JP6347953B2 - 毛髪用洗浄剤組成物 - Google Patents

毛髪用洗浄剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6347953B2
JP6347953B2 JP2014000257A JP2014000257A JP6347953B2 JP 6347953 B2 JP6347953 B2 JP 6347953B2 JP 2014000257 A JP2014000257 A JP 2014000257A JP 2014000257 A JP2014000257 A JP 2014000257A JP 6347953 B2 JP6347953 B2 JP 6347953B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cholesteryl
fatty acid
mass
hair
dihydrocholesteryl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014000257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015129099A (ja
Inventor
日出男 大西
日出男 大西
細川 博史
博史 細川
聖 金子
聖 金子
啓輔 牧野
啓輔 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Belmont Corp
Original Assignee
Takara Belmont Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takara Belmont Corp filed Critical Takara Belmont Corp
Priority to JP2014000257A priority Critical patent/JP6347953B2/ja
Publication of JP2015129099A publication Critical patent/JP2015129099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6347953B2 publication Critical patent/JP6347953B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は毛髪用洗浄剤組成物に関する。さらに詳しくは泡立ち・泡質がよく、ヘアカラー褪色抑制効果に優れ、すすぎ時の指通り性とうるおい感付与性に優れた毛髪用洗浄剤組成物に関する。
近年、カラーリングにより様々な髪の色を楽しむ人が増えている。しかしながら、せっかく染まったカラーリングによる色が日々のシャンプーなどの影響により褪色し、髪の毛がダメージを受けてすすぎ時の指通りが悪化し、さらに、うるおい感が低下するという問題が生じている。
このような問題のない、洗浄時での泡立ちと泡質とに優れていながら、ヘアカラー褪色を抑制し、ダメージを改善し、うるおいを向上させることができる洗浄剤が求められてきた。
このような要求に対して、泡立ち・泡質、ヘアカラー褪色抑制性、水洗時の指通り性、うるおい感を改善するために、これまでも様々な提案がなされてきた。
すなわち、毛髪用洗浄剤にアミノ酸系界面活性剤を配合してうるおい感付与性を向上させたり、シリコーンやカチオン性ポリマー等を配合して、すすぎ時の指通り性の改善を図ることが多かった。しかしながら、これらの従来技術では、ヘアカラーの褪色抑制が十分ではなかったり、泡立ちが十分ではなかったり、また、毛髪や頭皮に成分が残留しすぎて風合いがすぐれないなど様々な問題を有していた。
また、ヘアカラーの褪色を抑えるために例えば、両性界面活性剤と糖系非イオン性界面活性剤を用いた技術(特許文献1)や、アミドベタイン型両性界面活性剤と一部のアニオン性界面活性剤を用いる技術が提案されている(特許文献2)。
しかしながら、これらの提案ではある程度の、泡立ち改善効果や褪色抑制効果は得られたものの、十分ではなく、満足できないというのが実情であった。
一方、泡量、泡立ちやすすぎ時の感触を改善する技術が、特許文献3〜5で提案されている。しかしながら、これら技術では粘性調整が可能なことや、人に対しての刺激性が低いなどの効果があるものの、ダメージ改善性やヘアカラーの褪色抑制効果の点で不十分であった。
特開2010−285392号公報 特開2008−144057号公報 特開2005−112946号公報 特開2008−231346号公報 特開平11−35432号公報
本発明は、上記した従来の問題点を改善する、すなわち、カラーリングされた髪に対して、泡立ち及び泡質がよく、ヘアカラー褪色抑制効果に優れ、すすぎ時の指通り性が良好で、うるおい感の付与性に優れた毛髪用洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は上記課題を解決するため、エーテルカルボン酸とその塩類、アルキルグルコシド、及び、ステロール誘導体を含有することを特徴とする。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、上記構成に加えて、前記エーテルカルボン酸とその塩類を0.1質量%以上20質量%以下、前記アルキルグルコシドを0.1質量%以上20質量%以下、及び、前記ステロール誘導体を0.01質量%以上3質量%以下、それぞれ含有することができる。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、上記構成に加えて、前記エーテルカルボン酸とその塩類を、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸ナトリウムとすることができる。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、上記構成に加えて、前記ステロール誘導体を、フィトステロール誘導体とすることができる。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、上記構成により、ヘアカラーリングによって染毛された髪に対して、泡立ち・泡質がよく、ヘアカラー褪色抑制に優れ、すすぎ時の指通り性と、うるおい感付与性に優れた洗浄剤組成物である。