JP2007538222A - 吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器のための新規の作業物質組み合わせ - Google Patents

吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器のための新規の作業物質組み合わせ Download PDF

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Abstract

本発明は、作業物質およびイオン性液体を含有する作業物質組み合わせ、吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器ならびに相応する装置中での該組み合わせの使用に関する。

Description

本発明は、吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器のための新規の作業物質組み合わせに関する。
吸収循環は、原則として加熱および冷却の際に、ならびに熱の回収の際に合理的にエネルギーを利用する優れた可能性を提供し、その際、液体ポンプの運転のためには、高価な電気エネルギーの最小限の利用が必要とされるにすぎない。
この技術の特に有意義かつ将来的な適用は、再生エネルギー、たとえば太陽エネルギーまたは形状寸法による建物の空調および多数の工業的なプロセスからの廃熱の利用もしくは回収である。
2つの循環の変法を区別することができる:
1.吸収ヒートポンプ(AWP)および吸収冷凍機(AKM)
これらの方法変法では、熱は比較的高い温度水準(始動熱)で、循環プロセスに供給され、中程度の温度水準(加熱温度)で熱は放出され、かつ熱は低い温度水準で周囲から吸収される(周囲の冷却)。AWPおよびAKMは、熱が周囲から吸収され、ひいては周囲において冷却が行われる、つまり「冷たさ」が発生する異なった温度水準によって区別されるのみである。
2.吸収熱変換器(AWT)
この方法変法では、中程度の温度水準で生じる熱を循環プロセスに接続し、その一部を比較的高い温度水準に変換し、かつ利用熱として放出する。供給される熱の他方の部分は、低い温度水準で周囲に放出される。
吸収プロセスのための典型的な温度水準は、以下のように記載することができる:
− 高温 80〜150℃、
− 中温 50〜80℃、
− 低温 −20〜20℃(AWPの場合は0℃より低い温度)。
熱を変換するための吸収プロセスは、100年以上も前から公知であり、かつ技術的に実現されている(たとえばUS3,638,452、US3,626,716、DE10100395)。それにもかかわらず、今日までこれらの技術は、エネルギーおよび気候の問題の議論が増加する中で合理的なエネルギー使用の有意義な方法が求められているにもかかわらず、広く使用されるに至っていない。
このための主な理由は、この種のプロセスのために、技術的に効率のよい、危険がなく、かつ安全に運転できる作業物質組み合わせ(易揮発性作業物質と吸収剤)がなかったためである。
多数の研究作業において、ますます新しい可能な作業物質組み合わせが実験的に試験され、ならびに確認された混合物データによりプロセスがモデル化され、かつシミュレートされた(これに関してはD.Seher、Forschungsberichte des Deutschen Kaelte− und Klimatechnischen Vereins、No.16、1985;R.Hengerer、Dissertation Universitaet Stuttgart、1991;A.O.Genssle、Fortschritt−Berichte VDI、Reihe 19、No.130、VDI Verlag 2001;A.D.Lucas等、Int.Journal of Refrigeration 27(2004)324〜330を参照のこと)。
吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器のための最適な作業物質組み合わせの基準は、上記の文献によれば以下のとおりに表すことができる:
− 非毒性および非爆発性、
− 約150℃までの化学的な安定性、
− 作業媒体、たとえば水の高い蒸発エンタルピー、
− 吸収剤中での作業媒体の高い溶解度、
− 吸収剤中に溶解した時の作業媒体の明らかな蒸気圧の低減、
− 吸収剤のごくわずかな蒸気圧、
− 作業媒体および吸収剤のできる限り完全な混和性、
− 作業媒体および吸収剤の良好な熱伝導性、
− 吸収剤および作業媒体と吸収剤とからなる混合物の低い粘度、
− 作業媒体も吸収剤も腐食性であってはならない。
吸収装置を実地で運転するためには、最終的に今日まで2つの物質系(作業物質組み合わせ)が使用されているにすぎない。これらはつまり臭化リチウム−水およびアンモニア−水であり、その際、後者は主としてAKM中で使用されている。今日まで試験された、有機成分を含有するすべての物質組み合わせは、技術的、環境上または安全に関する理由から排除された。
しかし両方の主に使用される物質系は、重大な欠点も有している。
たとえばアンモニア−水の物質系の場合、吸収循環において、吸収剤である水の揮発性に基づいて、両方の物質をほぼ完全に分離するための精留塔が必要であり、これは方法の全効率を低下させる。さらにアンモニアを凝縮するために必要とされる圧力は比較的高く、従って装置を相応して耐圧性に設計しなくてはならない。
臭化リチウム−水の作業物質組み合わせは、すべての無機塩含有系と同様に、顕著な混合ギャップを有する。下の温度水準が低すぎる場合、塩は溶液から晶出し、かつ装置は導管、バルブおよびポンプの閉塞により損なわれる。このような場合を回避するために、ごく少量の水を溶液から取り出し、臭化リチウムの濃度が高くなりすぎないようにする。このことによりガス排出量は低減し、かつこのことによって装置の効率が低下する。この効果以外に、装置の性能は、比較的大量の水を吸収媒体のための溶剤として排出装置と吸収装置との間に輸送し、かつ冷却しなくてはならないことによりさらに低減する。さらに濃縮された臭化リチウムの水溶液は高い温度で極めて腐食性であり、このことにより、特定の構造材料の使用が強いられる。従ってA.D.Lucas等(Int.Journal of Refrigeration 27(2004)324〜330)は、これらの問題を減少するために、臭化リチウムとギ酸カリウムからなる塩混合物を使用することを提案している。しかしこれにより上記の問題は狭い範囲で緩和することができるにすぎない。この系もまた、実地では適切でないことが判明した。
これまで試験された作業物質組み合わせの欠点は、実質的に吸収剤中での作業物質の吸収の不足、作業物質と吸収剤との不完全な混和性および吸収剤の揮発性にある。さらに多くの場合、接触する材料において著しい腐食現象が現れ、このことによりこの作業物質組み合わせの使用が困難になっている。
本発明の課題は、吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および/または熱変換器中で使用するために適切であり、かつ上記の欠点を有していない作業物質組み合わせを見いだすことであった。
さらに、物質分離の問題を回避するために十分に低い蒸気圧を有し、予測される温度で安定しており、作業物質、たとえば水またはアンモニアと限定されることなく混和性であり、ならびにこれらを適切な方法で吸収することができる吸収剤を見いだすことが課題であった。さらに、すべての観察される温度範囲で液状であり、従って結晶化の問題が回避され、ならびにすべての吸収剤中に存在する作業物質、たとえば水またはアンモニアを取り出し、かつ利用することができる吸収剤を見いだすことが有利である。
40年代の終わりからイオン性液体(英語ではionic liquids)が公知である。これは有利に室温で、および室温より低い温度で液状の塩溶融液であり、これは非分子状のイオン性の特性を有する溶剤の新しい物質群である。公知の塩溶融液に対して区別されるイオン性液体の通常の定義は、80℃より低い融点である。ここで別の箇所では室温より低い融点が挙げられている。この出願の範囲でイオン性液体とは、純粋な状態で80℃より低い融点、有利には室温より低い融点を有する塩であると理解すべきである。
イオン性液体を生じる典型的なカチオン−/アニオンの組合せは、たとえばジアルキルイミダゾリウム、ピリジニウム、アンモニウムおよびホスホニウムと、ハロゲンイオン、テトラフルオロホウ酸イオン、メチルスルフェートである。それ以外に、低融点の塩を生じるカチオンとアニオンとの多数のその他の組合せが考えられる。
これらの物質群は、以下の特性により優れている:
− 多数の物質に対する良好な溶解特性、
− 実質的に蒸気圧を生じない(このことにより共沸混合物を形成しない)−非燃焼性、
− −60℃〜400℃の広い液状範囲。
イオン性液体、その製造、特性および使用についての概要はたとえば、ionic Liquid in Synthesis、P.Wasserscheid、T.Welton(編)、Wiley;Green Industrial Applications on ionic Liquids(NATO Science Series.Ii.Mathematics,Physics and Chemistry、92);Robin D.Rogers(編)、Ionic Liquids "Industrial Applications for Green Chemistry"(ACS Symposium Series、818)に記載されている。
ところで、作業物質およびイオン性液体を含有する作業物質組み合わせが判明した。さらに、イオン性液体が吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器における吸収剤として使用することができることが判明した。同様に本発明は、作業物質組み合わせとして、作業物質およびイオン性液体を含有する吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器に関する。
作業物質組み合わせは、
A)作業物質
B)イオン性液体
を含有する。
本発明の意味におけるイオン性液体は、有利には180℃以下の融点を有する、一般式I、II、IIIの塩
B1)[A]n +[Y]n- (I)
[式中、nは1、2、3または4を表し、[A]+は、第四級アンモニウムカチオン、オキソニウムカチオン、スルホニウムカチオンまたはホスホニウムカチオンを表し、かつ[Y]n-は、一価、二価、三価または四価のアニオンを表す]
B2)一般式(II)の混合された塩
Figure 2007538222
[式中、[A1+、[A2+、[A3+および[A4+は、相互に無関係に、[A]+に関して記載した基から選択されており、かつ[Y]n-は、B1)に記載した意味を有する]または
B3)一般式(III)の混合された塩
Figure 2007538222
[式中、[A1+、[A2+および[A3+は、相互に無関係に[A]+に関して記載した基から選択されており、[Y]n-は、B1)に記載した意味を有し、かつ[M1+、[M2+、[M3+は、一価の金属カチオン、[M42+は二価の金属カチオンおよび[M53+は三価の金属カチオンを表す]
またはこれらの混合物である。
本発明の意味における作業物質は、その蒸発エンタルピーが400KJ/kg以上である有機または無機の液体、有利には水、アンモニア、メタノールまたはフッ素化された塩化炭化水素、たとえばフレオン、フリゲン(Frigen)である。この場合、有利であるのは水、メタノールまたはアンモニアのような作業物質であり、特にアンモニアである。
有利にはイオン性液体は、150℃以下、特に80℃以下の融点を有する。
