JP3150622B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP3150622B2
JP3150622B2 JP23307896A JP23307896A JP3150622B2 JP 3150622 B2 JP3150622 B2 JP 3150622B2 JP 23307896 A JP23307896 A JP 23307896A JP 23307896 A JP23307896 A JP 23307896A JP 3150622 B2 JP3150622 B2 JP 3150622B2
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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/04Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag
    • B60C11/042Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section
    • B60C11/047Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section the groove bottom comprising stone trapping protection elements, e.g. ribs
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    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
    • B60C11/1307Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
    • B60C2011/133Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls comprising recesses

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石噛みによるトレ
ッド部の破損、殊にラグ溝において、タイヤの使用末期
において、溝底部に生じがちであった溝方向のクラック
の発生を防止し、タイヤの耐久性を高めうる空気入りタ
イヤに関する。
【0002】
【従来の技術】舗装路以外に、小石の混在が多い砂利道
及び整地現場を移動する機会の多いトラック、建設用車
両にあっては、非舗装路を走行する際にトレッド面に形
成される溝部に石が挟み込まれることが多い。
【0003】このような石噛みが生じた状態でタイヤが
転動した場合、石噛み部分に反復して溝部bを押し拡げ
ようとする力が作用することになり、図10に示すよう
に溝底部kに亀裂cが生じかつその溝底k部内方に配さ
れるベルト層などのコード補強層を破損させる。
【0004】石噛みはリブパターン、ブロックパターン
のタイヤにあっては、接地圧が高いタイヤ赤道近傍に位
置する周方向溝において損傷が大きく、又、ラグ溝を主
体とするラグパターンのタイヤにあっては、図10に示
す如く、タイヤ走行時においてラグ溝bの溝巾を狭める
方向に反復して圧縮力が作用するため溝底部kにクラッ
クcが生じやすく石噛みによって、クラックcの発生の
危険が高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような石噛みを防
止するため、特開昭62−194908号公報において
開示され、かつ図11(A)、(B)に示す如く周方向
溝の溝底面fに溝方向に延在する突起gを設けることを
提案している。しかし突起gを設けることによって、突
起gに沿った溝底面k、及び溝底面kと溝壁面hとの接
続部jに歪みが集中し、クラックが一層発生しやすい。
又、溝内に進入した異物によって両側の溝壁面h、hに
傷が発生し耐久性を損ねるという問題がある。
【0006】又実開平4−106002号において、図
12(A)、(B)に示す如く、溝方向にのびる突起g
に間隔を隔ててリブr…を配設し、溝の横断方向の剛性
を高めることを提案している。しかし、この提案におい
ては突起高さttが溝深さdの1/6以下であり、溝壁
面hの損傷防止には至らない。なお、この提案による突
起gを溝壁面まで延設した場合には、突起g自体の高さ
が高いため、主溝bの排水性に劣り、ウエット性能が低
下するとともに突起g、g間に形成される凹部が深くな
り石噛みが生じやすく、又突起g表面に傷が発生しやす
く耐久性にも劣ることとなり、前記問題点の完全な解決
には至っていない。
【0007】本発明は、溝壁面に溝底から溝深さの1/
3倍をこえた位置で終端する突起体を形成した突起形成
域を有する主溝を設けることを基本として、主溝の石噛
みを防止でき、しかもラグ溝を有するラグパターンのタ
イヤにおいても好適に採用しうる空気入りタイヤの提供
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド面と
