JP2007112421A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2007112421A
JP2007112421A JP2006217991A JP2006217991A JP2007112421A JP 2007112421 A JP2007112421 A JP 2007112421A JP 2006217991 A JP2006217991 A JP 2006217991A JP 2006217991 A JP2006217991 A JP 2006217991A JP 2007112421 A JP2007112421 A JP 2007112421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
connecting portion
groove
protrusion
pneumatic tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006217991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5011880B2 (ja
Inventor
Toshiro Oyama
俊郎 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2006217991A priority Critical patent/JP5011880B2/ja
Priority to US11/522,027 priority patent/US8109307B2/en
Priority to CA002560204A priority patent/CA2560204A1/en
Publication of JP2007112421A publication Critical patent/JP2007112421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5011880B2 publication Critical patent/JP5011880B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/04Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag
    • B60C11/042Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section
    • B60C11/047Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section the groove bottom comprising stone trapping protection elements, e.g. ribs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S152/00Resilient tires and wheels
    • Y10S152/01Pebble ejectors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S152/00Resilient tires and wheels
    • Y10S152/902Non-directional tread pattern having no circumferential rib and having blocks defined by circumferential grooves and transverse grooves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することのできる空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】溝部20にタイヤ径方向に凸となっている部分である凸部31を有する突起部30と、この凸部31とブロック部15との双方に接続される連結部40とを設ける。この連結部40は、溝底24からの高さが凸部31の溝底24からの高さよりも高くなるように形成する。これにより、空気入りタイヤの加硫成型時に、金型における突起部30を成型する部分と、この金型に流し込むゴムとの間に位置する空気は、金型において、連結部40を成型する部分に流れ、さらに、ブロック部15を成型する部分に流れ易くなる。これにより、金型の突起部30を成型する部分には、ゴムが流れ込み易くなるので、目標となる突起部30の形状を得ることができる。この結果、石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関するものである。特に、本発明は、より確実に石噛みの抑制を図ることのできる空気入りタイヤに関するものである。
従来の空気入りタイヤは、走行中の車両に装着されている空気入りタイヤのトレッド部に形成される溝部に石などが挟まり、溝部が石を噛み込むことがある。また、このように溝部が石を噛み込んだ場合には、空気入りタイヤの転動によって、この石が溝部の溝底に食い込み、トレッド部が破損し、いわゆるストンドリリングが発生する虞がある。このため、従来の空気入りタイヤでは、溝部の石の噛み込みを抑制するため、溝部に突起部を設けているものがある。これにより、溝部に石が入り込んだ場合でも、突起部が有する弾性力により、この石を溝部の外に排出することができる。
しかし、このように溝部に突起部を設けた場合には、空気入りタイヤの製造時に、突起部のタイヤ径方向内方でトレッド部を形成するゴムの流動が止められ、突起部のタイヤ径方向内方に位置するゴムの圧力が高くなる虞があり、これに伴い、突起部のタイヤ径方向内方に位置するベルト層が、波打つように変形する虞がある。このように、ベルト層が波打つように変形した場合には、当該空気入りタイヤで走行した際に、ベルト層の変形に起因して異常摩耗が生じる虞があった。
そこで、従来の空気入りタイヤでは、溝部に突起部を設けた場合におけるベルト層の変形を抑制しているものがある。例えば、特許文献1では、ジグザグ状にタイヤ周方向に延びる溝部に複数の突起部を設け、この突起部と溝部の側壁とを接続する連結部を、タイヤ周方向において隣接する突起部同士でタイヤ幅方向に交互になる位置に設けている。これにより、当該空気入りタイヤの製造時においても、突起部のタイヤ径方向内方に位置するゴムは陸部の方向に逃げることができるため、突起部のタイヤ径方向内方に位置するゴムの圧力が高くなり過ぎることを抑制できる。この結果、突起部のタイヤ径方向内方に位置するベルト層の変形を抑制し、異常摩耗の低減を図ることができる。
特開昭61−291203号公報
ここで、溝部に設けられる突起部は、突起部が有する弾性力によって溝部内に侵入する石を、その弾性力で溝部の外に排出し、また、突起部の体積によって溝部が噛み込んだ石がベルト層に達するのを抑制している。このため、突起部にはこれらの機能を果たすため、一定の高さ及び体積が要求され、高さが高いほど、または、体積が大きいほど、高い石噛み抑制効果を得ることができる。しかし、突起部を大きくし過ぎると、空気入りタイヤの製造時において突起部を形成する金型に、突起部を形成するゴムが綺麗に流れ込まず、金型とゴムとの間の空気が排出され難くなる虞があった。従って、目標となる突起部の形状が得られないまま空気入りタイヤが製造され、製造故障、即ちベアーが発生する要因となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係る空気入りタイヤは、トレッド部に形成される複数の溝部によって複数の陸部が区画されている空気入りタイヤにおいて、前記溝部には、溝底に前記溝底からの高さが変化して形成される突起部が設けられており、前記突起部は、タイヤ径方向外方に凸となっている部分である凸部を少なくとも1つ有しており、前記突起部と前記陸部との間には、前記凸部側の接続部分である凸部側接続部と、前記陸部側の接続部分である陸部側接続部と、によって前記凸部と前記陸部とに接続される連結部が形成されており、前記陸部側接続部は、前記凸部の前記溝底からの高さよりも、前記溝底からの高さが高くなっていることを特徴とする。
この発明では、空気入りタイヤのトレッド部に形成される溝部に、溝底からの高さが変化して形成される突起部を設け、この突起部の凸部と陸部とを連結部によって接続する。また、この連結部は、凸部側接続部よりも陸部側接続部の方が溝底からの高さが高くなっている。ここで、空気入りタイヤの製造時には、トレッド部を形成するゴムは、タイヤ径方向内方からタイヤ径方向外方に向けて金型内を移動して、陸部や溝部、さらに突起部を形成する金型内に入り込む。その際に、金型とゴムとの間に位置する空気もタイヤ径方向外方に移動しようとするが、突起部にはタイヤ径方向に凸となった凸部が形成されており、凸部には連結部が接続されている。このため、この発明に係る空気入りタイヤの製造時には、突起部を形成する金型とゴムとの間の空気は、凸部の方向に流れ、さらに、凸部の方向に流れた空気は連結部を通って陸部の方向に流れる。
