JPH0855726A - 積層型電子部品及びその製造方法 - Google Patents

積層型電子部品及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0855726A
JPH0855726A JP6188158A JP18815894A JPH0855726A JP H0855726 A JPH0855726 A JP H0855726A JP 6188158 A JP6188158 A JP 6188158A JP 18815894 A JP18815894 A JP 18815894A JP H0855726 A JPH0855726 A JP H0855726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductors
conductor
coil
lead
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6188158A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemi Iwao
秀美 岩尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP6188158A priority Critical patent/JPH0855726A/ja
Publication of JPH0855726A publication Critical patent/JPH0855726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0013Printed inductances with stacked layers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子電極の形態及び位置によって部品搭載向
きが変わるような場合でも安定した特性を得ることがで
きる積層型電子部品を提供すること。 【構成】 積層構造のチップ1内にコイル2を埋設さ
れ、チップ端部にコイル端と接続する端子電極3を備え
た積層型電子部品において、コイル2の周回中心線Yを
端子電極を結ぶ方向と平行にしてあるので、複数の搭載
向きが可能な場合又は端子電極の形態及び位置の変更さ
れ搭載向きが変わるような場合でも、基板面に対するコ
イル2の周回中心線Yの向きが変わることがなく、コイ
ル2と基板Zとの位置関係を一定に維持して安定した電
気特性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層構造のチップ内に
1乃至複数のコイルを埋設した積層型電子部品及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種従来の積層型電子部品として図6
には積層インダクタの概略断面図を示してある。
【0003】同図において、11は磁性体材料から成る
直方体形状のチップ、12はチップ11内に埋設された
螺旋状のコイル、13はチップ11の長手方向端部に設
けられた一対の端子電極である。コイル12の周回中心
線Yは端子電極13を結ぶ方向(チップ長手方向)と直
交しており、該コイル12の端部はチップ端面まで導出
され各端子電極13に接続している。
【0004】この積層インダクタは、スクリーン印刷等
の手法によりコ字状,L字状等のコイル用導体を形成し
た複数の磁性体グリーンシートを導体非形成のシートと
共に所定の順序で積み重ねて圧着し、これを焼成した後
に端子電極用の導体ペーストをチップ端部に塗布して焼
き付けることで製造されている。シートを介して隣接す
るコイル用導体は、導体形成前に予め該シートに形成し
たスルーホール部分を通じて相互に接続され螺旋状のコ
イル12となる。最上層及び最下層のコイル用導体はシ
ート端に延びる導出部分を有しており、チップ両端に露
出する該導出端が端子電極13と接続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
積層インダクタでは、端子電極13の4面を夫々搭載面
として利用できることから、これを基板Zの導体パター
ンZa上に搭載する際に図7と図8に示す2通りの向
き、即ちコイル12の周回中心線Yが基板面と直角とな
る向き(図7参照)とコイル12の周回中心線Yが基板
面と平行となる向き(図8参照)とが発生する。
【0006】図7の搭載向きと図8の搭載向きでは、コ
イル12と基板Zとの位置関係が異なることに起因して
チップ外部の磁束に対する磁気抵抗に差が生じ、これが
インダクタンスの差となって現れることになる。特に、
チップ材料として比透磁率の低いものを使用した積層イ
ンダクタでは、搭載向きによる磁気抵抗に大きな差が生
じてインダクタンスにかなりの差が現れる。
【0007】上記の問題は図6乃至図8に例示した積層
インダクタに限って生じるものではなく、端子電極によ
って搭載向きを制限した積層インダクタやLC等の複合
部品や2以上のコイルを埋設した積層トランス等でも、
端子電極の形態及び位置が変更され搭載向きが変わるよ
うな場合に同様に生じ得る。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、端子電極の形態及び位置
によって部品搭載向きが変わるような場合でも安定した
特性を得ることができる積層型電子部品及びその製造方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、積層構造のチップ内に1乃至複
数のコイルを埋設され、チップ端部にコイル端と接続す
る端子電極を備えた積層型電子部品において、コイルの
周回中心線を端子電極を結ぶ方向と平行にしたことを特
徴としている。
【0010】請求項2の発明は、コ字状,L字状等の非
環状導体を形成した複数のグリーンシートを各導体の端
部がその貫通部分を介し積層方向で螺旋状に接続するよ
うに積み重ね、引出導体を貫通形成したグリーンシート
を引出導体が上下端の非環状導体の端部と接続するよう
にその上下夫々に積み重ねて全体を圧着し、圧着後の積
層体を焼成して積層方向端部に上下端の引出導体と接続
する端子電極を形成したことを特徴としている。
【0011】請求項3の発明は、コイル周回数に対応し
た複数の点状導体を略線対称形に貫通形成したグリーン
シートの上下夫々に、コイル周回数に対応した数の帯状
導体と引出導体を形成したグリーンシートを引出導体が
