JP2014047187A - エアゾール式泡状酸化染毛剤組成物 - Google Patents

エアゾール式泡状酸化染毛剤組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】アンモニア等のアルカリ剤の刺激臭を抑制し、使用時に泡状に吐出した第1剤と第2剤の混合性を確保して良好な染毛性も維持できるエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物を提供する。
【解決手段】アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを包含する各剤を使用時に泡状に吐出して混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物であって、吐出時における第1剤の泡比重(f1)と第2剤の泡比重(f2)との比f2/f1が、1.1〜3の範囲内であるエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明はエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物に関し、更に詳しくは、アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を配合する第1剤と、酸化剤を配合する第2剤とを包含する各剤を、使用時にエアゾール容器から吐出して混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物に関する。
〔用語の定義〕
1)「酸化染毛剤」とは、アルカリ剤及び染料成分(酸化染料中間体、更にはカプラー)を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを含んで構成される染毛剤を指している。
2)酸化染毛剤においては、アルカリ剤によって毛髪を膨潤させると共に、酸化剤によって毛髪のメラニンを分解(毛髪を脱色)させ、並行して染料成分を毛髪内部で酸化重合(染毛)させる。従って、酸化染毛剤について「染毛力」、「染毛性」等と言う場合は上記の毛髪の染毛を意味する。
3)「酸化染毛剤」あるいは「酸化染毛剤組成物」と言う場合は泡状に吐出される前の状態を指し、この状態の第1剤や第2剤を「原液」と呼ぶことがある。又、「泡状酸化染毛剤」あるいは「泡状酸化染毛剤組成物」と言う場合は、エアゾール容器を用いて泡状に吐出した状態を指す。
4)「毛髪」とは、特に限定されないが、好ましくは顔面も含めた頭部の毛髪、特に好ましくはヒトの顔面も含めた頭部の毛髪、とりわけ好ましくはヒトの頭部における顔面以外の部分の頭髪を言う。
5)泡状酸化染毛剤の泡状の第1剤、第2剤について、「吐出して混合する」とは、これらの各剤を「吐出してから手指等を用いて均一に混合する」ことを意味する。そして、エアゾール容器には、泡状の第1剤、第2剤を別々の吐出口から吐出するタイプと、単一の吐出口から一緒に吐出するタイプであって第1剤と第2剤が吐出時に既にある程度混合されているものがあるが、上記の「吐出して」には、これらの両方のタイプのエアゾール容器による吐出が含まれる。
従来、LPG等の噴射剤を用いて酸化染毛剤組成物を泡状に吐出するエアゾール式の泡状酸化染毛剤組成物が知られている。このようなエアゾール式の泡状酸化染毛剤組成物は、その組成物の各剤を噴射剤と共にエアゾール容器から泡状に吐出して使用される。
エアゾール式泡状酸化染毛剤組成物には、その各剤を原液として噴射剤と混合してエアゾール容器に収容するタイプのものや、内袋を有するエアゾール容器において、内袋の中に各剤と噴射剤(発泡用)を収容し、内袋の外に噴射剤(押出し用)を収容するタイプのもの等がある。
一般的に、エアゾール式泡状酸化染毛剤は、その使用の際、液状やクリーム状等の剤型と比べて、エアゾール容器のボタンを押すだけで泡状に吐出可能であるため、操作が簡便である。又、必要量を複数回に小分けして使用できるというメリットもある。
エアゾール式泡状酸化染毛剤組成物は、アルカリ剤及び染料成分を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを含んで構成される。そして第1剤及び第2剤を包含する各剤はエアゾール容器に別々に収容され、使用時に泡状に吐出して混合される。上記のアルカリ剤としてはアンモニアやアンモニウム塩が代表的に例示され、上記の酸化剤としては過酸化水素が代表的に例示される。
このようなエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物に関して、下記の特許文献1では、更に特定のHLB値を示す非イオン性界面活性剤を配合して良好な泡状態と染毛力を実現したエアゾール式泡沫状酸化染毛剤組成物を開示している。下記の特許文献2では、第1剤におけるアンモニアの配合量を低減し、又はアンモニア以外の例えばアルカノールアミンをアルカリ剤として第1剤に含有させた二剤式泡状染毛剤組成物を開示している。一方、下記の特許文献3では、更に直鎖状高級アルコール、分岐状高級アルコール、分岐鎖を有する炭化水素、界面活性剤等を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30になるように設定した泡沫状染毛剤組成物を開示している。
特開平11−139945号公報 特開2002−284655号公報 特開2003−073240号公報
ところで、アンモニアやアンモニウム塩は、酸化染毛剤による優れた染毛力を実現する上で好適なアルカリ剤であるが、アンモニアの揮発性に基づき不快な刺激臭があると言う難点がある。そして、酸化染毛剤がエアゾール式の泡状酸化染毛剤である場合には、このような刺激臭が特に強い。
例えば、特許文献1に係るエアゾール式泡沫状酸化染毛剤組成物は、上記のように良好な泡状態と染毛力を実現しているが、アルカリ剤としてアンモニアを含んでおり、刺激臭の低減という面では改善の余地を残す。特許文献2に係る二剤式泡状染毛剤組成物では、アンモニア配合量の低減、又はアンモニア以外のアルカリ剤としての配合で刺激臭を低減できるが、染毛力や毛髪明度の相対的な低下があり得るという面では改善の余地を残す。特許文献3に係る泡沫状染毛剤組成物では、アルカリ剤としてアンモニア等を用い毛髪脱色(毛髪明度向上)効果を確保しており、又、泡比重を規定しているが、この泡比重は液だれ防止の見地から規定しており、刺激臭の低減との関係は検討していない。
