JP2003073240A - 泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状脱色剤組成物 - Google Patents
泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状脱色剤組成物Info
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Abstract
脱色することができる泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状脱
色剤組成物を提供する。 【解決手段】 泡沫状脱色剤組成物には、(a)水と、
(b)界面活性剤と、(c)直鎖状高級アルコールと、
(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素
との少なくとも一方と、(f)噴射剤とが含有されてい
る。さらに、25℃における泡比重が0.02〜0.3
0になるように設定されている。そして、直鎖状高級ア
ルコールを含有することにより、毛髪に塗布されるとき
には液だれが生じるのを抑制することができるようにな
っている。さらに、分岐状高級アルコールと分岐鎖を有
する炭化水素との少なくとも一方を含有することによ
り、毛髪を均一に脱色することができるようになってい
る。また、泡沫状染毛剤組成物には、さらに(e)染料
が含有されている。
Description
又は脱色することができる泡沫状染毛剤組成物及び泡沫
状脱色剤組成物に関するものである。
ては、特開平9−136818号公報に示すような構成
のものが知られている。この泡沫状染毛剤組成物は、高
級アルコール、非イオン性界面活性剤、溶剤、水、噴射
剤及び染料を含有する第1剤と、酸化剤及び噴射剤を含
有する第2剤とからなる二剤型の泡沫状酸化染毛剤とし
て知られている。
酸化染毛剤の第1剤から染料を省略して構成された二剤
型の泡沫状脱色剤として知られている。これら泡沫状染
毛剤組成物及び泡沫状脱色剤組成物は、使用されるとき
には泡沫状の形態になるようにそれぞれ構成されてい
る。
の泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状脱色剤組成物は、高級
アルコールとして直鎖状高級アルコールのみが含有され
ていることから、各組成物を毛髪に塗布するときに液だ
れが生じるのを抑制することはできるが、一方で各組成
物の破泡性は低下する。よって、各組成物を毛髪に塗布
するときには、消泡が発生しにくいために、各組成物の
形態は泡沫状から液状へと変りにくい。このため、各組
成物は泡沫状と液状との2種類の形態で毛髪に塗布さ
れ、その泡沫の嵩の高さにより毛髪への塗布量が不均一
となる。よって、染色又は脱色にむらが発生するという
問題があった。
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、液だれを抑制しつつ、毛髪を均一に染色又
は脱色することができる泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状
脱色剤組成物を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物は、
(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコ
ール、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭
化水素との少なくとも一方、(e)染料及び(f)噴射
剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.3
0である。
物は、請求項1に記載の発明において、成分(b)はH
LBが7〜15の非イオン性界面活性剤であり、さらに
成分(g)として炭素数が10以下で分子内に水酸基を
有する溶剤又は下記に示す化学式(1)で表される溶剤
を含有するものである。
4のアルキル基であり、mは6〜100である。) 請求項3に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物は、請求項
1又は請求項2に記載の泡沫状染毛剤組成物を含有する
第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とから構成されてい
るものである。
物は、染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化
剤、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級ア
ルコール、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有す
る炭化水素との少なくとも一方及び(f)噴射剤を含有
し、25℃における泡比重が0.02〜0.30である
第2剤とから構成されているものである。
物は、酸化剤と混合して使用される泡沫状脱色剤組成物
であって、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状
高級アルコール、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖
を有する炭化水素との少なくとも一方及び(f)噴射剤
を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30
であるものである。
物は、アルカリ剤と混合して使用される泡沫状脱色剤組
成物であって、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直
鎖状高級アルコール、(d)分岐状高級アルコールと分
岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方、(f)噴射
