JP2001213737A - 毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤 - Google Patents

毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤

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JP2001213737A
JP2001213737A JP2001068711A JP2001068711A JP2001213737A JP 2001213737 A JP2001213737 A JP 2001213737A JP 2001068711 A JP2001068711 A JP 2001068711A JP 2001068711 A JP2001068711 A JP 2001068711A JP 2001213737 A JP2001213737 A JP 2001213737A
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Toshio Ota
敏夫 太田
Michihiro Aga
通弘 阿賀
Katsuhiro Watanabe
克寛 渡邉
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San Ei Kagaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ
剤、仕上げ剤等の毛髪処理剤を容易且つ安価に調製でき
る毛髪処理剤配合用組成物、並びに髪のヌメリ感、ソフ
ト感、シットリ感、櫛通りの良さ、サラサラ感、髪のセ
ット性、クリームの延び、液垂れの無さ等に優れた毛髪
処理剤を提供する。 【構成】 エステル類、アルコール類、ノニオン界面活
性剤、及び脂肪酸類を含有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪処理剤配合用
組成物及び毛髪処理剤に関する。特に、本発明は、毛髪
処理剤を調製するための毛髪処理剤配合用組成物、並び
にこれらより得られるヘアトリートメント、リンス等の
ヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ剤、仕上げ剤
等の毛髪処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、毛髪に対する美意識及び毛髪処理
剤に対する要求は高くなっており、髪のヌメリ感、ソフ
ト感、シットリ感、櫛通りの良さ、サラサラ感、髪のセ
ット性、クリームの延び、液垂れの無さ等がより一層強
く求められている。
【0003】従来、このような需要者の要求を満たすべ
く、種々の配合成分を含有したヘアコンディショナー、
染毛剤、ウェーブ剤、仕上げ剤等の毛髪処理剤が提案さ
れている。
【0004】しかしながら、従来の毛髪処理剤の調製に
於いては、各配合成分を逐一、秤量し添加・混合等する
ものであるため非常に工程が煩雑であり、時間とコスト
がかかるという問題があった。
【0005】また、従来の毛髪処理剤に於いては、種々
の毛髪処理効果を発現させるため特定の成分、例えば特
定の脂肪酸エステル類、界面活性剤、シリコン類等が毛
髪処理剤に配合される。
【0006】しかしながら、これらの化合物は、特殊な
構造を有するなどして、一般的でない場合が多い。その
ため、入手が困難であったり、高価であるといった問題
があった。又、毛髪処理効果も十分でないという問題が
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ヘアコンデ
ィショナー、染毛剤、ウェーブ剤、仕上げ剤等の毛髪処
理剤を容易且つ安価に調製できる毛髪処理剤配合用組成
物、並びに髪のヌメリ感、ソフト感、シットリ感、櫛通
りの良さ、サラサラ感、髪のセット性、クリームの延
び、液垂れの無さ等に優れた上記毛髪処理剤を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者等が鋭意検討した結果、エステル類、アル
コール類、ノニオン界面活性剤、及び脂肪酸類を共に含
有する組成物を使用すれば、優れた毛髪処理効果を有す
る毛髪処理剤を容易且つ安価に調製できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、エステル類、アルコール
類、ノニオン界面活性剤、及び脂肪酸類を含有する毛髪
処理剤配合用組成物を提供する。
【0010】本発明は、エステル類がオレイン酸ステア
リン酸モノ・ジグリセリド、親油型モノステアリン酸グ
リセリン、オレイン酸グリセリン、イソノナン酸イソノ
ニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプ
ロピル、ステアリン酸ステアリル、及びアジピン酸ジイ
ソブチルから成る群より選択される一種又は二種の化合
物であり、アルコール類がミリスチルアルコール、ヘキ
シルデカノール、セタノール、ベヘニルアルコール、ア
ラキルアルコール、1,3−ブチレングリコール、及び
セトステアリルアルコールから成る群より選択される一
種乃至三種の化合物であり、ノニオン界面活性剤がポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
セチルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ヤ
シ油脂肪酸モノエタノールアミド、モノステアリン酸ソ
ルビタン、ポリオキシエチレンステアリン酸アミド、及
びジメチルステアリルアミンから成る群より選択される
一種又は二種の化合物であり、脂肪酸類がラウリン酸、
ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸,及びラノリ
ン脂肪酸から成る群より選択される一種又は二種の化合
