JP2005217268A - 電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、プリント回路基板上に実装される実装面を備えた表面実装型の電子部品に関し、チップサイズを小さくしても外部電極同士の絶縁性を十分に確保でき、高い実装強度を有する電子部品を提供することを目的とする。
【解決手段】コモンモードチョークコイルアレイ1の例えば外部電極13は、PCB121上に実装される絶縁基板3、5の実装面上に形成された電極パッド13c、13bと、当該実装面と異なる外表面に露出した内部電極端子31を電極パッド13b、13cに電気的に接続する接続電極13aとで構成されている。内部電極端子31、33、39、41近傍の接続電極13a、15a、21a、23aの電極幅c’は、同方向に測った電極パッド13b、15b、21b、23bのパッド幅bより短く形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント回路基板やハイブリッドIC(HIC)上に実装される実装面を備えた表面実装型の電子部品に関する。
パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器の内部回路に実装されるコイル部品には、フェライトコアに2本の銅線を巻回した巻線型や、フェライト等の磁性体シート表面にコイル導体パターンを形成して当該磁性体シートを積層した積層型や、薄膜形成技術を用いて絶縁膜と金属薄膜のコイル導体とを交互に形成した薄膜型が知られている。
特許文献1には、薄膜型のコイル部品としてのコモンモードチョークコイルが開示されている。図7は、2個のコモンモードチョークコイルが集積されたコモンモードチョークコイルアレイ101をプリント回路基板(PCB)121上に実装した状態を示している。図7(a)は、コモンモードチョークコイルアレイ101の外観の斜視図であり、図7(b)は、コモンモードチョークコイルアレイ101側面に露出した内部電極端子125に接続された外部電極114の拡大図であり、図7(c)は、図7(b)に示した外部電極114の電極幅を短く形成した状態の拡大図である。
図7(a)に示すように、コモンモードチョークコイルアレイ101は、対向配置された磁性基板103、105間に、絶縁層107、不図示のコイル層、磁性層109、接着層111を薄膜形成技術で順次形成した構造を有している。絶縁層107に露出した内部電極端子123、125、127、129は外部電極113、114、117、118にそれぞれ接続されている。外部電極113等が形成された側面の対向面側に形成された不図示の内部電極端子は、外部電極115、116、119、120にそれぞれ接続されている。
外部電極114を例に取ると、図7(a)、(b)に示すように外部電極114は、磁性基板103、105のそれぞれの実装面上の周囲端部にほぼ対向して形成された長方形状の電極パッド114b、114cと、内部電極端子125が露出する外表面上に形成された接続電極114aとを有している。接続電極114aは内部電極端子125と電極パッド114b、114cとを電気的に接続している。
外部電極113、117、118も同様に、磁性基板105の実装面上の周囲端部に形成された長方形状の実装用パッド113b、117b、118bと、磁性基板103の実装面上の周囲端部に実装用パッド113b、117b、118bのそれぞれにほぼ対向して形成された長方形状の電極パッド(不図示)と、内部電極端子123、127、129が露出する外表面上に形成された接続電極113a、117a、118aとを有している。接続電極113a、117a、118aは内部電極端子123、127、129と電極パッド113b、117b、118b及び磁性基板103の実装面に形成された電極パッドとをそれぞれ電気的に接続している。
また、同様に、外部電極115、116、119、120は対向外表面側の磁性基板105の実装面上に形成された電極パッド115b、116b、119b、120bと、磁性基板103の実装面上に形成された電極パッド(不図示)と、対向外表面上に形成された接続電極(不図示)とを有している。
特開平8−203737号公報
ところで、パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器の小型化に伴い、コイル部品等の電子部品にはチップサイズの小型化及び部品厚の薄型化(低背化)が求められている。巻線型のコイルは構造上の制約から小型化が困難であるという問題を有している。これに対し、積層型のコイルや薄膜型のコモンモードチョークコイルアレイ101は構造的には小型化・低背化は可能である。