剤及び(h)酸化剤を含有し、25℃における泡比重が
0.02〜0.30である。
の第1の実施形態について説明する。
は、(a)水と、(b)界面活性剤と、(c)直鎖状高
級アルコールと、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖
を有する炭化水素との少なくとも一方と、(f)噴射剤
とが含有されている。そして、毛髪を脱色するときには
酸化剤と混合するようになっている。
するために配合される。酸化剤の具体例としては過酸化
水素等が挙げられる。成分(a)〜(d),(f)を含
有する泡沫状脱色剤組成物と酸化剤とを混合した混合液
中における酸化剤の配合量は好ましくは0.1〜5重量
%、さらに好ましくは1〜3重量%である。0.1重量
%未満ではメラニンを十分に脱色することができない。
一方、5重量%を超えて配合すると、毛髪に損傷等の不
具合が発生しやすい。
散させるとともに、後述する成分(b)の界面活性剤と
により、成分(c)の直鎖状高級アルコールと成分
(d)の分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水
素との少なくとも一方とを分散した状態で泡沫状脱色剤
組成物を調製するために配合される。水の配合量は好ま
しくは5〜95重量%、さらに好ましくは10〜90重
量%である。5重量%未満では各成分を分散させにく
い。一方、95重量%を超えて配合すると、毛髪を十分
に脱色することができない。
ルと分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素と
の少なくとも一方とを分散した状態で泡沫状脱色剤組成
物を調製するために配合される。さらに、泡沫状脱色剤
組成物の各成分の毛髪への浸透性を向上させるととも
に、泡沫状脱色剤組成物を発泡させるために配合され
る。界面活性剤の具体例としては、非イオン性界面活性
剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両
イオン性界面活性剤等が挙げられる。
エーテル型非イオン性界面活性剤及びエステル型非イオ
ン性界面活性剤等が挙げられる。エーテル型非イオン性
界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレン(以
下、POEという)セチルエーテル、POEステアリル
エーテル、POEベヘニルエーテル、POEオレイルエ
ーテル、POEラウリルエーテル、POEオクチルドデ
シルエーテル、POEヘキシルデシルエーテル、POE
イソステアリルエーテル、POEノニルフェニルエーテ
ル、POEオクチルフェニルエーテル、POEポリオキ
シプロピレン(以下、POPという)セチルエーテル等
が挙げられる。
具体例としては、モノオレイン酸POEソルビタン、モ
ノステアリン酸POEソルビタン、モノパルミチン酸P
OEソルビタン、モノラウリン酸POEソルビタン、ト
リオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸PO
Eグリセリン、モノミリスチン酸POEグリセリン、テ
トラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン酸
POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット、
POEソルビットミツロウ、モノオレイン酸ポリエチレ
ングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、親油型モ
ノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリン酸グリ
セリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、モノ
オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、
トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタ
ン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソル
ビタン、ショ糖脂肪酸エステル、モノラウリン酸デカグ
リセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレ
イン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリ
ル等が挙げられる。
を向上させる効果が高いことから、界面活性剤の親水性
と疎水性との比率を表すHLBが7〜15の非イオン性
界面活性剤が好ましい。HLBが7未満及び15を超え
ると、各成分の毛髪への浸透性を向上させにくい。HL
Bが7〜15の非イオン性界面活性剤の具体例として
は、POE(2)ラウリルエーテル、POE(10)ベ
ヘニルエーテル、POE(10)POP(4)セチルエ
ーテル等が挙げられる。
塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニ
ウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ス
テアリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメ
チルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウ
ム等の第4級アンモニウム塩等が挙げられる。また、ア
ニオン性界面活性剤及び両イオン性界面活性剤の具体例
は、泡沫状脱色剤組成物の常法に従って決定される。
10重量%、さらに好ましくは0.5〜9.0重量%、
最も好ましくは1.0〜8.0重量%である。0.1重
量%未満では、各成分の毛髪への浸透性を向上させにく