上下端の点状導体の端1つと接続し、且つ各帯状導体の
端部が残りの点状導体を介し積層方向と直交する方向で
螺旋状に接続するように積み重ねて全体を圧着し、圧着
後の積層体を焼成して積層方向と直交する側の端部に引
出導体と接続する端子電極を形成したことを特徴として
いる。
【0012】請求項4の発明は、コイル周回数に対応し
た複数の点状導体を略線対称形に貫通形成したグリーン
シートの上下一方に、コイル周回数に対応した数の帯状
導体と一対の引出導体を形成したグリーンシートを引出
導体が上下端一方の点状導体の端夫々と接続し、且つ帯
状導体の端部が残りの点状導体と接続するようにその上
下一方に積み重ねると共に、上下他方に、コイル周回数
に対応した数の帯状導体を形成したグリーンシートを各
帯状導体の端部が点状導体及び上記帯状導体を介し積層
方向と直交する方向で螺旋状に接続するように積み重ね
て全体を圧着し、圧着後の積層体を焼成して積層方向と
直交する側の端部に引出導体と接続する端子電極を形成
したことを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、コイルの周回中心線を端
子電極を結ぶ方向と平行にしてあるので、複数の搭載向
きが可能な場合又は端子電極の形態及び位置の変更され
搭載向きが変わるような場合でも、基板面に対するコイ
ルの周回中心線の向きが変わることがない。
【0014】請求項2の発明では、非環状導体を形成し
たグリーンシートと、引出導体を形成したグリーンシー
トとを所定の順序で積層,圧着し、圧着後の積層体を焼
成して積層方向端部に端子電極を形成する簡単な手順で
請求項1記載の積層型電子部品を製造することができ
る。
【0015】請求項3の発明では、点状導体を形成した
グリーンシートと、帯状導体と引出導体を形成したグリ
ーンシートとを所定の順序で積層,圧着し、圧着後の積
層体を焼成して積層方向と直交する側の端部に端子電極
を形成する簡単な手順で請求項1記載の積層型電子部品
を製造することができる。
【0016】請求項4の発明では、点状導体を形成した
グリーンシートと、帯状導体と一対の引出導体を形成し
たグリーンシートと、帯状導体を形成したグリーンシー
トとを所定の順序で積層,圧着し、圧着後の積層体を焼
成して積層方向と直交する側の端部に端子電極を形成す
る簡単な手順で請求項1記載の積層型電子部品を製造す
ることができる。
【0017】
【実施例】図1には本発明に係る積層インダクタの概略
断面図を示してある。
【0018】同図において、1は磁性体材料或いは非磁
性材料(絶縁材料)から成る直方体形状のチップ、2は
チップ1内に埋設された螺旋状のコイル、3はチップ1
の長手方向端部に設けられた一対の端子電極である。コ
イル2の周回中心線Yは端子電極3を結ぶ方向(チップ
長手方向)と平行であり、該コイル2の端部はチップ端
面まで導出され各端子電極3に接続している。
【0019】上記の積層インダクタでも端子電極3の4
面を夫々搭載面として利用できることから、基板Zの導
体パターンZa上に搭載する際に図2に示す向きとこれ
と90度異なる向きとが発生することになる。しかし、
コイル2の周回中心線Yが端子電極3を結ぶ方向(チッ
プ長手方向)と平行であるため、搭載向きが変わっても
基板面に対するコイル2の周回中心線Yの向きは変わる
ことがない。
【0020】従って、搭載向きに拘らずコイル2と基板
Zとの位置関係を一定に維持することができ、チップ外
部の磁束に対する磁気抵抗に差が生じることを防止して
安定したインダクタンスを得ることができる。
【0021】ここで、図3乃至図5を参照して図1に示
した積層インダクタの製造方法について説明する。
【0022】製造に際しては、まず上層用シートAとコ
イル層用シートB1〜B4と下層用シートCを夫々用意
する(図3参照)。尚、図面には一部品に対応するもの
を示してあるが、実際の各シートは多数個取りが可能な
大きさを有しており、積層,圧着後に部品寸法に切断さ
れる。
【0023】上層用シートAは、Fe23 ,NiO,
ZnO又はCuO等を主成分とするフェライトグリーン
シートの所定位置に所定径のスルーホールhを形成した
後、該スルーホールhと重なるように矩形状の引出用導
体Paを形成することにより作成されている。
【0024】コイル層用シートB1〜B4は、上記同様
のフェライトグリーンシートの所定位置にスルーホール
hを形成した後、該スルーホールhにその端部が重なる
ように4種類のコ字状のコイル用導体Pb1〜Pb4を
夫々形成することにより作成されている。このコイル用
導体Pb1〜Pb4の形状はコ字状以外にもL字状等の
非環状のものが種々採用できる。
【0025】下層用シートCは、上層用シートAと同
様、フェライトグリーンシートの所定位置に所定径のス
ルーホールhを形成した後、該スルーホールhと重なる
ように矩形状の引出用導体Pcを形成することにより作
成されている。
【0026】上記のスルーホールhはフェライトグリー
ンシートがフィルムで支持されている場合にはレーザ光
照射によって、またフィルムで支持されていない場合に
は金型打ち抜きによって夫々形成される。また、導体P
a,Pb1〜Pb4,PcはAg等の金属粉末を含有し
た導体ペーストをスクリーン印刷等の手法によって厚膜
印刷することで形成され、スルーホールhには印刷時に
印刷ペーストの一部が充填される。
【0027】次いで、用意した各シートA,B1〜B
4,Cをフィルム付きの場合にはこれを剥しながら図3
に示す順序で積層し、これを500kg/cm2 前後の
圧力で圧着する。ちなみに上・下層用シートA,Cは層
厚みに相当する枚数が、またコイル層用シートB1〜B
4はコイル周回数に相当する枚数が夫々用いられる。
【0028】次いで、各シートA,B1〜B4,Cの積
層体(図4参照)を導体Paに含まれる金属成分に応じ
た温度、例えばAgの場合には900℃前後の温度で焼
成する。これにより、各シートA,B1〜B4,Cを介
して隣接する導体Pa,Pb1〜Pb4,Pcがスルー
ホール充填部分を通じて相互に接続され積層方向の螺旋
状コイル2となる。
【0029】次いで、焼成後のチップ1の積層方向端部
に上記同様の導体ペーストPをディップ法等の手法によ
って塗布し(図5参照)、これを焼成温度温度よりも低
い温度で焼き付けて端子電極3を形成し、必要に応じて
これにSn−Pb等のメッキ処理を施す。コイル2の端
部(引出用導体Pa,Pc)はチップ端面に導出され露
