JP4979132B2 - ヘアリンス組成物 - Google Patents

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本発明はヘアリンス組成物に関し、更に詳細には、塗布時ののび、髪なじみが良く、優れたツヤと滑らかさを付与する効果に優れたヘアリンス組成物に関する。
毛髪の櫛通りを良くし、ツヤや滑らかさを付与するというコンディショニング効果を有するヘアリンス組成物は、一般にヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアパック等の名称で販売されている。これらのヘアリンス組成物には、通常、カチオン性界面活性剤、高級アルコールおよび各種油剤が配合されており、これらの成分が毛髪に吸着することにより、前記のコンディショニング効果を与えることが知られている。特にヘアトリートメントやヘアパックは、一般にヘアリンスと比較して、カチオン性界面活性剤、高級アルコールや各種油剤が多く配合され、高い粘性と濯ぎ時に毛髪から脱着しにくい構造を有することにより、コンディショニング効果を高めている。しかしながら、粘性を高めることにより、塗布時ののびが悪くなり、毛髪に対して不均一に吸着して、乾燥後にツヤやしなやかさが損なわれるという問題があった。また、粘性をそれほど高めずに、毛髪への残留性の高い油性成分の配合が試みられているが、十分なコンディショニング効果を有しているとは言えず、様々な成分の開発やその配合が試みられている。
近年、アミドアミン化合物が毛髪に滑らかさや柔軟性を付与することが見出され、アミドアミン化合物またはその塩類を配合した毛髪化粧料が提案されており、例えば、アミドアミン化合物とN−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩と高級アルコールを組み合わせることにより、滑らか感、しっとり感、柔軟性を付与した組成物(例えば、特許文献1参照。)や、アミドアミン化合物と特定のグリコールを組み合わせて、滑らかな感触と柔軟性を与える毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。また、特定のアミドアミンと脂肪族アルコールを含有し、滑らか感、しっとり感を付与する毛髪化粧料が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。これらの技術は、いずれもヘアリンス組成物としての一定の改善がなされているが、コンディショニング効果を高めるために配合量を増やして、高い粘性を持たせると、塗布時ののび、髪なじみが損なわれたり、長期間の間に組成物がゲル化して安定性が損なわれて使用時の感触が変化するなどの問題点を有し、満足できるものではなかった。
また一方、ノニオン性高分子を毛髪用化粧料に配合することは公知であり、例えば、両性高分子とポリオキシアルキレンアルコールエーテルとセルロースエーテルを含む毛髪化粧料(例えば、特許文献4参照。)、カチオン化セルロースとヒドロキシエチルセルロースとアミノ基を含有するシリコーン化合物を含有するヘアコンディショニング組成物(例えば、特許文献5参照。)、陰イオン性高分子と非イオン性高分子を含有するプレヘアリンス型毛髪処理組成物(例えば、特許文献6参照。)などが開示されているが、これらの発明はイオン性高分子と組み合わせた応用であり、粘性の安定化や感触などの改質を目的として配合され、ヘアリンス組成物としての一定の改善がなされている。しかしながら、これらの方法を用いると、塗布時ののび、髪なじみが損なわれ、また、イオン性高分子が髪に蓄積することにより、連用すると髪がごわつくなどの問題点を有し、満足できるものではなかった。
特開平5−271035号公報 特開2000−53537号公報 特開2005−298447号公報 特開平9−100217号公報 特開2004−161683号公報 特開昭63−154611号公報
本発明は、毛塗布時ののび、髪なじみが良く、優れたツヤと滑らかさを付与する効果に優れたヘアリンス組成物を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明者等は、特定の脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンを選択し、炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールと、低粘度ノニオン性高分子と高粘度ノニオン性高分子を組み合わせることで、毛塗布時ののび、髪なじみが良く、優れたツヤと滑らかさを付与する効果に優れていることを見出した。
即ち、本発明は、下記(A)〜(C)成分を含有するヘアリンス組成物である。
(A)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドプロピルジメチルアミン
Figure 0004979132
(式中、R1−COは全脂肪酸残基中、炭素数22以上の脂肪酸残基の割合が60質量%以上である脂肪酸残基を示す。)
(B)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(C)メチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースから選択されるノニオン性高分子であって、25℃で1%水溶液粘度が500mPa・s以下である低粘度ノニオン性高分子と25℃で1%水溶液粘度が1,000mPa・s以上である高粘度ノニオン性高分子
本発明のヘアリンス組成物は、塗布時ののび、髪なじみが良く、優れたツヤと滑らかさを付与する効果に優れる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる(A)成分である脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンは、例えば、下記一般式(I)
Figure 0004979132
(式中、R−COは全脂肪酸残基中、炭素数22以上の脂肪酸残基の割合が60質量%以上である脂肪酸残基を示す。)で表される。R−COで示される脂肪酸残基の組成は、全脂肪酸残基中、炭素数22以上の脂肪酸残基の割合が60質量%以上であり、更に好ましくは65質量%以上である。このような脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンとしては、例えば、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、エルカ酸ジメチルアミノプロピルアミド、ブラシン酸ジメチルアミノプロピルアミド、リグノセリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、セロチン酸ジメチルアミノプロピルアミドなどが挙げられる。また、脂肪
