JP7204162B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄剤組成物に関し、詳しくは、脂肪酸塩を含有しない洗浄剤組成物において、豊かで良質な泡立ちを阻害することなく、素早い泡切れを有する、洗浄時の刺激性やタオルドライ後の乾燥感が少ない洗浄剤組成物に関する。
従来、多くの洗顔やボディソープといった皮膚洗浄料において、石鹸を主体にした洗浄料が用いられてきた。これは石鹸の豊かな泡立ちや、洗浄に用いる水に含まれる金属イオンによって作られる金属石鹸のさっぱりとした感触が多くの日本人に好まれてきたためである。しかしながら、豊かな泡立ちを有する一方で、高い洗浄力を持つ石鹸は、洗浄時の刺激やタオルドライ後の乾燥感など、皮膚の弱い人に対して刺激となりうることもあった。
近年、自分が敏感肌であると認識する消費者が増加しており、洗浄剤組成物においても洗浄機能だけでなく、皮膚に対する刺激緩和性等といった付加価値的機能を備えることが求められてきている。中でも洗顔やボディソープといった皮膚に直接的に触れ使用する形態の洗浄剤組成物は、その効果が特に求められるものである。また、一方で泡立ちの良さや泡の心地よさといった付加価値も求められている機能の一つである。
その観点から、刺激性が低く、カルシウムイオン感受性のないスルホオキシアルカノエート界面活性剤(例えば特許文献1)や、N-アシルアミノ酸型界面活性剤(例えば特許文献2や特許文献3)などが開発され、それらを用いた洗浄剤組成物が提案されている。
また、アルキルグルコシド等の非イオン性界面活性剤を用いて、アニオン界面活性剤の含有量を減少させたにもかかわらず、泡立ち性が良好で刺激性の少ない泡立ち洗浄剤(例えば特許文献4)や、アルケニルコハク酸糖エステル塩、アルキルグルコシドおよびカチオン化ポリマーを含有する洗浄剤組成物(例えば特許文献5)が提案されている。
しかしながら、これらの洗浄剤組成物は、確かに低刺激であり、優れた起泡性は有するものの、カルシウムイオンへの感受性がないため、洗い流し時に脂肪酸塩のように金属石けんが生成されず、速やかな消泡がされず、結果として、消費者は泡切れの悪い洗浄剤と感じてしまうといった問題点があった。
このような背景から、脂肪酸塩を含有しない洗浄剤組成物において、豊かで良質な泡立ちを阻害することなく、素早い泡切れを有する、洗浄時の刺激性やタオルドライ後の乾燥感が少ない洗浄剤組成物が求められている。
特開平6-65189号公報 特開平5-43890号公報 特開平5-156287号公報 特表2006-519808号公報 特開平10-287897号公報
上記従来技術を背景とした本発明の目的は、脂肪酸塩を含有しない洗浄剤組成物において
、豊かで良質な泡立ちを阻害することなく、素早い泡切れを有する、洗浄時の刺激性やタオルドライ後の乾燥感が少ない洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明者等は、本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、特定の界面活性剤と適量のエタノールを組み合わせることで、脂肪酸塩を含有しない洗浄剤組成物においても、豊かで良質な泡立ちを阻害することなく、素早い泡切れを有し、かつ洗浄時の刺激性やタオルドライ後の乾燥感が少ないことを見出し、本発明を完成した。
本願第一の発明は、下記成分(A)~(D)を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
(A)全組成物に対し0.3~5.0質量%のエタノール
(B)カルシウムイオン非感受性アニオン性界面活性剤
(C)ノニオン性界面活性剤
(D)カチオン性ポリマー
本願第二の発明は、実質的に脂肪酸塩を含有しないことを特徴とする本願第一の発明に記載の洗浄剤組成物である。
本願第三の発明は、成分(A)エタノールの配合量が、全組成物に対し0.3~1.0質量%であることを特徴とする本願第一の発明または本願第二の発明に記載の洗浄剤組成物である。
本願第四の発明は、成分(D)カチオン性ポリマーが、カチオン変性グアガム、カチオン変性グルコマンナン、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-67から選ばれる1種または2種以上のカチオン性ポリマーであることを特徴とする本願第一の発明~本願第三の発明のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
本発明によれば、脂肪酸塩を含有しない洗浄剤組成物において、豊かで良質な泡立ちを阻害することなく、素早い泡切れを有する、洗浄時の刺激性やタオルドライ後の乾燥感が少ない洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明の洗浄剤組成物について詳細に説明する。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(A)エタノールの配合量は、洗浄剤組成物における全組成中0.3~5.0質量%であるが、0.3~0.8質量%が好ましく、さらには0.3~0.5質量%が好ましい。0.3%未満では泡立ち、泡切れ性が乏しく、5.0%を超えると泡量、泡質が損なわれるとともに、タオルドライ後の乾燥感や洗浄時の刺激が生じうる。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(B)は水道水中のカルシウムイオンなどの2価金属イオンと結合しにくく、金属石鹸のような不溶性の塩を生成しない特徴を有するアニオン性界面活性剤である(以下、水道水中のカルシウムイオンなどの2価金属イオンと、結合しにくく、金属石鹸のような不溶性の塩を生成しないアニオン性界面活性剤を“カルシウムイオン非感受性アニオン性界面活性剤”と記す)。これらカルシウムイオン非感受性アニオン性界面活性剤は水道水中のカルシウムイオンなどの2価金属イオンと、結合しにくく、金属石鹸のような不溶性の塩を生成しないアニオン性界面活性剤であり、具体的にはN-アシルアミノ酸塩、N-アシル-N-アルキルアミノ酸塩、アルキルエーテルカ