陸部を形成する金型には、空気入りタイヤの製造時における金型とゴムとの間の空気を排出するベント孔が形成されているが、このように連結部の方向から陸部に流れた空気は、このベント孔から排出される。これにより、突起部を形成する金型に、ゴムが流れ易くなる。また、このように突起部を形成する金型にゴムが流れ易くなるため、溝部に石が入り込んだ場合において溝部が石を噛み込むことを抑制する性能、即ち、石噛み性を確保するために、突起部の高さを高くしたり体積を大きくしたりする場合でも、空気入りタイヤの製造時に、より確実に突起部を形成する金型にゴムを流れ込ませ、目標となる突起部の形状を得ることができる。この結果、石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、前記連結部は、前記凸部側接続部から前記陸部側接続部に向かうに従って、徐々に前記溝底からの高さが高くなっていることを特徴とする。
この発明では、連結部の凸部側接続部から陸部側接続部に向かうに従って、徐々に溝底から高さが高くなっているので、空気入りタイヤの製造時に、トレッド部を形成するゴムと金型との間に位置し、金型における突起部を形成する部分から連結部を形成する部分を通って陸部の方向に流れる空気は、タイヤ径方向外方に位置する部分である陸部側接続部の方向に、より流れ易くなる。このため、より確実に突起部を形成する金型内にゴムを流し込むことができ、より確実に目標となる突起部の形状を得ることができる。この結果、より確実にベアーの発生を低減することができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、前記連結部は、前記凸部側接続部から前記陸部側接続部にかけての前記溝底に対する傾斜角が3°〜45°の範囲内になるように形成されていることを特徴とする。
この発明では、凸部側接続部から陸部側接続部にかけての溝底に対する傾斜角を3°〜45°の範囲内になるように連結部を形成しているので、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。つまり、凸部側接続部から陸部側接続部にかけての溝底に対する傾斜角が3°未満の場合には、凸部と陸部側接続部とのタイヤ径方向における差が小さ過ぎるため、空気入りタイヤの製造時に、金型とゴムとの間の空気が、金型の連通部を形成する部分とゴムとの間を通って突起部の方向から陸部の方向に流れ難くなる虞がある。これにより、目標となる突起部の形状を得ることが困難になる虞がある。
また、凸部側接続部から陸部側接続部にかけての溝底に対する傾斜角が45°よりも大きい場合には、連結部の剛性が高くなり過ぎる虞があり、これに伴い、連結部が接続された突起部の剛性が高くなり過ぎる虞がある。これにより、溝部に石が入り込んだ際でも、突起部の剛性が高過ぎるため、突起部の弾性力による石の排出作用が低減し、石噛み性が低減する虞がある。従って、凸部側接続部から陸部側接続部にかけての溝底に対する傾斜角が3°〜45°の範囲内になるように連結部を形成することにより、目標となる突起部の形状をより確実に得ることができ、また、溝部に入り込んだ石を、より確実に排出することができる。この結果、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、前記凸部の前記溝底からの高さをh1とし、前記溝部の形成方向における前記連結部の幅をWとした場合に、前記連結部は、(0.05h1≦W≦1.0h1)の範囲内になるように形成されていることを特徴とする。
この発明では、凸部の高さh1と連結部の幅Wとの関係が(0.05h1≦W≦1.0h1)の範囲内になるように連結部を形成しているので、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。つまり、連結部の幅Wが凸部の高さh1の0.05倍未満の場合には、連結部の幅が狭過ぎるので、空気入りタイヤの製造時に、金型とゴムとの間の空気が、金型の連通部を形成する部分とゴムとの間を流れ難くなるため、突起部の方向から陸部の方向に流れ難くなる虞がある。これにより、目標となる突起部の形状を得ることが困難になる虞がある。
また、連結部の幅Wが凸部の高さh1の1.0倍よりも大きい場合には、連結部の剛性が高くなり過ぎる虞があり、これに伴い、連結部が接続された突起部の剛性が高くなり過ぎる虞がある。これにより、溝部に石が入り込んだ際でも、突起部の剛性が高過ぎるため、突起部の弾性力による石の排出作用が低減し、石噛み性が低減する虞がある。従って、凸部の高さh1と連結部の幅Wとの関係が(0.05h1≦W≦1.0h1)の範囲内になるように連結部を形成することにより、目標となる突起部の形状をより確実に得ることができ、また、溝部に入り込んだ石を、より確実に排出することができる。この結果、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
本発明に係る空気入りタイヤは、石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る空気入りタイヤの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。また、空気入りタイヤのトレッドパターンは、ブロックパターンやリブパターン、リブラグパターン等があるが、以下の説明は、本発明に係る空気入りタイヤの一例として、トレッドパターンがブロックパターンで形成される空気入りタイヤについて説明する。
(実施の形態)
以下の説明において、タイヤ幅方向とは、空気入りタイヤの回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内方とはタイヤ幅方向において赤道面に向かう方向、タイヤ幅方向外方とは、タイヤ幅方向において赤道面に向かう方向の反対方向をいう。また、タイヤ径方向とは、前記回転軸と直交する方向をいい、タイヤ周方向とは、前記回転軸を回転の中心となる軸として回転する方向をいう。図1は、本発明に係る空気入りタイヤのトレッド部を示す図である。この空気入りタイヤ1は、タイヤ径方向の最も外側に、弾性力を有するゴム材料からなるトレッド部10が形成されており、このトレッド部10の表面、即ち、当該空気入りタイヤ1を装着する車両(図示省略)が走行した場合に、路面と接触する部分はトレッド面11として形成されている。このトレッド部10には、所定の方向に形成された溝からなる複数の溝部20が設けられており、この溝部20は、タイヤ周方向に形成される複数の縦溝21と、タイヤ幅方向に形成される複数の横溝22とによって形成される。また、トレッド部10には、この複数の縦溝21及び横溝22によって区画され、陸部となるブロック部15が複数形成されている。また、溝部20には、突起部30が断続して設けられており、突起部30は縦溝21及び横溝22の双方に設けられている。
なお、これらの縦溝21及び横溝22は、正確にタイヤ周方向、或いはタイヤ幅方向に形成されていなくてもよい。縦溝21は概ねタイヤ周方向に形成されていればよく、タイヤ幅方向に斜めに形成されている場合や、曲線、またはジグザグ状などの形状で形成されていてもよい。横溝22は概ねタイヤ幅方向に形成されていればよく、タイヤ周方向に斜めに形成されている場合や、曲線、またはジグザグ状などの形状で形成されていてもよい。
図2は、図1のA部詳細図である。図3は、図2のB−B断面図である。図4は、図3のC−C断面図である。図5は、突起部及び連結部の斜視図である。前記突起部30は、トレッド部10を形成するゴム材料と同一のゴム材料からなり、前記ブロック部15、或いは、溝部20の溝壁23から離間して形成されている。また、この突起部30は、溝部20の溝底24からタイヤ径方向外方に突出するように形成されており、ブロック部15の高さ、即ち、溝底24からトレッド面11までの距離よりも低い高さで形成されている。このように形成される突起部30は、溝底24からの高さが変化して形成されており、タイヤ径方向外方に凸となった凸部31を有している。つまり、突起部30は、タイヤ径方向外方に突出した凸部31と、凸部31から離れるに従って溝底24からの高さが低くなる傾斜部35とにより形成されている。このうち、凸部31は、溝底24からの高さが最も高い部分である頂上部32が溝底24に平行な平面となっており、また、傾斜部35は、凸部31に対して溝部20の形成方向における両方向に設けられている。これらの凸部31、及び傾斜部35は、突起部30を溝部20の深さ方向に見た場合に、それぞれ略矩形状の形状で形成されている。