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、上記構成に加えて、前記エーテルカルボン酸とその塩類を0.1質量%以上20質量%以下、前記アルキルグルコシドを0.1質量%以上20質量%以下、及び、前記ステロール誘導体を0.01質量%以上3質量%以下、それぞれ含有することにより、さらに優れた泡立ち・泡質と褪色抑制効果を付与することができる。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、上記構成に加えて、前記エーテルカルボン酸とその塩類を、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸ナトリウムとすることにより、すすぎ時のより良好な指通り性を得ることができる。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、上記構成に加えて、前記ステロール誘導体を、フィトステロール誘導体とすることにより、より良好なうるおい感が付与される。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、エーテルカルボン酸とその塩類、アルキルグルコシド、及び、ステロール誘導体を含有することを特徴とする。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物において、エーテルカルボン酸としては、公知のポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸型(POEアルキルエーテルカルボン酸型)アニオン性界面活性剤が挙げられる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸とその塩類としては、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸とその塩類、ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸とその塩類、ラウリルグリコール酢酸とその塩類が挙げられる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸におけるアルキル基の炭素数はとくに限定されないが、ハンドリング性を保つために、炭素数が8以上16以下であることが好ましい。また、ポリオキシエチレン基の重合度数はとくに限定されないが、肌への優しさと洗浄力のバランスを保つために、重合度数が2以上12以下であることが好ましい。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸の塩類を構成する塩の種類は特に限定されないが、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩が経済的に優れているために好ましい。本発明の毛髪用洗浄剤組成物には、これらポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸とその塩類を1種類以上配合することが好ましく、洗浄剤組成物全量中に好ましくは0.1質量%以上20質量%以下、さらに好ましくは2質量%以上10質量%以下である。配合量が少なすぎると配合の効果が得られず良好な泡立ちを得ることができない場合があり、多すぎるとすすぎ時に良好な指通り性を得ることができない場合がある。
本発明で用いるアルキルグルコシドとしては、公知のアルキルグルコシドから選択することができる。例えば、アルキルグルコシドとしては、例えばラウリルグルコシド、カプリルグルコシド、(カプリリル/カプリル)グルコシド、ミリスチルグルコシド、デシルグルコシド、セトステアリルグルコシド、オクチルグルコシド、ノニルグルコシド、ヤシ油アルキルグルコシド等が挙げられる。なお、アルキルグルコシドのアルキル基の炭素数はとくに限定されないが、良好な泡立ち・泡質を得るために炭素数8以上20以下であることが好ましい。
アルキルグルコシドは、1種以上配合することが好ましく、その配合量は、洗浄剤組成物全量中に好ましくは0.1質量%以上20質量%以下、さらに好ましくは1質量%以上10質量%以下である。配合量が少なすぎると配合の効果が得られない場合があり、このとき、良好な泡立ちを得ることができず、また、多すぎると良好な泡質及び良好な泡立ちが得られない場合がある。
本発明において、ステロール誘導体としては、フィトステロール誘導体や、コレステロール誘導体が挙げられる。
フィトステロール誘導体としては、例えばイソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、植物脂肪酸フィトステリル、ポリオキシエチレンフィトステロール、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、コメヌカ油脂肪酸フィトステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)等が挙げられる。
また、コレステロール誘導体としては、例えばイソステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸ジヒドロコレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、植物油脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸(C14−25)コレステリル、長鎖分岐脂肪酸(C12−31)コレステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ノナン酸ジヒドロコレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸ジヒドロコレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、酪酸コレステリル、酪酸ジヒドロコレステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル等が挙げられる。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物にはステロール誘導体を、1種以上配合することが好ましい。ステロール誘導体の配合量は、洗浄剤組成物全量中に好ましくは0.01質量%以上3質量%以下、さらに好ましくは0.05質量%以上1質量%以下である。配合量が少なすぎると配合の効果が得られず、すすぎ時の良好な指通り性、および、うるおい感付与性を得ることができない場合があり、多すぎるとシャンプー直後や乾燥後にべたつきを生じ、風合いの面で満足できないものとなる場合がある。