交わる一方の溝縁から溝底に至る第1の溝壁面と、この
第1の溝壁面に連続し他方の溝縁に至る第2の溝壁面と
からなる溝面に、この溝面から隆起するとともに前記第
1の溝壁面から第2の溝壁面に至りかつ溝底から溝深さ
の1/3倍をこえた位置で終端ししかも主溝方向に間隙
を隔てる多数条の横突起部と、この横突起部に接続され
主溝方向にのびる縦突起部とからなる突起体を形成した
突起形成域を有する主溝を前記トレッド面に設けるとと
もに、前記突起体の前記溝面から隆起端までの隆起高さ
を主溝の溝巾に比べて小にすることにより、前記突起形
成域は前記隆起端を連ねる略V字状の通水部と、隣り合
横突起部間に形成される凹状部とを具えたことを特徴
とする空気入りタイヤである。
【0009】突起形成域は、第1の溝壁面から第2の溝
壁面に至り溝底から溝深さの1/3倍をこえた位置で終
端している。従って、溝底のみならず溝壁面も石噛みに
よる損傷を防止できる。しかも、突起体の溝面から隆起
端までの隆起高さを主溝の溝巾に比して小にしたため、
通水部を有し、主溝を流過する雨水の排水性を保つこと
が出来る。
【0010】又横突起部は、従来、発生しがちであった
主溝の溝方向に生じるクラックを効果的に防止しうる。
さらに前記縦突起部は、横突起部の剛性が更に高まるた
め、突起体の隆起高さを減じることが出来、主溝の通水
性を更に良好にすることが可能となる。
【0011】なお、突起体は、その隆起高さが1〜3mm
の範囲であることが好ましい。1mm未満では石などの異
物が侵入した際にその異物を跳ね返す弾性力が少なく、
石噛みを防止する効果が少ない。3mmをこえると異物を
跳ね返す弾性力は増大せず、排水性に劣りウエット性能
が低下する。さらに隆起高さが高いため突起体の隆起端
に傷が生じやすく耐久性に劣り、又凹状部が泥詰まりし
やすくグリップ性を低下させる危険があるからである。
【0012】さらに、ラグ溝は、溝底のみに突起を設け
た従来の構成においては、溝底部に突起に沿う方向に発
生するクラックを防止し得なかったのであるが、本願構
成においては、突起形成域が溝壁面に及ぶことにより、
溝底より側壁面に至るまで補強され、前記クラックの発
生を阻止でき、ラグ溝を有するパターンのタイヤにあっ
ても効果的に石噛みによるトレッド部の損傷を防止しう
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
タイヤサイズが、11R22.5の重荷重用タイヤであ
り、かつトレッド面にラグパターンを形成した場合を例
にとり、図面に基づき説明する。
【0014】図1〜6において空気入りタイヤ1は、ト
レッド部2に主溝3を設けるとともに、この主溝3は、
溝面4に突起体5を形成した突起形成域6を設けてい
る。
【0015】前記空気入りタイヤは、トレッド部22か
らサイドウォール部23をへてビード部24のビードコ
ア25の周りを折返して立上がるカーカス26と、トレ
ッド部22の内部かつ前記カーカス26の半径方向外側
に配されるベルト層27とを具える。
【0016】前記カーカス26は、ナイロン、レーヨ
ン、芳香族ポリアミドなどの有機繊維コード又はスチー
ルコードをタイヤ赤道Cに対して70〜90°傾けて配
列したラジアル又はセミラジアル構成からなるカーカス
プライを1枚又は複数枚本例では1枚により形成してい
る。
【0017】前記ベルト層27は2〜4枚、本例では4
枚のベルトプライ27A、27B、27C、27Dから
なり、これらのベルトプライ27A、27B、27C、
27Dは、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族
ポリアミド等の有機繊維コード、又はスチールコード、
本例ではスチールコードをそれぞれ配列している。
【0018】前記主溝3は、本例では図1に示す如く、
タイヤ赤道C近傍を始端としてトレッド縁Eに向かって
のびるラグ溝3Aとして形成される。このラグ溝3A
は、タイヤ赤道C上の一点を中心としてタイヤ軸方向に
点対称として配される。なお、隣り合うラグ溝3A、3
A間を始端近傍で結ぶ縦小溝29によって結ばれてい
る。従って、本例ではトレッド面2には間隔を隔てて配
される多数の前記ラグ溝3A…からなるラグパターンが
形成される。
【0019】前記ラグ溝3Aは、本例においては、トレ
ッド縁Eでの開口端において、その溝深さDを前記トレ
ッド巾WTの5〜15%、そのタイヤ周方向断面の溝巾
Wをトレッド巾WTの6〜15%として形成される。
【0020】このラグ溝3Aは、トレッド面2と交わる
一方の溝縁Fから溝底Kに至る第1の溝壁面7と、この
第1の溝壁面7に連続して溝底Kから他方の溝縁Fに至
る第2の溝壁面9とを具える。
【0021】主溝3には、突起体5を形成した突起形成
域6を具える。この突起形成域6は、本例のように主溝
3をラグ溝3Aによって形成した場合には、トレッド縁
Eと、トレッド巾WTの1/4倍の距離を前記トレッド
縁Eからタイヤ赤道C側に隔てる内側点Mの間のショル
ダー領域SAに設けられる。これは内側点Mよりもタイ
ヤ赤道C側にあってはラグ溝3Aの溝巾、溝深さがとも
に小であるため石噛みが生じる危険は少なく、殊更、突
