JP2005317725A - 電子部品 - Google Patents

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知一 伊藤
Takakiyo Kudo
孝潔 工藤
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Abstract

【課題】本発明は、プリント回路基板やハイブリッドIC(HIC)上に実装される実装面を備えた表面実装型の電子部品に関し、インピーダンス特性に優れる小型・低背の電子部品を提供することを目的とする。
【解決手段】コモンモードチョークコイル1の例えば外部電極13は、絶縁基板5側の実装面に形成された矩形状の電極パッド13bと、絶縁基板3側の実装面に形成された矩形状の電極パッド13cと、側壁面に形成されて一対の電極パッド13b、13c間と内部電極端子21とを電気的に接続する矩形状の接続電極13aとで構成されている。電極パッド13bは、電極パッド13b、17bのパッド間隔L3iが十分に長くなるように、実装面と内部電極端子21、23、25、27が露出する側壁面との交線部に近接させて形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント回路基板やハイブリッドIC(HIC)上に実装される実装面を備えた表面実装型の電子部品に関する。
パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器の内部回路に実装されるコイル部品には、フェライトコアに銅線を巻回した巻線型や、フェライト等の磁性体シート表面にコイル導体パターンを形成して当該磁性体シートを積層した積層型や、薄膜形成技術を用いて絶縁膜と金属薄膜のコイル導体とを交互に形成した薄膜型が知られている。
特許文献1には、薄膜型のコイル部品としてのコモンモードチョークコイルが開示されている。図6は、プリント回路基板(PCB)12上にコモンモードチョークコイル101を実装した状態を示す斜視図である。図6では理解を容易にするため、外部電極113、115、117、119のうち視認できる領域にはハッチングを施すと共に、外部電極113、115で覆われて本来視認できない内部電極端子121、123及びそれら近傍の形状は実線で透過的に示している。また、隠れ線は破線で表している。
図6に示すように、コモンモードチョークコイル101は、対向配置された磁性基板103、105間に、絶縁層107、コイル導体の形成されたコイル層(不図示)及び接着層111を薄膜形成技術で順次形成して全体として直方体状の外形を有している。絶縁層107の側面部に露出した内部電極端子121、123、125、127は外部電極113、115、117、119にそれぞれ接続されている。
外部電極113は、内部電極端子121の露出する側面部に形成されて内部電極端子121と電気的に接続する接続電極113aと、磁性基板105側の実装面上に形成され接続電極113aと電気的に接続される矩形状の電極パッド113bと、磁性基板103側の実装面上で電極パッド113bに対向する位置に形成されて接続電極113aに電気的に接続される矩形状の電極パッド113cとを有している。同様に、外部電極115、117、119も外部電極113と同様の構成を有してそれぞれ接続電極115a、117a、119aと、電極パッド115b、117b、119bと、115c、117c、119cとを有している。
電極パッド113bと電極パッド117bとは磁性基板105の実装面上で対向配置されており、対向方向に見た電極パッド長さは共にL1cで電極パッド端部間長さはL3cである。また、電極パッド115bと電極パッド119bとは磁性基板105の実装面上で対向配置されており、電極パッド長さは共にL1cで電極パッド端部間長さはL3cである。
同様に、電極パッド113cと電極パッド117cとは磁性基板103の実装面上で対向配置されており、対向方向に見た電極パッド長さは共にL2cで電極パッド端部間長さはL4cである。また、電極パッド115cと電極パッド119cとは磁性基板103の実装面上で対向配置されており、電極パッド長さは共にL2cで電極パッド端部間長さはL4cである。所定の実装強度の確保を目的として、従来の電極パッド長さは、L1c=L2c=0.2mmとなっており、電極パッド端部間長さはL3c=L4cとなっている。
PCB12上には、複数の半田ランド14a、14b等及び半田ランド14a、14b等に接続された配線(不図示)が形成されている。図6に示す例では磁性基板103側の実装面がPCB12に対面しており、例えば外部電極113は、接続電極113a及び電極パッド113cと半田ランド14aとを半田付けした半田フィレット16aを介して半田ランド14aと電気的及び機械的に接続されている。外部電極115も同様に、接続電極115a及び電極パッド115cと半田ランド14bとを半田付けした半田フィレット16bを介して半田ランド14bと電気的及び機械的に接続されている。残りの外部電極117、119も同様にして不図示の半田ランドと電気的及び機械的に接続されている。
