JP2016044133A - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一実施形態としての毛髪化粧料は、(a)ヒドロキシエチルセルロースと、(b)エステル型油剤と、(c)高級アルコールと、(d)第四級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤とを含む。上記(a)ヒドロキシエチルセルロースの含有量は、0.01質量%未満では、乾燥後のハリコシおよびクシ通りの滑り感の観点から好ましくない。毛髪にハリコシを与える観点から、0.1質量%以上であるのがより好ましく、0.3質量%以上であるのがさらに好ましい。また、すすぎ時の軋みおよび乾燥後のやわらかさの観点から、1.0質量%以下であるのが好ましく、0.75質量%以下であるのがより好ましく、0.5質量%以下であるのがさらに好ましい。
以下に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでない。後述する図1〜図4では、各成分の配合量を質量%で示している。なお、図1〜図4では、配合量の単位(質量%)を省略している。
図1〜図4に記した組成となるように、実施例1〜30の毛髪化粧料を調製した。また、比較例1〜7を調製した。そして、これら実施例1〜30および比較例1〜7について、官能評価試験を行なった。図1は、実施例1ないし6および比較例1ないし4の組成と官能評価結果を示す説明図である。図2は、実施例7ないし13および比較例5の組成と官能評価結果を示す説明図である。図3は、実施例14ないし24および比較例6の組成と官能評価結果を示す説明図である。図4は、実施例25ないし30および比較例7の組成と官能評価結果を示す説明図である。なお、ヒドロキシエチルセルロースとして、HECダイセル SE550(ダイセルファインケム株式会社製)を使用した。また、各図中における精製水の「残分」とは、精製水により毛髪化粧料の全量が100%となるように調整したことを意味する。
各実施例1〜30および各比較例1〜7の試料について、「塗布時の髪へのなじみ」、「すすぎ時の軋み」、「乾燥後のハリコシ」、「乾燥後のクシ通りの滑り感」、「乾燥後のやわらかさ」、および「乾燥後のサラサラ感」を評価項目として、10名のパネラーによる官能評価を行なった。各評価項目について、8〜10名が良いと評価した場合を◎(最も評価が高い)、5〜7名が良いと評価した場合を○(2番目に評価が高い)、3〜4名が良いと評価した場合を△(3番目に評価が高い)、0〜2名が良いと評価した場合を×(最も評価が低い)とした。
ウィッグ(株式会社ビューラックス製:No.775N、以下同じ)を1%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液100gで洗髪し、水道水ですすぎ流した後にタオルドライし、ただちに試料60gをウィッグの毛髪全体へのばすように塗布し、塗布時の髪へのなじみやすさについて評価を行なった。
ウィッグを1%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液100gで洗髪し、水道水ですすぎ流した後にタオルドライし、ただちに試料60gをウィッグの毛髪全体へのばすように塗布した後、ただちに38〜42℃の湯ですすぎ、軋みの少なさについて評価を行なった。
ウィッグを1%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液100gで洗髪し、水道水ですすぎ流した後にタオルドライし、ただちに試料60gをウィッグの毛髪全体へのばすように塗布した後、ただちに38〜42℃の湯ですすぎタオルドライした。その後、25℃で24時間静置することで乾燥させた。その後、ハリコシ、クシ通りの滑り感、やわらかさ、およびサラサラ感について評価を行なった。
図1に示すように、実施例1〜6は、ヒドロキシエチルセルロース(および精製水)の含有量において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例1〜6のヒドロキシエチルセルロースの含有量は、0.01〜1.0質量%の範囲で互いに異なっている。他方、比較例1はヒドロキシエチルセルロースを欠いており、比較例2および比較例3は、ヒドロキシエチルセルロースの代わりに、その他の増粘剤として、それぞれキサンタンガムおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムを用いている。比較例4は実施例1〜6の試料に比べてヒドロキシエチルセルロースの含有量が多い。なお、比較例1〜4におけるその他の組成は、実施例1〜6と同じである。