このような形状で形成される突起部30とブロック部15との間には、連結部40が形成されている。この連結部40は、突起部30が有する凸部31とブロック部15と双方に接続されており、凸部31側の接続部分は凸部側接続部41となっており、ブロック部15側の接続部分は陸部側接続部であるブロック部側接続部42となっている。このうち、凸部側接続部41は、凸部31のブロック部15側の面に接続されており、ブロック部側接続部42は、ブロック部15における突起部30側の面、或いは溝壁23において凸部31に面している部分に接続されている。また、このブロック部側接続部42は、溝底24からの高さが、凸部31の溝底24からの高さよりも高くなっている。
詳細には、連結部40は、タイヤ径方向外方に位置する面である外方面43が、溝底24に対して傾斜した平面となっており、この外方面43は、凸部側接続部41からブロック部側接続部42に向かうに従って、徐々に溝底24から離れる方向に傾斜している、或いは、徐々にタイヤ径方向外方に位置するように傾斜している。即ち、連結部40は、凸部側接続部41からブロック部側接続部42に向かうに従って、徐々に溝底24からの高さが高くなっている。このため、凸部31の溝底24からの高さをh1とし、連結部40の溝底24からの高さをh2とした場合の凸部31と連結部40との関係は、h2>h1となっている。つまり、連結部40は、いずれの部分も溝底24からの高さは凸部31の溝底24からの高さよりも高くなっている。
なお、溝底24に対する外方面43の傾斜角θ、つまり、凸部側接続部41からブロック部側接続部42にかけての溝底24に対する傾斜角θは、3°〜45°の範囲内になるように形成されているのが好ましい。また、連結部40は、溝部20の形成方向における幅が、凸部31の同方向における幅、或いは頂上部32の同方向における幅とほぼ同じ幅となっている。さらに、連結部40は、凸部31の溝底24からの高さをh1とし、溝部20の形成方向における連結部40の幅をWとした場合に、(0.05h1≦W≦1.0h1)の範囲内になるように形成されているのが好ましい。
図6は、空気入りタイヤの溝部が石を噛み込んだ状態を示す要部断面図である。図7は、図6の石が移動した状態を示す図である。この空気入りタイヤ1を車両に装着して走行すると、前記トレッド面11のうち下方に位置するトレッド面11が路面(図示省略)に接触しながら当該空気入りタイヤ1は回転する。その際に、路面上には石50がある場合があるが、溝部20がこの石50がある部分を通過すると、溝部20に石50が入り、溝部20が石50を噛み込む場合がある。このように溝部20が石50を噛み込んだ場合には、空気入りタイヤ1が回転し、石50が路面と接触することにより、この石50はタイヤ径方向内方に押し込まれる。タイヤ径方向内方に押し込まれた石50は、溝底24や突起部30に接触する。
車両が走行中の場合には、空気入りタイヤ1はこの状態でも回転しているため、これらの石50のうち、大きさが溝部20の深さよりも大きい等によって溝部20からはみ出している石50、つまり、前記トレッド面11よりもタイヤ径方向外方に突出している石50は、この空気入りタイヤ1の回転によって路面側に位置した際に路面と接触する。このとき、路面と接触した石50には路面との間で摩擦力が働き、また、当該空気入りタイヤ1は回転をしているため、この石50には、溝部20内を溝部20の形成方向に沿って、空気入りタイヤ1の回転方向と反対方向に移動しようとする力が作用する。
また、この溝部20内には前記突起部30が断続的に設けられており、突起部30には傾斜部35が設けられている。このうち傾斜部35は、凸部31から離れるに従って溝底24からの高さが低くなって形成されており、換言すると、傾斜部35は、凸部31から離れた位置から凸部31に向かうに従って、溝底24からの高さが高くなっている。
また、突起部30は、トレッド部10を形成するゴム材料と同一のゴム材料により形成されている。このため、突起部30は弾性力を有している。これにより、石50が突起部30に接触した場合には、この石50には、突起部30の弾性力により、溝部20に噛み込まれた状態から移動しようとする力が作用する。
また、空気入りタイヤ1の回転時には、溝部20に噛み込まれた石50には回転方向と反対方向に移動しようとする力も作用するので、この石50は溝部20の形成方向に沿って移動し、また、石50が突起部30の傾斜部35に接触している場合には、その石50は傾斜部35に沿って移動する。さらに、石50が傾斜部35に沿って移動する場合の移動方向が、凸部31から離れた位置から凸部31の方向に向かって移動する場合には、この石50は傾斜部35に沿って凸部31の頂上部32の方向に移動する。また、石50が傾斜部35に沿って移動する場合には、その移動方向は、凸部31に近い位置から、凸部31から離れた方向に移動する場合がある。しかし、この場合においても、突起部30は溝部20に断続して複数形成されているので、石50がさらに移動し、隣接する突起部30の傾斜部35に接触することにより、この石50は当該傾斜部35に沿って移動する際に凸部31の頂上部32の方向に移動する。
つまり、溝部20内を移動する石50は、いずれの場合においても、溝部20の形成方向に沿った方向に移動すると同時に、タイヤ径方向外方に移動する。そして、石50が頂上部32の位置まで移動した場合には、石50は多くの部分が溝部20から露出し、溝部20に噛み込まれている部分が減少するので、この石50は溝部20の外に排出される。これにより、石50が溝底24などトレッド部10に食い込むことを抑制でき、即ち、ストンドリリングの発生を抑制することができる。
なお、このように空気入りタイヤ1が回転をすることにより溝部20が噛み込んだ石50が溝部20の形成方向に移動するのは、主に縦溝21が石50を噛み込んだ場合であるが、横溝22が斜め方向に形成されている場合や、コーナーリング時などには、横溝22が噛み込んだ石50が、空気入りタイヤ1が回転をする際に横溝22の形成方向に沿って移動する場合がある。このため、石50を噛み込む溝部20が、縦溝21、または横溝22のいずれの場合でも、その石50は溝部20の形成方向に沿って移動し、突起部30によってタイヤ径方向外方に移動して溝部20の外に排出される。これにより、石50が溝底24などトレッド部10に食い込むことを抑制でき、ストンドリリングの発生を抑制することができる。
図8は、トレッド部の加硫成型前の状態を示す説明図である。次に、この空気入りタイヤ1の製造工程の一部について説明する。前記空気入りタイヤ1の製造時においてトレッド部10を成型する際には、トレッド面11の形状の凹凸が反対となって形成される金型60を用いて加硫成型をすることにより、トレッド部10を成型する。具体的には、トレッド部10を成型する金型60は、トレッド面11に形成されるブロック部15とは反対に、凹んだ形状で形成されるブロック部型61と、トレッド部10に形成される溝部20とは反対には、凸となった形状で形成される溝部型62とを有している。さらに、溝部型62には、溝部20内に凸となって形成される突起部30や連結部40とは反対に凹んだ形状で形成される突起部型63及び連結部型64が形成されている。このうち、連結部型64は、空気入りタイヤ1の連結部40が突起部30とブロック部15とに接続されているのと同様に、突起部型63とブロック部型61との間に位置して、双方に接続されている。また、ブロック部型61には、ブロック部型61と、当該金型60の外部とを連通する孔であるベント孔65が開口している。
このように形成される金型60を用いて空気入りタイヤ1を加硫成型する際には、加硫成型前の空気入りタイヤ1である、いわゆるグリーンタイヤのうち、トレッド部10に位置するゴムであるトレッドゴム70のタイヤ径方向外方に、当該金型60を位置させる。その際に、金型60は、ブロック部型61や溝部型62、突起部型63、連結部型64をトレッドゴム70に対向する向きにする。
図9は、トレッド部の加硫成型中の状態を示す説明図である。空気入りタイヤ1の加硫成型時には、この状態でタイヤ径方向内方からタイヤ径方向外方に向けて加圧する。これにより、トレッドゴム70は金型60に接触し、さらにタイヤ径方向外方に向けて加圧することにより、トレッドゴム70は、当該トレッドゴム70に対向している部分の金型60の形状に合わせて変形する。つまり、ブロック部型61の部分に位置するトレッドゴム70は、凹んだ形状で形成されるブロック部型61内に流れ込む。同様に、凹んだ形状で形成される突起部型63や連結部型64内にも、トレッドゴム70は流れ込み、反対に、凸となって形成される溝部型62には、加硫成型時の早期にトレッドゴム70が接触する。
このように、加硫成型時にはトレッドゴム70は、金型60に対してタイヤ径方向内方からタイヤ径方向外方に向けて加圧されるが、当該トレッドゴム70は、金型60のタイヤ径方向内方に位置する部分から金型60に対して接触するため、金型60とトレッドゴム70との間に位置する空気は、タイヤ径方向内方側からタイヤ径方向外方に流れる。例えば、突起部型63内には、トレッドゴム70はタイヤ径方向内方側からタイヤ径方向外方に向けて流れ込むが、この場合、突起部型63内に位置していた空気は、タイヤ径方向外方に流れる。さらに、突起部30には凸部31が形成されているが、この凸部31は突起部30においてタイヤ径方向外方に突出した部分であるため、加硫成型時にタイヤ径方向に流れる空気は、突起部型63のうち凸部31を成型する部分に流れる。
