JP2020186201A - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】毛髪に対し、高い染毛性を有し、且つ良好な平滑性を与える毛髪化粧料を提供する。【解決手段】式(I)中、R1は、置換されてもよいC6〜C22炭化水素基、R2は、Hまたは置換されてもよいC6〜C22炭化水素基、R3は、置換されてもよい直鎖または分岐鎖C2〜C21炭化水素基、であるアミドアルコールと、有機酸と、HC染料、塩基性染料および/または酸性染料のいずれか1種の染料とを含む、乳化系毛髪化粧料。【選択図】なし
Description
本発明は、アミドアルコールを含む乳化系毛髪化粧料に関する。
従来、ヘアカラーリング用品として、医薬部外品に分類される永久染毛剤であるヘアカラーなどの染毛剤と、化粧品に分類され、毛髪のダメージが無いかまたは少ない半永久染毛剤であるヘアマニキュア、カラートリートメント等の染毛料などが用いられている。一般にヘアカラーは酸化反応を用いた染毛剤であり、色持ちが持続する一方で皮膚のかぶれを引き起こしやすく、使用時に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を必要とし、髪へのダメージが避けられない。一方で、ヘアマニキュアやカラートリートメントは色持ちの持続性はヘアカラーに及ばないものの、皮膚のかぶれを引き起こしにくく、髪へのダメージも少ないという特徴がある。さらに、これまでのカラーリング用品においては、毛髪への感触効果を高めるため、種々のカチオン界面活性剤が使用されている(特許文献1〜4)が、カチオン界面活性剤は皮膚への刺激や生分解性が悪く環境に対して悪影響を及ぼすといった問題点があった。
他方、化粧料において、油ゲル化剤としてアミドアルコールがヘアケア製品に用いられ得ることが知られているが(特許文献5)、カラートリートメントなどの染毛用の乳化系毛髪化粧料に用いられることは知られていない。
そこで、本発明は、界面活性剤を用いない、染毛性が高く、良好な平滑性(すべり易さ)を与える毛髪化粧料を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、界面活性剤を用いない、染毛性が高く、良好な平滑性(すべり易さ)を与える毛髪化粧料を提供することを目的とする。
上述の従来技術における問題に鑑み、本発明は、毛髪に対し、高い染毛性を有し、且つ良好な平滑性(すべり易さ)を与える毛髪化粧料を提供することを目的とする。特に、毛髪に優れた染毛性を有する毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行う中で、特定のアミドアルコールが毛髪化粧料の染毛性を高めることを発見し、さらに研究を進めた結果本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に関する。
[1]
式(I)
式中、
R1は、置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R2は、H、または置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R3は、置換されてもよい、直鎖または分岐鎖C2〜C21炭化水素基である、
で表されるアミドアルコールと、
有機酸と、
HC染料、塩基性染料および/または酸性染料のいずれか1種の染料と
を含む、乳化系毛髪化粧料。
[2]
式(I)中、
R1がC10〜C22炭化水素基であり、
R2がHであり、
R3がC3〜C12炭化水素基である、
で表されるアミドアルコールを含む、[1]に記載の乳化系毛髪化粧料。
[3]
アミドアルコールが
である、[1]または[2]に記載の乳化系毛髪化粧料。
[4]
0.1〜10.0質量%の式(I)で表されるアミドアルコールと
0.1〜1.0質量%の有機酸と
0.1〜1.0質量%の酸性染料、塩基性染料またはHC染料のいずれか1種とを含む、[1]〜[3]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[5]
式(I)で表されるアミドアルコールと有機酸とのモル比が3:1〜9:1ある、[1]〜[4]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[6]
乳化系毛髪化粧料が、染毛のために用いられる、[1]〜[5]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[7]
有機酸が、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸、酸性アミノ酸、脂肪酸からなる群から選択される1種または2種以上である、[1]〜[6]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[8]
有機酸が、グルタミン酸、アスパラギン酸、乳酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、リンゴ酸、グリコール酸、ギ酸、シュウ酸、安息香酸、リン酸、スルホン酸から選択される、[1]〜[7]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[9]
エステル油、シリコーン油、炭化水素油からなる群から選択される1種または2種以上の油剤を含む、[1]〜[8]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[10]
界面活性剤を実質的に含まない、[1]〜[9]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[11]
有機酸としてグルタミン酸を含む、[1]〜[10]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[12]
油剤としてスクワラン、流動パラフィンおよび/または不揮発性の炭化水素油を含む[9]〜[11]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[1]
式(I)