物である上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0011】本発明は、エステル類がオレイン酸ステア
リン酸モノ・ジグリセリド及び/又はミリスチン酸イソ
プロピルである上記何れかの毛髪処理剤配合用組成物を
提供する。
【0012】本発明は、アルコール類がセタノール、ベ
ヘニルアルコール、又はセトステアリルアルコールであ
る上記何れかの毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0013】本発明はノニオン界面活性剤がポリオキシ
エチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチル
エーテル、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、及びポ
リオキシエチレンステアリン酸アミドから成る群より選
択される一種又は二種の化合物ある上記何れかの毛髪処
理剤配合用組成物を提供する。
【0014】本発明は、脂肪酸類がステアリン酸である
上記何れかの毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0015】本発明は、毛髪処理剤配合用組成物が、更
にテトラデセンスルホン酸ナトリウム、パルミトイルメ
チルタウリンナトリウム、硫酸化ヒマシ油、N−ヤシ油
脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミ
ン、ミンクワックス、シア脂、パラフィン、流動パラフ
ィン、コメヌカロウ、メチルポリシロキサン、コハク酸
ポリプロピレングリコールオリゴエステル、及び精製水
から成る群より選択される一種乃至七種の化合物を含有
する上記何れかの毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0016】本発明は、毛髪処理剤配合用組成物の組成
に於いて、エステル類、アルコール類、ノニオン界面活
性剤、及び脂肪酸類の含有量をそれぞれA、B、C、及
びD(重量%)として、A〜Dが、次式 3≦A≦4
5、5≦B≦80、3≦C≦25、1≦D≦15、及び
A+B+C+D≦100 を満足する上記何れかに記
載の毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0017】本発明は、毛髪処理剤配合用組成物がヘア
コンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用組成物、
ウェーブ剤配合用組成物、又は仕上げ剤配合用組成物で
ある上記何れかの毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0018】本発明は、上記何れかの毛髪処理剤配合用
組成物を含有する毛髪処理剤を提供する。本発明は、毛
髪処理剤がヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ
剤、又は仕上げ剤である上記毛髪処理剤を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、エステル類を含
有する。エステル類としては、多価アルコール(例えば
グリセリン等)の脂肪酸エステル、高級脂肪酸エステ
ル、多塩基酸エステル等が挙げられる。具体的には、オ
レイン酸ステアリン酸モノ・ジグリセリド、親油型モノ
ステアリン酸グリセリン、オレイン酸グリセリン、イソ
ノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パル
ミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ステアリル、及び
アジピン酸ジイソブチルから成る群より選択される一種
又は二種の化合物が挙げられる。
【0020】例えば、ヘアコンディショナー配合用組成
物、染毛剤配合用組成物、及びウェーブ剤配合用組成物
に、親油型モノステアリン酸グリセリン及び/又はミリ
スチン酸イソプロピルを含有してよい。
【0021】本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、ア
ルコール類を含有する。アルコール類としては、例えば
高級アルコール、多価アルコール、及び天然アルコール
等が挙げられる。具体的には、ミリスチルアルコール、
ヘキシルデカノール、セタノール、ベヘニルアルコー
ル、アラキルアルコール、1,3−ブチレングリコー
ル、及びセトステアリルアルコールから成る群より選択
される一種乃至三種の化合物が挙げられる。
【0022】例えば、ヘアコンディショナー配合用組成
物及び染毛剤配合用組成物に、セタノールを含有してよ
い。ヘアコンディショナー配合用組成物及び仕上げ剤配
合用組成物に、例えばベヘニルアルコールを含有してよ
い。ヘアコンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用
組成物、ウェーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用
組成物に、例えばセトステアリルアルコールを含有して
よい。
【0023】本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、ノ
ニオン界面活性剤を含有する。ノニオン界面活性剤とし
ては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、天
然油脂のポリオキシエチレン誘導体、アルキロールアミ
ド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂
肪酸アミド等が挙げられる。尚、ポリオキシエチレンの
EO(エチレンオキシド)重合度は、例えば3〜45あ