い。一方、10重量%を超えて配合しても、各成分の毛
髪への浸透性をそれ以上向上させにくい。
の付着性を向上させるとともに、混合液を毛髪に塗布す
るときには、液だれが生じるのを抑制するために配合さ
れる。直鎖状高級アルコールの具体例としては、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール等が挙げら
れる。
は0.1〜2.0重量%、さらに好ましくは0.15〜
1.8重量%、最も好ましくは0.2〜1.5重量%で
ある。0.1重量%未満では混合液を毛髪に塗布すると
きに液だれが生じやすい。一方、2.0重量%を超えて
配合しても、各成分の毛髪への付着性をそれ以上向上さ
せにくいとともに、液だれが生じるのをそれ以上抑制し
にくい。
物の破泡性及び各成分の毛髪への付着性を向上させるた
めに配合される。分岐状高級アルコールの具体例はモノ
ステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、
2−デシルテトラデシルエーテル、ラノリンアルコー
ル、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデ
カノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカ
ノール等が挙げられる。
脱色剤組成物の破泡性を向上させるとともに、毛髪の感
触を良好にするために配合される。分岐鎖を有する炭化
水素の具体例は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパ
ラフィン、流動イソパラフィン等が挙げられる。
化水素との少なくとも一方の配合量は好ましくは0.0
5〜2.5重量%、さらに好ましくは0.1〜2.3重
量%、最も好ましくは0.2〜2.0重量%である。
0.05重量%未満では泡沫状脱色剤組成物の破泡性を
向上させにくい。一方、2.5重量%を超えて配合する
と、泡沫状脱色剤組成物の経時安定性が低下しやすい。
物を発泡させるために配合される。噴射剤の具体例とし
ては液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル、窒
素、二酸化炭素等が挙げられる。これらの中でも、泡沫
状脱色剤組成物を発泡させる効果が高いことから、LP
G及びジメチルエーテルが好ましい。
の合計と噴射剤の重量との比は好ましくは86:14〜
98:2、さらに好ましくは90:10〜97:3であ
る。その他の成分の重量の合計に対する噴射剤の重量の
比が98:2未満では、泡沫状脱色剤組成物を発泡させ
にくい。一方、86:14を超えると、混合液を毛髪に
塗布するときにその泡沫の嵩が高くなるために混合液を
毛髪に均一に塗布しにくい。
に、泡沫状脱色剤組成物の重量をその体積で割ることに
より求められる泡比重の25℃における値は0.02〜
0.30、好ましくは0.025〜0.29、さらに好
ましくは0.03〜0.28である。0.02未満で
は、混合液を毛髪に塗布するときに、その泡沫の嵩が高
くなるために混合液を毛髪に均一に塗布することができ
ない。一方、0.30を超えると、混合液を毛髪に塗布
するときに、その自重により液だれが生じる。
分として、(g)炭素数が10以下で分子内に水酸基を
有する溶剤又は下記に示す化学式(1)で表される溶
剤、アルカリ剤、油性成分、ソルビトール、マルトース
等の糖類、バチルアルコール、キミルアルコール等のア
ルキルグリセリルエーテル、アラビアガム、アルギン酸
ナトリウム、キサンタンガム、セルロース誘導体、架橋
ポリアクリル酸等の天然又は合成の高分子、パラベン等
の防腐剤、EDTA−Na等のキレート剤、フェナセチ
ン、8−ヒドロキシキノリン、アセトアニリド、ピロリ
ン酸ナトリウム、バルビツール酸、尿酸、タンニン酸等
の安定剤、リン酸、クエン酸、硫酸、酢酸、乳酸、酒石
酸等のpH調整剤、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン
類、香料、紫外線吸収剤等、また「医薬部外品原料規
格」(1991年6月発行、薬事日報社)に収載される
ものから選ばれる少なくとも一種を配合してもよい。そ
の他の添加成分の配合量は、脱色剤組成物の常法に従っ
て決定される。
4のアルキル基であり、mは6〜100である。) 成分(g)の炭素数が10以下で分子内に水酸基を有す
る溶剤及び上記に示す化学式(1)で表される溶剤は、
各成分の毛髪への浸透性をより向上させるために配合さ
れる。炭素数が10以下で分子内に水酸基を有する溶剤
の具体例としては、プロピレングリコール、エタノー
ル、p−tert−ブチルフェノール等が挙げられる。
一方、上記に示す化学式(1)で表される溶剤の具体例
としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等が挙げられる。
〜25重量%、さらに好ましくは0.1〜15重量%で
ある。0.05重量%未満及び25重量%を超えて配合
すると、各成分の毛髪への浸透性を向上させにくい。
めに配合される。アルカリ剤の具体例としては、アンモ
ニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジ
イソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン
等のアルカノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等が挙げられる。これらの中でも酸化剤の作用を
促進する効果が高いことからアンモニアが好ましい。こ
れらアルカリ剤は単独で配合してもよいし、二種以上を
組合わせて配合してもよい。
ために配合される。油性成分の具体例としては、アボガ
ド油、ホホバ油、マカデミアンナッツ油、オリーブ油の
グリセライド等の油脂類、ミツロウ、ラノリン等のロウ
類、流動パラフィン、固形パラフィン、イソパラフィ
ン、スクワラン等の炭化水素類、ミリスチン酸イソプロ
ピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のエステル類、
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性シリコーン、平均重合度が650
〜10000の高重合シリコーン、アミノ変性シリコー
ン等のシリコーン類、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヒ
ドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、イソステアリ
ン酸、リノール酸、リノレン酸等の脂肪酸等が挙げられ
る。これらの中でも、毛髪の感触を良好にする効果が高
いことから、平均重合度が650〜10000の高重合
シリコーンが好ましい。高重合シリコーンの具体例とし
ては、平均重合度が650以上の高重合メチルポリシロ
キサン、平均重合度が7000の高重合メチルポリシロ
キサン等が挙げられる。これらの油性成分は単独で配合
してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよ
い。
次のような効果が発揮される。 ・ 第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物においては、
直鎖状高級アルコールが含有されている。このため、各
成分の毛髪への付着性を向上させることができる。さら
に、混合液を毛髪に塗布するときに液だれが生じるのを
抑制することができる。
においては、分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭
化水素との少なくとも一方を含有している。このため、
泡沫状脱色剤組成物の破泡性は向上され、混合液が毛髪
に塗布されるときには、消泡が発生することにより混合
液の形態を泡沫状から液状へと容易に変えることができ
る。よって、混合液は液状の形態で毛髪に塗布されるた
めに、毛髪に均一に塗布される。このため、毛髪を均一
に脱色することができる。
においては、25℃における泡比重を0.02〜0.3
0にすることにより、混合液を毛髪に均一に塗布するこ
とができる。このため、毛髪を均一に脱色することがで
きる。
においては、界面活性剤をHLBが7〜15の非イオン
性界面活性剤にする。さらに、炭素数が10以下で分子
内に水酸基を有する溶剤又は前述に示す化学式(1)で
表される溶剤を含有することにより、各成分の毛髪への
浸透性を向上させることができる。このため、毛髪をよ
り均一に脱色することができる。 (第2の実施形態)次に、本発明の第2の実施形態につ
いて説明する。なお、第2の実施形態については、第1
の実施形態と異なる点を中心に説明する。
は、(a)水と、(b)界面活性剤と、(c)直鎖状高
級アルコールと、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖
を有する炭化水素との少なくとも一方と、(f)噴射剤
と、(h)酸化剤とが含有されている。そして、毛髪を
脱色するときにはアルカリ剤等を含有する液体と混合す
るようになっている。
される。アルカリ剤の配合量は、アルカリ剤等を含有す
る液体のpHが8〜12の範囲となる量に設定すること
が好ましい。 (第3の実施形態)次に、本発明の第3の実施形態につ
いて説明する。なお、第3の実施形態については、第1
の実施形態と異なる点を中心に説明する。
は、第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物に(e)染料
が含有されている。この泡沫状染毛剤組成物には、酸化
剤と混合されずに酸性染料又は塩基性染料により毛髪を
染色するものと、酸化染料中間体を含有し、酸化剤と混
合されることにより酸化染料中間体を酸化して毛髪を染
色するものとがある。
配合される。染料の具体例としては、酸化染料中間体、
酸性染料、塩基性染料、直接染料等が挙げられる。第3
の実施形態の泡沫状染毛剤組成物が酸化剤と混合して使
用されるように構成されたときには、酸化染料中間体
は、酸化剤により酸化されることによって毛髪を染色す
るようになっている。
レンジアミン類、アミノフェノール類、トルイレンジア
ミン類、アミノニトロフェノール類、ジフェニルアミン
類、ジアミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレ
ンジアミン類、ジアミノピリジン類、及びそれらの塩酸
塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩類等が挙げられる。これらの
中でも、染毛力が強いことから、パラフェニレンジアミ
ン、パラトルイレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)−パラフェニレンジアミン、N−フェニ
ル−パラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフ
ェニルアミン、2−クロロパラフェニレンジアミン、
N,N−ジメチルパラフェニレンジアミン、パラアミノ
フェノール、2,6−ジクロロパラフェニレンジアミ
ン、パラアミノフェニルスルファミン酸、及びそれらの
塩類が好ましい。これらの酸化染料中間体は単独で配合
してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよ
い。
号、紫色401号、橙色205号等が挙げられる。ま
た、塩基性染料の具体例としては、BASIC BLU
E 2、BASIC BLUE 99、BASIC B
ROWN 16、H.C ORANGE 1等が挙げら
れる。
重量%である。0.01重量%未満では十分な染毛力は
得られにくい。一方、15重量%を超えて配合してもそ
れ以上の染毛力は得られにくい。
たときには、酸化染料中間体の配合量は好ましくは0.
