JPS58219937A - 低温吸収式冷凍機用吸収液 - Google Patents
低温吸収式冷凍機用吸収液Info
- Publication number
- JPS58219937A JPS58219937A JP57101340A JP10134082A JPS58219937A JP S58219937 A JPS58219937 A JP S58219937A JP 57101340 A JP57101340 A JP 57101340A JP 10134082 A JP10134082 A JP 10134082A JP S58219937 A JPS58219937 A JP S58219937A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methanol
- viscosity
- absorbing liquid
- lithium iodide
- absorbing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/10—Process efficiency
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、低温吸収式冷凍機に用いる吸収液に関する
ものである。
ものである。
従来、此種吸収液としては臭化リチウム水溶液が理想的
な溶液として広く用いられている。しかし、この吸収液
は水を冷媒とするため氷点以下の低温領域の冷水を取出
すのが困難である。これに対し、アルコールは0℃以下
の冷却液を取出せるため、低温吸収式冷凍機用の冷媒と
して優れた効果を示し、一般的には臭化リチウム水溶液
に似た組成のメタノール−臭化リチウム系溶液を用いる
ことが提案されている。
な溶液として広く用いられている。しかし、この吸収液
は水を冷媒とするため氷点以下の低温領域の冷水を取出
すのが困難である。これに対し、アルコールは0℃以下
の冷却液を取出せるため、低温吸収式冷凍機用の冷媒と
して優れた効果を示し、一般的には臭化リチウム水溶液
に似た組成のメタノール−臭化リチウム系溶液を用いる
ことが提案されている。
しかし、メタノール−臭化リチウム系溶液は第1図に示
すように濃度が40重量%イ1近で粘度が急激に高くな
る。これは系内において臭素1モルとメタノール4モル
との間に弱い水素結合(Li。Br・4CH30H)が
生じ、更にメタノールのメチル基が相互に作用するため
と考えられ、臭化リチウム水溶液と比べ非富に高い粘度
を示す。その結果、メタノール−臭化リチウム系溶液で
は次のような問題が生じる。
すように濃度が40重量%イ1近で粘度が急激に高くな
る。これは系内において臭素1モルとメタノール4モル
との間に弱い水素結合(Li。Br・4CH30H)が
生じ、更にメタノールのメチル基が相互に作用するため
と考えられ、臭化リチウム水溶液と比べ非富に高い粘度
を示す。その結果、メタノール−臭化リチウム系溶液で
は次のような問題が生じる。
1)溶液循環ポンプに対する負荷が大きいため、その性
能及び寿命に悪影響を及ぼし、設備費や電力費が轡大す
る。
能及び寿命に悪影響を及ぼし、設備費や電力費が轡大す
る。
2)吸収液の伝熱管に対する濡れ性が劣り、熱効率が低
下する。
下する。
3)吸収液表面の拡散性が悪く、吸収能力の低下につな
がる。
がる。
4)吸収能力低下により、冷凍サイクルの効率が悪くな
る。
る。
本発明者等は上記問題点に鑑みて研究を重ねた結果、メ
タノール−臭化リチウム系溶液にヨウ化リチウムを添加
し、その臭化リチウムに対する添加割合を増加するにつ
れて粘度の低下が著しくなり、メタノール−ヨウ化リチ
ウムの二成分系溶液では粘度が最も低くなることを見い
出し、本発明に至った。
タノール−臭化リチウム系溶液にヨウ化リチウムを添加
し、その臭化リチウムに対する添加割合を増加するにつ
れて粘度の低下が著しくなり、メタノール−ヨウ化リチ
ウムの二成分系溶液では粘度が最も低くなることを見い
出し、本発明に至った。
即ち、この発明はメタノールを冷媒として、これにヨウ
化リチウムを主体とする吸収剤を添加して成ることを特
徴とするものである。
化リチウムを主体とする吸収剤を添加して成ることを特
徴とするものである。
メタノール−臭化リチウム系溶液の粘度がヨウ化リチウ
ムの添加によって低下するのは、これを構成するカチオ
ンとしてのLi+およびアニオンとして■−が何れも電
荷密度の小さい大型イオンであって、上記水素結合(L
iBr・4CH30H)を破壊するためと考えられる。
ムの添加によって低下するのは、これを構成するカチオ
ンとしてのLi+およびアニオンとして■−が何れも電
荷密度の小さい大型イオンであって、上記水素結合(L
iBr・4CH30H)を破壊するためと考えられる。
第2図はメタノール−臭化リチウム系溶液にヨウ化リチ
ウムを添加し、臭化リチウムに対するヨウ化リチウムの
添加量(重量%)を増加させたときの20℃における濃
度と粘度との関係を示すグラフである。濃度はメタノー
ル100gに対する臭化リチウムとヨウ化リチウムとの
熔解1 (glで示す。
ウムを添加し、臭化リチウムに対するヨウ化リチウムの
添加量(重量%)を増加させたときの20℃における濃
度と粘度との関係を示すグラフである。濃度はメタノー
ル100gに対する臭化リチウムとヨウ化リチウムとの
熔解1 (glで示す。
図から明らかなように、メタノール−臭化リチウム系溶
液にヨウ化リチウムを添加すると、その粘度は添加割合
の増加と共に著しく低下する。即ち、ヨウ化リチウムと
臭化リチウムをi:I (重量比)とすると、その粘度
は濃度60%において約90%の低下が見られ。そして
臭化リチウムの存在しないメタノール−ヨウ化リチウム
の二成分系溶液では95%も低下する。
液にヨウ化リチウムを添加すると、その粘度は添加割合
の増加と共に著しく低下する。即ち、ヨウ化リチウムと
臭化リチウムをi:I (重量比)とすると、その粘度
は濃度60%において約90%の低下が見られ。そして
臭化リチウムの存在しないメタノール−ヨウ化リチウム
の二成分系溶液では95%も低下する。
即ち、この発明によれば従来の臭化リヂウムに代えて、
メタノール冷媒に対し吸収剤としてヨウ化リチウムを使
用することにより粘度の極めて低い吸収液が1ηられる
。この吸収液の粘度は、メタノールに対するヨウ化リチ
ウムの濃度を変えることによって、またヨウ化リチウム
に対して臭化リチウムを添加することにより所望の値に
調整することができる。
メタノール冷媒に対し吸収剤としてヨウ化リチウムを使
用することにより粘度の極めて低い吸収液が1ηられる
。この吸収液の粘度は、メタノールに対するヨウ化リチ
ウムの濃度を変えることによって、またヨウ化リチウム
に対して臭化リチウムを添加することにより所望の値に
調整することができる。
第3図はメタノール−臭化リチウム−ヨウ化リチウム系
溶液の蒸気圧を示し、直線1,2〜9はそれぞれ第2図
