JP5792926B2 - 毛髪処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カルボキシベタイン型の両性界面活性剤を含有する毛髪処理剤組成物を用いる毛髪処理方法に関する。
特許文献1には、新規のカルボキシベタイン型の両性界面活性剤が開示されている。この両性界面活性剤を含む毛髪処理剤を染色ケラチン繊維に適用した場合、色保持性、すなわち退色抑制効果が発揮される。
特開2006−22085号公報
本発明は、上記カルボキシベタイン型の両性界面活性剤を含有する毛髪処理剤組成物において、起泡性を高めるとともに、染色処理された毛髪について退色を抑制する効果を高める組成を見出すことでなされたものである。なお、特許文献1には、上記カルボキシベタイン型の両性界面活性剤とそれ以外の界面活性剤とを組み合わせることで、粘度調整が可能である点が記載されているにすぎない。
本発明の目的は、起泡性を高め、かつ、染色処理された毛髪の退色を抑制する効果を高めることの容易な毛髪処理方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明の毛髪処理方法は、酸化染毛剤を毛髪に塗布した後にその酸化染毛剤を洗い流す染色処理を施した毛髪を、毛髪処理剤組成物を用いて後処理する毛髪処理方法であって、前記毛髪処理剤組成物は、下記一般式(1):
(一般式(1)中、Rは炭素数6〜20のアルキル基、Rはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基を示し、Rはメチル基、エチル基又は−CHCOOH基を示し、nは1〜3の整数を示す。)に示される構造を有する(A)両性界面活性剤スクロース脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも一種の(B)糖系非イオン性界面活性剤(但し、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタンのみの含有を除く。)とを含有し、前記酸化染毛剤を洗い流すことで濡れた状態とされた毛髪に、前記毛髪処理剤組成物を適用することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の毛髪処理方法において、前記毛髪処理剤組成物を、毛髪の乾燥処理の段階を介して複数回適用することを要旨とする。
本発明によれば、起泡性を高め、かつ、染色処理された毛髪の退色を抑制する効果を高めることの容易な毛髪処理方法を提供することができる。
以下、本発明の毛髪処理剤組成物を具体化した実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の毛髪処理剤組成物には、下記一般式(1):
に示される構造を有する(A)両性界面活性剤が含有されている。一般式(1)中、Rは炭素数6〜20のアルキル基、Rはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基を示し、Rはメチル基、エチル基又は−CHCOOH基を示し、nは1〜3の整数を示す。
毛髪処理剤組成物には、更に(B)糖系非イオン性界面活性剤が含有されている。
(A)両性界面活性剤は、染色処理された毛髪の退色を抑制するために含有される。この両性界面活性剤としては、International Nomenclature Cosmetic Ingredient名(INCI名)において、例えばヒドロキシアルキル(C12−14)ヒドロキシエチルサルコシンとして市販されている。
毛髪処理剤組成物中における上記両性界面活性剤の含有量は、好ましくは0.01〜30質量%、より好ましくは0.05〜20質量%、さらに好ましくは0.1〜10質量%である。両性界面活性剤の含有量が0.01質量%以上の場合、染色された毛髪の退色を抑制する効果が顕著に得られ易くなる。一方、両性界面活性剤の含有量が30質量%を超える場合、それ以上の効果が得られ難くなる。
(B)糖系非イオン性界面活性剤は、上記両性界面活性剤の作用効果を高めるとともに起泡性を高める。糖系非イオン性界面活性剤は、親水基としての糖部を有する非イオン性界面活性剤である。糖系非イオン性界面活性剤は、糖エステル型界面活性剤、及びアルキルグルコシドから選ばれる少なくとも一種が好ましい。糖エステル型界面活性剤としては、例えばスクロース脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。
スクロース脂肪酸エステルとしては、スクロースモノ脂肪酸エステル及びスクロースポリ脂肪酸エステルが挙げられる。スクロースモノ脂肪酸エステルとしては、例えばステアリン酸スクロース、パルミチン酸スクロース、ミリスチン酸スクロース、オレイン酸スクロース、ラウリン酸スクロース、及びヤシ油脂肪酸スクロースが挙げられる。スクロースポリ脂肪酸エステルとしては、例えばポリラウリン酸スクロースが挙げられる。
