JP4979131B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4979131B2 JP4979131B2 JP2007297592A JP2007297592A JP4979131B2 JP 4979131 B2 JP4979131 B2 JP 4979131B2 JP 2007297592 A JP2007297592 A JP 2007297592A JP 2007297592 A JP2007297592 A JP 2007297592A JP 4979131 B2 JP4979131 B2 JP 4979131B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- acid
- fatty acid
- manufactured
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
(A)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(B)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(C)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル
また本発明の毛髪化粧料には、さらに、(D)シリコーン誘導体を含有することが望ましい。
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・一般式(I)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)で表され、具体例を示すと、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド等のアミドアミン化合物が挙げられる。これらの中でもR1が炭素数21のベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミドが特に好適に用いられる。また、これら脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンの市販品を具体的に例示すると、カチナールBMPA(東邦化学社製)、Lexquat AMG−BEO(日光ケミカルズ社製)等が挙げられる。本発明では、これらのアミドアミン化合物の中から1種又は2種以上を任意に用いることができ、その配合量は、好まし
くは0.5〜10質量%、更に好ましくは、1〜5質量%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
(g)アルキル変性シリコーン
ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
各試料で処理した毛束を、温度25℃、湿度90%の条件下で24時間放置後、その質量を測定する。その後、温度25℃、湿度30%の条件下で24時間放置後、質量を測定し、湿度90%の条件下での質量を1としたときの相対値を求め、水分保持力とする。値が大きいほど水分保持力が高いことを示す。
20名のパネルが試料を使用し、使用時の髪なじみ、指通りについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
20名のパネルが試料を使用し、使用後の毛髪のしっとり感、しなやかさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
市販の黒色毛髪(10g,15cm、ビューラックス社製)を10%濃度のポリオキシエチレン(2E.O.)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム2gでシャンプー洗浄し、お湯で充分に洗い流した後、本発明のヘアリンス組成物2gを塗布し、お湯で充分に洗い流し、タオルドライを行い、25℃湿度60%の環境下において6時間乾燥させた。次に、低湿度環境下(25℃湿度30%)に12時間放置し、パサツキおよびしっとり感の項目について、20名のパネルにより「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
表1に記載の配合組成によるヘアリンスを調製し、毛髪の水分保持力、使用時の髪なじみ、指通り等の使用感、使用後の仕上がり感、低湿度下でのパサツキ、しっとり感について調べ、その結果を表1に示した。
配合量(%)
(1)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(2)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(3)セトステアリルアルコール 6.5
(4)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 2.0
(5)メチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(6)高重合メチルポリシロキサン(100万cs) 0.5
(7)アモジメチコン 1.0
(8)乳酸 0.8
(9)パラフィン 1.0
(10)プロピレングリコール 0.5
(11)グルコシルトレハロース・水添デンプン分解物 1.0
(12)コメ胚芽油 0.5
(13)ツバキ油 0.5
(14)ヒオウギエキス 0.5
(15)ヒドロキシエチルセルロース 0.4
(16)フェノキシエタノール 0.2
(17)香料 0.5
(18)精製水 全量を100とする
配合量(%)
(1)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 3.0
(2)セトステアリルアルコール 6.0
(3)ベヘニルアルコール 3.0
(4)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(5)メチルポリシロキサン(100cs) 2.0
(6)アミノ変性シリコンエマルジョン 5.0
(FZ−3789、東レダウコーニングシリコン社製)
(7)高重合メチルポリシロキサンエマルジョン 5.0
(シリコンXS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(8)乳酸 1.0
(9)パラフィン 2.0
(10)白色ワセリン 1.0
(11)ダイマー酸ジリノール酸水添ヒマシ油 1.0
(12)グリセリン 3.0
(13)1,2−ブチレングリコール 3.0
(14)コメ胚芽油 0.5
(15)ツバキ油 0.5
(16)ヒオウギエキス 0.5
(17)加水分解コムギ末 1.0
(18)LIPIDURE−C(日本油脂社製) 1.0
(19)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(20)香料 0.5
(21)精製水 全量を100とする
配合量(%)
(1)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
(3)セチルアルコール 8.0
(4)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(5)シリコーン水性エマルジョン 2.0
(XS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(6)1,3−ブチレングリコール 2.0
(7)セバシン酸ジエチル 3.0
(8)アルギニン誘導体(アミセーフLMA−60、味の素社製)0.2
(9)加水分解シルク液 1.0
(10)海苔タンパク質加水分解物 2.0
(ピュアポルフィラPE、株式会社白子社製)
(11)グリコール酸 0.4
(12)メチルパラベン 0.2
(13)香料 微 量
(14)精製水 全量を100とする
配合量(%)
(1)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(2)塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5
(3)ベヘニルアルコール 5.0
(4)セトステアリルアルコール 5.0
(5)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(6)シリコーン水性エマルジョン 6.0
(XS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(7)アミノ変性シリコーン 1.0
(アビルコート3474、デグサ社製)
(8)プロピレングリコール 3.0
(9)セバシン酸ジエチル 1.0
