JP7033391B2 - 毛髪用染毛剤 - Google Patents

毛髪用染毛剤 Download PDF

Info

Publication number
JP7033391B2
JP7033391B2 JP2017042463A JP2017042463A JP7033391B2 JP 7033391 B2 JP7033391 B2 JP 7033391B2 JP 2017042463 A JP2017042463 A JP 2017042463A JP 2017042463 A JP2017042463 A JP 2017042463A JP 7033391 B2 JP7033391 B2 JP 7033391B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
dye
agent
group
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017042463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017160198A (ja
Inventor
信行 金子
弘之 田邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Croda Japan KK
Original Assignee
Croda Japan KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Croda Japan KK filed Critical Croda Japan KK
Publication of JP2017160198A publication Critical patent/JP2017160198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7033391B2 publication Critical patent/JP7033391B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、毛髪用染毛剤に関し、具体的には、特定のアニオン性界面活性剤、水溶性多糖類及び染料を含有する毛髪用染毛剤に関する。
近年、白髪の染毛、おしゃれ染め等を目的とした毛髪用染毛剤が注目を集めている。毛髪用染毛剤としては、染料と各種添加剤を配合したものが使用されている。また、毛髪用染毛剤としては、1液タイプのもの、酸化染料中間体を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤とを染毛直前に混合して使用する2液タイプのものが知られている。
特許文献1には、第1剤と第2剤とを含む毛髪処理用キットであって、第1剤がリン酸ジアルキル、キサンタンガム、多価アルコール及びアルカリ剤を含有し、第2剤がリン酸ジアルキル及び酸化剤を含有する酸化染毛用の毛髪処理剤用キットが記載されている。特許文献1に記載された毛髪処理用キットは、毛髪からの液だれを防止して毛髪上での延展性を高めることにより、染毛性を向上させている。
特許文献2には、リン酸ジエステル、リン酸モノエステル、脂肪族アルコール及びアンモニアを含有する毛髪用染毛剤が記載されている。特許文献2に記載の毛髪用染毛剤は、染毛性の向上と、頭皮及び毛髪に対するダメージの低減を目的としている。
特許文献1及び2に記載された毛髪用染毛剤は、いずれも染毛性の向上を目的としたものではあるものの、その染毛性は満足できるものではなく、さらなる染毛性の向上が求められている。
特許第5158744号公報 特許第4119235号公報
本発明の目的は、染毛性に優れる毛髪用染毛剤を提供することである。
本発明者は、毛髪用染毛剤の染毛性の向上について鋭意検討した結果、毛髪用染毛剤が、特定のアニオン性界面活性剤及び水溶性多糖類を含有することにより染毛性に優れることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で表されるアニオン性界面活性剤(A)、水溶性多糖類(B)及び染料を含有する毛髪用染毛剤である。
Figure 0007033391000001
[一般式(1)におけるR1は、炭素数8~36の炭化水素基であり、mは0~40の整数である。]
本発明の毛髪用染毛剤は、染毛性及び染毛後のつやに優れる。
