JP2014043425A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2014043425A
JP2014043425A JP2012187209A JP2012187209A JP2014043425A JP 2014043425 A JP2014043425 A JP 2014043425A JP 2012187209 A JP2012187209 A JP 2012187209A JP 2012187209 A JP2012187209 A JP 2012187209A JP 2014043425 A JP2014043425 A JP 2014043425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
acid
fatty acid
extract
alkyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012187209A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Inamasu
悟志 稲益
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kracie Home Products Ltd
Original Assignee
Kracie Home Products Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kracie Home Products Ltd filed Critical Kracie Home Products Ltd
Priority to JP2012187209A priority Critical patent/JP2014043425A/ja
Publication of JP2014043425A publication Critical patent/JP2014043425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】毛髪の滑らかさを高め、その結果毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指どおりのよい仕上がり感を与えることができる毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】下記成分(A)〜(C)を含有する毛髪化粧料。
(A)アルギニルフルクトシルグルコース
(B)下記一般式(2)で表される脂肪酸アミドアミン
1−CO−NH−(CH2n−N(R22 ・・・(2)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
【選択図】なし

Description

本発明は毛髪化粧料に関し、毛髪の滑らかさを高め、その結果毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指どおりのよい仕上がり感を与えることができる毛髪化粧料に関する。
女性のヘアスタイルの流行に伴って、求められる髪の仕上がりや感触も並行して変化している。最近では、シャギーやレイヤーカットなどの毛先のボリュームを落としたヘアスタイルが一般的である。一方、カラーリングやパーマ等の施術により、指どおりの滑らかな仕上がり感のみならず、べたつき感や髪が重くならずにふんわりとボリュームが出る質感が求められている。ヘアリンスやヘアトリートメント等の毛髪化粧料においては、従来毛髪を柔軟にして櫛通りをよくする目的で、カチオン性界面活性剤やシリコーン等の配合、あるいは、しっとりとした感触を与えるために液状や固形状の油剤の配合が試みられている。しかし、これら従来の技術では、近年のヘアスタイルにおいて要求されているニーズを満足させることは困難であり、指どおりの滑らかな仕上がり感とべたつきや重さのなさを両立することが課題であった。
これらの課題を解決する方法として、例えば、特定の脂肪酸アミドプロピルアミン誘導体と酸性アミノ酸を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照。)、特定のアミドアミン化合物と特定のグリコールを組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照。)、特定のアミドアミン、酸、高融点化合物、油性化合物及び水を特定量含み、さらにアミドアミンと酸のモル比を特定した四級アンモニウム化合物を実質的に含まないヘアコンディショニング組成物(例えば、特許文献3参照。)などや、特定のヒドロキシエーテルアミン化合物と、無機酸及び/又は有機酸と、高級アルコールと油性成分を組み合わせた毛髪用組成物(例えば、特許文献4参照。)などのように、毛髪に滑らかさや柔軟性を付与する毛髪化粧料が提案されている。また本発明者らは、毛髪へうるおい感や滑らかさを付与することを目的として、ステアリルPGトリモニウムクロリドやベヘニルPGトリモニウムクロリドなどのヒドロキシエーテル型カチオンと、特定の高級アルコールと毛髪補修剤を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献5参照。)を提案している。
アルギニルフルコトシルグルコースには、抗酸化作用、チロシナーゼ活性阻害作用、メラニン産生抑制作用、美白作用などがあり、化粧料、飲食品組成物及医薬品組成物などに使用すること(例えば、特許文献7、8参照。)が知られている。しかしながら、アルギニルフルコトシルグルコースを特定の界面活性剤及びカチオン性ポリマーと組合わせて毛髪化粧料に配合することによって、毛髪の滑らかさを高め、その結果毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指どおりのよい仕上がり感を与えることは知られていなかった。
特開平9−71515号公報 特開2000−53537号公報 特開2000−501430号公報 特開2004−323495号公報 特開2010−13405号公報 特開2012−140360号公報 特開2012−140376号公報
本発明の目的は、毛髪の滑らかさを高め、その結果毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指どおりのよい仕上がり感を与えることができる毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者等は、本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、アルギニルフルコトシルグルコースを特定の界面活性剤及び特定の高級アルコールとを組み合わせて配合した毛髪化粧料が上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、下記成分(A)〜(C)を含有する毛髪化粧料である。
(A)アルギニルフルクトシルグルコース
(B)下記一般式(2)で表される脂肪酸アミドアミン
1−CO−NH−(CH2n−N(R22 ・・・(2)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
本発明の毛髪化粧料には、成分(D)ベヘニルPGトリモニウムクロリドを含有することが好ましい。また成分(E)不揮発性シリコーン類を含有することも好ましい。
