JP2009528353A - Hcvのプロテアーゼ阻害剤およびires阻害剤の医薬的組み合わせ - Google Patents

Hcvのプロテアーゼ阻害剤およびires阻害剤の医薬的組み合わせ Download PDF

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Abstract

(a)少なくとも1つのHCV IRES阻害剤;および
(b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、および場合により、
(c)少なくとも1つの他の治療剤
の組み合わせに基づく、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要がある被験体における、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬、医薬組成物、医薬キット、および方法が開示される。

Description

(発明の分野)
本発明は、
(a)少なくとも1つのC型肝炎ウイルス(HCV)の内部リボソームエントリー部位(IRES)阻害剤;(b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤;および場合により(c)少なくとも1つの他の治療剤を別々にまたは一緒に含む組み合わせに基づく、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要がある被験体における、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬、医薬組成物、医薬キット、および方法に関する。
(発明の背景)
本出願の本セクションまたは任意のセクションでの任意の出願または刊行物に対する引用または言及は、そのような文献が本発明の先行技術として利用し得ることを認めるものではない。
HCVは、肝臓の肝硬変、および肝細胞癌の誘発に関与している。HCV感染を罹患する患者の予後は、現在良くない。HCV感染は、HCV感染と関連する免疫または寛解が欠如するので、肝炎の他の形態より治療が困難である。現在のデータは、肝硬変の診断後の4年での生存率が50%未満であることを示している。局所的な切除可能な肝細胞癌を有すると診断された患者の5年生存率は、10から30%であるのに対して、局所的な切除不可能な肝細胞癌を有すると診断された患者の5年生存率は、1%未満である。
C型肝炎に対する現在の療法としては、インターフェロン−α(INFα)療法およびリバビリンとインターフェロンとの併用療法が挙げられる。例えば、Berenguer and Wright,Proc Assoc Am Physicians,110(2):98−112(1998)を参照されたい。これらの療法は、低い持続性応答率および高頻度の副作用を欠点として有する。例えば、Hoofnagle and di Bisceglie,N Engl J Med,336(5):347−356(1997)を参照のこと。現在HCV感染に対して利用可能なワクチンは存在しない。
HCVは、非A型肝炎、非B型肝炎(NANBH)、特に血液に関連したNANBH(BB−NANBH)における主要な原因となる因子として関与している(+)−センス1本鎖RNAウイルスである(参照:特許文献1および特許文献2)。NANBHは、ウイルス誘発肝疾患の他の型(例えば、A型肝炎ウイルス(HAV)、B型肝炎ウイルス(HBV)、D型(デルタ)肝炎ウイルス(HDV)、サイトメガロウイルス(CMV)およびエプスタイン−バールウイルス(EBV))ならびにアルコール中毒および原発性胆汁性肝硬変などの肝疾患の他の形態とは、区別される必要がある。
近年、ポリペプチドのプロセシングおよびウイルスの複製に必要なHCVプロテアーゼ(NS3)が同定され、クローニングされ、発現された(例えば、特許文献3を参照のこと)。このHCVのRNAゲノムの翻訳は、約3000アミノ酸のポリタンパク質を生成し、これは、アミノ末端からカルボキシ末端までに、ヌクレオカプシドタンパク質(C)、エンベロープタンパク質(E1およびE2)およびいくつかの非構造タンパク質(NS1、NS2、NS3、NS4a、NS5aおよびNS5b)を含む。NS3は、約68kdaのタンパク質であり、HCVゲノムの約1893ヌクレオチドによりコードされ、二つの別々のドメイン:(a)約200のN末端アミノ酸からなるセリンプロテアーゼドメイン;および(b)そのタンパク質のC末端にあるRNA依存性ATPaseドメインを有する。NS3プロテアーゼは、タンパク質配列、全体的な三次元構造および触媒作用の機構が類似しているので、キモトリプシン族のメンバーであると考えられる。他のキモトリプシン様酵素は、エラスターゼ、Xa因子、トロンビン、トリプシン、プラスミン、ウロキナーゼ、tPAおよびPSAである。HCV NS3セリンプロテアーゼは、NS3/NS4a、NS4a/NS4b、NS4b/NS5aおよびNS5a/NS5bの接合部でポリペプチド(ポリタンパク質)のタンパク質分解を担っており、従って、ウイルス複製の間の5つのウイルスタンパク質の産生を担っている。このことにより、HCV NS3セリンプロテアーゼは、抗ウイルス化学療法の魅力的な標的になっている。
約6kdaのポリペプチドであるNS4aタンパク質が、NS3のセリンプロテアーゼ活性のための補因子であることが決定されている。NS3/NS4aセリンプロテアーゼによるNS3/NS4a接合部の自己切断は、分子内(すなわち、シス)で生じるが、他の切断部位は、分子間(すなわち、トランス)でプロセシングされる。
HCVプロテアーゼのための天然の切断部位の分析は、P1でのシステインの存在およびP1’でのセリンの存在を明らかにし、これらの残基が、NS4a/NS4b、NS4b/NS5aおよびNS5a/NS5bの接合部に厳密に保存されていることを明らかにしている。NS3/NS4a接合部は、P1にスレオニン、そしてP1’にセリンを含む。NS3/NS4aにおけるCys→Thrへの置換は、この接合部でのトランスプロセシングではなく、シスプロセシングの必要性を説明していると推定されている。例えば、Pizziら、Proc Natl Acad Sci(USA),91(3):888−892(1994),Faillaら、Fold Des,1(1):35−42(1996),Wangら、J Virol,78(2):700−709(2004)を参照されたい。NS3/NS4a切断部位はまた、他の部位より変異誘発に対して耐性である。例えば、Kolykhalovら、J Virol,68(11):7525−7533(1994)を参照されたい。また、切断部位の上流領域の酸性残基が、効率的な切断には必要であることが見出されている。例えば、Komodaら、J Virol,68(11):7351−7357(1994)を参照のこと。
報告されているHCVプロテアーゼの阻害剤としては、抗酸化剤(参照:特許文献4)、特定のペプチドおよびペプチド同族体(参照:特許文献5,Landroら、Biochemistry,36(31):9340−9348(1997),Ingallinellaら、Biochemistry,37(25):8906−8914(1998),Llinas−Brunetら、Bioorg Med Chem Lett,8(13):1713−1718(1998))、70アミノ酸のポリペプチドであるエグリンcに基づく阻害剤(Martinら、Biochemistry,37(33):11459−11468(1998))、ヒト膵臓分泌トリプシン阻害剤(hPSTI−C3)およびミニボディレパートリー(minibody repertoire)(MBip)から選択される阻害剤親和性物質(Dimasiら、J Virol,71(10):7461−7469(1997))、cVE2(「ラクダ型」可変ドメイン抗体フラグメント)(Martinら、Protein Eng,10(5):607−614(1997)、およびα1−抗キモトリプシン(ACT)(Elzoukiら、J Hepat,27(1):42−48(1997))が挙げられる。参考文献としては、また、特許文献6(1998年4月30日公開、Vertex Pharmaceuticals Incorporated);特許文献7(1998年5月28日公開、F.Hoffmann−La Roche AG);およびWO99/07734(1999年2月18日公開、Boehringer lngelheim Canada Ltd.)が挙げられる。選択的にHCV RNAを破壊するように設計されたリボザイムが、同様に最近、開示されている(参照:BioWorld Today,9(217):4(1998年11月10日)。
以下の米国特許および特許出願は、HCVのNS−3セリンプロテアーゼ阻害剤としてのペプチドおよび/または他の化合物の種々のタイプを開示している:米国特許第6,846,802号;米国特許第6,914,122号;米国特許第6,838,475号;米国特許第6,800,434号;米国公開特許第2002/0160962号;米国公開特許第2004/0254117号;国際公開番号WO03/062265号;米国特許第6,838,466号;米国公開特許第2005/0272663号;米国公開特許第2006/0025441号;米国公開特許第2005/0153900号;米国公開特許第2005/0164921号;米国公開特許第2005/0267043号;米国公開特許第2005/0288233号;米国公開特許第2005/0245458号;米国公開特許第2005/0222047号;国際公開番号WO2005/087731号;米国公開特許第2005/0197301号;米国公開特許第2005/0209164号;および米国公開特許第2006/0046956号。
IRESは、タンパク質合成のより大きなプロセスの一部としてメッセンジャーRNA(mRNA)配列の中央部分での翻訳開始を可能にするヌクレオチド配列である。IRESは、40Sの前開始複合体によって認識され、5’キャップ構造を模倣し、それは一般に開始複合体のアセンブリのために真核生物で必要とされる。IRESは、RNAウイルスの5’UTRに位置して、キャップ非依存性の方法でRNAの翻訳を可能にする。HCV関連の複数のIRESは、それらの開始コドンが、mRNAのスキャンなしで、リボソームのP部位に位置するような方法で、40Sリボソームのサブユニットに直接結合する。これらのIRESは、真核生物の開始因子elF1、1A、4A、4B、および4Fを必要としない。
IRESは、種々の遺伝子型で見出されるHCVの一部である。それは、ウイルスのための複製プロセスの重要な部分である。IRES阻害剤は、ウイルスの産生を減少させると考えられている。したがって、IRESは、有効な治療的介入の有望な標的である(McCaffreyら、Hepatology,38(2):503−508(2003)およびその中の引用文献を参照されたい)。上記のMcCaffreyらは、また、モルホリノアンチセンス阻害剤も、HCV IRESを標的とするのに適したものとして開示している。
特許文献8(Boehringer Ingelheim)および特許文献9(Boehringer Ingelheim)は、それぞれ、特定のHCV NS3プロテアーゼ阻害剤ペプチドおよびジペプチドの同族体を開示している。これらの同族体とHCVライフサイクルにおける別の標的の阻害剤(例えば、HIV阻害剤やHBV阻害剤と同様に、HCVポリメラーゼ阻害剤、NS3ヘリカーゼ、N2/3プロテアーゼまたはIRES阻害剤を含む)との組み合わせが、特定のIRES阻害剤については言及されていないか、殆どされていないが、一般的に記載されている。
国際公開第89/04669号パンフレット 欧州特許出願公開第381216号明細書 米国特許第5,712,145号明細書 国際公開第98/14181号パンフレット 国際公開第98/17679号パンフレット 国際公開第98/17679号パンフレット 国際公開第98/22496号パンフレット 米国特許第6,908,901号明細書 米国特許出願公開第2006/0046965号明細書
C型肝炎の1つ以上の徴候を治療、予防または寛解するためのHCV感染症に対する新規な処置および治療法、セリンプロテアーゼ、特にHCV NS3/NS4aセリンプロテアーゼの活性を調節する方法、およびHCVポリペプチドのプロセシングを調節する方法に対する必要性が依然として残されている。
その作用の有効性および持続性を強化するために、HCV治療の薬物動態学的挙動を改変することも望ましいことであろう。
(発明の要旨)
本発明は、
(a)少なくとも1つの抗HCV剤(例えば、WO2006/019831に記載されたようなインドールまたは例えば、WO2006/019832に記載されたようなチエノピリジン);および(b)下記の式IからXXVIの化合物の少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤を別々にまたは一緒に含む組み合わせに基づく、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要のある被験体における、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の同時投与または連続投与のための医薬、医薬組成物、医薬キット、および方法を提供する。
1つの好ましい実施形態では、少なくとも1つの抗HCV剤は、
Figure 2009528353
またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルである。
別の好ましい実施形態では、少なくとも1つの抗HCV剤は、
Figure 2009528353
SCH135147、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルである。
さらに別の好ましい実施形態では、少なくとも1つの抗HCV剤は、
Figure 2009528353
SCH1385145、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物またはエステルである。
本発明は、また、(a)少なくとも1つのC型肝炎ウイルス(HCV)の内部リボソームエントリー部位(IRES)阻害剤;および(b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤を別々にまたは一緒に含む組み合わせに基づく、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要のある被験体における、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬、医薬組成物、医薬キット、および方法にも関する。
本発明の特定の好ましい実施形態にしたがって、HCVのIRES阻害剤は、以下の特許出願の1つ以上に開示された化合物のチエノピリジンまたはインドール族の1つ以上から選択され、これらの各々の開示は、参考としてその全体が本明細書に組み込まれる:
チエノピリジン族:Karpらによる米国特許出願第11/180,779号(米国公開特許第2006/0019976号として公開)および国際公開番号WO2006/019831(本明細書では、“WO‘831とする);および
インドール族:Karpらによる米国特許出願第11/180,961号(米国公開特許第2006/00223863号として公開)および国際公開番号WO2006/019832(本明細書では、“WO‘832とする);Karpらにより、206年1月13日に出願された米国特許出願第11/331,180号;Karpらにより2007年1月13日に出願された米国特許出願第11/653,435号;Karpらにより2007年1月16日に出願された米国特許出願第11/653,450号;Karpにより、2006年1月13日に出願された米国特許出願第60/758,527号;Karpにより2007年1月13日に出願された米国特許出願第11/653,436号;およびKarpにより2007年1月16日に出願された米国特許出願第11/653,448号。
1つの好ましい実施形態では、少なくとも1つのHCVのIRES阻害剤は、PS102320(上記別名 SCH1385147)、PS102123(上記別名 SCH1383646)、PS102283(上記別名 SCH1385145)またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルである。別の好ましい実施形態では、少なくとも1つのHCVのIRES阻害剤は、SCH135147、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルである。別の好ましい実施形態では、少なくとも1つのHCVのIRES阻害剤は、SCH1385145、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物またはエステルである。
1実施形態では、少なくとも1つのHCVのIRES阻害剤は、Heptazyme、I70(登録商標)(OSI Pharmaceuticals Inc.)、またはRibo Targets RNA阻害剤である。1実施形態では、少なくとも1つのHCVのIRES阻害剤は、I70(登録商標)である。
1実施形態では、医薬は、少なくとも1つの他の治療剤をさらに含む。好ましい実施形態では、少なくとも1つの他の治療剤は、インターフェロンである。1実施形態では、少なくとも1つの他の治療剤は、リバビリン、レボビリン(levovirin)、VP50406、ISIS14803、VX497、チモシン(Thymosin)、マキサミン(Maxamine)、またはミコフェノール酸モフェチルである。
少なくとも1つの他の治療剤がインターフェロンである1実施形態では、医薬は、リバビリンをさらに含む。別の実施形態では、少なくとも1つの他の治療剤は、インターフェロンであり、少なくとも1つの他の治療剤は、リバビリン、レボビリン、VP50406、ISIS14803、VX497、チモシン、マキサミン、またはミコフェノール酸モフェチルである。
1実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、下記で詳述される式IからXXVIの化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルである。
1実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式I:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式Iにおいて:
Yは、以下の部分:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から選択され、但し、YはX11またはX12で場合により置換されていてもよく;
11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11は、場合によりさらにX12で置換されていてもよく;
12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、但し、前記のアルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
はCORであり、式中、RはCORであり、式中、RはNHRであり、式中、Rは、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリ−ル、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
Figure 2009528353
から成る群から選択され、式中、R’、R’、R’、R’、R’、R11、R12、R13、およびR’は、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、Wは、C=O、C=S、C(=N−CN)、またはSOから選択され;
Qは、存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合は、Qは、CH、N、P、(CH、(CHR)、(CRR’)、O、NR、S、またはSOであり;およびQが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;QおよびMが存在しない場合は、AはLに直接結合しており;
Aは、O、CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、NR、S、SOまたは結合であり;
Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
Gは、存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、Gは(CH、(CHR)、または(CRR’)であり;Gが存在しない場合は、Jは存在し、Eは、Gが結合している式I中の炭素原子に直接結合し;
Jは、存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR)、もしくは(CRR’)、SO、NH、NRまたはOであり;およびJが存在しない場合、Gは存在し、Eは、Jが結合している式Iで示されるNに直接結合し;
Lは、存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合は、LはCH、CR、O、SまたはNRであり;Lが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、およびJはEに直接、独立して結合しており;
Mは、存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合は、MはO、NR、S、SO、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;
pは、0から6の数であり;および
R、R’、R、RおよびRは、H;C−C10アルキル;C−C10アルケニル;C−Cシクロアルキル;C−Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル(前記シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、前記アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;
式中、前記アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル部分は、場合により、化学的に適切に置換されていてもよく、前記用語「置換された」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群から選択される1つ以上の部分による任意の化学的に適切な置換を指し;
さらに式中、ユニットN−C−G−E−L−J−Nは、5員または6員の環状の環構造を表し、但し、前記ユニットN−C−G−E−L−J−Nが、5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式Iの2環式環構造が、5員の環状の環構造を表す場合、前記5員の環状の環構造は、環状環の一部としてのカルボニル基を欠いている。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式II:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式IIにおいて:
Zは、NHであり;
Xは、アルキルスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、ヘテロシクリルアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、またはヘテロアリールアミノカルボニル部分であり、但し、Xは場合によりさらにR12またはR13で置換されていてもよく;
は、H;C−Cの直鎖アルキル;C−Cの分枝鎖アルキル;またはCH−アリール(置換または非置換)であり;
12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキル部分であり、但し、R12は、さらにR13で場合により置換されていてもよく;
13は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロ部分であり、但し、アルキル、アルコキシ、およびアリールは、R13から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
P1a、P1b、P2、P3、P4、P5、およびP6は、独立してH;C1−C10の直鎖もしくは分枝鎖アルキル;C2−C10の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル;C3−C8シクロアルキル、C3−C8複素環;(シクロアルキル)アルキルまたは(ヘテロシクリル)アルキル(前記シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、および前記アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキル(前記アルキルは1から6個の炭素原子のアルキルである)であり;
式中、前記のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクリル)アルキル部分は、R13で場合により置換されてもよく、さらに前記P1aおよびP1bは、互いに一緒になって、スピロ環またはスピロ複素環を形成してもよく、前記スピロ環またはスピロ複素環は0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子を含み、R13で場合によりさらに置換されていてもよく;および
P1’は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリール−アルキルであり;但し、前記P1’は、R13で場合によりさらに置換されていてもよい。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式III:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式IIIにおいて:
Gは、カルボニルであり;
JおよびYは、同じであっても異なっていてもよく、部分:H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から独立して選択され、但し、Yは、X11またはX12でさらに場合により置換されていてもよく;
11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキル部分からなる群から選択され、但し、X11は、さらに場合によりX12で置換されていてもよく;
12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、但し、前記のアルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
は、CORまたはC(OR)であり、式中、Rは、H、OH、OR、NR10、CF、C、C、CF、RおよびCORからなる群から選択され、式中、Rは、H、OH、OR、CHR10、およびNR10からなる群から選択され、式中、R、R、RおよびR10は、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
Figure 2009528353
から成る群から独立して選択され、式中、R’、R’、R’、R’、R’、R11、R12、R13、およびR’は、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
Zは、O、N、またはCHから選択され;
Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、WはC=O、C=S、またはSOから選択され;
R、R’、R、RおよびRは、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C3−C8シクロアルキル;C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ;酸素、窒素、硫黄、またはリン原子(0から6個の前記酸素、窒素、硫黄、またはリン原子);(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル(前記シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄またはリン原子から構成されており、前記のアルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;
式中、前記のアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル部分は、場合により置換されていてもよく、前記の用語「置換された」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群から選択される1つ以上の部分による任意の化学的に適切な置換を指す。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式IV:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式IVにおいて:
Yは、以下の部分:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から選択され、但し、YはX11またはX12で場合により置換されていてもよく;
11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11は、場合によりさらにX12で置換されていてもよく;
12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、但し、前記のアルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
は、以下の構造式:
Figure 2009528353
から選択され、式中、kは0から5の数であり、それは同一または異なっていてよく、R11は、任意の置換基を表し、前記置換基の各々は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、およびニトロから成る群から独立して選択され、但し、R11(R11≠Hのとき)は、X11またはX12で場合により置換されていてもよく;
Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、WはC=O、C=S、C(=N−CN)、またはS(O)から選択され;
Qは、存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合は、Qは、CH、N、P、(CH、(CHR)、(CRR’)、O、N(R)、S、またはS(O)であり;およびQが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;QおよびMが存在しない場合は、AはLに直接結合しており;
Aは、O、CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、N(R)、S、S(O)または結合であり;
Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
Gは、存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、Gは(CH、(CHR)、または(CRR’)であり;Gが存在しない場合、Jは存在し、Eは、Gが結合している式I中の炭素原子に直接結合しており;
Jは、存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR)、または(CRR’)、S(O)、NH、N(R)またはOであり;およびJが存在しない場合は、Gは存在し、Eは、Jが結合している式I中で示されるNに直接結合しており;
Lは、存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合は、LはCH、C(R)、O、SまたはN(R)であり;Lが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、およびJはEに直接、独立して結合しており;
Mは、存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合は、MはO、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;
pは、0から6の数であり;および
R、R’、R、RおよびRは、同一または異なっていてよく、各々はH;C−C10アルキル;C−C10アルケニル;C−Cシクロアルキル;C−Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル(前記シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、前記アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され、式中、前記のアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル部分は、場合により、置換されていてもよく、前記の用語「置換された」は、同一または異なっていてよい1つ以上の部分での置換を指し、各部分はアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群から独立して選択され;
さらに式中、ユニットN−C−G−E−L−J−Nは、5員の環状の環構造または6員の環状の環構造を表し、但し、前記ユニットユニットN−C−G−E−L−J−Nが、5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式Iでの2環式環構造が、5員の環状の環構造を表す場合、前記5員の環状の環構造は、前記の環状環の一部としてのカルボニル基を欠いている。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式V:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式Vにおいて:
(1)Rは、−C(O)Rまたは−B(OR)であり;
(2)Rは、H、−OH、−OR、−NR10、−C(O)OR、−C(O)NR10、−CF、−C、C、−CF、−R、−C(O)RまたはNRSOであり;
(3)Rは、H、−OH、−OR、または−CHR10であり;
(4)R、R、RおよびR10は、H;アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
Figure 2009528353
Figure 2009528353
から成る群から独立して選択され;
式中、R’、R’、R’、R’、R’、R11、R12およびR13は、同一または異なっていてもよく、それぞれH、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルケニル、アルキニル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
または、
12およびR13は、その組み合わせがシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールを形成するように一緒になって結合し、;
14は、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アリル、アルキル−ヘテロアリール、アルコキシ、アリール−アルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロアラルキルからなる群から選択され;
(5)RおよびR’は、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、同一または異なっていてもよく、それぞれH、OH、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、(アリール)アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリ−ル、ヘテロアリール、(アルキル)アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルから成る群から独立して選択され、前記シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、前記アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルであり;
(6)L’は、H、OH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルであり;
(7)M’は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルまたはアミノ酸側鎖であり;
またはL’およびM’は、一緒に結合して環構造を形成し、ここで、
Figure 2009528353
で表わされる構造式1の部分は、構造式2:
Figure 2009528353
で表わされ、式2において、
Eは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、C、CH、NまたはC(R)であり;
Jは、存在しているかまたは存在せず、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR−CHR’)、(CHR’)、(CRR’)、S(O)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、Gが存在する場合は、Lは明示した2の位置の窒素原子に直接結合しており;
pは、0から6の数であり;
Lは、存在しているかまたは存在せず、Lが存在する場合は、LはCHまたはC(R)であり;Lが存在しない場合は、Mは存在しているかまたは存在せず;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、JはEに直接、独立して結合しており;
Gは、存在しているかまたは存在せず、Gが存在する場合は、Gは、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)または(CRR’)であり;Gが存在しない場合は、Jは存在し、Eは明示した1の位置の炭素原子に直接結合しており;
Qは、存在しているかまたは存在せず、Qが存在する場合は、Qは、NR、PR、(CR=CR)、(CH、(CHR)、(CRR’)、(CHR−CHR’)、O、NR、S、SO、またはSOであり;Qが存在しない場合は、Mは、(i)Aに直接結合しているか、または(ii)L上の独立した置換基であり、前記の独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され、または(iii)存在せず;QおよびMの両方が存在しない場合は、AはLに直接結合しているか、またはE上の独立した置換基(前記の独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2R、または−NRR’から選択される)であり、またはAは、存在せず;
Aは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、Aは、O、O(R)、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、N(R)、NRR’、S、S(O)、−OR、CH(R)(R’)またはNRR’であり;またはAはMに結合して脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式の架橋を形成し;
Mは、存在しているかまたは存在せず、Mが存在する場合、Mは、ハロゲン、O、OR、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;またはMは、Aに結合して脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式の架橋を形成し;
(8)Z’は、構造式3:
Figure 2009528353
で表わされ、式3において、
Yは、H、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、ヘテロアルキル−ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から選択され、およびYは、非置換であるか、またはX11またはX12から独立して選択される同一または異なる1個以上の置換基で場合により置換されていてもよく;
11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびX11は、非置換であるか、または同一または異なる、独立して選択される1つ以上のX12部分で場合により置換されていてもよく;