特開平8−203737号公報
コモンモードチョークコイル101は、パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器に実装されるが、近年の電子機器のデータ処理速度の高速化に伴い、数百MHzから数GHzの高周波帯域においても、高いコモンモードインピーダンスを有することが求められている。ところが、磁性基板103、105に用いられる焼結フェライトや複合フェライト等の比誘電率は50から100と比較的大きいため、例えば磁性基板105の実装面上の電極パッド113b、117b間には、図6に示すようにコイル導体に並列に寄生する浮遊容量が生じる。また、磁性基板105の実装面上の電極パッド115b、119b間や、磁性基板103の実装面上の電極パッド113c、117c間や電極パッド115c、119c間にも同様の浮遊容量がそれぞれ生じる。
当該浮遊容量による容量リアクタンスの大きさは周波数が高いほど小さくなる。このため、比較的大きな浮遊容量が生じると、高周波帯域において、コモンモードチョークコイル101のインピーダンスが低下して、インピーダンス特性が劣化してしまい、高周波のコモンモード電流を十分に抑制できないという問題が生じる。
本発明の目的は、インピーダンス特性に優れる小型・低背の電子部品を提供することにある。
上記目的は、実装基板に対面する実装面と、前記実装面の周縁に形成された側面部と、前記側面部に露出した内部電極端子と、前記内部電極端子に接続された接続電極を備え、前記側面部にのみ形成された外部電極とを有することを特徴とする電子部品によって達成される。
上記本発明の電子部品であって、前記外部電極は、前記側面部と前記実装面との交線部から前記内部電極端子まで延びて形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記外部電極は、前記交線部から前記内部電極端子に延びる方向の長さが、前記実装面と前記実装面に対向する対向外表面との間の距離のほぼ2/3であることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記側面部に対向する側面部に前記外部電極と対向配置される外部電極がさらに形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記外部電極は、前記実装面上の前記交線部に近接して形成され前記接続電極と電気的に接続される電極パッドをさらに有していることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記交線部に直交する方向の前記電極パッドの長さは、0.05mm以下であることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記実装面に対向する外表面にさらに実装面が形成されていることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記電極パッドが前記両実装面にそれぞれ形成され、一方の実装面上の前記電極パッドの長さは他方の実装面の前記電極パッドの長さと異なることを特徴とする。
上記本発明の電子部品であって、前記内部電極端子に接続されたコイル導体を有することを特徴とする。
本発明によれば、インピーダンス特性に優れる小型・低背の電子部品が実現できる。
本発明の一実施の形態による電子部品について図1乃至図5を用いて説明する。本実施の形態では、電子部品として、平衡伝送方式における電磁妨害の原因となるコモンモード電流を抑制するコモンモードチョークコイルを例にとって説明する。図1は、コモンモードチョークコイル1をプリント回路基板(PCB)12上に実装した状態を示す斜視図である。図1では理解を容易にするため、外部電極13、15、17、19のうち視認できる領域にはハッチングを施すと共に、外部電極13、15で覆われて本来視認できない内部電極端子21、23及びそれら近傍の形状は実線で透過的に示している。また、隠れ線は破線で表している。
図1に示すように、コモンモードチョークコイル1は、対向配置された絶縁基板3、5間に、絶縁層7、コイル導体の形成されたコイル層(不図示)及び接着層11を薄膜形成技術で順次形成して全体として直方体状の外形を有している。なお、直方体状の外形の各角部や隣接面交線部は面取り処理が施されているが図示は省略している。直方体外形のうち絶縁基板3、5の対向する2つの外表面はそれぞれPCB12と対面して実装可能な実装面となっている。対向する2つの実装面の周縁間に側面部が形成されている。絶縁層7の一側面部に露出した内部電極端子21、23は当該一側面部に形成された外部電極13、15にそれぞれ接続されている。一側面部に対向する他側面部の絶縁層7端部に露出した内部電極端子25、27は当該他側面部に形成された外部電極17、19にそれぞれ接続されている。