ソルビタン脂肪酸エステルとしては、例えばモノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(以下、POEと記載する。)ソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン(ポリソルベート−60等)、モノパルミチン酸POEソルビタン、モノラウリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタン、テトラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット、及びPOEソルビットミツロウが挙げられる。
アルキルグルコシドとしては、例えばオクチルグルコシド、ノニルグルコシド、デシルグルコシド、オクチルマルトシド、オクチルチオグルコシド、ラウリルグルコシド及びヤシ油アルキルグルコシドが挙げられる。これら糖系非イオン性界面活性剤のうち、一種のみが単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。
毛髪処理剤組成物中における糖系非イオン性界面活性剤の含有量は、好ましくは0.01〜20質量%であり、より好ましくは0.05〜15質量%であり、さらに好ましくは0.1〜10質量%である。糖系非イオン性界面活性剤の含有量が0.01質量%以上である場合、退色抑制効果及び起泡性を高める効果が顕著に得られ易くなる。一方、糖系非イオン性界面活性剤の含有量が20質量%を超える場合、洗浄及び乾燥後の毛髪がべたつくおそれがある。
毛髪処理剤組成物には、必要に応じて、例えば水又は低級アルコール、水溶性高分子化合物、油性成分、多価アルコール、界面活性剤、糖、防腐剤、安定剤、pH調整剤、植物・微生物抽出物、タンパク加水分解物、生薬抽出物、ビタミン、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤及び無機塩を含有させてもよい。
水又は低級アルコールは、各成分の溶媒又は分散媒として含有される。水溶性高分子化合物としては、アニオン性高分子化合物、カチオン性高分子化合物、非イオン性高分子化合物、及び両性の天然又は合成高分子化合物が挙げられる。カチオン性高分子化合物としては、例えばポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ポリクオタニウム−10、及びカチオン化グアーガムが挙げられる。非イオン性の合成高分子化合物として、例えばヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレングリコールが挙げられる。両性の合成高分子化合物としては、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−39、及びポリクオタニウム−47が挙げられる。
油性成分としては、例えば油脂、ロウ、高級アルコール、炭化水素、高級脂肪酸、アルキルグリセリルエーテル、エステル、及びシリコーンが挙げられる。
油脂としては、例えばラノリン、オリーブ油、ツバキ油、シア脂、アーモンド油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、ブドウ種子油、アボカド油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、ヤシ油、及び月見草油が挙げられる。ロウとしては、例えばミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、及びラノリンが挙げられる。高級アルコールとしては、例えばセチルアルコール(セタノール)、2−ヘキシルデカノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−オクチルドデカノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、デシルテトラデカノール、及びラノリンアルコールが挙げられる。
炭化水素としては、例えばパラフィン、オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ミネラルオイル、スクワラン、ポリブテン、ポリエチレン、マイクロクリスタリンワックス、及びワセリンが挙げられる。高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、及びラノリン脂肪酸が挙げられる。アルキルグリセリルエーテルとしては、例えばバチルアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、及びイソステアリルグリセリルエーテルが挙げられる。
