JP2010189311A - 毛髪用化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 配合成分としてカチオン性ポリマー、多糖類またはその誘導体、及びシリコーン油を含有することを特徴とする毛髪用化粧料。
【選択図】なし
Description
前記カルボキシビニルポリマーの配合量は、上述のような効果を奏するために毛髪用化粧料全重量の0.1〜2重量%を配合することが好ましい。
(1)アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等、月見草油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、ラッカセイ油、メドフォーム油、杏仁油、スイートアルモンド油などの液体油脂、
(2)カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油、シア脂、木ロウなどの固体油脂、
(3)ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバ油、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールなどのロウ類、
(4)流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、軽質流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィンなどの炭化水素などが挙げられる。また、前記各油性成分は、一種もしくは二種以上を組合せて用いることもできる。
(1)トリカプリル酸グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリステアリン酸グリセリル、トリオキシステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリラノリン脂肪酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、トリオクタン酸グリセリンなどの合成油脂類、
(2)ジカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジステアリン酸プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコールなどのプロピレングリコールの脂肪酸エステル類、
(3)ステアリン酸コレステリルのような環状アルコールの脂肪酸エステル類、
(4)ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、オクタン酸セチル、パルミチン酸セチル、アセチルリシノレイン酸ラノリンアルコールなどの高級アルコールの脂肪酸エステル類、
(5)ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピルなどの脂肪酸のイソプロピルエステル類、
(6)ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリルなどのジエステル型、
(7)ミリスチン酸イソステアリル、乳酸オクチルドデシル、ヒドロキシステアリン酸コレステリルなどのモノエステル型、
(8)ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(12-ヒドロキシステアリン酸・ステアリン酸・ロジン酸)、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(12-ヒドロキシステアリン酸・イソステアリン酸)、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット(12-ヒドロキシステアリン酸)などのジペンタエステル類、
(9)モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリルなどのジグリセリンエステル類、
(10)コハク酸ポリプロピレングリコールオリゴエステルなどのオリゴエステル、
等が挙げられる。
(1)N-ヤシ油脂肪酸アシルーL-グルタミン酸、N-ヤシ油脂肪酸アシルーL-グルタミン酸ナトリウム、ココイルサルコシンナトリウム、ラウロイウサルコシンナトリウム、ミリストイルサルコシンナトリウム、パルミトイルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、N-ココイルメチルタウリンナトリウム、N-ラウロイルメチルタウリンナトリウム、N-ミリストイルメチルタウリンナトリウム、N-パルミトイルメチルタウリンナトリウム、N-ステアロイルメチルタウリンナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムなどのアニオン界面活性剤、
(2)塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルチリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドなどのカチオン界面活性剤
(3)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ヤシ油アルキルジメチルアミンオキサイドなどの両性界面活性剤、
(3)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミン、ラウリン酸ジエタノールアミン、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミン、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルラウリルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ステアリン酸ポリオキシエチレンセチルエーテル、ステアリン酸ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ステアリン酸ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸プロピレングリコール、ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体などのノニオン界面活性剤、等を挙げることができる。また、前記各界面活性剤は一種単独で用いてもよく、二種以上組み合せて用いてもよい。
実施例1−9