(10)乳酸 0.5
(11)メチルパラベン 0.2
(12)香料 0.6
(13)精製水 全量を100とする
配合量(%)
(1)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(2)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.2
(3)セトステアリルアルコール 1.0
(4)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(5)メチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(6)ジメチルアミノ
(アミノエチルアミノイソブチル)シロキサン 0.5
(7)乳酸 0.2
(8)ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 1.0
(9)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.5
(10)1,3−ブチレングリコール 0.5
(11)加水分解物コラーゲン 1.0
(12)メチルパラベン 0.2
(13)香料 0.5
(14)精製水 全量を100とする
Claims (2)
- 下記(A)〜(C)成分を含有する毛髪化粧料。
(A)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(B)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(C)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル - さらに、(D)シリコーン誘導体を含有する請求項1に記載の毛髪化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007297592A JP4979131B2 (ja) | 2007-11-16 | 2007-11-16 | 毛髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007297592A JP4979131B2 (ja) | 2007-11-16 | 2007-11-16 | 毛髪化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009120556A JP2009120556A (ja) | 2009-06-04 |
JP4979131B2 true JP4979131B2 (ja) | 2012-07-18 |
Family
ID=40813103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007297592A Active JP4979131B2 (ja) | 2007-11-16 | 2007-11-16 | 毛髪化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4979131B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5725652B2 (ja) * | 2011-02-18 | 2015-05-27 | クラシエホームプロダクツ株式会社 | ヘアリンス組成物 |
JP5969272B2 (ja) * | 2012-06-08 | 2016-08-17 | 東邦化学工業株式会社 | 毛髪用組成物 |
JP2016196448A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 築野ライスファインケミカルズ株式会社 | 毛髪用化粧料 |
JP2021130639A (ja) * | 2020-02-20 | 2021-09-09 | クラシエホームプロダクツ株式会社 | コンディショニング組成物 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4320616B2 (ja) * | 2003-06-05 | 2009-08-26 | 山栄化学株式会社 | ヘアコンディショナー及びその基剤 |
JP4186191B2 (ja) * | 2003-06-05 | 2008-11-26 | 山栄化学株式会社 | 植物ステロールエステル含有毛髪化粧料用感触向上剤 |
JP5069841B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2012-11-07 | 築野ライスファインケミカルズ株式会社 | 米糠から得られる植物ステロールエステルおよびトリテルペンアルコールエステルの使用方法 |
-
2007
- 2007-11-16 JP JP2007297592A patent/JP4979131B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009120556A (ja) | 2009-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4184312B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP2008127337A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP5284703B2 (ja) | ヘアリンス組成物 | |
JP5110590B2 (ja) | ヘアリンス組成物 | |
JP5725653B2 (ja) | ヘアリンス組成物 | |
JP5138477B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP4772361B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
US20120291796A1 (en) | Hair cosmetic composition | |
JP5138478B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP4563083B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP4675279B2 (ja) | ヘアトリートメント組成物 | |
JP4198641B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP6157343B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP4979131B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP2007204375A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP5992257B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP5725652B2 (ja) | ヘアリンス組成物 | |
JP4469874B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP2015117223A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP6128879B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP5946724B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP5808608B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP4979132B2 (ja) | ヘアリンス組成物 | |
JP2013023470A (ja) | ヘアリンス組成物 | |
JP2015034139A (ja) | 毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120416 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120416 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4979131 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |