JP4600638B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明は、コモンモードチョークコイルやトランスの主要部品等として用いられるコイル部品に関する。
パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器の小型化が進んでいる。そのため、電子機器の内部回路に実装されるコイルやコンデンサ等の電子部品には、小型化及び部品厚の薄型化(低背化)が求められている。
しかしながら、従来のフェライトコアに銅線等を巻回した巻線型のコイルは、構造上の制約から小型化が困難であるという問題を有している。そこで、小型化、低背化の可能なチップ型のコイル部品の研究開発が進められ、チップ型のコイル部品として、フェライト等の磁性体シートの表面にコイル導体パターンを形成して当該磁性シートを積層した積層型のコイル部品や、薄膜形成技術を用いて絶縁膜と金属薄膜のコイル導体とを交互に形成した薄膜型のコイル部品が知られている。
特許文献1には、薄膜型のコイル部品としてコモンモードチョークコイルが開示されている。図6は、2個のコモンモードチョークコイルが集積されたコモンモードチョークコイルアレイ61を示している。図6(a)は、コモンモードチョークコイルアレイ61の外観の斜視図を示し、図6(b)は、図6(a)に破線で示す仮想線D−D‘の切断面を示している。図6(a)及び図6(b)に示すように、コモンモードチョークコイルアレイ61は、対向配置されたフェライト基板(磁性基板)63、65間に、ポリイミド樹脂で形成された絶縁膜73a、73b、73cと、スパイラル状に形成された金属薄膜のコイル導体75、77と磁性層85とを、薄膜形成技術で順次形成した構造を有している。コモンモードチョークコイルアレイ61の一方のチョークコイルには、フェライト基板63、65の側面を横切って、コイル導体75、77の端子部に接続される4つの電極端子69(69a、69b、69c、69d)が形成されている。同様に他方のチョークコイルには、フェライト基板63、65の側面を横切って、コイル導体(図示無し)の端子部に接続される4つの電極端子71が形成されている。
また、特許文献2には、図7のように印刷配線板等に実装する際の不具合を解消するため、積層体148の下面150又は上面151の面が実装面となるように、積層体148の下面150の左右にそれぞれ入力外部電極152及び出力外部電極153が設けられ、積層体148の上面151の左右にそれぞれ入力外部電極154及び出力外部電極155が設けられ、入力外部電極152、154は、それぞれコイルL3の一方の引出し部143a、143bに電気的に接続され、出力外部電極153、155は、それぞれコイルL3の他方の引出し部146a、146bに電気的に接続された積層型インダクタが開示されている。
特開平11−54326号公報 特開2000−348941号公報
ところで、特許文献1に開示されているようなコモンモードチョークコイルは、1つのコイルにそれぞれ2つ以上の電極端子が必要となるため、少なくとも1つのコモンモードチョークコイルには、4つ以上の電極端子が必要となる。そこで、特許文献1では、図6(a)のように各々の電極端子を2つの磁性体基板に跨って配置している。そのため、必然的にこのような電極端子を持つコモンモードチョークコイルは、2つの磁性体基板のいずれか一方を実装面とする必要があった。
しかしながら、磁性基板の厚みは、コモンモードチョークコイルの製造の際に強度不足で基板割れなどが発生しない程度の厚さを持つ必要があり、図6のコモンモードチョークコイルのような2つの磁性基板のいずれか一方が実装面となる場合、磁性基板の厚みにより、コイル部品の低背化が困難となっていた。
一方、特許文献2では、磁性基板の側面を実装面とするコイル部品(積層型インダクタ)を開示しており、特許文献2のように磁性基板の側面を実装面とする場合は、コイル部品の厚みが、磁性基板の厚みに依存しなくなるため、コイル部品の低背化が可能となる。しかしながら、特許文献2に開示されている形態のコイル部品は、電極端子を配置する面が不足するため、電極端子が4つ以上必要なコモンモードチョークコイルには使用できなかった。
本発明の目的は、コイルを2つ以上有する低背化されたコイル部品を提供することにある。
