゾチオフェン;
    ジベンゾフラン;
    ジベンゾチオフェン;
    ベンゾチアゾール;
    ナフタレン;
    インドール(場合によっては窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
    Figure 2008506702
    (ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
    -NHCORe基(ここでReは:
    C1〜C6アルキル;
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    アルコキシ、
    シアノ基、
    ニトロ基、または
    ハロゲンで置換されていてもよい];である);
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
    -NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]である);
    C1〜C6アルキル;
    5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
    C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
    アミノ基で置換されていてもよい);
    5もしくは6員ヘテロ環[場合によっては以下:
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ(場合によっては:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    1個以上のハロゲン、
    5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
    C1〜C6アルキル、または
    ヒドロキシで置換されていてもよい)、
    アミノ基[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRjCORk基(ここでRkは:
    C1〜C6アルキル、
    水素、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -N=N+=N-基、または
    -CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[場合によってはヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    ニトロ基、
    C1〜C6アルキル基(場合によっては:
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
    ハロアルコキシ、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -CORm基(ここでRmは:
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
    ヒドロキシ、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
    -NHRn基(ここでRnは:
    -CH2CONH2、または
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    アルキル、
    1個以上のハロゲン、
    ニトロ基、または
    1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
    -NRoCORp基(ここでRpは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    アルコキシ、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    水素、
    Figure 2008506702
    であり、Roは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRqCONRqRr基(ここでRqは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    Figure 2008506702
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    -ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    C1〜C6アルキル[場合によっては1個以上の以下:
    ハロゲン、
    アルキレン、
    C6〜C8アリール、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRtCOORu基(ここでRuは:
    C1〜C12アルキル(場合によっては:
    C6〜C8アリール[場合によってはC1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
    アルキレン、
    アルコキシ、
    アルキン、
    ハロゲン、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
    5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRvSO2Rw基(ここでRvは:
    水素、
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    C1〜C6アルキル(場合によっては:
    ハロゲン、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ヒドロキシル、
    ヒドロキシル、または
    アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    ハロアルキル、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
    C2〜C6アルキレン、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ[場合によってはハロゲンで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    Figure 2008506702
    で置換されていてもよい]である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
    -SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -SO2Raa基(ここでRaaは:
    C1〜C6アルキル、
    アミノ基、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ基[場合によってはヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリールである)、
    C6〜C8アリール、または
    -NHRbb基(ここでRbbは:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    -C(=S)NH2基、または
    -PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    で置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    (ここでRccは:
    ナフタレン、
    5もしくは6員ヘテロアリール、
    Figure 2008506702
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    ハロゲン、
    C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
    水素、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    C1〜C6アルキル、または
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRggCORhh基(ここでRhhは:
    水素、
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    ハロアルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環基、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
    である);
    であり、
    Zは:
    水素;
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    1個以上のハロゲン、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    C2〜C6アルキレン;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
    Figure 2008506702
    であり、
    Rは:
    水素;
    ハロゲン;または
    アルコキシ;
    であり、
    R1は:
    水素;
    ヒドロキシ;
    ハロゲン;
    ハロアルキル;
    ニトロ基;
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    5もしくは6員ヘテロ環;
    アルコキシ[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    C1〜C6アルキル[場合によってはジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
    R1はR2と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R2は:
    ニトロ基;
    水素;
    ハロゲン;
    ヒドロキシ基;
    C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
    アミノ基;
    アルコキシ基[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ジアルキル-アミノ[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリール基、または
    C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    ハロアルキル;
    アミド基[場合によっては以下:
    ヒドロキシ基、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -NHCORjj基(ここでRjjは:
    アルコキシ、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
    -ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R3は:
    水素;または
    -CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
    である]
    を有する1種以上の化合物および/またはその医薬的に許容される塩のHCV阻害量を、医薬的に許容される賦形剤と一緒に含む医薬組成物を投与することを含む方法。
  18. 請求項17の方法において、方法がさらに1種以上の追加の抗HCV薬を投与することを含む方法。
  19. 請求項18の方法において、1種以上の追加の抗HCV薬が、ペグ化インターフェロン、非ペグ化インターフェロン、リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体、グルコシダーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、ポリメラーゼ阻害薬、p7阻害薬、エントリー阻害薬、融合阻害薬、抗線維症薬、カスパーゼ阻害薬、イノシンモノフォスフェートデヒドロゲナーゼを標的とする医薬(IMPDH阻害薬)、合成サイモシンアルファ1、治療用ワクチン、免疫調節薬、ヘリカーゼ阻害薬、グリコシダーゼ阻害薬、Toll[トール]様受容体作動薬ならびにこれらの組み合せからなる群から選択される方法。
  20. 請求項17の方法において、Xが、水素;シアノ基;および-CORa基(ここでRaは:C1〜C6アルキル、またはジアルキル-アミノである);からなる群から選択される方法。
  21. 請求項17の方法において、Xが、シアノおよび-CORa基(ここでRaはジアルキル-アミノである)からなる群から選択される方法。
  22. 請求項17の方法において、Xがシアノである方法。
  23. 請求項17の方法において、Yが、以下の化合物:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    からなる群から選択される方法。
  24. 請求項17の方法において、Yが、以下の化合物:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    からなる群から選択される方法。
  25. 請求項17の方法において、Zが、水素;C1〜C6アルキル[場合によっては以下:アルコキシ、1個以上のハロゲン、またはC6〜C8アリールで置換されていてもよい];C2〜C6アルキレン;およびC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];からなる群から選択される方法。
  26. 請求項17の方法において、Zが、水素;C1〜C6アルキル[場合によっては以下:C6〜C8アリールで置換されていてもよい];C2〜C6アルキレン;およびC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];からなる群から選択される方法。
  27. 請求項17の方法において、Rが水素である方法。
  28. 請求項17の方法において、R1が、水素;ハロゲン;ニトロ基;5もしくは6員ヘテロ環;アルコキシ[場合によっては以下:C6〜C8アリールで置換されていてもよい];C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];からなる群から選択される方法。
  29. 請求項17の方法において、R2が、ニトロ基;水素;ハロゲン;ヒドロキシ基;C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);アルコキシ基[場合によっては以下:1個以上のハロゲン、-OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、ジアルキル-アミノ[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]、5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、または5もしくは6員ヘテロアリール基で置換されていてもよい];アミド基;および-NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);からなる群から選択される方法。
  30. 請求項17の方法において、R2が、水素;C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);アルコキシ基[場合によっては以下:1個以上のハロゲン、5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、または5もしくは6員ヘテロアリール基で置換されていてもよい];からなる群から選択される方法。
  31. 請求項17の方法において、R3が水素である方法。
  32. 請求項17の方法において、化合物が、以下の化合物:
    から選択される方法。
  33. 請求項17の方法において、化合物が、以下の化合物:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    から選択される方法。
  34. 内部リボソーム進入部位(IRES)を含んでいるウイルスの患者への感染を治療または予防するための方法であって、患者に、以下の式:
    Figure 2008506702
    [式中の:
    Xは:
    水素;
    ニトロ基;
    シアノ基;
    -CORa基(ここでRaは:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
    ジアルキル-アミノである);
    -COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
    ホルミル基;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
    5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
    であり、
    Yは:
    水素;
    ハロアルキル;
    ハロゲン;
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    ベンゾフラン;
    ベンゾチオフェン;
    ジベンゾフラン;
    ジベンゾチオフェン;
    ベンゾチアゾール;
    ナフタレン;
    インドール(場合によっては窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
    Figure 2008506702
    (ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
    -NHCORe基(ここでReは:
    C1〜C6アルキル;
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    アルコキシ、
    シアノ基、
    ニトロ基、または
    ハロゲンで置換されていてもよい];である);
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
    -NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]である);
    C1〜C6アルキル;
    5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
    C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
    アミノ基で置換されていてもよい);
    5もしくは6員ヘテロ環[場合によっては以下:
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ(場合によっては:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    1個以上のハロゲン、
    5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
    C1〜C6アルキル、または
    ヒドロキシで置換されていてもよい)、
    アミノ基[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRjCORk基(ここでRkは:
    C1〜C6アルキル、
    水素、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -N=N+=N-基、または
    -CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[場合によってはヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    ニトロ基、
    C1〜C6アルキル基(場合によっては:
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
    ハロアルコキシ、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -CORm基(ここでRmは:
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
    ヒドロキシ、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
    -NHRn基(ここでRnは:
    -CH2CONH2、または
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    アルキル、
    1個以上のハロゲン、
    ニトロ基、または
    1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
    -NRoCORp基(ここでRpは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    アルコキシ、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    水素、
    Figure 2008506702
    であり、Roは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRqCONRqRr基(ここでRqは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    Figure 2008506702
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    -ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    C1〜C6アルキル[場合によっては1個以上の以下:
    ハロゲン、
    アルキレン、
    C6〜C8アリール、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRtCOORu基(ここでRuは:
    C1〜C12アルキル(場合によっては:
    C6〜C8アリール[場合によってはC1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
    アルキレン、
    アルコキシ、
    アルキン、
    ハロゲン、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
    5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRvSO2Rw基(ここでRvは:
    水素、
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    C1〜C6アルキル(場合によっては:
    ハロゲン、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ヒドロキシル、
    ヒドロキシル、または
    アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    ハロアルキル、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
    C2〜C6アルキレン、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ[場合によってはハロゲンで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    Figure 2008506702
    で置換されていてもよい]である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
    -SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -SO2Raa基(ここでRaaは:
    C1〜C6アルキル、
    アミノ基、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ基[場合によってはヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリールである)、
    C6〜C8アリール、または
    -NHRbb基(ここでRbbは:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    -C(=S)NH2基、または
    -PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    で置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    (ここでRccは:
    ナフタレン、
    5もしくは6員ヘテロアリール、
    Figure 2008506702
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    ハロゲン、
    C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
    水素、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    C1〜C6アルキル、または
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRggCORhh基(ここでRhhは:
    水素、
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
    水素、
    -C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    ハロアルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環基、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
    である);
    であり、
    Zは:
    水素;
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    1個以上のハロゲン、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    C2〜C6アルキレン;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