酸アミドプロピルジメチルアミンは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、好ましくは0.5〜10質量%、更に好ましくは、1〜5質量%の範囲である。この配合量の範囲であれば、ヘアリンス組成物の粘性やのび等の使用感に優れ、髪の柔軟性、平滑性、櫛通り性、光沢、乾燥条件下でのパサツキ、まとまりの持続性が得られるため好ましい。これら脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンの市販品を具体的に例示すると、カチナールBMPA(東邦化学社製)、Lexquat AMG−BEO(日光ケミカルズ社製)等が挙げられる。
脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンは、通常、酸を添加して中和して配合することが好ましく、中和により乳化剤としての機能がより発揮される。中和剤としては有機酸を用いることが好ましい。有機酸としては、例えば、グリコール酸、乳酸、グリセリン酸、グルコン酸、パントテン酸等のヒドロキシモノカルボン酸;リンゴ酸、酒石酸等のヒドロキシジカルボン酸;クエン酸等のヒドロキシトリカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸等のジカルボン酸;L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;ピログルタミン酸;安息香酸、p−トルエンスルホン酸等の芳香族酸等が挙げられる。これらの中でも、乳化性の点から、ヒドロキモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、ヒドロキシトリカルボン酸が好ましく、その中でも特に乳酸がより好ましい。脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンと有機酸の中和は、乳化工程中で行っても、あるいはあらかじめ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンと有機酸の塩を形成させてから配合しても良い。また、有機酸は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンに対して、好ましくは0.5〜2.0モル倍、更に好ましくは0.7〜1.5モル倍の範囲である。
本発明で用いられる(B)成分として選択されるものは、炭素数14〜22の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールである。好ましいものとしては、炭素数16〜22の長鎖高級アルコール、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールである。これらの高級アルコールは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、好ましくは1〜20質量%、更に好ましくは、3〜10質量%の範囲である。この配合量の範囲であれば、ヘアリンス組成物の粘性やのび等の使用感、組成物の経日安定性等に優れ、また髪の柔軟性、平滑性、櫛通り性、光沢、乾燥条件下でのパサツキ、まとまりの持続性が得られるため好ましい。
本発明で用いられる(C)ノニオン性高分子は、25℃における1%水溶液粘度が500mPa・s以下の低粘度ノニオン性高分子と25℃における1%水溶液粘度が1,000mPa・s以上の高粘度ノニオン性高分子とを組合わせて用いられる。低粘度ノニオン性高分子の粘度は好ましくは10〜200mPa・sの範囲であり、高粘度ノニオン性高分子の粘度は好ましくは2,000〜10,000mPa・sの範囲である。これらノニオン性高分子としては、例えば、セルロース誘導体であるメチルセルロース(市販品として「メトローズ」シリーズ、信越化学社製)やヒドロキシエチルセルロース(市販品として「HECダイセル ヒドロキシエチルセルロース」シリーズ、ダイセル化学社製)、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等、合成高分子であるポリビニルピロリドン(市販品として「ルビスコールK」、BASF社製)、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(市販品として「ルビスコールVA」、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(市販品として「コポリマー937」、ISP社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド共重合体(市販品として「スタイリーゼCC−10」、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(市販品として「コポリマーVC713」、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド共重合体(市販品として「アクアフレックスSF−40」、ISP社製)、デキストリン、プルラン、ポリビニルアルコール等が挙げら
れる。これらの中でもメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースから低粘度および高粘度のグレードを適宜選択して組合わせることが好ましい。低粘度と高粘度のノニオン性高分子の組合わせる比率については、好ましくは1:10〜5:1の比率であり、更に好ましくは1:5〜2:1の比率である。また、これらのノニオン性高分子の配合量は、低粘度と高粘度のノニオン性高分子の合計として、好ましくは0.1〜5質量%、更に好ましくは、0.5〜2質量%の範囲である。この組合わせ比率および配合量の範囲であれば、ヘアリンス組成物の粘性やのび等の使用感、組成物の経日安定性等に優れ、また髪の平滑性や光沢などの感触面でも好ましい。