上記目的は、磁性材料で形成された第1の磁性基板と、第1の磁性基板上に平面状に形成され絶縁層中に埋め込まれたスパイラル状の第1のコイル導体と、第1のコイル導体の上に平面状に形成され絶縁層中に埋め込まれたスパイラル状の第2のコイル導体と、第1のコイル導体と第2のコイル導体の中心付近に位置する、絶縁層が存在しない開口部と、第1のコイル導体と第2のコイル導体の周囲に位置する、絶縁層が存在しない周辺部と、少なくとも開口部と周辺部の一部に埋め込んで形成された磁性層と、磁性層上に固着され、磁性材料で形成された第2の磁性基板と、第1のコイル導体の外周側端部と直接接続され1の磁性基板の側面を横切って配置された第1の配線と、第1のコイル導体の内周側端部と、第1のコイル導体と接触せずに第1のコイル導体と交差して延びる第1の内側配線を介して接続され、第2の磁性基板の側面を横切って配置された第2の配線と、第2のコイル導体の外周側端部と直接接続され1の磁性基板の側面を横切って配置された第3の配線と、第2のコイル導体の内周側端部と、第2のコイル導体と接触せずに第2のコイル導体と交差して延びる第2の内側配線を介して接続され、第2の磁性基板の側面を横切って配置された第4の配線と、を有し、第1及び第2の配線と、第3及び第4の配線は、第1及び第2の磁性基板の互いに反対側の側面に各々配置され、第1及び第3の配線と、第2及び第4の配線は各々、第1の磁性基板と第2の磁性基板の、互いに反対側の側面に配置され、第1と第3の配線は、それぞれ第1の磁性基板の第2の磁性基板とは反対側の面に配置された第1第3の電極端子に接続し、第2と第4の配線は、それぞれ第2の磁性基板の第1の磁性基板とは反対側の面に配置された第2第4の電極端子に接続しているコイル部品により達成される。
第1と第3の配線は実質的に互いに平行に、第1および第3の電極端子まで延びており、第2と第4の配線は実質的に互いに平行に、第2および第4の電極端子まで延びていることが好ましい
また、2つ以上のコイル部品が一体化したコイル部品であってもよい。
本発明のコイル部品によれば、第1と第3の配線が、それぞれ第1の磁性基板の第2の磁性基板とは反対側の面に配置された第1と第3の電極端子に接続し、第2と第4の配線が、それぞれ第2の磁性基板の第1の磁性基板とは反対側の面に配置された第2と第4の電極端子に接続しているので、第1の磁性基板と第2の磁性基板の側面を実装面とすることができる。従って、第1の磁性基板の厚みおよび第2の磁性基板の厚みにコイル部品の高さが影響を受けなくなるため、コモンモードチョークコイルやトランスなどの、コイルを2つ以上有するコイル部品の低背化が可能になる。
さらに本発明によると、第1、第2、第3、第4の配線が第1の磁性基板および第2の磁性基板の側面のうち、1つの面上にのみ配置されているので、第1、第2、第3、第4の配線が形成されている面の反対側の面を平坦に保つことができるので、この面を実装面とすることで、外部電極の厚みだけ、コイル部品を低背化することができる。
また、本発明によると、第1と第2の配線を、第1及び第2の磁性基板の第3と第4の配線とは反対側の側面に配置することにより、本発明のコイル部品を積層基板に内蔵した場合、積層基板の上下の配線を本発明のコイル部品で接続することができる。
さらに、本発明によると、2つ以上のコイル部品を一体化したので、1つのコイル部品で、2つ以上のコイル部品の機能を持たせることができる。
本発明の第1の実施の形態のコイル部品について図1乃至3を用いて説明する。本実施の形態は、コイル部品として、平衡伝送方式における電磁妨害の原因となるコモンモード電流を抑制するコモンモードチョークコイル10を例にとって説明している。
図1は、本実施の形態であるコモンモードチョークコイル10の斜視図である。図2は、図1に示す仮想線A−A‘の切断面を示す図である。図3は、図2に示す仮想線B−B’の切断面を示す図である。
図1乃至図3のコモンモードチョークコイル10では、面100を下面、図101を上面、面102、103、104、105を側面としている。
コモンモードチョークコイル10は、フェライト材料からなる第1の磁性基板2上に、エポキシ樹脂などの樹脂材料とフェライト粉などの磁性粉が混合されてできた複合フェライトからなる磁性層8が形成されている。磁性層8の上には、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂などの接着剤からなる接着層50が形成されており、接着層50の上には、フェライト材料からなる第2の磁性基板4が形成されている。なお、図1乃至3では、磁性層8および接着層50が上下方向(面100の法線方向)に対して誇張して描かれており、実際のそれぞれの厚みは、第1の磁性基板2および第2の磁性基板4の厚みの4分の1、20分の1程度である。
コモンモードチョークコイル10の第1の磁性基板2および第2の磁性基板4の厚みは、それぞれ400um程度でほぼ同じ厚みである。しかしながら、製造過程で下側となる第1の磁性基板2は、製造過程での強度を保つため、上側の第2の磁性基板4より厚く形成してもよい。第1の磁性基板2および第2の磁性基板4の厚みが400umより薄いと、第1の磁性基板2や第2の磁性基板4から磁束が漏れてしまうため、磁気結合の低下や外部の回路への悪影響、外部磁界の影響による特性劣化などが起こる。