R1は、置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R2は、H、または置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R3は、置換されてもよい、直鎖または分岐鎖C2〜C21炭化水素基である、
で表されるアミドアルコールと、
有機酸と、
HC染料、塩基性染料および/または酸性染料のいずれか1種の染料と
を含む、乳化系毛髪化粧料。
[2]
式(I)中、
R1がC10〜C22炭化水素基であり、
R2がHであり、
R3がC3〜C12炭化水素基である、
で表されるアミドアルコールを含む、[1]に記載の乳化系毛髪化粧料。
[3]
アミドアルコールが
[4]
0.1〜10.0質量%の式(I)で表されるアミドアルコールと
0.1〜1.0質量%の有機酸と
0.1〜1.0質量%の酸性染料、塩基性染料またはHC染料のいずれか1種とを含む、[1]〜[3]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[5]
式(I)で表されるアミドアルコールと有機酸とのモル比が3:1〜9:1ある、[1]〜[4]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[6]
乳化系毛髪化粧料が、染毛のために用いられる、[1]〜[5]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[7]
有機酸が、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸、酸性アミノ酸、脂肪酸からなる群から選択される1種または2種以上である、[1]〜[6]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[8]
有機酸が、グルタミン酸、アスパラギン酸、乳酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、リンゴ酸、グリコール酸、ギ酸、シュウ酸、安息香酸、リン酸、スルホン酸から選択される、[1]〜[7]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[9]
エステル油、シリコーン油、炭化水素油からなる群から選択される1種または2種以上の油剤を含む、[1]〜[8]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[10]
界面活性剤を実質的に含まない、[1]〜[9]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[11]
有機酸としてグルタミン酸を含む、[1]〜[10]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
[12]
油剤としてスクワラン、流動パラフィンおよび/または不揮発性の炭化水素油を含む[9]〜[11]のいずれかに記載の乳化系毛髪化粧料。
本発明は、特定のアミドアルコールを用いることにより、毛髪に対し、高い染毛性を有し、且つ良好な平滑性を与える毛髪化粧料を提供する。
特に、本発明のHC染料または塩基性染料を用いることにより効果が顕著なものとなる。
成分(A):アミドアルコール
本発明において用いられるアミドアルコールは、以下の式(I)で表される:
式中
R1は、置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R2は、H、または置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R3は、置換されてもよい直鎖または分岐鎖C2〜C21炭化水素基である。
本発明において用いられるアミドアルコールは、以下の式(I)で表される:
R1は、置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R2は、H、または置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R3は、置換されてもよい直鎖または分岐鎖C2〜C21炭化水素基である。
本明細書において「炭化水素基」は特別の定めのない限り、飽和または不飽和の、直鎖、分岐鎖または環状であるか、または直鎖または分岐鎖と環状の組み合わせであり得、例えば、ベンジル基、フェニルエチル基などの直鎖または分岐鎖の炭化水素部分および環状の炭化水素部分とからなる炭化水素基を含む。
すなわち、R1およびR2における、C6〜C22炭化水素基は、直鎖、分岐鎖または環状のC6〜C22炭化水素基、または直鎖または分岐鎖の炭化水素部分および環状の炭化水素部分とからなるC6〜C22炭化水素基を含み、例として、シクロヘキシル、デカヒドロナフチル、テトラヒドロジシクロペンタジエン、ステロール、フェニル、ナフチル、アントラセニルなどの環状基、エチルヘキシル、イソステアリル、オクチルドデシルなどの分岐アルキル基やジメチル、トリメチル、テトラメチルなどの多分岐アルキル基、ヘキシル、オクチル、ラウリル、ミリスチル、セチル、ステアリル、アラキル、ベヘニルなどの直鎖アルキル基、オレイル、エライジルなどのアルケニル基などが挙げられる。
すなわち、R1およびR2における、C6〜C22炭化水素基は、直鎖、分岐鎖または環状のC6〜C22炭化水素基、または直鎖または分岐鎖の炭化水素部分および環状の炭化水素部分とからなるC6〜C22炭化水素基を含み、例として、シクロヘキシル、デカヒドロナフチル、テトラヒドロジシクロペンタジエン、ステロール、フェニル、ナフチル、アントラセニルなどの環状基、エチルヘキシル、イソステアリル、オクチルドデシルなどの分岐アルキル基やジメチル、トリメチル、テトラメチルなどの多分岐アルキル基、ヘキシル、オクチル、ラウリル、ミリスチル、セチル、ステアリル、アラキル、ベヘニルなどの直鎖アルキル基、オレイル、エライジルなどのアルケニル基などが挙げられる。
本発明の一態様において、R1は、置換されていない炭化水素基であることが好ましい。具体的には、不飽和の直鎖または分岐鎖C10〜C22炭化水素基;または環状C6〜C22炭化水素基;またはベンジル基またはフェニルエチル基であることが好ましい。
R1の具体例としては、シクロヘキシル、エチルヘキシル、オクチル、ラウリル、ミリスチル、ステアリル、オレイル、ベンジルまたはフェニルエチルが挙げられる。