出しているので、該露出部分が端子電極3と接続する。
【0030】次に図9を参照して図1に示した積層イン
ダクタの他の製造方法について説明する。
【0031】製造に際しては、まず上層用シートDとコ
イル層用シートE1〜E3と下層用シートFを夫々用意
する。尚、図面には一部品に対応するものを示してある
が、実際の各シートは多数個取りが可能な大きさを有し
ており、積層,圧着後に部品寸法に切断される。
【0032】上層用シートDと下層用シートFは同一の
もので、各々Fe23 ,NiO,ZnO又はCuO等
を主成分とするフェライトグリーンシートから成る。
【0033】コイル層用シートE1は、上記同様のフェ
ライトグリーンシートにコイル周回数に対応した複数
(図中は5個)のスルーホールhを長手方向に間隔をお
き概ね線対称形に形成した後、短手方向に対向するスル
ーホールhにその両端部が重なるように帯状導体Pe1
aを形成し、端部位置のスルーホールhにその端部が重
なるようにコ字状の引出用導体Pe1bを形成すること
により作成されている。この導体Pe1bは端子電極接
続用のものでシート端まで延出されている。
【0034】コイル層用シートE2は、上記同様のフェ
ライトグリーンシートにシートE1と同数のスルーホー
ルhを同一位置に形成した後、各スルーホールhと重な
るように円形状の点状導体Pe2を形成することにより
作成されている。
【0035】コイル層用シートE3は、上記同様のフェ
ライトシートに、上側シート(シートE2)の短手方向
で斜めに対向するスルーホールhにその両端部が合致す
るように帯状導体Pe3aを形成し、上側シート(シー
トE2)の端部位置のスルーホールhにその端部が合致
するようにL字状の引出用導体Pe3bを形成すること
により作成されている。この導体Pe3bは端子電極接
続用のものでシート端まで延出されている。
【0036】上記のスルーホールhはフェライトグリー
ンシートがフィルムで支持されている場合にはレーザ光
照射によって、またフィルムで支持されていない場合に
は金型打ち抜きによって夫々形成される。また、導体P
e1a,Pe1b,Pe2,Pe3a,Pe3bはAg
等の金属粉末を含有した導体ペーストをスクリーン印刷
等の手法によって厚膜印刷することで形成され、スルー
ホールhには印刷時に印刷ペーストの一部が充填され
る。
【0037】次いで、用意した各シートD,E1〜E
3,Fをフィルム付きの場合にはこれを剥しながら図9
に示す順序で積層し、これを500kg/cm2 前後の
圧力で圧着する。ちなみに、上・下層用シートD,Fは
層厚みに相当する枚数が、またコイル層用シートE2は
層厚みに相当する枚数が夫々用いられる。
【0038】次いで、各シートD,E1〜E3,Fの積
層体を導体に含まれる金属成分に応じた温度で焼成す
る。これにより、各シートD,E1〜E3,Fを介して
隣接する導体Pe1a,Pe1b,Pe2,Pe3a,
Pe3bがスルーホール充填部分を通じて相互に接続さ
れ積層方向と直交する螺旋状コイル2となる。
【0039】次いで、焼成後のチップの積層方向と直交
する側の端部に上記同様の導体ペーストをディップ法等
の手法によって塗布し、これを焼成温度温度よりも低い
温度で焼き付けて端子電極3を形成し、必要に応じてこ
れにSn−Pb等のメッキ処理を施す。コイル2の端部
(引出用導体Pe1b,Pe3b)はチップ端面に導出
され露出しているので、該露出部分が端子電極3と接続
する。以上で図1に示した積層インダクタの製造が完了
する。
【0040】尚、上述の製造方法ではコイル層用シート
E1とE3の夫々に引出用導体Pe1bとPe3bを形
成したが、一方のシートに一対の引出用導体を設けるこ
とも可能である。
【0041】次に図10乃至図12を参照して図1に示
した積層インダクタのさらに他の製造方法について説明
する。
【0042】製造に際しては、まず上層用シートGとコ
イル層用シートH1〜H3と下層用シートIを夫々用意
する。尚、図面には一部品に対応するものを示してある
が、実際の各シートは多数個取りが可能な大きさを有し
ており、積層,圧着後に部品寸法に切断される。
【0043】上層用シートGと下層用シートIは同一の
もので、各々Fe23 ,NiO,ZnO又はCuO等
を主成分とするフェライトグリーンシートとから成る。
【0044】コイル層用シートH1は、上記同様のフェ
ライトグリーンシートにコイル周回数に対応した複数
(図中は5個)のスルーホールhを一括で形成し長手方
向に間隔をおき概ね線対称形に形成した後、短手方向に
対向するスルーホールhにその両端部が重なるように帯
状導体Ph1aを形成し、端部位置のスルーホールhに
その端部が重なるようにコ字状の引出用導体Ph1bを
形成することにより作成されている。この導体Ph1b
は端子電極接続用のものでシート端まで延出されてい
る。
【0045】コイル層用シートH2は、上記同様のフェ
ライトグリーンシートにシートH1と同数のスルーホー
ルhを同一位置に形成した後、図11に示すように上下
のスルーホールhが合致するようにこれを所定枚数積み
重ね、図12に示すように積み重ねられたシートのスル
ーホールhにスクリーン印刷等の手法によって導体ペー
ストPhを充填することで作成され、該ペースト充填部
分が図9で説明した点状導体の代わりとなる。
【0046】コイル層用シートH3は、上記同様のフェ
ライトシートに、上側シート(シートH2)の短手方向
で斜めに対向するスルーホールhにその両端部が合致す
るように帯状導体Ph3aを形成し、上側シート(シー
トH2)の端部位置のスルーホールhにその端部が合致
するようにL字状の引出用導体Ph3bを形成すること
により作成されている。この導体Ph3bは端子電極接
続用のものでシート端まで延出されている。
【0047】上記のスルーホールhはフェライトグリー
ンシートがフィルムで支持されている場合にはレーザ光
照射によって、またフィルムで支持されていない場合に
は金型打ち抜きによって夫々形成される。また、導体P
h1a,Ph1b,Ph3a,Ph3bはAg等の金属
粉末を含有した導体ペーストをスクリーン印刷等の手法
によって厚膜印刷することで形成され、スルーホールh
には印刷時に印刷ペーストの一部が充填される。
【0048】次いで、用意した各シートG,H1〜H
3,Iをフィルム付きの場合にはこれを剥しながら図1
0に示す順序で積層し、これを30kg/m2 前後の圧
力で圧着する。ちなみに、上・下層用シートG,Iは層