エステルとしては、例えばアジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ステアリル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソトリデシル、パルミチン酸2−エチルへキシル、リシノール酸オクチルドデシル、10〜30の炭素数を有する脂肪酸コレステリル/ラノステリル、乳酸セチル、酢酸ラノリン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジオクチル、及び2−エチルヘキサン酸セチルが挙げられる。
シリコーンとしては、例えばジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、末端水酸基変性ジメチルポリシロキサン、650〜10,000の平均重合度を有する高重合シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、及びフッ素変性シリコーンが挙げられる。
多価アルコールとしては、例えばグリコール、及びグリセリンが挙げられる。グリコールとしては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、及び1,3−ブチレングリコールが挙げられる。グリセリンとしては、例えばグリセリン、ジグリセリン、及びポリグリセリンが挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えばアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α-スルホン脂肪酸塩、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン(ココイルグルタミン酸TEA)等のN−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、及びスルホコハク酸エステルが挙げられる。これらの界面活性剤のアニオン基の対イオンとしては、例えばナトリウムイオン、カリウムイオン、及びトリエタノールアミンが挙げられる。アルキル硫酸塩としては、例えばラウリル硫酸ナトリウムが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム(セトリモニウムクロリド)、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(ステアリルトリモニウムクロリド)、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアルミニウム(ベヘントリモニウムクロリド)、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム(ジステアリルジモニウムクロリド)、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム、メチル硫酸ベヘニルトリメチルアンモニウム、及びクオタニウム−91が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばココベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、ココアンホ酢酸ナトリウム、及びラウリルベタイン(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、例えばエーテル型非イオン性界面活性剤、及びエステル型非イオン性界面活性剤が挙げられる。エーテル型非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンセチルエーテル(セテス)、POEステアリルエーテル(ステアレス)、POEベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル(オレス)、POEラウリルエーテル(ラウレス)、POEオクチルドデシルエーテル、POEヘキシルデシルエーテル、POEイソステアリルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテル、及びPOEセチルステアリルジエーテルが挙げられる。
エステル型非イオン性界面活性剤としては、例えばモノステアリン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸POEグリセリン、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、モノラウリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、及びラウリン酸ポリグリセリルが挙げられる。
