JP5922889B2 - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents
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本発明の目的とするところは、染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として構成される毛髪化粧料組成物に関し、刺激臭を抑制するとともに、明度を向上させることができる毛髪化粧料組成物を提供することにある。
以下、本発明に係る毛髪化粧料組成物を毛髪脱色・脱染剤に具体化した第1実施形態について説明する。毛髪化粧料組成物は2剤式の毛髪脱色・脱染剤として、毛髪の脱色及び脱染に使用される。また、毛髪化粧料組成物は、3剤式の脱色・脱染剤としても使用される。
2剤式の毛髪脱色・脱染剤における、毛髪化粧料組成物は、例えばアルカリ剤として(C)炭酸塩等を含有する第1剤と、酸化剤等を含有する第2剤から構成される。この第1剤と第2剤とが混合された後、泡状の剤型が形成された後、毛髪の脱色及び脱染に使用される。
第1剤は、(C)炭酸塩の他、(A)アルキルグルコシド型界面活性剤及び(B)ポリグリセリンを含有する。
第2剤は、酸化剤を含有する。酸化剤は、毛髪に含まれるメラニンを脱色する。酸化剤の具体例としては、例えば過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、及びピロリン酸塩の過酸化水素付加物が挙げられる。第2剤中における酸化剤の含有量は、好ましくは0.1〜15.0質量%であり、より好ましくは2.0〜9.0質量%であり、最も好ましくは3.0〜6.0質量%である。酸化剤の含有量が0.1質量%未満では、メラニンを十分に脱色することができない場合がある。酸化剤の含有量が15.0質量%を超えると、毛髪に損傷等が発生するおそれがある。
3剤式の毛髪脱色・脱染剤における、毛髪化粧料組成物は、例えばアルカリ剤を含有する第1剤、2剤式の毛髪脱色・脱染剤に係る第2剤と同じ第2剤、並びに2剤式の毛髪脱色・脱染剤に係る第1剤のアルカリ剤以外の成分を含有する第3剤から構成される。この第1剤〜第3剤は、全て混合された後、毛髪の脱色又は脱染に使用される。3剤式の毛髪脱色・脱染剤と構成することにより、配合成分の保存安定性をより向上させることができる。
(1)本実施形態に係る毛髪脱色・脱染剤は、泡状の剤型で毛髪に適用される毛髪脱色・脱染剤において、(A)アルキルグルコシド型界面活性剤、(B)ポリグリセリン、及び(C)炭酸塩を含有する。したがって、刺激臭を抑制するとともに、明度を向上させることができる。また、脱色又は脱染処理後の毛髪の透明感又はつや感を向上させることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明に係る毛髪化粧料組成物を染毛剤に具体化した第2実施形態について説明する。本実施形態に係る染毛剤は、第1剤と第2剤とから構成される2剤式の毛髪化粧料組成物である。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1剤及び第2剤の剤型は、第1実施形態と同様に、特に限定されず、具体例として、例えば液状、ゲル状、フォーム状、及びクリーム状が挙げられる。染毛剤の使用時には、第1実施形態と同様に、泡状混合物が調製された後、次いで、必要量の混合物が薄手の手袋をした手、コーム(櫛)又は刷毛に付着されて毛髪に塗布される。尚、第1剤及び第2剤は、それぞれコーム(櫛)、刷毛又はブラシ、手に付着されて、毛髪上で塗布しながら混合されてもよい。また、まず第1剤及び第2剤を保存時の剤型で混合して、次に該混合物をフォーム状に調製した後、それをコーム(櫛)、刷毛又はブラシ、手に付着されて毛髪に塗布してもよい。
(4)本実施形態に係る染毛剤は、泡状の剤型で毛髪に適用される染毛剤において、(A)アルキルグルコシド型界面活性剤、(B)ポリグリセリン、及び(C)炭酸塩を含有する。したがって、刺激臭を抑制するとともに、明度を向上させることができる。また、染毛処理後の毛髪の染毛力、透明感又はつや感を向上させることができる。
