JP2014129242A - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用時の指どおりや、毛髪に対する滑らかさの付与に優れ、且つ重すぎずべた付かない程度にしっとりとした仕上がり感を持つ化粧料を提供する。
【解決手段】下記(A)〜(D)成分を含有する毛髪化粧料。
(A)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(B)アミノポリエーテル変性シリコーン
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)下記一般式(II)で表されるエーテル型カチオン
R3−O−(CH2)n−N+(R4)3・X− ・・・(II)
(式中、R3は、直鎖又は分岐した炭素数12〜22の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、R4は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数、Xはハロゲン原子を示す。)
【選択図】なし
【解決手段】下記(A)〜(D)成分を含有する毛髪化粧料。
(A)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(B)アミノポリエーテル変性シリコーン
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)下記一般式(II)で表されるエーテル型カチオン
R3−O−(CH2)n−N+(R4)3・X− ・・・(II)
(式中、R3は、直鎖又は分岐した炭素数12〜22の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、R4は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数、Xはハロゲン原子を示す。)
【選択図】なし
Description
本発明は毛髪化粧料に関するものであり、さらに詳しくは、使用時の指どおりや、毛髪に対する滑らかさの付与に優れ、且つ重すぎずべた付かない程度にしっとりとした仕上がり感を持つ化粧料に関する。
女性のヘアスタイルは、流行に伴って求められる髪の仕上がりや感触も変化している。そのなかには、シャギーやレイヤーカットなどの毛先のボリュームを落としたヘアスタイルなどもある。その一方で、カラーリングやパーマ等の施術により、しなやかでしっとりした仕上がり感のみならず、指どおり滑らかにボリュームが出る質感が求められている。さらに冬場の低湿度環境下においても、それらの機能が持続することが望まれている。従来のヘアリンスやヘアトリートメント等の毛髪化粧料においては、毛髪を柔軟にして櫛通りを良くする目的で、カチオン性界面活性剤やシリコーン等が配合されたり、しっとりとした感触を与えるために液状や固形状の油剤が配合されたりしている。しかし、これら従来の技術では、近年のヘアスタイルにおいて要求されているニーズを満足させることは困難であり、しっとりとした仕上がり感と使用時の指どおりの改善を両立することが課題であった。
これらの課題を解決する方法として、例えば、特定の脂肪酸アミドプロピルアミン誘導体と酸性アミノ酸を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照。)、特定のアルキルエーテル型カチオンと特定のカチオン性界面活性剤とを組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照。)、また、アミノポリエーテル変性シリコーンを毛髪にツヤやまとまりを付与することを目的として毛髪化粧料に配合すること(例えば、特許文献3参照。)などや、特定のヒドロキシエーテルアミン化合物と、無機酸及び/又は有機酸と、高級アルコールと油性成分を組み合わせた毛髪用組成物(例えば、特許文献4参照。)などのように、毛髪に滑らかさや柔軟性を付与するヘアリンス組成物が提案されている。また本願出願人は、毛髪へうるおい感や滑らかさを付与することを目的として、ステアリルPGトリモニウムクロリドやベヘニルPGトリモニウムクロリドなどのヒドロキシエーテル型カチオンと、特定の高級アルコールと脂肪酸アミドプロピルベタインを組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献5参照。)を提案している。
しかしながら、従来の毛髪化粧料は、しっとりとした仕上がり感の問題は解決できるものの、近年消費者が要求する使用時の指どおりのよさや使用後の滑らかさの付与といった面では十分に要望を満たしているとはいえなかった。
従って、本発明が解決しようとする課題は、使用時の指どおりや、毛髪に対する滑らかさの付与に優れ、且つ重すぎずべた付かない程度にしっとりとした仕上がり感を持つ化粧料
を提供することにある。
を提供することにある。
そこで、本発明者らは、上記課題に鑑みて鋭意研究した結果、特定のアミドアミン、アミノポリエーテル変性シリコーン、特定の高級アルコール、及び特定のエーテル型カチオンを組み合わせた毛髪化粧料が上記問題点を解決することを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は下記(A)〜(D)成分を含有する毛髪化粧料である。
(A)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(B)アミノポリエーテル変性シリコーン
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)下記一般式(II)で表されるエーテル型カチオン
R3−O−(CH2)n−N+(R4)3・X− ・・・(II)
(式中、R3は、直鎖又は分岐した炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R4は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数、Xはハロゲン原子を示す。)
(A)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(B)アミノポリエーテル変性シリコーン
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)下記一般式(II)で表されるエーテル型カチオン
R3−O−(CH2)n−N+(R4)3・X− ・・・(II)