また、突起部型63には、連結部型64が接続されているが、この連結部型64は、前記連結部40が凸部31よりも溝底24からの高さが高くなっているのと同様に、突起部型63よりもタイヤ径方向外方にかけて形成され、さらに、突起部型63とブロック部型61との双方に接続されている。このため、突起部型63にトレッドゴム70が流れ込むことによりタイヤ径方向外方に流れる突起部型63内の空気は、連結部型64を通ってブロック部型61の方向に流れる。
さらに詳しくは、連結部40は凸部側接続部41からブロック部側接続部42に向かうに従って溝底24からの高さが徐々に高くなっているので、連結部型64もこれに対応して、突起部型63側からブロック部型61側に向かうに従って徐々にタイヤ径方向外方まで位置するように形成されている。このため、連結部型64とトレッドゴム70との間を流れる空気は、凸部側接続部41に対応する位置からブロック部側接続部42に対応する位置に向けて流れ易くなるため、より確実に突起部型63の方向からブロック部型61の方向に流れる。
また、ブロック部型61内でも、トレッドゴム70が流れ込むことによりブロック部型61内の空気はタイヤ径方向外方に流れるが、ブロック部型61には、ベント孔65が開口している。このため、タイヤ径方向外方に流れたブロック部型61内の空気は、ベント孔65に流れ込み、ベント孔65から金型60の外部に排出される。これにより、突起部型63内に位置し、連結部型64を通ってブロック部型61の方向に流れてきた空気も、ブロック部型61に開口されるベント孔65より、金型60の外部に排出される。
図10は、トレッド部の加硫成型中の状態を示す説明図であり、図9の状態から成型が進んだ状態を示す図である。空気入りタイヤ1の加硫成型時には、このようにタイヤ径方向外方に向けてトレッドゴム70を加圧することにより、突起部型63内の空気は連結部型64内を通ってブロック部型61の方向に流れ、また、トレッドゴム70は、金型60のうちタイヤ径方向内方に位置する部分から金型60に接触する。このため、空気入りタイヤ1の加硫成型時には、連結部型64内のトレッドゴム70よりも先に突起部型63内のトレッドゴム70の方が金型60に接触し、突起部型63とトレッドゴム70との間に位置していたほぼ全ての空気は、連結部型64を通ってブロック部型61の方向に流れる。従って、トレッドゴム70を加圧し続け、突起部型63内に位置するトレッドゴム70が突起部型63に接触する際には、金型60の突起部型63とトレッドゴム70との間に介在する空気は無くなり、突起部型63内に位置して突起部型63に面するほぼ全てのトレッドゴム70は、直接突起部型63に接触する。
連結部型64内に位置するトレッドゴム70は、突起部型63内に位置し、突起部型63に面するトレッドゴム70のほぼ全てが突起部型63に接触した後に、連結部型64に接触する。その際に、連結部型64はブロック部型61に接続されているため、連結部型64とトレッドゴム70との間のほぼ全ての空気はブロック部型61の方向に流れる。このため、連結部型64内のトレッドゴム70が連結部型64に接触する際には、連結部型64とトレッドゴム70との間に介在する空気は無くなり、連結部型64内に位置して連結部型64に面するほぼ全てのトレッドゴム70は、直接連結部型64に接触する。
また、ブロック部型61にはベント孔65が開口されているため、ブロック部型61とトレッドゴム70との間に位置している空気は、ベント孔65から金型60の外部に排出されるので、トレッドゴム70を加圧し続けることにより、ブロック部型61とトレッドゴム70との間に位置している空気は金型60の外部に排出される。このため、ブロック部型61内のトレッドゴム70がブロック部型61に接触する際には、ブロック部型61とトレッドゴム70との間に介在する空気は無くなり、ブロック部型61内に位置してブロック部型61に面するほぼ全てのトレッドゴム70は、直接ブロック部型61に接触する。
以上の空気入りタイヤ1は、トレッド部10の溝部20に、溝底24からの高さが変化して形成される突起部30を設け、この突起部30の凸部31とブロック部15とを連結部40によって接続している。また、この連結部40は、凸部側接続部41よりもブロック部側接続部42の方が溝底24からの高さが高くなっている。ここで、空気入りタイヤ1の製造時には、トレッドゴム70のタイヤ径方向外方にトレッド面11を成型する金型60を位置させ、トレッドゴム70のタイヤ径方向内方側からタイヤ径方向外方に向けて加圧して加硫成型する。この加硫成型時には、トレッドゴム70と金型60との間に位置する空気は、よりタイヤ径方向外方に位置している部分に流れるため、トレッドゴム70と突起部型63との間に位置する空気は、突起部型63において突起部30の凸部31に該当する部分に流れる。さらに、この凸部31と連結部40とでは、溝底24からの高さが凸部31よりも連結部40の方が高くなっているので、上述したように、トレッドゴム70と金型60との間の空気は、凸部31を成型する突起部型63から連結部型64の方向に流れる。また、連結部型64はブロック部型61に接続されているため、連結部型64とトレッドゴム70との間に位置している空気は、連結部型64からブロック部型61の方向に流れる。また、ブロック部型61には、ベント孔65が形成されている。
これらにより、加硫成型時に金型60の突起部型63とトレッドゴム70との間に位置する空気は、金型60の連結部型64を通ってブロック部型61の方向に流れ、ベント孔65から金型60の外部に排出されるので、突起部型63にトレッドゴム70は流れ込み易くなる。このため、溝部20に石50が入り込んだ場合に当該溝部20が石50を噛み込むことを抑制する性能、即ち、石噛み性を確保するために、突起部30の高さを高くしたり体積を大きくしたりする場合でも、空気入りタイヤ1の製造時に、より確実に突起部30を形成する金型60にトレッドゴム70を流れ込ませることができる。従って、製造故障、いわゆるベアーの発生を低減することができ、目標となる突起部30の形状を、より確実に得ることができる。この結果、石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
また、連結部40の凸部側接続部41からブロック部側接続部42に向かうに従って、徐々に溝底24からの高さが高くなっている。このため、空気入りタイヤ1の製造時に、金型60の突起部型63とトレッドゴム70との間に位置し、突起部型63から連結部型64を通ってブロック部型61の方向に流れる空気は、タイヤ径方向外方に位置する部分であるブロック部側接続部42に対応する部分の方向に、より流れ易くなる。これにより、より確実に突起部型63内にトレッドゴム70を流し込むことができ、より確実に目標となる突起部30の形状を得ることができる。この結果、より確実にベアーの発生を低減することができる。
また、連結部40を、凸部側接続部41からブロック部側接続部42にかけての、溝底24に対する傾斜角θを3°〜45°の範囲内になるようにした場合には、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。つまり、凸部側接続部41からブロック部側接続部42にかけての溝底24に対する傾斜角θを3°以上にすることにより、凸部31とブロック部側接続部42とのタイヤ径方向における差が小さくなり過ぎることを抑制できる。このため、連結部型64の突起部型63側よりもブロック部型61側の方が、より確実にタイヤ径方向外方にかけて形成されているので、加硫成型時に、金型60の突起部型63とトレッドゴム70との間から連結部型64を通ってブロック部型61の方向に流れる空気を、より確実にこの方向に流すことができる。これにより、トレッドゴム70をより確実に突起部型63に流し込むことができ、より確実に目標となる突起部30の形状を得ることができる。
また、凸部側接続部41からブロック部側接続部42にかけての溝底24に対する傾斜角θを45°以下にすることにより、連結部40の剛性が高くなり過ぎることを抑制でき、これに伴い、連結部40が接続された突起部30の剛性が高くなり過ぎることを抑制できる。これにより、突起部30は弾性力を有して形成されるので、突起部30の弾性力による石50の排出作用を確保でき、石噛み性を確保することができる。従って、凸部側接続部41からブロック部側接続部42にかけての溝底24に対する傾斜角θが3°〜45°の範囲内になるように連結部40を形成することにより、目標となる突起部30の形状をより確実に得ることができ、また、溝部20に入り込んだ石50を、より確実に排出することができる。この結果、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