本発明は、エアゾール式泡状酸化染毛剤において、良好な染毛性を維持しつつアンモニアの刺激臭を抑制することを目的とする。又、第1剤と第2剤とを使用時に泡状に吐出・混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤では、泡状の第1剤と第2剤との混合性が良好であることも、良好な染毛性のために極めて重要である。
そこで本発明は、アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を含有する第1剤を含んで構成され、使用時に第2剤と共に泡状に吐出して混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物において、アンモニアの刺激臭を抑制し、しかも使用時に泡状に吐出して混合された第1剤と第2剤における良好な混合性も確保して良好な染毛性を維持することを、解決すべき技術的課題とする。
従来、アンモニアの刺激臭を抑制するという技術的課題の解決に当たり、特許文献2のように、アンモニア配合量を低減させたり、アンモニアに代わるアルカノールアミン等のアルカリ剤を用いたりするのが一般的であるが、それらの場合には染毛力や毛髪明度が犠牲になったりすると言う不具合があった。
本願発明者は、上記の技術的課題の解決手段を追求する過程で、第1剤、第2剤の吐出時の泡比重(泡の大きさ)とアンモニア刺激臭との関係を検討すると言う、極めて斬新な着眼を得るに至った。そしてこの着眼点を追求する過程で以下の新規な知見を得た。本発明は、これらの新規な知見に基づいて完成されたものである。
(前提)一般的な技術常識では、泡状の吐出物は、泡比重が小さい(泡が大きい)と破泡し易い。従って、泡状酸化染毛剤において、アンモニアを含有する泡状第1剤の泡が大きいと、破泡によりアンモニアを放出してアンモニア刺激臭が強くなる、と考えられる。
(知見1)しかし本願発明者の実験によれば、泡状第2剤よりも泡状第1剤の泡比重を小さく(泡を大きく)した場合にはアンモニア刺激臭を有効に抑制でき、逆に、末尾の表5中の比較例1に示すように、泡状第2剤よりも泡状第1剤の泡比重を大きく(泡を小さく)した場合にはアンモニア刺激臭を抑制できないと言う、従来の技術常識からは予測できない結果を得た。
(知見2)なお上記の比較例1では、泡状第1剤、泡状第2剤ともに泡比重の絶対値をやや小さく(泡をやや大きく)設定しているので、上記「知見1」に関しては、「要するに泡状第1剤の泡比重の絶対値が小さい(泡が大きい)ために、従来の技術常識通りにアンモニア刺激臭を抑制できないだけであって、泡状第2剤との泡比重(泡の大きさ)の相違は関係ない」との理由付けも可能である。そこで更に、末尾の表に含めていない比較例であるが、「泡状第2剤よりも泡状第1剤の泡比重が大きく(泡が小さく)、かつ、泡状第1剤、泡状第2剤ともに泡比重の絶対値としては大きい(泡が小さい)」と言う比較例を検証したところ、やはりアンモニア刺激臭を抑制できなかった。
(知見3)上記のような実験結果が得られた理由は、未だ十分には解明していないが、以下の推測1及び推測2のような合理的推測が可能である。
推測1:まず実施例に係る実験においては、泡比重が小さい(泡が大きい)泡状第1剤の泡は、破泡してアンモニアを放出し易い反面、実際に破泡する泡は一部であって、破泡していない大部分の泡においては、その泡の大きさのためにアンモニアを包摂・封入する効果が大きい。そして一部の破泡した泡から放出されるアンモニアは、泡比重が大きく(泡が小さく)破泡し難い泡状第2剤の泡中に迅速に吸収されるため、結果的にアンモニア刺激臭を有効に抑制できる。
推測2:一方、比較例に係る実験においては、泡比重が大きい(泡が小さい)泡状第1剤の泡は、破泡し難い反面、泡が小さいためにアンモニアを良好に包摂・封入し難いと言う、推測1とは異なる理由から、アンモニアを揮散させる。このアンモニアの揮散効果は、破泡の有無に関わらず、第1剤の全ての泡において、避けられない。こうして第1剤の泡の全体から揮散されるアンモニアは、泡状第2剤の泡中に吸収されるとしても、この場合には第2剤の泡は相対的に大きく破泡し易いので、結局、アンモニアが放出され、結果的にアンモニア刺激臭を有効に抑制できない。
(知見4)なお、泡状酸化染毛剤の泡が小さいと、毛髪への塗布時の伸びが悪いため均一な塗布が困難になったり、手指や毛髪から滑り落ち易くなるといった操作性の悪化が見られる。しかし、第1剤の泡が大きいと、結果的に第2剤の泡との混合後も全体に泡が大きくなるから、操作性が改善するというメリットも無視できない。
(知見5)更に、第1剤と第2剤の泡比重(泡の大きさ)が過度に異なると、両者の均一な混合が難しくなって、酸化染毛剤の染毛力が低下する。
(第1発明)
上記課題を解決するための本願第1発明の構成は、アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを包含する各剤を使用時に泡状に吐出して混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物であって、吐出時における前記第1剤の泡比重(f1)と第2剤の泡比重(f2)との比f2/f1が1.1〜3の範囲内である、エアゾール式泡状酸化染毛剤組成物である。
なお、本発明において、「泡比重」とは、泡状に吐出された第1剤あるいは第2剤について、一定の温度(好ましくは25℃)におけるその重量(グラム)をその体積(ml)で除算した値を言う。泡比重の測定方法は、正確に測定できる限りにおいて限定されない。例えば第1剤と第2剤とを異なる吐出口から泡状に吐出させる方式のエアゾール容器を利用すれば、一定の温度下に泡状に吐出された第1剤あるいは第2剤を容易に分取することができる。そしてこれらの泡状の第1剤あるいは第2剤を直ちに(消泡が始まる前に)、容積と重量が既知である広口の容器に目一杯となるように秤取すれば、泡の体積値(ml)が得られる。次に、その容器の重量を測定してから容器自体の既知の重量を減算すれば、泡の重量値(グラム)が得られる。従って、泡比重を正確に算定することができる。直接に比重を測定できる比重計であって、泡比重の測定に応用できるものがあれば、それを利用しても良い。
(第2発明)
上記課題を解決するための本願第2発明の構成は、前記第1発明に係るエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物において、第1剤及び第2剤が更に高級アルコールを含有し、第1剤における高級アルコールの含有量(a1)と第2剤における高級アルコールの含有量(a2)との比a2/a1が0.5〜2.0の範囲内である、エアゾール式泡状酸化染毛剤組成物である。