コモンモードチョークコイルアレイ101を小型化するには、図7(a)に示すコイルアレイ101の長さLを短くする必要がある。長さLを短くするには、外部電極113〜120の形成領域幅(電極間の間隙幅a+電極幅c)を短くすればよい。そこで、まず外部電極113〜120の電極幅cは変更せずに、外部電極113〜120の隣接電極間の間隙幅aを短くすることが考えられる。この場合、磁性基板103、105の抵抗率は十分高いが磁性層109の抵抗率は比較的低いため、外部電極113〜120の隣接電極間の間隙幅aを短くするに従い、外部電極113〜120の隣接電極間の抵抗値が低下してしまう。従って、極端に間隙幅aを短くしてしまうと、磁性層109を介して隣接電極間に電流が流れてしまう可能性が高くなり、コモンモードチョークコイルアレイ101の電気的信頼性が低下してしまうという問題が生じる。従って、長さLを短くするために外部電極113〜120の隣接電極間の間隙幅aを短くするのには限度がある。
そこで次に、図7(c)に示すように、電極間の間隙幅aを必要最小限に抑えつつ、外部電極113〜120の電極幅をcからc’(c’<c)に短くすることが考えられる。まず、電極パッド114b、114cに着目すると、これらは接続電極114aを形成する際に電極材料が実装面へ回り込むことにより形成されるため、電極パッド114b、114cの最大パッド幅bは接続電極114aの電極幅にほぼ等しくなる。従って、接続電極114aの電極幅をc’にすると、電極パッド114b、114cのパッド幅bも短く形成されてしまう。このため、電極パッド114cがPCB121上の半田ランドパターン122と接触する面積が減少してしまう。コイルアレイ101は半田ランドパターン122上に形成された半田133でPCB121と電気的及び機械的に接続されるので、電極パッド114cの半田ランドパターン122との接触面積が減少するとコイルアレイ101の実装強度は低下してしまう。電極パッド114c以外の他の電極パッド113b、c等についても同様である。このように、接続電極114a等の電極幅を短くするに従い、コイルアレイ101の実装上の信頼性は低下してしまう。従って、長さLを短くするために外部電極113〜120の電極幅cを短くするのには限度がある。
本発明の目的は、チップサイズを小さくしても外部電極同士の絶縁性を十分に確保でき、高い実装強度を有する電子部品を提供することにある。
上記目的は、プリント回路基板に実装される実装面上に形成された電極パッドと、前記実装面と異なる外表面に露出した内部電極端子の近傍の電極幅が同方向に測った前記電極パッドの幅より短く形成され、前記内部電極端子と前記電極パッドとを電気的に接続する接続電極とを有することを特徴とする電子部品によって達成される。
上記本発明の電子部品であって、前記接続電極の電極パターンは、矩形状に形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記接続電極の電極パターンは、台形状に形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記接続電極の電極パターンは、前記内部電極端子を中心にしてほぼ対称な形状に形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記電極パッドと前記接続電極との組を複数有することを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記電極幅は、隣接する前記接続電極間の間隙幅より短く形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、隣接する前記内部電極端子の近傍を結ぶ前記接続電極間の間隙幅は、隣接する前記電極パッド間の間隙幅より長く形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記外表面に端面が露出し、隣接する前記内部電極端子の近傍同士を結ぶ磁性層を有し、隣接する前記接続電極の電極間の幅は、前記磁性層の端面近傍で最大幅になるように形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記外表面の対向面側に前記電極パッドと前記接続電極との組がさらに形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記内部電極端子に接続されたコイル導体と、前記電極パッドと前記接続電極とを備えた外部電極とを有することを特徴とする。
本発明によれば、チップサイズを小さくしても外部電極同士の絶縁性を十分に確保でき、高い実装強度を有する電子部品が実現できる。
本発明の一実施の形態による電子部品について図1乃至図6を用いて説明する。本実施の形態では、電子部品として、平衡伝送方式における電磁妨害の原因となるコモンモード電流を抑制するコモンモードチョークコイルを例にとって説明する。図1は、2個のコモンモードチョークコイルが集積されたコモンモードチョークコイルアレイ1をプリント回路基板(PCB)121上に実装した状態を示している。図1(a)は、コモンモードチョークアレイ1の外観を示す斜視図である。図1(a)では理解を容易にするため、外部電極13、15、21、23で覆われて本来視認できない内部電極端子31、33、39、41及びそれら近傍の形状を透過的に示している。図1(b)は、図1(a)の仮想線A−Aで切断した断面を示している。
