JP5379943B2 - 脱色剤組成物及び染毛剤組成物 - Google Patents
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上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の脱色剤組成物は、酸化剤と混合して使用される脱色剤組成物であって、前記脱色剤組成物は、(a)アンモニアとアルカリ剤としてのアンモニウム塩との少なくとも一方、(b)2.5〜6.0重量%のモノエタノールアミン、(c)1.5〜10.0重量%の非イオン性界面活性剤のみから構成される界面活性剤及び(d)水を含有し、成分(a)の含有量がアンモニア換算で0.08〜0.78重量%であり、前記(c)非イオン性界面活性剤がポリオキシエチレンモノステアレートを含み、さらに(f)1.0〜20重量%の高級アルコール及び(g)1.0〜20重量%の油性成分を含有し、成分(f)は炭素数18以上の直鎖状のアルキル基を有するものである。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
・ 第1の実施形態の脱色剤組成物においては、(a)アンモニアとアンモニウム塩との少なくとも一方、(b)2.5〜6.0重量%のモノエタノールアミンを含有し、成分(a)の含有量がアンモニア換算で0.08〜0.78重量%である。このため、成分(b)を含有することによって成分(a)の含有量を低減することができるために、脱色剤組成物の刺激臭を低減することができる。さらに、成分(b)を含有することによって毛髪に明度を付与することができる。
・ 第1の実施形態の脱色剤組成物においては、モノエタノールアミンの配合量は2.5〜6.0重量%である。このため、酸化剤の作用を促進することにより、毛髪に明度を付与することができる。また、脱色後に脱色液を流すときに、毛髪にごわつきやきしみが生じるのを防止することができる。さらに、ドライ後には、毛髪の感触にごわつきが生じたり櫛通りが悪くなるのを防止することができる。また、継続的に毛髪の脱色を繰り返しても、毛髪の感触を良好に維持することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態については、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
・ 第2の実施形態の染毛剤組成物においては、染料として酸化染料中間体が配合されることにより、毛髪を種々の色調に染色することができる。
・ 前記第1の実施形態の脱色剤組成物において、非イオン性界面活性剤とカチオン性界面活性剤との少なくとも一方を含有する酸化剤と混合して使用するように構成してもよい。このように構成した場合も、非イオン性界面活性剤を含有することにより、脱色剤組成物の刺激臭を低減することができる。また、カチオン性界面活性剤を含有することにより、毛髪の感触を良好にすることができる。
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(実施例1,2,6〜10、参考例3〜5及び比較例1〜9)
二剤型の脱色剤組成物としての各例は、表1及び表2に示すように、第1剤及び第2剤を調製した。尚、各例の第2剤は、調製後にリン酸によってpHが3に調整された。また、表1及び表2において、数値は重量%で示すとともに、28重量%アンモニア水及び塩化アンモニウムの数値はアンモニア換算したときの重量%で示す。
脱色剤組成物の臭いを嗅いで、刺激臭がない(5)、刺激臭がほとんどない(4)、刺激臭が少しある(3)、刺激臭がややある(2)、刺激臭がある(1)の5段階で官能評価した。
脱色処理後の毛束を目視にて観察し、脱色の明度について、優れた明度(5)、良好な明度(4)、明度が少し不十分(3)、明度がやや不十分(2)、明度が不十分(1)の5段階で評価した。
脱色処理後の毛束を手で触れたときの感触を、優(◎)、良(○)、やや不良(△)、不良(×)の4段階で官能評価した。