絶縁基板3、5は焼結フェライト、複合フェライト等の磁性材料で形成されている。絶縁層7はポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等の絶縁性に優れ加工性のよい材料を塗布して所定形状にパターンニングして形成されている。不図示のコイル導体及び内部電極端子21、23、25、27は、電気伝導性及び加工性に優れた銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)等を成膜して所定形状にパターンニングして形成されている。
外部電極13は、内部電極端子21の露出する側面部に形成されて内部電極端子21と電気的に接続する接続電極13aと、絶縁基板5の実装面と側面部との交線部に近接して形成され接続電極13aと電気的に接続される矩形状の電極パッド13bと、絶縁基板3の実装面上で電極パッド13bに対向する位置に形成されて接続電極13aに電気的に接続される矩形状の電極パッド13cとを有している。同様に、外部電極15、17、19も外部電極13と同様の構成を有してそれぞれ接続電極15a、17a、19aと、電極パッド15b、17b、19bと、15c、17c、19cとを有している。
電極パッド13bと電極パッド17bとは絶縁基板5の実装面上で対向配置されており、対向方向に見た電極パッド長さは共にL1iで電極パッド端部間長さはL3iである。また、電極パッド15bと電極パッド19bとは絶縁基板5の実装面上で対向配置されており、電極パッド長さは共にL1iで電極パッド端部間長さはL3iである。電極パッド13b、15b、17b、19bの電極パッド長さL1iは、従来の電極パッド長さL1cより短く形成されている。
このため、電極パッド端部間長さL3iを従来の電極パッド端部間長さL3cより長くできるので、図1に示すように、電極パッド13b、17b間にコイル導体に並列に寄生する浮遊容量と電極パッド15b、19b間にコイル導体に並列に寄生する浮遊容量は、従来のそれよりL3c/L3iだけ小さくすることができる。
一方、電極パッド13cと電極パッド17cとは絶縁基板3の実装面上で対向配置されており、対向方向に見た電極パッド長さは共にL2iで電極パッド端部間長さはL4iである。また、電極パッド15cと電極パッド19cとは絶縁基板3の実装面上で対向配置されており、電極パッド長さは共にL2iで電極パッド端部間長さはL4iである。電極パッド13c、15c、17c、19cの電極パッド長さL2iは、従来の電極パッド長さL2cと同寸法に形成されている。
このため、電極パッド端部間長さL4iは従来の電極パッド端部間長さL4cと同一なので電極パッド13c、17c間や電極パッド15c、19c間の浮遊容量は、従来のそれと同一であるが、電極パッド面積が従来と同じなので従来と同様の実装強度が確保できる。
PCB12上には、複数の半田ランド14a、14b等及び半田ランド14a、14b等に接続された配線(不図示)が形成されている。例えばコモンモードチョークコイル1の外部電極13は、接続電極13a及び電極パッド13cと半田ランド14aとを半田付けした半田フィレット16aを介して半田ランド14aと電気的及び機械的に接続されている。外部電極15も同様に、接続電極15a及び電極パッド15cと半田ランド14bとを半田付けした半田フィレット16bを介して半田ランド14bと電気的及び機械的に接続されている。残りの外部電極17、19も同様にして不図示の半田ランドと電気的及び機械的に接続されている。
このように、本実施の形態による電極パッド配置によれば、電極パッド13b、15b、17b、19bの電極パッド長L1iを短くして電極パッド端部間長さL3iを長くすることにより、電極パッド13b、17b間や電極パッド15b、19b間に生じる浮遊容量を従来より小さくすることができる。
図2は、本実施の形態のコモンモードチョークコイル1及び従来のコモンモードチョークコイル101のインピーダンス特性を示している。横軸は周波数を表し、縦軸はインピーダンスを表している。また、図中の曲線Aは本実施の形態のコモンモードチョークコイル1の特性を表し、図中の曲線Bは従来のコモンモードチョークコイル101の特性を表している。図2に示すように、コモンモードチョークコイル1のインピーダンスは、周波数の上昇に従って上昇し、共振周波数f1で最大となり、共振周波数f1より高い周波数帯域では周波数の上昇に従って低下する特性を有している。コモンモードチョークコイル101のインピーダンスも同様に、周波数の上昇に従って上昇し、共振周波数f2で最大となり、共振周波数f2より高い周波数帯域では周波数の上昇に従って低下する特性を有している。