本発明の洗浄剤組成物では、上記必須成分である、エーテルカルボン酸とその塩類、アルキルグルコシド、ステロール誘導体に加えて、本発明の効果を妨げない限りにおいて、さらに改良する目的で他の成分を添加してもよい。このような成分としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド等のノニオン界面活性剤、アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミノプロピオン酸塩、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等の両性界面活性剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウムなどのカチオン界面活性剤、高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アシルメチルタウリン塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩等のアニオン界面活性剤、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソノニル、ステアリン酸ステアリル等のエステル類、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類、アボガド油、オリーブ油、ラノリン、スクワレン、流動パラフィン、ミツロウ、ラノリン、カルナウバロウ等の油脂類、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール等の多価アルコール、フッ素化合物、シリコーン類、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、植物抽出物、加水分解タンパク質、アミノ酸類、カチオン性高分子、香料、精油、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、色素、水、pH安定剤、キレート剤、溶剤、防腐剤、抗炎症剤、酸化防止剤、増粘・ゲル化剤、紫外線吸収剤などを適宜配合してもよい。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物の形状は、様々な形態で調製可能で、特に限定されるものではない。例えば、ローション状、クリーム状、泡状、スプレー状等適宜選択できる。泡状(ムース状)にする際は、例えば液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、炭酸(二酸化炭素を発生する成分)、ヘキサン等の噴射剤を配合することができる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、上記の形態の構成に限定されるものではない。
当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の毛髪用洗浄剤組成物を適宜改変することができる。このような改変によってもなお本発明の毛髪用洗浄剤組成物を具備する限り、もちろん、本発明の範疇に含まれるものである。
以下に、本発明の毛髪用洗浄剤組成物について実施例を示し具体的に説明する。
まず、エーテルカルボン酸塩としてポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム(三洋化成工業社製:ビューライトLCA−30D、以下、「POEラウリルエーテル酢酸Na」と略記することがある。)を、アルキルグルコシドとしてはデシルグルコシド(花王社製:MYDOL−10)を、ステロール誘導体としてオレイン酸フィトステリル(日清オイリオグループ社製:サラコスPO(T))を、それぞれ選択し、他の成分も含め表1に示すような配合(質量%、純分)で混合して、毛髪用洗浄剤組成物(実施例1〜10)を調製した。また、比較例1〜6の毛髪用洗浄剤組成物を、同様に表2に示すような配合(質量%、純分)で混合して調製した。
Figure 0006347953
Figure 0006347953
これら16種類の洗浄剤組成物について評価を行った。
<洗浄剤組成物の泡立ち・泡質の評価>
洗浄剤組成物の泡立ち・泡質の評価としては、市販のカラー剤を用い、その用法・用量に従いカラーリング処理を1回行った人毛を用いて、それぞれの洗浄剤組成物を同量となるように使用して、評価を10人のモニターで行った。
テストでの泡立ち・泡質が非常に優れていたとするモニターが6人以上いた場合を「◎」、泡立ち・泡質が優れていたとするモニターが6人以上いた場合を「○」、泡立ち・泡質が劣っていたとするモニターが6人以上いた場合を不十分として「△」、さらに、これら以外の、泡立ち・泡質が非常に劣っていた場合を不十分として「×」と、それぞれ評価した。
<カラーリングの褪色抑制効果の評価>
一方、カラーリングの褪色抑制効果の評価としては、上記同様にカラーリング処理を行った人毛に対して、それぞれの洗浄剤組成物を同量になるように使用し、シャンプーを行った。充分に水ですすいだ後、ドライヤーで乾燥した。このシャンプー|水洗|乾燥の一連の作業を1サイクルとして、7サイクル繰り返した後に褪色抑制効果の評価を実施した。
評価は、10人のモニターで行った。10人のモニター中6人以上がカラーリングの色みが十分に残っていると判断した場合をきわめて良好として「◎」、10人のモニター中6人以上がカラーリングの色みが残っていると判断した場合を良好として「○」、10人のモニター中6人以上がカラーリングの色みがあまり残っていないと判断した場合を不十分として「△」、これら以外の、カラーリングの色みが感じられない場合を劣悪として「×」としてそれぞれ評価した。
