JP5502273B2 - 染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物 - Google Patents

染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5502273B2
JP5502273B2 JP2007338838A JP2007338838A JP5502273B2 JP 5502273 B2 JP5502273 B2 JP 5502273B2 JP 2007338838 A JP2007338838 A JP 2007338838A JP 2007338838 A JP2007338838 A JP 2007338838A JP 5502273 B2 JP5502273 B2 JP 5502273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
agent
composition
component
bleaching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007338838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009155311A (ja
JP2009155311A5 (ja
Inventor
賢一 松永
貴史 松尾
創 宮部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2007338838A priority Critical patent/JP5502273B2/ja
Priority to EP08868484.0A priority patent/EP2226064B1/en
Priority to US12/811,020 priority patent/US7972389B2/en
Priority to PCT/JP2008/003994 priority patent/WO2009084219A1/ja
Publication of JP2009155311A publication Critical patent/JP2009155311A/ja
Publication of JP2009155311A5 publication Critical patent/JP2009155311A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5502273B2 publication Critical patent/JP5502273B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/10Preparations for permanently dyeing the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/22Peroxides; Oxygen; Ozone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/31Hydrocarbons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/40Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
    • A61K8/41Amines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/08Preparations for bleaching the hair

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤組成物と混合して用いる染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物に関する。
酸化染毛剤や脱色剤において、第1剤に配合されるアルカリ剤は、脱色及び染毛効果を高め、また第2剤に配合される酸化剤の働きを活性化して毛髪中のメラニン顆粒の酸化分解を進行させ、明るい色調を得るために使用されるものである。アルカリ剤としては一般的にはアンモニアが使用されているが、アンモニアには強い刺激臭がある。このアンモニアの刺激臭を低減するため、アンモニアに代えてアルカノールアミン等を使用することも行われている(例えば、特許文献1参照)。しかし、アルカノールアミンにも独特の不快臭があり、また、毛髪を明るい色合いにするための脱色力が低下するという問題がある。したがって、刺激臭や不快臭が抑制されるとともに、毛髪を明るい色合いにするのに十分な脱色力を有する酸化染毛剤又は脱色剤が待望されている。
特開平1-213220号公報
本発明は、施術時の刺激臭や不快臭が抑制され、かつ十分な脱色力を発揮する染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物中に、特定の有機アミン又はその塩を、液状の油性成分と共に配合することにより、上記課題を解決できることを見出した。すなわち、酸性の第2剤中においては、当該有機アミンはカチオン界面活性剤となり、乳化剤として機能するが、第2剤が第1剤と混合され混合物がアルカリ性となると、上記カチオン界面活性剤がアミンに戻り、界面活性能が失われる。これにより、第2剤の乳化構造が壊れ、気液界面に油膜状に油性成分が開放されることで、アルカリ剤の蒸散を抑制することができ、刺激臭や不快臭が抑制される。
本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤組成物と混合して用いる組成物であって、次の成分(A)〜(D)を配合してなり、25℃におけるpHが1〜6である染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物を提供するものである。
(A) 少なくとも一の疎水鎖を有する有機アミン又はその塩
(B) 25℃常圧下で液状の油性成分
(C) 酸化剤
(D) 水
また本発明は、アルカリ剤を含有する染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物と、上記の第2剤組成物とからなり、第1剤と第2剤とを混合した組成物の25℃におけるpHが8〜12である染毛用又は毛髪脱色用キットを提供するものである。
更に本発明は、上記の第2剤組成物を、アルカリ剤を含有する染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物と混合し、毛髪に適用する染毛又は毛髪脱色方法を提供するものである。
本発明の染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物は、施術時の刺激臭や不快臭が少なく、かつ毛髪を明るい色合いにするのに十分な脱色力を有する。
〔成分(A):有機アミン〕
成分(A)の少なくとも一の疎水鎖を有する有機アミン又はその塩において、当該疎水鎖としては、炭素数6〜24の、更には炭素数12〜24の、更には炭素数14〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。より好ましい有機アミンとしては、次の一般式(1)
Figure 0005502273