(式中、R3は、直鎖又は分岐した炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R4は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数、Xはハロゲン原子を示す。)
本発明によれば、使用時の指どおりや、毛髪に対する滑らかさの付与に優れ、且つ重すぎずべた付かない程度にしっとりとした仕上がり感を持つ化粧料を提供することができる。
以下、本発明の毛髪化粧料について詳細に説明する。
本発明の毛髪化粧料に配合される(A)脂肪酸アミドアミンは、下記一般式(I)で表されるものである。
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
このような脂肪酸アミドアミンの具体例を示すと、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド等の脂肪酸アミドアミンが挙げられる。これらの中でもR1が炭素数17〜21、R2がメチル基、nが3の整数であるベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミドが特に好ましい。本発明では、
これらの脂肪酸アミドアミンの中から1種又は2種以上を任意に用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全体に対して好ましくは0.1〜10質量%(以下、単に%と示す。)、更に好ましくは0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
これらの脂肪酸アミドアミンの中から1種又は2種以上を任意に用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全体に対して好ましくは0.1〜10質量%(以下、単に%と示す。)、更に好ましくは0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に配合される(B)アミノポリエーテル変性シリコーンは、アミノ変性ポリシロキサン鎖とポリオキシアルキレン鎖とのブロック共重合体である。このようなアミノポリエーテル変性シリコーンは、市販品を用いることができ、例えばアミノポリエーテル変性直鎖ABnタイプであるSILSTYLE104、201、401(東レ・ダウコーニング社製)が挙げられ、これらが特に好ましい。
本発明では、アミノポリエーテル変性シリコーンの配合量は、毛髪化粧料全体に対して好ましくは0.05〜3%、更に好ましくは0.1〜2%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に配合される成分(C)は炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールであるが、好ましいものとしては炭素数16〜22の長鎖高級アルコール、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールである。これらの高級アルコールは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全体に対して好ましくは1〜20%、更に好ましくは3〜10%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に配合される(D)エーテル型カチオンは、下記一般式(II)で表されるものである。
R3−O−(CH2)n−N+(R4)3・X− ・・・(II)
(式中、R3は、直鎖又は分岐した炭素数12〜22の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、R4は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数、X−はハロゲン原子を示す。)
R3−O−(CH2)n−N+(R4)3・X− ・・・(II)
(式中、R3は、直鎖又は分岐した炭素数12〜22の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、R4は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数、X−はハロゲン原子を示す。)
このようなエーテル型カチオンのうち、好ましいものはステアロキシプロピルトリモニウムクロリドである。ステアロキシプロピルトリモニウムクロリドは市販品を使用することができ、例えば「コータミンE−80K(花王株式会社)」が挙げられる。これらエーテル型カチオンの配合量は、毛髪化粧料全体に対して好ましくは0.1〜1.5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、滑らかな仕上がりを付与することができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に好ましく配合される(E)ベヘニルPGトリモニウムクロリドはヒドロキシエーテル型カチオンである。ベヘニルPGトリモニウムクロリドは市販品を使用することができ、例えば「カチナールBHC−60BE(東邦化学工業株式会社)が挙げられる。ベヘニルPGトリモニウムクロリドの配合量は、毛髪化粧料全体に対して好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時のぬめり感や乾燥後のうるおい効果を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、リーブオントリートメント等に用いることができる。また本発明の毛髪化粧料は、常法により製造することができる。
また、本発明の毛髪化粧料には、上記成分以外にも、効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、例えば、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、L−スレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
次に本発明の毛髪化粧料について実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(1)使用時の感触試験法
20名のパネルが本発明の実施例及び比較例の毛髪化粧料を使用し、使用時の指通りについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