ってよい。具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ヤシ油脂肪酸モノエタノール
アミド、モノステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチ
レンステアリン酸アミド、及びジメチルステアリルアミ
ンから成る群より選択される一種又は二種の化合物が挙
げられる。
【0024】例えば、染毛剤配合用組成物に、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテルを含有してよい。ヘアコン
ディショナー配合用組成物、染毛剤配合用組成物、ウェ
ーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用組成物に、例
えばポリオキシエチレンセチルエーテルを含有してよ
い。染毛剤配合用組成物に、例えばヤシ油脂肪酸モノエ
タノールアミドを含有してよい。ヘアコンディショナー
配合用組成物、染毛剤配合用組成物、及びウェーブ剤配
合用組成物に、例えばポリオキシエチレンステアリン酸
アミドを含有してよい。
【0025】本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、脂
肪酸類を含有する。脂肪酸類としては、例えば高級脂肪
酸、天然脂肪酸等が挙げられる。具体的には、ラウリン
酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸,及びラ
ノリン脂肪酸から成る群より選択される一種又は二種の
化合物が挙げられる。
【0026】例えば、染毛剤配合用組成物及び仕上げ剤
配合用組成物に、ステアリン酸を含有してよい。
【0027】更に、本発明の毛髪処理剤配合用組成物に
は、毛髪処理剤の種類、目的等に応じ適宜、各種添加剤
を配合してもよい。例えば、本発明の毛髪処理剤配合用
組成物には、添加剤としてアニオン界面活性剤、油脂
類、炭化水素類、ロウ類、シリコン類、オリゴエステル
類、水等を含有してよい。
【0028】具体的には、テトラデセンスルホン酸ナト
リウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、硫酸
化ヒマシ油、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン
酸トリエタノールアミン、ミンクワックス、シア脂、パ
ラフィン、流動パラフィン、コメヌカロウ、メチルポリ
シロキサン、コハク酸ポリプロピレングリコールオリゴ
エステル、及び水から成る群より選択される一種乃至七
種の化合物を含有してよい。
【0029】例えば、ヘアコンディショナー配合用組成
物、染毛剤配合用組成物、及びウェーブ剤配合用組成物
に、アニオン界面活性剤及び/又は油脂類を含有してよ
い。ヘアコンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用
組成物、ウェーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用
組成物に、例えば炭化水素類を含有してよい。
【0030】ヘアコンディショナー配合用組成物、染毛
剤配合用組成物、及びウェーブ剤配合用組成物に、例え
ばロウ類を含有してよい。染毛剤配合用組成物に、例え
ばシリコン類を含有してよい。ヘアコンディショナー配
合用組成物に、例えばオリゴエステル類を含有してよ
い。ヘアコンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用
組成物、及びウェーブ剤配合用組成物に、例えば水を含
有してよい。
【0031】本発明の毛髪処理剤配合用組成物の組成に
於いて、エステル類、アルコール類、ノニオン界面活性
剤、及び脂肪酸類の含有量をそれぞれA、B、C、及び
D(重量%)として、A〜Dが、次式 3≦A≦45、
5≦B≦80、3≦C≦25、1≦D≦15、及び A
+B+C+D≦100 を満足するの好ましい。
【0032】例えば、ヘアコンディショナー配合用組成
物及びウェーブ剤配合用組成物の組成に於いては、5≦
A≦20、50≦B≦70、1≦C≦25、1≦D≦1
0、且つ A+B+C+D≦100 であってよい。
【0033】染毛剤配合用組成物の組成に於いては、5
≦A≦15、45≦B≦55、10≦C≦20、1≦D
≦15、且つ A+B+C+D≦100 であってよ
い。
【0034】仕上げ剤配合用組成物の組成に於いては、
5≦A≦45、5≦B≦80、5≦C≦25、1≦D≦
15、且つ A+B+C+D≦100 であってよい。
【0035】本発明の毛髪処理剤配合用組成物の調製法
に於いては、例えばエステル類、アルコール類、ノニオ
ン界面活性剤、脂肪酸類、及び必要に応じ各種添加剤等
の配合成分を混合し、加熱下、完全溶解するまで撹拌し
て行われる。加熱温度は、混合物が分解しない温度以
下、例えば100℃以下、好ましくは85℃以下であ
る。尚、各配合成分の添加順序等は特に限定されない。
【0036】本発明の毛髪処理剤は、上記本発明の毛髪
処理剤配合用組成物を含有する。以下、毛髪処理剤とし
て、ヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ剤、仕上
げ剤等を例示して説明する。
【0037】本発明のヘアコンディショナーは、上記ヘ
アコンディショナー配合用組成物を含有する。ヘアコン
ディショナー配合用組成物としては、一種又は二種以上
使用してよい。
【0038】更に、本発明のヘアコンディショナーに
は、添加剤として水、添加組成物、防腐剤、香料、色
素、有機酸、ガム質、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、
pH調製剤等を含有してもよい。
【0039】添加組成物としては、例えばエステル類、
油脂類、ポリエーテル類、シリコン類、無機・有機酸