〔式中、R1は、炭素数6〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2及びR3は、同一又は異なる炭素数1〜6のアルキル基、又は−(AO)nH(Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは1〜6の数を示し、n個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である)を示し、Xは、単結合、−O−(CH2)m−、−C(O)−NH−(CH2)m−、−NH−C(O)−(CH2)m−、又は−[O−CH2−CH(OH)−CH2]l−(mは2〜4、lは1〜5の数を示す)を示す。〕
上記一般式(1)において、R1、R2及びR3は、以下に示すものが、酸性下では成分(B)の分散性を高め第2剤の乳化安定性を向上するという観点、及び第1剤との混合後は成分(B)を乳化状態から速やかに開放するという観点から好ましい。
1としては、炭素数12〜24の、更には炭素数14〜22の、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、特にアルキル基が好ましい。R2及びR3としては、同一又は異なる炭素数1〜6のアルキル基又は−(CH2CH2O)nH基(nは1〜3、特に1が好ましい)が好ましく、R2及びR3の一方が−(CH2CH2O)nH基である場合は、他方は炭素数1〜6のアルキル基であるのが好ましい。更に、R2及びR3の双方が、同一又は異なる炭素数1〜6のアルキル基、特にメチル基又はエチル基であるのが好ましい。塩としては、塩酸塩、リン酸塩等の無機酸塩;クエン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩等の有機酸塩が挙げられる。成分(A)の有機アミン又はその塩は、いずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
成分(A)の有機アミン又はその塩の配合量は、有機アミンに換算して本発明の第2剤組成物中の0.1〜20質量%、更には0.5〜15質量%、特に1〜10質量%が好ましい。
〔成分(B):油性成分〕
成分(B)の25℃常圧下で液状の油性成分は、施術時の刺激臭や不快臭を抑制し、脱色力を向上させ、また仕上り後の毛髪に潤いを持たせるために配合される。このような油性成分としては、炭化水素油、動植物油、高級アルコール、高級脂肪酸、エステル油、シリコーン油等が挙げられる。炭化水素油としては、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、ポリブテン、流動イソパラフィン、流動パラフィン等が挙げられる。動植物油としては、オリーブ油、ツバキ油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボカド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油、ホホバ油等が挙げられる。高級アルコールとしては、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール等が挙げられる。高級脂肪酸としては、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等が挙げられる。エステル油としては、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジ-2-ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、セバシン酸ジイソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、パルミチン酸オクチル、乳酸ラウリル、乳酸オクチルドデシル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、カプリル酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。シリコーン油としては、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等が挙げられる。これらは、いずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
成分(B)の油性成分の配合量は、本発明の第2剤組成物中の0.1〜50質量%が好ましく、更には1〜40質量%、更には2〜30質量%、特に5〜20質量%が好ましい。
〔成分(C):酸化剤〕
成分(C)の酸化剤としては、過酸化水素、及び過酸化水素発生剤である過酸化尿素、過酸化メラミン、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられ、特に過酸化水素が好ましい。酸化剤の配合量は、十分な脱色・染毛効果、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、過酸化水素換算量として、本発明の第2剤組成物中の0.1〜12質量%が好ましく、更には0.5〜9質量%、特に1〜6質量%が好ましい。
〔界面活性剤〕
本発明の第2剤組成物には、成分(A)の有機アミンが酸性下でカチオン界面活性剤となったもの以外に、他のカチオン界面活性剤又は非イオン界面活性剤を配合することができる。
カチオン界面活性剤としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。これらカチオン界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(以下、POEという)アルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPという)アルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POE脂肪酸エステル、POE硬化ひまし油、脂肪酸グリセリンエステル等が挙げられる。これらの中でも酸やアルカリ剤に強いことからPOEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類等が好ましく、POEアルキルエーテル類がより好ましい。POEアルキルエーテル類の具体例としては、POEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEトリデシルエーテル等が挙げられる。これら非イオン界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
これら他の界面活性剤は、第1剤と第2剤の混合時に乳化破壊を生じさせ油膜を形成するという成分(A)の機能を十分に発揮させる観点から配合しないことが好ましいが、第2剤の安定性を高めるために配合する場合には、第1剤と第2剤の混合時に乳化破壊が生じて油膜を形成できる量を含有量の限度とすることが好ましい。具体的には、本発明の第2剤中の0.01〜10質量%、更には0.05〜5質量%、特に0.1〜3質量%が好ましい。これら他の界面活性剤の比率が、有機アミンに換算した成分(A)100質量部に対し50質量部以下であることが好ましく、更には30質量部以下、特に10質量部以下であることが好ましい。
〔媒体〕
