JP4080444B2 - 染毛方法 - Google Patents
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化学処理を受けた毛髪に対して用いられる染毛方法であって、
(I)少なくとも酸化染料、アルカリ剤及び水を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混合して、pH7.5〜9.4である微アルカリ性染毛剤組成物を調製する調製工程と、
(II)前記微アルカリ性染毛剤組成物を毛髪に塗布して、所定時間放置することにより染毛処理が施される染色工程と
を備え、前記第1剤が、(A)リン酸エステル系化合物、(B)非イオン性両親媒性化合物、(C)高級脂肪酸及び(D)炭素数12〜14の高級アルコールを含有するゲル状組成物であることを特徴とする。
更に、(III)少なくとも酸化染料、アルカリ剤及び水を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混合して、pH9.5〜11であるアルカリ性染毛剤組成物を調製する第2の調製工程と、
(IV)前記アルカリ性染毛剤組成物を毛髪に塗布して、所定時間放置することにより染毛処理が施される第2の染色工程と
を備えることを特徴とする。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について詳細に説明する。
第1の実施形態の染毛方法は、化学処理を受けた毛髪に対して用いる染毛方法で、調製工程(I)及び染色工程(II)を備えている。調製工程(I)は、第1剤及び第2剤を混合して微アルカリ性染毛剤組成物を調製する工程である。染色工程(II)は、微アルカリ染毛剤組成物を毛髪に塗布した後、所定時間放置することにより染毛処理を施す工程である。
微アルカリ性染毛剤組成物は、第1剤及び第2剤から構成される。第1剤は酸化染料、アルカリ剤及び水が含有されるものである。第2剤は酸化剤が含有されるものである。第1剤には、更に(A)リン酸エステル系化合物、(B)非イオン性両親媒性化合物、(C)高級脂肪酸及び(D)炭素数12〜14の高級アルコールが含有され、ゲル状の組成物となっている。
(A)リン酸エステル系化合物は、安定なゲルを形成すると共に、毛髪につやを付与し、毛髪の感触を良好にするために配合される。(A)成分の具体例としては、ラウリルリン酸、セチルリン酸、ポリオキシエチレン(以下、POEと略す)ラウリルエーテルリン酸、POEオレイルエーテルリン酸、POEセチルエーテルリン酸、POEステアリルエーテルリン酸、POEアルキルエーテルリン酸、POEアルキルフェニルエーテルリン酸、及びその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩)等が挙げられる。
(B−1)HLBが9以下の非イオン性両親媒性化合物の具体例としては、POE(3)ラウリルエーテル(HLB6)、POE(2)セチルエーテル(HLB8)、POE(2)ステアリルエーテル(HLB8)、POE(4)ステアリルエーテル(HLB8)、POE(5)ベヘニルエーテル(HLB7)、POE(5)イソステアリルエーテル(HLB7)、POE(2)オレイルエーテル(HLB7.5)、POE(5)POP(4)セチルエーテル(HLB8.7)、POE(12)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB8.5)、モノステアリン酸プロピレングリコール(HLB3.5)、モノステアリン酸グリセリル(HLB4)、モノオレイン酸テトラグリセリル(HLB6)、モノパルミチン酸ソルビタン(HLB6.7)、テトラオレイン酸POE(6)ソルビット(HLB8.5)、POE(6)ソルビットミツロウ(HLB7.5)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(4E.O.)(HLB6.5)、POE(5)硬化ヒマシ油(HLB6)、POE(7.5)硬化ヒマシ油(HLB6)等が挙げられる。なお、POP及びE.O.はそれぞれポリオキシプロピレン及びエチレンオキサイドを示し、POE、POP及びE.O.に付随する数値はそれぞれの付加モル数を示す。これらの(B−1)成分は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
(B−2)HLBが10以上の非イオン性両親媒性化合物の具体例としては、POE(9)ラウリルエーテル(HLB14.5)、POE(10)ラウリルエーテル(HLB14.5)、POE(21)ラウリルエーテル(HLB19)、POE(7)セチルエーテル(HLB11.5)、POE(10)セチルエーテル(HLB13.5)、POE(15)セチルエーテル(HLB15.5)、POE(30)セチルエーテル(HLB19.5)、POE(20)ステアリルエーテル(HLB18)、POE(10)オレイルエーテル(HLB14.5)、POE(20)オレイルエーテル(HLB17)、POE(50)オレイルエーテル(HLB18)、POE(10)ベヘニルエーテル(HLB10)、POE(20)ベヘニルエーテル(HLB16.5)、POE(30)ベヘニルエーテル(HLB18)、POE(10)オクチルドデシルエーテル(HLB10)、POE(10)POP(4)セチルエーテル(HLB10.5)、POE(20)POP(4)セチルエーテル(HLB16.5)、POE(20)POP(8)セチルエーテル(HLB12.5)、モノラウリン酸デカグリセリル(HLB15.5)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(25E.O.)