本発明の一態様において、R1はラウリル、ミリスチル、ステアリルおよびオレイルが特に好ましい。
本発明の一態様において、R2はHであることが好ましい。
R1の具体例としては、シクロヘキシル、エチルヘキシル、オクチル、ラウリル、ミリスチル、ステアリル、オレイル、ベンジルまたはフェニルエチルが挙げられる。
本発明の一態様において、R1はラウリル、ミリスチル、ステアリルおよびオレイルが特に好ましい。
本発明の一態様において、R2はHであることが好ましい。
R3における炭化水素基は環状構造を有しない、直鎖または分岐鎖C2〜C21炭化水素基であり、例としては、プロピル、ブチル、ペンチル、へキシル、ヘプチル、オクチル、エチルヘキシルなどアルキル基、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレンなどのアルケニル基が挙げられる。
本発明の一態様において、R3は、直鎖または分岐鎖C2〜C12炭化水素基、好ましくはアルキル基であり、具体的にはプロピレン、ブチレン、ペンチレンまたはヘキシレンであることが好ましい。
本発明の一態様において、R3は、直鎖または分岐鎖C2〜C12炭化水素基、好ましくはアルキル基であり、具体的にはプロピレン、ブチレン、ペンチレンまたはヘキシレンであることが好ましい。
本発明において、各炭化水素基は置換されてもよく、例えば、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アルデヒド基で置換され得る。
R1およびR2における置換されたC6〜C22炭化水素基の例としては、ヘキサノール、エチルシクロヘキサノール、ヘキサン酸が挙げられる。
R3における置換されたC2〜C21炭化水素基の例としては、ヒドロキシブチル、ブチルケトンが挙げられる。
R1およびR2における置換されたC6〜C22炭化水素基の例としては、ヘキサノール、エチルシクロヘキサノール、ヘキサン酸が挙げられる。
R3における置換されたC2〜C21炭化水素基の例としては、ヒドロキシブチル、ブチルケトンが挙げられる。
本発明の一態様において、式中、R1がC10〜C22炭化水素基であり、R2がHであり、R3がC3〜C12炭化水素基である式(I)のアミドアルコールが好ましく、R1がC12〜18炭化水素基であり、R2がHであり、R3がC3〜C5炭化水素基である式(I)のアミドアルコールが特に好ましい。
本発明の好ましい態様において、式(I)のアミドアルコールは、N−オレイル−6−ヒドロキシヘキシルアミド(化粧品成分名称:N−オレイルヒドロキシヘキサナミド、本明細書においてアミナクトールOLHともいう)
の構造を有する。
本発明の好ましい態様において、式(I)のアミドアルコールは、N−オレイル−6−ヒドロキシヘキシルアミド(化粧品成分名称:N−オレイルヒドロキシヘキサナミド、本明細書においてアミナクトールOLHともいう)
アミドアルコールは、公知の合成方法を使用して製造することができる。例えば、酸塩化物とアミンのアミノリシス反応(ショッテン・バウマン反応)、無水脂肪酸とアミンのアミノリシス反応、メチルエステルとアミンのアミノリシス反応、脂肪酸とアミンのアミノリシス反応、ラクトンとアミンのアミノリシス反応、などが挙げられる。
具体的には例えば特願2016−114276に記載されている方法により合成することができる。
本発明において用いられるアミドアルコールは、限定されないが、N−オレイル−6−ヒドロキシヘキシルアミド(アミナクトールOLH)、N−ステアリル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−ラウリル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ステアリル−6−ヒドロキシヘキサンアミド、アルキロイルプロピル−6−ヒドロキシヘキサンアミドアルキロイルプロピル、N−オクチル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ヤシ脂肪酸−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−2−エチルヘキシル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−オクチル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−ラウリル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−ミリスチル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−オレイル−4−ヒドロキシブチルアミド等を用いることができ、好ましくはN−オレイル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ステアリル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−ラウリル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ステアリル−6−ヒドロキシヘキサンアミド、アルキロイルプロピル−6−ヒドロキシヘキサンアミドアルキロイルプロピル、N−オクチル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ヤシ脂肪酸−6−ヒドロキシヘキシルアミドであり、特に好ましくはN−オレイル−6−ヒドロキシヘキシルアミドである。
具体的には例えば特願2016−114276に記載されている方法により合成することができる。