一般に、誘導リアクタンスは周波数が高いほど大きくなり、容量リアクタンスは周波数が高いほど小さくなる。インダクタとキャパシタとの並列回路(LC並列回路)のインピーダンスは、共振周波数より低い周波数帯域では誘導リアクタンスが支配的となって、周波数が高いほど大きくなる。また、LC並列回路のインピーダンスは、共振周波数より高い周波数帯域では容量リアクタンスが支配的となって、周波数が高いほど小さくなる。コモンモードチョークコイル1は、コイル導体(インダクタ)と浮遊容量(キャパシタ)との並列回路と看做せる。このため、コモンモードチョークコイル1のインピーダンスは、共振周波数より低い周波数帯域では周波数の上昇に従って上昇し、共振周波数より高い周波数帯域では周波数の上昇に従って低下する。
コモンモードチョークコイル1と従来のコモンモードチョークコイル101のコイル導体は同じ形状に形成されているので、コイル導体のインダクタンスの大きさはほぼ同じになる。このため、コモンモードチョークコイル101の共振周波数f2以下の誘導リアクタンスの支配的な周波数帯域(低周波帯域)では、両コモンモードチョークコイル1、101のインピーダンスはほぼ等しくなる。
ところが、電極パッド13b、17b及び電極パッド15b、19bのそれぞれに起因してコイル導体に並列に寄生する浮遊容量のキャパシタンスの大きさは、従来の電極パッド113b、117b及び電極パッド115b、119bのそれぞれに起因する浮遊容量のキャパシタンスの大きさより小さい。共振周波数はインダクタンスとキャパシタンスとの積の平方根に反比例するので、コモンモードチョークコイル1の共振周波数f1は、コモンモードチョークコイル101の共振周波数f2より高くなる。コモンモードチョークコイル1のインピーダンスは共振周波数f1まで増加するが、コモンモードチョークコイル101は共振周波数f2より高い周波数になると低下する。このため、コモンモードチョークコイル101の共振周波数f2からコモンモードチョークコイル1の共振周波数f1までの周波数帯域において、コモンモードチョークコイル1のインピーダンスはコモンモードチョークコイル101のインピーダンスより高くなる。コモンモードチョークコイル1の共振周波数f1より高い周波数帯域(高周波帯域)では、コモンモードチョークコイル1、101共にインピーダンスは低下するが、コモンモードチョークコイル1のインピーダンスは、浮遊容量が小さい分だけコモンモードチョークコイル101のインピーダンスより高くなる。
このように、本実施の形態によるコモンモードチョークコイル1は、電極パッド13b、15b、17b、19bを絶縁基板5の実装面と側面部との交線部に近接して形成しているので、電極パッド端部間長さL3iを従来の電極パッド端部間長さL3cより長くできる。これにより、電極パッド13b、17b間や電極パッド15b、19b間に生じる浮遊容量が従来のそれより小さくなる。これにより、コモンモードチョークコイル1の重要なインピーダンス特性であるコモンモードインピーダンス特性及びデファレンシャルモードインピーダンス特性のうち、高周波帯域でのコモンモードインピーダンス特性を向上させて高周波のコモンモード電流を十分に抑制できるコモンモードチョークコイルが実現できる。
次に、本実施の形態による電子部品の製造方法についてコモンモードチョークコイル1を例にとって図3を用いて説明する。コモンモードチョークコイル1はウェハ上に同時に多数形成されるが、図3は、1個のコモンモードチョークコイル1の積層構造を分解して斜めから視た状態を示している。図1に示したコモンモードチョークコイル1の構成要素と同一の作用・機能を奏する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
まず、図3に示すように、絶縁基板3上にポリイミド樹脂を塗布して絶縁膜7aを形成する。絶縁膜7aはスピンコート法、ディップ法、スプレー法又は印刷法等により形成される。後程説明する各絶縁膜は絶縁膜7aと同様の方法で形成される。
次に、真空成膜法(蒸着、スパッタリング等)又はめっき法により全面にCu等の金属層(不図示)を形成し、フォトリソグラフィを用いたエッチング法又はアディティブ法(めっき)等により当該金属層をパターンニングし、絶縁基板3周囲に位置する内部電極端子21a、23a、25a、27aを形成する。同時に、内部電極端子23aに接続されたリード線29を形成する。後程説明する各金属層の形成及びパターンニングは、内部電極端子21a、23a、25a、27aと同様の方法が用いられる。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布してパターンニングし、内部電極端子21a、23a、25a、27aと、内部電極端子23aに接続されていないリード線29の端部を露出させた開口を有する絶縁膜7bを形成する。これにより、リード線29の端部を露出させたスルーホール31が形成される。