    Figure 2008506702
    であり、
    Rは:
    水素;
    ハロゲン;または
    アルコキシ;
    であり、
    R1は:
    水素;
    ヒドロキシ;
    ハロゲン;
    ハロアルキル;
    ニトロ基;
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    5もしくは6員ヘテロ環;
    アルコキシ[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    C1〜C6アルキル[場合によってはジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
    R1はR2と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R2は:
    ニトロ基;
    水素;
    ハロゲン;
    ヒドロキシ基;
    C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
    アミノ基;
    アルコキシ基[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ジアルキル-アミノ[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリール基、または
    C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    ハロアルキル;
    アミド基[場合によっては以下:
    ヒドロキシ基、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -NHCORjj基(ここでRjjは:
    アルコキシ、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
    -ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R3は:
    水素;または
    -CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
    である]
    を有する1種以上の化合物またはその医薬的に許容される塩のウイルス阻害量を、医薬的に許容される賦形剤と一緒に含む医薬組成物を投与することを含む方法。
  35. 請求項34の方法であって、さらに1種以上の追加の抗ウイルス薬を投与することを含む方法。
  36. 請求項35の方法において、1種以上の追加の抗ウイルス薬が、ペグ化インターフェロン、非ペグ化インターフェロン、リバビリンまたはそのプロドラッグもしくは誘導体、グルコシダーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、ポリメラーゼ阻害薬、p7阻害薬、エントリー阻害薬、融合阻害薬、抗線維症薬、イノシンモノフォスフェートデヒドロゲナーゼを標的とする医薬(IMPDH阻害薬)、合成サイモシンアルファ1、治療用ワクチン、免疫調節薬、ヘリカーゼ阻害薬、グリコシダーゼ阻害薬、Toll[トール]様受容体作動薬、ならびにこれらの組み合せからなる群から選択される方法。
  37. ウイルスに感染した患者におけるウイルスIRES活性に影響を及ぼすための医薬組成物であって、以下の式:
    Figure 2008506702
    [式中の:
    Xは:
    水素;
    ニトロ基;
    シアノ基;
    -CORa基(ここでRaは:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
    ジアルキル-アミノである);
    -COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
    ホルミル基;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
    5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
    であり、
    Yは:
    水素;
    ハロアルキル;
    ハロゲン;
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    ベンゾフラン;
    ベンゾチオフェン;
    ジベンゾフラン;
    ジベンゾチオフェン;
    ベンゾチアゾール;
    ナフタレン;
    インドール(場合によっては窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
    Figure 2008506702
    (ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
    -NHCORe基(ここでReは:
    C1〜C6アルキル;
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    アルコキシ、
    シアノ基、
    ニトロ基、または
    ハロゲンで置換されていてもよい];である);
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
    -NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]である);
    C1〜C6アルキル;
    5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
    C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
    アミノ基で置換されていてもよい);
    5もしくは6員ヘテロ環[場合によっては以下:
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ(場合によっては:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    1個以上のハロゲン、
    5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
    C1〜C6アルキル、または
    ヒドロキシで置換されていてもよい)、
    アミノ基[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRjCORk基(ここでRkは:
    C1〜C6アルキル、
    水素、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -N=N+=N-基、または
    -CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[場合によってはヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    ニトロ基、
    C1〜C6アルキル基(場合によっては:
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
    ハロアルコキシ、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -CORm基(ここでRmは:
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
    ヒドロキシ、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
    -NHRn基(ここでRnは:
    -CH2CONH2、または
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    アルキル、
    1個以上のハロゲン、
    ニトロ基、または
    1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
    -NRoCORp基(ここでRpは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    アルコキシ、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    水素、
    Figure 2008506702
    であり、Roは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRqCONRqRr基(ここでRqは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    Figure 2008506702
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    -ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    C1〜C6アルキル[場合によっては1個以上の以下:
    ハロゲン、
    アルキレン、
    C6〜C8アリール、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRtCOORu基(ここでRuは:
    C1〜C12アルキル(場合によっては:
    C6〜C8アリール[場合によってはC1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
    アルキレン、
    アルコキシ、
    アルキン、
    ハロゲン、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
    5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRvSO2Rw基(ここでRvは:
    水素、
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    C1〜C6アルキル(場合によっては:
    ハロゲン、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ヒドロキシル、
    ヒドロキシル、または
    アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    ハロアルキル、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
    C2〜C6アルキレン、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ[場合によってはハロゲンで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    Figure 2008506702
    で置換されていてもよい]である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
    -SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -SO2Raa基(ここでRaaは:
    C1〜C6アルキル、
    アミノ基、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ基[場合によってはヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリールである)、
    C6〜C8アリール、または
    -NHRbb基(ここでRbbは:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    -C(=S)NH2基、または
    -PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    で置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    (ここでRccは:
    ナフタレン、
    5もしくは6員ヘテロアリール、
    Figure 2008506702
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    ハロゲン、
    C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
    水素、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    C1〜C6アルキル、または
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRggCORhh基(ここでRhhは:
    水素、
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
    水素、
    -C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    ハロアルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環基、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
    である);
    であり、
    Zは:
    水素;
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    1個以上のハロゲン、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    C2〜C6アルキレン;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
    Figure 2008506702
    であり、
    Rは:
    水素;
    ハロゲン;または
    アルコキシ;
    であり、
    R1は:
    水素;
    ヒドロキシ;
    ハロゲン;
    ハロアルキル;
    ニトロ基;
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    5もしくは6員ヘテロ環;
    アルコキシ[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    C1〜C6アルキル[場合によってはジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
    R1はR2と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R2は:
    ニトロ基;
    水素;
    ハロゲン;
    ヒドロキシ基;
    C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
    アミノ基;
    アルコキシ基[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ジアルキル-アミノ[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリール基、または
    C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    ハロアルキル;
    アミド基[場合によっては以下:
    ヒドロキシ基、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -NHCORjj基(ここでRjjは:
    アルコキシ、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
    -ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R3は:
    水素;または
    -CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
    である]
    を有する1種以上の化合物および/またはその医薬的に許容される塩を、当技術分野でIRES活性に影響を及ぼすと知られている化合物および医薬的に許容される賦形剤と一緒に含む医薬組成物。
  38. 請求項37の医薬組成物において、当技術分野でIRES活性に影響を及ぼすと知られている化合物が、ポリタンパク質をコードするORFのIRES介在翻訳に影響を及ぼす組成物。
  39. ウイルスに感染した患者におけるウイルスIRES活性に影響を及ぼす方法であって、患者に、以下の式:
    Figure 2008506702
    [式中の:
    Xは:
    水素;
    ニトロ基;
    シアノ基;
    -CORa基(ここでRaは:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
    ジアルキル-アミノである);
    -COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
    ホルミル基;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
    5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
    であり、
    Yは:
    水素;
    ハロアルキル;
    ハロゲン;
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    ベンゾフラン;
    ベンゾチオフェン;
    ジベンゾフラン;
    ジベンゾチオフェン;
    ベンゾチアゾール;
    ナフタレン;
    インドール(場合によっては窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
    Figure 2008506702
    (ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
    -NHCORe基(ここでReは:
    C1〜C6アルキル;
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    アルコキシ、
    シアノ基、
    ニトロ基、または
    ハロゲンで置換されていてもよい];である);
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
    -NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]である);
    C1〜C6アルキル;
    5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
    C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
    アミノ基で置換されていてもよい);
    5もしくは6員ヘテロ環[場合によっては以下:
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ(場合によっては:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    1個以上のハロゲン、
    5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
    C1〜C6アルキル、または
    ヒドロキシで置換されていてもよい)、
    アミノ基[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRjCORk基(ここでRkは:
    C1〜C6アルキル、
    水素、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -N=N+=N-基、または
    -CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[場合によってはヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    ニトロ基、
    C1〜C6アルキル基(場合によっては:
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
    ハロアルコキシ、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -CORm基(ここでRmは:
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
    ヒドロキシ、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
    -NHRn基(ここでRnは:
    -CH2CONH2、または
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    アルキル、
    1個以上のハロゲン、
    ニトロ基、または
    1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
    -NRoCORp基(ここでRpは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    アルコキシ、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    水素、
    Figure 2008506702
    であり、Roは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRqCONRqRr基(ここでRqは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    Figure 2008506702
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    -ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    C1〜C6アルキル[場合によっては1個以上の以下:
    ハロゲン、
    アルキレン、
    C6〜C8アリール、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRtCOORu基(ここでRuは:
    C1〜C12アルキル(場合によっては:
    C6〜C8アリール[場合によってはC1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
    アルキレン、
    アルコキシ、
    アルキン、
    ハロゲン、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
    5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRvSO2Rw基(ここでRvは:
    水素、
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    C1〜C6アルキル(場合によっては:
    ハロゲン、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ヒドロキシル、
    ヒドロキシル、または
    アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    ハロアルキル、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
    C2〜C6アルキレン、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ[場合によってはハロゲンで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    Figure 2008506702
    で置換されていてもよい]である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
    -SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -SO2Raa基(ここでRaaは:
    C1〜C6アルキル、
    アミノ基、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ基[場合によってはヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリールである)、
    C6〜C8アリール、または
    -NHRbb基(ここでRbbは:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    -C(=S)NH2基、または
    -PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    で置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    (ここでRccは:
    ナフタレン、
    5もしくは6員ヘテロアリール、
    Figure 2008506702
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    ハロゲン、
    C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
    水素、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    C1〜C6アルキル、または
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRggCORhh基(ここでRhhは:
    水素、
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
    水素、
    -C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    ハロアルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環基、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
    である);
    であり、
    Zは:
    水素;
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    1個以上のハロゲン、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    C2〜C6アルキレン;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
