JP4745565B2 - 脱色剤組成物及び染毛剤組成物 - Google Patents

脱色剤組成物及び染毛剤組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、良好な染毛力又は脱色力を有するとともに、使用時に粘度変化を抑制することができる脱色剤組成物及び染毛剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の脱色剤組成物は、例えば、下記の(1)から(3)のタイプのものが知られている。
【0003】
(1)アンモニア等のアルカリ剤を含有する液状又はクリーム状の第1剤及び過酸化水素等の酸化剤を含有する液状又はクリーム状の第2剤とからなる二剤式の脱色剤組成物。
【0004】
(2)メタケイ酸ナトリウム等のアルカリ剤と過硫酸塩を含む粉末状の第1剤及び過酸化水素等の酸化剤を含む液状の第2剤からなる二剤式の脱色剤組成物。
(3)アンモニア等のアルカリ剤を含む液状又はクリーム状の第1剤、過酸化水素等の酸化剤を含む液状の第2剤及びメタケイ酸ナトリウム等のアルカリ剤と過硫酸塩を含む粉末状の第3剤からなる三剤式の脱色剤組成物。
【0005】
一方、染毛剤組成物は、染料としての酸化染料中間体とアンモニア等のアルカリ剤を含有する液状又はクリーム状の第1剤及び過酸化水素等の酸化剤を含有する液状又はクリーム状の第2剤とからなる二剤型の酸化染毛剤として知られている。
【0006】
そして、これらの脱色剤組成物及び染毛剤組成物において、第2剤中に10.0重量%以上の油性成分を配合することにより、脱色力及び染毛力を向上させる試みがなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の脱色剤組成物及び染毛剤組成物において、第2剤中に10.0重量%以上の油性成分を配合することにより、脱色力又は染毛力を向上させると、使用時に粘度変化を起こし、液だれ等を生じ易いという問題があった。
【0008】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、良好な染毛力又は脱色力を有するとともに、使用時に粘度変化を抑制することができる脱色剤組成物及び染毛剤組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明の脱色剤組成物では、アルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤及び水を含有する第2剤とからなる脱色剤組成物であって、第2剤が35.05〜55.0重量%の油性成分を含有し、該油性成分として、バチルアルコール、キミルアルコール、及びセラキルアルコールから選ばれる少なくとも一種のグリセリンモノアルキルエーテルを0.05〜20.0重量%含有するものである。
【0010】
請求項2に記載の発明の脱色剤組成物では、請求項1に記載の発明において、前記グリセリンモノアルキルエーテルの含有量が0.1〜15.0重量%であるものである。
【0011】
請求項3に記載の発明の脱色剤組成物では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第1剤が過硫酸塩を含有する粉末状組成物であるものである。
請求項4に記載の発明の染毛剤組成物では、アルカリ剤及び染料を含有する第1剤と、酸化剤及び水を含有する第2剤とからなる染毛剤組成物であって、第2剤が35.05〜55.0重量%の油性成分を含有し、該油性成分として、バチルアルコール、キミルアルコール、及びセラキルアルコールから選ばれる少なくとも一種のグリセリンモノアルキルエーテルを0.05〜20.0重量%含有するものである。
【0012】
請求項5に記載の発明の染毛剤組成物では、請求項4に記載の発明において、前記グリセリンモノアルキルエーテルの含有量が0.1〜15.0重量%であるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0014】
第1の実施形態の脱色剤組成物は、アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤及び水を含有する第2剤が混合され、毛髪の脱色に使用される。
この脱色剤組成物は、第2剤がアプリケータに収容され、第1剤がアプリケータ以外の容器に収容された状態で用時まで保存され、用時に使用者がアプリケータ内の第2剤に第1剤を混ぜ入れることで混合調製される。そして、混合調製された脱色剤組成物は、混合の際に用いたアプリケータをそのまま使って毛髪に適用される。第2剤を収容保存するアプリケータとしては、櫛付き容器(コーム一体型のアプリケータ)、ノズル式のアプリケータ等が挙げられるが、毛髪に適用する際の利便性が特に高いことから櫛付き容器が好ましい。ここで、アプリケータとは、脱色剤組成物を収容する容器体と、脱色剤組成物を毛髪に塗布する塗布具とが一体化されたものをいう。また、櫛付き容器とは、脱色剤組成物を収容する容器体と、毛髪をコーミングする櫛体とが一体化されたもので、櫛体でコーミングしながら毛髪に脱色剤組成物を塗布できる構成のものをいう。
