JP2006123636A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 制駆動時のタイヤ性能とコーナリング時のタイヤ性能を同時に向上し、金型からの離型性を改善し、更にはサイプ成形刃の加工コストの増大を抑制した空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 トレッド部1に、タイヤ周方向に延びる複数本の縦溝2と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝3とを設け、これら縦溝2及び横溝3によって複数のブロック4を区画し、該ブロック4にタイヤ幅方向に延びる複数本のサイプ5を設け、サイプ5は、トレッド面においてタイヤ周方向に振幅Xを持ったジグザグ形状を形成し、ブロック内部ではタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を形成し、タイヤ径方向に振幅Tを持ったジグザグ形状を形成する3次元構造を有する。屈曲部がトレッド面の法線に対してなす角度θを55°以下にし、隣り合う屈曲部をジグザグ形状の頂点同士がタイヤ径方向に噛み合うように配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブロックに複数本のサイプを設けた空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、サイプ形状に基づいて制駆動時のブロック剛性のみならずコーナリング時のブロック剛性も高めることを可能にし、それによって制駆動時のタイヤ性能とコーナリング時のタイヤ性能を同時に向上するようにした空気入りタイヤに関する。
氷雪路用空気入りタイヤにおいて、氷上性能の改善策として、ブロックに設けるサイプのエッジ量を増やしたり、トレッドゴムを低硬度化することが一般的に行われている。しかしながら、トレッドゴムを低硬度化した場合、ブロック剛性が低下するため、制駆動時やコーナリング時にブロックが倒れ込んで接地面積が減少し、夏季及び冬季でのタイヤ性能が低下することになる。そこで、ブロックの倒れ込みを防止するためにサイプを3次元形状にすることが提案されている。
3次元形状を有するサイプとして、トレッド面ではジグザグ形状をなし、ブロック内部ではジグザグ形状の振幅が変化するようにしたサイプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、制駆動時のブロック剛性を高めることは可能であるものの、コーナリング時のブロック剛性を高める効果は殆ど得られないという欠点がある。
また、トレッド面ではジグザグ形状をなし、ブロック内部では三角錐と逆三角錘とを交互に配置するようにしたサイプが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この場合、コーナリング時のブロック剛性を高める効果が期待できるものの、サイプに方向性があるため、その配置場所が限定されるという欠点がある。
更に、トレッド面ではジグザグ形状をなし、ブロック内部ではタイヤ径方向に連なる屈曲部をタイヤ幅方向に屈曲するようにしたサイプが提案されている(例えば、特許文献3参照)。この場合も、コーナリング時のブロック剛性が制駆動時のブロック剛性に比べて低いという欠点がある。
また、上述した3次元形状を有するサイプを成形するためのサイプ成形刃を金型に設けた場合、離型時の抵抗が大きくなり、サイプ成形刃によるブロック欠け等の故障を生じることがある。そのため、サイプ形状に基づいてブロック剛性を高めることに加えて、離型性を改善することも要求されている。
更に、3次元形状を有するサイプを成形するためのサイプ成形刃は、サイプの屈曲部に相当する部分を起点として折れ曲がり易いので、一般に高強度の材料から構成する必要がある。そのため、サイプ成形刃をプレス加工する際に割れが発生し易く、また加工コストが高いという欠点がある。
特開2000−6619号公報 特開2002−301910号公報 特開2002−321509号公報
本発明の目的は、サイプ形状に基づいて制駆動時のブロック剛性のみならずコーナリング時のブロック剛性も高めることを可能にし、それによって制駆動時のタイヤ性能とコーナリング時のタイヤ性能を同時に向上すると共に、金型からの離型性を改善することを可能にし、更にはサイプ成形刃の加工コストの増大を抑制することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部に、タイヤ周方向に延びる複数本の縦溝と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝とを設け、これら縦溝及び横溝によって複数のブロックを区画し、該ブロックにタイヤ幅方向に延びる複数本のサイプを設けた空気入りタイヤにおいて、