    Figure 2008506702
    であり、
    Rは:
    水素;
    ハロゲン;または
    アルコキシ;
    であり、
    R1は:
    水素;
    ヒドロキシ;
    ハロゲン;
    ハロアルキル;
    ニトロ基;
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    5もしくは6員ヘテロ環;
    アルコキシ[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    C1〜C6アルキル[場合によってはジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
    R1はR2と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R2は:
    ニトロ基;
    水素;
    ハロゲン;
    ヒドロキシ基;
    C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
    アミノ基;
    アルコキシ基[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ジアルキル-アミノ[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリール基、または
    C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    ハロアルキル;
    アミド基[場合によっては以下:
    ヒドロキシ基、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -NHCORjj基(ここでRjjは:
    アルコキシ、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
    -ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R3は:
    水素;または
    -CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
    である]
    を有する1種以上の化合物および/またはその医薬的に許容される塩を、当技術分野でIRES活性に影響を及ぼすと知られている化合物および医薬的に許容される賦形剤と一緒に投与することを含む方法。
  40. 請求項39の方法において、当技術分野でIRES活性に影響を及ぼすと知られている化合物が、ポリタンパク質をコードするORFのIRES介在翻訳に影響を及ぼす方法。
  41. ウイルスに感染した患者におけるウイルスIRES活性に影響を及ぼすための医薬組成物であって、以下の式:
    Figure 2008506702
    [式中の:
    Xは:
    水素;
    ニトロ基;
    シアノ基;
    -CORa基(ここでRaは:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたはハロゲンで置換されていてもよい]、または
    ジアルキル-アミノである);
    -COORx基(ここでRxはC1〜C6アルキルである);
    ホルミル基;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のハロゲンで置換されていてもよい]、または
    5〜6員ヘテロアリールで置換されていてもよい];
    であり、
    Yは:
    水素;
    ハロアルキル;
    ハロゲン;
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    ベンゾフラン;
    ベンゾチオフェン;
    ジベンゾフラン;
    ジベンゾチオフェン;
    ベンゾチアゾール;
    ナフタレン;
    インドール(場合によっては窒素においてC1〜C6アルキルで置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRbは水素またはC1〜C6アルキルであり、nは0または1である);
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRcは水素、-CONHRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または-SO2Rx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である);または
    Figure 2008506702
    (ここでRdはC1〜C6アルキルまたはC6〜C8アリールである);
    -NHCORe基(ここでReは:
    C1〜C6アルキル;
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    アルコキシ、
    シアノ基、
    ニトロ基、または
    ハロゲンで置換されていてもよい];である);
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -CH2O-Rf基(ここでRfはC6〜C8アリールである);
    -NRgRh基(ここでRgはC1〜C6アルキルまたは水素であり、RhはC6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]である);
    C1〜C6アルキル;
    5もしくは6員ヘテロアリール(場合によっては:
    C1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては-COORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、または
    アミノ基で置換されていてもよい);
    5もしくは6員ヘテロ環[場合によっては以下:
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NHCOORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ(場合によっては:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    1個以上のハロゲン、
    5もしくは6員ヘテロ環(場合によっては:
    C1〜C6アルキル、または
    ヒドロキシで置換されていてもよい)、
    アミノ基[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRjCORk基(ここでRkは:
    C1〜C6アルキル、
    水素、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]であり、Rjは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -N=N+=N-基、または
    -CORl(ここでRlは5もしくは6員ヘテロ環[場合によってはヒドロキシで置換されていてもよい]である)で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    ニトロ基、
    C1〜C6アルキル基(場合によっては:
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    -NRxSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい)、
    ハロアルコキシ、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -CORm基(ここでRmは:
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここでC1〜C6アルキルは場合によっては:
    ヒドロキシ、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    アルコキシで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    3〜7員ヘテロ環(場合によってはC1〜C6アルキル(場合によってはジアルキル-アミノで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、
    -NHRn基(ここでRnは:
    -CH2CONH2、または
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    アルキル、
    1個以上のハロゲン、
    ニトロ基、または
    1個以上のアルコキシで置換されていてもよい]である)である)、
    -NRoCORp基(ここでRpは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    アルコキシ、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    C6〜C8アリール(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)、
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    水素、
    Figure 2008506702
    であり、Roは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRqCONRqRr基(ここでRqは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)であり、Rrは:
    C6〜C8アリール[場合によっては以下:
    Figure 2008506702
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    -ORs基(RsはC6〜C8アリールである)、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    C1〜C6アルキル[場合によっては1個以上の以下:
    ハロゲン、
    アルキレン、
    C6〜C8アリール、または
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRtCOORu基(ここでRuは:
    C1〜C12アルキル(場合によっては:
    C6〜C8アリール[場合によってはC1〜C6アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい]、
    アルキレン、
    アルコキシ、
    アルキン、
    ハロゲン、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい)、
    C6〜C8アリール(場合によっては:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    C1〜C6アルキルで置換されていてもよい)、または
    5もしくは6員ヘテロ環であり、Rtは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ハロアルキル、または
    ハロアルコキシである)、
    -NRvSO2Rw基(ここでRvは:
    水素、
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、または
    C1〜C6アルキル(場合によっては:
    ハロゲン、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ヒドロキシル、
    ヒドロキシル、または
    アルコキシで置換されていてもよい)であり、Rwは:
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    ハロゲン、
    ハロアルキル、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい]、
    C2〜C6アルキレン、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ[場合によってはハロゲンで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    5もしくは6員ヘテロアリール[場合によっては以下:
    C1〜C6アルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環、または
    Figure 2008506702
    で置換されていてもよい]である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよく、式中RyはC1〜C6アルキルまたは水素である)、
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    (ここでRzは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはC6〜C8アリールで置換されていてもよい)である)、
    -SRx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -SO2Raa基(ここでRaaは:
    C1〜C6アルキル、
    アミノ基、
    アルキル-またはジアルキル-アミノ基[場合によってはヒドロキシまたは-COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリールである)、
    C6〜C8アリール、または
    -NHRbb基(ここでRbbは:
    Figure 2008506702
    Figure 2008506702
    -C(=S)NH2基、または
    -PO(ORx)2(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    で置換されていてもよい);
    Figure 2008506702
    (ここでRccは:
    ナフタレン、
    5もしくは6員ヘテロアリール、
    Figure 2008506702
    C6〜C8アリール(場合によっては1個以上の以下:
    アルコキシ、
    ヒドロキシ、
    ハロゲン、
    C1〜C6アルキル(場合によってはシアノ基で置換されていてもよい)、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NHPORxRx(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    -NReeCONRffRff基(ここでReeは水素またはC1〜C6アルキル(場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)であり、Rffは:
    水素、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    C1〜C6アルキル、または
    -CORx(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    -NRggCORhh基(ここでRhhは:
    水素、
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    ハロゲン、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]で置換されていてもよい]、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキル(ここで該アルキルは場合によってはハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環、
    5もしくは6員ヘテロアリールであり、Rggは:
    水素、
    -C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、または
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)、
    ハロアルキル、
    5もしくは6員ヘテロ環基、
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    -NRiiSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりであり、Riiは:
    水素、
    C1〜C6アルキル、
    ハロアルキル、
    ハロアルコキシ、
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)である)で置換されていてもよい)、
    である);
    であり、
    Zは:
    水素;
    C1〜C6アルキル[場合によっては以下:
    アルコキシ、
    1個以上のハロゲン、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    C2〜C6アルキレン;
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシまたは1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);または
    Figure 2008506702
    であり、
    Rは:
    水素;
    ハロゲン;または
    アルコキシ;
    であり、
    R1は:
    水素;
    ヒドロキシ;
    ハロゲン;
    ハロアルキル;
    ニトロ基;
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    5もしくは6員ヘテロ環;
    アルコキシ[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    C6〜C8アリール、または
    5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];
    C6〜C8アリール[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい];
    -CORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    C1〜C6アルキル[場合によってはジアルキル-アミノまたは5もしくは6員ヘテロ環で置換されていてもよい];であるか、または
    R1はR2と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R2は:
    ニトロ基;
    水素;
    ハロゲン;
    ヒドロキシ基;
    C1〜C6アルキル基(場合によっては1個以上のハロゲンで置換されていてもよい);
    アミノ基;
    アルコキシ基[場合によっては以下:
    1個以上のハロゲン、
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである)、
    ジアルキル-アミノ[場合によってはアルコキシで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロ環基[場合によってはC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]、
    5もしくは6員ヘテロアリール基、または
    C6〜C8アリール基で置換されていてもよい];
    -COORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    ハロアルキル;
    アミド基[場合によっては以下:
    ヒドロキシ基、または
    C6〜C8アリールで置換されていてもよい];
    5もしくは6員ヘテロアリール;
    -OCORx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);
    -NHCORjj基(ここでRjjは:
    アルコキシ、または
    アミノ[場合によっては1個以上のC1〜C6アルキルで置換されていてもよい]である);
    -ORkk基(ここでRkkは5〜6員ヘテロアリールである);
    -NHSO2Rx基(ここでRxは上記で定義したとおりである);であるか、またはR2はR1と一緒になって以下:
    Figure 2008506702
    を形成しており、
    R3は:
    水素;または
    -CH2OCORx(Rxは上記で定義したとおりである);
    である]
    を有する1種以上の化合物またはその医薬的に許容される塩および医薬的に許容される賦形剤を、ウイルスIRES活性に影響を及ぼすのに有効な量で含む組成物。
JP2007521619A 2004-07-14 2005-07-14 C型肝炎を治療するための方法 Pending JP2008506702A (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US58748704P 2004-07-14 2004-07-14
US63497904P 2004-12-13 2004-12-13
US64558605P 2005-01-24 2005-01-24
US66534905P 2005-03-28 2005-03-28
US67544005P 2005-04-28 2005-04-28
PCT/US2005/024881 WO2006019831A1 (en) 2004-07-14 2005-07-14 Methods for treating hepatitis c

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008506702A true JP2008506702A (ja) 2008-03-06

Family

ID=35613725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007521619A Pending JP2008506702A (ja) 2004-07-14 2005-07-14 C型肝炎を治療するための方法

Country Status (13)

Country Link
US (2) US8013006B2 (ja)
EP (1) EP1771169A1 (ja)
JP (1) JP2008506702A (ja)
KR (1) KR20070083484A (ja)
AU (1) AU2005275181A1 (ja)
BR (1) BRPI0511834A (ja)
CA (1) CA2573185A1 (ja)
EA (1) EA200700243A1 (ja)
EC (1) ECSP077252A (ja)
IL (1) IL180645A0 (ja)
MX (1) MX2007000481A (ja)
NO (1) NO20070194L (ja)
WO (1) WO2006019831A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008528606A (ja) * 2005-01-26 2008-07-31 アベンティス・ファーマスーティカルズ・インコーポレイテツド プロスタグランジンd2受容体アンタゴニストとしての2−フェニル−インドール類
JP2009513576A (ja) * 2005-10-11 2009-04-02 インターミューン・インコーポレーテッド ウィルス複製のインヒビター
JP2012522806A (ja) * 2009-04-06 2012-09-27 ピーティーシー セラピューティクス,インコーポレーテッド 抗ウイルス処置のためのインドール誘導体および方法
JP2013064004A (ja) * 2005-12-23 2013-04-11 Ariad Pharmaceuticals Inc 二環式ヘテロアリール化合物
JP2016540045A (ja) * 2013-11-15 2016-12-22 ザ ウィスター インスティテュート オブ アナトミー アンド バイオロジー Ebna1阻害剤およびそれらの使用方法
JP2017513914A (ja) * 2014-04-28 2017-06-01 ジアンス カニョン ファーマシューティカル カンパニー リミテッド 抗エンテロウイルス71チアジアゾリジン誘導体

Families Citing this family (107)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006019831A1 (en) 2004-07-14 2006-02-23 Ptc Therapeutics, Inc. Methods for treating hepatitis c
US7781478B2 (en) 2004-07-14 2010-08-24 Ptc Therapeutics, Inc. Methods for treating hepatitis C
US7868037B2 (en) 2004-07-14 2011-01-11 Ptc Therapeutics, Inc. Methods for treating hepatitis C
WO2007084413A2 (en) * 2004-07-14 2007-07-26 Ptc Therapeutics, Inc. Methods for treating hepatitis c
US7772271B2 (en) 2004-07-14 2010-08-10 Ptc Therapeutics, Inc. Methods for treating hepatitis C
EA016071B1 (ru) 2005-05-13 2012-01-30 Вирокем Фарма Инк. Соединения и способы лечения или предотвращения флавивирусных инфекций
CN101443334A (zh) * 2005-12-21 2009-05-27 艾博特公司 抗病毒化合物
WO2007084435A2 (en) * 2006-01-13 2007-07-26 Ptc Therapeutics, Inc. Methods for treating hepatitis c
MX2008011354A (es) * 2006-03-03 2008-09-15 Schering Corp Combinaciones farmaceuticas de inhibidores de proteasa del virus de hepatitis c y del sitio interno de entrada ribosomal del virus de hepatitis c.