本発明によれば、毛髪の滑らかさを高め、その結果毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指どおりのよい仕上がり感を与えることができる毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の毛髪化粧料について詳細に説明する。
本発明の毛髪化粧料に用いられる成分(A)アルギニルフルクトシルグルコースは下記一般式(1)で表される化合物である。
Figure 2014043425
本発明では、アルギニルフルクトシルグルコースの配合量は特に限定されるものではないが、毛髪化粧料全体に対して0.00001〜1質量%(以下、単に%という。)が好ましく、特に0.0001〜1%が好ましい。この配合量の範囲であれば毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指どおりの良い仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明に用いられるアルギニルフルクトシルグルコースは公知の方法で製造したもので良いが、例えば、アルギニンを用いて、マルトースと酸の存在下で加温することにより製造することができる。具体的には、アルギニンとマルトースとを溶媒としての酸に溶解させ、70℃で30分間加温する。アルギニンとマルトースとの反応は、アルギニン100質量部に対して、マルトース1〜1000質量部、好ましくは50〜300質量部とする。上記反応の溶媒としては、有機酸が好ましく、例えば、酢酸、酪酸などが挙げられる。特に酢酸が好ましい。なお、水溶液中で両物質を反応させると、効率が低下するので、氷酢酸などの無水状態で液状を示す酸を溶媒として用いることが好ましい。上記反応の温度条件としては、常温から沸点までの任意の温度で行えるが、反応速度及び効率の面から60〜80℃の温度条件が好ましい。反応時間は温度や溶媒としての酸の種類によって異なるが、通常5〜300分程度であり、10〜60分が好ましい。反応後、冷却したのち不溶性物質をろ過または遠心分離して除去し、得られたろ液または上清から反応溶媒としての酸を留去することにより、アルギニルフルクトシルグルコースを含む混合物を得ることができる。アルギニルフルクトシルグルコースを含む混合物のままでも使用可能であるが、必要に応じて、常法によりアルギニルフルクトシルグルコースを含む混合物からアルギニルフルクトシルグルコースを精製して使用する。
本発明に用いられるアルギニルフルクトシルグルコースは化学合成品に限らず、植物抽出物に含まれるものを使用しても良く、毛髪化粧料に使用する際は、アルギニルフルクトシルグルコースの精製物、混合物のまま、精製物と混合物が混在するもの、いすれのものでも使用が可能である。アルギニルフルクトシルグルコースを多く含有する植物抽出物はコメヌカ発酵エキスが上げられ、植物抽出物としてはそれを使用することが好ましい。
本発明のヘアリンス組成物に用いられる成分(B)脂肪酸アミドアミンは、下記一般式(2)
1−CO−NH−(CH2n−N(R22 ・・・(2)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)で表される。具体例を示すと、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド等の脂肪酸アミドアミンが挙げられる。これらの中でもR1が炭素数17〜21、R2がメチル基、nが3の整数であるベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドが特に好ましい。本発明では、これらの脂肪酸アミドアミンの中から適宜選択し、1種単独または2種以上を組み合わせて配合できる。脂肪酸アミドアミンの配合量は特に限定されるものではないが、毛髪化粧料全体に対して0.1〜10%が好ましく、特に0.5〜5%が好ましい。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指どおりの良い
仕上がり感を与えることができるため好ましい。
脂肪酸アミドアミンは、通常、酸を添加して中和して配合することが好ましく、中和により乳化剤としての機能がより発揮される。中和剤としては有機酸を用いることが好ましい。有機酸としては、例えば、グリコール酸、乳酸、グリセリン酸、グルコン酸、パントテン酸等のヒドロキシモノカルボン酸;リンゴ酸、酒石酸等のヒドロキシジカルボン酸;クエン酸等のヒドロキシトリカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸等のジカルボン酸;L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;ピログルタミン酸、;安息香酸、p−トルエンスルホン酸等の芳香族酸等が挙げられる。これらの中でも、乳化性の点から、ヒドロキモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、ヒドロキシトリカルボン酸が好ましく、その中でも特に乳酸がより好ましい。脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンと有機酸の中和は、乳化工程中で行っても、あるいはあらかじめ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンと有機酸の塩を形成させてから配合しても良い。また、有機酸は、1種単独または2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、脂肪酸アミドアミドアミンに対して、好ましくは0.5〜2モル倍、更に好ましくは0.7〜1.5モル倍の範囲である。
本発明の毛髪化粧料に用いられる成分(C)は炭素数14〜22の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールであるが、より好ましいものとしては、炭素数16〜22の長鎖高級アルコールである。例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールである。本発明では、これら高級アルコールの中から適宜選択し、1種単独または2種以上を組み合わせて配合できる。高級アルコールの配合量は特に限定されるものではないが、毛髪化粧料全体に対して1〜20%が好ましく、特に3〜10%が好ましい。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指どおりの良い仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に用いられる成分(D)ベヘニルPGトリモニウムクロリドはヒドロキシエーテル型カチオン系界面活性剤であり、その配合量は特に限定されるものではないが、毛髪化粧料全体に対して0.1〜10%が好ましく、特に0.5〜5%が好ましい。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時のぬめり感や乾燥後の潤い効果を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に用いられる成分(E)不揮発性シリコーンの具体例を示すと、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチコノール、末端水酸基メチルフェニルポリシロキサン、アクリル変性シリコーン等が挙げられる。これらの不揮発性シリコーンはオイルのまま、もしくは予め調製された水性エマルジョンの形態でヘアリンス中に配合しても良い。本発明では、これら不揮発性シリコーンの中から適宜選択し、1種単独または2種以上を組み合わせて配合できる。不揮発性シリコーンの配合量は特に限定されるものではないが、毛髪化粧料全体に対して0.1〜20%が好ましく、特に0.5〜10%が好ましい。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指どおりの良い仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、リーブオントリートメント等に用いることができる。また本発明の毛髪化粧料は、常法により製造することができる。