[第1剤]
本実施形態における第1剤は、アルカリ剤を含有し、その他の添加成分として過硫酸塩等を含有する粉末状組成物である。
【0015】
第1の実施形態におけるアルカリ剤は、第2剤に含有する酸化剤の作用を促進することにより、脱色力を得るために配合される。アルカリ剤の具体例としては、メタケイ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。これらの中でも酸化剤の作用を促進する効果が高いことからメタケイ酸ナトリウムが好ましい。
【0016】
アルカリ剤の含有量は、好ましくは5.0〜20.0重量%、より好ましくは10.0〜15.0重量%である。この含有量が5.0重量%未満であると十分な脱色力を発揮できないおそれがある。一方、20.0重量%を超えると混合調製時、特に混合時に激しく発泡及び発熱するおそれがある。また、第1剤と第2剤を混合して得られる混合液中のアルカリ剤の含有量は、1.5〜6.0重量%となる量が好ましく、1.6〜3.0重量%となる量がより好ましい。この含有量が1.5重量%未満であると十分な脱色力を発揮できないおそれがある。一方、6.0重量%を超えると混合調製時、特に混合時に激しく発泡及び発熱するおそれがある。
【0017】
過硫酸塩は、酸化助剤として脱色力を得るために配合される。過硫酸塩の具体例としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウムが挙げられる。これらの過硫酸塩の配合量は、好ましくは60.0〜85.0重量%、より好ましくは65.0〜80.0重量%、特に好ましくは70.0〜80.0重量%である。この配合量が60.0%未満であると、十分な脱色力を発揮できないおそれがある。一方、80.0重量%を超えると混合調製時、特に混合時において激しく発泡するなどの問題がある。
【0018】
過硫酸アンモニウムは、溶解時に吸熱反応となるので、過硫酸アンモニウムの配合によって、混合調製時、特に混合時における発熱が抑制される。過硫酸アンモニウムの配合量は、10.0〜25.0重量%が好ましく、15.0〜20.0重量%がより好ましい。この配合量が10.0重量%よりも少ないと、混合調製時、特に混合時の発熱を十分に抑制することができない。一方、25.0重量%を超えると、混合液の粘度が高くなって操作性が低下するほか、皮膚への刺激が強まる、刺激臭(アンモニア臭)が増すなどの問題がある。
【0019】
過硫酸カリウムは、第2剤への溶解性が他の過硫酸塩に比べて低く溶解速度が小さい。従って、過硫酸カリウムの配合によって、混合調製時、特に混合時における急激な発泡及び発熱が抑制される。過硫酸カリウムの配合量は、30.0〜70.0重量%が好ましく、45.0〜55.0重量%がより好ましい。この配合量が上記範囲から外れると、混合調製時、特に混合時に激しく発泡及び発熱するおそれがある。
【0020】
過硫酸ナトリウムを配合する場合は、その配合量は15.0重量%以下、好ましくは1.0〜15.0重量%である。この配合量が15.0重量%を超えると混合調製時、特に混合時に激しく発泡するおそれがある。
【0021】
第1の実施形態の脱色剤組成物の第1剤には、その他の添加成分として、分散剤、水溶性高分子化合物、pH調整剤、各種界面活性剤、粘度調整剤、保湿剤、帯電防止剤、毛髪柔軟剤、酸化防止剤、防腐剤、キレート剤、賦形剤、色素、香料等が挙げられる。
【0022】
分散剤としては、ステアリン酸金属塩、ケイ酸、ケイ酸金属塩、タルク、ショ糖脂肪酸エステル、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、デキストリン、デンプン、乳糖などが挙げられる。これらの中でも流動性及び分散性を改善する効果が高いことから、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、無水ケイ酸、含水無晶型酸化ケイ素、タルク、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸ナトリウム及びケイ酸マグネシウムが好ましい。分散剤の配合量は、0.05〜20.0重量%が好ましく、0.2〜10.0重量%がより好ましい。この配合量が0.05重量%未満では、流動性及び分散性の改善効果が十分に発現されない。一方、20.0重量%を超えて配合しても流動性及び分散性のそれ以上の改善効果が得られない。
【0023】