KR20090018104A (ko) 2006-05-08 2009-02-19 어리어드 파마슈티칼스, 인코포레이티드 아세틸렌계 헤테로아릴 화합물
CA2659682C (en) 2006-06-26 2010-12-21 The Procter & Gamble Company Prolyl hydroxylase inhibitors and methods of use
WO2008033464A2 (en) 2006-09-15 2008-03-20 Schering Corporation Azetidinone derivatives for the treatment of disorders of the lipid metabolism
AP2009004840A0 (en) * 2006-10-13 2009-04-30 Xtl Biopharmaceuticals Ltd Compounds and methods for treatment of HCV
RS52874B (en) 2006-11-15 2013-12-31 Vertex Pharmaceuticals Incorporated THYOPHEN ANALYSIS FOR THE TREATMENT OR PREVENTION OF FLAVIVIRUS INFECTIONS
KR100862113B1 (ko) 2007-01-22 2008-10-09 삼성전자주식회사 공정 변화에 대한 정보를 이용하여 공급전압/공급주파수를제어할 수 있는 장치와 방법
US20090047246A1 (en) * 2007-02-12 2009-02-19 Intermune, Inc. Novel inhibitors of hepatitis c virus replication
JP5107589B2 (ja) * 2007-02-13 2012-12-26 旭化成株式会社 インドール誘導体
ES2381410T3 (es) 2007-05-04 2012-05-28 Vertex Pharmceuticals Incorporated Terapia de combinación paa el tratamiento de infecciones por VHC
JP2010535773A (ja) * 2007-08-10 2010-11-25 グラクソスミスクライン エルエルシー ウイルス感染を治療するための窒素含有二環式化学物質
ATE519746T1 (de) * 2007-09-17 2011-08-15 Abbott Lab Antiinfektiöse pyrimidine und anwendungen davon
CA2705587A1 (en) * 2007-11-16 2009-05-22 Schering Corporation 3-aminosulfonyl substituted indole derivatives and methods of use thereof
DK2276732T3 (en) * 2008-04-16 2015-08-17 Karobio Ab Novel østrogenreceptorligander
US9643922B2 (en) 2008-08-18 2017-05-09 Yale University MIF modulators
US9540322B2 (en) 2008-08-18 2017-01-10 Yale University MIF modulators
US20120040974A1 (en) * 2008-08-18 2012-02-16 Yale University Mif modulators
US8865756B2 (en) * 2008-12-03 2014-10-21 Presidio Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of HCV NS5A
TWI438200B (zh) * 2009-02-17 2014-05-21 必治妥美雅史谷比公司 C型肝炎病毒抑制劑
US8841302B2 (en) 2009-04-06 2014-09-23 Ptc Therapeutics, Inc. HCV inhibitor and therapeutic agent combinations
US8927576B2 (en) * 2009-04-06 2015-01-06 PTC Therpeutics, Inc. HCV inhibitor and therapeutic agent combinations
EP2416772A1 (en) 2009-04-06 2012-02-15 PTC Therapeutics, Inc. Combinations of a hcv inhibitor such as bicyclic pyrrole derivatives and a therapeutic agent
WO2010138791A1 (en) 2009-05-29 2010-12-02 Schering Corporation Antiviral compounds composed of three linked aryl moieties to treat diseases such as hepatitis c
GB0917571D0 (en) 2009-10-07 2009-11-25 Karobio Ab Novel estrogen receptor ligands
CA2781614A1 (en) 2009-11-25 2011-06-09 Vertex Pharmaceuticals Incorporated 5-alkynyl-thiophene-2-carboxylic acid derivatives and their use for the treatment or prevention of flavivirus infections
US20120276047A1 (en) 2009-11-25 2012-11-01 Rosenblum Stuart B Fused tricyclic compounds and derivatives thereof useful for the treatment of viral diseases
US20130156731A1 (en) 2009-12-22 2013-06-20 Kevin X. Chen Fused tricyclic compounds and methods of use thereof for the treatment of viral diseas
AU2010336355A1 (en) 2009-12-24 2012-07-05 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Analogues for the treatment or prevention of flavivirus infections
PE20130062A1 (es) 2010-03-09 2013-02-28 Merck Sharp & Dohme Compuestos de sililo triciclicos fusionados para el tratamiento de enfermedades virales
WO2011112191A1 (en) * 2010-03-11 2011-09-15 Bristol-Myers Squibb Company Compounds for the treatment of hepatitis c
TW201139438A (en) 2010-03-24 2011-11-16 Vertex Pharma Analogues for the treatment or prevention of flavivirus infections
WO2011119870A1 (en) 2010-03-24 2011-09-29 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Analogues for the treatment or prevention of flavivirus infections
WO2011119853A1 (en) 2010-03-24 2011-09-29 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Analogues for the treatment or prevention of flavivirus infections
TW201141857A (en) 2010-03-24 2011-12-01 Vertex Pharma Analogues for the treatment or prevention of flavivirus infections
US20130157258A1 (en) 2010-06-15 2013-06-20 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Hcv ns5b protease mutants
UY33473A (es) 2010-06-28 2012-01-31 Vertex Pharma Compuestos y métodos para el tratamiento o la prevencion de infecciones por flavivirus
KR20130088138A (ko) 2010-06-28 2013-08-07 바이엘 인텔렉쳐 프로퍼티 게엠베하 농약으로서 사용하기 위한 헤테로아릴-치환된 피리딘 화합물
WO2012006070A1 (en) 2010-06-28 2012-01-12 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Compounds and methods for the treatment or prevention of flavivirus infections
CA2805440A1 (en) 2010-07-26 2012-02-09 Merck Sharp & Dohme Corp. Substituted biphenylene compounds and methods of use thereof for the treatment of viral diseases
WO2012050848A1 (en) 2010-09-29 2012-04-19 Schering Corporation Fused tetracycle derivatives and methods of use thereof for the treatment of viral diseases
CN103269586B (zh) 2010-10-26 2015-07-15 普雷西迪奥制药公司 丙型肝炎病毒抑制剂
LT2658844T (lt) 2010-12-28 2017-02-10 Sanofi Nauji pirimidino dariniai, jų gamyba ir jų farmacinis panaudojimas kaip akt (pkb) fosforilinimo slopiklių
JP2014515023A (ja) 2011-04-13 2014-06-26 メルク・シャープ・アンド・ドーム・コーポレーション 2’−置換ヌクレオシド誘導体およびウイルス疾患の処置のためのその使用方法
EP2697242B1 (en) 2011-04-13 2018-10-03 Merck Sharp & Dohme Corp. 2'-azido substituted nucleoside derivatives and methods of use thereof for the treatment of viral diseases
EP3251671A1 (en) 2011-06-06 2017-12-06 Akebia Therapeutics Inc. Compositions for stabilizing hypoxia inducible factor-2 alpha as a method for treating cancer
NO2686520T3 (ja) 2011-06-06 2018-03-17
AR087344A1 (es) 2011-07-26 2014-03-19 Vertex Pharma Formas polimorficas del acido 5-(3,3-dimetil-but-1-inil)-3-[(trans-4-hidroxi-ciclohexil)-(trans-4-metil-ciclohexancarbonil)-amino]-tiofen-2-carboxilico y su uso en el tratamiento de la hepatitis c
WO2013016499A1 (en) 2011-07-26 2013-01-31 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Methods for preparation of thiophene compounds
GB201113538D0 (en) 2011-08-04 2011-09-21 Karobio Ab Novel estrogen receptor ligands
WO2013033900A1 (en) 2011-09-08 2013-03-14 Merck Sharp & Dohme Corp. Tetracyclic heterocycle compounds and methods of use thereof for the treatment of viral diseases
WO2013033901A1 (en) 2011-09-08 2013-03-14 Merck Sharp & Dohme Corp. Heterocyclic-substituted benzofuran derivatives and methods of use thereof for the treatment of viral diseases
WO2013033899A1 (en) 2011-09-08 2013-03-14 Merck Sharp & Dohme Corp. Substituted benzofuran compounds and methods of use thereof for the treatment of viral diseases
WO2013039876A1 (en) 2011-09-14 2013-03-21 Merck Sharp & Dohme Corp. Silyl-containing heterocyclic compounds and methods of use thereof for the treatment of viral diseases
WO2013142157A1 (en) 2012-03-22 2013-09-26 Alios Biopharma, Inc. Pharmaceutical combinations comprising a thionucleotide analog
WO2014017643A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 佐藤製薬株式会社 ジフルオロメチレン化合物
CA2890002A1 (en) 2012-11-05 2014-05-08 Nant Holdings Ip, Llc Cyclic sulfonamide containing derivatives as inhibitors of hedgehog signaling pathway
CA3022250A1 (en) 2012-12-12 2014-06-12 Ariad Pharmaceuticals, Inc. Crystalline forms of 3-(imidazo[1,2-b]pyridazin-3-ylethynyl)-4-methyl-n-{4-[(4-methylpiperazin-1-yl)methyl]-3-(trifluoromethyl)phenyl}benzamide mono hydrochloride
US9073946B2 (en) * 2013-01-15 2015-07-07 Kineta, Inc. Anti-viral compounds
EP2769723A1 (en) * 2013-02-22 2014-08-27 Ruprecht-Karls-Universität Heidelberg Compounds for use in inhibiting HIV capsid assembly
WO2014134251A1 (en) 2013-02-28 2014-09-04 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Pharmaceutical compositions
PT3007695T (pt) 2013-06-13 2024-03-07 Akebia Therapeutics Inc Composições e métodos para tratamento de anemia
JP6071825B2 (ja) * 2013-09-20 2017-02-01 株式会社東芝 不揮発性記憶装置
US9974776B2 (en) 2013-12-05 2018-05-22 Karo Pharma Ab Estrogen receptor beta agonists for use in treating mesothelioma
EP3188731B1 (en) 2014-09-05 2019-04-03 Merck Sharp & Dohme Corp. Isoquinoline derivatives useful as inhibitors of diacylglyceride o-acyltransferase 2
WO2016036636A1 (en) 2014-09-05 2016-03-10 Merck Sharp & Dohme Corp. Tetrahydroisoquinoline derivatives useful as inhibitors of diacylglyceride o-acyltransferase 2
EP3188732B1 (en) 2014-09-05 2019-07-24 Merck Sharp & Dohme Corp. Tetrahydroisoquinoline derivatives useful as inhibitors of diacylglyceride o-acyltransferase 2
CA2974691A1 (en) 2015-01-23 2016-07-28 Akebia Therapeutics, Inc. Solid forms of 2-(5-(3-fluorophenyl)-3-hydroxypicolinamido)acetic acid, compositions, and uses thereof
IL292262B2 (en) 2015-04-01 2024-02-01 Akebia Therapeutics Inc Formulation of an oral administration form of {[5-(3-chlorophenyl)-3-hydroxypyridine-2-carbonyl]amino}acetic acid
WO2016161268A1 (en) * 2015-04-01 2016-10-06 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Hepatitis b antviral agents
WO2016183266A1 (en) 2015-05-13 2016-11-17 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Ehpatitis b antiviral agents
CN107848964B (zh) 2015-05-14 2021-03-19 威斯塔解剖学和生物学研究所 Ebna1抑制剂和使用其的方法
WO2017011552A1 (en) 2015-07-13 2017-01-19 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Hepatitis b antiviral agents
US10301255B2 (en) 2015-07-22 2019-05-28 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Hepatitis B antiviral agents
US10280175B2 (en) 2016-02-02 2019-05-07 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Hepatitis B antiviral agents
JP6904970B2 (ja) 2016-03-07 2021-07-21 エナンタ ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド B型肝炎抗ウイルス剤
EP3241830A1 (de) 2016-05-04 2017-11-08 Bayer CropScience Aktiengesellschaft Kondensierte bicyclische heterocyclen-derivate als schädlingsbekämpfungsmittel
CN109843296A (zh) 2016-06-10 2019-06-04 英安塔制药有限公司 乙型肝炎抗病毒药剂
JP6997420B2 (ja) 2016-08-15 2022-01-17 バイエル・クロップサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 有害生物防除剤としての縮合二環式ヘテロ環誘導体
EP3541376B1 (en) 2016-11-18 2023-04-19 Merck Sharp & Dohme LLC Indole derivatives useful as inhibitors of diacylglyceride o-acyltransferase 2
US11104690B2 (en) 2016-11-18 2021-08-31 Merck Sharp & Dohme Corp. Indazole derivatives useful as inhibitors of diacylglyceride O-acyltransferase 2
MX2020002191A (es) 2017-08-28 2020-10-05 Enanta Pharm Inc Agentes antivirales contra la hepatitis b.