以下、本発明の実施形態について説明するが、以下の説明は、本発明を特定の実施形態に限定する趣旨ではない。
アニオン性界面活性剤(A)は、上記の一般式(1)で表される。一般式(1)におけるR1は、炭素数8~36の炭化水素基である。炭素数8~36の炭化水素基としては、炭素数8~36の直鎖の又は分岐を有するアルキル基、炭素数8~36の直鎖の又は分岐を有するアルケニル基等が挙げられる。炭素数8~36の直鎖アルキル基としては、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基、n-ウンデシル基、n-ドデシル基、n-トリデシル基、n-テトラデシル基、n-ペンタデシル基、n-ヘキサデシル基、n-ヘプタデシル基、n-オクタデシル基、n-ノナデシル基、n-イコシル基、n-ヘンイコシル基、n-ドコシル基、n-トリコシル基、n-テトラコシル基、n-ペンタコシル基、n-ヘキサコシル基、n-ヘプタコシル基、n-オクタコシル基、n-ノナコシル基、n-トリアコンチル基、n-ヘントリアコンチル基、n-ドトリアコンチル基、n-トリトリアコンチル基、n-テトラトリアコンチル基、n-ペンタトリアコンチル基、n-ヘキサトリアコンチル基等が挙げられる。炭素数8~36の分岐アルキル基としては、2-エチルへキシル基、イソオクチル基、イソノニル基、イソデシル基、イソウンデシル基、イソドデシル基、イソトリデシル基、イソテトラデシル基、イソペンタデシル基、イソヘキサデシル基、イソヘプタデシル基、イソオクタデシル基、イソノナデシル基、イソイコシル基、イソヘンイコシル基、イソドコシル基、イソトリコシル基、イソテトラコシル基、イソペンタコシル基、イソヘキサコシル基、イソヘプタコシル基、イソオクタコシル基、イソノナコシル基、イソトリアコンチル基、イソヘントリアコンチル基、イソドトリアコンチル基、イソトリトリアコンチル基、イソテトラトリアコンチル基、イソペンタトリアコンチル基、イソヘキサトリアコンチル基等が挙げられる。炭素数8~36の直鎖アルケニル基としては、n-デセニル基、n-ドデセニル基、n-テトラデセニル基、n-ヘキサデセニル基、n-オクタデセニル基、n-イコセニル基、n-ドコセニル基、n-テトラコセニル基、n-ヘキサコセニル基、n-オクタコセニル基、n-トリアコセニル基、n-ドトリアコセニル基、n-テトラトリアコセニル基、n-ヘキサトリアコセニル基等が挙げられる。炭素数8~36の分岐アルケニル基としては、イソデセニル基、イソドデセニル基、イソテトラデセニル基、イソヘキサデセニル基、イソオクタデセニル基、イソイコセニル基、イソドコセニル基、イソテトラコセニル基、イソヘキサコセニル基、イソオクタコセニル基、イソトリアコセニル基、イソドトリアコセニル基、イソテトラトリアコセニル基、イソヘキサトリアコセニル基等が挙げられる。
一般式(1)におけるR1は、炭素数8~24の炭化水素基であってもよく、炭素数18~36の炭化水素基であってもよい。一般式(1)におけるR1のうち好ましいのは、炭素数8~22の炭化水素基であり、より好ましいのは炭素数8~22の直鎖アルキル基である。
一般式(1)におけるmは0~40の整数であり、好ましくは0~35、より好ましくは1~35である。一般式(1)におけるmは3~20の整数であってもよい。
一般式(1)で表されるアニオン性界面活性剤(A)の具体例としては、ポリオキシエチレン(m=1~7)ドデシルエーテルとリン酸とのモノエステル、ポリオキシエチレン(m=1~7)テトラデシルエーテルとリン酸とのモノエステル、ポリオキシエチレン(m=8~20)ヘキサデシルエーテルとリン酸とのモノエステル、ポリオキシエチレン(m=2~3)オクタデシルエーテルとリン酸とのモノエステル、ポリオキシエチレン(m=2~20)-9-オクタデセニルエーテルとリン酸とのモノエステル等が挙げられる。これらのリン酸エステルは、クローダジャパン株式会社から、CRODAFOS CS20A、CRODAFOS CP20、CRODAFOS CES、CRODAFOS CP10、CRODAFOS HCE、CRODAFOS BES-70の製品名で販売されている。