20名のパネルが本発明の実施例及び比較例の毛髪化粧料を使用し、使用時の指通りについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
(2)使用後の毛髪の仕上がり感試験法
20名のパネルが本発明の実施例及び比較例の毛髪化粧料を使用し、使用後の毛髪のしっとり感、滑らかさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
20名のパネルが本発明の実施例及び比較例の毛髪化粧料を使用し、使用後の毛髪のしっとり感、滑らかさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
実施例1〜3及び比較例1〜3(毛髪化粧料)
表1に記載の配合組成による毛髪化粧料を常法により調製し使用時の感触(指通り)、使用後の仕上がり感(しっとり感、滑らかさ)について調べ、その結果を表1に示した。なお、以下の実施例の組成における配合量は純分換算した質量%である。
表1に記載の配合組成による毛髪化粧料を常法により調製し使用時の感触(指通り)、使用後の仕上がり感(しっとり感、滑らかさ)について調べ、その結果を表1に示した。なお、以下の実施例の組成における配合量は純分換算した質量%である。
本発明の成分を用いた実施例1〜3の毛髪化粧料は比較例1〜3の組成物に比べていずれも優れた性能を見出した。
以下、本発明の毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、使用時の感触(指通り)、使用後の仕上がり感(しっとり感、滑らかさ)の各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例4(ヘアコンディショナー)
(1)ステアリルアルコール 5.6
(2)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.8
(3)ベヘニルPGトリモニウムクロリド
(カチナールBHC−60BE、東邦化学工業株式会社) 0.8
(4)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド
(コータミンE−80K、花王株式会社) 0.3
(5)高重合ジメチルポリシロキサン(50万cs) 1.0
(6)ジメチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(7)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.2
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(8)メチルフェニルポリシロキサン 0.2
(9)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(10)乳酸 0.5
(11)パラフィン 1.0
(12)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 2.0
(13)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(14)ローズヒップ油 0.1
(15)グレープシード油 0.1
(16)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(17)プロピレングリコール 0.5
(18)ソルビトール 2.0
(19)グリセリン 0.5
(20)メチルパラベン 0.2
(21)アロエベラ葉エキス 0.1
(22)杏核油 0.1
(23)赤米エキス(RedRiceExtract、GSIクレオス) 0.1
(24)香料 0.5
(25)精製水 全量を100とする
(1)ステアリルアルコール 5.6
(2)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.8
(3)ベヘニルPGトリモニウムクロリド
(カチナールBHC−60BE、東邦化学工業株式会社) 0.8
(4)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド
(コータミンE−80K、花王株式会社) 0.3
(5)高重合ジメチルポリシロキサン(50万cs) 1.0
(6)ジメチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(7)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.2
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(8)メチルフェニルポリシロキサン 0.2
(9)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(10)乳酸 0.5
(11)パラフィン 1.0
(12)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 2.0
(13)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(14)ローズヒップ油 0.1
(15)グレープシード油 0.1
(16)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(17)プロピレングリコール 0.5
(18)ソルビトール 2.0
(19)グリセリン 0.5
(20)メチルパラベン 0.2
(21)アロエベラ葉エキス 0.1
(22)杏核油 0.1
(23)赤米エキス(RedRiceExtract、GSIクレオス) 0.1
(24)香料 0.5
(25)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(16)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(25)に(17)〜(20)を分散したものをプロペラで攪拌しながら加え、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(21)〜(24)を添加し、室温まで冷却して、ヘアコンディショナーを調製した。
実施例5(ヘアトリートメント)
配合量 (%)
(1)セトステアリルアルコール 3.0
(2)ベヘニルアルコール 3.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(4)ベヘニルPGトリモニウムクロリド 2.1