の曲線(11、12)〜(9)に対応する。また、これ
らの溶液は吸収剤の濃度がすべて60重量%のもので、
メタノールに対する飽和濃度と考えられる。図から明ら
かなように、メタノール−ヨウ化リチウム系溶液の蒸気
圧が一番高く、ヨウ化リチウムに対する臭化リチウムの
添加量を減らすとメタノール−臭化リチウムの二成分系
溶液とほぼ等しくなる。
溶液の蒸気圧を示し、直線1,2〜9はそれぞれ第2図
の曲線(11、12)〜(9)に対応する。また、これ
らの溶液は吸収剤の濃度がすべて60重量%のもので、
メタノールに対する飽和濃度と考えられる。図から明ら
かなように、メタノール−ヨウ化リチウム系溶液の蒸気
圧が一番高く、ヨウ化リチウムに対する臭化リチウムの
添加量を減らすとメタノール−臭化リチウムの二成分系
溶液とほぼ等しくなる。
この発明は以上説明したように、メタノール冷媒にヨウ
化リチウムを主体とする吸収剤を添加することにより従
来のメタノール−臭化リチウム系溶液に比較して極めて
粘度の低い吸収液を提供することができ、次のような効
果が得られる。
化リチウムを主体とする吸収剤を添加することにより従
来のメタノール−臭化リチウム系溶液に比較して極めて
粘度の低い吸収液を提供することができ、次のような効
果が得られる。
l)吸収液の粘度低下により、伝熱管上へ、濡れ性が向
上し、熱効率が上がる。
上し、熱効率が上がる。
2)粘度低下により、溶液循環ポンプにかかる負荷が低
減し、その性能や寿命が向上する。
減し、その性能や寿命が向上する。
3)吸収液の拡散性が向上し、メタノールに対する系の
吸収能力が増大し、これによって冷凍サイクルの効率が
よくなる。
吸収能力が増大し、これによって冷凍サイクルの効率が
よくなる。
4)また、吸収式ヒートポンプ用の吸収液としても用い
ることができる。
ることができる。
第1図は従来のメタノール−臭化リチウム系溶液の濃度
と粘度の関係を示すグラフ、第2図はこの発明に係る吸
収液の20℃における濃度と粘度の関係を示すグラフ、
第3図は同じく蒸気圧線図である。 特許出願人 矢崎総業株式会社1上1 釆襄 (%)
と粘度の関係を示すグラフ、第2図はこの発明に係る吸
収液の20℃における濃度と粘度の関係を示すグラフ、
第3図は同じく蒸気圧線図である。 特許出願人 矢崎総業株式会社1上1 釆襄 (%)
Claims (1)
- メタノールを冷媒として、これにヨウ化リチウムを主体
とする吸収剤を添加して成ることを特徴とする低温吸収
式冷凍機用吸収液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57101340A JPS58219937A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 低温吸収式冷凍機用吸収液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57101340A JPS58219937A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 低温吸収式冷凍機用吸収液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58219937A true JPS58219937A (ja) | 1983-12-21 |
JPH0153916B2 JPH0153916B2 (ja) | 1989-11-16 |
Family
ID=14298104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57101340A Granted JPS58219937A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 低温吸収式冷凍機用吸収液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58219937A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61228270A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-11 | 清水建設株式会社 | 低温熱源用冷凍機 |
JP2007538222A (ja) * | 2004-05-21 | 2007-12-27 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器のための新規の作業物質組み合わせ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51138944A (en) * | 1974-07-26 | 1976-11-30 | Prolomag Anstalt | Refrigerant mixture |
JPS5586862A (en) * | 1978-12-25 | 1980-07-01 | Agency Of Ind Science & Technol | Coolant and absorbent for absorption refrigeration system |
-
1982
- 1982-06-15 JP JP57101340A patent/JPS58219937A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51138944A (en) * | 1974-07-26 | 1976-11-30 | Prolomag Anstalt | Refrigerant mixture |
JPS5586862A (en) * | 1978-12-25 | 1980-07-01 | Agency Of Ind Science & Technol | Coolant and absorbent for absorption refrigeration system |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61228270A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-11 | 清水建設株式会社 | 低温熱源用冷凍機 |
JP2007538222A (ja) * | 2004-05-21 | 2007-12-27 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 吸収ヒートポンプ、吸収冷凍機および熱変換器のための新規の作業物質組み合わせ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0153916B2 (ja) | 1989-11-16 |
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