第1発明においては吐出時における第1剤の泡比重(f1)と第2剤の泡比重(f2)との比f2/f1が1.1〜3の範囲内である。即ち、泡状の第1剤の泡比重が相対的に小さく(泡が大きく)、泡状の第2剤の泡比重が相対的に大きい(泡が小さい)。そのため、前記の「知見」に述べた理由から、アンモニア刺激臭を良好に抑制できる。更に、第1剤の泡が大きいため、前記の「知見」で述べたように、第2剤の泡との混合後も全体に泡が大きくなり、操作性が改善するという重要な利点も得られる。泡比重の比f2/f1が1.1未満であると、アンモニア刺激臭を良好に抑制できない。
一方、第2剤の泡比重(f2)が第1剤の泡比重(f1)の3倍を超えず、両者の泡比重(泡の大きさ)が過度に異ならないため、前記の「知見」に従い、泡状の第1剤と第2剤との混合性が確保され、従って、混合性の悪さに起因する染毛力の悪化が起こらない。泡比重の比f2/f1が3を超えると、泡状酸化染毛剤の染毛力が悪化する。
従って、第1発明によれば、第1剤の泡比重(f1)と第2剤の泡比重(f2)との比f2/f1が1.1〜3の範囲内であると言う客観的指標を満たすエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物を調製することで、「アンモニアの刺激臭を抑制し、しかも使用時に泡状に吐出された第1剤と第2剤の良好な混合性も確保して良好な染毛性を維持する」と言う本発明の課題を解決できる。
言い換えれば第1発明は、アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを包含する各剤を使用時に泡状に吐出して混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物であることを前提条件に、「f2/f1が1.1〜3の範囲内である」と言う指標を具体的かつ客観的で新規な構成要件とし、その構成により本発明の課題を解決できるエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物を提供する発明である。
上記の指標を満足させ易い、あるいは実際に満足させる第1剤と第2剤の組成については、後述する「発明を実施するための最良の形態」欄及び「実施例」欄によってサポートされている。しかし、第1発明の本質は、これらの個々の具体的な組成物例ではなく、「f2/f1が1.1〜3の範囲内であると言う指標を満たすエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物」にある。そして当業者であれば、このような指標を満足させるエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物を調製できたか否かは、泡状の第1剤と泡状の第2剤を別々に吐出させ、それらの泡比重をチェックするだけで確認できるから、容易に可能である。
第2発明によれば、第1剤及び第2剤が更に高級アルコールを含有し、第1剤における高級アルコールの含有量(a1)と第2剤における高級アルコールの含有量(a2)との比a2/a1が0.5〜2.0の範囲内である。高級アルコール自体は一般的に、酸化染毛剤組成物における粘度の調整、粘度の調整に基づく泡の硬さ等の作用を期待できるものであるが、a2/a1が0.5〜2.0の範囲内、即ち、第1剤と第2剤における高級アルコールの含有量が互いに2倍を超えない範囲内であることにより、泡状の第1剤と第2剤の混合性が、ひいては泡状酸化染毛剤の染毛力が一層向上する。
以下、本発明の実施形態を、その最良の実施形態を含めて説明する。本発明の技術的範囲は以下の実施形態によって制限されない。
〔エアゾール式泡状酸化染毛剤組成物〕
(酸化染毛剤組成物の構成と使用形態)
本発明の酸化染毛剤組成物は、明細書冒頭の「用語の定義」欄で述べた通りのものである。酸化染毛剤組成物の原液は、通常、アルカリ剤及び染料成分を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤との2剤式に構成される。
以下においては、もっぱら2剤式の酸化染毛剤組成物について述べる。酸化染毛剤組成物を構成する各剤は、エアゾール容器における異なるスペースに収容される。
又、酸化染毛剤組成物を構成する各剤の原液の剤型は限定されないが、水を基材とする起泡し易い剤型が好ましい。
酸化染毛剤組成物を構成する各剤には、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル、窒素、二酸化炭素その他の公知の噴射剤が適量配合される。これらの噴射剤は、各剤の原液に配合する場合に加え、内袋を有するエアゾール容器中で、内袋の内側に原液と噴射剤(発泡用)を収容し、内袋の外側に噴射剤(押出し用)を収容するように構成することもできる。このように使用される噴射剤の量は限定されないが、例えば噴射剤を含む各剤の原液中の噴射剤量を2〜10質量%の範囲内とすることができる。
又、酸化染毛剤組成物における第1剤の噴射剤量を第2剤よりも多くすることができる。例えば第1剤の原液中の噴射剤量を、第2剤の原液中の噴射剤よりも1〜2質量%程度多くすることができる。
泡状化された第1剤と第2剤との混合比は特段に限定されず、例えば第1剤:第2剤=1:1の質量混合比であっても良いし、第1剤:第2剤=1:2〜2:1程度の質量混合比の範囲内で適宜に設定しても良い。
上記のような2剤式の酸化染毛剤組成物は、第1剤と第2剤を、使用時に泡状に吐出して混合し、毛髪に適用する形態で使用される。具体的には、以下の(1)〜(3)のような使用形態を例示できる。その際、各剤の泡状の吐出物は、吐出後に手指等で良く混合して手、ブラシ、コーム等に取ってから毛髪に適用することが好ましいが、各剤の泡状の吐出物を直接に毛髪に適用し、毛髪上で混合することもできる。適用対象は、頭髪等の毛髪の全体であっても良く、その一部であっても良い。
(1)各剤をエアゾール容器から別々に泡状に吐出し、混合して毛髪に適用する。
(2)各剤をエアゾール容器から別々に泡状に吐出し、それらを毛髪に適用して、毛髪上で混合する、
(3)各剤をエアゾール容器の単一の吐出口から吐出させた後、これらを更に均一に混合させてから、毛髪に適用する。
(泡状酸化染毛剤組成物の泡比重)
酸化染毛剤組成物の第1剤と第2剤がエアゾール容器から泡状に吐出された際に、第1剤の泡比重(f1)と第2剤の泡比重(f2)との比f2/f1は1.1〜3の範囲内である。この点を前提として、第1剤の泡比重(f1)は0.03〜0.2の範囲内であることが好ましく、第2剤の泡比重(f2)は0.06〜0.4の範囲内であることが好ましい。