水溶性多糖類(B)とは、具体的には、常温(25℃)の水100gに溶ける限界量が0.05g以上、好ましくは0.1g以上の多糖類である。水溶性多糖類(B)としては、グアーガム、クインスシード、コンニャクマンナン、タマリンドガム、タラガム、デキストリン、デンプン、ローカストビーンガム、アラビアガム、ガッティガム、カラヤガム、トンガカントガム、カードラン、キサンタンガム、キサンタンガム誘導体(アセチル化キサンタンガム、オキシアルキレン化キサンタンガム等)、ジェランガム、シクロデキストリン、デキストラン、プルラン、結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース等が挙げられる。水溶性多糖類(B)は、1種のみでも2種以上を併用してもよい。
水溶性多糖類(B)のうち好ましいのは、キサンタンガム及び/又はキサンタンガム誘導体である。
染料としては、毛髪用染料として使用されているものであれば特に制限はなく、直接染料、酸化染料中間体等が挙げられる。染料は、1種のみでも2種以上を併用してもよい。
直接染料としては、ニトロ染料、アントラキノン染料、酸性染料、油溶性染料、塩基性染料等が挙げられる。これらのうち好ましいのは、塩基性染料である。ニトロ染料としては、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC赤3、HC黄2、HC黄4等が挙げられる。アントラキノン染料としては、1-アミノ-4-メチルアミノアントラキノン、1,4-ジアミノアントラキノン等が挙げられる。酸性染料としては、赤色各号、橙色各号、黄色各号、緑色各号、青色各号、紫色401号、黒色401号、アシッドブルー1、同3、同62、アシッドブラック52、アシッドブラウン13、アシッドグリーン50、アシッドオレンジ6、アシッドレッド14、同35、同73、同184、ブリリアントブラック1等が挙げられる。油溶性染料としては、赤色各号、橙色各号、黄色各号、緑色202号、紫色201号、青色403号等が挙げられる。塩基性染料としては、ベーシックブルー6、同7、同9、同26、同41、同75、同99、ベーシックブラウン4、同16、同17、ベーシックグリーン1、ベーシックレッド2、同12、同22、同51、同76、ベーシックバイオレット1、同3、同10、同14、同57、ベーシックイエロー57、同87、ベーシックオレンジ31等が挙げられる。
酸化染料中間体としては、通常染毛剤組成物に使用されている公知のプレカーサー及びカップラーを用いることができる。プレカーサーとしては、パラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、硫酸トルエン-2,5-ジアミン、オルトクロロパラフェニレンジアミン、N-フェニルパラフェニレンジアミン、N,N-ビス(ヒドロキシエチル)パラフェニレンジアミン、3-メチル-4-アミノフェノール、2-ヒドロキシエチルパラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール、4-アミノメタクレゾール、オルトアミノフェノール等が挙げられる。カップラーとしては、レゾルシン、2-メチルレゾルシン、1-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、5-アミノオルトクレゾール、メタフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2,6-ジアミノピリジン、2-メチル-5-ヒドロキシエチルアミノフェノール、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン等が挙げられる。
毛髪用染毛剤には、多価アルコール(C)を含有させてもよい。多価アルコール(C)は、毛髪用染毛剤の染毛性をさらに向上させることに適している。アニオン性界面活性剤(A)と水溶性多糖類(B)と多価アルコール(C)との相互作用により、毛髪用染毛剤における染料と毛髪との親和性が高まると推測される。多価アルコール(C)としては、グリコール類、グリセリン類等が挙げられる。グリコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール、1,2-デカンジオール等が挙げられる。グリセリン類としては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等が挙げられる。多価アルコール(C)は、1種のみでも2種以上を併用してもよい。
多価アルコール(C)のうち好ましいのはグリコール類であり、より好ましいのはプロピレングリコールである。