本発明において用いられるアミドアルコールは、限定されないが、N−オレイル−6−ヒドロキシヘキシルアミド(アミナクトールOLH)、N−ステアリル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−ラウリル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ステアリル−6−ヒドロキシヘキサンアミド、アルキロイルプロピル−6−ヒドロキシヘキサンアミドアルキロイルプロピル、N−オクチル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ヤシ脂肪酸−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−2−エチルヘキシル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−オクチル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−ラウリル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−ミリスチル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−オレイル−4−ヒドロキシブチルアミド等を用いることができ、好ましくはN−オレイル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ステアリル−4−ヒドロキシブチルアミド、N−ラウリル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ステアリル−6−ヒドロキシヘキサンアミド、アルキロイルプロピル−6−ヒドロキシヘキサンアミドアルキロイルプロピル、N−オクチル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、N−ヤシ脂肪酸−6−ヒドロキシヘキシルアミドであり、特に好ましくはN−オレイル−6−ヒドロキシヘキシルアミドである。
本明細書にける毛髪化粧料は、式(I)で表されるアミドアルコールを含み、毛髪をカラーリング(染毛)するための毛髪化粧料であり得、永久染毛剤であるヘアカラー、半永久染毛剤であるカラートリートメント、ヘアマニキュア、一時染毛料であるヘアマスカラ、ヘアファンデーション等であり得、好ましくは半永久染毛剤に分類される染毛料である。
ヘアマニキュアには、酸性染料が用いられ得る。酸性染料はマイナスイオンを有しているため、プラスに帯電した毛髪とイオン結合で結合することにより毛髪を染色する。
カラートリートメントには、酸性、塩基性染料またはHC染料が用いられ得、好ましくは塩基性染料またはHC染料が用いられる。塩基性染料はプラスイオンを有しているため、マイナスに帯電しているダメージ毛に吸着しやすい。
本発明における毛髪化粧料は、式(I)で表されるアミドアルコール、有機酸、ならびにHC染料、塩基性染料および/または酸性染料のいずれか1種の染料を含有する。
ヘアマニキュアには、酸性染料が用いられ得る。酸性染料はマイナスイオンを有しているため、プラスに帯電した毛髪とイオン結合で結合することにより毛髪を染色する。
カラートリートメントには、酸性、塩基性染料またはHC染料が用いられ得、好ましくは塩基性染料またはHC染料が用いられる。塩基性染料はプラスイオンを有しているため、マイナスに帯電しているダメージ毛に吸着しやすい。
本発明における毛髪化粧料は、式(I)で表されるアミドアルコール、有機酸、ならびにHC染料、塩基性染料および/または酸性染料のいずれか1種の染料を含有する。
本発明において、式(I)で表されるアミドアルコールを用いることにより、毛髪化粧料に高い染毛性および平滑性を与えることができる。
本発明の一態様において、毛髪化粧料における式(I)で表されるアミドアルコールの配合量は特に限定されないが、十分な染毛性および平滑性効果を与える観点から、0.5〜15.0質量%、好ましくは1.0〜12.0質量%、より好ましくは3.0〜10.0質量%であり得る。
成分(B):有機酸
本発明において、有機酸を用いることにより、毛髪化粧用を乳化することができる。また、本発明の一態様において、有機酸を用いることにより、pHを調製することができる。
本発明において用いられる有機酸は、式(I)で表されるアミドアルコールとの相互作用により乳化するものであれば限定されないが、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、安息香酸などのモノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸などのジカルボン酸;グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸などのヒドロキシカルボン酸;ポリグルタミン酸などのポリカルボン酸;グルタミン酸、アスパラギン酸などの酸性アミノ酸;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エルカ酸、ベヘニン酸、ダイマー酸、ヒドロキシステアリン酸、ひまし油脂肪酸などの脂肪酸;リン酸、スルホン酸、ピロリドンカルボン酸を用いることができ、好ましくはグルタミン酸、アスパラギン酸、乳酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、リンゴ酸、ギ酸、シュウ酸、安息香酸、リン酸、スルホン酸、ピロリドンカルボン酸を用いることができ、特に好ましくはグルタミン酸を用いることができる。また本発明は、これらの有機酸を単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明において、有機酸を用いることにより、毛髪化粧用を乳化することができる。また、本発明の一態様において、有機酸を用いることにより、pHを調製することができる。
本発明において用いられる有機酸は、式(I)で表されるアミドアルコールとの相互作用により乳化するものであれば限定されないが、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、安息香酸などのモノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸などのジカルボン酸;グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸などのヒドロキシカルボン酸;ポリグルタミン酸などのポリカルボン酸;グルタミン酸、アスパラギン酸などの酸性アミノ酸;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エルカ酸、ベヘニン酸、ダイマー酸、ヒドロキシステアリン酸、ひまし油脂肪酸などの脂肪酸;リン酸、スルホン酸、ピロリドンカルボン酸を用いることができ、好ましくはグルタミン酸、アスパラギン酸、乳酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、リンゴ酸、ギ酸、シュウ酸、安息香酸、リン酸、スルホン酸、ピロリドンカルボン酸を用いることができ、特に好ましくはグルタミン酸を用いることができる。また本発明は、これらの有機酸を単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明の一態様において、毛髪化粧用における有機酸の配合量は特に限定されないが、pHの調製の観点から、0.1〜10.0質量%、好ましくは0.1〜5.0質量%、より好ましくは0.1〜3.0質量%であり得る。