次に、全面にCu層等の金属層(不図示)を形成し、スパイラル状にパターンニングしたコイル導体33を絶縁膜7b上に形成し、同時に内部電極端子21a、23a、25a、27a上に内部電極端子21b、23b、25b、27bを形成する。コイル導体33の一端子はスルーホール31に露出しているリード線29上に形成され、他端子は内部電極端子27bに接続されて形成される。これにより、コイル導体33を介して内部電極端子23a、23b及び内部電極端子27a、27bが電気的に接続される。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布してパターンニングし、内部電極端子21b、23b、25b、27bを露出させた開口を有する絶縁膜7cを形成する。
次に、全面にCu層等の金属層(不図示)を形成し、スパイラル状にパターンニングしたコイル導体35を絶縁膜7c上に形成し、同時に内部電極端子21b、23b、25b、27b上に内部電極端子21c、23c、25c、27cを形成する。コイル導体35の一端子は内部電極端子25cに接続されて形成される。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布してパターンニングし、内部電極端子21c、23c、25c、27cと、コイル導体35の他端子を露出させた開口を有する絶縁膜7dを形成する。これにより、コイル導体35の他端子を露出させたスルーホール37が形成される。
次に、全面にCu層等の金属層(不図示)を形成してパターンニングし、内部電極端子21c、23c、25c、27c上に内部電極端子21d、23d、25d、27dを形成する。同時に、内部電極端子21dとスルーホール37に露出するコイル導体35の他端子とを接続するリード線39を形成する。これにより、コイル導体35及びリード線39を介して内部電極端子21(21a、21b、21c、21d)と内部電極端子25(25a、25b、25c、25d)とが電気的に接続される。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布して絶縁膜7eを形成する。次に、絶縁膜7e上に接着剤を塗布して接着層11を形成する。次いで、絶縁基板5を接着層11に固着する。
次に、ウェハを切断してチップ状の個々のコモンモードチョークコイル1に切断分離する。これにより、コモンモードチョークコイル1の切断面には、内部電極端子21、23、25、27が露出する。次に、コモンモードチョークコイル1を研磨して角部の面取りを行う。なお、図1及び図4に示したコモンモードチョークコイル1、41、51は面取り部を省略して図示されている。
次に、図示は省略するが、コモンモードチョークコイル1の内部電極端子21、23、25、27上に外部電極13、15、17、19と同形状の下地金属膜を形成する。下地金属膜はマスクスパッタ法によりクロム(Cr)/Cu膜又はチタン(Ti)/Cu膜を連続成膜して形成される。マスクスパッタ法に用いるチップ固定治具及びマスク(共に不図示)の形状により、下地金属膜の形状は自由に変更することができる。
例えば、切断面をマスクスパッタする際に生じる実装面へのスパッタ材料の回り込みにより、切断面と実装面との交線部近傍の実装面上に電極長が0.05mm程度の下地金属膜を形成できる。また、実装面をマスクして切断面をマスクスパッタすることにより、実装面へのスパッタ材料の回り込みを防止して、実装面上には下地金属膜を形成しないようにすることもできる。あるいは、電極パッドの形状がパターンニングされたマスクを用いて実装面上をマスクスパッタすることにより、実装面上の下地金属膜を所定の形状に形成することももちろんできる。
次に、電気めっきで下地金属膜表面にニッケル(Ni)と錫(Sn)との2層構造の外部電極13、15、17、19を形成して、図1に示すコモンモードチョークコイル1が完成する。
このように、下地金属膜の形成にマスクスパッタ法を用いることにより、外部電極13、15、17、19(電極パッド13b、15b、17b、19b)の形状や寸法を容易に且つ精度よく調整することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、電極パッド13b、15b、17b、19bの電極パッド長を短く形成して、対向する電極パッド13b、17b端部間や電極パッド15b、19b端部間の長さL3iを長くすることにより、インピーダンス特性を向上させたコモンモードチョークコイルを実現することができる。なお、上記実施の形態では従来と同じ電極パッドが形成された絶縁基板3側の実装面をPCB12に対面させて実装したが、電極パッド長が短い電極パッド13b、15b、17b、19bが形成された絶縁基板5側の実装面をPCB12に対面させて実装することも可能である。側面部の接続電極13aと半田ランド14aとを半田フィレット16aを介して接続することができるので十分な実装強度を確保できる。これにより、インピーダンス特性に優れ、実装上の信頼性が確保された小型・低背のコモンモードチョークコイル1を形成できる。