厚みに相当する枚数が用いられる。
【0049】次いで、各シートG,H1〜H3,Iの積
層体を導体に含まれる金属成分に応じた温度で焼成す
る。これにより、各シートG,H1〜H3,Iを介して
隣接する導体Ph1a,Ph1b,Ph3a,Ph3b
と充填ペーストPhがスルーホールhを通じて相互に接
続され積層方向と直交する螺旋状コイル2となる。
【0050】次いで、焼成後のチップの積層方向と直交
する側の端部に上記同様の導体ペーストをディップ法等
の手法によって塗布し、これを焼成温度温度よりも低い
温度で焼き付けて端子電極3を形成し、必要に応じてこ
れにSn−Pb等のメッキ処理を施す。コイル2の端部
(引出用導体Ph1b,Ph3b)はチップ端面に導出
され露出しているので、該露出部分が端子電極3と接続
する。以上で図1に示した積層インダクタの製造が完了
する。
【0051】尚、上述の製造方法ではコイル層用シート
H1とH3の夫々に引出用導体Ph1bとPh3bを形
成したが、一方のシートに一対の引出用導体を設けるこ
とも可能である。
【0052】図13には本発明に係る積層トランスの概
略斜視図を示してある。
【0053】同図において、21は磁性体材料から成る
直方体形状のチップ、22はチップ1内に埋設された螺
旋状の1次コイル、3はチップ1内に1次コイル22と
隣接して埋設された螺旋状の2次コイル、24は各コイ
ル22,23に対応してチップ1の端部に設けられた2
対の端子電極である。両コイル22,23の周回中心線
Yは各々の端子電極24を結ぶ方向と平行であり、各コ
イル22,23の端部はチップ端面まで導出され各端子
電極24に接続している。
【0054】上記の積層トランスでは、各コイル22,
23の周回中心線Yが各々の端子電極24を結ぶ方向と
平行であるため、端子電極24の形態及び位置の変更さ
れ搭載向きが変わるような場合でも基板面に対する各コ
イル22,23の周回中心線Yの向きは変わることがな
く、各コイル22,23と基板Zとの位置関係を一定に
維持して安定した電気特性を得ることができる。
【0055】ここで、図14を参照して図13に示した
積層トランスの製造方法について説明する。
【0056】製造に際しては、まず上層用シートJとコ
イル層用シートK1〜K4と下層用シートLを夫々用意
する。尚、図面には一部品に対応するものを示してある
が、実際の各シートは多数個取りが可能な大きさを有し
ており、積層,圧着後に部品寸法に切断される。
【0057】上層用シートJは、Fe23 ,NiO,
ZnO又はCuO等を主成分とするフェライトグリーン
シートの所定位置に所定径のスルーホールhを2個形成
した後、各スルーホールhと重なるように矩形状の引出
用導体Pjを形成することにより作成されている。
【0058】コイル層用シートK1〜K4は、上記同様
のフェライトグリーンシートの所定位置にスルーホール
hを2個形成した後、各スルーホールhにその端部が重
なるように4種類のコ字状のコイル用導体Pk1〜Pk
4を2個宛夫々形成することにより作成されている。こ
のコイル用導体Pk1〜Pk4の形状はコ字状以外にも
L字状等の非環状形のものが種々採用できる。
【0059】下層用シートLは、上層用シートJと同
様、フェライトグリーンシートの所定位置に所定径のス
ルーホールhを2個形成した後、各スルーホールhと重
なるように矩形状の引出用導体Plを形成することによ
り作成されている。
【0060】上記のスルーホールhはフェライトグリー
ンシートがフィルムで支持されている場合にはレーザ光
照射によって、またフィルムで支持されていない場合に
は金型打ち抜きによって夫々形成される。また、導体P
j,Pk1〜Pk4,PlはAg等の金属粉末を含有し
た導体ペーストをスクリーン印刷等の手法によって厚膜
印刷することで形成され、スルーホールhには印刷時に
印刷ペーストの一部が充填される。
【0061】次いで、用意した各シートJ,K1〜K
4,Lをフィルム付きの場合にはこれを剥しながら図1
4に示す順序で積層し、これを30kg/m2 前後の圧
力で圧着する。ちなみに、上・下層用シートJ,Lは層
厚みに相当する枚数が、またコイル層用シートK1〜K
4はコイル周回数に相当する枚数が夫々用いられる。
【0062】次いで、各シートJ,K1〜K4,Lの積
層体を導体に含まれる金属成分に応じた温度、例えばA
gの場合には900℃前後の温度で焼成する。これによ
り、各シートJ,K1〜K4,Lを介して隣接する導体
Pa,Pb1〜Pb4,Pcがスルーホール充填部分を
通じて相互に接続され積層方向の螺旋状コイル22,2
3となる。
【0063】次いで、焼成後のチップ21の積層方向端
部に上記同様の導体ペーストをディップ法等の手法によ
って部分的に帯状に塗布し、これを焼成温度温度よりも
低い温度で焼き付けて端子電極24を形成し、必要に応
じてこれにSn−Pb等のメッキ処理を施す。各コイル
22,23の端部(引出用導体Pj,Pl)はチップ端
面に導出され露出しているので、該露出部分が各端子電
極24と接続する。以上で図13に示した積層トランス
の製造が完了する。
【0064】次に図15を参照して図13に示した積層
トランスの他の製造方法について説明する。
【0065】製造に際しては、まず上層用シートMとコ
イル層用シートN1〜N3と下層用シートOを夫々用意
する。尚、図面には一部品に対応するものを示してある
が、実際の各シートは多数個取りが可能な大きさを有し
ており、積層,圧着後に部品寸法に切断される。
【0066】上層用シートMと下層用シートOは同一の
もので、各々Fe23 ,NiO,ZnO又はCuO等
を主成分とするフェライトグリーンシートから成る。
【0067】コイル層用シートN1は、上記同様のフェ
ライトグリーンシートに各コイル周回数に対応した複数
(図中は5個)のスルーホールhを短手方向に間隔をお
き概ね線対称形に左右2組形成した後、長手方向に対向
するスルーホールhにその両端部が重なるように帯状導
体Pn1aを形成し、端部位置のスルーホールhにその
端部が重なるようにコ字状の引出用導体Pn1bを形成
することにより作成されている。この導体Pn1bは端
子電極接続用のものでシート端まで延出されている。
【0068】コイル層用シートN2は、上記同様のフェ
ライトグリーンシートにシートN1と同数のスルーホー
ルhを同一位置に形成した後、各スルーホールhと重な
るように円形状の点状導体Pn2を形成することにより
作成されている。
【0069】コイル層用シートN3は、上記同様のフェ
ライトシートに、上側シート(シートN2)の短手方向
で斜めに対向するスルーホールhにその両端部が合致す
るように帯状導体Pn3aを形成し、上側シート(シー
トN2)の端部位置のスルーホールhにその端部が合致
するようにL字状の引出用導体Pn3bを形成すること
により作成されている。この導体Pn3bは端子電極接
続用のものでシート端まで延出されている。
【0070】上記のスルーホールhはフェライトグリー
ンシートがフィルムで支持されている場合にはレーザ光
照射によって、またフィルムで支持されていない場合に
は金型打ち抜きによって夫々形成される。また、導体P
n1a,Pn1b,Pn2,Pn3a,Pn3bはAg
等の金属粉末を含有した導体ペーストをスクリーン印刷
等の手法によって厚膜印刷することで形成され、スルー
ホールhには印刷時に印刷ペーストの一部が充填され
る。
【0071】次いで、用意した各シートM,N1〜N
3,Oをフィルム付きの場合にはこれを剥しながら図1
5に示す順序で積層し、これを30kg/m2 前後の圧
力で圧着する。ちなみに、上・下層用シートM,Oは層
厚みに相当する枚数が、またコイル層用シートN2は層
厚みに相当する枚数が夫々用いられる。
【0072】次いで、各シートM,N1〜N3,Oの積
層体を導体に含まれる金属成分に応じた温度で焼成す
る。これにより、各シートM,N1〜N3,Oを介して
隣接する導体Pn1a,Pn1b,Pn2,Pn3a,
Pn3bがスルーホールhを通じて相互に接続され積層
方向と直交する螺旋状コイル22,23となる。
【0073】次いで、焼成後のチップ21の積層方向と
直交する側の端部に上記同様の導体ペーストをディップ
法等の手法によって部分的に帯状に塗布し、これを焼成
温度温度よりも低い温度で焼き付けて端子電極24を形
成し、必要に応じてこれにSn−Pb等のメッキ処理を
施す。各コイル22,23の端部(引出用導体Pん1
b,Pn3b)はチップ端面に導出され露出しているの
で、該露出部分が端子電極24と接続する。以上で図1
3に示した積層トランスの製造が完了する。
【0074】尚、上記のコイル層用シートN2は、図1
0乃至図12で説明した製造方法と同様に、スルーホー
ル形成後のフェライトグリーンシートを所定枚数積み重
ね、積み重ねられたシートのスルーホールにスクリーン
印刷等の手法によって導体ペーストを充填することでも
作成できる。また、上述の製造方法ではコイル層用シー
トN1とN3の夫々に引出用導体Pn1bとPn3bを
形成したが、一方のシートに一対の引出用導体を設ける
ことも可能である。
【0075】ちなみに、図13に示した積層トランスの
各コイル中心部分に高透磁率部を形成するような場合
は、図14で説明した製造方法で図16に示すコイル層
用シート、即ちシートのコイル中心部分に孔K1aに高
透磁率の未焼成フェライト材μHを充填したものをコイ
ル層用シートK1(シートK2〜K4も同様)として用
いるとよい。また、図15で説明した製造方法で図17
に示すコイル層用シート、即ちシートのコイル中心部分
に形成した長孔N2aに高透磁率の未焼成フェライト材
μHを充填したものをコイル層用シートN2として用い
るとよい。何れの場合も孔形成にはレーザ光照射や金型
打ち抜き等の手法が利用でき、未焼成フェライト材の充
填にはスクリーン印刷等の手法が利用できる。
【0076】以上、本発明を積層インダクタと積層トラ
ンスに適用した例を示したが、本発明は1乃至複数のコ
イルを内蔵した実施例以外の電子部品に幅広く適用でき
同様の効果を得ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、コイルの周回中心線を端子電極を結ぶ方向と平
行にしてあるので、複数の搭載向きが可能な場合又は端
子電極の形態及び位置の変更され搭載向きが変わるよう
な場合でも、基板面に対するコイルの周回中心線の向き
が変わることがなく、コイルと基板との位置関係を一定
に維持して安定した電気特性を得ることができる。
【0078】請求項2の発明によれば、非環状導体を形
成したグリーンシートと、引出導体を形成したグリーン
シートとを所定の順序で積層,圧着し、圧着後の積層体
を焼成して積層方向端部に端子電極を形成する簡単な手
順で請求項1記載の積層型電子部品を的確に製造できる
利点がある。
【0079】請求項3の発明によれば、点状導体を形成
したグリーンシートと、帯状導体と引出導体を形成した
グリーンシートとを所定の順序で積層,圧着し、圧着後
の積層体を焼成して積層方向と直交する側の端部に端子
電極を形成する簡単な手順で請求項1記載の積層型電子
部品を的確に製造できる利点がある。
【0080】請求項4の発明によれば、点状導体を形成
したグリーンシートと、帯状導体と一対の引出導体を形
成したグリーンシートと、帯状導体を形成したグリーン
シートとを所定の順序で積層,圧着し、圧着後の積層体
を焼成して積層方向と直交する側の端部に端子電極を形
成する簡単な手順で請求項1記載の積層型電子部品を的
確に製造できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層インダクタの概略断面図
【図2】本発明に係る積層インダクタの概略斜視図
【図3】図1に示した積層インダクタの製造方法を示す
【図4】積層,圧着工程を示す斜視図
【図5】端子電極形成工程を示す斜視図
【図6】従来の積層インダクタの概略断面図
【図7】従来の積層インダクタの搭載例を示す図
【図8】従来の積層インダクタの搭載例を示す図
【図9】図1に示した積層インダクタの他の製造方法を
示す図
【図10】図1に示した積層インダクタの他の製造方法
を示す図
【図11】コイル層用シートの作成手順説明図
【図12】コイル層用シートの作成手順説明図
【図13】本発明に係る積層トランスの概略断面図
【図14】図13に示した積層トランスの製造方法を示
す図
【図15】図13に示した積層トランスの他の製造方法
を示す図
【図16】コイル中心部分に高透磁率部を形成する方法
を示す図
【図17】コイル中心部分に高透磁率部を形成する方法
を示す図
【符号の説明】
1…チップ、2…コイル、3…端子電極、Y…コイルの
周回中心線、A…上層用シート、Pa…引出用導体、B
1〜B4…コイル層用シート、Pb1〜Pb4…コイル
用導体、C…下層用シート、Pc…引出用導体、D…上
層用シート、E1〜E3…コイル層用シート、Pe1
a,Pe3a…帯状導体、Pe1b,Pe3b…引出用