US10723733B2 (en) 2017-12-06 2020-07-28 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Hepatitis B antiviral agents
US10428070B2 (en) 2017-12-06 2019-10-01 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Hepatitis B antiviral agents
US11058678B2 (en) 2018-01-22 2021-07-13 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Substituted heterocycles as antiviral agents
CN111741958A (zh) 2018-02-21 2020-10-02 拜耳公司 作为害虫防治剂的稠合双环杂环衍生物
WO2019191166A1 (en) 2018-03-29 2019-10-03 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Hepatitis b antiviral agents
AU2019265629A1 (en) 2018-05-09 2021-01-07 Akebia Therapeutics, Inc. Process for preparing 2-((5-(3-chlorophenyl)-3-hydroxypyridine-2-carbonyl)amino)acetic acid
TW201946919A (zh) 2018-05-17 2019-12-16 威斯塔研究所 Ebna1抑制劑晶形、其製備方法及其使用方法
US10865211B2 (en) 2018-09-21 2020-12-15 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Functionalized heterocycles as antiviral agents
EP3860998B1 (en) 2018-10-05 2023-12-27 Annapurna Bio Inc. Compounds and compositions for treating conditions associated with apj receptor activity
JP2022507724A (ja) 2018-11-21 2022-01-18 エナンタ ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド 抗ウイルス剤としての官能化複素環
WO2020247444A1 (en) 2019-06-03 2020-12-10 Enanta Pharmaceuticals, Inc, Hepatitis b antiviral agents
WO2020247561A1 (en) 2019-06-04 2020-12-10 Enanta Pharmaceuticals, Inc, Hepatitis b antiviral agents
WO2020247575A1 (en) 2019-06-04 2020-12-10 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Hepatitis b antiviral agents
US11738019B2 (en) 2019-07-11 2023-08-29 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Substituted heterocycles as antiviral agents
US11236108B2 (en) 2019-09-17 2022-02-01 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Functionalized heterocycles as antiviral agents
WO2021188414A1 (en) 2020-03-16 2021-09-23 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Functionalized heterocyclic compounds as antiviral agents
US20230339915A1 (en) * 2020-04-03 2023-10-26 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Modulators of alpha-1 antitrypsin
CN116924959A (zh) * 2022-03-30 2023-10-24 山东大学 一种hdac11亚型选择性抑制剂及其制备方法和应用

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003010140A2 (en) * 2001-07-25 2003-02-06 Boehringer Ingelheim (Canada) Ltd. Hepatitis c virus polymerase inhibitors with heterobicyclic structure
WO2003014377A2 (en) * 2001-08-07 2003-02-20 Boehringer Ingelheim (Canada) Ltd. Competitive binding assay for identifying inhibitors of hcv polymerase
WO2004005264A2 (en) * 2002-07-05 2004-01-15 Axxima Pharmaceuticals Ag Imidazole compounds for the treatment of hepatitis c virus infections

Family Cites Families (230)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3530825A1 (de) 1985-08-29 1987-03-05 Boehringer Mannheim Gmbh Neue benzodipyrrole, verfahren zu ihrer herstellung und diese verbindungen enthaltende arzneimittel
DD258015A1 (de) 1987-03-02 1988-07-06 Univ Leipzig Verfahren zur herstellung von gegebenfalls in 7,8- bzw. 8,9-stellung cycloaliphatisch verbrueckten 4-alkoxy-pyrido-/3',2':4,5/thieno/3,2-d/pyrimidin-2-carbonsaeuren
DD258016A1 (de) 1987-03-02 1988-07-06 Univ Leipzig Verfahren zur herstellung von 4-alkoxy-pyrido/3',2':4,5/thieno/3,2-d/pyrimidin-2-carbonsaeurealkylestern
DD258014A1 (de) 1987-03-02 1988-07-06 Univ Leipzig Verfahren zur herstellung von 4-oxo-3,4-dihydro-pyrido/3',2':4,5/-thieno/3,2-d/pyrimidin-2-carbonsaeurealkylestern
US4788206A (en) 1987-07-10 1988-11-29 Hoffmann-La Roche Inc. Pentadieneamides
US5072003A (en) 1989-04-24 1991-12-10 Amoco Corporation Acid anhydrides and dianhydrides of disubstituted maleic anhydrides
US5166170A (en) 1989-07-03 1992-11-24 Hoechst-Roussel Pharmaceuticals Incorporated 2-(aminoaryl) indoles and indolines as topical antiinflammatory agents for the treatment of skin disorders
US5034393A (en) 1989-07-27 1991-07-23 Dowelanco Fungicidal use of pyridopyrimidine, pteridine, pyrimidopyrimidine, pyrimidopyridazine, and pyrimido-1,2,4-triazine derivatives
JPH03246540A (ja) 1989-11-07 1991-11-01 Fuji Photo Film Co Ltd 直接ポジカラー写真感光材料
JP2649980B2 (ja) 1989-11-27 1997-09-03 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料
US5120752A (en) 1989-12-28 1992-06-09 Abbott Laboratories Cyclopropyl derivative lipoxygenase inhibitors
US5118695A (en) * 1990-08-06 1992-06-02 Eastman Kodak Company 1-hydroxyindole fungicides
IL99161A (en) 1990-08-17 1996-11-14 Takeda Chemical Industries Ltd History of guanidine A process for their preparation and preparations from pesticides that contain them
US5210092A (en) 1990-09-25 1993-05-11 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Angiotensin ii antagonizing heterocyclic derivatives
PH31175A (en) 1990-10-31 1998-03-20 Squibb & Sons Inc Indole and benzimi-dazole-substituted imidazole and benzimidazole derivatives.
JP2651755B2 (ja) 1991-03-01 1997-09-10 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀カラー写真感光材料
US5190942A (en) 1991-04-22 1993-03-02 E. R. Squibb & Sons, Inc. Benzoxazole and related heterocyclic substituted imidazole and benzimidazole derivatives
US5527819A (en) 1991-09-06 1996-06-18 Merck & Co., Inc. Inhibitors of HIV reverse transcriptase
GB9201789D0 (en) 1992-01-28 1992-03-11 Fujisawa Pharmaceutical Co Heterocyclic derivatives
US5354759A (en) 1991-09-12 1994-10-11 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Angiotenin II antagonizing heterocyclic compounds
US5693643A (en) 1991-09-16 1997-12-02 Merck & Co., Inc. Hydantoin and succinimide-substituted derivatives of spiroindanylcamphorsulfonyl oxytocin antagonists
US5413999A (en) 1991-11-08 1995-05-09 Merck & Co., Inc. HIV protease inhibitors useful for the treatment of AIDS
JPH05255089A (ja) 1991-12-18 1993-10-05 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 抗ウイルス剤
JP2963288B2 (ja) 1992-01-14 1999-10-18 株式会社海洋バイオテクノロジー研究所 水中有害付着生物防除剤
US5215980A (en) 1992-01-17 1993-06-01 Merck & Co., Inc. 10-AZA-9-deoxo-11-deoxy-erythromycin A and derivatives thereof
US5217996A (en) 1992-01-22 1993-06-08 Ciba-Geigy Corporation Biaryl substituted 4-amino-butyric acid amides
US5605896A (en) 1992-02-25 1997-02-25 Recordati S.A., Chemical And Pharmaceutical Company Bicyclic heterocyclic derivatives having α1 adrenergic and 5HT1A activities
EP0558245A1 (en) 1992-02-25 1993-09-01 RECORDATI S.A. CHEMICAL and PHARMACEUTICAL COMPANY Heterobicyclic compounds as antagogists of alpha-1 adrenergic and SHT1A receptors
US5474994A (en) 1992-05-26 1995-12-12 Recordati S.A., Chemical And Pharmaceutical Company Bicyclic heterocyclic derivatives having α1 -adrenergic and 5HT1A
US5610054A (en) 1992-05-14 1997-03-11 Ribozyme Pharmaceuticals, Inc. Enzymatic RNA molecule targeted against Hepatitis C virus
US5314898A (en) 1992-06-29 1994-05-24 Merck & Co., Inc. Aryl thiopyrano[4,3,2-cd]indoles as inhibitors of leukotriene biosynthesis
GB9218334D0 (en) 1992-08-28 1992-10-14 Ici Plc Heterocyclic compounds
US6057093A (en) 1992-09-28 2000-05-02 Chiron Corporation Methods and compositions for controlling translation of HCV proteins
EP0664792B1 (en) 1992-10-14 2000-01-05 Merck & Co. Inc. Fibrinogen receptor antagonists
GB9226537D0 (en) * 1992-12-21 1993-02-17 Smithkline Beecham Plc Compounds
KR100311551B1 (ko) 1993-03-31 2001-12-28 폴락 돈나 엘. Aids 치료용 약제학적 배합물 중의 hiv 프로테아제 억제제
CA2121391A1 (en) 1993-04-28 1994-10-29 Atsuyuki Kojima Indoloylguanidine derivatives
US5681954A (en) 1993-05-14 1997-10-28 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Piperazine derivatives
RU2124511C1 (ru) 1993-05-14 1999-01-10 Фармасьютикал Ко., Лтд Производные пиперазина
EP0628559B1 (en) 1993-06-10 2002-04-03 Beiersdorf-Lilly GmbH Pyrimidine compounds and their use as pharmaceuticals
DE4321030A1 (de) 1993-06-24 1995-01-05 Bayer Ag 4-bicyclisch substituierte Dihydropyridine, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung in Arzneimittel
US5369120A (en) 1993-07-28 1994-11-29 Warner-Lambert Company Pharmaceutical composition of 7-((substituted)amino-8-((substituted)carbonyl)-(methylamino)-1-oxasp iro(4,5)decanes and L-dopa
GB2282808A (en) 1993-10-14 1995-04-19 Merck & Co Inc 3-substituted heterocyclic indoles as inhibitors of HIV reverse transcriptase
GB2292149A (en) 1994-08-09 1996-02-14 Ferring Res Ltd Peptide inhibitors of pro-interleukin-1beta converting enzyme
US5502071A (en) 1994-08-19 1996-03-26 American Cyanamid Company Indoles as insecticides and acaricides
US5639906A (en) 1994-10-11 1997-06-17 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Fluorescent and NMR sensitive pH indicators
IL115582A0 (en) 1994-10-14 1996-01-19 Lilly Co Eli Methods for treating resistant tumors
CA2160600A1 (en) 1994-10-18 1996-04-19 Masahumi Kitano Indoloylguanidine derivatives
US5589482A (en) 1994-12-14 1996-12-31 Pfizer Inc. Benzo-thiophene estrogen agonists to treat prostatic hyperplasia
ATE219765T1 (de) * 1995-04-10 2002-07-15 Fujisawa Pharmaceutical Co Indolderivate als cgmp-pde inhibitoren
US6376529B1 (en) 1995-06-07 2002-04-23 Peng Cho Tang Mono- and bis-indolylquinones and prophylactic and therapeutic uses thereof
ES2171878T3 (es) * 1996-01-22 2002-09-16 Fujisawa Pharmaceutical Co Derivados de tiazolilbenzofurano y composiciones farmaceuticas que los contienen.
