JPH11265823A - 積層型インダクタ及びその製造方法 - Google Patents

積層型インダクタ及びその製造方法

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JPH11265823A
JPH11265823A JP6727398A JP6727398A JPH11265823A JP H11265823 A JPH11265823 A JP H11265823A JP 6727398 A JP6727398 A JP 6727398A JP 6727398 A JP6727398 A JP 6727398A JP H11265823 A JPH11265823 A JP H11265823A
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JP
Japan
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conductor
layer
forming
magnetic
laminated
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JP6727398A
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Noriyuki Goto
紀之 後藤
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部電極の形成が簡単で安価に作製可能な構
造の積層型チップインダクタの製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 従来通りの積層印刷法による積層体形成
工程を改良し、導体層6,14における導体パターンと
してコイル導体部における外部電極形成引出し用の始
端,終端となる箇所を持たせる以外に導体層8,10,
12,14,16の導体パターンにこれらの端部を導体
接続するための端部接続用導体パターンを所定部分に設
けると共に、磁性層7,9,11,13の内部導体接続
用切り欠き窓19以外の所定部分に端部接続用導体パタ
ーンを導体接続するための線導体接続用切り欠き窓20
を設け(磁性層15ではそれのみとなる)、且つこれら
の窓を通して端部接続用導体パターン同士を始端並びに
終端に導体接続して線導体を形成した上、最上部の導体
層18に線導体に導体接続した外部電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として磁性体部
の内部に螺旋状のコイル導体部を有すると共に、積層印
刷法により作製される積層型インダクタ及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の積層型インダクタとして
は、例えば図4に外観構成を示すようなものが挙げられ
る。この積層型インダクタ1´は、基本的に直方体形状
の磁性体部3´と直方体の長手方向の両端に設けられた
外部電極2´とを有して成るもので、表面実装型として
構成される。
【0003】このうち、磁性体部3´の内部には図5に
示されるように、螺旋状の導体パターンから成るコイル
導体部4´が形成されている。
【0004】このような積層型インダクタ1´を製造す
る場合、磁性粉末にバインダを混練して成る磁性体ペー
ストと導電性ペーストとをスクリーン印刷法等による積
層印刷法を施して積層することにより、磁性体部3´の
内部に螺旋状のコイル導体部4´が配備されるように積
層体を形成する積層体形成工程を経た後、積層体を焼成
して作製される。
【0005】図6は、この積層チップインダクタ1´の
細部構成(積層パターン)を示した分解斜視図である。
【0006】具体的に云えば、積層チップインダクタ1
´は、Ni−Zn系軟磁性フェライト等の磁性材を加工
した磁性体シートであるグリーンシート5を基板とし、
その上にクリーン印刷法等で導電性ペーストによりコイ
ル形状の局部を形成するための導体パターンを施した第
1導体層6´を積層する。又、第1導体層6´上には、
磁性体ペーストにより所定部分に内部導体接続用切り欠
き窓19を有するように印刷した第1磁性層7´を積層
する。
【0007】以降同様に、第1磁性層7´上にはコイル
形状の他の局部を形成するための導体パターンを施した
第2導体層8´を,第2導体層8´上には他の所定部分
に内部導体接続用切り欠き窓19を設けた第2磁性層9
´を,第2磁性層9´上にはコイル形状の別の局部を形
成するための導体パターンを施した第3導体層10´
を,第3導体層10´上には別の所定部分に内部導体接
続用切り欠き窓19を設けた第3磁性層11´を,第4
磁性層11´上にはコイル形状の更に他の局部を形成す
るための導体パターンを施した第4導体層12´を,第
4導体層12´上には更に他の所定部分に内部導体接続
用切り欠き窓19を設けた第4磁性層13´を,第4磁