図1(a)に示すように、チョークコイルアレイ1は、対向配置された薄板直方体状の2つの絶縁基板3、5間に薄膜を積層して形成した直方体状の外形を有している。なお、直方体状の外形の各角部や隣接面端部は面取り処理が施されているが図示は省略している。
絶縁基板3、5の対向する2つの外表面は、PCB121上の半田ランドパターン等と電気的及び機械的接続をとるための複数の電極パッド13b、17b等が形成された実装面となっている。図1(a)では、絶縁基板3側の実装面をPCB121表面に対面させて実装している状態を示しているが、絶縁基板5側の実装面をPCB121に対面させて実装することももちろん可能である。2つの実装面間を結ぶ4つの主要な外表面には、実装面とほぼ平行に形成された薄膜積層部の断面が露出している。4つの主要な外表面のうち、実装面との交線の長さがLの2つの側壁面に露出した薄膜積層部には複数の内部電極端子31、33等が露出している。図示手前側の側壁面に露出した内部電極端子31、33、39、41は、薄膜積層部の層面に平行な方向に一直線状にほぼ等間隔に配置されている。図示手前の側壁面に対向する側壁面(不図示)にも同様に、内部電極端子35、37、43、45(いずれも不図示)が薄膜積層部の層面に平行な方向に一直線状にほぼ等間隔に配置されている。
これら内部電極端子31〜45は、各側壁面上で端子を覆って電気的に接触する外部電極13〜27にそれぞれ接続されている。外部電極13は、絶縁基板5側の実装面に形成された電極パッド13bと、絶縁基板3側の実装面に形成された電極パッド13c(図1(b)参照)と、側壁面に形成されて一対の電極パッド13b、13c間と内部電極端子31とを電気的に接続する接続電極13aとで構成されている。他の外部電極15、17、・・・、25、27も同様に、2つの実装面にそれぞれ形成された電極パッド15b及び15c、・・・、27b及び27cと、側壁面に形成されて一対の電極パッド15b及び15c、・・・、27b及び27cと内部電極端子33、・・・、45とを電気的に接続する接続電極15a、17a、・・・、25a、27aとで構成されている。
図1(b)に示すように、絶縁基板3、5間に形成された薄膜積層部には、絶縁膜7a、導電性のリード線49、絶縁膜7b、導電性のコイル導体55、絶縁膜7c、導電性のコイル導体57、絶縁膜7d、導電性のリード線61及び絶縁膜7eがこの順に積層されている。コイル導体55及びコイル導体57はスパイラル状に形成され、絶縁膜7cを挟んで対面している。コイル導体55は絶縁膜7bに形成されたスルーホール65を介してリード線49に接続されている。また、コイル導体57は絶縁膜7dに形成されたスルーホール69を介してリード線61に接続されている。コイル導体55、57及びリード線49、61は絶縁膜7a〜7eからなる絶縁層7中に埋め込まれて1つのチョークコイルを構成している。
リード線49、61は、絶縁層7内で内部電極端子41、39にそれぞれ接続されている。これにより、コイル導体55、57は内部電極端子41、39を覆って接触する外部電極23、21にそれぞれ接続されている。また、コイル導体55、57は、一側壁面に対向する他側壁面に露出する2つの内部電極端子(不図示)にそれぞれ接続され、当該露出部に形成された外部電極27、25に接続されている。これにより、外部電極23はリード線49及びコイル導体55を介して外部電極27に電気的に接続され、外部電極21はリード線61及びコイル導体57を介して外部電極25に電気的に接続される。
さらに、絶縁層7中には、コイル導体55等により構成されるチョークコイルと同様の構成のチョークコイル(不図示)が図中左側に埋め込まれている。内部電極端子31には絶縁膜7a上に形成された不図示のリード線が接続され、内部電極端子33には絶縁膜7d上に形成された不図示のリード線が接続されている。各リード線は絶縁膜7cを挟んで対面する不図示のコイル導体にそれぞれ接続されている。これにより、各コイル導体は内部電極端子31、33の露出部に形成された外部電極13、15に接続される。また、各コイル導体は、対向側壁面側に露出する2つの内部電極端子(不図示)にそれぞれ接続されている。2つの内部電極端子の露出部には外部電極17、19が形成されており、外部電極13、15はリード線及びコイル導体を介して外部電極17、19にそれぞれ電気的に接続されている。
後程詳細に説明するが、内部電極端子31、33は銅(Cu)層31a〜31d、33a〜33dを積層して形成されている。内部電極端子39、41や他の不図示の内部電極端子もCu層を積層して形成されている。