次に、本実施の形態の変形例について図4及び図5を用いて説明する。図4は、本変形例によるコモンモードチョークコイル41、51の外観斜視図である。本変形例に係るコモンモードチョークコイル41、51は、絶縁基板3側の実装面に特徴を有しているため、図4は図1とは異なり絶縁基板3を図中上側に向けて示している。
図1に示したコモンモードチョークコイル1では、絶縁基板5の実装面上の電極パッド13b、15b、17b、19bだけが実装面と側面部との交線部に近接して形成されているが、図4(a)に示す本変形例に係るコモンモードチョークコイル41は、絶縁基板3の実装面上の電極パッド13c、15c、17c、19cも実装面と側面部との交線部に近接して形成されている点に特徴を有している。
図4(a)に示すように、電極パッド13cと電極パッド17cとは絶縁基板3の実装面上で対向配置されており、対向方向に見た電極パッド長さは共にL2i’(L2i’=L1i)で、従来の電極パッド長さL1cより短く形成されている。また、電極パッド端部間長さはL4i’(L4i’=L3i)である。また、電極パッド15cと電極パッド19cとは絶縁基板3の実装面上で対向配置されており、電極パッド長さは共にL2i’で電極パッド端部間長さはL4i’である。
このため、電極パッド端部間長さL4i’を従来の電極パッド端部間長さL4cより長くできるので、電極パッド13c、17c間にコイル導体に並列に寄生する浮遊容量と電極パッド15c、19c間にコイル導体に並列に寄生する浮遊容量は、従来のそれよりL4c/L4i’だけ小さくすることができる。従って、コモンモードチョークコイル41はコモンモードチョークコイル1よりさらにインピーダンス特性の向上を図ることができる。
図4(b)は、本実施の形態の他の変形例のコモンモードチョークコイル51を示している。図4(b)に示すように、本変形例のコモンモードチョークコイル51は、実装面が絶縁基板3側にのみ形成されている点に特徴を有している。従って、絶縁基板5上に電極パッド13b、15b、17b、19bは形成されておらず、各接続電極13a、15a、17a、19aは絶縁基板3の実装面上の各電極パッド13c、15c、17c、19cから各内部電極端子21、23、25、27まで形成されている。絶縁基板3の実装面の交線部から絶縁基板5に向かって測った各接続電極13a、15a、17a、19aの長さは、絶縁基板3、5の実装面間の距離のほぼ2/3に形成されている。接続電極13aと接続電極17a(不図示)との間に生じる浮遊容量の大きさは、接続電極の面積が大きいほど大きくなる。このため、接続電極13aと接続電極17aとの間に生じる浮遊容量のキャパシタンスは、図1に示すコモンモードチョークコイル1の接続電極13a、17a間に生じる浮遊容量のキャパシタンスより2/3だけ小さくなる。
同様に、接続電極15aと外部電極19の接続電極との間に生じる浮遊容量のキャパシタンスは、図1に示すコモンモードチョークコイル1の接続電極15a、19a間に生じる浮遊容量のキャパシタンスより2/3だけ小さくなる。また、絶縁基板5の実装面上に電極パッドは形成されていないので、電極パッドに起因する浮遊容量は生じない。従って、コモンモードチョークコイル51は図1に示すコモンモードチョークコイル1よりインピーダンス特性の向上を図ることができる。電極パッド13c、15c、17c、19cの電極パッド長さL2iを従来の電極パッド113c、115c、117c、119cの電極パッド長さL2cと同じ長さに形成すれば従来と同様の実装強度が確保できる。
また、絶縁基板3、5の基板厚が異なる場合には、基板厚の薄い絶縁基板の交線部から内部電極端子21、23まで接続電極を形成するとよい。こうすると、接続電極13a、15a等の面積は、より小さくできるので、接続電極13a、15a等に起因する浮遊容量はさらに小さくなり、コモンモードチョークコイル51のインピーダンス特性は一層向上する。