導体、Pe2…点状導体、F…下層用シート、G…上層
用シート、H1〜H3…コイル層用シート、Ph1a,
Ph3a…帯状導体、Ph1b,Ph3b…引出用導
体、Ph…充填ペースト、I…下層用シート、21…チ
ップ、22…1次コイル、23…2次コイル、24…端
子電極、Y…コイルの周回中心線、J…上層用シート、
Pj…引出用導体、K1〜K4…コイル層用シート、P
k1〜Pk4…コイル用導体、L…下層用シート、Pl
…引出用導体、M…上層用シート、N1〜N3…コイル
層用シート、Pn1a,Pn3a…帯状導体、Pn1
b,Pn3b…引出用導体、Pn2…点状導体、O…下
層用シート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層構造のチップ内に1乃至複数のコイ
    ルを埋設され、チップ端部にコイル端と接続する端子電
    極を備えた積層型電子部品において、 コイルの周回中心線を端子電極を結ぶ方向と平行にし
    た、 ことを特徴とする積層型電子部品。
  2. 【請求項2】 コ字状,L字状等の非環状導体を形成し
    た複数のグリーンシートを各導体の端部がその貫通部分
    を介し積層方向で螺旋状に接続するように積み重ね、引
    出導体を貫通形成したグリーンシートを引出導体が上下
    端の非環状導体の端部と接続するようにその上下夫々に
    積み重ねて全体を圧着し、圧着後の積層体を焼成して積
    層方向端部に上下端の引出導体と接続する端子電極を形
    成した、 ことを特徴とする積層型電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 コイル周回数に対応した複数の点状導体
    を略線対称形に貫通形成したグリーンシートの上下夫々
    に、コイル周回数に対応した数の帯状導体と引出導体を
    形成したグリーンシートを引出導体が上下端の点状導体
    の端1つと接続し、且つ各帯状導体の端部が残りの点状
    導体を介し積層方向と直交する方向で螺旋状に接続する
    ように積み重ねて全体を圧着し、圧着後の積層体を焼成
    して積層方向と直交する側の端部に引出導体と接続する
    端子電極を形成した、 ことを特徴とする積層型電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 コイル周回数に対応した複数の点状導体
    を略線対称形に貫通形成したグリーンシートの上下一方
    に、コイル周回数に対応した数の帯状導体と一対の引出
    導体を形成したグリーンシートを引出導体が上下端一方
    の点状導体の端夫々と接続し、且つ帯状導体の端部が残
    りの点状導体と接続するようにその上下一方に積み重ね
    ると共に、上下他方に、コイル周回数に対応した数の帯
    状導体を形成したグリーンシートを各帯状導体の端部が
    点状導体及び上記帯状導体を介し積層方向と直交する方
    向で螺旋状に接続するように積み重ねて全体を圧着し、
    圧着後の積層体を焼成して積層方向と直交する側の端部
    に引出導体と接続する端子電極を形成した、 ことを特徴とする積層型電子部品の製造方法。
JP6188158A 1994-08-10 1994-08-10 積層型電子部品及びその製造方法 Pending JPH0855726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6188158A JPH0855726A (ja) 1994-08-10 1994-08-10 積層型電子部品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6188158A JPH0855726A (ja) 1994-08-10 1994-08-10 積層型電子部品及びその製造方法

Related Child Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11600699A Division JP2000003827A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 積層型電子部品の製造方法
JP2002206936A Division JP2003077728A (ja) 2002-07-16 2002-07-16 積層インダクタ
JP2002206945A Division JP2003037014A (ja) 2002-07-16 2002-07-16 積層インダクタ搭載構造
JP2002206951A Division JP2003037012A (ja) 2002-07-16 2002-07-16 積層インダクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0855726A true JPH0855726A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16218775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6188158A Pending JPH0855726A (ja) 1994-08-10 1994-08-10 積層型電子部品及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0855726A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1041163A (ja) * 1996-07-24 1998-02-13 Taiyo Yuden Co Ltd チップ形インダクタ
EP0844625A2 (en) * 1996-11-21 1998-05-27 TDK Corporation Multilayer electronic part and method for producing the same
JPH11162737A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Taiyo Yuden Co Ltd 積層チップ電子部品
JPH11186040A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Tdk Corp 積層型ノイズフィルタ