コイル導体55、57の外周側で絶縁基板3周囲端部には絶縁層7を除去して絶縁基板3が露出する開口部73が形成されている。絶縁層7上には開口部73を埋め込んで磁性層9が形成されている。また、磁性層9上には接着層11が形成され、絶縁基板5が固着されている。
絶縁基板3、5は焼結フェライト、複合フェライト等で形成されている。絶縁膜7a〜7eはそれぞれポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等の絶縁性に優れ加工性のよい材料を塗布して所定形状にパターニングして形成されている。コイル導体55、57、リード線49、61及び内部電極端子31、33、39、41は、電気伝導性及び加工性に優れたCu、銀(Ag)、アルミニウム(Al)等を成膜して所定形状にパターニングして形成されている。磁性層9はエポキシ、ポリイミド等の樹脂にフェライト等の磁性材料粉を含有した複合フェライトで形成されている。
コイル導体55、57に通電することにより、コイル導体55、57の中心軸を含む断面において、絶縁基板3、コイル導体55、57の中央部の絶縁層7、絶縁層7上の磁性層9、接着層11、絶縁基板5、接着層11及び開口部73の磁性層9をこの順に通る磁路が形成される。絶縁層7及び接着層11は非磁性であるため、当該磁路は開磁路となる。このため、絶縁基板3、5や磁性層11は磁気飽和し難く、コモンモードチョークコイルアレイ1はインダクタンスのばらつきが発生し難い特徴を有している。
再び図1(a)に戻り、内部電極端子31近傍で薄膜積層面に平行な方向に測った接続電極13aの電極幅は長さc’に形成されている。同様に、同方向に測った各内部電極端子33〜45近傍の各接続電極15a〜27aの電極幅も長さc’に形成されている。また、同一側壁面内で隣接配置された接続電極間の間隙幅はaに形成されている。ここで、電極幅の長さc’は、例えば図7(c)に示した電極幅c’に等しく、図7(b)に示した電極幅cより狭い幅を有している。また、接続電極間の間隙幅aは、例えば図7(a)に示した間隙幅aと同様に、少なくともコモンモードチョークコイルアレイ1の電気的信頼性が低下しない程度の必要最小限の長さを有し、且つチップ実装時のずれが発生した際に誤実装が生じない長さが確保されている。
また、電極幅c’は間隙幅aより短く形成されている。本実施形態に示す各接続電極13a〜27aの電極パターンは矩形状であり、各内部電極端子31、・・・、45をほぼ中心として両実装面側に対称に形成されている。このため、両実装面との交線部において交線方向に測った電極幅も長さc’になっている。
両実装面に形成された各電極パッド13bと13c、・・・、27bと27cは、実装面と側壁面との交線部で各接続電極13a、・・・、27aにそれぞれ電気的に接続されている。各電極パッド13b、13c、・・・、27b、27cは、実装面と側壁面の交線にほぼ平行な2辺を有する例えば六角形状に形成されている。交線部で交線方向に測ったパッド幅は例えば電極幅c’と同じであり、交線方向に測った最大パッド幅は、例えば図7(a)及び図7(b)に示す従来の電極パッド114b等の幅b(b>c’)とほぼ同じである。これにより、本実施の形態による各電極パッド13b〜27cは、PCB121の半田ランドパターン122との接触面積が図7(b)に示した従来の電極パッド114b等とほぼ同程度確保されている。
また、これにより、各接続電極13a〜27aの電極幅c’は同方向に測った電極パッド13b、13c、・・・、27b、27cの最大パッド幅bより短くなっている。また、隣接電極パッド間の間隙幅dは隣接接続電極間の間隙幅aより長く形成されている。
図2は、一側壁面をその法線方向に見たときの外部電極15の拡大図である。図2に示すように、各接続電極13a〜23aの電極幅を短くしてコモンモードチョークコイルアレイ1の小型化を図っても、各電極パッド15b、15c等のパッド幅bは従来のコモンモードチョークコイルアレイ101の電極パッド114b、114c等のパッド幅bとほぼ同じ長さに形成されている。従って、コモンモードチョークコイルアレイ1は電極パッド15c等とPCB121上に形成された半田ランドパターン122との接触面積を十分に確保することができる。これにより、コモンモードチョークコイルアレイ1は半田133でPCB121上に実装した際の実装強度を十分に確保できる。このように、チップサイズの小型化を図っても、コモンモードチョークコイルアレイ1は隣接する外部電極13〜27同士の絶縁抵抗及び実装時の実装強度を十分に確保でき、信頼性の向上を図ることができる。
このように、本実施の形態によるコモンモードチョークコイルアレイ1では、内部電極端子近傍の電極幅c’を従来の電極幅cより短く形成し、且つ間隙幅aを電気的信頼性が低下しない程度の必要最小限の長さを有し、且つチップ実装時のずれが発生した際に誤実装が生じない長さが確保されている。これにより、側壁面に露出して隣接内部電極端子の近傍同士を結ぶ磁性層9の隣接接続電極間の長さを、十分な抵抗値が得られる程度に長くできると共に、PCB121の半田ランドパターン122との接触面積を十分確保することができる。