(HLB15)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.)(HLB17.5)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(45E.O.)(HLB18)、モノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタン(HLB16.9)、モノラウリン酸POE(6)ソルビット(HLB15.5)、POE(40)ラノリンアルコール(HLB17)、POE(30)フィトステロール(HLB18)、POE(25)モノステアレート(HLB15)、POE(80)硬化ヒマシ油(HLB15)等が挙げられる。これらの(B−2)成分は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
酸化染料は、酸化剤による酸化重合によって発色可能な化合物を示す。この酸化染料は、主要中間体及びカプラーに分類され、第1剤には少なくとも主要中間体が含有される。
アルカリ剤の具体例としては、アンモニア、アルカノールアミン、アンモニウム塩、有機アミン類(2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、グアニジン等)、無機アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、塩基性アミノ酸(アルギニン、リジン等)及びそれらの塩等が挙げられる。アルカノールアミンの具体例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、イソプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。アンモニウム塩の具体例としては、ハロゲン化アンモニウム、無機系アンモニウム塩、有機系アンモニウム塩等が挙げられる。ハロゲン化アンモニウムとしては塩化アンモニウム等、無機系アンモニウム塩としては炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、リン酸水素アンモニウム等、有機系アンモニウム塩としては乳酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム、グリコール酸アンモニウム等が挙げられる。
pH調整剤の具体例としては、硫酸、酢酸、乳酸、酒石酸等が挙げられる。
第2剤には酸化剤が含有される。酸化剤は、酸化染料を酸化重合させて発色させるために配合される。酸化剤の具体例としては、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物等が挙げられる。これらの酸化剤は単独で配合してもよく、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの酸化剤の中でも、好ましくは過酸化水素である。
次に、この微アルカリ性染毛剤組成物をアプリケータ等の混合容器から直接毛髪に塗布するか、手あるいは刷毛、櫛等の塗布具に付着させ、毛髪に塗布する。毛髪を所定時間放置すると、酸化剤の酸化力によって、酸化染料の酸化重合反応が開始され、染毛処理が施される(染色工程(II))。
・第1の実施形態の染毛方法においては、化学処理を受けた毛髪に対して、(I)少なくとも酸化染料、アルカリ剤及び水を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混合して、pH7.5〜9.4である微アルカリ性染毛剤組成物を調製する調製工程と、(II)前記微アルカリ性染毛剤組成物を毛髪に塗布して、所定時間放置することにより染毛処理が施される染色工程とを備えている。第1剤は、(A)リン酸エステル系化合物、(B)非イオン性両親媒性化合物、(C)高級脂肪酸及び(D)炭素数12〜14の高級アルコールを含有するゲル状組成物である。従って、化学処理を受けた後に色ムラが生じた毛髪に対して、毛髪損傷を抑え、毛髪に十分なつやを付与することができると共に、均一に染色することができる。
・第1の実施形態の染毛方法においては、第1剤に、(B)成分として、(B−1)成分及び(B−2)成分が含有されることが好ましい。このように構成した場合、使用時の混合性を向上させることができる。
・第1の実施形態の染毛方法においては、微アルカリ性染毛剤の粘度は500〜8000mPa・sであることが好ましい。このように構成した場合、伸びがよく塗布しやすく、垂れ落ちを防止することができる。
以下、本発明の第2の実施形態について、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
