JP2004006760A - 電子部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】螺旋状コイルの外周からセラミック素体の表面までの距離が適切に設定され、所望の特性が得られる電子部品を提供する。
【解決手段】螺旋状コイルLのコイル軸に対して直交する素体20の断面において、素体20の第1面20a,20b上の辺の長さをW1とし、第2面20c,20d上の辺の長さをT1とし、素体20の第1面20a,20bから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をT2とし、第2面20c,20dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をW2としたとき、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足している。
【選択図】 図3
【解決手段】螺旋状コイルLのコイル軸に対して直交する素体20の断面において、素体20の第1面20a,20b上の辺の長さをW1とし、第2面20c,20d上の辺の長さをT1とし、素体20の第1面20a,20bから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をT2とし、第2面20c,20dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をW2としたとき、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足している。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、素体内に螺旋状コイルを埋設した電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の電子部品として、スクリーン印刷などの手法によりコ字形状やL字形状のコイル用導体を形成した複数の磁性体セラミックグリーンシートを導体非形成のシートとともに所定の順序で積み重ねて圧着してセラミック素体を構成し、これを焼成した後に、端子電極を設けたものが知られている。シートを介して隣接するコイル用導体は、予め該シートに形成したビアホールを通して相互に接続され螺旋状コイルを構成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、セラミック素体の内部に螺旋状コイルが埋設された電子部品においては、コイルの磁路を確保するために、螺旋状コイルの外周からセラミック素体の表面までの距離を一定以上の値に設定する必要がある。そして、近年、電子部品に求められる小型化を実現するためには、螺旋状コイルの外周からセラミック素体の表面までの距離を適切に設定することが、より一層重要になっている。
【0004】
そこで、本発明の目的は、螺旋状コイルの外周からセラミック素体の表面までの距離が適切に設定され、所望の特性が得られる電子部品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】
以上の目的を達成するため、本発明に係る電子部品は、
(a)磁性体からなり、互いに対向する一対の第1面と互いに対向する一対の第2面と互いに対向する一対の第3面とを有した略直方体形状の素体と、
(b)コイル軸が前記素体の第1面および第2面に平行に配置された状態で前記素体の内部に設けられた、横断面が矩形状の螺旋状コイルと、
(c)前記素体の表面に設けられ、前記螺旋状コイルの両端部に電気的に接続された外部電極とを備え、
(d)前記コイル軸に対して直交する断面において、前記素体の第1面上の辺の長さをW1とし、前記第2面上の辺の長さをT1とし、前記素体の第1面から前記螺旋状コイルの外周までの距離をT2とし、前記素体の第2面から前記螺旋状コイルの外周までの距離をW2としたとき、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175が成立すること、
を特徴とする。
【0006】
長さW1,T1と距離W2,T2が、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足するときには、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも70%以上のインダクタンスを有する電子部品が得られる。さらに、長さW1,T1と距離W2,T2が、関係式0.03≦(W2/W1)≦0.15、並びに、関係式0.03≦(T2/T1)≦0.15を満足するときには、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも80%以上のインダクタンスを有する電子部品が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子部品の実施の形態について添付の図面を参照して説明する。