性層13´上にはコイル形状の更に別の局部を形成する
ための導体パターンを施した第5導体層14´をそれぞ
れ積層し、こうした導体層と磁性層との積層を交互に複
数回繰り返した後、最終的に第5導体層14´上にグリ
ーンシート5を重畳する。
【0008】因みに、ここでの各導体層における印刷パ
ターンは、一定盤に対して数千個分のコイルが形成され
るように設定される。又、各磁性層に設けられた内部導
体接続用切り欠き窓19は、各磁性層を挟んで上下面に
位置される各導体層を導体接続するために設けられてお
り、この内部導体接続用切り欠き窓19を通して導体接
続が行われることにより各磁性層による磁性体部3´の
内部に各導体層の導体パターンよる螺旋状のコイル導体
部4´が形成される。尚、コイル導体部4´において所
望の巻き数を得るためには導体層及び磁性層の積層回数
を増減すれば良い。
【0009】こうした積層印刷完了後、積層母材板を個
々のチップとして分離するため切断機による切断が行わ
れ、所定数の積層体として加工される。各積層体は焼成
炉により高温で焼成され、焼結体としての積層体チップ
が形成される。
【0010】ところで、先の積層印刷工程におけるコイ
ル導体4´の局部に関する導体パターンに関して、第1
導体層6´の導体パターンの一部と最終の第5導体層1
4´の導体パターンの一部とはチップ端面に露出される
ように配しており、これがコイル導体部4´のそれぞれ
始端並びに終端となる。
【0011】即ち、ここまでの製造工程は、積層印刷法
によりそれぞれ異なる導体パターンを施した導体層6
´,8´,10´,12´,14´とそれぞれ異なる所
定部分に内部導体接続用切り欠き窓19を設けた磁性層
7´,9´,11´,13´とを交互に繰り返して積層
することで積層体を成し、且つ内部導体接続用切り欠き
窓19を通して導体層6´,8´,10´,12´,1
4´をそれぞれ導体接続することで積層体における磁性
層7´,9´,11´,13´による磁性体部3´の内
部に導体パターンよる螺旋状のコイル導体部4´を形成
する積層体形成工程となる。
【0012】この後は、コイル導体部4´の始端及び終
端が露出した焼成後の積層体チップの両端面に対し、そ
の始端及び終端と電気的に接続するように外部から導体
ペーストを塗布して外部電極2´を形成する。このとき
の外部電極形成工程では、先に積層体チップの長手方向
の一端面に対して導体ペースト塗布してからペースト乾
燥を行い、その後に他端面に導体ペーストを塗布してか
ら乾燥を行うため、4つの工程が必要となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した積層型チップ
インダクタの場合、その製造に際して外部電極形成工程
で積層体チップの長手方向の端面に対して導体ペースト
の塗布及びペースト乾燥の工程をそれぞれ要して4つの
工程を行っているが、これらの工程が積層型チップイン
ダクタの全製造工程に対して占める割合が高いため、結
果として作製される積層型チップインダクタの製造原価
にコスト高を招いてしまうという問題がある。
【0014】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、外部電極の形成が
簡単で安価に作製可能な構造の積層型インダクタ及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、磁性体
部の内部に螺旋状のコイル導体部が配備された積層体か
ら成る積層型インダクタにおいて、積層体の一面には、
該積層体内でコイル導体部の外部電極形成引出し用の始
端並びに終端に導体接続されて形成された線導体を介し
て接続された外部電極が設けられた積層型インダクタが
得られる。
【0016】又、本発明によれば、それぞれ異なる導体
パターンを有する導体層とそれぞれ異なる所定部分に内
部導体接続用切り欠き窓が設けられた磁性層とを交互に
所定回数分繰り返して積層した積層体から成ると共に、
該導体層が該内部導体接続用切り欠き窓を通してそれぞ
れ導体接続されることで該積層体における該磁性層によ
る磁性体部の内部に該導体パターンよる螺旋状のコイル
導体部が形成される積層型インダクタにおいて、導体層
は、導体パターンとしてコイル導体部における外部電極
形成引出し用の始端並びに終端となる箇所を含むと共
に、該始端並びに該終端を導体接続するために所定部分
に設けられた端部接続用導体パターンを含み、磁性層の
内部導体接続用切り欠き窓以外の所定部分には、端部接
続用導体パターンを導体接続するために線導体接続用切
り欠き窓が設けられ、更に、導体層の最上部又は最下部
のものは、線導体接続用切り欠き窓を通して端部接続用
導体パターン同士が始端並びに終端に導体接続されて成
る線導体に導体接続された外部電極を有する積層型イン
ダクタが得られる。
【0017】一方、本発明によれば、積層印刷法により
磁性体部の内部に螺旋状のコイル導体部が配備されるよ