01〜15重量%、さらに好ましくは0.1〜10重量
%である。0.01重量%未満では十分な染毛力が得ら
れにくい。一方、15重量%を超えて配合してもそれ以
上の染毛力は得られにくい。さらに、0.01〜10重
量%の酸化染料中間体と0.001〜15重量%の直接
染料を配合することにより、染め上がり及び染毛力をよ
り向上させることができる。
メラニンを十分に脱色することができないとともに、染
料を十分に酸化することができない。一方、5重量%を
超えて配合すると、毛髪に損傷等の不具合が発生しやす
い。
は、その他の添加成分として、第1の実施形態に挙げた
他に、天然色素及び顔料を配合してもよい。その他の添
加成分の配合量は、泡沫状染毛剤組成物の常法に従って
決定される。
を膨潤させて染料及び酸化剤を毛髪に浸透しやすくする
ために配合される。アルカリ剤の具体例は第1の実施形
態の泡沫状脱色剤組成物と同じである。
成物においては、酸化染料中間体及びアルカリ剤を含有
するとともに、使用されるときには酸化剤と混合するよ
うに構成される場合がある。このとき、酸化染料中間体
及び酸化剤を毛髪に浸透した後に酸化染料中間体を酸化
して毛髪を染色することができる。その結果、酸化染料
中間体を含有せずに酸性染料又は塩基性染料で毛髪の表
面を染色するよりも毛髪を染色した状態を長く維持する
ことができる。 (第4の実施形態)次に、本発明の第4の実施形態につ
いて説明する。なお、第4の実施形態については、第3
の実施形態と異なる点を中心に説明する。
染料を含有する第1剤と、水と、界面活性剤と、直鎖状
高級アルコールと、分岐状高級アルコールと分岐鎖を有
する炭化水素との少なくとも一方と、噴射剤と、酸化剤
とを含有する第2剤とから構成されている。そして、毛
髪を染色するときには、第1剤と第2剤とを混合するよ
うになっている。
る。染料の具体例としては、酸化染料中間体等が挙げら
れる。酸化染料中間体の配合量は、第3の実施形態の泡
沫状染毛剤組成物と同じである。
構成することもできる。 ・ 前記第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物におい
て、水と、界面活性剤と、直鎖状高級アルコールと、分
岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少な
くとも一方と、噴射剤と、酸化剤とを含有する組成物と
混合して使用するように構成してもよい。このとき、各
成分の配合量は、第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物
と同じである。
脱色剤組成物又は泡沫状染毛剤組成物において、界面活
性剤を含有する酸化剤と混合して使用するように構成し
てもよい。このように構成した場合は、界面活性剤を含
有することにより、各成分の毛髪への浸透性をそれぞれ
さらに向上させることができる。
成物において、第1剤を、水と、界面活性剤と、直鎖状
高級アルコールと、分岐状高級アルコールと分岐鎖を有
する炭化水素との少なくとも一方と、染料と、噴射剤と
を含有するように構成してもよい。このとき、第1剤に
含有される各成分の配合量は、第4の実施形態の泡沫状
染毛剤組成物の第2剤と同じである。
態をさらに具体的に説明する。まず、以下の各例におけ
る評価方法又は測定方法について説明する。
量をその体積で割ることにより求めた。
定した。尚、塗布量の数値はグラム(g)で示す。
視にて観察し、破泡性について、コームスルーすると泡
がよくつぶれる(◎)、コームスルーすると泡がつぶれ
る(○)、コームスルーしても泡がつぶれにくい(△)
及びコームスルーしても泡がつぶれない(×)の4段階
で評価した。
し、液だれについて、一昼夜泡が消えず、コームから垂
れない(◎)、2〜3時間迄泡が消えず、コームから垂
れない(○)、30分以内に泡が消え、コームから垂れ
る(△)及び泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れる
(×)の4段階で評価した。
て、優れた明度(◎)、良好な明度(○)、明度がやや
不十分(△)及び明度が不十分(×)の4段階で評価し
た。
優れた染毛力(◎)、良好な染毛力(○)、やや染毛力
が劣る(△)及びかなり染毛力が劣る(×)の4段階で
評価した。
がない(◎)、むらがほとんどない(○)、むらがある
(△)及びむらがかなりある(×)の4段階で評価し
た。
れぞれ一定量コーム上に出した後に試料を目視にて観察
し、泡質の温度依存性について、泡質に差がない
(◎)、泡質に差が少しある(○)、泡質に差がややあ
る(△)及び泡質に差がある(×)の4段階で評価し
た。 (実施例1〜5及び比較例1〜4)二剤型の泡沫状脱色
剤としての実施例1〜5及び比較例1〜4では、表1に
示すように泡沫状脱色剤組成物としての第1剤を調製し
た。また、第2剤を表2に示すように調製した。このと
き、各第1剤及び第2剤は、まず噴射剤以外の成分を配
合して原液とし、この原液に対して表1又は表2に示す
重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。表1にお
いて、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示
す。また、表2において、原液と噴射剤との重量比以外
の数値はグラム(g)で示す。さらに、表1中のPOP
はポリオキシプロピレンを示すとともに、PEGはポリ
エチレングリコールを示す。
1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出し、このコ
ームを使用して黒色の毛髪から形成されたウィッグに泡
沫状脱色剤をそれぞれ塗布した。そして、泡沫状脱色剤
組成物(第1剤)及び脱色処理後の毛髪について、上記
(1)、(3)〜(5)並びに(7)及び(8)の項目
に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状脱色剤に
ついて上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの
結果を表3に示す。
塗布量、破泡性、液だれ、明度、均一性及び泡質の温度
依存性については、いずれも優れた評価であった。
ルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないため
に、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。