もう1つの有利な実施態様では、イオン性液体は、−50〜150℃の範囲、特に−20〜120℃の範囲の融点を有する。
もう1つの有利な実施態様では、イオン性液体は、80℃以下、特に室温以下の融点を有する。
さらに、そのカチオン[A]+が、一般に1〜5個、有利には1〜3個、および特に有利には1〜2個の窒素原子を有する第四級アンモニウムカチオンであるイオン性液体は有利である。
適切なカチオンはたとえば一般式(IVa)〜(IVw)
Figure 2007538222
Figure 2007538222
Figure 2007538222
のカチオンならびにこれらの構造を有するオリゴマーである。
もう1つの適切なカチオンは、一般式(IVx)
Figure 2007538222
のホスホニウムカチオンならびに上記の構造を有するオリゴマーである。
上記の式(IVa)〜(IVx)中では、
●基Rは、1個の炭素を有する有機の飽和または不飽和の、非環式または環式、脂肪族、芳香族または芳香脂肪族の、置換されていないか、または1〜5個のヘテロ原子または官能基により中断されているか、または置換された、1〜20個の炭素原子を有する基を表し、かつ
●基R1〜R9は、相互に無関係に水素、スルホ基または1個の炭素を有する有機の、飽和または不飽和の、非環式または環式、脂肪族、芳香族または芳香脂肪族の、置換されていないか、または1〜5個のヘテロ原子または官能基により中断されているか、または置換された、1〜20個の炭素原子を有する基を表し、その際、上記の式(IV)中で炭素原子に結合している(かつヘテロ原子に結合していない)基R1〜R9は、さらにハロゲンまたは官能基を表してもよく、または
1〜R9の群からの2つの隣接する基は一緒になって炭素を有する二価の有機の、飽和または不飽和の、非環式または環式、脂肪族、芳香族または芳香脂肪族の、置換されていないか、または1〜5個のヘテロ原子または官能基により中断されているか、または置換されている、1〜30個の炭素原子を有する基を表す。
ヘテロ原子として基RおよびR1〜R9の定義において原則として、形式的に−CH2−、−CH=、−C≡または=C=基と代えることができるすべてのヘテロ原子が考えられる。炭素を有する基がヘテロ原子を有している場合、酸素、窒素、硫黄、リンおよびケイ素が有利である。有利な基として、特に−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR′−、−N=、−PR′−、−POR′−および−SiR′2−が挙げられ、その際、基R′は炭素を有する基の残りの部分である。基R1〜R9はこの場合、これらの基が上記の式(IV)中で炭素原子に結合している(かつヘテロ原子に結合していない)場合には、直接ヘテロ原子を介して結合していてもよい。
官能基として、1個の炭素原子またはヘテロ原子に結合していてもよいすべての官能基が考えられる。適切な例として−OH(ヒドロキシ)、=O(特にカルボニル基として)、−NH2(アミノ)、=NH(イミノ)、−COOH(カルボキシ)、−CONH2(カルボキサミド)、−SO3H(スルホ)および−CN(シアノ)が挙げられる。官能基およびヘテロ原子は直接隣接していてもよく、従って複数の隣接する原子、たとえば−O−(エーテル)、−S−(チオエーテル)、−COO(エステル)、−CONH−(第二級アミド)または−CONR′−(第三級アミド)からなる組合せ、たとえばジ−(C1〜C4−アルキル)−アミノ、C1〜C4−アルコキシカルボニルまたはC1〜C4−アルキルオキシも包含される。
ハロゲンとしてフッ素、塩素、臭素およびヨウ素が挙げられる。
有利には基Rは、
●非分枝鎖状または分枝鎖状の、置換されていないか、または1〜複数のヒドロキシ、ハロゲン、フェニル、シアノ、C1〜C6−アルコキシカルボニルおよび/またはスルホン酸により置換されている、合計して1〜20個の炭素原子を有するC1〜C18−アルキル、たとえばメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、2−メチル−1−プロピル(イソブチル)、2−メチル−2−プロピル(t−ブチル)、1−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチル−1−ブチル、3−メチル−1−ブチル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2,2−ジ−メチル−1−プロピル、1−ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、2−メチル−1−ペンチル、3−メチル−1−ペンチル、4−メチル−1−ペンチル、2−メチル−2−ペンチル、3−メチル−2−ペンチル、4−メチル−2−ペンチル、2−メチル−3−ペンチル、3−メチル−3−ペンチル、2,2−ジメチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−1−ブチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−2−ブチル、3,3−ジメチル−2−ブチル、1−ヘプチル、1−オクチル、1−ノニル、1−デシル、1−ウンデシル、1−ドデシル、1−テトラデシル、1−ヘキサデシル、1−オクタデシル、2−ヒドロキシエチル、ベンジル、3−フェニルプロピル、2−シアノエチル、2−(メトキシカルボニル)−エチル、2−(エトキシカルボニル)−エチル、2−(n−ブトキシ−カルボニル)−エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ヘプタフルオロイソプロピル、ノナフルオロブチル、ノナフルオロイソブチル、ウンデシルフルオロペンチル、ウンデシルフルオロイソペンチル、6−ヒドロキシヘキシルおよびプロピルスルホン酸;
●グリコール、ブチレングリコールおよび1〜100個の単位および1個の水素またはC1〜C8−アルキルを末端基として有するこれらのオリゴマー、たとえばRAO−(CHRB−CH2−O)p−CHRB−CH2−または
AO−(CH2CH2CH2CH2O)p−CH2CH2CH2CH2O−(式中、RAおよびRBは有利には水素、メチルまたはエチルであり、かつpは有利には0〜3、特に3−オキサブチル、3−オキサペンチル、3,6−ジオキサヘプチル、3,6−ジオキサオクチル、3,6,9−トリオキサデシル、3,6,9−トリオキサウンデシル、3,6,9,12−テトラオキサトリデシルおよび3,6,9,12−テトラオキサテトラデシル;
●ビニル;および
●N,N−ジ−C1〜C6−アルキルアミノ、たとえばN,N−ジメチルアミノおよびN,N−ジエチルアミノを表す。
特に有利には基Rは非分鎖状および非置換のC1〜C18−アルキル、たとえばメチル、エチル、1−プロピル、1−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オクチル、1−デシル、1−ドデシル、1−テトラデシル、1−ヘキサデシル、1−オクタデシルを表し、特にメチル、エチル、1−ブチルおよび1−オクチルならびにCH3O−(CH2CH2O)p−CH2CH2−およびCH3CH2O−(CH2CH2O)p−CH2CH2−を表し、その際、pは0〜3である。
有利には基R1〜R9は相互に無関係に、
●水素;
●ハロゲン;
●官能基;
●場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されているか、かつ/または1もしくは複数の酸素原子および/または硫黄原子および/または1もしくは複数の置換されているか、または置換されていないイミノ基により中断されているC1〜C18−アルキル;
●場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されているか、かつ/または1もしくは複数の酸素原子および/または硫黄原子および/または1もしくは複数の置換されているか、または置換されていないイミノ基により中断されているC2〜C18−アルケニル;
●場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されているC6〜C12−アリール;
●場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されているC5〜C12−シクロアルキル;
●場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されているC5〜C12−シクロアルケニル;または
●場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されている5員〜6員の、酸素原子、窒素原子および/または硫黄原子を有する複素環を表すか、または
2つの隣接する基が一緒になって、
●不飽和、飽和または芳香族の、場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されており、かつ場合により1もしくは複数の酸素原子および/または硫黄原子および/または1もしくは複数の置換されているか、または置換されていないイミノ基により中断されている環を表す。
場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されているC1〜C18−アルキルは、有利にはメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、2−メチル−1−プロピル(イソブチル)、2−メチル−2−プロピル(t−ブチル)、1−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチル−1−ブチル、3−メチル−1−ブチル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2,2−ジメチル−1−プロピル、1−ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、2−メチル−1−ペンチル、3−メチル−1−ペンチル、4−メチル−1−ペンチル、2−メチル−2−ペンチル、3−メチル−2−ペンチル、4−メチル−2−ペンチル、2−メチル−3−ペンチル、3−メチル−3−ペンチル、2,2−ジメチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−1−ブチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−2−ブチル、3,3−ジメチル−2−ブチル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、2,4,4−トリメチル−ペンチル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、1−ノニル、1−デシル、1−ウンデシル、1−ドデシル、1−トリデシル、1−テトラデシル、1−ペンタデシル、1−ヘキサデシル、1−ヘプタデシル、1−オクタデシル、シクロペンチル−メチル、2−シクロペンチルエチル、3−シクロペンチルプロピル、シクロヘキシルメチル、2−シクロヘキシルエチル、3−シクロヘキシルプロピル、ベンジル(フェニルメチル)、ジフェニルメチル(ベンゾヒドリル)、トリフェニルメチル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、α,α−ジメチルベンジル、p−トリルメチル、1−(p−ブチルフェニル)−エチル、p−クロロベンジル、2,4−ジクロロベンジル、p−メトキシベンジル、m−エトキシベンジル、2−シアノエチル、2−シアノプロピル、2−メトキシカルボニルエチル、2−エトキシカルボニルエチル、2−ブトキシカルボニルプロピル、1,