本発明の一態様において、毛髪化粧料はO/W型乳化物である。
本発明の一態様において、安定な乳化物を得る観点から、式(I)で表されるアミドアルコールと有機酸のモル比が30:1〜1:1の範囲内であることが好ましく、9:1〜3:1の範囲内であることが好ましい。
本発明の一態様において、毛髪化粧料はO/W型乳化物である。
本発明の一態様において、安定な乳化物を得る観点から、式(I)で表されるアミドアルコールと有機酸のモル比が30:1〜1:1の範囲内であることが好ましく、9:1〜3:1の範囲内であることが好ましい。
成分(C):染料
本発明において用いられる染料は、酸性染料、塩基性染料またはHC染料のいずれかであり得、好ましくは塩基性染料またはHC染料であり得る。
酸性染料としては、限定されないが、黒色401号、赤色227号、青色1号、紫色401号、だいだい色205号、赤色106号、黄色203号、酸性橙3等が用いられ得る。
塩基性染料としては、限定されないが、塩基性赤76、塩基性赤51、塩基性青75、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性黄57、塩基性黄87、塩基性橙31等が用いられ得る。
HC染料としては、限定されないが、HC赤1、HC赤3、HC赤7、HC青2、HC黄2、HC黄4、HC黄5、HC橙1等が用いられ得る。
塩基性染料またはHC染料のpHは、限定されないが、pH7〜11の範囲であり得、好ましくはpH7〜9であり得る。
本発明において用いられる染料は、酸性染料、塩基性染料またはHC染料のいずれかであり得、好ましくは塩基性染料またはHC染料であり得る。
酸性染料としては、限定されないが、黒色401号、赤色227号、青色1号、紫色401号、だいだい色205号、赤色106号、黄色203号、酸性橙3等が用いられ得る。
塩基性染料としては、限定されないが、塩基性赤76、塩基性赤51、塩基性青75、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性黄57、塩基性黄87、塩基性橙31等が用いられ得る。
HC染料としては、限定されないが、HC赤1、HC赤3、HC赤7、HC青2、HC黄2、HC黄4、HC黄5、HC橙1等が用いられ得る。
塩基性染料またはHC染料のpHは、限定されないが、pH7〜11の範囲であり得、好ましくはpH7〜9であり得る。
成分(D):油剤
本発明の毛髪化粧料は、油剤をさらに含んでもよい。本発明に用いられる油剤は、限定されないが、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール;イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリエチルヘキサノイン、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油;スクワラン、ミネラルオイル、水添ポリイソブテン等の炭化水素油;ジメチコン、シクロペンタシロキサン等のシリコーン油、エチレオキサイド・プロピレンオキサイドジメチルエーテルなどのエーテル類、パーフルオロエーテルが挙げられる。また本発明は、これらの油剤を単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明の一態様において、安定な乳化物を得る観点から、油剤は好ましくはエステル油、シリコーン油、炭化水素油であり、より好ましくは油剤がスクワラン、流動パラフィンおよび/または不揮発性の炭化水素油であり得る。
本発明の毛髪化粧料は、油剤をさらに含んでもよい。本発明に用いられる油剤は、限定されないが、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール;イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリエチルヘキサノイン、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油;スクワラン、ミネラルオイル、水添ポリイソブテン等の炭化水素油;ジメチコン、シクロペンタシロキサン等のシリコーン油、エチレオキサイド・プロピレンオキサイドジメチルエーテルなどのエーテル類、パーフルオロエーテルが挙げられる。また本発明は、これらの油剤を単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明の一態様において、安定な乳化物を得る観点から、油剤は好ましくはエステル油、シリコーン油、炭化水素油であり、より好ましくは油剤がスクワラン、流動パラフィンおよび/または不揮発性の炭化水素油であり得る。
成分(E):多価アルコール
本発明の毛髪化粧料は、多価アルコールをさらに含んでもよい。
本発明において用いられる多価アルコールは、分子中に複数のヒドロキシ基を有する化合物であれば特に限定されないが、適度な乳化能をもたらす観点から、典型的には炭素数が3〜10、好ましくは5〜8である多価アルコールである。また多価アルコールの分子中のヒドロキシ基の数は2〜4、好ましくは2である。
本発明の毛髪化粧料は、多価アルコールをさらに含んでもよい。
本発明において用いられる多価アルコールは、分子中に複数のヒドロキシ基を有する化合物であれば特に限定されないが、適度な乳化能をもたらす観点から、典型的には炭素数が3〜10、好ましくは5〜8である多価アルコールである。また多価アルコールの分子中のヒドロキシ基の数は2〜4、好ましくは2である。