また、比較例2及び比較例3においては、直鎖状高級ア
ルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コーム
からすぐに垂れると評価された。さらに、比較例4は、
泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価され
た。 (実施例6〜10及び比較例5〜8)二剤型の泡沫状脱
色剤としての実施例6〜10及び比較例5〜8では、表
4に示すように第1剤を調製した。また、泡沫状脱色剤
組成物としての第2剤を表5に示すように調製した。こ
のとき、各第1剤及び第2剤は、まず噴射剤以外の成分
を配合して原液とし、この原液に対して表1又は表2に
示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。尚、
第2剤は、原液の調製後にクエン酸によってpHを3.
5に調整した。表4において、原液と噴射剤との重量比
以外の数値はグラム(g)で示す。また、表5におい
て、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示
す。
1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出し、このコ
ームを使用して黒色の毛髪から形成されたウィッグに泡
沫状脱色剤をそれぞれ塗布した。そして、泡沫状脱色剤
組成物(第2剤)及び脱色処理後の毛髪について、上記
(1)、(3)〜(5)並びに(7)及び(8)の項目
に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状脱色剤に
ついて上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの
結果を表6に示す。
重、塗布量、破泡性、液だれ、明度、均一性及び泡質の
温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
ルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないため
に、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。
また、比較例6及び比較例7においては、直鎖状高級ア
ルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コーム
からすぐに垂れると評価された。さらに、比較例8は、
泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価され
た。 (実施例11〜15及び比較例9〜12)二剤型の泡沫
状脱色剤としての実施例11〜15及び比較例9〜12
では、表7に示すように泡沫状脱色剤組成物としての第
1剤を調製した。また、第2剤を表8に示すように調製
した。このとき、各第1剤及び第2剤は、まず噴射剤以
外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表7又
は表8に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製し
た。尚、第2剤は、原液の調製後にクエン酸によってp
Hを3.5に調整した。表7及び表8において、原液と
噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示す。
1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出し、このコ
ームを使用して黒色の毛髪から形成されたウィッグに泡
沫状脱色剤をそれぞれ塗布した。そして、泡沫状脱色剤
組成物(第1剤)及び脱色処理後の毛髪について、上記
(1)、(3)〜(5)並びに(7)及び(8)の項目
に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状脱色剤に
ついて上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの
結果を表9に示す。
重、塗布量、破泡性、液だれ、明度、均一性及び泡質の
温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
ルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないため
に、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。
また、比較例10及び比較例11においては、直鎖状高
級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コ
ームからすぐに垂れると評価された。さらに、比較例1
2は、泡比重が0.02未満のために、むらがあると評
価された。 (実施例16〜20及び比較例13〜16)二剤型の泡
沫状酸化染毛剤としての実施例16〜20及び比較例1
3〜16では、表10に示すように泡沫状酸化染毛剤組
成物としての第1剤を調製した。また、第2剤を表11
に示すように調製した。このとき、各第1剤及び第2剤
は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原
液に対して表10又は表11に示す重量比の噴射剤を充
填してそれぞれ調製した。表10において、原液と噴射
剤との重量比以外の数値は重量%で示す。また、表11
において、原液と噴射剤との重量比以外の数値はグラム
(g)で示す。
同量の第1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出
し、このコームを使用して白髪混じりの毛髪から形成さ
れたウィッグに泡沫状酸化染毛剤をそれぞれ塗布した。
そして、泡沫状染毛剤組成物(第1剤)及び染毛処理後
の毛髪について、上記(1)、(3)並びに(4)及び
(6)〜(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さ
らに、泡沫状酸化染毛剤について上記(2)の項目に関
し測定を行った。それらの結果を表12に示す。
比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡
質の温度依存性については、いずれも優れた評価であっ
た。
アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないた
めに、コームスルーしても泡がつぶれないと評価され
た。また、比較例14及び比較例15においては、直鎖
状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消
え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比
較例16は、泡比重が0.02未満のために、むらがあ
ると評価された。 (実施例21〜25及び比較例17〜20)二剤型の泡
沫状酸化染毛剤としての実施例21〜25及び比較例1
7〜20では、表13に示すように第1剤を調製した。
また、泡沫状酸化染毛剤組成物としての第2剤を表14
に示すように調製した。このとき、各第1剤及び第2剤
は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原
液に対して表13又は表14に示す重量比の噴射剤を充
填してそれぞれ調製した。尚、第2剤は、原液の調製後
にクエン酸によってpHを3.5に調整した。表13に
おいて、原液と噴射剤との重量比以外の数値はグラム
(g)で示す。また、表14において、原液と噴射剤と
の重量比以外の数値は重量%で示す。
同量の第1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出
し、このコームを使用して白髪混じりの毛髪から形成さ
れたウィッグに泡沫状酸化染毛剤をそれぞれ塗布した。
そして、泡沫状染毛剤組成物(第2剤)及び染毛処理後
の毛髪について、上記(1)、(3)並びに(4)及び
(6)〜(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さ
らに、泡沫状酸化染毛剤について上記(2)の項目に関
し測定を行った。それらの結果を表15に示す。
比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡
質の温度依存性については、いずれも優れた評価であっ
た。
アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないた
めに、コームスルーしても泡がつぶれないと評価され
た。また、比較例18及び比較例19においては、直鎖
状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消
え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比
較例20は、泡比重が0.02未満のために、むらがあ
ると評価された。 (実施例26〜30及び比較例21〜24)二剤型の泡
沫状酸化染毛剤としての実施例26〜30及び比較例2
1〜24では、表16に示すように泡沫状染毛剤組成物
としての第1剤を調製した。また、第2剤を表17に示
すように調製した。このとき、各第1剤及び第2剤は、
まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原液に
対して表16又は表17に示す重量比の噴射剤を充填し
てそれぞれ調製した。尚、第2剤は、原液の調製後にク
エン酸によってpHを3.5に調整した。表16及び表
17において、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重
量%で示す。
同量の第1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出
し、このコームを使用して白髪混じりの毛髪から形成さ
れたウィッグに泡沫状酸化染毛剤をそれぞれ塗布した。
そして、泡沫状染毛剤組成物(第1剤)及び染毛処理後
の毛髪について、上記(1)、(3)並びに(4)及び
(6)〜(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さ
らに、泡沫状酸化染毛剤について上記(2)の項目に関
し測定を行った。それらの結果を表18に示す。
比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡
質の温度依存性については、いずれも優れた評価であっ
た。
アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないた
めに、コームスルーしても泡がつぶれないと評価され
た。また、比較例22及び比較例23においては、直鎖
状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消
え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比
較例24は、泡比重が0.02未満のために、むらがあ
ると評価された。 (実施例31〜33及び比較例25〜28)実施例31
〜33及び比較例25〜28では、一剤型の泡沫状酸性
染毛料を表19に示すように調製した。このとき、各泡
沫状酸性染毛料は、まず噴射剤以外の成分を配合して原
液とし、この原液に対して表19に示す重量比の噴射剤
を充填してそれぞれ調製した。尚、原液の調製後にクエ
ン酸によってpHを3.0に調整した。表19におい
て、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示す
とともに、DMEはジメチルエーテルを示す。
ーム上に出し、このコームを使用して白髪交じりの毛髪
から形成されたウィッグに泡沫状酸性染毛料をそれぞれ
塗布した。そして、泡沫上酸性染毛料及び染毛処理後の
毛髪について、上記(1)、(3)並びに(4)及び
(6)〜(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さ
らに、泡沫状酸性染毛料について上記(2)の項目に関
し測定を行った。それらの結果を表20に示す。
比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡
質の温度依存性については、いずれも優れた評価であっ
た。
アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないた
めに、コームスルーしても泡がつぶれないと評価され
た。また、比較例26及び比較例27においては、直鎖
状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消
え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比
較例28は、泡比重が0.02未満のために、むらがあ