より具体的には、コモンモードチョークコイルアレイ1の電極幅c’と電極間の間隙幅aとを合わせた長さは、従来品の当該長さよりΔc(=(電極幅c+電極間の間隙幅a)−(電極幅c’+電極間の間隙幅a))だけ短くできる。従って、本実施形態によるコモンモードチョークコイルアレイ1によれば、隣接接続電極間の絶縁抵抗を十分に確保しつつ、さらにコモンモードチョークコイルアレイ1の長さLを従来に比してΔcの間隙数分(本例ではΔcの3倍)だけ短くできる。これにより、本実施の形態によれば、チップサイズを小さくしても外部電極同士の絶縁性を十分に確保でき、高い実装強度を有するコモンモードチョークコイルアレイ1を実現できる。
次に、本実施の形態による電子部品の製造方法について図3及び図4を用いて説明する。以下、2つのコモンモードチョークコイルが集積されたコモンモードチョークコイルアレイ1を例にとって説明する。コモンモードチョークコイルアレイ1はウエハ上に複数個同時に形成されるが、図3は、ウエハ内の実際には切断分離されていない個々のチップの分解斜視図である。図1に示したコモンモードチョークコイルアレイ1の構成要素と同一の作用・機能を奏する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
まず、図3に示すように、絶縁基板3上にポリイミド樹脂を塗布してパターニングし、開口部71、73が開口された絶縁膜7aを形成する。絶縁膜7aはスピンコート法、ディップ法、スプレー法又は印刷法等により形成される。後程説明する各絶縁膜は絶縁膜7aと同様の方法で形成される。
次に、真空成膜法(蒸着、スパッタリング等)又はメッキ法により全面にCu等の金属層(不図示)を形成し、フォトリソグラフィを用いたエッチング法又はアディティブ法(メッキ)等により当該金属層をパターニングし、絶縁基板3周囲に位置する内部電極端子31a〜45aを形成する。同時に、内部電極端子31aに接続されたリード線47と内部電極端子41aに接続されたリード線49とを形成する。後程説明する各金属層の形成及びパターニングは、内部電極端子31a〜45a等と同様の方法が用いられる。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布してパターニングし、内部電極端子31a〜45a、内部電極端子31a、41aに接続されていないリード線47、49の端部、及び開口部71、73を露出させた開口を有する絶縁膜7bを形成する。これにより、リード線47、49の端部を露出させたスルーホール63、65が形成される。
次に、全面にCu層等の金属層(不図示)を形成し、スパイラル状にパターニングしたコイル導体51、55を絶縁膜7b上に形成し、同時に内部電極端子31a〜45a上に内部電極端子31b〜45bを形成する。コイル導体51の一端子はスルーホール63に露出しているリード線47上に形成され、他端子は内部電極端子35bに接続されて形成される。また、コイル導体55の一端子はスルーホール65に露出しているリード線49上に形成され、他端子は内部電極端子45bに接続されて形成される。これにより、コイル導体51及びリード線47を介して内部電極端子31a、31bと内部電極端子35a、35bとが電気的に接続される。同様に、コイル導体55及びリード線49を介して内部電極端子41a、41bと内部電極端子45a、45bとが電気的に接続される。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布してパターニングし、内部電極端子31b〜45b及び開口部71、73を露出させた開口を有する絶縁膜7cを形成する。
次に、全面にCu層等の金属層(不図示)を形成し、スパイラル状にパターニングしたコイル導体53、57を絶縁膜7c上に形成し、同時に内部電極端子31b〜45b上に内部電極端子31c〜45cを形成する。コイル導体53の一端子は内部電極端子37cに接続されて形成される。また、コイル導体57の一端子は内部電極端子43cに接続されて形成される。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布してパターニングし、内部電極端子31c〜45c、コイル導体53、57の他端子、及び開口部71、73を露出させた開口を有する絶縁膜7dを形成する。これにより、コイル導体53、57の他端子を露出させたスルーホール67、69が形成される。