【0008】
[第1実施形態、図1〜図4]
図1に示すように、積層型インダクタ1は、コイル用導体2,3,4,5をそれぞれ表面に設けた磁性体シート11と、引出し用ビアホール9,10をそれぞれ設けた保護用の磁性体シート12,13などで構成されている。
【0009】
磁性体シート11にそれぞれ設けたコ字形状のコイル用導体2〜5は、シート11に設けた中継用ビアホール8を介して電気的に直列に接続され、螺旋状コイルLを構成する。また、磁性体シート12にそれぞれ設けた引出用ビアホール9は、連接して螺旋状コイルLの一方の引出し部15を構成する。磁性体シート13にそれぞれ設けた引出し用ビアホール10は、連接して螺旋状コイルLの他方の引出し部16を構成する。
【0010】
磁性体シート11〜13は、例えば、磁粉と未焼結セラミックの混合物スラリーをシート状にしたものである。コイル用導体2〜5やビアホール8〜10の材料としては、Ag−Pd,Ag,Ni,Cuなどが使用される。
【0011】
これらの磁性体シート11〜13を順に積み重ね、一体的に焼成することにより、図2に示す積層体(素体)20を有する積層型インダクタ1が得られる。直方体形状の素体20は、互いに対向する一対の第1面20a,20bと、互いに対向する一対の第2面20c,20dと、互いに対向する一対の第3面20e,20fを有している。素体20の内部には、横断面が矩形状の螺旋状コイルLが、第1面および第2面20a〜20dに平行にコイル軸を配置した状態で設けられている。
【0012】
素体20の第3面20e,20fにはそれぞれ外部電極22,21が形成されている。外部電極21には、コイルLの一方の引出し部15が電気的に接続されている。外部電極22には、コイルLの他方の引出し部16が電気的に接続されている。
【0013】
ここで、図3に示すように、螺旋状コイルLのコイル軸に対して直交する素体20の断面において、素体20の第1面20a,20b上の辺の長さをW1とし、第2面20c,20d上の辺の長さをT1とし、素体20の第1面20a,20bから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をT2とし、第2面20c,20dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をW2としたとき、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足している。
【0014】
これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも70%以上のインダクタンスを有する積層型インダクタ1を得ることができる。インダクタンスの取得効率が良いということは、インピーダンスの取得効率も良いということになる。インピーダンスの取得効率が良いと、少ない巻回数で所望のインピーダンス特性やインダクタンス特性を得ることができる。従って、螺旋状コイルLの線路長が短くなって、直流抵抗値が低下し、積層型インダクタ1の電気特性を改善することができる。なお、本発明は、最大値の70%以上のインダクタンスを有する電子部品を範囲内とした。これは、加工精度上、現実的に設定できる範囲を規定したものである。
【0015】
インダクタンスの取得効率をより一層良くするには、関係式0.03≦(W2/W1)≦0.15、並びに、関係式0.03≦(T2/T1)≦0.15を満足するように、W1,W2,T1,T2のそれぞれの数値を設定する。これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも80%以上のインダクタンスを有する積層型インダクタ1を得ることができる。
【0016】
図4は、素体20のサイズを一定にして、素体20の第1面20a,20bから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離T2と、第2面20c,20dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離W2とを種々に変えて積層型インダクタを作成し、その取得インダクタンスを測定した結果を示すグラフである。なお、磁性体シート11〜13として、厚みが22μmで、透磁率μが380の材料を用いた。コイル用導体2〜5の導体厚みを10μmとし、導体幅を50μmとした。そして、螺旋状コイルLの巻回数を6ターンとした。直方体形状の素体20は長さが1.0mmであり、螺旋状コイルLのコイル軸に対して直交する断面において、長さW1=T1=0.5mmとした。すなわち、素体20は正方形の横断面を有している。
【0017】
一般に、螺旋状コイルLの巻回部の横断面の面積をS、螺旋状コイルLの巻回部の長さをlとすると、取得できるインダクタンスL(1)は、関係式(1)で表される。