ると評価された。(実施例34〜36及び比較例29〜
32)実施例34〜36及び比較例29〜32では、一
剤型の泡沫状塩基性染毛料を表21に示すように調製し
た。このとき、各泡沫状塩基性染毛料は、まず噴射剤以
外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表21
に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。
尚、原液の調製後に2−アミノ−2−メチル−1−プロ
パノールによってpHを8.5に調整した。表21にお
いて、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示
す。
1〜33と同様に評価又は測定を行った。それらの結果
を表22に示す。
比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡
質の温度依存性については、いずれも優れた評価であっ
た。
アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないた
めに、コームスルーしても泡がつぶれないと評価され
た。また、比較例30及び比較例31においては、直鎖
状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消
え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比
較例32は、泡比重が0.02未満のために、むらがあ
ると評価された。
思想について以下に記載する。 ・ 成分(b)はHLBが7〜15の非イオン性界面活
性剤であり、さらに(g)炭素数が10以下で分子内に
水酸基を有する溶剤又は下記に示す化学式(1)で表さ
れる溶剤を含有する請求項5に記載の泡沫状脱色剤組成
物。この構成によれば、毛髪をより均一に脱色すること
ができる。
4のアルキル基であり、mは6〜100である。) ・ 前記第2剤には、さらに(a)水、(b)界面活性
剤、(c)直鎖状高級アルコール、(d)分岐状高級ア
ルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方
及び(f)噴射剤が含有され、25℃における泡比重が
0.02〜0.30である請求項3に記載の泡沫状染毛
剤組成物。この構成によれば、液だれをより抑制するこ
とができるとともに、毛髪をより均一に染色することが
できる。
を含有する第1剤と、(a)水、(b)界面活性剤、
(c)直鎖状高級アルコール、(d)分岐状高級アルコ
ールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方
(f)噴射剤、及び(h)酸化剤を含有する第2剤とか
ら構成されていることを特徴とする泡沫状脱色剤組成
物。この構成によれば、液だれをより抑制しつつ、毛髪
をより均一に脱色することができる。
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
の泡沫状染毛剤組成物によれば、液だれを抑制しつつ、
毛髪を均一に染色することができる。
物によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、毛髪
をより均一に染色することができる。請求項3に記載の
発明の泡沫状染毛剤組成物によれば、液だれを抑制しつ
つ、毛髪を均一に染色することができるとともに、毛髪
を染色した状態を長く維持することができる。
物によれば、液だれを抑制しつつ、毛髪を均一に染色す
ることができる。請求項5及び6に記載の発明の泡沫状
脱色剤組成物によれば、液だれを抑制しつつ、毛髪を均
一に脱色することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 (a)水、(b)界面活性剤、(c)直
鎖状高級アルコール、(d)分岐状高級アルコールと分
岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方、(e)染料
及び(f)噴射剤を含有し、25℃における泡比重が
0.02〜0.30であることを特徴とする泡沫状染毛
剤組成物。 - 【請求項2】 成分(b)はHLBが7〜15の非イオ
ン性界面活性剤であり、さらに成分(g)として炭素数
が10以下で分子内に水酸基を有する溶剤又は下記に示
す化学式(1)で表される溶剤を含有する請求項1に記
載の泡沫状染毛剤組成物。 H(OCH2CHR)mOH …(1) (化学式(1)において、Rは水素原子又は炭素数1〜
4のアルキル基であり、mは6〜100である。) - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の泡沫状染
毛剤組成物を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2
剤とから構成されていることを特徴とする泡沫状染毛剤
組成物。 - 【請求項4】 染料及びアルカリ剤を含有する第1剤
と、酸化剤、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖
状高級アルコール、(d)分岐状高級アルコールと分岐
鎖を有する炭化水素との少なくとも一方及び(f)噴射
剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.3
0である第2剤とから構成されていることを特徴とする
泡沫状染毛剤組成物。 - 【請求項5】 酸化剤と混合して使用される泡沫状脱色
剤組成物であって、(a)水、(b)界面活性剤、
(c)直鎖状高級アルコール、(d)分岐状高級アルコ
ールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方及び
(f)噴射剤を含有し、25℃における泡比重が0.0
2〜0.30であることを特徴とする泡沫状脱色剤組成
物。 - 【請求項6】アルカリ剤と混合して使用される泡沫状脱
色剤組成物であって、(a)水、(b)界面活性剤、
(c)直鎖状高級アルコール、(d)分岐状高級アルコ
ールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方、
(f)噴射剤及び(h)酸化剤を含有し、25℃におけ
る泡比重が0.02〜0.30であることを特徴とする
泡沫状脱色剤組成物。
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