次に、全面にCu層等の金属層(不図示)を形成してパターニングし、内部電極端子31c〜45c上に内部電極端子31d〜45dを形成する。同時に、内部電極端子33dとスルーホール67に露出するコイル導体53の他端子とを接続するリード線59を形成する。さらに同時に、内部電極端子39dとスルーホール69に露出するコイル導体57の他端子とを接続するリード線61を形成する。これにより、コイル導体53及びリード線59を介して内部電極端子33(33a、33b、33c、33d)と内部電極端子37(37a、37b、37c、37d)とが電気的に接続される。同様に、コイル導体57及びリード線61を介して内部電極端子39(39a、39b、39c、39d)と内部電極端子43(43a、43b、43c、43d)とが電気的に接続される。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布してパターニングし、開口部71、73を露出させた開口を有する絶縁膜7eを形成する。次に、印刷法を用い、磁性層9を絶縁膜7e上に形成する。これにより、磁性層9は開口部71、73を埋め込んで絶縁基板3表面に達する。次に、磁性層9上に接着剤を塗布して接着層11を形成する。次いで、絶縁基板5を接着層11に固着する。
次に、ウエハを切断してチップ状の個々のコモンモードチョークコイルアレイ1に切断分離する。これにより、コモンモードチョークコイルアレイ1の切断面には、内部電極端子31〜45が露出する。次に、コモンモードチョークコイルアレイ1を研磨して角部の面取りを行う。なお、図1、図4及び図5に示したコモンモードチョークコイルアレイ1は面取り部を省略して図示されている。
次に、図4に示すように、コモンモードチョークコイルアレイ1の内部電極端子31〜45上に外部電極13〜27と同形状の下地金属膜75〜89を形成する。下地金属膜75〜89はマスクスパッタ法により形成される。まず、チップ振込み工程において、チップ状の複数のコモンモードチョークコイルアレイ1をチップ固定治具(不図示)に挿入し、次いでコモンモードチョークコイルアレイ1を位置寄せしてネジで固定する。次に、図5に示すように、接続端子13a、15a、21a、23aの形状をパターニングしたマスク(不図示)を内部電極端子31、33、39、41の上部から所定の位置にセットして固定する。
次に、スパッタリング工程において、コモンモードチョークコイル1に所定形状の下地金属膜を形成する。まず、チップ振込み工程によりマスクをセットしたコモンモードチョークコイルアレイ1をスパッタ装置(不図示)にセットし、次いで、マスク上面よりクロム(Cr)/Cu膜を連続成膜して、図4に示す下地金属膜75a、77a、83a、85aを形成する。次に、コモンモードチョークコイルアレイ1を反転させ当該マスクに内部電極端子35、37、43、45を対向配置し、マスク上面よりCr/Cu膜を連続成膜して、下地金属膜(不図示)を形成する。
次に、図5に示す電極パッド13b〜27bの形状をパターニングした別のマスクをコモンモードチョークコイルアレイ1の絶縁基板5の実装面に対向させて所定の位置にセットして固定する。次に、マスク上面よりCr/Cu膜を連続成膜して、図4に示す下地金属膜75b〜89bを形成する。次に、コモンモードチョークコイル1を反転させ当該マスクに絶縁基板3の実装面を対向配置し、マスク上面よりCr/Cu膜を連続成膜して、下地金属膜(不図示)を形成する。
次に、チップ分離工程において、コモンモードチョークコイルアレイ1をチップ固定治具から取り外し、下地金属膜75〜89の形成は終了する
次に、バレルメッキで下地金属膜75〜89表面に錫(Sn)、ニッケル(Ni)、Cuの合金導電材料を成膜し、Niと合金導電材料との2層構造の外部電極13〜27を形成して、図1に示すコモンモードチョークコイルアレイ1の製造が終了する。
このように、下地金属膜75〜89の形成にマスクスパッタ法を用いることにより、接続電極13a〜27aの電極幅や電極パッド13b〜27c等のパッド幅を容易に且つ精度よく調整することができる。
以上説明したように、本実施の形態の電子部品によれば、コモンモードチョークコイルアレイ1の小型化を図っても、接続電極13a〜23aの電極幅を短くして隣接する外部電極13〜27同士の電極間幅を長くすることにより、電極間の絶縁抵抗を十分に確保することができる。さらに、コモンモードチョークコイルアレイ1は電極パッド13b〜27bのパッド幅を長くして実装強度を十分に確保することができる。これにより、コモンモードチョークコイルアレイ1の電気的及び実装上の信頼性を向上させることができる。
次に、本実施の形態の変形例について図5を用いて説明する。図5は、本変形例によるコモンモードチョークコイルアレイ1の斜視図を示している。図5に示すように、コモンモードチョークコイルアレイ1の接続電極13a、15a、21a、23aは磁性層9近傍の電極幅が電極幅c’になるように形成されている。一方、絶縁基板3、5側面部に形成された接続電極13a、15a、21a、23aの電極幅は電極幅c(c>c’)になるように形成されている。また、磁性層9近傍及び絶縁基板3、5側面部に形成された接続電極13a、15a、21a、23aの電極パターンはそれぞれ矩形状に形成されている。さらに、各接続電極13a、15a、21a、23aの電極パターンは内部電極端子31、33、39、41を中心としてほぼ対称な形状に形成されている。また、接続電極13a、15a、21a、23aが形成された外表面に対向する対向面側の接続電極(不図示)も、接続電極13a、15a、21a、23aと同様の形状に形成されている。