2−ジ−(メトキシカルボニル)−エチル、メトキシ、エトキシ、ホルミル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル、4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、6−ヒドロキシヘキシル、2−アミノエチル、2−アミノプロピル、3−アミノプロピル、4−アミノブチル、6−アミノヘキシル、2−メチルアミノエチル、2−メチルアミノプロピル、3−メチルアミノプロピル、4−メチル−アミノブチル、6−メチルアミノヘキシル、2−ジメチルアミノエチル、2−ジメチルアミノプロピル、3−ジメチルアミノプロピル、4−ジメチルアミノブチル、6−ジメチルアミノヘキシル、2−ヒドロキシ−2,2−ジメチルエチル、2−フェノキシエチル、2−フェノキシプロピル、3−フェノキシプロピル、4−フェノキシブチル、6−フェノキシヘキシル、2−メトキシエチル、2−メトキシプロピル、3−メトキシプロピル、4−メトキシブチル、6−メトキシヘキシル、2−エトキシエチル、2−エトキシプロピル、3−エトキシプロピル、4−エトキシブチル、6−エトキシヘキシル、アセチル、Cq2(q-a)+(1-b)2a+b(その際、qは1〜30であり、0≦a≦qおよびb=0または1である(たとえばCF3、C25、CH2CH2−C(q-2)2(q-2)+1、C613、C817、C1021、C1225))、クロロメチル、2−クロロエチル、トリクロロメチル、1,1−ジメチル−2−クロロエチル、メトキシメチル、2−ブトキシエチル、ジエトキシメチル、ジエトキシエチル、2−イソプロポキシエチル、2−ブトキシプロピル、2−オクチルオキシエチル、2−メトキシイソプロピル、2−(メトキシカルボニル)−エチル、2−(エトキシカルボニル)−エチル、2−(n−ブトキシカルボニル)−エチル、ブチルチオメチル、2−ドデシルチオエチル、2−フェニルチオエチル、5−ヒドロキシ−3−オキサ−ペンチル、8−ヒドロキシ−3,6−ジオキサ−オクチル、11−ヒドロキシ−3,6,9−トリオキサ−ウンデシル、7−メトキシ−4−オキサ−ヘプチル、11−ヒドロキシ−4,8−ジオキサ−ウンデシル、15−メトキシ−4,8,12−トリオキサ−ペンタデシル、9−ヒドロキシ−5−オキサ−ノニル、14−ヒドロキシ−5,10−ジオキサ−テトラデシル、5−メトキシ−3−オキサ−ペンチル、8−メトキシ−3,6−ジオキサ−オクチル、11−ヒドロキシ−3,6,9−トリオキサウンデシル、7−ヒドロキシ−4−オキサ−ヘプチル、11−ヒドロキシ−4,8−ジオキサ−ウンデシル、15−ヒドロキシ−4,8,12−トリオキサ−ペンタデシル、9−メトキシ−5−オキサ−ノニル、14−メトキシ−5,10−ジオキサ−テトラデシル、5−エトキシ−3−オキサ−ペンチル、8−エトキシ−3,6−ジオキサ−オクチル、11−エトキシ−3,6,9−トリオキサ−ウンデシル、7−エトキシ−4−オキサ−ヘプチル、11−エトキシ−4,8−ジオキサ−ウンデシル、15−エトキシ−4,8,12−トリオキサ−ペンタデシル、9−エトキシ−5−オキサ−ノニルまたは14−エトキシ−5,10−オキサ−テトラデシルである。
場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されている、かつ/または1もしくは複数の酸素原子および/または硫黄原子および/または1もしくは複数の置換されているか、または置換されていないイミノ基により中断されているC2〜C18−アルケニルは、有利にはビニル、2−プロペニル、3−ブテニル、シス−2−ブテニル、トランス−2−ブテニルまたはCq2(q-a)-(1-b)2a-b(その際、q≦30、0≦a≦qおよびb=0または1である)である。
場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されているC6〜C12−アリールは有利にはフェニル、トリル、キシリル、α−ナフチル、β−ナフチル、4−ジフェニリル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、トリクロロフェニル、ジフルオロフェニル、メチルフェニル、ジメチルフェニル、トリメチルフェニル、エチルフェニル、ジエチルフェニル、イソ−プロピルフェニル、t−ブチルフェニル、ドデシルフェニル、メトキシフェニル、ジメトキシフェニル、エトキシフェニル、ヘキシルオキシフェニル、メチルナフチル、イソプロピルナフチル、クロロナフチル、エトキシナフチル、2,6−ジメチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、2,6−ジクロロフェニル、4−ブロモフェニル、2−ニトロフェニル、4−ニトロフェニル、2,4−ジニトロフェニル、2,6−ジニトロフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、4−アセチルフェニル、メトキシエチルフェニル、エトキシメチルフェニル、メチルチオフェニル、イソプロピルチオフェニルまたはt−ブチルチオフェニルまたはC6(5-a)a(その際、0≦a≦5である)である。
場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されているC5〜C12−シクロアルキルは有利にはシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、シクロドデシル、メチルシクロペンチル、ジメチルシクロペンチル、メチルシクロヘキシル、ジメチルシクロヘキシル、ジエチルシクロヘキシル、ブチルシクロヘキシル、メトキシシクロヘキシル、ジメトキシシクロヘキシル、ジエトキシシクロヘキシル、ブチルチオシクロヘキシル、クロロシクロヘキシル、ジクロロシクロヘキシル、ジクロロシクロペンチル、Cq2(q-a)-(1-b)2a-b(その際、q≦30、0≦a≦qおよびb=0または1である)ならびに飽和または不飽和の二環式構造、たとえばノルボルニルまたはノルボルネニルである。
場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されているC5〜C12−シクロアルケニルは有利には3−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、2,5−シクロヘキサジエニルまたはCq2(q-a)-3(1-b)2a-3b(その際、q≦30、0≦a≦qおよびb=0または1である)である。
場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されている5員〜6員の、酸素原子、窒素原子および/または硫黄原子を有する複素環は有利にはフリル、チオフェニル、ピリル、ピリジル、インドリル、ベンズオキサゾリル、ジオキソリル、ジオキシル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、ジメチルピリジル、メチルキノリル、ジメチルピリル、メトキシフリル、ジメトキシピリジルまたはジフルオロピリジルである。
隣接する2つの基が一緒になって不飽和、飽和または芳香族の、場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されており、かつ場合により1もしくは複数の酸素原子および/または硫黄原子および/または1もしくは複数の置換されているか、または置換されていないイミノ基により中断されている環を形成する場合、これらは有利には1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペンチレン、2−オキサ−1,3−プロピレン、1−オキサ−1,3−プロピレン、2−オキサ−1,3−プロピレン、1−オキサ−1,3−プロペニレン、3−オキサ−1,5−ペンチレン、1−アザ−1,3−プロペニレン、1−C1〜C4−アルキル−1−アザ−1,3−プロペニレン、1,4−ブタ−1,3−ジエニレン、1−アザ−1,4−ブタ−1,3−ジエニレンまたは2−アザ−1,4−ブタ−1,3−ジエニレンである。
上記の基が酸素原子および/または硫黄原子および/または置換されているか、または置換されていないイミノ基を有している場合、該酸素原子および/または硫黄原子および/またはイミノ基の数は制限されない。通常、その数は基中で5を超えることはなく、有利には4を越えることはなく、かつ特に有利には3を越えることはない。
上記の基がヘテロ原子を有している場合、通常は2つのヘテロ原子の間に少なくとも1個の炭素原子、有利には少なくとも2個の炭素原子が存在している。
特に有利には、基R1〜R9は相互に無関係に次のものを表す:
●水素;
●非分枝鎖状または分枝鎖状の、置換されていないか、または1もしくは複数のヒドロキシ、ハロゲン、フェニル、シアノ、C1〜C6−アルコキシカルボニルおよび/またはスルホン酸により置換されている、合計で1〜20個の炭素原子を有するC1〜C18−アルキル、たとえばメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、2−メチル−1−プロピル(イソブチル)、2−メチル−2−プロピル(t−ブチル)、1−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチル−1−ブチル、3−メチル−1−ブチル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2,2−ジメチル−1−プロピル、1−ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、2−メチル−1−ペンチル、3−メチル−1−ペンチル、4−メチル−1−ペンチル、2−メチル−2−ペンチル、3−メチル−2−ペンチル、4−メチル−2−ペンチル、2−メチル−3−ペンチル、3−メチル−3−ペンチル、2,2−ジメチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−1−ブチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−2−ブチル、3,3−ジメチル−2−ブチル、1−ヘプチル、1−オクチル、1−ノニル、1−デシル、1−ウンデシル、1−ドデシル、1−テトラデシル、1−ヘキサデシル、1−オクタデシル、2−ヒドロキシエチル、ベンジル、3−フェニルプロピル、2−シアノエチル、2−(メトキシカルボニル)−エチル、2−(エトキシカルボニル)−エチル、2−(n−ブトキシ−カルボニル)−エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ヘプタフルオロイソプロピル、ノナフルオロブチル、ノナフルオロイソブチル、ウンデシルフルオロペンチル、ウンデシルフルオロイソペンチル、6−ヒドロキシヘキシルおよびプロピルスルホン酸;
●グリコール、ブチレングリコールおよび1〜100個の単位および1個の水素またはC1〜C8−アルキルを末端基として有するこれらのオリゴマー、たとえばRAO−(CHRB−CH2−O)p−CHRB−CH2−または
AO−(CH2CH2CH2CH2O)p−CH2CH2CH2CH2O−(その際、RAおよびRBは有利には水素、メチルまたはエチルであり、かつpは有利には0〜3であり、特に3−オキサブチル、3−オキサペンチル、3,6−ジオキサヘプチル、3,6−ジオキサオクチル、3,6,9−トリオキサデシル、3,6,9−トリオキサウンデシル、3,6,9,12−テトラオキサトリデシルおよび3,6,9,12−テトラオキサテトラデシル;
●ビニル;および
●N,N−ジ−C1〜C6−アルキル−アミノ、たとえばN,N−ジメチルアミノおよびN,N−ジエチルアミノ。