類、及び溶剤等の混合物が挙げられる。防腐剤として
は、メチルパラベン、プロピルパラベン等のパラベン類
が挙げられる。色素及び香料としては、ヘアコンディシ
ョナーに通常使用されるものであってよい。
【0040】有機酸としては乳酸、クエン酸等が挙げら
れる。ガム質としては、キサンタンガム等が挙げられ
る。酸化防止剤としてはジブチルヒドロキシトルエン等
が挙げられる。金属イオン封鎖剤としてはエデト酸二ナ
トリウム等が挙げられる。pH調整剤としては、レブリ
ン酸、クエン酸、リン酸、及びこれらの塩等が挙げられ
る。
【0041】本発明のヘアコンディショナーの組成に於
いて、ヘアコンディショナー配合用組成物は例えば5〜
30重量%含有される。
【0042】本発明のヘアコンディショナーの調製法は
特に限定されないが、例えば必用に応じ有機酸、ガム質
等を添加して加熱した水中に、必用に応じ防腐剤、添加
組成物、有機酸等を加熱し均一溶解させたヘアコンディ
ショナー配合用組成物を撹拌しながら加え乳化させ、そ
の後冷却して、必要に応じ香料、色素、防腐剤等を加え
て行ってよい。水及びヘアコンディショナー配合用組成
物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば9
0℃以下が好ましい。
【0043】本発明の染毛剤としては、酸化染毛剤が挙
げられる。酸化染毛剤は、第一剤及び第二剤から成る
(尚、本発明に於いては、酸化染毛剤第一剤単独、及び
酸化染毛剤第二剤単独も本発明の染毛剤に含まれ
る。)。本発明の酸化染毛剤第一剤は、本発明の染毛剤
配合用組成物の他に、溶剤、染料中間体、酸化防止剤、
アルカリ剤、金属イオン封鎖剤、水等を含有してよい。
【0044】溶剤としては、セタノール、N−メチルピ
ロリドン(NMP)等が挙げられる。染料中間対体とし
ては、例えばフェニレンジアミン類(オルト・メタ・パ
ラフェニレンジアミン等)、フェノール類(オルト・メ
タ・パラアミノフェノール、ニトロフェノール類等)、
及びアミノクレゾール類等が挙げられる。
【0045】酸化防止剤としては、通常酸化染毛剤に使
用されるもの、例えば亜硫酸ナトリウム、チオグリコー
ル酸アンモニウム、アスコルビン酸、システイン等が挙
げられる。アルカリ剤としてはMEA(モノエタノール
アミン)、アンモニア等が挙げられる。金属イオン封鎖
剤としては、エデト酸塩、ヒドロキシエタンジホスホン
酸等が挙げられる。
【0046】酸化染毛剤第一剤の組成に於いて、染毛剤
配合用組成物は例えば10〜35重量%、好ましくは2
0〜30重量%含有してよい。
【0047】酸化染毛剤第一剤の調製法としては、例え
ば加熱した水中に染料中間体及び酸化防止剤等を加え、
水溶液にした後、加熱して均一溶解させた染毛剤配合用
組成物等を加えて混合し、冷却後、撹拌しつつアルカリ
剤、金属イオン封鎖剤等の添加剤を加えて行ってよい。
水及び染毛剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分
解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0048】本発明の酸化染毛剤第二剤は、本発明の染
毛剤配合用組成物の他に、金属イオン封鎖剤、pH調整
剤、酸化剤、水等を含有してよい。金属イオン封鎖剤と
しては、ヒドロキシエタンジホスホン酸等が挙げられ
る。pH調整剤としては、リン酸塩(例えばリン酸一水
素ナトリウム)等が挙げられる。酸化剤としては、過酸
化水素等が挙げられる。
【0049】酸化染毛剤第二剤の組成に於いて、染毛剤
配合用組成物は例えば1〜15重量%、好ましくは2〜
10重量%含有してよい。
【0050】酸化染毛剤第二剤の調製法としては、例え
ば加熱した水中に、加熱し均一溶解させた染毛剤配合用
組成物を加え撹拌乳化し、撹拌しつつ冷却後、金属イオ
ン封鎖剤、pH調整剤、酸化剤等の添加剤を加えて行っ
てよい。水及び染毛剤配合用組成物の加熱温度は、配合
成分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0051】本発明の酸化染毛剤は、上記本発明の酸化
染毛剤第一剤及び上記本発明の酸化染毛剤第二剤の少な
くとも一つが使用されるものである。
【0052】例えば、本発明の酸化染毛剤としては、上
記本発明の酸化染毛剤第一剤及び上記本発明の酸化染毛
剤第二剤から成るもの、上記本発明の酸化染毛剤第一剤
及び上記以外の酸化染毛剤第二剤から成るもの、並びに
上記以外の酸化染毛剤第一剤及び上記本発明の酸化染毛
剤第二剤から成るもの等が含まれる。「上記以外の酸化
染毛剤第一剤」及び「上記以外の酸化染毛剤第二剤」と
しては、例えばそれぞれ染毛剤に通常使用される第一剤
及び第二剤等が挙げられる。
【0053】本発明の別の染毛剤としては酸性染毛料が
挙げられる。酸性染毛料は、本発明の染毛剤配合用組成
物の他に、添加組成物、ガム質、有機溶剤、防腐剤、色
素、香料、水等を含有してよい。添加組成物、ガム質、
防腐剤、色素、香料等としては、ヘアコンディショナー
配合用組成物に於いて例示したもの等が挙げられる。有
機溶剤としては、ベンジルアルコール等が挙げられる。
【0054】酸性染毛料の組成に於いて、染毛剤配合用
組成物は例えば10〜30重量%、好ましくは10〜2
0重量%含有してよい。
【0055】酸性染毛料の調製法としては、例えばター
ル色素及びガム質等を加熱水中に加え、水溶液とする。
一方、添加組成物等を染毛剤配合用組成物加えて加熱し
均一溶解させ、これを前記加熱した水溶液に加え、撹拌
乳化させ、次いで冷却後、撹拌しつつ有機溶剤、香料、
防腐剤等を加えて行ってよい。水及び染毛剤配合用組成
物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば9
0℃以下が好ましい。
【0056】本発明の別の染毛剤としては、毛髪脱色剤
が挙げられる。毛髪脱色剤は、通常第一剤及び第二剤か
ら成る。毛髪脱色剤第一剤としては、例えば酸化染毛剤