糖としては、例えばソルビトール、マルトース及びグリコシルトレハロースが挙げられる。防腐剤としては、例えば安息香酸ナトリウム、メチルパラベン、及びフェノキシエタノールが挙げられる。安定剤としては、例えばフェナセチン、8−ヒドロキシキノリン、アセトアニリド、ピロリン酸ナトリウム、バルビツール酸、尿酸、及びタンニン酸が挙げられる。pH調整剤としては、例えば乳酸、レブリン酸、グリコール酸、酒石酸、リンゴ酸、ピロリドンカルボン酸(PCA)、コハク酸、クエン酸、グルタミン酸、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、及びトリエタノールアミン(TEA)が挙げられる。植物・微生物抽出物としては、例えば保湿効果を有する加水分解酵母エキスが挙げられる。タンパク加水分解物としては、例えば(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン及びヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コムギタンパクが挙げられる。酸化防止剤としては、例えばアスコルビン酸及び亜硫酸塩が挙げられる。キレート剤としては、例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸及びその塩類、並びにヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP、エチドロン酸)及びその塩類が挙げられる。無機塩としては、例えば塩化ナトリウム、及び炭酸ナトリウムが挙げられる。また「医薬部外品原料規格」(2006年6月発行、薬事日報社)に収載されるものから選ばれる少なくとも一種を含有させてもよい。
毛髪処理剤組成物の剤型は、特に限定されず、例えば水溶液状、分散液状、乳化物状、ゲル状、フォーム状、及びクリーム状が挙げられる。
本実施形態の毛髪処理剤組成物は、酸化染毛剤により染色処理が施された毛髪に適用することで、その毛髪の退色を抑制する効果を発揮するようになる。
酸化染毛剤は、酸化染料及びアルカリ剤を含有する染毛第1剤と、酸化剤を含有する染毛第2剤とから構成される。酸化染毛剤は、前記各剤を混合調製する常法に従って使用される。
染毛第1剤は、少なくとも酸化染料及びアルカリ剤を含んでいる。酸化染料は、酸化染毛剤の染毛第2剤に含有される酸化剤による酸化重合に起因して発色可能な化合物であり、染料中間体及びカプラーに分類される。酸化染料は、少なくとも染料中間体を含んでいる。
染料中間体としては、例えばフェニレンジアミン類(但し、メタフェニレンジアミンを除く。)、アミノフェノール類(但し、メタアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール及びパラメチルアミノフェノールを除く。)、トルイレンジアミン類(但し、トルエン−3,4−ジアミン及びトルエン−2,4−ジアミンを除く。)、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン類(但し、2,6−ジアミノピリジンを除く。)、及びそれらの塩類が挙げられる。塩類としては、例えば塩酸塩、硫酸塩、及び酢酸塩等が挙げられる。これらは単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。
カプラーは、染料中間体と結合することにより発色する。カプラーとしては、例えばレゾルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トルエン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミン、ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノオルトクレゾール、パラメチルアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没食子酸メチル、没食子酸プロピル、五倍子、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール及びそれらの塩が挙げられる。これらは単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。
酸化染料は、毛髪の色調を様々に変化させることができることから、好ましくは、染料中間体の前記具体例の中から選ばれる少なくとも一種と、カプラーの前記具体例の中から選ばれる少なくとも一種とから構成される。
酸化染毛剤中における染料中間体の含有量は、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.1〜5質量%である。染料中間体の含有量が0.01質量%未満の場合、十分な染色性が得られないおそれがある。染料中間体の含有量が10質量%を超えても染色性はそれ以上向上しないことから、染毛の経済性が低下するおそれがある。
酸化染毛剤中におけるカプラーの含有量は、好ましくは0.01〜5質量%であり、より好ましくは0.1〜3質量%である。カプラーの含有量が0.01質量%未満の場合、十分な染色性が得られないおそれがある。カプラーの含有量が5質量%を超えても染色性はそれ以上向上しないことから、染毛の経済性が低下するおそれがある。