また、凸部31の高さh1と連結部40の幅Wとの関係が(0.05h1≦W≦1.0h1)の範囲内になるように連結部40を形成した場合には、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。つまり、連結部40の幅Wを凸部31の高さh1の0.05倍以上にすることにより、連結部40の幅を所定以上の幅にすることができ、これに伴い連結部型64の幅も所定以上の幅にすることができるので、加硫成型時に連結部型64とトレッドゴム70との間を空気が流れ易くすることができる。これにより、加硫成型時に、突起部型63の方向からブロック部型61の方向に空気を流し易くすることができるので、突起部型63内にトレッドゴム70が流れ込み易くなり、より確実に目標となる突起部30の形状を得ることができる。
また、連結部40の幅Wを凸部31の高さh1の1.0倍以下にすることにより、連結部40の剛性が高くなり過ぎることを抑制でき、これに伴い、連結部40が接続された突起部30の剛性が高くなり過ぎることを抑制することができる。これにより、突起部30は弾性力を有して形成されるので、突起部30の弾性力による石50の排出作用を確保でき、石噛み性を確保することができる。従って、凸部31の高さh1と連結部40の幅Wとの関係が(0.05h1≦W≦1.0h1)の範囲内になるように連結部40を形成することにより、目標となる突起部30の形状をより確実に得ることができ、また、溝部20に入り込んだ石50を、より確実に排出することができる。この結果、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
図11は、実施の形態に係る空気入りタイヤの変形例を示す要部断面詳細図である。図12は、図11のD−D断面図である。なお、上述した説明では、1つの突起部30には1つの凸部31が形成されているが、1つの突起部30には、複数の凸部31が形成されていてもよい。例えば、図11及び図12に示すように、突起部30はタイヤ径方向の凹凸を繰り返し、タイヤ径方向外方に凸となっている部分である凸部31を複数有していてもよい。この場合、連結部40は、複数形成される各凸部31とブロック部15とを接続するように複数形成されていてもよい。突起部30に凸部31が複数形成されることにより、石噛み性の向上を図ることができ、複数形成される各凸部31に連結部40を接続することにより、突起部30に凸部31が複数形成されている場合でも、より確実に目標となる形状を得ることができる。この結果、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
また、連結部40は、1つの凸部31に対して1つの連結部40が接続されているのみであるが、連結部40は、1つの凸部31に複数接続されていてもよい。例えば、1つの凸部31から、対向する溝壁23の双方に向けて連結部40が設けられ、これらの溝壁23、即ち、ブロック部15に連結部40が接続されていてもよい。つまり、対向する溝壁23を有する2つのブロック部15と、このブロック部15間に位置する突起部30の凸部31とを、2つの連結部40によって接続してもよい。これにより、加硫成型時には、突起部型63内の空気は、2箇所の連結部型64を通って2箇所にブロック部型61の方向に流れることができるので、トレッドゴム70は、より確実に突起部型63内に流れ込むことができる。この結果、より確実にベアーの発生を低減することができる。
また、前記連結部40は、凸部側接続部41からブロック部側接続部42に向かうに従って、徐々に溝底24からの高さが高くなっているが、連結部40は、段階的に溝部20からの高さが変化していてもよい。連結部40の高さが徐々に変化していない場合でも、連結部40の溝底24からの高さが凸部31の溝底24からの高さよりも高くなっていれば、加硫成型時に金型60の突起部型63とトレッドゴム70との間に位置する空気を、連結部型64からブロック部型61の方向に流すことができる。これにより、トレッドゴム70は、より確実に突起部型63内に流れ込むことができる。この結果、より確実にベアーの発生を低減することができる。
なお、このように連結部40の高さが徐々に変化しない場合でも、凸部側接続部41からブロック部側接続部42にかけての溝底24に対する傾斜角θは、3°〜45°の範囲内になるように形成されているのが好ましい。つまり、連結部40の高さが徐々に変化しない場合でも、凸部側接続部41のタイヤ径方向の外端部に位置する部分からブロック部側接続部42のタイヤ径方向の外端部に位置する部分にかけての溝底24に対する傾斜角θは、3°〜45°の範囲内になるように形成されているのが好ましい。凸部側接続部41とブロック部側接続部42との位置関係がこの範囲内になるように連結部40を形成することにより、より確実に石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
また、前記連結部40は、溝部20の形成方向における幅が突起部30の凸部31の同方向における幅とほぼ同等の幅になっているが、連結部40の幅は、凸部31の幅と異なっていてもよい。連結部40と凸部31とは、幅が同等でも異なっていても、双方が接続されていれば、加硫成型時に金型60の突起部型63から連結部型64に空気を流すことができるので、より確実に突起部型63内にトレッドゴム70を流し込むことができる。この結果、より確実にベアーの発生を低減することができる。
また、上記の説明では、空気入りタイヤ1の一例としてブロックパターンを有する空気入りタイヤ1を説明しているが、本発明を適用する空気入りタイヤ1はブロックパターン以外でも、リブパターン、リブラグパターンなど、いずれのパターンのトレッド部10を有する空気入りタイヤ1でもよい。これらのブロックパターンの空気入りタイヤ1以外の空気入りタイヤ1でも、ブロックパターンの空気入りタイヤ1と同様に、突起部30の凸部31の溝底24からの高さよりも、溝底24からの高さが高くなっている連結部40が、凸部31と陸部との双方に接続されて溝部20内に形成されていればよい。このように、溝部20に上述した形態で突起部30と連結部40を形成することのできる空気入りタイヤ1であれば、パターン形状はどのような形状であっても構わない。どのようなパターン形状の空気入りタイヤ1であっても、上述した形態で溝部20に突起部30と連結部40とを形成することにより、石噛み性を確保しつつベアーの発生を低減することができる。
以下、上記の空気入りタイヤ1について、従来の空気入りタイヤ1と本発明の空気入りタイヤ1とについて行なった性能の評価試験について説明する。性能評価試験は、ベアーに対する性能と、石噛みに対する性能の2項目について行なった。
試験方法は、11R22.5サイズの空気入りタイヤ1によって行なった。各試験項目の評価方法は、ベアーに対する性能については、20本の空気入りタイヤ1を加硫成型し、20本の空気入りタイヤ1のうちベアーが発生した本数によって判断した。ベアー発生本数が少ないほどベアーに対する性能が優れているものとし、ベアー発生本数が20本中2本以下で効果があるものとする。また、石噛みに対する性能は、試験を行なう空気入りタイヤ1をリムに組み付けて車両に装着し、この車両で所定のコースをテスト走行し、走行後に溝部20に噛み込まれている石の数によって評価した。この石の数を、後述する比較例1の石の数を100とした指数で評価し、指数が高いほど石噛みに対する性能が優れているものとする。また、この石噛み性は、95までは石噛み性は確保されているものとする。
試験をする空気入りタイヤ1は、本発明が7種類、そして、本発明と比較する2種類の比較例を、上記の方法で試験する。なお、これらの本発明1〜7、及び比較例1、2は、全てジグザグ状の縦溝21を有しており、この縦溝21内には溝底24からの高さが4mm、溝幅方向における幅が2.5mm、縦溝21の形成方向における長さが40mmの突起部30が、複数形成されている。
このように、突起部30が形成され、試験を行なう空気入りタイヤ1のうち、比較例1は、連結部40が設けられていない。また、比較例2は、連結部40が設けられているが、凸部31の溝底24からの高さh1と連結部40の溝底24からの高さh2との関係は、h2=h1となっており、溝底24に対する連結部40の外方面43の傾斜角度は0°となっている。また、凸部31の高さh1に対する連結部40の幅Wの割合(W/h1)は、0.15になっている。