また、本発明の毛髪化粧料には、上記成分のほかに本発明の効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、例えば、ラウリル硫酸塩、ポ
リオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチ−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
次に本発明の毛髪化粧料について実施例を用いてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。まず、各実施例で採用した試験法及び評価基準を説明する。
(1)毛髪の滑らかさ評価試験法
ブリーチ処理によりダメージを施した毛束に対しヘアリンス処理後、水道水で十分にすすぎを行った。22℃、50%の湿度下で一昼夜自然乾燥したものを測定サンプルとした。動摩擦係数計(NRF型:エルクエスト社製)を使用し、毛髪表面の動摩擦係数(μk)の測定を行った。数値が小さいほど滑らかであることを示す。
(2)使用時の感触試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用時の髪なじみ、指通りについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
(3)使用後の毛髪の仕上がり感試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用後の毛髪の滑らかさ、しなやかさ、ふんわり感、べたつきのなさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
実施例1〜5及び比較例1〜4(ヘアリンス)
表1に記載の配合組成によるヘアリンスを調製し、毛髪の滑らかさ、使用時の髪なじみ、指通り等の使用感、使用後の仕上がり感について評価し、その結果も表1に示した。なお
、以下の実施例の組成における配合量は質量%である。
Figure 2014043425
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜5のヘアリンスは比較例1〜4の組成物に比べていずれも優れた性能を見出した。
以下、本発明の毛髪化粧料のその他の処方例を実施例6〜8として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、上記の毛髪の滑らかさ、使用時の髪なじみ、指通り等の使用感、使用後の仕上がり感の各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例6 ヘアコンディショナー
配合量(%)(1)ステアリルアルコール 4.0
(2)ベヘニルアルコール 0.5
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.5
(4)塩化オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム 0.5
(5)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(6)高重合ジメチルポリシロキサン(10万cs) 0.5
(7)ジメチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(8)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.2
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(9)メチルフェニルポリシロキサン 0.2
(10)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(11)パラフィン 1.0
(12)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 1.5
(13)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(14)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(15)ローズヒップ油 0.1
(16)グレープシード油 0.1
(17)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(18)乳酸 0.5
(19)アミノ変性シリコーンエマルジョン 5.0
(シリコーン純分60%を有する、アミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン=1/10の機械的エマルジョン)
(20)アミノ変性シリコーンエマルジョン 2.0
(シリコーン純分を50%有する乳化重合エマルジョン、
SM8904、東レダウコーニング社製)
(21)プロピレングリコール 0.5
(22)ソルビトール 2.0
(23)グリセリン 0.5
(24)グリコシルトレハロース 1.0
(25)メチルパラベン 0.1
(26)桃葉エキス 0.5
(27)海藻エキス 0.1
(28)セリシン 0.1
(29)アロエベラ葉エキス 0.1
(30)D−パントテニルアルコール 0.1
(31)加水分解コラーゲン液 0.5
(32)ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
(33)シルクエキス 0.5
(34)加水分解コムギ 0.1
(35)アルギニルフルクトシルグルコース 0.1
(36)サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス 1.0
(37)L−アルギニン 0.1
(38)グルタミン酸ナトリウム 0.5
(39)L−プロリン 0.1
(40)ポリクオタニウムー64 0.1
(41)加水分解カラスムギタンパク 0.2
(42)海水 0.5
(43)フェノキシエタノール 0.3
(44)香料 0.5
(45)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(18)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(45)に(21)〜(25)を分散したものをプロペラで攪拌しながらを加え、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(19)、(20)、(26)〜(44)を添加し、室温まで冷却して、ヘアコンディショナーを調製した。
実施例7 ヘアトリートメント
配合量(%)(1)セトステアリルアルコール 7.0