ルボキシレートなどが挙げられる。
ここで、N-アシルアミノ酸塩のアミノ酸残基としてはグルタミン酸、アスパラギン酸等が挙げられ、N-アシル-N-アルキルアミノ酸塩のアミノ酸残基としては、グルタミン酸、グリシン、β-アラニン等が挙げられる。また、N-アシル-N-アルキルアミノ酸塩のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル基等が挙げられる。また、アシル基としては、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル基等が挙げられ、これらの塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン(以下、TEAと略す)等の各塩が挙げられる。これらの好ましい具体例として、N-アシルアミノ酸としては、N-ラウロイルグルタミン酸、N-ミリストイルグルタミン酸、N-ココイルグルタミン酸等が挙げられ、N-アシル-N-アルキルアミノ酸としては、N-ラウロイル-N-イソプロピルグリシン、N-ラウロイルサルコシン、N-ミリストイルサルコシン、N-パルミトイルサルコシン、N-ラウロイル-N-メチル-β-アラニン等が挙げられ、更にアルキルエーテルカルボキシレートとしてはポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸、ポリグリセリルアルキルエーテル酢酸等が挙げられ、これらのナトリウム、カリウム、リチウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の各塩が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(B)カルシウムイオン非感受性アニオン性界面活性剤の配合量は、洗浄剤組成物における全組成中2.0~15.0質量%が好ましく、さらには3.0~10.0質量%が好ましく、特には3.0~8.0質量%が好ましい。2.0%未満では泡立ち、泡質や泡量が低下し、15.0%を超えると泡切れが損なわれてしまう。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(C)はノニオン性界面活性剤である。このような界面活性剤としては、具体的にはデシルグルコシド、ラウリルグルコシド、ミリスチルグルコシドや、ラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどの糖系界面活性剤や、ラウリン酸デカグリセリル、ミリスチン酸デカグリセリルなどのポリグリセリン脂肪酸エステルなどが挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(C)ノニオン性界面活性剤の配合量は、洗浄剤組成物における全組成中2.0~10.0質量%が好ましく、さらには3.0~8.0質量%が好ましい。2.0%未満では泡立ち、泡量が低下すると共に、タオルドライ後の乾燥感が強くなり、10.0%を超えると泡切れが損なわれてしまう。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(D)はカチオン性多糖類である。ここで用いられる多糖類としては、セルロースやでんぷん、天然ガム類などが挙げられる。具体的にはカチオン変性グアガム、カチオン変性ローカストビーンガム、カチオン変性グルコマンナン、PQ-10、PQ-67などが挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(D)はカチオン性ポリマーの配合量は、洗浄剤組成物における全組成中0.01~1.5質量%が好ましく、さらには0.1~0.7質量%が好ましい。0.01%未満では泡量や泡質が低下し、1.5%を超えると泡立ち、泡切れが損なわれてしまう。
本発明の洗浄剤組成物は、上述した成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で他の成分、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、粉体(顔料、色素、樹脂等)、生理活性成分、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、紫外線吸収剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、パール化剤、中和剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