12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、スルホニルウレア、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−スルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、前記のアルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから独立して選択される、同一または異なる1つ以上の部分で場合により独立して置換されていてもよく;
Zは、O、N、C(H)またはC(R)であり;
31は、H、ヒドロキシル、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノまたはヘテロシクロアルキルアミノであり、R31は、非置換であるか、またはX13またはX14から独立して選択される同一または異なる1個または2個の置換基で場合により置換されていてもよく;
13は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、X13は非置換であるか、または独立して選択される、同一または異なる1つ以上のX14部分で場合により独立して置換されていてもよく;
14は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリ−ルカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリ−ルカルボニル、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリールスルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、前記のアルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから独立して選択される、同一または異なる1つ以上の部分で場合により独立して置換されていてもよく;
Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合、WはC(=O)、C(=S)、C(=N−CN)、またはS(O)であり;
(9)Xは、構造式4:
Figure 2009528353
で表わされ、式4において、
aは、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
b、c、d、eおよびfは、0、1、2、3、4または5であり;
Aは、C、N、SまたはOであり;
29およびR29’は、独立して存在するか、または存在せず、存在する場合は、同一または異なっていてもよく、各々がH、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシル、C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−から成る群から独立して選択される1個または2個の独立した置換基であり、式中、YおよびYは、同一または異なっていてもよく、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から独立して選択され;または
29およびR29’は、0から6個の炭素の脂肪族鎖またはヘテロ脂肪族鎖であるように一緒に結合され;
30は、存在しているか、または存在せず、存在する場合は、H、アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから成る群から独立して選択される1個または2個の置換基であり;
(10)Dは、構造式5:
Figure 2009528353
で表わされ、式5において、
32、R33およびR34は、存在しているか、または存在せず、存在する場合は、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、スピロアルキル、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシル、−C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−から独立して選択される1個または2個の独立した置換基であり、式中、YおよびYは、同一または異なっていてもよく、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から独立して選択され;または
32およびR34は、その組み合わせがシクロアルキル基の一部を形成するように一緒に結合され;
gは、1、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
h、i、j、k、lおよびmは、0、1、2、3、4または5であり;および
Aは、C、N、SまたはOであり、
(11)構造式2:
Figure 2009528353
式2
が、
Figure 2009528353
であり、およびW’がCHまたはNである場合、以下の条件付き除外(i)および(ii)が適用される:
条件付き除外(i):Zは、−NH−R36ではなく、式中、R36は、H、C6または10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R37、−C(O)−OR37、または−C(O)−NHR37であり、式中、R37は、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルである;および
条件付き除外(ii):Rは、−C(O)OH、−C(O)OHの医薬的に許容される塩、-C(O)OHのエステル、−C(O)NHR38のいずれでもなく、式中、R38は、C1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6−10アリールまたはC7−10アラルキルからなる群から選択される。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式VI:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式VIにおいて:
キャップは、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノであり、前記のアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノの各々は、非置換であるか、またはXおよびXから独立して選択される、同一または異なっていてもよい1個または2個の置換基で場合により独立して置換されることができ;
P’は、−NHRであり;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびXは、非置換であるか、または同一もしくは異なっていてよい、独立して選択される1つ以上のX部分で場合により独立して置換されることができ;
は、ヒドロキシ、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、ケト、エステルまたはニトロであり、前記のアルキル、アルコキシ、およびアリールの各々は、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルから独立して選択される同一または異なる1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができ;
Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、WはC(=O)、C(=S)、C(=NH)、C(=N−OH)、C(=N−CN)、S(O)またはS(O)であり;
Qは、存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合は、Qは、N(R)、P(R)、CR=CR’、(CH、(CHR)、(CRR’)、(CHR−CHR’)、O、S、S(O)またはS(O)であり;Qが存在しない場合は、Mは、(i)Aに直接結合しているか、または(ii)Mは、L上の独立した置換基であり、Aは、E上の独立した置換基であり、前記の独立した置換基は、−OR、−CH(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され;QおよびMの両方が存在しない場合は、AはLに直接結合しているか、またはAは、−OR、−CH(R)(R’)、−S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択されるE上の独立した置換基であり;
Aは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、Aは、−O−、−O(R)CH−、−(CHR)−、−(CHR−CHR’)−、(CRR’)、N(R)、NRR’、S、またはS(O)であり、Qが存在しない場合は、Aは、−OR、−CH(R)(R’)または−NRR’であり;Aが存在しない場合は、QおよびEは、結合により結合しているか、またはQはM上の独立した置換基であり;
Eは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、EはCH、N、C(R)であり;
Gは、存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、Gは、(CH、(CHR)、または(CRR’)であり;Gが存在しない場合は、Jは存在し、およびEは明示した1の位置の炭素原子に直接結合しており;
Jは、存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR−CHR’)、(CHR)、(CRR’)、S(O)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、Gが存在する場合は、Lは明示した2の位置の窒素原子に直接結合しており;
Lは、存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合は、LはCH、N、またはC(R)であり;Lが存在しない場合は、Mは存在しているかまたは存在せず;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、およびJはEに直接、独立して結合しており;
Mは、存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合、Mは、O、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;
pは、0から6の数であり;
R、R’およびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれ、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクリル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アリール−アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリ−ル、ヘテロアリール、アルキル−アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルから成る群から独立して選択されることができ;
(CRR’)中のRおよびR’は、その組み合わせがシクロアルキルまたはヘテロシクリル部分を形成するように一緒に結合することができ;および
は、カルボニルである。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式VII:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式VIIにおいて:
Mは、O、N(H)またはCHであり;
nは、0から4であり;
は、−OR、−NRまたは
Figure 2009528353
であり;
式中、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれ、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノから成る群から独立して選択され;
およびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれH、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる成る群から独立して選択され;あるいはまた、RおよびRは、一緒になって、部分
Figure 2009528353
が、
Figure 2009528353
で表わされるような環状の5員から7員の環の一部を形成し、式中、kは0から2であり;
Xは、
Figure 2009528353
から成る群から選択され;
式中、pは1から2であり、qは1から3であり、Pはアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;
および
は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
Figure 2009528353
から成る群から選択され、式中、Yは、O、SまたはNHであり、ZはCHまたはNであり、R部分は、同一または異なっていてもよく、各Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群から独立して選択される。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式VIII:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式VIIIにおいて:
Mは、O、N(H)またはCHであり;
は、−C(O)NHRであり、式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノまたはアルキルアミノであり;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキルからなる群から選択され;
は、アルキル、シクロアルキル、アリール、およびアリールと縮合したシクロアルキルから選択され;
およびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれH、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から独立して選択され;あるいはまた、
およびRは、一緒になって、部分
Figure 2009528353
が、
Figure 2009528353
で表わされるような環状の5員から7員の環の一部を形成し、式中、kは0から2であり;
Xは、
Figure 2009528353
から成る群から選択され、式中、pは1から2であり、qは1から3であり、Pは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;および
は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
Figure 2009528353
から成る群から選択され、式中、Yは、O、SまたはNHであり、ZはCHまたはNであり、R部分は、同一または異なっていてもよく、各Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群から独立して選択される。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式IX:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式IXにおいて:
Mは、O、N(H)またはCHであり;
nは、0から4であり;
は、−OR、−NRまたは
Figure 2009528353
であり、式中、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々が水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノから成る群から独立して選択され;
およびRは、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から独立して選択され;あるいはまた、
およびRは、一緒になって、部分
Figure 2009528353
が、
Figure 2009528353
で表わされるような環状の5員から7員の環の一部を形成し、式中、kは0から2であり;
Xは、
Figure 2009528353
Figure 2009528353
から成る群から選択され、式中、pは1から2であり、qは1から3であり、Pは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;および
は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
Figure 2009528353
から成る群から選択され、式中、Yは、O、SまたはNHであり、ZはCHまたはNであり、R部分は、同一または異なっていてもよく、各Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群から独立して選択される。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式X:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式Xにおいて:
はNHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々がR、OR、NHR、NRR’、SR、SOR、およびハロからなる群から独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
Figure 2009528353
が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
Eは、C(H)またはC(R)であり;
Lは、C(H)、C(R)、CHC(R)、またはC(R)CHであり;
R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−から成る群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
Yは、以下の部分:
Figure 2009528353
から選択され、式中、GはNHまたはOであり;R15,R16、R17およびR18は、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルから成る群から独立して選択され、あるいはまたR15およびR16は、4員から8員のシクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル構造を形成するように互いに結合し、および同様にR17およびR18は、3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
式中、前記のアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、またはニトロからなる群から独立して選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる。
1実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XI:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XIにおいて:
は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々はR、NR10、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
Figure 2009528353
が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され(言い換えると、A−E−L−Mが一緒になる);
Eは、C(H)またはC(R)であり;
Lは、C(H)、C(R)、CHC(R)、またはC(R)CHであり;
R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NR10が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
Yは、以下の部分:
Figure 2009528353
から選択され、式中、Y30およびY31は、
Figure 2009528353
から選択され、式中、uは0から6の数であり;
Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSOから選択され;
Gは、NHまたはOであり;および
15、R16、R17、R18、R19、T、T、TおよびTは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、R17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
式中、前記のアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、またはニトロからなる群から独立して選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XII:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XIIにおいて:
は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々はR、OR、NHR、NRR’、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
Figure 2009528353
が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
Eは、C(H)またはC(R)であり;
Lは、C(H)、C(R)、CHC(R)、またはC(R)CHであり;
R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
Yは、以下の部分:
Figure 2009528353
から選択され、式中、
Gは、NHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、およびR19は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、(i)R15およびR16は、互いに結合して4員から8員の環状構造を形成し、またはR15およびR19は、互いに結合して4員から8員の環状構造を形成し、および(ii)同様に、独立してR17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
式中、前記のアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XIII:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XIIIにおいて:
は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同一または異なっていてもよく、それぞれR、OR、NHR、NRR’、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
Figure 2009528353
が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され(言い換えると、A−E−L−Mが一緒になる);
Eは、C(H)またはC(R)であり;
Lは、C(H)、C(R)、CHC(R)、またはC(R)CHであり;
R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
Yは、以下の部分:
Figure 2009528353
から選択され、式中、Gは、NHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、R19およびR20は、同一または異なっていてもよく、それぞれH、C−C10アルキル、C−C10ヘテロアルキル、C−C10アルケニル、C−C10ヘテロアルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ヘテロアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R15およびR16は、互いに結合して4員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、またはR15およびR19は、互いに結合して5員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、またはR15およびR20は、互いに結合して5員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成することができ、および(ii)同様に、独立してR17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、
式中、前記のアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されてもよい。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XIV:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XIVにおいて:
は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同一または異なっていてもよく、それぞれR、OR、NHR、NRR’、SR、SOR、およびハロから独立して選択され;または
AおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
Figure 2009528353
が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリ−ル、およびヘテロアリール−アルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
Yは、以下の部分:
Figure 2009528353
から選択され、
式中、Gは、NHまたはOであり;およびR15、R16、R17、およびR18、は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R15およびR16は、互いに結合して4員から8員の環状構造を形成し、および(ii)同様に、独立してR17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
式中、前記のアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XV:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XVにおいて:
は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
EおよびJは、同一または異なっていてもよく、各々はR、OR、NHR、NRR、SR、ハロ、およびS(O)Rから成る群から独立して選択され、またはEおよびJは、互いに直接結合して3員から8員のシクロアルキル部分、または3員から8員のヘテロシクリル部分を形成し;
Zは、N(H)、N=、またはOであり、但しZがOの場合、Gは存在しているかまたは存在せず、Gが存在し、ZがOである場合は、GはC(=O)であり;
Gは存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、GはC(=O)またはS(O)であり、およびGが存在しない場合は、ZはYに直接結合しており;
Yは、
Figure 2009528353
Figure 2009528353
から成る群から選択され:
R、R、R、R、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され、前記のヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの各々は、1から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子を有し;
式中、前記のアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリル部分の各々は、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジド、およびヒドロキサメートから選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XVI:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XVIにおいて:
は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;
Yは、以下の部分:
Figure 2009528353
から選択され:
式中、GはNHまたはOであり;R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、およびR25は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R17およびR18は、互いに独立して結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、R15およびR19は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、R15およびR16は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iv)同様に、R15およびR20は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(v)同様に、R22およびR23は、独立して互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたは4員から8員のヘテロシクリルを形成し;および(vi)同様に、R24およびR25は、独立して互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたは4員から8員のヘテロシクリルを形成し;
式中、前記のアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XVII:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XVIIにおいて:
は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキル−であり;
AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々はR、OR、NHR、NRR’、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
Figure 2009528353
が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリールアルキル−から成る群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
Yは、以下の部分:
Figure 2009528353
から選択され、式中、Y30は、
Figure 2009528353
(uは、0から1の数である)
から選択され;
Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSOから選択され;
Gは、NHまたはOであり;および
15、R16、R17、R18、R19、T、TおよびTは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、R17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
式中、前記のアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XVIII:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XVIIIにおいて:
は、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、およびヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から選択され;
AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々は、R、OR、N(H)R、N(RR’)、SR、S(O)Rおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
Figure 2009528353
が、3員、4員、5員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され(言い換えると、A−E−L−Mが一緒になる);
Eは、C(H)またはC(R)であり;
Lは、C(H)、C(R)、CHC(R)、またはC(R)CHであり;
RおよびR’は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、N(RR’)が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、スピロ結合シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;
Yは、以下の部分:
Figure 2009528353
から選択され、
式中、Gは、NHまたはOであり;R15、R16、R17、R18、R19、およびR20は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、(i)R17およびR18は、互いに独立して結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、R15およびR19は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、R15およびR16は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、R15およびR20は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;
式中、前記のアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、スピロ結合シクロアルキル、およびヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XIX:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XIXにおいて:
Zは、ヘテロシクリル部分、N(H)(アルキル)、−N(アルキル)、−N(H)(シクロアルキル)、−N(シクロアルキル)、−N(H)(アリール、−N(アリール)、−N(H)(ヘテロシクリル)、−N(ヘテロシクリル)、−N(H)(ヘテロアリール)、および−N(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリ−ル−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;
Yは、以下の部分:
Figure 2009528353
から選択され、
式中、Gは、NHまたはOであり;R15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R17およびR18は、互いに独立して結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、R15およびR19は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、R15およびR16は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、R15およびR20は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;
式中、前記のアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XX:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XXにおいて:
aは、0または1であり;bは、0または1であり;Yは、HまたはC1−6アルキルであり;
BはH、式R−C(O)−のアシル誘導体または式R−SO2のスルホニルであり、式中、R7は、
(i)カルボキシル、C1−6アルカノイルオキシまたはC1−6アルコキシで場合により置換されたC1−10アルキル;
(ii)カルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニルまたはフェニルメトキシカルボニルで場合により置換されたC3−7シクロアルキル;
(iii)C1−6アルキル、ヒドロキシ、またはC1−6アルキルで場合により置換されたアミノで場合により置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキル;または
(iv)C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルキルで場合により置換されたアミノ、またはC1−6アルキルで場合により置換されたアミドで場合により置換されたHetであり;
は、存在する場合、カルボキシルで置換されたC1−6アルキルであり;
は、存在する場合、場合によりカルボキシルで置換されたC1−6アルキルであり;
は、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
は、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
は、CH−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、式中、R20は、飽和もしくは不飽和のC3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり、これらは場合によりR21でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、またはR20は、CもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり、これらは場合によりR21でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、
またはR20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、場合によりR21でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、そこでは各R21は、独立してC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルで場合によりモノ置換もしくはジ置換されたアミノ;スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;C1−6アルキル、CもしくはC10アリール、C7−16アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで場合によりモノ置換されたアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);CもしくはC10アリール、C7−16アラルキルまたはHetであり、前記のアリール、アラルキルまたはHetは、場合によりR22で置換されていてもよく;
式中、R22は、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルで場合によりモノ置換もしくはジ置換されたアミノ;スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミドまたは(低級アルキル)アミドであり;
は、ハロゲンで場合により置換された、C1−6アルキルまたはC2−6アルケニルであり;および
Wは、ヒドロキシまたはN−置換アミノである。
式XXの化合物の上記に示した構造において、用語P6、P5、P4、P3、P2およびP1は、通常、当業者に慣習的に知られているそれぞれのアミノ酸部分を示す。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XXI:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XXIにおいて:
Bは、H、CもしくはC10アリール、C7−16アラルキル;Hetまたは(低級アルキル)−Het(これらの全てはC1−6アルキルで場合により置換されていてもよい);C1−6アルコキシ;C1−6アルカノイル;ヒドロキシ;ヒドロキシアルキル;ハロ;ハロアルキル;ニトロ;シアノ;シアノアルキル;C1−6アルキルで場合により置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミドであり;
または、Bは、式R−C(O)−のアシル誘導体;式R−OC(O)−のカルボキシル;式R−N(R)−C(O)−のアミド;式R−N(R)−C(S)−のチオアミド;または式R−SO2のスルホニルであり;
式中、Rは、
(i)カルボキシ、C1−6アルカノイル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルで場合によりモノもしくはジ置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで場合により置換されたC1−10アルキル;
(ii)C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルコキシ、またはC4−10アルキルシクロアルキル(これら全てが、ヒドロキシ、カルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニル、C1−6アルキルで場合によりモノもしくはジ置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで場合により置換されている);
(iii)C1−6アルキルで場合によりモノもしくはジ置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミド;
(iv)CもしくはC10アリールまたはC7−10アラルキル(全てが、C1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、またはC1−6アルキルで場合によりモノもしくはジ置換されたアミノで場合により置換されている);または
(v)Hetまたは(低級アルキル)−Het(両方ともC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、またはC1−6アルキルで場合によりモノもしくはジ置換されたアミノで場合により置換されている)であり;
は、HまたはC1−6アルキルであり;
但し、Rがアミドまたはチオアミドである場合は、Rは、(ii)シクロアルコキシではなく;
Yは、HまたはC1−6アルキルであり;
は、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、またはC4−10アルキルシクロアルキル(これらの全てはヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6チオアルキル、アミド、(低級アルキル)アミド、CもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルで場合により置換されている)であり;
は、CH−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、式中、R20は、飽和もしくは不飽和のC3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり、これらの全ては場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、またはR20は、CもしくはC10アリールまたはC7−14アラルキルであり、これらの全ては場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、
またはR20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、
式中、各R21は、独立してC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;低級チオアルキル;スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;C1−6アルキル、CもしくはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで場合によりモノ−またはジ−置換されたアミノ;C1−6アルキル、CもしくはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで場合によりモノ−置換されたアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級)アルキル;CもしくはC10アリール、C7−14アラルキルまたはHetであり、前記のアリール、アラルキルまたはHetは、場合によりR22で置換されていてもよく;
式中、R22は、C1−6アルキル;C3−7シクロアルキル;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルで場合によりモノ−またはジ−置換されたアミノ;スルホニル;(低級アルキル)スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミド;(低級アルキル)アミド;またはC1−6アルキルで場合により置換されたHetであり;
R1は、H;C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルであり、これらの全てがハロゲンで場合により置換されている。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XXII:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XXIIにおいて:
Wは、CHまたはNであり;
21は、H、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、ヒドロキシ、またはN(R23であり、式中、各R23は、独立してH、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
22は、H、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6チオアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、C2−7アルコキシアルキル、C3−6シクロアルキル、C6もしくは10アリールまたはHetであり、そこでHetは、5員、6員、または7員の飽和もしくは不飽和の複素環であって、それは窒素、酸素および硫黄から選択される1から4個のヘテロ原子を含み;
前記のシクロアルキル、アリールまたはHetは、R24で置換されており、R24は、H、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、NO、N(R25、NH−C(O)−R25またはNH−C(O)−NH−R25であり、式中、各R25は、独立してH、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;またはR24は、NH−C(O)−OR26であり、式中、R26はC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
は、ヒドロキシ、NH、または式−NH−R31の基であり、式中、R31は、C6もしくは10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R32、−C(O)−NHR32または−C(O)−OR32であり、式中、R32は、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
Dは、5員から10員の飽和または不飽和のアルキレン鎖であって、O、S、またはN−R41から独立して選択される1から3個のヘテロ原子を場合により含み、式中、R41は、H、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたは−C(O)−R42であり、式中、R42は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6もしくは10アリールであり;Rは、Hまたは前記のアルキレン鎖Dの任意の炭素原子における1から3個の置換基であり、前記の置換基は、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ、チオおよびC1−6チオアルキルから独立して選択され、および
Aは、式−C(O)−NH−Rのアミドであり、式中、Rは、C1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6もしくは10アリールおよびC7−16アラルキルから選択され;
または、Aはカルボン酸である。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XXIII:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XXIIIにおいて:
は、結合またはジフルオロメチレンであり;
は、水素であり;
およびRの各々は、独立して場合により置換された脂肪族基、場合により置換された環状基または場合により置換された芳香族基であり;
R3、R5およびR7は、それぞれ独立して、
場合により置換された(1,1−もしくは1,2−)シクロアルキレン;または
場合により置換された(1,1−もしくは1,2−)ヘテロシクリレン;または
メチレンまたはエチレン)であり、これらは、場合により置換された脂肪族基、場合により置換された環状基または場合により置換された芳香族基から成る群から選択される1個の置換基で置換されており、そこでメチレンまたはエチレンはさらに脂肪族基の置換基で場合により置換されており;または;
R4、R6、R8およびR10の各々は、独立して水素または場合により置換された脂肪族基であり;
Figure 2009528353
は、置換された単環式のアザヘテロシクリルまたは場合により置換された多環式のアザヘテロシクリル、または場合により置換された多環式のアザヘテロシクレニルであり、不飽和は、R−L−(N(R)−R−C(O)−)N(R)−R−C(O)−N部分を有し、およびそれに−C(O)−N(R)−R−C(O)C(O)NR部分が結合している環に対して遠位にある環中に存在し;Lは、−C(O)−、−OC(O)−、−NR10C(O)−、−S(O)−、または−NR10S(O)−であり;および
nは0または1であり、
但し、
Figure 2009528353
が、置換された
Figure 2009528353
であるとき、Lは、−OC(O)−であり、Rは、場合により置換された脂肪族であり;またはR、RおよびRの少なくとも1つは、エチレンであり、これは場合により置換された脂肪族基、場合により置換された環状基または場合により置換された芳香族基から成る群から選択される1個の置換基で置換されており、そこでエチレンはさらに脂肪族基の置換基で場合により置換されており;またはRは、場合により置換された脂肪族である。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XXIV:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XXIVにおいて:
Wは、
Figure 2009528353
であり;
mは、0または1であり;
は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、そこで任意のR炭素原子は、場合によりJで置換されており;
Jは、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、アシル、スルホニル、またはスルホンアミドであり、1から3個のJ基で場合により置換されており;
は、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、スルホニル、またはスルホンアミドであり;
Lは、アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、任意の水素がハロゲンで場合により置換されており、任意の末端炭素原子に結合している水素またはハロゲンは、場合により、スルフヒドリルまたはヒドロキシで置換されており;
は、結合であり;
は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
およびRは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
Xは、結合、−C(H)(R)−、−O−、−S−、または−N(R)−であり;
は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アラルカノイル、ヘテロシクラノイル、ヘテロアラルカノイル、−C(O)R14、−SO14、またはカルボキサミドであり、および1から3個のJ基で場合により置換されており;またはRとZは、それらが結合している原子と一緒になって、場合により1から3個のJ基で置換された含窒素単環式または2環式の環系を形成し;
14は、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり;
Yは、結合、−CH−、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、または−S(O)(NR)−であり、式中、Rは上で定義した通りであり;
Zは、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、−OR、または−N(Rであり、任意の炭素原子は、場合によりJで置換されており、Rは上で定義した通りであり;
は、結合または
Figure 2009528353
であり、
は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
Mは、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、これらは場合により1から3個のJ基で置換されており、任意のアルキル炭素原子はヘテロ原子で置換されていてもよく;
Vは、結合、−CH−、−C(H)(R11)−、−O−、−S−、または−N(R11)−であり;
11は、水素またはC1−3アルキルであり;
Kは、結合、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、または−S(O)(NR11)−であり、式中、R11は上で定義した通りであり;
Tは、−R12、−アルキル−R12、−アルケニル−R12、−アルキニル−R12、−OR12、−N(R12、−C(O)R12、−C(=NOアルキル)R12、または
Figure 2009528353
であり;
12は、水素、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキリデニル、またはヘテロシクロアルキリデニルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており、または第1のR12および第2のR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、場合により1から3個のJ基で置換された含窒素単環式または2環式の環系を形成し;
10は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキルまたはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個の水素がJ基で置換されており;
15は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
16は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルである。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XXV:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XXVにおいて:
Eは、CHOまたはB(OH)を表し;
は、低級アルキル、ハロ−低級アルキル、シアノ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、ヘテロアリール低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルを表し;
は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、アミノカルボニル−低級アルキルまたは低級シクロアルキル−低級アルキルを表し;および
は、水素または低級アルキルを表し;
または、RおよびRは、一緒になって、場合によりヒドロキシで置換されたジ−またはトリメチレンを表し;
は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキル、カルボキシ−低級アルキル、アリール低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、低級アルケニル、アリールまたは低級シクロアルキルを表し;
は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、アリール低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
は、水素または低級アルキルを表し;
は、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキルまたはアリール−低級アルキルを表し;および
は、低級アルキルカルボニル、カルボキシ−低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、低級アルキルスルホニル、アリールスルホニル、低級アルコキシカルボニルまたはアリール−低級アルコキシカルボニルを表す。
別の実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、構造式XXVI:
Figure 2009528353
の化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり;
式XXVIにおいて:
Bは、式R11−C(O)−のアシル誘導体であり、式中、R11は場合によりカルボキシルで置換されたC1−10アルキルであり;またはR11は、場合によりC1−6アルキルで置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;
aは、0または1であり;
は、存在するとき、カルボキシ(低級)アルキルであり;
bは、0または1であり;
は、存在するとき、C1−6アルキル、またはカルボキシ(低級)アルキルであり;
Yは、HまたはC1−6アルキルであり;
は、C1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり;
は、C1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり;
Wは、式:
Figure 2009528353
の基であり;
式中、Rは、カルボキシルで場合により置換されたC1−10アルキルまたはC3−7シクロアルキル;CもしくはC10アリール;またはC7−16アラルキルであり;または、
Wは、式:
Figure 2009528353
であり、式中、XはCHまたはNであり;および
’は、Xに結合して5員もしくは6員環を形成するC3−4アルキレンであり、前記環は、場合によりOH;SH;NH2;カルボキシル;R12;OR12、SR12、NHR12またはNR1212’で置換されており、式中、R12およびR12’は、独立して、環式C3−16アルキルまたは非環式C1−16アルキルまたは環式C3−16アルケニルまたは非環式C2−16アルケニルであり、前記のアルキルまたはアルケニルは、NH、OH、SH、ハロ、またはカルボキシルで場合により置換されており;前記のアルキルまたはアルケニルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;または
12およびR12’は、独立して、C1−6アルキル、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで場合により置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;前記のアリールまたはアラルキルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;
前記の環式アルキル、環式アルケニル、アリールまたはアラルキルは、場合により、第2の5員、6員、または7員環と縮合して環系または複素環を形成し、前記の第2の環は、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキル;CもしくはC10アリール、または複素環で場合により置換されており;前記の第2の環は、場合により、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し;
Qは、式:
Figure 2009528353
の基であり;式中、
ZはCHであり;
Xは、OまたはSであり;
は、H、C1−6アルキルまたはC1−6アルケニルであり、両者は場合によりチオまたはハロで置換されており;および
13は、CO−NH−R14であり、式中、R14は、水素、環式C3−10アルキルまたは非環式C1−10アルキルまたは環式C3−10アルケニルまたは非環式C2−10アルケニルであり、前記のアルキルまたはアルケニルは、NH、OH、SH、ハロまたはカルボキシルで場合により置換されており;前記のアルキルまたはアルケニルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;または
14は、C1−6アルキル、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで場合により置換された、またはさらにC3−7シクロアルキル、CもしくはC10アリール、または複素環で置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;前記のアリールまたはアラルキルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;
前記の環式アルキル、環式アルケニル、アリールまたはアラルキルは、場合により、第2の5員、6員、または7員環と縮合して環系または複素環を形成し、前記の第2の環は、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで場合により置換されており、またはさらにC3−7シクロアルキル、CもしくはC10アリール、または複素環で置換されており;前記の第2の環は、場合により、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し;
但し、ZがCHのとき、R13は、α−アミノ酸またはそのエステルではなく;
Qは、式:
Figure 2009528353
のホスホナート基であり、
式中、R15およびR16は、独立してC6−20アリールオキシであり;Rは上に定義した通りである。
式XXVIの化合物の上記に示した構造において、用語P6、P5、P4、P3、P2およびP1は、通常、当業者に慣習的に知られているそれぞれのアミノ酸部分を示す。したがって、式XXVIの化合物の実際の構造は、
Figure 2009528353
である。
1つの好ましい実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、
Figure 2009528353
Figure 2009528353
Figure 2009528353
またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルから成る群から選択される。
別の実施形態では、本発明は、
(a)少なくとも1つのHCV IRES阻害剤;および
(b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、
Figure 2009528353
の式Iaである少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、またはその医薬的に許容できる塩、溶媒和物もしくはエステルを別々にまたは一緒に含む、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要がある患者における、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬、およびそれを使用する方法を提供する。
さらに別の好ましい実施形態では、本発明は、
(a)少なくとも1つのHCV IRES阻害剤;および
(b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、
Figure 2009528353
である少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、またはその医薬的に許容できる塩、溶媒和物もしくはエステルを別々にまたは一緒に含む、それを必要とする患者における、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬、およびそれを使用する方法を提供する。
(詳細な説明)
本発明は、(a)少なくとも1つのHCV IRES阻害剤;および(b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、を別々にまたは一緒に含む組み合わせに基づく、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要がある患者におけるHCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬、医薬組成物、医薬キットおよび方法を提供する。
1実施形態では、医薬は、さらに少なくとも1つの他の治療剤を含む。好ましい実施形態では、少なくとも1つの他の治療剤は、インターフェロンである。1実施形態では、少なくとも1つの他の治療剤は、リバビリン、レボビリン、VP50406、ISIS14803、VX497、チモシン、マキサミンまたはミコフェノール酸モフェチルである。
少なくとも1つの他の治療剤がインターフェロンである1実施形態では、医薬はさらにリバビリンを含む。別の実施形態では、少なくとも1つの他の治療剤は、インターフェロンであり、および少なくとも1つの他の治療剤は、リバビリン、レボビリン、VP50406、ISIS14803、VX497、チモシン、マキサミン、またはミコフェノール酸モフェチルである。
1実施形態では、インターフェロンは、ペグ化インターフェロンである。好ましくは、インターフェロンは、インターフェロン−α、PEG−インターフェロンαコンジュゲート、インターフェロンα融合ポリペプチド、コンセンサスインターフェロン、またはそれらの2つ以上の混合物からなる群から選択される。好ましくは、インターフェロンは、Roferon(商標)、Pegasys(商標)、Intron(商標)、PEG−Intron(商標)、Berofor Alpha(商標)、およびInfergen(商標)からなる群から選択される。1実施形態では、インターフェロンは、少なくとも1つのHCV IRES阻害剤および少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤と同時に投与または連続的に投与される。
HCV IRES阻害剤:
本発明の実施において使用され得る適切なHCV IRES阻害剤の非限定的な例は、以下の刊行物および発表において開示されており、それらの全ての開示は、それらの全てが参考として本明細書中に組み込まれる。
本発明の実施において有用なHCV IRES阻害剤のある種の非限定的な特定例は、以下のものを含む:OSI PharmaceuticalsからのI70(登録商標)、Ribo TargetsからのIRES阻害剤(RNA阻害剤)であるHeptazyme、Anadys PharmaceuticalsからのIRES阻害剤、RiboGene(QuestCor)からのIRES阻害剤およびWO2006019832A1(PTC Therapeutics)で可能性のあるIRES阻害剤として報告されたチエノピリジン類。さらに、McCaffreyら、Hepatology,38(2):503−508(2003);Jubin,Curr Opin Mo.Ther,3(3):278−287(2001);Mounir,“Symposium on Emerging Therapies for Chronic Viral Hepatitis,”October 2−4, 1998,Montreal,Canada)は、HCV IRES阻害剤を開示している。上記で示した刊行物の開示は、参考としてその全体が本明細書中に組み込まれる。
本発明の特定の好ましい実施形態によれば、HCV IRES阻害剤は、以下の特許出願の1つ以上に開示された化合物のチエノピリジン族またはインドール族の1つ以上から選択され、これらの各々の開示は、参考としてその全体が本明細書中に組み込まれる:
チエノピリジン族:Karpらによる米国特許出願第11/180,779号(米国公開特許第2006/0019976号として公開)および国際公開番号WO2006/019831(本明細書では、“WO‘831とする);および
インドール族:Karpらによる米国特許出願第11/180,961号(米国公開特許第2006/00223863号として公開)および国際公開番号WO2006/019832(本明細書では、“WO‘832とする);Karpらにより、2006年1月13日に出願された米国特許出願第11/331,180号;Karpらにより2007年1月13日に出願された米国特許出願第11/653,435号;Karpらにより2007年1月16日に出願された米国特許出願第11/653,450号;Karpにより、2006年1月13日に出願された米国特許出願第60/758,527号;Karpにより2007年1月13日に出願された米国特許出願第11/653,436号;およびKarpにより2007年1月16日に出願された米国特許出願第11/653,448号。
本発明に有用なチエノピリジン化合物を製造する技術は、WO‘832で示されるAからSで指定される合成スキームによって提供され、112頁から124頁で議論されており、これらの頁は参照によって具体的に本明細書に組み込まれる。
本発明の実施に有用な、さまざまに誘導体化されたインドール化合物を製造する技術は、参照によって具体的に本明細書に組み込まれるWO‘831の350から381頁のスキームに提供される。特に、WO‘831の359頁のスキームKは、適切なインドール出発原料、例えば本明細書の図1の化合物1の製造方法を示している。WO‘831のスキームKは、WO‘831の352頁のスキームDおよびWO‘831の356頁のスキームH5→r1x化合物と一緒に、より複雑なインドール化合物前駆体、例えば本明細書の図2の化合物4を製造する手順を説明している。
本出願の図1および図2は、インドール族、すなわち現在、本発明に従って使用するのが好まれるPS102320(別名 SCH1385147)のメンバーを製造するための詳細な合成スキームを提供する。
1つの好ましい実施形態では、少なくとも1つのHCV IRES阻害剤は、PS102320(上記の別名 SCH1385147)、PS102123(上記の別名 SCH1383646)、PS102283(上記の別名 SCH1385145)、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステルである。別の好ましい実施形態では、少なくとも1つのHCV IRES阻害剤は、SCH135147、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステルである。別の好ましい実施形態では、少なくとも1つのHCV IRES阻害剤は、SCH1385145、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステルである。
1実施形態において、少なくとも1つのHCV IRES阻害剤は、I70(登録商標)、またはRibo Targets RNA阻害剤である。1実施形態において、少なくとも1つのHCV IRES阻害剤は、I70(登録商標)である。
HCV IRES阻害剤の治療有効量は、HCV翻訳を阻害するために有効な量である。同様に、インドール(例えば、WO2006/019831で記載されている)またはチエノピリジン(例えば、WO2006/019832で記載されている)である抗HCV剤の治療有効量は、適切なヒト被験体において所望の治療効果または寛解効果を生じる、HCVに対して有効な量である。そのような化合物の効果は、(1)HCV−RNAの存在;(2)抗HCV抗体の存在;(3)血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)およびアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)(ALTおよびASTは、HCVに慢性的に感染した患者では上昇している)の濃度;または(4)肝細胞性損傷またはそれらの任意の組合せを分析することによって決定することができる。被験体に対する正確な有効量は、被験体の体重、身長と健康状態に依存する。所定の患者のための治療有効量は、臨床医の熟練度および判断の範囲内にある慣例的な実験で決定することができる。
いかなる化合物に対しても、治療有効量は、細胞培養アッセイまたは関連動物モデル(例えば、マーモセットやタマリンなど)で最初に評価することができる。動物モデルは、適切な濃度範囲および投与経路を決定するのにも使用することができる。次に、そのような情報は、ヒトにおける有効投薬量および投薬経路を決めるのに使うことができる。治療的効果および毒性は、細胞培養または実験動物での標準的な薬学的手順、例えば、ED50(個体群の50%における治療有効量)およびLD50(個体群の50%に致命的な用量)によって決定することができる。治療効果と毒性効果との間の用量比は、治療指数であり、それは比率(LD50/ED50)として表すことができる。大きな治療指数を示す医薬組成物が好ましい。そのような組成物に含まれる用量は、好ましくは、殆どまたは全く毒性を有しないED50を含む血液循環濃度の範囲内にある。用量は、この範囲内で、使用される剤形、患者の感受性、および投与経路に依存して変動し得る。
より詳しくは、本発明の化合物に関して観察される濃度−生物学的効果の関係は、約0.1μg/mLから約50μg/mL、より好ましくは、約5μg/mLから約50μg/mL、さらにより好ましくは、約10μg/mLから約25μg/mLの範囲の初期の標的血漿濃度を示す。そのような血漿濃度を達成するために、本発明の化合物は、投与経路に応じて0.1μgから100,000mgの間で変動する用量で投与されてよい。特定の用量および送達方法に関するガイダンスは、文献に提供されており、通常、当該分野の開業医にとって利用可能である。一般的に、用量は、約40から約100kgの体重の患者に対して(用量は、この体重範囲の上下の患者、特に40kgより下の子供に対しては、調節され得る)、単回用量、分割用量、または連続的用量で約1mg/日から約10g/日、または約0.1mg/日から約3g/日、または、0.3gから約3g/日、または約0.5gから約2g/日の範囲となる。
正確な用量は、治療を必要とする被験体に関連した要因を考慮して、開業医により決定される。用量および投与は、有効成分の十分な濃度を提供するために、または所望の効果を維持するために調整される。考慮される可能性のある要因としては、疾患状態の重篤度、被験体の一般的健康状態、被験体の年齢、体重、および性別、食餌、投与時間、および頻度、薬剤の併用、応答感受性、および治療に対する寛容性/応答性が含まれる。特定の製剤の半減期およびクリアランス率に応じて、持続性の医薬組成物は、3から4日おきに、毎週、または2週間毎に1回投与されてよい。
HCVプロテアーゼ阻害剤:
1実施形態において、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、以下の文献(それらは、参考として本明細書に取り込まれる)に言及されたHCVプロテアーゼ阻害剤の群から選択される:
Figure 2009528353
Figure 2009528353
1実施形態において、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、上で詳述した式IからXXVIの化合物またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルから成る群から選択される。
1実施形態において、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、
Figure 2009528353
Figure 2009528353
Figure 2009528353
またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルから成る群から選択される。
好ましい実施形態において、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、式Iの化合物,式XIVの化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルから成る群から選択される。
好ましい実施形態において、本発明は、
(a)少なくとも1つのHCV IRES阻害剤;および
(b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、式Ia
Figure 2009528353
である少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、
またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルを、別々にまたは一緒に含む、それを必要とする被験体におけるHCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬、およびそれを使用する方法を提供する。
別の好ましい実施形態では、本発明は、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、
Figure 2009528353
Figure 2009528353
またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルを提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、
(a)少なくとも1つのHCV IRES阻害剤;および
(b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、
Figure 2009528353
である少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、
またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルを、別々にまたは一緒に含む、それを必要とする被験体におけるHCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬、およびそれを使用する方法を提供する。
1つの好ましい実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、約100mg/日から約3600mg/日の範囲の用量で投与される(例えば、一日当たり
Figure 2009528353
)。
1つの好ましい実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、約400mg/日から約2500mg/日の用量範囲で投与される。HCVプロテアーゼ阻害剤の用量は、単回投薬量(すなわち1日1回)で、または2から4回投薬量(すなわち、1日2回(BID)、1日3回(TID)、または1日4回(QID))に分割されて服用されてもよいことに留意すべきである。好ましくは、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は経口投与される。