(酸化染毛剤組成物の構成例)
(1)本発明の酸化染毛剤組成物の具体的な構成例としては、アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを包含する各剤を使用時に泡状に吐出して混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物であって、吐出時における前記第1剤の泡比重(f1)と第2剤の泡比重(f2)との比f2/f1が1.1〜3の範囲内である、酸化染毛剤組成物が例示される。この泡比重の比f2/f1はより好ましくは1.3〜2.8の範囲内である。
(2)本発明の酸化染毛剤組成物の他の具体的な構成例としては、アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを包含する各剤を使用時に泡状に吐出して混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物であって、更に水と、界面活性剤と、噴射剤とを含有し、吐出時における前記第1剤の泡比重(f1)と第2剤の泡比重(f2)との比f2/f1が1.1〜3の範囲内である、酸化染毛剤組成物が例示される。この泡比重の比f2/f1はより好ましくは1.3〜2.8の範囲内である。
(3)本発明の酸化染毛剤組成物の更に他の具体的な構成例としては、アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを包含する各剤を使用時に泡状に吐出して混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物であって、更に水と、界面活性剤と、噴射剤と、高級アルコールとを含有し、吐出時における前記第1剤の泡比重(f1)と第2剤の泡比重(f2)との比f2/f1が1.1〜3の範囲内である、酸化染毛剤組成物が例示される。この泡比重の比f2/f1は、より好ましくは1.3〜2.8の範囲内である。
(4)上記構成例(3)において、第1剤及び第2剤が高級アルコールを含有し、第1剤における高級アルコールの含有量(a1)と第2剤における高級アルコールの含有量(a2)との比a2/a1が0.5〜2.0の範囲内であることが特に好ましい。
(5)更に、上記構成例(3)において、界面活性剤として、非イオン性界面活性剤、特にアルキル基の炭素数が14以下のポリオキシエチレン(以下、「POE」と言う)アルキルエーテルである非イオン性界面活性剤(p14)が好ましい。又、このような非イオン性界面活性剤と、アルキル基の炭素数が16以上のPOEアルキルエーテルである非イオン性界面活性剤(p16)とを併せ含有することが、更に好ましい。又、非イオン性界面活性剤の第1剤における含有量は、その第2剤における含有量と比較して、1.1倍以上であることが好ましく、1.5〜4倍であることが、より好ましい。
(6)更に、上記構成例(3)において、界面活性剤として、非イオン性界面活性剤に加え、カチオン性界面活性剤、特に、アルキル基の炭素数が12以上のアルキルトリメチルアンモニウムであるカチオン性界面活性剤を併せ含有することが、更に好ましい。
〔酸化染毛剤組成物の必須成分〕
酸化染毛剤においては、第1剤においてアルカリ剤及び染料成分が必須であり、第2剤において酸化剤が必須である。又、酸化染毛剤組成物の各剤において、水も実質的に必須である。
(アルカリ剤)
本発明の酸化染毛剤組成物においては、第1剤がアンモニア及びアンモニウム塩から選ばれる1種以上のアルカリ剤を含有することが前提である。第1剤におけるこれらのアルカリ剤の含有量は特段に限定されないが、好ましくは0.5〜20質量%の範囲内である。
アンモニウム塩としては、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、重炭酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム等の無機酸のアンモニウム塩、又は、クエン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、シュウ酸アンモニウム、酒石酸アンモニウム等の有機酸のアンモニウム塩が好ましく例示される。
第1剤には、上記以外のアルカリ剤として、例えば、アルカノールアミン、有機アミン類(2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、グアニジン等)、無機アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、炭酸塩(炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等)、塩基性アミノ酸(アルギニン、リジン等)及びそれらの塩等の1種又は2種以上を、適宜な含有量において併用しても良い。アルカノールアミンの具体例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、イソプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。
(染料成分)
狭義の酸化染毛剤においては、第1剤が必須成分として染料成分を含有する。第1剤における染料成分の含有量は、適宜に設定することができる。染料成分は酸化染料及び/又は直接染料からなり、酸化染料は酸化染料中間体からなるか、あるいは酸化染料中間体及びカプラーからなる。染料成分には、更にメラニン前駆物質等が含まれても良い。
酸化染料は、酸化剤による酸化重合によって発色可能な化合物である。より具体的には、酸化染料として、フェニレンジアミン及びその誘導体、フェノール誘導体、アミノフェノール及びその誘導体、ジフェニルアミン及びその誘導体、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体、ピロリジン誘導体、トルエン誘導体、インドール誘導体、ピロール誘導体、並びにイミダゾール誘導体等が挙げられる。
更に具体的には、例えば、酸化染料中間体としては、フェニレンジアミン類(但し、メタフェニレンジアミンを除く。)、アミノフェノール類(但し、メタアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール及びパラメチルアミノフェノールを除く。)、トルイレンジアミン類(但し、トルエン−3,4−ジアミン及びトルエン−2,4−ジアミンを除く。)、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン類(但し、2,6−ジアミノピリジンを除く)等が挙げられる。