L(1)∝(S/l)…(1)
【0018】
従って、螺旋状コイルLの巻回部の横断面の面積Sが大きいほど、また、螺旋状コイルLの巻回部の長さlが短いほど、インダクタンス値が大きくなる。
【0019】
ここで、面積Sを除々に大きくする場合、すなわち、素体20の第1面および第2面20a〜20dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離(サイドギャップ)T2,W2を除々に小さくする場合、取得インダクタンスL(1)は、除々に大きくなる(図4に示されているグラフの領域A参照)。
【0020】
ところが、面積Sが過度に大きくなって、サイドギャップT2,W2が過度に小さくなると、螺旋状コイルLに発生する磁束が磁性体からなる素体20から外に漏れることになる。磁性体と比較して空気の透磁率(μ=1)は低いため、取得インダクタンスL(1)は逆に小さくなる(図4に示されているグラフの領域B参照)。従って、領域Aと領域Bの境界において、取得インダクタンスL(1)は最大値をとる。
【0021】
[第2実施形態、図5〜図7]
図5に示すように、積層型インダクタ31は、コイル用導体32,33,34,35をそれぞれ表面に設けた磁性体シート41と、予め導体を表面に設けていない保護用の磁性体シート42,43などで構成されている。
【0022】
磁性体シート41にそれぞれ設けたL字形状やコ字形状のコイル用導体32〜35は、シート41に設けた中継用ビアホール38を介して電気的に直列に接続され、螺旋状コイルLを構成する。コイル用導体32は、引出し部39をシート41の左側の縁部に露出している。コイル用導体35は、引出し部40をシート41の右側の縁部に露出している。
【0023】
これらの磁性体シート41〜43を順に積み重ね、一体的に焼成することにより、図6に示す積層体(素体)50を有する積層型インダクタ31が得られる。直方体形状の素体50は、互いに対向する一対の第1面50a,50bと、互いに対向する一対の第2面50c,50dと、互いに対向する一対の第3面50e,50fを有している。素体50の内部には、横断面が矩形状の螺旋状コイルLが、第1面および第2面50a〜50dに平行にコイル軸を配置した状態で設けられている。
【0024】
素体50の第2面50c,50dにはそれぞれ外部電極52,51が形成されている。外部電極51には、コイルLの一方の引出し部39が電気的に接続されている。外部電極52には、コイルLの他方の引出し部40が電気的に接続されている。
【0025】
ここで、図7に示すように、螺旋状コイルLのコイル軸に対して直交する素体50の断面において、素体50の第1面50a,50b上の辺の長さをW1とし、第2面50c,50d上の辺の長さをT1とし、素体50の第1面50a,50bから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をT2とし、第2面50c,50dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をW2としたとき、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足している。
【0026】
これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも70%以上のインダクタンスを有する積層型インダクタ31を得ることができる。
【0027】
インダクタンスの取得効率をより一層良くするには、関係式0.03≦(W2/W1)≦0.15、並びに、関係式0.03≦(T2/T1)≦0.15を満足するように、W1,W2,T1,T2のそれぞれの数値を設定する。これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも80%以上のインダクタンスを有する積層型インダクタ31を得ることができる。
【0028】
[他の実施形態]
なお、本発明に係る電子部品は、前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0029】
例えば、前記実施形態は、それぞれコイル用導体やビアホールが形成されたシートを積み重ねた後、一体的に焼成するものであるが、必ずしもこれに限定されない。シートは予め焼成されたものを用いてもよい。また、以下に説明する製法によって電子部品を製造してもよい。スクリーン印刷などの手法によりペースト状の磁性体セラミック材料にて磁性体層を形成した後、その磁性体層の表面にペースト状の導電体材料を塗布してコイル用導体やビアホールを形成する。次に、ペースト状の磁性体セラミック材料を上から塗布して磁性体層とする。同様にして、順に重ね塗りすることにより積層構造を有する電子部品が得られる。
【0030】