染毛第1剤は、前記酸化染料以外の染料として、例えば「医薬部外品原料規格」(2006年6月発行、薬事日報社)に収載された酸化染料、及び直接染料から選ばれる少なくとも一種を適宜含有してもよい。
アルカリ剤は、酸化染毛剤の染毛第2剤に含有される酸化剤の作用を促進するとともに、毛髪を膨潤させて毛髪への染料の浸透性を向上させることにより、染色性を向上させる。アルカリ剤としては、例えばアンモニア、アルカノールアミン、有機アミン類、無機アルカリ、塩基性アミノ酸、及びそれらの塩が挙げられる。有機アミン類としては、例えば2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、及びグアニジンが挙げられる。無機アルカリとしては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、及び炭酸カリウムが挙げられる。塩基性アミノ酸としては、例えばアルギニン、及びリジンが挙げられる。塩としては、例えばアンモニウム塩が挙げられる。これらは単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。
アルカリ剤の含有量は、好ましくは染毛第1剤のpHが8〜12の範囲となる量である。染毛第1剤のpHが8未満では、染毛第1剤が染毛第2剤と混合されたときに、染毛第2剤に酸化剤としての過酸化水素が含有される場合、過酸化水素の作用が十分に促進されないおそれがある。染毛第1剤のpHが12を超えると、酸化染毛剤が毛髪に塗布されたときに、毛髪に損傷等の不具合が発生しやすい。
染毛第1剤中におけるアルカリ剤の含有量は、好ましくは0.1〜12質量%、より好ましくは0.2〜11質量%、さらに好ましくは0.6〜10質量%、最も好ましくは0.6〜9質量%である。染毛第1剤中におけるアルカリ剤の含有量が0.1質量%未満の場合、十分な均染性が得られないおそれがある。一方、染毛第1剤中におけるアルカリ剤の含有量が12質量%を超える場合、仕上り後の毛髪において良好な感触を得ることが困難となるおそれがある。
染毛第1剤は、所定量の水を含有することにより、染毛第1剤は乳化物、溶液又は分散液として調製される。染毛第1剤中における水の含有量は、好ましくは50〜95質量%であり、さらに好ましくは70〜90質量%である。水の含有量が50質量%未満の場合、乳化物、溶液又は分散液の形態にすることが困難となるおそれがある。水の含有量が95質量%を超える場合、染毛第1剤の均一性及び安定性を確保し難くなるおそれがある。
染毛第1剤は、必要に応じて、例えば油性成分、界面活性剤、水溶性高分子化合物、多価アルコール、糖類、防腐剤、キレート剤、安定剤、pH調整剤、植物・微生物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤から選ばれる少なくとも一種を含有してもよい。こうした成分の具体例については、上記毛髪処理剤組成物に例示したものが挙げられる。
染毛第1剤の剤型は、特に限定されず、例えば水溶液状、分散液状、乳化物状、ゲル状、フォーム状、及びクリーム状が挙げられる。
染毛第2剤は少なくとも酸化剤を含んでいる。酸化剤は、酸化染料を酸化重合させて発色する。酸化剤としては、例えば過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、及び、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物が挙げられる。これらは単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。酸化剤は、好ましくは、毛髪に含まれるメラニンの脱色力に優れることから、過酸化水素から構成される。
染毛第2剤中における酸化剤の含有量は、好ましくは0.1〜10.0質量%、より好ましくは0.5〜8.0質量%である。酸化剤の含有量が0.1質量%未満の場合、酸化染料を十分に酸化重合させることが困難となるおそれがある。酸化剤の含有量が10.0質量%を超える場合、毛髪が損傷しやすくなるおそれがある。
染毛第2剤には、その他の成分として水、上記の油性成分、界面活性剤等を含有させることもできる。また「医薬部外品原料規格」(2006年6月発行、薬事日報社)に収載されるものから選ばれる少なくとも一種を含有させてもよい。
染毛第2剤の剤型は、特に限定されず、例えば水溶液状、分散液状、乳化物状、ゲル状、フォーム状、及びクリーム状が挙げられる。