カプラーとしては、レゾルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トルエン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミン、ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノオルトクレゾール、パラメチルアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没食子酸メチル、没食子酸プロピル、五倍子、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール等が挙げられる。
上記の酸化染料は、酸化剤による酸化重合によって発色可能な化合物の塩を含む概念である。例えば、上記した各化合物の酸付加塩等が挙げられる。好ましくは、有機酸の付加塩、無機酸の付加塩等が挙げられる。
これらの酸化染料は単独で配合しても良く、組み合わせて配合しても良い。
直接染料として、例えば、酸性染料、塩基性染料、天然染料、ニトロ染料、分散染料等がある。これら直接染料は単独で配合しても良く、組み合わせて配合しても良い。
上記酸性染料としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、赤色227号、赤色230号の(1)、黄色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、だいだい色205号、だいだい色207号、だいだい色402号、緑色3号、緑色204号、緑色401号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202号、かっ色201号、黒色401号等を例示できる。
上記塩基性染料としては、Basic Blue 3、Basic Blue 6、Basic Blue 7、Basic Blue 9、Basic Blue 26、Basic Blue 41、Basic Blue 47、Basic Blue 99、Basic Brown 4、Basic Brown 16、Basic Brown 17、Basic Green 1、Basic Green 4、Basic Orange 1、Basic Orange 2、Basic Orange 31、Basic Red 1、Basic Red 2、Basic Red 22、Basic Red 46、Basic Red 51、Basic Red 76、Basic Red 118、Basic Violet 1、Basic Violet 3、Basic Violet 4、Basic Violet 10、Basic Violet11:1、Basic Violet 14、Basic Violet 16、Basic Yellow 11、Basic Yellow 28、Basic Yellow 57、Basic Yellow 87等を例示できる。
上記天然染料としては、クチナシ色素、ウコン色素、アナトー色素、銅クロロフィリンナトリウム、パプリカ色素、ラック色素等を例示できる。
上記ニトロ染料としては、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、ピクラミン酸、ピクリン酸、及びそれらの塩、HC Blue No.2、HC Blue No.5、HC Blue No.6、HC Blue No.9、HC Blue No.10、HC Blue No.11、HC Blue No.12、HC Blue No.13、HC Orange No.1、HC Orange No.2、HC Orange No.3、HC Red No.1、HC Red No.3、HC Red No.7、HC Red No.10、HC Red No.11、HC Red No.13、HC Red No.14、HC Violet No.1、HC Violet No.2、HC Yellow No.2、HC Yellow No.4、HC Yellow No.5、HC Yellow No.6、HC Yellow No.9、HC Yellow No.10、HC Yellow No.11、HC Yellow No.12、HC Yellow No.13、HC Yellow No.14、HC Yellow No.15等を例示できる。
上記分散染料としては、Disperse Black 9、Disperse Blue 1、Disperse Blue 3、Disperse Blue 7、Disperse Brown 4、Disperse Orange 3、Disperse Red 11、Disperse Red 15、Disperse Red 17、Disperse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Violet 15等を例示できる。
(酸化剤)
酸化剤の具体例としては、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物等が挙げられる。これらの酸化剤は単独で配合してもよく、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの酸化剤の中でも、メラニンの脱色力に優れることから、好ましくは過酸化水素である。
第2剤における酸化剤の含有量は、0.1〜15質量%の範囲内であることが好ましい。
(界面活性剤)
本発明の酸化染毛剤組成物の各剤は、界面活性剤の1種以上を含有する。界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が例示されるが、特に、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤を含有することが好ましく、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤を併用することが好ましい。