とりわけ有利には基R1〜R9は相互に無関係に、水素またはC1〜C18−アルキル、たとえばメチル、エチル、1−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オクチルを表すか、フェニル、2−ヒドロキシエチル、2−シアノエチル、2−(メトキシカルボニル)エチル、2−(エトキシカルボニル)エチル、2−(n−ブトキシカルボニル)エチル、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、塩素ならびにCH3O−(CH2CH2O)p−CH2CH2−およびCH3CH2O−(CH2CH2O)pCH2CH2−(その際、pは0〜3である)を表す。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●基R1〜R5が、メチル、エチルまたは塩素であり、かつ残りの基R1〜R5が水素である;
●R3が、ジメチルアミノであり、かつ残りの基R1、R2、R4およびR5が水素である;
●すべての基R1〜R5が水素である;
●R2が、カルボキシまたはカルボキサミドであり、かつ残りの基R1、R2、R4およびR5が水素である;または
●R1およびR2またはR2およびR3が、1,4−ブタ−1,3−ジエニレンであり、かつ残りの基R1、R2、R4およびR5が、水素である;
であるピリジニウムイオン(IVa)であるイオン性液体、および特に
●R1〜R5が、水素である;または
●基R1〜R5の1つが、メチルまたはエチルであり、かつ残りの基R1〜R5が水素である
ピリジニウムイオン(IVa)であるイオン性液体である。
とりわけ有利なピリジニウムイオン(IVa)として、1−メチルピリジニウム、1−エチルピリジニウム、1−(1−ブチル)ピリジニウム、1−(1−ヘキシル)ピリジニウム、1−(1−オクチル)−ピリジニウム、1−(1−ヘキシル)−ピリジニウム、1−(1−オクチル)ピリジニウム、1−(1−ドデシル)−ピリジニウム、1−(1−テトラデシル)−ピリジニウム、1−(1−ヘキサデシル)−ピリジニウム、1,2−ジメチルピリジニウム、1−エチル−2−メチルピリジニウム、1−(1−ブチル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−ヘキシル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−オクチル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−ドデシル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−テトラデシル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−ヘキサデシル)−2−メチルピリジニウム、1−メチル−2−エチルピリジニウム、1,2−ジエチルピリジニウム、1−(1−ブチル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−ヘキシル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−オクチル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−ドデシル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−テトラデシル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−ヘキサデシル)−2−エチルピリジニウム、1,2−ジメチル−5−エチル−ピリジニウム、1,5−ジエチル−2−メチル−ピリジニウム、1−(1−ブチル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウム、1−(1−ヘキシル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウムおよび1−(1−オクチル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウム、1−(1−−ドデシル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウム、1−(1−テトラデシル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウムおよび1−(1−ヘキサデシル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウムが挙げられる。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1〜R4が、水素である;または
●基R1〜R4の1つが、メチルまたはエチルであり、かつ残りの基R1〜R4が水素である
のピリダジニウムイオン(IVb)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1が水素、メチルまたはエチルであり、かつR2〜R4が相互に無関係に水素またはメチルである;または
●R1が、水素、メチルまたはエチルであり、R2およびR4が、メチルであり、かつR3が水素である
ピリミジニウムイオン(IVc)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1が、水素、メチルまたはエチルであり、かつR2〜R4が、相互に無関係に水素またはメチルである;
●R1が、水素、メチルまたはエチルであり、R2およびR4が、メチルであり、かつR3が、水素である;
●R1〜R4が、メチルである;または
●R1〜C4が、メチル、水素である
ピラジニウムイオン(IVd)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1が、水素、メチル、エチル、1−プロピル、1−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−オクチル、2−ヒドロキシエチルまたは2−シアノエチルであり、かつR2〜R4が相互に無関係に水素、メチルまたはエチルである
イミダゾリウムイオン(IVe)であるイオン性液体である。
とりわけ有利なイミダゾリウムイオン(IVe)として、1−メチルイミダゾリウム、1−エチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−イミダゾリウム、1−(1−オクチル)−イミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−イミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−イミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−イミダゾリウム、1,3−ジメチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−3−エチル−イミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−3−ブチル−イミダゾリウム、1−(1−オクチル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−オクチル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−オクチル)−3−ブチルイミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−3−メチル−イミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−3−ブチルイミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−3−オクチルイミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−3−ブチルイミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−3−オクチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−ブチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−オクチルイミダゾリウム、1,2−ジメチルイミダゾリウム、1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、1−(1−オクチル)−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1,4−ジメチルイミダゾリウム、1,3,4−トリメチルイミダゾリウム、1,4−ジメチル−3−エチルイミダゾリウム、3−ブチルイミダゾリウム、1,4−ジメチル−3−オクチルイミダゾリウム、1,4,5−トリメチルイミダゾリウム、1,3,4,5−テトラメチルイミダゾリウム、1,4,5−トリメチル−3−エチル−イミダゾリウム、1,4,5−トリメチル−3−ブチルイミダゾリウムおよび1,4,5−トリメチル−3−オクチル−イミダゾリウムが挙げられる。
特に有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1が、水素、メチルまたはエチルであり、かつR2〜R4が相互に無関係に水素またはメチルである
ピラゾリウムイオン(IVf)、(IVg)もしくは(IVg′)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1〜R4が、相互に無関係に水素またはメチルである
ピラゾリウムイオン(IVh)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●相互に無関係にR1〜R6が水素またはメチルである
1−ピラゾリウムイオン(IVi)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1が、水素、メチル、エチルまたはフェニルであり、かつR2〜R6が相互に無関係に、水素またはメチルである
2−ピラゾリニウムイオン(IVj′)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1およびR2が、相互に無関係に水素、メチル、エチルまたはフェニルであり、かつR3〜R6が相互に無関係に水素またはメチルである
3−ピラゾリニウムイオン(IVk)もしくは(IVk′)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1およびR2が、相互に無関係に水素、メチル、エチル、1−ブチルまたはフェニルであり、R3およびR4が、相互に無関係に水素、メチルまたはエチルであり、かつR5およびR6が、相互に無関係に水素またはメチルである
イミダゾリニウムイオン(IvI)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1およびR2が、相互に無関係に水素、メチルまたはエチルであり、かつR3〜R6が相互に無関係に水素またはメチルである
イミダゾリニウムイオン(IVm)もしくは(IVm′)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1〜R3が相互に無関係に水素、メチルまたはエチルであり、かつR4〜R6が、相互に無関係に水素またはメチルである
