JP2002299986A - 電子回路ユニット - Google Patents

電子回路ユニット

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JP2002299986A
JP2002299986A JP2001100362A JP2001100362A JP2002299986A JP 2002299986 A JP2002299986 A JP 2002299986A JP 2001100362 A JP2001100362 A JP 2001100362A JP 2001100362 A JP2001100362 A JP 2001100362A JP 2002299986 A JP2002299986 A JP 2002299986A
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inductance element
electronic circuit
circuit unit
thin film
substrate
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JP2001100362A
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Kazuhiko Ueda
和彦 植田
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上のデッドスペースを可及的に少なくし
て実装効率を高めた電子回路ユニットを提供すること。 【解決手段】 アルミナ基板1上に渦巻き形状のインダ
クタンス素子2を薄膜形成すると共に、このインダクタ
ンス素子2によって囲まれた内側領域に薄膜コンデンサ
3を配設し、この薄膜コンデンサ3の上部電極3cをイ
ンダクタンス素子2の内方端部に接続した。また、薄膜
コンデンサ3の下部電極3bを引き出し部4を介してイ
ンダクタンス素子2の外方端部に接続すると共に、イン
ダクタンス素子2の内方端部から外方に向けて別の引き
出し部6を導出し、これら引き出し部4,6とインダク
タンス素子2とが重なる部分に絶縁体層5を介設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波デバイス等
として使用される電子回路ユニットに係り、特に、イン
ダクタンス素子を基板上に渦巻き形状に膜形成した回路
構成を有する電子回路ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路ユニットは基板上に各種回路部
品を実装したものであり、例えば携帯電話等の無線通信
機器の分野においては、電圧制御発振器を構成する共振
回路と発振回路およびバッファ回路の各回路部品を同一
基板上に実装した電子回路ユニットが使用されている。
通常、このような電子回路ユニットでは、チップコンデ
ンサやチップインダクタ等の回路部品が基板上に設けら
れた導電パターンの半田ランドに半田付けされているた
め、各回路部品の半田付け部分が短絡しないに部品間ピ
ッチを設定する必要があり、このことが電子回路ユニッ
トの小形化を妨げる要因となっていた。
【0003】そこで近年、抵抗やコンデンサあるいはイ
ンダクタ等の回路部品を基板上にフォトリソ技術を用い
て薄膜形成し、電子回路ユニットの実装密度を高めて小
形化を図るという試みがなされている。例えば、必要と
される回路構成がインダクタとコンデンサの並列共振回
路を有している場合、図4に示すように、基板10上に
インダクタンス素子11を渦巻き形状に薄膜形成すると
共に、このインダクタンス素子11の内方端部から導出
する引き出し部とインダクタンス素子11の外方端部と
を絶縁層を介して積層すれば、渦巻き形状のインダクタ
ンス素子11の近傍に薄膜コンデンサ12を並設するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、基板
10上に共振回路のインダクタンス素子11と薄膜コン
デンサ12を薄膜形成すると共に、この基板10上に抵
抗やコンデンサ等の他回路の回路素子も薄膜形成すれ
ば、必要とされる回路素子が全て薄膜技術を用いて高精
度に形成されるため、チップ抵抗やチップコンデンサあ
るいはチップインダクタ等の回路部品を用いた場合に比
べると、実装密度を高めて電子回路ユニットを小形化で
きるという利点があるもの、問題がないわけではない。
すなわち、渦巻き形状に薄膜形成されたインダクタンス
素子11の外側に薄膜コンデンサ12が並設されている
ため、インダクタンス素子11によって囲まれた内側の
領域が実装上のデッドスペースとなり、その結果、電子
回路ユニットの更なる小形化が妨げられたり、共振用イ
ンダクタのQ値を高めることが困難になる等の改善の余
地があった。なお、このような問題は必要とされる回路
構成がインダクタとコンデンサの並列共振回路を有して
いる場合に限らず、インダクタとコンデンサの直列共振
回路や、インダクタに抵抗やトランジスタ等のコンデン
サ以外の回路部品が接続されている場合も同様である。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、基板上のデッドスペ
ースを可及的に少なくして実装効率を高めた電子回路ユ
ニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電子回路ユニットでは、基板上に膜形成
された渦巻き形状のインダクタンス素子と、前記基板上
の前記インダクタンス素子によって囲まれる領域内に配
設された回路素子とを備え、前記インダクタンス素子の
内方端部と前記回路素子とが電気的に接続されているよ
うに構成した。
【0007】このように構成された電子回路ユニットで
は、渦巻き形状のインダクタンス素子の内側領域が他の
回路素子の実装領域として有効利用されるため、基板上
のデッドスペースを可及的に少なくして実装効率を高め
ることができ、その分、電子回路ユニットの小形化を促
進したりQ値を高めることができる。なお、インダクタ
ンス素子の内側領域に配設される回路素子は特に限定さ
れないが、コンデンサとダイオードおよび抵抗のいずれ
か1つであることが好ましい。
【0008】上記の構成において、インダクタンス素子
と回路素子が直列接続される場合、回路素子からインダ
クタンス素子の外部に向けて引き出し部を導出すれば良
いが、これらインダクタンス素子と回路素子が並列接続
される場合、インダクタンス素子の内方端部から外部に
向けて第1の引き出し部を導出すると共に、回路素子か
ら外部に向けて第2の引き出し部を導出し、この第2の
引き出し部とインダクタンス素子の外方端部とを電気的
に接続することが好ましい。この場合、第1および第2
の引き出し部としてボンディングワイヤーを用いても良
いが、これら第1および第2の引き出し部とインダクタ
ンス素子との間に絶縁体層を介設することが好ましく、
このようにすると、インダクタンス素子と両引き出し部
および絶縁体層を全て薄膜技術によって高精度に形成す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明すると、図1は第1の実施形態例に
係る電子回路ユニットの要部平面図、図2は図1のII−
II線に沿う拡大断面図である。
【0010】図1に示すように、本実施形態例に係る電
子回路ユニットは、アルミナ基板1上に蒸着やスパッタ
等のフォトリソ技術を用いて薄膜形成されたインダクタ
ンス素子2と薄膜コンデンサ3とを備えており、図示省
略されているが、この基板1上の他の領域には別の回路
素子も薄膜形成されている。インダクタンス素子2は所
定のターン数をもって渦巻き形状に形成されており、こ
のインダクタンス素子2によって囲まれた内側領域に薄
膜コンデンサ3が配設されている。図2に示すように、
この薄膜コンデンサ3はSiO等の誘電体層3aを介し
て下部電極3bと上部電極3cを積層したもので、薄膜
コンデンサ3の上部電極3cはインダクタンス素子2の
内方端部に接続され、薄膜コンデンサ3の下部電極3b
は引き出し部4を介してインダクタンス素子2の外方端
部に接続されている。この引き出し部4はインダクタン
ス素子2を横切って外方へ導出されており、これらイン
ダクタンス素子2と引き出し部4が重なる部分には絶縁
体層5が介設されている。また、インダクタンス素子2
の内方端部から外方に向けて別の引き出し部6が導出さ
れており、図示せぬが、これらインダクタンス素子2と
引き出し部6の重なり部分にも絶縁体層が介設されてい
る。したがって、これら両引き出し部4,6を外部端子
とすることにより、アルミナ基板1上にインダクタンス
素子2と薄膜コンデンサ3の並列共振回路が実装される
ことになる。なお、インダクタンス素子2と薄膜コンデ
ンサ3の接続方法として、上記とは反対に薄膜コンデン
サ3の下部電極3bをインダクタンス素子2の内方端部
に接続し、上部電極3cを引き出し部4を介してインダ
クタンス素子2の外方端部に接続することも可能であ
る。
【0011】上記した第1の実施形態例に係る電子回路
ユニットにおいては、アルミナ基板1上に薄膜形成した
渦巻き形状のインダクタンス素子2の内側領域が薄膜コ
ンデンサ3の実装領域として有効利用されるため、その
分、アルミナ基板1上のデッドスペースを少なくして実
装効率を高めることができる。したがって、インダクタ
ンス素子の外側に薄膜コンデンサを並設した場合に比べ
ると、インダクタンス素子2の線幅やターン数を変えず
に電子回路ユニットの小形化が実現され、あるいは、外
側に必要とされていた薄膜コンデンサの形成領域までイ
ンダクタンス素子2を広げれば、電子回路ユニットの大
形化を伴わずにQ値を高めることができる。
【0012】図3は第2の実施形態例に係る電子回路ユ
ニットの要部平面図であり、本実施形態例が前述した第
1の実施形態例と相違する点は、インダクタンス素子2
の内側領域をダイオードの実装領域としたことにある。
すなわち、インダクタンス素子2の内方端部には接続ラ
ンド2aが一体形成されており、この接続ランド2a上
にダイオードのベアチップ7が導電性接着剤等を用いて
実装されている。また、インダクタンス素子2の外側に
はパッド部8が薄膜形成されており、ベアチップ7とパ
ッド部8はボンディングワイヤー9によって接続されて
いる。したがって、第2の実施形態例に係る電子回路ユ
ニットにおいても、アルミナ基板1上に薄膜形成した渦
巻き形状のインダクタンス素子2の内側領域がダイオー
ドのベアチップ7の実装領域として有効利用されるた