起形成域を設ける必要はないからである。
【0022】前記突起体5は、第1の溝壁面7から第2
の溝壁面9に至りかつ溝底Kから溝深さDの1/3倍を
こえた位置HDでそれぞれ終端している。なお突起体5
の終端は、好ましくは溝底Kから溝深さDの1/2倍以
上の位置に、さらに好ましくは溝深さDの2/3倍以上
の位置とすることである。
【0023】本例においては、この突起体5は、第1の
溝壁面7から溝底Kを通り第2の溝壁面9に亘って連続
してのび、かつラグ溝3Aの溝方向に間隙KWを隔てて
配される多数条の横突起部10…と、この横突起部10
に少なくとも一端が接続されかつラグ溝3A方向にのび
る縦突起部11とによって形成される。前記横、縦の両
突起部10、11が接続されることにより、突起部1
0、11の内側には溝面4を底面とする凹状部12が形
成される。なお、この凹状部12は、必ずしも横、縦の
突起部10、11によって全面的に囲まれなくてもよ
い。
【0024】
【0025】前記横突起部10は、ラグ溝3Aの溝底線
方向に対して少なくとも30度、好ましくは60度以上
で傾けて配するのがよい。30度未満では横突起部1
0、10間に形成する凹状部12に作用する歪が大きく
なり、溝面4にしわが発生しやすくなる。
【0026】他方縦突起部11は、前記横突起部10に
対して(90±30)度の範囲で交差させるのが好まし
い。前記範囲外であると縦突起部11を設けることによ
る突起体5の補強効果が小さくなるからである。
【0027】前記横、縦の各突起部10、11は、溝面
4から隆起するとともに、本例ではその隆起端13まで
の隆起高さTTは前述の如く1mm以上かつ3mm以下の範
囲に設定される。又各突起部10、11の巾TW、TA
は、溝面4から隆起端13に向かって漸減させることに
より、ラグ溝3Aに侵入した異物を効果的に跳ね返し、
又異物の噛込みに起因した突起部10、11の引きちぎ
れを防止することが出来、さらには前記凹状部12の泥
詰まりを防止しうる。
【0028】なお、突起部10、11の側壁面15の溝
面4の法線Nに対する傾きβは、図5に示すように5度
以上かつ30度以下であることが好ましく、さらに好ま
しくは10度以上とすることである。
【0029】なお横突起部10は、その隆起高さTTの
1/2高さ位置において横突起部10、10間の間隔K
Wを2mm以上かつ5mm以下とするのが好ましい。2mm以
下では凹状部12に泥が詰まりやすく5mmをこえると、
侵入した異物に対する跳ね返し効果が少ないからであ
る。
【0030】縦突起部11は、1つの横突起部10に対
して、2つ以上設けるのがより好ましく、複数個設けた
場合には、隆起高さTTの1/2高さ位置において、縦
突起部11、11間の間隔KAは20mm以下、さらには
10mm以下、より好ましくは前記横突起部10と同様に
2〜5mmの範囲とすることである。
【0031】本例においては、前記突起体5は、図3に
示す如く、複数の縦突起部11…のそれぞれの両端を隣
り合う横突起部10、10に接続することにより、横、
縦の突起部が格子状に配列され、従って前記凹状部12
は、横突起部10、縦突起部11によって周囲を囲まれ
た閉鎖状をなしている。なお、横突起部10は5〜8本
の範囲で設けるのが適当である。
【0032】このように、主溝3をなすラグ溝3Aに前
記構成の突起体5を設け、かつその隆起高さTTを前記
のように、1〜3mmの範囲とし、主溝の溝巾Wに比べて
小に形成したことにより、該主溝3は、突起形成域6に
おいて図4に示す如く隆起端13を連ねる通水部14と
隣り合う突起体5、5間がなす凹状部12とを具える。
【0033】このような通水部14が形成されることに
より、主溝3は排水性を保持でき、しかも凹状部12が
存在することにより主溝3に侵入した石などの異物を効
果的に排出しうるのである。
【0034】なお前記主溝3は、図8に示すように周方
向溝3Bであってもよく、本例にあっては、突起形成域
6は、タイヤ赤道Cに近接し、大きな接地圧が作用する
中央の周方向溝3B′に対してその全域に亘って設けら
れる。このように本発明は種々な形態に変形することが
出来る。なお、図7は参考例を単に示す。
【0035】
【実施例】タイヤサイズが11R22.5でありかつ図
1、図2に示すトレッドパターンと断面構成を有するタ
イヤについて表1に示す仕様で試作する(実施例1〜
3)とともにその性能についてテストを行った。なお従
来の構成タイヤ(従来例)及び本願構成外の突起を設け
たタイヤ(比較例1〜3)についても併せてテストを行
い性能の比較を行った。テストに際してタイヤの基本構
成は実施例、従来例、比較例とも同一であり、その諸元
を表2に示す。
【0036】テスト方法は次の通り。 A)石噛みテスト 各テストタイヤを7.50×22.5のリムに組付け、
7.00kgf/cm2 の内圧を付加するとともに、リアに
2軸を具えた10ton 積のダンプカーのリアの2軸の計
8輪に対して装着するとともに、砂利路が2/3、舗装
路が1/3の比率で存在する走行路を、5000km走行
させ、かつその間1000km走行毎に石噛数をチェック
し、全石噛個数即ち(タイヤ8本×5回)を調査した。