US5633388A (en) 1996-03-29 1997-05-27 Viropharma Incorporated Compounds, compositions and methods for treatment of hepatitis C
TW397821B (en) 1996-04-19 2000-07-11 American Home Produits Corp 3-[4-(2-phenyl-indole-1-ylmethyl)-phenyl]-acrylamides and 2-phenyl-1-[4-(amino-1-yl-alk-1-ynyl)-benzyl]-1H-indol-5-ol as well as pharmaceutical compositions of estrogenic agents thereof
US5880137A (en) 1996-04-19 1999-03-09 American Home Products Corporation 2-phenyl-1- 4-(amino-1-yl-alk-1-ynyl)-benzyl!-1H-indol-5-ols as estrogenic agents
ATE206701T1 (de) 1996-04-19 2001-10-15 American Home Prod Östrogene verbindungen
US5985910A (en) 1996-04-19 1999-11-16 American Home Products Corporation 3- [4- (2- Phenyl-Indole-1-ylmethyl) Phenyl]- Acrylamides as estrogenic agents
US6384022B1 (en) 1996-06-17 2002-05-07 Guilford Pharmaceuticals Inc. Prodrugs of NAALAdase inhibitors
US5977090A (en) 1996-09-27 1999-11-02 Guilford Pharmaceuticals Inc. Pharmaceutical compositions and methods of treating compulsive disorders using NAALADase inhibitors
JP2000516611A (ja) 1996-08-14 2000-12-12 ワーナー―ランバート・コンパニー Mcp―1アンタゴニストとしての2―フェニルベンズイミダゾール誘導体
JP4056593B2 (ja) 1996-08-26 2008-03-05 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド 染料混合物、その製造方法及びその用途
KR20000075983A (ko) 1997-03-05 2000-12-26 엘. 데이예를 카렌. 헤파타이티스 c 바이러스 복제를 선택적으로 저해하는 물질을 확인하기 위한 새로운 스크리닝 방법
US6335445B1 (en) 1997-03-24 2002-01-01 Societe De Conseils De Recherches Et D'applications Scientifiques (S.C.R.A.S.) Derivatives of 2-(iminomethyl)amino-phenyl, their preparation, their use as medicaments and the pharmaceutical compositions containing them
US6809088B2 (en) 1997-03-24 2004-10-26 Societe De Conseils De Recherches Et D'applications Scientifiques (S.C.R.A.S.) Derivatives of 2-(iminomethyl)amino-phenyl, their preparation, their use as medicaments and the pharmaceutical compositions containing them
US5922898A (en) 1997-04-08 1999-07-13 Catalytica Pharmaceuticals, Inc. Process for preparing biaryl compounds
US6194599B1 (en) 1997-04-08 2001-02-27 Catalytica, Inc. Process for preparing biaryl compounds
US6326392B1 (en) 1997-11-06 2001-12-04 American Home Products Corporation Anti-estrogen plus progestin containing oral contraceptives
ES2198033T3 (es) * 1997-12-19 2004-01-16 Eli Lilly And Company Compuestos de imidazolina hipoglucemicos.
US6506758B2 (en) 1997-12-24 2003-01-14 Smithkline Beecham Laboratoires Pharmceutiques Indole derivatives useful A.O. for the treatment of osteoporosis
EP1042325B1 (en) 1997-12-26 2005-09-21 Takeda Pharmaceutical Company Limited Nitrogen-containing heterocyclic compounds, their production and use
US6410584B1 (en) 1998-01-14 2002-06-25 Cell Pathways, Inc. Method for inhibiting neoplastic cells with indole derivatives
EP1067128A4 (en) 1998-04-01 2001-11-21 Ono Pharmaceutical Co CONDENSED THIOPHENE DERIVATIVES AND MEDICINES THAT CONTAIN THEM AS ACTIVE ACTIVE SUBSTANCES
US6221902B1 (en) 1998-05-12 2001-04-24 American Home Products Corporation Biphenyl sulfonyl aryl carboxylic acids useful in the treatment of insulin resistance and hyperglycemia
US6589954B1 (en) 1998-05-22 2003-07-08 Scios, Inc. Compounds and methods to treat cardiac failure and other disorders
US6358992B1 (en) * 1998-11-25 2002-03-19 Cell Pathways, Inc. Method of inhibiting neoplastic cells with indole derivatives
US6685931B1 (en) 1998-12-22 2004-02-03 Schering Corporation Treatment of hepatitis C virus infections with interleukin-10
US6265403B1 (en) * 1999-01-20 2001-07-24 Merck & Co., Inc. Angiogenesis inhibitors
GB2355932B (en) 1999-04-12 2004-01-07 Univ Madras A pharmaceutical formulation suitable for the treatment of hepatitis B, hepatitis C and other viral infections of the liver and a process for its preparation
US20020169101A1 (en) 1999-05-10 2002-11-14 Gonzalez Maria Isabel Treatment of sexual dysfunction
US6683115B2 (en) 1999-06-02 2004-01-27 Theravance, Inc. β2-adrenergic receptor agonists
AU5319700A (en) 1999-06-02 2000-12-18 S. Mbua Ngale Efange Nicotine receptor ligands
US20030176697A1 (en) 1999-06-30 2003-09-18 The Regents Of The University Of California Method for preparing crambescidin core acid intermediates and their use for preparing crambescidin alkaloid analogs as therapeutic agents
US6380166B1 (en) 1999-09-13 2002-04-30 American Home Products Corporation Glucopyranosides conjugates of 2-(4-hydroxy-phenyl)-3-methyl-1-[4-(2-amin-1-yl-ethoxy)-benzyl]-1H-indol-5-ols
US6632815B2 (en) 1999-09-17 2003-10-14 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of factor Xa
IL148698A0 (en) 1999-09-17 2002-09-12 Cor Therapeutics Inc INHIBITORS OF FACTOR Xa
KR20010087401A (ko) 1999-09-28 2001-09-15 스타르크, 카르크 아제피노인돌 유도체, 그의 제법 및 용도
US6770666B2 (en) 1999-12-27 2004-08-03 Japan Tobacco Inc. Fused-ring compounds and use thereof as drugs
ID30204A (id) 1999-12-27 2001-11-15 Japan Tobacco Inc Senyawa-senyawa cincin terfusi dan penggunaannya sebagai obat
CO5271697A1 (es) 2000-01-12 2003-04-30 Pfizer Prod Inc Composiciones y procedimientos para el tratamiento de afecciones que responden a un aumento de testosterona
CO5271696A1 (es) 2000-01-12 2003-04-30 Pfizer Prod Inc Procedimiento para reducir la morbilidad y el riesgo de mortalidad
CO5271709A1 (es) 2000-01-12 2003-04-30 Pfizer Prod Inc Composiciones y procedimientos para el y tratamiento de afecciones que responden a estrogenos
US20020169107A1 (en) 2001-01-19 2002-11-14 Mallinckrodt Inc. Novel aromatic azides for type I phototherapy
AU2868601A (en) 2000-01-27 2001-08-07 Ribotargets Ltd Biaryl compounds, their preparation and their use in therapy
DE10005631A1 (de) 2000-02-09 2001-08-23 Max Planck Gesellschaft Arginin-Mimetika als Faktor X¶a¶-Inhibitoren
WO2001064678A2 (en) 2000-02-29 2001-09-07 Bristol-Myers Squibb Pharma Company Inhibitors of hepatitis c virus ns3 protease
US7566765B2 (en) 2000-03-06 2009-07-28 Rigel Pharmaceuticals, Inc. Heterocyclic compounds containing a nine-membered carbon-nitrogen ring
US7091240B2 (en) 2000-03-10 2006-08-15 Oxigene, Inc. Tubulin binding ligands and corresponding prodrug constructs
US20040087798A1 (en) 2000-03-14 2004-05-06 Akira Yamada Novel amide compounds
ES2325477T3 (es) 2000-03-31 2009-09-07 Ortho-Mcneil-Janssen Pharmaceuticals, Inc. Indoles sustituidos por fenilo como antagonistas del receptor de histamina h3.
US20020013327A1 (en) 2000-04-18 2002-01-31 Lee Andrew G. Compositions and methods for treating female sexual dysfunction
KR100502876B1 (ko) 2000-04-28 2005-07-21 아사히 가세이 파마 가부시키가이샤 신규 이환성 화합물
DE10022925A1 (de) 2000-05-11 2001-11-15 Basf Ag Substituierte Indole als PARP-Inhibitoren
WO2002000651A2 (en) 2000-06-27 2002-01-03 Bristol-Myers Squibb Pharma Company Factor xa inhibitors
JP2002030069A (ja) 2000-07-17 2002-01-29 Japan Science & Technology Corp 縮合ピロール類の製造法
EP1177787A3 (en) 2000-07-28 2003-09-10 Pfizer Products Inc. Use of an estrogen agonist/antagonist for treating cataracts
JP2002105081A (ja) 2000-07-28 2002-04-10 Nikken Chem Co Ltd 新規チオフェンニ環化合物
HU230375B1 (hu) 2000-08-24 2016-03-29 University Of Pittsburgh - Of The Commonwealth System Of Higher Education Tioflavin-származékok és alkalmazásuk az Alzheimer-kór diagnózisában és kezelésében
US7270800B2 (en) 2000-08-24 2007-09-18 University Of Pittsburgh Thioflavin derivatives for use in antemortem diagnosis of Alzheimer's disease and in vivo imaging and prevention of amyloid deposition
EP1192945A3 (en) 2000-09-21 2004-03-03 Pfizer Products Inc. Use of an estrogen agonist/antagonist for treating osteoarthritis
DE60138658D1 (de) 2000-09-29 2009-06-18 Topotarget Uk Ltd Carbaminsäurederivate enthaltend eine Amidgruppe zur Behandlung von Malaria
WO2002030879A2 (en) 2000-09-29 2002-04-18 Prolifix Limited Carbamic acid compounds comprising a sulfonamide linkage as hdac inhibitors
GB0023983D0 (en) 2000-09-29 2000-11-15 Prolifix Ltd Therapeutic compounds
IL145838A (en) 2000-10-16 2008-11-03 Pfizer Prod Inc Use of an estrogen agonist / antagonist to produce a drug for the treatment of vaginitis
AU2002216649A1 (en) 2000-10-31 2002-05-15 Lynn Bonham Benzoxazole lpaat- beta inhibitors and uses thereof
WO2002036203A2 (en) 2000-11-02 2002-05-10 Influx, Inc. Azole containing compositions with enhanced antifungal activity
DE10063008A1 (de) 2000-12-16 2002-06-20 Merck Patent Gmbh Carbonsäureamidderivate
WO2002051805A1 (de) 2000-12-27 2002-07-04 Bayer Aktiengesellschaft Indol-derivate
ATE526330T1 (de) 2000-12-28 2011-10-15 Ono Pharmaceutical Co Heterotrizyklische verbindungen als antagonisten des crf-rezeptors
KR100884877B1 (ko) 2000-12-28 2009-02-23 다이이찌 세이야꾸 가부시기가이샤 Vla-4 저해제
JP2004520347A (ja) 2001-01-15 2004-07-08 グラクソ グループ リミテッド Ldl−受容体発現のインデューサーとしてのアリールピペリジンおよびピペラジン誘導体
AU781168B2 (en) 2001-01-26 2005-05-12 Pfizer Products Inc. Method of treating certain cancers using an estrogen agonist/antagonist
JP2005503998A (ja) 2001-01-29 2005-02-10 ユニバーシティ オブ コネチカット 受容体選択性のカンナビミメティックアミノアルキルインドール
AU2002228317A1 (en) 2001-01-29 2002-08-12 Insight Strategy And Marketing Ltd Benz-1,3-azole derivatives and their uses as heparanase inhibitors
SE0100567D0 (sv) 2001-02-20 2001-02-20 Astrazeneca Ab Compounds
WO2002070469A2 (en) 2001-03-05 2002-09-12 Icos Corporation Selective pde3b inhibitors and use of the same in therapy
DE10110750A1 (de) 2001-03-07 2002-09-12 Bayer Ag Neuartige Aminodicarbonsäurederivate mit pharmazeutischen Eigenschaften
DE10110749A1 (de) 2001-03-07 2002-09-12 Bayer Ag Substituierte Aminodicarbonsäurederivate
JP4280073B2 (ja) 2001-04-12 2009-06-17 ファーマコペイア ドラッグ ディスカバリー, インコーポレイテッド Mchアンタゴニストとして使用されるアリールピペリジンおよびビアリールピペリジン
US6673775B2 (en) 2001-04-18 2004-01-06 Schering Corporation Ribavirin-interferon alfa combination therapy for eradicating detectable HCV-RNA in patients having chronic hepatitis C infection
US6825201B2 (en) 2001-04-25 2004-11-30 Bristol-Myers Squibb Company Indole, azaindole and related heterocyclic amidopiperazine derivatives
ES2333412T3 (es) 2001-05-25 2010-02-22 Bristol-Myers Squibb Company Derivados de hidantoina como inhibidores de metaloproteinasas de matriz.