これに対し、本発明1〜7では、凸部31の溝底24からの高さh1と連結部40の溝底24からの高さh2との関係は、h2>h1となっている。さらに、本発明1では、溝底24に対する連結部40の外方面43の傾斜角度は2°となっており、凸部31の高さh1に対する連結部40の幅Wの割合(W/h1)は、0.5になっている。また、本発明2は、溝底24に対する連結部40の外方面43の傾斜角度は4°となっており、凸部31の高さh1に対する連結部40の幅Wの割合(W/h1)は、0.5になっている。また、本発明3は、溝底24に対する連結部40の外方面43の傾斜角度は4°となっており、凸部31の高さh1に対する連結部40の幅Wの割合(W/h1)は、0.05になっている。また、本発明4は、溝底24に対する連結部40の外方面43の傾斜角度は15°となっており、凸部31の高さh1に対する連結部40の幅Wの割合(W/h1)は、0.5になっている。また、本発明5は、溝底24に対する連結部40の外方面43の傾斜角度は40°となっており、凸部31の高さh1に対する連結部40の幅Wの割合(W/h1)は、0.5になっている。また、本発明6は、溝底24に対する連結部40の外方面43の傾斜角度は50°となっており、凸部31の高さh1に対する連結部の幅Wの割合(W/h1)は、0.2になっている。また、本発明7は、溝底24に対する連結部40の外方面43の傾斜角度は4°となっており、凸部31の高さh1に対する連結部40の幅Wの割合(W/h1)は、1.0になっている。
これらの比較例1及び比較例2、本発明1〜7の空気入りタイヤ1を上記の方法で評価試験をし、得られた結果を表1−1及び表1−2に示す。これらの表1−1及び表1−2のうち、表1−1は比較例1及び比較例2、本発明1〜3の評価試験の結果を表示しており、表1−2は本発明4〜7の評価試験の結果を表示している。
Figure 2007112421
Figure 2007112421
表1−1及び表1−2に示した上記の試験結果で明らかなように、連結部40が形成されていない場合には、空気入りタイヤ1の加硫成型時にトレッドゴム70と金型60の突起部型63との間の空気が抜け難くなり、トレッドゴム70が突起部型63に流れ込み難くなるので、ベアーが発生し易くなる(比較例1)。また、連結部40が形成されている場合でも、連結部40の溝底24からの高さh2が突起部30の凸部31の高さh1と等しい場合には、空気入りタイヤ1の加硫成型時にトレッドゴム70と金型60の突起部型63との間の空気は、連結部型64の方向に流れ難いため、トレッドゴム70の突起部型63への流れ込み易さはあまり向上しないため、ベアーの発生を低減するのが困難になる(比較例2)。
これに対し、本発明1〜7では、連結部40の溝底24からの高さh2と突起部30の凸部31の高さh1との関係がh2>h1となるような連結部40を突起部30に接続しているので、空気入りタイヤ1の加硫成型時にトレッドゴム70と金型60の突起部型63との間の空気を連結部型64の方向に流れ易くすることができ、トレッドゴム70の突起部型63への流れ込み易さを向上させることができる。これにより、ベアーの発生を低減することができる。また、ベアーの発生を低減することができるので、目標となる突起部30の形状を得ることができ、溝部20に突起部30を設けることによる石噛み性を確保することができる。
以上のように、本発明に係る空気入りタイヤは、所定の石噛み性を確保する場合に有用であり、特に、より確実に石噛み性を確保する場合に適している。
本発明に係る空気入りタイヤのトレッド部を示す図である。 図1のA部詳細図である。 図2のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 突起部及び連結部の斜視図である。 空気入りタイヤの溝部が石を噛み込んだ状態を示す要部断面図である。 図6の石が移動した状態を示す図である。 トレッド部の加硫成型前の状態を示す説明図である。 トレッド部の加硫成型中の状態を示す説明図である。 トレッド部の加硫成型中の状態を示す説明図であり、図9の状態から成型が進んだ状態を示す図である。 実施の形態に係る空気入りタイヤの変形例を示す要部断面詳細図である。 図11のD−D断面図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
10 トレッド部
11 トレッド面
15 ブロック部
20 溝部
21 縦溝
22 横溝
23 溝壁
24 溝底
30 突起部
31 凸部
32 頂上部
35 傾斜部
40 連結部
41 凸部側接続部
42 ブロック部側接続部
43 外方面
50 石
60 金型
61 ブロック部型
62 溝部型
63 突起部型
64 連結部型
65 ベント孔
70 トレッドゴム

Claims (4)

  1. トレッド部に形成される複数の溝部によって複数の陸部が区画されている空気入りタイヤにおいて、
    前記溝部には、溝底に前記溝底からの高さが変化して形成される突起部が設けられており、
    前記突起部は、タイヤ径方向外方に凸となっている部分である凸部を少なくとも1つ有しており、
    前記突起部と前記陸部との間には、前記凸部側の接続部分である凸部側接続部と、前記陸部側の接続部分である陸部側接続部と、によって前記凸部と前記陸部とに接続される連結部が形成されており、
    前記陸部側接続部は、前記凸部の前記溝底からの高さよりも、前記溝底からの高さが高くなっていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記連結部は、前記凸部側接続部から前記陸部側接続部に向かうに従って、徐々に前記溝底からの高さが高くなっていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記連結部は、前記凸部側接続部から前記陸部側接続部にかけての前記溝底に対する傾斜角が3°〜45°の範囲内になるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記凸部の前記溝底からの高さをh1とし、前記溝部の形成方向における前記連結部の幅をWとした場合に、前記連結部は、(0.05h1≦W≦1.0h1)の範囲内になるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
JP2006217991A 2005-09-21 2006-08-10 空気入りタイヤ Active JP5011880B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006217991A JP5011880B2 (ja) 2005-09-21 2006-08-10 空気入りタイヤ
US11/522,027 US8109307B2 (en) 2005-09-21 2006-09-15 Pneumatic tire with tread having protrusions on bottom of grooves
CA002560204A CA2560204A1 (en) 2005-09-21 2006-09-20 Pneumatic tire

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005273219 2005-09-21
JP2005273219 2005-09-21
JP2006217991A JP5011880B2 (ja) 2005-09-21 2006-08-10 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007112421A true JP2007112421A (ja) 2007-05-10
JP5011880B2 JP5011880B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=37882892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006217991A Active JP5011880B2 (ja) 2005-09-21 2006-08-10 空気入りタイヤ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8109307B2 (ja)
JP (1) JP5011880B2 (ja)
CA (1) CA2560204A1 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008149791A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 空気入りタイヤ
JP2009292343A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2011507754A (ja) * 2007-12-21 2011-03-10 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン タイヤトレッドからの物体の排除機構
US7980281B2 (en) 2006-10-02 2011-07-19 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire with tread having protruding stripe in groove bottom and tire mold for making the tire