毛髪用染毛剤には、キレート剤を含有させてもよい。キレート剤は、毛髪用染毛剤の染毛性及び染毛後のつやをさらに向上させることに適している。キレート剤としては、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム(EDTA-2Na)、クエン酸ナトリウム、酒石酸、フィチン酸、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム、L-アスパラギン酸-N,N-二酢酸四ナトリウム、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム、L-グルタミン酸二酢酸四ナトリウム等が挙げられる。
毛髪用染毛剤には、ノニオン性界面活性剤を含有させてもよい。ノニオン性界面活性剤は、毛髪用染毛剤の染毛性をさらに向上させることに適している。ノニオン性界面活性剤としては、脂肪族アルコール(炭素数8~24)アルキレンオキサイド(炭素数2~8)付加物(重合度=1~100)、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2~8、重合度=1~100)高級脂肪酸(炭素数8~24)エステル[例えば、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(重合度=20)、ジステアリン酸ポリエチレングリコール(重合度=30)等]、多価(2価~10価又はそれ以上)アルコール高級脂肪酸(炭素数8~24)エステル[例えば、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノラウリン酸ソルビタン等]、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2~8、重合度=1~100)多価(2~10価又はそれ以上)アルコール高級脂肪酸(炭素数8~24)エステル[例えば、モノラウリン酸ポリオキシエチレン(重合度=10)ソルビタン、ポリオキシエチレン(重合度=50)ジオレイン酸メチルグルコシド等]、脂肪酸アルカノールアミド[例えば、1:1型ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、1:1型ラウリン酸ジエタノールアミド等]、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2~8、重合度=1~100)アルキル(炭素数1~22)フェニルエーテル、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2~8、重合度=1~100)アルキル(炭素数8~24)アミノエーテル、及び、アルキル(炭素数8~24)ジアルキル(炭素数1~6)アミンオキサイド[例えば、ラウリルジメチルアミンオキサイド等]が挙げられる。ノニオン性界面活性剤は1種のみでも2種以上を併用してもよい。ノニオン性界面活性剤のうち好ましいのはポリオキシエチレンオクタデシルエーテルである。
毛髪用染毛剤には、脂肪族アルコール(D)を含有させてもよい。脂肪族アルコール(D)は、毛髪用染毛剤の染毛性をさらに向上させることに適した成分である。脂肪族アルコール(D)としては、炭素数12~24の脂肪族アルコールが挙げられ、具体的には、ドデシルアルコール、テトラデシルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクタデシルアルコール、イコシルアルコール、ドコシルアルコール、テトラコシルアルコール等が挙げられる。脂肪族アルコール(D)は、炭素数12~22の脂肪族アルコールであってもよい。脂肪族アルコールは1種のみでも2種以上を併用してもよい。脂肪族アルコールを2種併用したものとして、ヘキサデシルアルコールとオクタデシルアルコールの混合物(セトステアリルアルコール)等が挙げられる。
毛髪用染毛剤には、必要に応じ他の成分を含有させることができる。他の成分としては、油剤、溶媒、増粘剤、湿潤剤、pH調整剤、緩衝剤、酸化防止剤、防腐剤、香料等が挙げられる。
毛髪用染毛剤には、性状を液状又はペースト状にするために、必要に応じ水を含有させてもよい。