<すすぎ時の指通り性の評価>
また、洗浄剤組成物のすすぎ時の指通り性の評価としては、上記同様にカラーリング処理を1回行った人毛に、それぞれ洗浄剤組成物を同量となるように使用してシャンプーを行い、その後の水洗時に評価を10人のモニターで行った。10人のモニター中6人以上が指通り性が非常に優れると判断したときを「◎」、10人のモニター中6人以上が指通り性が優れると判断したときを「○」、10人のモニター中6人以上が指通り性が劣ると判断したときを不十分として「△」、これら以外の、指通り性が非常に劣る場合を劣悪として「×」と、それぞれ評価した。
<うるおい感付与性の評価>
洗浄剤組成物のうるおい感付与性の評価としては、上記同様にカラーリング処理を1回行った人毛に、それぞれ洗浄剤組成物を同量となるように使用してシャンプーを行い、充分に水ですすいだ後、ドライヤーで乾燥し、その直後に10人のモニターで評価を実施した。
10人のモニター中6人以上が髪のうるおい感が非常に優れると判断したときを「◎」、10人のモニター中6人以上がうるおい感が優れると判断したときを「○」、10人のモニター中6人以上がうるおい感が劣ると判断したときを不十分として「△」、さらに、それ以外の、うるおい感が非常に劣る場合を劣悪として「×」と、それぞれ評価した。
これら評価結果を併せて表1及び表2に示す。これら表によれば、本発明の洗浄組成物である実施例1〜10ではエーテルカルボン酸とその塩類と、アルキルグルコシド、ステロール誘導体の相乗効果により、泡立ち・泡質がよく、ヘアカラー褪色抑制効果に優れ、すすぎ時の指通り性とうるおい感に優れた洗浄剤が得られることが判る。一方、比較例1〜6の洗浄剤組成物においては、泡立ち・泡質、ヘアカラー褪色抑制効果、すすぎ時の指通り性およびうるおい感付与性のいずれかにおいて、満足のいくものではなかった。
さらに、エーテルカルボン酸塩としてポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム(三洋化成社製;ビューライトECA、「POEトリデシルエーテル酢酸Na」と略記することがある。)を追加で選択し、アルキルグルコシドとして、ラウリルグルコシド(花王社製;MYDOL−12)、ステロール誘導体として、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)(味の素社製;エルデュウPS−203)および、ラノリン脂肪酸コレステリル(日本精化社製;YOFCO CLE−S)を選択し、他の成分も含め表3に示すような配合(質量%、純分)で混ぜ合わせて洗浄剤組成物の実施例11〜13、比較例7〜9を得た。
これら洗浄剤組成物についても上記と同様に評価を行った。結果を表3に併せて記載する。
Figure 0006347953
表3により、本発明に係る洗浄剤組成物11〜13ではエーテルカルボン酸とその塩類と、アルキルグルコシド、ステロール誘導体の相乗効果により、泡立ち・泡質がよく、ヘアカラー褪色抑制効果に優れ、すすぎ時の指通り性とうるおい感付与性に優れた洗浄剤組成物が得られることが判る。一方、比較例の洗浄剤組成物7〜9においては、泡立ち・泡質、ヘアカラー褪色抑制性、すすぎ時の指通り性およびうるおい感付与性のいずれかにおいて、満足のいくものではなかった。

Claims (4)

  1. ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤、アルキルグルコシド、及び、ステロール誘導体を含有し、
    前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤におけるアルキル基の炭素数が8以上16以下であり、
    前記アルキルグルコシドのアルキル基の炭素数が8以上20以下であり、
    前記ステロール誘導体として、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ポリオキシエチレンフィトステロール、コメヌカ油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸ジヒドロコレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、植物油脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸(C14−25)コレステリル、長鎖分岐脂肪酸(C12−31)コレステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ノナン酸ジヒドロコレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸ジヒドロコレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、酪酸コレステリル、酪酸ジヒドロコレステリル、及びラノリン脂肪酸コレステリルからなる群より選ばれる少なくとも1つが含まれていることを特徴とする毛髪用洗浄剤組成物。
  2. 前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤を0.1質量%以上20質量%以下、前記アルキルグルコシドを0.1質量%以上20質量%以下、及び、前記ステロール誘導体を0.01質量%以上3質量%以下、それぞれ含有する請求項1記載の毛髪用洗浄剤組成物。
  3. 前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸型アニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸ナトリウムであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
  4. 前記ステロール誘導体として、オレイン酸フィトステリルを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