上記アニオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではなく、例えばラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸カリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記両性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム、β-アミノプロピオン酸ナトリウム、N-ラウロイル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記ノニオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンモノイソステアレート、ポリオキシエチレンジオレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
また、上記粉体としては、例えば赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)に特に制限はない。
上記生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。上記生理活性成分は、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分や、化合物等が挙げられるが、これらの中でも、特に天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が安全性の点で好ましい。
上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、例えばアシタバエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエキス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラエキス、クワエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コラーゲン、サルビアエキス、サボンソウエキス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイ
ヨウハッカエキス、セージエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、ブクリョウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マドンナリリー花エキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分以外の成分としては、例えばデオキシリボ核酸、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミン類(A、B2、B6、C、D、E)、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、l-メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物は、洗顔、クレンジング、ボディシャンプー、ハンドソープ、シェービング料、マッサージ料等の皮膚用洗浄剤として好適に使用できる。またそれぞれ、粘性液体、クリーム状等の形態として用いることができ、特に洗顔フォーム、液状ボディシャンプーとして好適に用いられる。
次に本発明の洗浄剤組成物について、実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。まず、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
実施例1~21及び比較例1~7
表1及び表2に示す組成の洗浄剤組成物を常法により調製した。泡量、初期の泡立ち、泡質(クリーミィ性)、泡切れ性、タオルドライ後の乾燥感、刺激性評価の結果は表1及び表2に併せて示した。なお、以下の全ての実施例及び比較例における配合量は質量%である。
本発明において泡量の評価はミキサー法により行った。
[泡量(ミキサー法による測定)]
実勢例及び比較例の各組成物を硬度54ppmの水を用いて、純分0.5%となるように希釈し、40℃に調温後、80mLをミキサーに注入し、ミキサーを回転させる。30秒後、ミキサーを停止させ、泡の体積を読み取り、泡量とする。泡量が600mL以上であれば良好な造泡効果を有するものとする。
本発明において、敏感肌だと感じる10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の洗浄剤組成物を使用し、初期の泡立ち、泡質(クリーミィ性)、泡切れ、タオルドライ後の乾
燥感、洗浄時の刺激性について官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
[初期の泡立ち]
◎:極めて良好 泡立ちが速いと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 泡立ちが速いと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 泡立ちが速いと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い 泡立ちが速いと答えた被験者の数が4人未満
[泡質(クリーミィ性)]
◎:極めて良好 泡質が細かいと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 泡質が細かいと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 泡質が細かいと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い 泡質が細かいと答えた被験者の数が4人未満