毛髪用染毛剤は、1液タイプでもよく、使用時に第1剤と第2剤とを混合して使用する2液タイプであってもよい。2液タイプの毛髪用染毛剤は、第1剤を収容した第1容器と、第2剤を収容した第2容器とのキットとして準備してもよい。また、第1剤を収容するための第1部分と、第2剤を収容するための第2部分とを備えた1つの容器内に第1剤及び第2剤を収容して準備してもよい。1液タイプの場合、例えば毛髪用染毛剤にアニオン性界面活性剤(A)、水溶性多糖類(B)及び染料と、必要に応じ多価アルコール(C)及び/又は脂肪族アルコール(D)とを含有させる。染料としては、直接染料を処方する。2液タイプの場合、例えば第1剤には、アニオン性界面活性剤(A)、水溶性多糖類(B)及び染料と、必要に応じ多価アルコール(C)及び/又は脂肪族アルコール(D)とを含有させる。染料としては、酸化染料中間体を処方する。第2剤には、酸化剤と、必要に応じノニオン性界面活性剤及び/又は脂肪族アルコールを含有させる。第2剤に含まれる脂肪族アルコールは、上述した脂肪族アルコール(D)であってもよい。ただし、2液タイプの場合、脂肪族アルコール(D)は、少なくとも第1剤に含有させることが好ましい。第2剤中の酸化剤は、第1剤中の酸化染料中間体を酸化することにより、酸化染料の発色をもたらす。酸化剤としては、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられる。これらのうち好ましいのは、過酸化水素である。酸化剤は、1種のみでも2種以上を併用してもよい。
毛髪用染毛剤が2液タイプの場合、毛髪用染毛剤にキレート剤を含有させると、キレート剤が毛髪に含まれる金属を捕捉し、金属による酸化剤の過度な分解を防ぐことにより染毛性が向上し、毛髪へのダメージを抑制することで染毛後のつやが向上すると推測される。
毛髪用染毛剤に含まれるアニオン性界面活性剤(A)の比率は、好ましくは0.01~15重量%であり、より好ましくは0.1~6重量%である。毛髪用染毛剤が2液タイプである場合、第1剤に含まれるアニオン性界面活性剤(A)の比率は、好ましくは0.02~30重量%であり、より好ましくは0.2~12重量%である。
毛髪用染毛剤に含まれる水溶性多糖類(B)の比率は、好ましくは0.001~0.3重量%であり、より好ましくは0.01~0.1重量%である。毛髪用染毛剤が2液タイプである場合、第1剤に含まれる水溶性多糖類(B)の比率は、好ましくは0.002~0.6重量%であり、より好ましくは0.02~0.2重量%である。
毛髪用染毛剤に含まれる染料の比率は、好ましくは0.001~5重量%であり、より好ましくは0.1~3重量%である。毛髪用染毛剤が2液タイプである場合、第1剤に含まれる染料の比率は、好ましくは0.002~10重量%であり、より好ましくは0.2~6重量%である。
毛髪用染毛剤に含まれる多価アルコール(C)の比率は、好ましくは0.01~8重量%であり、より好ましくは0.1~4重量%である。毛髪用染毛剤が2液タイプである場合、第1剤に含まれる多価アルコール(C)の比率は、好ましくは0.02~16重量%であり、より好ましくは0.2~8重量%である。
毛髪用染毛剤に含まれるキレート剤の比率は、好ましくは0.001~1重量%であり、より好ましくは0.01~0.5重量%である。毛髪用染毛剤が2液タイプである場合、第1剤に含まれるキレート剤の比率は、好ましくは0.002~2重量%であり、より好ましくは0.02~1重量%である。
毛髪用染毛剤に含まれるノニオン性界面活性剤の比率は、好ましくは0.01~4重量%であり、より好ましくは0.1~2重量%である。毛髪用染毛剤が2液タイプである場合、第1剤に含まれるノニオン性界面活性剤の比率は、好ましくは0.02~8重量%であり、より好ましくは0.2~4重量%である。
毛髪用染毛剤に含まれる脂肪族アルコール(D)の比率は、好ましくは0.01~20重量%であり、より好ましくは0.1~15重量%である。毛髪用染毛剤が2液タイプである場合、第1剤に含まれる脂肪族アルコール(D)の比率は、好ましくは0.02~40重量%であり、より好ましくは0.2~30重量%である。
毛髪用染毛剤に含まれる他の成分の合計比率は、好ましくは0.001~15重量%であり、好ましくは0.001~10重量%であり、さらに好ましくは0.001~2重量%であり、より好ましくは0.01~1重量%である。毛髪用染毛剤が2液タイプである場合、第1剤に含まれる他の成分の合計比率は、好ましくは0.002~30重量%であり、好ましくは0.002~20重量%であり、さらに好ましくは0.002~4重量%であり、より好ましくは0.02~2重量%である。