うに積層体を形成する積層体形成工程を含む積層型イン
ダクタの製造方法において、積層体形成工程では、積層
体内でコイル導体部の外部電極形成引出し用の始端並び
に終端に導体接続されて形成される線導体を介して接続
される外部電極を該積層体の一面に設ける積層型インダ
クタの製造方法が得られる。
【0018】更に、本発明によれば、積層印刷法により
それぞれ異なる導体パターンを施した導体層とそれぞれ
異なる所定部分に内部導体接続用切り欠き窓を設けた磁
性層とを交互に所定回数分繰り返して積層することで積
層体を成し、且つ該内部導体接続用切り欠き窓を通して
該導体層をそれぞれ導体接続することで該積層体におけ
る該磁性層による磁性体部の内部に該導体パターンよる
螺旋状のコイル導体部を形成する積層体形成工程を含む
積層型インダクタの製造方法において、積層体形成工程
では、導体層における導体パターンとしてコイル導体部
における外部電極形成引出し用の始端並びに終端となる
箇所を持たせる以外に該始端並びに該終端を導体接続す
るための端部接続用導体パターンを所定部分に設けると
共に、磁性層の内部導体接続用切り欠き窓以外の所定部
分には該端部接続用導体パターンを導体接続するための
線導体接続用切り欠き窓を設け、且つ該線導体接続用切
り欠き窓を通して該端部接続用導体パターン同士を該始
端並びに該終端に導体接続して線導体を形成した上、該
導体層の最上部又は最下部のものに該線導体に導体接続
した外部電極を形成する積層型インダクタの製造方法が
得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の積
層型インダクタについて、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0020】図1は、本発明の一実施例に係る積層型チ
ップインダクタ1の外観構成を示した斜視図である。こ
の積層型インダクタ1は、基本的に直方体形状の磁性体
部3の長手方向における最上部に設けられた2つの外部
電極(端子電極)2とを有して成るもので、表面実装型
として構成される。
【0021】このうち、磁性体部3の内部には図2に示
されるように、螺旋状の導体パターンから成るコイル導
体部4が形成されているが、このコイル導体部4の外部
電極形成引出し用の始端並びに終端となる箇所には線導
体41が導体接続されて形成されている。
【0022】即ち、この積層型チップインダクタ1は、
磁性体部3の内部に螺旋状のコイル導体部4が形成され
る積層体から成るもので、積層体の一面にコイル導体部
4の外部電極形成引出し用の始端並びに終端に導体接続
された外部電極2が設けられた構成となっている。
【0023】このような積層型インダクタ1を製造する
場合も、磁性粉末にバインダを混練して成る磁性体ペー
ストと導電性ペーストとをスクリーン印刷法等による積
層印刷法を施して積層することにより、磁性体部3の内
部に螺旋状のコイル導体部4が配備されるように積層体
を形成する積層体形成工程を経た後、積層体を焼成して
作製される。但し、ここでの積層体形成工程では、コイ
ル導体部4の外部電極形成引出し用の始端並びに終端に
導体接続されて形成される線導体41を介して接続され
る外部電極2を積層体の一面に設けることになる。
【0024】即ち、この積層型インダクタ1を製造する
場合、従来通りの積層印刷法によりそれぞれ異なる導体
パターンを施した導体層とそれぞれ異なる所定部分に内
部導体接続用切り欠き窓を設けた磁性層とを交互に所定
回数分繰り返して積層することで積層体を成し、且つ内
部導体接続用切り欠き窓を通して導体層をそれぞれ導体
接続することで積層体における磁性層による磁性体部3
の内部に導体パターンよる螺旋状のコイル導体部4を形
成する積層体形成工程を実行する際、導体層における導
体パターンとしてコイル導体部4における外部電極形成
引出し用の始端並びに終端となる箇所を持たせる以外に
これらの端部を導体接続するための端部接続用導体パタ
ーンを所定部分に設けると共に、磁性層の内部導体接続
用切り欠き窓以外の所定部分には端部接続用導体パター
ンを導体接続するための線導体接続用切り欠き窓を設
け、且つこれらの窓を通して端部接続用導体パターン同
士を始端並びに終端に導体接続して線導体を形成41し
た上、導体層の最上部に線導体41に導体接続した外部
電極2を形成すれば良い。
【0025】図3は、この積層型チップインダクタ1の
細部構成(積層パターン)を示した分解斜視図である。
【0026】具体的に云えば、積層型チップインダクタ
1は、図6で説明した場合と同様にNi−Zn系軟磁性
フェライト等の磁性材を加工した磁性体シートであるグ
リーンシート5を基材とし、その上にクリーン印刷法等
で導電性ペーストによりコイル形状の局部を形成するた
めの導電性パターンを施した第1の導体層6を形成す
る。但し、ここでの第1の導体層6における導電性パタ
ーンは図6で説明した場合の第1の導体層6´の導電性
パターンとは異なり、外部電極2引出し用の導体の始端
となる部分が積層体の側面から露出しないような印刷パ
ターンとなっている。又、第1の導体層6上には、磁性
体ペーストにより所定部分に内部導体接続用切り欠き窓
19及びコイル導体部4における外部電極形成引出し用
の始端となる線導体41の断片を接続するための線導体
接続用切り欠き窓20を有するように印刷した第1の磁
性層7を積層する。
【0027】以降同様に、第1の磁性層7上には、所定
部分にコイル形状の他の局部を形成するための導体パタ
ーン及び始端を導体接続するための端部接続用導体パタ
ーンを施した第2導体層8を,第2導体層8上には他の
所定部分に内部導体接続用切り欠き窓19及び線導体接
続用切り欠き窓20を設けた第2磁性層9を,第2磁性
層9上にはコイル形状の別の局部を形成するための導体
パターン及び端部接続用導体パターンを施した第3導体
層10を,第3導体層10上には別の所定部分に内部導
体接続用切り欠き窓19及び線導体接続用切り欠き窓2
0を設けた第3磁性層11を,第4磁性層11上にはコ
イル形状の更に他の局部を形成するための導体パターン
及び端部接続用導体パターンを施した第4導体層12
を,第4導体層12上には更に他の所定部分に内部導体
接続用切り欠き窓19及び線導体接続用切り欠き窓20
を設けた第4磁性層13を,第4磁性層13上にはコイ
ル形状の更に別の局部を形成するための導体パターン及
び端部接続用導体パターンを施した第5導体層14をそ
れぞれ積層する。
【0028】但し、第5導体層14の導体パターンにお
いても、図6で説明した場合の第1の導体層6´の導電
性パターンとは異なり、外部電極2引出し用の導体の終
端となる部分が積層体の側面から露出しないような印刷
パターンとなっている。
【0029】又、第5導体層14上には、コイル導体部
4における外部電極形成引出し用の始端並びに終端に対
する線導体接続用切り欠き窓20を設けた第5磁性層1
5を,第5磁性層15上にはその始端並びに終端に対す
る端部接続用導体パターンのみを施した第6導体層16
を,第6導体層16上には第5磁性層15の端部接続用
導体パターンに対応する位置の両端を残して印刷した第
6の磁性体層17を.第6の磁性体層17上には第6の
導体層16で露出しているコイル導体部4の始端並びに
終端とそれぞれ接続するように中央部を残して両端に印
刷した第7の導体層18をそれぞれ積層する。
【0030】こうした印刷積層により得られる積層体で
は、積層体形成工程において、導体層6,14における
導体パターンにコイル導体部4における外部電極形成引
出し用の始端,終端となる箇所を持たせる以外に導体層
8,10,12,14,16における導体パターンにこ
れらの端部を導体接続するための端部接続用導体パター
ンを所定部分に設け、且つ磁性層7,9,11,13の
内部導体接続用切り欠き窓19以外の所定部分に端部接
続用導体パターンを導体接続するための線導体接続用切
り欠き窓20を設ける(磁性層15ではそれのみとな
る)と共に、これらの窓を通して端部接続用導体パター
ン同士を始端並びに終端に導体接続して線導体41を形
成した上、最上部の導体層18に線導体41に導体接続
した外部電極2を形成するため、結果として磁性体部3
の内部に3.5ターンの巻き数を有したコイル導体部4
が形成され、しかも外部と接続するための2つの端子電
極である外部電極2が一面上に形成される構成となる。
【0031】実際の量産工程においては、一定盤上に数
千個のコイル導体部4が形成されるようなスクリーン版
設計となっているため、こうして得られた積層体母板を
従来通りに切断工程においてチップ状(直方体)に切り
分け、その積層体チップを600℃前後で脱バインダ処
理した後、890〜900℃の高温で焼成することによ
り、外部電極2が既に形成済みの積層型インダクタ1が
作製される。
【0032】尚、上述した一実施例では、線導体41に
導体接続される外部電極2を導体層の最上部に形成した
構成を説明したが、外部電極2を導体層の最下部に形成
しても良い。何れにしても、外部電極2は積層体の一面
上に形成される。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
積層体形成の段階で積層体の一面上に外部電極を形成し
ているので、従来のように積層体チップの焼成後に行っ
た4つの工程を要する外部電極形成工程が不要になり、
積層型インダクタの製造に際しての工数を削減できるよ
うになる。結果として、外部電極の形成が簡単で安価に
作製可能な構造の積層型チップインダクタ及びその製造
方法を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る積層型チップインダク
タの外観構成を示した斜視図である。
【図2】図1に示す積層型チップインダクタの要部にお
ける内部構造(導体パターン)を模試的に示した斜視図
である。
【図3】図1に示す積層型チップインダクタの細部構成