第2の実施形態における微アルカリ性染毛剤組成物は、前記第1の実施形態における微アルカリ性染毛剤組成物と同じものが用いられる。
アルカリ性染毛剤組成物は、第1剤及び第2剤から構成される。第1剤は酸化染料、アルカリ剤及び水が含有されるものである。第2剤は酸化剤が含有されるものである。
この第1剤は、酸化剤が含有される第2剤と使用時に混合調製される。第1剤及び第2剤の混合物(以下、単に混合物という。)が毛髪に塗布されることにより、毛髪が染色される。
第1剤には、必須成分として酸化染料、アルカリ剤及び水が含有される。
酸化染料及びアルカリ剤の具体例及び配合量は、第1の実施形態における微アルカリ性染毛剤組成物と同じものが用いられる。
この第1剤の剤型は、水溶液状、分散液状、乳化物状、ゲル状、フォーム状、クリーム状等が挙げられる。
第2剤には酸化剤が含有される。酸化剤の具体例は、第1の実施形態における微アルカリ性染毛剤組成物と同じものが用いられる。第2剤中における酸化剤の含有量は、好ましくは0.1〜9.0質量%、より好ましくは2.0〜6.0質量%である。この含有量が0.1質量%未満であると、酸化染料を十分に酸化重合させることが困難となるおそれがある。一方、9.0質量%を超えて配合すると、毛髪を損傷するおそれがある。
この第2剤の剤型は、水溶液状、分散液状、乳化物状、ゲル状、フォーム状、クリーム状等が挙げられる。
混合物は、第1剤及び第2剤を所定の割合で混合調製することによって得られる。第1剤と第2剤との混合割合は、好ましくは質量比で第1剤:第2剤=1:0.5〜1:5である。混合調製時における混合物のpHは、9.5〜11である。
・第2の実施形態の染毛方法においては、化学処理を受けた毛髪に対して、(I)少なくとも酸化染料、アルカリ剤及び水を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混合して、pH7.5〜9.4である微アルカリ性染毛剤組成物を調製する調製工程と、(II)前記微アルカリ性染毛剤組成物を毛髪に塗布して、所定時間放置することにより染毛処理が施される染色工程と、(III)少なくとも酸化染料、アルカリ剤及び水を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混合して、pH9.5〜11であるアルカリ性染毛剤組成物を調製する第2の調製工程と、(IV)前記アルカリ性染毛剤組成物を毛髪に塗布して、所定時間放置することにより染毛処理が施される第2の染色工程とを備えている。微アルカリ性染毛剤組成物の第1剤は、(A)リン酸エステル系化合物、(B)非イオン性両親媒性化合物、(C)高級脂肪酸及び(D)炭素数12〜14の高級アルコールを含有するゲル状組成物である。従って、化学処理を受けた後に色ムラが生じた毛髪に対して、毛髪損傷を抑え、十分なつやを付与することができると共に、均一に染色することができる。
・第2の実施形態の染毛方法においては、微アルカリ性染毛剤組成物の第1剤に、(B)成分として、(B−1)成分及び(B−2)成分が含有されることが好ましい。このように構成した場合、使用時の混合性を向上させることができる。
・第2の実施形態の染毛方法においては、微アルカリ性染毛剤組成物の粘度は500〜8000mPa・sであることが好ましい。このように構成した場合、伸びがよく塗布しやすく、垂れ落ちを防止することができる。
・第2の実施形態の染毛方法においては、微アルカリ性染毛剤組成物が適用される毛髪は、化学処理を受けた後に色ムラが生じた毛髪と新生毛が混在する状態であると、第2の染毛処理における染毛剤組成物の選択や染毛処理に手間がかかることなく容易に均一に染色できる。
まず、表1及び表2に示す各成分を混合して、実施例及び比較例で使用する染毛剤組成物(処方例1〜12)の第1剤及び第2剤を調製した。なお、表1における各成分の配合量を示す数値の単位は質量%である。
処方例12の第1剤及び第2剤を1:1の重量比で混合して、染毛剤組成物を調製した。この染毛剤組成物をミディアムブラウン毛の人毛毛束(以下、単に毛束という。)に刷毛を用いて塗布し、室温にて30分間放置した後、洗い流した。50℃の1質量%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液に前記で染毛した毛束を20分間浸漬したあと、洗い流して乾燥するという操作を10回繰り返し、褪色した状態の既染毛毛束を作成した。
非常に伸びがよくて塗布しやすい(4点)、伸びがよくて塗布しやすい(3点)、やや伸びが悪く塗布しにくい(2点)、伸びが悪く塗布しにくい(1点)の4段階で採点した。各パネラーの採点結果について平均点を算出し、平均値が3.6点以上を「優れる:4」、2.6点以上3.5点以下を「良好:3」、1.6点以上2.5点以下を「やや悪い:2」、1点以上1.5点以下を「悪い:1」とし、評価結果とした。
非常につやがある(4点)、ややつやがある(3点)、ややつやがない(2点)、つやがない(1点)の4段階で評価した。各パネラーの採点結果について平均点を算出し、平均値が3.6点以上を「優れる:4」、2.6点以上3.5点以下を「良好:3」、1.6点以上2.5点以下を「やや悪い:2」、1点以上1.5点以下を「悪い:1」とし、評価結果とした。