脱色処理後の毛束を走査型電子顕微鏡を用いてキューティクルの浮き上がり具合を評価した。すなわち、脱色処理後の毛の根元から20〜30mm部分で結び目を作成した試料毛束を用い、この試料毛束の結び目を一定条件で引っ張ったときの結び目局面におけるキューティクルの浮き上がり具合を、キューティクルがほとんど浮き上がらず、非常に損傷が少ない(◎)、キューティクルの最外層の一部のみが浮き上がっており、損傷が少ない(○)、キューティクルの最外層が全体的に浮き上がっており、損傷がややある(△)、キューティクルのほとんどが浮き上がっており、損傷がある(×)の4段階で評価した。
二剤型の染毛剤組成物としての各例は、表5及び表6に示すように、第1剤及び第2剤を調製した。尚、各例の第2剤は、調製後にリン酸によってpHが3に調整された。また、表5及び表6において、数値は重量%で示すとともに、28重量%アンモニア水及び塩化アンモニウムの数値はアンモニア換算したときの重量%で示す。
染毛剤組成物の臭いを嗅いで、刺激臭がない(5)、刺激臭がほとんどない(4)、刺激臭が少しある(3)、刺激臭がややある(2)、刺激臭がある(1)の5段階で官能評価した。
染毛処理後の毛束を目視にて観察し、染色の明度について、優れた明度(5)、良好な明度(4)、明度が少し不十分(3)、明度がやや不十分(2)、明度が不十分(1)の5段階で評価した。
染毛処理後の毛束を目視にて観察し、染毛剤組成物の染色性について、優れた染色性(◎)、良好な染色性(○)、やや染色性が劣る(△)、かなり染色性が劣る(×)の4段階で官能評価した。
染毛処理後の毛束を手で触れたときの感触を、優(◎)、良(○)、やや不良(△)、不良(×)の4段階で官能評価した。
染毛処理後の毛束を走査型電子顕微鏡を用いてキューティクルの浮き上がり具合を評価した。すなわち、染毛処理後の毛の根元から20〜30mm部分で結び目を作成した試料毛束を用い、この試料毛束の結び目を一定条件で引っ張ったときの結び目局面におけるキューティクルの浮き上がり具合を、キューティクルがほとんど浮き上がらず、非常に損傷が少ない(◎)、キューティクルの最外層の一部のみが浮き上がっており、損傷が少ない(○)、キューティクルの最外層が全体的に浮き上がっており、損傷がややある(△)、キューティクルのほとんどが浮き上がっており、損傷がある(×)の4段階で評価した。
(1)成分(g)は平均重合度が650〜10000の高重合シリコーンである染毛剤組成物。この構成によれば、毛髪の感触をより良好にすることができる。
(9)成分(f)は平均重合度が650〜10000の高重合シリコーンである上記(6)から上記(8)のいずれか一項に記載の脱色剤組成物。この構成によれば、毛髪の感触をより良好にすることができる。
請求項1に記載の発明の脱色剤組成物によれば、刺激臭を低減することができるとともに、毛髪に十分な明度を付与することができる。
Claims (3)
- 酸化剤と混合して使用される脱色剤組成物であって、前記脱色剤組成物は、(a)アンモニアとアルカリ剤としてのアンモニウム塩との少なくとも一方、(b)2.5〜6.0重量%のモノエタノールアミン、(c)1.5〜10.0重量%の非イオン性界面活性剤のみから構成される界面活性剤及び(d)水を含有し、成分(a)の含有量がアンモニア換算で0.08〜0.78重量%であり、前記(c)非イオン性界面活性剤がポリオキシエチレンモノステアレートを含み、さらに(f)1.0〜20重量%の高級アルコール及び(g)1.0〜20重量%の油性成分を含有し、成分(f)は炭素数18以上の直鎖状のアルキル基を有することを特徴とする脱色剤組成物。
- 酸化剤と混合して使用される染毛剤組成物であって、前記染毛剤組成物は、(a)アンモニアとアルカリ剤としてのアンモニウム塩との少なくとも一方、(b)2.5〜6.0重量%のモノエタノールアミン、(c)1.5〜10.0重量%の非イオン性界面活性剤のみから構成される界面活性剤、(d)水及び(e)染料を含有し、成分(a)の含有量がアンモニア換算で0.08〜0.78重量%であり、前記(c)非イオン性界面活性剤がポリオキシエチレンモノステアレートを含み、さらに(f)1.0〜20重量%の高級アルコール及び(g)1.0〜20重量%の油性成分を含有し、成分(f)は炭素数18以上の直鎖状のアルキル基を有することを特徴とする染毛剤組成物。
- 液晶構造を含有してなる請求項2に記載の染毛剤組成物。
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