少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が式Ia、IbもしくはIcの化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルからなる群から選択される1実施形態では、好ましい用量範囲は、約400mg/日から2400mg/日である。少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、式Ia、IbもしくはIcの化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルからなる群から選択される好ましい1実施形態では、用量は、約400mgTIDとして、約1200mg/日が投与される。少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、式Ia、IbもしくはIcの化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルからなる群から選択される別の好ましい実施形態では、その用量は、約800mgのQD、BID、またはTIDとして約800mg/日、1600mg/日または2400mg/日が投与される。
式Iの適切なHCVプロテアーゼ阻害剤およびそれの製造法の非限定的な例は、WO2003/062265の48頁から75頁に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
1実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、式Ia:
Figure 2009528353
およびその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルから成る群から選択され、これらは米国特許第7,012,066号の448から451の欄の実施例XXIVとして開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式Iaの化合物は、2005年11月10日に公開された米国公開特許第2005/0249702号で開示されているように、式IbおよびIcのその異性体/ジアステレオマーに分離された。1実施形態では、少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤は、HCV NS3セリンプロテアーゼの強力な阻害剤として、式Icの化合物およびその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物から成る群から選択される。
Figure 2009528353
式Icの化合物の化学名は、(1R,2S,5S)−N−[(1S)−3−アミノ−1−(シクロブチルメチル)−2,3−ジオキソプロピル]−3−[(2S)−2−[[[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]カルボニル]アミノ]−3,3−ジメチル−1−オキソブチル]−6,6−ジメチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボキサミドである。
式Iの化合物を製造する方法は、米国公開特許第2005/0059648号、第2005/0020689号及び第2005/0059800号に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式Ilの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、WO02/08256および米国特許第6,800,434号(第5欄から第247欄)に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式IIIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO02/08187および米国公開特許第2002/0160962号(3頁の段落22から132頁まで)に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式IVの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、2005年5月17日に付与された米国特許第6,894,072号(第5欄54行から第49欄48行)に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式Vの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、米国公開特許第2005/0119168号(3頁、[0024]から215頁、[0833])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式VIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、米国公開特許第2005/0085425(3頁、段落0023から139頁)に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式VII、VIII、およびIXの適切な化合物、同様にそれらの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/051980および米国公開特許第2005/0164921(3頁、段落[0026]から113頁、段落[0271])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式Xの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/085275および米国公開特許第2005/0267043(4頁、段落[0026]から519頁、段落[0444])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/087721および米国公開特許第2005/0288233(3頁、段落[0026]から280頁、段落[0508])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XIIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/087725および米国公開特許第2005/0245458(4頁、段落[0026]から194頁、段落[0374])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XIIIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/085242および米国公開特許第2005/0222047(3頁、段落[0026]から209頁、段落[0460])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XIVの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/087731(8頁、20行から683頁、6行)に開示されており、参考として本明細書に取り込まれる。特に、化合物484として国際公開番号WO2005/087731中で言及される以下の構造式
Figure 2009528353
を含むそのような化合物の製造は、299頁の実施例792から355頁の実施例833で見ることができ、参考として本明細書に組み込まれる。
式XVの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/058821および米国公開特許第2005/0153900(4頁、段落[0028]から83頁、段落[0279])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XVIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/087730および米国公開特許第2005/0197301(3頁、段落[0026]から156頁、段落[0312])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XVIIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/085197および米国公開特許第2005/0209164(3頁、段落[0026]から87頁、段落[0354])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XVIIIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、米国公開特許第2006/0046956(4頁、段落[0024]から50頁、段落[0282])に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XIXの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2005/113581および米国公開特許第2005/0272663(3頁、段落[0026]から76頁)に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XXの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2000/09558(4頁、17行から85頁)に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XXIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2000/09543(4頁、14行から124頁)に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XXIIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO2000/59929および米国特許第6,608,027号(65段落、65行から141段落、20行)に開示されており、それぞれ参考として本明細書に組み込まれる。
式XXIIIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO02/18369(4頁、4行から311頁)に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XXIVの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、米国公開特許第2002/0032175号、第2004/0266731号および米国特許第6,265,380号(3段落、35行から121段落)および第6,617,309号(3段落、40行から121段落)に開示されており、それぞれ参考として本明細書に組み込まれる。
式XXVの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO1998/22496の3頁から122頁に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
式XXVIの適切な化合物およびそれの製造法の非限定的な例は、国際公開番号WO1998/17679(5頁、20行から108頁、9行)に開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
医薬、組成物、および方法
本発明はまた、医薬の治療有効量と医薬的に許容される担体とを含む医薬組成物も提供する。
本発明はまた、組み合わされた、または別個の単位投薬剤形での医薬(上記剤形は、(a)および(b)を有効量、投与するのに適している)、およびHCV感染症に関連した1つ以上の徴候を治療または寛解するために(a)および(b)を投与するための指示書を含む医薬キットも提供する。
本発明はまた、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要がある患者におけるHCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解するための方法を提供し、この方法は、上記医薬の有効量を被験体に投与することを含む。
1実施形態では、投与は、経口投与、静脈内投与、髄腔内投与、非経口投与、経皮投与もしくは皮下内投与またはそれらの2つ以上の組み合わせである。
1実施形態では、被験体は、治療未経験者である。別の実施形態では、被験体は、治療経験者である。
エナンチオマー、立体異性体、ジアステレオマー、回転異性体、互変異性体およびラセミ体を含む本発明に従う有用な様々な化合物の異性体(それらが存在する場合)は、本発明の一部であるものと意図される。本発明は、d−異性体およびl−異性体を純粋な形態、または混合物の形態の両方を含み、それはラセミ混合物を含む。異性体は、光学的に純粋な、または光学的に富化された出発原料を反応させることにより、または本発明の化合物の異性体を分離することによる慣習的な技術を使用して製造することができる。異性体は、例えば、二重結合が存在する場合、幾何異性体を含むことができる。本発明の化合物の多形はまた、結晶質か無定形にかかわらず、本発明の一部であるものと意図される。本発明化合物の(+)異性体は、本発明の好ましい化合物である。
特に明示しない限り、本明細書で表される構造は、本発明の化合物が、1種または複数の同位体標識された原子の存在のみが異なる化合物を含むことも意味する。例えば、水素の重水素または三重水素との置換、または炭素の13C−もしくは14C−標識炭素との置換以外の本構造を有する化合物も本発明の範囲内である。
本発明の特定の化合物が、相互的に互変異性形で存在し得ることは、当業者にとって明らかである。本化合物のそのような互変異性体のすべては、本発明の範囲内である。特に明記しない限り、いずれかの互変異性体の表示は、他を含むことを意味する。例えば、異性体(1)および(2)の両方が考えられる:
Figure 2009528353
Figure 2009528353
(式中、R’は、HまたはC1−6非置換アルキルである)。
本発明化合物のプロドラッグおよび溶媒和物もまた、本明細書では意図される。プロドラッグに関する議論は、T.Higuchi and V.Stella,Pro−drugs as Novel Delivery Systems(1987)14 of the A.C.S.Symposium Series,およびBioreversible Carriers in Drug Design,(1987)Edward B.Roche,ed.,American Pharmaceutical Association and Pergamon Pressに提供されている。用語「プロドラッグ」は、インビボで変換されて式(I)の化合物またはその化合物の医薬的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物を産生する化合物(例えば、薬物前駆体)を意味する。その変換は、様々なメカニズム(例えば、代謝的または化学的プロセスにより)、例えば血液中での加水分解により起こり得る。プロドラッグの使用に関する議論は、T.Higuchi and W.Stella,“Prodrugs as Novel Delivery Systems,”Vol.14 of the A.C.S.Symposium Series,およびBioreversible Carriers in Drug Design,ed.Edward B.Roche,American Pharmaceutical Association and Pergamon Press,1987によって提供される。
例えば、式(I)の化合物またはその化合物の医薬的に許容される塩、水和物もしくは溶媒和物が、カルボン酸官能基を含む場合、プロドラッグは、例えば、酸性基の水素原子を、例えば(C−C)アルキル、(C−C12)アルカノイルオキシメチル、4から9個の炭素原子を有する1−(アルカノイルオキシ)エチル、5から10個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルカノイルオキシ)−エチル、3から6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメチル、4から7個の炭素原子を有する1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、5から8個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、3から9個の炭素原子を有するN−(アルコキシカルボニル)アミノメチル、4から10個の炭素原子を有する1−(N−アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、γ−ブチロラクトン−4−イル、ジ−N,N−(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル(例えばβ−ジメチルアミノエチルなど)、カルバモイル−(C−C)アルキル、N,N−ジ(C−C)アルキルカルバモイル−(C−C)アルキルおよびピペリジノ−、ピロリジノ−またはモルホリノ(C−C)アルキルなどの基で置換して形成されるエステルを含むことができる。
同様に、式(I)の化合物がアルコール官能基を含む場合、プロドラッグは、そのアルコール基の水素原子を、例えば、(C−C)アルカノイルオキシメチル、1−((C−C)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C−C)アルカノイルオキシ)エチル、(C−C)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C−C)アルコキシカルボニルアミノメチル、スクシノイル、(C−C)アルカノイル、α−アミノ(C−C)アルカニル、アリールアシルおよびα−アミノアシル、またはα−アミノアシル−α−アミノアシル(各α−アミノアシル基は、天然に存在するL−アミノ酸、P(O)(OH)、−P(O)(O(C−C)アルキル)またはグリコシル(炭水化物のヘミアセタール型の水酸基の除去により生成する基)から独立して選択される)などの基で置換して形成することができる。
式(I)の化合物がアミン官能基を含む場合、プロドラッグは、アミノ基の水素原子を、例えば、R−カルボニル、ROカルボニル、NRR’−カルボニル[式中、RおよびR’は、それぞれ独立して(C−C10)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ベンジルであり、またはR−カルボニルは、天然α−アミノアシルまたは天然α−アミノアシル、-C(OH)C(O)OY(式中、Yは、H、(C−C)アルキルまたはベンジルである)、−C(OY)Y(式中、Yは、(C−C)アルキルであり、Yは、(C−C)アルキル、カルボキシ(C−C)アルキル、アミノ(C−C)アルキルまたはモノ−N−もしくはジ−N,N−(C−C)アルキルアミノアルキルである)、−C(Y)Y(式中、Yは、Hまたはメチルであり、Yは、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C−C)アルキルアミノ モルホリノ、ピペリジン−1−イルまたはピロリジン−1−イルなどである)]などの基で置換することにより形成することができる。
「溶媒和物」は、本発明化合物の1つ以上の溶媒分子との物理的会合を意味する。この物理的会合は、種々の程度のイオン結合および共有結合(水素結合を含む)を含む。ある場合には、溶媒和物は、例えば結晶性固体の結晶格子中に1つ以上の溶媒分子が取り込まれた場合には、単離することができるであろう。「溶媒和物」は、液相および単離可能な溶媒和物の両方を包含する。適切な溶媒和物の非限定的な例は、エタノラート、メタノラートなどを含む。「水和物」は、溶媒分子がHOである溶媒和物である。
本発明の1つ以上の化合物は、また、溶媒和物として存在してもよく、または場合により溶媒和物に変換されてもよい。溶媒和物の調製は一般的に知られている。したがって、例えば、M.CairaらのJ.Pharmaceutical Sci,93(3),601−611(2004)は、水からと同様に酢酸エチル中での抗真菌剤フルコナゾールの溶媒和物の調製を記述している。溶媒和物、半溶媒和物、水和物などの類似の調製は、E.C.van Tonderら、AAPS PharmSciTech.,5(1),article 12(2004);およびA.L.Binghamら、Chem.Commun.,603−604(2001)に記載されている。代表的な、非限定的なプロセスは、本発明の化合物を、所望の量の所望の溶媒(有機溶媒もしくは水、またはそれらの混合物)に、周囲の温度よりも高い温度で溶解させる工程、および結晶を形成させるのに十分な速度でその溶液を冷却し、次にそれを標準的な方法で単離する工程を包含む。例えば、赤外分光法のような分析技術は、溶媒和物(または水和物)である結晶中の溶媒(または水)の存在を示す。
本発明に有用な化合物は、また、本発明の範囲内にある塩類を形成する。本明細書での本発明化合物への言及は、特に明記しない限り、それらの塩類、エステル類および溶媒和物類への言及を含むものと理解される。本発明で使用される用語「塩」は、無機および/または有機酸の使用により形成される酸性塩類のみならず、無機および/または有機塩基の使用により形成される塩基性塩を意味する。さらに、式Iの化合物が、例えば、非制限的にピリジンまたはイミダゾールなどの塩基性部分、および非制限的にカルボン酸などの酸性部分の両方を含む場合、両性イオン(「内部塩」)が形成される可能性があり、それは本明細書で使用される用語「塩」の範囲内に含まれる。医薬的に許容される(すなわち、非毒性の、生理的に許容できる)塩が好ましいが、他の塩もまた有用である。本発明の種々の式の化合物の塩は、例えば、本発明の化合物を酸または塩基の一定量、例えば当量と、塩が沈殿するような媒体などの媒体中で反応させる、または水性媒体中で凍結乾燥することにより形成される。塩基性(または酸性)医薬化合物からの医薬的に有用な塩類の形成に適切であると考えられる酸(および塩基)は、例えば、S.Bergeら、Journal of Pharmaceutical Sciences(1977)66(1)1−19;P.Gould,International J.of Pharmaceutics(1986)33 201−217;Andersonら、The Practice of Medicinal Chemistry(1996),Academic Press,New Yorkにより;The Orange Book(Food & Drug Administration,Washington,D.C.on their website)中で;およびP.Heinrich Stahl,Camille G.Wermuth(Eds.),Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use,(2002)Int’l.Union of Pure and Applied Chemistry,pp.330−331により議論されている。これらの開示は、参考として本明細書に組み込まれる。
典型的な酸付加塩は、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、メチル硫酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩(本明細書で記述された塩)、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩(トシラートとしても知られる)、ウンデカン酸塩などが挙げられる。
典型的な塩基性塩としては、アンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、リチウム塩およびカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩、およびマグネシウム塩)、アルミニウム塩、亜鉛塩、有機塩基(例えば、有機アミン、例えば、ベンザチン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ヒドラバミン(N.N−ビス(デヒドロアビエチル)エチレンジアミンを用いて生成される)、N−メチル−D−グルカミン、N−メチル−D−グルカミド、t−ブチルアミン、ピペラジン、フェニルシクロヘキシルアミン、コリン、トロメタミンなど)との塩類、およびアミノ酸(例えば、アルギニン、リジンなど)との塩などが挙げられる。塩基性の窒素含有基は、例えば、ハロゲン化低級アルキル(例えば、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピルおよび塩化ブチル、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピルおよび臭化ブチル、ならびにヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピルおよびヨウ化ブチル)、硫酸ジアルキル(例えば、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジブチルおよび硫酸ジアミル)、長鎖ハロゲン化物(例えば、塩化デシル、塩化ラウリル、塩化ミリスチルおよび塩化ステアリル、臭化デシル、臭化ラウリル、臭化ミリスチルおよび臭化ステアリル、ならびにヨウ化デシル、ヨウ化ラウリル、ヨウ化ミリスチルおよびヨウ化ステアリル)、ハロゲン化アラルキル(例えば、臭化ベンジルおよび臭化フェネチル)、および他などの薬剤で四級化することが可能である。
全てのそのような酸性塩および塩基性塩が、本発明の範囲内の医薬的に許容される塩であることが意図される。全ての酸性塩および塩基性塩、同様にエステルおよび溶媒和物は、本発明の目的のための対応する化合物の遊離型と均等であると考えられる。
本化合物の医薬的に許容されるエステル類は、以下の群を含む:(1)水酸基のエステル化によって得られたカルボン酸エステル類であって、エステル基のカルボン酸部分の非カルボニル部分が、直鎖または分枝鎖のアルキル(例えば、アセチル、n−プロピル、t−ブチル、またはn−ブチル)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル)、アラルキル(例えばベンジル)、アリールオキシアルキル(例えば、フェノキシメチル)、アリール(例えば、場合により例えばハロゲン、C1−4アルキル、もしくはC1−4アルコキシまたはアミノで置換されたフェニル);(2)スルホン酸エステル類(例えば、アルキル−またはアラルキルスルホニル(例えば、メタンスルホニル));(3)アミノ酸エステル類(例えば、L−バリルまたはL−イソロイシル);(4)ホスホン酸エステル類および(5)モノ−、ジ−、またはトリリン酸エステル類)。リン酸エステル類は、例えば、C1−20アルコールもしくはその反応性誘導体、または2,3−ジ(C6−24)アシルグリセロールでさらにエステル化されてもよい。
そのようなエステル類において、特に明示しない限り、存在する任意のアルキル部分は、1から18個の炭素原子、特に1から6個の炭素原子、より特には1から4個の炭素原子を含む。そのようなエステル類に存在する任意のシクロアルキル部分は、好ましくは3から6個の炭素原子を含む。そのようなエステル類に存在する任意のアリール部分は、好ましくはフェニル基を含む。
別の実施形態において、本発明は、有効成分として本発明ペプチドを含む医薬組成物を提供する。医薬組成物は、一般にさらに医薬的に許容される担体希釈剤、賦形剤または担体(総称的に本明細書では担体材料と称する)を含む。それらのHCV阻害活性のため、そのような医薬組成物は、HCV関連の障害を治療する際に有用である。
本発明の別の実施形態は、例えばC型肝炎などの疾患の治療のための上記で開示した医薬組成物の使用を開示する。方法は、そのような疾患に罹患している、またはそのような治療が必要な患者に本発明の医薬組成物の治療有効量を投与することを含む。
さらに別の実施形態では、本発明の組成物は、1つ以上の抗ウイルス剤および/または免疫調節剤と組み合わせてヒトのHCVの治療に使用することができる。そのような抗ウイルス剤および/または免疫調節剤の例は、イントロン、ペグ化イントロン、リバビリンなどを含む。具体例としては、非制限的に、リバビリン((式L(Schering−Plough Corporation,Madison,New Jerseyから))およびLevovirin(商標)(ICN Pharmaceuticals,Costa Mesa,Californiaから)、VP50406(商標)(Viropharma,Incorporated,Exton,Pennsylvaniaから)、ISIS14803(商標)(ISIS Pharmaceuticals,Carlsbad,Californiaから)、VX497(商標)(Vertex Pharmaceuticals,Cambridge,Massachusettsから)、Thymosin(商標)(SciClone Pharmaceuticals,San Mateo,Californiaから)、Maxamine(商標)(Maxim Pharmaceuticals,San Diego,Californiaから)、ミコフェノール酸モフェチル(Hoffman−LaRoche,Nutley,NewJerseyから)、インターフェロン(例えばインターフェロン−アルファ、PEG−インターフェロンアルファコンジュゲートなど)などが挙げられる。「PEG−インターフェロンアルファコンジュゲート」は、PEG分子に共有結合しているインターフェロンアルファ分子である。PEG−インターフェロンアルファコンジュゲートの具体例としては、PEG化インターフェロンアルファ−2a(例えば、商品名Pegasys(商標)で販売されている)の形態をしたインターフェロンアルファ−2a(Roferon(商標)、Hoffman La−Roche,Nutley,New Jerseyから)、PEG化インターフェロンアルファ−2b(例えば、商品名PEG−Intron(商標)で販売されている)の形態をしたインターフェロンアルファ−2b(Intron(商標)、Schering−Plough Corporationから)、インターフェロンアルファ−2c(Berofor Alpha(商標)、Boehringer Ingelheim,Ingelheim,Germanyから)または天然に存在するインターフェロンアルファのコンセンサス配列の決定によって定義されるコンセンサスインターフェロン(Infergen(商標)、Amgen,Thousand Oaks,Californiaから)が挙げられる。
Figure 2009528353
HCVプロテアーゼ阻害剤およびHCVプロテアーゼ阻害剤の組み合わせ含有組成物は、本発明の方法に従ってHCV治療の期間、推奨された用量で、同時にまたは連続して、インターフェロンアルファ、PEG−インターフェロンアルファコンジュゲートまたはコンセンサスインターフェロンと組み合わせて投与することができる。インターフェロンアルファの市販の形態は、インターフェロンアルファ2aおよびインターフェロンアルファ2bならびに両方の前記のインターフェロンアルファのペグ化形態を含む。3MIU(12mcg)/0.5mL/TIWの皮下注射によって投与されるようなINTRON−Aインターフェロンアルファ2b(Schering−Plough Corp.から商業的に入手可能)の推奨された用量は、最初の治療に対しては24週または48週である。40から150mcg/週の範囲内で1.5mcg/kg/週で皮下注射により投与されるペグ化されたPEG−INTRONインターフェロンアルファ2b(Schering−Plough Corp.から商業的に入手可能)の推奨された用量は、少なくとも24週に対してのものである。3MIU(11.1mcg/mL)/TIWで、皮下注射または筋肉内注射によって投与されるようなROFERON Aインターフェロンアルファ2a(Hoffman La−Rocheから商業的に入手可能)の推奨された用量は、少なくとも48から52週、あるいはまた6MIU/TIWで12週、続いて3MIU/TIWで36週の期間のものである。180mcg/1mLまたは180mcg/0.5mLでの皮下注射によって投与されるようなペグ化されたPEGASUSインターフェロンアルファ2a(Hoffman La−Rocheから商業的に入手可能)の推奨された用量は、週に一度、少なくとも24週間のものである。9mcg/TIWで皮下注射投与されるようなINFERGENインターフェロンアルファコン−1(Amgenから商業的に入手可能)の推奨された用量は、最初の治療に対しての24週用であり、非応答性または再発治療のためには最大15mcg/TIWで24週用である。場合により、リバビリン(HCVを含むウイルスの広範囲スペクトルに対して活性を有する合成ヌクレオシドの類似体)は、インターフェロンおよびHCVプロテアーゼ阻害剤と組み合わせて含まれることができる。リバビリンの推奨された用量は、少なくとも24週間、600から1400mg/日までの範囲にある(Schering−PloughからREBETOLのリバビリンとして、またはHoffman La−RocheからCOPEGUSのリバビリンとして商業的に入手可能)。
本発明の組成物および組合せは、いかなるHCV遺伝子型の被験体をも治療するのに有用である。HCVタイプおよびサブタイプは、それらの抗原性、ウイルス血症のレベル、発病した疾患の重篤度、およびインターフェロン療法への応答性において異なる可能性がある。(Holland,J.ら、“Hepatitis C genotyping by direct sequencing of the product from the Roche Amplicor Test:methodology and application to a South Australian population,”Pathology,30:192−195,1998)。Simmonds,P.らの(“Classification of hepatitis C virus into six major genotypes and a series of subtypes by phylogenetic analysis of the NS−5 region,”J.Gen.Virol.,74:2391−9,1993)の命名法は、広く使われていて、分離株を6つの主要な遺伝子型1から6、2つ以上の関連したサブタイプ、例えば1a、1bに分類している。さらに遺伝子型7から10と11が提案されたが、しかし、この分類が依拠する系統発生の根拠が疑問視され、したがって、タイプ7、8、9および11の分離株は、タイプ6として、タイプ10はタイプ3として再命名された。(Lamballerie,X.ら、“Classification of hepatitis C variants in six major types based on analysis of the envelope 1 and nonstructural 5B genome regions and complete polyprotein sequences,”J.Gen.Virol.,78:45−51,1997)。NS−5領域での配列が決定されると、主要な遺伝子型は、55%と72%(平均64.5%)との間での配列の類似性を有するものとして定義され、タイプ内のサブタイプは、75%から86%の類似性(平均80%)を有するものとして定義されている。(Simmonds,P.ら、“Identification of genotypes of hepatitis C by sequence comparisons in the core,E1 and NS−5 regions,”J.Gen.Virol.,75:1053−61,1994)。
1実施形態において、本発明の組成物の投与のための好ましい用量は、本発明の組成物またはその医薬的に許容される塩もしくはエステルの約0.001から500mg/kg体重/日である。特に好ましい用量は、本発明の組成物またはその医薬的に許容される塩もしくはエステルの約0.01から25mg/kg体重/日である。
「有効量」または「治療有効量」は、適切なヒト被験体において所望の治療効果または寛解効果をもたらすために、HCVに対して有効な本発明の医薬、組成物または組み合わせの量を記述することを目的とする。
化合物の医薬的に許容される塩類の投与に関して、上述した重さは、その塩に由来する治療用化合物の酸等価物または塩基等価物の重量を指している。
併用治療投与を必要とする患者に併用治療投与をする場合、組み合わせた治療剤、または治療剤を含む医薬組成物もしくは複数の医薬組成物は、例えば、連続的に、併用して、一緒に、または同時になどの任意の順序で投与してもよい。そのような併用療法の種々の有効成分の量は、異なる量(異なる用量)または同じ量(同じ用量)であってもよい。このように、具体的には、本発明化合物およびさらなる治療剤は、単回投薬単位(例えば、カプセル、錠剤など)の一定量(用量)で存在してもよい。
一定用量として処方される場合、そのような組み合わせ製品は、本明細書で記載された用量範囲内の本発明化合物およびその用量範囲内の他の医薬的に有効な成分または治療を使用する。本発明の化合物はまた、組み合わせ製剤が不適切なときには公知の治療剤と順番に投与されてもよい。本発明は、投与の順序については制限がない;本発明の化合物/組成物は、既知の治療剤の投与の前または後のいずれかに投与されてよい。そのような技術は、主治医と同様に当業者の技術範囲内である。
本発明の組成物の薬理学的特性は、当業者に周知のHCVウイルス活性を測定するための多くの薬理学的アッセイによって確認することができる。
有効成分を単独で投与することは可能であるけれども、医薬組成物としてそれを提示することが好ましい。本発明の組成物は、上記で定義したように少なくとも1つの有効成分と、1つ以上の許容される担体、アジュバントまたはビヒクルおよび場合により他の治療剤とを一緒に含む。各担体、アジュバントまたはビヒクルは、組成物の他の成分と相容性であり、治療が必要な哺乳類に有害ではないという意味において許容される必要がある。
したがって、本発明はまた、現在請求されている方法で利用される少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはエステルおよび少なくとも1つの医薬的に許容される担体、アジュバントまたはビヒクルを含む医薬組成物にも関する。
さらに別の実施形態において、本発明は、有効成分として本発明の化合物を含む医薬組成物を調製するための方法を開示する。本発明の医薬組成物および方法において、有効成分は、一般に意図した投薬形態(すなわち、経口錠剤、カプセル剤(固形充填、半固形充填、または液体充填された)、粉末混合物、経口ゲル、エリキシル剤、分散可能な顆粒剤、シロップ剤、懸濁剤など)に関して適切に選択された適切な担体物質と混合して投与され、常套の薬学的実務と一致している。例えば、錠剤またはカプセル剤の形態での経口投与に対して、活性薬剤成分は、任意の経口の非毒性の医薬的に許容される不活性担体(例えば、ラクトース、デンプン、ショ糖、セルロース、ステアリン酸マグネシウム、リン酸2カルシウム、硫酸カルシウム、タルク、マンニトール、エチルアルコール(液体)など)と併用され得る。さらに、望む場合または必要な場合、この混合物に適切な結合剤、滑沢剤、崩解剤および着色剤が混合されてもよい。粉末および錠剤は、約5から約95%の本発明の組成物から成ることができる。界面活性剤は、約0.1から約10重量%または約1から約5重量%の量で、本発明の医薬製剤中に存在してもよい。酸性化剤は、約0.1から約10重量%または約1から5重量%の総量で、本発明の医薬製剤中に存在してもよい。
適切な結合剤としては、澱粉、ゼラチン、天然糖、コーン甘味料、天然および合成ゴム(例えばアカシア)、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコールおよびワックス類が挙げられる。滑沢剤の中で、これらの投薬形態の使用に関して、ホウ酸、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが言及される。崩解剤は、デンプン、メチルセルロース、グアーゴムなどを含む。
甘味剤および矯味矯臭剤ならびに保存剤もまた、適切な場合、含まれてもよい。上記で注釈した用語のいくつかは、すなわち崩解剤、希釈剤、滑沢剤、結合剤などは、下記で詳細に論じられる。
さらに、本発明の組成物は、任意の1つ以上の組成物または有効成分の速度制御された放出を提供するために、徐放形態に処方されて治療効果、すなわちHCV阻害活性を最適化することができる。徐放のための適切な投薬形態としては、異なる崩解速度の層を含む層状の錠剤、または有効成分で含浸され、そのような含浸またはカプセル化された多孔性のポリマーマトリックスを含む錠剤形態またはカプセル類に形状化された制御放出ポリマーマトリックスが挙げられる。
液体形態の製剤は、溶液、懸濁液、およびエマルジョンを含む。例としては、非経口の注射用または甘味料および不透明化剤の添加用の経口溶液、懸濁液、およびエマルジョンのための水または水−プロピレングリコール溶液が挙げられる。液体形態の製剤はまた、経鼻投与のための液体を含むこともできる。
吸入に適したエアゾール製剤として、圧縮不活性ガス、例えば、窒素などの医薬的に許容される担体との組み合わせであってよい溶液および粉末状の固体を挙げることができる。
坐剤の調製のために、脂肪酸グリセリドの混合物のような低融点のワックス(例えば、カカオ脂)をまず融解し、そこへ攪拌または類似の混合によって有効成分を均一に分散する。次に、融解した均一な混合物を手ごろな大きさの金型に注ぎ、冷却し、それによって固化させる。