第一剤に於いて染料中間体を含有しないものが挙げられ
る。毛髪脱色剤第一剤に於ける染毛剤配合用組成物の配
合組成及び調製法等は、酸化染毛剤第一剤と同様であっ
てよい。毛髪脱色剤第二剤としては、酸化染毛剤第二剤
を使用することが出来る。
【0057】本発明のウェーブ剤としては、第一剤と第
二剤とから成るものが挙げられる(尚、本発明に於いて
は、ウェーブ剤第一剤単独、及びウェーブ剤第二剤単独
も、本発明の毛髪処理剤に含まれる。)。本発明のウェ
ーブ剤第一剤には、本発明のウェーブ剤配合用組成物の
他に、還元剤、アルカリ剤、水等を含有してよい。
【0058】還元剤としては、チオグリコール酸及びシ
ステイン等、又はそれらの塩類(アンモニウム塩、ME
A塩、塩酸塩等)が挙げられる。アルカリ剤としては、
アンモニア、アミン類(MEA、イソプロパノールアミ
ン等)、アンモニウム塩(重炭酸アンモニウム等)、塩
基性アミノ酸等が挙げられる。
【0059】本発明のウェーブ剤第一剤の組成に於い
て、ウェーブ剤配合用組成物は例えば10〜25重量
%、好ましくは15〜20重量%含有してよい。
【0060】本発明のウェーブ剤第一剤の調製法として
は、例えば加熱水中に、加熱し均一溶解させたウェーブ
剤配合用組成物を加え撹拌乳化し、冷却後、撹拌しつつ
還元剤、アルカリ剤等を加えて行ってよい。水及びウェ
ーブ剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分解しな
い温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0061】本発明のウェーブ剤第二剤には、本発明の
ウェーブ剤配合用組成物の他に、酸化剤、界面活性剤、
有機・無機酸、金属イオン封鎖剤、水等を含有してよ
い。酸化剤としては臭素酸塩類、過酸化水素等、界面活
性剤としてはハロゲン化ラウリルトリメチルアンモニウ
ム(塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリ
ルトリメチルアンモニウム等)、有機酸としてはクエン
酸、酒石酸等、無機酸としてはリン酸、リン酸一水素ナ
トリウム等、金属イオン封鎖剤としてはヒドロキシエタ
ンジホスホン酸等が挙げられる。
【0062】本発明のウェーブ剤第二剤の組成に於い
て、ウェーブ剤配合用組成物は例えば10〜25重量%
含有してよい。
【0063】本発明のウェーブ剤第二剤の調製法として
は、例えば加熱水中に加熱して均一溶解させたウェーブ
剤配合用組成物を加え撹拌乳化し、冷却後、撹拌しつつ
酸化剤、カチオン界面活性剤等を加えて行ってよい。水
及びウェーブ剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が
分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0064】本発明のウェーブ剤は、上記本発明のウェ
ーブ剤第一剤及び上記本発明のウェーブ剤第二剤の少な
くとも一つが使用されるものである。例えば、本発明の
ウェーブ剤としては、上記本発明のウェーブ剤第一剤及
び上記本発明のウェーブ剤第二剤から成るもの、上記本
発明のウェーブ剤第一剤及び上記以外のウェーブ剤第二
剤から成るもの、並びに上記以外のウェーブ剤第一剤及
び上記本発明のウェーブ剤第二剤から成るもの等が含ま
れる。
【0065】「上記以外のウェーブ剤第一剤」及び「上
記以外のウェーブ剤第二剤」としては、例えばそれぞれ
ウェーブ剤に通常使用される第一剤及び第二剤等が挙げ
られる。具体的には、「上記以外のウェーブ剤第二剤」
としては、酸化剤及び界面活性剤等を水に均一溶解して
調製したもの等が挙げられる。
【0066】本発明の仕上げ剤は、仕上げ剤配合用組成
物を含有し、通常は更に水を含有する。その他、添加成
分として、ノニオン界面活性剤、ワックス類、グリコー
ル類、シリコン類、エステル類、無機アルカリ剤、及び
ヘアコンディショナーに於いて添加剤として例示したも
の等を適宜加えてもよい。
【0067】本発明の仕上げ剤の組成に於いて、仕上げ
剤配合用組成物は例えば1〜35重量%含有してよい。
【0068】本発明の仕上げ剤の調製法としては、例え
ば無機アルカリ剤等を水に溶かし加熱する。一方、必要
に応じノニオン界面活性剤、ワックス類、グリコール
類、防腐剤等を仕上げ剤配合用組成物に加え、加熱しつ
つ撹拌して均一溶解させた後、必要に応じシリコン類、
エステル類等を加えこれらを分散させる。
【0069】得られた均一分散物を前記加熱したアルカ
リ水溶液に撹拌しながら加え、乳化させる。次いで、こ
の乳化物を冷却後、必要に応じ香料等を加えて行ってよ
い。水及び仕上げ剤配合用組成物の加熱温度は、配合成
分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0070】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。 (毛髪処理剤配合用組成物の調製) ・実施例1〜10 表1及び表2に示す配合量(kg)の配合成分を容器に
入れ混合し、この混合物を表1及び表2に示す温度まで
加熱し、撹拌して完全溶解させ、本発明の各毛髪処理剤
配合用組成物(実施例1〜10)を調製した。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】表1及び表2中の1)〜9)は、以下を表
す。 1)23EO、2)30EO、3)4EO、4)7E
0、5)5EO+40EO(重量比1:1混合物)、
6)40EO、7)25EO、8)水50重量%含有、
9)水70重量%含有。
【0074】(ヘアコンディショナーの調製) ・実施例11〜13 初期精製水を80〜85℃まで加熱した。一方、上記で
得られたヘアコンディショナー配合用組成物(実施例
1)を80〜85℃まで加熱し均一溶解させ、これに添
加組成物、防腐剤、乳酸等を添加し均一溶解物にした。