WO2003000690A1 (en) 2001-06-25 2003-01-03 Aventis Pharmaceuticals Inc. Synthesis of heterocyclic compounds employing microwave technology
AR035543A1 (es) 2001-06-26 2004-06-16 Japan Tobacco Inc Agente terapeutico para la hepatitis c que comprende un compuesto de anillo condensado, compuesto de anillo condensado, composicion farmaceutica que lo comprende, compuestos de benzimidazol, tiazol y bifenilo utiles como intermediarios para producir dichos compuestos, uso del compuesto de anillo con
WO2003004458A1 (en) 2001-07-03 2003-01-16 Biovitrum Ab New compounds
EP1406889A2 (en) 2001-07-09 2004-04-14 Pharmacia Italia S.p.A. Interaction inhibitors of tcf-4 with beta-catenin
WO2003022214A2 (en) 2001-09-06 2003-03-20 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Piperazine and homopiperazine compounds
EP1314733A1 (en) 2001-11-22 2003-05-28 Aventis Pharma Deutschland GmbH Indole-2-carboxamides as factor Xa inhibitors
US7053071B2 (en) 2001-11-30 2006-05-30 The Burnham Institute Induction of apoptosis in cancer cells
US7202247B2 (en) 2001-12-19 2007-04-10 Atherogenics, Inc. 1,3-bis-(substituted-phenyl)-2-propyn-1-ones and their use to treat disorders
CN1596240A (zh) 2001-12-19 2005-03-16 阿特罗吉尼克斯公司 查耳酮衍生物及其治疗疾病的用途
WO2003053938A1 (en) 2001-12-20 2003-07-03 Novo Nordisk A/S Benzimidazols and indols as glucagon receptor antagonists/inverse agonisten
US7294624B2 (en) 2001-12-20 2007-11-13 Bristol Myers Squibb Company Barbituric acid derivatives as inhibitors of TNF-α converting enzyme (TACE) and/or matrix metalloproteinases
TW200301698A (en) 2001-12-21 2003-07-16 Bristol Myers Squibb Co Acridone inhibitors of IMPDH enzyme
US20050113283A1 (en) 2002-01-18 2005-05-26 David Solow-Cordero Methods of treating conditions associated with an EDG-4 receptor
EP1513522A2 (en) 2002-01-18 2005-03-16 Sri International Methods of treating conditions associated with an edg receptor
US6930070B2 (en) 2002-01-28 2005-08-16 Univation Technologies, Llc Heterocyclic nitrogen-containing activators and catalyst systems for olefin polymerization
MXPA04006616A (es) 2002-01-28 2004-10-04 Ciba Sc Holding Ag Soluciones acuosas de tintes.
KR20040084896A (ko) 2002-02-06 2004-10-06 버텍스 파마슈티칼스 인코포레이티드 Gsk-3의 억제제로서 유용한 헤테로아릴 화합물
DE10209520A1 (de) * 2002-03-04 2003-09-25 4Sc Ag Neue Modulatoren von Kaliumkanälen
US20030220377A1 (en) 2002-05-08 2003-11-27 Richard Chesworth Indole compounds and their use as estrogen agonists/antagonists
EP1505966A4 (en) 2002-05-10 2006-08-30 Bristol Myers Squibb Co 1,1-DISUBSTITUTED CYCLOALKYL DERIVATIVES AS FACTOR XA HEMMER
US6690975B2 (en) 2002-05-17 2004-02-10 Bistner Co., Ltd. Methods for treating hepatitis C
WO2003099206A2 (en) 2002-05-21 2003-12-04 Bristol-Myers Squibb Company Indole compounds useful as impdh inhibitors
AR040082A1 (es) 2002-05-22 2005-03-16 Novartis Ag Derivados de n-acilaminoacetonitrilo y su uso para el control de parasitos
US6974870B2 (en) 2002-06-06 2005-12-13 Boehringer Ingelheim Phamaceuticals, Inc. Substituted 3-amino-thieno [2,3-b]pyridine-2-carboxylic acid amide compounds and processes for preparing and their uses
AU2003249852A1 (en) 2002-07-01 2004-01-19 Merck Patent Gmbh Polymerizable, luminescent compounds and mixtures, luminescent polymer materials and their use
US6972336B2 (en) 2002-07-18 2005-12-06 Novartis Ag N-alkylation of indole derivatives
US7498349B2 (en) 2002-08-02 2009-03-03 Genesoft Pharmaceuticals, Inc. Biaryl compounds having anti-infective activity
EP1545510A4 (en) 2002-08-07 2006-11-15 Idenix Cayman Ltd SUBSTITUTED PHENYLINDOLE FOR THE TREATMENT OF HIV
AU2002368154A1 (en) 2002-08-08 2004-02-25 Ribapharm Inc. Improved synthesis for hydroxyalkylated heterocyclic bases
DE10237723A1 (de) 2002-08-17 2004-07-08 Aventis Pharma Deutschland Gmbh Verwendung von IKappaB-Kinase Inhibitoren in der Schmerztherapie
CA2496633A1 (en) 2002-08-30 2004-04-29 Bf Research Institute, Inc. Diagnostic probes and remedies for diseases with accumulation of prion protein, and stains for prion protein
SE0202692D0 (sv) 2002-09-11 2002-09-11 Astrazeneca Ab Compounds
WO2004024655A2 (en) 2002-09-12 2004-03-25 Avanir Pharmaceuticals Phenyl-indole compounds for modulating ige and inhibiting cellular proliferation
WO2004033632A2 (en) 2002-10-04 2004-04-22 Bristol-Myers Squibb Company Hydantoin derivatives as inhibitors of matrix metalloproteinases and/or tnf-alpha converting enzyme (tace)
JP2006505571A (ja) * 2002-10-15 2006-02-16 リゲル ファーマシューテイカルズ、インコーポレイテッド 置換されたインドール及びhcv阻害剤としてのその使用
US7282608B2 (en) 2002-10-17 2007-10-16 Methylgene, Inc. Inhibitors of histone deacetylase
CN1309384C (zh) 2002-10-18 2007-04-11 弗·哈夫曼-拉罗切有限公司 具有5-ht6受体亲和性的4-哌嗪基苯磺酰基吲哚
CA2502819A1 (en) 2002-10-21 2004-05-06 Chiron Corporation Inhibitors of glycogen synthase kinase 3
GB0224557D0 (en) 2002-10-22 2002-11-27 Glaxo Group Ltd Novel compounds
WO2004041781A1 (en) 2002-11-07 2004-05-21 Suven Life Sciences Limited Preparation of 3-aminoalkyl-substituted indole derivatives from phenylhydrazines and aminoketones
JP2006514101A (ja) 2002-11-08 2006-04-27 ノボ・ノルデイスク・エー/エス 肥満症の治療のための安全な化学的脱共役剤
WO2004050035A2 (en) 2002-12-03 2004-06-17 Isis Pharmaceuticals, Inc. Benzimidazoles and analogs thereof as antivirals
US7098231B2 (en) * 2003-01-22 2006-08-29 Boehringer Ingelheim International Gmbh Viral polymerase inhibitors
US7223785B2 (en) * 2003-01-22 2007-05-29 Boehringer Ingelheim International Gmbh Viral polymerase inhibitors
CA2438032C (en) 2003-03-14 2013-05-07 University Of Pittsburgh Benzothiazole derivative compounds, compositions and uses
EP1457485A1 (en) 2003-03-14 2004-09-15 Dompé S.P.A. Sulfonic acids, their derivatives and pharmaceutical compositions containing them
JP2006520796A (ja) 2003-03-17 2006-09-14 タケダ サン ディエゴ インコーポレイテッド ヒストンデアセチラーゼインヒビター
GB0307891D0 (en) 2003-04-04 2003-05-14 Angeletti P Ist Richerche Bio Chemical compounds,compositions and uses
JPWO2004093912A1 (ja) 2003-04-23 2006-07-13 協和醗酵工業株式会社 好中球性炎症疾患の予防および/または治療剤
CN1812977A (zh) 2003-04-30 2006-08-02 药物研发有限责任公司 取代羧酸
MXPA05011536A (es) 2003-04-30 2006-01-23 Inst For Pharm Discovery Inc Acidos carboxilicos substituidos con fenilo como inhibidores de la proteina tirosina fosfatasa-1b.
US7358248B2 (en) 2003-04-30 2008-04-15 The Institute For Pharmaceutical Discovery Llc Substituted amino carboxylic acids
JP2006525366A (ja) 2003-04-30 2006-11-09 ジ インスチチュート フォー ファーマシューティカル ディスカバリー、エルエルシー 複素環式カルボン酸置換基
DE10320781A1 (de) 2003-05-09 2004-11-25 Bayer Healthcare Ag Acylierte Nonadepsipeptide
GB0313762D0 (en) 2003-06-13 2003-07-23 Biofocus Plc Compound libraries
US7589103B2 (en) 2003-06-27 2009-09-15 Janssen Pharmaceutica N.V. Tricyclic-bridged piperidinylidene derivatives as 8-opioid modulators
DE10329860A1 (de) 2003-07-02 2005-01-20 Atto-Tec Gmbh Sulfonamidderivate polycyclischer Farbstoffe für analytische Anwendungen
CA2532800C (en) 2003-07-23 2013-06-18 Exelixis, Inc. Anaplastic lymphoma kinase modulators and methods of use
ES2228268B1 (es) 2003-07-30 2006-07-01 Laboratorios Del Dr. Esteve, S.A. Combinacion de sustancias activas conteniendo al menos un compuesto con afinidad por el receptor del neuropeptido y (npy) y al menos un compuesto con afinidad por el receptor 5-ht6.