イミダゾリニウムイオン(IVn)もしくは(IVn′)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1が、水素、メチル、エチルまたはフェニルであり、かつR2およびR3が相互に無関係に水素またはメチルである
チアゾリウムイオン(IVo)もしくは(IVo)ならびにオキサゾリウムイオン(IVp)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1およびR2が相互に無関係に水素、メチル、エチルまたはフェニルであり、かつR3が水素、メチルまたはフェニルである
1,2,4−トリアゾリウムイオン(IVq)、(IVq′)もしくは(IVq″)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1が、水素、メチルまたはエチルであり、かつR2およびR3が相互に無関係に水素またはメチルである、またはR2およびR3が一緒になって1,4−ブタ−1,3−ジエニレンである
1,2,3−トリアゾリウムイオン(IVr)、(IVr′)もしくは(IVr″)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1が、水素、メチル、エチルまたはフェニルであり、かつR2〜R9が相互に無関係に水素またはメチルである
ピロリジニウムイオン(IVs)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1〜R4が、相互に無関係に水素、メチル、エチルまたはフェニルであり、かつR2およびR3ならびにR5〜R8が相互に無関係に水素またはメチルである
イミダゾリジニウムイオン(IVt)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1〜R3が、相互に無関係にC1〜C18−アルキルである、または
●R1〜R3が、相互に無関係に水素またはC1〜C18−アルキルであり、かつR4が2−ヒドロキシエチルである、または
●R1およびR2が、一緒になって1,5−ペンチレンまたは3−オキサ−1,5−ペンチレンであり、かつR3がC1〜C18−アルキル、2−ヒドロキシエチルまたは2−シアノエチルである
アンモニウムイオン(IVu)であるイオン性液体である。
とりわけ有利なアンモニウムイオン(IVu)として、メチル−トリ−(1−ブチル)−アンモニウム、2−ヒドロキシエチル−アンモニウム、N,N−ジメチルピペリジニウムおよびN,N−ジメチルモルホリニウムが挙げられる。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1〜R5が、メチルである
グアニジニウムイオン(IVv)であるイオン性液体である。
とりわけ有利なグアニジニウムイオン(IVv)として、N,N,N′,N′,N″,N″−ヘキサメチルグアニジニウムが挙げられる。
とりわけ有利には、カチオン[A]+が、
●R1およびR2が、相互に無関係にメチル、エチル、1−ブチルまたは1−オクチルであり、かつR3が、水素、メチル、エチル、アセチル、−SO2OHまたは−PO(OH)2であり、
●R1が、メチル、エチル、1−ブチルまたは1−オクチルであり、R2が、−CH2−CH2−OR4−基であり、かつR3およびR4が、相互に無関係に水素、メチル、エチル、アセチル、−SO2OHまたは−PO(OH)2であるか、または
●R1が、−CH2−CH2−OR4−基であり、R2が、−CH2−CH2−OR5−基であり、かつR3〜R5が、相互に無関係に水素、メチル、エチル、アセチル、−SO2OHまたは−PO(OH)2である
コリニウムイオン(IVw)であるイオン性液体である。
とりわけ有利であるのは、カチオン[A]+が、
●R1〜R3が、相互に無関係にC1〜C18−アルキル、特にブチル、イソブチル、1−ヘキシルまたは1−オクチルである
ホスホニウムイオン(IVx)であるイオン性液体である。
前記のカチオンの中で、ピリジニウムイオン(IVa)、イミダゾリウムイオン(IVe)およびアンモニウムイオン(IVu)が有利であり、特に1−メチルピリジニウム、1−エチルピリジニウム、1−(1−ブチル)ピリジニウム、1−(1−ヘキシル)ピリジニウム、1−(1−オクチル)ピリジニウム、1−(1−ヘキシル)−ピリジニウム、1−(1−オクチル)−ピリジニウム、1−(1−ドデシル)−ピリジニウム、1−(1−テトラデシル)−ピリジニウム、1−(1−ヘキサデシル)−ピリジニウム、1,2−ジメチルピリジニウム、1−エチル−2−メチルピリジニウム、1−(1−ブチル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−ヘキシル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−オクチル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−ドデシル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−テトラデシル)−2−メチルピリジニウム、1−(1−ヘキサデシル)−2−メチルピリジニウム、1−メチル−2−エチルピリジニウム、1,2−ジエチルピリジニウム、1−(1−ブチル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−ヘキシル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−オクチル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−ドデシル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−テトラデシル)−2−エチルピリジニウム、1−(1−ヘキサデシル)−2−エチルピリジニウム、1,2−ジメチル−5−エチル−ピリジニウム、1,5−ジエチル−2−メチル−ピリジニウム、1−(1−ブチル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウム、1−(1−ヘキシル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウム、1−(1−オクチル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウム、1−(1−ドデシル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウム、1−(1−テトラデシル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウム、1−(1−ヘキサデシル)−2−メチル−3−エチル−ピリジニウム、1−メチルイミダゾリウム、1−エチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−イミダゾリウム、1−(1−オクチル)−イミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−イミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−イミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−イミダゾリウム、1,3−ジメチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−3−メチル−イミダゾリウム、1−(1−オクチル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−メチルイミダゾリウム、1,2−ジメチルイミダゾリウム、1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−2,3−ジメチル−イミダゾリウムおよび1−(1−オクチル)−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、1,4−ジメチルイミダゾリウム、1,3,4−トリメチルイミダゾリウム、1,4−ジメチル−3−エチルイミダゾリウム、3−ブチルイミダゾリウム、1,4−ジメチル−3−オクチルイミダゾリウム、1,4,5−トリメチルイミダゾリウム、1,3,4,5−テトラメチルイミダゾリウム、1,4,5−トリメチル−3−エチルイミダゾリウム、1,4,5−トリメチル−3−ブチルイミダゾリウム、1,4,5−トリメチル−3−オクチルイミダゾリウムおよび2−ヒドロキシエチル−アンモニウムである。
式(IIIa)〜(IIIj)中に挙げられた金属カチオン[M1+、[M2+、[M3+、[M42+および[M53+は、一般に周期律表の第1、2、6、7、8、9、10、11、12および13族の金属カチオンである。適切な金属カチオンはたとえばLi+、Na+、K+、Cs+、Mg2+、Ca2+、Ba2+、Cr3+、Fe2+、Fe3+、Co2+、Ni2+、Cu2+、Ag+、Zn2+およびAl3+である。
アニオンとして原則として、カチオンと結合してイオン性液体を生じる全てのアニオンを使用することができる。
イオン性液体のアニオン[Y]n-はたとえば次の群から選択されている:
●式F-、Cl-、Br-、I-、BF4 -、PF6 -、AlCl4 -、Al2Cl7 -、Al3Cl10 -、AlBr4 -、FeCl4 -、BCl4 -、SbF6 -、AsF6 -、ZnCl3 -、SnCl3 -、CuCl2 -、CF3SO3 -、(CF3SO32-、CF3CO2 -、CCl3CO2 -、CN-、SCN-、OCN-、NO2-、NO3-、N(CN)-のハロゲン化物およびハロゲン含有化合物の群;
●一般式SO4 2-、HSO4 -、SO3 2-、HSO3 -、RaOSO3 -、RaSO3 -の硫酸イオン、亜硫酸イオンおよびスルホン酸イオンの群;
●一般式PO4 3-、HPO4 2-、H2PO4 -、RaPO4 2-、HRaPO4 -、RabPO4 -のリン酸イオンの群;
●一般式RaHPO3 -、RabPO2 -、RabPO3 -のホスホン酸イオンおよびホスフィン酸イオンの群;
●一般式PO3 3-、HPO3 2-、H2PO3 -、RaPO3 2-、RaHPO3 -、RabPO3 -の亜リン酸イオンの群;
●一般式RabPO2 -、RaHPO2 -、RabPO-、RaHPO-のホスホニットおよびホスフィニットの群;
●一般式RaCOO-のカルボン酸イオンの群;
●一般式BO3 3-、HBO3 2-、H2BO3 -、RabBO3 -、RaHBO3 -、RaBO3 2-、B(ORa)(ORb)(ORc)(ORd-、B(HSO4-、B(RaSO4-のホウ酸イオンの群;
●一般式RaBO2 2-、RabBO-のボロン酸イオンの群;
●一般式HCO3 -、CO3 2-、RaCO3 -の炭酸イオンおよび炭酸エステルの群;
●一般式SiO4 4-、HSiO4 3-、H2SiO4 2-、H3SiO4 -、RaSiO4 3-、RabSiO4 2-、RabcSiO4 -、HRaSiO4 2-のケイ酸イオンおよびケイ酸エステルの群;
●一般式RaSiO3 3-、RabSiO2 2-、RabcSiO-、RabcSiO3 -、RabcSiO2 -、RabSiO3 2-のアルキル−もしくはアリールシラン塩の群;
●一般式
Figure 2007538222
のカルボン酸イミド、ビス(スルホニル)イミドおよびスルホニルイミドの群;
●一般式
Figure 2007538222
のメチドの群;
●一般式Ra-のアルコキシドおよびアリールオキシドの群;
●一般式[MrHalts-(式中、Mは金属を表し、かつHalはフッ素、塩素、臭素またはヨウ素を表し、rおよびtは、正の整数であり、かつ錯体の化学量論比を表し、かつsは、正の整数であり、かつ錯体の電荷を表す)のハロゲン化金属の群;