こうした酸化染毛剤を毛髪に塗布した後、その酸化染毛剤を洗い流すことで毛髪には染色処理が施される。このように酸化染毛剤が適用された毛髪に対して、上記毛髪処理剤組成物を適用することで、染色処理後の毛髪上に残留している染料等を容易に洗い流すことができる。このとき、一般式(1)に示される構造を有する両性界面活性剤と糖系非イオン性界面活性剤とが含有されていることで、起泡性が高められるため、毛髪処理剤組成物が毛髪によく馴染むようになる。これにより、毛髪同士の摩擦抵抗が低減される結果、洗浄処理を円滑に行うことができる。また、本実施形態の毛髪処理剤組成物では、きめの細かい泡、すなわち微細な泡が起泡されるようになるため、毛髪処理剤組成物を毛髪全体に馴染ませることが容易となる。
しかも、上記の両性界面活性剤及び糖系非イオン性界面活性剤が含有されていることで、毛髪の表面が保護されると推測される。これにより、染料の離脱を抑制する効果が高められる。また、上記の両性界面活性剤及び糖系非イオン性界面活性剤が毛髪に吸着することで、例えば毛髪の乾燥後において、毛髪の指通りが改善される。
毛髪処理剤組成物は、酸化染毛剤を洗い流すことで濡れた状態とされた毛髪に適用されることが好ましい。このように染色処理直後の毛髪に適用されることで、染色処理直後の色調が維持され易くなる。
また、毛髪処理剤組成物を、毛髪の乾燥処理の段階を介して複数回適用することで、退色抑制効果を継続して発揮させることができる。なお、乾燥処理はドライヤーによる乾燥であってもよいし、自然乾燥であってもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)一般式(1)に示される構造を有する両性界面活性剤、及び糖系非イオン性界面活性剤を併用することで、起泡性が高まる。しかも、退色抑制効果を高めることができる。従って、起泡性を高め、かつ、染色処理された毛髪の退色を抑制する効果を高めることの容易な毛髪処理剤組成物を提供することができる。
(2)糖系非イオン性界面活性剤が、糖エステル型界面活性剤及びアルキルグルコシドから選ばれる少なくとも一種であることにより、前記(1)欄で述べた作用効果が顕著に得られ易くなる。
(3)酸化染毛剤を適用した毛髪では、例えば酸性染毛料(ヘアマニキュア)を適用した毛髪よりも、損傷の度合いは高まる傾向にある。そうした毛髪では、上記両性界面活性剤を適用しても更に起泡し難くなるという問題があった。もっとも、上記両性界面活性剤に、いわゆる起泡助剤を組み合わせることで起泡性を高めることはできるようになる。ところが、起泡性を高めるに従って毛髪の洗浄力が高まる結果、退色抑制効果が低下することになる。すなわち、一般に酸性染毛料よりも退色し難い酸化染毛剤を用いた毛髪であっても、起泡性を高めた上で、退色抑制効果を高めることは困難であった。この点、本実施形態の毛髪処理剤組成物は、酸化染毛剤の適用により染色処理された毛髪の後処理に用いられることで、そうした毛髪に対して、起泡性を高め、かつ、染色処理された毛髪の退色を抑制する効果を高めることができる点で有用である。
(4)本実施形態の毛髪処理剤組成物には、一般式(1)に示される構造を有する両性界面活性剤及び糖系非イオン性界面活性剤が含有されている。これにより、きめの細かい泡が起泡されるようになるため、毛髪処理剤組成物を毛髪全体に馴染ませることが容易となる。この結果、毛髪に適用した際の洗い易さを改善することができる。更に、例えば毛髪の乾燥後において、毛髪の指通りを改善することができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・前記毛髪処理剤組成物は、酸化染料を含有する酸化染毛剤で染色処理された毛髪に適用されているが、酸性染料を含有する酸性染毛料(ヘアマニキュア)で染色処理された毛髪に適用されてもよい。こうした毛髪に対しても、起泡性を高め、かつ、染色処理された毛髪の退色を抑制する効果を高めることの容易な毛髪処理剤組成物を提供することができる。
・毛髪を乾燥する乾燥処理の段階を介して前記毛髪処理剤組成物を複数回繰り返して実施するに際しては、毛髪処理剤組成物の適用を毎日実施してもよいし、例えば3日、5日、7日毎といった期間をおいて実施してもよい。
・前記毛髪処理剤組成物を、複数の剤に分割して構成するとともに、それら複数の剤を使用時に混合するように構成してもよい。
・前記毛髪処理剤組成物を、複数の剤に分割して構成するとともに、それら複数の剤を順に毛髪に塗布することで、毛髪上で混合されるように構成してもよい。
・前記酸化染毛剤は、染毛第1剤及び染毛第2剤から構成されているが、少なくとも一方の剤を、複数の剤に分割して構成するとともに、それら複数の剤を使用時に混合するように構成してもよい。
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)酸化染毛剤を毛髪に塗布した後にその酸化染毛剤を洗い流す染色処理を施した毛髪を後処理する毛髪処理方法であって、前記酸化染毛剤を洗い流すことで濡れた状態とされた毛髪に、前記毛髪処理剤組成物を適用する毛髪処理方法。
(ロ)前記毛髪処理剤組成物を、毛髪の乾燥処理の段階を介して複数回適用する上記(イ)に記載の毛髪処理方法。
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(実施例1、参考例2、実施例3〜5、比較例1〜3)