多価アルコールの具体例としては、例えば、ペンチレングリコール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ブチレングリコール、プロパン−1,2,3−トリオール、プロパン−1,2−ジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−ヘキサンジオール等が挙げられ、好ましくは、ペンチレングリコール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオールである。
多価アルコールは単独で用いることもできるが、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
多価アルコールの含有量は、0.1〜20.0重量%、好ましくは1.0〜15.0重量%であり、最も好ましくは1.0〜10.0重量%である。
多価アルコールを用いることにより、アミドアルコール、有機酸と水素結合することにより、乳化物を安定化することが予測できる。
多価アルコールは単独で用いることもできるが、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
多価アルコールの含有量は、0.1〜20.0重量%、好ましくは1.0〜15.0重量%であり、最も好ましくは1.0〜10.0重量%である。
多価アルコールを用いることにより、アミドアルコール、有機酸と水素結合することにより、乳化物を安定化することが予測できる。
<その他の成分>
本発明の毛髪化粧料は、ヘアコンディショナーなどの各種化粧品に用いられるあらゆる成分を含み得る。
これらの追加の成分の例としては、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルなどの紫外線吸収剤;パルミチン酸デキストリン、キサンタンガムなどの増粘剤・ゲル化剤;酸化防止剤、防腐剤などの品質保持成分;各種薬用成分・有効成分;着色剤;香料などが挙げられる。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアコンディショナーなどの各種化粧品に用いられるあらゆる成分を含み得る。
これらの追加の成分の例としては、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルなどの紫外線吸収剤;パルミチン酸デキストリン、キサンタンガムなどの増粘剤・ゲル化剤;酸化防止剤、防腐剤などの品質保持成分;各種薬用成分・有効成分;着色剤;香料などが挙げられる。
本発明において、「乳化系」とは、乳化物の形状を有するもの、特にO/W型乳化物の形状を有するものをいう。本発明の毛髪化粧料は乳化系であることにより染毛性が向上したものと考えられる。
本発明の特別な態様において、毛髪化粧料はカチオン界面活性剤などの界面活性剤を実質的に含まない乳化系毛髪化粧料である。
ここで、「界面活性剤」とは、一分子の中に親水基および疎水基の両方を有する化合物を意味する。また、本発明において「界面活性剤を実質的に含まない」とは、界面活性剤を全く含まないか、乳化しない量で含むこと意味する。乳化しない量は、当業者が組成にしたがって、適宜決定することができ、例えば、一態様においては、2.0質量%未満であり、別の態様においては、0.2質量%未満、0.02質量%未満などであり得る。
ここで、「界面活性剤」とは、一分子の中に親水基および疎水基の両方を有する化合物を意味する。また、本発明において「界面活性剤を実質的に含まない」とは、界面活性剤を全く含まないか、乳化しない量で含むこと意味する。乳化しない量は、当業者が組成にしたがって、適宜決定することができ、例えば、一態様においては、2.0質量%未満であり、別の態様においては、0.2質量%未満、0.02質量%未満などであり得る。
以下、本発明を実施例に基づいて、更に詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的な思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。なお、本明細書において、特に明示しない場合には、%は重量%を意味する。
実験1.各染料を用いた場合のカルボマー中での乳化の比較
染料としてHC赤3(JOS.H.LOWENSTEIN&SONS,INC社製)と塩基性赤76(SENSIENT社製)を用いて、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製した。
染料としてHC赤3(JOS.H.LOWENSTEIN&SONS,INC社製)と塩基性赤76(SENSIENT社製)を用いて、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製した。
アミナクトールOLH:N−オレイル−6−ヒドロキシヘキシルアミド、高級アルコール工業株式会社製
トリオールVE:グリセリン、高級アルコール工業株式会社製
ジオールPD:ペンチレングリコール、高級アルコール工業株式会社製
ハイシュガーケインBG:1,3−ブタンジオール、高級アルコール工業株式会社製
調製方法
(1)油相、水相をそれぞれ80℃で均一溶解
(2)水相をアジターで撹拌しながら、油相を添加(800rpm)
(3)乳化後、アジターで撹拌(2000rpm、3min)
(4)手撹拌しながら室温まで徐冷
評価結果を図1に示す。
カルボマーの存在下で、HC染料を用いた場合は乳化するが、塩基性染料を用いた場合は未乳化物の存在を確認した。
実験2.グルタミン酸およびヒドロキシエチルセルロース存在下での乳化系毛髪化粧料の乳化および染毛性の比較
染料としてHC赤3(JOS.H.LOWENSTEIN&SONS,INC社製)と塩基性赤76(SENSIENT社製)を用いて、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製した。
界面活性剤としてはカチオン界面活性剤である、Genamin STAC(ステアルトリモニウムクロリド)を用いた。
調製方法
(1)油相、水相をそれぞれ80℃で均一溶解
(2)水相をアジターで撹拌しながら、油相を添加(800rpm)
(3)乳化後、アジターで撹拌(2000rpm、3min)
(4)手撹拌しながら室温まで徐冷
評価結果を図2に示す。