本発明の第2剤組成物には、媒体として、水及び必要により有機溶剤が使用される。有機溶剤としては、エタノール、2-プロパノール等の低級アルカノール類;プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の多価アルコール類;ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール等の芳香族アルコール類;エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類;エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類が挙げられる。
〔その他任意成分〕
本発明の第2剤組成物には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、天然又は合成の高分子、加水分解蛋白、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物抽出物、ビタミン類、増粘剤、香料、紫外線吸収剤等が挙げられる。
〔剤型等〕
本発明の第2剤組成物の剤形は、例えば、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状などとすることができる。
〔pH〕
本発明の第2剤組成物の25℃におけるpHは1〜6であり、2〜4が好ましい。pH調整剤としては、塩酸、リン酸等の無機酸又はその塩、クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸又はその塩等が挙げられる。
〔使用法〕
本発明の第2剤組成物は、現在広く利用されている二剤型又は三剤型の酸化染毛剤又は毛髪用脱色剤における酸化剤組成物として使用される。すなわち、本発明の第2剤組成物を、アルカリ剤を含有する第1剤と組み合わせることにより二剤型の染毛剤組成物又は毛髪用脱色剤とすることができ、又は、更に過硫酸塩(過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等)等の造粒物からなる粉末状酸化剤である第3剤をも組み合わせることにより三剤型の染毛剤組成物又は毛髪用脱色剤とすることができる。
・第1剤
上記第1剤が染料を含有する場合には二剤型の染毛剤組成物となり、第1剤が染料を含有しない場合には、二剤型の毛髪用脱色剤となる。染料としては、通常の染毛剤に使用される酸化染料中間体及び直接染料を任意に用いることができる。また、アルカリ剤としては、アンモニア;モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のアルカノールアミン;1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン;炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム等の炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム等の炭酸水素塩等が挙げられる。その他、第1剤には、第2剤について挙げたのと同様の通常化粧品原料として用いられる成分を含有させることができる。
第1剤のpH(25℃)は、8〜12、特に9〜11が好ましい。また、本発明の第2剤組成物を第1剤組成物と混合したときのpH(25℃)は、第2剤に配合された成分(A)の界面活性能を失わせて第2剤の乳化構造を壊し、成分(B)を気液界面に油膜状に開放する点から、7を超えてアルカリ性であることを要し、脱色・染毛効果と皮膚刺激性の点から、8〜12、特に9〜11となるのが好ましい。そして、これらを第1剤組成物と第2剤組成物とからなる染色又は脱色用キットとすることができる。
・処理法
本発明の第2剤組成物を用いて毛髪を染色又は脱色処理するには、例えば本発明の第2剤と第1剤(三剤型の場合は更に第3剤)を使用直前に混合した後、毛髪に適用し、所定時間放置後、洗い流し、乾燥すればよい。毛髪への適用温度は15〜45℃、適用時間は3〜45分間、更に5〜30分間、特に10〜30分間が好ましい。
実施例1〜8及び比較例1〜6
下記処方の第1剤(染毛用及び脱色用)、及び表1に示す第2剤(発明品1〜4,比較品1〜3)を調製し、これらを表2(染毛剤)及び表3(脱色剤)に示す組み合わせで混合して用いたときの「刺激臭」、及び「明色性」又は「染色性」について評価した。評価は、パネラー10名により行い、合計点を表2及び表3に示した。
染毛用第1剤
(質量%)
トルエン-2,5-ジアミン 0.4
p-アミノフェノール 0.6
m-アミノフェノール 0.3
レゾルシン 0.6
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(28質量%) 3.0
ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル 0.5
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 2.0
ステアリルアルコール 6.0
オレイルアルコール 1.0
プロピレングリコール 5.0
アスコルビン酸 0.5
強アンモニア水(28質量%) 8.0
精製水 残量
脱色用第1剤
(質量%)
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(28質量%) 3.0
ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル 0.5
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 2.0
ステアリルアルコール 6.0
オレイルアルコール 1.0
プロピレングリコール 5.0
アスコルビン酸 0.5
強アンモニア水(28質量%) 8.0
精製水 残量
Figure 0005502273
〔評価方法〕
(1) 刺激臭
第1剤及び第2剤をそれぞれ5gずつよく混合し、直径7cmのシャーレにとり、臭いを嗅ぎ、比較例1(染毛用の場合)又は比較例4(脱色用の場合)を対照として、次の5段階で官能評価した。
+2:比較例1(又は4)に比べ、刺激臭が弱い
+1:比較例1(又は4)に比べ、刺激臭がやや弱い
±0:比較例1(又は4)に比べ、刺激臭がほぼ同等
−1:比較例1(又は4)に比べ、刺激臭がやや強い
−2:比較例1(又は4)に比べ、刺激臭が強い
(2) 染色性
第1剤及び第2剤をそれぞれ1gずつよく混合し、白髪トレス(中国人毛1g)に塗布し、20分間放置した。流水で、すすぎ、シャンプーで洗浄し、乾燥した後、比較例1を対照として次の5段階で目視評価した。
+2:比較例1に比べ、染色性が優れる
+1:比較例1に比べ、染色性がやや優れる
±0:比較例1に比べ、染色性がほぼ同等
−1:比較例1に比べ、染色性がやや劣る
−2:比較例1に比べ、染色性が劣る
(3) 明色性
第1剤及び第2剤をそれぞれ10gずつよく混合し、黒髪トレス(日本人毛15g)に塗布し、20分間放置した。流水で、すすぎ、シャンプーで洗浄し、乾燥した後、比較例4を対照として、次の5段階で目視評価した。
+2:比較例4に比べ、明色性が優れる
+1:比較例4に比べ、明色性がやや優れる
±0:比較例4に比べ、明色性がほぼ同等
−1:比較例4に比べ、明色性がやや劣る
−2:比較例4に比べ、明色性が劣る
Figure 0005502273
Figure 0005502273