(カチナールBHC−60BE 東邦化学工業株式会社)
(5)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド
(コータミンE−80K 花王株式会社) 1.4
(6)ジメチルポリシロキサン(100mm2/s) 5.0
(7)ジメチルポリシロキサン(500万mm2/s) 1.0
(8)アミノ変性シリコーン(10000mm2/s) 0.5
(9)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.4
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社製)
(10)メチルフェニルポリシロキサン 0.4
(11)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 2.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸)
(12)セバシン酸ジエチル 1.0
(13)ジステリン酸ペンタエリスリチル 2.0
(14)乳酸 1.0
(15)パラフィン 1.5
(16)白色ワセリン 2.0
(17)1,3−ブチレングリコール 1.0
(18)ソルビトール液 2.0
(19)グリコシルトレハロース 1.0
(20)グリセリン 1.0
(21)プロピレングリコール 1.0
(22)ジプロピレングリコール 1.0
(23)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(24)防腐剤 0.1
(ケーソンCG、ローム・アンド・ハース・ジャパン株式会社)
(25)フェノキシエタノール 0.2
(26)杏核油 0.1
(27)赤米エキス(RedRiceExtract、GSIクレオス) 0.1
(28)香料 0.7
(29)精製水 全量を100とする
配合量 (%)
(1)セトステアリルアルコール 3.0
(2)ベヘニルアルコール 3.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(4)ベヘニルPGトリモニウムクロリド 2.1
(カチナールBHC−60BE 東邦化学工業株式会社)
(5)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド
(コータミンE−80K 花王株式会社) 1.4
(6)ジメチルポリシロキサン(100mm2/s) 5.0
(7)ジメチルポリシロキサン(500万mm2/s) 1.0
(8)アミノ変性シリコーン(10000mm2/s) 0.5
(9)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.4
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社製)
(10)メチルフェニルポリシロキサン 0.4
(11)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 2.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸)
(12)セバシン酸ジエチル 1.0
(13)ジステリン酸ペンタエリスリチル 2.0
(14)乳酸 1.0
(15)パラフィン 1.5
(16)白色ワセリン 2.0
(17)1,3−ブチレングリコール 1.0
(18)ソルビトール液 2.0
(19)グリコシルトレハロース 1.0
(20)グリセリン 1.0
(21)プロピレングリコール 1.0
(22)ジプロピレングリコール 1.0
(23)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(24)防腐剤 0.1
(ケーソンCG、ローム・アンド・ハース・ジャパン株式会社)
(25)フェノキシエタノール 0.2
(26)杏核油 0.1
(27)赤米エキス(RedRiceExtract、GSIクレオス) 0.1
(28)香料 0.7
(29)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(16)を80℃にて均一に混合溶解し油相とする。(17)〜(23)及び(29)を80℃にて均一に混合攪拌し水相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、60℃にて(24)〜(28)を添加し、室温まで冷却して、ヘアトリートメントを調製した。
Claims (3)
- 下記(A)〜(D)成分を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
(A)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(B)アミノポリエーテル変性シリコーン
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)下記一般式(II)で表されるエーテル型カチオン
R3−O−(CH2)n−N+(R4)3・X− ・・・(II)
(式中、R3は、直鎖又は分岐した炭素数12〜22の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、R4は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数、Xはハロゲン原子を示す。) - 更に、(E)ベヘニルPGトリモニウムクロリドを含有する請求項1記載の毛髪化粧料
- (D)成分のエーテル型カチオンが、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリドである請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018002638A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | ホーユー株式会社 | 毛髪処理剤組成物 |
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-
2012
- 2012-12-28 JP JP2012286497A patent/JP2014129242A/ja active Pending
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