水溶性高分子化合物は粘度調整のために配合される。この水溶性高分子化合物としては、粘度調整の効果が高いことから、キサンタンガム、グアーガム、トラガントガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド及びヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテルが好ましい。その他に、アルギン酸ナトリウム、ローカストビーンガム、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸とその塩類、(メタ)アクリル酸アルキル共重合体等が挙げられる。第1剤に含まれる水溶性高分子化合物の配合量は、好ましくは0.1〜20.0重量%、より好ましくは0.5〜10.0重量%である。この配合量が0.1重量%未満では、粘度調整の効果が十分に発現されない。一方、20.0重量%を超えて配合しても高粘度となり、かえって操作性が悪くなる。
【0024】
pH調整剤としてはリン酸、クエン酸、硫酸、酢酸、乳酸、酒石酸等、各種界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム等、キレート剤としてはエデト酸二ナトリウム等、賦形剤としては硫酸ナトリウム等が挙げられる。
[第2剤]
本実施形態における第2剤は、酸化剤及び油性成分を含有し、該油性成分として少なくともグリセリンモノアルキルエーテルを含有している。さらに、その他の添加成分として界面活性剤等を含有している。そして、この第2剤は、液状又はクリーム状組成物である。
【0025】
酸化剤は、毛髪に含まれるメラニンを脱色するために配合される。酸化剤の具体例としては、過酸化水素等が挙げられる。第2剤中における酸化剤の配合量は、好ましくは0.2〜10.0重量%、さらに好ましくは2.0〜6.0重量%である。0.2重量%未満ではメラニンを脱色することができない。一方、10.0重量%を超えて配合すると、毛髪に損傷等の不具合が発生する。
【0026】
油性成分は、アルカリ剤による酸化剤の作用を促進させ、脱色力を得るために配合される。油性成分の具体例としては、油脂類、ロウ類、炭化水素類、エステル類、シリコーン類、高級脂肪酸、高級アルコール等が挙げられる。油脂類としては、アボカド油、ホホバ油、マカデミアンナッツ油、オリーブ油等のグリセライド等、ロウ類としては、ミツロウ、ラノリン等、炭化水素類としては、流動パラフィン、固形パラフィン、イソパラフィン、スクワラン等が挙げられる。エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等、シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン等が挙げられる。高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノール、グリセリンモノアルキルエーテル等が挙げられる。
【0027】
油性成分の配合量は、10.0〜65.0重量%に設定される。この配合量が10.0重量%未満の場合、脱色力の向上が十分に得られない。一方、65.0重量%を超えると感触がべたつくとともに、脱色力が低下する。
【0028】
油性成分としてのグリセリンモノアルキルエーテルは、前記の効果の発現に加えて、より安定で粘度変化の少ない水中油滴型の乳化液を得るために配合される。グリセリンモノアルキルエーテルがこのような効果を発揮できるのは、親水基としての2つのヒドロキシル基と疎水基としてのアルキル基をバランス良く有しているためと考えられる。グリセリンモノアルキルエーテルの具体例としては、バチルアルコール(モノステアリルグリセリルエーテル、オクタデシルグリセリルエーテル)、キミルアルコール(グリセリンモノセチルエーテル、モノセチルグリセリルエーテル、ヘキサデシルグリセリルエーテル)、セラキルアルコール(モノオレイルグリセリルエーテル)、イソステアリルグリセリルエーテル等が挙げられる。
【0029】
グリセリンモノアルキルエーテルの配合量は、0.1〜15.0重量%であることが好ましい。この配合量が0.1重量%未満の場合、経時の粘度変化が大きくなり、乳化安定性も悪くなる。一方、15.0重量%を超えると、高粘度となり、操作性が悪くなるとともに毛髪の感触がべたつき、さらに経済性が低下する。
【0030】
界面活性剤は、第2剤に分散安定性を付与するために配合される。界面活性剤の具体例としては、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。
【0031】
陽イオン性界面活性剤は、前記の作用に加えて毛髪の感触を良好にするために配合される。陽イオン性界面活性剤の具体例としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
【0032】
陰イオン性界面活性剤の具体例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(以下、POEという)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸及びその塩等が挙げられる。