【0075】この均一溶解物を前記加熱した初期精製水
に撹拌しながら加えて乳化させた後、この乳化物を撹拌
しながら50℃まで冷却し、香料を添加し、更に精製水
(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整
し均一混合して、本発明の各ヘアコンディショナー(実
施例11〜13)を調製した。表3に配合成分及び配合
量(kg)を示す。
【0076】・実施例14 初期精製水に防腐剤及び乳酸を加え、80〜85℃まで
加熱し、水溶液とした。一方、上記で得られたヘアコン
ディショナー配合用組成物(実施例1)に添加組成物を
加え、この混合物を80〜85℃まで加熱し均一溶解さ
せた。この均一溶解物を前記加熱した水溶液に撹拌しな
がら加えて乳化させた後、撹拌しながら50℃まで冷却
し、香料を添加し、更に精製水(補水)を加えて全重量
が100kgになるように調整し均一混合して、本発明
のヘアコンディショナー(実施例14)を調製した。表
3に配合成分及び配合量(kg)を示す。
【0077】・実施例15 80〜85℃に加熱して均一溶解させたヘアコンディシ
ョナー配合用組成物(実施例2)を、80〜85℃に加
熱した初期精製水に撹拌しながら加え、乳化した。得ら
れた乳化物を撹拌しながら45℃以下に冷却し、その後
乳酸及び添加組成物を加え、更に精製水(補水)を加え
て全重量が100kgになるように調整し均一混合し
て、本発明のヘアコンディショナー(実施例15)を調
製した。表3に配合成分及び配合量(kg)を示す。
【0078】・実施例16〜21 初期精製水にキサンタンガムを加え、83〜88℃まで
加熱し、色素を溶解し、水溶液とした。一方、上記で得
られたヘアコンディショナー配合用組成物(実施例8又
は10)及び防腐剤を83〜88℃まで加熱し均一溶解
させた。この均一溶解物を前記加熱した水溶液に撹拌し
ながら加えて乳化させた後、撹拌しながら48℃まで冷
却し、添加組成物を添加し、更に精製水(補水)を加え
て全重量が100kgになるように調整し均一混合し
て、本発明の各ヘアコンディショナー(実施例16〜2
1)を調製した。表3及び表4に配合成分及び配合量
(kg)を示す。
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】尚、表3及び表4中、1)〜10)は以下
を表す。 1)配合成分(重量%):ジカプリン酸プロピレングリ
コール(75)、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセ
リン(12.5)、ポリオキシプロピレンブチルエーテ
ル[52PO (プロピレンオキシド)重合体](1
2.5)。
【0082】2)商品名「CAE」(味の素社製)。 3)配合成分(重量%):ジメチルシロキサン・メチル
ステアロキシシロキサン共重合体(50)、アジピン酸
ジイソプロピル(25)、 アジピン酸ジイソブチル
(25)。
【0083】4)配合成分(重量%):シア脂(4
5)、米胚芽油(45)、イソステアリン酸2−ヘキシ
ルデシル(10)。 5)商品名「マーコート100」(CALGON CO
RPORATION社製)。 6)NMP(38)、ベンジルアルコール(20)、ポ
リオキシプロピレンメチルグルコシド(20)、リン酸
(8)、酒石酸(8)、精製水(6)。
【0084】7)パラベン類。 8)橙色205号。 9)橙色205号(0.029kg)+紫色401号
(0.011kg)+黒色401号(0.01kg)。
【0085】10)赤色106号(0.0008kg)
+橙色205号(0.016kg)+青色1号(0.0
016kg)+紫色401号(0.016kg)+黒色
401号(0.016kg)。
【0086】(酸化染毛剤の調製) ・実施例22及び23 第一剤の調製 80〜85℃に加熱した初期精製水に、染料中間体(レ
ゾルシン、p−フェニレンジアミン、m−アミノフェノ
ール、及びp−アミノフェノールの混合物)、酸化防止
剤、及び必要に応じNMPを加え撹拌して、水溶液とし
た。一方、セタノールを染毛剤配合用組成物(実施例
5)に加え80〜85℃にて均一溶解させ、これを前記
加熱した水溶液に加え、撹拌乳化した。
【0087】この乳化物を撹拌しつつ50〜55℃まで
冷却後、必要に応じ、MEA、強アンモニア水、エデト
酸塩、60%ヒドロキシエタンジホスホン酸等を加え、
更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになる
ように調整して、第一剤を調製した。各配合成分及び配
合量(kg)を表5に示す。
【0088】第二剤の調製 染毛剤配合用組成物(実施例8)を80〜85℃にて均
一溶解させ、これを80〜85℃に加熱した初期精製水
中に加え、撹拌乳化させた。次いで、この乳化物を45
℃まで撹拌しながら冷却し、60%ヒドロキシエタンジ
ホスホン酸及びリン酸一水素ナトリウム(12水和物)
を加え、更に35重量%過酸化水素水を加え、最後に精
製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように
調整して、第二剤を調製した。各配合成分及び配合量
(kg)を表5に示す。
【0089】
【表5】
【0090】(酸性染毛料の調製) ・実施例24 添加組成物(前記表3中、1)と同じもの。)4kgを
染毛剤配合用組成物(実施例8)15kgに加え、この
混合物を82〜87℃にて均一溶解させた。一方、ター
ル色素(橙色205号0.5kg+紫色401号0.3
kg+黒色401号0.3kg)及びキサンタンガム
0.2kgを初期精製水約60kgに加え、82〜87
℃に加熱して、水溶液とした。
【0091】この加熱した水溶液に前記混合物を撹拌し
ながら加え、乳化した。この乳化物を50℃まで冷却
後、添加組成物(前記表3中、6)と同じもの。)8k
g、ベンジルアルコール5kg、パラベン類0.15k