本発明の毛髪用化粧料の例として、下記表1で示される成分で構成され、O/W型の水性エマルジョンであるクリ−ム状の毛髪用化粧料を通常のエマルジョン化方法で調製し、該組成物を用いた場合の評価結果を下表2に示す。本実施例においては、カチオン性ポリマーとしてビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、多糖類またはその誘導体としてキサンタンガム、グアーガム、カラギーナン、カチオン化グアーガム、またシリコーン油としてメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンをそれぞれ使用して、これらカチオン性ポリマーについてそれぞれ毛髪用化粧料としての評価をした。
本発明の毛髪用化粧料の他例として、下記表3で示される成分で構成され、O/W型の水性エマルジョンであるクリ−ム状の毛髪用化粧料を通常のエマルジョン化方法で調製し、該組成物を用いた場合の評価結果を同表3に示す。本実施例の毛髪用化粧料としては、キサンタンガム及び高重合メチルポリシロキサンについては一定含有量(ともに0.10重量%)を配合させ、カチオン性ポリマーについてはビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩を配合したものを調製した。
本発明の毛髪用化粧料の他例として、下表4で示される成分で構成され、O/W型の水性エマルジョンであるクリ−ム状の毛髪用化粧料を通常のエマルジョン化方法で調製し、該組成物を用いた場合の評価結果を同表4に示した。本実施例の毛髪用化粧料としては、一定量のカチオン性ポリマーのビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩(0.30重量%)及び高重合メチルポリシロキサン(0.10重量%)を配合し、キサンタンガムについては種々の含有量を配合させたものを調製した。
本発明の毛髪用化粧料の他例として、下表5で示される成分で構成され、O/W型の水性エマルジョンであるクリ−ム状の毛髪用化粧料を通常のエマルジョン化方法で調製し、該組成物を用いた場合の評価結果を同表5に示す。本実施例の毛髪用化粧料としては、一定量のカチオン性ポリマーのビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩(0.30重量%)及びキサンタンガム(0.10重量%)を配合し、高重合メチルポリシロキサンについては種々の含有量を配合させたものを調製した。
以下、本発明のカチオン性ポリマー、多糖類またはその誘導体、及びシリコーン油を含有するものの本願発明で規定する配合量の要件を満足しない毛髪用化粧料(比較例1,2,4、5,7,8)と前記3成分の内の1成分を含有しない毛髪用化粧料(比較例3,6,9)及びそれらの評価結果を下表7と下表8に示す。
評価項目/評価方法
・セット力/セミロング丈の頭髪に五百円玉2個分程度の毛髪用化粧料を万遍なく塗布し、その後直ちに毛流れ(ヘアスタイル)を作る。その毛流れを作る力を肉眼で評価し、セット力とした。
・持続力/作った毛流れ(ヘアスタイル)が、どの程度維持されるかを肉眼で評価した。
・柔らかさ/作った毛流れ(ヘアスタイル)に沿って、触った風合いを触感で評価した。
・指通り/作った毛流れ(ヘアスタイル)に沿って、手櫛を通しての風合いを触感で評価した。
・ツヤ/作った毛流れ(ヘアスタイル)の見た目のツヤを肉眼で評価した。
・操作性/毛髪用化粧料を頭髪に塗布する際、万遍なく塗布できるか否か、また、引っ掛かりがないかを触感で評価した。
・ べたつき/毛髪用化粧料を頭髪に塗布する際、手のひらに感じるべたつく風合いを触感で評価した。
セット力:
◎ ヘアスタイルの形成力がかなり強い。
○ ヘアスタイルの形成力が強い。
△ ヘアスタイルの形成力に少し劣る。
× ヘアスタイルの形成力にかなり劣る。
持続力:
◎ 形成されたヘアスタイルが長時間持続する。
○ 形成されたヘアスタイルが持続する。
△ 形成されたヘアスタイルがあまり持続しない。
× 形成されたヘアスタイルが全く持続しない。
柔らかさ:
◎ かなり柔らかい。
○ 柔らかい。
△ あまり柔らかくない。
× 柔らかさがなく、硬い。
指通り:
◎ かなり指通りが良い。
○ 指通りが良い。
△ 指通りが少し悪い。
× 指通りがとても悪い。
ツヤ:
◎ かなりツヤがある。
○ ツヤがある。
△ ツヤがあまりない。
× ツヤが全くない。
操作性:
◎ 操作性が非常に良い。
○ 操作性が良い。
△ 操作性が少し悪い。
× 操作性がとても悪い。
べたつき:
◎ べたつきが全くなく、さらさらした感触である。
○ べたつきがほとんどない。
△ べたつきがある。
× かなりべたつきがあり、塗布するための手と対象の毛髪がくっ付いてしまう。
Claims (9)
- カチオン性ポリマーの配合量が、0.05〜10重量%、多糖類またはその誘導体の配合量が0.05〜10重量%、シリコーン油の配合量が0.05〜10重量%であることを特徴とする毛髪用化粧料。
- カチオン性ポリマーが、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体、及び塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体よりなる群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記載の毛髪用化粧料。
- 多糖類またはその誘導体が、キサンタンガム、グアーガム、カラギーナン、ゼラチン、ローカストビーンガム、セルロース、プルラン、カチオン化グアーガム、及びカチオン化セルロースよりなる群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪用化粧料。
- シリコーン油が、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、及びドデカメチルシクロヘキサシロキサンよりなる群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪用化粧料。
- カルボキシビニルポリマーを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪用化粧料。
- カルボキシビニルポリマーが0.1〜2重量%配合されたものである請求項5に記載の毛髪用化粧料。
- 高級アルコールを含有しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の毛髪用化粧料。
- 整髪用であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の毛髪用化粧料。
- 洗い流さないトリートメント用であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の毛髪用化粧料。
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