毛髪用染毛剤の製造方法に特に制限はなく、1液タイプの毛髪用染毛剤の場合には、撹拌装置及び温度調節機能を備えた混合槽に、アニオン性界面活性剤(A)、水溶性多糖類(B)及び直接染料と、必要に応じ多価アルコール(C)、ノニオン性界面活性剤、脂肪族アルコール(D)、水等の成分を投入順序に制限なく投入し、撹拌して製造する方法が挙げられる。2液タイプの毛髪用染毛剤の場合には、撹拌装置及び温度調節機能を備えた混合槽に、アニオン性界面活性剤(A)、水溶性多糖類(B)及び酸化染料中間体と、必要に応じ多価アルコール(C)、キレート剤、ノニオン性界面活性剤、脂肪族アルコール(D)、水等の成分を投入順序に制限なく投入し撹拌して第1剤を製造し、別の撹拌装置及び温度調節機能を備えた混合槽に、酸化剤と、必要に応じノニオン性界面活性剤、脂肪族アルコール、水等の成分を投入順序に制限なく投入し、撹拌して第2剤を製造する方法が挙げられる。
実施例により、本発明を詳細に説明する。ただし、以下の実施例は、本発明の一例を示すものであり、本発明は以下の実施例に限定されない。
<実施例1~22及び比較例1~21>
[第1剤の作製]
表1~4に示す油相及び水相を、撹拌装置及び温度調節機能を備えた混合槽に投入し、80℃で撹拌混合した後、増粘剤相を添加してホモミキサーを用いて3000~4000rpmで5分間撹拌し乳化を行った。乳化後、増粘を確認した後35℃まで冷却し、アルカリ剤相を投入し、均一になるまで撹拌して実施例1~22及び比較例1~21の第1剤を作製した。
[第2剤の作製]
表5に示す油相と水相をそれぞれ80℃に温調し、水相に油相を徐々に添加した後ホモミキサーを用いて3000~4000rpmで5分間撹拌し乳化を行った。乳化後、35℃まで冷却して酸化剤相を投入し、次いで添加剤相1と添加剤相2を投入して均一になるまで撹拌し、クエン酸水溶液(20重量%)でpHを3.5に調節し第2剤を作製した。第2剤は1種類のみであり、実施例1~22及び比較例1~21の毛髪用染毛剤は、すべて同一の第2剤を使用した。
<染毛性、染毛後のつやの評価>
室温でビューラックス製人毛白毛束(長さ10cm、重量1g)に、それぞれ実施例1~22、比較例1~21の毛髪用染毛剤の第1剤と第2剤とを、1:1の比率(重量比)で混合して調製した毛髪処理剤組成物2gを塗布し、30分後に毛束を温水で十分濯ぎ、タオルドライ後にドライヤーで乾燥し、以下の評価基準に従って染毛性、染毛後のつやを評価した。
[染毛性の評価基準]
分光測色計「CM-3600A」(コニカミノルタ社製)を用いて、染毛した毛束のL*を測定し、以下の評価基準で染毛性を評価した。
◎:染毛した毛束のL*の値が20以下である
○:染毛した毛束のL*の値が20より大きく25以下である
△:染毛した毛束のL*の値が25より大きく30以下である
×:染毛した毛束のL*の値が30より大きい
[染毛後のつやの評価基準]
◎:パネリスト20名のうち16名以上が染毛後の毛束につやがあると回答
○:パネリスト20名のうち11から15名が染毛後の毛束につやがあると回答
△:パネリスト20名のうち6から10名が染毛後の毛束につやがあると回答
×:パネリスト20名のうち5名以下が染毛後の毛束につやがあると回答
Figure 0007033391000002
Figure 0007033391000003
Figure 0007033391000004
Figure 0007033391000005
Figure 0007033391000006
実施例1~22の毛髪用染毛剤は、比較例1~21の毛髪用染毛剤と比較して、染毛性、染毛後のつやに優れていた。つまり、毛髪用染毛剤に、アニオン性界面活性剤(A)及び水溶性多糖類(B)を含有させることにより、染毛性、染毛後のつやが向上する。
本発明の毛髪用染毛剤は、白髪染め、ヘアマニキュア、カラートリートメント等として好適に使用することが可能である。

Claims (4)

  1. 下記一般式(1)で表されるアニオン性界面活性剤(A)、水溶性多糖類(B)、多価アルコール(C)及び染料を含有し、かつ、リン酸ジヘキサデシルを含有せず、
    前記多価アルコール(C)がプロピレングリコールである、毛髪用染毛剤。
    Figure 0007033391000007
    [一般式(1)におけるR1は、炭素数8~36のアルキル基であり、mは0~40の整数である。]
    ただし、前記毛髪用染毛剤は、以下の(I)~(IV)を除く。
    (I)少なくとも以下の成分:
    a.トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンと、
    b.少なくとも1種のアミノ酸と、
    c.