JP2018001938A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2018001936A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
WO2018043577A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2018114769A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2019018753A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
CN109397994A (zh) * 2017-08-18 2019-03-01 住友橡胶工业株式会社 轮胎
CN109968917A (zh) * 2017-12-27 2019-07-05 住友橡胶工业株式会社 轮胎
JP2020001627A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4462001B2 (ja) * 2004-10-18 2010-05-12 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP4918842B2 (ja) * 2006-10-31 2012-04-18 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP5288922B2 (ja) * 2008-07-22 2013-09-11 株式会社ブリヂストン タイヤ及びタイヤの製造方法
JP5303255B2 (ja) * 2008-12-18 2013-10-02 株式会社ブリヂストン 二輪車用タイヤ
JP5478207B2 (ja) * 2009-11-16 2014-04-23 株式会社ブリヂストン タイヤ
US9370971B2 (en) 2010-12-29 2016-06-21 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Methods for retreading a tire
AU2012368323A1 (en) 2012-01-31 2014-08-07 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Projecting features molded within submerged tread voids
BR112014023864A2 (pt) * 2012-03-30 2017-08-22 Michelin & Cie Bandas de rodagem de pneu com sub-banda de rodagem de espessura reduzida
DE102015200360A1 (de) * 2015-01-13 2016-07-14 Continental Reifen Deutschland Gmbh Fahrzeugluftreifen
NO2795041T3 (ja) * 2015-06-01 2018-01-27
DE102016211108A1 (de) * 2016-06-22 2017-12-28 Continental Reifen Deutschland Gmbh Fahrzeugluftreifen
JP6682386B2 (ja) * 2016-06-30 2020-04-15 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ
DE102016213702A1 (de) * 2016-07-26 2018-02-01 Continental Reifen Deutschland Gmbh Fahrzeugreifen
DE102017202939A1 (de) * 2017-02-23 2018-08-23 Continental Reifen Deutschland Gmbh Fahrzeugluftreifen
JP6891556B2 (ja) * 2017-03-14 2021-06-18 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP7027873B2 (ja) * 2017-12-20 2022-03-02 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP6964042B2 (ja) * 2018-05-15 2021-11-10 株式会社ブリヂストン 二輪車用タイヤ
DE102019217940A1 (de) * 2019-11-21 2021-05-27 Continental Reifen Deutschland Gmbh Nutzfahrzeugreifen

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003154812A (ja) * 2001-11-21 2003-05-27 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1274554A (en) * 1968-06-27 1972-05-17 Dunlop Holdings Ltd Improvements in or relating to tyres
JPS595443B2 (ja) * 1979-11-29 1984-02-04 株式会社ブリヂストン 重荷重用空気入りタイヤ
DE3314775A1 (de) 1983-04-23 1984-10-25 Continental Gummi-Werke Ag, 3000 Hannover Fahrzeugluftreifen
US5492161A (en) 1985-01-19 1996-02-20 Toyo Tire & Rubber Company, Limited Pneumatic tire with groove steps having sipes
DE3502483A1 (de) 1985-01-25 1986-07-31 Continental Gummi-Werke Ag, 3000 Hannover Fahrzeugluftreifen
JPS61291203A (ja) 1985-06-20 1986-12-22 Bridgestone Corp 石咬み除けトレツドパタ−ン
US5160385A (en) * 1989-08-08 1992-11-03 Bridgestone Corporation Heavy duty pneumatic tires
US5115850A (en) 1991-02-19 1992-05-26 The Goodyear Tire & Rubber Company Tread with improved groove design
JP3193169B2 (ja) * 1992-12-22 2001-07-30 住友ゴム工業株式会社 重車両用空気入りタイヤ
JPH06239107A (ja) * 1993-02-18 1994-08-30 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The 石詰まり防止突起を有する空気入りタイヤ
JPH06239108A (ja) * 1993-02-19 1994-08-30 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The タイヤの石詰まり防止構造
US6481480B1 (en) 1996-06-07 2002-11-19 The Goodyear Tire & Rubber Company Convertible tread for a radial truck or trailer tire
WO1998003357A1 (en) * 1996-07-22 1998-01-29 The Goodyear Tire & Rubber Company A tire tread having flow-through grooves
JPH1035225A (ja) * 1996-07-24 1998-02-10 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP3150622B2 (ja) * 1996-09-03 2001-03-26 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP3507634B2 (ja) 1996-10-01 2004-03-15 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP3815758B2 (ja) 1997-10-06 2006-08-30 株式会社ブリヂストン 重荷重用空気入りタイヤ