さらに、積層型電子部品の他に、金属線を巻回してなるコイルを金型にセットした後、該金型内にフェライト粉末などの磁粉と樹脂の混合物スラリー、または、磁粉と未焼結セラミックの混合物スラリーを注入して圧縮成形することにより得られる、コイルを磁性体内に埋設した電子部品にも本発明を適用することができる。
【0031】
また、電子部品は、インダクタの他にLCフィルタやLCノイズフィルタ、高周波モジュールなどのコイルを内蔵する電子部品であってもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足している。これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも70%以上のインダクタンスを有する電子部品を得ることができる。インダクタンスの取得効率が良いということは、インピーダンスの取得効率も良いということになる。インピーダンスの取得効率が良いと、少ない巻回数で所望のインピーダンス特性やインダクタンス特性を得ることができる。従って、螺旋状コイルLの線路長が短くなって、直流抵抗値が低下し、電子部品の電気特性を改善することができる。
【0033】
インダクタンスの取得効率をより一層良くするには、関係式0.03≦(W2/W1)≦0.15、並びに、関係式0.03≦(T2/T1)≦0.15を満足するように、W1,W2,T1,T2のそれぞれの数値を設定する。これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも80%以上のインダクタンスを有する電子部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の第1実施形態を示す分解斜視図。
【図2】図1に示した電子部品の外観を示す斜視図。
【図3】図2に示した電子部品の模式断面図。
【図4】図2に示した電子部品のインダクタンス測定結果を示すグラフ。
【図5】本発明に係る電子部品の第2実施形態を示す分解斜視図。
【図6】図5に示した電子部品の外観を示す斜視図。
【図7】図6に示した電子部品の模式断面図。
【符号の説明】
1,31…積層型インダクタ
2〜5,32〜35…コイル用導体
8,38…中継用ビアホール
9,10…引出し用ビアホール
11〜13,41〜43…磁性体シート
15,16…引出し部
20,50…素体
20a,20b,50a,50b…第1面
20c,20d,50c,50d…第2面
20e,20f,50e,50f…第3面
21,22,51,52…外部電極
L…螺旋状コイル
W1…第1面上の辺の長さ
W2…第2面から螺旋状コイルの外周までの距離
T1…第2面上の辺の長さ
T2…第1面から螺旋状コイルの外周までの距離
【発明の属する技術分野】
本発明は、素体内に螺旋状コイルを埋設した電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の電子部品として、スクリーン印刷などの手法によりコ字形状やL字形状のコイル用導体を形成した複数の磁性体セラミックグリーンシートを導体非形成のシートとともに所定の順序で積み重ねて圧着してセラミック素体を構成し、これを焼成した後に、端子電極を設けたものが知られている。シートを介して隣接するコイル用導体は、予め該シートに形成したビアホールを通して相互に接続され螺旋状コイルを構成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、セラミック素体の内部に螺旋状コイルが埋設された電子部品においては、コイルの磁路を確保するために、螺旋状コイルの外周からセラミック素体の表面までの距離を一定以上の値に設定する必要がある。そして、近年、電子部品に求められる小型化を実現するためには、螺旋状コイルの外周からセラミック素体の表面までの距離を適切に設定することが、より一層重要になっている。
【0004】
そこで、本発明の目的は、螺旋状コイルの外周からセラミック素体の表面までの距離が適切に設定され、所望の特性が得られる電子部品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】
以上の目的を達成するため、本発明に係る電子部品は、
(a)磁性体からなり、互いに対向する一対の第1面と互いに対向する一対の第2面と互いに対向する一対の第3面とを有した略直方体形状の素体と、
(b)コイル軸が前記素体の第1面および第2面に平行に配置された状態で前記素体の内部に設けられた、横断面が矩形状の螺旋状コイルと、
(c)前記素体の表面に設けられ、前記螺旋状コイルの両端部に電気的に接続された外部電極とを備え、
(d)前記コイル軸に対して直交する断面において、前記素体の第1面上の辺の長さをW1とし、前記第2面上の辺の長さをT1とし、前記素体の第1面から前記螺旋状コイルの外周までの距離をT2とし、前記素体の第2面から前記螺旋状コイルの外周までの距離をW2としたとき、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175が成立すること、