本発明のヘアリンス組成物は、上記の脂肪酸アミドプロピルジメチルアミン、高級アルコール、低粘度ノニオン性高分子と高粘度ノニオン性高分子を必須成分とし、これらを水または水に適宜な溶剤などを加えた液に含有させることによって調製されるが、これらの必須成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で通常ヘアリンス組成物に一般的に配合される他の成分を目的に応じて配合することができる。
そのような成分としては、例えば、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤;ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリエルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチ−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
本発明のヘアリンス組成物は、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、リーブオントリートメント等に用いることができる。
本発明のヘアリンス組成物の効果を評価するために、まず、次の方法で毛髪を処理した。毛髪の処理方法は、市販の黒色毛髪(10g,15cm、ビューラックス社製)を10%濃度のポリオキシエチレン(2E.O.)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム2gでシャンプー洗浄し、お湯で充分に洗い流した後、本発明のヘアリンス組成物2gを塗布した。お湯で充分に洗い流し、タオルドライを行い、25℃湿度60%の環境下において6時間乾燥させた。次いで塗布時ののび、髪なじみ、光沢(ツヤ)、滑らかさ(動摩擦係数)の各項目について評価を行った。
(1)塗布時ののび、(2)髪なじみ
10名の専門パネルを用いて実施例および比較例で示したヘアリンス組成物を使用して、
塗布時ののび、髪なじみの項目について官能評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎:非常に良好〔良いと答えた被験者が8名以上〕
○:良好〔良いと答えた被験者が6名以上8名未満〕
△:やや悪い〔良いと答えた被験者が4名以上6名未満〕
×:悪い〔良いと答えた被験者が4名未満〕
(3)光沢(ツヤ)
市販の黒色毛髪(10g,15cm、ビューラックス社製)を10%濃度のポリオキシエチレン(2E.O.)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム2gでシャンプー洗浄し、お湯で充分に洗い流した後、本発明のヘアリンス組成物2gを塗布した。お湯で充分に洗い流し、タオルドライを行い、25℃湿度60%の環境下において6時間乾燥させた後、ゴニオフォトメーター(自動変角光度計GP−IR、村上色彩研究所製)を用いて、光を毛髪に対して30度の角度から光を入射し、毛髪上で反射した光量を測定した。最大反射光量を正反射光量、0度の反射光量を拡散反射光量とし、以下の式にしたがって、ツヤ値を求めた。尚、ツヤ値はその値が高いほどツヤがあることを示すものである。
ツヤ値=(正反射光量−拡散反射光量)/拡散反射光量
(4)滑らかさ(動摩擦係数)
上記ツヤの評価と同様の操作を行い、動摩擦係数を測定することにより滑らかさを評価した。摩擦磨耗試験機(NRF型、日本レオロジー社製)を使用し、荷重20g、毎分10回転の測定条件で行い、10本の毛髪の平均値を求めた。尚、動摩擦係数が低いほど、滑らかさを示すものである。
実施例1〜6および比較例1〜6(ヘアコンディショナー)
表1および表2に示す組成のヘアコンディショナーを常法により調製し、これらを使用したときの塗布時ののび、髪なじみ、光沢(ツヤ)と滑らかさを調べた。結果を表1および表2に示す。
Figure 0004979132
Figure 0004979132
表1の結果から明らかなように、本発明のヘアリンス組成物(実施例1〜6)は、塗布時ののび、髪なじみ、光沢(ツヤ)と滑らかのいずれも項目においても評価が高かった。これに対し、表2に示す必須成分を配合していない組成物(比較例1〜6)は、いずれも劣った性能を示し、本発明の目的を達成できなかった。
以下、本発明ヘアリンス組成物のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例のヘアリンス組成物についても、上記の塗布時ののび、髪なじみ、光沢(ツヤ)と滑らかさの各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例7 ヘアコンディショナー
配合量(%)
(1)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(炭素数22以上の脂肪酸残基の割合:65質量%)
(2)ステアリルアルコール 5.5
(3)低粘度ヒドロキシエチルセルロース 0.3
(HECダイセルSE400,ダイセル化学社製)
(4)高粘度ヒドロキシエチルセルロース 0.3
(HECダイセルSE850,ダイセル化学社製)
(5)乳酸 0.8
(6)塩化オクタデシロキシプロピルアンモニウム 3.0
(7)ステアリン酸ブチレングリコール 2.0
(8)ワセリン 2.0
(9)セバシン酸ジエチル 2.0
(10)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 1.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸)
(11)ジメチコン(300cs) 0.5
(12)グリセリン 3.0
(13)高重合メチルポリシロキサン 0.5
(14)ジメチルアミノ
(アミノエチルアミノイソブチル)シロキサン 1.0
(15)米ヌカ抽出エキス 1.0
(16)フェノキシエタノール 0.5
(17)香料 0.5
(18)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(2)および(5)〜(14)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(3)〜(4)および(18)にプロペラで攪拌しながら加えて乳化する。徐々に冷却を行い、60℃にて(15)〜(17)を添加し、室温まで冷却して、ヘアコンディショナーを調製した。
実施例8 ヘアトリートメント
配合量(%)
(1)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 3.0
(炭素数22以上の脂肪酸残基の割合:68質量%)