次に、コモンモードチョークコイル1、41、51、101の各インピーダンス(コモンモードインピーダンス)について図5を用いて説明する。図5(a)は、コモンモードチョークコイル1、41、51、101のコモンモードインピーダンスを比較して示している。横軸はコモンモードチョークコイル(コイル)1、41、51、101を表し、縦軸は従来のコイル101を基準としたコモンモードインピーダンス比を表している。また、図中の■印は周波数が100MHzでのコモンモードインピーダンス比を表し、図中の●印は周波数が1.6GHzでのコモンモードインピーダンス比を表している。図5(b)は、コイル1、41、51、101の電極パッドの電極パッド長さと接続電極の長さについて示している。従来のコイル101は、電極パッド113b、115b、117b、119bの電極パッド長さL1c及び電極パッド113c、115c、117c、119cの電極パッド長さL2cは0.2mmに形成され、接続電極113a、115a、117a、119aの長さは実装面間距離と同じ長さに形成されている。
コイル1は、電極パッド13b、15b、17b、19bの電極パッド長さL1iは0.05mmに形成され、電極パッド13c、15c、17c、19cの電極パッド長さL2iは0.2mmに形成され、接続電極13a、15a、17a、19aの長さは実装面間距離と同じ長さに形成されている。コイル41は、電極パッド13b、15b、17b、19bの電極パッド長さL1i及び電極パッド13c、15c、17c、19cの電極パッド長さL2i’は0.05mmに形成され、接続電極13a、15a、17a、19aの長さは実装面間距離と同じ長さに形成されている。コイル51は、電極パッド13c、15c、17c、19cの電極パッド長さL2iは0.2mmに形成され、接続電極13a、15a、17a、19aの長さは実装面間距離の2/3の長さに形成されている。コイル51は電極パッド13b、15b、17b、19bを有していないので、電極パッド長さL1iは0mmである。
コイル1、41、51、101のコイル層は同様の構造を有し、コイル導体のインダクタンスはほぼ等しいので、図5(a)に示すように、周波数100MHz(共振周波数以下)でのコモンモードインピーダンスはほぼ等しくなる。ところが、周波数1.6GHz(共振周波数以上)でのコモンモードインピーダンスはコイル1、41、51、101で異なっている。
絶縁基板5の実装面上の電極パッド端部間長さL3iのみを長くしたコイル1は、電極パッド13b、17b間や電極パッド15b、19b間に生じる浮遊容量の大きさが従来のコイル101より小さくなるので、コモンモードインピーダンスがコイル101より約7%大きくなる。電極パッド13b、17b間や電極パッド15b、19b間の電極パッド端部間長さL3iに加え、絶縁基板3の実装面上の電極パッド13c、17c間や電極パッド15c、19c間の電極パッド端部間長さを従来より長くしたコイル41は、電極パッド13c、17c間や電極パッド15c、19c間に生じる浮遊容量も小さくなるので、コモンモードインピーダンスがコイル101より約15%大きくなり、コイル1より約8%大きくなる。
また、絶縁基板3の実装面上の電極パッド端部間長さL3iの長さは変えずに、接続電極13a、15a、17a、19aの長さを短くしたコイル51は、電極パッド13b、17b間、電極パッド15b、19b間、接続電極13a、17a間、及び接続電極15a、19a間に生じる浮遊容量が小さくなるので、コモンモードインピーダンスが従来のコイル101より約10%大きくなり、コイル1より約3%大きくなる。
このように、外部電極13、15、17、19を小さくすることにより、低周波帯域でのコモンモードインピーダンスにほとんど影響を与えずに、コモンモードチョークコイル1、41、51の高周波帯域でのコモンモードインピーダンスを高くすることができ、インピーダンス特性の向上を図ることができる。インピーダンス特性を優先したい場合には、コイル41を用い、所定の実装強度を確保しつつインピーダンス特性を向上させたい場合には、コイル1、51を用いるようにしてもよい。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施の形態では、コモンモードチョークコイル1、41、51は、側面部と少なくとも一方の実装面に形成された外部電極13、15、17、19を有しているが、本発明はこれに限られない。例えば、外部電極13、15、17、19は側面部のみに形成されていてもよい。図5(a)で示したように、コモンモードチョークコイル1、41、51のインピーダンス特性を向上させるためには、電極パッド13b、15b、17b、19b、13c、15c、17c、19cの電極パッド長さL1i、L2iを短くして、電極パッド端部間長さL3i、L4iを長くすることが効果的である。そこで、外部電極13、15、17、19を側面部のみに形成すれば、電極パッド13b、15b、17b、19b、13c、15c、17c、19cの電極パッド長さはL1i=L2i=0となる。従って、外部電極13、15、17、19に起因する浮遊容量のキャパシタンスを小さくできるので、コモンモードチョークコイルのインピーダンス特性をさらに向上させることができる。