図2に示すように、実施例7〜11は、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(および精製水)の含有量において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例7〜11のジカプリン酸ネオペンチルグリコールの含有量は、1.0〜10.0質量%の範囲で互いに異なっている。実施例12は、ジカプリン酸ネオペンチルグリコールとパルミチン酸2−エチルヘキシルとの2種類のエステル型油剤を用いている点で実施例9と異なり、その他の組成は実施例9と同じである。実施例13は、エステル型油剤としてミリスチン酸イソステアリルを用いている点で実施例9と異なり、その他の組成は実施例9と同じである。他方、比較例5は、エステル型油剤の代わりに炭化水素として流動パラフィンを用いている点で実施例7〜13と異なり、その他の組成については実施例7〜13と同じである。
図3に示すように、実施例14〜18は、ミリスチルアルコール(および精製水)の含有量において互いに異なり、セタノールを含むその他の組成は互いに同じである。実施例14〜18のミリスチルアルコールの含有量は、0.5〜9.5質量%の範囲で互いに異なっている。なお、実施例14〜18のセタノールの含有量は、いずれも0.5質量%で等しい。実施例19〜21、24は、セタノールとステアリルアルコールとベヘニルアルコールとイソステアリルアルコールとの中から2種類の高級アルコールを用いている点で実施例15と異なり、高級アルコールの含有量の合計が3.0質量%である点を含むその他の組成は実施例15と同じである。実施例22〜23は、1種類の高級アルコールを用いている点で実施例15と異なり、高級アルコールの含有量の合計が3.0質量%である点を含むその他の組成は実施例15と同じである。他方、比較例6は、高級アルコールの代わりに脂肪酸としてミリスチン酸を用いている点で実施例14〜24と異なり、その他の組成については実施例14〜24と同じである。
図4に示すように、実施例25〜29は、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(および精製水)の含有量において互いに異なり、その他の組成は互いに同じである。実施例25〜29の塩化ステアリルトリメチルアンモニウムの含有量は、0.1〜5.0質量%の範囲で互いに異なっている。実施例30は、2種類の第四級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤を用いている点で実施例27と異なり、第四級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤の含有量の合計が1.0質量%である点を含むその他の組成は実施例27と同じである。他方、比較例7は、第四級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤の代わりに、非イオン性界面活性剤としてポリオキシエチレンセチルエーテルを用いている点で実施例25〜30と異なり、その他の組成については実施例25〜30と同じである。
Claims (9)
- 毛髪に塗布して洗い流される毛髪化粧料であって、
(a)ヒドロキシエチルセルロース0.01質量%以上1.0質量%以下、(b)エステル型油剤、(c)高級アルコール、および(d)第四級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤
を含む、毛髪化粧料。 - 請求項1に記載の毛髪化粧料であって、
前記(a)の25℃における粘度が、2%水溶液において80mPa・s以上6000mPa・s以下である、
毛髪化粧料。 - 請求項1または請求項2に記載の毛髪化粧料であって、
前記(b)は、ジカプリン酸ネオペンチルグリコールとパルミチン酸2−エチルヘキシルとのうち少なくとも一方を含む、
毛髪化粧料。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の毛髪化粧料であって、
前記(c)は、炭素数14以上22以下の直鎖飽和アルコールを含む、
毛髪化粧料。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の毛髪化粧料であって、
前記(d)は、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムと塩化アルキルトリメチルアンモニウムとのうち少なくとも一方を含む、
毛髪化粧料。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の毛髪化粧料であって、
前記(b)の含有量が、1.0質量%以上10.0質量%以下である、
毛髪化粧料。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の毛髪化粧料であって、
前記(c)の含有量が、1.0質量%以上10.0質量%以下である、
毛髪化粧料。 - 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の毛髪化粧料であって、
前記(d)の含有量が、0.1質量%以上5.0質量%以下である、
毛髪化粧料。 - 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の毛髪化粧料であって、
シリコーンを実質的に含まない、
毛髪化粧料。
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