【0033】
非イオン性界面活性剤は、前記の作用に加えて水と油性成分により水中油滴型乳化物を構成して乳化安定性を付与するために配合される。非イオン性界面活性剤の具体例としては、エーテル型非イオン性界面活性剤及びエステル型非イオン性界面活性剤等が挙げられる。エーテル型非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(以下、POEという)セチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POEヘキシルデシルエーテル、POEイソステアリルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテル等が挙げられる。エステル型非イオン性界面活性剤としては、モノオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、モノパルミチン酸POEソルビタン、モノラウリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸POEグリセリン、テトラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット、POEソルビットミツロウ、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ショ糖脂肪酸エステル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル等が挙げられる。
【0034】
両性界面活性剤の具体例としては、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ二ナトリウム塩、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウラミドプロピルベタイン等が挙げられる。
【0035】
これらの中で、第2剤に乳化安定性を付与することができるため、非イオン性界面活性剤の少なくとも一種であることが好ましい。非イオン性界面活性剤の配合量は、好ましくは10.0重量%以下、さらに好ましくは8.5重量%以下、特に好ましくは8.0重量%以下である。10.0重量%を超えて配合しても乳化安定性のそれ以上の向上は望めない。
【0036】
水は酸化剤の溶媒及び油性成分の分散媒として適量配合される。
その他の成分として、上記した第1剤に配合されうるその他の添加成分の中から選ばれる少なくとも一種を第2剤に配合してもよい。
【0037】
さて、脱色剤組成物を構成する第2剤はグリセリンモノアルキルエーテルを始めとする油性成分及び水を含有している。従って、水中油滴型の安定な乳化液を得ることができる。
【0038】
そして、脱色剤組成物を使用する際には、アプリケータ中に保存されている液状又はクリーム状組成物である第2剤に、粉末状組成物である第1剤を投入し、混合する。このとき、第1剤は粉末状組成物であるため、アプリケータ中に容易に投入し、混合することができる。
【0039】
次に、第1剤と第2剤をアプリケータ中で混合した後、脱色剤組成物は櫛等で毛髪に塗布される。このとき、第2剤に含有するグリセリンモノアルキルエーテルを始めとする油性成分及び水によって、水中油滴型の乳化液として安定な状態に保たれている。
【0040】
以上詳述した第1の実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
・ 第1の実施形態の脱色剤組成物においては、第2剤が10.0〜65.0重量%の油性成分を含有している。これにより、良好な脱色力を得ることができる。また、該油性成分として少なくともグリセリンモノアルキルエーテルを含有している。従って、水中油滴型の安定な乳化液となるため、使用時に粘度変化を抑制することができる。
【0041】
・ 第1の実施形態の脱色剤組成物においては、グリセリンモノアルキルエーテルの配合量は、0.1〜15.0重量%としている。これにより、脱色剤組成物に乳化安定性をより付与することができ、操作性を良好にすることができる。
【0042】
・ 第1の実施形態の脱色剤組成物においては、第1剤が過硫酸塩を含有する粉末状組成物としている。この構成によれば、脱色力を向上させることができるととともに、使用者が第1剤と第2剤を容易に混合することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0043】
第2の実施形態の染毛剤組成物は、染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤が混合され、毛髪の染色に使用される。
[第1剤]
本実施形態における第1剤には、染料及びアルカリ剤を含有し、その他の添加成分として油性成分、界面活性剤、水等を含有する液状又はクリーム状組成物である。