前記サイプは、トレッド面においてタイヤ周方向に振幅を持ったジグザグ形状を形成し、ブロック内部ではタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を形成し、かつ該屈曲部においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状を形成する3次元構造を有し、
前記ジグザグ形状を有する屈曲部がトレッド面の法線に対してなす角度を55°以下にし、隣り合う屈曲部をジグザグ形状の頂点同士がタイヤ径方向に噛み合うように配置したことを特徴とするものである。
本発明では、サイプがタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を備えているので、制駆動時にサイプの両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロックの変形を抑制し、制駆動時のタイヤ性能を向上することができる。また、上記サイプは屈曲部においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状を形成しているので、コーナリング時においてもサイプの両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロックの変形を抑制し、コーナリング時のタイヤ性能を向上することができる。従って、トレッドゴムを低硬度化した場合であっても、制駆動時のタイヤ性能とコーナリング時のタイヤ性能を同時に向上することが可能である。また、上記サイプは実質的に方向性を持たないので、その配置場所が限定されることもない。
更に、ジグザグ形状を有する屈曲部がトレッド面の法線に対してなす角度を55°以下に規定しているので、離型時におけるサイプの引っ掛かりを抑制することができる。従って、空気入りタイヤの金型からの離型性を向上することができる。
しかも、サイプにおける隣り合う屈曲部をジグザグ形状の頂点同士がタイヤ径方向に噛み合うように配置しているので、それを成形するためのサイプ成形刃に折れ曲がりを生じ難くなる。そのため、サイプ成形刃に強度が比較的低い材料を使用することができ、その結果として、サイプ成形刃をプレス加工する際に割れが発生するのを回避し、サイプ成形刃の加工コストの増大を抑制することができる。なお、隣り合う屈曲部をジグザグ形状の頂点同士がタイヤ径方向に噛み合うように配置するとは、隣り合う屈曲部のタイヤ径方向の重なり幅が0mm以上であることを意味する。特に、隣り合う屈曲部のタイヤ径方向の重なり幅は0mm〜3mmにすることが望ましい。
本発明は、スタッドレスタイヤに代表される氷雪路用空気入りタイヤに適用した場合に顕著な作用効果が得られるが、オールシーズン用の空気入りタイヤにも適用することが可能である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのトレッドパターンを示し、図2はそのブロックを示すものである。図3(a),(b)は上記ブロックにおけるサイプ内壁面の一部を示し、(a)は側面図、(b)はIII −III 矢視断面図である。
図1に示すように、トレッド部1には、タイヤ周方向に延びる複数本の縦溝2と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝3とが形成され、これら縦溝2及び横溝3によって複数のブロック4が区画されている。そして、各ブロック4にはタイヤ幅方向に延びる複数本のサイプ5が形成されている。なお、ブロック4の形状やサイプ5の本数は特に限定されるものではない。
図2に示すように、サイプ5は、トレッド面Sにおいてタイヤ周方向に振幅Xを持ったジグザグ形状を形成し、ブロック内部ではタイヤ径方向(Tr)の2箇所以上でタイヤ周方向(Tc)に屈曲してタイヤ幅方向(Tw)に連なる複数の屈曲部6を形成している。これら屈曲部6は凸状の屈曲部6aと凹状の屈曲部6bとを有し、サイプ5の一方の壁面では凸状の屈曲部6aと凹状の屈曲部6bとが交互に配置され、これに対向する他方の壁面(不図示)では凸状の屈曲部6aと凹状の屈曲部6bとの位置関係が逆になっている。サイプ5にタイヤ周方向に屈曲する屈曲部6を設けた場合、制駆動時にサイプ5の両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロック4の変形を抑制し、ブロック4のタイヤ周方向への倒れ込みを抑制することができる。なお、屈曲部6を各サイプ5において2箇所以上設けることで、タイヤの正転及び逆転に起因してブロック剛性に差を生じるのを回避することができる。
図3(a),(b)に示すように、サイプ5は屈曲部6においてタイヤ径方向(Tr)に振幅Tを持ったジグザグ形状を形成している。サイプ5を屈曲部6においてタイヤ径方向(Tr)に振幅Tを持ったジグザグ形状とした場合、コーナリング時にサイプ5の両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロック4の変形を抑制し、ブロック4のタイヤ幅方向への倒れ込みを抑制することができる。屈曲部6の振幅Tは0.5〜5.0mmに設定すると良い。この振幅Tが0.5mm未満であるとコーナリング時におけるブロック4の倒れ込みを支える効果が不十分になり、逆に5.0mmを超えると金型からの抜けが悪くなる。