また、経口または非経口の投与のために使用直前に液体形態製剤に変換することが意図された固体形態の製剤も含まれる。このような液体形態としては、溶液、懸濁液、およびエマルジョンが挙げられる。
本発明の化合物はまた、経皮的に送達することもできる。この経皮的な組成物は、クリーム、ローション、エアゾール、および/またはエマルジョンの形態を取ることができ、マトリックスまたは貯蔵タイプの経皮パッチに含ませることができ、この目的での使用は当該分野では慣例的である。
好ましくは、化合物はまた、経口投与、静脈内投与、髄腔内投与、もしくは皮下投与、非経口投与、経皮投与またはそれらの方法の任意の組み合わせで投与される。
好ましくは、医薬製剤は単位投薬形態である。そのような形態では、製剤は、例えば、有効成分の適切な量、例えば望ましい目的を達成するための有効量を含む適切な大きさの単位用量に細分される。
いくつかの有用な用語を以下に記載する:
カプセル−有効成分を含む組成物を保持または含むためのメチルセルロース、ポリビニルアルコール、または変性ゼラチンもしくはデンプンで作製される特別な容器あるいは密閉容器を意味する。硬質のシェルカプセル剤は、相対的に高いゲル強度の、骨ゼラチンとブタ皮膚ゼラチンとの混合物で代表的に作製される。カプセル剤自体は、少量の色素、不透明化剤、可塑剤、および保存剤を含み得る。
錠剤−有効成分を適切な希釈剤と一緒に含む圧縮または成型された固形の投与形態を意味する。錠剤は、湿粒化、乾粒化、または締固めにより得られる混合物または顆粒化物の圧縮により調製することができる。
経口ゲル−親水性の半固体マトリックス中に分散または溶解された有効成分を意味する。
粉末構成は、有効成分と水または液体中に懸濁することのできる適切な希釈剤とを含む粉末ブレンドを意味する。
希釈剤−通常、組成物または投薬形態の大部分を構成する物質を意味する。適切な希釈剤として、糖(例えば、ラクトース、スクロース、マンニトール、およびソルビトール);小麦、トウモロコシ、米、およびジャガイモ由来のデンプン;およびセルロース(例えば、微結晶セルロース)を含む。組成物中の希釈剤の量は、組成物の総重量の約10から約90重量%、好ましくは、約25から75重量%、さらに好ましくは、約30から約60重量%、よりさらに好ましくは、約12から約60重量%の範囲である。
崩解剤−組成物を分解(崩壊)し、薬物を放出するのを促進するために組成物に加えられる物質を指す。適切な崩解剤としては、デンプン;「冷水可溶性」改変デンプン(例えば、カルボキシメチルデンプンナトリウムなど);天然および合成ゴム(例えば、ローカストビーン、カラヤ、グアー、トラガカントおよび寒天など);セルロース誘導体(例えば、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなど);微結晶セルロースおよび架橋微結晶セルロース(例えば、クロスカルメロースナトリウムなど);アルギン酸塩(例えば、アルギン酸およびアルギン酸ナトリウムなど);粘土(例えば、ベントナイトなど);および発泡性の混合物が挙げられる。組成物中の崩解剤の量は、組成物の約2から約15重量%、より好ましくは約4から約10重量%の範囲である。
結合剤−粉末を一緒に結合または「接着」し、顆粒を形成することで粘着性とし、その処方物中で「粘着剤」として使用する物質を指す。結合剤は、希釈剤または増量剤に既に利用できる粘着力を増大する。適切な結合剤として、糖類(例えば、スクロースなど);小麦、コーンライス、およびジャガイモ由来のデンプン;天然ゴム(例えば、アカシア、ゼラチン、トラガカントなど);海草の派生物(例えば、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、およびアルギン酸アンモニウムカルシウムなど);セルロース系物質(例えば、メチルセルロース、およびカルボキシメチルセルロースナトリウム、ならびにヒドロキシプロピルメチルセルロースなど);ポリビニルピロリドン;および無機物(例えば、マグネシウムアルミニウムケイ酸塩など)が挙げられる。組成物中の結合剤の量は、組成物の約2から約20重量%、さらに好ましくは約3から約10重量%、なおさらに好ましくは約3から約6重量%での範囲である。
滑沢剤−錠剤、顆粒などが圧縮されたあとに、摩擦または摩損を減らすことで型またはダイス型から離れるのを促進するために投薬形態に加えられる物質を指す。適切な滑沢剤として、金属のステアリン酸塩(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、またはステアリン酸カリウムなど);ステアリン酸;高融点ワックス類;および水溶性滑沢剤(例えば、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール類、およびd’l−ロイシンなど)が挙げられる。滑沢剤は、顆粒剤の表面上に、そして顆粒剤と錠剤圧縮機の部分との間に存在しなければならないため、通常は圧縮の直前の最後の工程で加えられる。組成物中の滑沢剤の量は、組成物の約0.2から約5重量%、好ましくは約0.5から約2重量%、より好ましくは約0.3から約1.5重量%の範囲である。
流動促進剤−ケーキングを防いで流動特性を向上させ、その結果流動を円滑にして均質にする物質である。適切な流動促進剤としては、二酸化ケイ素およびタルクが挙げられる。組成物中の流動促進剤の量は、全組成物の約0.1から約5重量%、好ましくは約0.5から約2重量%の範囲である。
着色料−組成物または投薬形態に着色を施す賦形剤である。そのような賦形剤は、食品用の染料、および吸着物質(例えば、粘土または酸化アルミニウムなど)に吸着した食品用の染料を含むことができる。着色料の量は、組成物の約0.1から約5重量%、好ましくは約0.1から約1重量%で変動することができる。
生物学的利用能−標準または対照と比べて、活性薬物成分または治療学的部分が投薬される投薬形態から全身的循環へと吸収される割合および程度を意味する。
錠剤の調製の従来の方法は公知である。このような方法は、乾式方法(直接圧縮および締固めにより生成する顆粒の圧縮)、または湿式方法、または他の特別な手順が含まれる。投与のその他の形態(例えば、カプセル、坐薬など)の調製の従来の方法もまた周知である。
本発明で説明された組み合わせからの医薬組成物の調製に関して、不活性な医薬的に許容される担体は、固体かまたは液体のいずれかである。固形形態の製剤は、散剤、錠剤、分散可能な顆粒剤、カプセル剤、カシェ剤および坐薬を含む。散剤および錠剤は、約5から約95%の有効成分を含むことができる。適切な固体担体は、当該分野で公知であり、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖、またはラクトースである。錠剤、散剤、カシェ剤およびカプセル剤は、経口投与に適した固形投与剤形として使用することができる。医薬的に許容される担体および種々の組成物の製造方法は、A.Gennaro(ed.),Remington’s Pharmaceutical Sciences,18th Edition,(1990),Mack Publishing Co.,Easton,Pennsylvaniaに見ることができる。
用語「薬学的組成物」はまた、1種より多く(例えば、2種)の医薬的に活性な薬剤(例えば、本発明の化合物および本明細書中に記載される添加剤の列挙から選択される添加剤、ならびに任意の薬学的に不活性な賦形剤から成る、バルク組成物および個別の投薬単位の両方を包含するものとする。バルク組成物および各々の個別の投薬単位は、前記「1種より多くの医薬的に活性な薬剤」の一定量を含むことができる。バルク組成物は、まだ個別の投薬単位を形成していない物質である。典型的な投薬単位は、錠剤、丸剤などの経口投薬単位である。同様に、本明細書中に記載される、本発明の医薬組成物を投与することによって被験体を治療する方法は、前記バルク組成物および個別の投薬単位の投与を包含することもまた意図される。
さらに、本発明の組成物は、任意の1つ以上の組成物または有効成分の速度制御された放出を提供するために、徐放形態に処方されて治療効果を最適化することができる。徐放のための適切な投薬形態としては、異なる崩解速度の層を含む層状の錠剤、または有効成分で含浸され、そのような含浸またはカプセル化された多孔性のポリマーマトリックスを含む錠剤形態またはカプセル類に形状化された制御放出ポリマーマトリックスが挙げられる。
好ましくは、医薬組成物は、経口投与、静脈内投与、または、皮下投与される。
好ましくは、医薬組成物は単位投薬形態である。そのような形態では、製剤は有効成分の適切な量(例えば、所望の目的を達成する有効量)を含む適切な大きさの単位用量に細分される。
使用される実際の用量は、患者の条件と治療される状態の重篤度とに依存して変わり得る。特定の状態のための適切な投与計画の決定は、当業者の裁量内である。便宜上、1日の総用量は分割されて、必要な日数、分割投与されてよい。
本発明の組成物は、好ましくは、血漿1ミリリットル当たりのHCV RNAの濃度を約29IU/mL未満のレベルに減らすために効果的な量で投与される。本明細書中での用語「血漿1ミリリットル当たり、HCV RNAの29未満国際単位濃度(29IU/mL)」は、HCV RNAが29IU/ml未満であることを意味し、それは、定量的な多サイクル逆転写酵素PCR法で測定されるように、患者の血漿1mL当たり、HCV RNAの100コピーより少なく翻訳する。HCV−RNAは、熟練した臨床医に周知の研究に基づくRT−PCR法によって、本発明において好ましく測定される。この方法は、本明細書ではHCV−RNA/qPCRと称する。HCV−RNAの検出の下限は、29IU/mlまたは100コピー/mLである。血清HCV−RNA/qPCRテストおよびHCV遺伝子型テストは、主要な研究所で実行されるであろう。また、J.G.McHutchinsonら、(N.Engl.J.Med.,1998,339:1485−1492)、およびG.L.Davisら(N.Engl.J.Med.339:1493−1499)を参照されたい。
HCVプロテアーゼ阻害活性についてのアッセイ
分光光度アッセイ:HCVセリンプロテアーゼについての分光光度アッセイは、R.Zhangら、Analytical Biochemistry、270(1999)268−275(この開示は、参考として本明細書中に取り込まれる)に記載される以下の手順によって本発明の化合物に対して実施することができる。色素源エステル基質のタンパク質分解に基づくアッセイは、HCV NS3プロテアーゼ活性の連続的モニタリングに適している。この基質は、NS5A−NS5B接合配列(Ac−DTEDVVX(Nva)、ここで、X=AまたはP)のP側に由来し、この配列のC末端カルボキシル基は、4種の異なる色素産生アルコール(3−ニトロもしくは4−ニトロフェノール、7−ヒドロキシ−4−メチル−クマリン、または4−フェニルアゾフェノール)のうちの1つでエステル化される。HCV NS3プロテアーゼ阻害剤の高スループットスクリーニングおよび詳細な動力学的評価に対するこれらの新規の分光光度エステル基質の合成、特徴および適用を以下に例示する。
物質および方法
物質:アッセイに関する緩衝剤についての化学試薬は、Sigma Chemical Company(St.Louis、Missouri)から得られる。ペプチド合成についての試薬は、Aldrich Chemicals、Novabiochem(San Diego,California)、Applied Biosystems(Foster City,California)およびPerseptive Biosystems(Framingham,Massachusetts)から入手した。ペプチドは、手動または自動化ABIモデル431A合成機(Applied Biosystems製)で合成される。UV/VIS分光計モデルLAMBDA 12は、Perkin Elmer製(Norwalk,Connecticut)であり、96ウェルUVプレートは、Corning(Corning,New York)から入手した。予熱ブロックは、USA Scientific(Ocala,Florida)から入手することができ、96ウェルプレートボルテックスミキサーは、Labline Instruments製(Melrose Park,Illinois)である。モノクロメーターを備えるSpectramax Plusマイクロタイタープレートリーダーは、Molecular Devices(Sunnyvale,California)から得られる。
酵素製剤:組換えヘテロダイマーHCV NS3/NS4Aプロテアーゼ(1a株)を、先に公開された手順(D.L.Saliら、Biochemistry,37(1998)3392−3401)を用いることによって調製する。タンパク質濃度を、アミノ酸分析によって先に定量化された組換えHCVプロテアーゼ標準物質を用いてBiorad染色法によって決定する。アッセイ開始の前に、酵素保存緩衝剤(50mMリン酸ナトリウム(pH8.0)、300mM NaCl、10%グリセロール、0.05%ラウリルマルトシドおよび10mM DTT)を、Biorad Bio−Spin P−6を予め充填したカラムを利用してアッセイ緩衝剤(25mM MOPS(pH6.5)、300mM NaCl、10%グリセロール、0.05%ラウリルマルトシド、5μM EDTAおよび5μM DTT)と交換する。
基質合成および精製:基質の合成を、R.Zhangら(上記の同文献)に報告されたように行い、標準的な手順(K.Barlosら、Int.J.Pept.Protein Res.,37(1991),513−520)を用いてFmoc−Nva−OHを塩化2−クロロトリチル樹脂に固着することによって開始する。続いて、Fmoc化学反応を用いて、手動または自動化ABIモデル431ペプチド合成機のいずれかでペプチドを構築する。N−アセチル化および完全に保護されたペプチドフラグメントを、30分間、ジクロロメタン(DCM)中の10%酢酸(HOAc)および10%トリフルオロエタノール(TFE)、または10分間、DCM中の2%トリフルオロ酢酸(TFA)のいずれかによって、樹脂から切断する。合わせた濾液およびDCM洗浄液を、共沸的に蒸発して(またはNaCO水溶液によって繰り返し抽出して)、切断に用いた酸を除去する。DCM相を、NaSOで乾燥して蒸発する。
エステル基質を、標準的な酸−アルコールカップリング手順(K.Holmberら、Acta Chem.Scand.,B33(1979)410−412)を用いて構築する。ペプチドフラグメントを、無水ピリジン(30から60mg/ml)中に溶解し、これに発色団の10モル当量およびパラ−トルエンスルホン酸(pTSA)の触媒量(0.1当量)を添加した。ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC、3当量)を添加して、カップリング反応を開始する。生成物形成は、HPLCによってモニタリングされ、室温で12から72時間の反応後に完了することが分かる。ピリジン溶媒を、減圧下で蒸発して、さらにトルエンで共沸蒸発することによって除去する。ペプチドエステルを、DCM中の95%TFAで2時間、脱保護し、無水エチルエーテルで3回抽出して、過剰な発色団を除去する。脱保護した基質を、(6カラム容量を用いて)30%から60%のアセトニトリル勾配によりC3またはC8カラム上の逆相HPLCによって精製する。HPLC精製後の全収率は、約20から30%であり得る。分子量を、エレクトロスプレーイオン化質量分析によって確認することができる。この基質を、乾燥下、乾燥粉末形態で保存する。
基質および生成物のスペクトル:基質および相当する発色団生成物のスペクトルは、pH6.5のアッセイ緩衝剤中で得られる。吸光率を、複数の希釈を用いて1cmキュベットにおいて最適なオフピーク波長(3−NpおよびHMCについて340nm、PAPについて370nmならびに4−Npについて400nm)で測定する。最適なオフピーク波長を、基質と生成物との間の吸光度において最大比の差を生じる波長と定義する(生成物OD−基質OD)/基質OD)。
プロテアーゼアッセイ:HCVプロテアーゼアッセイを、96ウェルマイクロタイタープレート中の200μlの反応混合物を用いて30℃で実施する。アッセイ緩衝剤条件(25mM MOPS(pH6.5)、300mM NaCl、10%グリセロール、0.05%ラウリルマルトシド、5μM EDTAおよび5μM DTT)を、NS3/NS4Aヘテロダイマーのために最適化する(D.L.Saliら(上記の同文献))。典型的には、緩衝剤、基質および阻害剤の150μl混合物をウェルに入れて(DMSO≦4%v/vの最終濃度)、30℃で約3分間、プレインキュベートさせた。次いで、アッセイ緩衝剤中の50μlの予熱したプロテアーゼ(12nM、30℃)を使用して、反応を開始する(最終容積200μl)。このプレートを、モノクロメーターを備えたSpectromax Plusマイクロタイタープレートリーダーを用いて適切な波長(3−NpおよびHMCについて340nm、PAPについて370nmならびに4−Npについて400nm)で吸光度の変化に関するアッセイ時間(60分)にわたってモニターする(受容可能な結果が、カットオフフィルターを利用するプレートリーダーを用いて得ることができる)。Nvaと発色団との間のエステル結合のタンパク質分解による切断を、非酵素加水分解についてのコントロールとして、酵素を含まないブランクに対する適切な波長でモニタリングする。基質動力学的パラメーターの評価を、30倍以上の基質濃度範囲(〜約6から200μM)で実施する。開始速度を、直線回帰を用いて決定し、反応速度定数を、非線形回帰分析(Mac Curve Fit 1.1、K.Raner)を用いてデータをMichaelis−Mentenの式で適合させることによって得る。回転回数(kcat)を、酵素が完全に活性であると仮定して算出する。
阻害剤および不活化剤の評価:競合的阻害剤Ac−D−(D−Gla)−L−I−(Cha)−C−OH(27)、Ac−DTEDVVA(Nva)−OHおよびAc−DTEDVVP(Nva)−OHについての阻害定数(K)を、競合的阻害動力学のために再編成したMichaelis−Mentenの式:v/v=1+[I]/(K(1+[S]/K))(式中、Vは、非阻害初期速度であり、Vは、任意の所定の阻害剤濃度([I])での阻害剤の存在下における初期速度であり、[S]は、使用した基質濃度である)に従って、v/v対阻害剤濃度([I])をプロットすることによって、酵素および基質の一定濃度で実験的に決定する。得られるデータを、直線回帰を用いて適合し、得られる勾配、1/(K(1+[S]/K)を、K値を計算するために使用する。
以下の非限定的な実施例は、本発明を説明する。
HCVプロテアーゼ阻害剤+HCV IRES阻害剤の組み合わせ
HCVプロテアーゼ阻害剤(式I、すなわちSCH446211(SCH6))単独またはHCV IRES阻害剤(SCH1383646)との併用処置後のHCVレプリコンRNAに対する効果を検討した。
抗ウイルス剤(複数を含む)へのレプリコンRNA応答
抗ウイルス剤(複数を含む)へのレプリコンRNA応答は、HCVプロテアーゼ阻害剤(式I、すなわちSCH446211(SCH6))単独またはHCV IRES阻害剤(SCH1383646)との組み合わせを用いて検討した。
簡略に言えば、レプリコン細胞を、96−ウェルのコラーゲンIでコーティングされたBiocoatプレート(Becton Dickinson)中に、4000細胞/ウェルで播種した。播種後24時間、レプリコン細胞を必要な抗ウイルス剤で処理した。DMSOの最終濃度は0.5%、胎児ウシ血清は5%、およびG418(選択剤として使われるアミノグリコシド)は500μg/mlであった。媒体および抗ウイルス薬は、3日の間、毎日取り換えて、その時点で、細胞はPBSで洗浄し、1×細胞溶解緩衝剤(Ambionカタログ番号8721)で溶解した。レプリコンRNA濃度は、リアルタイムPCR(Taqmanアッセイ)を使って測定した。アンピコン(ampicon)は、NS5Bに位置した。使用されたPCRプライマーは、5B.2F、ATGGACAGGCGCCCTGA(配列番号1);5B.2R、TTGATGGGCAGCTTGGTTTC(配列番号2)であった;プローブ配列は、FAM−標識CACGCCATGCGCTGCGG(配列番号3)であった。GAPDH RNAは、内因性コントロールとして使用され、プライマーおよび製造業により推奨されるVIC−標識プローブ(PE Applied Biosystem)を使用してNS5B(マルチプレックスPCR)と同じ反応で増幅された。リアルタイムRT−PCR反応は、以下のプログラムを使用してABI PRISM 7900HT Sequence Detection System上で行った:48℃で30分間、95℃で10分間、95℃で15秒間の40サイクル、60℃で1分間。ΔCT値(CT5B−CTGAPDH)は、薬物濃度に対してプロットされ、SAS(SAS Institute Inc.)またはGraphpad PRISMソフトウェア(Graphpad Software Inc.)を使用して、シグモイド用量応答モデルに適合させた。IC50は、投影ベースラインに対してΔCT=1を達成するのに必要な薬物の用量である。IC90は、投影ベースラインに対してΔCT=3.2を達成するのに必要な薬物の用量である。あるいは、絶対量レプリコンRNA量を定量するために、標準的曲線が、レプリコンRNAの連続希釈されたT7転写をTaqmanアッセイに含むことによって確立された。すべてのTaqman試薬は、PE Applied Biosystemから入手した。また、Malcolmらの“SCH503034,a mechanism based inhibitor of hepatitis C virus NS3 protease,suppresses polyprotein maturation and enhances the antiviral activity of alpha interferon in replicon cells,”Antimicrob Agents and Chemother,50(3):1013−1020(2006)(これは参考として本明細書に取り込まれる)を参照されたい。
特に、レプリコンRNAの相対的阻害を、以下の抗ウイルス剤を使用して検討した。
・式I(すなわち、SCH446211(SCH6))(0、0.09、0.187、0.37、0.75、および1.5μMの濃度で)と組み合わせたHCV IRES阻害剤SCH1383646(0、0.05、0.09、0.187、0.37と、0.75μMの濃度で)。
・HCV IRES阻害剤SCH1383646(0、0.05、0.09、0.187、0.37と、0.75μMの濃度で)と組み合わせた式I(すなわち、SCH446211(SCH6))(0、0.09、0.187、0.37、0.75、および1.5μMの濃度で)。
式I(すなわち、SCH446211(SCH6))のHCVプロテアーゼ阻害剤のHCV IRES阻害剤SCH1383646との組み合せは、HCV IRES阻害剤SCH1383646単独(図5)またはHCVプロテアーゼ阻害剤SCH446211(SCH6)単独(図6)のいずれよりも、レプリコン細胞でHCV RNA複製を阻害するのにより有効であることがわかった。
上記の実施形態に対し、それらの広範な発明概念から逸脱することなく、変更がなされ得ることが、当業者に理解されるであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるのではないことが理解され、別添の特許請求の範囲により規定されるような本発明の精神および範囲を超えない改変を包含することが意図される。
本出願で引用された各文献(付与された特許、公開された特許出願、および雑誌記事などの非特許刊行物を含む)は、あらゆる目的のために参考としてその全体が本出願に組み込まれる。
上記の要約と同様に、上記の詳細な説明は、添付された図面と一緒に読むとよりよく理解される。図面において、
本発明の組み合わせに有用なIRES阻害活性を有するPS102320(別名 SCH1385147)と称される代表的なインドール含有化合物を得るための1つの合成プロトコルの概略図である。 本発明の組み合わせに有用なIRES阻害活性を有するPS102320(別名 SCH1385147)と称される代表的なインドール含有化合物を得るための1つの合成プロトコルの別途概略図である。 本発明の組み合わせに有用なIRES阻害活性を有するPS102123(別名 SCH1383646)と称される代表的なインドール含有化合物を得るための1つの合成プロトコルの概略図である。 本発明の組み合わせに有用なIRES阻害活性を有するPS102283(別名 SCH1385145)と称される代表的なインドール含有化合物を得るための1つの合成プロトコルの概略図である。 式I(すなわち、SCH446211(SCH6))(0、0.09、0.187、0.37、0.75、および1.5μMの濃度で)と組み合わせたHCV IRES阻害剤SCH1383646(0、0.05、0.09、0.187、0.37、および0.75μMの濃度で)によるレプリコンRNAの相対的な阻害作用のグラフである。 HCV IRES阻害剤SCH1383646(0、0.05、0.09、0.187、0.37、および0.75μMの濃度で)と組み合わせた式I(すなわち、SCH446211(SCH6))(0、0.09、0.187、0.37、0.75、および1.5μmの濃度で)によるレプリコンRNAの相対的な阻害作用のグラフである。

Claims (44)

  1. 別々にまたは一緒に、下記:
    (a)少なくとも1つのC型肝炎ウイルス(HCV)の内部リボソームエントリー部位(IRES)阻害剤;および
    (b)下記の式IからXXVIの化合物の少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、
    を含む医薬:
    i.
    Figure 2009528353
    式I
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式Iにおいて、
    Yは、以下の部分:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から選択され、但し、YはX11またはX12で場合により置換されていてもよく;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11は、場合によりさらにX12で置換されていてもよく;
    12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
    はCORであり、式中、RはCORであり、式中、RはNHRであり、式中、Rは、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリ−ル、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、R’、R’、R’、R’、R’、R11、R12、R13、およびR’は、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
    Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、Wは、C=O、C=S、C(=N−CN)、またはSOから選択され;
    Qは、存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合は、Qは、CH、N、P、(CH、(CHR)、(CRR’)、O、NR、S、またはSOであり;およびQが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;QおよびMが存在しない場合は、AはLに直接結合しており;
    Aは、O、CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、NR、S、SOまたは結合であり;
    Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
    Gは、存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、Gは(CH、(CHR)、または(CRR’)であり;Gが存在しない場合は、Jは存在し、Eは、Gが結合している式I中の炭素原子に直接結合しており;
    Jは、存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR)、もしくは(CRR’)、SO、NH、NRまたはOであり;およびJが存在しない場合、Gは存在し、Eは、Jが結合している式Iで示されるNに直接結合しており;
    Lは、存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合は、LはCH、CR、O、SまたはNRであり;Lが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、およびJはEに直接、独立して結合しており;
    Mは、存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合は、MはO、NR、S、SO、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;
    pは、0から6の数であり;および
    R、R’、R、RおよびRは、H;C−C10アルキル;C−C10アルケニル;C−Cシクロアルキル;C−Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン;
    (シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル(該シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;
    式中、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル部分は、場合により、化学的に適切に置換されていてもよく、該用語「置換された」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群から選択される1つ以上の部分による任意の化学的に適切な置換を指し;
    さらに式中、ユニットN−C−G−E−L−J−Nは、5員または6員の環状の環構造を表し、但し、該ユニットN−C−G−E−L−J−Nが、5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式Iにおける2環式環構造が、5員の環状の環構造を表す場合、該5員の環状の環構造は、環状環の一部としてカルボニル基を欠いている);
    ii.
    Figure 2009528353
    式II
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式中、式IIにおいて、
    Zは、NHであり;
    Xは、アルキルスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、ヘテロシクリルアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、またはヘテロアリールアミノカルボニル部分であり、但し、Xは場合によりさらにR12またはR13で置換されていてもよく;
    は、H;C−Cの直鎖アルキル;C−Cの分枝アルキル;またはCH−アリール(置換または非置換)であり;
    12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキル部分であり、但し、R12は、さらにR13で場合により置換されていてもよく;
    13は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロ部分であり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、R13から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
    P1a、P1b、P2、P3、P4、P5、およびP6は、独立してH;C1−C10の直鎖もしくは分枝鎖アルキル;C2−C10の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル;C3−C8シクロアルキル、C3−C8複素環;(シクロアルキル)アルキルまたは(ヘテロシクリル)アルキル(該シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、および該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);
    アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキル(該アルキルは1から6個の炭素原子のアルキルである)であり;
    式中、該アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクリル)アルキル部分は、R13で場合により、置換されていてもよく、さらに該P1aおよびP1bは、場合により互いに一緒になって、スピロ環またはスピロ複素環を形成してもよく、該スピロ環またはスピロ複素環は0から6個の酸素、窒素、硫黄またはリン原子を含み、R13で場合によりさらに置換されていてもよく;および
    P1’は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリール−アルキルであり;但し、該P1’は、R13で場合によりさらに置換されていてもよい);
    iii.
    Figure 2009528353
    式III
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式中、式IIIにおいて、
    Gは、カルボニルであり;
    JおよびYは、同一または異なっていてもよく、以下の部分:H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から独立して選択され、但し、Yは、X11またはX12でさらに場合により置換されていてもよく;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキル部分からなる群から選択され、但し、X11は、さらに場合によりX12で置換されていてもよく;
    12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
    は、CORまたはB(OR)であり、式中、Rは、H、OH、OR、NR10、CF、C、C、CF、RおよびCORからなる群から選択され、式中、Rは、H、OH、OR、CHR10、およびNR10からなる群から選択され、式中、R、R、RおよびR10は、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、R’、R’、R’、R’、R’、R11、R12、R13、およびR’は、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
    Zは、O、N、またはCHから選択され;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、WはC=O、C=S、またはSOから選択され;
    R、R’、R、RおよびRは、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C3−C8シクロアルキル;C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ;酸素、窒素、硫黄、またはリン原子(該酸素、窒素、硫黄、またはリン原子は0から6個である);(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル(該シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;
    式中、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル部分は、場合により置換されていてもよく、該用語「置換された」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群から選択される1以上の部分による任意の化学的に適切な置換を指す);
    iv.
    Figure 2009528353
    式IV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式中、式IVにおいて、
    Yは、以下の部分:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から選択され、但し、YはX11またはX12で場合により置換されていてもよく;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11は、場合によりさらにX12で置換されていてもよく;
    12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
    は、以下の構造式:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、kは0から5の数であり、それは同一または異なっていてもよく、R11は、任意の置換基を表し、該置換基の各々は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、およびニトロから成る群から独立して選択され、但し、R11(R11≠Hのとき)は、X11またはX12で場合により置換されていてもよく;
    Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、WはC=O、C=S、C(=N−CN)、またはS(O)から選択され;
    Qは、存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合は、Qは、CH、N、P、(CH、(CHR)、(CRR’)、O、N(R)、S、またはS(O)であり;およびQが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;QおよびMが存在しない場合は、AはLに直接結合しており;
    Aは、O、CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、N(R)、S、S(O)または結合であり;
    Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
    Gは、存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、Gは(CH、(CHR)、または(CRR’)であり;Gが存在しない場合、Jは存在し、Eは、Gが結合している式I中の炭素原子に直接結合しており;
    Jは、存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR)、または(CRR’)、S(O)、NH、N(R)またはOであり;およびJが存在しない場合は、Gは存在し、Eは、Jが結合している式Iで上記に示されるNに直接結合しており;
    Lは、存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合は、LはCH、C(R)、O、SまたはN(R)であり;Lが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、およびJはEに直接、独立して結合しており;
    Mは、存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合は、MはO、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;
    pは、0から6の数であり;および
    R、R’、R、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々はH;C−C10アルキル;C−C10アルケニル;C−Cシクロアルキル;C−Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル(該シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;
    式中、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル部分は、場合により、置換されていてもよく、該用語「置換された」は、同一または異なっていてよい1つ以上の部分での置換を指し、各部分はアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群から独立して選択され;
    さらに式中、ユニットN−C−G−E−L−J−Nは、5員の環状の環構造または6員の環状の環構造を表し、但し、該ユニットN−C−G−E−L−J−Nが、5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式Iにおける2環式環構造が、5員の環状の環構造を表す場合、該5員の環状の環構造は、該5員環状環の一部としてのカルボニル基を欠いている);
    v.