カチオン性界面活性剤としては、限定はされないが、起泡性向上の観点からC16(炭素数16)以下のアルキルトリメチルアンモニウム及びその塩が好ましい。具体的には、ステアリルトリメチルアンモニウム、ラウリルトリメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウム、及びこれらの塩を例示できる。又、カチオン性界面活性剤におけるC16以下のアルキル基は飽和であることが好ましく、又、直鎖型であることが好ましく、又、ハロゲン元素や水酸基で修飾されていても良い。酸化染毛剤組成物におけるカチオン性界面活性剤の含有量は限定されないが、第1剤においては0.01〜6質量%の範囲内が好ましく、第2剤においては0.01〜6質量%の範囲内が好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、限定はされないが、起泡性向上の観点から、C14以下のPOEアルキルエーテルが好ましく、具体的には、POE(10)ラウリルエーテルやPOE(30)ラウリルエーテル等のPOEラウリルエーテル、POEミリスチルエーテル等を例示できる。又、C16以上のPOEアルキルエーテルも好ましく、具体的には、POE(10)セチルエーテルやPOE(30)セチルエーテル等のPOEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル等を例示できる。上記したポリオキシエチレンの重合数は2〜50の範囲内であることが好ましい。非イオン性界面活性剤におけるC14以下のアルキル基は飽和であることが好ましく、又、直鎖型であることが好ましい。
酸化染毛剤組成物における非イオン性界面活性剤の含有量は限定されないが、第1剤においては0.5〜10質量%の範囲内が好ましく、第2剤においては0.3〜5質量%の範囲内が好ましい。
酸化染毛剤組成物を構成する各剤における界面活性剤の合計含有量は特段に限定されないが、第1剤では0.5〜10質量%程度、第2剤では0.3〜5質量%程度とすることができる。第2剤の界面活性剤量よりも第1剤の界面活性剤量を多くすると第1剤の泡比重を相対的に小さくさせやすい。
なお、アニオン性界面活性剤は起泡性の点で好ましく、具体的にはPOEラウリル硫酸ナトリウム等を例示できる。又、両性界面活性剤としてはラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等を例示できる。
(水)
水は、酸化染毛剤組成物を構成する各剤における他の各成分を分散させる基材であると共に、各剤を泡状とするために必要である。各剤における水の配合量は、30〜90質量%の範囲内であることが好ましい。
〔酸化染毛剤組成物の好適成分〕
本発明の酸化染毛剤組成物の各剤には、幾種類かの高級アルコール、溶剤等を含有することが好ましい。
(高級アルコール)
本発明において、「高級アルコール」とは、C6(炭素数が6)以上のアルコールを言う。酸化染毛剤組成物において、染毛性能の向上及び泡質の向上の面から、高級アルコールを含有させることが好ましく、特に炭素数が16以上(C16以上)の高級アルコールと炭素数が14以下(C14以下)の高級アルコールの併用が好ましい。
C16以上の高級アルコール、14以下の高級アルコールとしては、1価の高級アルコールが特に好ましい。これらの高級アルコールには、直鎖型及び分岐鎖型の高級アルコールが包含されるが、より好ましくは直鎖型の高級アルコールである。又、飽和及び不飽和の高級アルコールが包含されるが、より好ましくは飽和の高級アルコールである。
C16以上の高級アルコールとしては、セチルアルコール(セタノール)、2−ヘキシルデカノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、アラキルアルコール、2−オクチルドデカノール、ベヘニルアルコール、デシルテトラデカノール、ラノリンアルコール等を例示できる。これらの内、25℃、1気圧で固体の高級アルコールが好ましく、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール等がより好ましく例示される。
第1剤におけるC16以上の高級アルコールの配合量は限定されないが、好ましくは0.1〜7質量%の範囲内、特に好ましくは、0.2〜4質量%の範囲内である。第2剤におけるC16以上の高級アルコールの配合量は限定されないが、好ましくは0.1〜7質量%の範囲内、特に好ましくは0.2〜4質量%の範囲内である。
C14以下の高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、カプリルアルコール等を例示できる。より好ましくはミリスチルアルコールが挙げられる。
第1剤における14以下の高級アルコールの配合量は限定されないが、好ましくは0.1〜5質量%の範囲内、特に好ましくは0.2〜4質量%の範囲内である。第2剤における14以下の高級アルコールの配合量は限定されないが、好ましくは0.1〜5質量%の範囲内、特に好ましくは0.2〜4質量%の範囲内である。
第1剤あるいは第2剤において、C16以上の高級アルコール及びC14以下の高級アルコールが併せ配合される場合、それらの場合におけるC16以上の高級アルコールの含有量(a16)とC14以下の高級アルコールの含有量(a14)との質量比a16/a14は、もっちりとした泡質向上、染毛性向上等の面からは、0.1〜150の範囲内とすることが好ましく、特に1〜20の範囲内とすることがより好ましい。
更に、第1剤及び第2剤がそれぞれ含有する上記の各種高級アルコールに関して、第1剤における高級アルコールの含有量(a1)と第2剤における高級アルコールの含有量(a2)の比a2/a1に関しては、0.5〜2.0の範囲内であることが好ましく、0.8〜1.7の範囲内であることがより好ましい。
(溶剤)
酸化染毛剤組成物を構成する各剤は、溶剤を含有しても良い。これらの含有量は、染毛性の向上の見地、各剤を乳化し易くする見地から、10質量%以下であることが好ましい。
溶剤として、例えばエタノール、n−プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール、ポリオール類やその低級アルキルエーテル類が挙げられる。ポリオール類としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール(PEG)、イソプレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。ポリオールの低級アルキルエーテル類としては、前述のポリオールのモノ低級アルキルエーテルやポリ低級アルキルエーテル(例えば、ジ低級アルキルエーテル)等が挙げられる。
〔酸化染毛剤組成物のその他の成分〕