【0037】B)カット傷テスト A)項と同じ条件で前記車両に装着し、30000km走
行後、タイヤの溝面に発生した長さ2mm以上の傷を数
え、タイヤ1本当たりの平均傷発生数を1車両分(8
本)の平均値で評価した。
【0038】C)突起体の傷テスト B)項と同じ要領で突起体に発生した長さ2mm以上の傷
を数え、タイヤ1本当たりの平均傷発生数を1車両分
(8本)の平均値で評価した。
【0039】D)ウエットテスト 前記車両をウエット舗装路上を走行させ、ドライバーの
官能により評価するとともに5段階法により表示した。
3が平均値であり数値が大きいほど良好である。
【0040】E)ドラム耐久テスト テストタイヤを内圧7kgf/cm2 、荷重5400kgfの
もとでドラム試験機により20km/hの速度で1000
0km走行させ、走行後の溝面に発生したしわ、クラック
を目視により判定した。テスト結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】テストの結果、実施例のものは従来例、及
び比較例のものに比べて石噛み個数が著減し、かつ溝
面、突起体の損傷も僅少でありしかもウエット性能、耐
久性も保持しうることが確認出来た。
【0044】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤは、
主溝の溝面に溝底から溝深さの1/3倍をこえた溝壁面
の位置までのびかつ突起体からなる突起形成域を設ける
ことを要旨とするため、石噛みによる主溝の損傷を防
ぎ、しかも排水性を低下させることなくウエット性を保
持でき、タイヤの耐久性を高めるとともに、ラグ溝によ
って形成されるラグパターンのタイヤにあっても好適に
採用しうる。
【0045】さらに請求項2に記載するように突起体を
第1、第2の溝壁面を連続する横突起部と、この横突起
部に接続される縦突起部とによって形成することによっ
て、主溝の溝方向に生じがちであったクラックの発生を
防止でき、耐久性の一層の向上を図りうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のトレッドパターン
を示す展開平面図である。
【図2】その軸方向断面を示すX−X線断面図である。
【図3】その主溝の要部を示す斜視図である。
【図4】その主溝の断面形状を示すY−Y線断面図であ
る。
【図5】その横突起部の横断面を示す断面図である。
【図6】他の横突起部の横断面を示す断面図である。
【図7】(A)は他の主溝を例示する平面図、(B)は
そのJ−J線断面図である。
【図8】他の実施の形態を示す平面図である。
【図9】(A)は他の主溝の参考例を示す平面図、
(B)はそのI−I線断面図である。
【図10】従来技術を示す斜視図である。
【図11】従来技術による主溝を示し、(A)は平面
図、(B)はそのa−a線断面図である。
【図12】従来技術による主溝を示し、(A)は平面
図、(B)はそのb−b線断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド面 3 主溝 3A ラグ溝 4 溝面 5 突起体 6 突起形成域 7 第1の溝壁面 9 第2の溝壁面 10 横突起部 11 縦突起部 12 凹状部 13 隆起端 14 通水部 D 溝深さ E トレッド縁 F 溝縁 K 溝底 KW 間隙 TT 隆起高さ W 溝巾
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 11/04,11/11 B60C 11/117,11/13

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド面と交わる一方の溝縁から溝底に
    至る第1の溝壁面と、この第1の溝壁面に連続し他方の
    溝縁に至る第2の溝壁面とからなる溝面に、この溝面か
    ら隆起するとともに前記第1の溝壁面から第2の溝壁面
    に至りかつ溝底から溝深さの1/3倍をこえた位置で終
    端ししかも主溝方向に間隙を隔てる多数条の横突起部
    と、この横突起部に接続され主溝方向にのびる縦突起部
    とからなる突起体を形成した突起形成域を有する主溝を
    前記トレッド面に設けるとともに、 前記突起体の前記溝面から隆起端までの隆起高さを主溝
    の溝巾に比べて小にすることにより、前記突起形成域は
    前記隆起端を連ねる略V字状の通水部と、隣り合う横突
    起部間に形成される凹状部とを具えたことを特徴とする
    空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記突起体は、前記隆起高さが1〜3mmで
    あることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記主溝はトレッド縁で開口するラグ溝で
    あり、かつ突起形成域は、前記開口端側に設けられた
    とを特徴とする請求項1、又は2記載の空気入りタイ
    ヤ。
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