    Figure 2009528353
    式V
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステル;
    (式中、式Vにおいて、
    (1)Rは、−C(O)Rまたは−B(OR)であり;
    (2)Rは、H、−OH、−OR、−NR10、−C(O)OR、−C(O)NR10、−CF、−C、C、−CF、−R、−C(O)RまたはNRSOであり;
    (3)Rは、H、−OH、−OR、または−CHR10であり;
    (4)R、R、RおよびR10は、H;アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
    Figure 2009528353
    Figure 2009528353
    から成る群から独立して選択され;
    式中、R’、R’、R’、R’、R’、R11、R12およびR13は、同一または異なっていてもよく、それぞれH、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルケニル、アルキニル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
    あるいは
    12およびR13は、一緒になって結合され、その組み合わせはシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
    14は、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アリル、アルキル−ヘテロアリール、アルコキシ、アリール−アルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロアラルキルからなる群から選択され;
    (5)RおよびR’は、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、同一または異なっていてもよく、それぞれH、OH、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、(アリール)アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリ−ル、ヘテロアリール、(アルキル)アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルから成る群から独立して選択され、該シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルであり;
    (6)L’は、H、OH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルであり;
    (7)M’は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルまたはアミノ酸側鎖であり;
    あるいは、L’およびM’は、一緒に結合して環構造を形成し、
    Figure 2009528353
    で表わされる構造式1の部分は、構造式2:
    Figure 2009528353
    式2
    で表わされ、式2において、
    Eは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、C、CH、NまたはC(R)であり;
    Jは、存在しているかまたは存在せず、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR−CHR’)、(CHR’)、(CRR’)、S(O)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、Gが存在する場合は、Lは明示した2位の窒素原子に直接結合しており;
    pは、0から6の数であり;
    Lは、存在しているかまたは存在せず、Lが存在する場合は、LはC(H)またはC(R)であり;Lが存在しない場合は、Mは存在しているかまたは存在せず;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、JはEに直接、独立して結合しており;
    Gは、存在しているかまたは存在せず、Gが存在する場合は、Gは、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)または(CRR’)であり;Gが存在しない場合は、Jは存在し、Eは明示した1位の炭素原子に直接結合しており;
    Qは、存在しているかまたは存在せず、Qが存在する場合は、Qは、NR、PR、(CR=CR)、(CH、(CHR)、(CRR’)、(CHR−CHR’)、O、NR、S、SO、またはSOであり;Qが存在しない場合は、Mは、(i)Aに直接結合しているか、または(ii)L上の独立した置換基であり、該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され、または(iii)存在せず;QおよびMの両方が存在しない場合は、AはLに直接結合しているか、またはE上の独立した置換基(該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2R、または−NRR’から選択される)であるか、あるいはAは、存在せず;
    Aは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、Aは、O、O(R)、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、N(R)、NRR’、S、S(O)、−OR、CH(R)(R’)またはNRR’であり;またはAはMに結合して脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式の架橋を形成し;
    Mは、存在しているかまたは存在せず、Mが存在する場合、Mは、ハロゲン、O、OR、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;またはMは、Aに結合して脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式の架橋を形成し;
    (8)Z’は、構造式3:
    Figure 2009528353
    式3
    で表わされ、式3において、
    Yは、H、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、ヘテロアルキル−ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から選択され、そしてYは、非置換であるか、またはX11またはX12から独立して選択される同一または異なる1個以上の置換基で場合により置換されていてもよく;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびX11は、非置換であるか、または独立して選択される同一または異なる1つ以上のX12部分で場合により置換されていてもよく;
    12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバアルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、スルホニルウレア、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリールシクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリールスルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから独立して選択される、同一または異なる1つ以上の部分で場合により独立して置換されていてもよく;
    Zは、O、N、C(H)またはC(R)であり;
    31は、H、ヒドロキシル、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノまたはヘテロシクロアルキルアミノであり、R31は、非置換であるか、またはX13またはX14から独立して選択される同一または異なる1個または2個の置換基で場合により置換されていてもよく;
    13は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、X13は非置換であるか、または独立して選択される、同一または異なる1つ以上のX14部分で場合により独立して置換されていてもよく;
    14は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリ−ルカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリ−ルカルボニル、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリールスルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから独立して選択される、同一または異なる1つ以上の部分で場合により独立して置換されていてもよく;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合、WはC(=O)、C(=S)、C(=N−CN)、またはS(O)であり;
    (9)Xは、構造式4:
    Figure 2009528353
    式4
    で表わされ、式4において、
    aは、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
    b、c、d、eおよびfは、0、1、2、3、4または5であり;
    Aは、C、N、SまたはOであり;
    29およびR29’は、独立して存在するか、または存在せず、存在する場合は、同一または異なっていてもよく、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシル、C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−から独立して選択される1個または2個の独立した置換基であり、式中、YおよびYは、同一または異なっていてもよく、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から独立して選択され;または
    29およびR29’は、その組み合わせが0から6個の炭素の脂肪族鎖またはヘテロ脂肪族鎖となるように一緒に結合され;
    30は、存在するか、または存在せず、存在する場合は、H、アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから成る群から独立して選択される1個または2個の置換基であり;
    (10)Dは、構造式5:
    Figure 2009528353
    式5
    で表わされ、式5において、
    32、R33およびR34は、存在しているか、または存在せず、存在する場合は、それぞれH、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、スピロアルキル、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシル、−C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−から成る群から独立して選択される1個または2個の独立した置換基であり、式中、YおよびYは、同一または異なっていてもよく、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から独立して選択され;または
    32およびR34は、その組み合わせがシクロアルキル基の一部を形成するように一緒に結合され;
    gは、1、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
    h、i、j、k、lおよびmは、0、1、2、3、4または5であり;および
    Aは、C、N、SまたはOであり、
    (11)構造式2:
    Figure 2009528353
    式2
    が、
    Figure 2009528353
    であり、およびW’がCHまたはNである場合、以下の条件付き除外(i)および(ii)が適用される:
    条件付き除外(i):Zは、−NH−R36ではなく、式中、R36は、H、C6または10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R37、−C(O)−OR37、または−C(O)−NHR37であり、式中、R37は、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルである;および
    条件付き除外(ii):Rは、−C(O)OH、−C(O)OHの医薬的に許容される塩、−C(O)OHのエステル、−C(O)NHR38のいずれでもなく、式中、R38は、C1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6−10アリールまたはC7−10アラルキルからなる群から選択される);
    vi.
    Figure 2009528353
    式VI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式VIにおいて、
    キャップは、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノであり、該アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノの各々は、非置換であるか、またはXおよびXから独立して選択される、同一または異なっていてよい1個または2個の置換基で場合により独立して置換されることができ;
    P’は、−NHRであり;
    は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびXは、非置換であるか、または同一もしくは異なっていてよい、独立して選択される1つ以上のX部分で場合により独立して置換されることができ;
    は、ヒドロキシ、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、ケト、エステルまたはニトロであり、該アルキル、アルコキシ、およびアリールの各々は、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルから独立して選択される、同一または異なっていてよい1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができ;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、WはC(=O)、C(=S)、C(=NH)、C(=N−OH)、C(=N−CN)、S(O)またはS(O)であり;
    Qは、存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合は、Qは、N(R)、P(R)、CR=CR’、(CH、(CHR)、(CRR’)、(CHR−CHR’)、O、S、S(O)またはS(O)であり;Qが存在しない場合は、Mは、(i)Aに直接結合しているか、または(ii)Mは、L上の独立した置換基であり、Aは、E上の独立した置換基であり、該独立した置換基は、−OR、−CH(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され;QおよびMの両方が存在しない場合は、AはLに直接結合しているか、またはAは、−OR、−CH(R)(R’)、−S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択されるE上の独立した置換基であり;
    Aは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、Aは、−O−、−O(R)CH−、−(CHR)−、−(CHR−CHR’)−、(CRR’)、N(R)、NRR’、S、またはS(O)であり、およびQが存在しない場合は、Aは、−OR、−CH(R)(R’)または−NRR’であり;Aが存在しない場合は、QおよびEは、結合により結合しているか、またはQはM上の独立した置換基であり;
    Eは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、EはCH、N、C(R)であり;
    Gは、存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、Gは、(CH、(CHR)、または(CRR’)であり;Gが存在しない場合は、Jは存在し、およびEは明示した1の位置の炭素原子に直接結合しており;
    Jは、存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR−CHR’)、(CHR)、(CRR’)、S(O)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、Gが存在する場合は、Lは明示した2の位置の窒素原子に直接結合しており;
    Lは、存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合は、LはCH、N、またはCRであり;Lが存在しない場合は、Mは存在しているかまたは存在せず;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、およびJはEに直接、独立して結合しており;
    Mは、存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合、Mは、O、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;
    pは、0から6の数であり;
    R、R’およびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれ、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクリル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アリール−アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリ−ル、ヘテロアリール、アルキル−アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルから成る群から独立して選択されることができ;
    (CRR’)中のRおよびR’は、その組み合わせがシクロアルキルまたはヘテロシクリル部分を形成するように一緒に結合することができ;および
    は、カルボニルである);
    vii.
    Figure 2009528353
    式VII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式VIIにおいて、
    Mは、O、N(H)またはCHであり;
    nは、0から4であり;
    は、−OR、−NRまたは
    Figure 2009528353
    であり;
    式中、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれ、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノから成る群から独立して選択され;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれH、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる成る群から独立して選択され;あるいはまた、RおよびRは、一緒になって、部分
    Figure 2009528353
    が、
    Figure 2009528353
    で表わされるような環状の5員から7員の環の一部を形成し、式中、kは0から2であり;
    Xは、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され;
    式中、pは1から2であり、qは1から3であり、Pはアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;
    および
    は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、Yは、O、SまたはNHであり、ZはCHまたはNであり、R部分は、同一または異なっていてもよく、各Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群から独立して選択される);
    viii.
    Figure 2009528353
    式VIII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式VIIIにおいて、
    Mは、O、N(H)またはCHであり;
    は、−C(O)NHRであり、式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノまたはアルキルアミノであり;
    は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキルからなる群から選択され;
    は、アルキル、シクロアルキル、アリール、およびアリールと縮合したシクロアルキルから選択され;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれH、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から独立して選択され;あるいはまた、
    およびRは、一緒になって、部分
    Figure 2009528353
    が、
    Figure 2009528353
    で表わされるような環状の5員から7員の環の一部を形成し、式中、kは0から2であり;
    Xは、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、pは1から2であり、qは1から3であり、Pは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;および
    は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、Yは、O、SまたはNHであり、ZはCHまたはNであり、R部分は、同一または異なっていてもよく、各Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群から独立して選択される);
    ix.
    Figure 2009528353
    式IX
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式IXにおいて、
    Mは、O、N(H)またはCHであり;
    nは、0から4であり;
    は、−OR、−NRまたは
    Figure 2009528353
    であり、式中、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々が水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノから成る群から独立して選択され;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から独立して選択され;あるいはまた、
    およびRは、一緒になって、部分
    Figure 2009528353
    が、
    Figure 2009528353
    で表わされるような環状の5員から7員の環の一部を形成し、式中、kは0から2であり;
    Xは、
    Figure 2009528353
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、pは1から2であり、qは1から3であり、Pは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;および
    は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、Yは、O、SまたはNHであり、ZはCHまたはNであり、R部分は、同一または異なっていてもよく、各Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群から独立して選択される);
    x.
    Figure 2009528353
    式X
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式Xにおいて、
    はNHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々がR、OR、NHR、NRR’、SR、SOR、およびハロからなる群から独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    は、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−から成る群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、GはNHまたはOであり;R15、R16、R17およびR18は、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルから成る群から独立して選択され、あるいはまたR15およびR16は、4員から8員のシクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル構造を形成するように互いに結合され、同様にR17およびR18は、3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリル各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、またはニトロからなる群から独立して選択される1以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xi.
    Figure 2009528353
    式XI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々はR、NR10、SR、SOR、およびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され(言い換えると、A−E−L−Mが一緒になる);
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NR10が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、Y30およびY31は、
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、uは0から6の数であり;
    Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSOから選択され;
    Gは、NHまたはOであり;および
    15、R16、R17、R18、R19、T、T、TおよびTは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、R17およびR18は、互いに結合され3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、またはニトロからなる群から独立して選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xii.
    Figure 2009528353
    式XII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、それぞれR、OR、NHR、NRR’、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、
    Gは、NHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、およびR19は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、(i)各R15およびR16は、互いに結合されて4員から8員の環状構造を形成し、またはR15およびR19は、互いに結合されて4員から8員の環状構造を形成し、(ii)同様に、独立してR17およびR18は、互いに結合されて3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはスルホナム、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xiii.
    Figure 2009528353
    式XIII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIIIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、それぞれR、OR、NHR、NRR’、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され(言い換えると、A−E−L−Mが一緒になる);
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、Gは、NHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、R19およびR20は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、C−C10アルキル、C−C10ヘテロアルキル、C−C10アルケニル、C−C10ヘテロアルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ヘテロアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R15およびR16は、互いに結合して4員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、またはR15およびR19は、互いに結合して5員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、またはR15およびR20は、互いに結合して5員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、および(ii)同様に、独立してR17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されていてもよい);
    xiv.
    Figure 2009528353
    式XIV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIVにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々はR、OR、NHR、NRR’、SR、SOR、およびハロから独立して選択され;または
    AおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリ−ル、およびヘテロアリール−アルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、
    式中、Gは、NHまたはOであり;およびR15、R16、R17、およびR18は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R15およびR16は、互いに結合して4員から8員の環状構造を形成し、および(ii)同様に、独立してR17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xv.
    Figure 2009528353
    式XV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XVにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    EおよびJは、同一または異なっていてもよく、各々はR、OR、NHR、NRR、SR、ハロ、およびS(O)Rから成る群から独立して選択され、またはEおよびJは、互いに直接結合して3員から8員のシクロアルキル部分、または3員から8員のヘテロシクリル部分を形成し;
    Zは、N(H)、N=、またはOであり、但しZがOの場合、Gは存在しているかまたは存在せず、Gが存在し、ZがOである場合は、GはC(=O)であり;
    Gは存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、GはC(=O)またはS(O)であり、およびGが存在しない場合は、ZはYに直接結合しており;
    Yは、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され:
    R、R、R、R、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され、該ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの各々は、1から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子を有し;
    式中、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリル部分の各々は、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジド、およびヒドロキサメートから選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xvi.
    Figure 2009528353
    式XVI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XVIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され:
    式中、GはNHまたはOであり;R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24およびR25は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R17およびR18は、互いに独立して結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、R15およびR19は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、R15およびR16は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iv)同様に、R15およびR20は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(v)同様に、R22およびR23は、独立して互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたは4員から8員のヘテロシクリルを形成し;および(vi)同様に、R24およびR25は、独立して互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたは4員から8員のヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xvii.
    Figure 2009528353
    式XVII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XVIIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々はR、OR、NHR、NRR’、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリールアルキル−から成る群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、Y30は、
    Figure 2009528353
    (uは、0から1の数である)
    から選択され;
    Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSOから選択され;
    Gは、NHまたはOであり;および
    15、R16、R17、R18、R19、T、TおよびTは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、R17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xviii.
    Figure 2009528353
    式XVIII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XVIIIにおいて、
    は、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、ヘテロアリールアルキル−、およびヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;
    は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から選択され;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々は、R、OR、N(H)R、N(RR’)、SR、S(O)Rおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記式Iで示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、5員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され(言い換えると、A−E−L−Mが一緒になる);
    Eは、C(H)またはC(R)であり;
    Lは、C(H)、C(R)、CHC(R)、またはC(R)CHであり;
    RおよびR’は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、スピロ結合シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、
    式中、Gは、NHまたはOであり;R15、R16、R17、R18、R19、およびR20は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、(i)R17およびR18は、互いに独立して結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、R15およびR19は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、R15およびR16は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、R15およびR20は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、スピロ結合シクロアルキル、およびヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xix.
    Figure 2009528353
    式XIX
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIXにおいて、
    Zは、ヘテロシクリル部分、N(H)(アルキル)、−N(アルキル)、−N(H)(シクロアルキル)、−N(シクロアルキル)、−N(H)(アリール、−N(アリール)、−N(H)(ヘテロシクリル)、−N(ヘテロシクリル)、−N(H)(ヘテロアリール)、および−N(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリ−ル−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、
    式中、Gは、NHまたはOであり;R15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R17およびR18は、独立して互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、R15およびR19は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、R15およびR16は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、R15およびR20は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xx.
    Figure 2009528353
    式XX
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXにおいて、
    aは、0または1であり;bは、0または1であり;Yは、HまたはC1−6アルキルであり;
    BはH、式R−C(O)−のアシル誘導体または式R−SO2のスルホニルであり、
    式中、Rは、
    (i)カルボキシル、C1−6アルカノイルオキシまたはC1−6アルコキシで場合により置換されたC1−10アルキル;
    (ii)カルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニルまたはフェニルメトキシカルボニルで場合により置換されたC3−7シクロアルキル;
    (iii)C1−6アルキル、ヒドロキシ、またはC1−6アルキルで場合により置換されたアミノで場合により置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキル;
    (iv)C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルキルで場合により置換されたアミノ、またはC1−6アルキルで場合により置換されたアミドで場合により置換されたHetであり;
    は、存在する場合、カルボキシルで置換されたC1−6アルキルであり;
    は、存在する場合、カルボキシルで場合により置換されたC1−6アルキルであり;
    は、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
    は、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
    は、CH−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、式中、R20は、飽和もしくは不飽和のC3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり、これらは場合によりR21でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、またはR20は、CもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり、これらは場合によりR21でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、
    またはR20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、場合によりR21でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、各R21は、独立してC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルで場合によりモノ置換もしくはジ置換されたアミノ;スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;C1−6アルキル、CもしくはC10アリール、C7−16アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで場合によりモノ置換されたアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);CもしくはC10アリール、C7−16アラルキルまたはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは、場合によりR22で置換されていてもよく;
    式中、R22は、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルで場合によりモノ置換もしくはジ置換されたアミノ;スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミドまたは(低級アルキル)アミドであり;
    は、ハロゲンで場合により置換された、C1−6アルキルまたはC2−6アルケニルであり;および
    Wは、ヒドロキシまたはN−置換アミノであり;
    式XXの化合物の上記に示した構造において、用語P6、P5、P4、P3、P2およびP1は、慣習的に当業者に公知のそれぞれのアミノ酸部分を示す);
    xxi.
    Figure 2009528353
    式XXI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXIにおいて、
    Bは、H、CもしくはC10アリール、C7−16アラルキル;Hetまたは(低級アルキル)−Het(これらの全てはC1−6アルキルで場合により置換されていてもよい);C1−6アルコキシ;C1−6アルカノイル;ヒドロキシ;ヒドロキシアルキル;ハロ;ハロアルキル;ニトロ;シアノ;シアノアルキル;C1−6アルキルで場合により置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミドであり;
    または、Bは、式R−C(O)−のアシル誘導体;式R−OC(O)−のカルボキシル;式R−N(R)−C(O)−のアミド;式R−N(R)−C(S)−のチオアミド;または式R−SO2のスルホニルであり;
    式中、Rは、
    (i)カルボキシ、C1−6アルカノイル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、場合によりC1−6アルキルでモノ−もしくはジ−置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで場合により置換されたC1−10アルキル;
    (ii)C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルコキシ、またはC4−10アルキルシクロアルキル(これら全ては、場合によりヒドロキシ、カルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニル、場合によりC1−6アルキルでモノ−もしくはジ−置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで置換されている);
    (iii)場合によりC1−6アルキルでモノ−もしくはジ−置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミド;または
    (iv)CもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキル(これら全ては、場合によりC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、または場合によりC1−6アルキルでモノ−もしくはジ−置換されたアミノで置換されている);または
    (v)Hetまたは(低級アルキル)−Het(両方とも場合によりC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、または場合によりC1−6アルキルでモノ−もしくはジ−置換されたアミノで置換されている)であり;
    は、HまたはC1−6アルキルであり;
    但し、Rがアミドまたはチオアミドである場合は、Rは、(ii)シクロアルコキシではなく;
    Yは、HまたはC1−6アルキルであり;
    は、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、またはC4−10アルキルシクロアルキル(これらの全ては、場合によりヒドロキシで置換されている)、C1−6アルコキシ、C1−6チオアルキル、アミド、(低級アルキル)アミド、CもしくはC10アリール、またはC7−16アラルキルであり;
    は、CH−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、式中、R20は、飽和もしくは不飽和のC3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり、これらの全ては場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、またはR20は、CもしくはC10アリールまたはC7−14アラルキルであり、これらの全ては場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、またはR21は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、
    または、R20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、両方とも場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、
    式中、各R21は、独立してC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;低級チオアルキル;スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;C1−6アルキル、CもしくはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで場合によりモノ−またはジ−置換されたアミノ;C1−6アルキル、CもしくはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで場合によりモノ−置換されたアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級)アルキル;CもしくはC10アリール、C7−14アラルキルまたはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは、場合によりR22で置換されていてもよく;
    式中、R22は、C1−6アルキル;C3−7シクロアルキル;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルで場合によりモノ−またはジ−置換されたアミノ;スルホニル;(低級アルキル)スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミド;(低級アルキル)アミド;またはC1−6アルキルで場合により置換されたHetであり;
    R1は、H;C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルであり、これらの全てはハロゲンで場合により置換されている);
    xxii.
    Figure 2009528353
    式XXII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXIIにおいて、
    Wは、CHまたはNであり;
    21は、H、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、ヒドロキシ、またはN(R23であり、式中、各R23は、独立してH、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
    22は、H、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6チオアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、C2−7アルコキシアルキル、C3−6シクロアルキル、C6もしくは10アリールまたはHetであり、Hetは、5員、6員、または7員の飽和もしくは不飽和の複素環であって、該複素環は窒素、酸素および硫黄から選択される1から4個のヘテロ原子を含み;
    該シクロアルキル、アリールまたはHetは、R24で置換されており、ここでR24は、H、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、NO、N(R25、NH−C(O)−R25またはNH−C(O)−NH−R25であり、式中、各R25は、独立してH、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;またはR24は、NH−C(O)−OR26であり、式中、R26はC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
    は、ヒドロキシ、NH、または式−NH−R31の基であり、式中、R31は、C6もしくは10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R32、−C(O)−NHR32または−C(O)−OR32であり、式中、R32は、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
    Dは、5員から10員の飽和または不飽和のアルキレン鎖であって、該アルキレン鎖は、O、S、またはN−R41から独立して選択される1から3個のヘテロ原子を場合により含み、式中、R41は、H、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたは−C(O)−R42であり、式中、R42は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、またはC6もしくは10アリールであり;Rは、Hまたは該アルキレン鎖Dの任意の炭素原子における1から3個の置換基であり、該置換基は、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ、チオおよびC1−6チオアルキルから独立して選択され、および
    Aは、式−C(O)−NH−Rのアミドであり、式中、Rは、C1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6もしくは10アリールおよびC7−16アラルキルから選択され;
    または、Aはカルボン酸である);
    xxiii.
    Figure 2009528353
    式XXIII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXIIIにおいて、
    は、結合またはジフルオロメチレンであり;
    は、水素であり;
    およびRの各々は、独立して場合により置換された脂肪族基、場合により置換された環状基または場合により置換された芳香族基であり;
    R3、R5およびR7は、それぞれ独立して、
    場合により置換された(1,1−もしくは1,2−)シクロアルキレン;または
    場合により置換された(1,1−もしくは1,2−)ヘテロシクリレン;または
    メチレンまたはエチレン)であり、これらは、場合により置換された脂肪族基、場合により置換された環状基または場合により置換された芳香族基から成る群から選択される1個の置換基で置換されており、ここでメチレンまたはエチレンはさらに脂肪族基の置換基で場合により置換されており;または;
    R4、R6、R8およびR10の各々は、独立して水素または場合により置換された脂肪族基であり;
    Figure 2009528353
    は、置換された単環式のアザヘテロシクリルまたは場合により置換された多環式のアザヘテロシクリル、または場合により置換された多環式のアザヘテロシクレニルであり、不飽和は、R−L−(N(R)−R−C(O)−)N(R)−R−C(O)−N部分を有し、およびそれに−C(O)−N(R)−R−C(O)C(O)NR部分が結合している環に対して遠位にある環中に存在し;
    Lは、−C(O)−、−OC(O)−、−NR10C(O)−、−S(O)−、または−NR10S(O)−であり;および
    nは0または1であり、
    但し、
    Figure 2009528353
    が、置換された
    Figure 2009528353
    であるとき、Lは、−OC(O)−であり、およびRは、場合により置換された脂肪族であり;またはR、RおよびRの少なくとも1つは、エチレンであり、これは場合により置換された脂肪族基、場合により置換された環状基または場合により置換された芳香族基から成る群から選択される1個の置換基で置換されており、エチレンはさらに脂肪族基の置換基で場合により置換され;またはRは、場合により置換されている脂肪族である);
    xxiv.
    Figure 2009528353
    式XXIV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXIVにおいて、
    Wは、
    Figure 2009528353
    であり;
    mは、0または1であり;
    は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、任意のR炭素原子は、場合によりJで置換されており;
    Jは、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、アシル、スルホニル、またはスルホンアミドであり、1から3個のJ基で場合により置換されており;
    は、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、スルホニル、またはスルホンアミドであり;
    Lは、アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、任意の水素はハロゲンで場合により置換されており、任意の末端炭素原子に結合している水素またはハロゲンは、場合により、スルフヒドリルまたはヒドロキシで置換されており;
    は、結合であり;
    は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    およびRは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    Xは、結合、−C(H)(R7)−、−O−、−S−、または−N(R8)−であり;
    は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アラルカノイル、ヘテロシクラノイル、ヘテロアラルカノイル、−C(O)R14、−SO14、またはカルボキサミドであり、そして1から3個のJ基で場合により置換されており;またはRおよびZは、それらが結合している原子と一緒になって、場合により1から3個のJ基で置換された含窒素単環式または2環式の環系を形成し;
    14は、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり;
    Yは、結合、−CH−、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、または−S(O)(NR)−であり、式中、Rは上で定義した通りであり;
    Zは、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、−OR、または−N(Rであり、任意の炭素原子は、場合によりJで置換されており、Rは上で定義した通りであり;
    は、結合または
    Figure 2009528353
    であり、
    は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    Mは、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、これらは場合により1から3個のJ基で置換されており、任意のアルキル炭素原子はヘテロ原子で置換されていてもよく;
    Vは、結合、−CH−、−C(H)(R11)−、−O−、−S−、または−N(R11)−であり;
    11は、水素またはC1−3アルキルであり;
    Kは、結合、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、または−S(O)(NR11)−であり、式中、R11は上で定義した通りであり;
    Tは、−R12、−アルキル−R12、−アルケニル−R12、−アルキニル−R12、−OR12、−N(R12、−C(O)R12、−C(=NOアルキル)R12、または
    Figure 2009528353
    であり;
    12は、水素、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキリデニル、またはヘテロシクロアルキリデニルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており、または第1のR12および第2のR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、場合により1から3個のJ基で置換された含窒素単環式または2環式の環系を形成し;
    10は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個の水素J基で置換されており;
    15は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    16は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルである);および
    xxv.