●一般式S2-、HS-、[Sv2-、[HSv-、[RaS]-(式中、vは2〜10の正の整数である)の硫化物、硫化水素、多硫化物、多硫化水素およびチオレートの群;
●Fe(CN)6 3-、Fe(CN)6 4-、MnO4 -、Fe(CO)4 -の錯体の金属イオンの群。
上記でRa、Rb、RcおよびRdは相互に無関係にそのつど、
●水素、
●C1〜C30−アルキルおよびこれらのアリール−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ハロゲン−、ヒドロキシ−、アミノ−、カルボキシ−、ホルミル−、−O−、−CO−、−CO−O−または−CO−N<置換された成分、たとえばメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、2−メチル−1−プロピル(イソブチル)、2−メチル−2−プロピル(t−ブチル)、1−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチル−1−ブチル、3−メチル−1−ブチル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2,2−ジメチル−1−プロピル、1−ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、2−メチル−1−ペンチル、3−メチル−1−ペンチル、4−メチル−1−ペンチル、2−メチル−2−ペンチル、3−メチル−2−ペンチル、4−メチル−2−ペンチル、2−メチル−3−ペンチル、3−メチル−3−ペンチル、2,2−ジメチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−1−ブチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−2−ブチル、3,3−ジメチル−2−ブチル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ヘンエイコシル、ドコシル、トリコシル、テトラコシル、ペンタコシル、ヘキサコシル、ヘプタコシル、オクタコシル、ノナコシル、トリアコンチル、フェニルメチル(ベンジル)、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、シクロペンチルメチル、2−シクロペンチルエチル、3−シクロペンチルプロピル、シクロヘキシルメチル、2−シクロヘキシルエチル、3−シクロヘキシルプロピル、メトキシ、エトキシ、ホルミル、アセチルまたはCq2(q-a)+(1-b)2a+b(式中、q≦30、0≦a≦qおよびb=0または1(たとえばCF3、C25、CH2CH2-(q-2)2(q-2)+1、C613、C817、C1021、C1225);
●C3〜C12−シクロアルキルおよびこれらのアリール−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ハロゲン−、ヒドロキシ−、アミノ−、カルボキシ−、ホルミル−、−O−、−CO−または−CO−O−置換された成分、たとえばシクロペンチル、2−メチル−1−シクロペンチル、3−メチル−1−シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチル−1−シクロヘキシル、3−メチル−1−シクロヘキシル、4−メチル−1−シクロヘキシルまたはCq2(q-a)-(1-b)2a-b(式中、q≦30、0≦a≦qおよびb=0または1である);
●C2〜C30−アルケニルおよびこれらのアリール−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ハロゲン−、ヒドロキシ−、アミノ−、カルボキシ−、ホルミル−、−O−、−CO−または−CO−O−置換された成分、たとえば2−プロペニル、3−ブテニル、シス−2−ブテニル、トランス−2−ブテニルまたはCq2(q-a)-(1-b)2a-b(式中、q≦30、0≦a≦qおよびb=0または1である);
●C3〜C12−シクロアルケニルおよびこれらのアリール−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ハロゲン−、ヒドロキシ−、アミノ−、カルボキシ−、ホルミル−、−O−、−CO−または−CO−O−置換された成分、たとえば3−シクロペンチル、2−シクロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、2,5−シクロヘキサジエニルまたはCq2(q-a)-3(1-b)2a-3b(式中、q≦30、0≦a≦qおよびb=0または1である);
●2〜30個の炭素原子を有するアリールまたはヘテロアリールおよびこれらのアルキル−、アリール−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ハロゲン−、ヒドロキシ−、アミノ−、カルボキシ−、ホルミル−、−O−、−CO−または−CO−O−置換された成分、たとえばフェニル、2−メチル−フェニル(2−トリル)、3−メチル−フェニル(3−トリル)、4−メチル−フェニル、2−エチル−フェニル、3−エチル−フェニル、4−エチル−フェニル、2,3−ジメチル−フェニル、2,4−ジメチル−フェニル、2,5−ジメチル−フェニル、2,6−ジメチル−フェニル、3,4−ジメチル−フェニル、3,5−ジメチル−フェニル、4−フェニル−フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニルまたはC6(5-a)a(式中、0≦a≦5である)または
●2つの基が、不飽和、飽和または芳香族の、場合により官能基、アリール、アルキル、アリールオキシ、アルキルオキシ、ハロゲン、ヘテロ原子および/または複素環により置換されており、かつ場合により1もしくは複数の酸素原子および/または硫黄原子および/または1もしくは複数の置換されているか、または置換されていないイミノ基により中断されている環を表す。
とりわけ有利なアニオンは、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、チオシアン酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、メタンスルホン酸イオン、ギ酸イオン、酢酸イオン、マンデル酸イオン、硝酸イオン、亜硝酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、硫酸イオン、硫酸水素イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン、1−プロピル硫酸イオン、1−ブチル硫酸イオン、1−ヘキシル硫酸イオン、1−オクチル硫酸イオン、リン酸イオン、二水素リン酸イオン、リン酸水素イオン、C1〜C4−ジアルキルホスホン酸イオン、プロピオン酸イオン、テトラクロロアルミン酸イオン、Al2Cl7 -、クロロ亜鉛酸イオン、クロロ鉄酸イオン、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、ビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド、ビス(メチルスルホニル)イミド、ビス(p−トリルスルホニル)イミド、トリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド、ビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)メチド、p−トリルスルホン酸イオン、テトラカルボニルコバルト酸イオン、ジメチレングリコールモノメチルエーテル硫酸イオン、オレイン酸イオン、ステアリン酸イオン、アクリル酸イオン、メタクリル酸イオン、マレイン酸イオン、クエン酸水素イオン、ビニルホスホン酸イオン、ビス(ペンタフルオロエチル)ホスフィン酸イオン、ホウ酸イオン、たとえばビス[サリチラト(2−)ボレート、ビス[オキサラト(2−)]ボレート、ビス[1,2−ベンゼンジオラト(2−)−O,O′]ホウ酸イオン、テトラシアノホウ酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオン、ジシアナミド、トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロホスフェート、トリス(ヘプタフルオロプロピル)トリフルオロホスフェート、環式アリールホスフェート、たとえばピロカテコールホスフェート(C642)P(O)O-およびクロロコバルト酸イオン。
とりわけ有利なアニオンは、塩化物イオン、臭化物イオン、硫酸水素イオン、テトラクロロアルミン酸イオン、チオシアン酸イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン、メタンスルホン酸イオン、ギ酸イオン、酢酸イオン、ジメチルリン酸イオン、ジエチルリン酸イオン、p−トリルスルホン酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオンおよびヘキサフルオロリン酸イオンである。
特に有利であるのは、カチオンとして
メチル−トリ−(1−ブチル)−アンモニウム、2−ヒドロキシエチルアンモニウム、1−メチルイミダゾリウム、1−エチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−イミダゾリウム、1−(1−オクチル)−イミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−イミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−イミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−イミダゾリウム、1,3−ジメチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−3−メチル−イミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−3−エチル−イミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−3−ブチル−イミダゾリウム、1−(1−オクチル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−オクチル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−オクチル)−3−ブチルイミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−3−ブチルイミダゾリウム、1−(1−ドデシル)−3−オクチルイミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−3−ブチルイミダゾリウム、1−(1−テトラデシル)−3−オクチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−メチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−エチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−ブチルイミダゾリウム、1−(1−ヘキサデシル)−3−オクチルイミダゾリウム、1,2−ジメチルイミダゾリウム、1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1−(1−ブチル)−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、1−(1−ヘキシル)−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、1−(1−オクチル)−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、1,4−ジメチルイミダゾリウム、1,3,4−トリメチルイミダゾリウム、1,4−ジメチル−3−エチルイミダゾリウム、3−ブチルイミダゾリウム、1,4−ジメチル−3−オクチルイミダゾリウム、1,4,5−トリメチル−イミダゾリウム、1,3,4,5−テトラメチルイミダゾリウム、1,4,5−トリメチル−3−エチルイミダゾリウム、1,4,5−トリメチル−3−ブチルイミダゾリウムまたは1,4,5−トリメチル−3−オクチルイミダゾリウム