[泡切れ]
◎:極めて良好 泡量が多いと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 泡量が多いと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 泡量が多いと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い 泡量が多いと答えた被験者の数が4人未満
[タオルドライ後の乾燥感]
◎:極めて良好 乾燥感が気になると答えた被験者の数が4人未満
○:良好 乾燥感が気になると答えた被験者の数が4人以上、6人未満
△:やや悪い 乾燥感が気になると答えた被験者の数が6人以上、8人未満
×:悪い 乾燥感が気になると答えた被験者の数が8人以上
[洗浄時の刺激性]
◎:極めて良好 刺激があると答えた被験者の数が2人未満
○:良好 刺激があると答えた被験者の数が2人以上、5人未満
△:やや悪い 刺激があると答えた被験者の数が5人以上、8人未満
×:悪い 刺激があると答えた被験者の数が8人以上
Figure 0007204162000001

Figure 0007204162000002

表1及び表2より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1~21の洗浄剤組成物は比較例1~7の組成物に比べていずれも優れた性能を見出した。
以下、本発明の洗浄剤組成物のその他の処方例を実施例22、23として挙げる。なお、これらの実施例の洗浄剤組成物についても、初期の泡立ち、泡量、泡質(クリーミィ性)、泡切れ性評価を実施した。
実施例22 洗顔フォーム
(1)ラウロイルアスパラギン酸Na 10.0
(2)ココイルメチルタウリンMg 10.0
(3)エタノール 0.4
(4)ラウリルグルコシド 6.0
(5)ココイルグリシンK 2.0
(6)ラウロイルメチルアラニンNa 8.0
(7)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.5
(8)カチオン変性グルコマンナン 0.5
(9)バラエキス 0.5
(10)サピンヅストリホリアツス果実エキス 0.5
(11)モモ葉エキス 0.5
(12)アロエベラ葉エキス 0.5
(13)N-アセチルグルコサミン 0.5
(14)カニナバラ果実エキス 0.5
(15)エデト酸二ナトリウム 0.5
(16)フェノキシエタノール 0.5
(17)DPG 0.5
(18)グリセリン 30.0
(19)香料 0.2
(20)精製水 残余
常法により上記組成の洗浄剤組成物を調製し、初期の泡立ち、泡量、泡質(クリーミィ性)、泡切れ性を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果を得た。
実施例23 ボディソープ
(1)ラウロイルアスパラギン酸Na 10.0
(2)ココイルメチルタウリンMg 10.0
(3)エタノール 0.4
(4)デシルグルコシド 1.0
(5)ココイルグリシンK 2.0
(6)ラウロイルメチルアラニンNa 8.0
(7)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.5
(8)カチオン変性グルコマンナン 0.5
(9)バラエキス 0.5
(10)サピンヅストリホリアツス果実エキス 0.5
(11)モモ葉エキス 0.5
(12)アロエベラ葉エキス 0.5
(13)N-アセチルグルコサミン 0.5
(14)カニナバラ果実エキス 0.5
(15)エデト酸二ナトリウム 0.5
(16)フェノキシエタノール 0.5
(17)DPG 0.5
(18)グリセリン 30.0
(19)香料 0.2
(20)精製水 残余
常法により上記組成の洗浄剤組成物を調製し、泡量、初期の泡立ち、泡質(クリーミィ性)、泡切れ性、タオルドライ後の乾燥感、刺激性評価を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果を得た。

Claims (5)

  1. 下記成分(A)~(D)を含有することを特徴とする皮膚用洗浄剤組成物。
    (A)全組成物に対し0.3~5.0質量%のエタノール
    (B)N-アシルアミノ酸塩又はアルキルエーテルカルボキシレートから選ばれる1種又は2種以上
    (C)デシルグルコシド、ラウリルグルコシド又はミリスチルグルコシドから選ばれる1種又は2種以上
    (D)カチオン性ポリマー
  2. 実質的に脂肪酸塩を含有しないことを特徴とする請求項1 に記載の皮膚用洗浄剤組成物。
  3. 成分(A) エタノールの配合量が、全組成物に対し0.3~1.0質量%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の皮膚用洗浄剤組成物。
  4. 成分(D)カチオン性ポリマーが、カチオン変性グアガム、カチオン変性グルコマンナン、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-67から選ばれる1種または2種以上のカチオン性ポリマーである請求項1~3のいずれか1項に記載の皮膚用洗浄剤組成物。
  5. 成分(B)の配合量が、全組成物に対し2.0質量%以上、
    成分(C)の配合量が、全組成物に対し2.0質量%以上、
    である請求項1~4のいずれか1項に記載の皮膚用洗浄剤組成物。
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