    Figure 2009528353
    式XXV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXVにおいて、
    Eは、CHOまたはB(OH)を表し;
    は、低級アルキル、ハロ−低級アルキル、シアノ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、ヘテロアリール低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、アミノカルボニル−低級アルキルまたは低級シクロアルキル−低級アルキルを表し;および
    は、水素または低級アルキルを表し;
    あるいは、RおよびRは、一緒になって、場合によりヒドロキシで置換されたジメチレンまたはトリメチレンを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキル、カルボキシ−低級アルキル、アリール低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、低級アルケニル、アリールまたは低級シクロアルキルを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、アリール低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
    は、水素または低級アルキルを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキルまたはアリール−低級アルキルを表し;および
    は、低級アルキルカルボニル、カルボキシ−低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、低級アルキルスルホニル、アリールスルホニル、低級アルコキシカルボニルまたはアリール−低級アルコキシカルボニルを表す);
    xxvi.
    Figure 2009528353
    式XXVI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXVIにおいて、
    Bは、式R11−C(O)−のアシル誘導体であり、式中、R11は場合によりカルボキシルで置換されたC1−10アルキルであり;またはR11は、場合によりC1−6アルキルで置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;
    aは、0または1であり;
    は、存在するとき、カルボキシ(低級)アルキルであり;
    bは、0または1であり;
    は、存在するとき、C1−6アルキル、またはカルボキシ(低級)アルキルであり;
    Yは、HまたはC1−6アルキルであり;
    は、C1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり;
    は、C1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり;
    Wは、式:
    Figure 2009528353
    の基であり;
    式中、Rは、カルボキシルで場合により置換されたC1−10アルキルまたはC3−7シクロアルキル;CもしくはC10アリール;またはC7−16アラルキルであり;または、
    Wは、式:
    Figure 2009528353
    の基であり、式中、XはCHまたはNであり;および
    ’は、Xに結合して5員もしくは6員環を形成するC3−4アルキレンであり、該環は、場合によりOH;SH;NH;カルボキシル;R12;OR12、SR12、NHR12またはNR1212’で置換されており、式中、R12およびR12’は、独立して、環式C3−16アルキルまたは非環式C1−16アルキルまたは環式C3−16アルケニルまたは非環式C2−16アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは、NH、OH、SH、ハロまたはカルボキシルで場合により置換されており;該アルキルまたはアルケニルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;または
    12およびR12’は、独立して、C1−6アルキル、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで場合により置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;該アリールまたはアラルキルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;
    該環式アルキル、環式アルケニル、アリールまたはアラルキルは、場合により、第2の5員、6員、または7員環と縮合して環系または複素環を形成し、該第2の環は、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキル;CもしくはC10アリール、または複素環で場合により置換されており;該第2の環は、場合により、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;
    Qは、式:
    Figure 2009528353
    の基であり;式中、
    ZはCHであり;
    Xは、OまたはSであり;
    は、H、C1−6アルキルまたはC1−6アルケニルであり、両者は場合によりチオまたはハロで置換されており;および
    13は、CO−NH−R14であり、式中、R14は、水素、環式C3−10アルキルまたは非環式C1−10アルキルまたは環式C3−10アルケニルまたは非環式C2−10アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは、NH、OH、SH、ハロまたはカルボキシルで場合により置換されており;該アルキルまたはアルケニルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;または
    14は、C1−6アルキル、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで場合により置換された、またはさらにC3−7シクロアルキル、CもしくはC10アリールまたは複素環で置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;該アリールまたはアラルキルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;
    該環式アルキル、環式アルケニル、アリールまたはアラルキルは、場合により、第2の5員、6員、または7員環と縮合して環系または複素環を形成し、該第2の環は、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで場合により置換されており、またはさらにC3−7シクロアルキル、CもしくはC10アリール、または複素環で置換されており;該第2の環は、場合により、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し;
    但し、ZがCHのとき、R13は、α−アミノ酸またはそのエステルではなく;
    Qは、式:
    Figure 2009528353
    のホスホナート基であり、式中、
    15およびR16は、独立してC6−20アリールオキシであり;Rは上に定義した通りである)であって;
    HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害の治療または寛解を必要とする患者における、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬。
  2. 少なくとも1つの他の治療剤をさらに含む、請求項1に記載の医薬。
  3. 少なくとも1つの他の治療剤が、インターフェロンである、請求項2に記載の医薬。
  4. リバビリンをさらに含んでいる、請求項3に記載の医薬。
  5. リバビリン、レボビリン、VP50406、ISIS14803、VX497、チモシン、マキサミン、またはミコフェノール酸モフェチルをさらに含む、請求項1または3に記載の医薬。
  6. 少なくとも1つのHCV IRES阻害剤が、I70(登録商標)、またはRibo Targets RNA阻害剤である、請求項1、2、3、または4に記載の医薬。
  7. 前記少なくとも1つのHCV IRES阻害剤が、I70(登録商標)である、請求項6に記載の医薬。
  8. 少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、1日当たり約100から約3600mgの範囲の量で投与される、請求項1、2、3または4に記載の医薬。
  9. 前記少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、
    Figure 2009528353
    Figure 2009528353
    Figure 2009528353
    Figure 2009528353
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルであり、そしてIRES阻害剤が、抗HCV活性を有するチエノピリジンまたはインドールである、請求項1、2、3または4に記載の医薬。
  10. 前記少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、式I,式XIVの化合物、またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルである請求項1、2、3、または4に記載の医薬。
  11. 少なくとも1つのHCV IRES阻害剤が、
    Figure 2009528353
    Figure 2009528353
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステルである、請求項1、2、3、または4に記載の医薬。
  12. 前記インターフェロンが、ペグ化インターフェロンである、請求項3に記載の医薬。
  13. 前記インターフェロンが、インターフェロン−α、PEG−インターフェロンαコンジュゲート、インターフェロンα融合ポリペプチド、コンセンサスインターフェロンまたはそれらの2以上の混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の医薬。
  14. 前記インターフェロンが、Roferon(商標)、Pegasys(商標)、Intron(商標)、PEG−Intron(商標)、Berofor Alpha(商標)、およびInfergen(商標)、またはそれらの2つ以上の混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の医薬。
  15. 前記インターフェロンが、少なくとも1つのHCV IRES阻害剤および少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤と同時に、または連続的に投与される、請求項3に記載の医薬。
  16. 請求項1の医薬の治療有効量と医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  17. 別個の単位投薬剤形での、請求項1で定義された(a)、および請求項1で定義された(b)(該形態は、有効量の(a)および(b)を投与するのに適している)、ならびにHCV感染症に関連する1つ以上の徴候を治療または寛解するために(a)および(b)を投与するための指示書を含む医薬キット。
  18. (a)少なくとも1つのC型肝炎ウイルス(HCV)の内部リボソームエントリー部位(IRES)阻害剤;および
    (b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、
    Figure 2009528353
    である少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルを含む医薬であって、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要のある被験体において、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の同時投与または連続投与のための、医薬。
  19. 少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、
    Figure 2009528353
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項18に記載の医薬。
  20. 少なくとも1つの他の治療剤をさらに含む、請求項18に記載の医薬。
  21. 少なくとも1つの他の治療剤が、インターフェロンである、請求項20に記載の医薬。
  22. リバビリンをさらに含む、請求項21に記載の医薬。
  23. (a)少なくとも1つのC型肝炎ウイルス(HCV)の内部リボソームエントリー部位(IRES)阻害剤;および
    (b)少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤が、
    Figure 2009528353
    である少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、
    またはその医薬的に許容できる塩、溶媒和物もしくはエステルを別々にまたは一緒に含む、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要のある患者における、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の同時投与または連続投与のための、医薬。
  24. 少なくとも1つの他の治療剤をさらに含む、請求項23に記載の医薬。
  25. 少なくとも1つの他の治療剤が、インターフェロンである、請求項24に記載の医薬。
  26. リバビリンをさらに含む、請求項25に記載の医薬。
  27. 少なくとも1つの他の治療剤が、リバビリンである請求項23に記載の医薬。
  28. HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連する疾患を治療または寛解する必要のある被験体において、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連する疾患を治療または寛解する方法であって、該方法は、請求項1の医薬の有効量を該被験体に投与する工程を含む、方法。
  29. 前記投与が、経口投与、静脈内投与、髄腔内投与、非経口投与、経皮投与、もしくは皮下内投与またはそれらの2つ以上の組み合わせである、請求項28に記載の方法。
  30. 前記被験体が治療未経験者である、請求項28に記載の方法。
  31. 前記被験体が治療経験者である、請求項28に記載の方法。
  32. HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連する疾患を治療または寛解する必要のある被験体において、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連する疾患を治療または寛解する方法であって、該方法は、請求項18の医薬の有効量を該被験体に投与する工程を含む、方法。
  33. 前記投与が、経口投与、静脈内投与、髄腔内投与、非経口投与、経皮投与、もしくは皮下内投与またはそれらの2つ以上の組み合わせである、請求項32に記載の方法。
  34. 該被験体が治療未経験者である、請求項32に記載の方法。
  35. 該被験体が治療経験者である、請求項32に記載の方法。
  36. HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連する疾患を治療または寛解する必要のある被験体において、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連する疾患を治療または寛解する方法であって、該方法は、請求項23の医薬の有効量を該被験体に投与する工程を含む、方法。
  37. 前記投与が、経口投与、静脈内投与、髄腔内投与、非経口投与、経皮投与、もしくは皮下内投与またはそれらの2つ以上の組み合わせである、請求項36に記載の方法。
  38. 前記被験体が治療未経験者である、請求項36に記載の方法。
  39. 前記被験体が治療経験者である、請求項36に記載の方法。
  40. 別々に、または、一緒に、下記:
    (a)インドールまたはチエンピリジンである、少なくとも1つの抗HCV剤;および
    (b)下記の式IからXXVIの化合物の少なくとも1つのHCVプロテアーゼ阻害剤、
    を含む医薬:
    i.
    Figure 2009528353
    式I
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式中、式Iにおいて、
    Yは、以下の部分:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から選択され、但し、YはX11またはX12で場合により置換されていてもよく;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11は、場合によりさらにX12で置換されていてもよく;
    12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
    はCORであり、式中、RはCORであり、式中、RはNHRであり、式中、Rは、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリ−ル、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、R’、R’、R’、R’、R’、R11、R12、R13、およびR’は、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
    Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、Wは、C=O、C=S、C(=N−CN)、またはSOから選択され;
    Qは、存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合は、Qは、CH、N、P、(CH、(CHR)、(CRR’)、O、NR、S、またはSOであり;およびQが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;QおよびMが存在しない場合は、AはLに直接結合しており;
    Aは、O、CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、NR、S、SOまたは結合であり;
    Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
    Gは、存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、Gは(CH、(CHR)、または(CRR’)であり;Gが存在しない場合は、Jは存在し、およびEはGが結合している式I中の炭素原子に直接結合しており;
    Jは、存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR)、もしくは(CRR’)、SO、NH、NRまたはOであり;およびJが存在しない場合、Gは存在し、Eは、Jが結合している式I中で示されるNに直接結合しており;
    Lは、存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合は、LはCH、CR、O、SまたはNRであり;Lが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、およびJはEに直接、独立して結合しており;
    Mは、存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合は、MはO、NR、S、SO、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;
    pは、0から6の数であり;および
    R、R’、R、RおよびRは、H;C−C10アルキル;C−C10アルケニル;C−Cシクロアルキル;C−Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン;
    (シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル(該アルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;
    式中、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル部分は、場合により、化学的に適切に置換されていてもよく、該用語「置換された」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群から選択される1つ以上の部分による任意の化学的に適切な置換を指し;
    さらに式中、ユニットN−C−G−E−L−J−Nは、5員または6員の環状の環構造を表し、但し、該ユニットユニットN−C−G−E−L−J−Nが、5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式Iにおける2環式環構造が、5員の環状の環構造を表す場合、該5員の環状の環構造は、環状環の一部としてのカルボニル基を欠いている);
    ii.
    Figure 2009528353
    式II
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式IIにおいて、
    Zは、NHであり;
    Xは、アルキルスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、ヘテロシクリルアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、またはヘテロアリールアミノカルボニル部分であり、但し、Xは場合によりさらにR12またはR13で置換されていてもよく;
    は、H;C−Cの直鎖アルキル;C−Cの分枝鎖アルキル;またはCH−アリール(置換または非置換)であり;
    12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキル部分であり、但し、R12は、さらにR13で場合により置換されていてもよく;
    13は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロ部分であり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、R13から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
    P1a、P1b、P2、P3、P4、P5、およびP6は、独立してH;C1−C10の直鎖もしくは分枝鎖アルキル;C2−C10の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル;C3−C8シクロアルキル、C3−C8複素環;(シクロアルキル)アルキルまたは(ヘテロシクリル)アルキル(該シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、および該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキル(該アルキルが1から6個の炭素原子のアルキルである)であり;
    式中、該アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクリル)アルキル部分は、R13で場合により、置換されていてもよく、さらに該P1aおよびP1bは、互いに一緒になって、スピロ環またはスピロ複素環を形成してもよく、該スピロ環またはスピロ複素環は0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子を含み、R13で場合によりさらに置換されていてもよく;および
    P1’は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリール−アルキルであり;但し、該P1’は、R13で場合によりさらに置換されていてもよい);
    iii.
    Figure 2009528353
    式III
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式IIIにおいて、
    Gは、カルボニルであり;
    JおよびYは、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノの部分からなる群から独立して選択され、但し、Yは、X11またはX12でさらに場合により置換されていてもよく;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキル部分からなる群から選択され、但し、X11は、さらに場合によりX12で置換されていてもよく;
    12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
    は、CORまたはB(OR)であり、式中、Rは、H、OH、OR、NR10、CF、C、C、CF、RおよびCORからなる群から選択され、式中、Rは、H、OH、OR、CHR10、およびNR10からなる群から選択され、式中、R、R、RおよびR10は、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
    Figure 2009528353
    から成る群から独立して選択され、式中、R’、R’、R’、R’、R’、R11、R12、R13、およびR’は、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
    Zは、O、N、またはCHから選択され;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、WはC=O、C=S、またはSOから選択され;
    R、R’、R、RおよびRは、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C3−C8シクロアルキル;C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ;酸素、窒素、硫黄、またはリン原子(該酸素、窒素、硫黄、またはリン原子の数は0から6個である);(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル(該シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄またはリン原子から構成されており、該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;
    式中、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル部分は、場合により置換されていてもよく、該用語「置換された」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群から選択される1つ以上の部分による任意の化学的に適切な置換を指す);
    iv.
    Figure 2009528353
    式IV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式IVにおいて、
    Yは、以下の部分:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から選択され、但し、YはX11またはX12で場合により置換されていてもよく;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11は、場合によりさらにX12で置換されていてもよく;
    12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で場合によりさらに置換されていてもよく;
    は、以下の構造式:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、kは0から5の数であり、それは同一または異なっていてもよく、R11は、任意の置換基を表し、該置換基の各々は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、およびニトロから成る群から独立して選択され、但し、R11(R11≠Hのとき)は、X11またはX12で場合により置換されていてもよく;
    Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、WはC=O、C=S、C(=N−CN)、またはS(O)から選択され;
    Qは、存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合は、Qは、CH、N、P、(CH、(CHR)、(CRR’)、O、N(R)、S、またはS(O)であり;およびQが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;QおよびMが存在しない場合は、AはLに直接結合しており;
    Aは、O、CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、N(R)、S、S(O)または結合であり;
    Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
    Gは、存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、Gは(CH、(CHR)、または(CRR’)であり;Gが存在しない場合、Jは存在し、EはGが結合している式I中の炭素原子に直接結合しており;
    Jは、存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR)、または(CRR’)、S(O)、NH、N(R)またはOであり;およびJが存在しない場合は、Gは存在し、Eは、Jが結合している式I中で示されるNに直接結合しており;
    Lは、存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合は、LはCH、C(R)、O、SまたはN(R)であり;Lが存在しない場合は、Mは存在してもしなくてもよく;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合し、そしてJはEに直接、独立して結合しており;
    Mは、存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合は、MはO、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;
    pは、0から6の数であり;および
    R、R’、R、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々はH;C−C10アルキル;C−C10アルケニル;C−Cシクロアルキル;C−Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル(該シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルである);アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;
    式中、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル部分は、場合により、置換されていてもよく、該用語「置換された」は、同一または異なっていてよい1つ以上の部分での置換を指し、各部分はアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群から独立して選択され;
    さらに式中、ユニットN−C−G−E−L−J−Nは、5員の環状の環構造または6員の環状の環構造を表し、但し、該ユニットN−C−G−E−L−J−Nが、5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式Iでの2環式環構造が、5員の環状の環構造を表す場合、該5員の環状の環構造は、該環状環の一部としてのカルボニル基を欠いている);
    v.
    Figure 2009528353
    式V
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式中、式Vにおいて、
    (1)Rは、−C(O)Rまたは−B(OR)であり;
    (2)Rは、H、−OH、−OR、−NR10、−C(O)OR、−C(O)NR10、−CF、−C、C、−CF、−R、−C(O)RまたはNRSOであり;
    (3)Rは、H、−OH、−OR、または−CHR10であり;
    (4)R、R、RおよびR10は、H;アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
    Figure 2009528353
    Figure 2009528353
    から成る群から独立して選択され;
    式中、R’、R’、R’、R’、R’、R11、R12およびR13は、同一または異なっていてもよく、それぞれH、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルケニル、アルキニル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
    または、
    12およびR13は、一緒になって結合し、その組み合わせはシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
    14は、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アリル、アルキル−ヘテロアリール、アルコキシ、アリール−アルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロアラルキルからなる群から選択され;
    (5)RおよびR’は、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、同一または異なっていてもよく、それぞれH、OH、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、(アリール)アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリ−ル、ヘテロアリール、(アルキル)アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルから成る群から独立して選択され、該シクロアルキルは、3から8個の炭素原子、および0から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子から構成されており、該アルキルは、1から6個の炭素原子のアルキルであり;
    (6)L’は、H、OH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルであり;
    (7)M’は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルまたはアミノ酸側鎖であり;
    またはL’およびM’は、一緒に結合して環構造を形成し、ここで、
    Figure 2009528353
    で表わされる構造式1の部分は、構造式2:
    Figure 2009528353
    式2
    で表わされ、式2において、
    Eは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、C、CH、NまたはC(R)であり;
    Jは、存在しているかまたは存在せず、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR−CHR’)、(CHR’)、(CRR’)、S(O)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、Gが存在する場合は、Lは明示した2の位置の窒素原子に直接結合しており;
    pは、0から6の数であり;
    Lは、存在しているかまたは存在せず、Lが存在する場合は、LはCHまたはC(R)であり;Lが存在しない場合は、Mは存在しているかまたは存在せず;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、JはEに直接、独立して結合しており;
    Gは、存在しているかまたは存在せず、Gが存在する場合は、Gは、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)または(CRR’)であり;Gが存在しない場合は、Jは存在し、Eは明示した1の位置の炭素原子に直接結合しており;
    Qは、存在しているかまたは存在せず、Qが存在する場合は、Qは、NR、PR、(CR=CR)、(CH、(CHR)、(CRR’)、(CHR−CHR’)、O、NR、S、SO、またはSOであり;Qが存在しない場合は、Mは、(i)Aに直接結合しているか、または(ii)L上の独立した置換基であり、該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され、または(iii)存在せず;QおよびMの両方が存在しない場合は、AはLに直接結合しているか、またはE上の独立した置換基(該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2R、または−NRR’から選択される)であり、またはAは、存在せず;
    Aは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、Aは、O、O(R)、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、N(R)、NRR’、S、S(O)、−OR、CH(R)(R’)またはNRR’であり;またはAはMに結合して脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式の架橋を形成し;
    Mは、存在しているかまたは存在せず、Mが存在する場合、Mは、ハロゲン、O、OR、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;またはMは、Aに結合して脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式の架橋を形成し;
    (8)Z’は、構造式3:
    Figure 2009528353
    式3
    で表わされ、式3において、
    Yは、H、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、ヘテロアルキル−ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群から選択され、およびYは、非置換であるか、またはX11またはX12から独立して選択される同一または異なる1個以上の置換基で場合により置換されていてもよく;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびX11は、非置換であるか、または同一または異なり、かつ独立して選択される1つ以上のX12部分で場合により置換されていてもよく;
    12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、スルホニルウレア、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−スルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから独立して選択される、同一または異なる1つ以上の部分で場合により独立して置換され;
    Zは、O、N、C(H)またはC(R)であり;
    31は、H、ヒドロキシル、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノまたはヘテロシクロアルキルアミノであり、R31は、非置換であるか、またはX13またはX14から独立して選択される同一または異なる1個または2個の置換基で場合により置換されていてもよく;
    13は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、X13は非置換であるか、または独立して選択される、同一または異なる1つ以上のX14部分で場合により独立して置換されていてもよく;
    14は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリ−ルカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリ−ルカルボニル、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリールスルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから独立して選択される、同一または異なる1つ以上の部分で場合により独立して置換されていてもよく;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合、WはC(=O)、C(=S)、C(=N−CN)、またはS(O)であり;
    (9)Xは、構造式4:
    Figure 2009528353
    式4
    で表わされ、式4において、
    aは、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
    b、c、d、eおよびfは、0、1、2、3、4または5であり;
    Aは、C、N、SまたはOであり;
    29およびR29’は、独立して存在するか、または存在せず、存在する場合は、同一または異なっていてもよく、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシル、C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−から成る群から独立して選択される1個または2個の独立した置換基であり、式中、YおよびYは、同一または異なっていてもよく、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から独立して選択され;または
    29およびR29’は、その組み合わせが0から6個の炭素の脂肪族鎖またはヘテロ脂肪族鎖となるように一緒に結合され;
    30は、存在しているか、または存在せず、存在する場合は、H、アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから成る群から独立して選択される1個または2個の置換基であり;
    (10)Dは、構造式5:
    Figure 2009528353
    式5
    で表わされ、式5において、
    32、R33およびR34は、存在しているか、または存在せず、存在する場合は、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、スピロアルキル、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシル、−C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−から独立して選択される1個または2個の独立した置換基であり、式中、YおよびYは、同一または異なっていてもよく、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から独立して選択され;または
    32およびR34は、その組み合わせがシクロアルキル基の一部を形成するように一緒に結合され;
    gは、1、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
    h、i、j、k、lおよびmは、0、1、2、3、4または5であり;および
    Aは、C、N、SまたはOであり、
    (11)構造式2:
    Figure 2009528353
    式2
    が、
    Figure 2009528353
    であり、およびW’がCHまたはNである場合、以下の条件付き除外(i)および(ii)が適用される:
    条件付き除外(i):Zは、−NH−R36ではなく、式中、R36は、H、C6または10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R37、−C(O)−OR37、または−C(O)−NHR37であり、式中、R37は、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルである;および
    条件付き除外(ii):Rは、-C(O)OH、-C(O)OHの医薬的に許容される塩、-C(O)OHのエステル、−C(O)NHR38のいずれでもなく、式中、R38は、C1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6−10アリールまたはC7−10アラルキルからなる群から選択される);
    vi.
    Figure 2009528353
    式VI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式VIにおいて、
    キャップは、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノであり、該アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノの各々は、非置換であるか、またはXおよびXから独立して選択される、同一または異なっていてよい1個または2個の置換基で場合により独立して置換されることができ;
    P’は、−NHRであり;
    は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Xは、非置換であるか、または同一もしくは異なっていてよい、独立して選択される1つ以上のX部分で場合により独立して置換されることができ;
    は、ヒドロキシ、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、ケト、エステルまたはニトロであり、該アルキル、アルコキシ、およびアリールの各々は、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルから独立して選択される同一または異なっていてよい1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができ;
    Wは、存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合は、WはC(=O)、C(=S)、C(=NH)、C(=N−OH)、C(=N−CN)、S(O)またはS(O)であり;
    Qは、存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合は、Qは、N(R)、P(R)、CR=CR’、(CH、(CHR)、(CRR’)、(CHR−CHR’)、O、S、S(O)またはS(O)であり;Qが存在しない場合は、Mは、(i)Aに直接結合しているか、または(ii)Mは、L上の独立した置換基であり、Aは、E上の独立した置換基であり、該独立した置換基は、−OR、−CH(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され;QおよびMの両方が存在しない場合は、AはLに直接結合しているか、またはAは、−OR、−CH(R)(R’)、−S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択されるE上の独立した置換基であり;
    Aは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、Aは、−O−、−O(R)CH−、−(CHR)−、−(CHR−CHR’)−、(CRR’)、N(R)、NRR’、S、またはS(O)であり、Qが存在しない場合は、Aは、−OR、−CH(R)(R’)または−NRR’であり;Aが存在しない場合は、QおよびEは、結合されるか、またはQはM上の独立した置換基であり;
    Eは、存在しているかまたは存在せず、存在する場合は、EはCH、N、C(R)であり;
    Gは、存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、Gは、(CH、(CHR)、または(CRR’)であり;Gが存在しない場合は、Jは存在し、およびEは明示した1の位置の炭素原子に直接結合しており;
    Jは、存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合は、Jは(CH、(CHR−CHR’)、(CHR)、(CRR’)、S(O)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、Gが存在する場合は、Lは明示した2の位置の窒素原子に直接結合しており;
    Lは、存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合は、LはCH、N、またはCRであり;Lが存在しない場合は、Mは存在しているかまたは存在せず;Mが存在し、Lが存在しない場合は、Mは、Eに直接、独立して結合しており、およびJはEに直接、独立して結合しており;
    Mは、存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合、Mは、O、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、または(CRR’)であり;
    pは、0から6の数であり;
    R、R’およびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれ、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクリル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アリール−アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリ−ル、ヘテロアリール、アルキル−アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルから成る群から独立して選択されることができ;
    (CRR’)中のRおよびR’は、その組み合わせがシクロアルキルまたはヘテロシクリル部分を形成するように一緒に結合することができ;および
    は、カルボニルである);
    vii.
