JP2005512607A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 眼の前眼房から眼房水を流出させ得ることにより眼内圧を減少させるためのステントであって、
   眼内に前記ステントを安定させるためのシートと、
   長手方向軸線を有し、前記シートに連結され、眼の小柱網を延びるように適合されたシャンクと、
   前記シートおよびシャンク中を延びるとともに、少なくとも１つの入口ポートおよび少なくとも１つの出口ポートを有する管腔と、
   ２つまたはそれ以上の出口チャネルを有する前記シャンクの出口ポートの端部にある出口部分と、を備え、
   前記ステントは、前記出口部分が眼のシュレム管内に存在し、前記シャンクが眼の小柱網を通って延び、前記シートが眼の前眼房内に存在するような眼内の位置に置かれるように構成され、その結果、眼房水が、使用時には、前眼房から前記入口ポートを通り前記管腔内へ、次いで出口ポート及び出口チャネルを通りシュレム管内へ流れる、ステント。
2. 前記シートは、前記入口ポートを有する上面と、小柱網に当接する下面と備える請求項１に記載のステント。
3. ２つの出口チャネルを有し、前記出口チャネルが、前記シャンクの前記軸線に対して概ね反対向きの径方向外側へ延びる請求項１または２のいずれかに記載のステント。
4. 前記出口部分の遠位端に、前記シャンクを受け入れる切開を小柱網に行うための切除用先端部をさらに備える請求項１から３のいずれかに記載のステント。
5. 前記出口部分は、シュレム管内に延ばすためのボディ部分を備え、前記ボディ部分は、概ね湾曲したシートまたはプレート状であって長手方向軸線を延び湾曲した上面および湾曲した下面を有する構造体を備え、該湾曲した上面および湾曲した下面は、前記シャンクの軸線を横切って延びる開放チャネルを画定する請求項１から４のいずれかに記載のステント。
6. 前記湾曲面は、前記シャンクから間隔をおいて配置され湾曲した近位縁と、前記シャンクからさらに間隔をおいて配置され湾曲した遠位縁とによって画定される請求項５に記載のステント。
7. 前記遠位縁は、切除用先端部を形成するように前記ボディ部分の軸線に対して角度をつけられる請求項６に記載のステント。
8. 前記開放チャネルは、前記出口チャネルを形成するように、前記湾曲した下面により画定される請求項５から７のいずれかに記載のステント。
9. 前記出口チャネルは、前記湾曲した上面の上方の、前記シャンク内に形成される請求項５から７のいずれかに記載のステント。
10. 前記シャンクは、前記開放チャネルを貫通し、前記出口チャネルは、前記開放チャネルの下の、前記シャンク内に形成される請求項５から７のいずれかに記載のステント。
11. 前記シート、シャンクおよび出口部分は、グロメット型ステントを形成し、前記各シート及び出口部分は、前記シャンクより幅が広く、その結果、使用時には、シート及び出口部分の直径が大きいことによって、望ましくないステントの動きが抑制される請求項１から３のいずれかに記載のステント。
12. 前記出口部分は、前記シャンクから遠ざかる方向に前記シャンクの軸線周りにテーパーがつけられる請求項１１に記載のステント。
13. 前記シートの上面は、前記シャンクの軸線周りで前記シャンクから遠ざかる方向にテーパーがつけられる請求項１１に記載のステント。
14. 前記シートの上面は、埋め込み中に前記ステントの位置調整を助けるしるしを有する請求項２から１３のいずれかに記載のステント。