・前記実施形態の毛髪化粧料組成物は、第1剤に配合した(A)アルキルグルコシド型界面活性剤、(B)ポリグリセリン、及び(C)炭酸塩を第2剤に配合してもよい。かかる構成においても、第1剤と第2剤とが混合された発泡混合物について、毛髪に塗布する際の刺激臭を低減させることができるとともに、毛髪の明度を改善することができる。
・前記振とうによる発泡操作を次のように変更することができる。すなわち、毛髪化粧料組成物に振動を加えることで、毛髪化粧料組成物に空気を混入させる発泡操作、又は毛髪化粧料組成物に回転を加えることで、毛髪化粧料組成物に空気を混入させる発泡操作に変更することもできる。発泡用具としては、例えば加振機、手動式泡立て器、撹拌棒、撹拌子、及び電動式泡立て器を用いてもよい。
表1〜3に示す各成分を含有する、染毛剤の第1剤及び第2剤をそれぞれ調製した。表1〜3における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。表1〜3に示す染毛剤の第1剤及び第2剤は、それぞれ噴射剤としてLPGを所定の質量比(表中“原液:LPGの質量比”欄)で混合したエアゾールタイプとしてエアゾール缶に充填することにより調製した。表1,2に示す第1剤と表3に示す第2剤は、それぞれ泡状組成物として吐出させ、第1剤と第2剤を1:1の質量比で混合して泡状の染毛剤を調製した。次に、得られた各染毛剤を、黒毛の人毛からなる毛束(以下、単に毛束という)に手で塗布し、室温(25℃)にて30分間放置した。次に、毛束に付着した染毛剤を水で洗い流した後、毛束にシャンプーを2回、及びリンスを1回施した。続いて、毛束を温風で乾燥した後、1日間放置することにより、染毛処理された毛束を得た。染毛処理された毛束について、染毛力、明度、及び透明感又はつや感を下記に示す方法に従い評価した。また、実施例及び比較例の各染毛剤を毛束に塗布する際の刺激臭について、下記に示す方法に従い評価を行なった。各評価結果を表1,2に示す。
各例の染毛剤を用いて染毛処理する際の毛束について、臭いの評価を専門とする20名のパネラーが官能評価した。アンモニアの臭いがほとんど感じられないとしたパネラーの人数に基づき、使用時の刺激臭の評価とした。20名のパネラーのうち、臭いがほとんど感じられないパネラーが16人以上の場合を評価4とし、11〜15人の場合を評価3とし、6〜10人の場合を評価2とし、5人以下の場合を評価1とした。
各例の染毛処理を施した毛束について、パネラー20名が標準光源下で目視にて発色度合いを評価することにより、発色が良いか否かについて判断した。パネラー20人中「良い」と答えた人が16人以上を評価4、パネラー20人中「良い」と答えた人が11〜15人を評価3、パネラー20人中「良い」と答えた人が6〜10人を評価2、パネラー20人中「良い」と答えた人が5人以下を評価1とした。
各例の染毛処理を施した毛束について、パネラー20名が標準光源下で目視にて明度が良いか否かについて判断した。パネラー20人中「良い」と答えた人が16人以上を評価4、パネラー20人中「良い」と答えた人が11〜15人を評価3、パネラー20人中「良い」と答えた人が6〜10人を評価2、パネラー20人中「良い」と答えた人が5人以下を評価1とした。
各例の染毛処理を施した毛束について、パネラー20名が標準光源下で目視にて透明感又はつや感が良いか否かについて判断した。パネラー20人中「良い」と答えた人が16人以上を評価4、パネラー20人中「良い」と答えた人が11〜15人を評価3、パネラー20人中「良い」と答えた人が6〜10人を評価2、パネラー20人中「良い」と答えた人が5人以下を評価1とした。
Claims (1)
- 染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として構成される毛髪化粧料組成物であって、(A)アルキルグルコシド型界面活性剤を0.1〜3質量%、(B)ジグリセリン、及び(C)炭酸塩を含有し、泡状の剤型で毛髪に適用されることを特徴とする毛髪化粧料組成物。
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