を特徴とする。
【0006】
長さW1,T1と距離W2,T2が、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足するときには、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも70%以上のインダクタンスを有する電子部品が得られる。さらに、長さW1,T1と距離W2,T2が、関係式0.03≦(W2/W1)≦0.15、並びに、関係式0.03≦(T2/T1)≦0.15を満足するときには、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも80%以上のインダクタンスを有する電子部品が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子部品の実施の形態について添付の図面を参照して説明する。
【0008】
[第1実施形態、図1〜図4]
図1に示すように、積層型インダクタ1は、コイル用導体2,3,4,5をそれぞれ表面に設けた磁性体シート11と、引出し用ビアホール9,10をそれぞれ設けた保護用の磁性体シート12,13などで構成されている。
【0009】
磁性体シート11にそれぞれ設けたコ字形状のコイル用導体2〜5は、シート11に設けた中継用ビアホール8を介して電気的に直列に接続され、螺旋状コイルLを構成する。また、磁性体シート12にそれぞれ設けた引出用ビアホール9は、連接して螺旋状コイルLの一方の引出し部15を構成する。磁性体シート13にそれぞれ設けた引出し用ビアホール10は、連接して螺旋状コイルLの他方の引出し部16を構成する。
【0010】
磁性体シート11〜13は、例えば、磁粉と未焼結セラミックの混合物スラリーをシート状にしたものである。コイル用導体2〜5やビアホール8〜10の材料としては、Ag−Pd,Ag,Ni,Cuなどが使用される。
【0011】
これらの磁性体シート11〜13を順に積み重ね、一体的に焼成することにより、図2に示す積層体(素体)20を有する積層型インダクタ1が得られる。直方体形状の素体20は、互いに対向する一対の第1面20a,20bと、互いに対向する一対の第2面20c,20dと、互いに対向する一対の第3面20e,20fを有している。素体20の内部には、横断面が矩形状の螺旋状コイルLが、第1面および第2面20a〜20dに平行にコイル軸を配置した状態で設けられている。
【0012】
素体20の第3面20e,20fにはそれぞれ外部電極22,21が形成されている。外部電極21には、コイルLの一方の引出し部15が電気的に接続されている。外部電極22には、コイルLの他方の引出し部16が電気的に接続されている。
【0013】
ここで、図3に示すように、螺旋状コイルLのコイル軸に対して直交する素体20の断面において、素体20の第1面20a,20b上の辺の長さをW1とし、第2面20c,20d上の辺の長さをT1とし、素体20の第1面20a,20bから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をT2とし、第2面20c,20dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をW2としたとき、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足している。
【0014】
これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも70%以上のインダクタンスを有する積層型インダクタ1を得ることができる。インダクタンスの取得効率が良いということは、インピーダンスの取得効率も良いということになる。インピーダンスの取得効率が良いと、少ない巻回数で所望のインピーダンス特性やインダクタンス特性を得ることができる。従って、螺旋状コイルLの線路長が短くなって、直流抵抗値が低下し、積層型インダクタ1の電気特性を改善することができる。なお、本発明は、最大値の70%以上のインダクタンスを有する電子部品を範囲内とした。これは、加工精度上、現実的に設定できる範囲を規定したものである。
【0015】
インダクタンスの取得効率をより一層良くするには、関係式0.03≦(W2/W1)≦0.15、並びに、関係式0.03≦(T2/T1)≦0.15を満足するように、W1,W2,T1,T2のそれぞれの数値を設定する。これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも80%以上のインダクタンスを有する積層型インダクタ1を得ることができる。
【0016】