め、その分、アルミナ基板1上のデッドスペースを少な
くして実装効率を高めることができる。
【0013】なお、本発明による電子回路ユニットは、
上記した各実施形態例以外にも種々の変形例を採用する
ことが可能であり、例えば、インダクタンス素子2を角
形の渦巻き形状にする代わりに円形の渦巻き形状にして
もよく、また、インダクタンス素子2の内側領域に薄膜
コンデンサ3やダイオードのベアチップ7の代わりに薄
膜抵抗を配設してもよい。さらに、インダクタンス素子
2とその内側領域に配設される回路素子との接続も適宜
変更することができ、例えば、第1の実施形態例におい
てインダクタンス素子2と薄膜コンデンサ3の直列共振
回路を構成する場合は、一方の引き出し部4をインダク
タンス素子2の内側から外方へ導出し、この引き出し部
4とインダクタンス素子2の外方端部を外部端子とすれ
ばよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0015】基板上に膜形成された渦巻き形状のインダ
クタンス素子の内側領域が他の回路素子の実装領域とし
て有効利用されるため、基板上のデッドスペースを可及
的に少なくして実装効率を高めることができ、その分、
電子回路ユニットの小形化を促進したりQ値を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例に係る電子回路ユニ
ットの要部平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態例に係る電子回路ユニ
ットの要部平面図である。
【図4】従来提案に係る電子回路ユニットの要部平面図
である。
【符号の説明】
1 アルミナ基板 2 インダクタンス素子 2a 接続ランド 3 薄膜コンデンサ 3a 誘電体層 3b 下部電極 3c 上部電極 4,6 引き出し部 5 絶縁体層 7 ベアチップ 8 パッド部 9 ボンディングワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E351 AA07 BB03 BB05 BB09 BB15 BB22 BB24 CC01 GG01 5E070 AA05 AB01 BA01 CB03 CB15 DB03 5J024 AA10 DA04 DA29 DA32 5J081 AA02 CC42 EE02 EE03 JJ12 JJ14 JJ18 MM06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に膜形成された渦巻き形状のイン
    ダクタンス素子と、前記基板上の前記インダクタンス素
    子によって囲まれる領域内に配設された回路素子とを備
    え、前記インダクタンス素子の内方端部と前記回路素子
    とが電気的に接続されていることを特徴とする電子回路
    ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記回路素子
    がコンデンサとダイオードおよび抵抗のいずれか1つで
    あることを特徴とする電子回路ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    インダクタンス素子の内方端部から外部に向けて第1の
    引き出し部が導出されると共に、前記回路素子から外部
    に向けて第2の引き出し部が導出され、この第2の引き
    出し部と前記インダクタンス素子の外方端部とが電気的
    に接続されていることを特徴とする電子回路ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、前記第1およ
    び第2の引き出し部と前記インダクタンス素子との間に
    絶縁体層が介設されていることを特徴とする電子回路ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 請求項1の記載において、前記インダク
    タンス素子と前記回路素子とが前記基板上にフォトリソ
    技術を用いて薄膜形成されたものであることを特徴とす
    る電子回路ユニット。
JP2001100362A 2001-03-30 2001-03-30 電子回路ユニット Withdrawn JP2002299986A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6943635B1 (en) * 2003-09-30 2005-09-13 Conexant Systems, Inc. Optimum RF VCO structure
JP2008172075A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Nec Electronics Corp 半導体装置
JP2011138847A (ja) * 2009-12-27 2011-07-14 Kyocer Slc Technologies Corp 配線基板
JP2017139422A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 株式会社村田製作所 電子部品

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