コモンモードチョークコイル10の面100と面101との間の距離、すなわちコモンモードチョークコイル10の厚みは、約1mmで、面105と面106との間の距離は、約0.8mm、面102と面103との距離は、約0.3mmである。本実施の形態では、印刷基板等に実装する際の実装面は、面103あるいは面102となる。
第1の磁性基板2の第2の磁性基板4とは反対側の面(下面(面100))には、電極端子43、44が形成されている。一方、電極端子43、44に対向する第2の磁性基板4の第1の磁性基板2とは反対側の面(上面(面101))には、電極端子41、42が形成されている。なお、図1では、第1の磁性基板2の下面(面100)は、コモンモードチョークコイル10の陰になっているため、第1の磁性基板2の下面(面100)上の電極端子43、44は図示されていない。しかし、図1のように電極端子43、44は、第1の磁性基板2の下面(面100)と隣接する第1の磁性基板2の側面(面102)に一部がにじんで形成されている。第1の磁性基板2の下面(面100)の電極端子43、44は、電極端子41、42と同様の形状をしている。
電極端子41、42は、第1の磁性基板2、磁性層8、接着層50および第2の磁性基板4の側面(面102)上に、それぞれ第2の磁性基板4の側面(面102)を横切って配設された外部配線31、32によって、磁性層8の側面(面102)まで電気的に接続されている。外部配線31の磁性層8側は、図2のように、磁性層8に埋め込まれた内部配線21があり、お互いが電気的に接続している。外部配線32も同様に、内部配線22と電気的に接続しているが、図2では、内部配線22を省略している。内部配線22は、内部配線21と同様の形状を有している。
一方、電極端子43、44は、第1の磁性基板2、磁性層8、接着層50および第2の磁性基板4の側面(面103)上に、それぞれ第1の磁性基板2の側面(面103)を横切って配設された外部配線33、34によって、磁性層8の側面(面103)まで電気的に接続されている。それぞれ、電極端子41、42と同様の形状をしている。面105の法線で180度回転させると電極端子41、42と一致するように配置されている。同様に外部配線33、34も外部配線31、32と同様の形状をしている。さらに、外部配線33、34の磁性層8側には、それぞれ磁性層8に埋め込まれた内部配線23、24があり、お互いが電気的に接続している。外部配線33、34、内部配線23、24は、面105の法線で180度回転させると、それぞれ外部配線31、32、内部配線21、22と一致するように配置されている。
図3のように第1の磁性基板2と接着層50を介して第2の磁性基板4とに挟まれた磁性層8の内部には、複数の層によって形成された絶縁層60と、絶縁層60に覆われた第1のコイル導体11および第2のコイル導体13とが配設されている。第1のコイル導体11と第2のコイル導体13の間は、絶縁層60でお互いが電気的に絶縁されている。
図2のように第1のコイル導体11および第2のコイル導体13は、面101に平行な方向に巻回されたスパイラル形状をなしている。図2は、第1のコイル導体11のみを示している。第2のコイル導体13は、図3に示すように、図2の図手前方向において、第1のコイル導体11の上に絶縁層60を介して配置されている。第2のコイル導体13は、図2の仮想線C−C‘に関して、第1のコイル導体11の上下対称の形状をなしている。
第1のコイル導体11および第2のコイル導体13は、例えば、銅、銀、ニッケルなどの金属をフォトリソグラフィーなどのパターニング技術と電気鍍金などの成膜技術を用いて形成されている。絶縁層60は、例えばノボラック系の感光性レジストからなり、フォトリソグラフィーなどのパターニング技術を用いて形成されている。
磁性層8は、第1のコイル導体11と第2のコイル導体13の中心にある開口部501、第1のコイル導体11と第2のコイル導体13の周辺部502と第2のコイル導体13の上とに、絶縁層60を介して配設されており、第1の磁性基板2と第2の磁性基板4とを磁気的に接続している。磁性層8は、例えばフェライトなどの磁性材料の粒子(平均粒径0.1〜5um)とポリイミドなどの樹脂材料とを混合した複合フェライト材料を硬化して形成されている。磁性層8の透磁率は、1〜8程度でよい。本実施の形態では、Ni−Znフェライト(平均粒径0.8um)の磁性粉とポリイミド樹脂とを混合し、透磁率5の複合フェライトを用いている。
接着層50は、第2の磁性基板4を磁性層8に接着している。接着層50は、磁性層8と第2の磁性基板4が接着できればよく、例えば、ポリイミドなどの熱硬化性樹脂からなる。
図2および図3のように、内部配線21は、一端が第1のコイル導体11の内周側の端部113と接続している。内部配線21の他端は、外部配線31に接続している。一方、第1のコイル導体11の外周側の端部は、内部配線23を介して外部配線33と電気的に接続している。図2の実施の形態では、内部配線23は、第1のコイル導体11と一体化している。同様に内部配線22は、第2のコイル導体13の内周側の端部と外部配線32とを、内部配線24は、第2のコイル導体13の外周側の端部と外部配線34とを電気的に接続している(図示無し)。
内部配線21、22、23、24は、例えば銅、銀、ニッケルなどの金属を、フォトリソグラフィーなどのパターニング技術と電気鍍金などの成膜技術を用いて形成されている。内部配線21は、図3に示すように絶縁層60を迂回して、第1のコイル導体11の内周側の端部と外部配線31とを接続している。図示しないが、内部配線22も同様に絶縁層60を迂回して第2のコイル導体13の内周側の端部と外部配線32とを接続している。なお、内部配線21、22は、絶縁層60の内部に埋め込まれていても良い。
外部配線31、32、33、34および電極端子41、42、43、44は、ニッケルの電極膜(不図示)上に錫、ニッケル、銅の合金導電材料をフォトリソグラフィーなどのパターニング技術とバレル鍍金などの成膜技術を用いて形成されている。
本実施の形態のコモンモードチョークコイル10は、電極端子41、42、43、44を第1の磁性基板2の第2の磁性基板4とは反対側の面(面100)や第2の磁性基板4の第1の磁性基板2とは反対側の面(面101)に配置したので、面102または面103を実装面とすることができる。このように実装面を第1の磁性基板2および第2の磁性基板4の側面とすることにより、400um以上の厚みを有する第1の磁性基板2の厚みや第2の磁性基板4の厚みにコイル部品の高さが影響を受けなくなるため、コイル部品の低背化が可能になる。
本実施の形態のコモンモードチョークコイル10は、さらに外部配線31、32、33、34を電極端子として使用すると、コイルのそれぞれの端子をコイル部品の上下に配置したことと同じ状態になる。このことにより、本実施の形態のコモンモードチョークコイル10を積層基板に内蔵した場合に、積層基板の上下を本実施の形態のコモンモードチョークコイル10を介して接続することが可能となり、積層基板の上下の面を接続するスルーホールが不要となる効果も有する。
本発明の参考形態のコイル部品について図4を用いて説明する。本参考形態は、外部配線31、32、33、34、内部配線21、22、第1のコイル導体11および第2のコイル導体13の外周側の端子の位置を除いて、第1の実施の形態と同じである。図4は、本参考形態であるコモンモードチョークコイル70の斜視図である。
参考形態のコイル部品(コモンモードチョークコイル70)は、図4のように外部配線31、32、33、34が、第1の磁性基板2、第2の磁性基板4の同じ側の側面(面102)上に形成されている。外部配線31、32は、それぞれ、第2の磁性基板4の第1の磁性基板2とは反対側の面(面101)上に形成された外部電極41、42に接続している。一方、外部配線33、34は、それぞれ、第1の磁性基板2の第2の磁性基板4とは反対側の面(面100)上に形成された外部電極43、44に接続している。
外部配線31、32、33、34の下の磁性層8の内部には、それぞれ、内部配線21、22、23、24が形成されており、それぞれ電気的に接続している(図示なし)。第1の実施の形態と同様に内部配線21、22は、それぞれ第1のコイル導体11の内周側の端部と外周側の端部を接続しており、内部配線23、24は、それぞれ第2のコイル導体13の内周側の端部を外周側の端部を接続している。
第1の磁性基板2および第2の磁性基板4の外部配線31、32、33、34とは反対側の側面(面103)は、第1の磁性基板2、第2の磁性基板4、磁性層8および接着層50により、ほぼ平坦な面が形成されている。
参考形態によると、外部配線31、32、33、34が第1の磁性基板2および第2の磁性基板4の側面のうち、1つの面上にのみ配置されているので、外部配線31、32、33、34が形成されている面の反対側の面を平坦に保つことができるので、この面を実装面とすることで、外部電極の厚みだけ、コイル部品を低背化することができる。