を有し、かつアニオンとして
塩化物イオン、臭化物イオン、硫酸水素イオン、テトラクロロアルミン酸イオン、チオシアン酸イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン、メタンスルホン酸イオン、ギ酸イオン、酢酸イオン、ジメチルリン酸イオン、ジエチルリン酸イオン、p−トリルスルホン酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオンおよびヘキサフルオロリン酸イオン
を有するイオン性液体である。
さらに特に有利であるのは、以下のイオン性液体である:
1,3−ジメチルイミダゾリウム−メチル硫酸塩、1,3−ジメチルイミダゾリウム−硫酸水素塩、1,3−ジメチルイミダゾリウム−ジメチルリン酸塩、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム−メチル硫酸塩、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム−硫酸水素塩、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムチオシアン酸塩、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム酢酸塩、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムメタンスルホン酸塩、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムジエチルリン酸塩、1−(1−ブチル)−3−メチルイミダゾリウムメチル硫酸塩、1−(1−ブチル)−3−メチルイミダゾリウム硫酸水素塩、1−(1−ブチル)−3−メチルイミダゾリウムチオシアン酸塩、1−(1−ブチル)−3−メチルイミダゾリウム酢酸塩、1−(1−ブチル)−3−メチルイミダゾリウムメタンスルホン酸塩、1−(1−ドデシル)−3−メチルイミダゾリウムメチル硫酸塩、1−(1−ドデシル)−3−メチルイミダゾリウム硫酸水素塩、1−(1−テトラデシル)−3−メチルイミダゾリウムメチル硫酸塩、1−(1−テトラデシル)−3−メチルイミダゾリウム硫酸水素塩、1−(1−ヘキサデシル)−3−メチルイミダゾリウムメチル硫酸塩または1−(1−ヘキサデシル)−3−メチルイミダゾリウム硫酸水素塩または2−ヒドロキシエチルアンモニウムギ酸塩。
さらに有利であるのは、n=1または2である[A]n +[Y]n-のイオン性液体ならびにn=1または2の[A]n +の二量体に起因する相応する塩であり、この場合、カチオン[A]+は、一般式(IVa)、(IVe)、(IVf)、(IVg)、(IVg′)、(IVh)、(IVm)(その際、NR1は、酸素により置換されている)、(IVq)、(IVq″)、(IVr′)、(IVv)、(IVu)、(IVx)のカチオンから選択されており、特に
Figure 2007538222
[式中、基
Rは、水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10であり、Rxは、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキルであり、Ryは、水素であるか、または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルであり、かつXは、エーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基である)を表し、
1、R2、R3、R4、R5は相互に無関係に水素、ハロゲン化物、ヒドロキシ、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、−(Rx−X)w−RY(w=1〜10であり、Rxは、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキルであり、Ryは、水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルであり、
かつXは、エーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基である)を表す]
Figure 2007538222
[式中、基
RおよびR1は相互に無関係に水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10であり、Rxは、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキルであり、Ryは、水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルであり、かつXは、エーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基である)を表し、
2、R3およびR4は、相互に無関係に水素、ハロゲン化物、ヒドロキシを表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、−(Rx−X)w−RY(w=1〜10であり、Rxは、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルであり、かつXは、エーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基である)を表す]
Figure 2007538222
[式中、基
R、R1は相互に無関係に水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキルを表し、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表し、
2、R3、R4は相互に無関係に水素を表すか、ハロゲン化物、ヒドロキシ、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキルを表し、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表す]
Figure 2007538222
[式中、基
Rは水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していていてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表し、
1、R2、R3、R4は相互に無関係に水素を表すか、ハロゲン化物、ヒドロキシ、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表す]
Figure 2007538222
[式中、基
Rは水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していていてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表し、
2、R3、R4、R5およびR6は相互に無関係に水素を表すか、ハロゲン化物、ヒドロキシ、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表し、かつN−R1は酸素により置換されている]
Figure 2007538222
[式中、基
RおよびR3は相互に無関係には水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していていてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表し、
1、R2は相互に無関係に水素を表すか、ハロゲン化物、ヒドロキシ、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表す]
Figure 2007538222
[式中、基
RおよびR1は相互に無関係に水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していていてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表し、
2、R3は相互に無関係に水素を表すか、ハロゲン化物、ヒドロキシ、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表す]
Figure 2007538222
[式中、基
R、R1、R2、R3は相互に無関係に水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していていてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表すか、
または
RおよびR1は相互に無関係に水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表し、
2およびR3は一緒になって3−オキサ−1,5−ペンチレン基を形成し、これは自体、ハロゲン、ヒドロキシル、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していていてもよい)、−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)により置換されていてもよいか、
または
RおよびR1は相互に無関係に水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表し、
2およびR3は一緒になって1,4−ブタ−1,3−ジエニレン基を形成し、これは自体、ハロゲン、ヒドロキシル、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していていてもよい)、−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)により置換されていてもよい]
Figure 2007538222
[式中、基
R、R1、R2、R3、R4およびR5は相互に無関係に水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、または−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表す]または
Figure 2007538222
[式中、基
R、R1、R2、R3は相互に無関係に水素を表すか、線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル(これはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノまたはメルカプトから選択される1もしくは複数の基を有していてもよい)を表すか、