HC染料および塩基性染料のいずれの場合も乳化し、アミドアルコールを用いた場合(実施例1および2)は、界面活性剤を用いた場合(比較例1および2)と比較して良好な染毛性を示した。
染料としてHC赤3(JOS.H.LOWENSTEIN&SONS,INC社製)と塩基性赤76(SENSIENT社製)を用いて、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製した。
界面活性剤としてはカチオン界面活性剤である、Genamin STAC(ステアルトリモニウムクロリド)を用いた。
(1)油相、水相をそれぞれ80℃で均一溶解
(2)水相をアジターで撹拌しながら、油相を添加(800rpm)
(3)乳化後、アジターで撹拌(2000rpm、3min)
(4)手撹拌しながら室温まで徐冷
評価結果を図2に示す。
HC染料および塩基性染料のいずれの場合も乳化し、アミドアルコールを用いた場合(実施例1および2)は、界面活性剤を用いた場合(比較例1および2)と比較して良好な染毛性を示した。
実験3.アミナクトールの配合量の違いによる乳化性および平滑性の比較
染料を用いずに、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製し、乳化性および平滑性を確認した。
調製方法
(1)油相、水相をそれぞれ80℃で均一溶解
(2)水相をアジターで撹拌しながら、油相を添加(800rpm)
(3)乳化後、アジターで撹拌(2000rpm、3min)
(4)手撹拌しながら室温まで徐冷
評価結果を図3および図4に示す。
図3の結果より、いずれの配合量においても十分に乳化することを確認した。
図4の摩擦感試験は、摩擦感テスターKES−SE(カトーテック(株)製)を用い、試料台温度25℃、荷重25g、測定スピード1mm/秒、トリートメント5回処理の条件で行った。
図4の結果より、アミナクトールの配合量が5重量%以上で平滑性(すべり易さ)が向上することを確認した。
染料を用いずに、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製し、乳化性および平滑性を確認した。
(1)油相、水相をそれぞれ80℃で均一溶解
(2)水相をアジターで撹拌しながら、油相を添加(800rpm)
(3)乳化後、アジターで撹拌(2000rpm、3min)
(4)手撹拌しながら室温まで徐冷
評価結果を図3および図4に示す。
図3の結果より、いずれの配合量においても十分に乳化することを確認した。
図4の摩擦感試験は、摩擦感テスターKES−SE(カトーテック(株)製)を用い、試料台温度25℃、荷重25g、測定スピード1mm/秒、トリートメント5回処理の条件で行った。
図4の結果より、アミナクトールの配合量が5重量%以上で平滑性(すべり易さ)が向上することを確認した。
実験4.染料の違い(HC染料および塩基性染料)による乳化性および平滑性の比較
染料としてHC赤3(JOS.H.LOWENSTEIN&SONS,INC社製)と塩基性赤76(SENSIENT社製)を用いて、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製した。
調製方法
(1)油相、水相をそれぞれ80℃で均一溶解
(2)水相をアジターで撹拌しながら、油相を添加(800rpm)
(3)乳化後、アジターで撹拌(2000rpm、3min)
(4)手撹拌しながら室温まで徐冷
評価結果を図5および図6に示す。
図5の結果より、アミドアルコールを用いると界面活性剤を用いた場合と比較して、HC染料および塩基性染料を用いた場合共に良好な染毛性を示すことを確認した。
図6の摩擦感試験は、図4と同一の条件で行った。
図6の結果より、アミドアルコールを用いると界面活性剤を用いた場合と比較して、HC染料および塩基性染料を用いた場合共に平滑性(すべり易さ)が向上することを確認した。
染料としてHC赤3(JOS.H.LOWENSTEIN&SONS,INC社製)と塩基性赤76(SENSIENT社製)を用いて、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製した。
(1)油相、水相をそれぞれ80℃で均一溶解
(2)水相をアジターで撹拌しながら、油相を添加(800rpm)
(3)乳化後、アジターで撹拌(2000rpm、3min)
(4)手撹拌しながら室温まで徐冷
評価結果を図5および図6に示す。
図5の結果より、アミドアルコールを用いると界面活性剤を用いた場合と比較して、HC染料および塩基性染料を用いた場合共に良好な染毛性を示すことを確認した。
図6の摩擦感試験は、図4と同一の条件で行った。
図6の結果より、アミドアルコールを用いると界面活性剤を用いた場合と比較して、HC染料および塩基性染料を用いた場合共に平滑性(すべり易さ)が向上することを確認した。
実験5.染料の違い(塩基性染料および酸性染料)による乳化状態および染色性の比較
実験1〜4と同様の方法で各ヘアトリートメントを調製した。表5に塩基性染料を用いた例、表6に酸性染料を用いた例を示す。
染料として塩基性赤76(SENSIENT社製)と塩基性青75(大阪化成品社製)を用いて、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製した。
実験1〜4と同様の方法で各ヘアトリートメントを調製した。表5に塩基性染料を用いた例、表6に酸性染料を用いた例を示す。
染料として塩基性赤76(SENSIENT社製)と塩基性青75(大阪化成品社製)を用いて、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製した。
染料として黒401(癸巳化成社製)と赤227(癸巳化成社製)を用いて、以下の処方にしたがい、乳化系毛髪化粧料を調製した。
結果を図7〜図9に示す。
図7の結果より、塩基性染料を用いた場合には良好な乳化性を示すことを確認した。
図8の結果より、酸性染料を用いた場合にも良好な乳化性を示すことを確認した。
図9の結果より、アミドアルコールを用いると、塩基性、酸性いずれの染料を用いた場合でも界面活性剤を用いた場合と比較して染毛性が向上することを確認した。
図7の結果より、塩基性染料を用いた場合には良好な乳化性を示すことを確認した。