表1に示される各成分を混合することにより、各例のシャンプーを調製した。なお、表1の配合量を示す数値の単位は、質量%であり、その値は表1に記載の成分の純分を示している。
<泡立ち、泡のきめ細かさ及び指通りの各評価>
各評価は、毛髪のダメージが強く、かつ乾燥肌であると感じるパネラー20名を対象として行なった。まず、各例のシャンプーを用いて常法に従って毛髪の洗浄を行った。この洗浄の際に、泡立ち及び泡のきめ細かさの各項目について、良いと判定した人数に基づいて、以下の5段階で評価した。
20〜17名:評価5
16〜13名:評価4
12〜9名:評価3
8〜5名:評価2
4〜0名:評価1
洗浄後、テスト用コンディショナー(セタノール:3質量%、セトリモニウムクロリド:2.5質量%、モノステアリン酸グリセリル:0.2質量%、グリセリン:1質量%、メチルパラベン:0.2質量%、香料:0.2質量%、精製水:残量)を塗布した後、そのコンディショナーを温水で洗い流した。続いて、毛髪をドライヤーで乾燥する乾燥処理を行った。各パネラー20名のうち、乾燥処理直後の毛髪、及び乾燥処理から6時間経過後の毛髪に指を通すことで、いずれの毛髪についても指通りが良いと判定した人数に基づいて上記の5段階で評価した。
表1には、各評価結果を併記している。
<退色抑制効果の評価>
以下の(1)〜(3)に従って退色抑制効果の評価を行った。
(1)試験用毛束サンプルの作製
長さ約20cmの黒髪毛束を準備し、各黒髪毛束を脱色剤(ホーユー株式会社製、(商品名)プロマスターEX LT)で常法により脱色処理した後、試験用シャンプーで洗浄した。試験用シャンプーは、ラウレス硫酸ナトリウムの10質量%水溶液である。次に、パーマネントウェーブ用剤(ホーユー株式会社製、(商品名)ルテアTG)で常法によりパーマ処理し、上記試験用シャンプーで洗浄した後に乾燥させた。続いて、毛束を酸化染毛剤(ホーユー株式会社製、(商品名)プロマスターEX B 7/6)を用いて茶色に染色することで、試験用の毛束サンプルを作製した。ここでの毛束サンプルは濡れた状態とされている。
(2)各例のシャンプーの適用
各例のシャンプーを用いて試験用の毛束サンプルを常法に従って洗浄した。続いて、上記のテスト用コンディショナーを塗布した後に温水で洗い流した。その後、毛束サンプルをドライヤーで乾燥させる乾燥処理を行った。更に、各例のシャンプーの適用から乾燥処理までの工程を9回繰り返すことで、上記試験用毛束サンプルに各例のシャンプーを10回適用した。その一方で、各例のシャンプーの適用から乾燥処理までの工程を1回行った毛束サンプルを比較用の毛束サンプルとして準備した。
(3)評価
パネラー20名が各例のシャンプーを10回適用した毛束サンプルの色調について、比較用の毛束トンプルと目視で比較した。パネラー20名のうち、退色抑制効果が発揮されていると判定した人数に基づいて、上述したように5段階で評価した。
表1には、各例における退色抑制効果の評価結果を併記している。
表1に示されるように各実施例の泡立ち及び退色抑制効果は、各比較例よりも優れる結果となった。また、各実施例では、泡のきめ細かさ及び指通りについても、各比較例よりも優れる結果が得られた。
比較例1及び2では、(A)両性界面活性剤が含有されていない。比較例2では、糖系非イオン性界面活性剤とアニオン性の起泡剤であるラウロイルサルコシンNaとを併用している。これらの結果から、起泡性を高めるとともに退色抑制効果を発揮させるには(A)両性界面活性剤と糖系非イオン性界面活性剤との併用が有利であることが分かる。

Claims (2)

  1. 酸化染毛剤を毛髪に塗布した後にその酸化染毛剤を洗い流す染色処理を施した毛髪を、毛髪処理剤組成物を用いて後処理する毛髪処理方法であって、
    前記毛髪処理剤組成物は、下記一般式(1):
    (一般式(1)中、Rは炭素数6〜20のアルキル基、Rはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基を示し、Rはメチル基、エチル基又は−CHCOOH基を示し、nは1〜3の整数を示す。)に示される構造を有する(A)両性界面活性剤スクロース脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも一種の(B)糖系非イオン性界面活性剤(但し、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタンのみの含有を除く。)とを含有し、
    前記酸化染毛剤を洗い流すことで濡れた状態とされた毛髪に、前記毛髪処理剤組成物を適用することを特徴とする毛髪処理方法。
  2. 前記毛髪処理剤組成物を、毛髪の乾燥処理の段階を介して複数回適用することを特徴とする請求項1に記載の毛髪処理方法。
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