または
−(Rx−X)w−RY(w=1〜10、Rxは線状もしくは分枝鎖状のC1〜C20−アルキル、Ryは水素または線状もしくは分枝鎖状のC1〜C10−アルキルを表し、かつXはエーテル基、チオエーテル基、エステル基、シロキサン基またはアミド基を表す)を表す]から選択されている。
アニオン[Y]n-は、ハロゲン化物、テトラフルオロホウ酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、RuvPO2 -、ジシアナミド、カルボン酸イオンRu-COO-、スルホン酸イオン-u-SO3 -、ベンゼンスルホン酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、有機硫酸イオンRu-O−SO3 -、ビス(スルホン)イミド[Ru−SO2−N−SO2−Rv-、構造[Ru-CO−N−CO−Rv]および構造[Ru−SO2−N−CO−Rv-のイミド、ならびにギ酸イオン、その際、RuおよびRvは相互に無関係に線状もしくは分枝鎖状の、脂肪族もしくは脂環式C1〜C20−アルキル、C5〜C15−アリール、C5〜C15−アリール−C1〜C6−アルキルまたはC1〜C6−アルキル−C5〜C15−アリールであり、その際、前記の基はハロゲンおよび/ヒドロキシルの群から選択される1もしくは複数の基により置換されていてもよい。
特に有利であるのは、成分A)として水、メタノールまたはアンモニア、特に水またはアンモニアであり、かつ成分B)として前記の特別な実施態様に記載したイオン性液体を含有する作業物質組み合わせである。この場合、極めて有利であるのは、成分A)として水を含有する作業物質組み合わせである。同様に特に有利であるのはこの場合、成分A)としてアンモニアを含有する作業物質組み合わせである。
同様に特に有利であるのは、成分A)として、作業物質組み合わせの全質量に対して、少なくとも10質量%、有利には少なくとも20質量%、特に少なくとも30質量%の作業物質を含有する作業物質組み合わせである。
同様に特に有利であるのは、成分B)として、作業物質組み合わせの全質量に対して、最大で90質量%、有利には最大で80質量%、特に最大で70質量%のイオン性液体を含有する作業物質組み合わせである。
さらに、作業物質およびイオン性液体が−20〜200℃、特に有利には−5℃〜150℃の温度範囲で混和性であることを特徴とする作業物質組み合わせは特に有利である。特に有利であるのはこの場合、作業物質が水である作業物質組み合わせである。
さらに、作業物質およびイオン性液体が、−60〜100℃、特に有利には−40〜50℃の温度範囲で混和性であることを特徴とする作業物質組み合わせが特に有利である。特に有利であるのはこの場合、作業物質がアンモニアである作業物質組み合わせである。
もう1つの実施態様では、イオン性液体を適切な固体の担体上に施与することができる。
本発明のもう1つの対象は、吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器中での吸収剤としてのイオン性液体の使用である。有利な実施態様に関して前記の有利な態様が同様に妥当する。
本発明のもう1つの対象は、凝縮器、膨張機関、ボイラーおよび吸収装置を有し、吸収剤としてイオン性液体を含有する吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器に関する。有利な実施態様に関して前記のイオン性液体の有利な態様が同様に妥当する。
同様に本発明は、凝縮器、膨張機関、排出装置および吸収装置を有し、同様に作業物質およびイオン性液体を含有する作業物質組み合わせを含有する吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器に関する。有利な実施態様に関して前記の作業物質組み合わせに関する有利な態様が同様に妥当する。
本発明を以下の例により詳細に説明する。
本発明によるイオン性液体は、無視することができるほど小さい蒸気圧を有しているため、イオン性液体および作業物質を含有する本発明による作業物質組み合わせが特に適切であり、たとえばアンモニア−水の作業物質組み合わせの場合のような物質分離の問題が回避される。
本発明によるイオン性液体は温度範囲の作業範囲において液状である。従って本発明によるイオン性液体および作業物質を含有する作業物質組み合わせは特に適切である。というのも、晶出する塩の問題が生じないからである。従って吸収剤から全ての作業物質、たとえば水を除去し、かつ冷却のために使用することができる(高い排気範囲)。さらに吸収剤の輸送の際に、排出装置と吸収装置との間には吸収剤自体が存在するのみであり、つまりイオン性液体を冷却し、かつさらにたとえば臭化リチウムと水との物質組み合わせの場合のような付加的な作業物質が存在しないからである。
イオン性液体と作業物質との混和性が与えられているので、イオン性液体であるエチルメチルイミダゾリウムトリフレートを水と混和することができる。
さらにイオン性液体の耐熱性は優れている;Blanke等、Proceedings of the 11th SolarPACES International Symposium、2002年は、300℃をはるかに上回る温度を達成することができることを出発点としている。従って本発明による作業物質組み合わせのためにも、良好な安定性および耐熱性が生じる。
さらに、これまで試験したイオン性液体の毒性はわずかであると評価されている(たとえばLD50>1000mg/kg)。その実質的にほとんど測定することができない蒸気圧に基づいて、該イオン性液体は、潜在的に引火性の混合物を形成せず、従って爆発源にも毒性の問題にもならない。
また、水の蒸気圧はイオン性液体、たとえば2−ヒドロキシエチルアンモニウムホルメート中に溶解する場合には、4分の1に低減することができることも判明した。
このために、通例の相平衡温度で、2−ヒドロキシエチルアンモニウムホルメート水溶液を上回る水の分圧が測定された(気相中でのFTIR−分光分析による)。30.5℃および2−ヒドロキシエチルアンモニウムホルメート84質量%および水16質量%を含有する溶液において、この溶液により約10ミリバールの水の分圧が測定され、他方、水自体による水の分圧は約40ミリバールであった。温度34℃および2−ヒドロキシエチルアンモニウムホルメート87質量%および水13質量%を含有する溶液では、この溶液により約12ミリバールの水の分圧が測定され、他方、水自体による水の分圧はこの温度で約50ミリバールであった。
同様に、従来、臭化リチウム/水の作業物質組み合わせにより運転される、既存の吸収冷凍機中で、前記の作業物質組み合わせはイオン性液体/水の系、たとえばN−エチル−N−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート/水により交換することができ、その際、新しい吸収剤を用いて運転するために、装置の構造を変更する必要はなかった。
有利な実施態様では、従来、水/アンモニアの作業物質組み合わせにより運転される吸収ヒートポンプを、イオン性液体/アンモニアの作業物質組み合わせにより運転することができる。この場合、さもなければ通例行われる水/アンモニア混合物の精留が省略される。というのも、イオン性液体からのアンモニアの分離は、アンモニアの気化により完了しているからである。

Claims (15)

  1. A)作業物質、
    B)イオン性液体
    を含有する、吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および吸収に基づいた熱変換器のための作業物質組み合わせ。
  2. イオン性液体が、一般式I、IIまたはIIIの塩
    B1)[A]n +[Y]n- (I)
    [式中、nは1、2、3または4を表し、[A]+は、第四級アンモニウムカチオン、オキソニウムカチオン、スルホニウムカチオンまたはホスホニウムカチオンを表し、かつ[Y]n-は、一価、二価、三価または四価のアニオンを表す]
    B2)一般式(II)の混合された塩
    Figure 2007538222
    [式中、[A1+、[A2+、[A3+および[A4+は、相互に無関係に、[A]+に関して記載した基から選択されており、かつ[Y]n-は、B1)に記載した意味を有する]または
    B3)一般式(III)の混合された塩
    Figure 2007538222
    [式中、[A1+、[A2+および[A3+は、相互に無関係に[A]+に関して記載した基から選択されており、[Y]n-は、B1)に記載した意味を有し、かつ[M1+、[M2+、[M3+は、一価の金属カチオン、[M42+は二価の金属カチオンおよび[M53+は三価の金属カチオンを表す]
    またはこれらの混合物である、請求項1記載の作業物質組み合わせ。
  3. 成分Bとして、式I、IIまたはIIIのイオン性液体を含有する、請求項1または2記載の作業物質組み合わせ。
  4. 成分Bとして、少なくとも1の式I、IIまたはIIIのイオン性液体を含有する、請求項1または2記載の作業物質組み合わせ。
  5. イオン性液体が、−20〜200℃、有利には0〜180℃および特に有利には20〜150℃の温度範囲で液状であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の作業物質組み合わせ。
  6. 作業物質およびイオン性液体が、−20〜200℃、特に有利には−5〜150℃で混和性であることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の作業物質組み合わせ。
  7. 作業物質が水であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の作業物質組み合わせ。
  8. 作業物質およびイオン性液体が、−60〜100℃、特に有利には−40〜50℃の温度範囲で混和性であることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の作業物質組み合わせ。
  9. 作業物質がアンモニアであることを特徴とする、請求項1から5および8のいずれか1項記載の作業物質組み合わせ。
  10. 吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器中での請求項1から9までのいずれか1項記載の作業物質組み合わせの使用。
  11. 吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器中での吸収剤としてのイオン性液体の使用。
  12. 凝縮器、膨張機関、ボイラー、吸収装置および作業物質組み合わせを有し、該作業物質組み合わせは作業物質および吸収剤を含有する、吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器において、吸収剤がイオン性液体であることを特徴とする、吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器。
  13. 作業物質の吸収を請求項2から4までのいずれか1項に記載されているイオン性液体中で行うことを特徴とする、吸収ヒートポンプ。
  14. 作業物質の吸収を請求項2から4までのいずれか1項に記載されているイオン性液体中で行うことを特徴とする、吸収冷凍機。
  15. 作業物質の吸収を請求項2から4までのいずれか1項に記載されているイオン性液体中で行うことを特徴とする、吸収熱変換器。
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