    c1.アルコキシル化脂肪アルコールのリン酸のモノエステルであって、前記アルコキシル化脂肪アルコールは1~50モルのアルキレンオキシドでアルコキシル化されたC12-C22脂肪アルコールから構成され、アルキレンオキシドのモル数は脂肪アルコールのモルに対してである、アルコキシル化脂肪アルコールのリン酸のモノエステル;
    c2.非アルコキシル化脂肪アルコールのリン酸のジエステルであって、前記非アルコキシル化脂肪アルコールはC12-C22脂肪アルコールから構成される、非アルコキシル化脂肪アルコールのリン酸のジエステル;および
    c3.c1とc2の混合物
    から選択される少なくとも1種の有機リン酸エステル化合物と、
    d.水と
    を含み、但し、アンモニア、アンモニアの塩またはペルオキシモノカーボネート源を含まない、化粧品組成物。
    (II)第1剤と第2剤とを少なくとも備え、
    前記第1剤と前記第2剤とは混合して用いられ、
    前記第1剤が、下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eとを含み、
    前記第2剤が、下記成分Xを含み、
    前記第1剤において、前記成分Dの含有量が5.5質量%以下であり、
    前記第1剤と前記第2剤との混合剤において、前記成分Xの含有量が1.5質量%以上、2.7質量%未満である、酸化染毛剤。
    成分A:アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン及びイソプロパノールアミンからなる群より選ばれた化合物
    成分B:炭酸塩及び炭酸水素塩からなる群より選ばれた化合物
    成分C:リン酸ジアルキル
    成分D:高級アルコール
    成分E:酸化染料
    成分X:過酸化水素
    (III)酸化染料組成物と、該酸化染料組成物と混合して使用されるとともに酸化剤を含有する酸化剤組成物と、を備えた酸化染毛剤において、
    前記酸化染料組成物は、
    酸化染料、アルカリ剤及び水を含有するとともに下記の各成分を含有することを特徴とする酸化染毛剤。
    (A)リン酸エステル系化合物。
    (B)非イオン性界面活性剤。
    (C)高級脂肪酸。
    (D)炭素数12~18の高級アルコール。
    (E)脂肪酸エステル、α-オレフィンオリゴマー及び流動パラフィンから選ばれる少なくとも一種の油性成分。
    (IV)酸化染料組成物と、該酸化染料組成物と混合して使用される酸化剤組成物と、を備えた酸化染毛剤において、
    前記酸化染料組成物は、
    酸化染料、アルカリ剤及び水を含有するとともに下記の(A)~(D)の各成分を含有し、
    前記酸化剤組成物は、
    酸化剤を含有するとともに下記の(E)成分を含有することを特徴とする酸化染毛剤。
    (A)リン酸エステル系化合物。
    (B)非イオン性界面活性剤。
    (C)高級脂肪酸。
    (D)炭素数12~18の高級アルコール。
    (E)脂肪酸エステル、α-オレフィンオリゴマー及び流動パラフィンから選ばれる少なくとも一種の油性成分。
  2. 前記水溶性多糖類(B)が、キサンタンガム及び/又はキサンタンガム誘導体であり、
    前記キサンタンガム誘導体は、アセチル化キサンタンガム又はオキシアルキレン化キサンタンガムである、請求項1に記載の毛髪用染毛剤。
  3. さらに、ノニオン性界面活性剤を含む、請求項1又は2に記載の毛髪用染毛剤。
  4. さらに、脂肪族アルコール(D)を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の毛髪用染毛剤。
JP2017042463A 2016-03-08 2017-03-07 毛髪用染毛剤 Active JP7033391B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016044759 2016-03-08
JP2016044759 2016-03-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017160198A JP2017160198A (ja) 2017-09-14
JP7033391B2 true JP7033391B2 (ja) 2022-03-10

Family

ID=59853515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017042463A Active JP7033391B2 (ja) 2016-03-08 2017-03-07 毛髪用染毛剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7033391B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6940942B2 (ja) * 2016-10-31 2021-09-29 株式会社ミルボン 酸化染毛剤用第1剤、及び酸化染毛剤を用いた染毛方法
JP2020186201A (ja) 2019-05-14 2020-11-19 高級アルコール工業株式会社 毛髪化粧料

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005255656A (ja) 2004-03-15 2005-09-22 Hoyu Co Ltd 染毛方法
JP2007137855A (ja) 2005-11-22 2007-06-07 Croda Japan Kk 毛髪処理用組成物
JP2008156252A (ja) 2006-12-21 2008-07-10 Hoyu Co Ltd 酸化染毛剤
JP2011503049A (ja) 2007-11-05 2011-01-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 酸化染毛剤組成物
JP2013063948A (ja) 2011-09-01 2013-04-11 Shiseido Co Ltd ヘアカラー前処理用組成物
JP2015511246A (ja) 2012-02-24 2015-04-16 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 毛髪染色方法及びその組成物