JPH11204338A (ja) * 1998-01-13 1999-07-30 Mitsubishi Materials Corp 固体電子部品
EP0933788A1 (en) * 1998-02-02 1999-08-04 Taiyo Yuden Co., Ltd. Multilayer electronic component and manufacturing method thereof
EP0953994A2 (en) * 1998-05-01 1999-11-03 Taiyo Yuden Co., Ltd. Multi-laminated inductor and manufacturing method thereof
US6133809A (en) * 1996-04-22 2000-10-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. LC filter with a parallel ground electrode
US6165866A (en) * 1997-12-16 2000-12-26 Taiyo Yuden Co., Ltd. Manufacturing method for laminated chip electronic part
US6218925B1 (en) 1998-01-08 2001-04-17 Taiyo Yuden Co., Ltd. Electronic components
US6448863B1 (en) * 1999-04-22 2002-09-10 Hitachi Metals, Ltd. Differential transmission cable and joint with specific distances
US6675462B1 (en) 1998-05-01 2004-01-13 Taiyo Yuden Co., Ltd. Method of manufacturing a multi-laminated inductor
EP1517400A2 (en) * 2003-09-11 2005-03-23 Kyocera Corporation SMD antenna
JP2005109083A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Tdk Corp コイル部品
JPWO2005036566A1 (ja) * 2003-10-10 2006-12-28 株式会社村田製作所 積層コイル部品およびその製造方法
JP2010040882A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
JP2011244363A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Panasonic Corp アンテナ装置
JP2015079958A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. チップ電子部品、その実装基板及び包装体
CN104575946A (zh) * 2013-10-16 2015-04-29 三星电机株式会社 片式电子组件、具有其的板及其封装单元
JP2016139742A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社村田製作所 コイル部品
US10170229B2 (en) 2014-09-18 2019-01-01 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Chip electronic component and board having the same

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6133809A (en) * 1996-04-22 2000-10-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. LC filter with a parallel ground electrode
DE19716896B4 (de) * 1996-04-22 2010-11-04 Murata Mfg. Co., Ltd., Nagaokakyo-shi LC-Filter
JPH1041163A (ja) * 1996-07-24 1998-02-13 Taiyo Yuden Co Ltd チップ形インダクタ
EP0844625A2 (en) * 1996-11-21 1998-05-27 TDK Corporation Multilayer electronic part and method for producing the same
EP0844625A3 (en) * 1996-11-21 1999-02-10 TDK Corporation Multilayer electronic part and method for producing the same
CN1100329C (zh) * 1996-11-21 2003-01-29 Tdk株式会社 多层电子部件及其制造方法
US6568054B1 (en) 1996-11-21 2003-05-27 Tkd Corporation Method of producing a multilayer electronic part
US6147573A (en) * 1996-11-21 2000-11-14 Tdk Corporation Multilayer electronic part with planar terminal electrodes
JPH11162737A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Taiyo Yuden Co Ltd 積層チップ電子部品
US6165866A (en) * 1997-12-16 2000-12-26 Taiyo Yuden Co., Ltd. Manufacturing method for laminated chip electronic part
JPH11186040A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Tdk Corp 積層型ノイズフィルタ
US6218925B1 (en) 1998-01-08 2001-04-17 Taiyo Yuden Co., Ltd. Electronic components