(2)ベヘニルアルコール 3.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(4)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(5)塩化オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム 1.0
(6)べヘニルPGトリモニウムクロリド 2.0
(7)ジメチルポリシロキサン(100cs) 5.0
(8)高重合ジメチルポリシロキサン(100万cs) 1.0
(9)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.4
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(10)メチルフェニルポリシロキサン 0.4
(11)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(12)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 1.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、
ヒドロキシステアリン酸)
(13)セバシン酸ジエチル 1.0
(14)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(15)パルミチン酸エチルヘキシル 2.0
(16)ジステリン酸ペンタエリスリチル 2.0
(17)パラフィン 1.0
(18)白色ワセリン 1.0
(19)乳酸 0.4
(20)1,3−ブチレングリコール 1.0
(21)ソルビトール液 2.0
(22)グリコシルトレハロース 1.0
(23)グリセリン 1.0
(24)プロピレングリコール 1.0
(25)ジプロピレングリコール 1.0
(26)ヒドロキシエチルセルロース 1.0
(27)アミノ変性シリコーンエマルジョン 4.0
(シリコーン純分60%を有する、アミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン=0.5/10の機械的エマルジョン)
(28)アミノ変性シリコーンエマルジョン 5.0
(シリコーン純分を14%有する機械乳化マイクロエマルジョン、
BY22−079、東レダウコーニング社製)
(29)ムクロジエキス 0.1
(30)ヒオウギエキス 0.1
(31)ツバキエキス 0.1
(32)チャ花エキス 0.1
(33)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(34)赤米エキス 0.1
(35)コメヌカエキス 0.1
(36)コメ胚芽油 0.1
(37)アンズ核油 0.1
(38)イノシトール 0.3
(39)加水分解コメタンパク 0.5
(40)加水分解ダイズタンパク 0.1
(41)アルギニルフルクトシルグルコース 0.1
(42)サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス 1.0
(43)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(44)フェノキシエタノール 0.2
(45)香料 0.7
(46)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(19)を80℃にて均一に混合溶解し油相とする。(20)〜(26)および(46)を80℃にて均一に混合攪拌し水相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、60℃にて(27)〜(45)を添加し、室温まで冷却して、ヘアトリートメントを調製した。
実施例8 ヘアパック
配合量(%)(1)ベヘニルアルコール 3.0
(2)ステアリルアルコール 7.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0
(4)エルカ酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(5)塩化オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム 1.0
(6)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(7)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(8)クオタニウム−80 0.5
(アビルコート3474、エボニック社製)
(9)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.6
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(10)メチルフェニルポリシロキサン 0.6
(11)セバシン酸ジエチル 1.0
(12)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(13)パルミチン酸エチルヘキシル 2.0
(14)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(15)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 1.0
(16)乳酸 0.4
(17)ヒドロキシエチルウレア 1.0
(18)プロピレングリコール 3.0
(19)ジグリセリン 1.0
(20)グリコシルトレハロース 3.0
(21)メチルパラベン 0.2
(22)ジメチコン水性エマルジョン 3.0
(シリコンKM−910、信越化学工業社製)
(23)ジメチコノール水性エマルジョン 3.0
(シリコンXS65−C2173、モメンティブ社製)
(24)アミノ変性シリコーンエマルジョン 3.0
(シリコーン純分60%を有する、アミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン=2.0/10の機械的エマルジョン)
(25)アミノ変性シリコーンエマルジョン 3.0
(シリコーン純分を20%有する機械乳化マイクロエマルジョン、
XS65−B6413、モメンティブ社製)
(26)フェノキシエタノール 0.2
(27)ムクロジエキス 0.5
(28)ヒオウギエキス 0.1
(29)ツバキエキス 0.1
(30)チャ花エキス 0.1
(31)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(32)赤米エキス 0.1
(33)コメヌカエキス 0.1
(34)コメ胚芽油 0.1
(35)加水分解コメタンパク 0.5
(36)アルギニルフルクトシルグルコース 0.1
(37)サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス 1.0
(38)香料 0.6
(39)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(16)を80℃にて均一に混合溶解させ、(17)〜(25)および(39)を60℃にて混合したものを加えて乳化し、ホモミキサーで混合分散を行いながら、50℃で(26)〜(38)を加えて、室温まで冷却して、ヘアパックを調製した。

