JP2023025799A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】炭素数14~18の高級脂肪酸塩を用いた洗浄料であって、低温での保存安定性を有する洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】炭素数14~18の高級脂肪酸塩を有する洗浄剤組成物であって、下記成分(A)及び成分(B)を含有することを特徴とする洗浄剤組成物により上記課題を解決する。(A)キレート剤(B)リン酸塩【選択図】なし

Description

本発明は、低温での保存安定性が良好でありながら、皮膚に対する刺激が緩和で、泡立ちや泡量が十分であり洗浄性に優れている洗浄剤組成物に関するものである。
従来、皮膚洗浄剤組成物は、脂肪酸アルカリ金属塩(脂肪酸石けん)を洗浄基剤として用いることが主流であり、洗い上がりのさっぱりとした感触を有することから、使用者から高い評価を得ている。また、使用性を考慮してペースト状の剤型としたものが市場で好評である。
脂肪酸塩を主基剤とする皮膚洗浄剤において多く用いられている脂肪酸のうち、比較的短鎖長のラウリン酸(炭素数12)は、低温での保尊安定性に優れ、水への溶解性が良好であり、起泡力も高い。しかしながら、皮膚への刺激性や洗浄後の皮膚のつっぱり感があるなどといった欠点がある。一方、より長鎖のミリスチン酸(炭素数14)やパルミチン酸(炭素数16)、ステアリン酸(炭素数18)は皮膚に対して低刺激であるものの、低温での保存安定性が悪く、水への溶解性が低く、起泡力も劣るといった欠点がある。
一方で、低温での保存安定性を向上する方法として、脂肪酸塩とソホロースリピッドを特定の配合比率にて調整する組成物(特許文献1)や、脂肪酸塩にカチオン性高分子、アシルアルカノールアミド、特定のポリオキシエチレンソルビトールオレイン酸エステルを含有する組成物(特許文献2)が開示されているが、皮膚への刺激性の緩和についてはまだ不十分であった。
特許6522867号公報 特開2014-205622号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、炭素数14~18の高級脂肪酸塩を用いた洗浄料であって、低温での保存安定性を有する洗浄剤を提供することにある。
上記目的を達成するため鋭意研究を行った結果、炭素数14~18の高級脂肪酸塩を用いた洗浄料に対し、キレート剤及びリン酸塩を配合することで、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
本願第一の発明は、炭素数14~18の高級脂肪酸塩を有する洗浄剤組成物であって、下記成分(A)及び成分(B)を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
(A)キレート剤
(B)リン酸塩
本願第二の発明は、洗浄剤組成物全体質量中、前記(A)が0.01質量%以上、前記(B)が0.01質量%以上である本願第一の発明に記載の洗浄剤組成物である。
本願第三の発明は、塩化ナトリウムを実質的に含まない本願第一又は本願第二の発明に記載の洗浄剤組成物である。
本願第四の発明は、炭素数14~18の高級脂肪酸塩を有する洗浄剤組成物に下記(A)及び(B)を配合することを特徴とする洗浄剤組成物の低温での保存安定化方法である。
(A)キレート剤
(B)リン酸塩
本発明の洗浄剤組成物は、低温での保存安定性が良好でありながら、皮膚に対する刺激が緩和で、泡立ちや泡量が十分であり洗浄性に優れている。
本発明において、「低温での保存安定性」とは、洗浄剤組成物を0℃の低温下で3か月保存した場合でも分離や離水、固化を生じず、粒やダマが生じないことをいう。
以下、本発明の構成について詳述する。
<脂肪酸塩>
本発明に用いられる脂肪酸塩とは、炭素数14~18の直鎖又は分岐の脂肪酸のカリウム又はナトリウム塩である。本発明で用いられる高級脂肪酸塩としては、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。具体例としては、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核脂肪酸などがある。
また、高級脂肪酸塩は、必ずしも脂肪酸塩として配合する必要はなく、遊離の高級脂肪酸を含んでもよい。予め脂肪酸塩としてもよく、また製造工程中で炭素数14~18の直鎖又は分岐の脂肪酸に相当量の水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ剤で中和したものでもよい。
また、中和率は100%でも良いし、100%以下として遊離脂肪酸を残しても良い。本発明においては、該脂肪酸塩を調製した後に該脂肪酸を添加してもよいし、該脂肪酸とアルカリ剤とを反応させる時に、アルカリ剤の添加量を少なくして未反応の遊離脂肪酸を残存させてもよい。この際、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのアルカリ剤の含有量は、中和率は脂肪酸に対して70%~100%であることが好ましく、更に好ましくは90%以上である。70%以上であれば起泡性が良好で、100%以下であれば過剰なアルカリ剤が肌に刺激をもたらすことを抑制できる。