本発明の第の実施形態のコイル部品について図5を用いて説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態のコモンモードチョークコイル10を、面105と面106が重なるように2つ平行に並べて一体化している。図5は、本実施の形態であるコモンモードチョークコイル80の斜視図である。
本実施の形態のコイル部品は、2つのコイル部品を平行に並べて一体化したことにより、電極端子41、42、43、44の4つの電極端子と、電極端子45、46、47、48の4つの電極端子とによる2つのコモンモードチョークコイルの機能を持たせることができる。
本実施の形態は、第1の実施の形態のコモンモードチョークコイル10を用いたが、参考形態のコモンモードチョークコイル70のようなコイル部品を2つ平行に並べて一体化しても良い。
以上第1乃至第の実施の形態及び参考形態のコイル部品は、コモンモードチョークコイルとしてだけではなく、トランスとしても使用できる。
以上述べた実施の形態及び参考形態は全て本発明を例示的に示すものであって、本発明を限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変体態様で実施することができる。従って、本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
本発明によるコイル部品は、パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器の内部回路に実装される。
本発明の第1の実施の形態のコイル部品の斜視図である。 図1に示す仮想線A−A‘の切断面を示す図である。 図2に示す仮想線B−B‘の切断面を示す図である。 本発明の参考形態のコイル部品の斜視図である。 本発明の第の実施形態のコイル部品の斜視図である。 従来のコイル部品の斜視図である。 従来のコイル部品の斜視図である。
符号の説明
2 第1の磁性基板
4 第2の磁性基板
8 磁性層
10、70、80 コモンモードチョークコイル
11 第1のコイル導体
13 第2のコイル導体
21、22、23、24 内部配線
31、32、33、34 外部配線
41、42、43、44、45、46、47、48 電極端子
50 接着層
501 開口部
502 周辺部
60 絶縁層

Claims (3)

  1. 磁性材料で形成された第1の磁性基板と、
    前記第1の磁性基板上に平面状に形成され、絶縁層中に埋め込まれた、スパイラル状の第1のコイル導体と、
    前記第1のコイル導体の上に平面状に形成され、前記絶縁層中に埋め込まれたスパイラル状の第2のコイル導体と、
    前記第1のコイル導体と前記第2のコイル導体の中心付近に位置する、前記絶縁層が存在しない開口部と、
    前記第1のコイル導体と前記第2のコイル導体の周囲に位置する、前記絶縁層が存在しない周辺部と、
    少なくとも前記開口部と前記周辺部の一部に埋め込んで形成された磁性層と、
    前記磁性層上に固着され、磁性材料で形成された第2の磁性基板と、
    前記第1のコイル導体の外周側端部と直接接続され、前記第1の磁性基板の側面を横切って配置された第1の配線と、
    前記第1のコイル導体の内周側端部と、該第1のコイル導体と接触せずに該第1のコイル導体と交差して延びる第1の内側配線を介して接続され、前記第2の磁性基板の側面を横切って配置された第2の配線と、
    前記第2のコイル導体の外周側端部と直接接続され、前記第1の磁性基板の側面を横切って配置された第3の配線と、
    前記第2のコイル導体の内周側端部と、該第2のコイル導体と接触せずに該第2のコイル導体と交差して延びる第2の内側配線を介して接続され、前記第2の磁性基板の側面を横切って配置された第4の配線と、を有し、
    前記第1及び第3の配線と、前記第2及び第4の配線は各々、前記第1の磁性基板と前記第2の磁性基板の、互いに反対側の側面に配置され、
    前記第1と第3の配線は、それぞれ前記第1の磁性基板の前記第2の磁性基板とは反対側の面に配置された第1第3の電極端子に接続し、
    前記第2と第4の配線は、それぞれ前記第2の磁性基板の前記第1の磁性基板とは反対側の面に配置された第2第4の電極端子に接続していること、
    を特徴とするコイル部品。
  2. 前記第1と前記第3の配線は実質的に互いに平行に、前記第1および前記第3の電極端子まで延びており、
    前記第2と前記第4の配線は実質的に互いに平行に、前記第2および前記第4の電極端子まで延びていること、
    を特徴とする請求項1のコイル部品。
  3. 求項1または2のコイル部品が2つ以上一体化したことを特徴とするコイル部品。
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