JP2001030715A (ja) * 1999-07-16 2001-02-06 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The 空気入りタイヤ
US20020092591A1 (en) * 2001-01-17 2002-07-18 Max Cortes Tapered tire groove configuration
US6601624B2 (en) * 2001-07-11 2003-08-05 The Goodyear Tire & Rubber Company Tread groove noise diffusers
JP4683600B2 (ja) * 2001-08-20 2011-05-18 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
US7048022B2 (en) * 2003-11-14 2006-05-23 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire tread with anti-puncture pads
US7004216B2 (en) 2003-12-11 2006-02-28 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire tread including spaced projections in base of groove
JP4542858B2 (ja) * 2004-04-15 2010-09-15 東洋ゴム工業株式会社 重荷重用空気入りタイヤ
JP4462001B2 (ja) * 2004-10-18 2010-05-12 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003154812A (ja) * 2001-11-21 2003-05-27 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7980281B2 (en) 2006-10-02 2011-07-19 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire with tread having protruding stripe in groove bottom and tire mold for making the tire
JP2008296866A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
WO2008149791A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 空気入りタイヤ
JP2011507754A (ja) * 2007-12-21 2011-03-10 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン タイヤトレッドからの物体の排除機構
JP2009292343A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2018001938A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2018001936A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
US11186125B2 (en) 2016-08-31 2021-11-30 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
WO2018043577A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2018034698A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2018114769A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2019018753A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP2019034672A (ja) * 2017-08-18 2019-03-07 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
CN109397994A (zh) * 2017-08-18 2019-03-01 住友橡胶工业株式会社 轮胎
CN109397994B (zh) * 2017-08-18 2022-04-08 住友橡胶工业株式会社 轮胎
CN109968917A (zh) * 2017-12-27 2019-07-05 住友橡胶工业株式会社 轮胎
JP2019116197A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP7110596B2 (ja) 2017-12-27 2022-08-02 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
CN109968917B (zh) * 2017-12-27 2022-09-13 住友橡胶工业株式会社 轮胎
JP2020001627A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ
JP7089419B2 (ja) 2018-06-29 2022-06-22 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
US20070062626A1 (en) 2007-03-22
JP5011880B2 (ja) 2012-08-29
US8109307B2 (en) 2012-02-07
CA2560204A1 (en) 2007-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5011880B2 (ja) 空気入りタイヤ
US7628598B2 (en) Tire mold and pneumatic tire using the same
US7726368B2 (en) Pneumatic tire with tread having shallow groove extending between zigzag sipes
JP4862684B2 (ja) タイヤ加硫用成形金型
CN104903121B (zh) 充气轮胎
JP2007062484A (ja) 空気入りタイヤおよびタイヤ成形用金型
JPH1052824A (ja) タイヤ加硫用金型及び空気入りタイヤ
JP2010105445A (ja) 重荷重用タイヤ
JP2007099061A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP5898990B2 (ja) 空気入りタイヤ
US20200164606A1 (en) Pneumatic tire, tire vulcanization mold, and method of manufacturing pneumatic tire
JP7293998B2 (ja) 空気入りタイヤ及びタイヤ成形用金型
JP5340109B2 (ja) タイヤモールド及びタイヤ製造方法
JP2006264480A (ja) 空気入りタイヤおよびタイヤ成形金型
JP2011068349A (ja) 重荷重用タイヤ
JPH10272906A (ja) 空気入りタイヤ及びそのタイヤ成形用金型
JP2007030310A (ja) トレッド用ゴム部材の押し出し口金及び押出機
JP2006123636A (ja) 空気入りタイヤ
JP2005297443A (ja) 空気入りタイヤ用加硫金型及び空気入りタイヤ
JP3992217B2 (ja) スリックタイヤ
KR100656436B1 (ko) 타이어 가류금형
CN109910520B (zh) 充气轮胎
US11904562B2 (en) Tire vulcanization mold, production method for tire, and tire
JP5943814B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2018135643A1 (ja) ゴムクローラ、ゴムクローラ成形金型、及びゴムクローラの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5011880

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350