本変形例のコモンモードチョークコイルアレイ1は比較的抵抗率の低い磁性層9近傍の接続電極13a、15a、21a、23aの電極幅が電極幅c’と短いので、上記実施の形態のコモンモードチョークコイルアレイ1と同じチップサイズにしても磁性層9で結ばれる隣接接続電極間の間隙幅を幅aにすることができる。このような接続電極パターン形状にしても隣接する外部電極13〜27同士の電極間の絶縁抵抗を十分に確保することができる。
絶縁基板3、5側面部の接続電極13a、15a、21a、23aは電極幅c(c=b)に形成されている。従って、電極パッド13a、15a、21a、23aや絶縁基板3の実装面上の電極パッド(不図示)の下地金属膜は、接続電極13a、15a、21a、23aの下地金属膜のスパッタリングの際に生じる下地金属膜材料の実装面への回り込みで形成するようにしてもよい。これにより、コモンモードチョークコイルアレイ1の電極パッド13b〜27bはパッド幅bを有する長方形状に形成されるので実装強度を十分に確保できる。この場合には実装面上への電極パッド用下地金属膜のスパッタリングを別途行う必要がなくなるので、電極パッド形成用のマスクが不要になる。また、従来の製造工程をそのまま使用することができる。
このように、本変形例のコモンモードチョークコイルアレイ1は小型化を図っても、隣接する外部電極13〜27同士の電極間の絶縁抵抗を十分に確保することができる。さらに、コモンモードチョークコイルアレイ1は実装強度を十分に確保することができ、電気的及び実装上の信頼性の向上を図ることができる。さらに、製造工程も従来と同様なので製造コストの抑制及びコモンモードチョークコイルアレイ1の低コスト化を図ることができる。
次に、本実施の形態の他の変形例について図6を用いて説明する。図6は、本変形例によるコモンモードチョークコイルアレイ1の斜視図を示している。図6に示すように、本変形例によるコモンモードチョークコイルアレイ1の接続電極13a、15a、21a、23aは磁性層9近傍の電極幅が最小の電極幅c’になるように形成されている。また、接続電極13a、15a、21a、23aは実装面近傍で最大の電極幅c(c=b)になるように形成されている。側壁面に形成された接続電極13a、15a、21a、23aの電極パターンは台形状に形成されている。各接続電極13a、15a、21a、23aの電極パターンは内部電極端子31、33、39、41を中心にしてほぼ対称な形状に形成されている。
本変形例のコモンモードチョークコイルアレイ1は上記変形例と同様に、比較的抵抗率の低い磁性層9近傍の接続電極13a、15a、21a、23aの電極幅を最小幅の電極幅c’にして磁性層9で結ばれる隣接接続電極間の間隙幅を幅aにすることができる。これにより、チップサイズを小さくしてもコモンモードチョークコイルアレイ1は外部電極13〜27の電極間の絶縁抵抗を十分に確保できる。
さらに、接続電極13a、15a、21a、23aの実装面近傍の幅は電極幅cに形成されているので、電極パッド13b、15b、21b、23bの下地金属膜は接続電極13a、15a、21a、23aの下地金属膜のスパッタリングの際に生じる下地金属膜材料の実装面への回り込みでパッド幅bを有する長方形状に形成される。これにより、電極パッド形成用のマスクが不要になり製造コストを抑えると共に製造工程数の削減が図れる。本変形例によれば上記変形例と同様の効果を得ることができる。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施の形態による電子部品は、コモンモードチョークコイルアレイを例に説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、一外表面内に2以上の外部電極を有する表面実装型の電子部品に適用しても同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、接続電極の電極パターンは矩形状あるいは、矩形状や台形状を組み合わせた形状であるが、本発明はこれに限られない。例えば、磁性層9のように比較的抵抗率の低い場所での電極間隔を最大にできる電極パターンであればよい。これにより、電極間の絶縁抵抗を十分に確保できる。
さらに、実装面上に形成される電極パッドのパターンも六角形状や長方形状に限られず、PCB121上の半田ランドパターン122と十分な接触面積を確保できる電極幅を有していればよい。この場合も、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態による電子部品(コモンモードチョークコイルアレイ)は、直方体形状の外形を有しているが、本発明はこれに限られない。実装面以外の外表面形状が円柱状、角柱状、円錐状、角錘状、半球状、楕円体状等、あるいはこれらの形状の組合せ等、種々の形状であってももちろんよい。