また、図3(a),(b)に示すように、ジグザグ形状を有する屈曲部6がトレッド面Sの法線に対してなす角度θは55°以下、より好ましくは20〜45°に設定されている。この角度θを55°以下として屈曲部6の傾きを離型時のサイプ成形刃の抜け方向に近づけることで、サイプ成形刃とブロックとの間の抵抗が小さくなり、金型からの離型性を改善することができる。一方、角度θが小さくなり過ぎると制駆動時にブロックの倒れ込みを防止する効果が不十分になる。
更に、隣り合う屈曲部6a,6bはジグザグ形状の頂点同士がタイヤ径方向に噛み合うように配置されている。例えば、任意の屈曲部6aのタイヤ径方向内側の頂点P1と、そのタイヤ径方向内側に位置する屈曲部6bのタイヤ径方向外側の頂点P2とを比較したとき、頂点P2は頂点P1に対してタイヤ径方向の同じ位置又は頂点P1よりもタイヤ径方向外側になっている。ここで、隣り合う屈曲部6a,6bのタイヤ径方向の重なり幅Eは0mm〜3mmにすると良い。隣り合う屈曲部6a,6bの頂点同士がタイヤ径方向に噛み合っておらず、重なり幅Eが0mm未満であるとサイプ5を成形するためのサイプ成形刃の強度を確保することが困難になり、逆に3mmを超えると空気入りタイヤの離型性やサイプ成形刃の加工性が悪化することになる。
上記氷雪路用空気入りタイヤにおいて、トレッド部を構成するゴム組成物のJIS-A 硬度(0℃)は40〜60、好ましくは45〜55にすると良い。トレッドゴムのJIS-A 硬度が40未満であるとブロック4の倒れ込みを生じ易くなり、逆に60を超えると氷上摩擦力が低下する。
上記氷雪路用空気入りタイヤによれば、サイプ5がタイヤ径方向(Tr)の2箇所以上でタイヤ周方向(Tc)に屈曲してタイヤ幅方向(Tw)に連なる屈曲部6を備えているので、制駆動時にサイプ5の両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロックの変形を抑制し、制駆動時のタイヤ性能を向上することができる。しかも、サイプ5は屈曲部6においてタイヤ径方向(Tr)に振幅Tを持ったジグザグ形状を形成しているので、コーナリング時においてもサイプ5の両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロックの変形を抑制し、コーナリング時のタイヤ性能を向上することができる。
従って、トレッドゴムを低硬度化した場合であっても、制駆動時のタイヤ性能とコーナリング時のタイヤ性能を同時に向上することが可能である。特に、ブロック当たりのサイプ数を増やしたり、トレッドゴムに低硬度のゴムを使用することが可能になるので、氷上性能を向上しながら夏季のタイヤ性能を維持することができる。
更に、ジグザグ形状を有する屈曲部6がトレッド面Sの法線に対してなす角度θを55°以下に規定しているので、離型時におけるサイプ5の引っ掛かりを抑制することができる。従って、上述のように特殊な形状を有するサイプ5を設けた場合であっても、空気入りタイヤの金型からの離型性を向上することができる。
また、隣り合う屈曲部6a,6bをジグザグ形状の頂点同士がタイヤ径方向に噛み合うように配置しているので、サイプ5を成形するためのサイプ成形刃に折れ曲がりを生じ難くなる。そのため、サイプ成形刃に強度が比較的低い材料を使用することができ、その結果として、サイプ成形刃をプレス加工する際に割れが発生するのを回避し、サイプ成形刃の加工コストの増大を抑制することができる。
先ず、タイヤサイズが195/65R15でブロックパターンを有する氷雪路用空気入りタイヤにおいて、ブロックに設けるサイプの形状だけを種々異ならせた従来例1〜3、実施例1〜3及び比較例1〜3のタイヤをそれぞれ製作した。
従来例1は、特開2000−6619号公報に記載されるように、トレッド面ではジグザグ形状をなし、ブロック内部ではジグザグ形状の振幅が変化するようにしたサイプ(図4参照)を採用したものである。従来例2は、特開2002−301910号公報に記載されるように、トレッド面ではジグザグ形状をなし、ブロック内部では三角錐と逆三角錘とを交互に配置するようにしたサイプ(図5参照)を採用したものである。従来例3は、特開2002−321509号公報に記載されるように、トレッド面ではジグザグ形状をなし、ブロック内部ではタイヤ径方向に連なる屈曲部をタイヤ幅方向に屈曲するようにしたサイプ(図6参照)を採用したものである。