これらの高級脂肪酸塩は、1種又は2種以上を組合せて用いることができ、組成物の合計質量を100質量%としたとき、5~40質量%が最も好ましい。5質量%以上であれば泡立ち、泡量、洗浄性が良好で、40質量%以下であれば中間バルクの安定性が良好である。ここで、「中間バルクの安定性」とは、洗浄剤組成物を室温下で6か月保存した場合でも分離や離水、固化を生じず、粒やダマが生じないことを意味する。
<(A)キレート剤>
本発明で用いられるキレート剤(以下「(A)」という)は、金属イオンを封鎖し、泡立ち、洗浄力を向上させる目的で配合される。成分(A)は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸(HEDTA)又はそれらの塩等が挙げられる。
EDTAの塩としては、薬理学的に許容されるものであれば、特に制限されず、例えばEDTAナトリウム、EDTA二ナトリウム、EDTA四ナトリウム等のアルカリ金属塩を挙げることができる。EDTA又はその塩は、水和物の形態で使用することもできる。水和物の形態のものとして、具体的には、EDTA二ナトリウムの2水和物が例示できる。HEDTAの塩としては、薬理学的に許容されるものであれば、特に制限されず、例えばHEDTA三ナトリウム等を挙げることができる。これらのキレート剤は、1種単独で用いてもよく、また2種以上を組み合わせて用いてもよい。
成分(A)の洗浄剤組成物中における含有量は、前記の観点から、0.01~1.0質量%である。0.01質量%以上であれば低温での保存安定性の十分な改善効果を得られ、1.0質量%以下であれば皮膚への刺激性が抑制される。
<(B)リン酸塩>
本発明に用いられるリン酸塩(以下「(B)」という)は、低温での保存安定性を向上する目的で配合される。成分(B)は、リン酸二水素一ナトリウム、リン酸一水素二ナトリウム、リン酸三ナトリウムが挙げられるが、リン酸二水素一ナトリウムを配合するのが好ましい。
成分(B)の洗浄剤組成物中における含有量は、前記の観点から、0.01~3.0質量%である。0.01質量%以上であれば低温での保存安定性の十分な改善効果を得られ、3.0質量%以下であれば泡立ちが良好で十分な泡量を得られる。
本発明において、炭素数14~18の高級脂肪酸塩を用いた洗浄料に(A)及び(B)を配合することが必要である。(A)及び(B)を組み合わせて配合することで、低温での結晶析出温度が低下し、粒やダマの発生が抑制され、保存安定性が向上される。
本発明における洗浄剤組成物は、特に限定されないが、塩化ナトリウムを実質的に含まないことが好ましい。本発明でいう「塩化ナトリウムを実質的に含まない」とは、塩化ナトリウムを意図して配合しないことを意味し、偶発的に微量成分として組み込まれた場合であっても全体質量中0.2質量%以下をいう。
塩化ナトリウムを実質的に含まないことで、低温での結晶析出温度が低下し、更に低温での粒やダマの発生が抑制され、保存安定性が向上する。
本発明の洗浄剤組成物は、上述した成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で他の成分、例えば、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、粉体(顔料、色素、樹脂等)、生理活性成分、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、紫外線吸収剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、パール化剤、中和剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
本発明の目的を損なわない範囲で配合可能な両性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム、β-アミノプロピオン酸ナトリウム、N-ラウロイル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等が挙げられる。
本発明の目的を損なわない範囲で配合可能な非イオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばポリオキシエチレンセチルエーテル、モノステアリン酸ソ
ルビタン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンモノイソステアレート、ポリオキシエチレンジオレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等が挙げられる。
また、上記粉体としては、例えば赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)に特に制限はない。
上記生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。上記生理活性成分は、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分や、化合物等が挙げられるが、これらの中でも、特に天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が安全性の点で好ましい。