図4は、素体20のサイズを一定にして、素体20の第1面20a,20bから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離T2と、第2面20c,20dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離W2とを種々に変えて積層型インダクタを作成し、その取得インダクタンスを測定した結果を示すグラフである。なお、磁性体シート11〜13として、厚みが22μmで、透磁率μが380の材料を用いた。コイル用導体2〜5の導体厚みを10μmとし、導体幅を50μmとした。そして、螺旋状コイルLの巻回数を6ターンとした。直方体形状の素体20は長さが1.0mmであり、螺旋状コイルLのコイル軸に対して直交する断面において、長さW1=T1=0.5mmとした。すなわち、素体20は正方形の横断面を有している。
【0017】
一般に、螺旋状コイルLの巻回部の横断面の面積をS、螺旋状コイルLの巻回部の長さをlとすると、取得できるインダクタンスL(1)は、関係式(1)で表される。
L(1)∝(S/l)…(1)
【0018】
従って、螺旋状コイルLの巻回部の横断面の面積Sが大きいほど、また、螺旋状コイルLの巻回部の長さlが短いほど、インダクタンス値が大きくなる。
【0019】
ここで、面積Sを除々に大きくする場合、すなわち、素体20の第1面および第2面20a〜20dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離(サイドギャップ)T2,W2を除々に小さくする場合、取得インダクタンスL(1)は、除々に大きくなる(図4に示されているグラフの領域A参照)。
【0020】
ところが、面積Sが過度に大きくなって、サイドギャップT2,W2が過度に小さくなると、螺旋状コイルLに発生する磁束が磁性体からなる素体20から外に漏れることになる。磁性体と比較して空気の透磁率(μ=1)は低いため、取得インダクタンスL(1)は逆に小さくなる(図4に示されているグラフの領域B参照)。従って、領域Aと領域Bの境界において、取得インダクタンスL(1)は最大値をとる。
【0021】
[第2実施形態、図5〜図7]
図5に示すように、積層型インダクタ31は、コイル用導体32,33,34,35をそれぞれ表面に設けた磁性体シート41と、予め導体を表面に設けていない保護用の磁性体シート42,43などで構成されている。
【0022】
磁性体シート41にそれぞれ設けたL字形状やコ字形状のコイル用導体32〜35は、シート41に設けた中継用ビアホール38を介して電気的に直列に接続され、螺旋状コイルLを構成する。コイル用導体32は、引出し部39をシート41の左側の縁部に露出している。コイル用導体35は、引出し部40をシート41の右側の縁部に露出している。
【0023】
これらの磁性体シート41〜43を順に積み重ね、一体的に焼成することにより、図6に示す積層体(素体)50を有する積層型インダクタ31が得られる。直方体形状の素体50は、互いに対向する一対の第1面50a,50bと、互いに対向する一対の第2面50c,50dと、互いに対向する一対の第3面50e,50fを有している。素体50の内部には、横断面が矩形状の螺旋状コイルLが、第1面および第2面50a〜50dに平行にコイル軸を配置した状態で設けられている。
【0024】
素体50の第2面50c,50dにはそれぞれ外部電極52,51が形成されている。外部電極51には、コイルLの一方の引出し部39が電気的に接続されている。外部電極52には、コイルLの他方の引出し部40が電気的に接続されている。
【0025】
ここで、図7に示すように、螺旋状コイルLのコイル軸に対して直交する素体50の断面において、素体50の第1面50a,50b上の辺の長さをW1とし、第2面50c,50d上の辺の長さをT1とし、素体50の第1面50a,50bから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をT2とし、第2面50c,50dから螺旋状コイルLの巻回部の外周までのそれぞれの距離をW2としたとき、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足している。
【0026】
これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも70%以上のインダクタンスを有する積層型インダクタ31を得ることができる。
【0027】
インダクタンスの取得効率をより一層良くするには、関係式0.03≦(W2/W1)≦0.15、並びに、関係式0.03≦(T2/T1)≦0.15を満足するように、W1,W2,T1,T2のそれぞれの数値を設定する。これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも80%以上のインダクタンスを有する積層型インダクタ31を得ることができる。
【0028】