【0044】
染料は、毛髪を染色するために第1剤に配合される。染料の具体例としては、酸化染料中間体、直接染料、レゾルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トルエン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミン、ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノオルトクレゾール、ジフェニルアミン、パラメチルアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没食子酸メチル、没食子酸プロピル、五倍子、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール及びそれらの塩等が挙げられる。なお、酸化染料中間体は、第2剤中に含有する酸化剤により酸化されることによって毛髪を染色する。酸化染料中間体の具体例としては、フェニレンジアミン類、アミノフェノール類、トルイレンジアミン類、アミノニトロフェノール類、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン類、及びそれらの塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩類等が挙げられる。これらの中でも、染毛力が強いことからパラフェニレンジアミン、パラトルイレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−パラフェニレンジアミン、N−フェニル−パラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、2−クロロパラフェニレンジアミン、N,N−ジメチルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、2,6−ジクロロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェニルスルファミン酸及びそれらの塩類が好ましい。これらの酸化染料中間体は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。染料の配合量は第1剤中に0.01〜15.0重量%が好ましい。0.01重量%未満では十分な染毛力は得られにくい。一方、15.0重量%を超えて配合してもそれ以上の染毛力は得られにくい。
【0045】
アルカリ剤は、酸化剤の作用を促進することによって毛髪に明度を付与するために第1剤に配合される。アルカリ剤の具体例としては、アンモニア、アルカノールアミン、アンモニウム塩、有機アミン類(2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、グアニジン等)、無機アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、塩基性アミノ酸(アルギニン、リジン等)及びそれらの塩等が挙げられる。これらのアルカリ剤は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。このアルカリ剤の配合量は、第1剤のpHが8〜12の範囲となる量に設定することが好ましい。第1剤のpHが8未満では酸化剤の作用を十分に促進することができない。一方、12を超えると毛髪に損傷等の不具合が発生しやすい。
【0046】
油性成分は、アルカリ剤による酸化剤の促進作用を向上させ、良好な染毛力を得るために配合される。油性成分の具体例としては、第1の実施形態の第2剤に記載したものが挙げられる。第1剤中の油性成分の配合量は、好ましくは1.0〜20.0重量%、さらに好ましくは3.0〜12.0重量%である。1.0重量%未満及び20.0重量%を超えて配合すると、染毛剤組成物の乳化安定性を確保しにくい。
【0047】
界面活性剤は、第1剤に分散安定性を付与するために配合される。界面活性剤の具体例としては、第1実施形態の第2剤に記載のものが挙げられ、本実施形態の第1剤に乳化安定性を付与することから非イオン性界面活性剤の少なくとも一種であることが好ましい。非イオン性界面活性剤の第1剤中における配合量は、好ましくは10.0重量%以下、さらに好ましくは8.5重量%以下、特に好ましくは8.0重量%以下である。10.0重量%を超えて配合しても、乳化安定性のそれ以上の向上は望めない。
【0048】
水は、染料、アルカリ剤及び油性成分の溶媒又は分散媒として適量配合される。
第2の実施形態の第1剤には、その他の添加成分として、第1の実施形態に挙げた成分を配合してもよい。その他の添加成分の配合量は、染毛剤組成物の常法に従って決定される。
[第2剤]
本実施形態における第2剤には、前記第1実施形態における第2剤と同じものが用いられる。