上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、例えばアシタバエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエキス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラエキス、クワエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コラーゲン、サルビアエキス、サボンソウエキス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、ブクリョウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マドンナリリー花エキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分以外の成分としては、例えばデオキシリボ核酸、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステ
ロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミン類(A、B2、B6、C、D、E)、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、l-メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物は、シャンプー、シャワージェル、洗顔、クレンジング、ボディシャンプー、ハンドソープ、シェービング料、マッサージ料等の毛髪または皮膚用洗浄剤として好適に使用できる。またそれぞれ、粘性液体、クリーム状等の形態として用いることができ、特に洗顔フォーム、液状ボディシャンプーとして好適に用いられる。
次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、これに限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
<使用感触評価試験>
<泡立ち>
10名のパネラーが、実施例及び比較例の洗浄剤組成物を使用し、泡立ちの良さについて1点から5点の5段階の官能評価を行い、その平均点を求め、以下の基準で判定した。(5段階評価)
5点:非常に良い(非常に泡が増えていくと感じる)
4点:良い(泡が増えていくと感じる)
3点:普通(やや泡が増えていくと感じる)
2点:やや悪い(やや泡が増えないと感じる)
1点:悪い(泡が増えないと感じる)
(評価基準)
◎:平均点が4.5以上
○:平均点が3.5以上、4.5未満
△:平均点が2.5以上、3.5未満
×:平均点が1.5以上、2.5未満
××:平均点が1.5未満
<泡量>
10名のパネラーが、実施例及び比較例の洗浄剤組成物を使用し、泡量の多さについて1点から5点の5段階の官能評価を行い、その平均点を求め、以下の基準で判定した。
(5段階評価)
5点:非常に多い(泡が両方の手のひらを覆い、さらに手からこぼれるくらい)
4点:多い(泡が余裕をもって両方の手のひらを覆うくらい)
3点:普通(泡がちょうど両方の手のひらを覆うくらい)
2点:やや少ない(泡が両方の手のひらを覆うには足らず、泡を手のひら全体に広げると肌が見えるくらい)
1点:少ない(ほとんど泡が立たない)
(評価基準)
◎:平均点が4.5以上
○:平均点が3.5以上、4.5未満
△:平均点が2.5以上、3.5未満
×:平均点が1.5以上、2.5未満
××:平均点が1.5未満
<洗浄性>
10名のパネラーが、実施例及び比較例の洗浄剤組成物を使用し、洗浄性の高さについて1点から5点の5段階の官能評価を行い、その平均点を求め、以下の基準で判定した。(5段階評価)
5点:非常に高い(全くぬるつきがなく、すべての汚れが落ちたと感じる)
4点:高い(ぬるつきがなく、汚れが落ちたと感じる)
3点:普通(ややぬるつきがなく、やや汚れが落ちたと感じる
2点:やや低い(ややぬるつきがあり、やや汚れが残っていると感じる)
1点:低い(ぬるつきがあり、汚れが残っていると感じる)
(評価基準)
◎:平均点が4.5以上
○:平均点が3.5以上、4.5未満
△:平均点が2.5以上、3.5未満
×:平均点が1.5以上、2.5未満
××:平均点が1.5未満
<皮膚刺激性>
10名のパネラーが、実施例及び比較例の洗浄剤組成物を使用し、皮膚刺激性について1点から5点の5段階の官能評価を行い、その平均点を求め、以下の基準で判定した。
(評価基準)
◎:非常に良い(刺激があると答えた被験者の数が2人未満)
○:良い(刺激があると答えた被験者の数が2人以上、5人未満)
△:やや悪い(刺激があると答えた被験者の数が5人以上、8人未満)
×:悪い(刺激があると答えた被験者の数が8人以上)
<低温での保存安定性評価試験>
試料を50mLの透明ガラス製容器に入れて密封し、0℃の恒温槽に3か月保存し、視覚判定により下記の基準で評価を行った。
(評価基準)
◎:状態良好(明らかな分離や離水、固化を生じず、粒やダマが全くない)
○:状態良好(明らかな分離や離水、固化を生じず、粒やダマがほとんどない)
△:状態やや不良(わずかに分離や離水、固化が生じ、粒やダマがある)
×:状態不良(分離や離水、固化が生じ、粒やダマが著しく製品としてふさわしくない)
実施例1~15、比較例1~3
表1および表2に示した処方の洗浄剤組成物を常法に準じて調製し、上記各試験を実施した。その結果を表1および表2に併せて示す。
Figure 2023025799000001