酸化染毛剤組成物を構成する各剤には、上述した成分の他に、例えば、脂肪酸、増粘剤、アミノ酸類、ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性ポリマー、油脂、ロウ類、シリコーン類、炭化水素、ソルビトールやマルトース等の糖類、パラベンや安息香酸ナトリウム等の防腐成分、EDTA−2Na、ヒドロキシエタンジホスホン酸及びその塩等のキレート成分、フェノキシエタノール、フェナセチン、8−ヒドロキシキノリン、アセトアニリド、ピロリン酸ナトリウム、バルビツール酸、尿酸、タンニン酸等の安定化成分、pH調整成分、植物又は生薬抽出物、アスコルビン酸類を含むビタミン類、香料等を任意に配合しても良い。また、例えば、「医薬部外品原料規格2006」(薬事日報社)に収載されるものから選ばれる少なくとも一種を配合してもよい。
〔エアゾール容器〕
エアゾール容器としては、酸化染毛剤組成物の各剤を別々のスペースに収容し、ヘッド部の単一の吐出口から泡状の各剤を一緒に吐出する方式の、あるいはヘッド部の複数の吐出口から泡状の各剤を別々に吐出する方式の、公知の各種エアゾール容器を使用することができる。
それらの吐出方式において、アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を含有する第1剤が相対的に下部の吐出口から泡状に吐出され、この第1剤にかぶさるような状態で第2剤が相対的に上部の吐出口から泡状に吐出される設定であるエアゾール容器が、特に好ましい。さらに好ましくは、第1剤の周囲を第2剤が覆うように吐出口から泡状に吐出される設定であるエアゾール容器である。
エアゾール容器のスタンダードな1例として、特開2002−284655号公報に示されているエアゾール容器を挙げることができる。このエアゾール容器はボディー部に二つの缶を備え、一方の缶には第1剤と噴射剤を、他方の缶には第2剤と噴射剤を、それぞれ所定の質量比で充填する。各缶から伸びるステムは、それぞれ連通孔を介してヘッド部の混合通路に連通しており、この混合通路は、吐出レバーを押した時にのみ外部に導通される吐出部に連通している。よって、吐出レバーを押すと、第1剤、第2剤が泡状とされつつ混合通路に至って混合され、吐出部の吐出口から吐出される。
エアゾール容器の他の1例として、特開2005−231644号公報に示されているエアゾール容器を挙げることができる。このエアゾール容器は2剤式酸化染毛剤組成物に対応するもので、1本の缶の中に2つの原液収容パウチと、これらのパウチを連結する部材を収容し、第1剤及び第2剤の混合物を泡状に吐出する。
エアゾール容器の材質や内圧は、アルカリ剤、酸化剤、噴射剤の種類や各剤の収容方法に合わせて適宜決定可能である。
以下に本発明の実施例、比較例について記載する。本発明の技術的範囲は、これらの実施例、比較例によって限定されない。
〔第1実施例群〕
(酸化染毛剤組成物の調製)
末尾の表1〜表5にそれぞれ「1剤」、「2剤」として組成を示す第1剤及び第2剤からなる、実施例1〜実施例38、及び比較例1〜比較例2に係る2剤式酸化染毛剤組成物(原液)を常法に従い調製した。これらの実施例及び比較例において、第1剤、第2剤の各成分の配合量を示す数値の単位は、第1剤又は第2剤の原液における「質量%」である。第1剤、第2剤の成分表示に関して、例えば「セタノール(16)」のように、高級アルコールの成分名にカッコ書で付記した数字は、当該高級アルコールの炭素数を示す。第1剤、第2剤について「精製水」の欄に記載した「残量」とは、いわゆるQuantum Sufficitであって、原液中の精製水以外の全ての成分の合計含有量をX(質量%)としたときに「100−X」(質量%)で表される数値を意味する。
なお、各表中の「2剤」の項における「2剤OH/1剤OH」の欄には、各実施例及び各比較例についての、第2剤における高級アルコールの含有量(2剤OH、即ち前記のa2)と、第1剤における高級アルコールの含有量(1剤OH、即ち前記のa1)との質量比を示した。
(エアゾール式泡状酸化染毛剤組成物の調製)
次に、上記の実施例1〜実施例38、比較例1〜比較例2に係る2剤式酸化染毛剤組成物(原液)の第1剤、第2剤をそれぞれ、市販のエアゾール式吐出容器(特開2002−284655に記載のエアゾール容器)に噴射剤(LPG)を加えて50gになるように充填し、別途に容器中に準備した噴射剤(LPG)を用いて、エアゾール式泡状酸化染毛剤組成物の第1剤、第2剤として、泡状に吐出した。
上記のエアゾール式吐出容器としては、第1剤と第2剤をそれぞれ異なる缶に収容し、それぞれ噴射剤の作用によって、ヘッド部の2ケ所の吐出口から泡状の第1剤、第2剤を別々に吐出する方式であって、第1剤や第2剤の泡状化に用いる噴射剤量を増減調節できる方式のものを用いた。このエアゾール式吐出容器は、直径2.7cm、天面から底部までの長さ(ステム長抜き)が15cmの缶容器である。各実施例及び比較例に係る第1剤、第2剤における原液と噴射剤の質量比は各表中の「1剤」、「2剤」の項中の「原液:噴射剤比」の欄に示した。
ところで、各表に示すように、各実施例及び各比較例に係る第1剤、第2剤における原液と噴射剤の質量比は基本的に「95:5」で統一しているが、表5中の実施例35、36に係る第1剤と、実施例37、38に係る第2剤との場合は、この質量比を幾分変更している。にも関わらず、後述する泡状第1剤、第2剤の泡比重は他の実施例と比較して、それほど変化がない。従って、第1剤、第2剤における原液と噴射剤の質量比は、泡状第1剤、第2剤の泡比重に余り大きく影響しないことが分かる。
(泡比重の測定)
各実施例及び各比較例に係る泡状の第1剤、第2剤をそれぞれ見当で15g程度吐出した後、これを重量既知(Aグラム)の容量30mlの円筒型の計量カップにすりきり一杯に入れて余分の泡は捨て、この状態の計量カップの重量(Bグラム)を正確に測定して、「(B−A)グラム」と「30ml」による「(B−A)/30」の演算により、泡状の第1剤の泡比重(f1)、泡状の第2剤の泡比重(f2)を測定した。測定された第1剤の泡比重(f1)を表中の「1剤比重」の欄に示し、測定された第2剤の泡比重(f2)を表中の「2剤比重」の欄に示す。泡比重の単位はg/mlである。なお、測定に使用したエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物は、充填した翌日のものを使用し、よく振って充填後初めて吐出したものを使用した。
(ニオイの評価)
上記「泡比重の測定」と同様にして泡状に吐出した各実施例及び各比較例に係る第1剤及び第2剤について、ニオイの評価を行った。即ち、吐出直後の泡状第1剤と泡状第2剤を通常の染毛使用時のように撹拌、混合しながらアンモニア刺激臭があるか否かを10名のパネラーが官能評価した。