【0049】
よって、第2の実施形態の染毛剤組成物によれば、染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と混合されることにより、毛髪を種々の色調に染色することができる。そして、第2の実施形態の染毛剤組成物によれば、良好な染毛力を得ることができるとともに、水中油滴型の安定な乳化液となるため、使用時に粘度変化を抑制することができる。
【0050】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(実施例1〜6及び比較例1〜3)
表1に示すように、二剤型の脱色剤組成物として第2剤を調製し、リン酸を添加してpH3に調整した。そして、表2に示すように二剤型の脱色剤組成物として粉末状組成物である第1剤を調製した。次に、第2剤及び第1剤を重量比において1:1の割合で混合した。
【0051】
なお、表1及び表2における数値は重量%を示し、表中のPOEに付随するカッコ内の数値はエチレンオキシドの平均付加モル数を示す。
【0052】
【表1】
Figure 0004745565
【0053】
【表2】
Figure 0004745565
そして、第2剤と第1剤を混合した後に毛束に塗布した。第2剤中における油性成分の含有量合計の算出結果及び下記の(1)〜(5)の項目についての評価結果を表3に示す。なお、油性成分の含有量合計は重量%で示す。
【0054】
(1)乳化安定性
第2剤の成分の混合状態を目視にて観察し、よい(◎)、ややよい(○)、やや悪い(△)及び悪い(×)の4段階で判断した。
【0055】
(2)粘度の経時変化
第2剤と第1剤を混合した直後と30分後の脱色剤組成物の粘度を比較して、粘度の経時変化について、優(◎)、良(○)、やや不良(△)及び不良(×)の4段階で判断した。
【0056】
(3)操作性
第2剤と第1剤を混合した脱色剤組成物を毛束に塗布した際、液だれや塗布むら等の操作性について官能評価し、優(◎)、良(○)、やや不良(△)及び不良(×)の4段階で判断した。
【0057】
(4)毛髪の感触
脱色処理後の毛束を手で触れたときの感触を、優(◎)、良(○)、やや不良(△)及び不良(×)の4段階で官能評価した。
【0058】
(5)脱色力
第2剤と第1剤を混合した脱色剤組成物を毛髪に適用し、その毛髪の脱色の程度を目視にて観察し、優(◎)、良(○)、やや不良(△)及び不良(×)の4段階で評価した。
【0059】
【表3】
Figure 0004745565
表3の結果から明らかなように、実施例1〜4では乳化安定性、混合後の粘度の経時変化、操作性、毛髪の感触及び脱色力のいずれについても良好であった。実施例5ではグリセリンモノアルキルエーテルの配合量が0.05重量%と少ないため、乳化安定性がやや悪く、操作性がやや不良であったが、その他の項目に関しては良好であった。実施例6ではグリセリンモノアルキルエーテルの配合量が20.0重量%と多いため、操作性及び毛髪の感触がやや不良であったが、その他の項目に関しては良好であった。
【0060】
これに対し、比較例1では油性成分としてグリセリンモノアルキルエーテルが配合されていないため、粘度の経時変化が不良であった。さらに、乳化安定性がやや悪く、操作性がやや不良であった。比較例2ではグリセリンモノアルキルエーテルが配合されているが、油性成分含有量合計が7.0重量%と少なすぎるため、脱色力がやや不良であった。比較例3では油性成分含有量合計が72.0重量%と多すぎるため、操作性及び脱色力がやや不良であり、毛髪の感触が不良であった。
(実施例7〜12及び比較例4〜6)
表4に示すように、二剤型の染毛剤組成物として第2剤を調製し、リン酸を添加してpH3に調整した。そして、表5に示すように二剤型の染毛剤組成物として第1剤を調製した。次に、第2剤及び第1剤を重量比において1:1の割合で混合した。
【0061】
なお、表4及び表5における数値は重量%を示し、表中のPOEに付随するカッコ内の数値はエチレンオキシドの平均付加モル数を示す。
【0062】
【表4】
Figure 0004745565
【0063】
【表5】
Figure 0004745565
そして、第2剤と第1剤を混合した後に毛束に塗布した。第2剤中における油性成分の含有量合計の算出結果、上記実施例1〜6に記載の(1)〜(4)の項目及び下記の(6)と(7)の項目についての評価結果を表6に示す。なお、油性成分の含有量合計は重量%で示す。
【0064】
(6)染毛力
第1剤と第2剤を混合調製された染毛剤組成物を毛髪に適用し、その毛髪の染色の程度を目視にて観察し、優(◎)、良(○)、やや不良(△)及び不良(×)の4段階で評価した。
【0065】
(7)均染性
第1剤と第2剤を混合調製された染毛剤組成物を毛髪に適用し、その毛髪の色ムラの程度を目視にて観察し、優(◎)、良(○)、やや不良(△)及び不良(×)の4段階で評価した。
【0066】
【表6】