Figure 2023025799000002

表1および表2より明らかなように本発明の成分を用いた実施例の洗浄剤組成物はいずれも優れた性能を有していた。一方、比較例では、泡立ちの良さ、泡量の多さ、洗浄性の高さ、皮膚刺激性、低温での保存安定性のいずれかの面で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
処方例1 ボディシャンプー
(1)ミリスチン酸 8.0
(2)パルミチン酸 3.0
(3)ステアリン酸 0.5
(4)水酸化カリウム 2.7
(5)ソルビトール 4.0
(6)DPG 4.0
(7)N-ココイル-N-メチルタウリンナトリウム 1.5
(8)ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 1.0
(9)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
(10)ラウリルヒドロキシスルホベタイン 2.0
(11)ラウリルグルコシド 3.0
(12)ポリクオタニウム-67 0.5
(13)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
(14)アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体
0.1
(15)ジステアリン酸エチレングリコール 1.0
(16)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.5
(17)セラミド2 0.1
(18)セラミド5 0.1
(19)トリメチルグリシン 1.0
(20)ポリグリセリル-4ラウリルエーテル 0.5
(21)N-アセチルグルコサミン 0.01(22)塩化カリウム 0.1
(23)塩化ナトリウム 0.2
(24)エデト酸二ナトリウム 0.1
(25)リン酸一ナトリウム 0.3
(26)香料 0.5
(27)精製水 残 余
常法により上記組成のボディシャンプーを調製し、泡立ちの良さ、泡量の多さ、洗浄性の高さ、皮膚刺激性、低温での保存安定性を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果(◎又は〇)を得た。
処方例2 ボディシャンプー
(1)ミリスチン酸 9.0
(2)パルミチン酸 4.0
(3)ステアリン酸 1.0
(4)水酸化カリウム 3.3
(5)グリセリン 8.0
(6)ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル 2.0
(7)N-ラウロイル-N-メチルタウリンナトリウム 2.5
(8)ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 0.5
(9)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
(10)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.0
(11)ラウリルグルコシド 2.0
(12)ポリクオタニウム-67 0.3
(13)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
(14)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.3
(15)ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(16)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.5
(17)カオリン 0.5
(18)グルコシルセラミド 0.01(19)トリメチルグリシン 1.0
(20)ポリグリセリル-4ラウリルエーテル 0.5
(21)グリコシルトレハロース 2.0
(22)塩化カリウム 0.1
(23)塩化ナトリウム 0.1
(24)エデト酸二ナトリウム 0.1
(25)リン酸一ナトリウム 0.4
(26)香料 0.5
(27)精製水 残 余
常法により上記組成のボディシャンプーを調製し、泡立ちの良さ、泡量の多さ、洗浄性の高さ、皮膚刺激性、低温での保存安定性を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果(◎又は〇)を得た。
処方例3 洗顔フォーム
(1)ミリスチン酸 30.0
(2)パルミチン酸 5.0
(3)ステアリン酸 5.0
(4)水酸化カリウム 7.3
(5)グリセリン 25.0
(6)N-ココイル-N-メチルタウリンナトリウム 2.0
(7)ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 0.5
(8)ラウリン酸アミドプロピルベタイン 1.0
(9)ポリクオタニウム-7 0.2
(10)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.3
(11)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.5
(12)PEG-6 2.0
(13)PEG-32 2.0
(14)トリメチルグリシン 0.5
(15)グリコシルトレハロース 0.1
(16)エデト酸四ナトリウム 0.1
(17)リン酸一ナトリウム 0.5
(18)ハマメリス葉エキス 0.1
(19)セージ葉エキス 0.1
(20)ローズマリー葉エキス 0.1
(21)アーチチョーク葉エキス 0.1
(22)香料 0.4
(23)精製水 残 余
常法により上記組成の洗顔フォームを調製し、泡立ちの良さ、泡量の多さ、洗浄性の高さ、皮膚刺激性、低温での保存安定性を評価したところ、いずれの特性も優れており良好
な結果(◎又は〇)を得た。




Claims (4)

  1. 炭素数14~18の高級脂肪酸塩を有する洗浄剤組成物であって、下記(A)及び(B)を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
    (A)キレート剤
    (B)リン酸塩
  2. 洗浄剤組成物全体質量中、前記(A)が0.01質量%以上、前記(B)が0.01質量%以上である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 塩化ナトリウムを実質的に含まない請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 炭素数14~18の高級脂肪酸塩を有する洗浄剤組成物に下記(A)及び(B)を配合することを特徴とする洗浄剤組成物の低温での保存安定化方法。


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