非常に良い(4点)、良い(3点)、やや悪い(2点)、悪い(1点)の4段階で評価した。各パネラーの採点結果について平均点を算出し、平均値が3.6点以上を「優れる:4」、2.6点以上3.5点以下を「良好:3」、1.6点以上2.5点以下を「やや悪い:2」、1点以上1.5点以下を「悪い:1」とし、評価結果とした。
均一によく染まる(4点)、ほぼ均一に染まる(3点)、ややムラがある(2点)、ムラがある(1点)の4段階で評価した。各パネラーの採点結果について平均点を算出し、平均値が3.6点以上を「優れる:4」、2.6点以上3.5点以下を「良好:3」、1.6点以上2.5点以下を「やや悪い:2」、1点以上1.5点以下を「悪い:1」とし、評価結果とした。
処方例12の第1剤及び第2剤を1:1の重量比で混合して、染毛剤組成物を調製した。この染毛剤組成物を毛束に刷毛を用いて毛先側半分のみに塗布し、室温にて30分間放置した後、洗い流した。50℃の1質量%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液に前記で染毛した毛束を20分間浸漬したあと、洗い流して乾燥するという操作を10回繰り返し、既染毛と新生毛が混在する状態の毛束を作成した。
処方例12において、酸化染料を除いた第1剤を調製し、これと第2剤とを1:1の重量比で混合して、脱色剤組成物を調製した。この脱色剤組成物をウィッグに塗布し、室温で30分間放置した後、洗い流した。このウィッグについて、軽く水を切ったものと、ドライヤーで乾燥させたものとに分け、湿った状態と乾燥状態の2種類のウィッグを作成した。
十分全体を均一に塗布できた(4点)、ほぼ均一に塗布できた(3点)、やや塗布量不足(2点)、塗布量不足(1点)の4段階で評価した。各パネラーの採点結果について平均点を算出し、平均値が3.6点以上を「優れる:4」、2.6点以上3.5点以下を「良好:3」、1.6点以上2.5点以下を「やや悪い:2」、1点以上1.5点以下を「悪い:1」とし、評価結果とした。
垂れ落ちがない(3点)、やや垂れ落ちがある(2点)、垂れ落ちがある(1点)の3段階で採点した。各パネラーの採点結果について平均点を算出し、平均値が2.6点以上を「良好:3」、1.6点以上2.5点以下を「やや悪い:2」、1点以上1.5点以下を「悪い:1」とし、評価結果とした。
(1)(B)成分として、(B−1)成分及び(B−2)成分を含有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の染毛方法。このように構成した場合、使用時の混合性を向上させることができる。
(2)(C)成分がオレイン酸であることを特徴とする請求項1から請求項3及び上記(1)のいずれか一項に記載の染毛方法。このように構成した場合、ゲルを安定化させる効果をより向上させることができる。
(4)前記微アルカリ性染毛剤組成物が適用される毛髪が湿った状態であることを特徴とする請求項1から請求項3並びに上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の染毛方法。このように構成した場合、微アルカリ性染毛剤組成物を塗布しやすくなると共に、その塗布量も低減することができる。
・本明細書中において、混合物の「pH」の値は、第1剤及び混合物のそれぞれ10質量%水溶液を調製して、その水溶液を25℃にて測定した値である。
・本明細書中におけるHLB(親水性−親油性バランス)は、Griffinの式から算出されるものを示す。
Claims (3)
- 化学処理を受けた毛髪に対して用いられる染毛方法であって、
(I)少なくとも酸化染料、アルカリ剤及び水を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混合して、pH7.5〜9.4である微アルカリ性染毛剤組成物を調製する調製工程と、
(II)前記微アルカリ性染毛剤組成物を毛髪に塗布して、所定時間放置することにより染毛処理が施される染色工程とを備え、
前記第1剤が、(A)リン酸エステル系化合物、(B)非イオン性両親媒性化合物、(C)高級脂肪酸及び(D)炭素数12〜14の高級アルコールを含有するゲル状組成物であることを特徴とする染毛方法。 - 更に、(III)少なくとも酸化染料、アルカリ剤及び水を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを混合して、pH9.5〜11であるアルカリ性染毛剤組成物を調製する第2の調製工程と、
(IV)前記アルカリ性染毛剤組成物を毛髪に塗布して、所定時間放置することにより染毛処理が施される第2の染色工程と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の染毛方法。 - 前記微アルカリ性染毛剤組成物の第1剤が、更に(E)多価アルコールを含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の染毛方法。
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