本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイルアレイ1をPCB121上に実装した状態の斜視図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイルアレイ1の内部電極端子31、33、39、41が露出する外表面を法線方向に見た外部電極15の拡大図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイルアレイ1の製造方法を説明するためのコモンモードチョークコイルアレイ1の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイルアレイ1の製造方法を説明するためのコモンモードチョークコイルアレイ1の斜視図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイルアレイ1の変形例の斜視図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイルアレイ1の他の変形例の斜視図である。 従来のコモンモードチョークコイルアレイ101をPCB121上に実装した状態の斜視図である。
符号の説明
1、101 コモンモードチョークコイルアレイ
3、5 絶縁基板
7、107 絶縁層
7a〜7e 絶縁膜
9、109 磁性層
11、111 接着層
13〜27、113〜120 外部電極
13a、15a、21a、23a、113a、114a、117a、118a 接続電極
13b〜27b、13c、15c、113b〜120b、114c 電極パッド
31、33、39、41、31a〜45a、31b〜45b、31c〜45c、31d〜45d、123〜129 内部電極端子
47、49、59、61 リード線
51、53、55、57 コイル導体
63、65、67、69 スルーホール
71、73 開口部
75〜89、75a、77a、83a、85a、75a〜89a 下地金属膜
103、105 磁性基板
121 プリント回路基板(PCB)
122 半田ランドパターン
133 半田

Claims (10)

  1. 実装面上に形成された電極パッドと、
    前記実装面と異なる外表面に露出した内部電極端子の近傍の電極幅が同方向に測った前記電極パッドの幅より短く形成され、前記内部電極端子と前記電極パッドとを電気的に接続する接続電極と
    を有することを特徴とする電子部品。
  2. 請求項1記載の電子部品であって、
    前記接続電極の電極パターンは、矩形状に形成されていることを特徴とする電子部品。
  3. 請求項1記載の電子部品であって、
    前記接続電極の電極パターンは、台形状に形成されていることを特徴とする電子部品。
  4. 請求項1又は2に記載の電子部品であって、
    前記接続電極の電極パターンは、前記内部電極端子を中心にしてほぼ対称な形状に形成されていることを特徴とする電子部品。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子部品であって、
    前記電極パッドと前記接続電極との組を複数有することを特徴とする電子部品。
  6. 請求項5記載の電子部品であって、
    前記電極幅は、隣接する前記接続電極間の間隙幅より短く形成されていることを特徴とする電子部品。
  7. 請求項5記載の電子部品であって、
    隣接する前記内部電極端子の近傍を結ぶ前記接続電極間の間隙幅は、隣接する前記電極パッド間の間隙幅より長く形成されていることを特徴とする電子部品。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の電子部品であって、
    前記外表面に端面が露出し、隣接する前記内部電極端子の近傍同士を結ぶ磁性層を有し、
    隣接する前記接続電極の電極間の幅は、前記磁性層の端面近傍で最大幅になるように形成されていることを特徴とする電子部品。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子部品であって、
    前記外表面の対向面側に前記電極パッドと前記接続電極との組がさらに形成されていることを特徴とする電子部品。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電子部品であって、
    前記内部電極端子に接続されたコイル導体と、
    前記電極パッドと前記接続電極とを備えた外部電極と
    を有することを特徴とする電子部品。
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