評価の基準としては、「アンモニア刺激臭を感じない」場合をランク「5」、「ほとんど気にならない程度のアンモニア刺激臭を感じる」場合をランク「4」、「アンモニア刺激臭が少し気になる」場合をランク「3」、「アンモニア刺激臭がやや強い」場合をランク「2」、「アンモニア刺激臭が強い」場合をランク「1」とした。
こうして得られた、各評価対象ごとの10名のパネラーの評価ランクの平均点を算出し、平均点に少数点以下の数値がある場合には、少数点以下第1位の数値の四捨五入を行って、評価ランクを決定した。その結果を各表の下部における「ニオイ」の欄に記載した。
(混合性の評価)
予め、各実施例及び各比較例に係る第1剤の原液に黄色203号を適量配合して、第1剤を着色しておき、これを通常のように調製した第2剤と共に前記のようにエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物の第1剤、第2剤として泡状に吐出し、次いで、泡状の第1剤と第2剤を通常の染毛使用時のように10名のパネラーが手で撹拌、混合して、その際の混合性を評価した。撹拌、混合における手の動作要領、その動作速度及び動作回数は厳密にマニュアル化して、これを各パネラーに守らせた。そして混合性は、着色された第1剤の泡部分と、着色されていない第2剤の泡部分とが区別できない程に均一に混合されたか否かを基準として評価した。
具体的には、第1剤の泡部分と第2剤の泡部分とが、「全く区別できない」場合をランク「5」、「ほとんど区別できない」場合をランク「4」、「僅かに区別できる」場合をランク「3」、「幾分明瞭に区別できる」場合をランク「2」、「明瞭に区別できる」場合をランク「1」とした。
こうして得られた、各評価対象ごとの10名のパネラーの評価ランクの平均点を算出し、平均点に少数点以下の数値がある場合には、少数点以下第1位の数値の四捨五入を行って、評価ランクを決定した。その結果を各表の下部における「混合性」の欄に記載した。
(染毛力の評価)
前記したように、各実施例及び各比較例に係る泡状の第1剤と泡状の第2剤をエアゾール式吐出容器からそれぞれ約1.5gずつ吐出し、これらを通常の使用時の要領で撹拌、混合した後、それぞれ10cmの長さの白色の毛束サンプル1gに手を用いて塗布し、それらの毛束サンプルを恒温槽(30℃)で30分間放置した後、毛束サンプルを水洗した。その後、毛束サンプルをシャンプー及びリンス(コンディショナー)でそれぞれ1回処理し、次いで温風で乾燥した。
上記の毛束サンプルを10名のパネラーが目視で観察し、染毛力が良いか否かを官能評価した。具体的には、通常の泡状酸化染毛剤の染毛力との比較において、「染毛力が優れている」場合をランク「5」、「染毛力が幾分優れている」場合をランク「4」、「染毛力が普通である」場合をランク「3」、「染毛力がやや劣る」場合をランク「2」、「染毛力が劣る」場合をランク「1」とした。こうして得られた各評価対象ごとの10名のパネラーの評価ランクの平均点を算出し、平均点に少数点以下の数値がある場合には、少数点以下第1位の数値の四捨五入を行って評価ランクを決定した。その結果を各表の下部における「染毛力」の欄に記載した。
(操作性の評価)
各実施例及び各比較例に係る泡状酸化染毛剤組成物を用いた染毛処理において、塗布操作時における、泡の塊の落下抑制、泡の飛び散り抑制、及び泡の伸びの良さの観点で10名のパネラーが目視で観察し、上記3点の総合評価として操作性が良好か否かを評価(官能評価)した。表中には評価結果を記載していないが、泡比重が小さく(泡が大きく)なると良好な結果となる傾向が見られた。
〔第2実施例群〕
泡状第1剤を泡状第2剤よりも相対的に低泡比重(大きな泡)とした第1実施例群の実施例1と、その泡状第1剤の原液の組成における非イオン性界面活性剤の含有量を減量することにより、泡状第1剤の泡比重を実施例34よりも高い0.5と言う、泡状第2剤よりも高泡比重(小さな泡)となるように設定した比較例3とについて、それぞれ泡状の第1剤、第2剤をエアゾール式吐出容器で吐出して撹拌・混合し、それらの泡状混合物について、前記した「知見」に述べる「操作性」を評価した。
その結果、実施例1の場合は毛髪への塗布時の伸びが良く、均一な塗布が容易であって、手指や毛髪から滑り落ち難いといった良好な操作性が見られた。しかし、比較例3の場合は毛髪への塗布時の伸びが悪いため均一な塗布が困難で、手指や毛髪から滑り落ち易くなっていた。
〔第3実施例群〕
第1実施例群の実施例28に関して、その第1剤におけるセタノールの含有量を1.5質量%に、ベヘニルアルコールの含有量を0.6質量%にそれぞれ増量させることにより、第1剤における高級アルコールの合計含有量(a1)を2.1質量%に変更し、もって第2剤における高級アルコールの合計含有量(a2)との比a2/a1が0.5〜2.0の範囲内を外れることとなる実施例28aに係る酸化染毛剤を調製した。
一方、実施例28aとは逆に、第1実施例群の実施例28の第2剤におけるセタノールの含有量を1.8質量%に、同第2剤におけるミリスチルアルコールの含有量を0.3質量%にそれぞれ増量させることにより、第2剤における高級アルコールの合計含有量(a2)を2.1質量%に変更し、もって第1剤における高級アルコールの合計含有量(a1)との比a2/a1が0.5〜2.0の範囲内を外れることとなる実施例28bに係る酸化染毛剤を調製した。
これらの実施例28a、28bに係る酸化染毛剤について、それぞれ泡状の第1剤、第2剤をエアゾール式吐出容器で吐出して撹拌・混合し、それらの泡状混合物について、前記した通りに「混合性」、「染毛力」を評価したところ、実施例28a、28b共に、「混合性」、「染毛力」の評価ランクがいずれも「4」となり、実施例28でのそれらの評価ランク「5」よりも劣った。
本発明によって、刺激臭を抑制し、使用時に泡状に吐出した第1剤と第2剤の混合性も確保して良好な染毛性を維持できるエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物が提供される。

Claims (1)

  1. アンモニア又はアンモニウム塩から選ばれるアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを包含する各剤を使用時に泡状に吐出して混合するエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物であって、
    吐出時における前記第1剤の泡比重(f1)と第2剤の泡比重(f2)との比f2/f1が1.1〜3の範囲内であることを特徴とするエアゾール式泡状酸化染毛剤組成物。
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