    Figure 2009528353
    式VII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式VIIにおいて、
    Mは、O、N(H)またはCHであり;
    nは、0から4であり;
    は、−OR、−NRまたは
    Figure 2009528353
    であり;
    式中、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれ水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノから成る群から独立して選択され;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる成る群から独立して選択され;あるいはまた、RおよびRは、一緒になって、部分
    Figure 2009528353
    が、
    Figure 2009528353
    で表わされるような環状の5員から7員の環の一部を形成し、式中、kは0から2であり;
    Xは、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され;
    式中、pは1から2であり、qは1から3であり、Pはアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;
    および
    は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、Yは、O、SまたはNHであり、ZはCHまたはNであり、R部分は、同一または異なっていてもよく、各Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群から独立して選択される);
    viii.
    Figure 2009528353
    式VIII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式VIIIにおいて、
    Mは、O、N(H)またはCHであり;
    は、−C(O)NHRであり、式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノまたはアルキルアミノであり;
    は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキルからなる群から選択され;
    は、アルキル、シクロアルキル、アリール、およびアリールと縮合したシクロアルキルから選択され;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれH、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から独立して選択され;あるいはまた、
    およびRは、一緒になって、部分
    Figure 2009528353
    が、
    Figure 2009528353
    で表わされるような環状の5員から7員の環の一部を形成し、式中、kは0から2であり;
    Xは、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、pは1から2であり、qは1から3であり、Pは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;および
    は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、Yは、O、SまたはNHであり、ZはCHまたはNであり、R部分は、同一または異なっていてもよく、各Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群から独立して選択される);
    ix.
    Figure 2009528353
    式IX
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式IXにおいて、
    Mは、O、N(H)またはCHであり;
    nは、0から4であり;
    は、−OR、−NRまたは
    Figure 2009528353
    であり、式中、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々が水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノから成る群から独立して選択され;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から独立して選択され;あるいはまた、
    およびRは、一緒になって、部分
    Figure 2009528353
    が、
    Figure 2009528353
    で表わされるような環状の5員から7員の環の一部を形成し、式中、kは0から2であり;
    Xは、
    Figure 2009528353
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、pは1から2であり、qは1から3であり、Pは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;および
    は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され、式中、Yは、O、SまたはNHであり、ZはCHまたはNであり、R部分は、同一または異なっていてもよく、各Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群から独立して選択される);
    x.
    Figure 2009528353
    式X
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式Xにおいて、
    はNHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々がR、OR、NHR、NRR’、SR、SOR、およびハロからなる群から独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    は、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−から成る群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、GはNHまたはOであり;R15,R16、R17およびR18は、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルから成る群から独立して選択され、あるいはまたR15およびR16は、4員から8員のシクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル構造を形成するように互いに結合し、および同様にR17およびR18は、3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、またはニトロからなる群から独立して選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xi.
    Figure 2009528353
    式XI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々はR、NR10、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され(言い換えると、A−E−L−Mが一緒になる);
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NR10が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、Y30およびY31は、
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、uは0から6の数であり;
    Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSOから選択され;
    Gは、NHまたはOであり;および
    15、R16、R17、R18、R19、T、T、TおよびTは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、R17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、またはニトロからなる群から独立して選択される1以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xii.
    Figure 2009528353
    式XII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、それぞれR、OR、NHR、NRR’、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、それぞれH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、
    Gは、NHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、およびR19は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、(i)R15およびR16は、互いに結合して4員から8員の環状構造を形成し、またはR15およびR19は、互いに結合して4員から8員の環状構造を形成し、および(ii)同様に、独立してR17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはスルホナム、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xiii.
    Figure 2009528353
    式XIII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIIIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、それぞれR、OR、NHR、NRR’、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され(言い換えると、A−E−L−Mが一緒になる);
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、Gは、NHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、R19およびR20は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、C−C10アルキル、C−C10ヘテロアルキル、C−C10アルケニル、C−C10ヘテロアルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ヘテロアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R15およびR16は、互いに結合して4員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成することができ、またはR15およびR19は、互いに結合して5員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、またはR15およびR20は、互いに結合して5員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、および(ii)同様に、独立してR17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されてもよい);
    xiv.
    Figure 2009528353
    式XIV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIVにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々はR、OR、NHR、NRR’、SR、SOR、およびハロから独立して選択され;または
    AおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々がH、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリ−ル、およびヘテロアリール−アルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;および
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、
    式中、Gは、NHまたはOであり;およびR15、R16、R17、およびR18、は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R15およびR16は、互いに結合して4員から8員の環状構造を形成し、および(ii)同様に、独立してR17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xv.
    Figure 2009528353
    式XV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステル;
    (式XVにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    EおよびJは、同一または異なっていてもよく、それぞれR、OR、NHR、NRR、SR、ハロ、およびS(O)Rから成る群から独立して選択され、またはEおよびJは、互いに直接結合して3員から8員のシクロアルキル部分、または3員から8員のヘテロシクリル部分を形成することができ;
    Zは、N(H)、N=、またはOであり、但しZがOの場合、Gは存在しているかまたは存在せず、Gが存在し、ZがOである場合は、GはC(=O)であり;
    Gは存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合は、GはC(=O)またはS(O)であり、およびGが存在しない場合は、ZはYに直接結合しており;
    Yは、
    Figure 2009528353
    から成る群から選択され:
    R、R、R、R、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され、該ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの各々は、1から6個の酸素、窒素、硫黄、またはリン原子を有し;
    式中、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリル部分の各々は、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジド、およびヒドロキサメートから選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xvi.
    Figure 2009528353
    式XVI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XVIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され:
    式中、GはNHまたはOであり;R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、およびR25は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R17およびR18は、互いに独立して結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、R15およびR19は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、R15およびR16は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iv)同様に、R15およびR20は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(v)同様に、R22およびR23は、独立して互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたは4員から8員のヘテロシクリルを形成し;および(vi)同様に、R24およびR25は、独立して互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたは4員から8員のヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xvii.
    Figure 2009528353
    式XVII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XVIIにおいて、
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−アルキル−、またはヘテロアリールアルキル−であり;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々はR、OR、NHR、NRR’、SR、SORおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され;
    Eは、C(H)またはC=であり;
    Lは、C(H)、C=、CHC=、またはC=CHであり;
    R、R’、RおよびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリールアルキル−から成る群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、NRR’が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、式中、Y30は、
    Figure 2009528353
    (uは、0から1の数である)
    から選択され;
    Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSOから選択され;
    Gは、NHまたはOであり;および
    15、R16、R17、R18、R19、T、TおよびTは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、R17およびR18は、互いに結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xviii.
    Figure 2009528353
    式XVIII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XVIIIにおいて、
    は、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、およびヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;
    は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から選択され;
    AおよびMは、同一または異なっていてもよく、各々は、R、OR、N(H)R、N(RR’)、SR、S(O)Rおよびハロから独立して選択され;またはAおよびMは、上記の式Iにおいて示される部分:
    Figure 2009528353
    が、3員、4員、5員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員から8員のヘテロシクリル、6員から10員のアリール、または5員から10員のヘテロアリールを形成するように互いに結合され(言い換えると、A−E−L−Mが一緒になる);
    Eは、C(H)またはC(R)であり;
    Lは、C(H)、C(R)、CHC(R)、またはC(R)CHであり;
    RおよびR’は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群から独立して選択され;あるいはまた、NRR’中のRおよびR’は、N(RR’)が4員から8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合され;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、スピロ結合シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、
    式中、Gは、NHまたはOであり;R15、R16、R17、R18、R19、およびR20は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた、(i)R17およびR18は、互いに独立して結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、R15およびR19は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、R15およびR16は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、R15およびR20は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、スピロ結合シクロアルキル、およびヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xix.
    Figure 2009528353
    式XIX
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XIXにおいて、
    Zは、ヘテロシクリル部分、N(H)(アルキル)、−N(アルキル)、−N(H)(シクロアルキル)、−N(シクロアルキル)、−N(H)(アリール、−N(アリール)、−N(H)(ヘテロシクリル)、−N(ヘテロシクリル)、−N(H)(ヘテロアリール)、および−N(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
    は、NHRであり、式中、Rは、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリ−ル−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
    およびRは、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;
    Yは、以下の部分:
    Figure 2009528353
    から選択され、
    式中、Gは、NHまたはOであり;R15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、同一または異なっていてもよく、各々は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、あるいはまた(i)R17およびR18は、互いに独立して結合して3員から8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、R15およびR19は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、R15およびR16は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、R15およびR20は、独立して互いに結合して4員から8員のヘテロシクリルを形成し;
    式中、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群から選択される1つ以上の部分で場合により独立して置換されることができる);
    xx.
    Figure 2009528353
    式XX
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXにおいて、
    aは、0または1であり;bは、0または1であり;Yは、HまたはC1−6アルキルであり;
    BはH、式R−C(O)−のアシル誘導体または式R−SO2のスルホニルであり、式中、R7は、
    (i)カルボキシル、C1−6アルカノイルオキシまたはC1−6アルコキシで場合により置換されたC1−10アルキル;
    (ii)カルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニルまたはフェニルメトキシカルボニルで場合により置換されたC3−7シクロアルキル;
    (iii)C1−6アルキル、ヒドロキシ、またはC1−6アルキルで場合により置換されたアミノで場合により置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキル;または
    (iv)C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルキルで場合により置換されたアミノ、またはC1−6アルキルで場合により置換されたアミドで場合により置換されたHetであり;
    は、存在する場合、カルボキシルで置換されたC1−6アルキルであり;
    は、存在する場合、カルボキシルで場合により置換されたC1−6アルキルであり;
    は、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
    は、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
    は、CH−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、式中、R20は、飽和もしくは不飽和のC3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり、これらは場合によりR21でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、またはR20は、CもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり、これらは場合によりR21でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、
    またはR20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、場合によりR21でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、
    式中、各R21は、独立してC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルでモノ−またはジ−置換されたアミノ;スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;C1−6アルキル、CもしくはC10アリール、C7−16アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで場合によりモノ−もしくはジ−置換されたアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);CもしくはC10アリール、C7−16アラルキルまたはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは、場合によりR22で置換されていてもよく;
    式中、R22は、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルで場合によりモノ−置換もしくはジ−置換されたアミノ;スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミドまたは(低級アルキル)アミドであり;
    は、ハロゲンで場合により置換された、C1−6アルキルまたはC2−6アルケニルであり;および
    Wは、ヒドロキシまたはN−置換アミノであり;
    式XXの化合物の上記に示した構造において、用語P6、P5、P4、P3、P2およびP1は、慣習的に当業者に公知のそれぞれのアミノ酸部分を示す);
    xxi.
    Figure 2009528353
    式XXI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXIにおいて、
    Bは、H、CもしくはC10アリール、C7−16アラルキル;Hetまたは(低級アルキル)−Het(これらの全ては、場合によりC1−6アルキルで置換されていてもよい);C1−6アルコキシ;C1−6アルカノイル;ヒドロキシ;ヒドロキシアルキル;ハロ;ハロアルキル;ニトロ;シアノ;シアノアルキル;C1−6アルキルで場合により置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミドであり;
    または、Bは、式R−C(O)−のアシル誘導体;式R−OC(O)−のカルボキシル;式R−N(R)−C(O)−のアミド;式R−N(R)−C(S)−のチオアミド;または式R−SO2のスルホニルであり;
    式中、Rは、
    (i)カルボキシル、C1−6アルカノイル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルで場合によりモノ−もしくはジ−置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで場合により置換されたC1−10アルキル;
    (ii)C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルコキシ、またはC4−10アルキルシクロアルキル(これら全ては、ヒドロキシ、カルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニル、場合によりC1−6アルキルでモノ−もしくはジ−置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで場合により置換されている);
    (iii)C1−6アルキルで場合によりモノ−もしくはジ−置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミド;
    (iv)CもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキル(全ては、C1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、またはC1−6アルキルで場合によりモノ−もしくはジ−置換されたアミノで場合により置換されている);または
    (v)Hetまたは(低級アルキル)−Het(両方ともC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、またはC1−6アルキルで場合によりモノ−もしくはジ−置換されたアミノで場合により置換されている)であり;
    は、HまたはC1−6アルキルであり;
    但し、Rがアミドまたはチオアミドである場合は、Rは、(ii)シクロアルコキシではなく;
    Yは、HまたはC1−6アルキルであり;
    は、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、またはC4−10アルキルシクロアルキル(これらの全てはヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6チオアルキル、アミド、(低級アルキル)アミド、CもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルで場合により置換されている)であり;
    は、CH−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、式中、R20は、飽和もしくは不飽和のC3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり、これらの全ては場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、またはR20は、CもしくはC10アリールまたはC7−14アラルキルであり、これらの全ては場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、
    またはR20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、場合によりR21でモノ−、ジ−またはトリ−置換されており、
    式中、各R21は、独立してC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;低級チオアルキル;スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;C1−6アルキル、CもしくはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで場合によりモノ−、またはジ−置換されたアミノ;C1−6アルキル、CもしくはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで場合によりモノ−置換されたアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級)アルキル;CもしくはC10アリール、C7−14アラルキル、またはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは、場合によりR22で置換されており;
    式中、R22は、C1−6アルキル;C3−7シクロアルキル;C1−6アルコキシ;C1−6アルキルで場合によりモノ−またはジ−置換されたアミノ;スルホニル;(低級アルキル)スルホニル;NO;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミド;(低級アルキル)アミド;またはC1−6アルキルで場合により置換されたHetであり;
    R1は、H;C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルであり、これらの全てがハロゲンで場合により置換されている);
    xxii.
    Figure 2009528353
    式XXII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXIIにおいて、
    Wは、CHまたはNであり;
    21は、H、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、ヒドロキシ、またはN(R23であり、式中、各R23は、独立してH、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
    22は、H、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6チオアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、C2−7アルコキシアルキル、C3−6シクロアルキル、C6もしくは10アリールまたはHetであり、Hetは、5員、6員、または7員の飽和もしくは不飽和の複素環であって、それは窒素、酸素および硫黄から選択される1から4個のヘテロ原子を含み;
    該シクロアルキル、アリールまたはHetは、R24で置換されており、R24は、H、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、NO、N(R25、NH−C(O)−R25またはNH−C(O)−NH−R25であり、式中、各R25は、独立してH、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;またはR24は、NH−C(O)−OR26であり、式中、R26はC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
    は、ヒドロキシ、NH、または式−NH−R31の基であり、式中、R31は、C6もしくは10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R32、−C(O)−NHR32または−C(O)−OR32であり、式中、R32は、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
    Dは、5員から10員の飽和または不飽和のアルキレン鎖であって、O、S,またはN−R41から独立して選択される1から3個のヘテロ原子を場合により含み、式中、R41は、H、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたは−C(O)−R42であり、式中、R42は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6もしくは10アリールであり;Rは、Hまたは該アルキレン鎖Dの任意の炭素原子における1から3個の置換基であり、該置換基は、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ、チオおよびC1−6チオアルキルから独立して選択され、および
    Aは、式−C(O)−NH−Rのアミドであり、式中、Rは、C1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6もしくは10アリールおよびC7−16アラルキルから選択され;
    または、Aはカルボン酸である);
    xxiii
    Figure 2009528353
    式XXIII
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXIIIにおいて、
    は、結合またはジフルオロメチレンであり;
    は、水素であり;
    およびRの各々は、独立して場合により置換された脂肪族基、場合により置換された環状基または場合により置換された芳香族基であり;
    R3、R5およびR7は、それぞれ独立して、
    場合により置換された(1,1−もしくは1,2−)シクロアルキレン;または
    場合により置換された(1,1−もしくは1,2−)ヘテロシクリレン;または
    メチレンまたはエチレン)であり、これらは、場合により置換された脂肪族基、場合により置換された環状基または場合により置換された芳香族基から成る群から選択される1個の置換基で置換されており、そこでメチレンまたはエチレンはさらに脂肪族基の置換基で場合により置換されており;または;
    R4、R6、R8およびR10の各々は、独立して水素または場合により置換された脂肪族基であり;
    Figure 2009528353
    は、置換された単環式のアザヘテロシクリルまたは場合により置換された多環式のアザヘテロシクリル、または場合により置換された多環式のアザヘテロシクレニルであり、不飽和は、R−L−(N(R)−R−C(O)−)N(R)−R−C(O)−N部分を有し、およびそれに−C(O)−N(R)−R−C(O)C(O)NR部分が結合している環に対して遠位にある環中に存在し;
    Lは、−C(O)−、−OC(O)−、−NR10C(O)−、−S(O)−、または−NR10S(O)−であり;および
    nは0または1であり、但し、
    Figure 2009528353
    が、置換された
    Figure 2009528353
    であるとき、Lは、−OC(O)−であり、Rは、場合により置換された脂肪族であり;またはR、RおよびRの少なくとも1つは、エチレンであり、これは場合により置換された脂肪族基、場合により置換された環状基または場合により置換された芳香族基から成る群から選択される1個の置換基で置換されており、エチレンはさらに脂肪族基の置換基で場合により置換されていてもよく;またはRは、場合により置換されていてもよい脂肪族である);
    xxiv.
    Figure 2009528353
    式XXIV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXIVにおいて、
    Wは、
    Figure 2009528353
    であり;
    mは、0または1であり;
    は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、そこで任意のR炭素原子は、場合によりJで置換されており;
    Jは、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、アシル、スルホニル、またはスルホンアミドであり、1から3個のJ基で場合により置換されており;
    は、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、スルホニル、またはスルホンアミドであり;
    Lは、アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、任意の水素がハロゲンで場合により置換されており、任意の末端炭素原子に結合している任意の水素またはハロゲンは、場合により、スルフヒドリルまたはヒドロキシで置換されており;
    は、結合であり;
    は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    およびRは、独立して水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    Xは、結合、−C(H)(R)−、−O−、−S−、または−N(R)−であり;
    は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アラルカノイル、ヘテロシクラノイル、ヘテロアラルカノイル、−C(O)R14、−SO14、またはカルボキサミドであり、および1から3個のJ基で場合により置換されており;またはRおよびZは、それらが結合している原子と一緒になって、場合により1から3個のJ基で置換された含窒素単環式または2環式の環系を形成し;
    14は、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり;
    Yは、結合、−CH−、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、または−S(O)(NR)−であり、式中、Rは上で定義した通りであり;
    Zは、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、−OR、または−N(Rであり、任意の炭素原子は、場合によりJで置換されており、Rは上で定義した通りであり;
    は、結合または
    Figure 2009528353
    であり、
    は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    Mは、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、これらは場合により1から3個のJ基で置換されており、任意のアルキル炭素原子はヘテロ原子で置換されていてもよく;
    Vは、結合、−CH−、−C(H)(R11)−、−O−、−S−、または−N(R11)−であり;
    11は、水素またはC1−3アルキルであり;
    Kは、結合、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、または−S(O)(NR11)−であり、式中、R11は上で定義した通りであり;
    Tは、−R12、−アルキル−R12、−アルケニル−R12、−アルキニル−R12、−OR12、−N(R12、−C(O)R12、−C(=NOアルキル)R12、または
    Figure 2009528353
    であり;
    12は、水素、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキリデニル、またはヘテロシクロアルキリデニルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており、または第1のR12および第2のR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、場合により1から3個のJ基で置換された含窒素単環式または2環式の環系を形成し;
    10は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキルまたはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個の水素がJ基で置換されており;
    15は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、場合により1から3個のJ基で置換されており;
    16は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルである);および
    xxv.
    Figure 2009528353
    式XXV
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステル;
    (式XXVにおいて、
    Eは、CHOまたはB(OH)を表し;
    は、低級アルキル、ハロ−低級アルキル、シアノ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、ヘテロアリール低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、アミノカルボニル−低級アルキルまたは低級シクロアルキル−低級アルキルを表し;および
    は、水素または低級アルキルを表し;
    または、RおよびRは、一緒になって、場合によりヒドロキシで置換されたジ−またはトリメチレンを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキル、カルボキシ−低級アルキル、アリール低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、低級アルケニル、アリールまたは低級シクロアルキルを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、アリール低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
    は、水素または低級アルキルを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
    は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキルまたはアリール−低級アルキルを表し;および
    は、低級アルキルカルボニル、カルボキシ−低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、低級アルキルスルホニル、アリールスルホニル、低級アルコキシカルボニルまたはアリール−低級アルコキシカルボニルを表す);
    xxvi.
    Figure 2009528353
    式XXVI
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル;
    (式XXVIにおいて、
    Bは、式R11−C(O)−のアシル誘導体であり、式中、R11は場合によりカルボキシルで置換されたC1−10アルキルであり;またはR11は、場合によりC1−6アルキルで置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;
    aは、0または1であり;
    は、存在するとき、カルボキシ(低級)アルキルであり;
    bは、0または1であり;
    は、存在するとき、C1−6アルキル、またはカルボキシ(低級)アルキルであり;
    Yは、HまたはC1−6アルキルであり;
    は、C1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり;
    は、C1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり;
    Wは、式:
    Figure 2009528353
    の基であり;
    式中、Rは、カルボキシルで場合により置換されたC1−10アルキルまたはC3−7シクロアルキル;CもしくはC10アリール;またはC7−16アラルキルであり;または、
    Wは、式:
    Figure 2009528353
    であり、式中、XはCHまたはNであり;および
    ’は、Xに結合して5員もしくは6員環を形成するC3−4アルキレンであり、該環は、場合によりOH;SH;NH2;カルボキシル;R12;OR12、SR12、NHR12またはNR1212’で置換されており、式中、R12およびR12’は、独立して、環式C3−16アルキルまたは非環式C1−16アルキルまたは環式C3−16アルケニルまたは非環式C2−16アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは、NH、OH、SH、ハロ、またはカルボキシルで場合により置換されており;該アルキルまたはアルケニルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;または
    12およびR12’は、独立して、C1−6アルキル、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで場合により置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;該アリールまたはアラルキルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;
    該環式アルキル、環式アルケニル、アリールまたはアラルキルは、場合により、第2の5員、6員、または7員環と縮合して環系または複素環を形成し、該第2の環は、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキル;CもしくはC10アリール、または複素環で場合により置換されており;該第2の環は、場合により、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し;
    Qは、式:
    Figure 2009528353
    の基であり;式中、
    ZはCHであり;
    Xは、OまたはSであり;
    は、H、C1−6アルキルまたはC1−6アルケニルであり、両者は場合によりチオまたはハロで置換されており;および
    13は、CO−NH−R14であり、式中、R14は、水素、環式C3−10アルキルまたは非環式C1−10アルキルまたは環式C3−10アルケニルまたは非環式C2−10アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは、NH、OH、SH、ハロまたはカルボキシルで場合により置換されており;該アルキルまたはアルケニルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;または
    14は、C1−6アルキル、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで場合により置換された、またはさらにC3−7シクロアルキル、CもしくはC10アリール、または複素環で置換されたCもしくはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;該アリールまたはアラルキルは、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を場合により含有し;
    該環式アルキル、環式アルケニル、アリールまたはアラルキルは、場合により、第2の5員、6員、または7員環と縮合して環系または複素環を形成し、該第2の環は、NH、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで場合により置換されており、またはさらにC3−7シクロアルキル、CもしくはC10アリール、または複素環で置換されており;該第2の環は、場合により、O、S、およびNから成る群から独立して選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し;
    但し、ZがCHのとき、R13は、α−アミノ酸またはそのエステルではなく;
    Qは、式:
    Figure 2009528353
    のホスホナート基であり、式中、
    15およびR16は、独立してC6−20アリールオキシであり;Rは上に定義した通りである)であって;
    HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する必要がある患者にいて、HCVの1つ以上の徴候、またはHCVに関連した障害を治療または寛解する際の併用投与または連続投与のための医薬。
  41. 少なくとも1つの他の治療剤をさらに含む請求項40に記載の医薬。
  42. 少なくとも1つの他の治療剤が、インターフェロンである請求項41に記載の医薬。
  43. リバビリンをさらに含む請求項42に記載の医薬。
  44. 少なくとも1つの抗HCV剤が、
    Figure 2009528353
    またはその医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステルである請求項40,41,42、または43に記載の医薬。
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