図8の結果より、酸性染料を用いた場合にも良好な乳化性を示すことを確認した。
図9の結果より、アミドアルコールを用いると、塩基性、酸性いずれの染料を用いた場合でも界面活性剤を用いた場合と比較して染毛性が向上することを確認した。
実験6.アミナクトールOLHおよびGenaminSTACで処理されたダメージ毛のTOF−SIMSによる分析
アミナクトールOLH、GenaminSTAC、ダメージ毛、アミナクトールOLH処理毛およびGenaminSTAC処理毛を飛行時間型二次イオン質量分析法によって測定した。
測定条件は以下の通りである。
装置:飛行時間型二次イオン質量分析装置(アルバック・ファイ(株)製TRIFT III)
一次イオン源:ガリウムイオン(m/z69)
一次イオン出力電圧:15kV
観測質量数範囲:0.5〜2000
測定結果(m/z0〜400)を図10〜19に、マッピングイメージを図20に示す。
図10〜図15の結果より、アミナクトールOLH、GenaminSTAC、ダメージ毛の特徴的な質量数は以下の通りであった。
ただし、m/z312(正イオン)は「GenaminSTAC」と「ダメージ毛」の両方から検出されているため、「GenaminSTAC」の特徴的な信号からは除いている。
図16および図17の結果より、(アミナクトール)「OLH処理毛」において「アミナクトールOLH」由来の信号がわずかに確認された。
図18および図19の結果より、(Genamin)「STAC処理毛」において「GenaminSTAC」由来の信号は検出されなかった。
この結果より、アミナクトールOLHを用いた場合にはダメージ毛の表面にアミナクトールOLHが残存するため、GenaminSTACを用いた場合と比較して、染毛性が向上することが推察される。
アミナクトールOLH、GenaminSTAC、ダメージ毛、アミナクトールOLH処理毛およびGenaminSTAC処理毛を飛行時間型二次イオン質量分析法によって測定した。
測定条件は以下の通りである。
装置:飛行時間型二次イオン質量分析装置(アルバック・ファイ(株)製TRIFT III)
一次イオン源:ガリウムイオン(m/z69)
一次イオン出力電圧:15kV
観測質量数範囲:0.5〜2000
測定結果(m/z0〜400)を図10〜19に、マッピングイメージを図20に示す。
図10〜図15の結果より、アミナクトールOLH、GenaminSTAC、ダメージ毛の特徴的な質量数は以下の通りであった。
図16および図17の結果より、(アミナクトール)「OLH処理毛」において「アミナクトールOLH」由来の信号がわずかに確認された。
図18および図19の結果より、(Genamin)「STAC処理毛」において「GenaminSTAC」由来の信号は検出されなかった。
この結果より、アミナクトールOLHを用いた場合にはダメージ毛の表面にアミナクトールOLHが残存するため、GenaminSTACを用いた場合と比較して、染毛性が向上することが推察される。
以上、本発明について好適な実施態様に基づき詳細に説明したが、本発明はこれらに限定されず、各構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換でき、または任意の構成を付加することもできる。
本発明の毛髪用化粧料は、カラートリートメント等の染毛料として好適に使用することが可能である。
Claims (12)
- 式(I)
R1は、置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R2は、H、または置換されてもよいC6〜C22炭化水素基であり、
R3は、置換されてもよい、直鎖または分岐鎖C2〜C21炭化水素基である、
で表されるアミドアルコールと、
有機酸と、
HC染料、塩基性染料および/または酸性染料のいずれか1種の染料と
を含む、乳化系毛髪化粧料。 - 式(I)中、
R1がC10〜C22炭化水素基であり、
R2がHであり、
R3がC3〜C12炭化水素基である、
で表されるアミドアルコールを含む、請求項1に記載の乳化系毛髪化粧料。 - アミドアルコールが
- 0.1〜10.0質量%の式(I)で表されるアミドアルコールと
0.1〜1.0質量%の有機酸と
0.1〜1.0質量%の酸性染料、塩基性染料またはHC染料のいずれか1種とを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の乳化系毛髪化粧料。 - 式(I)で表されるアミドアルコールと有機酸とのモル比が3:1〜9:1である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の乳化系毛髪化粧料。
- 乳化系毛髪化粧料が、染毛のために用いられる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の乳化系毛髪化粧料。
- 有機酸が、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸、酸性アミノ酸、脂肪酸からなる群から選択される1種または2種以上である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の乳化系毛髪化粧料。
- 有機酸が、グルタミン酸、アスパラギン酸、乳酸、グリコール酸、ピロリドンカルボン酸、リンゴ酸、グリコール酸、ギ酸、シュウ酸、安息香酸、リン酸、スルホン酸から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の乳化系毛髪化粧料。
- エステル油、シリコーン油、炭化水素油からなる群から選択される1種または2種以上の油剤を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の乳化系毛髪化粧料。
- 界面活性剤を実質的に含まない、請求項1〜9のいずれか一項に記載の乳化系毛髪化粧料。
- 有機酸としてグルタミン酸を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の乳化系毛髪化粧料。
- 油剤としてスクワラン、流動パラフィンおよび/または不揮発性の炭化水素油を含む請求項9〜11のいずれか一項に記載の乳化系毛髪化粧料。
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