Figure 0004745565
表6の結果から明らかなように、実施例7〜10では乳化安定性、混合後の粘度の経時変化、操作性、毛髪の感触、染毛力及び均染性のいずれについても良好であった。実施例11ではグリセリンモノアルキルエーテルの配合量が0.05重量%と少ないため、乳化安定性がやや悪く、操作性がやや不良であったが、その他の項目に関しては良好であった。実施例12ではグリセリンモノアルキルエーテルの配合量が20.0重量%と多いため、操作性及び毛髪の感触がやや不良であったが、その他の項目に関しては良好であった。
【0067】
これに対し、比較例4では油性成分としてグリセリンモノアルキルエーテルが配合されていないため、粘度の経時変化が不良であった。さらに、乳化安定性がやや悪く、操作性がやや不良であった。比較例5ではグリセリンモノアルキルエーテルが配合されているが、油性成分含有量合計が7.0重量%と少なすぎるため、染毛力及び均染性がやや不良であった。比較例6では油性成分含有量合計が72.0重量%と多すぎるため、操作性及び染毛力がやや不良であり、毛髪の感触及び均染性が不良であった。
【0068】
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 前記第1の実施形態における脱色剤組成物の第1剤は、メタケイ酸ナトリウム等のアルカリ剤を含有する粉末状組成物であるが、アンモニア等のアルカリ剤を含有する液状又はクリーム状組成物としてもよい。さらに、この液状又はクリーム状組成物の第1剤及び前記第1の実施形態における脱色剤組成物の第2剤に加えて、メタケイ酸ナトリウム等のアルカリ剤を含有する粉末状組成物を第3剤として用いて三剤式の脱色剤組成物としても良い。
【0069】
・ 前記第1の実施形態における脱色剤組成物を、毛髪脱色剤としてではなく、染毛剤等で染められた髪を元の色に戻すことを目的とする毛髪脱染剤として用いてもよい。
【0070】
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記第2剤に非イオン性界面活性剤を含有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の脱色剤組成物。この構成によれば、より十分な乳化安定性を脱色剤組成物に付与することができる。
【0071】
・ 前記第2剤に非イオン性界面活性剤を含有する請求項4又は請求項5に記載の染毛剤組成物。この構成によれば、より十分な乳化安定性を染毛剤組成物に付与することができる。
【0072】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の脱色剤組成物及び請求項4に記載の発明の染毛剤組成物によれば、良好な染毛力又は脱色力を有するとともに、使用時に粘度変化を抑制することができる。
【0073】
請求項2に記載の発明の脱色剤組成物によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、操作性を良好にすることができる。
請求項3に記載の発明の脱色剤組成物によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、脱色力を向上させることができるととともに、第1剤と第2剤を容易に混合することができる。
【0074】
請求項5に記載の発明の染毛剤組成物によれば、請求項4に記載の発明の効果に加えて、操作性を良好にすることができる。

Claims (5)

  1. アルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤及び水を含有する第2剤とからなる脱色剤組成物であって、
    第2剤が35.05〜55.0重量%の油性成分を含有し、該油性成分として、バチルアルコール、キミルアルコール、及びセラキルアルコールから選ばれる少なくとも一種のグリセリンモノアルキルエーテルを0.05〜20.0重量%含有することを特徴とする脱色剤組成物。
  2. 前記グリセリンモノアルキルエーテルの含有量が0.1〜15.0重量%である請求項1に記載の脱色剤組成物。
  3. 前記第1剤が過硫酸塩を含有する粉末状組成物である請求項1又は請求項2に記載の脱色剤組成物。
  4. アルカリ剤及び染料を含有する第1剤と、酸化剤及び水を含有する第2剤とからなる染毛剤組成物であって、
    第2剤が35.05〜55.0重量%の油性成分を含有し、該油性成分として、バチルアルコール、キミルアルコール、及びセラキルアルコールから選ばれる少なくとも一種のグリセリンモノアルキルエーテルを0.05〜20.0重量%含有することを特徴とする染毛剤組成物。
  5. 前記グリセリンモノアルキルエーテルの含有量が0.1〜15.0重量%である請求項4に記載の染毛剤組成物。
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