Claims (3)

  1. アルカリ剤を含有する第1剤組成物と混合して用いる組成物であって、次の成分(A)〜(D)を配合してなり、更に成分(A)以外の界面活性剤が配合される場合には成分(A)の有機アミン換算量100質量部に対し50質量部を配合限度とし、25℃におけるpHが1〜6である染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物。
    (A) 一般式(1)で表される有機アミン又はその塩
    Figure 0005502273
    〔式中、R 1 は、炭素数6〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R 2 及びR 3 は、同一又は異なる炭素数1〜6のアルキル基、又は−(AO) n H(Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは1〜6の数を示し、n個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である)を示し、Xは、単結合、−O−(CH 2 ) m −、−C(O)−NH−(CH 2 ) m −、−NH−C(O)−(CH 2 ) m −、又は−[O−CH 2 −CH(OH)−CH 2 ] l −(mは2〜4、lは1〜5の数を示す)を示す。〕
    (B) 25℃常圧下で液状の油性成分
    (C) 酸化剤
    (D) 水
  2. アルカリ剤を含有する染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物と、請求項記載の染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物とからなり、第1剤と第2剤とを混合した組成物の25℃におけるpHが8〜12である染毛用又は毛髪脱色用キット。
  3. 請求項記載の第2剤組成物を、アルカリ剤を含有する染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物と混合し、毛髪に適用する染毛又は毛髪脱色方法。
JP2007338838A 2007-12-28 2007-12-28 染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物 Active JP5502273B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007338838A JP5502273B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物
EP08868484.0A EP2226064B1 (en) 2007-12-28 2008-12-26 Second part composition for hair dyeing or bleaching
US12/811,020 US7972389B2 (en) 2007-12-28 2008-12-26 Second part composition for hair dyeing or bleaching
PCT/JP2008/003994 WO2009084219A1 (ja) 2007-12-28 2008-12-26 染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007338838A JP5502273B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009155311A JP2009155311A (ja) 2009-07-16
JP2009155311A5 JP2009155311A5 (ja) 2011-01-27
JP5502273B2 true JP5502273B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=40823955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007338838A Active JP5502273B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7972389B2 (ja)
EP (1) EP2226064B1 (ja)
JP (1) JP5502273B2 (ja)
WO (1) WO2009084219A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8153108B2 (en) * 2003-04-25 2012-04-10 Kao Corporation Hair cosmetic product
JP5630989B2 (ja) 2009-03-11 2014-11-26 花王株式会社 二剤式染毛剤
DE102010001375A1 (de) * 2010-01-29 2011-08-04 Henkel AG & Co. KGaA, 40589 Schaumförmige Färbemittel II
JP5369153B2 (ja) 2010-08-31 2013-12-18 花王株式会社 二剤式泡状染毛剤
DE102015219940A1 (de) * 2015-10-14 2017-04-20 Henkel Ag & Co. Kgaa Flüssige Haarfarbe mit optimierter Farbleistung und Pflege
JP7165486B2 (ja) * 2015-12-28 2022-11-04 花王株式会社 エアゾール型染毛剤又は毛髪脱色剤の第2剤組成物
US11241369B2 (en) 2017-11-30 2022-02-08 L'oreal Skin-brightening compositions and methods
US11045398B2 (en) 2017-12-27 2021-06-29 L'oreal Skin-brightening compositions and methods