[他の実施形態]
なお、本発明に係る電子部品は、前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0029】
例えば、前記実施形態は、それぞれコイル用導体やビアホールが形成されたシートを積み重ねた後、一体的に焼成するものであるが、必ずしもこれに限定されない。シートは予め焼成されたものを用いてもよい。また、以下に説明する製法によって電子部品を製造してもよい。スクリーン印刷などの手法によりペースト状の磁性体セラミック材料にて磁性体層を形成した後、その磁性体層の表面にペースト状の導電体材料を塗布してコイル用導体やビアホールを形成する。次に、ペースト状の磁性体セラミック材料を上から塗布して磁性体層とする。同様にして、順に重ね塗りすることにより積層構造を有する電子部品が得られる。
【0030】
さらに、積層型電子部品の他に、金属線を巻回してなるコイルを金型にセットした後、該金型内にフェライト粉末などの磁粉と樹脂の混合物スラリー、または、磁粉と未焼結セラミックの混合物スラリーを注入して圧縮成形することにより得られる、コイルを磁性体内に埋設した電子部品にも本発明を適用することができる。
【0031】
また、電子部品は、インダクタの他にLCフィルタやLCノイズフィルタ、高周波モジュールなどのコイルを内蔵する電子部品であってもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175を満足している。これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも70%以上のインダクタンスを有する電子部品を得ることができる。インダクタンスの取得効率が良いということは、インピーダンスの取得効率も良いということになる。インピーダンスの取得効率が良いと、少ない巻回数で所望のインピーダンス特性やインダクタンス特性を得ることができる。従って、螺旋状コイルLの線路長が短くなって、直流抵抗値が低下し、電子部品の電気特性を改善することができる。
【0033】
インダクタンスの取得効率をより一層良くするには、関係式0.03≦(W2/W1)≦0.15、並びに、関係式0.03≦(T2/T1)≦0.15を満足するように、W1,W2,T1,T2のそれぞれの数値を設定する。これにより、インダクタンスの取得が最大となるように(W2/W1)と(T2/T1)を設定したときの最大値の、少なくとも80%以上のインダクタンスを有する電子部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の第1実施形態を示す分解斜視図。
【図2】図1に示した電子部品の外観を示す斜視図。
【図3】図2に示した電子部品の模式断面図。
【図4】図2に示した電子部品のインダクタンス測定結果を示すグラフ。
【図5】本発明に係る電子部品の第2実施形態を示す分解斜視図。
【図6】図5に示した電子部品の外観を示す斜視図。
【図7】図6に示した電子部品の模式断面図。
【符号の説明】
1,31…積層型インダクタ
2〜5,32〜35…コイル用導体
8,38…中継用ビアホール
9,10…引出し用ビアホール
11〜13,41〜43…磁性体シート
15,16…引出し部
20,50…素体
20a,20b,50a,50b…第1面
20c,20d,50c,50d…第2面
20e,20f,50e,50f…第3面
21,22,51,52…外部電極
L…螺旋状コイル
W1…第1面上の辺の長さ
W2…第2面から螺旋状コイルの外周までの距離
T1…第2面上の辺の長さ
T2…第1面から螺旋状コイルの外周までの距離
Claims (2)
- 磁性体からなり、互いに対向する一対の第1面と互いに対向する一対の第2面と互いに対向する一対の第3面とを有した略直方体形状の素体と、
コイル軸が前記素体の第1面および第2面に平行に配置された状態で前記素体の内部に設けられた、横断面が矩形状の螺旋状コイルと、
前記素体の表面に設けられ、前記螺旋状コイルの両端部に電気的に接続された外部電極とを備え、
前記コイル軸に対して直交する断面において、前記素体の第1面上の辺の長さをW1とし、前記第2面上の辺の長さをT1とし、前記素体の第1面から前記螺旋状コイルの外周までの距離をT2とし、前記素体の第2面から前記螺旋状コイルの外周までの距離をW2としたとき、関係式0.02≦(W2/W1)≦0.175、並びに、関係式0.02≦(T2/T1)≦0.175が成立すること、
を特徴とする電子部品。 - 前記長さW1,T1と前記距離W2,T2との間に、関係式0.03≦(W2/W1)≦0.15、並びに、関係式0.03≦(T2/T1)≦0.15が成立することを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
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