一方、実施例1〜3及び比較例1〜3は、トレッド面においてタイヤ周方向に振幅を持ったジグザグ形状を形成し、ブロック内部ではタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を形成し、かつ該屈曲部においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状を形成する3次元構造を有するサイプ(図2参照)を採用し、ジグザグ形状を有する屈曲部がトレッド面の法線に対してなす角度θと、隣り合う屈曲部のタイヤ径方向の重なり幅Eを種々異ならせたものである。重なり幅Eのマイナス値は隣り合う屈曲部のタイヤ径方向の離間距離を意味する。実施例1〜3及び比較例1〜3において、サイプ厚さ(サイプ成形刃の厚さ)を0.4mmとし、サイプ深さを7.0mmとし、トレッド面におけるサイプ振幅を1.2mmとし、トレッド面におけるサイプピッチを4.8mmとし、サイプ間隔を4mmとした。
これら試験タイヤについて、下記の試験方法により、氷上制動性能、ウェット制動性能及びウェット旋回性能を評価した。実施例1〜3及び比較例1〜3については、加硫時のタイヤ故障発生率と金型故障発生率を求め、その結果を表1に示した。タイヤ故障発生率は、加硫後のタイヤについてサイプ成形刃によるトレッド部の欠けやカット傷等の発生状況を調査したときのタイヤ加硫本数に対する故障発生タイヤの百分率(%)である。金型故障発生率は、加硫後の金型についてサイプ成形刃の損傷の発生状況を調査したときの加硫回数に対する故障発生回数の百分率(%)である。
氷上制動性能:
試験タイヤをリムサイズ15×6.5JJ、空気圧200kPaの条件で排気量2000ccのFR車に装着し、凍結路面において速度40km/hの走行状態から制動を行い、その制動距離を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど氷上制動性能が優れていることを意味する。
ウェット制動性能:
試験タイヤをリムサイズ15×6.5JJ、空気圧200kPaの条件で排気量2000ccのFR車に装着し、水深1mmのウェット路面において速度100km/hの走行状態から制動を行い、その制動距離を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどウェット制動性能が優れていることを意味する。
ウェット旋回性能:
試験タイヤをリムサイズ15×6.5JJ、空気圧200kPaの条件で排気量2000ccのFR車に装着し、水深1mmのウェット路面において半径30mの定常円旋回を実施し、最大横加速度を測定した。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどウェット旋回性能が優れていることを意味する。
Figure 2006123636
この表1から判るように、実施例1〜3のタイヤは氷上制動性能、ウェット制動性能及びウェット旋回性能が従来例1〜3に比べて優れていた。また、実施例1〜3のタイヤはいずれもタイヤ故障発生率及び金型故障発生率が極めて低いものであった。
本発明の実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。 本発明の実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのブロックを一部切り欠いて示す斜視図である。 図2のブロックにおけるサイプ内壁面の一部を示し、(a)は側面図、(b)はIII −III 矢視断面図である。 従来例1のブロックを示す斜視図である。 従来例2のブロックを示す斜視図である。 従来例3のブロックを示す斜視図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 縦溝
3 横溝
4 ブロック
5 サイプ
6 屈曲部
θ トレッド面の法線に対する屈曲部の角度
E 隣り合う屈曲部の重なり幅
S トレッド面
T サイプのタイヤ径方向の振幅
X サイプのタイヤ周方向の振幅

Claims (2)

  1. トレッド部に、タイヤ周方向に延びる複数本の縦溝と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝とを設け、これら縦溝及び横溝によって複数のブロックを区画し、該ブロックにタイヤ幅方向に延びる複数本のサイプを設けた空気入りタイヤにおいて、
    前記サイプは、トレッド面においてタイヤ周方向に振幅を持ったジグザグ形状を形成し、ブロック内部ではタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を形成し、かつ該屈曲部においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状を形成する3次元構造を有し、
    前記ジグザグ形状を有する屈曲部がトレッド面の法線に対してなす角度を55°以下にし、隣り合う屈曲部をジグザグ形状の頂点同士がタイヤ径方向に噛み合うように配置したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 隣り合う屈曲部のタイヤ径方向の重なり幅を0mm〜3mmにした請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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