g、香料等を添加し、更に精製水(補水)を加えて全重
量が100kgになるように調整して、酸性染毛料を調
製した。
【0092】(ウェーブ剤の調製) ・実施例25 第一剤の調製 ウェーブ剤配合用組成物(実施例8)を80〜85℃に
加熱し均一溶解させ、これを80〜85℃に加熱した初
期精製水に加え撹拌乳化させた。この乳化物を45℃ま
で冷却し、50%チオグリコール酸アンモニウム、強ア
ンモニア水及び重炭酸アンモニウムを添加し、更に精製
水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調
整して、第一剤を調製した。表6に、配合成分及び配合
量(kg)を示す。
【0093】第二剤の調製 ウェーブ剤配合用組成物(実施例8)を80〜85℃ま
で加熱し均一溶解させ、これを80〜85℃に加熱した
初期精製水に加え撹拌乳化させた。この乳化物を45℃
まで冷却し、臭素酸ナトリウムを添加し、更に精製水
(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整
して、第二剤を調製した。表6に、配合成分及び配合量
(kg)を示す。
【0094】・実施例26 第一剤の調製 実施例25と同様にして、第一剤を調製した。
【0095】第二剤の調製 臭素酸ナトリウム及び塩化ラウリルトリメチルアンモニ
ウムに、精製水を加えて全重量が100kgになるよう
に調整し、撹拌混合して水溶液を調製した。表6に、配
合成分及び配合量(kg)を示す。
【0096】
【表6】
【0097】(仕上げ剤の調製) ・実施例27〜29 水酸化ナトリウム液を初期精製水に加え、90〜95℃
まで加熱した。一方、90〜95℃まで加熱し均一溶解
させた仕上げ剤配合用組成物(実施例3)にポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレンワックス、ジプロ
ピレングリコール(又はプロピレングリコール)、及び
パラベン類を加え混合し、その後、更にメチルポリシロ
キサン及びイソノナン酸イソノニルを加えて撹拌して分
散させた。
【0098】この分散物を前記加熱したアルカリ水溶液
に撹拌しながら加えて乳化させた。その後、この乳化物
を撹拌しつつ45℃まで冷却し、香料を加え、更に精製
水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調
整し均一混合して、本発明の仕上げ剤配合用組成物を調
製した。表7に、配合成分及び配合量(kg)を示す。
【0099】・実施例30 水酸化ナトリウム液を初期精製水に加え、83〜86℃
まで加熱した。一方、仕上げ剤配合用組成物(実施例
4)を83〜86℃まで加熱し均一溶解させ、これを前
記加熱したアルカリ水溶液に撹拌しながら加えて乳化さ
せた。
【0100】その後、この乳化物を撹拌しながら45℃
まで冷却し、精製水(補水)を加えて全重量が100k
gになるように調整し均一混合して、本発明の仕上げ剤
配合用組成物を調製した。表7に、配合成分及び配合量
(kg)を示す。
【0101】
【表7】
【0102】表7中、1)〜6)は以下を表す。 1)10,000cs。 2)濃度50%。 3)25EO。 4)20EO。 5)濃度30%。 6)濃度10%。
【0103】(毛髪処理剤の毛髪処理効果ついての官能
評価)50人の被試験者に対し、下記のような方法で毛
髪処理を行い、毛髪処理剤の毛髪処理効果(使用感)に
ついて官能評価してもらった。評価結果を表8に示す。
【0104】・ヘアコンディショナーの毛髪処理方法 通常のシャンプー後、ヘアコンディショナー(各実施例
11〜15)を毛髪に塗布し、コーミングしてゆきわた
らせた。次いで、すすぎ、ドライヤー乾燥した。
【0105】カラーリンスの場合 毛髪をシャンプー後、毛髪にヘアコンディショナー(各
実施例16〜21)を塗布して、すすぎ、ドライヤー乾
燥した。そして、この処理を複数回繰り返した。
【0106】・染毛剤の毛髪処理方法 染毛剤(各実施例22及び23)の第一剤及び第二剤を
1:1(重量比)の割合で混合し、これを毛髪に塗布し
た。次いで、室温にて30分放置した後、すすぎ、ドラ
イヤー乾燥した。
【0107】酸性染毛料を使用する場合 毛髪に酸性染毛料(実施例24)を塗布し、45℃にて
15分間加温した後、すすいだ。その後、シャンプー
し、すすぎ、ドライヤー乾燥した。
【0108】・ウェーブ剤の毛髪処理方法 ストレートパーマの場合 ウェーブ剤(実施例25)第一剤を毛髪に塗布しコーミ
ングしてゆきわたらせ、毛髪をストレート状にした。そ
の後、10分間放置した。次いで、第二剤を毛髪に塗布
しコーミングしてゆきわたらせ、10分間放置した。最
後に、すすぎ、ドライヤー乾燥した。
【0109】ウェーブを与えるパーマの場合 ウェーブ剤(実施例26)第一剤を毛髪に塗布しコーミ
ングしてゆきわたらせ、ロッドに毛髪を巻き、7分間室
温にて放置した。次いで、第二剤をアプリケータにて塗
布し7分間放置後、再び第二剤をアプリケータにて塗布
し7分間放置した。その後、ロッドをはずし、すすぎ、
ドライヤー乾燥した。
【0110】・仕上げ剤の毛髪処理方法 仕上げ剤(各実施例27〜30)を毛髪に塗布し、ゆき
わたらせた。
【0111】
【表8】
【0112】表8中、◎は非常に良い、○は良い、△は
普通、を表す。表8の結果から明らかなように、本発明
の毛髪処理剤は、髪のヌメリ感、ソフト感、シットリ
感、櫛通りの良さ、サラサラ感、髪のセット性、クリー
ムの延び、液垂れの無さ等に優れることが判る。
【0113】
【発明の効果】本発明の毛髪処理剤配合用組成物は、低
廉且つ入手容易な配合成分を、優れた毛髪処理効果が発
揮するよう適切に選択・組み合わせて調製したものであ
る。従って、本発明の毛髪処理剤配合用組成物は、低コ
スト且つ容易に製造することが出来る。本発明の毛髪処
理剤は、上記組成物から調製されるので低コストであ
り、且つ、髪のヌメリ感、ソフト感、シットリ感、櫛通