(積層パターン)を示した分解斜視図である。
【図4】従来の積層型チップインダクタの外観構成を示
した斜視図である。
【図5】図4に示す積層型チップインダクタの要部にお
ける内部構造(導体パターン)を模試的に示した斜視図
である。
【図6】図4に示す積層チップインダクタの細部構成
(積層パターン)を示した分解斜視図である。
【符号の説明】
1,1´ 積層チップインダクタ 2,2´ 外部電極 3,3´ 磁性体部 4,4´ コイル導体部 5 グリーンシート 6,6´ 第1導体層 7,7´ 第1磁性層 8,8´ 第2導体層 9,9´ 第2磁性層 10,10´ 第3導体層 11,11´ 第3磁性層 12,12´ 第4導体層 13,13´ 第4磁性層 14,14´ 第5導体層 15 第5磁性層 16 第6導体層 17 第7磁性層 18 第7導体層(外部電極層) 19 内部導体接続用切り欠き窓 20 線導体接続用切り欠き窓 41 線導体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体部の内部に螺旋状のコイル導体部
    が配備された積層体から成る積層型インダクタにおい
    て、前記積層体の一面には、該積層体内で前記コイル導
    体部の外部電極形成引出し用の始端並びに終端に導体接
    続されて形成された線導体を介して接続された外部電極
    が設けられたことを特徴とする積層型インダクタ。
  2. 【請求項2】 それぞれ異なる導体パターンを有する導
    体層とそれぞれ異なる所定部分に内部導体接続用切り欠
    き窓が設けられた磁性層とを交互に所定回数分繰り返し
    て積層した積層体から成ると共に、該導体層が該内部導
    体接続用切り欠き窓を通してそれぞれ導体接続されるこ
    とで該積層体における該磁性層による磁性体部の内部に
    該導体パターンよる螺旋状のコイル導体部が形成される
    積層型インダクタにおいて、前記導体層は、前記導体パ
    ターンとして前記コイル導体部における外部電極形成引
    出し用の始端並びに終端となる箇所を含むと共に、該始
    端並びに該終端を導体接続するために所定部分に設けら
    れた端部接続用導体パターンを含み、前記磁性層の前記
    内部導体接続用切り欠き窓以外の所定部分には、前記端
    部接続用導体パターンを導体接続するために線導体接続
    用切り欠き窓が設けられ、更に、前記導体層の最上部又
    は最下部のものは、前記線導体接続用切り欠き窓を通し
    て前記端部接続用導体パターン同士が前記始端並びに前
    記終端に導体接続されて成る線導体に導体接続された外
    部電極を有することを特徴とする積層型インダクタ。
  3. 【請求項3】 積層印刷法により磁性体部の内部に螺旋
    状のコイル導体部が配備されるように積層体を形成する
    積層体形成工程を含む積層型インダクタの製造方法にお
    いて、前記積層体形成工程では、前記積層体内で前記コ
    イル導体部の外部電極形成引出し用の始端並びに終端に
    導体接続されて形成される線導体を介して接続される外
    部電極を該積層体の一面に設けることを特徴とする積層
    型インダクタの製造方法。
  4. 【請求項4】 積層印刷法によりそれぞれ異なる導体パ
    ターンを施した導体層とそれぞれ異なる所定部分に内部
    導体接続用切り欠き窓を設けた磁性層とを交互に所定回
    数分繰り返して積層することで積層体を成し、且つ該内
    部導体接続用切り欠き窓を通して該導体層をそれぞれ導
    体接続することで該積層体における該磁性層による磁性
    体部の内部に該導体パターンよる螺旋状のコイル導体部
    を形成する積層体形成工程を含む積層型インダクタの製
    造方法において、前記積層体形成工程では、前記導体層
    における前記導体パターンとして前記コイル導体部にお
    ける外部電極形成引出し用の始端並びに終端となる箇所
    を持たせる以外に該始端並びに該終端を導体接続するた
    めの端部接続用導体パターンを所定部分に設けると共
    に、前記磁性層の前記内部導体接続用切り欠き窓以外の
    所定部分には該端部接続用導体パターンを導体接続する
    ための線導体接続用切り欠き窓を設け、且つ該線導体接
    続用切り欠き窓を通して該端部接続用導体パターン同士
    を該始端並びに該終端に導体接続して線導体を形成した
    上、該導体層の最上部又は最下部のものに該線導体に導
    体接続した外部電極を形成することを特徴とする積層型
    インダクタの製造方法。
JP6727398A 1998-03-17 1998-03-17 積層型インダクタ及びその製造方法 Withdrawn JPH11265823A (ja)

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