JPH11204338A (ja) * 1998-01-13 1999-07-30 Mitsubishi Materials Corp 固体電子部品
EP0933788A1 (en) * 1998-02-02 1999-08-04 Taiyo Yuden Co., Ltd. Multilayer electronic component and manufacturing method thereof
EP0953994A3 (en) * 1998-05-01 2000-02-23 Taiyo Yuden Co., Ltd. Multi-laminated inductor and manufacturing method thereof
US6154114A (en) * 1998-05-01 2000-11-28 Taiyo Yuden Co., Ltd. Multi-laminated inductor and manufacturing method thereof
US6675462B1 (en) 1998-05-01 2004-01-13 Taiyo Yuden Co., Ltd. Method of manufacturing a multi-laminated inductor
EP0953994A2 (en) * 1998-05-01 1999-11-03 Taiyo Yuden Co., Ltd. Multi-laminated inductor and manufacturing method thereof
US6448863B1 (en) * 1999-04-22 2002-09-10 Hitachi Metals, Ltd. Differential transmission cable and joint with specific distances
EP1517400A2 (en) * 2003-09-11 2005-03-23 Kyocera Corporation SMD antenna
EP1517400A3 (en) * 2003-09-11 2005-03-30 Kyocera Corporation SMD antenna
US7142160B2 (en) 2003-09-11 2006-11-28 Kyocera Corporation Small size antenna, surface mounting type antenna and antenna device as well as radio communication device
JP4600638B2 (ja) * 2003-09-30 2010-12-15 Tdk株式会社 コイル部品
JP2005109083A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Tdk Corp コイル部品
JPWO2005036566A1 (ja) * 2003-10-10 2006-12-28 株式会社村田製作所 積層コイル部品およびその製造方法
JP4492540B2 (ja) * 2003-10-10 2010-06-30 株式会社村田製作所 積層コイル部品およびその製造方法
JP2010040882A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
JP2011244363A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Panasonic Corp アンテナ装置
JP2015079958A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. チップ電子部品、その実装基板及び包装体
CN104575946A (zh) * 2013-10-16 2015-04-29 三星电机株式会社 片式电子组件、具有其的板及其封装单元
US10170229B2 (en) 2014-09-18 2019-01-01 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Chip electronic component and board having the same
JP2016139742A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社村田製作所 コイル部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0855726A (ja) 積層型電子部品及びその製造方法
US8159322B2 (en) Laminated coil
KR100552010B1 (ko) 적층전자부품 및 그 제조방법
JP2004128506A (ja) 積層型コイル部品及びその製造方法
US20120062348A1 (en) Laminated coil
US6675462B1 (en) Method of manufacturing a multi-laminated inductor
JP4831101B2 (ja) 積層トランス部品及びその製造方法
JP2001044038A (ja) 積層電子部品
JPH06224043A (ja) 積層チップトランスとその製造方法
JPH11265823A (ja) 積層型インダクタ及びその製造方法
JP2001217126A (ja) 積層インダクタ
JPH01151211A (ja) 積層応用部品の構造
JPH0363205B2 (ja)
JP2682829B2 (ja) 積層応用部品の構造
JP2003077728A (ja) 積層インダクタ
JP6784183B2 (ja) 積層コイル部品
JP2938631B2 (ja) 積層セラミックインダクタの製造方法
JP2000003827A (ja) 積層型電子部品の製造方法
JPS5943690Y2 (ja) 積層型トランス
JP4635430B2 (ja) 積層コイル部品
JP2003037014A (ja) 積層インダクタ搭載構造
JPS60106114A (ja) インダクタの製造方法
JPS6031242Y2 (ja) Lc複合部品
JPS6346566B2 (ja)
JPH11251146A (ja) 積層インダクタ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990223