(2)セトステアリルアルコール 8.0
(3)低粘度ヒドロキシエチルセルロース 0.6
(HECダイセルSE400,ダイセル化学社製)
(4)高粘度ヒドロキシエチルセルロース 0.8
(HECダイセルSE900,ダイセル化学社製)
(5)ラウロイルグルタミン酸
ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 2.0
(6)乳酸 1.2
(7)パラフィン 2.0
(8)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 1.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸)
(9)グリセリン 3.0
(10)1,3−ブチレングリコール 1.0
(11)メチルポリシロキサン(500cs) 2.0
(12)メチルフェニルポリシロキサン(5,000cs) 1.0
(13)高重合メチルポリシロキサンエマルジョン 3.0
(シリコンXS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(14)アミノ変性シリコンエマルジョン 5.0
(FZ−3789、東レダウコーニングシリコン社製)
(15)加水分解大豆抽出液 1.0
(16)加水分解コムギ末 1.0
(17)ポリクオタニウム−64 1.0
(LIPIDURE−C、日本油脂社製)
(18)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(19)香料 0.5
(20)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(12)を80℃にて均一に混合溶解し、60℃に加温した(20)を加えて乳化し、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、50℃にて(13)〜(19)を添加し、室温まで冷却して、ヘアトリートメントを調製した。
実施例9 ヘアマスク
配合量(%)
(1)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(炭素数22以上の脂肪酸残基の割合:80質量%)
(2)セチルアルコール 5.0
(3)低粘度メチルセルロース 0.3
(メトローズ65SH4000、信越化学社製)
(4)低粘度ポリビニルピロリドン 0.3
(PVP K−90、ISP社製)
(5)高粘度ヒドロキシエチルセルロース 1.0
(HECダイセルSE900,ダイセル化学社製)
(6)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.2
(7)1,3−ブチレングリコール 2.0
(8)低粘度ヒドロキシエチルセルロース 0.6
(HECダイセルSE400,ダイセル化学社製)
(9)高粘度ヒドロキシエチルセルロース 0.8
(HECダイセルSE900,ダイセル化学社製)
(10)シリコーン水性エマルジョン 2.0
(XS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(11)ステアロキシプロピルジメチルアミン 0.5
(12)加水分解シルク液 1.0
(13)乳酸 0.3
(14)グリコール酸 0.4
(15)メチルパラベン 0.2
(16)香料 微 量
(17)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(2)を80℃にて均一に混合溶解させ、(3)〜(15)および(17)を70℃にて混合したものを加えて乳化し、(16)を加えた後、ホモミキサーで混合分散を行いながら、室温まで冷却して、ヘアマスクを調製した。
実施例10 ヘアパック
配合量(%)
(1)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(炭素数22以上の脂肪酸残基の割合:68質量%)
(2)エルカ酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(3)セトステアリルアルコール 8.0
(4)低粘度メチルセルロース 0.3
(メトローズ65SH4000、信越化学社製)
(5)高粘度ヒドロキシエチルセルロース 1.0
(HECダイセルSE900,ダイセル化学社製)
(6)プロピレングリコール 3.0
(7)セバシン酸ジエチル 1.0
(8)セバシン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 2.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸)
(9)シリコーン水性エマルジョン 6.0
(XS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(10)アミノ変性シリコーン 1.0
(アビルコート3474、デグサ社製)
(11)乳酸 0.5
(12)メチルパラベン 0.2
(13)海藻抽出液 0.5
(14)香料 0.6
(15)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(3)および(6)〜(10)を80℃にて均一に混合溶解させ、(4)〜(5)および(11)〜(15)を50℃にて混合したものを加えて乳化し、ホモミキサーで混合分散を行いながら、室温まで冷却して、ヘアパックを調製した。

Claims (1)

  1. 下記(A)〜(C)成分を含有するヘアリンス組成物。
    (A)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドプロピルジメチルアミン
    Figure 0004979132
    (式中、R−COは全脂肪酸残基中、炭素数22以上の脂肪酸残基の割合が60質量%以上である脂肪酸残基を示す。)
    (B)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
    (C)メチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースから選択されるノニオン性高分子であって、25℃で1%水溶液粘度が500mPa・s以下である低粘度ノニオン性高分子と25℃で1%水溶液粘度が1,000mPa・s以上である高粘度ノニオン性高分子
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