JP2014000257A 2014-01-06 2014-01-06 毛髪用洗浄剤組成物 Active JP6347953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000257A JP6347953B2 (ja) 2014-01-06 2014-01-06 毛髪用洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000257A JP6347953B2 (ja) 2014-01-06 2014-01-06 毛髪用洗浄剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015129099A JP2015129099A (ja) 2015-07-16
JP6347953B2 true JP6347953B2 (ja) 2018-06-27

Family

ID=53760173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014000257A Active JP6347953B2 (ja) 2014-01-06 2014-01-06 毛髪用洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6347953B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6584111B2 (ja) * 2015-03-26 2019-10-02 日清オイリオグループ株式会社 洗浄料
EP3694607B1 (en) 2017-10-10 2022-12-28 The Procter & Gamble Company Compact shampoo composition
EP4149415A1 (en) * 2020-05-15 2023-03-22 The Procter & Gamble Company Shampoo composition comprising alkyl glucoside

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3331064B2 (ja) * 1994-09-19 2002-10-07 花王株式会社 低刺激性洗浄剤組成物
JP2005336387A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Kao Corp 洗浄剤組成物
JP5078130B2 (ja) * 2007-03-23 2012-11-21 株式会社 資生堂 洗浄料
FR2914183B1 (fr) * 2007-04-02 2009-05-15 Oreal Compositions cosmetiques comprenant au moins un tensioactif anionique carboxylique et au moins un copolymere vinylamide/vinylamine
JP2010241721A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Milbon Co Ltd シャンプー組成物
JP5792926B2 (ja) * 2009-06-12 2015-10-14 ホーユー株式会社 毛髪処理方法
JP5558046B2 (ja) * 2009-08-11 2014-07-23 クラシエホームプロダクツ株式会社 シャンプー組成物
JP2013193968A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Kracie Home Products Ltd シャンプー組成物
JP6389029B2 (ja) * 2013-05-31 2018-09-12 ホーユー株式会社 毛髪洗浄剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015129099A (ja) 2015-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4865574B2 (ja) 毛髪処理剤組成物及び毛髪処理方法
JP5419506B2 (ja) 二層式クレンジング化粧料
JP5748681B2 (ja) 透明液状洗浄料
JP5773783B2 (ja) 保湿化粧料
JP5709167B2 (ja) ジェル状クレンジング用化粧料
JP6347953B2 (ja) 毛髪用洗浄剤組成物
KR101471169B1 (ko) 모발 처리제
JP5837434B2 (ja) 液状洗浄料
JP5062718B2 (ja) 頭皮の状態改善方法
KR101940051B1 (ko) 염색모의 색빠짐을 최소화한 저자극의 설페이트-프리 샴푸 조성물
JP5837435B2 (ja) 毛髪用液状洗浄料
JP2009107975A (ja) 整髪料
JP6211436B2 (ja) リンス剤
JP5601785B2 (ja) 毛髪洗浄剤組成物
JP5495709B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP2008266239A (ja) 毛髪化粧料組成物
JP7309190B2 (ja) 毛髪洗浄剤
JP5522832B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP5550127B2 (ja) 毛髪化粧料
KR101590668B1 (ko) 다제식 모발 화장료 및 모발의 처리 방법
JP5814164B2 (ja) 頭皮処理剤、並びに該処理剤を用いた施術方法
JP3867024B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2010189311A (ja) 毛髪用化粧料
JP2017114838A (ja) 毛髪変形処理用中間処理剤
JP2022182386A (ja) シャンプー組成物及び毛髪処理剤キット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171212

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6347953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250