Claims (3)

  1. 下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
    (A)アルギニルフルクトシルグルコース
    (B)下記一般式(2)で表される脂肪酸アミドアミン
    1−CO−NH−(CH2n−N(R22 ・・・(2)
    (式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
    (C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
  2. さらに成分(D)ベヘニルPGトリモニウムクロリドを含有する請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. さらに成分(E)不揮発性シリコーン類を含有する請求項1または2に記載の毛髪化粧料。
JP2012187209A 2012-08-28 2012-08-28 毛髪化粧料 Pending JP2014043425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187209A JP2014043425A (ja) 2012-08-28 2012-08-28 毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187209A JP2014043425A (ja) 2012-08-28 2012-08-28 毛髪化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014043425A true JP2014043425A (ja) 2014-03-13

Family

ID=50394976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012187209A Pending JP2014043425A (ja) 2012-08-28 2012-08-28 毛髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014043425A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016047800A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 クラシエホームプロダクツ株式会社 毛髪化粧料

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09316091A (ja) * 1996-05-24 1997-12-09 Bizen Kasei Kk アルギニルフラクトシルグルコース類の製造法
JP2006347997A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Kao Corp 毛髪化粧料
JP2008069085A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Kao Corp 毛髪化粧料
WO2009019896A1 (ja) * 2007-08-08 2009-02-12 Kao Corporation 毛髪化粧料
JP2010006749A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Kracie Home Products Ltd 毛髪化粧料
JP2010265196A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Kao Corp ヘアコンディショニング組成物

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09316091A (ja) * 1996-05-24 1997-12-09 Bizen Kasei Kk アルギニルフラクトシルグルコース類の製造法
JP2006347997A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Kao Corp 毛髪化粧料
JP2008069085A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Kao Corp 毛髪化粧料
WO2009019896A1 (ja) * 2007-08-08 2009-02-12 Kao Corporation 毛髪化粧料
JP2010006749A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Kracie Home Products Ltd 毛髪化粧料
JP2010265196A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Kao Corp ヘアコンディショニング組成物

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6014055212; JOO, Kyung-Mi et al.: 'Simultaneous determination of two Amadori compounds in Korean red ginseng (Panax ginseng) extracts a' Journal of Chromatography B Volume 865, Issues 1-2, 200804, pp.159-166, Elsevier *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016047800A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 クラシエホームプロダクツ株式会社 毛髪化粧料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4184312B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4719575B2 (ja) 毛髪化粧料及びその製造方法
JP5725653B2 (ja) ヘアリンス組成物
JP5110590B2 (ja) ヘアリンス組成物
JP5284703B2 (ja) ヘアリンス組成物
EP2436371A1 (en) Hair cosmetic
JP5138477B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5725652B2 (ja) ヘアリンス組成物
JP5808607B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2014043426A (ja) 毛髪化粧料
JP2015117223A (ja) 毛髪化粧料
JP6128879B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2014043419A (ja) 毛髪化粧料
JP5808608B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2013023471A (ja) ヘアリンス組成物
JP2013023470A (ja) ヘアリンス組成物
JP6087653B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4979132B2 (ja) ヘアリンス組成物
JP2014129242A (ja) 毛髪化粧料
JP4979131B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2016117692A (ja) 毛髪化粧料
JP6633337B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2014043425A (ja) 毛髪化粧料
JP6437213B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5946724B2 (ja) 毛髪化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160905