WO2016016148A1 (en) 2014-07-30 2016-02-04 Hct - Hair Cosmetic Technology Ag Permanent hair colorants based on a cream-like carrier and a combination of tris(hydroxymethyl)aminomethane, at least an amino acid and an oxidative dye
WO2016021425A1 (ja) 2014-08-08 2016-02-11 株式会社マンダム 酸化染毛剤、酸化染毛用混合剤の製造方法、及び酸化染毛方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005255656A (ja) 2004-03-15 2005-09-22 Hoyu Co Ltd 染毛方法
JP2007137855A (ja) 2005-11-22 2007-06-07 Croda Japan Kk 毛髪処理用組成物
JP2008156252A (ja) 2006-12-21 2008-07-10 Hoyu Co Ltd 酸化染毛剤
JP2011503049A (ja) 2007-11-05 2011-01-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 酸化染毛剤組成物
JP2013063948A (ja) 2011-09-01 2013-04-11 Shiseido Co Ltd ヘアカラー前処理用組成物
JP2015511246A (ja) 2012-02-24 2015-04-16 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 毛髪染色方法及びその組成物
WO2016016148A1 (en) 2014-07-30 2016-02-04 Hct - Hair Cosmetic Technology Ag Permanent hair colorants based on a cream-like carrier and a combination of tris(hydroxymethyl)aminomethane, at least an amino acid and an oxidative dye
WO2016021425A1 (ja) 2014-08-08 2016-02-11 株式会社マンダム 酸化染毛剤、酸化染毛用混合剤の製造方法、及び酸化染毛方法

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Clairol, USA,Hair Colour,Mintel GNPD [online],2008年09月,https://portal.mintel.com,ID#976691
Hygienic Research Institute, India,Hair Colour,Mintel GNPD [online],2013年10月,https://portal.mintel.com,ID#2190691
Procter & Gamble, UK,Permanent Hair Colourant,Mintel GNPD [online],2015年08月,https://portal.mintel.com,ID#3387749
Wella, Germany,Permanent Hair Colour Cream,Mintel GNPD [online],2016年02月,https://portal.mintel.com,ID#3800669

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017160198A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5392882B2 (ja) 毛髪処理剤用キット
JP5158744B2 (ja) 毛髪処理剤用キット
TWI565477B (zh) Hair dye and hair coloring method
CN106794127B (zh) 基于乳剂状载体及三(羟甲基)氨基甲烷,至少一种氨基酸和氧化染料的组合的永久染发剂
CN104114150B (zh) 染色用组合物
JP2008290971A (ja) 毛髪処理用組成物
JP7033391B2 (ja) 毛髪用染毛剤
JP4688149B2 (ja) 染毛剤組成物
JP3574913B2 (ja) 液状染毛剤
JP2013112641A (ja) 酸化染毛料第1剤
KR20130106295A (ko) 산화 염모제
JP6081078B2 (ja) 酸化染毛剤
JP4231806B2 (ja) 二剤式酸化染毛剤
JP6714456B2 (ja) 染毛料組成物
WO2012175688A2 (en) Emulsion dyeing composition containing an amine or a phospholipid, at least one nonionic surfactant and at least one carboxylic acid, and method of using same
KR100754122B1 (ko) 산화염색용 염모제 조성물
JP2002363047A (ja) 酸化型染毛剤
JP2007051098A (ja) アミノピリミジン誘導体及びそれを含有する染毛剤組成物
KR101305493B1 (ko) 거품형 염모제
JP6940942B2 (ja) 酸化染毛剤用第1剤、及び酸化染毛剤を用いた染毛方法
JP3113414B2 (ja) 染毛剤組成物
JP3892866B2 (ja) 染毛剤組成物
JP2021172619A (ja) 酸化染毛剤、酸化染毛剤用第1剤、酸化染毛剤用第2剤、及び染毛方法
JP6110058B2 (ja) 酸化染毛剤用第1剤及び酸化染毛剤
JP2013100254A (ja) 酸化染毛剤用第1剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7033391

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150