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63170308A (ja) * 1987-01-07 1988-07-14 Hoou Kk 酸化染毛剤
JP2659740B2 (ja) 1988-02-22 1997-09-30 ホーユー株式会社 染毛剤組成物
JP2001342119A (ja) * 2000-06-02 2001-12-11 Ceramide Sha:Kk ヘアカラー用処理剤及びそれを用いた染毛方法
MX263576B (es) * 2000-12-13 2009-01-07 Procter & Gamble Composiciones de tinte oxidativo para el cabello que contiene polialquilenglicol(n) alquilamina y un compuesto graso solido.
JP2001213738A (ja) * 2001-03-12 2001-08-07 Sanei Kagaku Kk 毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤
EP1372588B1 (en) * 2001-03-30 2008-07-09 The Procter & Gamble Company Hair bleach product
JP3715575B2 (ja) 2002-01-28 2005-11-09 ホーユー株式会社 毛髪脱色剤組成物及び染毛剤組成物
EP1340489A1 (en) * 2002-02-28 2003-09-03 Kao Chemicals Europe S.L. Compositions comprising levelling agent for dyeing keratinous fibres, use and method
WO2003089330A1 (en) * 2002-04-22 2003-10-30 Unilever N.V. Hair dye compositions
JP4080413B2 (ja) 2003-02-20 2008-04-23 ホーユー株式会社 毛髪脱色剤組成物及び染毛剤組成物
JP4312117B2 (ja) * 2004-07-16 2009-08-12 ホーユー株式会社 毛髪脱色剤組成物及び染毛剤組成物
JP2006182685A (ja) 2004-12-27 2006-07-13 Kao Corp 染毛剤組成物
JP4772361B2 (ja) * 2005-04-11 2011-09-14 花王株式会社 毛髪化粧料
PL1714677T3 (pl) * 2005-04-22 2010-12-31 Kao Corp Sa Dimetyloaminopropyloamid długołańcuchowego kwasu tłuszczowego jako środek wyrównujący do barwienia włókien keratynowych
JP4942072B2 (ja) * 2005-12-09 2012-05-30 株式会社 資生堂 毛髪化粧料
JP2007197418A (ja) * 2005-12-28 2007-08-09 Kao Corp 染毛剤組成物
JP2007191458A (ja) 2006-01-20 2007-08-02 Number Three:Kk 永久染毛剤組成物
JP4999380B2 (ja) 2006-07-11 2012-08-15 株式会社マンダム 酸化染毛剤組成物
JP4999389B2 (ja) 2006-07-27 2012-08-15 株式会社マンダム 酸化染毛剤組成物
DE602006020565D1 (de) 2006-09-11 2011-04-21 Kpss Kao Gmbh Haarfärbemittel

Also Published As

Publication number Publication date
EP2226064A1 (en) 2010-09-08
US20100281627A1 (en) 2010-11-11
JP2009155311A (ja) 2009-07-16
EP2226064A4 (en) 2015-08-12
US7972389B2 (en) 2011-07-05
EP2226064B1 (en) 2018-12-05
WO2009084219A1 (ja) 2009-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5653007B2 (ja) 毛髪処理剤組成物
JP5016230B2 (ja) 染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物
JP5792926B2 (ja) 毛髪処理方法
JP5502273B2 (ja) 染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物
JP4834259B2 (ja) 脱色剤組成物及び染毛剤組成物
JP5303099B2 (ja) 染毛剤又は毛髪脱色剤組成物
JP5702919B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JPWO2007072892A1 (ja) 脱染剤組成物
JP2008290950A (ja) 毛髪脱色又は染色用組成物
JP5507897B2 (ja) 毛髪処理剤組成物
JP5140245B2 (ja) 染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物
JP5922890B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP2005022998A (ja) 毛髪化粧料
JP5922889B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP6035005B2 (ja) 毛髪処理剤組成物及び毛髪処理方法
JP4086742B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP5450945B2 (ja) 酸化剤組成物
JP4533026B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4083096B2 (ja) 毛髪化粧料及び毛髪化粧用品
JP5506249B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP5546798B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP2022190445A (ja) 染毛用または毛髪脱色用第1剤組成物
JP2010285388A (ja) 毛髪処理方法及び後処理剤キット

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140313

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5502273

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250