ES2222832B1 (es) 2003-07-30 2006-02-16 Laboratorios Del Dr. Esteve, S.A. Derivados de 6-indolilsulfonamidas, su preparacion y su aplicacion como medicamentos.
ES2228267B1 (es) 2003-07-30 2006-07-01 Laboratorios Del Dr. Esteve, S.A. Combinacion de sustancias activas conteniendo al menos un compuesto con afinidad por el receptor del neuropeptido y (npy) y al menos un compuesto con afinidad por el receptor 5-ht6.
ES2222827B1 (es) 2003-07-30 2006-03-01 Laboratorios Del Dr. Esteve, S.A. Derivados de 5-indolilsulfonamidas, su preparacion y su aplicacion como medicamentos.
EP1653944B1 (en) 2003-08-01 2010-11-10 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Heterocyclic compounds useful as malonyl-coa decarboxylase inhibitors
WO2005014543A1 (ja) 2003-08-06 2005-02-17 Japan Tobacco Inc. 縮合環化合物及びそのhcvポリメラーゼ阻害剤としての利用
AU2004263190A1 (en) 2003-08-08 2005-02-17 Avanir Pharmaceuticals Selective pharmacologic inhibition of protein trafficking and related methods of treating human diseases
WO2005016862A1 (en) 2003-08-14 2005-02-24 Asahi Kasei Pharma Corporation Substituted arylalkanoic acid derivative and use thereof
US7378409B2 (en) 2003-08-21 2008-05-27 Bristol-Myers Squibb Company Substituted cycloalkylamine derivatives as modulators of chemokine receptor activity
JP2007504221A (ja) 2003-09-03 2007-03-01 ガラパゴス・エヌブイ 新規な4−ピペリジンカルボキシアミドおよび5ht2a受容体関連障害に対する薬剤の製造のためのその使用
US20050249697A1 (en) 2003-09-24 2005-11-10 Uhrich Kathryn E Compositions and methods for the inhibition of bone growth and resorption
US7211671B2 (en) 2003-10-01 2007-05-01 Bristol Myers Squibb Company Substituted 1,3-dihydro-imidazol-2-one and 1,3-dihydro-imidazol-2-thione derivatives as inhibitors of matrix metalloproteinases and/or TNF-α converting enzyme (TACE)
US7223787B2 (en) 2003-10-21 2007-05-29 Board Of Regents, The University Of Texas System Prenylation inhibitors reduce host cell permissiveness to viral replication
US20050119318A1 (en) 2003-10-31 2005-06-02 Hudyma Thomas W. Inhibitors of HCV replication
EP1532980A1 (en) 2003-11-24 2005-05-25 Novo Nordisk A/S N-heteroaryl indole carboxamides and analogues thereof, for use as glucokinase activators in the treatment of diabetes
AR046784A1 (es) 2003-12-03 2005-12-21 Glaxo Group Ltd Compuesto de amina ciclica composicion farmaceutica que lo comprende y su uso para preparar esta ultima
US20050123560A1 (en) 2003-12-04 2005-06-09 Sinnott Robert A. High purity and water dispersible extract and formulations of larrea tridentata leaf resin, and methods of making and using the same
WO2005058315A1 (en) 2003-12-12 2005-06-30 Ribapharm, Inc. Novel heterocyclic compounds as ikk2 inhibitors with anti-hbv activity
WO2005061519A1 (en) 2003-12-19 2005-07-07 Takeda San Diego, Inc. Kinase inhibitors
WO2005062676A1 (ja) 2003-12-24 2005-07-07 Konica Minolta Holdings, Inc. 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子、照明装置および表示装置
JP2005194198A (ja) 2003-12-26 2005-07-21 Takeda Chem Ind Ltd チエノピリジン化合物
BRPI0506719A (pt) 2004-01-08 2007-05-02 Medivir Ab composto, composição farmacêutica, e, uso de um composto
US7253283B2 (en) 2004-01-16 2007-08-07 Bristol-Myers Squibb Company Tricyclic modulators of the glucocorticoid receptor, AP-1, and/or NF-κB activity and use thereof
WO2005076861A2 (en) 2004-02-04 2005-08-25 University Of Virginia Patent Foundation Compounds that inhibit hiv particle formation
WO2005077122A2 (en) 2004-02-11 2005-08-25 Irm Llc Compounds and compositions as lxr modulators
EP1718608B1 (en) 2004-02-20 2013-07-17 Boehringer Ingelheim International GmbH Viral polymerase inhibitors
JPWO2005082905A1 (ja) 2004-02-26 2007-08-02 協和醗酵工業株式会社 二環性複素環化合物
US7371743B2 (en) 2004-02-28 2008-05-13 Boehringer Ingelheim International Gmbh Carboxylic acid amides, the preparation thereof and their use as medicaments
WO2005086754A2 (en) 2004-03-08 2005-09-22 Georgia State University Research Foundation, Inc. Dicationic compounds for activity against trichomonas vaginalis
EP1574502A1 (en) 2004-03-08 2005-09-14 Novartis AG Use of pyrimidine compounds in the preparation of parasiticides
WO2005090282A1 (en) 2004-03-12 2005-09-29 Ligand Pharmaceuticals Incorporated Androgen receptor modulator compounds and methods
BRPI0510717B8 (pt) 2004-05-06 2021-05-25 Bioresponse Llc uso de 3,3' diindolilmetano (dim) ou 2-(indol-3-ilmetil)-3,3´-diindolilmetano (ltr)
WO2005112519A1 (ja) 2004-05-14 2005-11-24 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 有機エレクトロルミネッセンス素子
DE102004024504A1 (de) 2004-05-18 2006-02-16 Bayer Healthcare Ag Neue Cylopenta[b]benzofuran-Derivate und ihre Verwendung
WO2006019831A1 (en) 2004-07-14 2006-02-23 Ptc Therapeutics, Inc. Methods for treating hepatitis c
FI20041129A0 (fi) 2004-08-30 2004-08-30 Ctt Cancer Targeting Tech Oy Tioksotiatsolidinoniyhdisteitä lääkkeinä käytettäviksi
JP2008515805A (ja) 2004-10-04 2008-05-15 ミリアド ジェネティクス, インコーポレイテッド アルツハイマー病のための化合物
US20080319044A1 (en) 2004-11-01 2008-12-25 Nuada, Llc Compounds and Methods of Use Thereof
JP2006131519A (ja) 2004-11-04 2006-05-25 Idemitsu Kosan Co Ltd 縮合環含有化合物及びそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子
PT1829872E (pt) 2004-11-25 2015-10-09 Nissan Chemical Ind Ltd Processo para produzir um composto indole
WO2006083458A2 (en) 2004-12-30 2006-08-10 Bioresponse Llc Use of diindolylmethane-related indoles for the treatment and prevention of respiratory syncytial virus associates conditions

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003010140A2 (en) * 2001-07-25 2003-02-06 Boehringer Ingelheim (Canada) Ltd. Hepatitis c virus polymerase inhibitors with heterobicyclic structure
WO2003014377A2 (en) * 2001-08-07 2003-02-20 Boehringer Ingelheim (Canada) Ltd. Competitive binding assay for identifying inhibitors of hcv polymerase
WO2004005264A2 (en) * 2002-07-05 2004-01-15 Axxima Pharmaceuticals Ag Imidazole compounds for the treatment of hepatitis c virus infections

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008528606A (ja) * 2005-01-26 2008-07-31 アベンティス・ファーマスーティカルズ・インコーポレイテツド プロスタグランジンd2受容体アンタゴニストとしての2−フェニル−インドール類
JP2009513576A (ja) * 2005-10-11 2009-04-02 インターミューン・インコーポレーテッド ウィルス複製のインヒビター
JP2013064004A (ja) * 2005-12-23 2013-04-11 Ariad Pharmaceuticals Inc 二環式ヘテロアリール化合物
JP2012522806A (ja) * 2009-04-06 2012-09-27 ピーティーシー セラピューティクス,インコーポレーテッド 抗ウイルス処置のためのインドール誘導体および方法
JP2016540045A (ja) * 2013-11-15 2016-12-22 ザ ウィスター インスティテュート オブ アナトミー アンド バイオロジー Ebna1阻害剤およびそれらの使用方法
US11242317B2 (en) 2013-11-15 2022-02-08 The Wistar Institute Of Anatomy And Biology EBNA1 inhibitors and their method of use
JP2017513914A (ja) * 2014-04-28 2017-06-01 ジアンス カニョン ファーマシューティカル カンパニー リミテッド 抗エンテロウイルス71チアジアゾリジン誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
US8013006B2 (en) 2011-09-06
MX2007000481A (es) 2007-03-29
KR20070083484A (ko) 2007-08-24
NO20070194L (no) 2007-04-16
EP1771169A1 (en) 2007-04-11
US20080096928A9 (en) 2008-04-24
EA200700243A1 (ru) 2007-08-31
US20120009142A1 (en) 2012-01-12
ECSP077252A (es) 2007-05-30
BRPI0511834A (pt) 2008-01-08
US20060223863A1 (en) 2006-10-05
CA2573185A1 (en) 2006-02-23
AU2005275181A1 (en) 2006-02-23
IL180645A0 (en) 2008-04-13
WO2006019831A1 (en) 2006-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008506702A (ja) C型肝炎を治療するための方法
JP2009523732A (ja) C型肝炎の治療方法
US7868037B2 (en) Methods for treating hepatitis C
US7645881B2 (en) Methods for treating hepatitis C
US7772271B2 (en) Methods for treating hepatitis C
WO2007084413A2 (en) Methods for treating hepatitis c
JP2009523729A (ja) C型肝炎の治療方法
CN106061963B (zh) 脂质合成的杂环调节剂和其组合
US7973069B2 (en) Methods for treating hepatitis C
Koch et al. Allosteric inhibition of the hepatitis C virus NS5B RNA dependent RNA polymerase
CN101027051A (zh) 治疗丙型肝炎的方法
Ölgen et al. Antimicrobial and antiviral screening of novel indole carboxamide and propanamide derivatives
MX2008009059A (en) Methods for treating hepatitis c
EP1979315A2 (en) Methods for treating hepatitis c
CN101541748A (zh) 治疗丙型肝炎的方法
MX2008009061A (es) Metodos para tratar hepatitis c.
TW201716395A (zh) Hcv抑制劑、其製備方法與應用
TW201116522A (en) 1-(6 members azo-heterocyclic)-pyrrolin-2-one compounds as inhibitors of Hepatitis C NS5B polymerase, the pharmaceutical composition thereof and their therapeutic use
CN101605758A (zh) 治疗丙型肝炎的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090617

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120327