りの良さ、サラサラ感、髪のセット性、クリームの延
び、液垂れの無さ等に優れた毛髪処理効果を有する。ま
た、毛髪処理剤の製造工程に於いても、エステル類、ア
ルコール類、ノニオン界面活性剤、及び脂肪酸等を一括
して配合でき、非常に工程を簡略化することが可能であ
る。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エステル類、アルコール類、ノニオン界
    面活性剤、及び脂肪酸類を含有することを特徴とする毛
    髪処理剤配合用組成物。
  2. 【請求項2】 エステル類がオレイン酸ステアリン酸モ
    ノ・ジグリセリド、親油型モノステアリン酸グリセリ
    ン、オレイン酸グリセリン、イソノナン酸イソノニル、
    ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピ
    ル、ステアリン酸ステアリル、及びアジピン酸ジイソブ
    チルから成る群より選択される一種又は二種の化合物で
    あり、 アルコール類がミリスチルアルコール、ヘキシルデカノ
    ール、セタノール、ベヘニルアルコール、アラキルアル
    コール、1,3−ブチレングリコール、及びセトステア
    リルアルコールから成る群より選択される一種乃至三種
    の化合物であり、 ノニオン界面活性剤がポリオキシエチレンラウリルエー
    テル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシ
    エチレン硬化ヒマシ油、ヤシ油脂肪酸モノエタノールア
    ミド、モノステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレ
    ンステアリン酸アミド、及びジメチルステアリルアミン
    から成る群より選択される一種又は二種の化合物であ
    り、 脂肪酸類がラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、
    オレイン酸,及びラノリン脂肪酸から成る群より選択さ
    れる一種又は二種の化合物であることを特徴とする請求
    項1記載の毛髪処理剤配合用組成物。
  3. 【請求項3】 エステル類がオレイン酸ステアリン酸モ
    ノ・ジグリセリド及び/又はミリスチン酸イソプロピル
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の毛髪処理
    剤配合用組成物。
  4. 【請求項4】 アルコール類がセタノール、ベヘニルア
    ルコール、又はセトステアリルアルコールであることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の毛髪
    処理剤配合用組成物。
  5. 【請求項5】 ノニオン界面活性剤がポリオキシエチレ
    ンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテ
    ル、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、及びポリオキ
    シエチレンステアリン酸アミドから成る群より選択され
    る一種又は二種の化合物であることを特徴とする請求項
    1乃至請求項4の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成
    物。
  6. 【請求項6】 脂肪酸類がステアリン酸であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の毛髪処
    理剤配合用組成物。
  7. 【請求項7】 毛髪処理剤配合用組成物が、更にテトラ
    デセンスルホン酸ナトリウム、パルミトイルメチルタウ
    リンナトリウム、硫酸化ヒマシ油、N−ヤシ油脂肪酸ア
    シル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、ミンク
    ワックス、シア脂、パラフィン、流動パラフィン、コメ
    ヌカロウ、メチルポリシロキサン、コハク酸ポリプロピ
    レングリコールオリゴエステル、及び精製水から成る群
    より選択される少なくとも一種の化合物を含有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の毛
    髪処理剤配合用組成物。
  8. 【請求項8】 毛髪処理剤配合用組成物の組成に於い
    て、エステル類、アルコール類、ノニオン界面活性剤、
    及び脂肪酸類の含有量をそれぞれA、B、C、及びD
    (重量%)として、A〜Dが、次式 3≦A≦45、5
    ≦B≦80、3≦C≦25、1≦D≦15、及び A+
    B+C+D≦100 を満足することを特徴とする請求
    項1乃至請求項7の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組
    成物。
  9. 【請求項9】 毛髪処理剤配合用組成物がヘアコンディ
    ショナー配合用組成物、染毛剤配合用組成物、ウェーブ
    剤配合用組成物、又は仕上げ剤配合用組成物である請求
    項1乃至請求項8の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組
    成物。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9の何れかに記載
    の毛髪処理剤配合用組成物を含有する毛髪処理剤。
  11. 【請求項11】 毛髪処理剤がヘアコンディショナー、
    染毛剤、ウェーブ剤、又は仕上げ剤である請求項10に
    記載の毛髪処理剤。
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