高周波でのコモンモードインピーダンスはコイル1よりコイル51の方が高いので、側面部のみに形成された外部電極13、15、17、19の長さをコモンモードチョークコイル51の接続電極13a、15a、17a、19aのように短くすることにより、コモンモードチョークコイルのインピーダンス特性をさらに向上させることができる。
また、上記実施の形態による電子部品は、コモンモードチョークコイルを例に説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、対向する側面側に外部電極を有する表面実装型の電子部品に適用しても同様の効果が得られる。
本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1をPCB12上に実装した状態の外観斜視図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1のインピーダンス特性を示す図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の製造方法を説明するためのコモンモードチョークコイル1の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の変形例の外観斜視図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1、41、51及び従来のコモンモードチョークコイル101のコモンモードインピーダンスを比較する図である。 従来のコモンモードチョークコイル101をPCB12上に実装した状態の外観斜視図である。
符号の説明
1、41、51、101 コモンモードチョークコイル
3、5 絶縁基板
7、107 絶縁層
7a、7b、7c、7d、7e 絶縁膜
11、111 接着層
12 プリント回路基板(PCB)
13、15、17、19、113、115、117、119 外部電極
13a、15a、17a、19a、113a、115a、117a、119a 接続電極
13b、15b、17b、19b、13c、15c、17c、19c、113b、115b、117b、119b、113c、115c、117c、119c 電極パッド
14a、14b 半田ランド
16a、16b 半田フィレット
21、23、25、27、21a、23a、25a、27a、21b、23b、25b、27b、21c、23c、25c、27c、21d、23d、25d、27d、121、123、125、127 内部電極端子
29、39 リード線
33、35 コイル導体
31、37 スルーホール
103、105 磁性基板

Claims (9)

  1. 実装基板に対面する実装面と、
    前記実装面の周縁に形成された側面部と、
    前記側面部に露出した内部電極端子と、
    前記内部電極端子に接続された接続電極を備え、前記側面部にのみ形成された外部電極と
    を有することを特徴とする電子部品。
  2. 請求項1記載の電子部品であって、
    前記外部電極は、前記側面部と前記実装面との交線部から前記内部電極端子まで延びて形成されていることを特徴とする電子部品。
  3. 請求項2記載の電子部品であって、
    前記外部電極は、前記交線部から前記内部電極端子に延びる方向の長さが、前記実装面と前記実装面に対向する対向外表面との間の距離のほぼ2/3であることを特徴とする電子部品。
  4. 請求項1、2または3のうちのいずれか1項に記載の電子部品であって、
    前記側面部に対向する側面部に前記外部電極と対向配置される外部電極がさらに形成されていることを特徴とする電子部品。
  5. 請求項1、2、3または4のうちのいずれか1項に記載の電子部品であって、
    前記外部電極は、前記実装面上の前記交線部に近接して形成され前記接続電極と電気的に接続される電極パッドをさらに有していることを特徴とする電子部品。
  6. 請求項5記載の電子部品であって、
    前記交線部に直交する方向の前記電極パッドの長さは、0.05mm以下であることを特徴とする電子部品。
  7. 請求項5又は6に記載の電子部品であって、
    前記実装面に対向する外表面にさらに実装面が形成されていることを特徴とする電子部品。
  8. 請求項7記載の電子部品であって、
    前記電極パッドが前記両実装面にそれぞれ形成され、一方の実装面上の前記電極パッドの長さは他方の実装面の前記電極パッドの長さと異なることを特徴とする電子部品。
  9. 請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の電子部品であって、
    前記内部電極端子に接続されたコイル導体を有することを特徴とする電子部品。

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